JP2003180915A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003180915A
JP2003180915A JP2001382312A JP2001382312A JP2003180915A JP 2003180915 A JP2003180915 A JP 2003180915A JP 2001382312 A JP2001382312 A JP 2001382312A JP 2001382312 A JP2001382312 A JP 2001382312A JP 2003180915 A JP2003180915 A JP 2003180915A
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sound
speaker
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acoustic passage
acoustic
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JP2001382312A
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Takashi Fujii
隆 藤井
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Takasago Electric Industry Co Ltd
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Takasago Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筐体内にスピーカーを簡単に設置できるよう
にするとともに、遊技者に広がりを持つ音を提示して音
響効果を高める。 【解決手段】 スロットマシンの機体本体部2内におい
て、底部奥の空間をスピーカーの設置空間とする。底部
枠板2bの内面には、この底部枠板2bと、メダル払出
機23およびスピーカー30を支持するための支持部2
7とによって、前方に向かう音響通路32が形成され
る。また機体本体部2に組み付けられる扉部の下端部に
は、この音響通路32に連通するスリット状の音放出口
が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技機に音声や
効果音を出力させるための技術に関連する。
【0002】
【従来の技術】従来の典型的なスロットマシンは、機体
本体を構成する筐体の内部に、リールユニット,メダル
払出装置,制御用の基板などが組み込まれるとともに、
この筐体の前面の開口部に扉部が組み付けられて成る。
前記前扉の中央部には、リールユニットの配置位置に対
応させて、透明または半透明のシンボル表示窓が形成さ
れ、さらにその下方に、各種操作スイッチやメダル受け
皿などが配備される。
【0003】さらにこの種のスロットマシンでは、ゲー
ムの進行に伴って各種効果音や音声を出力するために、
扉部の前面適所に複数の放音孔が開設された放音孔部を
設けるとともに、扉部の裏側にこの放音孔部の形成位置
に対応させてスピーカーを配備している。さらに近年で
は、重低音効果を高めるために、筐体の背面や側面に放
音孔部を設け、この形成位置に向けて筐体内部にスピー
カーを配備したものも登場している。
【0004】また特開平8−19638号公報や特開2
000−308706号公報に開示されているように、
スピーカーからの音を音響通路を介して放音孔部まで導
き、音響通路内での共鳴によって音を増強させることも
提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近のスロットマシン
では、ゲーム性の多様化に伴い、音響効果を高めるため
に、スピーカーの設置数を増やしたり、出力音を増強さ
せることが求められている。
【0006】一方、最近のスロットマシンでは、幅広の
リールが使用されるのに伴ってシンボル表示窓が大きく
なり、またスイッチや電飾ランプなどの搭載部品点数が
増えているため、扉部の前面の余裕スペースが縮小する
傾向にある。また扉部の裏面にも、前記スイッチやラン
プのための配線基板などが取り付けられるため、同様に
余裕スペースに限りがある。
