JP2003180706A - 頭蓋骨開頭片の固定装置 - Google Patents

頭蓋骨開頭片の固定装置

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JP2003180706A JP2001389267A JP2001389267A JP2003180706A JP 2003180706 A JP2003180706 A JP 2003180706A JP 2001389267 A JP2001389267 A JP 2001389267A JP 2001389267 A JP2001389267 A JP 2001389267A JP 2003180706 A JP2003180706 A JP 2003180706A
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stopper
upper plate
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Keiichi Toda
敬一 戸田
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MURANAKA MEDICAL INSTRUMENTS
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MURANAKA IRYOKI KK
MURANAKA MEDICAL INSTRUMENTS
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    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/688Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin for reattaching pieces of the skull

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Abstract

(57)【要約】 【課題】頭蓋骨と開頭片との切断面が傾斜している場合
でも、下盤及び上盤を安定して頭蓋骨上に固定できる固
定装置を提供する。 【解決手段】頭蓋骨開頭片の固定装置として、上盤1と
下盤2及びこれら上盤と下盤との連結部3とから成り、
前記連結部表面に多数のラックその他の係合部4を設け
ると共に連結部3の下端にボールその他の軸部5を設け
て連結部を下盤に対して傾斜して係止可能とし、前記上
盤の中央には、前記連結部が通過できる孔14及び前記
係合部と係止して逆戻りを防止する爪15とを有するス
トッパー6を設け、前記下盤の中央には、前記連結部の
ボールその他の軸部5を係止できる孔部2aを設け、前
記連結部3を介して上盤と下盤との間で頭蓋骨7を挟持
するようストッパー6で締付け固定する頭蓋骨開頭片の
固定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は脳外科手術で頭蓋骨
の一部を切開き、術後に取外した開頭片を元に戻して固
定するための頭蓋骨開頭片の固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、上記のような頭蓋骨開頭片の
固定装置としては、(1)実開昭50−110090号
公報「頭蓋骨の補修具」及び(2)特開平9−2063
11号公報(特許第3011896号)「外科手術中に
除去した栓骨を術後に頭蓋骨に固定するための装置」が
開示されている。
【0003】前者の考案は、周面に複数の戻り止め歯を
形成したステムとこのステムに連設されて頭蓋骨の穿孔
部内面に当てがうことができるつばをもった本体と、薄
板状で中心孔の内面に突起を形成した抑え板とから成る
頭蓋骨の補修具である。
【0004】また後者の発明は、中央に貫通孔を有する
第1の盤と第2の盤と、この貫通孔に挿入されるピンと
を有し、中央の貫通孔から半径方向へ延びるスリットを
形成している。ピン及び盤は生理的拒絶反応を引き起こ
さない金属又は金属化合物製とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】脳外科手術における開
