JP2003192403A - コンクリート用ポルトランドセメント - Google Patents

コンクリート用ポルトランドセメント

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JP2003192403A
JP2003192403A JP2001390078A JP2001390078A JP2003192403A JP 2003192403 A JP2003192403 A JP 2003192403A JP 2001390078 A JP2001390078 A JP 2001390078A JP 2001390078 A JP2001390078 A JP 2001390078A JP 2003192403 A JP2003192403 A JP 2003192403A
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正弘 天野
Takuya Seki
卓哉 関
Akihiko Nakahara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石膏ボード廃材を石膏成分の少なくとも一部
として使用したセメントであって、簡易な処理によって
得ることが可能で、しかも、コンクリート用途に使用し
た場合、使用するAE剤(空気連行剤)等の配合量を低
減することが可能なコンクリート用セメントを提供す
る。 【解決手段】 石膏ボード廃材から乾式破砕により紙を
除去して得られる回収石膏を石膏成分として含有せしめ
てセメントを製造することにより、簡易な処理により、
該石膏ボード廃材より回収した回収石膏をセメントに再
利用することができる。この場合、紙の除去は、5重量
%以下となるように行うことが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石膏ボード廃材を
使用したコンクリート用ポルトランドセメント(以下、
単にセメントともいう)に関する。詳しくは、石膏ボー
ド廃材を石膏成分の少なくとも一部として使用したセメ
ントであって、簡易な処理によって得ることが可能で、
しかも、コンクリート用途に使用した場合、使用するA
E剤(空気連行剤)等の配合量を低減することが可能な
コンクリート用セメントを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】石膏ボード廃材の年間発生量は約150
万tであり、この内、約50万tは生産時や新築内装工
事での端材で、石膏ボードメーカーがリサイクルを行っ
ている。しかし、残りの約100万tが改装・解体工事
で排出され、ほぼ全量が埋立て処分されている。廃石膏
ボード廃材の発生量は年々増加する傾向にあり、埋立地
の不足、環境保全の観点から石膏ボード廃材のリサイク
ルが求められている。
【0003】上記リサイクルの一態様として、石膏ボー
ド廃材をセメントの石膏成分として利用することが検討
されている。
【0004】ところが、石膏ボードには製造時に容積調
整用として界面活性剤が配合されおり、セメントの性能
を評価するためのセメントの強度試験においては、該界
面活性剤の気泡作用によって試験配合組成のコンクリー
トの単位容積重量が低下し、セメントの強度が低下する
ため、実用性のないことが指摘されていた。
【0005】そのため、従来は、石膏ボード廃材よりか
かる界面活性剤を除去する処理を施した後、セメント用
石膏として使用する方法が採られていた。上記除去処理
としては、例えば、石膏ボード廃材を水洗して界面活性
剤を除去する方法、石膏ボード廃材を600〜1100
℃に加熱し、該廃材中の紙及び界面活性剤を燃焼、除去
した後、II型無水石膏とする方法(特開平10−36
149号)、石膏ボード廃材に硫酸を添加して加熱する
方法(特開平10−45446号)、石膏ボード廃材に
界面活性剤を吸着する吸着剤を添加する方法(特開平1
0−45442号)などが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、石膏ボ
ード廃材から界面活性剤を除去する方法は、上記のよう
に多くの作業を必要としたり、コストがかかり、石膏ボ
ード廃材のセメントへのリサイクルにおいて、大きな壁
となっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決すべく鋭意研究を重ねた。その結果、従来、セメ
