JP2003178636A - 多相の電気的な切換装置の接続端子のための端子カバーキャップ - Google Patents
多相の電気的な切換装置の接続端子のための端子カバーキャップInfo
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- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
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- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 切換装置の隣接する相の接続端子の間の絶縁
耐力を高め、経済的に有利であるような、多相の電気的
な切換装置の接続端子のための端子カバーキャップを提
供する。 【解決手段】 隣接する相の接続端子の間の電気的な耐
力を保証するために、Ｌ字型に形成されていて、一方の
脚では、クランプねじに通じている切欠２，３，４の上
方で延びていて、他方の脚では、接続端子に通じる接続
開口５，６，７の上方で延びている端子カバーキャップ
８が、絶縁材ケーシング１に面した側で、接続端子に通
じる接続開口５，６，７の縁部領域において、極めて小
さな空隙をおいて密に接しており、端子カバーキャップ
８の、絶縁材ケーシング１とは反対側の表面に、接続端
子に通じるキャップ開口９．１０，１１の間に、必用な
沿面距離を確保する突出したリブ１５，１６が設けられ
ている。
耐力を高め、経済的に有利であるような、多相の電気的
な切換装置の接続端子のための端子カバーキャップを提
供する。 【解決手段】 隣接する相の接続端子の間の電気的な耐
力を保証するために、Ｌ字型に形成されていて、一方の
脚では、クランプねじに通じている切欠２，３，４の上
方で延びていて、他方の脚では、接続端子に通じる接続
開口５，６，７の上方で延びている端子カバーキャップ
８が、絶縁材ケーシング１に面した側で、接続端子に通
じる接続開口５，６，７の縁部領域において、極めて小
さな空隙をおいて密に接しており、端子カバーキャップ
８の、絶縁材ケーシング１とは反対側の表面に、接続端
子に通じるキャップ開口９．１０，１１の間に、必用な
沿面距離を確保する突出したリブ１５，１６が設けられ
ている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、多相の電気的な切
換装置の接続端子のための端子カバーキャップであっ
て、切換装置の、全ての相のために共通の絶縁材ケーシ
ングに取り付けられた電気的な接続端子が設けられてい
て、これらの接続端子には、電気的なラインを接続端子
に固定するために働く、ラインに対して垂直に延びる、
絶縁材ケーシングの表面から切欠を介してアクセス可能
なクランプねじが設けられている形式のものに関する。
換装置の接続端子のための端子カバーキャップであっ
て、切換装置の、全ての相のために共通の絶縁材ケーシ
ングに取り付けられた電気的な接続端子が設けられてい
て、これらの接続端子には、電気的なラインを接続端子
に固定するために働く、ラインに対して垂直に延びる、
絶縁材ケーシングの表面から切欠を介してアクセス可能
なクランプねじが設けられている形式のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】ＥＰ−Ａ１００５１７５５号明細書によ
れば、電気的な設置された装置の接続端子の保護のため
のカバー装置が公知である。カバー装置は、横断面では
ほぼＬ字形である。このカバー装置は、設置された装置
に設けられた、突起または切欠の背後から係合するばね
弾性的な少なくとも１つの突起によって設置された装置
に保持されている。このカバー装置は、接続端子のため
の接触保護装置として働き、設置された装置の隣接する
相の接続端子の間の絶縁耐力は高めない。
れば、電気的な設置された装置の接続端子の保護のため
のカバー装置が公知である。カバー装置は、横断面では
ほぼＬ字形である。このカバー装置は、設置された装置
に設けられた、突起または切欠の背後から係合するばね
弾性的な少なくとも１つの突起によって設置された装置
に保持されている。このカバー装置は、接続端子のため
の接触保護装置として働き、設置された装置の隣接する
相の接続端子の間の絶縁耐力は高めない。
【０００３】
【特許文献１】ＥＰ−Ａ１−００５１７５５号明細書
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、多相
の電気的な切換装置の接続端子のための端子カバーキャ
ップであって、切換装置の隣接する相の接続端子の間の
絶縁耐力を高め、電気的な切換装置の隣接する接続端子
