JP2003206388A - 熱可塑性エラストマー組成物、その成形体及び複合成形体 - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物、その成形体及び複合成形体

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JP2003206388A
JP2003206388A JP2002356587A JP2002356587A JP2003206388A JP 2003206388 A JP2003206388 A JP 2003206388A JP 2002356587 A JP2002356587 A JP 2002356587A JP 2002356587 A JP2002356587 A JP 2002356587A JP 2003206388 A JP2003206388 A JP 2003206388A
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道久 田坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟性、(短期および長期の)圧縮永久歪
み、耐油性に優れ、かつ軟化剤のブリードアウトを抑え
た熱可塑性エラストマー組成物、その成形体及び複合成
形体の提供。 【解決手段】 (a)芳香族ビニル化合物を主体とする
少なくとも2個の重合体ブロックAと、共役ジエン化合
物を主体とする重合体ブロックBとからなるブロック共
重合体を水素添加して得られる水添ブロック共重合体及
び/又は共役ジエン化合物ブロック共重合体の水素添加
物100重量部、(b)非芳香族系ゴム用軟化剤30〜
150重量部、(c)軟化点が80〜170℃、および
溶融粘度が10ポイズになる温度が120〜250℃で
ある石油系炭化水素樹脂3〜100重量部を含有する熱
可塑性エラストマー組成物、その成形体及び複合成形
体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性エラスト
マー組成物、その成形体及び複合成形体に関し、特に、
柔軟性、(短期および長期の)圧縮永久歪み、成形加工
性に優れ、かつ軟化剤のブリードアウトを抑えた熱可塑
性エラストマー組成物、その成形体及び複合成形体に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴム弾性を有する軟質材料であっ
て、加硫工程を必要とせず、熱可塑性樹脂と同様な成形
加工性及びリサイクルが可能な熱可塑性エラストマー
が、自動車部品、家電部品、電線被覆、医療用部品、履
物、雑貨等の分野で多用されている。
【0003】熱可塑性エラストマーの中でも、芳香族ビ
ニル化合物−共役ジエン化合物のブロック共重合体であ
るスチレン−ブタジエンブロック共重合体(SBS)や
スチレン−イソプレンブロック共重合体(SIS)など
のポリスチレン系熱可塑性エラストマーは、柔軟性に富
み、常温で良好なゴム弾性を有し、かつ、これらより得
られる熱可塑性エラストマー組成物は加工性に優れてお
り、加硫ゴムの代替品として広く使用されている。
【0004】また、これらのエラストマー中のスチレン
と共役ジエンのブロック共重合体の分子内二重結合を水
素添加したエラストマー組成物は、耐熱老化性(熱安定
性)および耐候性を向上させたエラストマーとして、さ
らに広く多用されている。
【0005】しかしながら、これらの水素添加ブロック
共重合体を用いた熱可塑性エラストマー組成物は、未だ
ゴム的特性、例えば、耐油性、加熱加圧変形率(圧縮永
久歪み)や高温時のゴム弾性に問題があり、この点を改
良するものとして、上記ブロック共重合体の水素添加誘
導体を含む組成物を架橋させて得られる架橋体が提案さ
れている(例えば、特許文献1〜5参照。)。
【0006】しかしながら、特許文献1〜5に開示され
ている水添ブロック共重合体の架橋組成物は、高温時、
特に100℃における圧縮永久歪みが未だに不十分であ
り、機械強度が低下し易いという問題があり、従来加硫
ゴム用途で要求されている性能レベルに到達していない
のが現状である。また押出成形では高温時の溶融張力が
