JP2003205799A - 車載電源システム - Google Patents
車載電源システムInfo
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J1/00—Circuit arrangements for dc mains or dc distribution networks
- H02J1/06—Two-wire systems
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J1/00—Circuit arrangements for dc mains or dc distribution networks
- H02J1/08—Three-wire systems; Systems having more than three wires
- H02J1/082—Plural DC voltage, e.g. DC supply voltage with at least two different DC voltage levels
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/03—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for supply of electrical power to vehicle subsystems or for
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J2310/00—The network for supplying or distributing electric power characterised by its spatial reach or by the load
- H02J2310/40—The network being an on-board power network, i.e. within a vehicle
- H02J2310/46—The network being an on-board power network, i.e. within a vehicle for ICE-powered road vehicles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電源線の多数化、複雑化を防ぎつつ、必要に
応じてV>V0の高圧大容量機器群に対しても電力供給が
可能な車載電源システムを提供する。 【解決手段】 車のシャーシと、全電圧Vの車載用直流
電源とを具える。この全電圧Vをm:nに分割してV1=V×
m/(m+n)、V2=V×n/(m+n)とし、分割点をシャーシに
共通接地する。分圧V1の系統には、一端がシャーシに共
通接地される負荷l11、l12…l1mを接続し、分圧V2の系
統は、一端がシャーシに共通接地される負荷l21、l22…
l2nを接続する。そして、全電圧Vの系統には、シャーシ
に接地されることのない負荷L1、L2…Lkを接続する。
応じてV>V0の高圧大容量機器群に対しても電力供給が
可能な車載電源システムを提供する。 【解決手段】 車のシャーシと、全電圧Vの車載用直流
電源とを具える。この全電圧Vをm:nに分割してV1=V×
m/(m+n)、V2=V×n/(m+n)とし、分割点をシャーシに
共通接地する。分圧V1の系統には、一端がシャーシに共
通接地される負荷l11、l12…l1mを接続し、分圧V2の系
統は、一端がシャーシに共通接地される負荷l21、l22…
l2nを接続する。そして、全電圧Vの系統には、シャーシ
に接地されることのない負荷L1、L2…Lkを接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載電源システム
に関するものである。特に、簡易な構成にて高圧大容量
機器群に対しても電力供給が可能な車載電源システムに
関するものである。
に関するものである。特に、簡易な構成にて高圧大容量
機器群に対しても電力供給が可能な車載電源システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車載電源システムには、接地系電
源システムと非接地系電源システムがある。接地系電源
システムは、図2に示すように、全電圧Vの直流電源
