JP2003181767A - 研削ホイールの装着機構 - Google Patents

研削ホイールの装着機構

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JP2003181767A
JP2003181767A JP2001381529A JP2001381529A JP2003181767A JP 2003181767 A JP2003181767 A JP 2003181767A JP 2001381529 A JP2001381529 A JP 2001381529A JP 2001381529 A JP2001381529 A JP 2001381529A JP 2003181767 A JP2003181767 A JP 2003181767A
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JP
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grinding wheel
ring wall
inner ring
diameter
annular portion
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JP2001381529A
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English (en)
Inventor
Kazuma Sekiya
一馬 関家
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Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
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Publication date
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピンドルの先端部に形成されたマウンタに
砥石を備えた研削ホイールを装着し、スピンドルを回転
させて回転する砥石により板状物の研削を行う場合にお
いて、研削ホイールの回転中心とマウンタの回転中心と
が合致するようにして高精度な研削を可能にする。 【解決手段】 研削ホイールは、固定環状部23と、自
由環状部24と、固定環状部23から自由環状部24に
至る外輪壁26及び内輪壁25とからなるリング状基台
21の自由環状部24に砥石22が固着された構成と
し、マウンタ19は、固定環状部23を支持する固定環
状部支持部30と、内輪壁25を支持する内輪壁支持部
29とを備え、リング状基台21は、温度変化により内
輪壁25の直径が変化する部材により構成され、常温に
おいては内輪壁25の直径D2が内輪壁支持部29の直
径D1より小さく形成され、加温により内輪壁25の直
径D2が内輪壁支持部29の直径D1より大きくなった
状態でマウンタ19に装着される研削ホイール20の装
着機構を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハ等
の板状物の研削に用いる砥石を備え、研削装置のスピン
ドルの先端部に形成されたマウンタに装着される研削ホ
イールの装着機構に関する。
【0002】
【従来の技術】IC、LSI等の回路が表面に複数形成
された半導体ウェーハは、裏面の研削により所定の厚さ
に加工され、その後回路ごとに分割されることにより個
々の半導体チップとなり、各種の電子機器に利用されて
いる。特に近年は、携帯電話機等の小型化、薄型化、軽
量化のニーズに応えるべく、半導体ウェーハの厚さも1
00μm〜50μm程度まで薄くする必要に迫られてい
る。
【0003】半導体ウェーハの裏面を研削する際は、図
5に示すような研削装置40を用いる。この研削装置4
0には、垂直方向の回転軸を有するスピンドル41とス
ピンドル41の下端に形成されたマウンタ42とマウン
タ42に装着された研削ホイール43とからなるスピン
ドルユニット44を備えており、研削装置40に備えた
チャックテーブル45において半導体ウェーハWの表面
を下にして保持し、スピンドルユニット44を5000
RPM程度の回転速度で回転させながら下降させ、研削
ホイール43の下部に固着された砥石46を半導体ウェ
ーハWの裏面に接触させることにより、当該裏面が研削
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、研削ホ
イール43の回転中心とマウンタ42の回転中心とが僅
かにずれた状態で装着されている場合もあり、この場合
は回転軸の回転バランスが崩れて研削ホイール43に微
振動が生じ、半導体ウェーハWの裏面を高精度に研削す
ることができず、半導体ウェーハWの品質が低下すると
いう問題がある。
【0005】従って、上記のようにして行う研削におい
ては、研削ホイールの回転中心とマウンタの回転中心と
が合致するように、マウンタに研削ホイールを装着する
