JP2003205088A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2003205088A
JP2003205088A JP2002005945A JP2002005945A JP2003205088A JP 2003205088 A JP2003205088 A JP 2003205088A JP 2002005945 A JP2002005945 A JP 2002005945A JP 2002005945 A JP2002005945 A JP 2002005945A JP 2003205088 A JP2003205088 A JP 2003205088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
light emitting
winning device
special
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002005945A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Mizukai
伸明 水貝
Hiroteru Taiko
裕輝 太古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Newgin Co Ltd
Original Assignee
Newgin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Newgin Co Ltd filed Critical Newgin Co Ltd
Priority to JP2002005945A priority Critical patent/JP2003205088A/ja
Publication of JP2003205088A publication Critical patent/JP2003205088A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別遊技状態における遊技者に対する装飾効
果を向上させ、遊技者の満足度をさらに高め、また遊技
者以外の人から見た場合にも装飾効果の高い多色発光機
能を有する遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技機の前面側に複数色に発光可能な発
光部を備え、通常遊技状態及び特別入賞装置が作動する
特別遊技状態を採り得るゲーム性を有し、特別遊技状態
において特別入賞装置が開放した場合に、該特別入賞装
置に遊技球が入賞する個数あるいは該特別入賞装置の開
放時間に応じて、区画された領域A1、B1、B2、C1、C2、
C3、D1、D2、E1、E2、E3、F1に設けられた発光表示部A
〜Fの発光色が変化するように遊技機を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装飾効果を高めた
発光機能を有するパチンコ遊技機などの遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ遊技機などにあっては、
遊技盤上の遊技領域に始動入賞装置、特別入賞装置など
が設けられていると共に、複数種類の数字や絵柄などで
構成される識別可能な図柄を複数表示し、所要に応じて
変動表示し得る図柄表示部が設けられていることが一般
的であった。
【0003】このような遊技機において、遊技球を遊技
盤に発射して、該遊技球が始動入賞装置に入賞すると、
所要の遊技状態が発生し、前記図柄表示部に表示された
複数の図柄が、例えばスクロール変動したり、拡大や縮
小表示されるなどの所定パターンで変動し停止する。そ
してこの停止した複数の図柄が、例えば同一絵柄が揃う
などの所定の組み合わせに該当すると、所謂大当りと成
り特別遊技状態を採り、所定の組み合わせに該当しない
場合には通常遊技状態を採り得るように形成されてい
る。
【0004】通常遊技状態では、始動入賞装置への遊技
球の入賞を契機として図柄の変動、停止の動作を繰返し
行なうが、特別遊技状態では、特別入賞装置に設けられ
た開閉扉が所定時間または所定の遊技球入賞個数となる
まで開放し、この開放動作を所定回数となるまで、継続
的または断続的に行なうように形成されている。特別入
賞装置は、通常遊技状態では、開閉扉が閉じている。そ
のため、通常遊技状態では遊技球が入賞しないように形
成されている。これに対し、特別遊技状態になると特別
入賞装置に遊技球が入賞し易い状態が作り出されるた
め、遊技者は短時間に多量の遊技球を獲得できることに
なる。
【0005】従来のパチンコ遊技機では、遊技球の特別
入賞装置への入賞個数を表示する表示装置が設けられて
いるものが知られている。このような遊技球の特別入賞
装置への入賞個数を表示する表示装置は、液晶表示パネ
ルや7セグメント表示、あるいはドットマトリクス表示
などで構成されていた。また表示装置は、大当りの図柄
表示装置(液晶表示装置)を兼ねているものや特別入賞装
置の内部に設けられているもの(7セグメントなど)など
もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の遊技機において、入賞個数の表示装置は、いずれも単
色の表示であったり、表示装置自体の大きさがきわめて
小さく、遊技盤の片隅に設けられているものが多く、其
の存在が目立ちにくいため、遊技者に対してあまり注意
を惹くものではなかった。
【0007】また、従来の遊技機は、入賞個数の表示装
置が小さく目立たないため、遊技者以外の人が前記表示
装置を認識するのは困難である。特別遊技状態では、ラ
ンプなどの装飾手段が点灯・点滅し最も派手な演出が行
われているが、遊技者以外の人が遊技機の設置されてい
る島を遠くから観た場合、その発光状態から特別遊技状
態であることを知ることしかできなかった。またそれ
は、一定のパターンでの演出であったので、遊技者を飽
きさせてしまい、満足させることができず、低い発光装
飾効果でしかなかった。
【0008】本発明は前記従来技術の欠点を解決するた
めになされたものであり、遊技機において特別遊技状態
における遊技者に対する装飾効果を向上させ遊技者の満
足度をさらに高め、更に遊技者に対しゲームに係る有益
な情報を提供することが可能であり、また遊技者以外の
人が見た場合にも装飾効果の高い遊技機を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)遊技機の
前面側に複数色に発光可能な発光部を備え、通常遊技状
態および特別入賞装置が作動する特別遊技状態を採り得