ントの試験において強度低下を招く原因として考えられ
ていた石膏ボード廃材中の界面活性剤は、現場での施工
におけるコンクリート組成とする際に使用するAE剤と
同等の機能を発揮するという知見を得た。即ち、石膏ボ
ード廃材を含まれる界面活性剤を除去することなくセメ
ントの石膏成分の一部として使用することにより、該界
面活性剤を除去するための複雑な処理を必要とせず、し
かも、コンクリート調製時のAE剤の添加量も削減でき
ることを見い出した。
【0008】更に、上記界面活性剤を含有する石膏ボー
ド廃材は、コンクリートに使用した場合におけるAE剤
の使用量を効果的に低減させるためには、石膏ボード廃
材に付着するボード原紙等の紙を除去する必要があるこ
とを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明は、石膏ボード廃材から乾式
破砕により紙を除去して得られる回収石膏を石膏成分の
少なくとも一部として含有することを特徴とする骨材含
有コンクリート用ポルトランドセメントである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の処理の対象となる石膏ボ
ード廃材は、石膏ボード生産時や新築内装工事での石膏
ボード端材、改装・解体工事で廃棄される石膏ボード等
を全て含むものである。
【0011】本発明において、回収石膏は、上記石膏ボ
ード廃材から乾式破砕により紙を除去して得られたもの
であることが重要である。即ち、石膏ボード廃材を石膏
成分としてセメントに使用する場合、紙が含有されてい
るとAE剤、流動化剤、高性能減水剤など化学混和剤を
使用するコンクリートにおいては該化学混和剤が紙に吸
着するため、かかる剤の添加による効果を十分発揮する
ことができず、添加量が増大する。
【0012】従って、石膏ボードの原紙を主とする紙の
除去を行なうことにより、使用するAE剤の量を低減す
ることが可能となると共に、安定した流動性を有するコ
ンクリートを与えるセメントを得ることができる。
【0013】かかる紙の除去は、回収石膏中の紙の残存
量が、5重量%以下、特に、2重量%以下となるように
行うことが好ましい。
【0014】また、上記石膏ボード廃材からの紙の除去
は、界面活性剤を積極的に残存せしめるため、乾式破砕
により行われる。上記乾式破砕により石膏ボード廃材か
ら紙を分離する方法は、公知の方法が特に制限なく採用
される。具体的には、特開10−286553号に示さ
れるように、石膏ボード廃材を破砕して、所定のメッシ
ュサイズの篩を組合わせてで比較的大きな紙を除去し、
細かな紙は所定風量で送風して吹き飛ばすことにより紙
を除去する方法、特開2000−254531号に示さ
れるように、石膏ボード廃材を突条の付いたロール式破
壊機に通し、脆い石膏基盤だけを破砕して、紙から石膏
を剥離させることにより紙を除去する方法、などが挙げ
られる。
【0015】石膏ボード廃材をセメントの石膏成分とし
て再利用する場合、本発明によれば、上記のように単に
乾式破砕により紙の除去を行うだけで処理が完了し、従
来、界面活性剤を除去するために行なわれていた、洗浄
→乾燥、薬剤の使用→洗浄→乾燥、燃焼→水和などの複
雑な工程を必要とせず、廃石膏をリサイクルする工程を
簡略化することができる。
【0016】本発明のセメントは、上記石膏ボード廃材
に含まれる界面活性剤を除去することなく回収された回
収石膏を石膏成分の少なくとも一部として含有する。即
ち、セメントの石膏成分としては排煙脱硫石膏、リン酸
石膏、天然石膏等の他の添加成分を実質的に含有しない
二水石膏が通常使用されるが、本発明においては、かか
る石膏成分の一部または全部を該回収石膏に置換するこ
とによってセメントを構成するものである。
【0017】この場合、回収石膏は、必要に応じて、石
膏成分としてセメントに配合するための粒径に粉砕され
る。かかる粉砕は、公知の粉砕装置を使用して行うこと
が可能である。例えば、ボールミル、竪型ミル等が一般
的である。また、粉砕は、回収石膏単独で行ってもよい
し、他の石膏成分と共に行ってもよいし、更には、セメ
ントクリンカーと共に行ってもよい。但し、前記回収石
膏は粉砕され易いため、他の成分、例えば、他の石膏成
分或いはセメントクリンカーと共に粉砕を行う場合は、
