JP2003202430A - 光ファイバの収納構造及び光ファイバの収納方法 - Google Patents

光ファイバの収納構造及び光ファイバの収納方法

Info

Publication number
JP2003202430A
JP2003202430A JP2002000385A JP2002000385A JP2003202430A JP 2003202430 A JP2003202430 A JP 2003202430A JP 2002000385 A JP2002000385 A JP 2002000385A JP 2002000385 A JP2002000385 A JP 2002000385A JP 2003202430 A JP2003202430 A JP 2003202430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
sheet
optical fiber
housing
wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002000385A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Tahira
昌俊 田平
Hisashi Sawada
久 澤田
Tomoshi Uramatsu
知史 浦松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP2002000385A priority Critical patent/JP2003202430A/ja
Publication of JP2003202430A publication Critical patent/JP2003202430A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/444Systems or boxes with surplus lengths
    • G02B6/4453Cassettes
    • G02B6/4454Cassettes with splices
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/4471Terminating devices ; Cable clamps

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学機器の筐体内の光ファイバ配線を簡単に
短時間で行って収納できる光ファイバの収納構造及び光
ファイバの収納方法を提供する。 【解決手段】 光学機器の筐体内に光学部品を設置す
る。その上に電気絶縁性のシート2aを配置する。シー
ト2a上に光学部品に接続された入出力用の二本の光フ
ァイバ4a,5aを入出力コネクタ11a,21aが左
下に位置するように引き回して、粘着テープ7によりシ
ート2aに貼り付けて保持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学機器の筐体内
における光ファイバの収納構造及び光ファイバの収納方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報を一度に大量に送ることので
きる光通信が実用化されて、それに使用される光増幅装
置等の通信用の光学機器の需要が増大している。このよ
うな光学機器の組み立ては、光増幅装置であるエルビウ
ムドープファイバアンプ(以下、EDFAという)を例
にとってみると、筐体内に増幅部であるエルビウムドー
プファイバ(以下、EDFという)や光カプラ、光アイ
ソレータ等の光学部品を固定して、これらの光学部品同
士を光ファイバにより連結し、それと同時に外部との入
出力をやはり光ファイバを介して行う。
【0003】上記の組み立てにおいて、光学部品同士や
外部入出力端子との配線を行う光ファイバは、所定の半
径以下に曲げてしまうと破断してしまうため、配線時に
はできるだけ曲げ応力の少ないフリーな状態であること
が好ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近で
は一つの光学機器内に複数の同種類の光学部品を組み込
んで、多チャンネル化することが多くなってきており、
この場合には配線される光ファイバの数がチャンネル数
に従って増加するため、多数の光ファイバを筐体内でで
きるだけ曲げないように配線して収納しようとすると、
筐体内にそのまま浮かせることになり、筐体内に多数の
光ファイバが互いに交錯して各光ファイバの判別が非常
に困難になり、配線作業が非常にやりにくくなってい
る。特に、配線ミスや故障時の修理作業は非常に困難と
なっている。
【0005】一方、筐体の外部入出力部の位置は初めか
ら決まっている場合が多く、配線の際の制約となってい