(この場合は電池による電源で示す)にサプライのみの
1線で負荷L1〜Lkを接続し、各負荷をシャーシに共通接
地する電源システムである。但し、極性については問題
としない。一方、非接地系電源システムは、図3に示す
ように、全電圧Vの直流電源にサプライとリターンの2
線を用いて負荷L1〜Lkに接続し、各負荷はシャーシに接
地されない電源システムである。
源システムと非接地系電源システムがある。接地系電源
システムは、図2に示すように、全電圧Vの直流電源
(この場合は電池による電源で示す)にサプライのみの
1線で負荷L1〜Lkを接続し、各負荷をシャーシに共通接
地する電源システムである。但し、極性については問題
としない。一方、非接地系電源システムは、図3に示す
ように、全電圧Vの直流電源にサプライとリターンの2
線を用いて負荷L1〜Lkに接続し、各負荷はシャーシに接
地されない電源システムである。
【0003】シャーシに接地をとる際、その直流安全電
圧V0を定める規定として、現在のところ、次のものが挙
げられる。 ドイツ規格(VDE0100/410,VDE0800/1):60ボルト アメリカ規格(SAE J2232):65ボルト 国際規格(V0IEC 準備中):55ボルト
圧V0を定める規定として、現在のところ、次のものが挙
げられる。 ドイツ規格(VDE0100/410,VDE0800/1):60ボルト アメリカ規格(SAE J2232):65ボルト 国際規格(V0IEC 準備中):55ボルト
【0004】現用乗用車の直流電源(バッテリ)の電圧
Vは12〜14ボルトであり、上記安全電圧V0に対して十分
な安全性を有している。また、一部で実用化されつつあ
る高電圧電源(電池)であっても上記安全電圧V0を考慮
してV=(12〜14)×3=36〜42ボルト程度が対象と考え
られている。
Vは12〜14ボルトであり、上記安全電圧V0に対して十分
な安全性を有している。また、一部で実用化されつつあ
る高電圧電源(電池)であっても上記安全電圧V0を考慮
してV=(12〜14)×3=36〜42ボルト程度が対象と考え
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、自動車
の機能が高まり、必要とする電源容量が大きくなると、
従来の12〜14ボルトでは低電圧過ぎて負荷電流が増加
し、様々な問題が生じてきた。
の機能が高まり、必要とする電源容量が大きくなると、
従来の12〜14ボルトでは低電圧過ぎて負荷電流が増加
し、様々な問題が生じてきた。
【0006】(A)電流を流すワイヤーハーネスが著し
く太く重くなり、コネクター類も大型になって車用途に
向かなくなってきた。
く太く重くなり、コネクター類も大型になって車用途に
向かなくなってきた。
【0007】(B)大容量の機器が動作すると電源シス
テムの電圧低下が大きくなり、他の機器に不具合を生じ
る。
テムの電圧低下が大きくなり、他の機器に不具合を生じ
る。
【0008】(C)特に大きな容量のクーラーなどは、
十分な機能を発揮できなくなる。
十分な機能を発揮できなくなる。
【0009】(D)もしV>V0の高電圧電池を導入する
と、未だ大半の車載機器がV<V0で動作し、シャーシを
共通接地できるのに対して、その様な接地がとれない。
その結果、2本線で電源を非接地系にしてゆくか、又は
高電圧電池からDC/DCコンバーターでいちいち低圧を作
り出してゆく必要がある。
と、未だ大半の車載機器がV<V0で動作し、シャーシを
共通接地できるのに対して、その様な接地がとれない。
その結果、2本線で電源を非接地系にしてゆくか、又は
高電圧電池からDC/DCコンバーターでいちいち低圧を作
り出してゆく必要がある。
【0010】(E)ケーブルの絶縁は対アース(接
地)、すなわち対シャーシ電圧で設計されるから、大容
量負荷に対しては高い電圧で電力を供給するが、そこへ
至るまでの電力供給用ワイヤーハーネス、コネクター機
器類の対アース電圧はできるだけ小さくしておくことが
好ましい。
地)、すなわち対シャーシ電圧で設計されるから、大容
量負荷に対しては高い電圧で電力を供給するが、そこへ
至るまでの電力供給用ワイヤーハーネス、コネクター機
器類の対アース電圧はできるだけ小さくしておくことが
好ましい。
【0011】従って、本発明の主目的は、電源線の多数
化、複雑化を防ぎ、かつ可能な限り対アース電圧の低い
ワイヤーハーネス及びコネクター類を採用しながら必要