低いために形状保持性が悪化し、射出成形では成形サイ
クルが長くなるなど、成形加工面の問題点も多い。
【0007】また、特許文献1〜5に開示されている組
成物はいずれも、ショアA硬さで40以上であり、軟化
剤の添加量を増量することによって軟化させているが、
かかる場合には、成形品表面にベタツキが発生したり、
加熱応力下において軟化剤のブリードアウトを生じ、実
用上好ましくないという問題点を含んでいるのが現状で
ある。
【0008】
【特許文献1】特開昭59−6236号公報
【特許文献2】特開昭63−57662号公報
【特許文献3】特公平3−49927号公報
【特許文献4】特公平3−11291号公報
【特許文献5】特公平6−13628号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、柔軟性、(短期および長期の)圧縮永久歪み、
耐油性に優れ、かつ軟化剤のブリードアウトを抑えた熱
可塑性エラストマー組成物を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の水素添加
スチレン系エラストマーを、低融点かつ低溶融粘度の熱
可塑性樹脂と溶融混練することにより、柔軟性、圧縮永
久歪み、成形加工性に優れ、軟化剤のブリードアウトを
抑えた熱可塑性エラストマー組成物が得られることを見
出し、本発明を完成した。
【0011】すなわち、本発明の第1の発明は、(a)
芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロックAの少
なくとも2個と、共役ジエン化合物を主体とする重合体
ブロックBの少なくとも1個とからなるブロック共重合
体を水素添加して得られる水添ブロック共重合体(a−
1)及び/又は共役ジエン化合物ブロック共重合体の水
素添加物(a−2)100重量部、(b)非芳香族系ゴ
ム用軟化剤30〜150重量部、及び(c)軟化点が8
0〜170℃、および溶融粘度が10ポイズになる温度
が120〜250℃である石油系炭化水素樹脂3〜10
0重量部を含有することを特徴とする熱可塑性エラスト
マー組成物である。
【0012】また、本発明の第2の発明は、(d)パー
オキサイド分解型ポリオレフィン樹脂0.1〜25重量
部を更に含有することを特徴とする第1の発明に記載の
熱可塑性エラストマー組成物である。
【0013】また、本発明の第3の発明は、第1又は2
の発明に記載の熱可塑性エラストマー組成物からなるこ
とを特徴とする成形体である。
【0014】また、本発明の第4の発明は、第3の発明
に記載の成形体からなることを特徴とする医療用弾性部
材、食品用弾性部材またはインクジェット記録装置用弾
性部材である。
【0015】また、本発明の第5の発明は、第3の発明
に記載の成形体とポリプロピレン系樹脂からなる成形体
とを熱融着してなることを特徴とする熱融着複合成形体
である。
【0016】また、本発明の第6の発明は、第5の発明
に記載の熱融着複合成形体からなることを特徴とする医
療用弾性部材、食品用弾性部材またはインクジェット記
録装置用弾性部材である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の熱可塑性エラストマー組
成物の構成成分、製造方法、用途等について以下に詳細
に説明する。
【0018】1.熱可塑性エラストマー組成物の構成成
分 (1)芳香族ビニル化合物を主体とする少なくとも2個
の重合体ブロックAと、共役ジエン化合物を主体とする
少なくとも1個の重合体ブロックBとからなるブロック
共重合体を水素添加して得られる水添ブロック共重合体
(a−1)及び/又は共役ジエン化合物ブロック共重合
体の水素添加物(a−2) 本発明の熱可塑性エラストマー組成物における芳香族ビ
ニル化合物を主体とする少なくとも2個の重合体ブロッ
クAと、共役ジエン化合物を主体とする少なくとも1個
の重合体ブロックBとからなるブロック共重合体を水素
添加して得られる水添ブロック共重合体成分(a−1)
は、芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロックA
の少なくとも2個と、共役ジエン化合物を主体とする重
合体ブロックBの少なくとも1個とからなるブロック共