【0007】扉部の裏面にスピーカーを取り付ける場
合、前面側の余裕スペースに対応する位置に取り付けな
ければならないが、上記したように扉部の余裕スペース
が限られるため、スピーカーの設置位置を確定するのが
困難となっている。特に、音響効果を高めるために、ス
ピーカーを複数個設けたり、大型のスピーカーを設置し
ようとすると、スピーカーの設置は非常に難しくなり、
他の部品や配線基板の取付に影響が及ぶ虞もある。
【0008】前記した特開平8−19638号公報や特
開2000−308706号公報ののように音響通路を
導入する場合も、前面側に放音孔部を設けようとする
と、筐体内の余裕スペースと前面側の余裕スペースとの
関係に基づいて音響通路を配備する必要があるため、同
様に設置が困難である。またこの音響通路の幅や放音孔
部は、設置スペースを考えると小さなものにせざるを得
ないが、このような構成では、音の広がる範囲が限定さ
れ、十分な音響効果を得ることが困難となる。
【0009】さらに側面や裏面から音を放出させる方法
では、放出された音の一部が筐体の後方や側方に逃げて
しまうため、音響効果を十分に高められないという問題
がある。
【0010】この発明は上記問題点に着目してなされた
もので、他の部品などの配置に影響を及ぼすことなく、
また音響効果を損なうことなく、筐体内にスピーカーを
簡単に設置できるようにすることを目的とする。
【0011】またこの発明では、より具体的には、つぎ
の点を目的とする。まず第1には、筐体の内外の部品の
配置状態に応じて、筐体内におけるスピーカーの設置場
所を容易に決定できるようにする。
【0012】第2に、例えば低音を出力する場合に、機
体前面において、機体の周縁に沿って十分に広い領域か
ら音を出力することにより、機体前面の部品配置に影響
を及ぼすことなく、広い範囲に向けて音を出力できるよ
うにする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明による遊技機で
は、機体本体となる筐体内において、前記筐体の内面に
沿って機体前面側の放音孔部に向かう音響通路が設けら
れるとともに、前記音響通路の所定位置に形成された音
導入口に対応させてスピーカーが配備される。さらに前
記音響通路の終端開口部は、細幅状に形成される。
【0014】ここで「機体前面」とは、遊技者にゲーム
内容を表示する表示部,ゲーム操作のためのスイッチな
ど、遊技者にゲームを提供するために必要な主要部品が
配備された面であり、遊技中の遊技者の目線の方向に位
置する面となる。なお、この機体前面は、筐体の一面と
して構成することもできるし、また前面が開口された筐
体に連結された扉部により構成することもできる。ある
いは、筐体本体の一部と扉部とにより構成することもで
きる。
【0015】音響通路は、筐体の内面において、音導入
口および機体前面に対応する終端開口部を除いて閉塞し
た通路として形成されるのが望ましい。またこの音響通
路は、筐体を構成する枠板のうち機体前面に連続するい
ずれかの枠板(上部,底部,または左右の各枠板のいず
れか)に対応させて配備されるのが望ましいが、これに
限らず、連続する複数の枠板(この場合には、筐体の後
部の枠板も含む。)にかかるように構成することもでき
る。
【0016】音響通路の音導入口は、この音響通路が設
けられた内面に沿う方向に開口されるのが望ましい。ス
ピーカーは、筐体内において、その音放出口を前記音導
入口に合わせて配備されるのが望ましいが、これに限ら
ず、スピーカーと音導入口との間に所定の中継部を介在
させてもよい。また前記スピーカーは、電気信号を音信
号に変換するスピーカー本体で良いが、これに限らず、
スピーカー本体が収容された箱体(エンクロージャー)
を採用することもできる。
【0017】この発明によれば、音響通路は、筐体の内
面に設けられ、またこの内面に沿って機体前面側の放音
孔部に向かう通路として形成されるので、機体前面の周
縁の近傍位置(以下、「周縁部」という。)に放音孔部
を設けることができる。また音響通路の終端開口部は、
細長状に形成されるので、面積は小さくとも、広い範囲
に向けて音を出力することができる。一般に、機体前面
の周縁部にまで部品が配備されるケースは少ないので、
筐体内や前面の部品の配置に応じてスピーカーを設置可
能な空間に対応する内面を容易に決定することができ、
この内面に音響通路を設けることによって、スピーカー
