JP2003178299A - 図形縮小編纂方法及び装置並びに図形変形装置及び方法 - Google Patents

図形縮小編纂方法及び装置並びに図形変形装置及び方法

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JP2003178299A JP2001374134A JP2001374134A JP2003178299A JP 2003178299 A JP2003178299 A JP 2003178299A JP 2001374134 A JP2001374134 A JP 2001374134A JP 2001374134 A JP2001374134 A JP 2001374134A JP 2003178299 A JP2003178299 A JP 2003178299A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地図の縮小に応じて、家屋の形状を見やすい
ものに自動変形する。 【解決手段】 除去判定装置12の外接長方形設定装置
14は、入力家屋データ10に外接する長方形を設定
し、比較器16が、長方形設定装置14により設定され
た長方形の短辺を基準長Laと比較し、短辺が基準長L
a以上の家屋データのみを後段に出力する。変形装置1
8は、除去判定装置12からの家屋データの最短辺が基
準長Lb以上になるまで変形を繰り返すことで、形状を
簡略化する。縮小装置20は、変形装置18により形状
を簡略化された家屋データを、目的の縮尺に単純に縮小
されたサイズより僅かに小さいサイズに縮小する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図形縮小編纂方法
及び装置並びに図形変形方法及び装置に関し、より具体
的には、視覚上の違和感を感じさせずに図形、例えば、
地図データ中の建物の平面図形を縮小編纂する図形縮小
編纂方法及び装置、並びにその縮小編纂に使用する図形
変形方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地図は、縮尺に応じて表現が異なる。そ
の表現形式は図式として規定されている。ある縮尺の地
図を作成しようとする場合、その縮尺よりも大きな縮尺
の地図が存在し、その地図の内容を利用できるときに
は、その大きな縮尺の地図を編纂して所望の縮尺の地図
を作成する。
【0003】例えば、縮尺1/2500の地図を縮小し
て、縮尺1/10000の地図を作成できる。従来は、
縮尺1/2500の地図を写真撮影して縮尺1/100
00に縮小した上で、縮尺1/10000の図式に基づ
いて、人間が、建物等の各要素を描画し直している。人
間による図式に基づく再描画では、写真処理により縮小
されることにより読みづらくなっている要素を、読み取
りやすいように変形することも容易であり、細かすぎる
ものを省略することも容易である。但し、そのような変
形・省略のためには、高度な熟練を必要とする。
【0004】最近、地図がデジタル化されつつある。デ
ジタル地図は、コンピュータにより自由に拡大縮小でき
る。しかし、既存の地図処理ソフトウエアは、地図を拡
大縮小する際に、その地図内の各要素、代表的な建物を
同じ倍率で単純に拡大縮小する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】地図を縮小する際に、
従来の地図処理ソフトウエアでは、その地図に含まれる
建物図形を単純に縮小してしまう。この場合、建物が細
かく表示されすぎるだけでなく、建物形状が保存された
状態で縮小される。これはしばしば、不必要な建物を表
示したり、不必要に細かい建物形状を表示することにつ
ながり、縮小後の地図が見にくく、うるさいものになっ
てしまう。換言すると、しばしば、縮小後の地図は、縮
小後の地図の縮尺に応じた図式で表現されたものになら
なくなる。
【0006】本発明は、このような不都合を解消し、縮
小後の縮尺に合った変形及び省略を自動的に行う図形縮
小編纂方法及び装置並びに図形変形方法及び装置を提示
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る図形縮小編
纂方法は、複数の頂点とこれらを順に接続する頂点間接
続線とからなる図形データを縮小編纂する図形縮小編纂
方法であって、入力する図形データのサイズが所定サイ
ズ以上であるかどうかを判別し、所定サイズ未満の場合
に除去する除去判定ステップと、当該除去判定ステップ
により除去されない図形データの形状を、各頂点間接続
線の線長が所定基準長を越えるように変形する変形ステ
ップと、当該変形ステップで変形された図形データの形
状を出力解像度に応じた所定量だけ小さいサイズに縮小
する縮小ステップとを具備することを特徴とする。
【0008】除去判定ステップにより、変形処理の負担
を軽減できる。当該変形ステップで変形された図形デー
タの形状を出力解像度に応じた所定量だけ小さいサイズ
に縮小する縮小ステップを設けることにより、変形後の
図形が見やすいものになる。
【0009】当該変形ステップは、各頂点間接続線の内
の、最短辺を検索する最短辺検索ステップと、当該最短