の間の絶縁耐力に関する種々の規格、例えばアメリカ合
衆国の規格ＵＬ５０８の要求に相当し、経済的に有利で
あるような端子カバーキャップを提供することである。
の電気的な切換装置の接続端子のための端子カバーキャ
ップであって、切換装置の隣接する相の接続端子の間の
絶縁耐力を高め、電気的な切換装置の隣接する接続端子
の間の絶縁耐力に関する種々の規格、例えばアメリカ合
衆国の規格ＵＬ５０８の要求に相当し、経済的に有利で
あるような端子カバーキャップを提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、隣接する相の接続端子の間の電気
的な耐力を保証するために、Ｌ字型に形成されていて、
一方の脚では、クランプねじに通じている切欠の上方で
延びていて、他方の脚では、接続端子に通じる接続開口
の上方で延びている端子カバーキャップが、絶縁材ケー
シングに面した側で、接続端子に通じる接続開口の縁部
領域において、極めて小さな空隙をおいて密に接してお
り、端子カバーキャップの、絶縁材ケーシングとは反対
側の表面に、接続端子に通じるキャップ開口の間に、必
用な沿面距離（Kriechweg）を確保する突出したリブが
設けられているようにした。
に本発明の構成では、隣接する相の接続端子の間の電気
的な耐力を保証するために、Ｌ字型に形成されていて、
一方の脚では、クランプねじに通じている切欠の上方で
延びていて、他方の脚では、接続端子に通じる接続開口
の上方で延びている端子カバーキャップが、絶縁材ケー
シングに面した側で、接続端子に通じる接続開口の縁部
領域において、極めて小さな空隙をおいて密に接してお
り、端子カバーキャップの、絶縁材ケーシングとは反対
側の表面に、接続端子に通じるキャップ開口の間に、必
用な沿面距離（Kriechweg）を確保する突出したリブが
設けられているようにした。
【０００６】
【発明の効果】種々の規格においては、電気的な切換装
置の隣接する接続端子の間の絶縁耐力の試験がなされな
ければならない。接続端子の間に位置する絶縁材料の表
面上に通常存在する沿面距離は、例外的な場合には、規
定された試験電圧を維持するのに十分ではない。端子カ
バーキャップを、絶縁材ケーシングに面した側で、絶縁
材ケーシングの、接続端子に通じる接続開口の縁部領域
に極めて僅かなエアギャップで密に接触させることによ
り、種々の仕様により求められる高い試験電圧を維持す
ることのできるバリヤが得られる。これは接触する端子
カバーキャップを有さない同じ距離の試験電圧よりも高
い。このような構成により、隣接する接続端子の間の絶
縁耐力を高めることができ、この場合、絶縁材ケーシン
グの拡大により沿面距離が延ばされることはない。端子
カバーキャップの、絶縁材ケーシングとは反対側に、リ
ブを取り付けるために充分なスペースが存在している。
従ってこちら側で、沿面距離が、接続端子に通じるキャ
ップ開口の間に、取り付けられたリブによって、試験電
圧に相応して拡大される。
置の隣接する接続端子の間の絶縁耐力の試験がなされな
ければならない。接続端子の間に位置する絶縁材料の表
面上に通常存在する沿面距離は、例外的な場合には、規
定された試験電圧を維持するのに十分ではない。端子カ
バーキャップを、絶縁材ケーシングに面した側で、絶縁
材ケーシングの、接続端子に通じる接続開口の縁部領域
に極めて僅かなエアギャップで密に接触させることによ
り、種々の仕様により求められる高い試験電圧を維持す
ることのできるバリヤが得られる。これは接触する端子
カバーキャップを有さない同じ距離の試験電圧よりも高
い。このような構成により、隣接する接続端子の間の絶
縁耐力を高めることができ、この場合、絶縁材ケーシン
グの拡大により沿面距離が延ばされることはない。端子
カバーキャップの、絶縁材ケーシングとは反対側に、リ
ブを取り付けるために充分なスペースが存在している。
従ってこちら側で、沿面距離が、接続端子に通じるキャ
ップ開口の間に、取り付けられたリブによって、試験電
圧に相応して拡大される。
【０００７】端子カバーキャップは、製造された切換装
置に、電気的なラインを接続する前に、スナップ結合に
より解離不能に固定される。種々の規格により、クラン
プカバーキャップを絶縁材ケーシングに解離不能に固定
しなければならないことが求められている。このことは
このような解離不能なスナップ結合により得られる。
置に、電気的なラインを接続する前に、スナップ結合に
より解離不能に固定される。種々の規格により、クラン
プカバーキャップを絶縁材ケーシングに解離不能に固定
しなければならないことが求められている。このことは
このような解離不能なスナップ結合により得られる。
【０００８】端子カバーキャップは、有利には、絶縁材
ケーシングに面した側に、絶縁材ケーシングに背後から
