JP2003197273A - 電圧測定装置および方法、並びに電池パックシステム - Google Patents

電圧測定装置および方法、並びに電池パックシステム

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JP2003197273A JP2001398114A JP2001398114A JP2003197273A JP 2003197273 A JP2003197273 A JP 2003197273A JP 2001398114 A JP2001398114 A JP 2001398114A JP 2001398114 A JP2001398114 A JP 2001398114A JP 2003197273 A JP2003197273 A JP 2003197273A
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charging
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  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二次電池の電圧測定に要する時間を短縮し、
かつ耐ノイズ性も向上させた電圧測定装置を提供する。 【解決手段】 電圧算出部301が、容量素子204へ
の充電が開始された直後の第1の充電時間(t1)で電
圧検出部20により検出された第1の電圧値(Vc1)
と、第1の充電時間が経過した直後の第2の充電時間
(t2)で電圧検出部により検出された第2の電圧値
(Vc2)とから、記憶部302のLUT3021に予
め格納されている所定の演算式を用いて、二次電池の電
圧(Vb)を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電気自動車
(PEV)やハイブリッド車両(HEV)等に用いら
れ、二次電池の電圧レベルを測定する電圧測定装置およ
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、HEVでは、走行に必要な動
力に対してエンジンからの出力が大きい場合には、余剰
の動力で発電機を駆動して二次電池の充電が行われる。
逆に、エンジンからの出力が小さい場合には、二次電池
の電力を用いてモータを駆動して不足の動力を出力す
る。この場合、二次電池の放電が行われる。かかる充放
電等を制御して適正な動作状態に維持することが、二次
電池をHEV等に搭載する場合に要求される。
【0003】そのために、電池の電圧等を測定して、そ
の電圧レベルに基づいて、二次電池の電圧低下を判断し
たり、二次電池の残存容量を演算により推定し、充放電
等を制御している。
【0004】図6は、従来のサンプルホールド方式によ
る電圧測定装置の一構成例を示す回路ブロック図であ
る。図6において、10は直列に接続された複数の二次
電池(例えば、Ni−MH二次電池)で構成された電池
パックで、20は電圧検出部で、30’はマイクロコン
ピュータ等で構成される電池用の電子制御ユニット(以
下、電池ECUと略称する)である。
【0005】電圧検出部20は、電池パック10からの
電流を制限する抵抗素子201および202と、サンプ
ルホールド用のスイッチとして機能するリレー(RL
1)203と、リレー203のオン時に抵抗素子20
1、202を介して充電され、リレー203のオフ時に
充電電圧を保持する容量素子204と、容量素子204
に充電された電荷を放電するためのリレー(RL2)2
05とで構成される。
【0006】電池ECU30’には、電圧測定部30
1’が含まれ、電圧測定部301’は、リレー203を
オン状態且つリレー205をオフ状態に制御して、容量
素子204に保持された電圧(Vc)を電池電圧(V
b)として測定する。
【0007】次に、このように構成された従来の電圧測
定装置の動作について、図7および図8を参照して説明
する。
【0008】図7は、リレー203がオンになってから
容量素子204に充電される電圧Vcの充電時間tに対
する変化を示すグラフで、図8は、従来の電圧測定ルー
チンにおける処理手順を示すフローチャートである。
【0009】図7において、電圧Vcは以下の式(1)
で表される。
【0010】 Vc=Vb[1−e-(t-ton+toff)/(R1+R2)C] …(1) ここで、ton、toffはそれぞれリレー203のタ
ーンオン時間、ターンオフ時間、R1は抵抗素子201
の抵抗値、R2は抵抗素子202の抵抗値、Cは容量素
子204の容量値である。
【0011】図8において、まず、電圧測定部301’
がリレー203(RL1)をオン状態に制御して(S8
01)、電池パック10から容量素子204への充電を
開始させる。これにより、電圧Vcが図7に示す充電カ
