JP2003210022A - コンバインの刈取搬送装置 - Google Patents

コンバインの刈取搬送装置

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JP2003210022A
JP2003210022A JP2002008947A JP2002008947A JP2003210022A JP 2003210022 A JP2003210022 A JP 2003210022A JP 2002008947 A JP2002008947 A JP 2002008947A JP 2002008947 A JP2002008947 A JP 2002008947A JP 2003210022 A JP2003210022 A JP 2003210022A
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conveying
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JP2002008947A
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Masayuki Anami
雅之 阿波
Yoshimasa Matsuda
善正 松田
Akira Sakai
昌 酒井
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2条刈りのコンバインで3条の穀稈を円滑に掻
き込み搬送し刈り取ること。 【解決手段】2条刈りのコンバインの刈取搬送部におい
て、左・右分草杆14,14を設けて中央分草杆を廃止
し、左・右分草杆14,14の内側に所定間隔を隔てて
後傾斜状に左・右穀稈引越し装置8,8を配置し、左・
右穀稈引越し装置8,8の下方部中央には左右両側から
後側ほど幅の狭くる穀稈搬送経路が形成されるように左
・右根元搬送装置19,19を配置し、左・右根元搬送
装置19,19の後部上方から幅の狭い穀稈搬送通路と
略同幅の左・右補助搬送装置20,20を前方に向けて
延出する。中央部前側寄りの停滞しがちな穀稈を左右両
側から掻き込みながら後方に搬送し、刈取穀稈を円滑に
掻き込み搬送することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバインの刈
取搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2条刈りのコンバインにおいて、左右両
側部から左・右分草杆を、中央部から中央分草杆を、夫
れ夫れ前方へ突出するように設け、左・右分草杆の内側
には所定間隔隔てて後傾斜状に左・右穀稈引越し装置を
配置し、左・右穀稈引越し装置の下方部中央には左右両
側から後側ほど幅の狭くる穀稈搬送経路が形成されるよ
うに左・右根元搬送装置を配置した刈取穀稈搬送装置は
公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記2条刈りのコンバ
インで、少し無理をしながら3条の穀稈を刈り取ること
がある。このような場合には、中央分草杆が中央の穀稈
株に割り込むように作用し、穀稈の刈り取り作業が乱れ
穀稈の刈取搬送に乱れが生じるという不具合が生じる。
【0004】また、前記2条刈りのコンバインで、中央
分草杆を取り外した状態で同様の刈取作業をすることが
あるが、この際には、中央分草杆が中央の穀稈株に割り
込むような不具合は生じないが、左右方向中央部の刈取
穀稈が停滞しがちとなり、後方への掻き込み搬送が円滑
に行なえないという不具合が生じる。
【0005】そこで、この発明は、このような不具合を
解消しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、請求項1の発明は、コンバインの前部に設けた刈
取搬送部であって、左右両側部に前方へ突出するように
左・右分草杆14,14を設け、前記左・右分草杆1
4,14の内側に所定間隔を隔てて後傾斜状に左・右穀
