JP2003187951A - 板幅方向の均温性に優れた金属帯板の加熱装置 - Google Patents

板幅方向の均温性に優れた金属帯板の加熱装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼帯をキュリー点以上に加熱でき、非磁性体
も加熱でき、しかも、板幅方向の均温性に優れた金属帯
板の加熱装置を提供する。 【解決手段】 ソレノイド方式誘導加熱コイルまたは接
触式通電加熱ロールと、シングルターン誘導加熱コイル
と、該シングルターン誘導加熱コイルの電流と逆方向に
電流を流すことにより磁場の拡散を防止する磁場拡散防
止コイルとを設けた金属帯板の加熱装置であって、該金
属帯板の上面のシングルターン誘導加熱コイルおよび磁
場拡散防止コイルと、該金属帯板の下面のシングルター
ン誘導加熱コイルおよび磁場拡散防止コイルとを該金属
帯板の長手方向に互いにシフトした位置に配置すること
を特徴とする板幅方向の均温性に優れた金属帯板の加熱
装置。好ましくは、さらに、前記シングルターン誘導加
熱コイルに、該シングルターン誘導加熱コイルの電流と
同方向に電流を流すことにより前記金属帯板のエッジ部
の渦電流を分流して該エッジ部の過加熱を防止するエッ
ジ部過加熱防止コイルを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板幅方向の均温性
に優れた金属帯板の加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】誘導加熱とは、交流電源に接続されたコ
イルを被加熱物の周囲に配置し、交番磁界により誘起さ
れる渦電流のジュール熱により物体を加熱する方法であ
る。誘導加熱には、交番磁界を被加熱物に垂直に交差さ
せるトランスバース方式と、コイルで被加熱物を巻くよ
うに配置して、交番磁界を被加熱物に平行に印加するソ
レノイド方式の2通りがあり、目的によって選択され
る。金属帯板の加熱の場合、板幅方向に均一な加熱が必
要なことから、ソレノイド方式が適している。また、ソ
レノイド方式には、1つの電源に対して、複数回コイル
を巻くマルチターン方式と、1回だけ巻くシングルター
ン方式がある。従来のソレノイド方式のシングルターン
コイルを用いる誘導加熱装置は、金属帯板が、例えば磁
性体の鋼帯である場合、キュリー点(約750℃)以上
の加熱が困難であり、650℃以下の低温領域での加熱
にしか適用できないという問題点があった。さらに、金
属帯板が、例えばアルミ, SUS等の非磁性体である場
合、加熱すること自体が困難であった。
【0003】磁性体帯板のキュリー点以上の加熱が困難
な理由は、キュリー点付近の温度になると渦電流の電流
浸透深さが大きくなり、板幅方向断面の表層部を一周し
ている渦電流の表裏相殺が発生し、渦電流が流れなくな
るからである。また、非磁性体帯板を加熱すること自体
が困難になる理由は、常温レベルから渦電流の電流浸透
深さが大きく、板幅方向断面の表層部を一周している渦
電流の表裏相殺が発生し、渦電流が流れないからであ
る。発明者らは、この問題点を解決する方法として先に
図1のように金属帯板1の上面のシングルターン誘導加
熱コイル2と下面のシングルターン誘導加熱コイル3と
を、金属帯板1の長手方向に互いにシフトさせることに
より、板幅方向断面の表層部を一周している渦電流の表
裏相殺をなくす方法を見出して、特願2000-289
145号の特許出願を行った。
【0004】この方法によって、鋼板をキュリー点(7
50℃)以上に加熱することができ、非磁性体も加熱す
ることができるようになったが、誘導加熱のコイルサイ
ズを大きくし、鋼板を挟む上下のコイル間のギャップを
6mmから30mmに拡大して、加熱中における鋼帯の
幅方向の温度分布を測定したところ図2に示すように、
以下の問題点が明らかになった。なお、図2の横軸は加
熱時間(秒)であり、縦軸は加熱温度(℃)である。 (問題1)600℃以下の低温加熱領域においても、鋼
帯の幅方向の温度偏差が生じた。 (問題2)キュリー点(750℃)付近では鋼帯中央部
の加熱がしにくく、加熱温度がキュリー点に達しなか
った。 (問題3)鋼帯エッジ部の温度が800℃を超えてお
り、エッジ部の過加熱が大きくなった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な従来技術の問題点を解決し、鋼帯をキュリー点(75
0℃)以上に加熱でき、非磁性体も加熱でき、しかも、
板幅方向の均温性に優れた金属帯板の加熱装置を提供す
ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者らは、金属帯板の
幅方向の温度偏差が生じる原因を鋭意検討した結果、以
