JP2003188957A - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JP2003188957A
JP2003188957A JP2001385970A JP2001385970A JP2003188957A JP 2003188957 A JP2003188957 A JP 2003188957A JP 2001385970 A JP2001385970 A JP 2001385970A JP 2001385970 A JP2001385970 A JP 2001385970A JP 2003188957 A JP2003188957 A JP 2003188957A
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distance
positional relationship
user
transmitter
mouth
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JP2001385970A
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English (en)
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Tomio Nagakura
富夫 長倉
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NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC AccessTechnica Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通話中における使用者の受話部や送話部に対
する耳や口の不適切な位置関係の修正を促し、通話相手
の声が聞き取りにくかったり、使用者の声が通話相手に
聞こえにくくなったりすることを改善する。 【解決手段】 レシーバ9の近くに距離検出部11を設
け、通話中、レシーバ9とこのレシーバ9に対向する人
体との距離Xを計測する。この計測距離Xに基づいて、
レシーバ9と使用者の耳との位置関係が適切であるか否
かを判断し、不適切と判断した場合、バイブレータ6を
振動させる等して、使用者にレシーバ9と耳との位置関
係の修正を促す。マイク8の近くに距離検出部12を設
け、マイク8と使用者の口との位置関係も同様にして適
切であるか否かを判断し、使用者にマイク8口との位置
関係の修正を促す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通話中における
受話部と使用者の耳との位置関係、通話中における送話
部と使用者の口との位置関係の修正を促す機能を備えた
携帯電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7に一般に用いられている携帯電話機
を正面から見た概略図を示す。同図において、101は
送受信アンテナ、102は表示部、103はレシーバ
(受話部)、104はマイク(送話部)、105は入力
キーである。使用者は、レシーバ103を耳にあて、マ
イク104を口にあて、相手との通話を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の携帯電話機1
00では、通話中、レシーバ103と使用者の耳、マイ
ク104と使用者の口との位置関係が不適切で、通話相
手の声が聞き取りにくかったり、使用者の声が通話相手
に聞こえにくくなることがあり、通信環境の悪化によっ
ても同様の症状が生じるため、これに気付かずに通話を
続けていることが多かった。
【0004】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、通話中にお
ける使用者の受話部や送話部に対する耳や口の不適切な
位置関係の修正を促し、通話相手の声が聞き取りにくか
ったり、使用者の声が通話相手に聞こえにくくなったり
することを改善することの可能な携帯電話機を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、通話
中、受話部とこの受話部に対向する人体との距離を受話
部から使用者の耳までの距離として計測する距離計測手
段と、この距離計測手段の計測距離に基づいて受話部と
使用者の耳との位置関係が適切であるか否かを判断する
位置関係判断手段と、この位置関係判断手段によって受
