JP2003165393A - 車載用受信装置 - Google Patents

車載用受信装置

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JP2003165393A
JP2003165393A JP2001363409A JP2001363409A JP2003165393A JP 2003165393 A JP2003165393 A JP 2003165393A JP 2001363409 A JP2001363409 A JP 2001363409A JP 2001363409 A JP2001363409 A JP 2001363409A JP 2003165393 A JP2003165393 A JP 2003165393A
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power
processing device
signal processing
vehicle
voltage
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JP2001363409A
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Yuichi Murakami
裕一 村上
Takeshi Ito
毅 伊藤
Yuichi Honjo
祐一 本城
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 有限の電源容量しか有さない車載環境下にお
いて、車両の動力源が停止中であっても、各種メディア
からの情報を出来る限り多く受信処理可能な車載用受信
装置を提供すること。 【解決手段】 電池5が発生する電力を信号処理装置2
に対して供給するか否かを選択可能なリレー回路6を設
け、少なくとも車両のエンジンが停止中であって電池5
に対する充電が不可能な状態においては、電池5の電圧
値が閾値V2以上であるとき(C期間)は、リレー回路
6は、常時信号処理装置2に対して電力の供給を行い、
電池5の電圧値が閾値V2未満かつ閾値V1以上である
とき(A期間)は、リレー回路6は、信号処理装置2に
対して間欠的に電力の供給を行い、電池5の電圧値が閾
値V1未満であるとき(B期間)は、リレー回路6は、
信号処理装置2に対して電力の供給を行わない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種信号発信源か
らの信号を受信可能なアンテナ装置を備えた車載用受信
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、多種多様な高度な通信ネットワー
クが形成されつつある中、家庭内等とは異なり有限のス
ペース、有限の電源容量などの多種多様な制限を受ける
車載環境下においても、これらの多種多様な高度な通信
ネットワークを最大限に活用することができるように技
術開発が進められている。
【0003】車載環境下においては受信処理可能な情報
メディアは限られているものの、このような流れに対応
するため、車載環境下においても、例えばラジオ、テレ
ビ等の放送メディア、電話等の通信メディア、グローバ
ル・ポジショニング・システム(本明細書において「G
PS」という。)を含んだ衛星に関連したメディア等か
らの情報信号を統合して受信処理可能とする技術が開発
されている。
【0004】例えば、特開2000−115006号公
報には、ラジオ、テレビ、GPS等の各メディアからの
信号を最適に受信可能なフィルム状の各アンテナを限ら
れた面積内に形成したいわゆるフィルムアンテナを車両
のリヤウインドウ等に設置して、各アンテナからの受信
信号をそれぞれのメディアに対応する各受信機に対して
最適に伝達可能とする車載用受信装置が開示されてい
る。
【0005】また、特開2000−156606号公報
には、ラジオ、テレビ、GPS等の各メディアに対応す
る各アンテナにより受信された受信信号をそれぞれのメ
ディアに対応する各受信機に対して最適に伝達可能とす
るため、車両の位置情報を利用して、車両の位置に応じ
て各アンテナの指向性を調整する車載用受信装置が開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した装
置においては、アンテナが受信した信号を認識するため
の受信機やその受信した信号を制御するための制御回路
等が必要である。これらの受信機や制御回路等は、電力
の供給を受けて作動する能動回路であり、車載バッテリ
ーから電力の供給を受ける必要がある。
【0007】ところが、一般に車載バッテリーは、エン
