JP2003203729A - ダミーコネクタ - Google Patents

ダミーコネクタ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空き端子に装着されるダミーコネクタの長さ
を短くする。 【解決手段】 ダミーコネクタ1のシェル2内に、配線
基板6が収納され、この配線基板6の実装面6bにチッ
プコンデンサ7およびチップ抵抗8が取り付けられてい
る。そして、この配線基板6が、中心コンタクト4の軸
線に対して略垂直な面上に延在するように配置されてい
るので、ダミーコネクタ1の長さを短くすることができ
る。したがって、ダミーコネクタ1を空き端子とされて
いる同軸端子3に装着した際に、従来のダミーコネクタ
300よりも、壁からのダミーコネクタ1の先端の突出
量を小さくすることができる。その結果、同軸端子3に
装着されたダミーコネクタ1が目立つことを防止するこ
とができるとともに、ダミーコネクタ1の先端が家具な
どの設置の妨げになることを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、CATVシステム
などにおける空き端子とされている同軸端子に取り付け
られるダミーコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のCATVシステムにおいては、ケ
ーブルテレビネットワークにケーブルモデムを接続し
て、このケーブルモデムを介してパソコンをケーブルテ
レビネットワークに接続することにより、各種ネットワ
ークサービスを利用することが行われている。このよう
なCATVシステムでは、CATVセンターに設けられ
たヘッドエンドから、複数本のケーブルテレビネットワ
ークを構成する幹線に各種番組信号や各種データが送出
される。幹線に送出された各種番組信号や各種データは
幹線を伝播しながら、所定距離毎に設けられた双方向幹
線増幅器で増幅されると共に周波数特性が等化されて伝
播されていく。
【0003】この幹線は所々で分岐増幅器や分岐器で分
岐されて分岐幹線に枝分かれしていき、さらに分配器に
より分配されてタップオフを介すると共に、保安器を介
して各施設や各家庭に引き込まれるようになる。これに
より、各施設や各家庭は各種番組信号や各種データを受
信することができるようになる。各施設や各家庭にはホ
ームターミナルが設けられており、ホームターミナルで
各種番組信号がデコードされたり選局されるようにな
る。これにより、ホームターミナルに接続されたテレビ
により所望の番組を楽しむことができるようになる。
【0004】さらに、ケーブルテレビネットワークに各
施設や各家庭に設置されたパソコンを接続するには、パ
ソコンをケーブルモデムを介してケーブルテレビネット
ワークに接続する。この場合、例えばパソコンからイン
ターネットに接続する際に発信された上り信号は、ケー
ブルモデム、ケーブルテレビネットワークを介してCA
TVセンターに上っていき、CATVセンターに設けら
れたルータを介してインターネットサービスプロバイダ
に送出されるようになる。これにより、各施設や各家庭
に設置されたパソコンがインターネットサービスプロバ
イダを介してインターネットに接続され、インターネッ
トサービスを受けることができるようになる。また、C
ATVセンターが他のネットワークサービスを提供する
ことができる場合は、同様にしてそのネットワークに各
施設や各家庭に設置されたパソコンが接続されるように
なる。
【0005】ホームターミナルは分配器を介してケーブ
ルネットワークに接続されており、ケーブルモデムも同
様とされている。しかしながら、ケーブルモデムは必ず
しもCATVの全加入者に設けられているものではな
い。ケーブルモデムが設けられていない場合は、ケーブ
ルモデムを接続する分配器の同軸端子は流合雑音の発生
を防止するように終端する必要がある。ここでいう流合
雑音とは、端末に接続された機器から分配器に至る間で
上り信号に重畳される電気機器等から発生される雑音を
意味している。例えば、分配器の同軸端子における中心
コンタクトや同軸ケーブルに外部雑音が乗ると、それら
の雑音が累積されて大きな雑音、すなわち流合雑音とな
ってセンターへ到達するようになる。流合雑音が発生し
集まり大きくなると、この流合雑音のため上り回線が使
用できなくなるおそれが生じるようになる。そこで、出
力端とされる同軸端子が空き端子とならないように使用
しない同軸端子には終端抵抗を内蔵したプラグ(すなわ
ちダミーコネクタ)を接続するようにしている。
【0006】次に、このようなダミーコネクタにおける
従来のダミーコネクタを図13ないし図16を用いて説
明する。図13は従来のダミーコネクタの説明図で、
(a)が断面図、(b)が側面図、(c)が(b)のc
矢印図である。図14はダミーコネクタの概略の回路図
で、(a)が従来のダミーコネクタの回路図、(b)が