を設置することが可能となる。
【0018】またスピーカーからの音は音響通路を反響
しながら進むので、音量が増し、さらにこの音響通路か
らの音はスリット状の音放出口により広げられて前方に
向けて送出されるので、遊技者に対する音響効果が損な
われることがない。
【0019】なお、この発明では、音響通路を機体前面
の放音孔部に連通させる必要があるから、放音孔部も、
機体の周縁に沿う方向に長い細長状の領域に設定するこ
とができる。したがって機体前面の周縁部の広い範囲に
わたって音の出力面を形成することが可能となる。
【0020】またこの発明にかかる他の構成の遊技機
は、機体本体となる筐体内において、前記筐体を構成す
る枠板のうち機体前面に連続するいずれかの枠板の内面
に沿って前記機体前面側の放音孔部に向かう音響通路が
設けられるとともに、前記音響通路の所定位置に形成さ
れた音導入口に対応させてスピーカーが配備される。ま
た、前記機体前面の終端開口部は細幅状に形成される。
【0021】上記の構成によれば、筐体の上部、底部、
または左もしくは右のいずれかの枠板の内面に音響通路
を設けることができるので、筐体の内外の部品配置に基
づき、これらの内面の中からスピーカーの設置に適した
面を選択して音響通路を形成することにより、スピーカ
ーを簡単に設置することができる。また先に提示した第
1の遊技機と同様に、機体前面の周縁部にその周縁に沿
う方向に長い放音孔部を形成することができ、部品の配
置を妨げることなく、広い範囲を持つ音出力面を形成す
ることができる。
【0022】上記第1,第2の各遊技機については、そ
れぞれつぎのような態様を設定することができる。まず
最初の態様では、前記音響通路は、筐体を構成する枠板
の内面とこの内面に沿って配備されるスピーカーの支持
板との間に形成される。
【0023】前記支持板の大きさや形状は、筐体の内寸
法に応じて任意に設定することができる。たとえば、矩
形状の支持板の対向する2辺にそれぞれ脚部を配備し、
これら脚部を枠板の内面に接合することにより、枠板,
支持板,各脚部により囲まれる空間を音響通路として機
能させることができる。また支持板の裏面に音響通路に
対応する孔部を形成し、この裏面を枠板の内面に当接さ
せることによって音響通路を形成することもできる。
【0024】上記の態様によれば、筐体の内面に沿って
支持面を配備することによって音響通路を形成すること
ができるので、従来の構成の筐体に音響通路を簡単に設
けることが可能となる。
【0025】つぎに第2の態様では、前記音響通路は、
前記筐体を構成する枠板の内部にその板面に沿って形成
される。この態様によれば、音響通路は、筐体本体内に
形成されるので、筐体内の空洞部の容積になんら影響を
及ぼすことがない。よって、他の部品の配置になんら支
障が生じることなく、スピーカーの設置位置に適した部
位に音響通路を形成するが可能となる。
【0026】つぎに第3の態様では、放音孔部は、機体
前面の周縁に沿う方向に長い細幅状の領域に形成され
る。また前記音響通路は、少なくとも前記終端開口部が
前記放音孔部の長さに対応する幅になるように形成され
る。この音響通路は、たとえば全長にわたって放音孔部
の長さに対応する幅になるように形成することができ
る。またたとえば、スピーカーの設置位置に対応する部
分(音導入口付近)では幅狭であるが、機体前面に向か
うにつれて広くなり、最終的に機体前面の手前位置でス
リットと同じ程度の幅になる、というように、長さ方向
に沿って幅が変化するように形成することもできる。
【0027】上記各構成の音響通路によれば、放音孔部
の手前位置でスピーカーからの音を十分に広げ、放音孔
部に効率良く音を導くことができる。またこれらの態様
においては、音響通路の幅は、対応する内面の幅長さに
応じて十分に大きくすることが可能である。また前記し
たように、音響通路の幅方向は、機体の周縁部に沿うよ
うになるので、機体前面の周縁部に部品などが配備され
ることがなければ、放音孔部を周縁部の広い範囲にわた
って形成することができる。(たとえば、筐体の底板の
内面に音響通路を設ける場合、機体前面の下端部に横幅
方向に広い放音孔部を形成することができる。)
【0028】この発明にかかる遊技機の構成をより具体
的に言うと、機体本体となる筐体内において、前記筐体
の内面に沿って機体前面に向かう音響通路が設けられる
とともに、前記音響通路の所定位置に形成された音導入