重合体を水素添加して得られる重合体である。例えば、
A−B−A、B−A−B−A、A−B−A−B−A等の
構造を有する芳香族ビニル化合物−共役ジエン化合物の
ブロック共重合体を水素添加して得られるものである。
【0019】芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブ
ロックAは、芳香族ビニル化合物のみからなる重合体
か、芳香族ビニル化合物と50重量%未満の共役ジエン
化合物との共重合体であってもよい。また、共役ジエン
化合物を主体とする重合体ブロックBは、共役ジエン化
合物のみからなる重合体か、共役ジエン化合物と50重
量%未満の芳香族ビニル化合物の共重合体であってもよ
い。
【0020】芳香族ビニル化合物を主体とする少なくと
も2個の重合体ブロックAと、共役ジエン化合物を主体
とする少なくとも1個の重合体ブロックBとからなるブ
ロック共重合体を水素添加して得られる水添ブロック重
合体成分(a−1)は、共役ジエン化合物を主体とする
重合体ブロックBにおいて、その水素添加率は任意であ
るが、好ましくは50%以上、より好ましくは55%以
上、更に好ましくは60%以上である。また、そのミク
ロ構造は、任意であり、例えば、ブロックBがブタジエ
ン単独で構成される場合、ポリブタジエンブロックにお
いては、1,2−ミクロ構造が好ましくは20〜50重
量%、特に好ましくは25〜45重量%である。また、
1,2−結合を選択的に水素添加した物であっても良
い。ブロックBがイソプレンとブタジエンの混合物から
構成される場合、1,2−ミクロ構造が好ましくは50
%未満、より好ましくは25%未満、より更に好ましく
は15%未満である。
【0021】ブロックBがイソプレン単独で構成される
場合、ポリイソプレンブロックにおいてはイソプレンの
好ましくは70〜100重量%が1,4−ミクロ構造を
有し、かつイソプレンに由来する脂肪族二重結合の好ま
しくは少なくとも90%が水素添加されたものが好まし
い。
【0022】用途により水素添加したブロック共重合体
を使用する場合には、好ましくは上記水添物を用途に合
わせて適宜使用することが出来る。
【0023】また、重合体ブロックAは、(a−1)成
分全体の5〜70重量%の割合で存在するのが好まし
い。さらに、(a−1)成分全体の重量平均分子量は、
50,000〜550,000であるものが好ましい。
【0024】水添ブロック重合体成分(a−1)の具体
例としては、スチレン−エチレン・ブタジエン−スチレ
ン共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン・プロピ
レン−スチレン共重合体(SEPS)、スチレン−エチ
レン・エチレン・プロピレン−スチレン共重合体(SE
EPS)、スチレン−ブタジエン・ブチレン−スチレン
共重合体(部分水添スチレン−ブタジエン−スチレン共
重合体、SBBS)等を挙げることができる。
【0025】これらの芳香族ビニル化合物を主体とする
少なくとも2個の重合体ブロックAと、共役ジエン化合
物を主体とする少なくとも1個の重合体ブロックBとか
らなるブロック共重合体を水素添加して得られるブロッ
ク共重合体の製造方法としては数多くの方法が提案され
ているが、代表的な方法としては、例えば特公昭40−
23798号公報に記載された方法により、リチウム触
媒又はチーグラー型触媒を用い、不活性媒体中でブロッ
ク重合させて得ることができる。こうしたブロック共重
合体の水素添加処理は、公知の方法により、不活性溶媒
中で水素添加触媒の存在下に行うことができる。
【0026】本発明で用いる共役ジエン化合物ブロック
共重合体の水素添加物(a−2)としては、例えば、ブ
タジエンのブロック共重合体を水素添加して得られる結
晶性エチレンブロックと非晶性エチレン−ブテンブロッ
クを有するブロック共重合体(CEBC)等が挙げられ
る。本発明においては、共役ジエン化合物ブロック共重
合体の水素添加物物は、単独で用いてもよく、2種以上
を混合して用いてもよい。
【0027】(2)非芳香族系ゴム用軟化剤成分(b) 本発明の熱可塑性エラストマー組成物における非芳香族
系ゴム用軟化剤成分(b)としては、非芳香族系の鉱物