辺が実質的に矩形の凸部の頂辺及び凹部の底辺の何れか
であるかどうかを判定する矩形判定ステップと、当該最
短辺が実質的に矩形の凸部の頂辺及び凹部の底辺の何れ
かである場合に、当該最短辺の始点及び終点となる頂点
を削除し、その両側の頂点を接続する最短辺削除ステッ
プとを具備する。これにより、凸部及び凹部を効率的に
削除できる。
【0010】当該変形ステップが更に、当該所定基準長
以下の頂点間接続線が連続するかどうかを判定する連続
判定ステップと、当該所定基準長以下の頂点間接続線が
連続しない場合に、当該所定基準長以下の頂点間接続線
をその両側の頂点間接続線の線長比で分割し、その分割
点を端点とするように当該両側の頂点間接続線を平行移
動し、当該分割点及び平行移動後の頂点間接続線の反対
側の端点を、当該所定基準長以下の頂点間接続線の端点
及び平行移動前の当該両側の頂点間接続線の頂点の代替
とする線削除ステップとを具備する。これにより、例え
ば、段差のある折れ曲がり部分を、段差の無い折れ曲が
り直線で簡略化できる。
【0011】当該変形ステップは更に、当該所定基準長
以下の連続する頂点間接続線の中間の頂点を1つおきに
間引く頂点間引きステップと、当該所定基準長以下の連
続する頂点間接続線の中間の1つおきの頂点を、これに
隣接する頂点との間の中間点で代替する頂点代替ステッ
プと、当該所定基準長以下の頂点間接続線が連続する場
合に、連続する当該所定基準長以下の頂点間接続線の数
を計算し、その計算結果に応じて当該頂点間引きステッ
プ及び当該頂点代替ステップの一方を選択する選択ステ
ップとを具備する。これにより、短い線が連なった形状
変化部分を簡略化できる。
【0012】当該変形ステップは、注目頂点の両側の2
つの頂点を結ぶ線に当該注目頂点から垂線を下ろし、そ
の垂線の長さが当該所定基準長以下の場合に、当該注目
頂点を削除する注目頂点削除ステップを具備する。これ
により、微小な曲がり部分を直線で簡略化できる。
【0013】当該縮小ステップが、当該変形ステップで
変形された図形データの形状を、目的の縮尺のサイズよ
りも出力解像度に応じた所定量だけ小さいサイズに縮小
する。これにより、目的の縮尺への縮小と、見やすさの
ための縮小を一括して行える。
【0014】当該除去判定ステップが、入力する図形デ
ータに外接する長方形を設定する外接長方形設定ステッ
プと、当該外接長方形設定ステップで設定された長方形
の短辺を所定長と比較する比較ステップとを具備する。
これにより、削除して良い図形を効率的に検出できる。
【0015】本発明に係る縮小編纂装置は、複数の頂点
とこれらを順に接続する頂点間接続線とからなる図形デ
ータを縮小編纂する図形縮小編纂装置であって、入力す
る図形データのサイズが所定サイズ以上であるかどうか
を判別し、所定サイズ未満の場合に除去する除去判定手
段と、当該除去判定手段により除去されない図形データ
の形状を、各頂点間接続線の線長が所定基準長を越える
ように変形する変形手段と、当該変形手段で変形された
図形データの形状を、出力解像度に応じた所定量だけ小
さいサイズに縮小する縮小手段とを具備することを特徴
とする。
【0016】除去判定手段により、変形処理の負担を軽
減できる。変形手段で変形された図形データの形状を出
力解像度に応じた所定量だけ小さいサイズに縮小する縮
小手段を設けることにより、変形後の図形が見やすいも
のになる。
【0017】当該変形手段は、各頂点間接続線の内の、
最短辺を検索する最短辺検索手段と、当該最短辺が実質
的に矩形の凸部の頂辺及び凹部の底辺の何れかであるか
どうかを判定する矩形判定手段と、当該最短辺が実質的
に矩形の凸部の頂辺及び凹部の底辺の何れかである場合
に、当該最短辺の始点及び終点となる頂点を削除し、そ
の両側の頂点を接続する最短辺削除手段とを具備する。
これにより、凸部及び凹部を効率的に削除できる。
【0018】当該変形手段が更に、当該所定基準長以下
の頂点間接続線が連続するかどうかを判定する連続判定
手段と、当該所定基準長以下の頂点間接続線が連続しな
い場合に、当該所定基準長以下の頂点間接続線をその両
側の頂点間接続線の線長比で分割し、その分割点を端点
とするように当該両側の頂点間接続線を平行移動し、当
該分割点及び平行移動後の頂点間接続線の反対側の端点
を、当該所定基準長以下の頂点間接続線の端点及び平行
移動前の当該両側の頂点間接続線の頂点の代替とする線
削除手段とを具備する。これにより、例えば、段差のあ
る折れ曲がり部分を、段差の無い折れ曲がり直線で簡略
化できる。
【0019】当該変形手段は更に、当該所定基準長以下
の連続する頂点間接続線の中間の頂点を1つおきに間引
く頂点間引き手段と、当該所定基準長以下の連続する頂
点間接続線の中間の1つおきの頂点を、隣接する頂点と
の間の中間点で代替する頂点代替手段と、当該所定基準
長以下の頂点間接続線が連続する場合に、連続する当該
所定基準長以下の頂点間接続線の数を計算し、その計算
結果に応じて当該頂点間引き手段及び当該頂点代替手段
の一方を選択する選択手段とを具備する。これにより、
短い線が連なった形状変化部分を簡略化できる。
【0020】当該変形手段は、注目頂点の両側の2つの
頂点を結ぶ線に当該注目頂点から垂線を下ろし、その垂
