JP2003190720A - バグフィルター及びその製造方法 - Google Patents

バグフィルター及びその製造方法

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JP2003190720A
JP2003190720A JP2001392386A JP2001392386A JP2003190720A JP 2003190720 A JP2003190720 A JP 2003190720A JP 2001392386 A JP2001392386 A JP 2001392386A JP 2001392386 A JP2001392386 A JP 2001392386A JP 2003190720 A JP2003190720 A JP 2003190720A
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Kenji Nakagawa
建次 中川
Masahito Inoue
雅人 井上
Hirobumi Sugiyama
博文 杉山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】都市ゴミ焼却炉、産業廃棄物焼却炉等の固体粒
子を含む含塵ガスの集塵機に要求される、耐熱寸法安定
性、濾過性能、通気性能、補修性等を満足し、更に製造
工程を含め経済的にもすぐれたバグフィルターおよびそ
の製造方法を提#供する。 【解決手段】支持層(スクリム)と短繊維からなる濾過層
を」体化した長方形のフェルト地を円筒形状に縫製した
バグフィルターの縫製面の接合部の長さの差を1,O%以下
とする。更にフェルト地のスクリムの経糸及びバグフィ
ルターの縫合線は実質的にバグフィルターの中心線と平
行している。更に240℃熱セットによっても実質的に変
形しない。更にフェルト地の重量比で30%がポリフェニ
レンサルファイド繊維からなるバグフィルターとするこ
とによって解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体粒子を含む含塵
ガスの集塵機等に使用されるバグフィルター及びその製
造方法に関するもので、さらに詳しくは、長時間の使用
に対し、バグフィルターの変形がなく、ろ過性及び通気
度の低下率も少なく、しかもダストの剥離性も良好で、
バグフィルター使用時の結露発生時の耐性にも優れた、
さらにフィルター製造時の作業性が良好で、且つフェル
トのロスが少ない品質及びコストパフォーマンスに優れ
たバグフィルター及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、固体粒子を含む含塵ガスから
固体粒子(ダスト)を分離する作業が種々の場所で行われ
ている。このための集塵装置としては、各種のものがあ
るが、大別すると動力集塵装置、慣性力集塵装置、遠心
力集塵装置、洗浄集塵装置、ろ過集塵装置、電気集塵装
置等に分けられるが、特に都市ゴミ焼却炉、産業廃棄物
焼却炉等ではこれに適した仕様の電気集塵装置が多く使
用されてきた。この仕様では集塵効率がガス温度で30
0℃前後が最も良好であるが、この温度ではダイオキシ
ン類の発生(新たな合成)があり、廃棄物処理法で集塵機
の入り口のガス温度が200℃以下に義務づけられた。
ガス温度を200℃以下に制御するため水を噴射冷却す
る方式が多く採用され、従ってガス中の水分率が大きく
なってきた。この分野でもろ過集塵装置が、集塵・ろ過
効率が高い、集塵効率が温度に大きく影響されない等と
いったメリットがあり、最近では主流になってきてい
る。ダイオキシン吸着のために飛灰中に粉末の活性炭を
吹き込む技術が多用されるが、この場合は電気集塵機に
変わり殆どはろ過集塵機が使用される。
【0003】ろ過集塵装置の心臓部はバグフィルターで
あり、そのろ布には織物やフェルトが多く用いられてい
る。さらに、一般にバグフィルター方式の集塵装置では
バグフィルターに付着した煤塵を、機械的振動や逆気流
方式やパルスジェット方式の間欠的払い落とし装置を使
用して払い落とす事により、フィルターの使用期間を延
長し、且つ高い捕集効率を得ている。
【0004】このようなろ布として短繊維を二一ドルパ
ンチ方式で絡合したフェルトは、集塵性、通気性にすぐ
れ、更にカレンダー処理、毛焼き、勇毛等により表面を
平滑にする事により、煤塵剥離性も良好になるが、短繊
維フェルトだけでは引裂強度や屈曲疲労性等の機械的性
質に問題があるので、スクリムといわれる比較的織密度