ーブで上昇していき、充電時間tが、電圧Vcが電池電
圧Vbにほぼ等しくなる(例えば、Vc0=0.999
Vb)時間t0に達したか否かを判断する(S80
2)。この時間t0は、上記式(1)に示すように、初
期状態における回路パラメータであるton、tof
f、R1、R2、Cの値に基づいて予め設定される。
【0012】ステップS802の判断で、充電時間tが
t0に達した場合(Yes)、電圧測定部301’は、
その時の電圧VcであるVc0を電池電圧Vbとして取
得し(S803)、リレー203(RL1)をオフ状
態、リレー205(RL2)をオン状態に制御して(S
804)、容量素子204に充電された電荷の放電が完
了すると、RL2をオフ状態にする(S805)。
【0013】以上のような動作により、電池電圧Vbが
測定される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電圧測定装置では、容量素子204への充電がほぼ
100%(例えば、99.9%)になるまでリレー20
3をオン状態にし続けるので、電圧測定に要する時間が
長くなってしまう。
【0015】また、電池パック10に接続される高電圧
回路として、例えば交流モータを駆動制御するインバー
タ等からのスイッチングノイズの影響を低減するため
に、電圧検出部20の抵抗素子201、202の抵抗値
および容量素子204の容量値は大きいほど良い。しか
し、抵抗素子201、202の抵抗値および容量素子2
04の容量値を大きくすると、電圧測定に要する時間が
さらに長くなる、という問題があった。
【0016】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、二次電池の電圧測定に要する
時間を短縮し、かつ耐ノイズ性も向上させた電圧測定装
置および方法、並びにかかる装置および方法を用いた電
池パックシステムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る第1の電圧測定装置は、スイッチ素子
のオン動作により、二次電池から抵抗素子を介して容量
素子に充電された電圧を検出する電圧検出部を有し、電
圧検出部により検出された電圧に基づいて二次電池の電
圧を測定する電圧測定装置であって、二次電池の電圧測
定に必要な情報を格納する記憶部と、記憶部に格納され
た情報を用いて、電圧検出部により検出された電圧に所
定の演算を施すことにより、二次電池の電圧を求める電
圧算出部とを備え、記憶部は、情報として、容量素子に
充電される電圧が二次電池の電圧にほぼ達した第1の充
電時間で電圧検出部により検出された第1の電圧値と、
第1の充電時間よりも短い第2の充電時間で電圧検出部
により検出された第2の電圧値とに基づいた演算係数を
予め格納しており、電圧算出部は、第2の充電時間で電
圧検出部により検出された第3の電圧値に演算係数を乗
算して、二次電池の電圧を求めることを特徴とする。
【0018】第1の電圧測定装置において、第1の電圧
値をVc0、第2の電圧値をVc1とした場合、演算係
数は、Vc0/Vc1で表されることを特徴とする。
【0019】上記第1の電圧測定装置によれば、初期設
定時(1回目の電圧測定時)に、非常に長い充電時間に
相当する第1の充電時間(t0)で検出された、電池電
圧Vbにほぼ等しい第1の電圧値Vc0(例えば、0.
999Vb)と、非常に短い充電時間に相当する第2の
充電時間(t1)で検出された第2の電圧値Vc1とか
ら求めた演算係数Vc0/Vc1を予め格納すること
で、2回目以降の電圧測定時には、第2の充電時間(t
1)で検出された第3の電圧値(Vc1’)に演算係数
Vc0/Vc1を乗算するだけで、電池電圧Vbを短時
間で測定することができる。
【0020】この短時間で電池電圧Vbの測定が可能に
なるという利点のため、充電時定数を決定する抵抗素子
の抵抗値および容量素子の容量値を大きくすることがで
き、例えば二次電池が高電圧バッテリとしてHEV等に
塔載される場合、高電圧バッテリ、インバータ、モータ
等を含む高電圧回路からのノイズの影響を低減して、耐
ノイズ性を向上させることが可能になる。
【0021】前記の目的を達成するため、本発明に係る
第2の電圧測定装置は、スイッチ素子のオン動作によ
り、二次電池から抵抗素子を介して容量素子に充電され
た電圧を検出する電圧検出部を有し、電圧検出部により
検出された電圧に基づいて二次電池の電圧を測定する電
圧測定装置であって、二次電池の電圧測定に必要な情報
を格納する記憶部と、記憶部に格納された情報を用い
て、電圧検出部により検出された電圧に所定の演算を施
すことにより、二次電池の電圧を求める電圧算出部とを
備え、電圧算出部は、容量素子への充電が開始された直
後の第1の充電時間で電圧検出部により検出された第1