話部と使用者の耳との位置関係が不適切と判断された場
合その位置関係の修正を促す手段とを設けたものであ
る。
【0006】この発明によれば、通話中、受話部とこの
受話部に対向する人体との距離(X)が受話部から使用
者の耳までの距離として計測される。そして、この計測
距離Xに基づいて、受話部と使用者の耳との位置関係が
適切であるか否かが判断される。例えば、計測距離Xが
所定の範囲内(A<X<B)にあれば、受話部と使用者
の耳との位置関係が適切であると判断する。計測距離X
がX≦A、あるいはX≧Bであれば、受話部と使用者の
耳との位置関係が不適切であると判断する。不適切と判
断した場合には、バイブレータを振動させたり、アナウ
ンスを流したり、警報音を鳴らす等して、受話部と使用
者の耳との位置関係の修正を促す。
【0007】第2発明(請求項2に係る発明)は、通話
中、送話部とこの送話部に対向する人体との距離を送話
部から使用者の口までの距離として計測する距離計測手
段と、この距離計測手段の計測距離に基づいて送話部と
使用者の口との位置関係が適切であるか否かを判断する
位置関係判断手段と、この位置関係判断手段によって送
話部と使用者の口との位置関係が不適切と判断された場
合その位置関係の修正を促す手段とを設けたものであ
る。
【0008】この発明によれば、通話中、送話部とこの
送話部に対向する人体との距離(Y)が送話部から使用
者の口までの距離として計測される。そして、この計測
距離Yに基づいて、送話部と使用者の口との位置関係が
適切であるか否かが判断される。例えば、計測距離Yが
所定の範囲内(C<X<D)にあれば、送話部と使用者
の口との位置関係が適切であると判断する。計測距離Y
がY≦C、あるいはY≧Dであれば、送話部と使用者の
口との位置関係が不適切であると判断する。不適切と判
断した場合には、バイブレータを振動させたり、アナウ
ンスを流したり、警報音を鳴らす等して、送話部と使用
者の口との位置関係の修正を促す。
【0009】第3発明(請求項3に係る発明)は、通話
中、受話部とこの受話部に対向する人体との距離を受話
部から使用者の耳までの距離として計測する第1の距離
計測手段と、通話中、送話部とこの送話部に対向する人
体との距離を送話部から使用者の口までの距離として計
測する第2の距離計測手段と、第1の距離計測手段の計
測距離に基づいて受話部と使用者の耳との位置関係が適
切であるか否かを判断する第1の位置関係判断手段と、
第2の距離計測手段の計測距離に基づいて送話部と使用
者の口との位置関係が適切であるか否かを判断する第2
の位置関係判断手段と、第1の位置関係判断手段によっ
て受話部と使用者の耳との位置関係が不適切と判断され
た場合その位置関係の修正を促す手段と、第2の位置関
係判断手段によって送話部と使用者の口との位置関係が
不適切と判断された場合その位置関係の修正を促す手段
とを設けたものである。
【0010】この発明によれば、通話中、受話部とこの
受話部に対向する人体との距離(X)が受話部から使用
者の耳までの距離として計測される。そして、この計測
距離Xに基づいて、受話部と使用者の耳との位置関係が
適切であるか否かが判断される。例えば、計測距離Xが
所定の範囲内(A<X<B)にあれば、受話部と使用者
の耳との位置関係が適切であると判断する。計測距離X
がX≦A、あるいはX≧Bであれば、受話部と使用者の
耳との位置関係が不適切であると判断する。不適切と判
断した場合には、バイブレータを振動させたり、アナウ
ンスを流したり、警報音を鳴らす等して、受話部と使用
者の耳との位置関係の修正を促す。
【0011】また、通話中、送話部とこの送話部に対向
する人体との距離(Y)が送話部から使用者の口までの
距離として計測される。そして、この計測距離Yに基づ
いて、送話部と使用者の口との位置関係が適切であるか
否かが判断される。例えば、計測距離Yが所定の範囲内
(C<Y<D)にあれば、送話部と使用者の口との位置
関係が適切であると判断する。計測距離YがY≦C、あ
るいはY≧Dであれば、送話部と使用者の口との位置関
係が不適切であると判断する。不適切と判断した場合に
は、バイブレータを振動させたり、アナウンスを流した
り、警報音を鳴らす等して、送話部と使用者の口との位
置関係の修正を促す。
【0012】なお、送話部と使用者の口との位置関係の
修正をバイブレータを振動させたり、警報音を鳴らす等
して促す場合には、受話部と使用者の耳との位置関係の
修正を同様の方法で促す場合と区別するために、バイブ
レータの振動の仕方や間隔を変えたり、警報音の種類を
変えたりするとよい。