る。外部入出力部の位置によっては、途中で光ファイバ
の引き回し方向を反転させる必要があるが、これでは配
線を行いづらく非常に時間がかかるとともに、光ファイ
バを筐体内にフリーな状態で浮かせたまま収納したので
は、光学部品の角部分に接触して傷ついてしまう可能性
があった。配線されたフリーな光ファイバを粘着テープ
等で筐体や光学部品等に保持することや、サドルと呼ば
れる結束部品で光ファイバを束にして固定して収納する
ことも行われているが、振動により光学部品と光ファイ
バが接触してしまうことは避けられず、また、チャンネ
ル数が増えると、やはり、配線に手間がかかり製造時間
が長くなってしまっている。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、光学機器の筐体
内の光ファイバ配線を簡単に短時間で行って収納できる
光ファイバの収納構造及び光ファイバの収納方法を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、筐体内にシートを配置してその上に光ファイバを
引き回しつつ保持することとした。
【0008】具体的には、請求項1の発明は、光学機器
の筐体内に、シートを用いて複数の配線用の光ファイバ
を収納している光ファイバの収納構造を対象とする。
【0009】そして、上記筐体内に配置された上記シー
ト上に、上記光ファイバのうち少なくとも一本が引き回
されて保持されているものとする。
【0010】ここで配線用の光ファイバとは、発光、光
増幅、合分波、アイソレーション等の光学機能を有する
部品である光学部品同士或いは光学部品と外部との入出
力端子とを連結する光ファイバのことをいい、光学機器
とは、複数の光学部品や電気部品を組み合わせることに
より信号光の増幅や増幅された自然放出光(ASE)の
出力等の光学的な働きをする装置のことをいう。また、
シート上に光ファイバが引き回されるとは、光ファイバ
がシート面に押しつけられて接触しながらシート面上に
配置されることをいい、例えば、シート上に光ファイバ
がコイル状に布線されることを挙げることができる。ま
た、光ファイバが引き回されて保持されるとは、別言す
れば光ファイバがシート上に配線されるということであ
る。
【0011】請求項1の構成であれば、筐体内におい
て、配線用の光ファイバのうち少なくとも一本をシート
上に引き回しながら保持して収納するので、引き回され
保持される光ファイバは筐体内でフリーな状態ではない
ため光学部品と接触することがなく、従って光ファイバ
が傷つくことがない。また、シート上に光ファイバが保
持されるので、光ファイバ同士がもつれることなく、光
ファイバの引き回しがやりやすく、筐体内において短時
間で配線作業が行える。
【0012】シート上への光ファイバの保持は、粘着テ
ープを用いて保持及び固定すること或いはシートに粘着
剤を塗布してシート自体を粘着シートにして保持及び固
定すること等を好ましく挙げることができ、さらに保持
及び固定した光ファイバの上に別のシートを貼り合わせ
て、光ファイバの保護とさらなる保持と固定とを行うこ
とが好ましい。
【0013】次に、請求項2の発明は、請求項1におい
て、複数のシートが筐体内に配置され、該シートのそれ
ぞれに上記光ファイバのうち少なくとも一本が引き回さ
れて保持されているものとする。
【0014】請求項2の収納構造であれば、光学機器筐
体内に配置された複数のシートの上に、それぞれ少なく
とも一本の光ファイバが引き回されて保持されているの
で、各光ファイバ毎に或いは幾本かの光ファイバの組毎
に一枚のシート上に引き回し及び保持することができ
て、収納作業を行いやすく、さらに各シートを互いに積
み重ねて多層形状にするとコンパクトに収納できて好ま
しい。特に、一つの光学機器内に複数の光学モジュール
を組み込む場合、例えば、EDFAを複数系列組み込ん
で複数チャンネルの光増幅器とする場合には、一つの系
列の光ファイバを一枚の同一のシート上に引き回して固
定することにより、配線作業が簡単に短時間で行える。
さらに、一本の光ファイバが一枚のシート上にのみ引き
回されるとともに保持されるようにすると、光学機器の
修理時にシート毎に容易に分解できるとともに、故障個
所の特定が容易になるので好ましい。
【0015】次に、請求項3の発明は、請求項1又は2
において、上記光ファイバはシート上に着脱可能に保持
されているものとする。
【0016】請求項3の収納構造であると、シート上の
光ファイバの引き回し位置を間違えても容易に修正がで
き、光学部品や光ファイバに故障が生じても容易に交換
作業を行うことができる。
【0017】次に、請求項4の発明は、請求項1乃至3
のいずれかにおいて、上記光ファイバが引き回されて保
持されるシートが電気絶縁性を有しているものとする。
【0018】請求項4の収納構造であれば、シートが電
気絶縁性であるので、光学部品等の電気配線部分と光フ