の粗い織物に短繊維を絡み合わせたフェルトを使用する
ことが一般的に行われている。
【0005】このろ布に要求される特性は、排ガスの種
類、温度、化学的性質、水分率、量、さらに集塵装置、
バグフィルター構造、形状及び運転条件等によっても大
きく異なるが、素材としては無機系の金属繊維、ガラス
繊維、炭素繊維、セラミックス繊維、そして天然素材、
合成繊維も含めた有機繊維から適宜選ばれる。しかし最
近は、機械的性質、化学的性質、熱的特性及び廃棄処理
が容易などの面ですぐれた特長を持つ合成繊維が多く用
いられている。このような合成繊維としては、例えば低
温域ではポリオレフィン繊維、ポリアクリルニトリル繊
維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維等が一般的に用
いられている。更に、耐熱性、耐薬品性等を向上させる
ためにポリフェニレンサルファイド繊維、ポリイミド繊
維、アラミド繊維、フッ素繊維等も多く使用されるよう
になってきている。
【0006】しかし産業廃棄物や都市ゴミ焼却炉等に使
用されるバグフィルターはろ過時の温度は前記のように
200℃以下に規制されているが、こういった高温に長
期間曝されているので、使用中にバグフィルターが収
縮、変形しないように高温のピンセッターで熱セットさ
れる。通常バグフィルタ]に使用されるフェルトはかな
り厚地であり、このフェルトがセッターでピンから抜け
る時に大きなカを要する。この様な大きな力が作用する
場合、張力のかかるフェルト幅方向の端部と張力のかか
らない中央部で張力差が生じ、それが密度差、歪み差と
なり、フェルトの幅方向の中央部と端部では端部が長く
なり長さ差が生じる。この現象を業界ではフレアーと呼
んでいる。バグフィルターの円筒の長さが2m以上にな
るとフェルトの長さ方向に長辺を取るように裁断する。
この様な長さに差のあるフェルトを裁断して長辺同士を
接合して、バグフィルターを縫製する際、正規円筒形状
になるように長い辺を少しづつ弛ませて縫製するいわゆ
るいせこみ縫製しても、長さの差を吸収できず変形した
円筒形状になると言う問題があった。また長辺の長さが
同じようになるように異常な部分をカットして縫製して
問題を回避する事が出来るが、ろ布の収率が低下する新
たな問題が発生する。他方、長辺の長さが同じようにな
るよう整形カットして縫製しても、フェルトに熱応力歪
みが残っていると初期には正規円筒形状を保っているが
使用中に熱処理、煤塵払い落とし処理により順次歪みが
解放され変形し、煤塵の払い落としやバグフィルター交
換時の保守性が劣る問題が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
都市ゴミ、産業廃棄物等の焼却炉のように高温下で長時
間連続運転され・排ガスをろ過するバグフィルターに必
要とされる耐熱寸法安定性(熱収縮率が低い)、濾過性
能、煤塵剥離性、通気度等を同時に満足し、且つ煤塵剥
離操作時の屈曲耐久性にもすぐれ、しかもフィルター製
造時の作業性が良好で且つフェルトのロスが少ない品
質、及びコストパフォーマンスに優れたバグフィルター
及びその製造方法を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目標を
達成するために下記の構成からなる。 1.主として合成繊維からなるスクリムと短繊維が一体
成形された長方形フェルト地を円筒形状に縫製してなる
バグフィルターにおいて、上記バグフィルターは実質的
に正規円筒形状であり、且つその長方形の縫い合わされ
る長辺同士の長さの差率が1%以下であることを特徴と
するバグフィルター。 2.長辺同士の長さの差率が0.6%以下であることを
特徴とする第1のバグフィルター。 3.スクリムの経糸はバグフィルターの円筒中心線とほ
ぼ平行、且つその縫製接合線は同円筒中心線に対してほ
ぼ平行であることを特徴とする第1又は2記載のバグフ
ィルター。 4.240℃の熱処理で実質的に変形しないことを特徴
とする第1〜3のいずれかに記載のバグフィルター。 5.フェルト地の重量比率で30%以上がポリフェニレ
ンサルファイド繊維からなることを特徴とする第1〜4
のいずれかに記載のバグフィルター。 6.主として合成繊維からなるスクリムと短繊維からな
るバグフィルタ用フェルト地の熱セット温度が240℃
以上であることを特徴とするバグフィルターの製造方
法。 7.熱セットを実質的に加圧せずに幅規制ピンを使用し
ないヒートセッターで施すことを特徴とする第6記載の