るゲーム性を有し、特別遊技状態の特別入賞装置の作動
状況の変化に対応して前記発光部の発光色が変化するよ
うに構成されている遊技機において、特別入賞装置の作
動状況の変化が、遊技球の特別入賞装置への入賞球数で
あることを特徴とする遊技機、(2)遊技機の前面側に複
数色に発光可能な発光部を備え、通常遊技状態および特
別入賞装置が作動する特別遊技状態を採り得るゲーム性
を有し、特別遊技状態の特別入賞装置の作動状況の変化
に対応して前記発光部の発光色が変化するように構成さ
れている遊技機において、特別入賞装置の作動状況の変
化が、特別入賞装置が開放または拡大している時間の経
過であることを特徴とする遊技機、を要旨とするもので
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明をパチンコ遊技機を
例として図面を用いて詳細に説明する。図1はパチンコ
遊技機の1例を示す正面図である。図1に示すパチンコ遊
技機1には、遊技カードに記憶された情報の読み書きを
行い球貸システムに利用されるカードユニットUが併設
されている。パチンコ遊技機1は、縦長方形の外枠2の開
口前面側に、方形の中枠3が連結支持手段および施錠手
段を利用して開閉および着脱可能に組付けられている。
そして、この中枠3の前面側に、遊技領域となる遊技盤4
の透視保護窓である前枠5と、上受皿6とが個々の連結支
持手段などを利用して共に横開き形態で開閉可能に組付
けられている。中枠3の下部には、下受皿7および遊技球
発射装置8などが装着セットされている。また中枠3の裏
側には、各種の球径路および球処理・払出部などを備え
た機構セット盤(図示しない)がセットされている。
【0011】前記中枠3の正面内部に着脱可能にセット
される遊技盤4は、図1に示すように、略円形状に湾曲形
成したレール9により囲まれた部分が遊技領域として構
成される。該遊技領域は、遊技球発射装置8から遊技盤4
上方に発射された遊技球が、遊技盤4下方に流下してア
ウト口10に至る間に入賞装置などに入賞してゲームを行
なうための領域である。
【0012】遊技盤4の遊技領域の前面側には、始動入
賞装置11、特別入賞装置12、通常入賞装置13などの各種
入賞装置が設けられている。前記各種入賞装置には、遊
技球が入賞した場合に入賞球を検知するための検知手段
が設けられている。また遊技領域には、遊技球の流下方
向を変更するための釘17、電飾案内車14および普通案内
車15などの案内車(風車とも称される)や、電飾装置16な
どが所要の位置に夫々配設されている。
【0013】さらに遊技盤4には、複数の図柄を表示し
て図柄組合せゲームを行なうための図柄表示手段18が、
遊技盤4の略中央に遊技盤から着脱可能に取り付けられ
ている。図柄表示手段18は、遊技者が識別可能な文字や
数字、絵柄などを表示し、表示装置18aと該表示装置18a
を保持し遊技盤に固定するための保持部品18bとから構
成されている。表示装置18aは液晶表示ディスプレイ(LC
D)、ブラウン管(CRT)、合成樹脂などを円筒状に形成し
て回転可能とし其の表面に複数の図柄を表した回転ドラ
ム式、発光ダイオード(LED)などの発光体を複数配設し
てその発光で各種図柄を表すようにしたドット表示式、
その他各種装置を用いることができる。
【0014】また図1に示すパチンコ遊技機1には、遊技
者が発光部の発光パターンを選択するための切換スイッ
チ19が上球皿6の外側に設けられている。なお「発光
部」とは、後述する区画領域毎に発光可能に形成された
発光表示部A〜F(あるいは区画領域A1〜F1)のことであ
る。さらに上記切換スイッチ19により選択された発光パ
ターンの番号などを表示するための表示装置20が遊技盤
4の下隅の位置に設けられている。また図中21にはスピ
ーカなどの音声発生装置が内蔵されている。
【0015】前記の各種電気的部品は、後述する遊技盤
裏面側に設けた電子的な制御装置に夫々系統別に接続さ
れて、遊技状態に合わせて制御(点灯、検出、駆動)され
るようになっており、このもとで遊技領域で所定のパチ
ンコゲームを展開して、特別遊技状態の成立を現出し得
るように構成されている。
【0016】図1に示すパチンコ遊技機1は、図2に示す
ように該遊技機前面の遊技領域以外の、前記各構成部材
の周囲あるいは各構成部材間に位置する、複数の区画さ
れた領域A1、B1、B2、C1、C2、C3、D1、D2、E1、E2、E
3、F1(図中これら区画領域を便宜的に斜線で示した)
に、光源が設けられていて、各区画領域毎に発光可能に
形成されており、これらの区画領域が単独或は複数で発
光表示部A、B、C、D、E、Fを構成している。具体的に
は、パチンコ遊技機1の外枠2の最下方の部分の区画領域
A1を発光表示部Aとし、打球射装置8および下球皿7が装
着された部分の左右両側の区画領域B1、B2を発光表示部
Bとし、上球皿6の左右両側の区画領域C1、C2および中央
側の区画領域C3を発光表示部Cとして構成した。これら
区画領域A〜Cは前枠5の下側の部分である。さらに前枠5
の周囲の遊技領域に近い左右両側となる区画領域D1、D2
を発光表示部Dとし、前枠5の上部の遊技領域の直上であ
る区画領域Fを発光表示部Fとし、前枠5の外側の左右両
側の区画領域E1、E2および最上部の区画領域E3を発光表
示部Eとして形成した。図2に示す発光表示部A〜Fは、各
々独立して発光可能である。
【0017】図3は窓枠の発光表示部D、E、Fを説明する
ための分解斜視図である。前枠5は方形で中央部に遊技
領域に対応する窓口を有し合成樹脂板などにより成形さ
れた扉枠用の枠本体5aと、該枠本体5aの内側(窓口の裏
側)に着脱および傾動開放可能に組付けセットされてい
るガラス支持用の支持枠などから構成される(図示しな
い)。前記枠本体5aには前記発光表示部D、E、Fが設け
られている。発光表示部Dは、枠本体5aの左右端部側にL
ED30が間隔をおいて複数個縦1列に埋設され、その表面
を覆うように合成樹脂製のランプレンズ31が取り付けら
れている。また発光表示部Eは、枠本体5aの上端部側の
中央付近に複数のLED32が横一列に埋設され、該LED32を
覆うようにランプレンズ33が設けられ、爪片34aにより
枠本体5aに嵌合するように形成された取り付け部材34
が、ランプレンズ33の周囲を押さえて枠本体5aに固定さ
れている。発光表示部Fは、枠本体5aの上部側の区画領
域F1の中央部に複数のLED35が埋設され、さらに区画領
域F1の左右両側に複数個のLED37が枠本体5aに埋設さ
れ、発光表示部F全体を覆うようにランプレンズ38が組
み付けられている。また前記ランプレンズ38は、裏側の