係合する少なくとも１つの保持突起と、絶縁材ケーシン
グの突起に背後から係合する少なくとも１つのスナップ
突起とを有している。このような装置により、ねじ結合
なしに、絶縁材ケーシングに端子カバーキャップを解離
不能に固定することができる。このことは特に、比較的
小さな切換装置において有利である。
ケーシングに面した側に、絶縁材ケーシングに背後から
係合する少なくとも１つの保持突起と、絶縁材ケーシン
グの突起に背後から係合する少なくとも１つのスナップ
突起とを有している。このような装置により、ねじ結合
なしに、絶縁材ケーシングに端子カバーキャップを解離
不能に固定することができる。このことは特に、比較的
小さな切換装置において有利である。
【０００９】Ｌ字形の端子カバーキャップが、接続端子
に通じる切欠の領域で、絶縁材ケーシングにねじ固定さ
れていて、これに対して垂直に延びる脚で、絶縁材ケー
シングに、絶縁材ケーシングに背後から係合する少なく
とも１つの保持ストッパと、絶縁材ケーシングの突起に
係合する少なくとも１つのスナップ突起とで固定されて
いる。絶縁材ケーシングに係合するスナップ突起は、絶
縁材ケーシングにおける端子カバーキャップの解離不能
な固定を保証する。
に通じる切欠の領域で、絶縁材ケーシングにねじ固定さ
れていて、これに対して垂直に延びる脚で、絶縁材ケー
シングに、絶縁材ケーシングに背後から係合する少なく
とも１つの保持ストッパと、絶縁材ケーシングの突起に
係合する少なくとも１つのスナップ突起とで固定されて
いる。絶縁材ケーシングに係合するスナップ突起は、絶
縁材ケーシングにおける端子カバーキャップの解離不能
な固定を保証する。
【００１０】端子カバーキャップが、隣接する相の接続
端子に通じる切欠の中空室に突入する分離突起を有して
いる。接続端子に通じる切欠の中空室に係合する分離突
起は、電気的なバリヤとして働き、切換装置に求められ
る最小の試験電圧の限界を高める。
端子に通じる切欠の中空室に突入する分離突起を有して
いる。接続端子に通じる切欠の中空室に係合する分離突
起は、電気的なバリヤとして働き、切換装置に求められ
る最小の試験電圧の限界を高める。
【００１１】
【発明の実施の形態】次に図面につき本発明の実施の形
態を詳しく説明する。
態を詳しく説明する。
【００１２】図１には比較的小さな電気的な切換装置が
斜視図で示されている。切換コンタクト部材、コンタク
ト操作機構、接続端子を有した切換装置は、絶縁材ケー
シング１に取り付けられている。電気的なライン（図示
せず）は、接続開口５，６，７から接続端子に導入する
ことができる。電気的なラインを接続端子に固定するた
めに設けられる、ラインに対して垂直に延びるクランプ
ねじは、絶縁材ケーシング１の表面から切欠２，３，４
を通ってアクセス可能である。種々の仕様のためには、
絶縁材料の表面に設けられた接続端子の間の沿面距離
は、種々様々な規格で指示される試験電圧を維持するに
は十分でない。そこで、図２、図３、図４に示された端
子カバーキャップ８を補助的に使用する。
斜視図で示されている。切換コンタクト部材、コンタク
ト操作機構、接続端子を有した切換装置は、絶縁材ケー
シング１に取り付けられている。電気的なライン（図示
せず）は、接続開口５，６，７から接続端子に導入する
ことができる。電気的なラインを接続端子に固定するた
めに設けられる、ラインに対して垂直に延びるクランプ
ねじは、絶縁材ケーシング１の表面から切欠２，３，４
を通ってアクセス可能である。種々の仕様のためには、
絶縁材料の表面に設けられた接続端子の間の沿面距離
は、種々様々な規格で指示される試験電圧を維持するに
は十分でない。そこで、図２、図３、図４に示された端
子カバーキャップ８を補助的に使用する。
【００１３】端子カバーキャップ８の構成を詳しく示す
ために、図２および図３では同じ端子カバーキャップ８
が別の縮尺で示されている。これら図２および図３で
は、端子カバーキャップ８が、絶縁ケーシング１とは反
対の側から示されている。これらの図面では、切欠５，
６，７を通って接続端子（図示せず）に通じる切欠９，
１０，１１と、図４に明瞭に示されたキャップ開口１
２，１３，１４の間に位置する多層のリブ１５，１６が
明瞭に示されている。両側方のリブ１７，１８は、隣接
する切換装置（図示せず）の外側の接続端子への沿面距
離を高め、端子カバーキャップ８の側方の終端部を形成
する。
ために、図２および図３では同じ端子カバーキャップ８
が別の縮尺で示されている。これら図２および図３で
は、端子カバーキャップ８が、絶縁ケーシング１とは反
対の側から示されている。これらの図面では、切欠５，
６，７を通って接続端子（図示せず）に通じる切欠９，
１０，１１と、図４に明瞭に示されたキャップ開口１
２，１３，１４の間に位置する多層のリブ１５，１６が