油または液状もしくは低分子量の合成軟化剤を挙げるこ
とができる。ゴム用として用いられる鉱物油軟化剤は、
芳香族環、ナフテン環およびパラフィン鎖の三者の組み
合わさった混合物であって、パラフィン鎖炭素数が全炭
素数の50%以上を占めるものはパラフィン系、ナフテ
ン環炭素数が30〜40%のものはナフテン系、芳香族
炭素数が30%以上のものは芳香族系と呼ばれて区別さ
れている。
【0028】本発明の成分(b)として用いられる鉱物
油系ゴム用軟化剤としては、パラフィン系およびナフテ
ン系のものがあるが、芳香族系の軟化剤は、その使用に
より成分(a)が可溶となり、得られる組成物の物性の
向上が図れないので好ましくない。本発明の成分(b)
としては、パラフィン系のものが好ましく、更にパラフ
ィン系の中でも芳香族環成分の少ないものが特に適して
いる。また、液状もしくは低分子量の合成軟化剤として
は、ポリブテン、水素添加ポリブテン、低分子量ポリイ
ソブチレン等が挙げられる。これらの中では、ポリブテ
ンまたは水素添加ポリブテンが好ましい。
【0029】これらの非芳香族系ゴム用軟化剤の性状
は、37.8℃における動的粘度が20〜50000c
St、100℃における動的粘度が5〜1500cS
t、流動点が−10〜−15℃、引火点(COC)が1
70〜300℃を示すのが好ましい。さらに、重量平均
分子量が100〜2,000のものが好ましい。
【0030】成分(b)の配合量は、成分(a)として
成分(a−1)を用いる場合は、成分(a−1)100
重量部に対して、30〜150重量部であり、好ましく
は50〜120重量部である。配合量が30重量部未満
では、得られる熱可塑性エラストマー組成物の成形性が
悪くなると共に、硬度が高くなり過ぎ柔軟性が失われて
ゴム的感触の製品が得られない。150重量部を超える
と、得られる熱可塑性エラストマー組成物から軟化剤が
ブリードアウトしやすく、剥離や変形及びフローマーク
が成形品に生じ易くなる。
【0031】成分(a)として成分(a−2)を用いる
場合は、成分(a−2)100重量部に対して、30〜
170重量部であり、好ましくは50〜160重量部で
ある。配合量が30重量部未満では、得られる熱可塑性
エラストマー組成物の成形性が悪くなると共に、硬度が
高くなり過ぎ柔軟性が失われてゴム的感触の製品が得ら
れない。170重量部を超えると、得られる熱可塑性エ
ラストマー組成物から軟化剤がブリードアウトしやす
く、剥離や変形及びフローマークが成形品に生じ易くな
る。
【0032】(3)石油系炭化水素樹脂成分(c) 本発明の熱可塑性エラストマー組成物における石油系炭
化水素樹脂成分(c)は、得られる熱可塑性エラストマ
ー組成物のゴム分散を良好にし、かつ成形品の外観を良
好にすると共に、硬度及び収縮率の調整に効果を有する
ものである。石油系炭化水素樹脂は、石油類のスチーム
クラッキングで副生するC留分を主に原料とする脂肪
族系石油樹脂、C留分を主に原料とする芳香族系石油
樹脂、両者を共重合するC共重合樹脂等がある
が、下記に述べる範囲の軟化点及び溶融粘度を有する石
油系炭化水素樹脂であれば、特に限定されないが、芳香
族類を含有する共重合体系樹脂であることが好ましい。
【0033】成分(c)の軟化点は、80〜170℃で
あり、好ましくは110〜160℃の範囲のものであ
る。軟化点が上記の範囲外では、得られるエラストマー
組成物の柔軟性と圧縮永久歪みと成形加工性のバランス
が悪化する。また、成分(c)の溶融粘度が10ポイズ
になる温度は、120〜250℃であり、好ましくは1
50〜240℃である。溶融粘度が10ポイズになる温
度が120℃未満では、得られるエラストマー組成物の
ゴム弾性が悪化し、250℃を超えると、得られるエラ
ストマー組成物の成形性が低下する。
【0034】成分(c)の好ましい例の市販品として
は、芳香族系樹脂が挙げられ、特に芳香族モノマーとの
共重合体であるEndex155(Eastman C
hemical社製)やα−メチルスチレンとスチレン
の共重合体であるKristalex5140(Eas
tman Chemical社製)が挙げられる。
【0035】成分(c)の配合量は、成分(a)100
重量部に対して、3〜100重量部であり、好ましくは