実体配線図、(c)が等価回路である。図15はダミー
コネクタを取り付ける直前の同軸端子の斜視図である。
図16はダミーコネクタが取り付けられている状態での
同軸端子の斜視図である。なお、図15および図16に
おいて、上側のダミーコネクタは本発明の実施の形態に
かかるダミーコネクタで、下側のダミーコネクタは従来
のダミーコネクタである。
【0007】図13に示す従来のダミーコネクタ300
において、ダミーコネクタ300の外郭を形成するシェ
ル301は金属製で導電性の筒体である。そして、図1
5および図16に図示するように、このダミーコネクタ
300を同軸端子302に取り付ける際には、シェル3
01の雌螺子部301aを同軸端子302の雄螺子部3
02aに螺合させており、シェル301はアースされて
いる。シェル301の内部には、シェル301と同軸に
棒状の導電性の中心コンタクト303が配置されてい
る。この中心コンタクト303とシェル301との間に
は、筒状の絶縁性の支持体304が配置されている。こ
の支持体304が中心コンタクト303を支持して固定
しており、シェル301と中心コンタクト303とは支
持体304により電気的に絶縁されている。そして、ダ
ミーコネクタ300を同軸端子302に装着した際に
は、この中心コンタクト303が同軸端子302の中心
導体内に挿入されて電気的に接続されることにより、同
軸端子302が終端されるようになる。しかし、同軸端
子302にダミーコネクタ300が装着されていない状
態では、空き端子とされて高インピーダンス状態の同軸
端子302に雑音が乗るようになり、この雑音がCAT
Vセンターに上っていくことにより流合雑音が発生する
ようになる。
【0008】中心コンタクト303は、図13(a)に
示すように互いに並列に接続された一対のコンデンサ3
06および抵抗307が直列に接続されて、シェル30
1に接続されている。コンデンサ306および抵抗30
7はリード付き部品とされて、コンデンサ306同士の
接続部分およびコンデンサ306と抵抗307との接続
部分において、そのリード線306a,307aは半田
付け308されている。そして、抵抗307のリード線
307aはシェル301に接続されている。したがっ
て、中心コンタクト303は、コンデンサ306および
抵抗307を介してシェル301にアースされている。
抵抗307の抵抗値は同軸ケーブルの特性インピーダン
スにほぼ等しい値に設定されており、中心コンタクト3
03を終端している。したがって、同軸端子302にダ
ミーコネクタ300が装着されていると、同軸端子30
2は中心コンタクト303、コンデンサ306、抵抗3
07を介してシェル301にアースされ、同軸端子30
2に雑音が乗らないようになる。その結果、流合雑音の
発生を防止することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図13に示す従来のダ
ミーコネクタ300においては、中心コンタクト303
の基部とシェル301の頂部との間に一対のコンデンサ
306および抵抗307が設けられるが、これらの部品
はリード部品とされているため一対のコンデンサ306
および抵抗307はダミーコネクタ300の軸線に沿っ
て配置されるようになる。したがって、ダミーコネクタ
300の長さが長くなり、図16の下側部分に示すよう
に、同軸端子302に装着した際にダミーコネクタ30
0の先端が、同軸端子302から大きく突出するという
問題点が生じる。
【0010】また、コンデンサ306および抵抗307
はリード付き部品であり、コンデンサ306および抵抗
307を取り付ける際に、そのリード線306a,30
7aをカットする必要があり、作業量が増大するととも
に、廃棄物が発生するという問題点が生じる。
【0011】ところで、ダミーコネクタにおける終端回
路は、図14(a)に示す回路とされている。並列接続
されているコンデンサC1,C2は図13(a)に示す
コンデンサ306に相当し、並列接続されているコンデ
ンサC1,C2に直列接続されている抵抗Rは、図13
(a)に示す抵抗307に相当している。この終端回路
の実体配線図は図14(b)に示すようになる。すなわ
ち、並列接続されている一対のコンデンサC1,C2と
抵抗Rとはそれらの素子の両端より導出されているリー
ド線により接続されていることから、図14(c)に示
す等価回路のようにリード線によるインダクタンスL
1,L2,L3や浮遊容量が発生するようになる。ただ
し、浮遊容量は図示していない。すると、このリード線
によるインダクタンスL1,L2,L3や浮遊容量によ
り終端回路内に共振回路が生じるようになり、終端した
際の周波数特性が不安定になるという問題点が生じる。
【0012】そこで、本発明は全体の長さを短い長さと
することができると共に、周波数特性の安定したダミー
コネクタを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のダミーコネクタは、空き端子とされている