稈引越し装置8,8を配置し、前記左・右穀稈引越し装
置8,8の下方部中央には左右両側から後側ほど幅の狭
くる穀稈搬送経路が形成されるように左・右根元搬送装
置19,19を配置し、前記左・右根元搬送装置19,
19の後部上方から該左・右根元搬送装置19,19の
後部に形成される幅狭の穀稈搬送通路幅と略同幅に構成
されいる左・右補助搬送装置20,20を前方に向けて
延出したことを特徴とする。
【0007】請求項1の発明では、機体を前進させる
と、左・右分草杆14,14で倒伏穀稈が掬い上げられ
引越しながら左・右穀稈引越し装置8,8の下端部に引
き継がれ、左・右穀稈引越し装置8,8の引越しラグ8
b,…により引き起こされる。次いで、引き起こされた
穀稈の根元部は左・右根元搬送装置19,19により左
右両側から中央部に集められながら後方に搬送され、ま
た、左・右根元搬送装置19,19で中央部に集められ
た穀稈の中途部は上方の左・右補助搬送装置20,20
により左右から掻き込み集められながら中央部後方の穀
稈搬送通路に送り込まれる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に加えて、下
方から上方へ動力の伝動される根元搬送伝動経路を経て
左・右根元搬送装置19,19に動力を伝達し、前記根
元搬送伝動経路から動力の伝達される補助搬送伝動装置
を経由して左・右補助搬送装置20,20に動力を伝達
することを特徴とする。
【0009】請求項2の発明では、請求項1の発明に加
えて、根元搬送伝動経路を経て左・右根元搬送装置1
9,19に動力を伝達し、更に根元搬送伝動経路を経由
した動力が補助搬送伝動装置を経由して左・右補助搬送
装置20,20に伝達される。請求項3の発明は、請求
項1の発明に加えて、左・右穀稈引越し装置8,8の中
間部には中央分草杆を設けないことを特徴とする。
【0010】請求項3の発明では、左・右分草杆14,
14が設けられていないので、中央の刈取穀稈が分草作
用により乱れるようなこともなく、左・右分草杆14,
14で倒伏穀稈が掬い上げられ引越されがら円滑に左・
右穀稈引越し装置8,8の下端部に引き継がれ、左・右
穀稈引越し装置8,8の引越しラグ8b,…により引き
起こされる。また、引き起こされた穀稈の根元部は左・
右根元搬送装置19,19により左右両側から中央部に
集められながら後方に搬送される。また、左・右根元搬
送装置19,19で中央部に集められた乱れの少ない穀
稈は上方の左・右補助搬送装置20,20により左右か
ら掻き込み集められながら中央部後方の穀稈搬送通路に
送り込まれる。
【0011】
【発明の効果】請求項1の発明は、左・右根元搬送装置
19,19の中央部上方に左・右補助搬送装置20,2
0を設けたので、中央寄りの穀稈を左右両側から掻き込
みながら後方に搬送するので、中央寄りの刈取穀稈の停
滞を防止しながら、刈取穀稈を円滑に掻き込み搬送する
ことができる。
【0012】また、請求項2の発明は、根元搬送伝動経
路を経て左・右根元搬送装置19,19に動力を伝達
し、更に、根元搬送伝動経路を経由した動力が補助搬送
伝動装置を経由して左・右補助搬送装置20,20に伝
達されるので、左・右補助搬送装置20,20への伝動
構成を簡素なものとすることができる。
【0013】また、請求項3の発明は、中央分草杆15
を設けないので、3条の穀稈を刈り取る場合にも、中央
部の刈取穀稈が分草作用により乱れるようなこともな
く、左・右根元搬送装置19,19の掻き込み作用の及
びにくい中央部前方の刈取穀稈が中央部前方に突出する
左・右補助搬送装置20,20により左右から掻き込ま
れて後方に送られ、刈取穀稈の掻き込み搬送を更に円滑
なものとすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
例の形態について説明する。図1に示すように、コンバ
インの走行車体1はクローラ走行装置2,2により走行
し、走行車体1上には、操縦席3、脱穀部4、グレンタ
ンク5、排稾処理装置6等を搭載し、脱穀部4の前方に
は後部の支点回りに上下回動して昇降する刈取搬送部7