10〜50重量部である。配合量が3重量部未満では、
得られるエラストマー組成物の成形性が悪化し、剥離や
変形及びフローマークが成形品に生じ易くなる。100
重量部を超えると、得られるエラストマー組成物の成形
性が悪くなると共に、エラストマー組成物の硬度が高く
なり過ぎ柔軟性が失われてゴム的感触の製品が得られな
い。
【0036】(4)パーオキサイド分解型ポリオレフィ
ン樹脂成分(d) 本発明の熱可塑性エラストマー組成物においては、必要
に応じて、パーオキサイド分解型ポリオレフィン樹脂成
分(d)を配合することができる。成分(d)は、得ら
れる熱可塑性エラストマー組成物からなる成形体のパー
オキサイド分解型ポリオレフィン樹脂から成る成形体と
の熱融着性を著しく向上させることが出来る。
【0037】該成分は、パーオキシドの存在下に加熱処
理することによって熱分解して分子量を減じ、溶融時の
流動性が増大するオレフィン系の重合体又は共重合体で
あり、例えば、アイソタクチックポリプロピレンやプロ
ピレンと他のα−オレフィン、例えば、エチレン、1−
ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1
−オクテンなどとの共重合体を挙げることができる。
【0038】上記オレフィン系共重合体のホモ部分のD
SC測定による融点は、好ましくは、Tmが150〜1
67℃、△Hmが25〜83mJ/mgの範囲のもので
ある。結晶化度はDSC測定のTm、△Hmから推定す
ることができる。Tm、△Hmが上記の範囲外では、得
られるエラストマー組成物の耐油性や100℃以上にお
けるゴム弾性が改良されない。
【0039】また、成分(d)のメルトフローレート
(MFR、ASTM D−1238、L条件、230
℃)は、好ましくは0.1〜200g/10分、更に好
ましくは0.5〜100g/10分である。MFRが
0.1g/10分未満では、得られるエラストマー組成
物の成形性が悪化し、200g/10分を超えると、得
られるエラストマー組成物のゴム弾性が悪化する。
【0040】成分(d)の配合量は、配合する場合は、
成分(a)100重量部に対して、0.1〜25重量部
が好ましく、より好ましくは1〜20重量部である。2
5重量部を超えると、得られたエラストマー組成物の柔
軟性が悪化し、ゴム弾性が低下する。
【0041】(5)その他の成分(e) なお、本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、上記の
成分の他に、さらに必要に応じて、各種のブロッキング
防止剤、シール性改良剤、熱安定剤、酸化防止剤、光安
定剤、紫外線吸収剤、滑剤、結晶核剤、着色剤等を含有
することも可能である。ここで、酸化防止剤としては、
例えば、2,6−ジ−tert−p−ブチル−p−クレ
ゾール、2,6−ジ−tert−ブチルフェノール、
2,4−ジメチル−6−tert−ブチルフェノール、
4,4−ジヒドロキシジフェニル、トリス(2−メチル
−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブ
タン等のフェノール系酸化防止剤、ホスファイト系酸化
防止剤、チオエーテル系酸化防止剤等が挙げられる。こ
のうちフェノール系酸化防止剤、ホスファイト系酸化防
止剤が特に好ましい。酸化防止剤は、上記の成分(a)
〜(d)の合計100重量部に対して、0〜3.0重量
部が好ましく、特に好ましくは0.1〜1.0重量部で
ある。
【0042】2.熱可塑性エラストマー組成物の製造 本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、上記成分
(a)〜(c)、又は必要に応じて成分(d)〜(e)
を加えて、各成分を同時にあるいは任意の順に加えて溶
融混練することにより製造することができる。
【0043】溶融混練の方法は、特に制限はなく、通常
公知の方法を使用し得る。例えば、単軸押出機、二軸押
出機、ロール、バンバリーミキサー又は各種のニーダー
等を使用し得る。例えば、適度なL/Dの二軸押出機、
バンバリーミキサー、加圧ニーダー等を用いることによ
り、上記操作を連続して行うこともできる。ここで、溶
融混練の温度は、好ましくは160〜220℃である。