ァイバに設けられたステンレス製の融着スリーブ等とが
接触してショートすることを防止できる。さらに、シー
トが帯電防止性であると光学機器内の電気部品部分が静
電気により破壊されることが防止されるので好ましい。
また、シートを通して筐体内部の光学部品を目視により
確認できるようシートが透明であると、配線作業がやり
やすいので好ましい。それから、シートが難燃性(例え
ば、UL規格:UL94 V−0相当)であると、万一
の場合の火災事故を未然に防ぐことができるので好まし
い。
【0019】次に、請求項5の発明は、光学機器の筐体
内に設置された光学部品に接続されている複数の光ファ
イバを該筐体内にシートを用いて収納する光ファイバの
収納方法を対象とする。
【0020】そして、上記筐体内に上記シートを配置す
るシート配置工程と、上記シート上に上記光ファイバの
うち少なくとも一本を引き回して保持する配線工程と、
を備えているものとする。
【0021】請求項5の収納方法であれば、光学機器の
筐体内において、光学部品に接続されている光ファイバ
のうち少なくとも一本を、筐体内に配置されたシート上
に引き回して保持する方法であるので、光ファイバがシ
ートに保護されるとともに筐体内の収納を短時間で容易
に行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0023】(第一の実施形態)図1は、第一の実施形
態に係る光学機器筐体内に組み込まれる光学部品及びそ
れらを連結する光ファイバの模式図である。本実施形態
では、2系統A,BのEDFAが光学モジュールとして
組み込まれており、2枚のシートを用いて光ファイバを
筐体内に収納している。図の左側より、入力コネクタ1
1a,11b、第一カプラ13a,13b、第一アイソ
レータ14a,14b、第二カプラ16a,16b、E
DF17a,17b、第二アイソレータ18a,18
b、第三カプラ19a,19b、出力コネクタ21a,
21bが直列に並んでいて、これらの間をそれぞれ光フ
ァイバが連結している。なお、4a,4bは入力コネク
タ11a,11bと第一カプラ13a,13bとを連結
する光ファイバであり、5a,5bは出力コネクタ21
a,21bと第三カプラ19a,19bとを連結する光
ファイバである。信号光は入力コネクタ11a,11b
に入力し、増幅されて出力コネクタ21a,21bから
出力される。また、第一カプラ13a,13bには、入
力コネクタ11a,11bと並列に入力フォトダイオー
ド(以下、PDという)12a,12bが光ファイバを
介して連結され、第三カプラ19a,19bには、出力
コネクタ21a,21bと並列に出力PD20a,20
bが光ファイバを介して連結されている。また、第二カ
プラ16a,16bには、第一アイソレータ14a,1
4bと並列にレーザダイオード(以下、LDという)1
5a,15bが光ファイバを介して連結されている。
【0024】上記第一及び第三カプラ13a,13b,
19a,19bは、入力した光を二つに分けて出力する
働きを有する。上記第二カプラ16a,16bは、二つ
の入力光を合わせて一つの出力光とする働きを有する。
【0025】上記第一及び第二アイソレータ14a,1
4b,18a,18bは、特定方向(矢印の方向)の光
のみを通過させる働きを有する。
【0026】上記EDF17a,17bは、信号光を増
幅する働きを有する。
【0027】上記入力PD12a,12b及び出力PD
20a,20bは、信号光をモニタする働きを有する。
【0028】上記LD15a,15bは、EDF17
a,17bのエルビウムイオンを励起状態にする励起光
を出力する働きを有する。
【0029】図2に上記光学部品のうち入出力コネクタ
11a,11b,21a,21b以外のものを筐体1に
設置した平面模式図を示す。なお、EDF17a,17
bは、ここでは模式的に箱形に表されているが、筐体1
内壁に沿ってフリーの状態でファイバを周回させていて
も構わないし、プラスチックシート上に固定されたシー
ト部品として設置されていても構わない。光学部品は、
筐体1の底部に固定されている。また、光学部品間を連
結する光ファイバは短いためそのままの状態で、即ちシ
ート上に配線されることなく筐体1内に入れられてい
る。ここで、光学部品間を連結する光ファイバが長くて
筐体1内にうまく収まらなければ、シート上に保持して
も構わない。一方、外部入出力のための光ファイバ4
a,4b,5a,5bは、2系統A,Bの光路長を同じ
にするために、また、入出力コネクタ12a,12b,
21a,21bの位置が、図の左下に決まっているため
に、ある程度の長さが必要である。従って、図3、図4
に示す二枚のシート2a,2bをこれらの光学部品の上
に配置して、その上に入出力のための光ファイバ4a,
4b,5a,5bを引き回すとともに保持する。
【0030】これらのシート2a,2bは、電気絶縁性