【0013】第4発明(請求項4に係る発明)は、通話
中、送話部とこの送話部に対向する人体との距離を送話
部から使用者の口までの距離として計測する距離計測手
段と、送話部からの音声信号を増幅する増幅手段と、こ
の増幅手段によって増幅された音声信号の出力レベルを
検出する出力レベル検出手段と、距離計測手段により計
測された距離と出力レベル検出手段により検出された音
声信号の出力レベルとに基づき送話部と使用者の口との
位置関係が適切であるか否かを判断する位置関係判断手
段と、この位置関係判断手段によって送話部と使用者の
口との位置関係が不適切と判断された場合その位置関係
の修正を促す手段とを設けたものである。
【0014】この発明によれば、通話中、送話部とこの
送話部に対向する人体との距離(Y)が送話部から使用
者の口までの距離として計測される。また、増幅手段に
よって増幅された送話部からの音声信号の出力レベル
(Z)が検出される。そして、計測された距離Yと検出
された音声信号の出力レベルZとに基づいて、送話部と
使用者の口との位置関係が適切であるか否かが判断され
る。例えば、計測距離Yが所定の範囲内(C<Y<D)
にあり、音声信号の出力レベルZが所定値E以上(Z≧
E)であれば、送話部と使用者の口との位置関係が適切
であると判断する。計測距離YがY≦C、あるいはY≧
Dであれば、送話部と使用者の口との位置関係が不適切
であると判断する。また、計測距離YがC<Y<Dであ
っても、音声信号の出力レベルZが所定値Eよりも低け
れば(Z<E)、送話部と使用者の口との位置関係が不
適切であると判断する。不適切と判断した場合には、バ
イブレータを振動させたり、アナウンスを流したり、警
報音を鳴らす等して、送話部と使用者の口との位置関係
の修正を促す。
【0015】第5発明(請求項5に係る発明)は、通話
中、送話部とこの送話部に対向する人体との距離を送話
部から使用者の口までの距離として計測する距離計測手
段と、送話部からの音声信号を増幅する増幅手段と、こ
の増幅手段によって増幅された音声信号の出力レベルを
検出する出力レベル検出手段と、距離計測手段により計
測された距離が所定の範囲内にあるにも拘わらず、出力
レベル検出手段により検出された音声信号の出力レベル
が所定値よりも低い場合、送話部における音声信号に対
する増幅率を高くする増幅率アップ手段と、この増幅率
アップ手段によって増幅率を高くしても出力レベル検出
手段により検出される音声信号の出力レベルが所定値よ
りも低い場合、送話部と使用者の口との位置関係が不適
切であると判断する位置関係判断手段と、この位置関係
判断手段によって送話部と使用者の口との位置関係が不
適切と判断された場合その位置関係の修正を促す手段と
を設けたものである。
【0016】この発明によれば、通話中、送話部とこの
送話部に対向する人体との距離(Y)が送話部から使用
者の口までの距離として計測される。また、増幅手段に
よって増幅された送話部からの音声信号の出力レベル
(Z)が検出される。そして、計測された距離Yが所定
の範囲内(C<Y<D)にあるにも拘わらず、検出され
た音声信号の出力レベルZが所定値Eよりも低ければ
(Z<E)、増幅手段における音声信号に対する増幅率
が高くされる。増幅率を高くしても音声信号の出力レベ
ルZがまだ所定値Eよりも低ければ(Z<E)、送話部
と使用者の口との位置関係が不適切であると判断する。
不適切と判断した場合には、バイブレータを振動させた
り、アナウンスを流したり、警報音を鳴らす等して、送
話部と使用者の口との位置関係の修正を促す。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。図1はこの発明に係る携帯電話機の一実
施の形態の要部を示すブロック構成図である。同図にお
いて、1は送受信アンテナ、2は無線部、3は制御部、
4は記憶部、5は入力キー、6はバイブレータ、7は表
示部、8はマイク(送話部)、9はレシーバ(受話
部)、10はマイク8からの音声信号を増幅する増幅
器、11は第1の距離検出部、12は第2の距離検出部
である。増幅器10におけるマイク8からの音声信号に
対する増幅率は制御部3からの指令によって変更可能と
されている。
【0018】図2にこの携帯電話機13を正面から見た
概略図を示す。第1の距離検出部11は、レシーバ9の
近くに設けられており、通話中、後述するように赤外線
を発射して、レシーバ9とこのレシーバ9に対向する人
体との距離Xを計測する。第2の距離検出部12は、マ
イク8の近くに設けられており、通話中、後述するよう