明瞭に示されている。両側方のリブ１７，１８は、隣接
する切換装置（図示せず）の外側の接続端子への沿面距
離を高め、端子カバーキャップ８の側方の終端部を形成
する。
【００１４】Ｌ字形に形成された、切換装置に取り付け
られる端子カバーキャップ８は、一方の脚で、クランプ
ねじをガイドする切欠２，３，４の上方で延びていて、
他方の脚で、接続端子に通じる接続開口５，６，７の上
方で延びている。図４には２つの保持突起１９，２０が
示されている。これらの保持突起１９，２０は、端子カ
バーキャップ８を切換装置に組み付ける際に、絶縁材ケ
ーシング１に設けられた保持開口２１に挿入される。矢
印方向４８で行われる挿入運動の終了時に、図４に示し
たスナップ突起２２が、絶縁材ケーシング１の、溝の終
端部に位置する突起２３に係合し、端子カバーキャップ
８と絶縁材ケーシング１との間の解離不能な結合を保証
する。この解離不能な結合は、種々の規格で規定されて
いる。
られる端子カバーキャップ８は、一方の脚で、クランプ
ねじをガイドする切欠２，３，４の上方で延びていて、
他方の脚で、接続端子に通じる接続開口５，６，７の上
方で延びている。図４には２つの保持突起１９，２０が
示されている。これらの保持突起１９，２０は、端子カ
バーキャップ８を切換装置に組み付ける際に、絶縁材ケ
ーシング１に設けられた保持開口２１に挿入される。矢
印方向４８で行われる挿入運動の終了時に、図４に示し
たスナップ突起２２が、絶縁材ケーシング１の、溝の終
端部に位置する突起２３に係合し、端子カバーキャップ
８と絶縁材ケーシング１との間の解離不能な結合を保証
する。この解離不能な結合は、種々の規格で規定されて
いる。
【００１５】端子カバーキャップ８は、キャップ開口
９，１０，１１の、絶縁材ケーシング１に面した縁部領
域で、絶縁材ケーシング１の接続開口５，６，７の縁部
領域に密に接触している。端子カバーキャップ８の、接
続開口５，６，７の周りに密に接触する部分は、電気的
な装置の接続端子の間の電気的な耐力を明らかに高めて
いるので、種々様々な仕様で求められる、電気的な装置
の接続端子の間の電気的な耐力が端子カバーキャップ８
によって得られる。
９，１０，１１の、絶縁材ケーシング１に面した縁部領
域で、絶縁材ケーシング１の接続開口５，６，７の縁部
領域に密に接触している。端子カバーキャップ８の、接
続開口５，６，７の周りに密に接触する部分は、電気的
な装置の接続端子の間の電気的な耐力を明らかに高めて
いるので、種々様々な仕様で求められる、電気的な装置
の接続端子の間の電気的な耐力が端子カバーキャップ８
によって得られる。
【００１６】絶縁材ケーシング１内に位置する接続端子
の間の絶縁耐力を高めるために、端子カバーキャップ８
に分離突起２４が形成されている。この分離突起２４
は、絶縁材ケーシング１に設けられた切欠５，６，７内
に突入し、沿面距離延長に寄与する。分離突起２４は種
々の形状を有していてよく、切欠５，６，７の一部分だ
けに、または全周に相応してこの切欠５，６，７に突入
してもよい。
の間の絶縁耐力を高めるために、端子カバーキャップ８
に分離突起２４が形成されている。この分離突起２４
は、絶縁材ケーシング１に設けられた切欠５，６，７内
に突入し、沿面距離延長に寄与する。分離突起２４は種
々の形状を有していてよく、切欠５，６，７の一部分だ
けに、または全周に相応してこの切欠５，６，７に突入
してもよい。
【００１７】図６、図７、図８に示した端子カバーキャ
ップ３２は、比較的大きな切換装置のためのものであ
る。基本的な装置は、小さな切換装置について既に記載
したものと同様である。両装置の間の最大の相違点は、
この装置では、端子カバーキャップ３２が絶縁材ケーシ
ング２５に、スナップ結合によってだけではなく、ねじ
結合によっても固定されていることである。
ップ３２は、比較的大きな切換装置のためのものであ
る。基本的な装置は、小さな切換装置について既に記載
したものと同様である。両装置の間の最大の相違点は、
この装置では、端子カバーキャップ３２が絶縁材ケーシ
ング２５に、スナップ結合によってだけではなく、ねじ
結合によっても固定されていることである。
【００１８】図５の絶縁材ケーシング２５は、切換コン
タクト部と、コンタクト操作機構と、接続端子とを有し
ている。電気的なライン（図示せず）は、接続開口２
９，３０，３１から接続端子へと導入され、ここで切欠
２６，２７，２８からアクセス可能であるクランプねじ
によって固定される。端子カバーキャップ３２によっ
て、このような装置でも、接続端子の間の電気的な耐力
が高められる。
タクト部と、コンタクト操作機構と、接続端子とを有し
ている。電気的なライン（図示せず）は、接続開口２
９，３０，３１から接続端子へと導入され、ここで切欠