バグフィルターの製造方法。 8.熱セット温度が240〜280℃であることを特徴
とする第5記載のバグフィルターの製造方法。
【0009】以下本発明を詳述する。まず本発明のバグ
フィルターは、主として合成繊維からなるスクリムと短
繊維が一体成形された長方形フェルトを円筒形状に縫製
したものであって、その形状は実質的に正規円筒形状で
なければならない。バグフィルターの長手方向に径の変
動した提灯状、長手方向に湾曲したようなバナナ状等変
形したものや縫製ラインの凹凸が大きいバグフィルター
では機械式、逆気流方式といった煤塵払い落とし操作に
よっても、変形している部分の煤塵が残留しやすく通気
度低下が大きくなる。またガス温度が低下したときに発
生しやすい事であるが、ガス成分の一部が結露(水分や
醸成分の結露がある)した時にはバグフィルターが変形
して雛や襞を伴う部分や凹凸を有する縫い目に溜まり、
この部分が選択的に化学老化が進行し、ろ布を破壊に至
らしめる。円筒状に縫製したバグフィルターを水平面に
置き、封筒状に扁平に折り、折った形をほぼ長方形にす
る。以後これを扁平状態という。バグの上部や中間部に
補強金具が縫い込まれたり下部に底部が縫い込まれたり
して扁平状態が取りにくい場合は金具や底部を取り除い
た円筒を扁平状態にする。扁平状態のバグフィルターを
長さ方向に、幅(これを扁平直径と呼ぶ)の大きい部分1
0カ所を測定し、ついで扁平直径の小さい部分10カ所
を測定する。これらの平均値(D)と範囲(r)を求める。
そして次の数式で定義するrD%を算出する。 (r/D)×100=rD% 扁平状態のほぼ長方形の中心線(直線Aと呼ぶ)とこれと
扁平状態の長辺のずれの変動uを測定する。uは直線Aか
らの片側の長辺の最大距離と最小距離の差である。長辺
は2本あるので両側の辺についてuを求め大きい方を採用
する。ついで直線Aの長さLを測定する。そして次の数式
で定義するuL%、uD%を算出する。Dは上述した扁平直径
の平均値である。 (u/L)×100=uL% (u/D)×100=uD% バグフィルターを扁平状態にするときに長手方向の縫製
ラインが見えるようにする。直線Aに平行な直線(直線B
と呼ぶ)と縫製ラインの任意の箇所の接線との交叉角φ
を求める。この接線は縫製ライン上の距離5cm以上の間
隔を置いた2点間を結んだ直線とする。交叉角は直線Bを
基準に測定し小さい方向の角度を採用する。角度測定は
直線Bと該接線の交点を頂点の1つとする長辺の長さ15c
m以上の三角形を想定し辺の長さを測定し三角関数を用
いて計算により求める。φの最大値を縫い目平行度θと
する。ここで正規円筒形状とは次の数値を全て満足する
ものをいう。 rD%≦5、 uL%≦1、 uD%≦5、 −5≦θ≦5
【0010】次に、裁断した長方形状フェルトの2つの
長辺(互いに縫い合わされる辺)の長さの差を短辺の長さ
で除した長辺長さの差率(M%とする)は1%以下でなけ
ればならない。これを式で表すと、短辺の長さをM1、長
辺の長さをM2とすると ((M2−M1)/M1)×100%=M% となる。M1,M2は各辺のフレアによる長さを含めて測定
する。M%が1%を越えると端部を揃えるために縫製特
長い辺を弛ませて縫製(いせこみ)すると縫製部や同周辺
の凹凸が大きくなり凹部に積層したダストの剥離性が悪
くなり通気度が低下して不均一濾過になったり、結露時
の選択的化学劣化を受けやすくなるので良くない。いせ
こみを行なわないと縫製後長辺部が余り、余った部分を
切断処理する手間やロスが生じたりバナナ状に変形する
等の問題が生じる。これらの問題を少なくするために
は、M%はO.6%以下がより好ましい。
【0011】次に、フェルトのスクリムの経糸はバグフ
ィルターの円筒の中心線とほぼ平行しており、且つその
縫製接合線は実質的にバグフィルターの円筒の中心線、
及びスクリムの経糸に対してほぼ平行である事が重要で
ある。ノミグフィルターの強伸度、収縮率や煤塵蓄積に
よる荷重増加時の変形量等に大きな影響を及ぼすのは言
うまでもなくスクリムであるが、織物の強伸度は一般に
経糸方向(糸,及び組織、密度によっては緯糸方向の場合
もある。その場合は緯糸方向であっても構わない)が強
くそのため、本バグフィルターではスクリムの経糸はバ
グフィルターの円筒の中心線とほぼ平行しており、かつ
その縫製接合線は、バグフィノレターの円筒の中心線に
対してほぼ平行であることが重要となる。平行性が悪く
なると煤塵の蓄積などでバグフィルター下方に荷重が加