ジン等の車両の動力源が停止中は充電が不可能であるた
め、動力源が停止中に上記した装置を使用すると、バッ
テリーの起電力が低下しいわゆるバッテリー上がりが発
生しやすくなる。従って、かかるバッテリー上がりの発
生を未然に防止するため、動力源が停止中は、車載バッ
テリーから上記した能動回路への電力の供給を禁止する
ことが通常行なわれている。従って、上記した装置にお
いては、車両の動力源が運転中のみでしか各種メディア
からの情報を受信処理することができず、車載環境下に
おいては、多種多様な高度な通信ネットワークを最大限
に活用しているとはいえないものであった。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、有限の電源容量しか有さない車載環境
下において、車両の動力源が停止中であっても、各種メ
ディアからの情報を出来る限り多く受信処理可能な車載
用受信装置を提供することを技術的課題とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた技術的手段は、信号発信源からの信号を受信可
能なアンテナ装置と、前記アンテナ装置が受信した信号
を復調処理する信号処理装置と、前記信号処理装置を駆
動するための電力を発生する電力発生手段と、前記電力
発生手段が発生する電力を前記信号処理装置に対して供
給するか否かを選択可能な電力供給選択手段と、を有す
る車載用受信装置において、前記電力供給選択手段は、
少なくとも車両の動力源が停止中のときは、前記信号処
理装置に対して間欠的に前記電力を供給することを特徴
とする車載用受信装置とした。
【0010】アンテナ装置が受信した信号を復調処理す
る信号処理装置は、電力発生手段からの電力の供給を受
けて作動する能動回路であるので、電力供給選択手段が
信号処理装置に対して電力発生手段が発生する電力を供
給している間は、この車載用受信装置は信号発信源から
の各種信号を受信処理することができるが、電力供給選
択手段が電力を供給していない間は、この車載用受信装
置は信号発信源からの各種信号を受信処理することがで
きない。従って、信号発信源からの各種信号を出来る限
り多く受信処理可能とするためには、車両の動力源が運
転中はもちろんのこと車両の動力源が停止中であって
も、なるべく長い間、電力供給選択手段が信号処理装置
に対して電力発生手段が発生する電力を供給することが
望ましい。
【0011】従って、車両の動力源が停止中であっても
電力供給選択手段が信号処理装置に対して常時電力を供
給することが理想である。しかし、上述したように、通
常、車両の動力源が停止中は電力発生手段には充電する
ことができず、動力源が停止中に電力供給選択手段が信
号処理装置に対して電力発生手段が発生する電力を常時
供給すると、電力発生手段の起電力の低下が著しくな
る。かといって、動力源が停止中に電力供給選択手段が
信号処理装置に対して電力発生手段が発生する電力の供
給を全く行なわなければ、信号発信源からの各種信号を
より多く受信処理可能とするという要求に沿わない結果
となる。
【0012】上記した技術的手段によれば、電力供給選
択手段は、少なくとも車両の動力源が停止中のときは、
信号処理装置に対して間欠的に電力を供給する。従っ
て、車両の動力源が停止中において、電力供給選択手段
が信号処理装置に電力を供給しているタイミングにおい
ては、本車載用受信装置は信号発信源からの各種信号を
受信処理可能となる。また、電力供給選択手段が信号処
理装置に電力を供給していないタイミングにおいては、
電力発生手段が発生する電力が消費されることはない。
従って、かかる電力を供給するタイミングと電力を供給
しないタイミングとのバランスを適宜最適値に調整する
ことにより、車両の動力源が停止中であっても、充電不
可能な電力発生手段の起電力の低下を最小限に抑え、か
つ、各種メディアからの情報を出来る限り多く受信処理
可能とすることができる。
【0013】上記した技術的手段においては、前記電力
発生手段が発生する電圧を直接的又は間接的に検出する
電圧検出手段をさらに有し、前記電力供給選択手段は、
前記電圧検出手段が検出した前記電圧が所定値以上のと
きは前記信号処理装置に対して間欠的に前記電力を供給
し、前記電圧検出手段が検出した前記電圧が所定値未満
のときは前記信号処理装置に対して前記電力を供給しな
いことを特徴とする車載用受信装置とすることが望まし
い。なお、ここにおいて、「電圧を直接的に検出する」
とは、例えば、電圧計等により直接電圧を検出する場合
をいい、「電圧を間接的に検出する」とは、例えば、電
力発生手段が燃料電池であった場合において、燃料電池
が発生する電圧を直接検出するのではなく、発生する電
圧と対応関係にある物理量(例えば、燃料電池内の化学