であって透明なポリイミドシートであり、帯電防止処理
が施されている。シート2a,2bの大きさは、筐体1
の底面と略同じ大きさか、あるいは底面より少し小さめ
の大きさが好ましい。なお、これらシート2a,2bの
難燃性は、UL規格のUL94 V−0相当のグレード
である。
【0031】次にこれらの光ファイバ4a,4b,5
a,5bをシート2a,2b上に引き回して保持し、配
線シート3a,3bとして筐体1内に収納する収納方法
について説明する。
【0032】まず、系統Aに関して、一枚のシート2a
を用いて配線を行う。具体的には、図1に示す光学部品
が設置された光学機器の筐体1内の該光学部品の上方に
一枚のシート2aを配置する。この工程が、筐体1内に
シート2aを配置するシート配置工程である。
【0033】それから、第一カプラ13aに接続されて
いて入力コネクタ11aが先端に接続されている光ファ
イバ4aを、シート2aの上に曲率半径がなるべく大き
くなるように引き回して入力コネクタ11aが図の左下
の所定の位置となるように、筐体1内において配線をす
る。配線の際に光ファイバ4aをシート2aに接触させ
て引き回してゆき、光ファイバ4aの所々を粘着テープ
7でシート2aに貼り付けることにより光ファイバ4a
がシート2aに保持される。なお、粘着テープ7を貼る
場所及びその数は特に限定されないが、光ファイバ4a
がシート2a上から1cm以上浮き上がらないように貼
り付けることが好ましい。また、入力コネクタ11aを
図の左下に配置するために、光ファイバ4aをS字型に
配線している。なお、23は二本の光ファイバを接合し
た融着部分を保護するためのステンレス製の融着スリー
ブである。
【0034】次に、第三カプラ19aに接続されていて
出力コネクタ21aが先端に接続されている光ファイバ
5aを同様にシート2aの上に引き回して、出力コネク
タ21aが図の左下の所定の位置になるように配線をす
る。配線の際に光ファイバ5aをシート2aに接触させ
て引き回してゆき、光ファイバ5aの所々を粘着テープ
7でシート2aに貼り付けることにより光ファイバ5a
がシート2aに保持される。この光ファイバ5aにも融
着スリーブ23,23が取り付けられている。これらの
二本の光ファイバ4a,5aを配線していく工程が、光
ファイバ4a,5aをシート2a上に引き回して保持す
る配線工程である。
【0035】このように光ファイバ4a,5aがシート
2a上に引き回され保持されて筐体1内に収納される。
なお、この状態では光ファイバ4a,5aはシート2a
上に粘着テープ7で貼り付けられているだけなので、着
脱可能に保持されていることになる。従って、故障等が
生じたときには光ファイバ4a,5aの交換は容易に行
える。
【0036】次に、二回目のシート配置工程にてシート
2bをシート2aの上に積み重ねて置いて、二回目の配
線工程にてシート2b上に系統Bの入力及び出力の光フ
ァイバ4b,5bを上記系統Aの場合と同様にして配線
を行って、配線シート3bを製造して収納する。この
後、筐体1の蓋を閉めて光学機器(光増幅装置)が完成
する。
【0037】これまで説明したように、本実施形態で
は、筐体1内において、入出力用の光ファイバ4a,4
b,5a,5bを二枚のシート2a,2bの上に引き回
して粘着テープ7により保持しているので、作業性がよ
く、ファイバ配線を簡単に且つ短時間に行うことができ
て収納ができる。そして、2枚のシート2a,2bを積
み重ねて多層に配置して配線スペースを広く稼いでいる
ので、筐体1内の空間も有効に利用できる。また、光フ
ァイバ4a,4b,5a,5bがシート2a,2bに守
られて光学部品と接触することがないので、光ファイバ
4a,4b,5a,5bが傷ついたり破断したりするこ
とがない。また、系統A,Bにより二枚のシート2a,
2bを使い分け、一本の光ファイバは一枚のシート上に
のみ配線されているので、系統A,B毎の光ファイバ4
a,4b,5a,5bがもつれることなく配線できると
ともに、故障時には系統A,B毎に容易に修理を行うこ
とができる。
【0038】(第二の実施形態)第二の実施形態は、第
一の実施形態とほぼ同じであり、異なる点は配線に用い
るシート2a,2bの片面に難燃性の粘着剤が塗布され
ていて粘着シートとなっている点であり、そのため、光
ファイバ4a,5aは粘着テープ7でシート2a,2b
に貼り付ける必要がない。なお、シート2a,2b自体
の素材や大きさは第一の実施形態と同じである。
【0039】第二の実施形態では、図5、図6に示すよ
うに、シート配置工程では、シート2aを粘着剤塗布面
を上にして光学部品の上方に配置する。そして、配線工
程では、配線の際に光ファイバ4a,5aをそれぞれシ
ート2a,2bの粘着剤塗布面に接触させて押しつける
ことにより、光ファイバ4a,5aがシート2a,2b
に粘接着されて保持される。それから、その上にシート