頭時に、三隅或いは四隅以上の穿孔部を設け、これら穿
孔部間を切断する開頭線により頭蓋骨から開頭片を取り
出すようにしているが、術後にはこの開頭片を元に戻し
て蓋をし固定させる必要がある。
【0006】頭蓋骨開頭片の固定装置は、上記開頭片を
元に戻して固定するもので、通常頭蓋骨の切断時に頭蓋
骨の平面とは直角に切断面を形成するようにされるが、
外科医の手元位置や開口部の部位によっては、必ずしも
直角に切断されず切断機器の位置や方向が変化して傾斜
することが生じる。
【0007】上記従来例の内、(1)では、本体のつば
とステムとが一体として製造されているので、つばとス
テムとを分離することができず、成形通りの状態で使用
しなければならない。またステムと抑え板との係合によ
る頭蓋骨の固定は、切断面が頭蓋骨の平面と直角方向で
ある場合は、ステムの戻り止め歯と抑え板の突起との係
止によって簡単に頭蓋骨の上下面につばと抑え板とを固
定することができ頭蓋骨開頭部の補修を行なうことがで
きる。
【0008】しかし、頭蓋骨の切断時に切断面が傾斜し
てしまった場合、本体のつばとステムとが固定している
ので、つば面を頭蓋骨の内面に合わせるとステムが傾斜
面に沿って通すことが出来ず使用が困難であり、確実に
固定できない難点がある。
【0009】またステムが棒状であるため、穿孔部には
挿入可能であるが開頭線では隙間が狭くて使用できない
と言う難点もあった。
【0010】(2)では、中央に貫通孔を有する第1の
盤と第2の盤及びこの貫通孔に挿入されるピンとがそれ
ぞれ分離して製造されており、ピン端に設けた頭部を第
1の盤と係合し、術後の頭蓋骨を挟持するように第2の
盤をピンに係合して、リベット止めやナット締等ができ
る器具を用いて固定させる手段が開示されている。
【0011】しかし、この発明ではピンの頭部と第1の
盤との係合が直角であり、頭蓋骨から開頭片を切り出す
場合に切断面が傾斜した場合には、ピンが傾斜するの
で、第1の盤と第2の盤が頭蓋骨の面に沿うように密接
することが難しく、前記(1)の考案と同様に固定に不
安定が生じる難点がある。
【0012】本発明の目的は、上記のような難点を解消
し、開頭片の切断面が傾斜している場合にも頭蓋骨を挟
持する上盤と下盤とが頭蓋骨に密接でき、連結部による
固定が確実であり、特別な用具を必要とせず、簡単敏速
で短時間に安定した固定ができるような頭蓋骨開頭片の
固定装置を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1発明は頭蓋骨開頭片の固定装置として、上盤と
下盤及びこれら上盤と下盤との連結部とから成り、前記
連結部表面に多数のラックその他の係合部を設けると共
に連結部の下端にボールその他の軸部を設けて連結部を
下盤に対し傾斜して係止可能とし、前記上盤の中央に
は、連結部が通過できる孔及び前記係合部と係止して逆
戻りを防止する爪とを有するストッパーを設け、前記下
盤の中央には、連結部のボールその他の軸部を係止でき
る孔部を設け、前記連結部を介して上盤と下盤との間で
頭蓋骨を挟持するようストッパーで締付け固定する頭蓋
骨開頭片の固定装置とした。
【0014】第2発明では、連結部が軸部を介して下盤
の孔部で係止され、上盤に設けたストッパーにより逆戻
りを防止して連結部を傾斜状態のまま取り付けられ、連
結部が頭蓋骨切断面の傾斜に沿うようにした頭蓋骨開頭
片の固定装置である。
【0015】第3発明としては、ストッパーの下面を半
球面とし、上盤の孔部に揺動可能に載置した頭蓋骨開頭
片の固定装置とした。
【0016】第4発明としては、連結部に係合した爪を
外すレバーをストッパーに付設した頭蓋骨開頭片の固定
装置とした。
【0017】第5発明としては、上盤及び下盤が円盤で
あり、中央部が下方へ膨らみ型とし周縁部が下降してい
る頭蓋骨開頭片の固定装置とした。
【0018】第6発明としては、上盤と下盤の対向位置
で周縁部から切欠いた排水用チューブ孔を設けた頭蓋骨
開頭片の固定装置とした。
【0019】(作用)第1発明では、上盤と下盤及びこ
れら上盤と下盤とを連結する連結部とから成り、前記連
結部は下端のボールその他の軸部を介して下盤の孔部で
