JP2003159809A - インク充填方法及びインクジェット式記録装置 - Google Patents

インク充填方法及びインクジェット式記録装置

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JP2003159809A JP2001363784A JP2001363784A JP2003159809A JP 2003159809 A JP2003159809 A JP 2003159809A JP 2001363784 A JP2001363784 A JP 2001363784A JP 2001363784 A JP2001363784 A JP 2001363784A JP 2003159809 A JP2003159809 A JP 2003159809A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メインのインクタンクからサブのインクタン
クへインクを初期充填する際のインクの脱気度を向上さ
せることができるインク充填方法及びインクジェット式
記録装置を提供すること。 【解決手段】 メインタンクとサブタンクの間の流路に
配設された開閉手段を閉じて記録ヘッドに負圧を作用さ
せ、サブタンクを大気圧で押し潰してサブタンク内の空
気を排出し、開閉手段を開いてメインタンクからサブタ
ンクにインクを流入させる。さらに、同様にしてサブタ
ンク内のインク及び空気を排出し、メインタンクからサ
ブタンクにインクを流入させて充填する。これにより、
2回目の負圧作用で開閉手段からメインタンクまでの間
の流路にある空気を排出することができるので、記録ヘ
ッドからメインタンクまでの間の流路にある空気を無く
すことができ、サブタンクに充填されたインクの脱気度
を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクが貯留され
ているメインのインクタンクから供給されるインクを一
時的に貯留するサブのインクタンクへのインク充填方法
及びインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェット式記録装置の1
つであるインクジェット式プリンタは、インクタンクか
ら供給されるインクを加圧してインク滴を吐出する記録
ヘッドを用紙の幅方向に往復動させて印刷するようにな
っている。このような方式にて大量の印刷を行うことが
可能なインクジェット式プリンタは、各色毎の大容量の
メインのインクタンク(以下、メインタンクという)
と、各メインタンクに配管接続された容積変化可能な柔
軟性を有する可撓性素材で気密性を有する袋状に形成さ
れた各色毎の小容量のサブのインクタンク(以下、サブ
タンクという)とを備えている。
【0003】このような構成のインクジェット式プリン
タのサブタンクにインクを初期充填する方法は、先ず、
サブタンクとメインタンクの間に配設されている電磁バ
ルブを閉じ、記録ヘッドをキャッピングし吸引してサブ
タンク内の空気を排出する。次に、上記電磁バルブを開
いてメインタンク内のインクをサブタンクへ供給して充
填する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したインク充填方
法では、記録ヘッドからサブタンクを経て電磁バルブま
での間の流路にある空気は、吸引動作により排出するこ
とができるが、電磁バルブからメインタンクまでの間の
流路にある空気は、メインタンクからのインクと共にサ
ブタンク内に残ってしまい、排出することができない。
記録ヘッドがインクを加圧してインク滴を吐出するよう
になっている関係上、インクに気泡が含まれていると、
インクの加圧力が低下してインク滴の吐出性能も低下す
るおそれがある。
【0005】本発明は、上記のような課題に鑑みなされ
たものであり、その目的は、メインのインクタンクから
サブのインクタンクへインクを初期充填する際のインク
の脱気度を向上させることができるインク充填方法及び
インクジェット式記録装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明の請求項1に係るインク充填方法では、配管接続さ
れた、インクが貯留されているメインのインクタンク
と、前記配管を開閉する開閉手段と、前記インクを一時
的に貯留するサブのインクタンクと、インク滴を吐出す
る記録ヘッドとを有し、前記メインのインクタンクから