の電圧値と、第1の充電時間が経過した直後の第2の充
電時間で電圧検出部により検出された第2の電圧値と
に、記憶部に予め格納されている所定の演算情報を用い
た演算を施すことにより、二次電池の電圧を求めること
を特徴とする。
【0022】第2の電圧測定装置において、第1の充電
時間をt1、第1の電圧値をVc1、第2の充電時間を
t2、第2の電圧値をVc2、抵抗素子と容量素子で決
まる時定数をT、二次電池の電圧をVbとした場合、演
算情報は、 Vb=(Vc1−Vc2・e-(t1-t2)/T)/(1−e
-(t1-t2)/T) という関係式で表される。
【0023】上記第2の電圧測定装置によれば、第1の
電圧測定装置のように、初期設定時に、非常に長い充電
時間に相当する第1の充電時間で、電池電圧Vbにほぼ
等しい第1の電圧値Vc0を予め検出する必要がなくな
る。
【0024】また、上記演算情報にはスイッチ素子のタ
ーンオン時間tonおよびターンオフ時間toffのパ
ラメータが含まれないので、環境温度や使用電圧の変動
の影響を受けるスイッチング時間の要因を削除すること
ができ、高速および高精度な電圧測定が可能になる。特
に、二次電池が高電圧バッテリとしてHEV等に塔載さ
れる場合、高電圧バッテリ、インバータ、モータ等を含
む高電圧回路と、低電圧バッテリ、制御回路、音響機器
等を含む低電圧回路との間の絶縁を十分にとるために、
スイッチ素子として例えばフォトMOSリレーが用いら
れる。この場合、電気信号から光信号、光信号から電気
信号への変換を要するため、スイッチング時間が大きく
なるが、電池電圧Vbの算出にスイッチング時間の要因
が含まれないので、特に効果的となる。
【0025】また、さらに短時間で電池電圧Vbの測定
が可能になるという利点のため、充電時定数を決定する
抵抗素子の抵抗値および容量素子の容量値を大きくする
ことができ、高電圧回路からのノイズの影響を低減し
て、耐ノイズ性を向上させることが可能になる。
【0026】前記の目的を達成するため、本発明に係る
第1の電池パックシステムは、第1または第2の電圧測
定装置と、二次電池とを備え、電圧測定装置はコンピュ
ータシステムの一部として構成されることを特徴とす
る。
【0027】前記の目的を達成するため、本発明に係る
第1の電圧測定方法は、スイッチ素子のオン動作によ
り、二次電池から抵抗素子を介して容量素子に充電され
る電圧に基づいて、二次電池の電圧を測定する電圧測定
方法であって、容量素子に充電される電圧が二次電池の
電圧にほぼ達した第1の充電時間での容量素子の充電電
圧である第1の電圧値と、第1の充電時間よりも短い第
2の充電時間での容量素子の充電電圧である第2の電圧
値とに基づいた演算係数を予め格納する工程と、第2の
充電時間での容量素子の充電電圧を第3の電圧値として
検出する工程と、検出された第3の電圧値に演算係数を
乗算して、二次電池の電圧を求める工程とを含むことを
特徴とする。
【0028】第1の電圧測定方法において、第1の電圧
値をVc0、第2の電圧値をVc1とした場合、演算係
数は、Vc0/Vc1で表される。
【0029】上記第1の電圧測定方法によれば、初期設
定時(1回目の電圧測定時)に、非常に長い充電時間に
相当する第1の充電時間(t0)で検出された、電池電
圧Vbにほぼ等しい第1の電圧値Vc0(例えば、0.
999Vb)と、非常に短い充電時間に相当する第2の
充電時間(t1)で検出された第2の電圧値Vc1とか
ら求めた演算係数Vc0/Vc1を予め格納すること
で、2回目以降の電圧測定時には、第2の充電時間(t
1)で検出された第3の電圧値(Vc1’)に演算係数
Vc0/Vc1を乗算するだけで、電池電圧Vbを短時
間で測定することができる。
【0030】この短時間で電池電圧Vbの測定が可能に
なるという利点のため、充電時定数を決定する抵抗素子
の抵抗値および容量素子の容量値を大きくすることがで
き、例えば二次電池が高電圧バッテリとしてHEV等に
塔載される場合、高電圧バッテリ、インバータ、モータ
等を含む高電圧回路からのノイズの影響を低減して、耐
ノイズ性を向上させることが可能になる。
【0031】前記の目的を達成するため、本発明に係る
第2の電圧測定方法は、スイッチ素子のオン動作によ
り、二次電池から抵抗素子を介して容量素子に充電され
る電圧に基づいて、二次電池の電圧を測定する電圧測定
方法であって、容量素子への充電が開始された直後の第
1の充電時間での容量素子の充電電圧を第1の電圧値と
して検出し格納する工程と、第1の充電時間が経過した
直後の第2の充電時間での容量素子の充電電圧を第2の
電圧値として検出し格納する工程と、格納された第1お
よび第2の電圧値に所定の演算情報を用いた演算を施す
ことにより、二次電池の電圧を求める工程とを含むこと
を特徴とする。
【0032】第2の電圧測定方法において、第1の充電
