JP2003187136A - 発注システム、同システムを備えた自動車リース管理システム、発注システム用プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

発注システム、同システムを備えた自動車リース管理システム、発注システム用プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体

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JP2003187136A
JP2003187136A JP2001389044A JP2001389044A JP2003187136A JP 2003187136 A JP2003187136 A JP 2003187136A JP 2001389044 A JP2001389044 A JP 2001389044A JP 2001389044 A JP2001389044 A JP 2001389044A JP 2003187136 A JP2003187136 A JP 2003187136A
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Kazuo Iwata
一男 岩田
Hiroyuki Yoshida
博之 吉田
Yasuaki Kusakabe
康明 日下部
Taku Fukushima
卓 福島
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Japan Research Institute Ltd
Original Assignee
Japan Research Institute Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車リース業者が整備工場からの依頼に基
づいてリース車両の代替者としてレンタカーを発注する
ときに、複数のレンタカー業者に対し、予め設定した優
先順位に従い、自動的に且つ能率よく発注可能なシステ
ムを提供する。 【解決手段】 自動車リース業者又はシステム管理者に
設置されたサーバコンピュータ1に、各レンタカー業者
の発注優先順位を記録した優先順位テーブル32と、各
レンタカー業者の端末6に上記テーブル32から読み出
した優先順位に従ってレンタカー発注情報を送信すると
共に、そのレンタカー業者から配車不能の返答があった
とき、又は発注情報の送信後、所定の待ち時間内に返答
がなかったときに、順次優先順位が下位のレンタカー業
者に発注情報を送信するアプリケーションサーバ21と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は業務の発注システ
ム、同システムをリース車両の代替用レンタカーの発注
に用いた自動車リース管理システム、上記発注システム
用プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体
に関し、コンピュータを用いた業務の発注ないし管理の
技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】インターネット等の通信回線を用いた業
務の発注システムや仲介システム等が実用化されてい
る。この種のシステムは、ある業務の要求が発生したと
きに、その業務の発注情報を予め登録された複数のシス
テム加入業者に送信し、これらの業者から受注条件等を
含めた返答を得て発注先を決定するというもので、その
決定方式としては、例えば受注価格が最も低い業者を選
択するといった方式が通例である。
【0003】また、この種の発注システムに関連するも
のとして、特開2001−249992号公報には自動
車整備運営システムが開示されている。このシステム
は、複数の自動車リース会社と複数の自動車整備工場と
の間に介設されるものであって、各自動車リース会社と
各自動車整備工場間でやり取りされる情報の共通フォー
マットのプログラムと、各自動車リース会社間や各自動
車整備工場間などでの情報の遺漏を防止するセキュリテ
ィシステムとを備えたホストコンピュータを有し、この
ホストコンピュータと各自動車リース会社のコンピュー
タ及び各自動車整備工場のコンピュータとをインターネ
ットを介して接続したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の発注
システム或いは仲介システムのように、複数の発注先か
ら特定の発注先を選択する場合、必ずしも受注価格の低
い業者を選択すればよいというものではなく、例えば発
注元と提携関係の強い業者を選択することが要求された
り、過去の発注時における納期等を含めた業務内容の品
質等を考慮すべきであったりすることがある。そこで、
複数の発注先から1つの発注先を選択する場合、予め各
発注先についての発注優先順位を定めておき、その順位
に従って発注先を選択することが考えられる。
【0005】しかし、この場合、優先順位の上位の発注
先が受注を断ってきた場合に、次の優先順位の発注先に
改めて発注情報を提供して受注の打診を行なわなければ
ならないため、きわめて面倒であると共に、一つの発注
先の返答を得なければ次の発注先への打診を行なうこと
ができないため、発注先がその返答に手間取った場合な
ど、いたずらに時間を消費することになり、きわめて能
率が悪くなる。
【0006】また、上記公報に開示された自動車整備運
営システムでは、複数の自動車リース会社と複数の自動
車整備工場との間でやり取りされる情報のフォーマット
が共通化されるだけであるから、複数の自動車整備工場
から整備を発注する特定の整備工場を選択する場合の上
記のような問題には対処することができない。そして、
同様な問題は、リース車両の整備期間中にユーザーに代
替車として提供するレンタカーを複数のレンタカー業者
から選択して発注する場合にも発生する。
【0007】そこで、本発明は、業務を複数の発注先か
ら選択して発注する場合に、予め設定した優先順位に従
いながら、能率良く発注先を決定して発注することがで
きるシステム、及びそのシステムを用いてリース車両の
整備時に必要とされるレンタカーの発注を能率よく行な
い得るシステム等を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は上記課題
の解決のため、次のように構成したことを特徴とする。
【0009】まず、本願の請求項1に記載の発明は発注
システムに関するものであって、業務を発注する複数の
発注先の端末に通信回線を介して接続可能なサーバコン
ピュータを有し、該コンピュータに、予め設定された各
発注先の発注優先順位を記録する優先順位記録手段と、
各発注先の端末に上記通信回線を介して発注情報を送信
可能な発注情報送信手段と、発注作業の開始時に上記優
先順位記録手段から読み出した優先順位が上位の発注先
から上記発注情報送信手段により発注情報を送信させる
と共に、その発注先から受注不能の返答があったとき、
又は発注情報の送信後、所定の待ち時間内に返答がなか
ったときに、順次優先順位が下位の発注先に発注情報を
送信させる発注制御手段とが備えられていることを特徴
とする。
【0010】このシステムによれば、複数の発注先に対
し、予め設定された優先順位に従って業務の発注が行な
われることになるので、発注元との提携関係や各発注先
の過去の実績等を考慮しながら発注先を決定することが
可能となる。
【0011】そして、発注情報を送信した発注先が受注
を断った場合には、自動的に優先順位が次の発注先に発
注情報が送信されるので、次の発注先への発注手続を改
めて行なうことが不要となると共に、発注情報を送信し
た発注先から所定の待ち時間を経過しても返答が得られ
ない場合にも、次の発注先への発注情報の送信が自動的
に行われるので、いずれの場合にも、最初の発注開始手
続のみで、いたずらに時間を消費することなく、上記優
先順位に従って発注先を能率よく決定することが可能と
なる。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1の発注システムにおいて、優先順位記録手段から読
み出した各発注先の優先順位を一時的に変更する優先順
位変更手段を備え、発注制御手段は、この変更手段によ
って各発注先の優先順位が変更されたときは、その変更
された優先順位に従って発注先に発注情報を送信させる
ことを特徴とする。
【0013】この発明によれば、今回依頼する業務の内
容等により予め設定した優先順位が不適切であると判断
される場合に、優先順位変更手段により、その業務に限
って優先順位を変更することが可能となる。この場合、
その変更された順位に従って各発注先に発注情報が送信
されることになる。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、上記請求
項1又は請求項2の発注システムにおいて、各発注先ご
とに待ち時間を設定する待ち時間設定手段を備え、発注
制御手段は、現在発注中の発注先について上記設定手段
で設定された待ち時間内に返答がなかったときに、順次
優先順位が下位の発注先に発注情報を送信させることを
特徴とする。
【0015】この発明によれば、複数の発注先につい
て、個々に返答の待ち時間を設定することができるの