【0044】3.熱可塑性エラストマー組成物の用途 本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、適度な柔軟性
を有し、永久圧縮歪み、特に70℃以下の圧縮歪みに優
れ、しかも得られた製品を過度な応力変形や負荷がかか
る状態で使用しても、軟化剤のブリードアウトが少ない
ため、環境を汚染しないという特徴がある。したがっ
て、本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、成形加工
により、医療用シール部材、食品用シール部材、電機部
品材料、ボトルキャップパッキン、自動車用シール部
材、ポリオレフィンまたは硬質熱可塑性エラストマーと
の多色成形シール部材等に用いることができ、特に、イ
ンクジェット記録装置等におけるインク漏れシール部材
等に極めて有用に用いることができる。
【0045】さらに、本発明の熱可塑性エラストマー組
成物は、ポリオレフィン樹脂、特にポリプロピレン系樹
脂との熱融着性に優れるため、該熱可塑性エラストマー
組成物からの成形体とポリプロピレン系樹脂からの成形
体とを熱融着することにより容易に複合熱融着成形体を
成形することができる。
【0046】複合熱融着成形体の具体的な製品として
は、例えば、医療用シール部材、食品用シール部材、電
機部品材料、ボトルキャップパッキン、自動車用シール
部材、多色成形シール部材の複合成形体が挙げられ、特
に、インクジェット記録装置等におけるインク漏れシー
ル部材等に極めて有用に用いることができる。
【0047】
【実施例】本発明を以下の実施例、比較例によって具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定され
るものではない。なお、物性の測定は以下の方法を用い
て行った。 (1)比重:JIS K 7112に準拠し、試験片は
1mm厚プレスシートを用いて測定を行なった。 (2)硬度:JIS K 7215に準拠し、試験片は
6.3mm厚プレスシートを用い、デュロメータ硬さ・
タイプAにて測定した。 (3)引張強さ:JIS K 6301に準拠し、試験
片は1mm厚プレスシートを、3号ダンベル型に打抜い
て使用した。引張速度は500mm/分とした。 (4)100%伸び応力:JIS K 6301に準拠
し、試験片は1mm厚プレスシートを、3号ダンベル型
に打抜いて使用した。引張速度は500mm/分とし
た。 (5)破断伸び:JIS K 6301に準拠し、試験
片は1mm厚プレスシートを、3号ダンベル型に打抜い
て使用した。引張速度は500mm/分とした。 (6)圧縮永久歪み:JIS K 6262に準拠し、
試験片は6.3mm厚さプレスシートを使用した。25
%変形の条件にて、70℃×22時間で測定した。 (7)耐ブリード性:成形品を70℃×168時間の環
境下で25%圧縮した後の成形品について、低分子量物
のブリード及びブルーミングの有無を目視により観察
し、次の基準で評価した。 ◎:良い ○:やや悪い ×:悪い (8)耐タック性:試験片は上記1mm厚プレスシート
を使用し、2枚重ね合わせ、500g/cm荷重で2
4時間放置した後、プレスシートのはがれ具合を目視に
より観察し、次の基準で評価した。 ◎:良い ○:やや悪い ×:悪い (9)射出成形性:130mm×130mm×2mmの
シートを射出成形し、その外観を目視により観察し、フ
ローマーク、ヒケ発生の有無を次の基準で評価した。 ◎:良い ○:やや悪い ×:悪い
【0048】(10)熱融着性:図1〜3に示す試験片
1を用い、180度剥離強度試験により剥離強度で表し
た。図1〜3において、長さ150mm、巾25mm、
厚さ4mmのポリプロピレン製樹脂板3を下記の射出条
件で射出成形にて作成した。樹脂板作成に使用した樹脂
は次のとおりである。 ポリプロピレン樹脂:PP−BC8(日本ポリケム株式
会社製)、結晶化度;Tm166℃、△Hm;82mJ
/mg、MFR;1.8g/10分 (樹脂板の射出条件は、使用した樹脂メーカーの推奨射
出条件に準拠した。) 射出成形機:日精樹脂工業社製 FS−120 成形温度:180〜220℃ 金型温度:40℃ 射出速度:55mm/秒 射出圧力:1400kg/cm 保圧圧力:400kg/cm 射出時間:6秒 冷却時間:45秒