２６，２７，２８からアクセス可能であるクランプねじ
によって固定される。端子カバーキャップ３２によっ
て、このような装置でも、接続端子の間の電気的な耐力
が高められる。
【００１９】このような装置でも、２つの図６、図７に
示した端子カバーキャップ３２の間には縮尺的な違いし
かない。図８では、この端子カバーキャップ３２が、絶
縁材ケーシング２５に面した側から示されている。この
図８には、接続端子への電気的なラインの導入のために
働くキャップ開口５０，５１，５２が示されている。図
６、図７では端子カバーキャップ３２が、絶縁材ケーシ
ング２５とは反対の側から示されている。図６、図７に
は突出するリブ３６，３７が示されている。これらのリ
ブ３６，３７は、隣接する接続端子の間の沿面距離を延
長し、ひいては電気的な耐力を高めるために働く。側方
の終端リブ３８，３９も明瞭に示されている。
示した端子カバーキャップ３２の間には縮尺的な違いし
かない。図８では、この端子カバーキャップ３２が、絶
縁材ケーシング２５に面した側から示されている。この
図８には、接続端子への電気的なラインの導入のために
働くキャップ開口５０，５１，５２が示されている。図
６、図７では端子カバーキャップ３２が、絶縁材ケーシ
ング２５とは反対の側から示されている。図６、図７に
は突出するリブ３６，３７が示されている。これらのリ
ブ３６，３７は、隣接する接続端子の間の沿面距離を延
長し、ひいては電気的な耐力を高めるために働く。側方
の終端リブ３８，３９も明瞭に示されている。
【００２０】Ｌ字形に形成された、切換装置に取り付け
られた端子カバーキャップ３２は、一方の脚で、接続端
子に通じる接続開口２９，３０，３１の上方で延びてい
る。この脚は、端子カバーキャップ３２をねじ４０によ
って絶縁材ケーシング２５に組み付ける際にねじ固定さ
れる。この脚は、絶縁材ケーシング２５に面した側に２
つの保持ストッパ４１，４２を支持している。これらの
保持ストッパ４１，４２は、組み付けの際に、絶縁材ケ
ーシング２５に成形されたキャップ４３，４４に係合す
る。端子カバーキャップ３２の組み付けの際には、保持
ストッパ４１，４２が矢印方向４９でギャップ４３，４
４内に進入した後、端子カバーキャップ３２が絶縁材ケ
ーシング２５に、Ｌ字形の端子カバーキャップ３２の他
方の脚の内面に一体成形されたスナップ突起４５が、溝
の端部に位置する突起４６の背後から係合するまで押し
付けられる。このスナップ結合部は、端子カバーキャッ
プ３２と絶縁材ケーシング２５との間の解離不能な結合
を保証する。端子カバーキャップ３２の固定のために、
端子カバーキャップ３２を絶縁材ケーシング２５に保持
するねじ４０が働く。
られた端子カバーキャップ３２は、一方の脚で、接続端
子に通じる接続開口２９，３０，３１の上方で延びてい
る。この脚は、端子カバーキャップ３２をねじ４０によ
って絶縁材ケーシング２５に組み付ける際にねじ固定さ
れる。この脚は、絶縁材ケーシング２５に面した側に２
つの保持ストッパ４１，４２を支持している。これらの
保持ストッパ４１，４２は、組み付けの際に、絶縁材ケ
ーシング２５に成形されたキャップ４３，４４に係合す
る。端子カバーキャップ３２の組み付けの際には、保持
ストッパ４１，４２が矢印方向４９でギャップ４３，４
４内に進入した後、端子カバーキャップ３２が絶縁材ケ
ーシング２５に、Ｌ字形の端子カバーキャップ３２の他
方の脚の内面に一体成形されたスナップ突起４５が、溝
の端部に位置する突起４６の背後から係合するまで押し
付けられる。このスナップ結合部は、端子カバーキャッ
プ３２と絶縁材ケーシング２５との間の解離不能な結合
を保証する。端子カバーキャップ３２の固定のために、
端子カバーキャップ３２を絶縁材ケーシング２５に保持
するねじ４０が働く。
【００２１】端子カバーキャップ３２も、キャップ開口
５０，５１，５２の、絶縁材ケーシング２５に面した縁
部領域で、絶縁材ケーシング２５の接続開口２９，３
０，３１の縁部領域に密に接触する。互いに密に接触す
る絶縁材料部分は、電気的な切換装置の接続端子の間で
電気的な耐力を、端子カバーキャップ３２がない場合の
電気的な耐力に比較して高める。
５０，５１，５２の、絶縁材ケーシング２５に面した縁
部領域で、絶縁材ケーシング２５の接続開口２９，３
０，３１の縁部領域に密に接触する。互いに密に接触す
る絶縁材料部分は、電気的な切換装置の接続端子の間で
電気的な耐力を、端子カバーキャップ３２がない場合の
電気的な耐力に比較して高める。
【００２２】位置決めピンが設けられた、端子カバーキ
ャップ３２のアーム４７は、組み付け補助部として働く
だけである。
ャップ３２のアーム４７は、組み付け補助部として働く
だけである。
【００２３】記載した装置のさらなる利点は、対称的に