で、各発注先ごとに個別の事情や発注を成立させたい度
合等を考慮して待ち時間を設定することが可能となる。
【0016】一方、請求項4に記載の発明は、自動車リ
ース業者に備えられ、通信回線を介して自動車整備業者
の端末と複数のレンタカー業者の端末とに接続が可能と
されたサーバコンピュータを有する自動車リース管理シ
ステムに関するものであって、上記サーバコンピュータ
に、自動車整備業者の端末からのレンタカーの発注依頼
を受け付ける発注依頼受付手段と、予め設定された各レ
ンタカー業者の発注優先順位を記録する優先順位記録手
段と、各レンタカー業者の端末に上記通信回線を介して
レンタカーの発注情報を送信可能な発注情報送信手段
と、上記自動車整備業者の端末からのレンタカーの発注
依頼に基づき、上記優先順位記録手段から読み出した優
先順位が上位のレンタカー業者から上記発注情報送信手
段により発注情報を送信させると共に、そのレンタカー
業者から配車不能の返答があったとき、又は発注情報の
送信後、所定の待ち時間内に返答がなかったときに、順
次優先順位が下位のレンタカー業者に発注情報を送信さ
せる発注制御手段とが備えられていることを特徴とす
る。
【0017】この発明によれば、自動車リース業者との
契約に基づき、リース車両の整備を受託している自動車
整備業者からそのリース業者に対し、当該リース車両の
代替車としてレンタカーの発注依頼があったときに、複
数のレンタカー業者に対し、上記請求項1の発注システ
ムと同様に、予め設定された優先順位に従ってレンタカ
ーの発注が行なわれることになる。
【0018】そして、発注情報を受信したレンタカー業
者が配車を断った場合には、自動的に優先順位が次のレ
ンタカー業者に発注情報が送信されるので、次のレンタ
カー業者に対して改めて発注手続を行なうことが不要と
なると共に、先に発注情報を送信したレンタカー業者か
ら所定時間を経過しても返答が得られない場合も、次の
レンタカー業者へ自動的に発注情報が送信されることに
なり、いずれの場合にも、最初の発注開始手続のみで、
いたずらに時間を消費することなく、上記優先順位に従
ってレンタカーを発注する業者を能率よく決定すること
が可能となる。
【0019】なお、このシステムでは、整備業者につい
ても複数の業者を対象とすることが可能であり、この場
合、いずれの整備業者からレンタカーの発注依頼があっ
た場合にも、レンタカー業者の選択は上記の場合と同様
に行われる。
【0020】また、請求項5に記載の発明は、上記請求
項4のシステムにおいて、優先順位記録手段から読み出
した各レンタカー業者の優先順位を一時的に変更する優
先順位変更手段を備え、発注制御手段は、この変更手段
によって各レンタカー業者の優先順位が変更されたとき
は、その変更された優先順位に従ってレンタカー業者に
発注情報を送信させることを特徴とする。
【0021】さらに、請求項6に記載の発明は、上記請
求項4又は請求項5のシステムにおいて、各レンタカー
業者ごとに待ち時間を設定する待ち時間設定手段を備
え、発注制御手段は、現在発注中のレンタカー業者につ
いて上記設定手段で設定された待ち時間内に返答がなか
ったときに、順次優先順位が下位のレンタカー業者に発
注情報を送信させることを特徴とする。
【0022】これらの発明によれば、請求項4の自動車
リース管理システムにおいて、上記請求項2及び請求項
3の発明と同様の作用が得られることになる。
【0023】また、請求項7に記載の発明は、通信回線
を介して自動車リース業者の端末と自動車整備業者の端
末と複数のレンタカー業者の端末とに接続が可能とされ
たサーバコンピュータを有する自動車リース管理システ
ムに関するものであって、自動車整備業者の端末からの
レンタカーの発注依頼を自動車リース業者の端末に伝達
する発注依頼伝達手段と、予め設定された各レンタカー
業者の発注優先順位を記録する優先順位記録手段と、各
レンタカー業者の端末に上記通信回線を介してレンタカ
ーの発注情報を送信可能な発注情報送信手段と、上記自
動車整備業者の発注依頼に基づく自動車リース業者の端
末からのレンタカー発注指令に基づき、上記優先順位記
録手段から読み出した優先順位が上位のレンタカー業者
から上記発注情報送信手段により発注情報を送信させる
と共に、そのレンタカー業者から配車不能の返答があっ
たとき、又は発注情報の送信後、所定の待ち時間内に返
答がなかったときに、順次優先順位が下位のレンタカー
業者に発注情報を送信させる発注制御手段とが備えられ
ていることを特徴とする。
【0024】この請求項7の自動車リース管理システム
は、通信回線を介して、自動車リース業者の端末と、自
動車整備業者の端末と、複数のレンタカー業者の端末と
に接続されるサーバコンピュータを中心とするもので、
これら3種の業者の間に介在される点に特徴を有し、こ
の点で、自動車リース業者に備えられ、自動車整備業者
の端末と、複数のレンタカー業者の端末とに接続される
サーバコンピュータを中心とする請求項4〜請求項6の
システムと相違する。
【0025】この発明によれば、自動車リース業者との
契約に基づいてリース車両の整備を受託している自動車
整備業者からリース車両の代替車としてレンタカー発注
の依頼があったときに、その依頼がリース業者に伝達さ
れると共に、リース業者がその依頼を承認してレンタカ
ーの発注指令を発したときに、複数のレンタカー業者に
対し、上記請求項1の発注システムや請求項4の自動車
リース管理システムと同様に、そのリース業者が自社と
の提携関係等に基づいて予め設定した優先順位に従って
発注が行なわれることになる。
【0026】その場合に、この発明においても、発注情
報を送信したレンタカー業者が配車を断った場合や、所
定時間が経過しても返答が得られない場合に、自動的に
優先順位が次のレンタカー業者に発注情報が送信される
ことになり、最初の発注開始手続のみで、いたずらに時
間を消費することなく、優先順位に従って能率よく発注
作業を行なうことが可能となる。
【0027】なお、この請求項7のシステムでは、リー
ス業者及び整備業者についても複数の業者を対象とする
ことが可能であり、この場合、いずれの整備業者からの
レンタカー発注依頼に基づく場合にも、また、いずれの
リース業者からのレンタカー発注指令に基づく場合に
も、レンタカー業者の選択は上記の場合と同様に行われ
る。
【0028】そして、請求項8に記載の発明は、上記請
求項7のシステムにおいて、優先順位記録手段から読み
出した各レンタカー業者の優先順位を一時的に変更する
優先順位変更手段を備え、発注制御手段は、この変更手
段によって各レンタカー業者の優先順位が変更されたと
きは、その変更された優先順位に従ってレンタカー業者
に発注情報を送信させることを特徴とする。
【0029】また、請求項9に記載の発明は、上記請求
7又は請求項8のシステムにおいて、各レンタカー業者
ごとに待ち時間を設定する待ち時間設定手段を備え、発
注制御手段は、現在発注中のレンタカー業者について上
記設定手段で設定された待ち時間内に返答がなかったと
きに、順次優先順位が下位のレンタカー業者に発注情報
を送信させることを特徴とする。
【0030】これらの発明によれば、請求項7の自動車
リース管理システムにおいて、上記請求項2及び請求項
3の発明と同様の作用が得られる。
【0031】また、請求項10に記載の発明は、業務を
発注する複数の発注先の端末に通信回線を介して接続可
能とされたサーバコンピュータが備えられた発注システ
ムに用いられるプログラムに関するものであって、上記
コンピュータを、予め設定された各発注先の発注優先順
位を記録する優先順位記録手段、各発注先の端末に上記
通信回線を介して発注情報を送信可能な発注情報送信手
段、及び、発注作業の開始時に上記優先順位記録手段か
ら読み出した優先順位が上位の発注先から上記発注情報
送信手段により発注情報を送信させると共に、その発注
先から受注不能の返答があったとき、又は発注情報の送
信後、所定の待ち時間内に返答がなかったときに、順次
優先順位が下位の発注先に発注情報を送信させる発注制
御手段として機能させることを特徴とする。
【0032】また、請求項11に記載の発明は、上記請
求項10のプログラムにおいて、コンピュータを、優先
順位記録手段から読み出した各発注先の優先順位を一時
的に変更する優先順位変更手段として機能させると共
に、発注制御手段として機能させる場合において、上記
変更手段によって各発注先の優先順位が変更されている
ときは、その変更された優先順位に従って発注先に発注
情報を送信させるように機能させることを特徴とする。
【0033】さらに、請求項12に記載の発明は、上記
請求項10又は請求項11のプログラムにおいて、コン
ピュータを、各発注先ごとに待ち時間を設定する待ち時
間設定手段として機能させると共に、発注制御手段とし
て機能させるときは、現在発注中の発注先について上記
設定手段で設定された待ち時間内に返答がなかったとき
に、順次優先順位が下位の発注先に発注情報を送信させ
るように機能させることを特徴とする。
【0034】この請求項10から請求項12のプログラ
ムは請求項1から請求項3のシステムにそれぞれ対応す
るもので、これらのプログラムをコンピュータに搭載す
ることによって請求項1から請求項3のシステムがそれ
ぞれ構成されることになり、そのプログラムを実行する
ことにより、請求項1から請求項3のシステムと同様の