時間をt1、第1の電圧値をVc1、第2の充電時間を
t2、第2の電圧値をVc2、抵抗素子と容量素子で決
まる時定数をT、二次電池の電圧をVbとした場合、演
算情報は、 Vb=(Vc1−Vc2・e-(t1-t2)/T)/(1−e
-(t1-t2)/T) という関係式で表される。
【0033】上記第2の電圧測定方法によれば、第1の
電圧測定方法のように、初期設定時に、非常に長い充電
時間に相当する第1の充電時間で、電池電圧Vbにほぼ
等しい第1の電圧値Vc0を予め検出する必要がなくな
る。
【0034】また、上記演算情報にはスイッチ素子のタ
ーンオン時間tonおよびターンオフ時間toffのパ
ラメータが含まれないので、環境温度や使用電圧の変動
の影響を受けるスイッチング時間の要因を削除すること
ができ、高速および高精度な電圧測定が可能になる。特
に、二次電池が高電圧バッテリとしてHEV等に塔載さ
れる場合、高電圧バッテリ、インバータ、モータ等を含
む高電圧回路と、低電圧バッテリ、制御回路、音響機器
等を含む低電圧回路との間の絶縁を十分にとるために、
スイッチ素子として例えばフォトMOSリレーが用いら
れる。この場合、電気信号から光信号、光信号から電気
信号への変換を要するため、スイッチング時間が大きく
なるが、電池電圧Vbの算出にスイッチング時間の要因
が含まれないので、特に効果的となる。
【0035】また、さらに短時間で電池電圧Vbの測定
が可能になるという利点のため、充電時定数を決定する
抵抗素子の抵抗値および容量素子の容量値を大きくする
ことができ、高電圧回路からのノイズの影響を低減し
て、耐ノイズ性を向上させることが可能になる。
【0036】前記の目的を達成するため、本発明に係る
第2の電池パックシステムは、第1または第2の電圧測
定方法が実施されるコンピュータシステムと、二次電池
とを備えたことを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照して説明する。
【0038】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係る電圧測定装置の一構成例を示す回路ブ
ロック図である。なお、図1において、従来例を示す図
6と同じ構成要素については、同一の符号を付して説明
を省略する。
【0039】本実施形態が従来例と異なるのは、電池E
CU30に、電圧測定部301’の代わりに、電圧検出
部20により検出された電圧Vcに基づいて、演算によ
り、電池電圧Vbを算出する電圧算出部301と、電池
電圧Vbの算出に必要な情報を格納する記憶部302と
を設けた点にある。
【0040】記憶部302には、初期設定時に、電池電
圧Vbの算出に必要な情報として演算係数(A)が格納
される参照テーブル(LUT)3021が含まれる。電
圧算出部301は、電圧測定時に、検出された電圧Vc
に、LUT3021からの演算係数Aを乗算して、電池
電圧Vbを算出する。
【0041】次に、このように構成された電圧測定装置
の動作について、図2および図3を参照して説明する。
【0042】図2は、本実施形態による電池電圧Vbの
測定方法を説明するための電圧Vcの充電時間tに対す
る変化を示すグラフで、図3は、本実施形態の初期設定
ルーチンおよび電圧測定ルーチンにおける処理手順を示
すフローチャートである。
【0043】図2において、電圧Vcは、従来例で説明
した式(1)で表され、実線の曲線は、電池パック10
の初期状態(電池電圧Vb)における容量素子に充電さ
れる充電カーブを示し、破線の曲線は、電池パック10
の放電により電池電圧Vbが低下した状態(電池電圧V
b’)における充電カーブを示している。
【0044】図3の初期設定ルーチンにおいて、まず、
電圧算出部301がリレー203(RL1)をオン状態
に制御して(S301)、電池パック10から容量素子
204への充電を開始させる。これにより、電圧Vcが
図2の実線に示す充電カーブで上昇していき、充電時間
tが、電圧Vcが電池電圧Vbにほぼ等しくなる(例え
ば、Vc0=0.999Vb)時間t0に達したか否か
を判断する(S302)。この時間t0は、上記式
(1)に示すように、初期状態における回路パラメータ
であるton、toff、R1、R2、Cの値に基づい
て予め設定される。
【0045】ステップS302の判断で、充電時間tが
t0に達した場合(Yes)、電圧算出部301は、そ
の時の電圧VcであるVc0を電池電圧Vbとして取得
し(S303)、リレー203(RL1)をオフ状態、
リレー205(RL2)をオン状態に制御して(S30
4)、容量素子204に充電された電荷の放電が完了す
ると、RL2をオフ状態、RL1をオン状態に制御する
(S305)。
【0046】これにより、電池パック10から容量素子
204への充電が再開し、電圧Vcがやはり図2の実線