わると径方向に収縮しながら下方行に変形しやすくな
る。径方向に細くなるとバグフィルターはリテーナ(バ
グフィルターを保形するため金属線材で作成した円筒状
の金具)に緊迫し煤塵の払い落としが悪くなりろ過性能
が低下する問題が生じる。ここでほぼ平行というのはバ
グフィルターを扁平状態にした長方形長手方向の中心線
である直線Bとこれにほぼ平行なスクリムの糸1本毎の接
線との交叉角度が一定角度以下であることを言う。長手
方向の縫製ラインの接線と直線Bとの交叉角を求めたの
と同様にして求めるのであるが、フェルトは通常スクリ
ムの糸を表面から見ることが出来ないので次の方法で測
定し判断する。直線Aに直交する方向にバグフィルター
のフェルトを切断した断面に着目する。断面に現れる切
断された経糸の間隔をyとする。yは切断面内の経糸少な
くとも40本(n1本とする)の占める距離Y1を測定、ついで
異なる部分で同様にn2本の経糸の占める距離Y2、さらに
同様にn3に対応するY3を測定して次式により求める。 y1=Y1/(n1−1) y2=Y2/(n2−1) y3=Y3/(n3−1) y=(y1+y2+y3)/3 次に直線Bに平行する方向にフェルトを切断した断面に
着目する。この断面に現れる切断された経糸間隔xを測
定する。xは距離X(10cm以上又はvの20倍以上のいずれか
大きい方とする)内の切断された経糸の本数より求めた
平均値とする。切断された経糸が距離X内に存在しない
場合はx=Xとする。xはバグフィルターの長手方向の全域
にわたり測定し最小の値を採用する。次式により直線B
とスクリムの経糸との平行度を表すスグリーダーもリム
経糸平行性(X/y)を計算する。 (X/y)=X/y (X/y)は値が大きいほどより平行であることを意味す
る。この値が11.5以上であればスクリムの経糸はほぼ直
線Aに平行と見なせ、上述の問題が発生しにくい。好ま
しくは20以上である。
【0012】次に、本バグフィルターは240℃の熱処理
で実質的に変形しない事も重要である。都市ゴミ焼却
炉、産業廃棄物焼却炉等の排ガスろ過時の温度は前記の
ように200℃以下に規制されているが、実際には運転開
始や、停止等の運転が不安定な時、及び燃えやすい焼却
物が集中する事による異常燃焼時には短時間これ以上に
なる場合もあり、安全を見込んで240℃で実質的に変形
しないことが重要である。使用中に変形するのはフェル
トの製造時、特に熱セット時に不均一張力(歪み)が残存
する場合に発生しやすい。このバグフィルターの形状は
これまでに詳述したように払い落とレ性(通気度)に大き
く影響するので使用中にも変形しないことが必要となる
のである。240℃の熱処理で変形しないと言うことは後
述するバグフィルターの熱変形試験で得られるフェルト
の熱変形率(LL%)は3%以下であり、好ましくは2.5%以下
である。当然ながらバグフィルターを240℃のオーブン
に24時間処理した後、直ちにバグフィルターを室温中の
水平面に広げて2時間以上放置したときにバグフィルタ
ーが正規円筒状である事を言う。バグフィルターが大き
い場合はオーブンに入る大きさに切って処理し評価す
る。
【0013】次に本発明のバグフィルターはフェルトの
重量比率で30%以上がポリフェニレンサルファイド繊維
からなることも重要な要件の一つである。通常ゴミ焼却
炉はダイオキシン対策の面で前述のように200℃以下に
規制されているが、ポリオレフィン繊維、ポリアクリル
ニトリル繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維は特
に耐熱性の面で不十分であり、アラミド繊維は耐熱性で
はかなり改善されるが、一部の耐薬品性の面で不十分で
あり、本発明では耐熱性、熱収縮、強力(耐久性含め
て)、防炎性、耐薬品性等バグフィルターに必要とされ
るこれらの特性に優れたポリフェニレンサルファイド繊
維が30%以上含まれる事が好ましいのである。更に好ま
しくは40%以上である。ポリフェニレンサルファイド繊
維以外の繊維はガラス繊維も含めバグフィルターの用
途、使用条件などにより適宜選ばれる。
【0014】ポリフェニレンサルファイドレジンには樹
脂として多く用いられる架橋タイプポリマーとリニアー
タイプポリマーがあるが、繊維用には重合度を増した後
者が使用される。紡糸はこのレジンを使用して溶融紡糸
法でポリエステル繊維、ポリアミド繊維等と同様の通常
の方法で紡糸・延伸する。短繊維も同様に、紡糸・延伸
・捲縮加工された後カットする。これらの繊維としては