作用が得られる。
【0035】そして、請求項13に記載の発明は、上記
請求項10から請求項12のいずれかに記載の発注シス
テム用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な媒体に関し、この媒体をコンピュータにセットすれ
ば、請求項1から請求項3のいずれかのシステムが構成
されることになり、その媒体に記録されているプログラ
ムを実行することにより、請求項1から請求項3のいず
れかのシステムと同様の作用が得られる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0037】まず、第1の実施の形態について説明する
と、この実施の形態に係る自動車リース管理システム
は、図1に示すように、自動車リース会社に設置される
サーバコンピュータ1を中心として構成されており、こ
のサーバコンピュータ1に、インターネット2を介し
て、当該リース会社の業務管理者用の端末3及び業務担
当者用の端末4、自動車整備会社の整備工場に備えられ
た端末5、並びに複数のレンタカー会社にそれぞれ備え
られた端末6…6が接続可能とされている。
【0038】なお、当該リース会社が複数の自動車整備
会社ないし整備工場と取り引きがある場合には、サーバ
コンピュータ1には複数の整備工場端末5が接続される
ことになる。
【0039】また、このサーバコンピュータ1は、イン
ターネット2を介して上記各端末3〜6にWebページ
を送信するためのWebサーバ11を有し、このWeb
サーバ11に、アプリケーションサーバ21とデータベ
ースサーバ22とが備えられている。そして、これらの
サーバ21、22にプログラム格納部23、24が設け
られ、オンライン処理プログラム及びバッチ処理プログ
ラムがそれぞれ格納されている。
【0040】これらのプログラムのうち、オンライン処
理プログラムは、主としてレンタカー会社に対するレン
タカーの自動発注システムを作動させ、バッチ処理プロ
グラムは、この自動発注システムで必要とされるレンタ
カー会社からの返答の待ち時間の管理を行なう。
【0041】また、データベースサーバ22にはデータ
ベースの運用監視ツール25が備えられ、車両契約テー
ブル31、レンタカー発注優先順位テーブル32、レン
タカー発注依頼テーブル33、レンタカー発注状況テー
ブル34、制限時刻テーブル35、認証IDテーブル3
6、及びメールデータベース37の運用を監視するよう
になっている。
【0042】さらに、このサーバコンピュータ1には、
メールサーバ12と、上記データベースサーバ22から
該メールサーバ12へのメールデータの配信を制御する
配信サーバ13とが備えられ、上記メールデータベース
37に格納されている文面で、上記各端末3〜6にイン
ターネット2又はイントラネット7を介して電子メール
を送信するようになっている。
【0043】ここで、上記各テーブル及びデータベース
31〜37について説明すると、まず、車両契約テーブ
ル31は、リース会社と自動車整備会社との間で各リー
ス車両ごとに交わされた整備委託契約の内容を登録した
もので、図2に示すように、契約番号をキーとして、当
該リース車両の登録番、車名及びグレード等の各種車両
情報、契約期間の開始日及び終了日、使用者のコード、
名称及び住所等の各種使用者情報、並びに上記自動車整
備会社の当該リース車両の整備を担当する整備工場のコ
ード及び名称等を記録するようになっている。
【0044】また、レンタカー発注優先順位テーブル3
2は、リース会社が取り引きのある複数のレンタカー会
社について、提携関係や過去の実績等に基づいて予め設
定したレンタカーを発注するときの優先順位を登録した
もので、図3に示すように、例えば地域ごとに区分され
た各パターンについて順位1〜5の順番で各取引レンタ
カー会社のコード及び会社名を登録するようになってい
る。
【0045】また、レンタカー発注依頼テーブル33
は、整備工場からの依頼に基づいてレンタカーを発注す
る際の各種の条件等を記録するもので、図4に示すよう
に、レンタカーの発注が依頼されたリース車両について
の上記車両契約テーブル31に登録された契約番号をキ
ーとして、その車両の整備を担当する整備工場のコー
ド、レンタカーの配車先コードや名称等の各種の配車先
情報、配車する車両の区分、クラス及びミッション区分
等のレンタカー情報、レンタカーの使用期間、前日配車
の可否、使用理由並びに備考等を記録するようになって
いる。
【0046】また、レンタカー発注状況テーブル34
は、整備工場からの依頼に基づき、優先順位に従ってレ
ンタカー会社にレンタカーを発注している際の状況を記
録するもので、図5に示すように、整備工場からの依頼
に対してリース会社が付与した承認番号をキーとして、
承認者に関する情報、承認日、発注先レンタカー会社が
決定したときのその会社のコード、発注作業中における
現在発注中のレンタカー会社の順位等を記録すると共
に、発注先である各レンタカー会社のコード、各レンタ
カー会社ごとに予め設定された発注打診に対する返答の
待ち時間、返答内容、配車されるレンタカーのクラス、
及び整備中のリース車両よりも上級クラスのレンタカー
を配車する場合に料金を据え置くか否かを示す料金確認
フラグ等を優先順位ごとに記録するようになっている。
【0047】さらに、制限時刻テーブル35は、現在発
注中のレンタカー会社からの返答を待つ制限時刻を記録
するもので、承認番号をキーとして各承認案件ごとの制
限時刻を記録するようになっている。
【0048】なお、構成を図示しないが、認証IDテー
ブル36は、当該システムに加入している各業者のシス
テムへのログイン用認証ID等を登録したものであり、
またメールデータベース37は、各業者間で送信される
電子メールの各種文面を予め登録したものである。
【0049】次に、この自動車リース管理システムを中
心とするレンタカー発注作業の全体動作を説明する。
【0050】まず、このシステムにおいては、具体的な
レンタカーの発注作業に先立つ事前設定作業として、シ
ステム管理者であるリース会社の業務管理者が、図1に
示す端末3を用いて各レンタカー会社についての登録と
レンタカーを発注する際の優先順位の設定とを行なう。
【0051】つまり、上記業務管理者用端末3からイン
ターネット2を介して自社のサーバコンピュータ1にロ
グインし、事前設定作業を選択すると、図7に示す優先
順位設定画面3aが表示される。そこで、この画面3a
上で、例えばパターン1及びパターン2として東京地域
と大阪地域のそれぞれについて、複数のレンタカー会社
のコード及び会社名を発注優先順位に従って入力する。
この入力データは、確定ボタン3bをクリックすること
により、図3に示すレンタカー発注優先順位テーブル3
2に登録される。
【0052】そして、この事前設定作業が完了している
状態で、個々のレンタカー発注作業が行われることにな
り、次に、この作業の具体的動作を、図8に示す作業フ
ロー図に基づき、図9〜図31に示す各端末4〜6の操
作画面の説明図や、各端末4〜6に送信される電子メー
ルの内容を示す図を参照しながら説明する。
【0053】図8に符号Aで示すように、このレンタカ
ー発注作業は、リース会社と自動車整備会社との間の契
約に基づくリース車両の整備中に、その整備を担当して
いる整備工場から、代替車としてレンタカーの発注依頼
がリース会社のサーバコンピュータ1に発せられること
によって開始される。
【0054】即ち、整備工場の端末5からサーバコンピ
ュータ1にログインすれば、その端末5に図9に示すメ
ニュー画面5aが表示されるので、その中から「整備事
前承認依頼」の項目を選択すると共に、次に表示される
図10の検索画面5bで、今回のレンタカー発注依頼の
対象となっている整備中のリース車両を、例えば登録番
号等のデータに基づいて検索する。このとき、サーバコ
ンピュータ1に備えられている車両契約テーブル31か
ら当該整備工場が整備を担当しているリース車両に関す
るデータが読み出され、図11に示す整備担当車両一覧
画面5cに表示される。
【0055】その場合に、図10の検索画面5bで、図
示のように登録番号中の4桁の番号部分のみを入力すれ
ば、図11に示す一覧画面5cには、その番号部分が一
致する全ての整備中の車両が表示されるようになってい
る。
【0056】そこで、この一覧画面5c上で今回代替車
を依頼しようとしているリース車両を選択し、その詳細
ボタン5dをクリックすると、次に図12に示すよう
に、そのリース車両に関する整備事前承認依頼画面5e
が表示される。
【0057】この承認依頼画面5eには、車両契約テー
ブル31から読み出した当該リース車両ないしその使用
者に関する情報が表示されると共に、タイヤやバッテリ
等の大型部品についての交換承認を依頼するための入力
欄、及びレンタカーの発注を依頼するための入力欄が表
示される。そこで、整備工場の担当者は、今回必要とす
るレンタカーについての配車先や仕様、及び使用期間等
に関する情報を上記入力欄に入力し、承認依頼ボタン5
iクリックする。
【0058】このとき、リース会社におけるサーバコン
ピュータ1においては、上記の配車先やレンタカー等に
関する入力データが、図4のレンタカー発注依頼テーブ
ル33に、契約番号をキーとする新たなレコードとして
登録されると共に、該サーバコンピュータ1のメールサ