に赤外線を発射して、マイク8とこのマイク8に対向す
る人体との距離Yを計測する。
【0019】この携帯電話機13において、送受信アン
テナ1を介して受信された相手側からの音声信号は、無
線部2で復調され、制御部3へ送られる。制御部3は、
無線部2からの復調された音声信号を、レシーバ9へ送
り、使用者に伝える。マイク8から入力され、増幅器1
0によって増幅された音声信号は、制御部3へ送られ
る。制御部3は増幅器10を介するマイク8からの音声
信号を無線部2へ送る。無線部2は、制御部3からの音
声信号を変調し、送受信アンテナ1より相手先へ送信す
る。
【0020】〔受話部における制御部3の動作〕受話部
における制御部3の動作について図3に示すフローチャ
ートを用いて説明する。制御部3は、通話状態に入ると
(ステップ301)、第1の距離検出部11の動作を開
始させる(ステップ302)。これにより、第1の距離
検出部11は赤外線を発射し、レシーバ9とこのレシー
バ9に対向する人体との距離Xを計測する。
【0021】すなわち、第1の距離検出部11より赤外
線を発射し、反射して戻ってくる赤外線を受信し、この
時の赤外線の発射タイミングと受信タイミングとの差か
ら、レシーバ9とこのレシーバ9に対向する人体との距
離Xを計測する。この場合、通常であれば、レシーバ9
には使用者の耳が対向しており、計測距離Xはレシーバ
9から使用者の耳までの距離を示している。
【0022】制御部3は、第1の距離検出部11からの
計測距離Xが予め定められている所定の範囲内(A<X
<B)にあるか否かをチェックする(ステップ30
3)。計測距離XがA<X<Bであれば、レシーバ9が
使用者の耳の穴に近い位置にあるとみなし、レシーバ9
と使用者の耳との位置関係が適切であると判断する(ス
テップ304)。
【0023】計測距離XがX≦Aであれば、レシーバ9
の位置がずれ、使用者の体の一部がレシーバ9を塞いで
いるとみなし、レシーバ9と使用者の耳との位置関係が
不適切であると判断する(ステップ305)。また、計
測距離XがX≧Bであれば、使用者の耳からレシーバ9
が大きく離れているとみなし、レシーバ9と使用者の耳
との位置関係が不適切であると判断する(ステップ30
5)。
【0024】レシーバ9と使用者の耳との位置関係が不
適切であると判断した場合、制御部3は、例えばバイブ
レータ6を振動させて、使用者にレシーバ9と使用者の
耳との位置関係を修正するように促す(ステップ30
6)。なお、この例では、バイブレータ6を振動させる
ようにしたが、レシーバ9より「受話部の位置がずれて
います」というようなアナウンスを流したり、レシーバ
9より警報音を鳴らすなどして、レシーバ9と使用者の
耳との位置関係の修正を促すようにしてもよい。また、
修正を促す方法は、使用者があらかじめ設定できるよう
にしてもよい。
【0025】制御部3は、通話中、上述したステップ3
03以下の動作を繰り返す。すなわち、ステップ307
において通話中か否かを確認し、通話中であればステッ
プ303へ戻って、上述した動作を繰り返す。通話が終
わり、入力キー5中の終話キーが押下されれば、終話状
態となる(ステップ308)。この終話状態において、
制御部3は、第1の距離検出部11の動作を停止させ
る。
【0026】〔送話部における制御部3の動作例〕送
話部における制御部3の動作例について図4に示すフ
ローチャートを用いて説明する。制御部3は、通話状態
に入ると(ステップ401)、第2の距離検出部12の
動作を開始させる(ステップ402)。これにより、第
2の距離検出部12は赤外線を発射し、マイク8とこの
マイク8に対向する人体との距離Xを計測する。
【0027】すなわち、第2の距離検出部12より赤外
線を発射し、反射して戻ってくる赤外線を受信し、この
時の赤外線の発射タイミングと受信タイミングとの差か
ら、マイク8とこのマイク8に対向する人体との距離Y
を計測する。この場合、通常であれば、マイク8には使
用者の口が対向しており、計測距離Yはマイク8から使
用者の口までの距離を示している。
【0028】制御部3は、第2の距離検出部12からの
計測距離Yが予め定められている所定の範囲内(C<Y
<D)にあるか否かをチェックする(ステップ40
3)。計測距離YがC<Y<Dであれば、マイク8が使
用者の口に近い位置にあるとみなし、マイク8と使用者
の口との位置関係が適切であると判断する(ステップ4
04)。
【0029】計測距離YがY≦Cであれば、マイク8の
位置がずれ、使用者の体の一部がマイク8を塞いでいる
とみなし、マイク8と使用者の口との位置関係が不適切