【0049】上記で得られたポリプロピレン製樹脂板3
の一部に紙4を両面テープで貼り付け、金型内にインサ
ートした後、熱可塑性樹脂組成物を下記条件で射出し
て、ポリプロピレン製樹脂板3と熱可塑性樹脂組成物板
2がAの箇所で熱接着した試験片を作成した。
【0050】 射出成形機:日精樹脂工業社製FS−120 成形温度:180〜220℃ 金型温度:40℃ 射出速度:55mm/秒 射出圧力:1400kg/cm 保圧圧力:0kg/cm 射出時間:6秒 冷却時間:45秒
【0051】次に、得られた試験片について、図3のよ
うに熱可塑性エラストマー組成物板2を折り曲げて2及
び3の両端をそれぞれ矢印の方向に引張ることにより、
180度剥離強さを、下記の基準で判断した。 ◎:材料破壊 Δ:界面破壊 ×:測定開始後直ぐに剥離
【0052】実施例及び比較例において用いた各成分は
下記の通りである。 (1)水添ブロック共重合体成分(a−1;SEP
S):セプトン4077(商標;クラレ株式会社製)、
スチレン含有量30重量%、数平均分子量260,00
0、重量平均分子量320,000、分子量分布1.2
3、水素添加率90%以上 (2)共役ジエン化合物ブロック共重合体の水素添加物
(a−2;CEBC):ダイナロン6100P(商標;
ジェイエスアール株式会社製) (3)パラフィンオイル成分(b):PW90(商標;
出光石油化学株式会社製)、数平均分子量980 (4)石油系炭化水素樹脂成分(c):Endex15
5(商標;Eastman chemical社製)、
軟化点;151〜155℃、比重;1.05、235℃
の溶融粘度;10ポイズ (5)パーオキサイド分解型オレフィン系樹脂成分
(d):PP−BC8(ポリプロピレン(PP);日本
ポリケム株式会社製)、結晶化度;Tm166℃、△H
m;82mJ/mg、MFR;1.8g/10分
【0053】実施例1〜2及び比較例1〜8 表1〜表2に示す量の各成分を用い、L/Dが47の二
軸押出機に投入して、混練温度180℃、スクリュー回
転数350rpmで溶融混練をして、ペレット化した。
次に、得られたペレットを射出成形して試験片を作成
し、夫々の試験に供した。評価結果を表1〜表2に示
す。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】表1及び表2より明らかなように、実施例
1〜2は、本発明の熱可塑性エラストマー組成物であ
る。いずれの熱可塑性エラストマー組成物も良好な性状
を示した。実施例1においては、医療用部材で要求され
る再シール性と安全性(食品衛生法・食品、添加物等の
規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)及びポリ
スチレンを主成分とする合成樹脂製の器具又は容器包装
(昭和57年厚生省告示第20号)に基づく)に特に優
れる。また、実施例1にPPを成分(a−1)SEPS
100重量部に対し、5重量部添加すると得られる本発
明の熱可塑性エラストマー組成物は、PP成形体と良好
な熱融着性を示した。
【0057】成分(a−1)の代わりに、成分(a−
2)共役ジエン化合物の水添物として、ブタジエンのブ
ロック共重合体を水素添加して得られる結晶性エチレン
ブロックと非晶性エチレン−ブテンブロックを有するブ
ロック共重合体(CEBC)であるダイナロン6100
P(ジェイエスアール株式会社製)を用いても同様に良
好な結果が得られた。また、実施例2はPPを添加して
いるため、得られる本発明の熱可塑性エラストマー組成
物は、PP成形体と良好な熱融着性を示した。
【0058】一方、比較例1〜2及び5〜6は、成分
(b)の配合量を本発明の範囲外にしたものである。成
分(b)が少ないと、熱可塑性エラストマー組成物の硬
度が高くなり過ぎて柔軟性が失われゴム的感触の製品が
得られなく射出成形性が損なわれ、成分(b)が多い
と、ブリードが顕著になるばかりか、タック性と射出成
形性も悪化し、また、医療用部材の安全性に劣ってい
る。比較例3〜4及び7〜8は、成分(c)の配合量を
本発明の範囲外にしたものである。成分(c)が少ない
と、熱可塑性エラストマー組成物の射出成形性が悪化