反応速度等)を検出することにより、間接的に電圧を推
定する場合をいう(以下同様)。
【0014】これによれば、電力発生手段が発生する電
圧が所定値未満のときは、電力供給選択手段は、信号処
理装置に対して電力を供給しないので、車両の動力源が
停止中において、電力発生手段は、発生する電圧が所定
値未満になった段階以降は、電力が消費されることはな
い。従って、かかる所定値を、電力発生手段としての機
能に照らしこれ以上下げることは好ましくないという限
界電圧値に設定しておけば、車両の動力源が停止中にお
いて、電力発生手段の電圧が当該限界電圧値未満に著し
く低下する事態の発生を確実に防止することができる。
【0015】また、上記した技術的手段においては、前
記電力発生手段が発生する電圧を直接的又は間接的に検
出する電圧検出手段をさらに有し、前記電力供給選択手
段は、前記電圧検出手段が検出した前記電圧が第1所定
値以上のときは前記信号処理装置に対して常時前記電力
を供給し、前記電圧検出手段が検出した前記電圧が前記
第1所定値未満でありかつ前記第1所定値未満の第2所
定値以上のときは前記信号処理装置に対して間欠的に前
記電力を供給し、前記電圧検出手段が検出した前記電圧
が前記第2所定値未満のときは前記信号処理装置に対し
て前記電力を供給しないことを特徴とする車載用受信装
置とすることが好ましい。なお、ここにおいて「第2所
定値」は、前述した「所定値」に対応している。
【0016】これによれば、かかる第2所定値を、電力
発生手段としての機能に照らしこれ以上下げることは好
ましくないという限界電圧値に設定しておき、第2所定
値より大きい第1所定値を、当該限界電圧値に対し充分
余裕のある電圧値に設定しておくことにより、車両の動
力源が停止中においても、電力発生手段が発生する電圧
が第1所定値以上の場合には、まだ、電力発生手段の発
生電力に充分余裕があるので、電力供給選択手段は信号
処理装置に対して、間欠的ではなく常時電力を供給す
る。従って、電力発生手段が発生する電圧が第1所定値
以上の場合は、各種メディアからの情報を常時受信処理
可能となり、この場合においては最大限各種メディアか
らの情報を受信処理することが可能となる。電力発生手
段が発生する電圧が第1所定値未満でありかつ第2所定
値以上の場合は、電力発生手段の発生電力にあまり余裕
がない状態であるので、電力供給選択手段は信号処理装
置に対して間欠的に電力を供給し、電力発生手段の起電
力の低下を最小限に抑え、かつ、各種メディアからの情
報を出来る限り多く受信処理可能となる。電力発生手段
が発生する電圧が第2所定値未満の場合は、電力発生手
段の発生電力に対応する電圧が限界電圧値未満になって
いるので、電力供給選択手段は信号処理装置に対して電
力の供給を行なわず、電力発生手段の電圧が当該限界電
圧値未満に著しく低下する事態の発生を確実に防止する
ことが可能となる。
【0017】なお、以上説明した技術的手段において、
アンテナ装置が受信可能な信号を発信する信号発信源
は、例えば、少なくともラジオ、テレビを含んだ放送メ
ディア、少なくとも電話を含んだ通信メディア、少なく
ともGPSを含んだ衛星に関連したメディア等を想定し
ている。
【0018】また、以上説明した技術的手段に対して
は、信号処理装置にて復調処理された又は復調処理され
る信号を記憶可能な記憶手段をさらに有することにする
とよい。これによれば、ユーザーは、記憶手段により記
憶された各種メディアから受信した信号に対応する情報
を、当該車載用受信装置が受信処理した時と同時のみな
らず、その後いつでも好きなときに取り出すことが可能
となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態
を、図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態
に係る車載用受信装置全体を概念的に示した概念図であ
る。
【0020】図1において、アンテナ1(アンテナ装
置)は、ラジオの放送信号を受信可能なラジオ用アンテ
ナ、テレビの放送信号を受信可能なテレビ用アンテナ、
電話信号を受信可能な電話用アンテナ、及びGPSから
の衛星信号を受信可能なGPS用アンテナを統合して複
合化したアンテナである。なお、このアンテナ1は、受
信するメディア毎にそれぞれ分かれていてもよい。アン
テナ1は、上記した各種メディアから受信した各種信号
を信号処理装置2へ供給する。
【0021】信号処理装置2は、アンテナ1が受信した
各種メディアからの信号を復調処理したり、後述するデ
ィスプレイ4やハードディスク3から供給される信号を
変調処理してアンテナ1へ供給する能動回路から構成さ
れており、車載蓄電池又は車載燃料電池5(電力発生手