下のことが判明した。コイルサイズが大きくなると、コ
ア厚hが大きくなるため、エッジ部で渦電流の縮流長が
長くなって発熱量が多くなる。一方、中央部では、磁場
が拡散するために、同一投入電力では、磁束密度が小さ
くなるために、渦電流密度が低下して発熱量が小さくの
で、コイルサイズを大きくするに従って、エッジ部と中
央部の温度偏差が大きくなる。その結果、低温度付近か
らエッジ部の温度が過加熱気味となり、温度が上がると
その部分の抵抗は更に上がるため、高温度付近では、そ
の相乗効果で、極端にエッジ部の過加熱が発生すること
がわかった。
【0007】そこで、発明者らは、低温度付近では、加
熱の均温性のよい加熱方式を採用することで、低温度付
近からエッジ部の過加熱を防止するとともに、シングル
ターンコイルの電流の向きと反対方向の電流が流れる磁
場拡散防止コイルを設置して、中央部の磁束密度を大き
くし中央部の発熱量を増加させ、さらに、エッジ部過加
熱防止装置を設置することで、金属帯板の表裏を迂回し
て流れるエッジ部の渦電流の分流を行うことにより、エ
ッジ部の発熱量を低下させる方法を見出した。本発明の
要旨とするところは、許請求の範囲に記載した通りの下
記内容である。
【0008】(1)ソレノイド方式の誘導加熱コイルま
たは接触方式の通電加熱ロールと、シングルターン誘導
加熱コイルと、該シングルターン誘導加熱コイルの電流
と逆方向に電流を流すことにより磁場の拡散を防止する
磁場拡散防止コイルとを設けた金属帯板の加熱装置であ
って、該金属帯板の上面のシングルターン誘導加熱コイ
ルおよび磁場拡散防止コイルと、該金属帯板の下面のシ
ングルターン誘導加熱コイルおよび磁場拡散防止コイル
とを該金属帯板の長手方向に互いにシフトした位置に配
置することを特徴とする板幅方向の均温性に優れた金属
帯板の加熱装置。
【0009】(2)さらに、前記シングルターン誘導加
熱コイルに、該シングルターン誘導加熱コイルの電流と
同方向に電流を流すことにより前記金属帯板のエッジ部
の渦電流を分流して該エッジ部の過加熱を防止するエッ
ジ部過加熱防止コイルを設けることを特徴とする(1)
に記載の板幅方向の均温性に優れた金属帯板の加熱装
置。 (3)前記金属帯板の上面のエッジ部過加熱防止コイル
と、該金属帯板の下面のエッジ部過加熱防止コイルとを
該金属帯板の長手方向に互いにシフトした位置に配置す
ることを特徴とする(2)に記載の板幅方向の均温性に
優れた金属帯板の加熱装置。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図3乃至
図10を用いて詳細に説明する。 (第1の実施形態)本発明の第1の実施形態として、磁
場拡散防止コイル4,5を設けた例を図3乃至図5に示
す。図3は、本発明における金属帯板の加熱装置の実施
形態を例示する図である。金属鋼帯1は、渦電流が板幅
方向の断面内を流れることから板幅方向の均一加熱性に
優れるソレノイド方式誘導加熱コイル6にて、600℃
程度まで加熱される。これと同じく、板幅方向の均一加
熱性に優れる接触方式の通電加熱ロールを用いてもよ
い。ここに、通電加熱ロールとは、金属帯板に接触する
ロールであって、このロールから金属帯板に直接電流を
流して、そのジュール熱により金属帯板を加熱するもの
である。
【0011】ソレノイド方式誘導加熱コイル6の後段に
は、シングルターン誘導加熱コイル2,3が設置されて
おり、その横に、シングルターン誘導加熱コイル2,3
とはそれぞれ逆向きの電流を流すことにより磁場の拡散
を防止する磁場拡散防止コイル4,5が設けられてい
る。この磁場拡散防止コイル4,5により、キュリー点
(750℃)付近の加熱において磁場の拡散を防止する
ことにより、板幅方向の中央部分における磁束密度の低
下を防ぎ、板幅方向の中央部分の加熱温度を高めること
ができる。図4は、本発明における金属帯板の加熱装置
における第1の実施形態の鋼帯の長手方向の断面図であ
る。
【0012】鋼帯1の上面のシングルターン誘導加熱コ
イル2および磁場拡散防止コイル4と、鋼帯1の下面の
シングルターン誘導加熱コイル3および磁場拡散防止コ
イル5とをそれぞれ鋼帯1の長手方向に互いにシフトし
た位置に配置しているので、板幅方向断面の表層部を一
周している渦電流の表裏相殺が発生しないことから、キ
ュリー点(750℃)以上に加熱することができる。ま
た、アルミやSUS等の非磁性体を加熱することもでき
る。また、磁場を集中させ(磁束密度を高め)、加熱効
率を向上させるために、シングルターン誘導加熱コイル
2,3の鋼帯への対向面を除く外周3面を比透磁率が2
500と高く、高抵抗率のフェライトコア9で直接被覆
することが好ましい。
【0013】図5は、本発明における金属帯板の加熱装
置における第1の実施形態を用いて、鋼帯を加熱したと