に示す充電カーブで上昇していき、充電時間tが、時間
t0に比べて非常に短い時間t1に達したか否かを判断
する(S306)。この時間t1は、電圧算出部301
がその時の電圧Vc1を安定して取得できる時間(電池
ECUのクロックレート等に依存)として予め設定され
る。
【0047】ステップS306の判断で、充電時間tが
t1に達した場合(Yes)、電圧算出部301は、そ
の時の電圧Vc1と、ステップS303で電池電圧Vb
として取得した電圧Vc0とから、演算係数Aを A=Vc0/Vc1 …(2) で表される式(2)により求め、記憶部302のLUT
3021に格納する(S307)。
【0048】なお、この式(2)は、上記式(1)にお
いて、Vb=Vc0、t=t1として、式(1)を変形
した場合の、 [1−e-(t1-ton+toff)/(R1+R2)C-1=Vc0/Vc1 …(3) で表される式(3)から導かれる。
【0049】次に、リレー203(RL1)をオフ状
態、リレー205(RL2)をオン状態に制御して(S
308)、容量素子204に充電された電荷の放電が完
了すると、RL2をオフ状態に制御する(S309)。
【0050】以上のようにして、演算係数Aを求める初
期設定ルーチンが終了する。
【0051】次に、電池電圧Vbを測定するタイミング
になると、図3の電圧測定ルーチンに入る。電圧測定ル
ーチンにおいて、まず、電圧算出部301がリレー20
3(RL1)をオン状態に制御して(S310)、電池
パック10から容量素子204への充電を開始させる。
これにより、今度は、電池電圧VbがVb’に低下して
いるため、電圧Vcが図2の破線に示す充電カーブで上
昇していき、充電時間tが、初期設定ルーチンのステッ
プ306における設定時間t1に達したか否かを判断す
る(S311)。
【0052】ステップS311の判断で、充電時間tが
t1に達した場合(Yes)、電圧算出部301は、そ
の時の電圧Vc1’を取得し、電圧Vc1’に、初期設
定ルーチンのステップS307で格納した演算係数Aを
乗算して、電池電圧Vb’を算出する(S312)。こ
の演算は、初期状態で電圧Vc1を取得した時間と、電
池電圧VbがVb’に低下している状態で電圧Vc1’
取得した時間とを同じ充電時間t1に設定することで、
Vc1とVc1’との比例関係がVb(Vc0)とV
b’との比例関係に等しいということに基づいている。
【0053】次に、リレー203(RL1)をオフ状
態、リレー205(RL2)をオン状態に制御して(S
313)、容量素子204に充電された電荷の放電が完
了すると、RL2をオフ状態に制御する(S314)。
【0054】このようにして、電池電圧Vb’を演算に
より推定することができる。
【0055】以上のように、本実施形態によれば、初期
設定時(1回目の電圧測定時)に、非常に長い充電時間
に相当する第1の充電時間t0で検出された、電池電圧
Vbにほぼ等しい第1の電圧値Vc0(例えば、0.9
99Vb)と、非常に短い充電時間に相当する第2の充
電時間t1で検出された第2の電圧値Vc1とから求め
た演算係数Vc0/Vc1を予め格納することで、2回
目以降の電圧測定時には、第2の充電時間t1で検出さ
れた第3の電圧値Vc1’に演算係数Vc0/Vc1を
乗算するだけで、電池電圧Vbを短時間で測定すること
ができる。
【0056】この短時間で電池電圧Vbの測定が可能に
なるという利点のため、充電時定数を決定する抵抗素子
201、202の抵抗値および容量素子204の容量値
を大きくすることができ、例えば電池パック10が高電
圧バッテリとしてHEV等に塔載される場合、電池パッ
ク10、インバータ、モータ等を含む高電圧回路からの
ノイズの影響を低減して、耐ノイズ性を向上させること
が可能になる。
【0057】(第2の実施形態)第1の実施形態では、
図3の初期設定ルーチンで、電圧Vcが電池電圧Vbに
ほぼ等しくなる非常に長い時間t0まで充電を続ける必
要があったが、本発明の第2の実施形態は、この非常に
長い時間t0まで充電を続ける必要性をなくすものであ
る。
【0058】なお、第2の実施形態に係る電圧測定装置
の構成は、図1に示す第1の実施形態の構成と同じであ
るが、電圧算出部301の機能と記憶部302に格納さ
れる演算情報が異なる。よって、以下では、本実施形態
による電圧測定動作について、図4および図5を参照し
て説明する。
【0059】図4は、本実施形態による電池電圧Vbの
測定方法を説明するための電圧Vcの充電時間tに対す
る変化を示すグラフで、図5は、本実施形態の電圧測定
ルーチンにおける処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0060】図4において、電圧Vcは、やはり従来例
で説明した式(1)で表され、実線の曲線は、電池パッ