ことに課題を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の具体的手段として本発明は、回転可能なスピンドルの
先端部に形成されたマウンタに研削ホイールを装着する
ための研削ホイールの装着機構であって、研削ホイール
は、固定環状部と、自由環状部と、固定環状部から自由
環状部に至る外輪壁及び内輪壁とからなるリング状基台
の自由環状部に砥石が固着された構成となっており、マ
ウンタは、固定環状部を支持する固定環状部支持部と、
内輪壁を支持する内輪壁支持部とを備え、リング状基台
は、温度変化により内輪壁の直径が変化する部材により
構成され、常温においては内輪壁の直径が内輪壁支持部
の直径より小さく形成され、加温により内輪壁の直径が
内輪壁支持部の直径より大きくなった状態でマウンタに
装着される研削ホイールの装着機構を提供する。
【0007】そしてこの研削ホイールの装着機構は、内
輪壁の直径が内輪壁支持部の直径より0.1μm〜10
μmの範囲で小さく形成されることを付加的な要件とす
る。
【0008】このように構成される研削ホイールの装着
機構においては、常温時において研削ホイールの内輪壁
の直径がマウンタの内輪壁支持部の直径より僅かに小さ
くなるように形成し、研削ホイールをマウンタに装着す
る際は研削ホイールを暖めて内輪壁の直径を拡張してマ
ウンタに装着し、常温に戻った時に内輪壁が内輪壁支持
部を締め付けるように構成したので、内輪壁と内輪壁支
持部とが密着することにより、マウンタの回転中心と研
削ホイールの回転中心とが合致し、回転バランスがくず
れることがなくなり、研削ホイールに微振動が生じなく
なる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態として、図1
に示す研削装置10における研削ホイール20の装着機
構について説明する。
【0010】図1の研削装置10においては、基台11
の端部から壁部12が起立して設けられており、この壁
部12の内側の面には一対のレール13が垂直方向に配
設され、レール13に沿って支持部14が上下動するの
に伴い、支持部14に取り付けられた研削手段15が上
下動するよう構成されている。また、基台11上には、
ターンテーブル16が回転可能に配設され、更にターン
テーブル16は半導体ウェーハを保持する複数のチャッ
クテーブル17を回転可能に支持している。
【0011】研削手段15においては、垂直方向の軸芯
を有するスピンドル18の先端にマウンタ19が形成さ
れ、更にその下部に砥石22が固着された研削ホイール
20が装着されており、研削ホイール20は、スピンド
ル18の回転に伴って回転する構成となっている。
【0012】図2に示すように、研削ホイール20は、
リング状基台21と砥石22とから概ね構成される。リ
ング状基台21の上面はマウンタ19に固定される固定
環状部23を形成し、リング状基台21の下面は砥石2
2が固着される自由環状部24を形成しており、また、
内周面は内輪壁25を、外周面は外輪壁26をそれぞれ
構成している。このリング状基台21は、加温により膨
張して内輪壁25の直径が拡張する例えばアルミニウム
等の金属からなる。
【0013】固定環状部23には、研削水を流通させて
自由環状部24から流出させるための研削水流通路27
及びマウンタ19にネジ止めするためのネジ穴28を備
えている。
【0014】一方、マウンタ19は、スピンドル18の
下端において研削ホイール20を支持する略円盤状の部
材であり、図3に示すように、その下端にはリング状基
台21の内輪壁25の直径に対応した円柱形状の突起が
形成されており、この突起の外周面が内輪壁支持部29
を構成し、突起の外周側のマウンタ19の底面が固定環
状部支持部30を構成している。
【0015】図4に示すように、マウンタ19を構成す
る内輪壁支持部29の直径をD1とし、研削ホイール2
0を構成する内輪壁25の直径をD2とすると、常温に
おいては、D1>D2の関係が成立する。詳しくは、D
2はD1より0.1μm〜10μmの範囲で小さく形成
される。
【0016】研削ホイール20をマウンタ19に装着す
る際は、研削ホイール20を暖めることにより内輪壁2
5を拡張させてその直径を若干大きくし、D1<D2の
関係が成立するようにする。
【0017】そしてその状態で内輪壁25に囲まれた開
口部をマウンタ19の内輪壁支持部29に嵌合させ、マ
ウンタ19の固定環状部支持部30と研削ホイール20
の固定環状部23とを密着させ、更にマウンタ19に形
成されたネジ穴31及び研削ホイール20に形成された
ネジ穴28にネジ32を螺着して固定すると、マウンタ
19に研削ホイール20が固定される。
【0018】常温においてはD1>D2の関係が成立す
るため、装着後は内輪壁25の直径が元の値に戻ろうと
して、内輪壁25と内輪壁支持部29とが密着し、内輪
壁25が内輪壁支持部29を締め付けるため、マウンタ
19の回転中心と研削ホイール20の回転中心とが合致
する。
【0019】このようにして研削ホイール20をマウン
タ19に装着した後に、例えば図1の研削装置10を用
いて半導体ウェーハWの裏面を研削する場合は、表面に