同軸端子に取り付けられるダミーコネクタにおいて、筒
状のシェル本体と、該シェル本体の一端に形成される開
口部および他端を覆う覆い部を具備している導電性のシ
ェルと、該シェルの内部空間に該シェルと略同軸に配置
される棒状でかつ導電性の中心コンタクトと、該中心コ
ンタクトの基部に電気的に接続されているとともに、前
記中心コンタクトの軸線に対して略垂直な面上に延在す
る配線基板と、該配線基板の実装面に設けられた終端手
段とを備えている。
【0014】また、上記本発明のダミーコネクタにおい
て、前記配線基板の実装面は、前記シェルの開口部に向
いて配置されており、前記配線基板の配線パターンは、
前記中心コンタクトと前記終端手段とを接続するように
構成されていると共に、前記シェルの覆い部の内面に
は、前記配線基板と離隔するための凹部が設けられてい
てもよい。
【0015】さらに、上記本発明のダミーコネクタにお
いて、前記配線基板の中央部には貫通孔が形成され、こ
の中央孔の内周面に形成されたスルーホールに前記中心
コンタクトの基部の外周面が電気的に接続されていても
よい。
【0016】そして、上記本発明のダミーコネクタにお
いて、前記配線基板の裏面には前記シェルの覆い部に電
気的に接続される接点部が設けられ、かつ、配線基板の
実装面と裏面とを電気的に接続する接点用スルーホール
が前記配線基板を貫通して設けられ、前記接点部により
前記終端手段が前記シェルに電気的に接続されていても
よい。
【0017】また、上記本発明のダミーコネクタにおい
て、前記配線基板の裏面と前記シェルの覆い部との間に
ウエーブワッシャが介在されており、該ウェーブワッシ
ャにより前記配線基板の裏面と前記シェルの覆い部との
間が弾接されていてもよい。
【0018】このような本発明によれば、終端手段が取
り付けられている配線基板が中心コンタクトの軸線に対
して略垂直な面上に延在しているため、中心コンタクト
および配線基板を内部に収容しているシェルの長さを短
くすることができる。したがって、ダミーコネクタの全
体の長さを短くすることができる。さらに、リード線の
ないチップコンデンサおよびチップ抵抗により終端手段
を構成することができると共に、これらのチップ部品が
取り付けられる配線基板の実装面を、シェルの開口部に
向いて配置するようにしたので、終端手段とシェルとを
離隔して配置することができ、インダクタンスや浮遊容
量の発生を防止して電気的悪影響を与えることを防止す
ることができる。その結果、ダミーコネクタの電気的特
性を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のダミーコネクタにかかる
第1の実施の形態を説明する。図1は本発明のダミーコ
ネクタにかかる第1の実施の形態の説明図で、(a)が
平面図、(b)が正面図、(c)が断面図である。図2
は本発明のダミーコネクタにかかる第1の実施の形態の
組み立て分解図である。図3は本発明のダミーコネクタ
にかかる第1の実施の形態の配線基板の実装面の図であ
る。図4は本発明のダミーコネクタにかかる第1の実施
の形態の配線基板の裏面の図である。図5は本発明のダ
ミーコネクタにかかる第1の実施の形態のシェルの説明
図で、(a)が平面図、(b)が断面図である。図6は
本発明のダミーコネクタにかかる第1の実施の形態の固
定用絶縁体の説明図で、(a)が平面図、(b)が側面
図、(c)が断面図である。図7は本発明のダミーコネ
クタにかかる第1の実施の形態の中心コンタクトの説明
図で、(a)が平面図、(b)が断面図である。図8は
本発明の第1の実施の形態のダミーコネクタおよび従来
のダミーコネクタの特性を示すグラフである。なお、図
1および図2において、チップ抵抗およびチップコンデ
ンサの位置は分かりやすいようにズラして図示されてい
る。
【0020】図1に示すように、本発明の第1の実施の
形態におけるダミーコネクタ1は、外郭として金属製の
シェル2を備えている。導電性のシェル2の本体2aは
筒体とされ、一端には開口部2bが形成され、他端は覆
い部2cで覆われており、シェル2は袋状をしている。
また、シェル本体2aの内面には雌螺子部2dが形成さ
れている。このシェル2の雌螺子部2dが空き端子3の
雄螺子部3aに螺合することにより、ダミーコネクタ1
は空き端子3に装着されるとともに、シェル2はアース
される。
【0021】シェル2の内部には、導電性の中心コンタ
クト4がシェル2と同軸に配置される。中心コンタクト
4は棒状をし、先端は尖っている。また、中心コンタク
ト4の基部4aは本体4bよりも大径であり、配線基板
6の中央孔6aに嵌合されている。また、中心コンタク
ト4の基部4aの端面には凹部4cが形成されている。
そして、シェル2が同軸端子3に螺合して装着された際
には、中心コンタクト4は同軸端子3の中心導体に挿入