ーバ12からリース会社の業務担当者の端末4に、図1
3に示す事前承認を依頼する電子メールM1が送信され
る。
【0059】次に、図8に符号Bで示すように、この事
前承認依頼メールM1を受信したリース会社の業務担当
者は、その依頼に対する承認、非承認を決定することに
なるが、レンタカーの発注依頼を承認した場合には、符
号Cで示すように、サーバコンピュータ1により、レン
タカー会社に対するレンタカー発注作業が開始されるこ
とになる。
【0060】つまり、リース会社の業務担当者は、ま
ず、上記事前承認依頼メールM1により整備工場からの
事前承認の依頼を知ったとき或いは適宜時期に、端末4
からサーバコンピュータ1にログインすると共に、図1
4に示すメニュー画面4aで未承認の事前承認依頼の一
覧を選択し、図15に示す承認番号未発番一覧、即ち事
前承認依頼に対する承認、非承認を未だ決定していない
案件の一覧画面4bを開くことになる。
【0061】この画面4b上のレンタカーの欄には、当
該整備工場からレンタカー発注の依頼があった案件の情
報が表示される。そこで、今回、承認、非承認の検討を
行なおうとしている案件の詳細ボタン4cをクリックす
れば、その案件について、図16に示すレンタカー承認
画面4dが表示されることになる。
【0062】このレンタカー承認画面4dには、事前承
認の依頼元である整備工場に関する情報、その整備工場
で入力されて図4のレンタカー発注依頼テーブル34に
登録されたレンタカーの依頼内容に関する情報、図2の
車両契約テーブル31から読み出した当該リース車両及
びその使用者等に関する情報、並びに図3のレンタカー
発注優先順位テーブル32から読み出した各レンタカー
会社の発注優先順位に関する情報等が表示される。
【0063】そこで、リース会社の業務担当者は、これ
らの情報に基づいて当該整備工場からのレンタカー発注
の依頼を承認するか否かを検討し、その検討結果に応じ
て、画面4d上の承認ボタン4e、非承認ボタン4f、
又は保留ボタン4gのいずれかをクリックする。
【0064】なお、何らかの理由により当該承認依頼を
非承認とする場合において、上記非承認ボタン4fをク
リックした場合は、図17の非承認理由入力画面4hが
表示され、この画面上で非承認とした理由を入力するこ
とになる。そして、送信ボタン4iをクリックすれば、
図18に示すように、入力した文面の非承認通知メール
M2がサーバコンピュータ1のメールサーバ12から整
備工場の端末5に送信される。
【0065】これに対し、図16のレンタカー承認画面
4d上で、レンタカー発注優先順位欄に各レンタカー会
社についての返答待ち時間を入力した上で、承認ボタン
4eをクリックすれば、そのレンタカー発注依頼案件に
対して承認番号が付与されると共に、次に図19に示す
承認内容を確認するための承認確認画面4jが表示され
る。そして、この承認確認画面4jに表示されたレンタ
カーの発注依頼に関する情報、及び発注先レンタカーの
優先順位等を確認した上で、その内容に問題がなけれ
ば、発注開始ボタン4kをクリックすることになる。
【0066】これにより、先に付与した承認番号をキー
として、サーバコンピュータ1に備えられた図5の発注
状況テーブル34に新たなレコードが作成され、承認者
や承認日に関する情報と、各順位ごとのレンタカー会社
のコード及び上記の返答待ち時間とが登録されると共
に、詳細を後述するレンタカー自動発注システムが作動
を開始し、図3の優先順位テーブルから読み出されて画
面4jに表示されている各レンタカー会社に対し、その
優先順位に従ってレンタカーの発注作業が開始されるこ
とになる。
【0067】なお、今回のレンタカーの発注作業に限
り、各レンタカー会社の優先順位を優先順位テーブル3
2から読み出したものから変更することが可能とされて
いる。つまり、図19のレンタカー承認確認画面4jの
修正ボタン4lをクリックすれば、図16のレンタカー
承認画面4dが再び表示され、その画面4dの優先順位
欄で、各レンタカー会社の優先順位を変更することが可
能とされているのである。また、このとき、各レンタカ
ー会社についての返答待ち時間も修正することが可能で
ある。
【0068】以上のようにして、上記発注開始ボタン4
kのクリックによりレンタカーの自動発注作業が開始さ
れることになり、まず、図8に符号Dで示すように、優
先順位1位のレンタカー会社の端末6に、サーバコンピ
ュータ1のメールデータベース37に記録されている文
面で、メールサーバ12を介して図20に示す発注メー
ルM3が送信される。
【0069】そして、優先順位1位のレンタカー会社の
担当者がそのメールM3の内容を確認すれば、次に図8
に符号Eで示すように、その担当者が端末6からリース
会社のサーバコンピュータ1にログインし、発注内容を
確認した上で発注に応じるか否かを検討する。
【0070】つまり、優先順位1位のレンタカー会社の
端末6には、まず図21に示すメニュー画面6aが表示
され、この画面6a上で「レンタカー予約」の項目を選
択すれば、次に図22のレンタカー予約一覧画面6bが
表示されるので、担当者は先に確認している発注メール
M3の内容に対応する発注案件を選択し、その詳細ボタ
ン6cをクリックすることになる。
【0071】これにより、端末6には図23に示すレン
タカー予約画面6dが表示され、この画面6dに、上記
レンタカー発注状況テーブル34から読み出したリース
会社担当者(承認者)に関する情報と、レンタカー発注
依頼テーブル33や車両契約テーブル31から読み出し
た当該リース車両の使用者に関する情報、配車先に関す
る情報、及び要求されているレンタカーの車両区分等の
情報とが表示されるので、レンタカー会社の担当者はこ
れらの情報に基づいてレンタカーの配車が可能か否かを
検討することにになる。そして、その検討結果に基づい
て、配車可能ボタン6e、類似配車可能ボタン6f、又
は配車不能ボタン6gのいずれかを選択してクリックす
る。
【0072】ここで、図8に符号Fで示すように、優先
順位1位のレンタカー会社では、要求されている条件に
合致する車両がなく、端末6の画面6d上で配車不能ボ
タン6gをクリックしたものとする。この場合、図8に
符号Gで示すように、サーバコンピュータ1に配車不能
を示す信号が送信されると共に、その信号を受信したサ
ーバコンピュータ1からリース会社の業務担当者の端末
4に、符号Hで示すように、図24に示す配車不能メー
ルM4が送信されることになる。
【0073】そして、この電子メール4により、リース
会社の業務担当者は優先順位1位のレンタカー会社から
の配車不能の結果を確認することになるが、その確認作
業を要するまでもなく、自動発注システムの動作によ
り、図8に符号Iで示すように、優先順位2位のレンタ
カー会社の端末6に対し、図20に示す前述の発注メー
ルM3が改めて送信される。
【0074】この優先順位2位のレンタカー会社におい
ても、端末6からサーバコンピュータ1にログインすれ
ば、図21〜23の画面6a、6b、6dが順次表示さ
れるが、このレンタカー会社では検討を行なわず或いは
検討に手間取ったなどの結果、図8に符号Jで示すよう
に、そのレンタカー会社について設定されている返答待
ち時間の間に、配車可能ボタン6e、類似配車可能ボタ
ン6f及び配車不能ボタン6gのいずれもがクリックさ
れなかったものとする。
【0075】この場合、図8に符号Kで示すように、優
先順位3位のレンタカー会社の端末6に対し、再度、発
注メールM3が自動的に送信されることになる。
【0076】なお、優先順位2位のレンタカー会社にお
いて、上記返答待ち時間の経過後に、図22のレンタカ
ー予約一覧画面6bの詳細ボタン6cをクリックし、或
いは図23のレンタカー依頼画面6dの配車可能ボタン
6e又は類似配車可能ボタン6fをクリックしたとき
は、これらの画面6b、6dに返答待ち時間が経過した
ことを示す「時間切れ」の表示が行われ、上記ボタン6
c、6e、6fのクリックは無視される。
【0077】一方、上記優先順位3位のレンタカー会社
においては、発注メールM3を受信した後、端末6から
サーバコンピュータ1にログインし、図21のメニュー
画面6a及び図22のレンタカー依頼一覧画面6bを経
て、発注メールM3の内容に対応する図23のレンタカ
ー予約画面6dを開くことになる。そして、図8に符号
Lで示すように、この画面6dに表示される発注内容を
検討した上で配車可能と判断し、符号Mで示すように、
配車可能ボタン6eをクリックしたものとする。
【0078】この場合、図8に符号Nで示すように、そ
の優先順位3位のレンタカー会社の端末6からリース会
社のサーバコンピュータ1に配車可能を示す信号が送信
されると共に、その信号を受信したサーバコンピュータ
1からは、符号Oで示すように、自社の業務担当者の端
末4に図25に示す配車可能メールM5が送信される。
【0079】また、リース会社から発注された車両と同
じレンタカーの配車はできなくても、それと同等もしく
はクラスが上で類似した車両の配車が可能と判断した場
合は、当該レンタカー会社の担当者は、上記予約画面6
dのレンタカー会社備考欄に、配車可能クラスを入力す
ると共に、発注されたレンタカーより上級クラスの車両
を配車する場合に料金が発注車両の場合と同額でよいか
否かを表示し、その上で、類似配車可能ボタン6fをク