前記サブのインクタンクに前記インクを初期充填する方
法であって、前記開閉手段を閉じて前記記録ヘッドに負
圧を作用させ、前記サブのインクタンクを大気圧で押し
潰して前記サブのインクタンク内の空気を排出し、前記
開閉手段を開いて前記メインのインクタンクから前記サ
ブのインクタンクに前記インクを流入させ、前記開閉手
段を閉じて前記記録ヘッドに負圧を作用させ、前記サブ
のインクタンクを大気圧で押し潰して前記サブのインク
タンク内のインク及び空気を排出し、前記開閉手段を開
いて前記メインのインクタンクから前記サブのインクタ
ンクに前記インクを流入させて充填することを特徴とし
ている。これにより、最初の負圧作用で記録ヘッドから
サブのインクタンクを経て開閉手段までの間の流路にあ
る空気を排出し、次の負圧作用で開閉手段からメインの
インクタンクまでの間の流路にある空気を排出すること
ができるので、記録ヘッドからメインのインクタンクま
での間の流路にある空気を無くすことができ、サブのイ
ンクタンクに充填されたインクの脱気度を向上させるこ
とができる。
【0007】請求項2に係る発明では、請求項1に記載
のインク充填方法において、請求項1に記載の行程終了
後、前記開閉手段を閉じて前記サブのインクタンク内の
インクのうち所定量のインクを吸引して排出し、前記開
閉手段を開いて前記メインのインクタンクから前記サブ
のインクタンクに前記インクを流入させて充填すること
を特徴としている。これにより、押し潰された状態のサ
ブのインクタンク内に流入するインクは、高速で流入す
るので泡立って脱気度が損なわれることがあるが、この
状態のインクのうち所定量のインクを排出して新たなイ
ンクを流入させることにより、サブのインクタンクに充
填されたインクの脱気度をより向上させることができ
る。
【0008】請求項3に係る発明では、請求項1または
2に記載のインク充填方法において、請求項1または2
に記載の行程終了後、前記開閉手段を閉じて前記サブの
インクタンク内のインクを吸引して前記サブのインクタ
ンクと前記記録ヘッドとの間の流路及び前記記録ヘッド
に流入させて充填することを特徴としている。また、請
求項4に係る発明では、配管接続された、インクが貯留
されているメインのインクタンクと、前記配管を開閉す
る開閉手段と、前記インクを一時的に貯留するサブのイ
ンクタンクと、インク滴を吐出する記録ヘッドとを有
し、前記メインのインクタンクから前記サブのインクタ
ンクに前記インクを初期充填する方法であって、前記開
閉手段を閉じて前記記録ヘッドに負圧を作用させ、前記
サブのインクタンクを大気圧で押し潰して前記サブのイ
ンクタンク内の空気を排出し、前記開閉手段を開いて前
記メインのインクタンクから前記サブのインクタンクに
前記インクを流入させ、前記開閉手段を閉じて前記サブ
のインクタンク内のインクを吸引して前記サブのインク
タンクと前記記録ヘッドとの間の流路及び前記記録ヘッ
ドに流入させて充填することを特徴としている。これに
より、特に記録ヘッドにある空気を完全に排出すること
ができるので、インク滴の吐出特性を高性能な状態に維
持することができる。
【0009】請求項5に係る発明では、請求項1〜3の
何れか一項に記載のインク充填方法において、前記開閉
手段を閉じて前記記録ヘッドに負圧を作用させ、前記サ
ブのインクタンクを大気圧で押し潰して前記サブのイン
クタンク内のインク及び空気を排出し、前記開閉手段を
開いて前記メインのインクタンクから前記サブのインク
タンクに前記インクを流入させて充填する一連の行程を
複数回行うことを特徴としている。これにより、記録ヘ
ッドからメインのインクタンクまでの間の流路にある空
気を完全に無くすことができ、サブのインクタンクに充
填されたインクの脱気度をより向上させることができ
る。
【0010】請求項6に係る発明では、請求項1〜5の
何れか一項に記載のインク充填方法において、前記メイ
ンのインクタンクは、前記サブのインクタンクより下側
に配置されていると共に加圧されることを特徴としてい
る。請求項7に係る発明では、請求項1〜5の何れか一
項に記載のインク充填方法において、前記メインのイン
クタンクは、前記サブのインクタンクより上側に配置さ
れていることを特徴としている。これにより、メインの
インクタンクを加圧してサブのインクタンクにインクを
供給する方式のみならず、メインのインクタンクとサブ
のインクタンクとの間で水頭差を付けてインクを供給す