きの、板幅方向の温度分布の変化を示す図である。板幅
70mm, 厚さ0.35mmの鋼板を用い、板速70mm/秒,
周波数20KHz, 電源出力50KW, コイル幅W:40mm, コア
厚h:20mm, ギャップG:30mmにて加熱を行った。先
願の板幅方向温度分布を示す図2と比較して、600℃
以下の低温部における板幅方向の温度偏差がなくなり、
キュリー点(750℃)付近における板幅方向の中央部
における加熱温度が著しく高くなっている。なお、図5
における、エッジ部の加熱温度が高くなっており、エッ
ジ部の過加熱現象が一部残っているが、これは、鋼帯の
エッジ部の上下面に銅板を設置して磁場を遮蔽すること
により、防止することができる。
【0014】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態として、磁場拡散防止コイル4,5およびエッジ部過
加熱防止コイル7,8を設けた例を図6乃至図10に示
す。図6は、本発明における金属帯板の加熱装置の第2
の実施形態を例示する図である。金属鋼帯1は、渦電流
が板幅方向の断面内を流れることから板幅方向の均一加
熱性に優れるソレノイド方式誘導加熱コイル6にて、6
00℃程度まで加熱される。これと同じく、板幅方向の
均一加熱性に優れる接触式通電加熱ロールを用いてもよ
い。
【0015】ソレノイド方式誘導加熱コイル6の後段に
は、シングルターン誘導加熱コイル2,3が設置されて
おり、その横に、シングルターン誘導加熱コイル2,3
とはそれぞれ逆向きの電流を流すことにより磁場の拡散
を防止する磁場拡散防止コイル4、5が設けられてい
る。この磁場拡散防止コイル4,5により、キュリー点
(750℃)付近の加熱において磁場の拡散を防止する
ことにより、板幅方向の中央部分の磁束密度の低下を防
ぎ、板幅方向の中央部分の加熱温度を高めることができ
る。ソレノイド方式誘導加熱コイル6とシングルターン
誘導加熱コイル2,3の間には、シングルターン誘導加
熱コイル2,3の電流とそれぞれ同方向に電流を流すこ
とにより金属帯板のエッジ部の渦電流を分流して該エッ
ジ部の過加熱を防止するエッジ部過加熱防止コイル7,
8が設けられている。このエッジ部過加熱防止コイル
7,8により、エッジ部の渦電流を分流することによ
り、エッジ部の渦電流の縮流現象を緩和して、エッジ部
の過加熱を著しく抑制することができる。
【0016】図7は、本発明における金属帯板の加熱装
置の第2の実施形態を例示する図であり、シングルター
ン誘導加熱コイル2,3と、エッジ部過加熱防止コイル
7,8の電源を共通にした例である。これにより、電源
装置の設置台数を低減することにより設備費を下げるこ
とができる。図8は、本発明における金属帯板の加熱装
置の第2の実施形態を例示する図であり、シングルター
ン誘導加熱コイル2,3, エッジ部過加熱防止コイル
7,8,ソレノイド方式の誘導加熱コイル6の電源を全
て共通化した例である。これにより、さらに、電源装置
の設置台数を低減することにより設備費を下げることが
できる。
【0017】図9は、本発明における金属帯板の加熱装
置における第2の実施形態の鋼帯の長手方向の断面図で
ある。鋼帯1の上面のシングルターン誘導加熱コイル
2,磁場拡散防止コイル4,およびエッジ部過加熱防止コ
イル7と、鋼帯1の下面のシングルターン誘導加熱コイ
ル3,磁場拡散防止コイル5およびエッジ部過加熱防止
コイル7とをそれぞれ鋼帯1の長手方向に互いにシフト
した位置に配置しているので、板幅方向断面の表層部を
一周している渦電流の表裏相殺が発生しないことから、
キュリー点(750℃)以上に加熱することができる。
また、アルミやSUS等の非磁性体を加熱することもで
きる。
【0018】ソレノイド方式誘導加熱コイル6とシング
ルターン誘導加熱コイル2,3の間には、シングルター
ン誘導加熱コイル2,3の電流とそれぞれ同方向に電流
を流すエッジ部過加熱防止コイル7,8が設けられてい
る。例えば、シングルターン誘導加熱コイル2,3に全
体の70%の電流を流し、残り30%の電流を金属帯板
の長手方向にずれた位置に設置されているエッジ部過加
熱防止コイル7,8に分流することにより、帯板のエッ
ジ部に発生する渦電流の縮流によるエッジ過熱は電流の
二乗で効いてくるのでエッジ過熱を約50%(0.7*0.7
=0.49)に低減することができる。また、磁場を集中さ
せ(磁束密度を高め)、加熱効率を向上させるために、
シングルターン誘導加熱コイル2,3の鋼帯への対向面
を除く外周3面を、比透磁率が2500と高く、高抵抗
率のフェライトコア9で直接被覆することが好ましい。
【0019】さらに、エッジ部を通過する渦電流の分流
量を調整するために、エッジ部過加熱防止コイル8の鋼
帯への対向面を除く外周3面を、比透磁率が2500と