ク10の電池電圧がVbである状態における充電カーブ
を示し、破線の曲線は、電池パック10の放電により電
池電圧VbがVb’に低下した状態における充電カーブ
を示している。
【0061】図5において、まず、電圧算出部301が
リレー203(RL1)をオン状態に制御して(S50
1)、電池パック10から容量素子204への充電を開
始させる。これにより、電圧Vcが図4の実線に示す充
電カーブで上昇するが、電圧算出部301は、充電開始
直後において、充電時間tが、時間t1に達したか否か
を判断する(S502)。この時間t1は、電圧算出部
301がその時の電圧Vc1を安定して取得できる時間
(電池ECUのクロックレート等に起因した処理時間に
依存)として予め設定される。
【0062】ステップS502の判断で、充電時間tが
t1に達した場合(Yes)、電圧算出部301は、そ
の時の電圧Vc1を取得する(S503)。
【0063】次に、電圧算出部301は、充電時間t
が、時間t1を経過した直後の時間t2に達したか否か
を判断する(S504)。ここで、時間t1と時間t2
との間の時間間隔は、電池ECUのクロックレート等に
起因した処理時間に間に合うように予め設定される。
【0064】ステップS504の判断で、充電時間tが
t2に達した場合(Yes)、電圧算出部301は、そ
の時の電圧Vc2を取得する(S505)。
【0065】次に、電圧算出部301は、記憶部302
のLUT3021に予め格納されている、 Vb=(Vc1−Vc2・e-(t1-t2)/T)/(1−e-(t1-t2)/T) (ここで、T=(R1+R2)C) …(4) で表される式(4)を演算情報として用いて、ステップ
S503で取得したVc1と、ステップS505で取得
したVc2とから、電池電圧Vbを算出する(S50
6)。この演算式(4)は、上記式(1)において、V
c=Vc1、t=t1とした、 Vc1=Vb[1−e-(t1-ton+toff)/(R1+R2)C] …(5) で表される式(5)と、上記式(1)において、Vc=
Vc2、t=t2とした、 Vc2=Vb[1−e-(t2-ton+toff)/(R1+R2)C] …(6) で表される式(6)とに基づいて導かれる。
【0066】次に、リレー203(RL1)をオフ状
態、リレー205(RL2)をオン状態に制御して(S
507)、容量素子204に充電された電荷の放電が完
了すると、RL2をオフ状態に制御する(S508)。
【0067】以上のようにして、ある電圧測定タイミン
グにおいて、電池電圧Vbを演算により推定することが
できる。
【0068】次の電圧測定タイミングにおいて、電池電
圧VbがVb’に低下していた場合、電圧Vcは図4の
破線に示す充電カーブを辿ることになり、ステップS5
03で電圧Vc1’を取得し、ステップS505で電圧
Vc2’を取得し、ステップ506において、電圧Vc
1’と電圧Vc2’から、上記演算式(4)を用いて、
電池電圧Vb’を算出する。
【0069】以上のように、本実施形態によれば、第1
の実施形態のように、初期設定時(1回目の電圧測定
時)に、非常に長い充電時間t0で、電池電圧Vbにほ
ぼ等しい第1の電圧値Vc0を予め検出する必要がなく
なる。
【0070】また、上記演算式(4)にはスイッチ素子
のターンオン時間tonおよびターンオフ時間toff
のパラメータが含まれないので、環境温度や使用電圧の
変動の影響を受けるスイッチング時間の要因を削除する
ことができ、高速および高精度な電圧測定が可能にな
る。特に、電池パック10が高電圧バッテリとしてHE
V等に塔載される場合、電池パック10、インバータ、
モータ等を含む高電圧回路と、低電圧バッテリ、電池E
CU30、音響機器等を含む低電圧回路との間の絶縁を
十分にとるために、リレー203として例えばフォトM
OSリレーが用いられる。この場合、電気信号から光信
号、光信号から電気信号への変換を要するため、スイッ
チング時間が大きくなるが、電池電圧Vbの算出にスイ
ッチング時間の要因が含まれないので、特に効果的とな
る。
【0071】また、さらに短時間で電池電圧Vbの測定
が可能になるという利点のため、充電時定数を決定する
抵抗素子201、202の抵抗値および容量素子204
の容量値を大きくすることができ、高電圧回路からのノ
イズの影響を低減して、耐ノイズ性を向上させることが
可能になる。
【0072】なお、本実施形態において、上記演算式
(4)には、充電時定数Tを決める、抵抗素子201の
抵抗値R1、抵抗素子202の抵抗値R2、および容量
素子204の容量値Cが回路パラメータとして含まれて
いるため、電池電圧Vbを高精度に測定するには、初期
精度が高く、かつ温度変化率が低い素子を使用する必要
があり、装置のコストが高くなる。
【0073】しかし、本実施形態の電圧測定装置と電池
パック10を含めた電池パックシステムを工場から出荷