されて電気的に接続される。これにより、同軸端子3に
ダミーコネクタ1により終端されて、流合雑音の発生を
防止することができる。
【0022】中心コンタクト4はその基部4aと本体4
bとの境目に鍔部4dが設けられている。そして、中心
コンタクト4の基部4aが図3および図4に示す配線基
板6の中央孔6aに嵌まった際には、中心コンタクト4
の鍔部4dは配線基板6の実装面6bに当接し、また、
基部4aの先端は配線基板6の裏面6cよりも突出す
る。この基部4aの先端はカシメられて中央孔6aの周
縁部に係合する。この様にして、中心コンタクト4は配
線基板6に固定支持され、配線基板6は中心コンタクト
4の軸線に対して略垂直に延在するようになる。また、
中央孔6aはスルーホールであり、配線基板6の中央部
を貫通しているとともに内周面および周縁部には導電薄
膜が形成されており、中央孔6aに嵌められている中心
コンタクト4は配線基板6のプリント回路に電気的に接
続される。
【0023】配線基板6の実装面6bのプリント回路に
はチップコンデンサ7および略75オームの特性インピ
ーダンスとされたチップ抵抗8が半田付けされている。
チップコンデンサ7およびチップ抵抗8は配線基板6の
周方向に互いに隣接して配列されている。また、チップ
抵抗8に隣接して接点用スルーホール6eが形成されて
いる。接点用スルーホール6eは配線基板6を貫通して
いるとともに内周面および周縁部は導電性を具備してお
り、配線基板6の実装面6bの配線回路と裏面6cの配
線回路とを電気的に接続している。配線基板6の裏面6
cには円弧状の接点部6dのパターンが設けられてお
り、この接点部6dは接点用スルーホール6eと電気的
に接続している。この様にして、中心コンタクト4は、
配線基板6の中央孔6a、チップコンデンサ7、チップ
抵抗8、接点用スルーホール6eおよび接点部6dを介
してシェル2に電気的に接続しており、中心コンタクト
4は、チップコンデンサ7およびチップ抵抗8により終
端される。具体的には、この配線基板6の接点部6d
は、シェル2の覆い部2cの内面に当接することにより
シェル2にアースされている。チップコンデンサ7の静
電容量およびチップ抵抗8の抵抗値は、同軸端子3に接
続されている同軸ケーブルの特性インピーダンスにほぼ
等しい値に設定されている。したがって、同軸端子3に
ダミーコネクタ1が装着されていると、同軸端子3で反
射することなく終端されるようになる。その結果、流合
雑音の発生を防止することができる。
【0024】また、シェル2の覆い部2cにおいて、そ
の内面の中央には凹部2eが形成されている。この凹部
2eの深さaを所定の深さとすることにより、ダミーコ
ネクタ1の周波数特性を向上させている。すなわち、ダ
ミーコネクタ1の等価回路は図8に示すようになる。こ
の等価回路において、Laは中心コンタクト4と配線基
板6における基板パターンとによるインダクタンス、L
bはチップコンデンサ(C)7とチップ抵抗(R)8間
の基板パターンによるインダクタンス、Lcはチップ抵
抗(R)8と接点用スルーホール6e間の基板パターン
によるインダクタンスである。また、Caは中心コンタ
クト4および配線基板6とシェル本体2aとの間に発生
した浮遊容量、Cbはチップコンデンサ(C)7やチッ
プ抵抗(R)8、配線基板6とシェル本体2aとの間に
発生した浮遊容量、Ccは配線基板6、接点用スルーホ
ール6eとシェル本体2aとの間に発生した浮遊容量で
あり、浮遊容量Ca、Cb、Ccは凹部2eの深さaに
より決定される。図8を参照すると、等価回路はLPF
を構成しており、一般にLPFの共振周波数は高周波帯
に存在している。そこで、浮遊容量Ca、Cb、Ccを
調整することによりLPFの共振周波数を高周波帯へず
らすことができるようになる。
【0025】この様子を図9に示すVSWR(電圧定在
波比)特性により説明する。図9に示すVSWR特性は
凹部2eの深さaを0.5mm、0.6mm、0.7m
mに設定した際のダミーコネクタ1におけるVSWR特
性とされている。図9を参照すると、凹部2eの深さa
=0.5mmのときよりもa=0.6mmの方がよい結
果が得られており、また、a=0.7mmとするとVS
WR特性が劣化することがわかる。このことから、凹部
2eの深さaを約0.6mmとした際にダミーコネクタ
1のVSWR特性が向上することがわかる。このように
して、ダミーコネクタ1の周波数特性を安定化してい
る。なお、従来のダミーコネクタ300の等価回路は図
14(c)のようになるが、リード線によるインダクタ
ンスの値は製品毎に異なるようになるため、その共振周
波数を安定化することができず、そのインダクタンスを
利用して周波数特性を向上することはできない。
【0026】ここで、元の説明に戻ると、覆い部2cの
凹部2eの周縁部に台座2fが形成されている。この台
座2fに配線基板6の裏面6cが当接して、接点部6d
が台座2fに接触し電気的に接続される。配線基板6は