2bを配置して同様に配線を行う。
【0040】さらに、配線し終わったシート2aの上面
に、シート2aと略同じ大きさの保護シートを載せて貼
り合わせる。保護シートは、シート2aと同素材である
ことが好ましい。保護シートを被せることにより、配線
された光ファイバ4a,5aが上方からの筐体や光学部
品、工具等の接触に対して保護されるようになり、信頼
性が増す。また、保護シートを剥がすことにより、光フ
ァイバ4a,5aをシート2aから取り外すことはでき
るので、保護シートを被せても光ファイバ4a,5aは
実質的に着脱可能に保持されていることになっている。
同様にシート2bの上面に保護シートを貼り合わせる。
【0041】これまで説明したように、本実施形態で
は、シート2a,2bが粘着シートであるので、光ファ
イバ4a,5aのシート2a,2bへの配線及び保持を
容易に行うことができる。さらに、保護シートを配線終
了したシート2a,2bに被覆しているので、光ファイ
バ4a,4b,5a,5bの保護がより確実になる。そ
の他の効果については、第一の実施形態とほぼ同様であ
る。
【0042】(第三の実施形態)第三の実施形態では、
筐体1内に設置された光学部品及びそれらの間の連結は
第二の実施形態と同じであるが、図7に示すように入出
力の光ファイバ4a,4b,5a,5bが一枚のシート
2上に配線されて、配線シート3を形成して収納されて
いる。即ち、本実施形態は、一枚のシート上に配線して
いるという点が第二の実施形態とは異なる点である。
【0043】シート2は、第二の実施形態のシート2
a,2bと同形同素材である。配線は、シート2を光学
部品の上方に配置した後、4本の光ファイバ4a,4
b,5a,5bのいずれからどのような順番で行っても
よい。配線し終えたら、保護シートを上に被覆する。保
護シートも第二の実施形態と同じものを用いていればよ
い。
【0044】第三の実施形態では、シート2を一枚だけ
にしているので、構造が簡単になり、製造コストも下げ
られる。また、筐体1内の空間を有効に使えるように収
納ができる。その他の作用効果については、第二の実施
形態とほぼ同様である。
【0045】(その他の実施形態)上述の二つの実施形
態は例であって、本発明はこれらの例に限定されない。
例えば、光学機器は光増幅装置に限定されず、ASE光
源等種々の光学モジュールであって筐体1内での光ファ
イバ配線が必要な装置であればよい。また、上記実施形
態では、2系統の光増幅の光学部品が筐体内に設置され
ているが、1系統だけでもよいし3系統以上でも構わな
い。また、異なる機能を有する複数の光学モジュールが
一つの筐体1内に納められる光学機器であってもよい。
筐体1内に設置された光学部品同士を連結する光ファイ
バもシート2,2a,2b上に配線しても構わない。筐
体内を1,2周する程度の光ファイバをシート上に粘着
テープで1,2箇所貼り付けるだけの簡単な収納構造で
あってもよい。EDF17a,17bもシート2,2
a,2b上に配線しても構わない。また、EDF17
a,17bだけを配線するシート2を別途筐体1内に配
置して配線しても構わない。シート2も2枚よりも多く
ても構わない。入力と出力とで別々のシート2上に配線
しても構わない。さらに、小型の光学部品は、シート
2,2a,2b上に光ファイバとともに搭載してしまっ
ても構わない。さらに、一枚のシート2の上面の半分に
光ファイバを配線し、残りの半分を配線した上に折り返
して載せて、その上にさらに光ファイバを配線しても構
わない。一枚のシート2で2回以上折り返すようにし
て、折り返しの都度シート2の上面に光ファイバを配線
していっても構わない。
【0046】保護シートは、上記の実施形態ではシート
2,2a,2bと別体であったが、両方を一体として形
成してもよい。即ち、一枚のプラスチックシートの表面
の半分に粘着剤を塗布してそこに光ファイバを配線し、
プラスチックシートを粘着剤塗布の境界で折り返して光
ファイバを挟み込むようにして用いてもよい。また、保
護シート側にも粘着剤を塗布しておいてもよい。また、
保護シートの素材は、シート2,2a,2bの素材と異
なっていてもよいが、電気絶縁性を有することが好まし
く、透明であり難燃性且つ帯電防止性を有していること
が好ましい。
【0047】また、粘着剤を塗布していないシート2,
2a,2b上に光ファイバを配線して、粘着テープで光
ファイバを固定して、その上に保護シートを被覆しても
よく、こうすると光ファイバの保護が確実になるので好
ましい。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に述べる効果を奏する。
【0049】光学部品に接続された光ファイバのうち少
なくとも一本をシート上に配線するので、光ファイバの
筐体内での収納を容易に短時間で行うことができ、さら
に光ファイバが傷つかない信頼性高い配線を行うことが