る方式であっても、記録ヘッドからメインのインクタン
クまでの間の流路にある空気を無くして、サブのインク
タンクに充填されたインクの脱気度を向上させることが
できる。
【0011】請求項8に係る発明では、請求項1〜7の
何れか一項に記載のインク充填方法において、前記サブ
のインクタンクは、可撓性素材により構成され、前記可
撓性素材同士の密着を防止する密着防止部材が設けられ
ていることを特徴としている。これにより、密着防止部
材によりサブのインクタンクを構成する可撓性素材同士
の密着を防止することができるので、サブのインクタン
ク内の全ての領域が等しく負圧となり、サブのインクタ
ンク内の空気の残存を無くすことができる。
【0012】請求項9に係る発明では、請求項1〜8の
何れか一項に記載のインク充填方法を用いるインクジェ
ット式記録装置を特徴としている。これにより、上記各
作用を奏するインクジェット式記録装置を提供すること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明のインクジェット式記録装
置の実施の形態に係るインクジェット式プリンタの構成
例を示す斜視図である。このインクジェット式プリンタ
1は、フレーム2により用紙が通過可能な幅の窓3が形
成されている。そして、窓3の上部には、主走査方向に
往復移動可能なキャリッジ4に搭載されており、インク
滴を吐出する記録へッド5が配設され、窓3の下部に
は、用紙を支持する用紙ガイド部材6が配設されてい
る。さらに、フレーム2の図示右サイドには、内蔵され
ている制御部を操作するための操作パネル7が配設さ
れ、フレーム2の図示左サイドには、開閉可能なカバー
8により覆われており、着脱可能なメインタンク10
B、10Y、10C、10M(図2参照)を収納するメ
インタンク収納部9が配設されている。
【0015】図2は、図1のインクジェット式プリンタ
1の記録部の詳細を示す図である。キャリッジ4は、タ
イミングベルト31を介してキャリッジ駆動モータ32
により往復駆動可能に構成されている。このキャリッジ
4には、インク供給システム40から供給されるブラッ
クのインク滴を吐出する記録ヘッド5aとイエロー、シ
アン、マゼンタの各インク滴を吐出する記録ヘッド5b
が搭載されている。
【0016】インク供給システム40は、各色のインク
が貯留されているメインタンク10B、10Y、10
C、10Mと、メインタンク10B、10Y、10C、
10Mからの各色のインクを一時的に貯留するサブタン
ク20B、20Y、20C、20Mと、メインタンク収
納部9に配設されてメインタンク10B、10Y、10
C、10Mを収容する加圧室41B、41Y、41C、
41Mが配設されている。そして、各加圧室41B、4
1Y、41C、41Mは、圧力検出器51B、51Y、
51C、51M及び圧力開放用の電磁バルブ52B、5
2Y、52C、52Mを介して加圧ポンプ53の吐出口
53aに接続されている。
【0017】さらに、メインタンク10B、10Y、1
0C、10Mとサブタンク20B、20Y、20C、2
0Mを接続するインク輸送管42B、42Y、42C、
42Mと、インク輸送管42B、42Y、42C、42
Mの途中に接続された電磁バルブ43B、43Y、43
C、43Mと、サブタンク20B、20Y、20C、2
0Mと記録ヘッド5a、5bを接続するインク供給チュ
ーブ44B、44Y、44C、44Mが配設されてい
る。
【0018】用紙ガイド部材6の図示右サイドとなる非
印刷傾城には、非印刷時に記録ヘッド5a、5bのイン
ク乾燥に起因する目詰まり防止と、記録ヘッド5a、5
bへのインクの初期充填や目詰まり解消のために、吸引
ポンプ45により記録ヘッド5a、5bに負圧を作用さ
せるキャッピング装置46が配設されている。また、用
紙ガイド部材6は、吸引ポンプ47の吸引口47aから
の負圧を用紙に作用させて用紙を固定するために、用紙
に対向する面に細孔が穿設された支持板6aが配設され
ている。
【0019】図3は、上記メインタンク10(10B、
10Y、10C、10M)の詳細構造を示す斜視図であ
る。このメインタンク10は、容積変化可能な柔軟性を
有する可撓性素材により、インク量の変化に柔軟に追従
できるサイズ、例えば1000cc程度の容量の気密性
を有する袋状に形成されている。そして、一方の短辺側
には、インク輸送管42B、42Y、42C、42Mと
接続可能な接続口10aが設けられ、他方の短辺側の中