リックすることになる。この場合、図26に示す類似配
車可能メールM6がリース会社の業務担当者端末4に送
信される。
【0080】このようにして、優先順位の上位のレンタ
カー会社から配車不能の返答があった場合、或いは返答
待ち時間内に返答がなかった場合には、配車可能又は類
似配車可能の返答があるまで、順次下位のレンタカー会
社に対して自動的に発注動作が行われることになり、こ
の状況が図5の発注状況テーブル34の当該承認番号の
レコードに記録される。ここで、図5は上記の例におい
て優先順位3位のレンタカー会社から類似配車可能の返
答があった場合を示している。
【0081】この発注状況テーブル34の内容はリース
会社の業務担当者端末4によって随時確認することがで
き、上記配車可能メールM5又は類似配車可能メールM
6を受信したとき或いは適宜時期に、図8に符号Pで示
すように、正式発注を行なうことになる。この確認作業
及び正式発注は、具体的には次のように行なわれる。
【0082】まず、リース会社の業務担当者端末4の図
14に示すメニュー画面4a上で「レンタカー発注状況
一覧」の項目を選択すれば、図27に示すレンタカー発
注状況一覧画面4mが表示され、発注未確定の案件が列
挙される。この画面4mには、各案件ごとに、発注者と
してのリース会社の担当者の氏名、現在発注中のレンタ
カー会社に関する情報、対象となっているリース車両の
使用者やレンタカーの配車先等に関する情報、及び現在
の発注状況等が表示されるので、これらの情報に基づ
き、確認又は正式発注したい案件を選択して詳細ボタン
4nをクリックすれば、その案件についての発注先を決
定するための図28に示す発注先決定画面4oが表示さ
れる。
【0083】この発注先決定画面4oには、発注依頼テ
ーブル33から読み出したレンタカーの依頼内容に関す
る情報と、発注状況テーブル34から読み出した発注開
始から現時点までの各レンタカー会社の返答内容に関す
る情報とが表示される。そして、いずれかのレンタカー
会社から「配車可能」又は「類似配車可能」の返答があ
った場合において、その、返答内容に問題がなければ、
担当者は入力欄4pにそのレンタカー会社のコード及び
会社名を入力して、発注完了ボタン4qをクリックする
ことになる。
【0084】これにより、その会社へのレンタカーの発
注が確定し、図8に符号Qで示すように、サーバコンピ
ュータ1のメールサーバ12から発注が決定したレンタ
カー会社に対し、図29に示す正式発注メールM7が送
信されると共に、整備工場へは、図30に示すレンタカ
ーの手配が完了したことを示す手配完了通知メールM8
が送信されることになる。
【0085】また、予め設定された複数のレンタカー会
社のいずれについても、「配車不能」の返答があり、又
は時間切れとなった場合には、図31に示す引受先非決
定通知メールM9がリース会社の業務担当者端末4に送
信される。この場合、当該担当者は、その旨を電話等で
整備工場に連絡し、対応を検討することになる。
【0086】なお、図28の発注先決定画面4oにいず
れかのレンタカー会社からの「配車可能」の返答が表示
されている場合においても、次候補ボタン4rをクリッ
クすれば、先の会社からの「配車可能」の返答を無視し
て、次の順位のレンタカー会社に対して発注メールM3
を送信することができるようになっている。また、保留
ボタン4sをクリックすれば、現在、返答待ちのレンタ
カー会社についての制限時刻をキャンセルし、待ち時間
の経過を中断させることができるようなっている。
【0087】次に、上記の自動発注システムを作動させ
るプログラムについて説明する。
【0088】このプログラムは、図1のアプリケーショ
ンサーバ21のプログラム格納部23に格納されたオン
ライン処理プログラムと、データベースサーバ22のプ
ログラム格納部24に格納されたバッチ処理プログラム
とに大別され、そのうち、オンライン処理プログラム
は、前述のレンタカー発注作業において、図19に示す
リース会社の業務担当者端末4におけるレンタカー承認
確認画面4jの発注開始ボタン4kをクリックしたと
き、及びその後の各端末における所定のボタンのクリッ
ク操作によりそれぞれ作動する複数のプログラムによっ
て構成されている。
【0089】まず、このオンライン処理プログラムにつ
いて説明すると、リース会社の担当者がレンタカー会社
からのレンタカーの発注依頼を承認し、上記レンタカー
承認画面4jの発注開始ボタン4kをクリックしたもの
とすると、この信号がサーバコンピュータ1のアプリケ
ーションサーバ21に伝達されることにより、まず図3
2にフローチャートを示す初回発注処理プログラムが動
作する。
【0090】このプログラムによれば、まずステップS
1で、図5の発注状況テーブル34に、今回の発注承認
に際して設定した承認番号をキーとするレコードを新規
作成すると共に、ステップS2で、そのレコードの各欄
に、優先順位テーブル32から読み出され或いは図16
のレンタカー承認画面4d上で修正されて上記レンタカ
ー承認画面4jに表示された順位で、各レンタカー会社
のコードや返答待ち時間等のデータを記録する。
【0091】次いで、ステップS3で、この発注状況テ
ーブル34の新たに作成したレコードのステータス欄に
「発注中」と書き込むと共に、ステップS4で、同レコ
ードの現在順位欄に「1」と書き込む。
【0092】また、ステップS5で、図6の制限時刻テ
ーブル35に上記承認番号のレコードを新たに作成する
と共に、ステップS6で、そのレコードの制限時刻の欄
に、現在の時刻に、上記発注状況テーブル34の待ち時
間の欄に書き込んだ優先順位1位のレンタカー会社につ
いての返答待ち時間を加えた時刻を「制限時刻」として
書き込む。
【0093】そして、ステップS7で、その優先順位1
位のレンタカーの端末6に、メールサーバ12を介し
て、メールデータベース37から読み出した文面で、図
20の発注メールM3を送信する。
【0094】次に、この発注メールM3に対し、優先順
位1位のレンタカー会社の端末6において、図23のレ
ンタカー予約画面6d上で配車不能ボタン6gがクリッ
クされたものとすると、この信号を受信したサーバコン
ピュータ1のアプリケーションサーバ22においては、
図33にフローチャートを示す次候補発注処理プログラ
ムが動作する。
【0095】このプログラムによれば、まずステップS
11で、発注状況テーブル34の当該承認番号について
のレコードの現在順位の欄を読み込み、これが「最終順
位」であるか、「最終順位以外」であるかを判定する。
【0096】現時点では、発注中のレンタカー会社は優
先順位が1位であって「最終順位以外」であるから、次
にステップS12を実行し、現在順位の欄をその欄に記
録されている現在順位を示す値に1を加えた値に更新す
る。つまり、現在順位を1つ繰り下げ、「2」とする。
【0097】次に、ステップS13で、同じく発注状況
テーブル34のステータス欄を読み込み、「発注中」で
あるか「保留」又は「返答あり」であるかを判定する。
そして、現時点は優先順位1位のレンタカー会社に対す
る「発注中」であるから、次にステップS14を実行
し、制限時刻テーブル35における当該承認番号のレコ
ードの制限時刻欄に記録されている時刻を、その時点の
現在時刻に、繰り下げた順位、即ち優先順位2位のレン
タカー会社について設定されている返答待ち時間を加え
た時刻に更新する。
【0098】その上で、ステップS15で、その2位の
レンタカー会社の端末6に対し、前回と同様にして発注
メールM3を送信する。
【0099】このようにして、優先順位順に発注メール
M3を順次送信することになるが、このメールM3に対
し、いずれかの順位のレンタカー会社から「配車可能」
又は「類似配車可能」の返答があったとき、即ちいずれ
かのレンタカー会社の端末6において、図23のレンタ
カー予約画面6b上で配車可能ボタン6e又は類似配車
可能ボタン6fがクリックされたときは、この信号を受
信したサーバコンピュータ1のアプリケーションサーバ
21においては、図34にフローチャートを示す配車可
能プログラムが作動する。
【0100】このプログラムにおいては、まずステップ
S21で、「配車可能」又は「類似配車可能」の返答を
したレンタカー会社の優先順位が、発注状況テーブル3
4の当該承認番号のレコードの現在順位欄に記録されて
いる順位に等しいか否かを判定する。
【0101】そして、等しい場合には、ステップS22
で、そのレコードの当該順位の返答内容の欄に「配車可
能」又は「類似配車可能」と書き込むと共に、類似配車
可能の場合は、さらに「配車クラス」及び「料金確認フ
ラグ」の欄にも必要な情報を記録する。そして、ステッ
プS23で、そのレコードのステータス欄に「返答あ
り」と記録する。
【0102】また、この「配車可能」又は「類似配車可
能」の返答により、制限時刻の管理は不要となるから、
ステップS24で、制限時刻テーブル35における当該
承認番号のレコードの全体を削除すると共に、ステップ
S25で、メールデータベース37から読み出した文面
で、リース会社の業務担当者の端末4に図25の配車可
能メールM5又は図26の類似配車可能メールM6を送
信する。
【0103】なお、ステップS21で、「配車可能」又
は「類似配車可能」の返答をしたレンタカー会社の優先
順位が発注状況テーブル34の当該承認番号のレコード