に応じてV>V0の高圧大容量機器群に対しても電力供給
が可能な車載電源システムを提供することにある。
化、複雑化を防ぎ、かつ可能な限り対アース電圧の低い
ワイヤーハーネス及びコネクター類を採用しながら必要
に応じてV>V0の高圧大容量機器群に対しても電力供給
が可能な車載電源システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明車載電源システム
は、車の共通アースとなるシャーシと、全電圧Vの車載
用直流電源(この場合は電池)と、この全電圧Vをm:n
に分割してV1=V×m/(m+n)、V2=V×n/(m+n)にすると
共に、前記シャーシに共通接地される分割点と、一端が
シャーシに共通接地され、分圧V1の系統に接続される負
荷l11、l12…l1 mと、一端がシャーシに共通接地され、
分圧V2の系統に接続される負荷l21、l22…l2nと、シャ
ーシに接地されることなく全電圧Vの系統に接続される
負荷L1、L2…Lkとを具えることを特徴とする。
は、車の共通アースとなるシャーシと、全電圧Vの車載
用直流電源(この場合は電池)と、この全電圧Vをm:n
に分割してV1=V×m/(m+n)、V2=V×n/(m+n)にすると
共に、前記シャーシに共通接地される分割点と、一端が
シャーシに共通接地され、分圧V1の系統に接続される負
荷l11、l12…l1 mと、一端がシャーシに共通接地され、
分圧V2の系統に接続される負荷l21、l22…l2nと、シャ
ーシに接地されることなく全電圧Vの系統に接続される
負荷L1、L2…Lkとを具えることを特徴とする。
【0013】電圧Vの全電圧系統を分圧V1、V2の2つの
系統に分割し、V<V0(シャーシへ接地可能な直流安全
電圧)で動作する機器はシャーシの共通接地をとって各
分圧系統で電力を供給する。その際、V1およびV2の分圧
を従来の12〜14ボルト以上の電圧とすることで、大容量
の車載機器を余裕をもって動作させることができる。ま
た、V>V0の高圧大容量の必要な機器は、V1+V2の全電
圧を適切に選択することにより、シャーシに接地されな
い独立の全電圧系統で電力供給することができる。この
ように、V<V0で動作する機器については1線で構成す
る接地系の電源システムにて電力を供給し、V>V0の高
圧大容量の必要な機器は、2線で構成する非接地系の電
源システムにて電力を供給することで、簡易な構成にて
大容量の車載機器に安定して電力供給することができ
る。
系統に分割し、V<V0(シャーシへ接地可能な直流安全
電圧)で動作する機器はシャーシの共通接地をとって各
分圧系統で電力を供給する。その際、V1およびV2の分圧
を従来の12〜14ボルト以上の電圧とすることで、大容量
の車載機器を余裕をもって動作させることができる。ま
た、V>V0の高圧大容量の必要な機器は、V1+V2の全電
圧を適切に選択することにより、シャーシに接地されな
い独立の全電圧系統で電力供給することができる。この
ように、V<V0で動作する機器については1線で構成す
る接地系の電源システムにて電力を供給し、V>V0の高
圧大容量の必要な機器は、2線で構成する非接地系の電
源システムにて電力を供給することで、簡易な構成にて
大容量の車載機器に安定して電力供給することができ
る。
【0014】ここで、V1およびV2はV0に対して種々の値
を選択できる。例えば、V1≦V0、V2≦V0とし、かつV1+
V2≦V0する。具体例としては、V1を12〜14ボルト、V2を
36〜42ボルトとすることが挙げられる。その場合、12〜
14ボルトと36〜42ボルトの2種類の接地系分圧系統に加
え、48〜56ボルト(V1+V2)の非接地系全圧系統を得る
ことができる。しかも、従来の安全電圧V0以下で3電源
系統を構成できるメリットがある。
を選択できる。例えば、V1≦V0、V2≦V0とし、かつV1+
V2≦V0する。具体例としては、V1を12〜14ボルト、V2を
36〜42ボルトとすることが挙げられる。その場合、12〜
14ボルトと36〜42ボルトの2種類の接地系分圧系統に加
え、48〜56ボルト(V1+V2)の非接地系全圧系統を得る
ことができる。しかも、従来の安全電圧V0以下で3電源
系統を構成できるメリットがある。
【0015】一方、V1≦V0、V2≦V0とし、かつV1+V2>
V0としても良い。具体例としては、V1およびV2を36〜42
ボルトとすることが挙げられる。このような電圧を選択