固定用絶縁体11内に収納され、固定用絶縁体11がシ
ェル本体2a内に圧入されることにより、覆い部2c側
に押圧されると共にシェル本体2a内に保持されるよう
になる。固定用絶縁体11はシェル本体2aに圧入され
てシェル本体2aの内面に当接する外側筒部11a、挿
通された中心コンタクト4を保持する内側筒部11bお
よび、外側筒部11aの端部と内側筒部11bの端部と
を連結するリング状の連結部11cを具備している。外
側筒部11aの内周面には段部11dが形成され、配線
基板6が外側筒部11a内に嵌挿された際に、この段部
11dに配線基板6の実装面6bの周縁部が当接する。
また、内側筒部11bに中心コンタクト4の本体4bが
挿通された際に、内側筒部11bの端面に中心コンタク
ト4の鍔部4dの前面が当接するようになる。さらに、
外側筒部11aと内側筒部11bとの間の空間は、配線
基板6に搭載したチップコンデンサ7およびチップ抵抗
8を収納する空間とされる。また、連結部11cの周縁
部にはリング状の凹部11fが形成され、この凹部11
fとシェル本体2aの内面との間に防水用のOリング1
2が取り付けられる。
【0027】次に、本発明の第1の実施の形態にかかる
ダミーコネクタ1の組立方法について説明する。本発明
の第1の実施の形態にかかるダミーコネクタ1を組み立
てる際には、図1および図2に示すように、予めチップ
コンデンサ7およびチップ抵抗8をチップマウンタなど
により半田付けした配線基板6を準備し、この配線基板
6の中央孔6aに中心コンタクト4の基部4aを嵌挿す
る。ついで、中央孔6aから突出した基部4aの先端を
カシメて、配線基板6に中心コンタクト4を固定する。
この配線基板6が取り付けられた中心コンタクト4の本
体4bに、固定用絶縁体11の内側筒部11bを嵌挿
し、そして、嵌挿した状態で、固定用絶縁体11を配線
基板6に近づけて行き、配線基板6の外周面に固定用絶
縁体11の外側筒部11aを嵌合させるとともに、固定
用絶縁体11の段部11dを配線基板6の実装面6bに
当接させる。また、固定用絶縁体11の内側筒部11b
の先端を中心コンタクト4の鍔部4dに当接させる。こ
れで、中心コンタクト4、配線基板6および固定用絶縁
体11は一体に組み立てられ、この組み立てられた状態
で、シェル2内に収納し、配線基板6の裏面6cをシェ
ル2の台座2fに当接させるとともに、配線基板6の裏
面6cをシェル2の台座2fに圧接すべく固定用絶縁体
11をシェル2のシェル本体2a内の奥側部分に圧入嵌
合させる。その後、Oリング12をシェル2内に入れて
固定用絶縁体11の凹部11fに取り付け、液密にして
防水する。
【0028】このように構成された上記実施の形態のダ
ミーコネクタ1および従来のダミーコネクタ300の周
波数と電圧定在波比(VSWR)との関係を示すグラフ
が図8に示されている。そして、図8におけるポイント
1の770MHz では、実施の形態のダミーコネクタ1の
電圧定在波比は約1.05で、一方、従来のダミーコネ
クタ300の電圧定在波比は約1.15であり、実施の
形態のダミーコネクタ1の方が従来のダミーコネクタ3
00よりも電圧定在波比が小さく良好な電気的特性を有
している。同様に、ポイント2の1336MHz では、実
施の形態のダミーコネクタ1の電圧定在波比は約1.0
2で、一方、従来のダミーコネクタ300の電圧定在波
比は約1.2であり、実施の形態のダミーコネクタ1の
方が電圧定在波比が小さく良好な電気的特性を有してい
る。また、ポイント3の2150MHz では、実施の形態
のダミーコネクタ1の電圧定在波比は約1.16で、一
方、従来のダミーコネクタ300の電圧定在波比は約
1.26であり、実施の形態のダミーコネクタ1の方が
電圧定在波比が小さく良好な電気的特性を有している。
さらに、ポイント4の2600MHz では、実施の形態の
ダミーコネクタ1の電圧定在波比は約1.24で、一
方、従来のダミーコネクタ300の電圧定在波比は約
1.32であり、実施の形態のダミーコネクタ1の方が
電圧定在波比が小さく良好な電気的特性を有している。
この様に、全周波数帯域において実施の形態のダミーコ
ネクタ1が電圧定在波比が小さく良好な電気的特性を有
している。
【0029】上記したように、中心コンタクト4の軸線
に対して略垂直な面上に延在する配線基板6にチップコ
ンデンサ7およびチップ抵抗8が配置されているので、
ダミーコネクタ1の長さを短くすることができる。した
がって、図16に示すように、ダミーコネクタ1を空き
端子3に装着した際に、従来のダミーコネクタ300よ
りも、壁からのダミーコネクタ1の先端の突出量を小さ
くすることができる。その結果、空き端子3に装着され
たダミーコネクタ1が目立つことを防止することができ
るとともに、ダミーコネクタ1の先端が家具などの設置
の妨げになることを防止することができる。また、チッ
プコンデンサ7およびチップ抵抗8などのチップ部品を