の現在順位欄に記録されている順位に等しくない場合、
つまり、後述する制限時刻の管理において、制限時刻ま
でに返答がなかったために発注状況テーブル34に記録
されている現在順位が繰り下げられた場合は、ステップ
S26で、「配車可能」又は「類似配車可能」の返答を
したレンタカー会社の端末6に「時間切れ」の表示を行
ない、そのレンタカー会社についての配車可能プログラ
ムの実行を終了する。
【0104】さらに、「配車可能」又は「類似配車可
能」の返答があった後、リース会社の担当者が端末4に
おいて図28のレンタカー発注先決定画面4oを開き、
その画面4oに表示された情報に基づき、その返答をし
た会社をレンタカー発注先に決定すべく、発注完了ボタ
ン4qをクリックしたものとすると、その信号を受信し
たサーバコンピュータ1のアプリケーションサーバ21
においては、図35にフローチャートを示す発注完了プ
ログラムが作動する。
【0105】このプログラムにおいては、まずステップ
S31で、発注状況テーブル34の当該レコードのステ
ータス欄に「完了」と記録すると共に、ステップS32
で、同レコードの決定発注先の欄に、リース会社の担当
者が上記発注完了ボタン4qをクリックしたときのレン
タカー会社のコードを記録する。
【0106】そして、ステップS33で、そのレンタカ
ー会社の端末6に対し、メールデータベース37から文
面を読み出した図29の正式発注メールM7を送信する
と共に、ステップS34で、レンタカーの発注を依頼し
た整備工場の端末5に対し、同じくメールデータベース
37から読み出した文面で、図30の手配完了通知メー
ルM8を送信する。
【0107】一方、レンタカー会社からの「配車可能」
又は「類似配車可能」の返答に対し、リース会社の担当
者が直ちにその会社を発注先に決定せず、図28の発注
先決定画面4o上で保留ボタン4sをクリックした場合
は、図36にフローチャート示す保留プログラムが作動
する。
【0108】このプログラムでは、ステップS41で、
発注状況テーブル34の当該承認番号のレコードのステ
ータス欄に「保留」と記録すると共に、ステップS42
で、制限時刻テーブル35の当該承認番号のレコードの
全体を削除し、制限時間の管理を一旦打ち切る。
【0109】なお、その後、保留にしたレンタカー会社
への発注を決定し、担当者が上記発注先決定画面4o上
で発注完了ボタン4qをクリックした場合は、前述の場
合と同様に、図35にフローチャートを示す発注完了プ
ログラムが作動し、発注状況テーブル34の当該レコー
ドのステータス欄に「完了」と記録すると共に、同レコ
ードの決定発注先欄に、発注先決定画面4o上で発注完
了ボタン4qをクリックしたときのレンタカー会社のコ
ードを記録する。また、そのレンタカー会社の端末6に
図29の正式発注メールM7を送信すると共に、整備工
場の端末5に図30に示す手配完了通知メールM8を送
信する。
【0110】また、レンタカー会社からの「配車可能」
又は「類似配車可能」の返答に対しリース会社の担当者
がそのレンタカー会社への発注を決定せず、上記保留処
理の後或いは直ちに、図28の発注先決定画面4o上で
次候補ボタン4rをクリックした場合は、前述の「配車
不能」の返答があった場合と同様に、図33にフローチ
ャートを示す次候補発注処理プログラムが実行されるこ
とになる。
【0111】この場合は、発注状況テーブル34のステ
ータス欄は「保留」又は「返答あり」となっている。し
たがって、ステップS11で、発注状況テーブル34の
当該承認番号についてのレコードの現在順位の欄が「最
終順位以外」であることを判定し、ステップS12で、
現在順位を繰り下げた後、ステップS13でステータス
を判定したときに、次にステップS16を実行すること
になる。
【0112】つまり、このステップS16で、まず発注
状況テーブル34のステータス欄を「発注中」に書き換
えると共に、この場合は制限時刻テーブル35の当該承
認番号のレコードは既に削除された状態にあるから、ス
テップS17で、制限時刻テーブル35に当該承認番号
についてのレコードを改めて作成する。
【0113】そして、ステップS14で、そのレコード
の制限時刻の欄に、現在時刻に順位を繰り下げたレンタ
カー会社について設定されている返答待ち時間を加えた
時刻を「制限時刻」として記録すると共に、ステップS
15で、繰り下げた順位のレンタカー会社の端末6に前
述の発注メールM3を送信する。
【0114】なお、レンタカー発注先決定画面4oの次
候補ボタン4rがクリックされた場合、及びレンタカー
会社から「配車不能」の返答があった場合において、図
33の次候補発注プログラムが作動したときに、ステッ
プS11で判定した現在順位が最終順位であった場合は
ステップS18が実行され、リース会社の担当者の端末
4に図31の引受先非決定通知メールM9が送信され
る。そして、これをもって自動発注システムの動作が終
了する。
【0115】ところで、この自動発注システムにおいて
は、上記のようにレンタカー会社から「配車不能」の返
答があった場合に、自動的に優先順位が次のレンタカー
会社への発注動作が開始されるように動作するが、これ
と並行して発注時からの返答待ち時間による制御が行わ
れるようになっており、次にこの制御を行なうバッチ処
理プログラムについて説明する。
【0116】このプログラムは、図37に示すフローチ
ャートに従って例えば1分毎に自動的に実行されるよう
になっているもので、まずステップS51で、制限時刻
テーブル35に次に制限時間をチェックする必要がある
承認番号のレコードが存在するか否かを判定し、存在す
る場合には、ステップS52で、現時点の時刻がそのレ
コードの「制限時刻」欄に記録されている時刻を経過し
ているか否かを判定する。そして、経過していない場合
にはステップS51に戻り、次の承認番号のレコードが
存在しておれば、そのレコードについて改めてステップ
S52を実行する。
【0117】そして、いずれかの承認番号のレコードに
ついて現時刻が制限時刻を経過していることを判定した
ときには、次にステップS53を実行し、発注状況テー
ブル34の現在順位を参照して、現在発注中のレンタカ
ー会社の順位が「最終順位」であるか「最終順位以外」
であるかを判定する。
【0118】現在発注中のレンタカー会社の優先順位が
「最終順位以外」の場合には、次にステップS54を実
行し、発注状況テーブル34の現在順位の欄に記録され
ている値に1を加算し、現在順位を1つ繰り下げると共
に、ステップS55で、制限時刻テーブル35の当該承
認番号のレコードの制限時刻を、現在の時刻に繰り下げ
た順位のレンタカー会社の返答待ち時間を加算した時刻
に更新し、制限時刻の管理を改めて開始する。そして、
ステップS56で、繰り下げた後の順位のレンタカー会
社に図20の発注メールM3を送信する。
【0119】これにより、制限時刻までに返答がなかっ
たレンタカー会社に対する発注処理は終了することにな
り、その後、その会社から例えば「配車可能」等の返答
がきても、図34にフローチャート示す「配車可能」処
理は行なわれず、また、図28の発注先決定画面4oに
おける発注状況欄の当該レンタカー会社の返答欄には、
「時間切れ」と表示される。
【0120】また、上記バッチ処理プログラムのステッ
プS53で、制限時刻を経過している承認番号のレコー
ドが、発注状況テーブル34の現在順位において最終順
位に相当する順位とされている場合には、ステップS5
7を実行して、制限時刻テーブル35の当該承認番号の
レコードを削除すると共に、ステップS58で、発注状
況テーブル34のステータス欄に「返答なし」と書き込
み、さらにステップS59で、リース会社の担当者の端
末4に図31の引受先非決定通知メールM9を送信し、
発注作業を終了する。
【0121】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0122】この実施の形態は、当該自動車リース管理
システムの中心となるサーバコンピュータがリース会社
から独立したシステム管理者に設けられ、自動車整備会
社やレンタカー会社と同様に、リース会社も加入者とし
てこのシステムに参加する場合のものである。
【0123】この第2の実施の形態に係るシステムの全
体構成を説明すると、図38に示すように、このシステ
ムの中心となるサーバコンピュータ1′には、インター
ネット2′を介して、リース会社の端末3′、自動車整
備会社の整備工場に備えられた端末5′、並びに複数の
レンタカー会社にそれぞれ備えられた端末6′…6′が
接続可能とされている。
【0124】このサーバコンピュータ1′は、第1の実
施の形態のサーバコンピュータ1と同じ構成であり、ア
プリケーションサーバ21′とデータベースサーバ2
2′とで構成されて上記各端末3′、5′、6′にWe
bページを送信するWebサーバ11′と、上記データ
ベース22′に配信サーバ13′を介して接続されて、
上記各端末3′、5′、6′に電子メールを送信するメ
ールサーバ12′とが備えられている。
【0125】また、上記アプリケーションサーバ21′
及びデータベースサーバ22′にはプログラム格納部2
3′、24′が設けられ、オンライン処理プログラム及
びバッチ処理プログラムがそれぞれ格納されていると共
に、データベースサーバ22′にはデータベースの運用