すれば、V<V0で動作してシャーシに共通接地される2
つの接地系分圧系統を36〜42ボルトとして、従来以上の
大容量機器に対応することができる。さらに、72〜84ボ
ルトの非接地系全圧系統として活用することもでき、よ
り一層大容量が求められる車載機器に対応することもで
きる。
V0としても良い。具体例としては、V1およびV2を36〜42
ボルトとすることが挙げられる。このような電圧を選択
すれば、V<V0で動作してシャーシに共通接地される2
つの接地系分圧系統を36〜42ボルトとして、従来以上の
大容量機器に対応することができる。さらに、72〜84ボ
ルトの非接地系全圧系統として活用することもでき、よ
り一層大容量が求められる車載機器に対応することもで
きる。
【0016】これら多電圧電源から多用途負荷に電力を
供給するワイヤーハーネスとそれを接続するコネクター
の絶縁は、結局のところ、導体とシャーシ間の電圧に対
する絶縁として設計すればよい。そのため、非接地系の
高電圧(V)の負荷への電力供給用ワイヤーハーネス及
びコネクターであっても、結局はV1、V2の電圧に対する
絶縁を施したもので十分である。その結果、コンパクト
でシンプルな電源系統が構成され、特に車載用電源シス
テムとしては好ましい。
供給するワイヤーハーネスとそれを接続するコネクター
の絶縁は、結局のところ、導体とシャーシ間の電圧に対
する絶縁として設計すればよい。そのため、非接地系の
高電圧(V)の負荷への電力供給用ワイヤーハーネス及
びコネクターであっても、結局はV1、V2の電圧に対する
絶縁を施したもので十分である。その結果、コンパクト
でシンプルな電源系統が構成され、特に車載用電源シス
テムとしては好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明車載電源システムの概略構成図であ
る。
する。図1は本発明車載電源システムの概略構成図であ
る。
【0018】このシステムは全電圧Vの車載用直流電源
を具える。この全電圧Vは、V1=V×m/(m+n)、V2=V×n
/(m+n)としてm:nに分割され、2つの分圧系統を構成
する。そして、この電圧の分割点は、車両のシャーシに
共通接地される。
を具える。この全電圧Vは、V1=V×m/(m+n)、V2=V×n
/(m+n)としてm:nに分割され、2つの分圧系統を構成
する。そして、この電圧の分割点は、車両のシャーシに
共通接地される。
【0019】ここで、V1の分圧系統には、一端がシャー
シに共通接地される負荷l11、l12…l1mが接続される。
また、V2の分圧系統には、一端がシャーシに共通接地さ
れる負荷l21、l22…l2nが接続される。そして、Vの全電
圧系統には、シャーシに接地されることのない負荷L1、
L2…Lkが接続される。
シに共通接地される負荷l11、l12…l1mが接続される。
また、V2の分圧系統には、一端がシャーシに共通接地さ
れる負荷l21、l22…l2nが接続される。そして、Vの全電
圧系統には、シャーシに接地されることのない負荷L1、
L2…Lkが接続される。
【0020】既に述べたように、一部で実用化されつつ
ある高電圧電池であってもシャーシへ接地可能な直流安
全電圧V0を考慮して全電圧V=(12〜14)×3=36〜42ボ
ルト程度が当面対象と考えられている。
ある高電圧電池であってもシャーシへ接地可能な直流安
全電圧V0を考慮して全電圧V=(12〜14)×3=36〜42ボ
ルト程度が当面対象と考えられている。
【0021】ところが、エンジンのスターター電源、ク
ーラー電源、4輪電動駆動用モーター電源としては、42
ボルトはなお低すぎて、さらなる高電圧化が要望されて
いる。その一方で、シャーシに共通接地可能な大半の機
器類の利便性、安全性ならびに高圧バッテリーの必要性
等を考慮すると、42ボルトを超える車載高電圧電源が実
現される見込みは少ないか、あったとしても非常に複雑
な安全システムを考案、採用する必要がある。
ーラー電源、4輪電動駆動用モーター電源としては、42
ボルトはなお低すぎて、さらなる高電圧化が要望されて
いる。その一方で、シャーシに共通接地可能な大半の機
器類の利便性、安全性ならびに高圧バッテリーの必要性
等を考慮すると、42ボルトを超える車載高電圧電源が実
現される見込みは少ないか、あったとしても非常に複雑
な安全システムを考案、採用する必要がある。