用いており、リード付き部品のようにリード線を切断す
る作業がなく、取付作業が容易となる。また、チップ部
品を半田付けしており、従来のようなリード線部品の半
田付けをしていないので、リード線の部分におけるイン
ダクタンスの発生や、リード線の半田付け部分における
浮遊容量の発生を防止することができる。
【0030】また、配線基板6の実装面6bはシェル2
の開口部2bに向いており、実装面6bに取り付けられ
ているチップコンデンサ7およびチップ抵抗8とシェル
2とは離隔して配置されるので、浮遊容量の発生を防止
することができる。このため、本発明にかかるダミーコ
ネクタ1の電気的特性が安定化される。
【0031】次に、本発明のダミーコネクタにかかる第
2の実施の形態を説明する。図11は本発明のダミーコ
ネクタにかかる第2の実施の形態の説明図で、(a)が
平面図、(b)が断面図である。図12は本発明のダミ
ーコネクタにかかる第2の実施の形態のウエーブワッシ
ャの説明図で、(a)が平面図、(b)が側面図であ
る。
【0032】第2の実施の形態のダミーコネクタ101
は、前記第1の実施の形態のダミーコネクタ1と、配線
基板6のシェルへの取付構造が異なっている。すなわ
ち、シェルおよび固定用絶縁体の形状が異なるととも
に、図12に示すウエーブワッシャ113がシェル10
2の覆い部102cと配線基板6との間に配置されてい
る点で特に相違する。しかしながら、中心コンタクト
4、配線基板6、チップコンデンサ7、チップ抵抗8お
よびOリング12の構造に関しては、第2の実施の形態
のダミーコネクタ101と、前記第1の実施の形態のダ
ミーコネクタ1とは略同じである。
【0033】第2の実施の形態のダミーコネクタ101
のシェル102は、第1の実施の形態のダミーコネクタ
1のシェル2と同様に、金属製で導電性を有し、そのシ
ェル本体102aは筒体で、一端には開口部102bが
形成され、他端は覆い部102cで覆われており、シェ
ル102は袋状をしている。また、シェル本体102a
の内面には雌螺子部102dが形成されている。このシ
ェル102の雌螺子部102dが空き端子3の雄螺子部
3aに螺合することにより、ダミーコネクタ101は空
き端子3に装着されるとともに、シェル102はアース
される。また、第2の実施の形態のシェル102の覆い
部102cには、第1の実施の形態のシェル2の覆い部
2cと同様に、凹部102eおよび台座102fが設け
られている。ただし、台座102fの径は配線基板6が
略丁度嵌まる大きさに形成されている。また、シェル本
体102aの内面には、固定用絶縁体111の係合爪1
11gが係止されるリング状の係止部102gおよび、
Oリング12が支持されるリング状の段部102hが形
成されている。
【0034】シェル102の覆い部102cと配線基板
6との間に配置されるウエーブワッシャ113は図12
に示され、金属製で導電性を有しており、波を打ったリ
ング状をしている。そして、このウエーブワッシャ11
3が配線基板6の接点部6dとシェル102の台座10
2fとを電気的に接続している。
【0035】また、第2の実施の形態の固定用絶縁体1
11は、第1の実施の形態の固定用絶縁体11と略同様
にして、シェル本体102a内に嵌め込まれ、シェル本
体102aの内面に当接する外側筒部111a、中心コ
ンタクト4の周面に当接する内側筒部111bおよび、
外側筒部111aの端部と内側筒部111bの端部とを
連結するリング状の連結部111cを具備しており、外
側筒部111aと内側筒部111bとの間の空間にチッ
プコンデンサ7およびチップ抵抗8が配置される。そし
て、外側筒部111aの先端が配線基板6の実装面6b
を押圧し、内側筒部111bの端面が中心コンタクト4
の基部4aに当接する。また、外側筒部111aの外周
面にはシェル102の係止部102gと係合するリング
状の係合爪111gが形成されている。なお、第2の実
施の形態の固定用絶縁体111には、第1の実施の形態
の固定用絶縁体11に設けられている段部11dおよび
凹部11fは設けられていない。
【0036】次に、本発明の第2の実施の形態にかかる
ダミーコネクタ101の組立方法について説明する。本
発明の第2の実施の形態にかかるダミーコネクタ101
を組み立てる際には、予めチップコンデンサ7およびチ
ップ抵抗8を半田付けした配線基板6を準備して、この
配線基板6の中央孔6aに中心コンタクト4の基部4a
を嵌挿し、配線基板6に中心コンタクト4を固定する。
ウエーブワッシャ113をシェル102内に収納し、ウ
エーブワッシャ113を台座102fに当接させる。つ
いで、中心コンタクト4が取り付けられた配線基板6を
シェル102内に収納し、配線基板6の裏面6cをウエ
ーブワッシャ113に当接させ、配線基板6の接点部6
dをウエーブワッシャ113を介してシェル102に電
気的に接続する。そして、固定用絶縁体111の内側筒