例えば東洋紡績株式会社製プロコン(登録商標)ある。
【0015】次に、本発明のバグフィルターを構成す
る、主として合成繊維からなるスクリムと短繊維からな
るバグフィルター用フェルトの加圧を行わない熱セット
が少なくとも幅規制ピンを使用しないでヒートセットさ
れたフェルト地を使用する事は本発明のバグフィルター
を製造するため好ましい。
【0016】バグフィルターは都市ゴミ焼却炉、産業廃
棄物焼却炉等は前述のように高温下で長時間使用され
る。そのためフェルトが収縮するとリテーナに緊迫する
ようになり煤塵払い落としのために機械的又はパルスジ
ェットエアーで振動を与えても煤塵が剥離しがたく、そ
のため通気度が小さくなりろ過能力が低下する。このた
めにはスクリムと短繊維を絡合してフェルトとした後、
熱処理して所定の熱収縮率になるように、また所定の幅
を出すためにピンで幅方向に張力をかけてセットする。
【0017】しかしピンを使用するとピンからフェノレ
ト地を抜く際、フェルト地は300〜1000g/m2、厚さ1.O〜
3.Ommの重く厚い生地から出来ているので引抜き抵抗が
大きく、大きな張力がかかり、幅方向の端部が引っ張ら
れた状態で走行する。そのためまだ完全に冷えていない
フェルト地の端部と中央部にかかる張力差によりフェル
ト地の幅方向に引っ張り歪みが発生し、端部の方が長く
波打ったフレア状態になり易い。端部にフレアがあると
端部カット部分が長く、フェルト中央に近い部分のカッ
トラインが短くなる。この様な裁断片を用いて縫製する
と上述の問題が生じるのである。従って縫製接合面の長
さが通常1.O%以上異なった状態で縫製される。この場合
上述の問題が生じるのである。これを防止するためには
再び熱処理をして歪みを除去する、フレア部分を含まな
いように切断して使用する、一度切断したあと再度長方
形になるようにカットするといった余分な工程やロス発
生が大きくなったり、フェルト地が変形して経糸と緯糸
が直交しなくなる弊害が発生したり、強力利用率が低下
してバグフィルターとしての寿命を短くするといった問
題も発生した。
【0018】本発明ではこういった問題を防止するため
に、本バグフィルターに使用するフェルトの加圧を行わ
ない熱セット時には幅規制ピンを使用しないでヒートセ
ットする事によりこれらの問題を解決しうる事を見出し
た。このヒートセッターはフェルト成形後に行う熱プレ
スカレンダーや毛焼き工程などのいずれの工程の間にて
用いても良いが熱歪みを取り除く上で最後の工程で用い
ることが好ましい。
【0019】次にこの熱セット温度が240℃以上である
事も重要な要件である。勿論このセット温度は合成繊維
の種類にもよるが通常の都市ゴミ、産業廃棄物等の焼却
炉での排ガスろ過機入口のガス温度は前述のように200
℃以下に規制されているが、実際のろ過では排ガスを冷
却するために多量の水分を付与し実質的に温熱状態で運
転されており、一般的に温熱と乾熱の実セット効果は湿
セットの方が高く、その差は30〜40℃あるといわれてい
る。更に、前述したように異常時にはさらに高温になる
ので使用中の収縮問題をなくすには使用する繊維にもよ
るが処理温度240℃以上、処理時間1分間以上でセットす
る事が好ましい。更に好ましくは使用する繊維にもよる
が250℃以上、1分間以上である。
【0020】次に、ポリフェニレンサルファイド繊維を
30%以上含むフェルト地の熱セット温度は240℃〜280℃
であることが望ましい。ポリフェニレンサルファイド繊
維は240℃未満では前記のように十分熱セットされない
ので収縮率が大きくなって形態保持性及び煤塵剥離性に
問題があり、280℃を超えると劣化が生じたり部分的に
溶融して通気度が低下し好ましくない。
【0021】次に、特に短繊維の繊度は、ろ過性に大き
く影響し、繊維径の細い(繊度の小さい)ほうがろ過面積
が大きくなって好ましい。一般には繊維径は23μm以下
が好ましい。更に都市ゴミ焼却炉の場合、2段集塵や灰
溶融炉も含め煤塵の粒子径はO.3〜200μmといった非常
に多様なものがろ過対象となる。バグフィルターのろ過
ではろ過面に最初1次ダスト層と呼ばれるケーキ層が形
成され、それによってろ過性能が更に向上する。そのた
め払い落とされる煤塵はバグフィルターの表面についた
2次ダスト層だけで、上記の1次ダスト層はそのまま保存
されることが重要である。1次ダスト層が脱落しないた
めには、繊維間空隙は多様なものからなる方が上記のよ
うな多様な粒子径を持ったダストを確保するのに優位で
あり、そのためには繊維直径の異なるもの、断面も丸、