高く、高抵抗率のフェライトコア9で直接被覆すること
が好ましい。図10は、本発明における金属帯板の加熱
装置を用いて、鋼帯を加熱したときの、板幅方向の温度
分布の変化を示す図である。板幅70mm,厚さ0.35mm
の鋼板を用い、板速70mm/秒,周波数20KHz,電源出力50
KW,コイル幅W:40mm,コア厚h:20mm,ギャップG:3
0mmにて加熱を行った。
【0020】その結果、中央部はキュリー点以上に加熱
でき、板幅方向の温度偏差も実用上の目標である+−3
0℃程度となっており、板幅方向に均一な温度分布が実
現できた。第1の実施形態における板幅方向温度分布を
示す図5と比較して、エッジ部における過加熱現象がな
くなっていることがわかる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、鋼帯をキュリー点以上
に加熱でき、非磁性体でも加熱でき、しかも、板幅方向
の均温性に優れた金属帯板の加熱装置を提供することが
でき、産業上有用な著しい効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 先願の金属帯板の加熱装置を示す断面図であ
る。
【図2】 先願の金属帯板の加熱装置を用いて加熱した
場合の板幅方向の温度分布を示す図である。
【図3】 本発明の金属帯板の加熱装置における第1の
実施形態を示す図である。
【図4】 本発明の金属帯板の加熱装置における第1の
実施形態の鋼帯の長手方向の断面図である。
【図5】 本発明の金属帯板の加熱装置における第1の
実施形態を用いて加熱した場合の板幅方向の温度分布を
示す図である。
【図6】 本発明の金属帯板の加熱装置における第2の
実施形態を示す図である。
【図7】 本発明の金属帯板の加熱装置における第2の
実施形態を示す図である。
【図8】 本発明の金属帯板の加熱装置における第2の
実施形態を示す図である。
【図9】 本発明の金属帯板の加熱装置における第2の
実施形態の鋼帯の長手方向の断面図である。
【図10】 本発明の金属帯板の加熱装置における第2
の実施形態を用いて加熱した場合の板幅方向の温度分布
を示す図である。
【符号の説明】
1:金属帯板 2:シングルターン誘導加熱コイル(帯板の上面) 3:シングルターン誘導加熱コイル(帯板の下面) 4:磁場拡散防止コイル(帯板の上面) 5:磁場拡散防止コイル(帯板の下面) 6:ソレノイド方式誘導加熱コイル 7:エッジ部過加熱防止コイル(帯板の上面) 8:エッジ部過加熱防止コイル(帯板の下面) 9:フェライトコア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝日山 亮 姫路市広畑区富士町1番地 新日本製鐵株 式会社広畑製鐵所内 (72)発明者 野村 育世 姫路市広畑区富士町1番地 新日本製鐵株 式会社広畑製鐵所内 Fターム(参考) 3K059 AA08 AB26 AB28 AD03 AD05 AD07 CD72

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソレノイド方式の誘導加熱コイルまた
    は接触方式の通電加熱ロールと、シングルターン誘導加
    熱コイルと、該シングルターン誘導加熱コイルの電流と
    逆方向に電流を流すことにより磁場の拡散を防止する磁
    場拡散防止コイルとを設けた金属帯板の加熱装置であっ
    て、該金属帯板の上面のシングルターン誘導加熱コイル
    および磁場拡散防止コイルと、該金属帯板の下面のシン
    グルターン誘導加熱コイルおよび磁場拡散防止コイルと
    を該金属帯板の長手方向に互いにシフトした位置に配置
    することを特徴とする板幅方向の均温性に優れた金属帯
    板の加熱装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記シングルターン誘導加熱コ
    イルに、該シングルターン誘導加熱コイルの電流と同方
    向に電流を流すことにより前記金属帯板のエッジ部の渦
    電流を分流して該エッジ部の過加熱を防止するエッジ部
    過加熱防止コイルを設けることを特徴とする請求項1に
    記載の板幅方向の均温性に優れた金属帯板の加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記金属帯板の上面のエッジ部過加熱防
    止コイルと、該金属帯板の下面のエッジ部過加熱防止コ
    イルとを該金属帯板の長手方向に互いにシフトした位置
    に配置することを特徴とする請求項2に記載の板幅方向
    の均温性に優れた金属帯板の加熱装置。
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