JP2003173860A - シートヒータの製造方法 - Google Patents

シートヒータの製造方法

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JP2003173860A
JP2003173860A JP2001371301A JP2001371301A JP2003173860A JP 2003173860 A JP2003173860 A JP 2003173860A JP 2001371301 A JP2001371301 A JP 2001371301A JP 2001371301 A JP2001371301 A JP 2001371301A JP 2003173860 A JP2003173860 A JP 2003173860A
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JP
Japan
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heater
sewing
manufacturing
seat
support
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Pending
Application number
JP2001371301A
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English (en)
Inventor
Akira Shiratake
昭 白武
Naohito Asami
直仁 朝見
Kazumi Nagayama
一巳 永山
Norio Abe
憲生 阿部
Mitsuru Yoneyama
充 米山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、長期間使用しても断線のない信頼性の高いシートヒ
ータの製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、ヒータ線1を支持体2に上糸
3と下糸4で縫合、固定する場合、直線部分の縫いピッ
チを4.1mm〜6.5mmにすることにより、ヒータ断線
のない信頼性の高いシートヒータを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の座席に
装着し、採暖を行なうことの出来るシートヒータの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシートヒータの製造方法
としては、図5に示すようにチュービングヒータ(以後
ヒータ線と呼ぶ)1を支持体2に上糸3及び下糸4にて
縫い合わせ、固定している。この時、ヒータ線1を確実
に支持体2に固定するために、縫いピッチを小さくして
おり、4mm以下にする構成が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成ではヒータ線が上糸、下糸により確実にしかも
強固に支持体に固定されるため、ヒータ線は支持体の動
きに追随する傾向にあった。一方、シートヒータの支持
体は人の着座等で荷重がかかった時、この荷重を中心に
して放射状に、シワが発生し、このシワは着座時の衝
撃、走行時の振動等で伸長していく傾向にある。このシ
ワがシートヒータのヒータ線と直交した場合、強固に固
定されたヒータ線は支持体のシワに追随するため、図6
に示すように繰り返しV字状の屈曲(A)を受けること
になり、ダメージを受けやがて断線してしまうという不
具合があった。
【0004】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、長期間使用しても断線のない信頼性の高いシートヒ
ータの製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明のシートヒータの製造方法は、ヒータ
線と支持体と、前記ヒータ線を前記支持体に自動ミシン
にて縫合、固定する上糸及び下糸とで構成され、ヒータ
配線の直線部分の縫いピッチを4.1mm〜6.5mmにし
ている。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、ヒータ配
線の直線部分の縫いピッチを4.1mm〜6.5mmとする
ことにより、人が着座した時の荷重で支持体にシワが寄
ってもヒータ線は支持体に追随することなく上糸の間か
ら逃げるので、V字状の屈曲が加わらなくなり断線を防
止することが出来る。
【0007】請求項2記載の発明は、特に請求項1に記
載のヒータ線の線径を0.85mm以下にすることにより
着座時の異物感をなくすことができる。
【0008】請求項3記載の発明は、特に請求項1に記
載の支持体を柔軟性のある布物または、ポリウレタン系
で、自動ミシンの自動送り装置に耐え得るコシのあるも
のとしているので、着座時のクッション性、ミシン縫製
時の生産性を共に向上させることができる。
【0009】請求項4記載の発明は、特に請求項1〜3
のいずれか1項に記載のミシン縫製時の縫いピッチをヒ
ータ配線の直線部分と曲線部分に差をつけているので、
ヒータ線を支持体に確実に固定することができる。
【0010】請求項5記載の発明は、特に請求項4に記
載のミシン縫製時の縫いピッチを、断線の起こり難い曲
線部分を短くし、断線の起こり易い直線部分を長くして
いるので全体として、ヒータ線が支持体に確実に固定さ
れるとともに断線に対する信頼性を向上させることがで
きる。また、直線部分の縫いピッチを長くしているので
ミシンのスピードアップによる生産性向上としての効果