フック38bを枠本体5aの係止穴5bに対して弾力性に抗し
て押し込んで係止されている。図3において、枠本体5a
の下端部は、発光表示部ではないが、ランプレンズ31と
類似のデザインを持つ飾りカバー39が組み付けられて発
光表示部のダミーとして形成されている。
【0018】本発明遊技機において発光部は、遊技機の
前面側から遊技機を見た場合に、遊技領域以外の部分
に、複数色の発光が認識可能に形成された発光表示部が
設けられていればよく、その位置、数などは図2および
図3に示す態様に限定されず、遊技機前面のデザインな
どに応じて任意に形成することができる。すなわち発光
部は、単一箇所の発光表示部のみから構成しても、図2
及び図3に示すように発光表示部を複数箇所に形成して
もいずれでも良い。発光表示部を複数色に発光可能に形
成するには、光源自体が複数色に発光可能な光源を用い
るか、あるいは単色に発光する光源を、発光色の異なる
ものを複数個、発光表示部の領域内に収納して構成すれ
ばよい。
【0019】発光表示部の光源としては、例えば発光ダ
イオード(LED)、白熱電球、半導体レーザ、EL(エレクト
ロルミネセンス)、蛍光灯などが挙げられる。高輝度で
長寿命のLEDは好ましい光源であり、単色(例えば、赤、
青、黄、緑、橙、白など)に発光するLED、2色以上の複
数色に発光するLED、フルカラーに発光するLEDなどが好
ましく用いられる。LEDを用いて発光表示部を構成する
場合、単一の発光表示部において単色のLEDを複数種類
組み合わせて用いることで、複数色に発光可能な発光表
示部を形成できる。また、一つのユニットで複数色に発
光するLEDあるいはフルカラーに発光するLED(以下、フ
ルカラーLEDと記載する)を単独または複数個用いること
で、複数色あるいはフルカラーに発光する発光表示部を
構成することができる。
【0020】図4に示す様に、複数色に発光可能な光源
として用いられるフルカラーLED40は、赤色LEDチップ4
1、緑色LEDチップ42および青色LEDチップ43の3種類のLE
Dチップが一体として形成されている。LEDの制御回路
は、各チップごとにそれぞれ抵抗値の異なる3個の抵抗4
1a〜41c、42a〜42c、および43a〜43cを並列に接続し、
ドライバ44を介して入出力インタフェイス(I/O)45を接
続し、該I/O45に制御信号を出力するためのCPU、制御プ
ログラムを記憶させたROM、RAMなどを備える制御基板46
およびデコーダ47などを接続して構成される。制御基板
46のCPUから出力される制御信号によりインタフェイス
(I/O)45、ドライバ44をオン・オフ制御することでLEDを
発光させることができる。このとき抵抗41a〜41c、42a
〜42c、および43a〜43cの値などを適宜選択すること
で、3種類のLEDチップについて各チップごとに赤色光、
青色光、緑色光の割合が変化して所定の色に発光する。
また、明るさ(発光輝度)なども任意に変化させることが
できる。
【0021】発光表示部において、ランプレンズ31、3
3、38などの光源の前面に設けられる表面カバー部材
は、光源の光が外部から認識可能な無色透明または着色
透明(半透明も含む)のものが用いられる。表面カバー部
材は、発光表示部ごとに着色の色を異ならしめても良
い。また表面カバー部材は、ダイヤカット状に形成した
り、表面に凹凸を施すなどして、光源の光または外部か
ら入射する光を屈折させたり、拡散させる機能を持つ部
材を用いることができる。この場合、光源の光などが表
面カバー部材により光学的な作用を受けるため、装飾効
果がさらに向上する。これらの表面カバー部材は、合成
樹脂の成形品などが用いられる。
【0022】本発明遊技機において遊技盤4に設けられ
ている入賞装置としては、遊技球が入賞すると所定数の
遊技球を払い出し、図柄組み合せゲームなどを開始させ
るための始動入賞装置11、および、通常遊技状態では遊
技球が入賞せず、特別遊技状態の時に遊技球が入賞し易
くなり所定数の遊技球を払い出すように形成された特別
入賞装置12が設けられている。これ以外に所定数の遊技
球を払い出すのみの動作を行なう通常入賞装置13などを
設けることができる。特別入賞装置12は、特別遊技状態
になると入賞口が開放または拡大して、入賞口に遊技球
が入り易くなるように形成されている。
【0023】特別遊技状態の特別入賞装置の作動は、例
えば特別遊技状態において、特別入賞装置の扉が開放さ
れてから、遊技球が10個の入賞をした時、または開放時
間が30秒経過した時に閉鎖されるようにする。この一連
の開放から閉鎖までの動作は1ラウンドと呼ばれてい
る。特別遊技状態では、通常、このラウンドを15回繰り
返す。またラウンドとラウンドとの間には休止状態が設
けてあり、このラウンド間の休止状態は、インターバル
と呼ばれる。
【0024】入賞口が開放する構造の特別入賞装置は、
例えば図5(a)、(b)に示す装置が挙げられる。同図(a)に
示すように、通常遊技状態では開閉扉51が閉じた状態に
あり、特別遊技状態になると、扉ソレノイド52に通電さ
れ、扉プランジャ53が引かれ、扉テコ54が回動し、同図
(b)に示すように、扉テコ54を介して開閉扉51が前面側
に傾くように回動して入賞口が開放して遊技盤の遊技領
域を落下する遊技球が入賞し易くなる。特別遊技状態が
終了して通常遊技状態になった時および特別遊技状態の
インターバル時になると、扉ソレノイド52に通電されな
くなり、バネ55の復元力により扉プランジャー53が元の
位置に戻り、扉テコ54が反対方向に回動し、同図(a)に
示すように開閉扉51は閉鎖した状態となる。その結果、
通常遊技状態では遊技領域を通過する遊技球は特別入賞
装置に入賞しない。
【0025】また特別遊技状態になると入賞口が拡大し
て遊技球が入り易くなる特別入賞装置として、図6(a)、
(b)に示す装置が挙げられる。通常遊技状態では、同図
(a)に示すように、左羽根61および右羽根62により入賞
口60が形成されている。なお、入賞口60上部には障害物
(図示しない)が設けてあり通常遊技中は入賞が妨げられ
ている。特別遊技状態になると同図(b)に示すように、
ソレノイド63に通電されプランジャ64が引かれ、開閉レ
バー65が傾動し、開閉レバー65に接続された左羽根61、
および右羽根62が夫々入賞口60が拡大する方向に回動し
て、遊技球が入賞し易くなる。特別遊技状態が終わりソ
レノイド63に通電されなくなると、バネ66の復元力によ
りプランジャ64が元の位置に戻り、左羽根61および右羽
根62が閉じて入賞口60が縮小した状態となる。
【0026】図5に示す特別入賞装置12には、該装置に
入賞した遊技球が通過した際に特別遊技状態の継続信号