監視ツール25′が備えられ、データベースとしての車
両契約テーブル31′、レンタカー発注優先順位テーブ
ル32′、レンタカー発注依頼テーブル33′、レンタ
カー発注状況テーブル34′、制限時刻テーブル3
5′、認証IDテーブル36′、及びメールデータベー
ス37′の運用を監視するようになっている。
【0126】ここで、上記各テーブル及びデータベース
31′〜37′は、基本的には第1の実施の形態におけ
るテーブル及びデータベース31〜37と同じである
が、リース会社と自動車整備会社との間のリース車両の
整備契約の内容を記録する車両契約テーブル31′、及
び整備工場からのレンタカーの発注依頼を記録するレン
タカー発注依頼テーブル33′については、リース会社
が独自に付与する整備契約の契約番号だけではいずれの
リース会社の契約かを特定できないため、図39、図4
0に符号a、bで示すように、これらのテーブル3
1′、33′にはリース会社コードの記録欄を設け、こ
のコードと契約番号とで案件を特定するようになってい
る。
【0127】したがって、リース会社と整備工場との間
で新たな契約が交わされ、車両契約テーブル31′に新
たなレコードを登録する場合、及びリース会社の端末
4′で、整備工場からのレンタカーの発注依頼を承認し
た場合において、発注依頼テーブル33′に新たなレコ
ードを作成する場合には、そのリース会社のコードが書
き込まれることになる。
【0128】なお、リース会社がレンタカー会社からの
発注依頼を承認すれば承認番号が付与されることになる
が、この承認番号はシステム全体を通じてユニークに付
与されるので、その承認後の情報を管理するレンタカー
発注状況テーブル34′には、リース会社コードの記録
は行われない。
【0129】また、この第2の実施の形態においても、
レンタカー発注作業に先立つ事前設定作業として、リー
ス会社による各レンタカー会社の発注優先順位の設定が
行なわれるが、システム管理者がいずれのリース会社が
設定した優先順位であるかを認識可能とするため、この
実施の形態においては、図41に符号cで示すように、
レンタカー発注優先順位テーブル32′に、リース会社
のコードを記録する欄が設けられている。
【0130】そして、この第2の実施の形態において
も、具体的なレンタカーの発注作業は、図8に示す作業
フロー図に従って行われるが、同図に符号Aで示す整備
工場からリース会社へのレンタカー発注の事前承認の依
頼に際しては、その依頼をいずれのリース会社に対して
行なうかを認識する必要があるため、図42の整備工場
の端末5′の整備担当車両一覧画面5c′には、符号d
で示すように、リース会社のコードが示されるようにな
っている。
【0131】また、図8に符号E、Lで示すレンタカー
会社での発注内容確認作業に際しても、配車不能、配車
可能又は類似配車可能の検討を行なうときに、その発注
がいずれのリース会社からのものかを認識する必要があ
るので、図43に示すレンタカー会社の端末6のレンタ
カー予約一覧画面6b′に、符号eで示すように、リー
ス会社のコードが表示されるようになっている。そし
て、この一覧画面6b′で該当案件を選択した際に表示
されるレンタカー予約画面6d′にも、図44に符号f
で示すように、リース会社担当者の欄にリース会社のコ
ードと会社名とが表示されるようになっている。
【0132】以上の点を除き、この第2の実施の形態は
第1の実施の形態と同様の構成と作用とを有し、特定の
リース会社と整備工場との間の契約に基づくレンタカー
の発注案件ごとに、複数のレンタカー会社に対する優先
順位に従うレンタカーの発注作業が自動的に行なわれる
ことになる。
【0133】なお、この第2の実施の形態では、自動車
整備会社ないし整備工場と同様に、リース会社について
も複数の会社がシステムに参加することが可能となる。
【0134】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る発注システ
ム、発注システム用プログラム及びそのプログラムを記
録した記録媒体によれば、複数の発注先に対し、予め設
定された優先順位に従って業務の発注が行なわれること
になるので、発注元との提携関係や各発注先の過去の実
績等を考慮しながら発注先を決定することが可能とな
る。
【0135】そして、発注情報を送信した発注先が受注
を断った場合には、自動的に優先順位が次の発注先に発
注情報が送信されるので、次の発注先への発注手続を改
めて行なうことが不要となると共に、先に発注情報を送
信した発注先から所定の待ち時間が過しても返答が得ら
れない場合も、次の発注先へ自動的に発注情報が送信さ
れることになり、いずれの場合も、最初の発注開始手続
のみで、いたずらに時間を消費することなく、上記優先
順序に従って能率よく発注先を決定することが可能とな
る。
【0136】また、本発明に係る自動車リース管理シス
テムによれば、上記の発注システムを利用しているの
で、自動車整備業者から整備中のリース車両の代替車と
してレンタカーの発注依頼があったときに、複数のレン
タカー業者の中から、予め設定された優先順位に従い、
能率よく発注先を決定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る自動車リー
ス管理システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 同システムで用いられる車両契約テーブルの
説明図である。
【図3】 レンタカー発注優先順位テーブルの説明図で
ある。
【図4】 レンタカー発注依頼テーブルの説明図であ
る。
【図5】 レンタカー発注状況テーブルの説明図であ
る。
【図6】 制限時刻テーブルの説明図である。
【図7】 リース会社の端末の発注優先順位設定画面の
説明図である。
【図8】 レンタカー発注作業の作業フロー図である。
【図9】 整備工場の端末のメニュー画面の説明図であ
る。
【図10】 同じく整備担当車両検索画面の説明図であ
る。
【図11】 同じく整備担当車両一覧画面の説明図であ
る。
【図12】 同じく整備事前承認依頼画面の説明図であ
る。
【図13】 承認依頼メールの説明図である。
【図14】 リース会社の端末のメニュー画面の説明図
である。
【図15】 同じく承認番号未発番一覧画面の説明図で
ある。
【図16】 同じくレンタカー承認画面の説明図であ
る。
【図17】 同じく非承認理由入力画面の説明図であ
る。
【図18】 非承認通知メールの説明図である。
【図19】 リース会社の端末のレンタカー承認確認画
面の説明図である。
【図20】 レンタカー発注メールの説明図である。
【図21】 レンタカー会社の端末のメニュー画面の説
明図である。
【図22】 同じくレンタカー予約一覧画面の説明図で
ある。
【図23】 同じくレンタカー予約画面の説明図であ
る。
【図24】 配車不能メールの説明図である。
【図25】 配車可能メールの説明図である。
【図26】 類似配車可能メールの説明図である。
【図27】 リース会社の端末のレンタカー発注状況一
覧画面の説明図である。
【図28】 同じくレンタカー発注先決定画面の説明図
である。
【図29】 正式発注メールの説明図である。
【図30】 手配完了通知メールの説明図である。
【図31】 引受先非決定通知メールの説明図である。
【図32】 同システムで用いられる初回発注処理プロ
グラムの動作を示すフローチャートである。
【図33】 次候補発注処理プログラムの動作を示すフ
ローチャートである。
【図34】 配車可能処理プログラムの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図35】 発注完了処理プログラムの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図36】 保留処理プログラムの動作を示すフローチ
ャートである。
【図37】 制限時刻管理プログラムの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図38】 本発明の第2の実施の形態に係る自動車リ
ース管理システムの全体構成を示すブロック図である。
【図39】 同システムで用いられる車両契約テーブル
の説明図である。
【図40】 レンタカー発注依頼テーブルの説明図であ
る。
【図41】 レンタカー発注優先順位テーブルの説明図
である。
【図42】 整備工場の端末の整備担当車両一覧画面の
説明図である。
【図43】 レンタカー会社の端末のレンタカー予約一
覧画面の説明図である。
【図44】 同じくレンタカー予約画面の説明図であ
る。
【符号の説明】
1、1′ サーバコンピュータ 11、11′ Webサーバ(発注情報送信手段) 12、12′ メールサーバ(発注情報送信手段) 21、21′ アプリケーションサーバ(発注制御手
段) 22、22′ データベースサーバ(発注制御手段) 32、32′ 優先順位記録手段(優先順位テーブ
ル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 卓 東京都千代田区一番町16番 株式会社日本 総合研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 業務を発注する複数の発注先の端末に通
    信回線を介して接続可能なサーバコンピュータを有し、