線の長さが当該所定基準長以下の場合に、当該注目頂点
を削除する注目頂点削除手段を具備する。これにより、
微小な曲がり部分を直線で簡略化できる。
【0021】当該縮小手段が、当該変形手段で変形され
た図形データの形状を、目的の縮尺のサイズよりも出力
解像度に応じた所定量だけ小さいサイズに縮小する。こ
れにより、目的の縮尺への縮小と、見やすさのための縮
小を一括して行える。
【0022】当該除去判定手段が、入力する図形データ
に外接する長方形を設定する外接長方形設定手段と、当
該外接長方形設定手段で設定された長方形の短辺を所定
長と比較する比較手段とを具備する。これにより、削除
して良い図形を効率的に検出できる。
【0023】本発明に係る図形変形方法は、複数の頂点
とこれらを順に接続する頂点間接続線とからなる図形デ
ータを変形して簡略化する図形変形方法であって、各頂
点間接続線の内の、最短辺を検索する最短辺検索ステッ
プと、当該最短辺が実質的に矩形の凸部の頂辺及び凹部
の底辺の何れかであるかどうかを判定する矩形判定ステ
ップと、当該最短辺が実質的に矩形の凸部の頂辺及び凹
部の底辺の何れかである場合に、当該最短辺の始点及び
終点となる頂点を削除し、その両側の頂点を接続する最
短辺削除ステップとを具備することを特徴とする。これ
により、凸部及び凹部を効率的に削除できる。
【0024】本発明に係る図形変形方法は更に、当該所
定基準長以下の頂点間接続線が連続するかどうかを判定
する連続判定ステップと、当該所定基準長以下の頂点間
接続線が連続しない場合に、当該所定基準長以下の頂点
間接続線をその両側の頂点間接続線の線長比で分割し、
その分割点を端点とするように当該両側の頂点間接続線
を平行移動し、当該分割点及び平行移動後の頂点間接続
線の反対側の端点を、当該所定基準長以下の頂点間接続
線の端点及び平行移動前の当該両側の頂点間接続線の頂
点の代替とする線削除ステップとを具備する。これによ
り、例えば、段差のある折れ曲がり部分を、段差の無い
折れ曲がり直線で簡略化できる。
【0025】本発明に係る図形変形方法は更に、当該所
定基準長以下の連続する頂点間接続線の中間の頂点を1
つおきに間引く頂点間引きステップと、当該所定基準長
以下の連続する頂点間接続線の中間の1つおきの頂点
を、隣接する頂点との間の中間点で代替する頂点代替ス
テップと、当該所定基準長以下の頂点間接続線が連続す
る場合に、連続する当該所定基準長以下の頂点間接続線
の数を計算し、その計算結果に応じて当該頂点間引きス
テップ及び当該頂点代替ステップの一方を選択する選択
ステップとを具備する。これにより、短い線が連なった
形状変化部分を簡略化できる。
【0026】本発明に係る図形変形方法は更に、注目頂
点の両側の2つの頂点を結ぶ線に当該注目頂点から垂線
を下ろし、その垂線の長さが当該所定基準長以下の場合
に、当該注目頂点を削除する注目頂点削除ステップを具
備する。これにより、微小な曲がり部分を直線で簡略化
できる。
【0027】本発明に係る図形変形装置は、複数の頂点
とこれらを順に接続する頂点間接続線とからなる図形デ
ータを変形して簡略化する図形変形装置であって、各頂
点間接続線の内の、最短辺を検索する最短辺検索手段
と、当該最短辺が実質的に矩形の凸部の頂辺及び凹部の
底辺の何れかであるかどうかを判定する矩形判定手段
と、当該最短辺が実質的に矩形の凸部の頂辺及び凹部の
底辺の何れかである場合に、当該最短辺の始点及び終点
となる頂点を削除し、その両側の頂点を接続する最短辺
削除手段とを具備することを特徴とする。これにより、
凸部及び凹部を効率的に削除できる。
【0028】本発明に係る図形変形装置は更に、当該所
定基準長以下の頂点間接続線が連続するかどうかを判定
する連続判定手段と、当該所定基準長以下の頂点間接続
線が連続しない場合に、当該所定基準長以下の頂点間接
続線をその両側の頂点間接続線の線長比で分割し、その
分割点を端点とするように当該両側の頂点間接続線を平
行移動し、当該分割点及び平行移動後の頂点間接続線の
反対側の端点を、当該所定基準長以下の頂点間接続線の
端点及び平行移動前の当該両側の頂点間接続線の頂点の
代替とする線削除手段とを具備する。これにより、例え
ば、段差のある折れ曲がり部分を、段差の無い折れ曲が
り直線で簡略化できる。
【0029】本発明に係る図形変形装置は更に、当該所
定基準長以下の連続する頂点間接続線の中間の頂点を1
つおきに間引く頂点間引き手段と、当該所定基準長以下
の連続する頂点間接続線の中間の1つおきの頂点を、こ
れに隣接する頂点との間の中間点で代替する頂点代替手
段と、当該所定基準長以下の頂点間接続線が連続する場
合に、連続する当該所定基準長以下の頂点間接続線の数
を計算し、その計算結果に応じて当該頂点間引き手段及
び当該頂点代替手段の一方を選択する選択手段とを具備
する。これにより、短い線が連なった形状変化部分を簡
略化できる。
【0030】本発明に係る図形変形装置は更に、注目頂
点の両側の2つの頂点を結ぶ線に当該注目頂点から垂線
を下ろし、その垂線の長さが当該所定基準長以下の場合
に、当該注目頂点を削除する注目頂点削除ステップを具
備する。これにより、微小な曲がり部分を直線で簡略化
できる。