口に対応させてスピーカーが配備される。さらに前記機
体前面の前記音響通路の終端開口部に対応する位置に、
機体の周縁に沿う方向に長い細幅状の放音孔部が開設さ
れる。この構成によれば、音響通路は、筐体の内面に設
けられ、またこの内面に沿って機体前面に向かう通路と
して形成されるので、放音孔部を機体前面の周縁部に形
成することができる。またこの放音孔部は周縁に沿う方
向に長い細幅状に形成されるので、面積は小さくとも、
広い範囲に向けて音を出力することができる。
【0029】この発明にかかる遊技機の一例としては、
スロットマシンをあげることができる。このスロットマ
シンでは、筐体内に設置スペースがあれば、複数のスピ
ーカーを、それぞれ前記した構成の音響通路に対応させ
て配備することができる。またこの発明に基づいて設置
されたスピーカーと、従前の方法(たとえば前扉の裏側
にスピーカーを配備する方法)で設置されたスピーカー
とを共存させて、音響効果をより一層高めることもでき
る。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、この発明が適用されたス
ロットマシンの外観を示す。この実施例のスロットマシ
ンの機体1は、前面開口の機体本体部2(この発明でい
うところの筐体に対応する。)の開口部に扉部3を組み
付けて成る。扉部3は、金属製の枠体4に合成樹脂また
は強化ガラスによる3枚のパネル5,6,7(以下、
「上部パネル5」「正面パネル6」「下部パネル7」と
いう。)などが組み付けられて成る。
【0031】各パネル5,6,7は、シルクスクリーン
印刷により着色され、また種々の文字や図柄が描かれて
いる。特に正面パネル6は、ゲームの進行状態を表示す
るエリアとして使用されるもので、中央部に、無着色で
透明のシンボル表示窓8が形成されるほか、このシンボ
ル表示窓8の周囲に、各種表示器9やランプ10などが
配備される。(図では、表示部,ランプを1つずつ選ん
で符号で示す。)なお、これらの表示器9やランプ10
は、シンボル表示窓8と同様の透明の窓部に対応させ
て、正面パネル6の裏側から設置されるもので、扉部3
の裏側の適所には、これら表示器9やランプ10に対す
る配線基板が取り付けられる。
【0032】前記シンボル表示窓8は、後記するリール
ユニット12の3個のリール11a,11b,11c
を、それぞれリールの停止時に3駒分のシンボルが外部
から見えるように、横に長い矩形状に形成される。さら
にこのシンボル表示窓の表面には、各シンボルの停止表
示位置を結ぶように、水平方向に3本、斜め方向に2
本、計5本の入賞ラインLが描かれている。
【0033】正面パネル6と下部パネル7との間には、
遊技のためのメダルを受け付けるメダル投入口16,各
リール11a,11b,11cを一斉に回転させるため
の始動レバー14,各リール11a,11b,11cを
個別に停止させるための停止釦スイッチ15a,15
b,15cなどの遊技のための操作スイッチが配備され
る。さらに下部パネル7の下方には、メダル払出口17
やメダル受け皿18などが設けられる。
【0034】この実施例の上部パネル5の左右位置に
は、それぞれ複数の放音孔19が開設された放音孔部2
0a,20bが開設される。また扉部3の裏面には、各
放音孔部20a,20bに対応させてそれぞれスピーカ
ー(図示せず。)が配備される。これら上方のスピーカ
ーは、主として中音用および高音用のものである。この
実施例では、さらに機体本体部2の奥部に低音用のスピ
ーカー30(図2以下に示す。)を配備しており、扉部
3のメダル受け皿18の下方に、このスピーカー30か
らの音を放出するためのスリット状の音放出口21が形
成される。なお、この音放出口21の開口部には網部2
2が配備されて、第3の放音孔部が形成される。
【0035】図2〜4は、前記機体本体部2の内部構成
を示す。この実施例の機体本体部2は、上部枠板2a,
底部枠板2b,後部枠板2c,ならびに2枚の側部枠板
2d,2eが連結されて成るもので、内部には、前記リ
ールユニット12,メダル払出装置23,電源装置2
4,ならびにゲーム制御のためのマイクロプロセッサや
その周辺回路が搭載された制御基板25などが、組み込
まれる。
【0036】前記リールユニット12は、金属または樹
脂製の枠体14に、前記した3個のリール11a,11
b,11cが駆動源となるステッピングモータ13a,
13b,13cとともに組み付けられて成り、機体本体