央部は、無用に膨張するのを阻止するために溶着され、
また、長辺側には、可及的に容積を拡大するためにマチ
10bが設けられている。
【0020】メインタンク10の構成材料としては、ガ
スバリア性を確保するために例えばアルミ箔を中間層と
して2枚のフィルム、例えば外側をナイロンフィルム、
内側をポリエチレンフィルムにより挟み込んだアルミラ
ミネートフィルムが使用可能である。さらに、可撓性及
び遮気性に加えて透光性を備えたポリエチレンテレフタ
レート(PET)やナイロン等の高分子フィルムの表面
に酸化珪素を蒸着して酸化珪素層を形成し、これの表面
を熱溶着性に優れたポリエチレン等の高分子フィルムを
積層して成る光透過性フィルムも使用可能である。
【0021】図4(A)、(B)は、上記サブタンク2
0(20B、20Y、20C、20M)の詳細構造を示
す平面図及びB−B線断面図である。このサブタンク2
0は、内部にインクが貯留されるインクパック21と、
インクパック21の内面同士の密着を防止する密着防止
部材22と、インクパック21内のインク量を検出する
インク量検出手段23と、インクパック21を固定する
固定板24を備えている。
【0022】図5は、上記インクパック21の詳細構造
を示す斜視図である。このインクパック21は、容積変
化可能な柔軟性を有する可撓性素材により、インク量の
変化に柔軟に追従できるサイズ、例えば5cc〜300
cc程度の容量の気密性を有する袋状に形成されてい
る。そして、対向する辺には、それぞれインク輸送管4
2B、42Y、42C、42Mと接続可能な流入口21
aと、インク供給チューブ44B、44Y、44C、4
4Mと接続可能な流出口21bが設けられている。
【0023】インクパック21の構成材料としては、ガ
スバリア性を確保するために例えばアルミ箔を中間層と
して2枚のフィルム、例えば外側をナイロンフィルム、
内側をポリエチレンフィルムにより挟み込んだアルミラ
ミネートフィルムが使用可能である。さらに、可撓性及
び遮気性に加えて透光性を備えたポリエチレンテレフタ
レート(PET)やナイロン等の高分子フィルムの表面
に酸化珪素を蒸着して酸化珪素層を形成し、これの表面
を熱溶着性に優れたポリエチレン等の高分子フィルムを
積層して成る光透過性フィルムも使用可能である。
【0024】そして、図4に示すように、インクパック
21の一面側には、インク量検出手段23が接着されて
おり、インクパック21の他面側は、固定板24に接着
されている。インク量検出手段23は、インクパック2
1の一面側に接着される略板状に形成された接着部23
aと、この接着部23aの下部に接着部23aの面と直
交するように略板状に一体形成された検出部23bを備
えている。
【0025】図6(A)、(B)、(C)、(D)は、
上記密着防止部材22の詳細構造を示す一側面図、一面
側の平面図、他側面図、他面側の平面図である。この密
着防止部材22は、プラスチック等により、インクパッ
ク21の内部形状よりも若干小さい矩形板状に形成され
ている。そして、図6(B)に示すように、密着防止部
材22の一面側には、断面が矩形状の溝22aが井桁状
に形成され、図6(D)に示すように、密着防止部材2
2の他面側には、同様の断面が矩形状の溝22aが十字
状に形成されている。
【0026】図7(A)、(B)は、上記インクパック
21と上記密着防止部材22の配設状態を示す側面図及
び平面図である。密着防止部材22は、インクパック2
1の内部にフリー状態で収納されている。このような構
成によれば、インクパック21がインクの充填・消費に
より膨張・収縮する際に密着防止部材22に引っ掛かる
ことはないので、インク量検出手段23の誤動作を防止
することができる。また、メインタンク10から供給さ
れるインクは溝22aに沿ってインクパック21内に流
れ込むので、インクパック21をスムーズに初期充填す
ることができる。
【0027】図8(A)、(B)は、インク量検出手段
23の動作を示す断面図である。インク量検出手段23
の検出部23bの図示矢印a方向両側、すなわちインク
パック21が内部のインク量の変動に対応して膨張収縮
する方向両側には、スイッチ25a、25bが配設され
ている。スイッチ25aは、インクパック21が完全に
収縮したときに、それに追従して変位する検出部23b
により押されて作動するスイッチであり、インクパック
21内のインク量がインクロー(Ink Low)状
態、すなわちインク量が例えば10g以下のほぼ空状態