【0031】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0032】図1は、デジタル地図の縮小に適用した本
発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。ここで
は、例えば、1/2500の地図上の家屋データを1/
10000に縮小する、即ち、縮小率1/4で家屋形状
を縮小すると仮定する。また、家屋データは、複数の頂
点と、外形を示すように各頂点を時計回りに接続する線
分のデータからなり、一般的には、多角形構造になって
いる。
【0033】縮尺1/2500の地図上の家屋データ1
0が、除去判定装置12に入力する。除去判定装置12
は、縮小後の縮尺では無視できる家屋を検出し、事前に
除去する装置である。除去判定装置12は、入力家屋デ
ータに外接する長方形を設定する外接長方形設定装置1
4と、長方形設定装置14により設定された長方形の短
辺を基準長Laと比較し、その短辺が基準長La以上の
家屋データのみを後段に出力する比較器16とからな
る。
【0034】図2は、家屋データの形状の一例を示す。
図2を参照して、外接長方形設定装置14の作用を説明
する。家屋データの各頂点を、 P〜Pとする。外
接長方形設定装置14は、家屋データの中から最も長い
線分(最長線分)を検索する。図2に示す例では、線分
−Pが最長線分になる。最長線分P−Pの方
向をY軸とする。換言すると、最長線分がY軸上にのる
ように、何れかの頂点を中心にして家屋データを回転す
ると、以後の処理が容易になる。回転角を記憶してお
き、必要な処理の後に元に戻せばよい。
【0035】家屋データの頂点P〜Pの内、Y軸方
向における最遠端の2点を検索する。図2に示す例で
は、PとPが検索される。Y軸方向におけるその最
遠端の2点P,P間の距離を、目的の長方形の1辺
とする。具体的には、最も遠端の2点P,Pからに
Y軸に垂線を下ろしたときの交点間の距離が、目的の長
方形の1辺となる。Y軸に直交する軸をX軸とする。各
頂点からX軸に垂線を下ろしたときのX軸との交点(垂
線の足)が、互いに最も遠くなる2つの頂点を検索す
る。図2に示す例では、P(又はP)とPであ
る。頂点P,PからX軸に下ろした垂線の足間の距
離を、目的の長方形の別の1辺の長さとする。得られた
長方形の短い方の辺の長さを基準長Laと比較し、基準
長Laより短ければ、その家屋データを削除する。
【0036】変形装置18は、除去判定装置12により
一定以上の大きさであると判定された家屋データの形状
を簡略化する。具体的には、変形装置18は、最短辺が
基準長Lb以上になるまで家屋形状の変形を繰り返すこ
とで、形状を簡略化する。この詳細は、後述する。
【0037】縮小装置20は、変形装置18により形状
を簡略化された家屋データを、目的の縮尺(ここでは、
1/10000)に単純に縮小されたサイズより僅かに
小さいサイズに縮小する装置である。一般的には、縮小
装置20は、変形装置18から出力される家屋データの
家屋形状を、目的の縮尺(ここでは、1/10000)
の地図を表示する出力装置(表示装置又はプリンタ)で
の線の太さの半分相当分、小さいサイズに縮小する。こ
れは、隣接する図形の遷都の重複を避けるためである。
線の幅だけ小さくすると、縮小しすぎる。
【0038】縮小装置20から出力される家屋データ
は、目的の縮尺の地図上で表現されるのに適したサイズ
の家屋形状を示す。縮小装置20を設けたことにより、
目的の縮尺の地図上で、隣接する線図形との線の重なり
が避けられ、家屋形状が見やすいものになる。
【0039】制御装置22には、目的の縮尺(ここで
は、1/10000)と、オリジナルの縮尺(ここで
は、1/2500)からの縮小率(ここでは、1/4
{=1/10000/(1/2500)})と、出力解
像度(例えば、出力装置を示す情報)が入力する。制御
装置22は、目的の縮尺と縮小率から基準長La,Lb
を決定し、基準長Laを比較回路16に、基準長Lbを
変形装置18に、縮小率及び出力解像度を縮小装置20
にそれぞれ供給する。
【0040】図3は、変形装置18の動作フローチャー
トを示す。先ず、最短辺を検索する(S1)。図4に示
すような、辺Pが最短辺である家屋形状モデルで
説明する。最短辺Pが基準長Lb以上の場合(S
2)、最短辺Pの後の辺Pと前の辺P
の方向角の差θを算出する(S3)、その角θが、基
準値より大きく、且つ、(360−基準値)より小さい
かどうかを確認する(S4)。基準値は例えば、170
゜である。ステップS3,S4により、前辺と後辺が実
質的に平行且つ逆方向であるかどうかを確認している。
【0041】前辺と後辺が実質的に平行で逆方向である
場合(S4)、図5、図6、図7及び図8に示すよう
な、基準長Lbよりも細い幅の突起を有する形状モデル
を想定できる。図5〜図8で、辺Pが最短辺であ
る。本明細書では、最短辺Pの始点Pを終点と
する辺Pが後辺、最短辺の終点Pを始点とする
辺Pが前辺である。図5及び図6は前辺長が後辺
長以上の場合の形状モデルを示し、図7及び図8は、前
辺長が後辺長未満の場合の形状モデルを示す。図7は、
図5に示す形状モデルを左右反転した形状モデルを示
