JP2003194971A - 自動修正時計 - Google Patents

自動修正時計

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JP2003194971A
JP2003194971A JP2001394911A JP2001394911A JP2003194971A JP 2003194971 A JP2003194971 A JP 2003194971A JP 2001394911 A JP2001394911 A JP 2001394911A JP 2001394911 A JP2001394911 A JP 2001394911A JP 2003194971 A JP2003194971 A JP 2003194971A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実で正確な基準位置検出を行なうことがで
き、かつ、小型化も可能な自動修正時計を提供する。 【解決手段】 ステッピングモータ121の駆動コイル
121bの巻回方向と、ロータ121cの磁極の方向をあ
らかじめ定めておいて自動修正時計を組み立てる。駆動
コイル121bの巻始め端子121b’と巻終わり端子1
21b’’には、ロータ121cの駆動のためのパルス信
号が入力される。制御回路は、指針に直結される指針車
が基準位置に位置付けられている第1の状態と、この第
1の状態から所定時間前の第2の状態との関係を用い、
第1の状態において光検出センサ140が発光するよう
に、巻始め端子121b’および巻終わり端子121
b’’に入力されるパルス信号のうちあらかじめ定めら
れている一方のパルス信号をステッピングモータ121
に出力し、検出指令信号を光検出センサ140に出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電波による
時刻信号を受けて時刻修正を行う自動修正時計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動修正時計のうち電波を用いる電波修
正時計は、例えば日本標準時(JST)を高精度で伝える
長波の標準電波(JJY)を受信し、この受信信号に基づ
いて、時刻を修正するいわゆる帰零等を行う機能を有し
ている。そして、この帰零を行う際に、まず指針の位置
を正確に正時等の基準時刻に合わせるなどのために、指
針位置検出装置が備えられている。
【0003】指針位置検出には一般的に光検出センサが
用いられ、光検出センサには大別して光反射型センサと
光透過型センサの2種類がある。
【0004】光反射型センサを用いた指針位置検出装置
を備えた従来の電波修正時計としては、例えば特開平6
−222164号公報、実開平6−30793号公報に
記載されたものなどが知られている。これらの公報に開
示されている電波修正時計には、秒針歯車を回転させる
第1駆動系と、分針歯車および時針歯車を回転させる第
2駆動系と、秒針の位置を検出するための第1光反射型
センサと、分針および時針の位置を検出するための第2
光反射型センサ等の検出手段が設けられている。
【0005】この第1光反射型センサおよび第2光反射
型センサは、それぞれ発光素子および受光素子により形
成されており、第1駆動系を構成する中間車と、時針車
とにそれぞれ形成された検出孔と、秒針車および別個に
設けた回転板にそれぞれ形成された光反射部とがそれぞ
れ一致した時に、受光素子が発光素子から発せられた光
を受光して指針位置を検出するようになっている。
【0006】光透過型センサを用いた電波修正時計とし
ては、例えば特開2000−162336号公報に開示
されている電波修正型の自動修正時計がある。この電波
修正時計においては、秒針を駆動する駆動系を構成する
歯車と、分針および時針を駆動する駆動系を構成する歯
車とに透孔を形成し、この透孔を介して発光素子と受光
素子とを対向させ、各透孔が対向して発光素子から発せ
られた光が受光素子で受光されたときに、指針位置を検
出するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に上
記のような光透過型センサを用いた指針位置検出装置に
おいては、歯車等の部品の加工精度のバラツキや、バッ
クラッシュ等の歯車のガタつきなどにより、発光素子か
ら発せられた検出光を、1ステップ分前後にずれて検出
し、指針位置を誤検出する可能性が生じてくる。ここ
で、1ステップとは、クオーツ式時計において駆動力を
生み出すロータを回転させる磁界の方向が変わり、ロー
タが半回転するプロセスのことをいう。
【0008】この誤検出は、位置検出に用いる歯車の1
ステップ当たりの移動量(回転量)が少ないと生じやす
くなる。1ステップ当たりの移動量は、指針を滑らかに
動かすために、駆動系の歯車列の減速比が大きくなるほ
ど小さくなる。また、基準位置検出にかかる時間を短縮
するために、検出用歯車に設けられている位置検出用の
透光部(透孔)を長孔状にすると、位置の誤検出の可能
性は高まる。
【0009】また、位置検出に用いる歯車は、少なくと
も発光素子から発せられた検出光の光路上で重なり合う
必要がある。そのため、駆動系を構成する歯車の配置に
設計上の制限が生じたり、指針位置検出装置が厚くなっ
たりして、自動修正時計の小型化を阻害する要因ともな
っていた。さらに、検出用歯車を小型化することで1ス
テップ当たりの移動量が少なくなると上述のように誤検
出の可能性が生じやすくなることも、自動修正時計の小
型化を困難にする要因であった。
【0010】以上のような問題点を鑑み、本発明におい
ては、1ステップ分の位置の誤検出も発生しえない、極
めて高精度な指針位置検出を可能にしつつ、小型化が可
能な自動修正時計を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の自動修正時計
は、上述の目的を達成するために、指針の駆動源として
用いる、ステータと、駆動コイルと、ロータとを含み、
当該ロータの回転駆動力が前記指針まで伝達される少な
くとも1つのステッピングモータと、検出指令信号を受
けて、前記指針に直結される指針車が、時刻信号を受信
して所定時刻に修正する際に基準位置に位置付けられた
ことを検出する検出手段と、前記ステッピングモータを
駆動するためのパルス信号を出力し、かつ、前記検出手
段の出力信号、および時刻信号に基づいて所定時刻に修
正する動作を制御する制御部とを有し、前記検出手段
は、検出光を発する発光素子および当該発光素子から発
せられた検出光を受光して信号を出力する受光素子から
なる透過型光検出センサを有し、前記駆動コイルの巻回
方向および前記ロータの磁極の方向があらかじめ定めら
れており、前記駆動コイルは、前記ステータに発生する
磁界の方向を変え、前記ロータの磁極との反発により当
該ロータを回転させるために前記制御部からの前記パル
ス信号がそれぞれ印加される巻始め端子および巻終わり