形成された電気的な切換装置の両接続側に端子カバーキ
ャップ８，３２を組み付けることができることにある。
形成された電気的な切換装置の両接続側に端子カバーキ
ャップ８，３２を組み付けることができることにある。
【図１】端子カバーキャップを備えていない、比較的小
さな電気的切換装置の斜視図である。
さな電気的切換装置の斜視図である。
【図２】図１の電気的切換装置に嵌合する端子カバーキ
ャップを示す図である。
ャップを示す図である。
【図３】図２に示した端子カバーキャップを異なる縮尺
で示した、切換装置とは反対側から見た図である。
で示した、切換装置とは反対側から見た図である。
【図４】図３の端子カバーキャップを、切換装置に面す
る側から見た図である。
る側から見た図である。
【図５】端子カバーキャップを備えていない、比較的大
きな電気的切換装置の斜視図である。
きな電気的切換装置の斜視図である。
【図６】図５の電気的切換装置のための端子カバーキャ
ップを示す図である。
ップを示す図である。
【図７】図６に示した端子カバーキャップを異なる縮尺
で示した、切換装置とは反対側から見た図である。
で示した、切換装置とは反対側から見た図である。
【図８】図７の端子カバーキャップを、切換装置に面す
る側から見た図である。
る側から見た図である。
１ 絶縁材ケーシング、 ２，３，４ 切欠、 ５，
６，７ 接続開口、 ８端子カバーキャップ、 ９，１
０，１１ 切欠、 １２，１３，１４ キャップ開口、
１５，１６ リブ、 １７，１８ 側方リブ、 １
９，２０ 保持突起、 ２１ 保持開口、 ２２ スナ
ップ突起、 ２３ 突起、 ２４ 分離突起、 ２５
絶縁材ケーシング、 ２６，２７，２８ 切欠、 ２
９，３０，３１ 接続開口、 ３２ 端子カバーキャッ
プ、 ３６，３７ リブ、 ３８，３９ 終端リブ、
４０ ねじ、 ４１，４２ 保持ストッパ、 ４３，４
４ ギャップ、 ４５ スナップ突起、 ４６ 突起、
４７ アーム、 ４８，４９矢印方向、 ５０，５
１，５２ キャップ開口
６，７ 接続開口、 ８端子カバーキャップ、 ９，１
０，１１ 切欠、 １２，１３，１４ キャップ開口、
１５，１６ リブ、 １７，１８ 側方リブ、 １
９，２０ 保持突起、 ２１ 保持開口、 ２２ スナ
ップ突起、 ２３ 突起、 ２４ 分離突起、 ２５
絶縁材ケーシング、 ２６，２７，２８ 切欠、 ２
９，３０，３１ 接続開口、 ３２ 端子カバーキャッ
プ、 ３６，３７ リブ、 ３８，３９ 終端リブ、
４０ ねじ、 ４１，４２ 保持ストッパ、 ４３，４
４ ギャップ、 ４５ スナップ突起、 ４６ 突起、
４７ アーム、 ４８，４９矢印方向、 ５０，５
１，５２ キャップ開口
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ヴィリー フェラー
スイス国 ロンバッハ ゾンマットシュト
ラーセ 16
(72)発明者 ハンス−ユルゲン ハース
スイス国 ウンターエントフェルデン ブ
ーヘグヴェーク 15
(72)発明者 パトリック カルト
スイス国 シェーネンヴェルト シュタフ
ェレグシュトラーセ ７
(72)発明者 サンドロ リベルト
スイス国 アーラウ ギリクスヴェーク
９
(72)発明者 ハンス ヴァイヒェルト
スイス国 グレーニヒェン ウンターフェ
ルトシュトラーセ 41
Ｆターム(参考） 5G052 AA08 AA15 BB10 HA02 HB05
HC01
Claims (5)
- 【請求項１】 多相の電気的な切換装置の接続端子のた
めの端子カバーキャップ（８，３２）であって、切換装
置の、全ての相のために共通の絶縁材ケーシング（１，
２５）に取り付けられた電気的な接続端子が設けられて
いて、これらの接続端子には、電気的なラインを接続端
子に固定するために働く、ラインに対して垂直に延び
る、絶縁材ケーシング（１，２５）の表面から切欠
（２，３，４，２６，２７，２８）を介してアクセス可
能なクランプねじが設けられている形式のものにおい
て、 隣接する相の接続端子の間の電気的な耐力を保証するた
めに、Ｌ字型に形成されていて、一方の脚では、クラン
プねじに通じている切欠（２，３，４，２６，２７，２
８）の上方で延びていて、他方の脚では、接続端子に通
じる接続開口（５，６，７，２９，３０，３１）の上方
で延びている端子カバーキャップ（８，３２）が、絶縁
材ケーシング（１，２５）に面した側で、接続端子に通
じる接続開口（５，６，７，２９，３０，３１）の縁部
領域において、極めて小さな空隙をおいて密に接してお
り、端子カバーキャップ（８，３２）の、絶縁材ケーシ
ング（１，２５）とは反対側の表面に、接続端子に通じ
るキャップ開口（９．１０，１１，５０，５１，５２）
の間に、必用な沿面距離を確保する突出したリブ（１
５，１６，３６，３７）が設けられていることを特徴と