部2の内部中央に水平に配備された取付板26上に支持
される。制御基板25は、このリールユニット12の上
方に対応させて、前記後部枠体2cの内面に沿って配備
される。
【0037】前記メダル払出装置23は、機体本体部2
の底部に配備された支持部27に取り付けられる。この
支持部27は、機体本体部2の奥行きに対応する長さを
持つ支持板28と、この支持板28の幅方向に対向する
2辺に形成される脚部29a,29bとにより成る。各
脚部29a,29bは、支持板28の長さ方向にわたっ
て形成されており、これら脚部29a,29bを前記底
部枠板2bの内面側に接合することによって、前記支持
板28は、板面を水平にした状態で支持される。
【0038】図3や図4に示すように、前記メダル払出
装置23の機体は、奥行き方向において、機体本体部2
のほぼ全域を占める大きさを具備する。ただし、この機
体の後面下方は、メダルが溜まるのを防止するために、
前方に向けて湾曲した面23Aとして形成される。これ
により前記支持板28の上面との間に、スピーカー30
を設置することが可能な空間が生じる。
【0039】この実施例では、このメダル払出装置23
の後方の湾曲面23Aと支持板28との間の空間に前記
低音用のスピーカー30を配備するようにしている。前
記支持板28の上面後部には、スピーカー30の音放出
口30Aに対応する大きさの音導入口31が開設されて
おり、スピーカー30は、支持板28の上面に、音放出
部30Aを前記音導入口31に合わせた状態で取り付け
られる。
【0040】一方、前記支持板28の下方には、この支
持板28,底部枠板2b,および各脚部29a,29b
により囲まれた断面矩形状の空間32が形成される。こ
の空間32は、前記音導入口31に連通しており、音響
通路として機能する(以下、空間32を「音響通路3
2」と呼ぶ。)また底部枠板2bの前縁部には、前記音
響通路32に対応する位置に、音響通路32と扉部3の
音放出口21とを中継するための孔部33が形成され
る。
【0041】よってスピーカー30から放出された音
は、前記音導入口31を介して音響通路32に導入され
た後、この音響通路32内を反響しながら前方へと進
み、扉部3の音放出口21から放出されることになる。
なお、この実施例では、前記音響通路32,底部枠板2
bの孔部33,および音放出口21の幅を、ほぼ同一の
大きさになるように調整しているので、スピーカー30
からの音は、機体本体部2の幅方向に沿って広がりなが
ら前方に進むようになる。
【0042】なお、この実施例の音響通路32は、全長
にわたって同じ幅に形成されているが、これに限らず、
図4(1)に2点鎖線で示すように、長さ方向に沿って
段階的に幅が広くなるように形成してもよい。また音響
通路32の断面形状は矩形に限らず、図5(1)に示す
ように上下方向に湾曲させてもよい。また図5(2)に
示すように、所定位置で、複数の通路32a〜32eに
分岐させるようにしてもよい。
【0043】ところで従来のスロットマシンには、図1
中、Rで示すように、メダル受け皿18の上部位置に放
音孔部を設け、このRの位置に対応させて、扉部3の裏
側からスピーカー30を取り付けたものがある。(この
放音孔部は、前記上部の放音孔部20a,20bと同様
の構成のものである。)しかしながらこのRの位置で
は、メダル受け皿18に多量のメダルが積まれると、放
音孔が塞がれてしまうので、放出音が聞こえにくくなる
可能性がある。このため入賞の可能性を告知する効果音
など、ゲームの進行に重要な役割を果たす効果音の出力
口として使用するのは困難である。これに対し、この実
施例では、メダル受け皿18の下方に放音孔部を設けた
ので、放音孔が塞がれる虞がなく、上記の告知用の効果
音の出力などの用途にも十分に対応することができる。
【0044】また機体本体部2の奥部にスピーカーを配
備する場合、特開2000−308706号公報では、
機体の後部から音を放出するようにしているが、このよ
うな構成では、放出された音が後方に逃げ、十分な音響
効果を得ることができない、という問題が生じる。これ
に対し、この実施例では、機体前面から音を放出するよ
うにしており、しかもこの音は、音放出口21によって
幅方向に十分に広げて放出されるので、音響効果を維持
することができる。特に低音を出力する場合には、十分
に音響効果を高めることができる。