端子を有し、前記制御部は、前記指針車が基準位置に位
置付けられている第1の状態と、当該第1の状態から所
定時間前の第2の状態との関係を用い、前記第1の状態
において前記発光素子が発光するように、前記パルス信
号のうちあらかじめ定められている一方のパルス信号を
前記ステッピングモータに出力し、前記検出指令信号を
前記検出手段に出力することを特徴とする。
【0012】好適には、前記ステッピングモータは秒針
用ステッピングモータを含み、前記秒針に直結される秒
針車である第1検出用歯車には、前記検出手段による前
記秒針の位置検出のために用いられる透光部と遮光部
が、回転軸を中心とした同一円周上に、所定の検出パタ
ーンで設けられている。さらに好適には、前記第1検出
用歯車は、前記検出手段からの検出光を透過するための
半径方向に所定の幅を有する円弧状の透光部と、当該透
光部以外の部分である遮光部とをそれぞれ複数有し、前
記第1検出用歯車の前記透光部と前記遮光部は交互に配
列されているとともに当該複数の遮光部のうちの1つは
他の遮光部よりも円周方向に所定の長さだけ長く形成さ
れている。前記秒針用ステッピングモータの回転駆動力
は中間車により減速されて前記指針に伝達されてもよ
い。
【0013】また、前記ステッピングモータには時分針
用ステッピングモータが含まれていてもよく、この場合
には、当該時分針用ステッピングモータの回転駆動力が
第2検出用歯車として用いられる中間車により減速され
て分針および時針に伝達され、前記第2検出用歯車に
は、前記検出手段による前記分針および時針の位置検出
のために用いられる透光部と遮光部が、回転軸を中心と
した同一円周上に、所定の検出パターンで設けられ、前
記分針に直結される分針車である第3検出用歯車および
前記時針に直結される時針車である第4検出用歯車に
は、回転軸を中心とした同一円周上に、前記分針および
時針の位置検出が可能となるように前記第2検出用歯車
の検出パターンと所定の位置関係を持たせた透光部と遮
光部のパターンが設けられる。
【0014】好適には、前記第2検出用歯車は、前記第
3および第4検出用歯車と重なり合う部分において、前
記検出手段からの検出光を透過するための半径方向に所
定の幅を持って円周方向に所定の長さを有する円弧状の
透光部と、当該透光部以外の部分である円周方向に所定
の長さを有する遮光部とを少なくとも1つずつ有し、前
記第3および第4検出用歯車は、前記第2検出用歯車と
重なり合う部分において前記検出手段からの検出光を透
過するための半径方向に所定の幅を有する円弧状の透光
部と、当該透光部以外の部分である遮光部とをそれぞれ
複数有し、前記第3および第4検出用歯車の前記透光部
と前記遮光部は交互に配列されているとともに当該複数
の遮光部のうちの1つは他の遮光部よりも円周方向に所
定の長さだけ長く形成される。
【0015】本発明においては、駆動コイルの巻回方向
とロータの静止位置での磁極の方向があらかじめ規定さ
れている。さらに、駆動コイルの巻始め端子と巻終わり
端子を明確に区別し、各々の端子に制御部からのパルス
信号が入力されたときステータに発生する磁界の方向を
あらかじめ定めておくことで、上記2つの端子にそれぞ
れパルス信号が入力されたときに、ロータの磁極がどち
らを向いているかを知ることができる。
【0016】上記端子のどちらか一方に入力されるパル
ス信号の出力タイミングと所定の関係を持たせて、光検
出センサに検出光の発光および受光を行うように制御部
から検出指令信号を出力すれば、ロータがある所定の磁
極の向きになるごとに、即ちある所定のステップごとに
光検出センサの検出信号を入手することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、添付
図面に基づいて詳細に記述する。
【0018】まず、自動修正時計としての電波修正時計
の、標準電波による一般的な時刻検出方法について述べ
る。電波修正時計においては、一般的に、時刻情報(タ
イムコード情報)を含んだ標準電波(JJY)を受信し、
そのタイムコード情報を基に時刻修正を行う。
【0019】図1は本発明に係る自動修正時計としての
電波修正時計の信号処理系回路の一構成例を示すブロッ
ク図である。図において、信号処理系回路10は、標準
電波受信系11、発振回路13、制御回路14、バッフ
ァ回路17、光透過型光検出センサ140を有する。
【0020】標準電波受信系11は、例えば受信アンテ
ナ11aと、送信所から送信されたタイムコードを含む
標準電波を受信し、所定の処理を行いパルス信号S11
として制御回路14に出力する長波受信回路11bとか
ら構成される。この長波受信回路11bは、例えばRF
アンプ、検波回路、整流回路、および積分回路とから構
成される。
【0021】なお、標準電波受信系11で受信される、
日本標準時を高精度で伝える長波の標準電波は、図2
(a)に示すような形態で送られてくる。
【0022】具体的には、タイムコードは「1」信号、
「0」信号、「P」信号の3種類の信号パターンから構
成され、それぞれの信号パターンは、1秒(s)中の1
00%振幅期間幅によって区別されている。つまり、
「1」信号を表す場合には1秒(s)の間に500ms
(0.5s)だけ所定の周波数の信号が送信され、
「0」信号を表す場合には1秒(s)の間に800ms
(0.8s)だけ所定の周波数の信号が送信され、「P」
信号を表す場合には1秒(s)の間に200ms(0.2
s)だけ所定の周波数の信号が送信されてくる。そし
て、受信状態が良好な場合には、標準電波受信系11か
らは図2(b)に示すように、標準電波の信号に応じた
パルス信号として信号S11が、制御回路14に出力さ
れる。
【0023】なお、日本の標準電波は、2001年12
月1日現在、独立行政法人通信総合研究所(CRL)のも
とで運用されている。標準電波の周波数としては、これ
まで40kHzのものが使用されてきたが、2001年1
0月1日からは、60kHzの標準電波を送信する送信所
も開局されている。また、変調波の振幅は最大100
%、最小10%である。
【0024】次に、長波標準電波の送信データについて
説明する。図3に、標準電波信号のタイムコードの一例
が示されている。図3に示す通り、タイムコードは1分
1周期(1フレーム)としてこれを60分割し、1秒間
ごとに1ビットの情報を割り当てて送信している。
【0025】タイムコードが送信する情報は時、分、1
月1日からの通算日、年(西暦下2桁)、曜日、うるう
秒情報、時と分に対応するパリティ、予備ビット、停波
予告情報であり、このうち時、分、1月1日からの通算
日、年(西暦下2桁)、曜日に関しては2進数(BCD(B
inary Coded Decimal Notation:2進化10進法)正論
理)として表し送信する。従って、時には24時間制JS
Tの時を表すために6ビット、分には7ビット、通算日
には10ビット、年には8ビット、曜日には3ビット必