部111b内に中心コンタクト4の本体4bを挿入しな
がら、固定用絶縁体111をシェル102内に収納し、
固定用絶縁体111の係合爪111gをシェル102の
係止部102gに係合させて固定用絶縁体111をシェ
ル102に固定支持する。その際に、固定用絶縁体11
1の外側筒部111aが配線基板6の実装面6bに当接
するようになり、配線基板6の裏面6cがウエーブワッ
シャ113によりシェル102の台座102fに弾接さ
れるようになる。その後、Oリング12がシェル102
内に挿着されてシェル102の段部102hに当接した
状態で取り付けられる。そして、ダミーコネクタ101
が空き端子3に取り付けられた際には、このOリング1
2で液密シールされて防水される。
【0037】このように構成された上記第2の実施の形
態のダミーコネクタ101は、第1の実施の形態のダミ
ーコネクタ1と同様に、電圧定在波比が小さく、良好な
電気的特性を有している。また、第2の実施の形態のダ
ミーコネクタ101においてもシェル102の覆い部1
02cにおいて、その内面の中央には凹部102eが形
成されている。そして、この凹部102eの深さaを所
定の深さとすることにより、前述したようにダミーコネ
クタ101の周波数特性を向上させている。
【0038】上記したように、中心コンタクト4の軸線
に対して略垂直な面上に延在する配線基板6にチップコ
ンデンサ7およびチップ抵抗8が配置されているので、
ダミーコネクタ101の長さを短くすることができる。
したがって、第1の実施の形態と同様に、ダミーコネク
タ101を空き端子3に装着した際に、従来のダミーコ
ネクタ300よりも、壁からのダミーコネクタ101の
先端の突出量を小さくすることができる。その結果、空
き端子3に装着されたダミーコネクタ101が目立つこ
とを防止することができるとともに、ダミーコネクタ1
01の先端が家具などの設置の妨げになることを防止す
ることができる。チップコンデンサ7およびチップ抵抗
8などのチップ部品を用いており、リード付き部品のよ
うにリード線を切断する作業がなく、取付作業が容易と
なる。また、チップ部品を半田付けしており、従来のよ
うなリード線部品の半田付けをしていないので、リード
線の部分におけるインダクタンスの発生や、リード線の
半田付け部分における浮遊容量の発生を防止することが
できる。
【0039】また、配線基板6の実装面6bはシェル1
02の開口部102bに向いており、実装面6bに取り
付けられているチップコンデンサ7およびチップ抵抗8
とシェル102とは離隔して配置されるので、浮遊容量
の発生を防止することができる。このため、本発明にか
かるダミーコネクタ101の電気的特性が安定化され
る。
【0040】
【発明の効果】上記説明したように本発明によれば、終
端手段が取り付けられている配線基板が中心コンタクト
の軸線に対して略垂直な面上に延在しているため、中心
コンタクトおよび配線基板を内部に収容しているシェル
の長さを短くすることができる。したがって、ダミーコ
ネクタの全体の長さを短くすることができる。さらに、
リード線のないチップコンデンサおよびチップ抵抗によ
り終端手段を構成することができると共に、これらのチ
ップ部品が取り付けられる配線基板の実装面を、シェル
の開口部に向いて配置するようにしたので、終端手段と
シェルとを離隔して配置することができ、浮遊容量の発
生を防止して電気的悪影響を与えることを防止すること
ができる。その結果、ダミーコネクタの電気的特性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のダミーコネクタにかかる第1の
実施の形態の説明図で、(a)が平面図、(b)が正面
図、(c)が断面図である。
【図2】図2は本発明のダミーコネクタにかかる第1の
実施の形態の組み立て分解図である。
【図3】図3は本発明のダミーコネクタにかかる第1の
実施の形態の配線基板の実装面の図である。
【図4】図4は本発明のダミーコネクタにかかる第1の
実施の形態の配線基板の裏面の図である。
【図5】図5は本発明のダミーコネクタにかかる第1の
実施の形態のシェルの説明図で、(a)が平面図、
(b)が断面図である。
【図6】図6は本発明のダミーコネクタにかかる第1の
実施の形態の固定用絶縁体の説明図で、(a)が平面
図、(b)が側面図、(c)が断面図である。
【図7】図7は本発明のダミーコネクタにかかる第1の
実施の形態の中心コンタクトの説明図で、(a)が平面
図、(b)が断面図である。
【図8】図8は本発明の第1の実施の形態のダミーコネ
クタの等価回路を示す回路図である。
【図9】図9は凹部の深さaの作用を説明するためのV
SWR特性を示す図である。
【図10】図8は本発明の第1の実施の形態のダミーコ
ネクタおよび従来のダミーコネクタの特性を示すグラフ
である。
【図11】図11は本発明のダミーコネクタにかかる第
2の実施の形態の説明図で、(a)が平面図、(b)が