軸受部として係止され、上盤の中央に設けたストッパー
の孔を傾斜したまま貫通することができる。このストッ
パーにより連結部の長さを調節して固定させることによ
り簡単に下盤と上盤とにより頭蓋骨を挟持した形態で固
定できる。
【0020】連結部は軸部を中心に下盤に係止されてお
り、連結部を揺動又は回転させることができ、連結部の
幅方向に軸部を形成した場合この軸回りに回転でき、ま
た軸部をボールとした場合、何れの方向にも傾斜させる
ことができ、頭蓋骨の切断面に沿って無理なく傾斜して
取り付け可能である。
【0021】ストッパーは上盤の孔部に予め取り付けて
おいてもよく、また別個に上盤の孔部に装着してもよ
い。このストッパーを取付けた上盤を一方の手で押さ
え、他方で下盤から延びた連結部の先端をもって引き出
せば、係合部に逆戻り防止の爪が引っ掛かって固定され
るので、別の器具を使う必要がない。
【0022】本発明では頭蓋骨の上下面に沿うように上
盤と下盤が取り付けられた場合、連結部下端の軸部又は
ボールを介して連結部を切断面の傾斜に沿わせるよう傾
斜でき、また上盤ではストッパーの回動により連結部を
傾斜状態のまま貫通させることができ、十分安定して固
定できるようになった。
【0023】またストッパーを上盤中央の孔部上に載置
して回動調整できる半球面とすることにより、上盤を頭
蓋骨上に当てがったままで、係合部と爪との係合が確実
にでき上下盤の固定が安定できるようになった。
【0024】上盤と下盤の大きさは頭蓋骨の穿孔部では
比較的大きい円盤状のものが使用でき、開頭線に用いる
場合には小径の円盤でよい。開頭線に用いる場合、間隔
が狭いので、連結部としてベルト状のものが好適であ
る。
【0025】第2発明では、連結部が軸部を介して下盤
の孔部に係止され、上盤に設けたストッパーにより、逆
戻りを防止して連結部を傾斜状態のまま取り付けられ、
連結部が頭蓋骨切断面の傾斜に沿うようにしたので、上
盤又は下盤に対して連結部が直角状態でなくても、上下
盤が頭蓋骨に密着して安定している。
【0026】第3発明では、ストッパーの下面を半球面
とし、上盤の孔部に回動可能に載置できるようにしたの
で、頭蓋骨の切断面が傾斜していても連結部の傾きに応
じてストッパーが回動し傾斜に沿ってセットし易い状態
で固定ができる。従って、下盤と上盤とは頭蓋骨に平行
して安定して固定され、連結部も下盤の軸部から無理な
く傾斜し、ストッパーにより確実に固定できる。
【0027】第4発明では、一旦連結部が固定されると
爪が連結部から外れないかぎり、上盤と下盤の固定状態
は解けない状態であるが、レバーを用いて爪を外せば元
に戻すことができる。上盤の締め過ぎの場合や再手術に
便利である。
【0028】第5発明では、上盤及び下盤が円盤であり
中央部が下方へ膨らみ型としているので、この膨らみ部
分の上方にストッパーを形成すれば異常な突出がなく、
周縁部が下降しているのでストッパーによる締付けによ
り周縁部が頭蓋骨表面に安定して固定できる。下盤も同
様に中央の膨らみ部を介して周縁部が弾発的に頭蓋骨表
面に密着して固定される。
【0029】第6発明では、上盤と下盤の対向位置で周
縁部から切欠いた排水用チューブ孔を設けることによ
り、頭蓋骨内や周縁部から浸出する体液等をチューブを
介して外部に排出し易くなった。
【0030】
【発明の実施の形態】脳外科手術の場合、開頭の手順と
して、穿孔用のドリルで1ヵ所から数カ所(14から1
6mm程度)の穿孔部を設ける(図4参照)。その後ク
ラニオトーム(商品名)や線鋸で穿孔部間を切断して
(開頭線)切り取り、開頭片(切り取った部分)を取り
除く。術後この開頭片を元に戻し、頭蓋骨に固定する
が、穿孔部には比較的大きい上盤と下盤(直径約20m
m)を使用し、開頭線部分には少し小さ目の盤を用いる
(図5イ−ヘを参照)。
【0031】連結部は薄く若干の幅を有するベルト状の
ものを用いることにより、頭蓋骨の穿孔部に用いられる
のは勿論、開頭線として狭い切断面にも容易に挿入がで
きるようになる。なお連結部は棒状のものを用いてもよ
い。
【0032】上盤、下盤及び連結部は材質として、チタ
ン又はチタン合金のように生理的に無害な材料を用いる
ことにより人体に悪影響を与えることがない。