要となる。なお、秒信号については、秒は電波のパルス
信号の立ち上がりとし、パルスの立ち上がりの55%値
(10%値と100%値の中央)が標準時の1秒信号に
同期する。
【0026】P信号は1フレームに7回送信され、正分
(0秒)に対応するものがマーカーMと呼ばれ、9秒、
19秒、29秒、39秒、49秒に対応するものがそれ
ぞれポジションマーカーP1〜P5と呼ばれる。なお、も
う1つのポジションマーカーP0は、通常(非うるう秒
時)は59秒の立ち上がりに対応する。このP信号が続
けて現れるのは1フレーム中1回で59秒、0秒の時、
つまりポジションマーカーP0、マーカーMと続くときだ
けで、この続けて現れる位置が正分位置となる。つまり
分・時データ等の時刻データはこの正分位置を基準とし
てフレーム中の位置が決まっているため、この正分位置
の検出を正確に行わないと時刻データを取り出すことは
できない。
【0027】ただし、標準電波のフレームのフォーマッ
トは毎分同じわけではなく、図3に示すように、毎時1
5分および45分時のフォーマットと、それ以外の分の
時刻のフォーマットは異なっている。後述するが、予備
ビットとうるう秒情報は図3(a)に示す15分、45
分以外のフォーマットのみに含まれ、図3(b)に示す
ように、呼び出し符号と停波情報が、年情報と曜日情報
の代わりに15分、45分のフォーマットにのみ現れ
る。以下、上記予備ビット、うるう秒情報、停波情報に
ついて述べる。
【0028】予備ビットは表1に示されるように、SU
1、SU2と名付けられたビットを使用する。これらは将
来の情報拡張のために用意されたものである。サマータ
イム情報でこのビットが活用されるときは、SU1=SU2
=0では「6日以内に夏時間への変更無し」、SU1=1
・SU2=0では「6日以内に夏時間への変更有り」、SU
1=0・SU2=1では「夏時間実施中」、SU1=SU2=
1では「6日以内に夏時間終了」となるような情報形態
となっている。夏時間への切り換わりについては日本で
はまだサマータイムが導入されておらず、未だ不明の状
態であるが欧州のサマータイムの切り替わりをみると、
夜中のうちに行っている場合が多い。
【0029】
【表1】
【0030】次にうるう秒は表2に示されるように、LS
1、LS2と名付けられた2ビットを使用し、LS1=LS2
=0では、「1ヶ月以内にうるう秒の補正を行わな
い」、LS1=1・LS2=0では「1ヶ月以内に負のうる
う秒(削除)有り」つまり1分間が59秒となり、LS1
=LS2=1では「1ヶ月以内に正のうるう秒(挿入)有
り」つまり1分間が61秒となるような情報形態となっ
ている。うるう秒の補正のタイミングは既に決められて
おり、協定世界時(UTC)時刻の1月1日もしくは7月
1日の直前に行われることになっている。よって、日本
時間では1月1日もしくは7月1日の午前9:00直前
に行われることになる。うるう秒情報は、実施される前
月2日9時0分より、実施月の1日8時59分まで、継
続して送信される。
【0031】
【表2】
【0032】停波情報は表3の(a)、(b)、(c)に
示されるように、ST1、ST2、ST3、ST4、ST5、ST6
と名付けられたビットを使用し、ST1・ST2・ST3で停
波開始予告、ST4で停波時間帯予告、ST5・ST6で停波
期間予告を提供する。まず停波開始予告について説明す
ると、ST1=ST2=ST3=0では「停波予定無し」、ST
1=ST2=0・ST3=1では「7日以内に停波」、ST1
=0・ST2=1・ST3=0では「3から6日以内に停
波」、ST1=0・ST2=ST3=1では「2日以内に停
波」、ST1=1・ST2=ST3=0では「24時間以内に
停波」、ST1=1・ST2=0・ST3=1では「12時間
以内に停波」、ST1=ST2=1・ST3=0では「2時間
以内に停波」となっている。次に停波時間帯予告は、ST
4=1では「昼間のみ」、ST4=0では「終日、または
停波予定無し」である。次に停波期間予告は、ST5=ST
6=0では「停波予定無し」、ST5=0・ST6=1では
「7日以上停波、または期間不明」、ST5=1・ST6=
0では「2から6日以内で停波」、ST5=ST6=1では
「2日未満で停波」となっている。
【0033】
【表3】
【0034】以上が標準電波を利用した時刻取得の原理
であるが、外部機器や手動で入力した時刻を、修正の際
に目標とする時刻として採用してもよい。
【0035】時刻を入手した後には、その時刻に合わせ
て時計の指針を動かし、時計の時刻を修正する。以下、
この時計の時刻の修正方法の一例について、秒針駆動用
のモータと、分針および時針駆動用のモータを有する2
モータ自動修正時計を例にとり簡単に述べる。
【0036】時刻を修正する必要が生じた際には、まず
指針を基準となる位置まで動かす。その後、その基準位
置と入手した時刻との差を検出し、目標時刻まで指針を
動かす。詳細には、指針を基準位置まで動かす際には、
制御回路14から、秒針駆動系の動力源であるステッピ
ングモータ121に制御信号CTL1を、時分針駆動系の動
力源であるステッピングモータ131に制御信号CTL2
送信し、各指針を早送りする。この指針の早送りは、指
針位置検出手段により指針が所定の基準位置に移動した
ことを確認した時点で終了させる。
【0037】制御回路14には、発振回路13が水晶発
振器CRYを利用して生成し制御回路14に供給している
所定周波数の基本クロックを用いた分針カウンタ、秒針
カウンタ、標準分・秒カウンタ等のカウンタを含む内部
時計が設けられており、指針の早送り中にも、入力され
た時刻を基にした時間をカウントし続けている。この内
部時計の時刻を目標値として、制御回路14は各指針を
動かすべき量を求め、バッファ17を介してステッピン
グモータ121,131に制御信号CTL1,CTL2を出力
し、各指針を目標時刻まで動かし、時計の時刻を修正す
る。
【0038】以下では、上述のような方法で時刻修正を
行う本発明の1つの実施形態について、図面を参照しな
がらさらに詳述してゆく。本実施形態においては、秒針
をある表示位置から次の表示位置まで、1秒ごとに瞬間
的に動かすステップ運針の2モータステップ自動修正時
計を例にとり述べる。
【0039】図4は本発明の一例としてのステップ運針
の自動修正時計の指針位置検出装置の一実施形態の構成
を示す断面展開図であり、図5はその指針位置検出装置
の要部の平面図である。また、図6は図5から指針を駆
動するための歯車のみを抜き出し、その輪列構成を示し
たものである。
【0040】指針位置検出装置本体100は、互いに対
向して接続されて輪郭を形成する下ケース111および
上ケース112と、この下ケース111および上ケース
112で形成される空間内において下ケース111と連
結した状態で配置される中板113とを備えており、空
間内の下ケース111、中板113、上ケース112の
所定の位置に対して、第1指針である秒針を駆動するた