断面図である。
【図12】図12は本発明のダミーコネクタにかかる第
2の実施の形態のウエーブワッシャの説明図で、(a)
が平面図、(b)が側面図である。
【図13】図13は従来のダミーコネクタの説明図で、
(a)が断面図、(b)が側面図、(c)が(b)のc
矢印図である。
【図14】図14はダミーコネクタの概略の回路図で、
(a)がダミーコネクタの回路図、(b)が実体配線
図、(c)が等価回路である。
【図15】図15はダミーコネクタを取り付ける直前の
空き端子の斜視図である。
【図16】図16はダミーコネクタが取り付けられてい
る状態での空き端子の斜視図である。
【符号の説明】
1 ダミーコネクタ、2 シェル、2a シェル本体、
2b 開口部、2c 覆い部、2d 雌螺子部、2e
凹部、2f 台座、3 空き端子、3a 雄螺子部、4
中心コンタクト、4a 基部、4b 本体、4c 凹
部、4d 鍔部、6 配線基板、6a 中央孔、6b
実装面、6c 裏面、6d 接点部、6e接点用スルー
ホール、7 チップコンデンサ、8 チップ抵抗、11
固定用絶縁体、11a 外側筒部、11b 内側筒
部、11c 連結部、11d 段部、12 Oリング、
101 ダミーコネクタ、102 シェル、102a
シェル本体、102b 開口部、102c 覆い部、1
02d 雌螺子部、102e凹部、102f 台座、1
02g 係止部、102h 段部、111 固定用絶縁
体、111a 外側筒部、111b 内側筒部、111
c 連結部、111g 係合爪、103 ウエーブワッ
シャ、300 ダミーコネクタ、301 シェル、30
1a 雌螺子部、302 空き端子、302a 雄螺子
部、303中心コンタクト、304 支持体、306
コンデンサ、306a リード線、307 抵抗、30
7a リード線、308 半田付け
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中田 訓史 埼玉県蕨市北町4丁目7番4号 日本アン テナ株式会社蕨工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空き端子とされている同軸端子に取り付
    けられるダミーコネクタにおいて、 筒状のシェル本体と、該シェル本体の一端に形成される
    開口部および他端を覆う覆い部を具備している導電性の
    シェルと、 該シェルの内部空間に該シェルと略同軸に配置される棒
    状でかつ導電性の中心コンタクトと、 該中心コンタクトの基部に電気的に接続されているとと
    もに、前記中心コンタクトの軸線に対して略垂直な面上
    に延在する配線基板と、 該配線基板の実装面に設けられた終端手段と、を備えて
    いることを特徴とするダミーコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記配線基板の実装面は、前記シェルの
    開口部に向いて配置されており、前記配線基板の配線パ
    ターンは、前記中心コンタクトと前記終端手段とを接続
    するように構成されていると共に、前記シェルの覆い部
    の内面には、前記配線基板と離隔するための凹部が設け
    られていることを特徴とする請求項1記載のダミーコネ
    クタ。
  3. 【請求項3】 前記配線基板の中央部には貫通孔が形成
    され、この中央孔の内周面に形成されたスルーホールに
    前記中心コンタクトの基部の外周面が電気的に接続され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載のダミー
    コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記配線基板の裏面には前記シェルの覆
    い部に電気的に接続される接点部が設けられ、かつ、配
    線基板の実装面と裏面とを電気的に接続する接点用スル
    ーホールが前記配線基板を貫通して設けられ、前記接点
    部により前記終端手段が前記シェルに電気的に接続され
    ていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載のダミーコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記配線基板の裏面と前記シェルの覆い
    部との間にウエーブワッシャが介在されており、該ウェ
    ーブワッシャにより前記配線基板の裏面と前記シェルの
    覆い部との間が弾接されていることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載のダミーコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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