段。以下、「電池5」という。)からの電力の供給を受
けて作動する。従って、信号処理回路2は、電池5から
電力の供給を受けていないときは作動しない。電池5
は、車両のエンジン(動力源)が運転中はエンジンの回
転に連動して回転して電力を発生する発電機から充電可
能となっている。従って、電池5は、エンジンが停止中
は充電不可能となっている。
【0022】信号処理装置2は、ディスプレイ4に接続
されている。ディスプレイ4は、信号処理装置2におい
て復調処理された信号を情報として視覚的に画面に映し
出すものである。このディスプレイ4を見て、ユーザー
は、各種メディアからの情報をリアルタイムにて視覚的
に獲得することができる。
【0023】また、信号処理装置2は、ハードディスク
3(記憶手段)に接続されている。ハードディスク3
は、信号処理装置2にて変復調された又は変復調される
信号を情報として記憶することができる。従って、ハー
ドディスク3に記憶されている情報を事後的に信号処理
装置2にて読み出し、その情報をティスプレイ4により
視覚的に画面に映し出すことも可能である。これにより
ユーザーは、各種メディアから受信した信号に対応する
情報を、リアルタイムのみならず、その後いつでも好き
なときに取り出すことが可能である。
【0024】さらには、信号処理装置2及びアンテナ1
は、車両が有料道路等の入口ゲートあるいは出口ゲート
を通過するのみでその料金の自動的徴収を可能とするい
わゆるETCシステムの一部としても機能する。すなわ
ち、信号処理装置2は、ETCシステムにおいて使用さ
れる信号をアンテナ1を介して発信可能となっている。
従って、アンテナ1が発信した当該信号を、上記入口ゲ
ートあるいは出口ゲート側の地上機が受信することによ
り、当該車両がそのゲートを通過したことが認識され
る。かかる通過履歴は地上機側にて記憶され、所定のタ
イミングにて当該車両のユーザーが所有する所定の銀行
口座等から所定の料金が自動的に引き落とされることに
なる。
【0025】前述したように、信号処理装置2は、電池
5から電力の供給を受けて作動するものであるが、かか
る信号処理装置2と電池5との間には、リレー回路6
(電力供給選択手段)が介在されている。かかるリレー
回路6は、電池5が発生する電圧を検出する電圧計7
(電圧検出手段)の出力結果に応じて、信号処理装置2
と電池5との電気的接続を断続可能とするものである。
なお、ここにおいて、電池5が燃料電池であった場合に
は、燃料電池5が発生する電圧を直接検出するのではな
く、発生する電圧と対応関係にある物理量(例えば、燃
料電池内の化学反応速度等)を検出することにより、間
接的にその電圧を推定し、その結果により信号処理装置
2と電池5との電気的接続を断続可能とするものであっ
てもよい。
【0026】リレー回路6が両者の電気的接続を行なっ
ている間は、信号処理装置2は、電池5から電力を供給
され、かかる車載用受信装置は、各種メディアからの情
報を受信処理可能となる。一方、リレー回路6が両者の
電気的接続を絶っている間は、信号処理装置2は、電池
5から電力を供給されず、かかる車載用受信装置は、各
種メディアからの情報を受信処理することができない。
なお、このリレー回路6は、複数のリレーとコンパレー
タ等を用いて構成されているが、この構成は周知である
ので、ここでは、その詳細な説明を省略する。
【0027】なお、以上説明した本発明の実施形態にお
いては、リレー回路6と電圧計7とは信号処理回路2と
は別体として構成されているが、これに限られることは
なく、信号処理回路2内にリレー回路6と電圧計7とを
組み込んで一体としてもよいことはいうまでもない。
【0028】以下、かかるリレー回路6が行う具体的な
制御内容について図2及び図3を用いて説明する。図2
は、リレー回路6が行う本発明に係る第1制御例、図3
は、リレー回路6が行う本発明に係る第2制御例を示し
ている。まず、図2に示す第1制御例について説明す
る。
【0029】図2において、図2(a)は、電圧計7が
検出した電池5の電圧値の時間的推移を示しており、図
2(b)は、それに対応してリレー回路6が行う断続パ
ターンの時間的推移を示している。なお、図2(b)に
おいて示しているリレー回路6の断続パターンは、車両
のエンジンが停止中であり電池5の充電が不可能である
場合を想定しているものである。電池5の充電が可能な
車両のエンジンの運転中は、リレー回路6は常時接続さ
れている。ただし、車両のエンジンの運転中も、図2
(b)に示すようにリレー回路6の断続制御を行なって
もよい。
【0030】図2(a)(b)に示すように、第1制御
例においては、電池5の電圧値が閾値V1(所定値)以
上であるA期間においては、リレー回路6は、間欠的に