し、図8は、図6に示す形状モデルを左右反転した形状
モデルを示す。
【0042】前辺Pの長さと後辺Pの長さ
を比較する(S5)。図5及び図6に示す形状モデルで
は、前辺Pが後辺Pより長く、図7及び図
8に示す形状モデルでは、前辺Pが後辺P
より短い。
【0043】前辺Pの長さが後辺Pの長さ
以上の場合(S5)、即ち、図5及び図6に示す形状モ
デルに対し、前辺Pの終点Pが、実質的に、後
辺P の更に後の辺PN−1の線(延長線を含
む。)上にあるかどうかを調べる(S6)。
【0044】前辺Pの終点Pが実質的に、後後
辺PN−1の線上にある場合(S6)、図5に示す
ように、変形する。即ち、先ず、図5(a)に示す形状
から、図5(b)に示すように、最短辺Pの両端
点P,Pと、突起部分の底を形成する2つの頂点P
,Pの内の一方、例えば頂点Pを削除し、残る頂
点Pを頂点Pと接続する。但し、頂点Pからその
前後の頂点PN−1,P間を結ぶ線分PN−1
垂線を下ろしたときのその垂線の長さが基準長Lb以下
である場合、頂点Pを残す意義が無いので、図5
(c)に示すように、更に頂点Pも削除し、頂点P
N−1,P間を直接、接続する。図5(c)では、最
短辺を含む突起が完全に削除される。
【0045】前辺Pの終点Pが実質的に、後後
辺PN−1の線上にない場合(S6)、図6に示す
ように変形する。即ち、図6(a)に示す形状から、図
6(b)に示すように、最短辺Pの両端点P
を削除し、後辺Pの始点から前辺P
垂線を下ろし、その足PNaに頂点Pを移動する。こ
れにより、突起が後辺Pの高さ分で削除されるこ
とになる。
【0046】前辺Pの長さが後辺Pの長さ
未満の場合(S5)、即ち、図7及び図8に示す形状モ
デルに対し、ステップS6〜S8に示す処理とは左右を
反転した処理を行う。即ち、後辺Pの始点P
が、実質的に、前辺Pの更に前の辺P
線(延長線を含む。)上にあるかどうかを調べる(S
9)。
【0047】後辺Pの始点Pが実質的に、前前
辺Pの線上にある場合(S9)、図7に示すよう
に変形する。即ち、先ず、図7(a)に示す形状から、
図7(b)に示すように、最短辺Pの両端点
,Pと、突起部分の底を形成する2つの頂点
,Pの内の一方、例えば頂点Pを削除し、残る
頂点P を頂点PN−1と接続する。但し、頂点P
らその前後の頂点PN−1,P 間を結ぶ線分PN−1
に垂線を下ろしたときのその垂線の長さが基準長L
b以下である場合、頂点Pを残す意義が無いので、図
7(c)に示すように、更に頂点Pも削除し、頂点P
N−1,P間を直接、接続する。図7(c)では、最
短辺を含む突起が完全に削除される。
【0048】後辺Pの始点Pが実質的に、前前
辺Pの線上にない場合(S9)、図8に示すよう
に変形する。即ち、図8(a)に示す形状から、図8
(b)に示すように、最短辺Pの両端点P,P
を削除し、前辺Pの終点Pから後辺P
に垂線を下ろし、その足P3aに頂点Pを移動する。
これにより、突起が後辺Pの高さ分で削除される
ことになる。
【0049】以上を繰り返すことで、頂辺が最短辺であ
るほぼ矩形の突起を削除することができる。
【0050】最短辺の前辺と後辺が実質的に平行でない
か、又は、平行であっても逆方向でない場合(S4)の
処理を説明する。この場合には、図9に示すように、基
準長Lbよりも短い辺が単独で存在する場合と、図10
及び図11に示すように、基準長Lbよりも短い辺が連
続している場合とが考えられる。
【0051】図9(a)に示すように基準長Lbより短
い辺Pが単独で存在する場合(S12)、図9
(b)に示すように、その前の辺Pの長さと、後
の辺P の長さとの逆比で辺Pを分割し、そ
の分割点をP1aとする。即ち、辺P1aの長さと
辺P1aの長さの比が、辺Pの長さと辺P
の長さの比に等しくなるように、分割点P1aを設
定する。そして、分割点P1aを通り後辺Pと平
行に描いた線と、後後辺PN−1の線(延長線を含
む。)との交点をPNaとする。同様に、分割点P1a
を通り前辺P と平行に描いた線と、前前辺P
の線(延長線を含む。)との交点をP とする。分
割点P1aを頂点Pの代替点とし、点PNaを頂点P
の代替点とし、点P3aを頂点Pの代替点として、
点P1aと点PNaを接続し、点P 1aと点P3aを接
続し、点Pを削除する。
【0052】更に、点P1aからその前後の点PNa
点P3aを接続する線に垂線を下ろし、その垂線の長さ
が基準長Lb以下の場合には、図9(c)に示すよう
に、点P1aを削除し、点PNaと点P3aを結ぶ辺を
形成する。
【0053】基準長Lb以下の辺が連続する場合(S1
2)、その連続する辺の数が偶数か奇数かを調べる(S
14)。偶数の場合(S14)、例えば、図10(a)
に示すように点P〜P間の線分が全て基準長Lb以
下の場合、図10(b)に示すように、偶数番目の点P
,P,Pを全て削除し、線P,P
を新たに設定する(S15)。
【0054】基準長Lb以下の辺の連続数が奇数の場合
(S14)、例えば、図11(a)に示すように点P
〜P間の線分が全て基準長Lb以下の場合、図11
(b)に示すように、偶数番目の点P,Pとその次
(又は前)の点P,Pとの間の中間に新たな点P
2a,P4aを設定すると共に、基準長Lb以下の連続