を発生するための特定領域が設けられている。図7(a)に
示すように、特別入賞装置12の開閉扉51が開いた場合の
内部(遊技盤後方側)には、入賞球排出口71と特定領域72
とが設けられ、夫々に入賞球検知手段71a、特定領域検
知手段72aを備えており、遊技球をカウントするように
形成されている。開閉扉51の閉鎖契機となる遊技球のカ
ウントは、入賞検知手段71a及び特定領域検知手段72aの
合計となる。さらに、遊技球Qを入賞球排出口71と特定
領域72とに切替えるための経路切替え部材73、遊技球Q
を案内する案内リブ74などが設けられている。前記経路
切替え部材73は、図7(b)に示すようにプランジャー75a
および円頭板75bを介して経路切替えソレノイド75に連
結されている。
【0027】特別入賞装置12は図7(a)に示すように、経
路切替えソレノイド75が通電されない状態にあると、案
内リブ74により特定領域72への前方からの遊技球経路が
制限されているため、遊技球Qは入賞球排出口71に誘導
され、特定領域72には入賞しにくいようになっている。
入賞球排出口71に誘導された遊技球Qは、入賞球検知手
段71aによって球数が計数されて遊技盤裏面側に排出さ
れる。これに対し、経路切替えソレノイド75が通電され
ると、同図(b)に示すようにプランジャー75aおよび円頭
板75bが矢印77方向に引かれて移動し、円頭板75bに連結
された経路切替え部材73が回動し入賞球排出口71を遮断
するため、遊技球は経路切替え部材73上を通過し、案内
リブ74の下側を通過し、特定領域72に誘導され、特定領
域検知手段72aにより特定領域72の通過が確認されて排
出される。また経路切替えソレノイド75に通電されなく
なると、プランジャー75aに取り付けられたバネ76の復
元力によりプランジャー75a、円頭板75bがもとの位置に
移動し、経路切替え部材73は同図(a)に示す位置に戻
り、入賞球排出口71が開口する。
【0028】図1に示すパチンコ遊技機1の制御回路およ
び各装置の構成は以下の通りである。図8に示すように
制御部80は、遊技内容を統括して制御する主制御部81、
図柄表示手段18の表示装置に表示する図柄を制御する図
柄制御部82、発光表示部A〜Fからなる発光部および其の
他の各種ランプなどを制御する発光制御部83、および音
声発生装置21を制御する音声制御部84などから構成され
る。これらの各制御部は、基板に所要の回路パターンが
形成されて、ICなどの半導体、抵抗、トランス、レギュ
レータなどの各種電子部品が実装された制御基板として
形成され、各制御部ごとにユニット化された制御基板が
ケースなどに収容されて遊技機の裏面側に装着されてい
る。これらの制御基板どうし、あるいは制御基板と遊技
機前面に装着された各種電気的部品とは、コネクタなど
を介して接続配線されていて、制御可能に形成されてい
る。
【0029】主制御部81は図8に示すように、遊技機全
体を制御するための中央演算処理装置(CPU)81a、遊技機
を制御するプログラムなどが記録されている読み出し専
用メモリ(ROM)81c、CPUの制御実行時に必要な情報を適
宜記憶しておく読み書き可能メモリ(RAM)81bを備え、さ
らにクロック回路、電源回路、I/Oインターフェイスな
ど(図示しない)を備えている。主制御部81はパチンコ遊
技機1前面の始動入賞装置11又は特別入賞装置12などか
らの信号を受取ると共に、特別入賞装置の動作を制御す
るための制御信号が送信可能に接続され、さらに図柄制
御部82、発光制御部83及び音声制御部84などに送受信可
能に接続されている。また前記ROM81cには特別遊技状態
を生起する大当り判定用数値が記憶保持されていると共
に、図柄表示装置に表示する図柄を決定する為の大当り
図柄乱数及びはずれ図柄乱数などの各種数値が記憶保持
されている。発光制御部83には発光表示部A〜Fの発光パ
ターンのプログラムなどが記憶保持されている。また前
記RAM81bは、図柄組み合せゲーム中において始動入賞装
置に入賞した遊技球を始動保留球数として記憶すること
ができる。
【0030】パチンコ遊技機1の通常遊技状態および特
別遊技状態を採り得るゲーム性について、図9に示すフ
ローチャートを用いて説明する。
【0031】図1に示す態様のパチンコ遊技機1におい
て、遊技盤4の遊技領域に設けられた始動入賞装置11に
遊技球が入賞すると、該始動入賞装置11に設けられた入
賞球検知手段(図示しない)によって始動信号が発生し主
制御部81に送られる。遊技開始状態90では、ゲームが停
止した状態の遊技開始待機状態にあり、図柄表示装置に
は待機状態絵柄が表示されている。始動入賞装置11へ遊
技球が入賞すると始動入賞処理91が行われ、始動入賞装
置11に設けられた検知手段が遊技球を検知し信号(始動
信号)が主制御部81に送信される。
【0032】主制御部81で始動信号を受信すると、大当
り判定処理92が行われる。この判定処理は、まず主制御
部81のCPU81aが乱数発生装置から大当り判定用乱数を抽
出し、ROM81cに記憶されている大当り判定用数値とを対
照して該数値と一致するか否かを判別し、特別遊技状態
Sまたは通常遊技状態Nのいずれかを選択し、それに応じ
た制御信号を図柄制御部82、発光制御部83、音声制御部
84などの各種制御部に送り、所定の制御プログラムを実
行する。
【0033】大当り判定処理92において、通常遊技状態
Nが選択された場合には、図柄制御部82では、主制御部8
1からの制御信号に基づき、図柄表示手段18の表示装置1
8aに所定のはずれ図柄の組み合わせを表示する。その
後、遊技開始状態90に戻り、始動入賞装置への入賞に伴
い始動検知処理を行なう処理を繰り返す。
【0034】一方、特別遊技状態Sを選択した場合に
は、主制御部81からの制御信号に基づき図柄制御部82が
表示装置18aに特定の図柄の組み合わせを表示すると共
に、主制御部81が特別入賞装置12において遊技球が入賞
し易くするように該装置を作動させると共に、発光制御
部83が特別入賞装置12への遊技球の入賞状態または作動
状況に応じて、遊技機前面側に設けられた発光表示部A
〜Fにおいて発光色が変化するように発光制御を行な
う。
【0035】特別入賞装置12に遊技球が入賞し易い状態
は、任意に設定される所定条件を満足するまで行なわれ
る。特別入賞装置として図5に示す開閉扉が開放する装
置を用い、前記所定条件として特別入賞装置へ入賞した
遊技球の球数が10個になった場合、あるいは特別入賞装
置の開閉扉の開放時間が30秒経過とした場合を例とし
て、図9の特別入賞装置の開放処理93以降の処理を説明
する。
【0036】入賞球数カウント処理94では、特別入賞装