であると判断する(ステップ405)。また、計測距離
YがY≧Dであれば、使用者の口からマイク8が大きく
離れているとみなし、マイク8と使用者の口との位置関
係が不適切であると判断する(ステップ405)。
【0030】マイク8と使用者の口との位置関係が不適
切であると判断した場合、制御部3は、例えばバイブレ
ータ6を振動させて、使用者にマイク8と使用者の口と
の位置関係を修正するように促す(ステップ406)。
なお、この例では、バイブレータ6を振動させるように
したが、レシーバ9より「マイクの位置がずれていま
す」というようなアナウンスを流したり、レシーバ9よ
り警報音を鳴らすなどして、マイク8と使用者の口との
位置関係の修正を促すようにしてもよい。また、修正を
促す方法は、使用者があらかじめ設定できるようにして
もよい。また、マイク8と使用者の口との位置関係の修
正をバイブレータ6を振動させたり、警報音を鳴らす等
して促す場合には、レシーバ9と使用者の耳との位置関
係の修正を同様の方法で促す場合と区別するために、バ
イブレータ6の振動の仕方や間隔を変えたり、警報音の
種類を変えたりしてもよい。
【0031】制御部3は、通話中、上述したステップ4
03以下の動作を繰り返す。すなわち、ステップ407
において通話中か否かを確認し、通話中であればステッ
プ403へ戻って、上述した動作を繰り返す。通話が終
わり、入力キー5中の終話キーが押下されれば、終話状
態となる(ステップ408)。この終話状態において、
制御部3は、第2の距離検出部12の動作を停止させ
る。
【0032】〔送話部における制御部3の動作例〕送
話部における制御部3の動作例について図5に示すフ
ローチャートを用いて説明する。制御部3は、通話状態
に入ると(ステップ501)、第2の距離検出部12の
動作を開始させる(ステップ502)。これにより、第
2の距離検出部12は赤外線を発射し、マイク8とこの
マイク8に対向する人体との距離Yを計測する。
【0033】制御部3は、第2の距離検出部12からの
計測距離Yが予め定められている所定の範囲内(C<Y
<D)にあるか否かをチェックする(ステップ50
3)。計測距離YがC<Y<Dであれば、増幅器10を
介して入力されるマイク8からの音声信号の出力レベル
Zを検出し、あらかじめ設定されている所定値Eと比較
する(ステップ504)。
【0034】計測距離YがC<Y<Dであり、かつ音声
信号の出力レベルZが所定値E以上(Z≧E)であれ
ば、制御部3は、マイク8が使用者の口に近い位置にあ
るとみなし、マイク8と使用者の口との位置関係が適切
であると判断する(ステップ505)。
【0035】計測距離YがC<Y<Dであるにも拘わら
ず、音声信号の出力レベルZが所定値Eよりも低い場合
(Z<E)、制御部3は、距離Yとして使用者のあご等
の口以外の部分との距離を計測しているとみなし、マイ
ク8と使用者の口との位置関係が不適切であると判断し
(ステップ506)、マイク8と使用者の口との位置関
係の修正を促す(ステップ507)。
【0036】図4に示した動作例では、マイク8と使
用者のあご等の口以外の部分とが対向しており、計測距
離YがC<Y<Dであった場合、マイク8と使用者の口
との位置関係が適切であると判断されてしまう虞れがあ
る。これに対し、図5に示した動作例では、音声信号
の出力レベルZが所定値E以上である場合にマイク8と
使用者の口との位置関係が適切であると判断させている
ので、動作例で生じる虞れのあった誤判断を防止する
ことが可能となる。
【0037】〔送話部における制御部3の動作例〕送
話部における制御部3の動作例について図6に示すフ
ローチャートを用いて説明する。制御部3は、通話状態
に入ると(ステップ601)、第2の距離検出部12の
動作を開始させる(ステップ602)。これにより、第
2の距離検出部12は赤外線を発射し、マイク8とこの
マイク8に対向する人体との距離Yを計測する。
【0038】制御部3は、第2の距離検出部12からの
計測距離Yが予め定められている所定の範囲内(C<Y
<D)にあるか否かをチェックする(ステップ60
3)。計測距離YがC<Y<Dであれば、マイク8から
出力される音声信号の出力レベルZを検出し、あらかじ
め設定されている所定値Eと比較する(ステップ60
4)。
【0039】計測距離YがC<Y<Dであり、かつ音声
信号の出力レベルZが所定値E以上(Z≧E)であれ
ば、制御部3は、マイク8が使用者の口に近い位置にあ
るとみなし、マイク8と使用者の口との位置関係が適切
であると判断する(ステップ607)。
【0040】計測距離YがC<Y<Dであるにも拘わら