する辺の途中に位置する頂点P〜Pを削除し、始点
、終点P及びここで設定した中間点P2a,P
4aを順番に接続する(S16)。
【0055】家屋データの最短辺が基準長Lbを越える
迄(S2)、ステップS3〜S16の処理を繰り返す。
家屋データの最短辺が基準長Lbを越えると(S2)、
以上の変形処理結果を出力して、変形処理を終了する
(S17)。
【0056】図5〜図8に示すように、小さな矩形の突
起の頂辺が最短辺になる場合、その頂辺の始点Pと終
点Pを削除し、その突起の底を形成する頂点P,P
を直接、接続してもよい。辺Pの長さが基準長
Lb以下になっても、変形処理#5(S13)により、
上述の場合と同様の又は類似した結果が得られる。
【0057】除去判定装置12、変形装置18、縮小装
置20及び制御装置22の各機能は、コンピュータ上の
ソフトウエアによって実現されるが、勿論、ハードウエ
アによっても実現できる。縮小装置20の縮小機能を、
目的の縮尺への縮小と、見栄えをよくするための解像度
の半分相当の縮小とに分離してもよい。その場合、前者
の縮小機能を、例えば、除去判定装置12の前に配置し
ても良いこともまた、明らかである。
【0058】家屋に適用した実施例を説明したが、本発
明は、家屋に限定されない一般的な図形を縮小する場合
にも適用可能である。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、基本形状を維持しつつ、家屋デー
タのサイズを所望の縮尺に合致するサイズに縮小するこ
とができる。しかも、目的の縮尺上で見やすい形状に変
形するので、見やすい地図を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略構成ブロック図であ
る。
【図2】 外接長方形設定装置14の動作を説明するた
めの家屋データの形状例である。
【図3】 変形装置18の動作フローチャートである。
【図4】 前辺と後辺の方向角差を説明する家屋形状モ
デルである。
【図5】 変形処理#1(ステップS7)の処理例であ
る。
【図6】 変形処理#2(ステップS8)の処理例であ
る。
【図7】 変形処理#3(ステップS10)の処理例で
ある。
【図8】 変形処理#4(ステップS11)の処理例で
ある。
【図9】 変形処理#5(ステップS13)の処理例で
ある。
【図10】 変形処理#6(ステップS15)の処理例
である。
【図11】 変形処理#7(ステップS16)の処理例
である。
【符号の説明】 10:入力家屋データ 12:除去判定装置 14:外接長方形設定装置 16:比較器 18:変形装置 20:縮小装置 22:制御装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/36 G09G 5/36 520G Fターム(参考) 2C032 HC24 5B050 BA17 CA07 EA12 EA13 EA21 FA02 5B057 CA12 CA17 CB12 CB17 CC04 CD05 CF05 5C082 AA01 BA12 CA34 MM10 5E501 AA30 AC15 BA03 FA14 FA44 FB21 FB25 FB45

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の頂点とこれらを順に接続する頂点
    間接続線とからなる図形データを縮小編纂する図形縮小
    編纂方法であって、 入力する図形データのサイズが所定サイズ以上であるか
    どうかを判別し、所定サイズ未満の場合に除去する除去
    判定ステップと、 当該除去判定ステップにより除去されない図形データの
    形状を、各頂点間接続線の線長が所定基準長を越えるよ
    うに変形する変形ステップと、 当該変形ステップで変形された図形データの形状を出力
    解像度に応じた所定量だけ小さいサイズに縮小する縮小
    ステップとを具備することを特徴とする図形縮小編纂方
    法。
  2. 【請求項2】 当該変形ステップは、 各頂点間接続線の内の、最短辺を検索する最短辺検索ス
    テップと、 当該最短辺が実質的に矩形の凸部の頂辺及び凹部の底辺
    の何れかであるかどうかを判定する矩形判定ステップ
    と、 当該最短辺が実質的に矩形の凸部の頂辺及び凹部の底辺
    の何れかである場合に、当該最短辺の始点及び終点とな
    る頂点を削除し、その両側の頂点を接続する最短辺削除
    ステップとを具備する請求項1に記載の図形縮小編纂方
    法。
  3. 【請求項3】 当該変形ステップが更に、 当該所定基準長以下の頂点間接続線が連続するかどうか
    を判定する連続判定ステップと、 当該所定基準長以下の頂点間接続線が連続しない場合
    に、当該所定基準長以下の頂点間接続線をその両側の頂
    点間接続線の線長比で分割し、その分割点を端点とする
    ように当該両側の頂点間接続線を平行移動し、当該分割
    点及び平行移動後の頂点間接続線の反対側の端点を、当
    該所定基準長以下の頂点間接続線の端点及び平行移動前
    の当該両側の頂点間接続線の頂点の代替とする線削除ス