置12へ入賞した遊技球を10個カウントすると、特別入賞
装置12の開閉扉51を閉鎖する処理96を行なう。また同時
に開閉扉51の開放時間をモニタしており、開放経過時間
処理95では、開閉扉51の開放時間が30秒になった場合に
は、入賞球数が10個に達しない場合でも特別入賞装置の
開閉扉51を閉鎖する。
【0037】ここで、特別入賞装置の開放から閉鎖まで
の動作中に特別入賞装置12内に設けられた特定領域72を
遊技球が通過すると、特定領域検知手段72aにおいて継
続信号が発生し主制御部81に送られてRAM81bに記憶保持
される。さらにRAM81bは、特別入賞装置12の開閉扉51の
開放から閉鎖を1ラウンドとして、開閉扉51の開閉動作
が何度繰返されたかをラウンド数として記憶保持してい
る。開閉扉51を閉鎖する処理96の後に、特別入賞装置12
の開放数のカウント処理98において、前記ラウンド数が
所定数(15ラウンド)であるか否かが判断され、所定数に
達していなければ、次に遊技球の特定領域72の検知処理
に移る。特定領域72の通過の検知処理97では、特定領域
72を遊技球が通過して継続信号がRAM81bに記憶された状
態であると、特別入賞装置12の開放処理93に戻り、再度
特別入賞装置12の開閉扉51を前記所定条件の成立まで開
放する動作を行なう。特別入賞装置の開放数のカウント
処理98において、前記ラウンド数が所定数(15ラウンド)
に達している場合、または特定領域72の通過の検知処理
97において、特定領域を遊技球が通過せず継続信号がRA
M81に記憶されていない場合には、特別遊技状態の終了
処理に移り特別遊技状態を終了処理99を行なう。即ち、
特別入賞装置12の開閉扉51の開放から閉鎖までの1ラウ
ンドにおいて、遊技球が特定領域72を通過すると再度特
別入賞装置12の開閉扉51の開閉動作が行われる。この動
作が繰返されラウンド数が15ラウンドに達すると、遊技
球の特定領域72の通過の有無に拘らず特別遊技状態が終
了され、通常遊技状態90になる。
【0038】また特別遊技状態では、前記特別入賞装置
12の作動以外に、図柄表示手段18または音声発生装置21
などにおいても、特別遊技状態としての所定の処理が、
図柄制御部82、発光制御部83、音声制御部84からの制御
信号により行われる。
【0039】特別入賞装置12に遊技球が入賞すると、所
定数の遊技球が払い出される。特別遊技状態になると、
前記したように特別入賞装置に短時間に多数の遊技球が
入賞し易い状態となるから、通常遊技状態の時と比較し
て遊技者が多数の遊技球を獲得できることになる。
【0040】特別遊技状態において特別入賞装置の作動
状況の変化に対応して発光部の発光色を変化させるに
は、(ア)遊技球の特別入賞装置への入賞球数に応じて発
光部の発光色を変化させる態様〔図10(a)〜(d)に示す態
様〕、および(イ)特別入賞装置が開放、または拡大して
いる時間の経過につれて発光部の発光色を変化させる態
様〔図11(e)〜(g)に示す態様〕、および(ウ)前記(ア)と
(イ)の組み合わせる態様などがある。
【0041】図10(a)〜(d)は図2の発光表示部D〜Fを遊
技球の特別入賞装置への入賞球数に対応させて発光させ
る場合の例を示し、上の横軸は開閉扉の開放時間を示
し、その下に遊技球が入賞した時期を黒丸で示した。な
お、所定条件では遊技球の特別入賞装置への入賞球数を
10個に設定しているが、入賞球検知手段が入賞球をカウ
ントしてから開閉扉が完全に閉じる迄にはタイムラグが
生じ、遊技球が11個あるいは12個などの所定数10個を越
えて入賞することもあり得るため、11個入賞した例を示
した。また特別入賞装置に遊技球が複数個まとめて入賞
することもあるが、該装置に設けた入賞球検知手段によ
り、1個ずつ入賞を検知して遊技球に応じた発光を確実
に制御できる。
【0042】図10(a)の発光パターンは、遊技球の入賞
数が所定数ごとに発光色を変化させるパターンである。
発光表示部D〜Fは、開閉扉が開いて遊技球の特別入賞装
置への入賞球のない状態では消灯しているが、遊技球が
1個入賞すると青色に発光し遊技球が4個入賞するまでは
青色発光状態が継続し、4個目が入賞した時点で発光色
を緑色に変化させ、この発光状態は7個目の入賞まで継
続させる。7個目が入賞すると赤色に発光色を変化さ
せ、10個目が入賞すると発光状態を黄色に変化させ、11
個目(12個以上の場合も含む)が入賞した時点で、青、
緑、赤の3色にフラッシュさせたものである。なお、前
記の10個目の入賞までは発光状態を連続して点灯した状
態としたが、これを点滅させても良い。前記した如く所
定球数よりも多くの遊技球が入賞した場合には、発光表
示部がフラッシュ発光して直に遊技者がそのことを認識
できる。これは遊技者の満足度を促進するものである。
そして、この場合の発光は、遊技領域内部に設けられた
従来の入賞球数を表示する表示装置などと比較して、遊
技者が明瞭に認識可能であり効果的である。また、この
ように段階的に発光色を変化させると、遊技者は段階的
な演出を楽しむことができる。
【0043】図10(b)に示すパターンは、遊技球が1個ず
つ入賞するごとに発光色を変化させるパターンである。
発光表示部D〜Fを、1個目は青色、2個目は緑色、3個目
は赤色、4個目は黄色、5個目は藍色、6個目は紫色、7
個目は橙色、8個目は桃色、9個目は水色、10個目は白色
に夫々発光させ、11個目でフラッシュさせる。
【0044】図10(c)は、1個目から5個目までを青色に
発光させた後、6個目で緑色に発光させ、以後1個ずつ入
賞するごとに、赤色(7個目)、黄色(8個目)、藍色(9個
目)、紫色(10個目)に夫々発光色を変化させた後、11個
目でフラッシュさせるパターンである。
【0045】図10(d)は、同図(a)と同様に所定の入賞球
数ごとに発光色を変化させるのに加えて、発光表示部の
発光領域も一緒に変化させるパターンである。1個目の
入賞から4個目が入賞するまでは、発光表示部Dを青色に
発光させる。4個目が入賞すると、発光表示部Dを消灯
し、発光表示部Eを緑色に発光させる。7個目が入賞する
と、発光表示部Eを消灯し発光表示部Fを赤色に発光さ
せ、10個目までこの発光状態を維持し、10個目の入賞で
発光表示部Fを消灯し発光表示部Dを黄色に所定時間発光
させた後、発光部D〜Fを11個目でフラッシュさせる。
【0046】図10(a)〜(d)に示す入賞球数に応じて発光
色を変化させる態様において、所定個数の入賞がない場
合には、最後の発光色(及び発光表示部)の発光状態を継
続するように構成することができる。
【0047】図11(e)〜(g)は、特別入賞装置が開放また
は拡大している時間の経過に対応して発光部の発光色を