【0033】本発明では、別の締付け器具等を用いるこ
となく、また頭蓋骨の切断面が傾斜している場合でも下
盤では軸部による連結部の回動により、また上盤ではス
トッパーにより傾斜状態に合わせてセットでき、上盤と
下盤が頭蓋骨の平面に密着して固定できるようになっ
た。
【0034】
【実施例】以下、図面に示した実施例につき説明する。
図1は上盤1、下盤2及び連結部3を分離して示した斜
視図である。4は連結部表面に定間隔に設けられ、下方
に向かって厚みが徐々に広くなるよう傾斜をもつノコギ
リ歯状とした係合部である。係合部4はベルト状の連結
部3では片面に形成しているが、棒状の場合外周面に形
成してもよい。
【0035】5は連結部の下端に形成した軸部である。
軸部5は図1ではボールになっているが、これに限らず
連結部の幅方向に延びた軸部としてもよい。
【0036】図2及び図3は、本発明の頭蓋骨の固定装
置の使用例を示している。上盤及び下盤が円盤であり中
央部が下方へ膨らみ型となっているので、この膨らみ部
分の上方にストッパーを形成すれば異常な突出がなく、
周縁部が下降しているのでストッパーによる締付けによ
り周縁部が頭蓋骨表面に安定して固定できる。
【0037】図示した上盤及び下盤は、いずれも大きく
拡大して表示しているが、これにより頭蓋骨と固定装置
との大きさの比率を定めるものではない。通常上下盤は
直径約2cm以下である。図2は比較的大きい孔である
穿孔部に使用した例であり、図3は比較的狭い切断面で
ある開頭線に用いた場合を示している。
【0038】図2において、連結部3は、ストッパー6
により固定されている。7は頭蓋骨、8は穿孔部であ
る。11は開頭片を示している。
【0039】図3では、開頭線9の切断面が傾斜してい
る場合を示し、連結部の側面から見た断面図である。連
結部3は厚みが薄く開頭線9の間隙に沿って延び、上盤
1に設けたストッパー6で固定されている。連結部3の
下端には連結部の幅方向に延びた軸部10が設けられて
いるので、連結部が傾斜面に沿うよう軸部を中心に傾斜
してセットされている。
【0040】図2及び図3の何れの場合も下盤2の孔部
2aの下方から連結部3を通し、頭蓋骨の内面で開頭線
の下部に下盤を当てがうように沿わせ、穿孔部8又は開
頭線9から上方に突出した連結部3を上盤1の孔部1a
に取付けたストッパー6の孔を通して、上盤とストッパ
ーを手で押し下げながら連結部を手で引き上げ、頭蓋骨
7と開頭片11とを挟持するようにして固定される。余
った連結部1の上端は切断するが、図2及び図3の状態
は切断前を示している。
【0041】図4は頭蓋骨7と開頭片11の説明図で、
穿孔部8を四箇所に設け、これらの間を開頭線9により
切断した場合を示している。
【0042】図5は上盤1と下盤2との実施例を示す平
面図で、イとロ、ハとニ、ホとヘがそれぞれ上盤と下盤
の一組を示している。イとロの場合、上盤1と下盤2と
の表面には複数の開口部12、13を設けたので、頭蓋
骨と硬膜との間に浸出する液を蒸散させる作用の他、素
材の量を節減する効果がある。開口部の大きさや数、形
態は図示した例に限定されない。
【0043】図5イで示した例は、上盤1の孔部1aを
矩形とし、この孔部に矩形のストッパー6が回動自在に
予め軸支されている(図10参照)。
【0044】ストッパー6は図示した例に限定するもの
ではない。例えば上盤の孔部1aを円形や半球面の凹部
とし、この上に連結部を貫通できる孔14と爪15を形
成したストッパー6を設けることもできる(図11、図
12参照)。図12の場合、連結部3は傾斜状態のまま
係止され確実な固定ができる。
【0045】図5のハとニの場合、上盤には円形の孔部
16を形成し、下盤は矩形の孔部としている。17、1
8は排出用チューブ孔で、上盤及び下盤の対応する周縁
部に切欠いて形成した。頭蓋骨内に浸出する液の排出に
利用することができる。
【0046】上盤と下盤の孔部周縁には、イとロと同様
に多数の開口部を設けている。
【0047】ホとヘは上盤と下盤の径を若干小さくした
例で、頭蓋骨の開頭線に用いるに適した大きさとしてい
る。
【0048】図6は上盤、下盤及び連結部の係合状態を
示す拡大斜視図であり、連結部3を通して爪15で固定
される。