めの第1の駆動系、即ち秒針駆動系120と、第2の指
針である時分針を駆動するための第2の駆動系、即ち時
分針駆動系130と、透過型光検出センサ140と、手
動で時刻を修正するための手動修正系150と、秒針駆
動系120、時分針駆動系130、および光検出センサ
140に接続され、電力や信号の伝送に用いられる回路
基板160などが固定あるいは軸支されている。下ケー
ス111および上ケース112で形成される空間内のほ
ぼ中央部で、秒針に接続されている秒針車123と、分
針に接続されている分針車134と、時針に接続されて
いる時針車136とは同軸上に配置されている。
【0041】秒針駆動系120は、図4〜図6に示され
ているように、ノッチ型のステータ121a、このステ
ータの鉄芯121dに巻回された駆動コイル121b、こ
のステータ121aの鉄芯121dに対向する脚片の磁極
間において回転自在に軸支されたロータ121cにより
構成されている秒針用ステッピングモータ121と、ロ
ータ121cのピニオン121c’に噛合する第1の5番
車128(第1伝達歯車)と、この第1の5番車128
に噛合した第1検出用歯車(第1指針車)としての秒針
車123とを有する。なお、本実施形態においては、第
1の5番車128は12ステップ/回転、秒針車123
は60ステップ/回転となっている。
【0042】秒針用ステッピングモータ121は、制御
回路14が出力する制御信号CTL1に基づいて、その回転
方向、回転角度、および回転速度が制御される。なお、
前述したように、本実施形態においては、駆動系の動き
を考える際の最小単位として、制御回路14がステッピ
ングモータ121,131をパルス駆動するために1回
パルス出力を発振し、駆動コイルの発生する磁界の向き
が変わり、ステッピングモータ121,131のロータ
が半回転することを1ステップと称する。ステップ間の
間隔の実際の長さは通常運針時と時刻修正時の早送りの
際では異なり、また秒針駆動系と時分針駆動系において
も異なる。本実施形態においては、秒針車123は6°
/ステップで回転することになる。
【0043】本実施形態においては、秒針の基準位置検
出には秒針車123のみを利用する。図7に、本実施形
態において用いる秒針車123の図を示す。秒針車12
3には、半径方向に所定の幅を有し、円周方向にそれぞ
れ所定の長さだけ伸びている3個の円弧状の長孔123
a,123b,123cと、それぞれの長孔同士の間の部
分である遮光部123d,123e,123fが、秒針車
123の回転軸を中心とした同心円上に交互に配置され
ている。これらの長孔は、光検出センサ140の検出光
を透過可能な位置に配置される。なお、本実施形態にお
いては、長孔123a,123b,123cのそれぞれの
中心角λ1°,λ2°,λ3°を、それぞれλ1=60°,
λ2=81°,λ3=111°としている。また、長孔1
23aと長孔123bとの間の中心角ψ1°,長孔123b
と長孔123cとの間の中心角ψ2°、長孔123cと長
孔123aとの間の中心角ψ3°を、それぞれ,ψ1=6
0°,ψ2=ψ3=24°としている。ψ1は、ψ2,ψ3
と比べて大きくなっている。
【0044】λ1〜λ3,ψ1〜ψ3の大きさは必ずしも上
述した値である必要はないが、後述する第2〜第4検出
用歯車をも含んで指針の基準位置を検出することも考慮
して、ある所定の条件を満たすことが望ましい。
【0045】後ほど詳述するが、所定のタイミングで検
出光を発しながら秒針車123を回転させた場合に、秒
針車123の長孔と遮光部によって生じる光検出センサ
140のON,OFFのパターンを判別することにより、秒
針即ち秒針車123の基準位置が検出される。図7に示
すように、秒針車123は上ケース112側から見て左
回りに回転する。秒針車123の遮光部123dは他の
遮光部123e,123fに比べて長くなっているので、
遮光部123e,123fによるOFF期間よりも長いこの
遮光部123dによるOFF期間を検出できれば、その時点
で秒針車123がある特定の場所に位置していることが
分かる。本実施形態においては、遮光部123dによる
長いOFF期間の後で最初に光検出センサがONになるステ
ップにおいて、秒針車123に直結されている秒針が正
時、即ち0秒を指すように定めている。秒針車123の
溝123gはそのための初期位置を規定するためのもの
である。秒針車123は、溝123gがある所定の場所
に位置するように組み立てられる。その後秒針車123
がどれほど回転したとしても、この溝123gが組み立
て位置に戻ってきた時には、遮光部123dによる長いO
FF期間の後の最初の光検出センサのONが検出され、秒針
は0秒を指す。
【0046】図8に、秒針車123の基準位置検出の様
子を、秒針車123が基準位置に到達する2ステップ前
から表した図を示す。図8(a)が2ステップ前の状態
であり、図8(b)が1ステップ前、図8(c)が、秒針
車123が基準位置に到達したステップにおける状態を
示している。図8(c)が本願請求項1における第1の
状態に対応しており、図8(b)が第2の状態に対応し
ている。第1の5番車128は、その輪歯部分がロータ
121cのピニオン121c’に噛合し、そのカナが秒針
車123に噛合している。図8(a)〜(c)において、
ロータ121cのピニオン121c’、第1の5番車12
8および秒針車123は、回転軸を中心としてそれぞれ
図中の矢印の方向に回転する。光検出センサ140は移
動しないので、図中における、光検出センサ140の配
置領域140aおよび光検出センサ140の検出光を収
束して通過させるための円形貫通部140bの位置は変
わらない。
【0047】本実施形態では、図8(b)の状態におい
て、秒針車123の長孔123bが、配置領域140a内
で円形貫通部140bに一部重なる(図8(b)の領域RE
の部分)。本実施形態における円形貫通部140bの半
径は0.5mmとしているので、上記の重なりは、歯車等
の部品の加工精度のバラツキや、バックラッシュ等の歯
車のガタつきなどにより、図8(c)のようにほぼ完全
に重なる状態へ容易に変化する。そのため、光検出セン
サ140のON,OFFを毎ステップ検出していると、1ス
テップ前である図8(b)の状態において秒針車123
が基準位置に到達したと誤検出する可能性が生じる。上
記のような歯車のバラツキやガタつきがない場合でも、
光検出センサ140の検出光が領域REから漏れること
で、誤検出が引き起こされる可能性がある。
【0048】本実施形態においては、この位置の誤検出
を防止するために、例えば、図8(a),(c)のステッ
プにおいては光検出センサのON,OFFの検出を行い、図
8(b)のステップでは検出を行わないように、2ステ
ップに1回ずつ検出を行うようにする。これにより、歯
車のズレ等の外乱が生じたとしても、誤検出は生じず、
秒針車123が図8(c)に示す基準位置に到達したと