変化させるパターンを示すものであり、上の横軸は特別
入賞装置の開閉扉の開放時間を示し、30秒経過後に閉じ
るように設定した。図11(e)に示すパターンは、特別入
賞装置の開閉扉が開放してから10秒迄の間は発光表示部
A〜Fを青色に発光させ比較的ゆっくり点滅させ、10秒〜
20秒の間は黄色に点滅発光させ、20秒後は比較的速く複
数の色に点滅させるように構成した。なお、この図11
(e)〜(g)に示す態様では、特別入賞装置に所定数10個以
上の遊技球が入賞した場合には、所定時間の30秒に達し
ない場合でも開閉扉が閉じることになる。その場合には
所定時間の30秒に達していなくても、発光表示部は消灯
する。
【0048】図11(f)は、特別入賞装置が開放または拡
大している時間の経過に伴って、発光領域が遊技機の下
から上に徐々に移行するパターンを示すものである。特
別入賞装置が開放してから5秒までは、全ての領域が消
灯した状態から、5秒経過すると遊技機の下のほうに位
置する発光表示部A、Bを青色に点滅発光させる。10秒後
に発光表示部Cを緑色に点滅発光させると同時に発光表
示部A、Bを消灯する。15秒後に発光表示部Dを赤色に点
滅発光させると同時に発光表示部Cを消灯する。20秒後
に発光表示部Eを紫色に点滅発光させると同時に発光表
示部Dを消灯する。25秒後に発光表示部Fを藍色に点滅発
光させると同時に発光表示部Eを消灯する。すなわち、
発光表示部は、(A、B)-C-D-E-Fの順に発光し、遊技機の
下のほうから上のほうに発光表示部が色を変化させなが
ら順次移行することになる。
【0049】図11(g)は、前記同図(f)のパターンにおい
て、一度点灯させた発光表示部を消灯させずに、点滅発
光させた状態で順次発光表示部を発光させるパターンで
あり、発光領域が遊技機の下から上に徐々に拡大してい
くものである。特別入賞装置が開放してから5秒経過す
ると、それまで全ての発光表示部が消灯した状態から、
遊技機の下にある発光表示部A、Bを青色に点滅発光さ
せ、10秒後に発光表示部A、Bを消灯せずにその上の発光
表示部Cを緑色に点滅発光させる、同様に15秒後に発光
表示部Dを赤色に点滅発光させ、20秒後に発光表示部Eを
紫色に点滅発光させ、25秒後に発光表示部Fを藍色に点
滅発光させる。25秒の時点では発光表示部A、B、C、D、
E、Fの全てが点滅発光した状態になり、時間の経過と共
に発光表示部の面積が拡大することになる。
【0050】本発明において発光部の発光色としては、
前記態様に限定されず、少なくとも2色用いれば良く、
任意に選択することができるが、色数が多くなると華や
かな演出が可能となり好ましい。前記したフルカラーLE
Dなどの光源を用いると、ほとんど無限とも言える色数
を得ることができるため、発光色の色数に上限は無い
が、実際には色の違いが明瞭に識別できる範囲で色を変
化させることが好ましい。
【0051】本発明において発光パターンは前記態様に
限定されるものではなく、特別入賞装置の作動状況に対
応して色が変化するように発光させるのであれば、任意
に選択できる。例えば前記態様において、発光色を異な
らしめたり、各発光表示部の発光させる順序を変化させ
ても良い。また発光状態を連続発光ではなく点滅やフラ
ッシュなどの断続的に行なう発光や、点滅速度が変化す
るようにしたり、発光照度を変化させるなどの変更が可
能である。また遊技球の入賞球や時間の経過に伴って発
光領域が縮小する発光パターンとしてもよい。
【0052】また発光パターンに一定の規則性を持たせ
ることにすれば、ゲームの興趣をさらに高めることがで
きる。例えば特別入賞装置の開放時間、入賞球数などと
発光色を対応させておくと、遊技者あるいは遊技者以外
の人が発光色を見ただけで入賞球数を直ちに認識でき、
従来の遊技機のように小さい表示部を見る必要などな
く、特別入賞装置の状態を容易に把握できる。さらに、
ラウンド間のインターバルにおいて、最終発光状態を維
持させることにすれば、遊技者が前回のラウンドの状態
を容易に把握できる。
【0053】また、予め複数種類の発光パターンを設定
しておいて、発光制御部83のROMなどに記憶保持させて
おいて、遊技機前面に設けた切替えスイッチ19の操作に
よって、発光表示部の発光パターンを切替えるように形
成することができる。この場合、遊技者が切替えスイッ
チを操作して任意に発光パターンを選択することができ
るため、特別遊技状態の時に単調な状態を繰り返すので
はなく、各特別遊技状態ごとに発光表示を変化に富んだ
ものとすることができるため、遊技者が飽きずに遊技を
楽しむことができる。さらに、前記の選択した発光パタ
ーンを数字や文字などのパターン識別情報として遊技機
前面に設けた発光パターン表示装置20に表示するように
構成すれば、遊技者が選択した発光パターンの状態を容
易に識別可能である。また図示しないが、切替えスイッ
チや発光パターン表示装置などを制御部の基板に搭載し
て遊技機裏面に装着し、ホールの管理者が予め発光パタ
ーンを設定することができるように構成してもよい。
【0054】また特別遊技状態における前記の発光部の
発光は、遊技盤4の図柄表示手段18の表示装置18aに表示
する図柄表示、音声発生装置21からの音声発生、電飾案
内車15、電飾装置16などの発光などの、遊技領域内に設
けられた各種の電気的装置の演出と合わせて行なうこと
ができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、遊技機の
前面側に複数色に発光可能な発光部を備え、通常遊技状
態および特別入賞装置が作動する特別遊技状態を採り得
るゲーム性を有し、特別遊技状態の特別入賞装置の作動
状況の変化に対応して前記発光部の発光色が変化するよ
うに構成したことにより、特別遊技状態における遊技者
に対する演出および装飾効果を高め、遊技者の満足度を
さらに高めることができる。なお従来の遊技機では遊技
枠などにランプなどの発光手段が配設されているものも
あるが、これらの発光手段は、入賞装置に単に賞球があ
った場合や、大当り確率が変動した場合などに発光する
のにすぎない。また従来の遊技機では大当り時つまり特
別入賞装置が作動している時の、ランプなどの装飾手段
を点灯・点滅させる様なものがあるが、これらの発光は
単なる繰返しの発光であり単調な装飾効果にすぎない。
本発明遊技機における装飾効果は、特別遊技状態の特別
入賞装置の作動状況の変化に対応して発光色が変化する
ものであるから、従来の遊技者への満足度が低い発光装
飾効果とは異なり、ゲームの趣向をこらして遊技者に対
する高度な演出を行なうことができるものである。
【0056】さらに本発明は単なる装飾効果に加えて、