が設けられている。
【0015】しかして、植立穀稈は刈取搬送部7の穀稈
引起し装置8により引き起こされて刈刃装置で刈り取ら
れ、刈取穀稈は穀稈搬送装置10に受け継がれて揚上搬
送され、脱穀部4のフィードチエン11に供給される。
次いで、フィードチエン11により扱室内に送り込まれ
た穀稈は扱胴(図示省略)の回転により脱穀され、受け
網を通過した穀粒・藁屑類は揺動選別棚(図示省略)に
落下供給され、揺動選別棚の篩作用により穀粒と藁屑類
に分離されながら下方の選別風路(図示省略)に移行し
風選れる。風選された穀粒は一番揚穀機(図示省略)に
よりグレンタンク5に揚穀され収納される。また、選別
風路の終端側に流れた藁屑類は脱穀部4の後部から機外
に排出され、また、フィードチエン11により後方に搬
送された脱穀済の排稾は排稾処理装置6により、例えば
細断されて機外に排出される。
【0016】次に、図2〜図5に基づき刈取搬送部7に
ついて説明する。刈取フレーム12には、左右方向に沿
わせて刈刃装置13を設け、刈取フレーム12の左右両
側から前方に突出するように左・右分草杆14,14を
設け、中央部には中央分草杆15を設け、これら分草杆
14,14,15の先端に分草ガイド体16を設けてい
る。
【0017】刈取フレーム12の左右両端部から立ち上
げた左・右引越し伝動ケース17,17に、斜後方に急
傾斜した左・右穀稈引越し装置8,8を設けている。こ
の左・右穀稈引越し装置8,8は左・右分草杆14,1
4の内側上方に所定間隔隔てて配置されていて、分草杆
の分草ガイド体16により引き起こされた穀稈が左・右
穀稈引越し装置8,8の下端部前側に案内される構成と
している。左・右穀稈引越し装置8,8は、左・右穀稈
引越しケース8a,8aと、左・右穀稈引越しケース8
a,8a内に回動するように巻き掛けられている引越し
チエン(図示省略)と、引越しチエンに起伏自在に取り
付けられている引越しラグ8b,…により構成されてい
て、左・右穀稈引越し装置8,8に内装した伝動装置か
ら引越しチエン(図示省略)に動力が伝動される構成で
ある。
【0018】刈取フレーム12の左右両側部から立ち上
げた左・右引越し伝動ケース17,17の中途部から左
右の根元搬送伝動ケース18,18を突出させて設け、
根元搬送伝動ケース18,18にはブラケットを介して
ラグ付きの搬送ベルトからなる左・右根元搬送装置1
9,19を設け、この左・右根元搬送装置19,19は
後側ほど間隔を狭くして、穀稈を左右両側から中央に集
めなが後方に搬送する構成である。
【0019】また、左・右根元搬送装置19,19の上
方には、ラグ付きの搬送ベルトからなる左・右補助搬送
装置20,20を同様にブラケットを介して根元搬送伝
動ケース18,18に取り付けている。この左・右補助
搬送装置20,20は先端側を前方へ突出して略平行の
幅の狭い穀稈搬送路が形成されるように構成されてい
て、前側中央部に集められた穀稈の上下方向中途部を左
右両側から掻き込み挟持しながら後方に搬送する構成で
ある。
【0020】また、左・右引越し伝動ケース17,17
から延出した左右の根元搬送伝動ケース18,18の先
端部には、左・右駆動軸17a,17aを上下方向に沿
わせて軸架し、この左・右駆動軸17a,17aに根元
搬送装置19,19及び左・右補助搬送装置20,20
駆動用スプロケットを取り付けてこれらを駆動する構成
である。
【0021】また、刈取フレーム12の左側中間部から
掻き込みホイール伝動ケース21を立ち上げて設け、こ
の掻き込みホイール伝動ケース21には穀稈の根元部を
掻き込む左掻き込みホイール22aを軸支して設け、伝
動ケース内の伝動装置を経て駆動する構成としている。
また、右引越し伝動ケース17にはブラケットを介して
穀稈の根元部を掻き込む右掻き込みホイール22bを軸
支して設け、この右掻き込みホイール22bを左掻き込
みホイール22aに噛み合わせて、右掻き込みホイール
22bを駆動するように構成している。
【0022】左・右掻き込みホイール22a,22b上
方には左・右掻き込みガイド板23,23を設けてい