Y,U,V,C、その他変形したものが混合されていたほうが
好ましい。ケーキ層を形成しないで使用する場合も多様
な繊維太さ、断面形状の物を使用する。特に細かい粒子
のろ過には小さい繊維太さ、かつ複雑な断面形状の物を
用いるのが良い。
【0022】また、ろ過方法は、例えば、都市ゴミ焼却
炉、産業廃棄物焼却炉等のような有害物質を含むものは
害を低減又は無害化するため色々な方法が採られる。ま
ずHCl、SOx除去のために消石灰や吸収剤を添加す
る。NOx除去のために触媒反応塔を設けてアンモニア
を吹込んで還元反応させる。更にダイオキシン類対策規
制もあって粉末の活性炭を吹き込む事もある。またろ過
域での排ガス温度を200℃以下にすることが義務付けら
れており、排ガスを冷却するために水が添加される事が
多い。このため含煤塵ガスは前記の未回収、未反応のH
Cl、SOx、NOx及び添加物、更に多量の水分、廃
棄物中の一部の未燃焼油分を含んだ状態で煤塵がろ布に
付着することになる。そのため煤塵払い落とし操作によ
っても脱落しにくい場合がある。(残留HCl、SO
x、NOx等はさらに後処理で無害化する。)煤塵脱落
を容易にする為には援水、揚油加工をするのも好まし
い。
【0023】このための揚水、援油加工剤としてはバグ
フィルターの使用条件に耐える事が必須であり、前述の
ように高温耐久性、耐薬品(強酸性、強アルカリ性)性、
耐磨耗性に優れたものであることが必要で、フッ素樹脂
系撥水、撥油剤が好ましい。具体的には、例えば、四フ
ッ化エチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共
重合体、四フッ化エチレン・ヘキサフルオロプロピレン
共重合体、エチレン・四フッ化エチレン共重合体、四フ
ッ化エチレン等がある。
【0024】次に、本フェルトの目付は一般の都市ゴミ
焼却炉、産業廃棄物焼却炉用には400g/m2以上が好ま
しい。フェルト地の目付は通気度、ろ過速度、ろ過効率
等のろ布としての性能を決める重要なファクターであ
る。目付が小さいと製造上のばらつきの影響も受けフェ
ルトを構成する繊維間の空間が大きくなり、煤塵の漏れ
が生じ信頼性が劣る。表面に付着した煤塵の重量に対す
る耐性が劣りフェルトの経時的な寸法変化、特に伸長
(クリープ)が生じ易く好ましくない。信頼性を維持して
ろ過性能をも高くするためには、用途、基準にもよるが
目付は450g/m2以上がより好ましい。
【0025】本発明のフィルター用フェルト地は、支持
層としてのスクリムと、短繊維からなるろ過層から構成
されているが、短繊維のフェルト成形は、短繊維をカー
ドウェブ等により積層したあと二一ドルパンテング法や
ウォーターパンチング法で絡合できるが本発明ではいず
れでも構わない。短繊維のスクリムヘの積層方法も特に
限定はない。短繊維の機械方向、横方向の配向度を変更
するには、例えばクロスレヤーを介したカードウェブの
供給角度や速度と二一ドルパンチライン速度を#調整す
る事や二一ドルパンチラインの長手方向にカードウエブ
を直接供給し、その量を調整する方法により可能であ
る。また、ダスト剥離性の向上を目的として表面を平滑
化するために加熱ローラに接触プレスさせるカレンダー
仕上げ,表面シャーリング、毛焼き加工処理なども適用
できる。
【0026】以下、本発明を実施例によりさらに具体的
に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に制約され
るものではない。本実施例で用いる物性は下記の方法で
測定したものである。
【0027】目付はJISL1096 6.4単位面積当たりの質
量で表す。20cm×20cmの試料を3枚採り、それぞれの絶
乾質量W‘を測定し、次式で求める。 目付(g/m2)=W‘×(1+r/100)×1/a ここでW‘:絶乾質量(g) r:公定水分率(%) a:試験片の面積(m2)
【0028】通気度はテクノワールド社製高圧型通気度
試験器を使用してn=3で測定、その平均値で表す。(測定
圧:124Pa)
【0029】長辺長さの差率:長方形にカットされたフ
ェルトを水平面に置き長辺の寸法差を短い方の長辺の値
で除して%表示したもの。フレアー部は水平面に押さえ
フレアーの長さ含めて計測する。フレアー部の長さが測
定しにくい場合はフレアーの発生している長辺側に想定
する縫製ライン上を切断する。切断した細長いテープ状
の長さを測定してフレアーを含んだ長さとする。縫製し
たバグフィルターから計測する場合はバグフィノレター