下記の如く特別遊技状態の遊技者に対してゲーム性に係
わる有益な情報を提供できるという効果がある。本発明
において、遊技球の特別入賞装置の入賞球数に対応して
発光部の発光色が変化するように構成した場合、遊技者
に対し遊技球数を報知できることになる。特別入賞装置
に遊技球が1個入賞した場合、所定の遊技球が払い出さ
れる。1回の開放につき獲得できる遊技球数は、特別入
賞装置に入賞した遊技球数により変動する。従ってこの
入賞した遊技球数を報知することは、必要な情報を遊技
者に与えることになり、遊技者に対して利益につなが
る。
【0057】また本発明において、遊技球の特別入賞装
置が開放または拡大している時間の経過に対応して発光
部の発光色が変化するように構成した場合には、遊技者
に対して特別入賞装置の開放または拡大している時間を
報知できることになる。例えば遊技盤に配設された釘の
調整状態によっては、特別入賞装置の開閉扉が30秒経過
するまで開放し続ける場合がある。この場合、開放時間
の残りを発光手段によって報知することは、単なる通常
の発光演出だけでなく、遊技者にとって必要な情報を報
知することになり有益である。
【0058】さらに本発明は、遊技者以外の人から見た
場合に非常に高い装飾効果があり、引いてはホール全体
の装飾効果も高まり周囲の雰囲気も向上させることがで
きる。また、本発明において、表示装置内の表示と合わ
せて発光手段による演出を行なえば、さらに演出効果を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ遊技機の一例を示す正面図である。
【図2】 図1のパチンコ遊技機の発光表示部の領域を示
す説明図である。
【図3】 図1の前枠の分解斜視図である。
【図4】 多色発光ダイオードの一例を示す回路図であ
る。
【図5】 特別入賞装置の一例を示し、(a)は開閉扉が閉
じた状態を示す要部斜視図であり、(b)は開閉扉が拡大
した状態を示す要部斜視図である。
【図6】 特別入賞装置の他の例を示し、(a)は開閉羽根
が縮小した状態を示す要部斜視図であり、(b)は開閉羽
根が拡大した状態を示す要部斜視図である。
【図7】 図5の特別入賞装置の開閉扉の内部を示すもの
であり、(a)は一部切り欠き斜視図、(b)は(a)のB-B線縦
断面図である。
【図8】 図1のパチンコ遊技機の制御回路および各装置
の構成を示すブロック図である。
【図9】 図1のパチンコ遊技機のゲーム性を説明するた
めのフローチャートである。
【図10】 (a)〜(d)は、特別遊技状態の特別入賞装置へ
の入賞球数に対応して発光部の発光色が変化する場合の
発光パターンを示すチャート図である。
【図11】 (e)〜(g)は、特別遊技状態の特別入賞装置が
開放または拡大している時間の経過に対応して発光部の
発光色が変化する場合の発光パターンを示すチャート図
である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 2 外枠 3 中枠 4 遊技盤 5 前枠 12 特別入賞装置 18 図柄表示手段 51 開閉扉 A〜F 発光表示部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の前面側に複数色に発光可能な発
    光部を備え、通常遊技状態および特別入賞装置が作動す
    る特別遊技状態を採り得るゲーム性を有し、特別遊技状
    態の特別入賞装置の作動状況の変化に対応して前記発光
    部の発光色が変化するように構成されている遊技機にお
    いて、特別入賞装置の作動状況の変化が、遊技球の特別
    入賞装置への入賞球数であることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技機の前面側に複数色に発光可能な発
    光部を備え、通常遊技状態および特別入賞装置が作動す
    る特別遊技状態を採り得るゲーム性を有し、特別遊技状
    態の特別入賞装置の作動状況の変化に対応して前記発光
    部の発光色が変化するように構成されている遊技機にお
    いて、特別入賞装置の作動状況の変化が、特別入賞装置
    が開放または拡大している時間の経過であることを特徴
    とする遊技機。
JP2002005945A 2002-01-15 2002-01-15 遊技機 Pending JP2003205088A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002005945A JP2003205088A (ja) 2002-01-15 2002-01-15 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002005945A JP2003205088A (ja) 2002-01-15 2002-01-15 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003205088A true JP2003205088A (ja) 2003-07-22

Family

ID=27644845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002005945A Pending JP2003205088A (ja) 2002-01-15 2002-01-15 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003205088A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009066143A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Newgin Corp 遊技機
JP2009172140A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Mrd Co Ltd 遊技機の発光構造
JP2010000249A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Kyoraku Sangyo Kk 大入賞装置、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機
JP2010000248A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Kyoraku Sangyo Kk 大入賞装置、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機