きには確実にONという検出がなされることになる。この
ときのONは、先述のように、遮光部123dによる長いO
FF期間の後の最初のONである。
【0049】なお、秒針車123は偶数回のステップで
1回転するので、ONとなるべき歯車の位置は、もう一度
同じ場所に両歯車が戻ってきたときにもONとなり、検出
にズレは生じない。
【0050】ステータ121aの磁極の向きが変わるご
とにロータは半回転し、歯車は1ステップ分進むので、
上述の、2ステップに1回の検出を実現するためには、
ステータ121aの磁極が2回変わるごとに検出を行う
ようにすればよい。
【0051】しかしながら、単にステータ121aの磁
極が2回変わるごとに検出を行うだけでは、正確な基準
位置検出を実現することはできない。これは、駆動コイ
ルの導線の巻回方向が変わっても磁界の向きは変わり、
導線の始点と終点のどちらに入力するパルス信号を基に
検出するかでもステップがずれることによる。
【0052】この不都合を解消するために、本実施形態
においては、ムーブメントの製造に際して、駆動コイル
121bの導線の巻回方向をあらかじめ規定しておき、
導線の巻始めと巻終わりを区別できるような巻始め端子
121b’および巻終わり端子121b’’を用意してお
く。駆動コイル121bの導線の巻回方向は、例えば巻
始め端子121b’側に制御回路14からステッピング
モータ121の駆動用のパルス信号が入力されたとき
に、ステータ121aのNとSの磁極の方向が図5に示す
方向になるように定めておく。以上により、例えば巻始
め端子121b’にパルス信号が入力されるごとに、制
御回路14から光検出センサ140へ検出指令信号を出
力してONかOFFかの検出結果を入手するようにしておけ
ば、全ての製品において、検出時の磁極の向きを揃えた
上での2ステップごとの検出が可能になる。
【0053】ただし、ムーブメントの製造時には、ロー
タ121cの磁極の向きと、ステッピングモータ121
を駆動する際に巻始め端子121b’と巻終わり端子1
21b’’のどちらの側から先にパルス信号を入力する
かも予め規定しておいてから組み立てる必要がある。例
えば、組み立て時の、電力が供給されていない静止状態
において、ロータ121cのS極が図5に示すNの方向を
向き、ロータ121cのN極がSの方向を向くようにロー
タ121cを組み込んでおく。このロータ121cの磁極
の向きがずれていると、最初に電源が投入されて図5に
示すステータ121aのNとSの磁極の方向を生み出す磁
界が発生したときに、ロータ121cのS極(N極)がス
テータ121aのN極(S極)に引きつけられるまでの回
転角のぶんだけ、各歯車が進んでしまうことになる。
【0054】以上のように、時計の組み立て製造時に、
駆動コイル121bの巻回方向と、ロータ121cの磁極
の向きと、基準位置検出用の歯車の位置関係と、巻始め
端子121b’と巻終わり端子121b’’のどちらか一
方へのパルス入力のタイミングとを、指針の正しい基準
位置検出が行えるように定めておけば、歯車のズレなど
による誤検出の起こらない、2ステップに1回の検出に
よる正確な時刻修正が可能になる。
【0055】以下、第2駆動系である時分針駆動系13
0について記述を進める。時分針駆動系130は、図4
〜図6に示されているように、略コ字型のステータ13
1a、このステータ131aの一方側の脚片に巻回された
駆動コイル131b、このステータ131aの他方の脚片
の磁極間において回転自在に軸支されたロータ131c
により構成されている時分針用ステッピングモータ13
1と、ロータ131cのピニオン131c’に噛合する中
間車としての第2の5番車132と、この第2の5番車
132に噛合した第2検出用歯車(第2伝達歯車)とし
ての3番車133と、この3番車133に噛合する第3
検出用歯車(第2指針車)としての分針車134と、こ
の分針車134に噛合した中間車としての日の裏車13
5と、この日の裏車135に噛合する第4検出用歯車
(第3指針車)としての時針車136とを有する。ここ
で、時分針用ステッピングモータ131は、制御回路1
4が出力する制御信号CTL2に基づいて、その回転方向、
回転角度、および回転速度が制御される。
【0056】第2の5番車132のカナに3番車133
の輪歯部分が噛合し、3番車133のカナに分針車13
4の輪歯部分が噛合し、分針車134のカナに日の裏車
135の輪歯部分が噛合し、日の裏車135のカナに時
針車136が噛合している。なお、本実施形態において
は、3番車133は45ステップ/回転、分針車134
は360ステップ/回転、時針車136は4320ステ
ップ/回転となっている。
【0057】3番車133には、図9に示すように、半
径方向に所定の幅を有し、円周方向にそれぞれ所定の長
さだけ伸びている3個の円弧状の長孔133a,133
b,133cと、それぞれの長孔同士の間の部分である遮
光部133d,133e,133fが、3番車133の回
転軸を中心とした同心円上に交互に配置されている。な
お、本実施形態においては、長孔133a,133b,1
33cのそれぞれの中心角λ4°,λ5°,λ6°を、それ
ぞれλ4=96°,λ5=56°,λ6=72°としてい
る。また、長孔133aと長孔133bとの間の中心角ψ
4°,長孔133bと長孔133cとの間の中心角ψ5°、
長孔133cと長孔133aとの間の中心角ψ6°を、そ
れぞれψ4=88°,ψ5=ψ6=24°としている。ψ4
は、ψ5,ψ6と比べて大きくなっている。
【0058】分針車134には、図10に示すように、
半径方向に所定の幅を有し、円周方向にそれぞれ所定の
長さだけ伸びている3個の円弧状の長孔134a,13
4b,134cと、それぞれの長孔同士の間の部分である
遮光部134d,134e,134fが、分針車134の
回転軸を中心とした同心円上に交互に配置されている。
なお、本実施形態においては、長孔134a,134b,
134cのそれぞれの中心角λ7°,λ8°,λ9°を、そ
れぞれλ7=60°,λ8=120°,λ9=60°とし
ている。また、長孔134aと長孔134bとの間の中心
角ψ7°,長孔134bと長孔134cとの間の中心角ψ8
°、長孔134cと長孔134aとの間の中心角ψ9°
を、それぞれψ9°,ψ7=60°,ψ8=ψ9=30°と
している。ψ7は、ψ8,ψ 9と比べて大きくなってい
る。
【0059】時針車136には、図11に示すように、
半径方向に所定の幅を有し、円周方向にそれぞれ所定の
長さだけ伸びている3個の円弧状の長孔136a,13
6b,136cと、それぞれの長孔同士の間の部分である
遮光部136d,136e,136fが、時針車136の
回転軸を中心とした同心円上に交互に配置されている。
なお、本実施形態の時針車136においては、長孔13
6a,136b,136cの中心角λ10°,λ11°,λ12
°をそれぞれλ10=90°,λ11=77.5°,λ12
60°としている。また、長孔136a,136b,13