【0022】本発明では、V<V0でできるだけ高い電圧
のDCバッテリーを2群(V1<V0、V2<V0)設けて直列接
続し、その中間点をシャーシに共通接地する。例えば、
電池電圧の絶対値をV1=V2=42Vとすると、中間点をシ
ャーシに共通設置することによってV1=+42V、V2=−4
2Vとなる。これらの各バッテリーから供給される電力
は、シャーシ共通接地可能な電圧として各負荷l11〜l1m
とl21〜l2nに従来通りサプライ線(ワイヤーハーネス)
のみの1線で供給され、電源線の多数化、複雑化を回避
できる。また、これらのサプライ線(ワイヤーハーネ
ス)とそのコネクター類の絶縁はV1、V2に対応するもの
でよい。
のDCバッテリーを2群(V1<V0、V2<V0)設けて直列接
続し、その中間点をシャーシに共通接地する。例えば、
電池電圧の絶対値をV1=V2=42Vとすると、中間点をシ
ャーシに共通設置することによってV1=+42V、V2=−4
2Vとなる。これらの各バッテリーから供給される電力
は、シャーシ共通接地可能な電圧として各負荷l11〜l1m
とl21〜l2nに従来通りサプライ線(ワイヤーハーネス)
のみの1線で供給され、電源線の多数化、複雑化を回避
できる。また、これらのサプライ線(ワイヤーハーネ
ス)とそのコネクター類の絶縁はV1、V2に対応するもの
でよい。
【0023】安全上、図1のα面の電力サプライ線は、V
0未満のV1、V2の電圧で電力供給するだけであるため、
負荷ショート、サプライ線のショート等の場合でも、従
来の技術をそのまま適用できる。但し、V1の分圧系統で
は、その電力サプライ線はプラス電圧に、V2の分圧系統
では、その電力サプライ線はマイナス電圧になるので、
負荷l11〜l1mまたはl21〜l2nへの接続は、これらの極性
を考慮して行われる。
0未満のV1、V2の電圧で電力供給するだけであるため、
負荷ショート、サプライ線のショート等の場合でも、従
来の技術をそのまま適用できる。但し、V1の分圧系統で
は、その電力サプライ線はプラス電圧に、V2の分圧系統
では、その電力サプライ線はマイナス電圧になるので、
負荷l11〜l1mまたはl21〜l2nへの接続は、これらの極性
を考慮して行われる。
【0024】一方、これら2群のDCバッテリー(電池)
を直列に接続して得られるV=V1+V2の全電圧系統から
供給される電力は、シャーシに共通接地されることのな
い重負荷L1〜Lkに直接供給される。つまり、バッテリサ
プライ/バッテリリターンの2線により回路が構成され
る。しかしながら、この場合でもサプライ線(ワイヤー
ハーネス)とそのコネクター類の絶縁は、結局のとこ
ろ、アース(シャーシ)に対するものであればよいの
で、V1、V2に対応するもののままでよい。
を直列に接続して得られるV=V1+V2の全電圧系統から
供給される電力は、シャーシに共通接地されることのな
い重負荷L1〜Lkに直接供給される。つまり、バッテリサ
プライ/バッテリリターンの2線により回路が構成され
る。しかしながら、この場合でもサプライ線(ワイヤー
ハーネス)とそのコネクター類の絶縁は、結局のとこ
ろ、アース(シャーシ)に対するものであればよいの
で、V1、V2に対応するもののままでよい。
【0025】図1のβ面で2線構成の場合、これらの線
間でショートしたり、重負荷L1〜Lkがショートすると、
V=V1+V2の電圧による大きな事故(ショート)電流
が流れること、これらの2線を両方身体に接触させる
とVの電圧が身体にかかり危険を生ずること、が考えら
れるので、十分な保護が求められる。例えば、1線毎
に、その外周にシールド線を配置するか、2線を束ね
て、その外周にシールド線を配置し、シールド線はシャ
ーシに接地することが好ましい。
間でショートしたり、重負荷L1〜Lkがショートすると、
V=V1+V2の電圧による大きな事故(ショート)電流
が流れること、これらの2線を両方身体に接触させる
とVの電圧が身体にかかり危険を生ずること、が考えら
れるので、十分な保護が求められる。例えば、1線毎
に、その外周にシールド線を配置するか、2線を束ね
て、その外周にシールド線を配置し、シールド線はシャ
ーシに接地することが好ましい。
【0026】V1、V2としては、低圧機器群へ電力供給用
として、12〜14ボルトのバッテリーをV1に、36〜42ボル
トのバッテリーをV2として、V=48〜56ボルトで使用す
ることが挙げられる。また、V1=V2=36〜42ボルトとし