JP2010000250A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機
JP2013017845A (ja) * 2012-10-29 2013-01-31 Sophia Co Ltd 封入球式遊技機
JP2014076088A (ja) * 2012-10-09 2014-05-01 Maruhon Industry Co Ltd パチンコ機
JP2014208035A (ja) * 2014-04-25 2014-11-06 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2014208036A (ja) * 2014-04-25 2014-11-06 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2016000301A (ja) * 2015-08-27 2016-01-07 株式会社大一商会 遊技機
JP2016000300A (ja) * 2015-08-27 2016-01-07 株式会社大一商会 遊技機
JP2016135417A (ja) * 2016-04-28 2016-07-28 株式会社大一商会 遊技機
JP2016135418A (ja) * 2016-04-28 2016-07-28 株式会社大一商会 遊技機
JP2019010241A (ja) * 2017-06-29 2019-01-24 株式会社平和 遊技機

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009066143A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Newgin Corp 遊技機
JP2009172140A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Mrd Co Ltd 遊技機の発光構造
JP2010000249A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Kyoraku Sangyo Kk 大入賞装置、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機
JP2010000248A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Kyoraku Sangyo Kk 大入賞装置、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機
JP2010000250A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機
JP2014076088A (ja) * 2012-10-09 2014-05-01 Maruhon Industry Co Ltd パチンコ機
JP2013017845A (ja) * 2012-10-29 2013-01-31 Sophia Co Ltd 封入球式遊技機
JP2014208035A (ja) * 2014-04-25 2014-11-06 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2014208036A (ja) * 2014-04-25 2014-11-06 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2016000301A (ja) * 2015-08-27 2016-01-07 株式会社大一商会 遊技機
JP2016000300A (ja) * 2015-08-27 2016-01-07 株式会社大一商会 遊技機
JP2016135417A (ja) * 2016-04-28 2016-07-28 株式会社大一商会 遊技機
JP2016135418A (ja) * 2016-04-28 2016-07-28 株式会社大一商会 遊技機
JP2019010241A (ja) * 2017-06-29 2019-01-24 株式会社平和 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4607368B2 (ja) 遊技機
JP2000126364A5 (ja)
JP5897451B2 (ja) 遊技機
JPH09322968A (ja) 遊技機
JP5968765B2 (ja) 遊技機
JP2003205088A (ja) 遊技機
JP7169615B2 (ja) 遊技機
JP2010051530A (ja) 遊技機
JP2007044365A (ja) 遊技機
JP2004024407A (ja) 遊技機
JP2002360797A (ja) 弾球遊技機
JP2004008538A (ja) 遊技機
JP4189162B2 (ja) 遊技機
JP2004041517A (ja) 遊技機
JP2004041439A (ja) 遊技機
JP2003126385A (ja) 弾球遊技機
JP2002058792A (ja) 遊技機
JP2004041514A (ja) 遊技機
JP4618646B2 (ja) 遊技機
JP2007159650A (ja) パチンコ遊技機
JP4807872B2 (ja) 遊技機
JP2005279024A (ja) 遊技機
JP5283061B2 (ja) 遊技機
JP6630706B2 (ja) 遊技機
JP2002095798A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040921

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080305

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080424

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080709

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

A521 Written amendment

Effective date: 20080905

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080917

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20081121