の上下部分の補強布や金具を除去した円筒の長手方向の
縫製部の縫い糸を解き縫製前の状態にして一長辺の寸法
差を上述の様に測定する。
【0030】バグフィルターフェルトの熱変形試験:縫
製前又は縫製後のフェルトを1辺40cmの正方形に切り取
り試料とする。辺の方向はバグフィルターの長手方向
(縦方向)とそれに直角の方向(横方向)に整合さる。試料
には縦横方向が判るように印を付ける。ついで試料の中
心を通り各辺に平行な線を各々1本描き、この中心点か
ら15cm離れた位置にマークする。試料を標準状態に管理
された場所に24時間以上放置した後、縦横の長さ(LLOと
する。)を測定する。ついで試料をオーブンに入れ240℃
×24時間の乾熱処理を行う。乾熱処理終了後オーブンか
ら試料を取出し標準状態に管理された場所に24時間以上
放置した後、縦横の長さ(LL1とする。)を測定する。フ
ェルトの熱変形率(LL%)は次式で求める。 LL%=(LLO―LL1)/LLO×100 LL%は縦横方向にそれぞれ測定する。また、試料はフェ
ルト毎に3点作成し3点の値の平均値をフェルトの値とす
る。リテーナセット後のバグフィルター形状:直径161〜
163cm、長さ3000±30mmのバグフィルターを縫製しリテ
ーナに装着したときのバグフィルターの外観を観察す
る。バグフィルターの縫製方法は縫い糸PTFE繊維を用い
たジャパンゴアテックス社製S012T3-1、縫い目3本、縫
いピッチ13〜15目/6cm、縫い目線間距離3.5〜4.Omm、縫
いしろ13〜15mmとし、リテーナは径160〜161mm、リング
間距離175〜185mm、縦線間距離38〜42mm、長さ3050mmを
用いた。
【0031】バグフィルターろ過試験条件は新東ダスト
コレクター(株)製型式UDC-814PS、バグフィルターサイ
ズ直径165mm長さ5500mm、同本数96本仕様の一部に試験
用バグフィルターを取り付け、排ガス温度170〜200℃、
ろ過速度1.3rn/分、圧損200mm水柱、払い落としパルス
ジェット方式、圧損一定制御で運転した。排ガスはおも
にポリエステル系ポリマーを主成分とするポ'リマー層
の産業廃棄物焼却炉の燃焼ガスである。試験期間は連続
運転25日間実施、試験最後に払い落としパルスジェット
を打って終了し供試バグフィルターを抜き取った。供試
バグフィルターは上記サイズに縫製し実施例、比較例の
水準毎に各々2本を取り付けバグフィルターの変形やる
布表面の皺やひび割れ状態、粉塵の剥離性、リテーナー
への脱着性を官能検査により評価した。着脱が容易なも
のは保守性が良いと判断した。比較例1はバグフィルタ
ーのろ過試験するまでもなくろ材として不適正であるの
で縫製ろ過試験しなかった、
【0032】
【実施例】フィルター用フェルト地は一般的な不織布加
工工程により作成した。ヒートセッターは(株)市金工業
製高温熱処理機を改造し幅規制ピンを使用しないで加工
できる様にした。フェルトの加熱時間は1.5分間とし
た。表1にはスクリム、短繊維として用いた素材(スクリ
ム、短繊維)、PPS混率、フェルト目付、ヒートセッター
ピン使用の有無、同温度、フェルトの熱変形率、リテー
ナセット後のバグフィルター形状、裁断片の長辺の長さ
の差率M(%)、バグフィルター形状データとしてのバグフ
ィルター外観形状、スクリム経糸の平行度の指標x/
y、径変動指標uD%、uL%、弧度rL%、縫い目の
平行度θ、実用機ろ過試験結果およびバグフィルターの
適正を示す。表中の○印はバグフィノレターとして好ま
しい事を×印は好ましくないことを示す。
【0033】表1の素材表示は下記による。 PPS:ポリフェニレンサルファイド繊維は東洋紡績
(株)製プロコン(登録商標)短繊維2.2dtex、繊維長60m
m、 PI:ポリイミド繊維はインスペックファイパーズ社製
P84短繊維2.2dtex、繊維長60mm PPSのスクリムはプロコン長繊維500dtex120フィラメン
ト撚数S150T/Mを経、線それぞれ22本/inで平織にしたも
のを用いた。PIのスクリムはP84長繊維1060dtex480フィ
ラメント撚数Z80T/Mを経、緯それぞれ12本/inで平織に
したものを用いた。まず、表1のPPS,PIを混打綿機で予
備開繊したあとローラーカードにて、開繊、繊維配列を
行ったあと、クロスレイヤーにより片側面のウェブを積
層し、スクリムを合わせついでプレニーパンを行い巻き
取る。これを中間フェルトと言う。同様にもう片面のウ
エブを積層して先に巻き取った中間フェルトを合わせ、