6cのそれぞれの両端が直線になっているために、長孔
136aと長孔136bとの間の中心角ψ10°、長孔13
6bと長孔136cとの間の中心角ψ11°、長孔136c
と長孔136aとの間の中心角ψ12°がそれぞれそのま
ま遮光部136d,136e,136fのなす中心角とな
り、ψ10=27.5°,ψ11=45°,ψ12=60°と
なっている。
【0060】本実施形態においては、3番車133に、
基準位置検出用の透光部として従来のような円形または
略円形の透孔ではなく、長孔133a,133b,133
cを設けている。従って、秒針車123の場合と同様
に、基準位置決定のために3番車133と分針車134
の長孔と遮光部によって生じる光検出センサのOFFのパ
ターンを区別する必要がある。基準位置としては、秒針
車123の場合と同じく、遮光部133e,133fによ
る光検出センサのOFF期間よりも長い遮光部133dによ
るOFF期間を検出した後で最初に光検出センサがONにな
るステップにおいて分針車134に直結されている分針
が正時、即ち0分を指すようになっている。なお、3番
車133の孔133gと分針車134の溝134g、およ
び時針車136の溝136gはそのための初期位置関係
を規定するためのものであり、所定の位置において孔1
33gと溝134g,136gが重なる時に、時分針が1
2時0分を指すようになっている。
【0061】図5および図6に示される手動修正系15
0は、上述の分針車134および時針車136に噛合す
る日の裏車135と、この日の裏車135に噛合する手
動修正軸151とを有する。この手動修正軸151は、
上ケース112の外部に位置付けられて利用者が直接指
を触れることのできる頭部151aを有している。日の
裏車135の輪歯部が手動修正軸151と分針車134
の両方のカナに噛合することで、手動修正軸151は、
分針車134と同位相で回転するように構成されてお
り、上述の時分針駆動系130により分針車134が駆
動されているときには日の裏車135を介して分針車1
34と同位相で回転すると共に、時分針駆動系130の
非作動時には、頭部151aを指で回転させることによ
り、指針位置を手動修正できるようになっている。
【0062】透過型光検出センサ140は、図4に示す
ように、例えば、下ケース111に取り付けられた発光
ダイオードからなる発光素子142と、この発光素子1
42に対向するように、上ケース112に取り付けられ
たフォトトランジスタからなる受光素子144とにより
形成される。また、図4〜図6に示すように、光検出セ
ンサ140は、秒針車123、3番車133、分針車1
34、および時針車136の全てが同時に重なる位置に
配置されている。秒針車123の長孔123a(または
123bまたは123c)、3番車133の長孔133a
(または133bまたは133c)、分針車134の長孔
134a(または134bまたは134c)、および時針
車136の長孔136a(または136bまたは136
c)が重なり合った時に、発光素子142から発せられ
た検出光が受光素子144により受光されて、光検出セ
ンサ140がON状態になる。これまで述べてきたよう
な、円弧状の長孔を用いることで、検出光を受光する機
会が増え、基準位置検出にかかる時間を短縮することが
できる。
【0063】以下、この光検出センサ140のON,OFF
を利用した、本実施形態の自動修正時計の時刻修正動作
を、図12および図13に関連付けて記述する。図12
は、本実施形態における指針の基準位置検出動作を説明
するためのフローチャートである。図13は、指針位置
検出動作時の秒針駆動系120用のステッピングモータ
121への駆動用のパルス出力SO1およびSO2と、時分
針駆動系130用のステッピングモータ131へのパル
ス出力MHO1およびMHO2と、光検出センサ140の発光
ダイオード(LED)の発光タイミングを示す図である。
【0064】時刻修正を行う際には、まず、制御回路1
4からの検出指令信号を受けて、発光素子142、即ち
発光ダイオードから検出光が発せられる。この発光ダイ
オードからの検出光が、受光素子144、即ちフォトト
ランジスタにより検出され、フォトトランジスタが出力
を発するかどうかが調べられる(STEP1)。以下では、
上記のフォトトランジスタが出力を発することをON状
態、出力を発しないことをOFF状態とする。STEP1は、
前述したように、秒針車123、3番車133、分針車
134、時針車136に設けられている長孔が、発光ダ
イオード上で全て重なっているかどうかを調べることを
意味する。
【0065】フォトトランジスタが出力を発しない、つ
まりOFFの場合には、秒針駆動系120の秒針用ステッ
ピングモータ121と、時分針駆動系130の時分針用
ステッピングモータ131を、ともに2ステップずつ早
送り駆動する(STEP2,STEP3)。このとき、この早送
り駆動に同期させて、これまで述べてきたように、2ス
テップに1回ずつ発光ダイオードを発光させてフォトト
ランジスタのON,OFFの状態を調べる。ここで、パルス
出力SO2が駆動コイルの巻始め端子121b’に入力さ
れ、パルス出力SO1が巻終わり端子121b’’に入力
されるとすれば、先の記述と対応がとれる。図13に示
すように、本実施形態においてはパルス出力SO1および
SO2と、パルス出力MHO1およびMHO2の位相がそれぞれ
一致している。このため、秒針駆動系120用のステッ
ピングモータ121と時分針駆動系用のステッピングモ
ータ131の早送りステップ数を別々に異ならせる必要
はない。
【0066】STEP2,STEP3における早送り動作はフォ
トトランジスタがON状態になるまで続けられ、ONになっ
たところで一度ステッピングモータ121とステッピン
グモータ131の両方の動きを止める。このことは、指
針の位置はどこでもよいので、秒針車123、3番車1
33、分針車134、時針車136に設けられている長
孔が発光ダイオード上で全て重なっており、検出光が透
過できる貫通孔が形成されていることを確認することに
等しい。
【0067】その次には、まず秒原点検索、つまり秒針
を基準位置である0秒の位置に移動させることを目指
す。そのために、図13に示すように、秒針駆動系12
0用のステッピングモータ121のみ動かして秒針車1
23を2ステップずつ早送り駆動しながら、フォトトラ
ンジスタのON,OFFの状態を調べてゆく(STEP4)。こ
のとき、秒針車123には円弧状の長孔が形成されてい
るので、早送り駆動中の大部分において検出光が秒針車
123を貫通してフォトトランジスタがON状態になる
が、本実施形態においては、フォトトランジスタがOFF
状態になっているステップ数を数えてゆく(STEP5)。
5〜12ステップの間に1度もONにならずOFF状態であ
ったとき、次にONになった位置でステッピングモータ1
21を止め、秒針車123を停止させる(STEP6)。こ