ず、音声信号の出力レベルZが所定値Eよりも低い場合
(Z<E)、使用者の声が小さいと判断し、音声信号の
出力レベルZがZ=Eとなるように増幅器10の増幅率
を高くする(ステップ605)。
【0041】増幅率のアップにより音声信号の出力レベ
ルZがZ=Eとなれば、制御部3は、マイク8は使用者
の口に近い位置にあり、使用者が小声で話しているにす
ぎないとみなし、マイク8と使用者の口との位置関係が
適切であると判断する(ステップ607)。
【0042】増幅率を可能な限り高くしても音声信号の
出力レベルZが所定値Eに達しなければ(Z<E)、制
御部3は、マイク8と使用者との間の距離は良いが、マ
イク8が使用者の口に近い位置にはないとみなす。すな
わち、制御部3は、使用者のあご等の口以外の部分との
距離を計測しているとみなし、マイク8と使用者の口と
の位置関係が不適切であると判断し(ステップ60
8)、マイク8と使用者の口との位置関係の修正を促す
(ステップ609)。
【0043】図5に示した動作例では、マイク8と使
用者の口が対向しており、計測距離YがC<Y<Dであ
るにも拘わらず、小声で話すなどして音声信号の出力レ
ベルZがE以上でないような場合、マイク8と使用者の
口との位置関係が不適切であると判断されてしまう虞れ
がある。これに対し、図6に示した動作例では、音声
信号の出力レベルZが低い場合には、増幅器10におけ
る増幅率を高くして音声信号の出力レベルZを再度チェ
ックするようにしているので、動作例で生じる虞れの
あった誤判断を防止することが可能となる。
【0044】なお、図6に示した動作例では、そのス
テップ605において、音声信号の出力レベルZがZ=
Eになるように増幅率を高くしたが、あらかじめ一定の
高い増幅率を定めておき、この増幅率で音声信号を増幅
するようにしてもよい。この場合、増幅後の音声信号の
出力レベルZがZ以上となれば(Z≧E)、マイク8と
使用者の口との位置関係が適切であると判断する。Zよ
りも低ければ(Z<E)、不適切と判断する。
【0045】また、上述した実施の形態では、距離Yや
距離Xを赤外線を発射して計測するようにしたが、これ
に限らず、例えばパルス状の電磁波や光を用いたもの、
さらに光センサを用いたもの等、種々の距離計測手段を
用いることが可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、通話中、受話部とこの受話部に対向する
人体との距離を受話部から使用者の耳までの距離として
計測し、この計測した距離に基づいて受話部と使用者の
耳との位置関係が適切であるか否かを判断し、受話部と
使用者の耳との位置関係が不適切と判断された場合、そ
の位置関係の修正を促すようにすることにより、また、
通話中、送話部とこの送話部に対向する人体との距離を
送話部から使用者の口までの距離として計測し、この計
測した距離に基づいて送話部と使用者の口との位置関係
が適切であるか否かを判断し、送話部と使用者の口との
位置関係が不適切と判断された場合、その位置関係の修
正を促すようにすることにより、通話相手の声が聞き取
りにくかったり、使用者の声が通話相手に聞こえにくく
なったりすることを改善することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る携帯電話機の一実施の形態の要
部を示すブロック構成図である。
【図2】 この携帯電話機を正面から見た概略図であ
る。
【図3】 この携帯電話機の受話部における制御部の動
作を説明する図である。
【図4】 この携帯電話機の送話部における制御部3の
動作例を説明する図である。
【図5】 この携帯電話機の送話部における制御部3の
動作例を説明する図である。
【図6】 この携帯電話機の送話部における制御部3の
動作例を説明する図である。
【図7】 従来の携帯電話機を正面から見た概略図であ
る。
【符号の説明】
1…送受信アンテナ、2…無線部、3…制御部、4…記
憶部、5…入力キー、6…バイブレータ、7…表示部、
8…マイク(送話部)、9…レシーバ(受話部)、10
…増幅器、11…第1の距離検出部、12…第2の距離
検出部、13…携帯電話機。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通話中、受話部とこの受話部に対向する
    人体との距離を前記受話部から使用者の耳までの距離と
    して計測する距離計測手段と、 この距離計測手段の計測距離に基づいて前記受話部と使
    用者の耳との位置関係が適切であるか否かを判断する位