する際の評価・試験時に、電池パック10を取り除い
て、電圧測定装置に外部の計測器から既知の電圧(電池
電圧Vbに相当)を印加し、環境温度を変化させて電圧
Vc1、Vc2を取得することで、電池ECU30は、
上記の演算式(4)から、各温度における充電時定数T
(=(R1+R2)C)を知ることができる。そして、
この結果をLUT3021にフィードバックすること
で、初期精度が悪く、温度変化率の高い、安価な抵抗素
子201、202および容量素子203を使用すること
が可能になる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
二次電池の電圧測定に要する時間を短縮し、かつ耐ノイ
ズ性も向上させた電圧測定装置および方法、並びにかか
る装置および方法を用いた電池パックシステムを実現す
ることが可能になる、という格別な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る電圧測定装置
の一構成例を示す回路ブロック図
【図2】 第1の実施形態における電池電圧Vbの測定
方法を説明するための電圧Vcの充電時間tに対する変
化を示すグラフ
【図3】 第1の実施形態の初期設定ルーチンおよび電
圧測定ルーチンにおける処理手順を示すフローチャート
【図4】 本発明の第2の実施形態における電池電圧V
bの測定方法を説明するための電圧Vcの充電時間tに
対する変化を示すグラフ
【図5】 第2の実施形態の電圧測定ルーチンにおける
処理手順を示すフローチャート
【図6】 従来の電圧測定装置の一構成例を示す回路ブ
ロック図
【図7】 従来の電池電圧Vbの測定方法を説明するた
めの電圧Vcの充電時間tに対する変化を示すグラフ
【図8】 従来の電圧測定ルーチンにおける処理手順を
示すフローチャート
【符号の説明】
10 電池パック 20 電圧検出部 201、202 抵抗素子 203 リレー(RL1) 204 容量素子 205 リレー(RL2) 30 電池ECU 301 電圧測定部 302 記憶部 3021 参照テーブル(LUT)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G016 CA03 CB01 CC01 CC03 CC04 CC07 CC12 CC19 CC24 CC27 CC28 CD03 CD10 CD14 CF07 5H030 AA06 AS08 FF44 5H115 PA15 PC06 PG04 PI13 QN03 SE06 TI05 TU04 UI33 UI35

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ素子のオン動作により、二次電
    池から抵抗素子を介して容量素子に充電された電圧を検
    出する電圧検出部を有し、前記電圧検出部により検出さ
    れた電圧に基づいて前記二次電池の電圧を測定する電圧
    測定装置であって、 前記二次電池の電圧測定に必要な情報を格納する記憶部
    と、 前記記憶部に格納された情報を用いて、前記電圧検出部
    により検出された電圧に所定の演算を施すことにより、
    前記二次電池の電圧を求める電圧算出部とを備え、 前記記憶部は、前記情報として、前記容量素子に充電さ
    れる電圧が前記二次電池の電圧にほぼ達した第1の充電
    時間で前記電圧検出部により検出された第1の電圧値
    と、前記第1の充電時間よりも短い第2の充電時間で前
    記電圧検出部により検出された第2の電圧値とに基づい
    た演算係数を予め格納しており、 前記電圧算出部は、前記第2の充電時間で前記電圧検出
    部により検出された第3の電圧値に前記演算係数を乗算
    して、前記二次電池の電圧を求めることを特徴とする電
    圧測定装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の電圧値をVc0、前記第2の
    電圧値をVc1とした場合、前記演算係数は、Vc0/
    Vc1で表されることを特徴とする請求項1記載の電圧
    測定装置。
  3. 【請求項3】 スイッチ素子のオン動作により、二次電
    池から抵抗素子を介して容量素子に充電された電圧を検
    出する電圧検出部を有し、前記電圧検出部により検出さ
    れた電圧に基づいて前記二次電池の電圧を測定する電圧
    測定装置であって、 前記二次電池の電圧測定に必要な情報を格納する記憶部
    と、 前記記憶部に格納された情報を用いて、前記電圧検出部
    により検出された電圧に所定の演算を施すことにより、
    前記二次電池の電圧を求める電圧算出部とを備え、 前記電圧算出部は、前記容量素子への充電が開始された
    直後の第1の充電時間で前記電圧検出部により検出され