【0045】さらにこの音放出口21は、メダル受け皿
18の下方であって、扉部3の下縁に沿って形成される
ので、扉部3の前後面の部品や配線基板の配置に影響を
及ぼす虞がない。また機体本体内の支持部の各脚部の脚
の長さは、メダル払出装置23の設置に支障が生じるこ
とがない大きさに形成すれば良いので、機体本体部2内
の部品配置にも、同様に、なんら影響を及ぼすことがな
い。したがって、部品の配置や部品の大きさを変更する
などの大がかりな設計変更を行う必要がなく、音響効果
の向上したスロットマシンを簡単に提供することができ
る。
【0046】なお、上記実施例では、機体本体部2の底
部に生じた空間にスピーカーを設置したが、スピーカー
の設置場所はこれに限らず、スピーカーの大きさに応じ
た空間であれば、場所を選ばずに設置することができ
る。またスピーカーは低音用に限らず、中音用または高
音用としてもよい。(以下の実施例でも、引き続き、ス
ピーカーを符号30により示すが、いずれの実施例で
も、スピーカーの種類は限定されるものではない。)
【0047】図6〜8は、リールユニット12と一方の
側部枠板2dとの間の空間にスピーカー30を配備した
例を示す。なお、この実施例およびつぎの第3の実施例
において、第1の実施例と同様の構成については、図面
中の各構成に第1の実施例と同様の符号を付けることに
より、説明を省略する。
【0048】この第2の実施例では、側部枠板2dの内
面に、この板幅に対応する長さの支持板35が取り付け
られ、この支持板35と側部枠板2dとの間に音響通路
37が形成される。また扉部3の支持板35に対応する
位置(図示例では中央パネル6の側方の枠体4)には、
前記支持板35の幅に沿い、音響通路37に連通するス
リット状の音放出口36が形成される。
【0049】前記支持板35の一方の面には、所定深さ
の孔部が形成されており、この孔部の形成面を側部枠板
2dの内面に当接した状態で支持板35を機体本体部2
に接合することによって、音響通路37が形成される。
また支持板35の他方の面の中央部には、前記孔部に連
通する音導入口(図示せず。)が形成されており、この
音導入口に音放出部30Aを合わせた状態でスピーカー
30が取り付けられる。
【0050】なお、この実施例の音響通路37は、音導
入口への連通位置から前方に向けて形成される。また図
8に示すように、この連通位置では幅狭に形成される
が、前方に向けて徐々に広がり、終端位置では音放出口
26のスリットの長さにほぼ等しい幅になる。よってス
ピーカー30からの音を機体1の長さ方向に沿って広げ
ながら、前方に放出することができる。
【0051】図9〜11は、リールユニット12と上部
枠板2aとの間の空間にスピーカー30を配備した例を
示す。この実施例では、上部枠板2aの内面に、この板
幅に応じた長さの支持板38が配備され、この支持板3
8と上部枠板2aとの間に音響通路40が形成される。
また扉部3には、前記支持板38に対応する位置(図示
例では上面パネル5の上方の枠体4A)に、前記支持板
38の幅に対応する長さであり、音響通路40に連通す
るスリット状の音放出口39が開設される。
【0052】なお、この実施例の支持板38は、第2の
実施例の支持板35と同様に構成されており、音響通路
40のための孔部の形成面に対向する面には、音導入口
(図示せず。)が開設される。またスピーカー30も、
第1,第2の各実施例と同様に、支持板38の上面に、
音放出部30Aを前記音導入口に合わせた状態で取り付
けられる。
【0053】さらに音響通路40は、第2の実施例と同
様に、音導入口への連通位置から前方に向けて徐々に広
がり、終端位置で音放出口のスリットの長さにほぼ等し
い大きさとなるように設定される。
【0054】なお、上記の各実施例では、機体本体部2
を構成する枠板の内面に、支持部または支持板を配備し
て音響通路を形成したが、これに限らず、枠板の厚み部
分に音響通路を形成するようにしてもよい。また音響通
路を形成する面は一面に限らず、スピーカー30の設置
位置によっては、隣合う2枚の枠板にかかる内面を通っ
て扉部3に向かうような音響通路を形成してもよい。
【0055】また上記の各実施例では、機体本体部2内
には、スピーカー30として前面から音を放出するスピ
ーカー本体を設置したが、これに限らず、スピーカー本
体が組み込まれたエンクロージャー(音の出力面は、前
面,後面のいずれでもよい。)を、音の放出面を音響通