れは、秒針車123の遮光部123dによる長いOFF期間
後の最初のON状態を検出することを意味しており、この
とき、前述したように、秒針の停止位置がちょうど0秒
となる。
【0068】最後に、時針と分針の位置を基準となる原
点位置に移動させることを考える。そのために、秒針車
123は停止させたままで、今度は時分針駆動系130
用のステッピングモータ131のみ動かして分針車13
4を1ステップずつ早送り駆動する(STEP7)。
【0069】この分針車134の1ステップの駆動ごと
に、フォトトランジスタがOFF状態になっているステッ
プ数を数えてゆく(STEP8)。OFFとなっている状態の
パターンは、3番車133、分針車134、時針車13
6のそれぞれの長孔と遮光部の形状により、本実施形態
の場合には表4に示すA,B,C,D,Eの5通りがある。
【0070】
【表4】
【0071】STEP7,STEP8においては3番車を介して
分針車134を駆動しているが、それにつれて時針車1
36も当然駆動されており、OFF状態のステップ数がC:
280〜449である時は時針、即ち短針は4時を指す
位置にあり、D:450〜999の時は8時を指す位置
にあり、E:65〜279の時は12時を指す位置にあ
る。OFF状態のステップ数がB:45〜64の時には、分
針、即ち長針が0分を指している状態になっている。OF
Fの数がA:0〜44の時は、そのいずれでもない状態で
ある。
【0072】従って、OFFの数をCと認識後、Bの数だけO
FFの数を認識したときにステッピングモータ131を停
止させれば、指針は4:00を指す位置で止まり、OFF
の数をDと認識後、Bの数だけOFFの数を認識したときに
ステッピングモータ131を停止させれば、指針は8:
00を指す位置で止まり、OFFの数をEと認識後、Bの数
だけOFFの数を認識したときにステッピングモータ13
1を停止させれば、指針は12:00を指す位置で止ま
ることとなる(STEP9)。実際には、4:00,8:0
0,12:00となる指針の位置のうち、現在時刻から
最も近い次の時刻の指針の位置で全ての指針が止まるこ
とになる。
【0073】このようにして指針の基準位置が規定され
た後には、前述したように、受信したJJYを基に動かさ
れている制御回路14に設けられている内部時計の時刻
を目標値として、現在止まっている基準位置からその目
標時刻まで指針を動かすのに必要なステップ数が制御回
路14により算出され、その位置まで各指針が早送り駆
動されて時刻修正が完了する。
【0074】本実施形態においては、秒針車123のみ
を用いて秒針の基準位置を検出した。従来の自動修正時
計においては、例えば図14に示す輪列構成のように第
1の5番車1280と秒針車123の両方を用いて、2
ステップに1回の検出を行わずに秒針の基準位置を検出
していた。図14において用いられている第1の5番車
1280には、円形の透孔1280aが2個、回転軸を
中心とした同心円上に、回転軸を挟んで対向して設けら
れている。第1の5番車は1ステップ当たりの回転量が
大きいため、基準位置検出のための検出光を透過させる
透孔1280aは、このように離れた位置に形成され
る。第1の5番車1280の、透孔1280a以外の遮
光部は、シャッターの役割を果たす。従来の自動修正時
計においては、1ステップ毎に光検出センサ140のO
N,OFFを検出する場合に、基準位置以外の場所での秒針
車123の長孔123bと光検出センサ140の円形貫
通部140bの重なりによる検出光の漏れを、第1の5
番車1280の遮光部により遮断することで、誤検出を
防止していた。
【0075】しかし、このような構成では、図14に示
すように、第1の5番車1280と、秒針車123と、
分針車134と、時針車136と、3番車133を、少
なくとも光検出センサ140が配置されている位置にお
いて全て同時に重ねさせる必要がある。このため、第1
の5番車のレイアウトの自由度が低くなる。また、指針
位置検出装置の厚さも厚くなる。一方、本実施形態によ
れば、秒針車123のみで秒針の基準位置を検出するの
で、第1の5番車128は、ロータ121のピニオン1
21c’と秒針車123にさえ噛合していれば、どこに
配置されていてもよい。このため、指針位置検出装置の
設計の自由度が上がる。また、指針位置検出装置を薄く
することも可能になる。
【0076】以上述べてきたように、本実施形態におい
ては、駆動コイル121bの巻回方向と、ロータ121c
の磁極の向きと、基準位置検出用の歯車の位置関係とを
時計の組み立て時にあらかじめ定めておき、巻始め端子
121b’と巻終わり端子121b’’のどちらか一方へ
のパルス入力のタイミングと同期させて光検出センサ1
40の検出信号を入手するという簡単な構成で、特別な
装置等を必要とすることなく、製品とする自動修正時計
の全てにおいて、秒針の基準位置検出の際に位置の誤検
出の可能性がない2ステップに1回の検出が可能にな
る。
【0077】なお、上記実施形態においては、第1の5
番車128を中間車として用いてステッピングモータ1
21の回転駆動力を秒針車123に伝達しているが、所
定の減速比さえ得られれば、第1の5番車128を用い
ずに秒針車123を駆動して基準位置検出を行うことも
できる。また、上記実施形態においては秒針駆動系12
0においてのみ本発明の機構を用いて2ステップごとの
位置検出をおこなっているが、必要に応じて時分針駆動
系130も同様の位置検出機構を備えることができる。
さらに、例えば、1つのモータで秒針と時分針の3つの
指針を駆動する1モータステップ自動修正時計にも本発
明を適用することができる。その他にも、例えば検出手
段や該検出手段からの検出信号を巻始め端子と巻終わり
端子のどちらへのパルス信号と同期させるか、何ステッ
プに1回検出を行うかなど、特許請求の範囲で種々の変
更が可能である。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、例えば電波時計のよう
な自動修正時計において、指針の位置検出に用いる歯車
の1ステップ当たりの移動量が少ない場合にも、簡単な
構造で確実に正確な基準位置検出を行うことができ、か
つ、小型化も可能な自動修正時計を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電波修正時計の信号処理系回路の
一構成例を示すブロック構成図である。
【図2】標準電波の信号パターンを示す図である。
【図3】標準電波のタイムコードの一例を示す図であ
る。
【図4】本発明に係る電波修正時計の指針位置検出装置
の1つの実施形態の全体構成を示す断面展開図である。
【図5】図4の要部の平面図である。
【図6】図5における歯車の輪列構成を示すための図で
ある。
【図7】秒針を駆動する第1駆動系の一部をなす秒針車
を示す平面図である。
【図8】秒針車の基準位置検出の様子を示す図である。
【図9】分針および時針を駆動する第2駆動系の一部を