他の成分より粉砕装置への投入時間を遅らせることによ
り、粉砕時間が短くなるように調整することが過粉砕を
防止するために好ましい。
【0018】上記方法による回収石膏の粉砕度合いは、
従来からセメントにおいて使用されている石膏成分の粒
度の範囲が好適に採用される。具体的には、ブレーン比
表面積が約2000〜10000cm/gとなるよう
に粉砕することが好ましい。
【0019】本発明のセメントを構成するためのクリン
カー組成は、普通ポルトランドセメント、低熱ポルトラ
ンドセメント、早強ポルトランドセメントなどを得るた
めの公知のクリンカー組成が特に制限なく採用される。
【0020】また、本発明のセメントにおいて、石膏成
分は、1〜10重量%の割合が一般的である。かかる石
膏成分における回収石膏の置換率は、あまり少ない場合
は、リサイクル効果が乏しいため、回収石膏の置換率
が、5重量%以上、好ましくは、10重量%以上となる
ように回収石膏を使用することが好ましい。
【0021】本発明のセメントは、単独で、或いは通常
の組成のセメント、高炉スラグ微粉末やフライアッシュ
などセメント用混合材と混合してコンクリートの調製に
供することにより、調製の際に使用するAE剤の量を減
少させることができ、場合によっては、ゼロにすること
ができ、しかも、得られるコンクリートの施工性、硬化
後の強度等において全く問題がないことが本発明者らに
よって確認された。
【0022】本発明のセメントを使用して得られるコン
クリート組成は特に制限されないが、骨材を含有する構
造物用のコンクリート組成に対して好適である。上記骨
材としては、砂等の細骨材、砂利等の粗骨材が使用され
る。また、コンクリート組成としては、公知の組成が特
に制限なく採用される。例えば、セメントに対する水の
割合(水/セメント)は、20〜70重量%が一般的で
ある。
【0023】本発明において、回収石膏に含有される界
面活性剤の量は、コンクリートの調製において使用され
るAE剤の量より一般に多いため、本発明のセメントの
コンクリートへの使用に際しては、コンクリート中の界
面活性剤の量を調整することが好ましい。かかる調整
は、本発明のセメントを単独で使用してコンクリートを
調整する場合、石膏成分の一部として回収石膏を使用し
てコンクリート中の界面活性剤の割合を調整する態様が
採用される。また、本発明のセメントを通常のセメント
と混合して使用する場合、石膏成分の一部として回収石
膏を使用してコンクリート中の界面活性剤の割合を調整
する態様や、その他、石膏成分の全部として回収石膏を
使用し、得られたセメントと通常のセメントとの混合割
合を調整することによりコンクリート中の界面活性剤の
割合を調整する態様などを採用することができる。
【0024】本発明のセメントを使用したコンクリート
の調製は、上記回収石膏由来の界面活性剤と必要に応じ
て添加されるAE剤やAE助剤の量を適宜調整して、目
的とする空気量となるように行うのが一般的である。好
適な空気量としては、構造用コンクリートにおいては、
2〜8%、好ましくは、3〜6%である。
【0025】また、上記界面活性剤の量がコンクリート
において目的とする空気量に達しない場合は、配合する
AE剤の使用量を調整すればよい。
【0026】また、本発明において、上記コンクリート
には、本発明の効果を著しく阻害しない範囲で、他の添
加剤を配合することが可能である。例えば、流動化剤、
高性能減水剤等の添加剤が挙げられる。
【0027】本発明のセメントの出荷形態として、含有
される界面活性剤の含有量を包装袋に予め表示する形態
は、コンクリートをより正確に調製することができ好ま
しい。
【0028】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に説明するため実
施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
【0029】尚、実施例及び比較例における各種試験
は、下記の方法によって実施とした。 (1)スランプ JIS A 1101 によって測定した。 (2)空気量 JIS A 1118 によって測定した。 (3)圧縮強度 JIS A 1108 によって測定した。
【0030】実施例1 石膏ボード廃材をクラッシャーおよびディスクミルで乾
式破砕し、2mmメッシュの篩かけを行い、石膏中の原
紙量を1.2重量%として回収石膏を得た。次に、石膏