路の音導入口に対応させた状態で配備するようにしても
よい。
【0056】さらに上記各実施例では、スロットマシン
にこの発明を適用したが、この発明はスロットマシンに
限らず、部品点数の多い種々の遊技機に適用することが
できる。
【0057】
【発明の効果】上記したように、この発明によれば、他
の部品の配置に影響を及ぼすことなく、機体本体を構成
する筐体内にスピーカーを簡単に設置することができ
る。また機体前面にスリット状の音放出口が形成される
ので、機体前面から前方の広い範囲にわたって音を放出
することができ、音響効果を格段に高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたスロットマシンの外観を
示す正面図である。
【図2】スロットマシンの機体本体部の内部構成を示す
正面図である。
【図3】スピーカーの取付状態を音響通路の構成ととも
に示す断面図である。
【図4】スピーカーの取付状態を示す正面図、および音
響通路の形状を示す断面図である。
【図5】音響通路の他の形状を示す断面図である。
【図6】この発明が適用された他のスロットマシンの外
観を示す正面図である。
【図7】図6のスロットマシンの機体本体部の内部構成
を示す正面図である。
【図8】機体本体部の一部を破断してスピーカーの取付
状態を示す側面図である。
【図9】この発明が適用された他のスロットマシンの外
観を示す正面図である。
【図10】図9のスロットマシンの機体本体部の内部構
成を示す正面図である。
【図11】機体本体部の一部を破断してスピーカーの取
付状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 機体 2 機体本体部 3 扉部 2a,2b,2c,2d,2e 枠板 22,36,39 音放出口 28,35,38 支持板 32,37,40 音響通路 30 スピーカー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体本体となる筐体内において、前記筐
    体の内面に沿って機体前面側の放音孔部に向かう音響通
    路が設けられるとともに、前記音響通路の所定位置に形
    成された音導入口に対応させてスピーカーが配備されて
    おり、 前記音響通路の終端開口部は、細幅状に形成されて成る
    遊技機。
  2. 【請求項2】 機体本体となる筐体内において、前記筐
    体を構成する枠板のうち機体前面に連続するいずれかの
    枠板の内面に沿って前記機体前面側の放音孔部に向かう
    音響通路が設けられるとともに、前記音響通路の所定位
    置に形成された音導入口に対応させてスピーカーが配備
    されており、 前記音響通路の終端開口部は、細幅状に形成されて成る
    遊技機。
  3. 【請求項3】 前記音響通路は、前記筐体を構成する枠
    板の内面とこの内面に沿って配備されるスピーカーの支
    持面との間に形成されて成る請求項1または2に記載さ
    れた遊技機。
  4. 【請求項4】 前記音響通路は、前記筐体を構成する枠
    板の内部にその板面に沿って形成されて成る請求項1ま
    たは2に記載された遊技機。
  5. 【請求項5】 前記放音孔部は、機体前面の周縁に沿う
    方向に長い細幅状の領域に形成され、前記音響通路は、
    少なくとも前記終端開口部が前記放音孔部の長さに対応
    する幅になるように形成されて成る請求項1〜3のいず
    れかに記載された遊技機。
  6. 【請求項6】 前記音響通路は、全長にわたって前記放
    音孔部の長さに対応する幅になるように形成されて成る
    請求項5に記載された遊技機。
  7. 【請求項7】 前記音響通路は、長さ方向に沿って幅が
    変化するように形成されて成る請求項5のいずれかに記
    載された遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009160460A (ja) * 2009-04-24 2009-07-23 Daito Giken:Kk 遊技島の音響システム
JP2015205139A (ja) * 2014-04-23 2015-11-19 株式会社三共 遊技機

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