る。この左・右掻き込みガイド板23,23は、後側部
を左・右掻き込みホイール22a,22bにおける掻き
込み爪22c,…の基部に沿うように円弧状に構成し
て、その後端部をステーを介してフレーム部に支持し、
その左・右掻き込みガイド板22a,22bの前側部を
左右方向斜前方に延出して、その前端部を左・右分草杆
14,14の前側部に取り付け、植立穀稈を左右両側か
ら中央部へ向けて順次案内するように構成している。
【0023】左・右掻き込みホイール22a,22b上
方には左・右掻き込みガイド板23,23を設けてい
る。この左・右掻き込みガイド板23,23は、後側部
を左・右掻き込みホイール22a,22bにおける掻き
込み爪22c,…の基部に沿うように円弧状に構成し
て、その後端部をステーを介してフレーム部に支持し、
その左・右掻き込みガイド板22a,22bの前側部を
左右方向斜前方に延出して左・右分草杆14,14の前
側部に取り付け、植立穀稈を左右両側から中央部へ向け
て順次案内するように構成している。
【0024】しかして、刈取搬送部7の回転各部を駆動
し機体を前進させると、左・右分草杆14,14、中央
分草杆15の分草ガイド体16の先端部で倒伏穀稈が掬
い上げられ引越されながら左・右穀稈引越し装置8,8
の下端部に案内される。次いで、穀稈は左・右穀稈引越
し装置8,8の起立した引越しラグ8b,…に引き継が
れ、引越しラグ8b,…の上方への移動により左・右穀
稈引越し装置8,8に沿って引き起こされる。次いで、
引き起こされた穀稈の根元部は左・右根元搬送装置1
9,19により左右両側から中央部に集められながら後
方に搬送され、中央部に集められた穀稈の中途部は左・
右補助搬送装置20,20により左右から掻き込まれな
がら集められ中央部後方に送り込まれる。このように中
央後部に搬送された穀稈の根元部は左右の左・右掻き込
みホイール22a,22bにより後方に穀稈搬送路に掻
き込まれる。このようにして直立状態で後方に搬送され
る穀稈は、その途中で刈刃装置13により刈り取られ、
穀稈搬送装置10の始端部に引き継がれて揚上搬送さ
れ、脱穀部4のフィードチエン11に引き継がれる。
【0025】2条刈りのコンバインでは、左・右分草杆
14,14の中央部に中央分草杆15が設けられてい
る。このような2条刈りのコンバインで、少し無理をし
ながら3条の穀稈を刈り取ることがある。このような場
合には、中央分草杆15が中央の穀稈株に割り込むよう
に作用して穀稈が乱れ、刈取搬送に乱れが生じるという
不具合が生じる。
【0026】しかし、この実施例では、前記のように、
左・右根元搬送装置19,19の中央部上方に左・右補
助搬送装置20,20を設けて中央部の穀稈を左右両側
から掻き込みながら後方に搬送するようにしたので、中
央分草杆15により乱れた穀稈を前側部で中央部に掻き
込んで集められ比較的円滑に搬送し刈り取ることができ
る。
【0027】また、中央分草杆15を廃止すると、中央
部の穀稈が分草作用により乱れるようなこともなく、3
条刈りで左・右根元搬送装置19,19の掻き込み作用
の及びにくい前側中央部の穀稈は、中央部前方に突出す
るように設けられている左・右補助搬送装置20,20
により左右から掻き込まれ集められながら後方に送ら
れ、刈取穀稈の分草搬送を更に円滑なものとすることが
できる。
【0028】また、左・右掻き込みホイール22a,2
2b上方には、図6に示すように、左・右掻き込みガイ
ド板23,23を設ける構成としてもよい。この左・右
掻き込みガイド板23,23は、後側部を左・右掻き込
みホイール22a,22bにおける掻き込み爪22c,
…の基部に沿うように円弧状に構成して、その後端部を
ステー24,24を介してフレーム部に支持し、その左
・右前側部を左右斜前方に延出して左・右分草杆14,
14の前側部に接続し、植立穀稈を左右両側から中央部
へ順次案内するように構成する。
【0029】そして、左・右掻き込みガイド板23,2
3の後端部をステー24,24を介してフレーム部に支
持するにあたり、左・右掻き込みガイド板23,23と
ステー24,24との接続部で構成される角部25に、