成分として上記回収石膏10重量%及び排煙脱硫石膏9
0重量%の割合で使用し、これらを普通ポルトランドセ
メントクリンカーと共にボールミルにて混合粉砕し、ブ
レーン比表面積が約3220cm/gのセメントを製
造した。
【0031】上記方法によって得られたセメントを用い
て表1に示すコンクリート配合でコンクリートを作製し
た。この場合、AE剤の添加量は得られるコンクリート
の空気量が、表2に示す値となるように決定した。
【0032】得られたコンクリートについて、スラン
プ、圧縮強度、を測定し、その結果を表2に示した。
【0033】実施例2 実施例1において、石膏成分として回収石膏25重量%
及び排煙脱硫石膏75重量%の割合で使用し、粉砕後の
ブレーン比表面積を3280cm/gにした以外は同
様にして普通ポルトランドセメントを製造した。
【0034】上記方法によって得られたセメントを用い
て表1に示すコンクリート配合でコンクリートを作製し
た。この場合、かかる組成におけるコンクリートの空気
量が、表2に示す値となったため、AE剤の添加は行わ
なかった。
【0035】得られたコンクリートについて、スラン
プ、圧縮強度を測定し、その結果を表2に示した。
【0036】実施例3 実施例1において、石膏成分として回収石膏5重量%及
び排煙脱硫石膏95重量%の割合で使用し、粉砕後のブ
レーン比表面積を3170cm/gにした以外は、同
様に普通ポルトランドセメントを製造した。
【0037】上記方法によって得られたセメントを用い
て表1に示すコンクリート配合でコンクリートを作製し
た。この場合、AE剤の添加量は得られるコンクリート
の空気量が、表2に示す値となるように決定した。
【0038】得られたコンクリートについて、スラン
プ、圧縮強度を測定し、その結果を表2に示した。
【0039】比較例1 実施例1において、石膏ボード廃材から原紙を除去しな
かった以外は同様にして普通ポルトランドセメントを製
造した。
【0040】上記方法によって得られたセメントを用い
て表1に示すコンクリート配合でコンクリートを作製し
た。この場合、AE剤の添加量は得られるコンクリート
の空気量が、表2に示す値となるように決定した。
【0041】得られたコンクリートについて、スラン
プ、圧縮強度を測定し、その結果を表2に示した。
【0042】参考例1 石膏ボード廃材を使わず、排煙脱硫石膏のみを用いた以
外は同様にして、ブレーン比表面積3200cm/g
の普通ポルトランドセメントを製造した。
【0043】上記方法によって得られたセメントを用い
て表1に示すコンクリート配合でコンクリートを作製し
た。この場合、AE剤の添加量は得られるコンクリート
の空気量が、表2に示す値となるように決定した。
【0044】得られたコンクリートについて、スラン
プ、圧縮強度を測定し、その結果を表2に示した。
【0045】
【表1】
【表2】
【発明の効果】以上の説明より理解されるように、本発
明によれば、石膏ボード廃材を洗浄或いは焼成等の複雑
な処理をすることなく処理した石膏を石膏成分の少なく
とも一部として使用して得られるセメントであって、コ
ンクリート用途に使用した場合、使用するAE剤(空気
連行剤)等の配合量を低減することが可能なコンクリー
ト用セメントが提供される。
【0046】従って、石膏ボード廃材を工業的に有利に
セメント用石膏として再利用することを可能とし、その
工業的価値は極めて高いものであるといえる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D004 AA12 AA31 BA02 CA04 CA08 CB13 DA03 DA10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石膏ボード廃材から乾式破砕により紙を
    除去して得られる回収石膏を石膏成分の少なくとも一部
    として含有することを特徴とするコンクリート用ポルト
    ランドセメント。
  2. 【請求項2】 回収石膏中の紙の残存量が5重量%以下
    である請求項1記載のコンクリート用ポルトランドセメ
    ント。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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