なす3番車を示す平面図である。
【図10】分針および時針を駆動する第2駆動系の一部
をなす分針車を示す平面図である。
【図11】分針および時針を駆動する第2駆動系の一部
をなす時針車を示す平面図である。
【図12】本発明に係る電波修正時計の1つの実施形態
における指針の基準位置検出動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図13】指針位置検出動作時のステッピングモータへ
のパルス出力と、光検出センサの検出タイミングを示す
図である。
【図14】従来の電波修正時計における指針位置検出装
置の歯車の輪列構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
10…信号処理系回路 11…標準電波受信系 14…制御回路 17…バッファ回路 111…下ケース 112…上ケース 113…中板 120…第1駆動系(秒針駆動系) 121…秒針用ステッピングモータ 121a…ステータ 121b…駆動コイル 121b’…巻始め端子 121b’’…巻終わり端子 121c…ロータ 121c’…ピニオン 121d…鉄芯 123…秒針車(第1検出用歯車、第1指針車) 123a,123b,123c…長孔 123d,123e,123f…遮光部 128…第1の5番車(第1伝達歯車) 130…第2駆動系(時分針駆動系) 131…時分針用ステッピングモータ 131a…ステータ 131b…駆動コイル 131c…ロータ 131c’…ピニオン 132…第2の5番車 133…3番車(第2検出用歯車、第2伝達歯車) 133a,133b,133c…長孔 133d,133e,133f…遮光部 134…分針車(第3検出用歯車、第2指針車) 134a,134b,134c…長孔 134d,134e,134f…遮光部 135…日の裏車 136…時針車(第4検出用歯車、第3指針車) 136a,136b,136c…長孔 136d,136e,136f…遮光部 140…光検出センサ(検出手段) 142…発光素子 144…受光素子 150…手動修正系

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指針の駆動源として用いられ、ステータ
    と、駆動コイルと、ロータとを含み、当該ロータの回転
    駆動力が前記指針まで伝達される少なくとも1つのステ
    ッピングモータと、 検出指令信号を受けて、前記指針に直結される指針車
    が、時刻信号を受信して所定時刻に修正する際に基準位
    置に位置付けられたことを検出する検出手段と、 前記ステッピングモータを駆動するためのパルス信号を
    出力し、かつ、前記検出手段の出力信号、および時刻信
    号に基づいて所定時刻に修正する動作を制御する制御部
    とを有し、 前記検出手段は、検出光を発する発光素子および当該発
    光素子から発せられた検出光を受光して信号を出力する
    受光素子からなる透過型光検出センサを有し、 前記駆動コイルの巻回方向および前記ロータの磁極の方
    向があらかじめ定められており、 前記駆動コイルは、前記ステータに発生する磁界の方向
    を変え、前記ロータの磁極との反発により当該ロータを
    回転させるために前記制御部からの前記パルス信号がそ
    れぞれ印加される巻始め端子および巻終わり端子を有
    し、 前記制御部は、前記指針車が基準位置に位置付けられて
    いる第1の状態と、当該第1の状態から所定時間前の第
    2の状態との関係を用い、前記第1の状態において前記
    発光素子が発光するように、前記パルス信号のうちあら
    かじめ定められている一方のパルス信号を前記ステッピ
    ングモータに出力し、前記検出指令信号を前記検出手段
    に出力する自動修正時計。
  2. 【請求項2】 前記ステッピングモータは秒針用ステッ
    ピングモータを含み、 秒針に直結される秒針車である第1検出用歯車には、前
    記検出手段による前記秒針の位置検出のために用いられ
    る透光部と遮光部が、回転軸を中心とした同一円周上
    に、所定の検出パターンで設けられている請求項1記載
    の自動修正時計。
  3. 【請求項3】 前記第1検出用歯車は、前記検出手段か
    らの検出光を透過するための半径方向に所定の幅を有す
    る円弧状の透光部と、当該透光部以外の部分である遮光
    部とをそれぞれ複数有し、 前記第1検出用歯車の前記透光部と前記遮光部は交互に
    配列されているとともに当該複数の遮光部のうちの1つ
    は他の遮光部よりも円周方向に所定の長さだけ長く形成
    されている請求項2記載の自動修正時計。
  4. 【請求項4】 前記秒針用ステッピングモータの回転駆
    動力は中間車により減速されて前記秒針に伝達される請
    求項2または3記載の自動修正時計。
  5. 【請求項5】 前記ステッピングモータは時分針用ステ
    ッピングモータを含み、当該時分針用ステッピングモー
    タの回転駆動力は第2検出用歯車として用いられる中間
    車により減速されて分針および時針に伝達され、 前記第2検出用歯車には、前記検出手段による前記分針
    および時針の位置検出のために用いられる透光部と遮光
    部が、回転軸を中心とした同一円周上に、所定の検出パ
    ターンで設けられており、 前記分針に直結される分針車である第3検出用歯車およ
    び前記時針に直結される時針車である第4検出用歯車に
    は、回転軸を中心とした同一円周上に、前記分針および
    時針の位置検出が可能となるように前記第2検出用歯車
    の検出パターンと所定の位置関係を持たせた透光部と遮
    光部のパターンが設けられている請求項1〜4いずれか
    に記載の自動修正時計。
  6. 【請求項6】 前記第2検出用歯車は、前記第3および
    第4検出用歯車と重なり合う部分において、前記検出手
    段からの検出光を透過するための半径方向に所定の幅を
    持って円周方向に所定の長さを有する円弧状の透光部
    と、当該透光部以外の部分である円周方向に所定の長さ
    を有する遮光部とを少なくとも1つずつ有し、 前記第3および第4検出用歯車は、前記第2検出用歯車
    と重なり合う部分において前記検出手段からの検出光を
    透過するための半径方向に所定の幅を有する円弧状の透
    光部と、当該透光部以外の部分である遮光部とをそれぞ
    れ複数有し、 前記第3および第4検出用歯車の前記透光部と前記遮光
    部は交互に配列されているとともに当該複数の遮光部の
    うちの1つは他の遮光部よりも円周方向に所定の長さだ
    け長く形成されている請求項5記載の自動修正時計。
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