し、成分(c)が多いと、柔軟性が失われゴム弾性が低
下するばかりか、射出成形性も悪化し、また、医療用部
材の安全性に劣っている。
【0059】
【発明の効果】本発明の熱可塑性エラストマー組成物
は、軟化剤のブリードアウトが抑制され、柔軟性、圧縮
永久歪みに優れ、本発明の熱可塑性エラストマー組成物
からの成形品は、周囲の環境汚染を引き起こさなく、特
にインクジェット記録装置の弾性部材等に用いると、イ
ンクを劣化させることが無く、また、ボトルキャップパ
ッキン等に用いると、ボトルの内容物を劣化させること
が無く、さらに、医療用シール部材、食品用シール部
材、電機部品材料などに代表される、ポリオレフィンま
たは硬質熱可塑性エラストマーとの多色成形シール部材
等の複合成形体に用いるとブリードが発生しない優れた
部品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】剥離強度を測定するための試験片の正面図であ
る。
【図2】剥離強度を測定するための試験片の断面図であ
る。
【図3】剥離強度を測定するための測定方法を説明する
図である。
【符号の説明】
1 試験片 2 熱可塑性エラストマー組成物製板 3 ポリプロピレン樹脂製板 4 紙 A 熱融着部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 57/02 C08L 57/02 Fターム(参考) 4F071 AA01 AA12X AA22X AA75 AE04 AF13 AH16 AH17 4F100 AK01A AK02A AK03A AK07B AK12A AK28A AL02A AL05A AL06A AL09A AN02A BA02 CA30A EH36 EH362 GB15 GB16 GB41 GB66 GB90 JA04A JA06A JB06 JB16A JK13 YY00A 4J002 AC02W AC08W BA01Y BB00Z BB11Z FD02X GB01 GM00 4J026 HA14 HA26 HA27 HA39 HB05 HB26 HB27 HB39 HB50 HE02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)芳香族ビニル化合物を主体とする
    重合体ブロックAの少なくとも2個と、共役ジエン化合
    物を主体とする重合体ブロックBの少なくとも1個とか
    らなるブロック共重合体を水素添加して得られる水添ブ
    ロック共重合体(a−1)及び/又は共役ジエン化合物
    ブロック共重合体の水素添加物(a−2)100重量
    部、(b)非芳香族系ゴム用軟化剤30〜150重量
    部、及び(c)軟化点が80〜170℃、および溶融粘
    度が10ポイズになる温度が120〜250℃である石
    油系炭化水素樹脂3〜100重量部を含有することを特
    徴とする熱可塑性エラストマー組成物。
  2. 【請求項2】 (d)パーオキサイド分解型ポリオレフ
    ィン樹脂0.1〜25重量部を更に含有することを特徴
    とする請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の熱可塑性エラス
    トマー組成物からなることを特徴とする成形体。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の成形体からなることを
    特徴とする医療用弾性部材、食品用弾性部材またはイン
    クジェット記録装置用弾性部材。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の成形体とポリプロピレ
    ン系樹脂からなる成形体とを熱融着してなることを特徴
    とする熱融着複合成形体。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の熱融着複合成形体から
    なることを特徴とする医療用弾性部材、食品用弾性部材
    またはインクジェット記録装置用弾性部材。
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