左・右掻き込みガイド板23,23の掻き込み爪部23
a先端が平面視で入り込まないように構成する。
【0030】左・右掻き込みホイール22a,22bの
掻き込み爪22c,…に雑草等がきつく巻き付くと、左
・右掻き込みホイール22a,22bが上側に引っ張ら
れて変形することがある。そのような変形の際に、掻き
込み爪22cの先端が角部25に入り込みロックされる
ようなこともなく、円滑に穀稈の掻き込み回転をするこ
とができる。
【0031】なお、左・右掻き込みガイド板23,23
とステー24,24との接続部が角部Aのように、左・
右掻き込みガイド板23,23の掻き込み爪部23a先
端が平面視で入り込む構成であると、掻き込み爪22
c,…に雑草等がきつく巻き付き上側に引っ張られて変
形すると、掻き込み爪22cの先端部が前記角部Aに入
り込みロックされて回転できないという不具合が発生す
ることがある。しかし、前記のように角部25を構成す
ることにより、このような不具合も回避できる。
【0032】次に、図7に基づきコンバインの伝動構成
について説明する。エンジン26の回転動力は、第1伝
動経路27を経てHST(油圧無段変速装置)28及び
走行ミッションケース29内の変速伝動装置を経てクロ
ーラを駆動する走行伝動軸30に伝達される。また、ミ
ッションケース29の変速伝動装置を経た動力は、刈取
出力軸31、刈取伝動経路32を経て刈取搬送部7の刈
取入力軸33に伝達される。
【0033】刈取搬送入力軸33に伝達された動力は、
搬送伝動経路34をへて穀稈搬送装置10に伝達され、
刈取搬送入力軸33から刈取伝動経路35、刈刃駆動軸
36を経て刈刃装置13に伝動される。また、刈取伝動
経路35から中間伝動経路37を経て掻き込み搬送伝動
軸38に伝達され、掻き込み搬送伝動軸38の左右端部
から左右の掻き込み搬送伝動経路39,39を経て左・
右根元搬送装置19,19及び左・右補助搬送装置2
0,20に伝達され、また、掻き込み搬送伝動軸38の
左側中途部から掻き込みホイール伝動経路40を経て左
掻き込みホイール22aに伝達され、左掻き込みホイー
ル22aを介して右掻き込みホイール22bが駆動され
る構成である。
【0034】また、エンジン26の動力は、脱穀伝動経
路41を経て脱穀入力軸42に伝達され、脱穀入力軸4
2から第2脱穀伝動経路43を経て脱穀部4の処理胴4
4及び扱胴45に伝達され、扱胴45から排稾伝動経路
46を経て排稾チエン47に伝達される。また、脱穀入
力軸42から第3脱穀伝動経路48を経て、脱穀部4の
揺動選別棚、揚穀装置、唐箕等の駆動軸に動力が伝達さ
れる。
【0035】次に、図8に基づき刈刃装置13の支持構
成について説明する。刈取フレーム12には刈刃ブラケ
ット49を介して左右方向に沿うように固定刈刃50を
取り付け、刈刃ブラケット49に取り付けた刃押えプレ
ート51,51により可動刈刃52を固定刈刃50に対
して左右往復移動自在に支持している。可動刈刃52に
は駆動凹部53の設けられている駆動体54を取り付
け、刈取駆動軸55により回転する刈刃駆動プーリ56
の駆動ピン57を駆動体54の駆動凹部53に係合し、
可動刈刃52を左右に往復動するように構成している。
【0036】そして、左右の刃押えプレート51,51
間には可動刈刃52側の駆動体54を押圧する押えプレ
ート58を配置し、刃押えプレート51,51及び押え
プレート58をボルト・ナットにより刈刃ブラケット4
9に共締めして固着している。
【0037】押えプレート58を設けない構成である
と、可動刈刃52側の駆動凹部53に砂や泥が入り込む
と、刈刃駆動プーリ56側の駆動ピン57と駆動凹部5
3との間に砂等が噛み込み、刈刃駆動プーリ56の回転
により駆動凹部53が持ち上げられて、刈刃駆動プーリ
56と駆動凹部53が接触しロックするという不具合が
発生する。
【0038】しかし、前記のように、可動刈刃52側の
駆動体54を押圧する押えプレート58と刈刃押えプレ
ート51,51を刈取フレーム12側の刈刃ブラケット
49に対してボルト・ナットにより共締めすることによ