    該コンピュータに、予め設定された各発注先の発注優先
    順位を記録する優先順位記録手段と、各発注先の端末に
    上記通信回線を介して発注情報を送信可能な発注情報送
    信手段と、発注作業の開始時に上記優先順位記録手段か
    ら読み出した優先順位が上位の発注先から上記発注情報
    送信手段により発注情報を送信させると共に、その発注
    先から受注不能の返答があったとき、又は発注情報の送
    信後、所定の待ち時間内に返答がなかったときに、順次
    優先順位が下位の発注先に発注情報を送信させる発注制
    御手段とが備えられていることを特徴とする発注システ
    ム。
  2. 【請求項2】 優先順位記録手段から読み出した各発注
    先の優先順位を一時的に変更する優先順位変更手段が備
    えられ、発注制御手段は、この変更手段によって各発注
    先の優先順位が変更されたときは、その変更された優先
    順位に従って発注先に発注情報を送信させることを特徴
    とする請求項1に記載の発注システム。
  3. 【請求項3】 各発注先ごとに待ち時間を設定する待ち
    時間設定手段が備えられ、発注制御手段は、現在発注中
    の発注先について上記設定手段で設定された待ち時間内
    に返答がなかったときに、順次優先順位が下位の発注先
    に発注情報を送信させることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の発注システム。
  4. 【請求項4】 自動車リース業者に備えられ、通信回線
    を介して自動車整備業者の端末と複数のレンタカー業者
    の端末とに接続が可能とされたサーバコンピュータを有
    する自動車リース管理システムであって、上記サーバコ
    ンピュータに、自動車整備業者の端末からのレンタカー
    の発注依頼を受け付ける発注依頼受付手段と、予め設定
    された各レンタカー業者の発注優先順位を記録する優先
    順位記録手段と、各レンタカー業者の端末に上記通信回
    線を介してレンタカーの発注情報を送信可能な発注情報
    送信手段と、上記自動車整備業者の端末からのレンタカ
    ーの発注依頼に基づき、上記優先順位記録手段から読み
    出した優先順位が上位のレンタカー業者から上記発注情
    報送信手段により発注情報を送信させると共に、そのレ
    ンタカー業者から配車不能の返答があったとき、又は発
    注情報の送信後、所定の待ち時間内に返答がなかったと
    きに、順次優先順位が下位のレンタカー業者に発注情報
    を送信させる発注制御手段とが備えられていることを特
    徴とする自動車リース管理システム。
  5. 【請求項5】 優先順位記録手段から読み出した各レン
    タカー業者の優先順位を一時的に変更する優先順位変更
    手段が備えられ、発注制御手段は、この変更手段によっ
    て各レンタカー業者の優先順位が変更されたときは、そ
    の変更された優先順位に従ってレンタカー業者に発注情
    報を送信させることを特徴とする請求項4に記載の自動
    車リース管理システム。
  6. 【請求項6】 各レンタカー業者ごとに待ち時間を設定
    する待ち時間設定手段が備えられ、発注制御手段は、現
    在発注中のレンタカー業者について上記設定手段で設定
    された待ち時間内に返答がなかったときに、順次優先順
    位が下位のレンタカー業者に発注情報を送信させること
    を特徴とする請求項4又は請求項5に記載の自動車リー
    ス管理システム。
  7. 【請求項7】 通信回線を介して自動車リース業者の端
    末と自動車整備業者の端末と複数のレンタカー業者の端
    末とに接続が可能とされたサーバコンピュータを有する
    自動車リース管理システムであって、自動車整備業者の
    端末からのレンタカーの発注依頼を自動車リース業者の
    端末に伝達する発注依頼伝達手段と、予め設定された各
    レンタカー業者の発注優先順位を記録する優先順位記録
    手段と、各レンタカー業者の端末に上記通信回線を介し
    てレンタカーの発注情報を送信可能な発注情報送信手段
    と、上記自動車整備業者の発注依頼に基づく自動車リー
    ス業者の端末からのレンタカー発注指令に基づき、上記
    優先順位記録手段から読み出した優先順位が上位のレン
    タカー業者から上記発注情報送信手段により発注情報を
    送信させると共に、そのレンタカー業者から配車不能の
    返答があったとき、又は発注情報の送信後、所定の待ち
    時間内に返答がなかったときに、順次優先順位が下位の
    レンタカー業者に発注情報を送信させる発注制御手段と
    が備えられていることを特徴とする自動車リース管理シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 優先順位記録手段から読み出した各レン
    タカー業者の優先順位を一時的に変更する優先順位変更
    手段が備えられ、発注制御手段は、この変更手段によっ
    て各レンタカー業者の優先順位が変更されたときは、そ
    の変更された優先順位に従ってレンタカー業者に発注情
    報を送信させることを特徴とする請求項7に記載の自動
    車リース管理システム。
  9. 【請求項9】 各レンタカー業者ごとに待ち時間を設定
    する待ち時間設定手段が備えられ、発注制御手段は、現
    在発注中のレンタカー業者について上記設定手段で設定
    された待ち時間内に返答がなかったときに、順次優先順
    位が下位のレンタカー業者に発注情報を送信させること
    を特徴とする請求項7又は請求項8に記載の自動車リー
    ス管理システム。
  10. 【請求項10】 業務を発注する複数の発注先の端末に
    通信回線を介して接続可能なサーバコンピュータが備え
    られた発注システムに用いられるプログラムであって、
    上記コンピュータを、予め設定された各発注先の発注優
    先順位を記録する優先順位記録手段、各発注先の端末に
    上記通信回線を介して発注情報を送信可能な発注情報送
    信手段、及び、発注作業の開始時に上記優先順位記録手
    段から読み出した優先順位が上位の発注先から上記発注
    情報送信手段により発注情報を送信させると共に、その
    発注先から受注不能の返答があったとき、又は発注情報
    の送信後、所定の待ち時間内に返答がなかったときに、
    順次優先順位が下位の発注先に発注情報を送信させる発
    注制御手段として機能させることを特徴とする発注シス
    テム用プログラム。
  11. 【請求項11】 コンピュータを、優先順位記録手段か
    ら読み出した各発注先の優先順位を一時的に変更する優
    先順位変更手段として機能させると共に、発注制御手段
    として機能させる場合において、上記変更手段によって
    各発注先の優先順位が変更されているときは、その変更
    された優先順位に従って発注先に発注情報を送信させる
    ように機能させることを特徴とする請求項10に記載の
    発注システム用プログラム。
  12. 【請求項12】 コンピュータを、各発注先ごとに待ち
    時間を設定する待ち時間設定手段として機能させると共
    に、発注制御手段として機能させるときは、現在発注中
    の発注先について上記設定手段で設定された待ち時間内
    に返答がなかったときに、順次優先順位が下位の発注先
    に発注情報を送信させるように機能させることを特徴と
    する請求項10又は請求項11に記載の発注システム用
    プログラム。
  13. 【請求項13】 請求項10から請求項12のいずれか
    に記載の発注システム用プログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な媒体。
JP2001389044A 2001-12-21 2001-12-21 発注システム、同システムを備えた自動車リース管理システム、発注システム用プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 Pending JP2003187136A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018063579A (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 富士ゼロックス株式会社 機器利用システム、機器、機器管理装置、代替機案内装置及びプログラム
CN109615176A (zh) * 2018-11-13 2019-04-12 北京趣拿软件科技有限公司 用车订单的派发方法及装置

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CN109615176B (zh) * 2018-11-13 2023-04-07 北京趣拿软件科技有限公司 用车订单的派发方法及装置

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