する、多相の電気的な切換装置の接続端子のための端子
カバーキャップ。 - 【請求項２】 端子カバーキャップ（８，３２）が、電
気的なラインの接続前に、完成した切換装置に、スナッ
プ結合によって解離不能に取り付けられている、請求項
１記載の端子カバーキャップ。 - 【請求項３】 端子カバーキャップ（８，３２）が、絶
縁材ケーシング（１）に面した側に、絶縁材ケーシング
（１）に係合する少なくとも１つの保持突起（１９，２
０）と、絶縁材ケーシング（１）の突起（２３）に背後
から係合する少なくとも１つのスナップ突起（２２）と
を有している、請求項１または２記載の端子カバーキャ
ップ。 - 【請求項４】 Ｌ字形の端子カバーキャップ（３２）
が、接続端子に通じる切欠（２９，３０，３１）の領域
で、絶縁材ケーシング（２５）にねじ固定されていて、
これに対して垂直に延びる脚で、絶縁材ケーシング（２
５）に、絶縁材ケーシング（２５）に背後から係合する
少なくとも１つの保持ストッパ（４１，４２）と、絶縁
材ケーシング（２５）の突起（４６）に係合する少なく
とも１つのスナップ突起（４５）とで固定されている、
請求項１または２記載の端子カバーキャップ。 - 【請求項５】 端子カバーキャップ（８）が、隣接する
相の接続端子に通じる切欠（５，６，７）の中空室に突
入する分離突起（２４）を有している、請求項１から４
までのいずれか１項記載の端子カバーキャップ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CH01759/01A CH695404A5 (de) | 2001-09-24 | 2001-09-24 | Klemmenabdeckkappe für die Anschlussklemmen eines mehrphasigen elektrischen Schaltgerätes. |
| CH20011759/01 | 2001-09-24 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003178636A true JP2003178636A (ja) | 2003-06-27 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002278190A Pending JP2003178636A (ja) | 2001-09-24 | 2002-09-24 | 多相の電気的な切換装置の接続端子のための端子カバーキャップ |
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| EP (1) | EP1296340B1 (ja) |
| JP (1) | JP2003178636A (ja) |
| AT (1) | ATE356417T1 (ja) |
| CH (1) | CH695404A5 (ja) |
| DE (1) | DE50112163D1 (ja) |
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| DE102010032522A1 (de) * | 2010-07-28 | 2012-02-02 | Siemens Aktiengesellschaft | Klemmanordnung für einen Leistungsschalter in Federzugtechnik |
| DE102011082191B4 (de) * | 2011-09-06 | 2021-06-24 | Siemens Aktiengesellschaft | Isolationsvorrichtung, Schutzschaltgerät und Sammelschienen-verbund |
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| CN103745886B (zh) * | 2014-01-14 | 2015-11-25 | 德力西电气有限公司 | 一种增加接触器绝缘性能的防护罩及外壳结构 |
| JP6468067B2 (ja) * | 2015-05-13 | 2019-02-13 | 三菱電機株式会社 | 端子カバーおよび開閉装置 |