になったことを検出するようになっている。
【0028】また、スイッチ25bは、インクパック2
1が完全に膨張したときに、それに追従して変位する検
出部23bにより押されて作動するスイッチであり、イ
ンクパック21内のインク量がインクフル(Ink F
ull)状態、すなわちインク量が例えば20g以上の
ほぼ満杯状態になったことを検出するようになってい
る。そして、スイッチ25a、25bが作動しない状
態、すなわちインクパック21内のインク量がインクロ
ー(Ink Low)状態〜インクフル(InkFul
l)状態の間にあるときが、通常使用時として設定され
ている。
【0029】図9(A)、(B)は、インクパックの別
の詳細構造を示す側面図及び平面図である。このインク
パック21′は、上述した矩形板状の密着防止部材22
は備えておらず、インク量検出手段23が接着されるイ
ンクパック21の一面に半円凸状断面の密着防止部材2
2′が例えばプレス成形により形成されている。このよ
うに、インクパック21の一面を変形させて密着防止部
材22′を形成しているので、上述した矩形板状の密着
防止部材22を別材で用意する必要が無くなると共に、
インクパック21′を成形するときに同時に密着防止部
材22′も成形することができるので、サブタンク20
のコストを低減させることができる。
【0030】以上のように、矩形板状の密着防止部材2
2は、図4に示すように、インクパック21内にフリー
状態で収納されており、また、半円凸状断面の密着防止
部材22′は、図9及び図4に示すように、インク量検
出手段23の接着部23aとインクパック21′の一面
との接着面を避けるように形成されているので、各密着
防止部材22、22′共にインク量検出手段23の検出
部23bとは干渉しない。よって、インクパック22、
22′内のインク量を高精度に常時検出することが可能
となるので、インク供給不足による印刷不良を防止する
ことができる。
【0031】以上のような構成において、図10に示す
ように、メインタンク10(10B、10Y、10C、
10M)は、接続口10aがインク輸送管42(42
B、42Y、42C、42M)に接続され、サブタンク
20(20B、20Y、20C、20M)は、流入口2
1aがインク輸送管42に接続され、流出口21bがイ
ンク供給チューブ44(44B、44Y、44C、44
M)に接続されている。
【0032】そして、メインタンク10に掛かる圧力を
検出する圧力検出器51(51B、51Y、51C、5
1M)、圧力開放用の電磁バルブ52(52B、52
Y、52C、52M)、加圧ポンプ53、電磁バルブ4
3(43B、43Y、43C、43M)、サブタンク2
0のインク量検出手段23の変位により作動するスイッ
チ25a、25b及び各吸引ポンプ45、47は、制御
装置50と電気的に接続されており、メインタンク10
内及びサブタンク20内のインク量のチェック等、各吸
引ポンプ45、47及び加圧ポンプ53の駆動等、及び
各電磁バルブ43、52の開閉を制御するようになって
いる。なお、図10においては、便宜上、メインタンク
10、サブタンク20、加圧室41、インク輸送管4
2、電磁バルブ43及びインク供給チューブ44等は上
述した各色のインク別には示しておらず、一色分のみを
示している。
【0033】このような構成において、初期充填の動作
例を図10及び図11〜図15のフローチャートを参照
して説明する。なお、初期状態では、全色分の電磁バル
ブ43は閉じた状態となっている。また、全色分のサブ
タンク20内には空気及び組立行程で入る送品液が入っ
ている。先ず、制御装置50は、図示しないホストコン
ピュータからの初期充填指令を受けると、各サブタンク
20内の空気及び送品液を排出する(図11のステップ
S1)。
【0034】すなわち、記録ヘッド5を非印刷領域側へ
移動させて記録ヘッド5をキャッピング装置46で封止
する。そして、吸引ポンプ45を作動させてキャッピン
グ装置46の負圧を記録ヘッド5を介して各インク供給
チューブ44及び各サブタンク20に作用させ、これら
部材内に残留している空気や送品液をキャッピング装置
46に排出させる。
【0035】このときの吸引ポンプ45の吸引量は、固
定値ではなく、各サブタンク20内のインク量によって
変動する変動値に設定されている。つまり、各サブタン
ク20内のインク量が、例えば10g以下のインクロー
(Ink Low)状態(状態A)であるか否かを判断