信号処理装置2に対して電力の供給を行い、電池5の電
圧値が閾値V1未満であるB期間においては、リレー回
路6は、信号処理装置2に対して電力の供給を行わな
い。
【0031】かかる第1制御例によれば、間欠的に信号
処理装置2に対して電力の供給を行うA期間において
は、かかる電力を供給するタイミングと電力を供給しな
いタイミングとのバランスを適宜最適値に調整すること
により、車両のエンジンが停止中であっても、充電不可
能な電池5の起電力の低下を最小限に抑え、かつ、各種
メディアからの情報を出来る限り多く受信処理可能とす
ることができる。
【0032】また、電池5が発生する電圧がV1未満で
あるB期間においては、リレー回路6は、信号処理装置
2に対して電力を供給しないので、車両のエンジンが停
止中において、電池5は、発生する電圧がV1未満にな
った段階以降は、電力が消費されることはない。従っ
て、かかる閾値V1を、電池5としての機能に照らしこ
れ以上下げることは好ましくないという限界電圧値に設
定しておけば、車両のエンジンが停止中において、電池
5の電圧が当該限界電圧値未満に著しく低下する事態の
発生を確実に防止することができる。
【0033】次に、図3に示す第2制御例について説明
する。図3において、図3(a)は、電圧計7が検出し
た電池5の電圧値の時間的推移を示しており、図3
(b)は、それに対応してリレー回路6が行う断続パタ
ーンの時間的推移を示している。なお、図3(b)にお
いて示しているリレー回路6の断続パターンは、車両の
エンジンが停止中であり電池5の充電が不可能である場
合を想定しているものである。電池5の充電が可能な車
両のエンジンの運転中は、リレー回路6は常時接続され
ている。ただし、車両のエンジンの運転中も、図3
(b)に示すようにリレー回路6の断続制御を行なって
もよい。
【0034】図3(a)(b)に示すように、第2制御
例においては、電池5の電圧値が閾値V2(第1所定
値)以上であるC期間においては、リレー回路6は、常
時信号処理装置2に対して電力の供給を行い、電池5の
電圧値が閾値V2未満かつ閾値V1(第2所定値)以上
であるA期間においては、リレー回路6は、信号処理装
置2に対して間欠的に電力の供給を行い、電池5の電圧
値が閾値V1未満であるB期間においては、リレー回路
6は、信号処理装置2に対して電力の供給を行わない。
【0035】かかる第2制御例によれば、かかる閾値V
1を、電池5としての機能に照らしこれ以上下げること
は好ましくないという限界電圧値に設定しておき、閾値
V1より大きい閾値V2を、当該限界電圧値に対し充分
余裕のある電圧値に設定しておくことにより、車両のエ
ンジンが停止中においても、電池5が発生する電圧が閾
値V2以上の場合には、まだ、電池5の発生電力に充分
余裕があるので、リレー回路6は信号処理装置2に対し
て、間欠的ではなく常時電力を供給する。従って、電池
5が発生する電圧が閾値V2以上の場合は、各種メディ
アからの情報を常時受信処理可能となり、この場合にお
いては最大限各種メディアからの情報を受信処理するこ
とが可能となる。電池5が発生する電圧が閾値V2未満
でありかつ閾値V1以上の場合は、電池5の発生電力に
あまり余裕がない状態であるので、リレー回路6は信号
処理装置2に対して間欠的に電力を供給し、電池5の起
電力の低下を最小限に抑え、かつ、各種メディアからの
情報を出来る限り多く受信処理可能となる。電池5が発
生する電圧が閾値V1未満の場合は、電池5の発生電力
に対応する電圧が限界電圧値未満になっているので、リ
レー回路6は信号処理装置2に対して電力の供給を行な
わず、電池5の電圧が当該限界電圧値未満に著しく低下
する事態の発生を確実に防止することが可能となる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
有限の電源容量しか有さない車載環境下において、車両
の動力源が停止中であっても、各種メディアからの情報
を出来る限り多く受信処理可能な車載用受信装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態に係る車載用受信装
置全体を概念的に示した概念図である。
【図2】図2は、リレー回路6が行う本発明に係る第1
制御例を示しており、図2(a)は、電圧計7が検出し
た電池5の電圧値の時間的推移を示しており、図2
(b)は、それに対応してリレー回路6が行う断続パタ
ーンの時間的推移を示している。
【図3】図3は、リレー回路6が行う本発明に係る第2
制御例を示しており、図3(a)は、電圧計7が検出し
た電池5の電圧値の時間的推移を示しており、図3
(b)は、それに対応してリレー回路6が行う断続パタ
ーンの時間的推移を示している。