    置関係判断手段と、 この位置関係判断手段によって前記受話部と使用者の耳
    との位置関係が不適切と判断された場合その位置関係の
    修正を促す手段とを備えたことを特徴とする携帯電話
    機。
  2. 【請求項2】 通話中、送話部とこの送話部に対向する
    人体との距離を前記送話部から使用者の口までの距離と
    して計測する距離計測手段と、 この距離計測手段の計測距離に基づいて前記送話部と使
    用者の口との位置関係が適切であるか否かを判断する位
    置関係判断手段と、 この位置関係判断手段によって前記送話部と使用者の口
    との位置関係が不適切と判断された場合その位置関係の
    修正を促す手段とを備えたことを特徴とする携帯電話
    機。
  3. 【請求項3】 通話中、受話部とこの受話部に対向する
    人体との距離を前記受話部から使用者の耳までの距離と
    して計測する第1の距離計測手段と、 通話中、送話部とこの送話部に対向する人体との距離を
    前記送話部から使用者の口までの距離として計測する第
    2の距離計測手段と、 前記第1の距離計測手段の計測距離に基づいて前記受話
    部と使用者の耳との位置関係が適切であるか否かを判断
    する第1の位置関係判断手段と、 前記第2の距離計測手段の計測距離に基づいて前記送話
    部と使用者の口との位置関係が適切であるか否かを判断
    する第2の位置関係判断手段と、 前記第1の位置関係判断手段によって前記受話部と使用
    者の耳との位置関係が不適切と判断された場合その位置
    関係の修正を促す手段と、 前記第2の位置関係判断手段によって前記送話部と使用
    者の口との位置関係が不適切と判断された場合その位置
    関係の修正を促す手段とを備えたことを特徴とする携帯
    電話機。
  4. 【請求項4】 通話中、送話部とこの送話部に対向する
    人体との距離を前記送話部から使用者の口までの距離と
    して計測する距離計測手段と、 前記送話部からの音声信号を増幅する増幅手段と、 この増幅手段によって増幅された音声信号の出力レベル
    を検出する出力レベル検出手段と、 前記距離計測手段により計測された距離と前記出力レベ
    ル検出手段により検出された音声信号の出力レベルとに
    基づき前記送話部と使用者の口との位置関係が適切であ
    るか否かを判断する位置関係判断手段と、 この位置関係判断手段によって前記送話部と使用者の口
    との位置関係が不適切と判断された場合その位置関係の
    修正を促す手段とを備えたことを特徴とする携帯電話
    機。
  5. 【請求項5】 通話中、送話部とこの送話部に対向する
    人体との距離を前記送話部から使用者の口までの距離と
    して計測する距離計測手段と、 前記送話部からの音声信号を増幅する増幅手段と、 この増幅手段によって増幅された音声信号の出力レベル
    を検出する出力レベル検出手段と、 前記距離計測手段により計測された距離が所定の範囲内
    にあるにも拘わらず、前記出力レベル検出手段により検
    出された音声信号の出力レベルが所定値よりも低い場
    合、前記増幅手段における音声信号に対する増幅率を高
    くする増幅率アップ手段と、 この増幅率アップ手段によって増幅率を高くしても前記
    出力レベル検出手段により検出される音声信号の出力レ
    ベルが前記所定値よりも低い場合、前記送話部と使用者
    の口との位置関係が不適切であると判断する位置関係判
    断手段と、 この位置関係判断手段によって前記送話部と使用者の口
    との位置関係が不適切と判断された場合その位置関係の
    修正を促す手段とを備えたことを特徴とする携帯電話
    機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8036699B2 (en) 2005-03-01 2011-10-11 Nec Corporation Audio output device, its alarm output control method, and its control program
JP2011205256A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Ntt Docomo Inc 電話機及び電話機の位置補正方法

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