    た第1の電圧値と、前記第1の充電時間が経過した直後
    の第2の充電時間で前記電圧検出部により検出された第
    2の電圧値とに、前記記憶部に予め格納されている所定
    の演算情報を用いた演算を施すことにより、前記二次電
    池の電圧を求めることを特徴とする電圧測定装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の充電時間をt1、前記第1の
    電圧値をVc1、前記第2の充電時間をt2、前記第2
    の電圧値をVc2、前記抵抗素子と前記容量素子で決ま
    る時定数をT、前記二次電池の電圧をVbとした場合、
    前記演算情報は、 Vb=(Vc1−Vc2・e-(t1-t2)/T)/(1−e
    -(t1-t2)/T) という関係式で表されることを特徴とする請求項3記載
    の電圧測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項記載の電
    圧測定装置と、 前記二次電池とを備えたことを特徴とする電池パックシ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記電圧測定装置はコンピュータシステ
    ムの一部として構成されることを特徴とする請求項5記
    載の電池パックシステム。
  7. 【請求項7】 スイッチ素子のオン動作により、二次電
    池から抵抗素子を介して容量素子に充電される電圧に基
    づいて、前記二次電池の電圧を測定する電圧測定方法で
    あって、 前記容量素子に充電される電圧が前記二次電池の電圧に
    ほぼ達した第1の充電時間での前記容量素子の充電電圧
    である第1の電圧値と、前記第1の充電時間よりも短い
    第2の充電時間での前記容量素子の充電電圧である第2
    の電圧値とに基づいた演算係数を予め格納する工程と、 前記第2の充電時間での前記容量素子の充電電圧を第3
    の電圧値として検出する工程と、 検出された前記第3の電圧値に前記演算係数を乗算し
    て、前記二次電池の電圧を求める工程とを含むことを特
    徴とする電圧測定方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の電圧値をVc0、前記第2の
    電圧値をVc1とした場合、前記演算係数は、Vc0/
    Vc1で表されることを特徴とする請求項7記載の電圧
    測定方法。
  9. 【請求項9】 スイッチ素子のオン動作により、二次電
    池から抵抗素子を介して容量素子に充電される電圧に基
    づいて、前記二次電池の電圧を測定する電圧測定方法で
    あって、 前記容量素子への充電が開始された直後の第1の充電時
    間での前記容量素子の充電電圧を第1の電圧値として検
    出し格納する工程と、 前記第1の充電時間が経過した直後の第2の充電時間で
    の前記容量素子の充電電圧を第2の電圧値として検出し
    格納する工程と、 格納された前記第1および第2の電圧値に所定の演算情
    報を用いた演算を施すことにより、前記二次電池の電圧
    を求める工程とを含むことを特徴とする電圧測定方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の充電時間をt1、前記第1
    の電圧値をVc1、前記第2の充電時間をt2、前記第
    2の電圧値をVc2、前記抵抗素子と前記容量素子で決
    まる時定数をT、前記二次電池の電圧をVbとした場
    合、前記演算情報は、 Vb=(Vc1−Vc2・e-(t1-t2)/T)/(1−e
    -(t1-t2)/T) という関係式で表されることを特徴とする請求項9記載
    の電圧測定方法。
  11. 【請求項11】 請求項7から9のいずれか一項記載の
    電圧測定方法を実行するコンピュータシステムと、 前記二次電池とを備えたことを特徴とする電池パックシ
    ステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007046917A (ja) * 2005-08-05 2007-02-22 Yazaki Corp 組電池電圧測定装置及び組電池電圧測定方法
KR100696673B1 (ko) * 2005-09-27 2007-03-19 삼성에스디아이 주식회사 배터리 관리 시스템 및 그의 구동방법
JP2014196951A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 株式会社ケーヒン 電圧検出装置

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