り、可動刈刃52の浮き上がりを防止し前記不具合を解
消すると共に、可動刈刃52の支持を強固なものとし切
断性能を向上させることができる。
【0039】また、図9に示すように、可動刈刃52側
の駆動体54の駆動凹部53における上端部に、後上り
傾斜の上カバー59を設け、駆動凹部53の下端部に後
下がりに傾斜した下カバー60を設ける構成としてもよ
い。このように駆動体54の駆動凹部53の上下端部に
上カバー59及び下カバー60を設けることにより、駆
動凹部53内への土砂の侵入を防止すると共に、仮に侵
入した土砂も駆動凹部53を駆動ピン57の上下動によ
り、上・下カバー59,60の傾斜面から円滑に排出さ
れ耐久性の向上を図ることができる。
【0040】また、図10に示すように、押えプレート
58の上面に、正面視で可動刈刃52の駆動体54の左
右方向作動範囲を被覆するようにL型のカバー61を設
け、注油ノズル(図示省略)に連通している注油パイプ
62の注油口63をカバー61内に設けるように構成し
てもよい。このように構成することにより、可動刈刃5
2側の駆動体54の駆動凹部53への土砂や藁屑類の侵
入を防止し、駆動凹部53に確実に注油でき、藁屑類に
油がかかるようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の側面図
【図2】要部の平面図
【図3】要部の側面図
【図4】要部の側面図
【図5】一部省略した要部の切断平面図
【図6】要部の平面図、正面図
【図7】伝動経路図
【図8】要部の斜視図、切断側面図
【図9】要部の斜視図、側面図
【図10】要部の斜視図、切断側面図
【符号の説明】
1 走行車体 2 クローラ走行装置 3 操縦席 4 脱穀部 5 グレンタンク 6 排稾処理装置 8 左・右穀稈引越し装置 14 左・右分草杆 19 左・右根元搬送装置 20 左・右補助搬送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B081 AA01 BB11 BB16 CC01 DA03 EE03 EE13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンバインの前部に設けた刈取搬送部
    であって、左右両側部に前方へ突出するように左・右分
    草杆14,14を設け、前記左・右分草杆14,14の
    内側に所定間隔を隔てて後傾斜状に左・右穀稈引越し装
    置8,8を配置し、前記左・右穀稈引越し装置8,8の
    下方部中央には左右両側から後側ほど幅の狭くる穀稈搬
    送経路が形成されるように左・右根元搬送装置19,1
    9を配置し、前記左・右根元搬送装置19,19の後部
    上方から該左・右根元搬送装置19,19の後部に形成
    される幅狭の穀稈搬送通路幅と略同幅に構成されいる左
    ・右補助搬送装置20,20を前方に向けて延出したこ
    とを特徴とするコンバインの刈取搬送装置。
  2. 【請求項2】 下方から上方へ動力の伝動される根元
    搬送伝動経路を経て左・右根元搬送装置19,19に動
    力を伝達し、前記根元搬送伝動経路から動力の伝達され
    る補助搬送伝動装置を経由して左・右補助搬送装置2
    0,20に動力を伝達することを特徴とする請求項1記
    載のコンバインの刈取搬送装置。
  3. 【請求項3】 左・右穀稈引越し装置8,8の中間部
    には中央分草杆を設けないことを特徴とする請求項1記
    載のコンバインの刈取搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009142214A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Iseki & Co Ltd コンバインの刈取装置
JP2022007155A (ja) * 2020-06-25 2022-01-13 株式会社クボタ コンバイン

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