保護テープを貼着し、裏面を上にして半導体ウェーハW
をチャックテーブル17に載置して吸引保持する。
【0020】そして、半導体ウェーハWを研削手段15
の直下に位置付け、スピンドル18を回転させると共
に、研削手段15を下降させていく。そして、スピンド
ル18の高速回転に伴って研削ホイール20が高速回転
すると共に、回転する研削砥石22が半導体ウェーハに
接触して押圧力が加えられることにより、その表面が研
削砥石22によって研削される。
【0021】このとき研削ホイール20の内輪壁25と
マウンタ19の内輪壁支持部29とが密着し、回転中心
が合致し、回転バランスがくずれないため、研削ホイー
ル20が微振動することがない。従って、半導体ウェー
ハWの裏面を高精度に研削することができ、半導体ウェ
ーハWの平面精度が向上し、高品質化を図ることができ
る。
【0022】なお、内輪壁25と内輪壁支持部29との
密着によって研削ホイール20がマウンタ19に充分強
固に固定されれば、ネジ32による固定は必ずしも必要
ではない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る研削
ホイールの装着機構では、常温時において研削ホイール
の内輪壁の直径がマウンタの内輪壁支持部の直径より僅
かに小さくなるように形成し、研削ホイールをマウンタ
に装着する際は研削ホイールを暖めて内輪壁の直径を拡
張してマウンタに装着し、常温に戻った時に内輪壁が内
輪壁支持部を締め付けるように構成したので、内輪壁と
内輪壁支持部とが密着することにより、マウンタの回転
中心と研削ホイールの回転中心とが合致する。従って、
回転バランスがくずれることがなく、研削ホイールに微
振動が生じないため、研削精度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される研削装置の一例を示す斜視
図である。
【図2】本発明を構成する研削装置の一例を示す斜視図
である。
【図3】本発明を構成するマウンタの一例を示す正面図
である。
【図4】研削ホイールをマウンタに装着する様子を示す
略示的断面図である。
【図5】従来の研削ホイールの装着機構による研削装置
を示す正面図である。
【符号の説明】
10…研削装置 11…基台 12…壁部 13…レール 14…支持部 15…研削手段 16…ターンテーブル 17…チャックテーブル 18…スピンドル 19…マウンタ 20…研削ホイール 21…リング状基台 22…砥石 23…固定環状部 24…自由環状部 25…内輪壁 26…外輪壁 27…研削水流通路 28…ネジ穴 29…内輪壁支持部 30…固定環状部支持部 31…ネジ穴 32…ネジ 40…研削装置 41…スピンドル 42…マウンタ 43…研削ホイール 44…スピンドルユニット 45…チャックテーブル 46…砥石

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能なスピンドルの先端部に形成さ
    れたマウンタに研削ホイールを装着するための研削ホイ
    ールの装着機構であって、 該研削ホイールは、固定環状部と、自由環状部と、該固
    定環状部から該自由環状部に至る外輪壁及び内輪壁とか
    らなるリング状基台の該自由環状部に砥石が固着された
    構成となっており、 該マウンタは、該固定環状部を支持する固定環状部支持
    部と、該内輪壁を支持する内輪壁支持部とを備え、 該リング状基台は、温度変化により該内輪壁の直径が変
    化する部材により構成され、常温においては該内輪壁の
    直径が該内輪壁支持部の直径より小さく形成され、加温
    により該内輪壁の直径が該内輪壁支持部の直径より大き
    くなった状態で該マウンタに装着される研削ホイールの
    装着機構。
  2. 【請求項2】 内輪壁の直径は、内輪壁支持部の直径よ
    り0.1μm〜10μmの範囲で小さく形成される請求
    項1に記載の研削ホイールの装着機構。
JP2001381529A 2001-12-14 2001-12-14 研削ホイールの装着機構 Pending JP2003181767A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103144005A (zh) * 2013-03-19 2013-06-12 西安交通大学苏州研究院 一种球面及平面光学元件的面接触磨抛装置及方法
JP2016068170A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 株式会社ディスコ 研削装置
JP2018134717A (ja) * 2017-02-23 2018-08-30 株式会社ディスコ 研削装置
KR20230017139A (ko) 2021-07-27 2023-02-03 가부시기가이샤 디스코 연삭 휠의 장착 기구
KR20230174162A (ko) 2022-06-20 2023-12-27 가부시기가이샤 디스코 연삭 장치

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