    テップとを具備する請求項2に記載の図形縮小編纂方
    法。
  4. 【請求項4】 当該変形ステップは更に、 当該所定基準長以下の連続する頂点間接続線の中間の頂
    点を1つおきに間引く頂点間引きステップと、 当該所定基準長以下の連続する頂点間接続線の中間の1
    つおきの頂点を、これに隣接する頂点との間の中間点で
    代替する頂点代替ステップと、 当該所定基準長以下の頂点間接続線が連続する場合に、
    連続する当該所定基準長以下の頂点間接続線の数を計算
    し、その計算結果に応じて当該頂点間引きステップ及び
    当該頂点代替ステップの一方を選択する選択ステップと
    を具備する請求項3に記載の図形縮小編纂方法。
  5. 【請求項5】 当該変形ステップは、注目頂点の両側の
    2つの頂点を結ぶ線に当該注目頂点から垂線を下ろし、
    その垂線の長さが当該所定基準長以下の場合に、当該注
    目頂点を削除する注目頂点削除ステップを具備する請求
    項1、2又は3に記載の図形縮小編纂方法。
  6. 【請求項6】 当該縮小ステップが、当該変形ステップ
    で変形された図形データの形状を、目的の縮尺のサイズ
    よりも出力解像度に応じた所定量だけ小さいサイズに縮
    小する請求項1に記載の図形縮小編纂方法。
  7. 【請求項7】 当該除去判定ステップが、入力する図形
    データに外接する長方形を設定する外接長方形設定ステ
    ップと、当該外接長方形設定ステップで設定された長方
    形の短辺を所定長と比較する比較ステップとを具備する
    請求項1に記載の図形縮小編纂方法。
  8. 【請求項8】 当該図形データが地図上の家屋を表現す
    る家屋データである請求項1に記載の図形縮小編纂方
    法。
  9. 【請求項9】 複数の頂点とこれらを順に接続する頂点
    間接続線とからなる図形データを縮小編纂する図形縮小
    編纂装置であって、 入力する図形データのサイズが所定サイズ以上であるか
    どうかを判別し、所定サイズ未満の場合に除去する除去
    判定手段と、 当該除去判定手段により除去されない図形データの形状
    を、各頂点間接続線の線長が所定基準長を越えるように
    変形する変形手段と、 当該変形手段で変形された図形データの形状を、出力解
    像度に応じた所定量だけ小さいサイズに縮小する縮小手
    段とを具備することを特徴とする図形縮小編纂装置。
  10. 【請求項10】 当該変形手段は、 各頂点間接続線の内の、最短辺を検索する最短辺検索手
    段と、 当該最短辺が実質的に矩形の凸部の頂辺及び凹部の底辺
    の何れかであるかどうかを判定する矩形判定手段と、 当該最短辺が実質的に矩形の凸部の頂辺及び凹部の底辺
    の何れかである場合に、当該最短辺の始点及び終点とな
    る頂点を削除し、その両側の頂点を接続する最短辺削除
    手段とを具備する請求項9に記載の図形縮小編纂装置。
  11. 【請求項11】 当該変形手段が更に、 当該所定基準長以下の頂点間接続線が連続するかどうか
    を判定する連続判定手段と、 当該所定基準長以下の頂点間接続線が連続しない場合
    に、当該所定基準長以下の頂点間接続線をその両側の頂
    点間接続線の線長比で分割し、その分割点を端点とする
    ように当該両側の頂点間接続線を平行移動し、当該分割
    点及び平行移動後の頂点間接続線の反対側の端点を、当
    該所定基準長以下の頂点間接続線の端点及び平行移動前
    の当該両側の頂点間接続線の頂点の代替とする線削除手
    段とを具備する請求項10に記載の図形縮小編纂装置。
  12. 【請求項12】 当該変形手段は更に、 当該所定基準長以下の連続する頂点間接続線の中間の頂
    点を1つおきに間引く頂点間引き手段と、 当該所定基準長以下の連続する頂点間接続線の中間の1
    つおきの頂点を、これに隣接する頂点との間の中間点で
    代替する頂点代替手段と、 当該所定基準長以下の頂点間接続線が連続する場合に、
    連続する当該所定基準長以下の頂点間接続線の数を計算
    し、その計算結果に応じて当該頂点間引き手段及び当該
    頂点代替手段の一方を選択する選択手段とを具備する請
    求項11に記載の図形縮小編纂装置。
  13. 【請求項13】 当該変形手段は、注目頂点の両側の2
    つの頂点を結ぶ線に当該注目頂点から垂線を下ろし、そ
    の垂線の長さが当該所定基準長以下の場合に、当該注目
    頂点を削除する注目頂点削除手段を具備する請求項9、
    10又は11に記載の図形縮小方法。
  14. 【請求項14】 当該縮小手段が、当該変形手段で変形
    された図形データの形状を、目的の縮尺のサイズよりも
    出力解像度に応じた所定量だけ小さいサイズに縮小する
    請求項9に記載の図形縮小編纂装置。
  15. 【請求項15】 当該除去判定手段が、入力する図形デ
    ータに外接する長方形を設定する外接長方形設定手段
    と、当該外接長方形設定手段で設定された長方形の短辺
    を所定長と比較する比較手段とを具備する請求項9に記