ついでプレニーパンおよび仕上げ二一パンを行い巻き取
りフェルト地を得る。両面の短繊維の目付はほぼ同じと
した。このフェルト地を表1の条件で熱処理し、次い
で、200℃、30kgf/cmでプレスした。カレンダーの温度
は実施例4、比較例4のみ230℃とした。
【0034】実施例1〜4のバグフィルターは正規円筒状
でありろ過試験においてもバグフイルターとして適正で
あった。比較例1はセット温度が使用したPPS繊維の融点
より高くて硬化してゴワゴワしてフェルトの柔軟性に欠
けまた通気度が1(cc/平方センチ/s)と小さく、折り曲げ
ても表面にひび割れが生じろ材として不適正であった。
【0035】比較例2はセット温度が低かったためバグ
フィルターの熱変形試験による変形率LL%は大きく、ま
だる過試験中の異常温度によると思われる収縮が起こり
リテーナーを締めつけ取り外しに時間が掛かり補修性に
劣ったこと、また表面に粉塵が付着しパルスジェットに
よる粉塵剥離が十分でなかったことが見られろ材として
不適正であった。
【0036】比較例3はヒートセッターでピンを使用し
たのでフレアーが発生し長辺の長さの差L%が大きく、縫
製バグの外観もバナナ状となりリテーナに装着し難く装
着後は縫い目ラインが曲がり良くなかった。
【0037】比較例4はPIlOO%のフェルトであるがピン
を使用したため比較例3より程度の大きいフレアーが発
生し長辺の長さの差率L%が大きく、無理して縫製したた
めバグの外観もバナナ状と提灯状を呈しリテーナに装着
し難く装着後は縫い目ラインが曲がり良くなかった。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】本発明によると長時間の使用に対しても
バグフィルターの変形がなく、ろ過性及び通気度の低下
率も少なく、しかもダストの剥離性も良好で、バグフィ
ルター使用時の結露発生時の耐性にも優れたバグフィル
ターを提供することを可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】径変動の測定法を示す模式図。
【図2】長辺のずれの変動を示す模式図。
【図3】裁断片の長辺長さの差を示す模式図。
【図4】縫い目平行度を示す模式図。
【図5】スクリム経糸平行性を示す模式図。
【符号の説明】
1:扁平状態のバグフィルター、2:裁断片、3:中心
線(直線A)、4:フレアー発生小の辺、5:フレアー
発生大の辺、6:縫製ライン、7:スクリムの経糸。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主として合成繊維からなるスクリムと短繊
    維が一体成形された長方形フェルト地を円筒形状に縫製
    してなるバグフィルターにおいて、上記バグフィルター
    は実質的に正規円筒形状であり、且つその長方形の縫い
    合わされる長辺同士の長さの差率が1%以下であること
    を特徴とするバグフィルター。
  2. 【請求項2】長辺同士の長さの差率が0.6%以下であ
    ることを特徴とする請求項1のバグフィルター。
  3. 【請求項3】スクリムの経糸はバグフィルターの円筒中
    心線とほぼ平行、且つその縫製接合線は同円筒中心線に
    対してほぼ平行であることを特徴とする請求項1又は2
    記載のバグフィルター。
  4. 【請求項4】240℃の熱処理で実質的に変形しないこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のバグフ
    ィルター。
  5. 【請求項5】フェルト地の重量比率で30%以上がポリ
    フェニレンサルファイド繊維からなることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載のバグフィルター。
  6. 【請求項6】主として合成繊維からなるスクリムと短繊
    維からなるバグフィルタ用フェルト地の熱セット温度が
    240℃以上であることを特徴とするバグフィルターの
    製造方法。
  7. 【請求項7】熱セットを実質的に加圧せずに幅規制ピン
    を使用しないヒートセッターで施すことを特徴とする請
    求項6記載のバグフィルターの製造方法。
  8. 【請求項8】熱セット温度が240〜280℃であるこ
    とを特徴とする請求項5記載のバグフィルターの製造方
    法。
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