| FR3039008B1 (fr) | 2015-07-16 | 2019-06-14 | Safran Electrical & Power | Dispositif de connexion electrique raccordable a plusieurs cables avec protection contre les dommages par corps etrangers |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3042029A1 (de) * | 1980-11-07 | 1982-06-16 | Brown, Boveri & Cie Ag, 6800 Mannheim | Abdeckvorrichtung zur sicherung von anschlussklemmen von elektrischen installationsgeraeten |
| GB2099631B (en) * | 1981-04-15 | 1985-04-03 | Mitsubishi Electric Corp | Electric circuit breaker with a terminal cover |
| DE3536213A1 (de) * | 1985-10-10 | 1987-04-16 | Siemens Ag | Sicherungslasttrennschalter |
| DE3608535C1 (en) * | 1986-03-14 | 1987-05-14 | Wieland Elek Sche Ind Gmbh F | Electrical terminal block having a name-plate support |
| WO1994013032A1 (en) * | 1992-12-03 | 1994-06-09 | Communications Technology Corporation | Sealed insulation displacement terminal block |
| DE29505046U1 (de) * | 1995-03-24 | 1996-07-18 | Klöckner-Moeller GmbH, 53115 Bonn | Niederspannungs-Schaltgerät mit Berührungsschutz |
| US5831498A (en) * | 1997-04-30 | 1998-11-03 | Eaton Corporation | Molded case circuit breaker with adapter for use with ring lug terminations |
| JP3681576B2 (ja) * | 1999-06-02 | 2005-08-10 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ用カバーの装着構造 |
| US6325675B1 (en) * | 2000-01-14 | 2001-12-04 | Ilsco Corporation | Electrical-connector insulating cover having a hinged access cover |
| US6238234B1 (en) * | 2000-02-26 | 2001-05-29 | Marconi Communications, Inc. | Terminal block with reduced dielectric material |
-
2001
- 2001-09-24 CH CH01759/01A patent/CH695404A5/de not_active IP Right Cessation
- 2001-11-08 DE DE50112163T patent/DE50112163D1/de not_active Expired - Fee Related
- 2001-11-08 EP EP01126643A patent/EP1296340B1/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-11-08 AT AT01126643T patent/ATE356417T1/de not_active IP Right Cessation
-
2002
- 2002-09-12 US US10/242,501 patent/US6767242B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-09-24 JP JP2002278190A patent/JP2003178636A/ja active Pending
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| US20030068923A1 (en) | 2003-04-10 |
| US6767242B2 (en) | 2004-07-27 |
| DE50112163D1 (de) | 2007-04-19 |
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