    載の図形縮小編纂方法。
  16. 【請求項16】 当該図形データが地図上の家屋を表現
    する家屋データである請求項8に記載の図形縮小編纂装
    置。
  17. 【請求項17】 複数の頂点とこれらを順に接続する頂
    点間接続線とからなる図形データを変形して簡略化する
    図形変形方法であって、 各頂点間接続線の内の、最短辺を検索する最短辺検索ス
    テップと、 当該最短辺が実質的に矩形の凸部の頂辺及び凹部の底辺
    の何れかであるかどうかを判定する矩形判定ステップ
    と、 当該最短辺が実質的に矩形の凸部の頂辺及び凹部の底辺
    の何れかである場合に、当該最短辺の始点及び終点とな
    る頂点を削除し、その両側の頂点を接続する最短辺削除
    ステップとを具備することを特徴とする図形変形方法。
  18. 【請求項18】 更に、 当該所定基準長以下の頂点間接続線が連続するかどうか
    を判定する連続判定ステップと、 当該所定基準長以下の頂点間接続線が連続しない場合
    に、当該所定基準長以下の頂点間接続線をその両側の頂
    点間接続線の線長比で分割し、その分割点を端点とする
    ように当該両側の頂点間接続線を平行移動し、当該分割
    点及び平行移動後の頂点間接続線の反対側の端点を、当
    該所定基準長以下の頂点間接続線の端点及び平行移動前
    の当該両側の頂点間接続線の頂点の代替とする線削除ス
    テップとを具備する請求項17に記載の図形変形方法。
  19. 【請求項19】 更に、 当該所定基準長以下の連続する頂点間接続線の中間の頂
    点を1つおきに間引く頂点間引きステップと、 当該所定基準長以下の連続する頂点間接続線の中間の1
    つおきの頂点を、これに隣接する頂点との間の中間点で
    代替する頂点代替ステップと、 当該所定基準長以下の頂点間接続線が連続する場合に、
    連続する当該所定基準長以下の頂点間接続線の数を計算
    し、その計算結果に応じて当該頂点間引きステップ及び
    当該頂点代替ステップの一方を選択する選択ステップと
    を具備する請求項18に記載の図形変形方法。
  20. 【請求項20】 更に、注目頂点の両側の2つの頂点を
    結ぶ線に当該注目頂点から垂線を下ろし、その垂線の長
    さが当該所定基準長以下の場合に、当該注目頂点を削除
    する注目頂点削除ステップを具備する請求項17、18
    又は19に記載の図形変形方法。
  21. 【請求項21】 当該図形データが地図上の家屋を表現
    する家屋データである請求項17に記載の図形変形方
    法。
  22. 【請求項22】 複数の頂点とこれらを順に接続する頂
    点間接続線とからなる図形データを変形して簡略化する
    図形変形装置であって、 各頂点間接続線の内の、最短辺を検索する最短辺検索手
    段と、 当該最短辺が実質的に矩形の凸部の頂辺及び凹部の底辺
    の何れかであるかどうかを判定する矩形判定手段と、 当該最短辺が実質的に矩形の凸部の頂辺及び凹部の底辺
    の何れかである場合に、当該最短辺の始点及び終点とな
    る頂点を削除し、その両側の頂点を接続する最短辺削除
    手段とを具備することを特徴とする図形変形装置。
  23. 【請求項23】 更に、 当該所定基準長以下の頂点間接続線が連続するかどうか
    を判定する連続判定手段と、 当該所定基準長以下の頂点間接続線が連続しない場合
    に、当該所定基準長以下の頂点間接続線をその両側の頂
    点間接続線の線長比で分割し、その分割点を端点とする
    ように当該両側の頂点間接続線を平行移動し、当該分割
    点及び平行移動後の頂点間接続線の反対側の端点を、当
    該所定基準長以下の頂点間接続線の端点及び平行移動前
    の当該両側の頂点間接続線の頂点の代替とする線削除手
    段とを具備する請求項22に記載の図形変形装置。
  24. 【請求項24】 更に、 当該所定基準長以下の連続する頂点間接続線の中間の頂
    点を1つおきに間引く頂点間引き手段と、 当該所定基準長以下の連続する頂点間接続線の中間の1
    つおきの頂点を、これに隣接する頂点との間の中間点で
    代替する頂点代替手段と、 当該所定基準長以下の頂点間接続線が連続する場合に、
    連続する当該所定基準長以下の頂点間接続線の数を計算
    し、その計算結果に応じて当該頂点間引き手段及び当該
    頂点代替手段の一方を選択する選択手段とを具備する請
    求項23に記載の図形変形装置。
  25. 【請求項25】 更に、注目頂点の両側の2つの頂点を
    結ぶ線に当該注目頂点から垂線を下ろし、その垂線の長
    さが当該所定基準長以下の場合に、当該注目頂点を削除
    する注目頂点削除ステップを具備する請求項22、23
    又は24に記載の図形変形装置。
  26. 【請求項26】 当該図形データが地図上の家屋を表現
    する家屋データである請求項22に記載の図形変形装
    置。
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