もある。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例について図面に基づいて
詳細に説明する。
【0012】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
おけるシートヒータの製造方法を示す平面図である。
【0013】図1において、ヒータ線1が支持体2に上
糸3及び下糸4(図示せず)により縫合、固定されてい
る。図2は縫合部分の拡大図であり、ヒータ配線の直線
部分の縫いピッチは4.1mm〜6.5mmにしている。
【0014】以上のように構成することにより、着座等
の荷重で支持体2にシワが寄ってもヒータ線1は、図3
のように上糸の間から逃げるのでV字状の屈曲を加えら
れることがなくなる。
【0015】このように構成したシートヒータを自動車
のシートに使用した加振耐久の実験結果を(表1)に示
す。
【0016】
【表1】
【0017】一般的には自動車メーカの加振耐久基準は
50万回以上であるから、この車種の場合、4mmピッチ
はNGとなり、5mmの縫製ピッチであれば問題ないこと
が分かる。一方、縫製ピッチを7.0mmとするとピッチ
が開きすぎて支持体へのヒータ線の固定が甘くなり、着
座時の加重でヒータ線がずれるといった他の問題を引き
起こしてしまうので、6.5mm程度が上限である。従っ
て、縫製ピッチは、4.1mm〜6.5mmの間とする必要
がある。なお、本実施例では確実な固定が行え、しか
も、生産性すなわちミシンのスピードが出来るだけ早く
なるよう6.0mmとしている。ただし、シート構成によ
り断線レベルは異なってくるので、4.1mm〜6.5mm
のどのピッチにするかは、実験により決める方が望まし
い。
【0018】尚、ミシン糸の張力を下げればヒータ線の
追随性が弱くなるので、断線に対する耐久性向上には効
果があるが、一方でヒータ線は支持体に確実にしっかり
と縫い合わせ、固定しなければならないということがあ
るので採用できなかった。
【0019】なお、ヒータ線の線径は、着座時の異物感
を感じない線径として0.85mm以下のものを採用して
いる。
【0020】さらに、ヒータ配線の曲線部分は直線部分
より短い縫製ピッチとしている。
【0021】図4はヒータ配線の曲線部分を直線部分と
同じ縫いピッチにしたものであるが、これによると曲線
部分が円弧を形成せず角張った形になり、見栄えもさる
ことながら、シートヒータ全体としては円弧の数が多く
なると、実際のヒータ長さが円弧を前提として設計した
設計値と一致せず好ましくない。従って、本実施例では
曲線部分の縫製ピッチは直線部分より短くする事により
この問題を解決している。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ヒータ
配線の直線部分の縫いピッチを、従来よりやや大きくと
っているため、加振に強く断線のない信頼性の高いシー
トヒータが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるシートヒータの製造
方法の平面図
【図2】本発明の実施例1におけるシートヒータの同縫
合部分の拡大図
【図3】本発明の実施例1におけるシートヒータの断面
【図4】本発明の実施例1におけるシートヒータの縫合
部分の拡大図
【図5】従来のシートヒータの製造方法の断面図
【図6】従来のシートヒータにおける課題を示す断面図
【符号の説明】
1 ヒータ線(チュービングヒータ) 2 支持体 3 上糸 4 下糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永山 一巳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 阿部 憲生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 米山 充 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B084 JA06 JF01 JF03 3K034 AA12 AA22 BB08 BB13 BB15 BC10 BC12 HA04 JA01 JA09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チュービングヒータと支持体と前記チュ
    ービングヒータを前記支持体にミシンにて縫合し固定す
    る上糸及び下糸とで構成され、前記チュービングヒータ
    配線の直線部分の縫いピッチを4.1mm〜6.5mmとし
    たシートヒータの製造方法。
  2. 【請求項2】 チュービングヒータは被覆の有無にかか
    わらず、人が座った時、尻部に異物を感じない程度に十
    分に細い、少なくとも線径を0.85mm以下とする請求
    項1記載のシートヒータの製造方法。
  3. 【請求項3】 支持体は柔軟性のある布物またはポリウ
    レタン系で、自動ミシンの自動送り装置に耐え得るもの
    とした請求項1または2記載のシートヒータの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 ミシン縫製時の縫いピッチは、チュービ
    ングヒータ配線の直線部分と曲線部分とで異なるピッチ
    とした請求項1〜3のいずれか1項に記載のシートヒー
    タの製造方法。
  5. 【請求項5】 ミシン縫製時の縫いピッチはチュービン
    グヒータ配線の曲線部分に対して直線部分を長くした請
    求項4に記載のシートヒータの製造方法。
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