できる。また、光学機器を分解したり修理するときに光
ファイバの仕訳等の作業が容易で短時間に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】2系統の光学モジュール(光増幅装置)の模式
図である。
【図2】光学部品を光学機器筐体内に設置した模式図で
ある。
【図3】第一の実施形態に係る一つの配線シートの平面
図である。
【図4】第一の実施形態に係るもう一つの配線シートの
平面図である。
【図5】第二の実施形態に係る一つの配線シートの平面
図である。
【図6】第二の実施形態に係るもう一つの配線シートの
平面図である。
【図7】第三の実施形態に係る配線シートの平面図であ
る。
【符号の説明】
1 筐体 2,2a,2b シート 3,3a,3b 配線シート 4a,4b 入力ファイバ(光ファイバ) 5a,5b 出力ファイバ(光ファイバ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦松 知史 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内 Fターム(参考) 2H036 RA25 2H038 AA21 CA52 5F072 AB09 AK06 JJ12 KK24 PP07 YY17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学機器の筐体内に、シートを用いて複
    数の配線用の光ファイバを収納している光ファイバの収
    納構造であって、 上記筐体内に配置された上記シート上に、上記光ファイ
    バのうち少なくとも一本が引き回されて保持されている
    ことを特徴とする光ファイバの収納構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 複数のシートが筐体内に配置され、該シートのそれぞれ
    に上記光ファイバのうち少なくとも一本が引き回されて
    保持されていることを特徴とする光ファイバの収納構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 上記光ファイバはシート上に着脱可能に保持されている
    ことを特徴とする光ファイバの収納構造。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、 上記光ファイバが引き回されて保持されるシートが電気
    絶縁性を有していることを特徴とする光ファイバの収納
    構造。
  5. 【請求項5】 光学機器の筐体内に設置された光学部品
    に接続されている複数の光ファイバを該筐体内にシート
    を用いて収納する光ファイバの収納方法であって、 上記筐体内に上記シートを配置するシート配置工程と、 上記シート上に上記光ファイバのうち少なくとも一本を
    引き回して保持する配線工程と、を備えていることを特
    徴とする光ファイバの収納方法。
JP2002000385A 2002-01-07 2002-01-07 光ファイバの収納構造及び光ファイバの収納方法 Pending JP2003202430A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002000385A JP2003202430A (ja) 2002-01-07 2002-01-07 光ファイバの収納構造及び光ファイバの収納方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002000385A JP2003202430A (ja) 2002-01-07 2002-01-07 光ファイバの収納構造及び光ファイバの収納方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003202430A true JP2003202430A (ja) 2003-07-18

Family

ID=27640792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002000385A Pending JP2003202430A (ja) 2002-01-07 2002-01-07 光ファイバの収納構造及び光ファイバの収納方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003202430A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008010416A1 (fr) * 2006-07-19 2008-01-24 Nikon Corporation Boîtier pour amplificateur à fibre optique, amplificateur à fibre optique et dispositif source de lumière