て、V=72〜84ボルトとして活用してもよい。
として、12〜14ボルトのバッテリーをV1に、36〜42ボル
トのバッテリーをV2として、V=48〜56ボルトで使用す
ることが挙げられる。また、V1=V2=36〜42ボルトとし
て、V=72〜84ボルトとして活用してもよい。
【0027】前者では従来の安全電圧V0以下で二つの分
圧系統と一つの全電圧系統の合計3電源系を構成できる
メリットもあるが、重負荷電力供給用としては若干電圧
不足のきらいがある。一方、後者では最高72〜84ボルト
が活用できて、重負荷群にとっては一層パワフルな電力
供給システムが構成され得ることになる。
圧系統と一つの全電圧系統の合計3電源系を構成できる
メリットもあるが、重負荷電力供給用としては若干電圧
不足のきらいがある。一方、後者では最高72〜84ボルト
が活用できて、重負荷群にとっては一層パワフルな電力
供給システムが構成され得ることになる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明車載電源シ
ステムによれば、V≦V0で動作する大部分の機器に対し
ては、シャーシ共通接地の低圧を供給し、安全と電源系
統の多数化、複雑化を防ぐことができる。さらに、V>V
0の高圧大容量の必要な機器群には2線の非接地系統によ
り高電圧大容量の電力を供給することができる。
ステムによれば、V≦V0で動作する大部分の機器に対し
ては、シャーシ共通接地の低圧を供給し、安全と電源系
統の多数化、複雑化を防ぐことができる。さらに、V>V
0の高圧大容量の必要な機器群には2線の非接地系統によ
り高電圧大容量の電力を供給することができる。
【0029】また、これら電源システムを構成するワイ
ヤーハーネスとコネクター類は、全電圧Vの負荷に電力
を供給するものであってもV1、V2に対応する絶縁のまま
でよい。
ヤーハーネスとコネクター類は、全電圧Vの負荷に電力
を供給するものであってもV1、V2に対応する絶縁のまま
でよい。
【図1】本発明車載電源システムを示す概略構成図であ
る。
る。
【図2】従来の接地系車載電源システムを示す概略構成
図である。
図である。
【図3】従来の非接地系車載電源システムを示す概略構
成図である。
成図である。
V 全電圧
V1、V2 分圧
l11〜l1mとl21〜l2n 負荷
L1〜Lk (重)負荷
Claims (7)
- 【請求項1】 車のシャーシと、 全電圧Vの車載用直流電源と、 この全電圧Vをm:nに分割して V1=V×m/(m+n) V2=V×n/(m+n) にすると共に、前記シャーシに共通接地される分割点
と、 一端がシャーシに共通接地され、分圧V1の系統に接続さ
れる負荷l11、l12…l1 mと、 一端がシャーシに共通接地され、分圧V2の系統に接続さ
れる負荷l21、l22…l2 nと、 シャーシに接地されることなく全電圧Vの系統に接続さ
れる負荷L1、L2…Lkとを具えることを特徴とする車載電
源システム。 - 【請求項2】 V1≦V0、V2≦V0であることを特徴とする
請求項1に記載の車載電源システム。ただし、V0はシャ
ーシへ接地可能な安全電圧である。 - 【請求項3】 さらにV1+V2≦V0であることを特徴とす
る請求項2に記載の車載電源システム。 - 【請求項4】 さらにV1+V2>V0であることを特徴とす
る請求項2に記載の車載電源システム。 - 【請求項5】 V1が12〜14ボルト、V2が36〜42ボルトで
あることを特徴とする請求項1または2に記載の車載電
源システム。 - 【請求項6】 V1およびV2が36〜42ボルトであることを
特徴とする請求項1または4に記載の車載電源システ
ム。 - 【請求項7】 全電圧Vの系統に接続される負荷L1、L2
…Lkへ電力を供給するワイヤーハーネスおよびコネクタ
ーの絶縁が、各々電圧V1、V2に対応するものであること
を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の車載電源シ
ステム。
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JP2002005494A JP2003205799A (ja) | 2002-01-15 | 2002-01-15 | 車載電源システム |
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