【0049】図7は連結部の他実施例として幅方向の軸
部10を示す拡大斜視図である。
【0050】図8、図9はストッパーの拡大断面図で、
図8は爪15の係合状態を示す参考図であり、図9は爪
15を解除するレバー19を付加した場合を示してい
る。
【0051】図10はストッパー6の他実施例で、予め
上盤1に軸支されている。図11及び図12はさらにス
トッパーの他実施例である。下面を半球形とし爪15を
形成している。連結部3がストッパー6の爪15と係合
して、連結部3を傾斜状態のまま固定している。上盤1
ではストッパー6が回動自在となっているので、安定し
て上盤と下盤とを固定することができる。
【0052】
【発明の効果】本発明では、開頭片の切断面が傾斜して
いる場合にも頭蓋骨を挟持する上盤と下盤とが頭蓋骨に
密接できるよう下盤では連結部が軸部によって回動自在
であり、又上盤ではストッパーが回動して連結部を確実
に固定できるよう調整できる。従って、上盤と下盤によ
る頭蓋骨の挟持が安定し、特別な用具を必要とせず、簡
単敏速に確実な固定ができる頭蓋骨開頭片の固定装置を
提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 上盤、下盤及び連結部を分解して示した斜視
【図2】 頭蓋骨の穿孔部に使用した状態の固定装置の
断面図
【図3】 頭蓋骨の開頭線で傾斜した部分に使用した固
定装置の断面図
【図4】 頭蓋骨の切断例を示す側面図
【図5】 上盤と下盤の実施例を示す平面図
【図6】 連結部とストッパーとの係止状態を示す拡大
断面図
【図7】 連結部の軸部の他実施例を示す拡大斜視図
【図8】 ストッパーの爪と連結部との係合状態を示す
拡大断面図
【図9】 ストッパーの爪を解除するレバーの一例を示
す断面図
【図10】ストッパーの他実施例を示す拡大断面図
【図11】ストッパーのさらに他実施例を示す拡大断面
【図12】同ストッパーにより連結部が傾斜して固定さ
れた状態を示す拡大断面図
【符号の説明】
1: 上盤 1a: 孔部 2: 下盤 2a: 孔部 3: 連結部 4: 係合部 5: 軸部 6: ストッパー 7: 頭蓋骨 8: 穿孔部 9: 開頭線 10: 軸部 11: 開頭片 14: 孔 15: 爪 17、18: 排水用チューブ孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭蓋骨開頭片の固定装置として、上盤と
    下盤及びこれら上盤と下盤との連結部とから成り、前記
    連結部表面に多数のラックその他の係合部を設けると共
    に連結部の下端にボールその他の軸部を設けて連結部を
    下盤に対し傾斜して係止可能とし、前記上盤の中央に
    は、連結部が通過できる孔及び前記係合部と係止して逆
    戻りを防止する爪とを有するストッパーを設け、前記下
    盤の中央には、連結部のボールその他の軸部を係止でき
    る孔部を設け、前記連結部を介して上盤と下盤との間で
    頭蓋骨を挟持するようストッパーで締付け固定すること
    を特徴とする頭蓋骨開頭片の固定装置。
  2. 【請求項2】 連結部が軸部を介して下盤の孔部で係止
    され、上盤に設けたストッパーにより逆戻りを防止して
    連結部を傾斜状態のまま取り付けられ、連結部が頭蓋骨
    切断面の傾斜に沿うようにした請求項1記載の頭蓋骨開
    頭片の固定装置。
  3. 【請求項3】 ストッパーの下面を半球面とし、上盤の
    孔部に揺動可能に載置した請求項1又は2記載の頭蓋骨
    開頭片の固定装置。
  4. 【請求項4】 連結部に係合した爪を外すレバーをスト
    ッパーに付設した請求項1又は2記載の頭蓋骨開頭片の
    固定装置。
  5. 【請求項5】 上盤及び下盤が円盤であり、中央部が下
    方へ膨らみ型とし周縁部が下降している請求項1又は2
    記載の頭蓋骨開頭片の固定装置。
  6. 【請求項6】 上盤と下盤の対向位置で周縁部から切欠
    いた排水用チューブ孔を設けた請求項1又は2記載の頭
    蓋骨開頭片の固定装置。
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