JP2010177553A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバレーザ
US11086077B1 (en) * 2020-06-23 2021-08-10 Ii-Vi Delaware, Inc. Optical component arrays

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008010416A1 (fr) * 2006-07-19 2008-01-24 Nikon Corporation Boîtier pour amplificateur à fibre optique, amplificateur à fibre optique et dispositif source de lumière
EP2043204A1 (en) * 2006-07-19 2009-04-01 Nikon Corporation Cassette for optical fiber amplifier, optical fiber amplifier and light source device
EP2043204A4 (en) * 2006-07-19 2009-11-11 Nikon Corp FIBER OPTIC AMPLIFIER HOUSING, FIBER OPTIC AMPLIFIER, AND LIGHT SOURCE DEVICE
JP5359272B2 (ja) * 2006-07-19 2013-12-04 株式会社ニコン 光ファイバ増幅器用カセット、光ファイバ増幅器及び光源装置
US9122018B2 (en) 2006-07-19 2015-09-01 Nikon Corporation Cassette for optical fiber amplifier, optical fiber amplifier and light source device
JP2010177553A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバレーザ
US11086077B1 (en) * 2020-06-23 2021-08-10 Ii-Vi Delaware, Inc. Optical component arrays

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4207002B2 (ja) テープ状光ファイバ心線アセンブリ、その製造方法
CN101552349B (zh) 电池组和电池组外壳
JP2005338618A (ja) モジュール搭載型ラックパネル
JP2015528274A (ja) 太陽光発電モジュール用エッジコネクタ
JP2003202430A (ja) 光ファイバの収納構造及び光ファイバの収納方法
US10749309B2 (en) Compact optical fiber amplifier
KR101121599B1 (ko) 광원 장치 및 액정 표시 장치
JPH0955556A (ja) 光増幅器モジュール
KR100778192B1 (ko) 광학 접속 부품
WO2013038523A1 (ja) 電子機器、ファンユニット、及び電子機器の筐体
JP2009037959A (ja) シールドフラットケーブル
US9722387B2 (en) Compact optical fiber amplifier
JP2003240976A (ja) 光ファイバ配線シート、これを備えた光学機器及びその実装方法
CN109256661B (zh) 一种紧凑型光纤放大器
CN113287046B (zh) 光纤缆线、使用光纤缆线的光合路器单元、以及激光装置
JP2003029059A (ja) 光モジュール
JP2014021057A (ja) 光ファイバ破断検出機構
JP2003307630A (ja) 光部品の実装方法及び光部品搭載用パッケージ
US20160268762A1 (en) Fiber coupling efficiency of diode lasers
JP2516859Y2 (ja) 光ファイバ増幅器
JP3023863B2 (ja) 光増幅海底中継器のユニット構造
KR20040041053A (ko) 커넥터 일체형 광성단 유닛 및 접속유닛
JP4247544B2 (ja) 光ファイバケーブル配線盤
JP2009023688A (ja) コード状ヒータセット梱包用治具およびそれを用いた梱包体並びにコード状ヒータセットの電気式床暖房パネルへの組み付け方法
JP2011033917A (ja) 部品収容トレイ及びこの部品収容トレイからなる多段式光部品収容箱並びにこれらを用いた光部品の実装方法