【符号の説明】
1 アンテナ(アンテナ装置) 2 信号処理装置 3 ハードディスク(記憶装置) 5 車載蓄電池又は車載燃料電池(電力発生手段) 6 リレー回路(電力供給選択手段) 7 電圧計(電圧検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D020 BA13 BB01 BC13 BD05 BE03 5G003 BA01 DA02 DA13 EA06 GC01 5K067 AA43 BB03 CC21 CC22 HH22 KK01 KK05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号発信源からの信号を受信可能なアン
    テナ装置と、前記アンテナ装置が受信した信号を復調処
    理する信号処理装置と、前記信号処理装置を駆動するた
    めの電力を発生する電力発生手段と、前記電力発生手段
    が発生する電力を前記信号処理装置に対して供給するか
    否かを選択可能な電力供給選択手段と、を有する車載用
    受信装置において、前記電力供給選択手段は、少なくと
    も車両の動力源が停止中のときは、前記信号処理装置に
    対して間欠的に前記電力を供給することを特徴とする車
    載用受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された車載用受信装置に
    おいて、前記電力発生手段が発生する電圧を直接的又は
    間接的に検出する電圧検出手段をさらに有し、前記電力
    供給選択手段は、前記電圧検出手段が検出した前記電圧
    が所定値以上のときは前記信号処理装置に対して間欠的
    に前記電力を供給し、前記電圧検出手段が検出した前記
    電圧が所定値未満のときは前記信号処理装置に対して前
    記電力を供給しないことを特徴とする車載用受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された車載用受信装置に
    おいて、前記電力発生手段が発生する電圧を直接的又は
    間接的に検出する電圧検出手段をさらに有し、前記電力
    供給選択手段は、前記電圧検出手段が検出した前記電圧
    が第1所定値以上のときは前記信号処理装置に対して常
    時前記電力を供給し、前記電圧検出手段が検出した前記
    電圧が前記第1所定値未満でありかつ前記第1所定値未
    満の第2所定値以上のときは前記信号処理装置に対して
    間欠的に前記電力を供給し、前記電圧検出手段が検出し
    た前記電圧が前記第2所定値未満のときは前記信号処理
    装置に対して前記電力を供給しないことを特徴とする車
    載用受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載さ
    れた車載用受信装置において、前記信号発信源は、少な
    くともラジオ、テレビを含んだ放送メディアであること
    を特徴とする車載用受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載さ
    れた車載用受信装置において、前記信号発信源は、少な
    くとも電話を含んだ通信メディアであることを特徴とす
    る車載用受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載さ
    れた車載用受信装置において、前記信号発信源は、少な
    くともGPSを含んだ衛星に関連したメディアであるこ
    とを特徴とする車載用受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載さ
    れた車載用受信装置において、前記信号処理装置にて復
    調処理された又は復調処理される信号を記憶可能な記憶
    手段をさらに有することを特徴とする車載用受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016002797A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 アイシン精機株式会社 車両機器制御装置及び制御方法

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JP2016002797A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 アイシン精機株式会社 車両機器制御装置及び制御方法

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