し(図12のステップS11)、状態Aでないときは吸
引ポンプ45の吸引量を例えば1gという小量に設定し
て、状態Aとなるまで吸引する(図12のステップS1
2)。なお、このときは、各サブタンク20内にはイン
クの代わりに送品液が入っているので、その送品液量で
判断する。
【0036】そして、各サブタンク20内の送品液量が
状態Aになったら、吸引ポンプ45の吸引量を例えば1
00gという大量に設定して吸引し各サブタンク20内
を高負圧状態とし、各サブタンク20を大気圧により押
し潰して空気及び送品液をキャッピング装置46に完全
に排出させる(図12のステップS13)。
【0037】なお、吸引ポンプ45の吸引量をかなり多
めに設定した場合は、その吸引量を固定値として設定し
てもよい。また、上記ステップS11とS12のループ
がトラブルにより必要以上に繰り返された場合は、その
ループ回数の閾値を予め設定しておき、その設定回数を
越えたら強制的に上記ステップS13へ進むように設定
してもよい。
【0038】次に、制御装置50は、各メインタンク1
0内のインクを各サブタンク20へ供給する(図11の
ステップS2)。すなわち、各電磁バルブ43を開け
て、高負圧状態となっている各サブタンク20へ各メイ
ンタンク10内のインクを流入させる(図13のステッ
プS21)。そして、各サブタンク20内のインク量
が、インクロー(Ink Low)状態(状態A)〜例
えば20g以上のインクフル(Ink Full)状態
(状態C)であるか否かを判断し(図13のステップS
22)、状態A〜状態C(状態B)でないときは例えば
1秒間待つ(図13のステップS23)。
【0039】これにより、各サブタンク20内のインク
量は徐徐に増加し、状態Bになったら各電磁バルブ43
を閉じる(図13のステップS24)。なお、この実施
形態では、加圧ポンプ53が作動して各メインタンク1
0を加圧しているが、各メインタンク10を加圧しない
システムにおいては、各サブタンク20が高負圧状態と
なっているので、この負圧により各サブタンク20まで
の呼び水を行って各インク輸送管42内をインクで満た
すことができ、各メインタンク10から各サブタンク2
0へのインク供給が可能となる。
【0040】なお、上記ステップS22とS23のルー
プがトラブルにより必要以上に繰り返された場合は、例
えば各サブタンク20内のインク量が状態Bとなるのに
十分だと思われる時間を予め設定しておき、その設定時
間を越えたら強制的に上記ステップS24へ進むように
設定してもよい。ただし、この場合は各メインタンク1
0から各サブタンク20へインクが供給されなかったと
しても、初期充填は続行されてしまうので、それを回避
するには、例えば上記設定時間を越えたらフェータルエ
ラー(故障)としたり、インクエンドエラー(各メイン
タンク10のインクが無い状態)となるように設定して
もよい。
【0041】ここで、各メインタンク10から各サブタ
ンク20へ供給されるインクには、各インク輸送管42
内に存在していた空気が含まれているため、この空気も
排出させる必要がある。そこで、制御装置50は、各サ
ブタンク20内の空気及びインクを排出する(図11の
ステップS3)。すなわち、吸引ポンプ45を作動させ
てキャッピング装置46の負圧を記録ヘッド5を介して
各インク供給チューブ44及び各サブタンク20に作用
させ、これら部材内にある空気及びインクをキャッピン
グ装置46に排出させる。
【0042】つまり、各サブタンク20内のインク量
が、状態Aであるか否かを判断し(図12のステップS
11)、状態Aでないときは吸引ポンプ45の吸引量を
例えば1gという小量に設定して、状態Aとなるまで吸
引する(図12のステップS12)。そして、各サブタ
ンク20内のインク量が状態Aになったら、吸引ポンプ
45の吸引量を例えば100gという大量に設定して吸
引し各サブタンク20内を高負圧状態とし、各サブタン
ク20を大気圧により押し潰して空気及びインクをキャ
ッピング装置46に完全に排出させる(図12のステッ
プS13)。
【0043】次に、制御装置50は、各メインタンク1
0内のインクを各サブタンク20へ供給する(図11の
ステップS4)。すなわち、各電磁バルブ43を開け
て、高負圧状態となっている各サブタンク20へ各メイ
ンタンク10内のインクを流入させる(図13のステッ
プS21)。そして、各サブタンク20内のインク量
が、状態Bであるか否かを判断し(図13のステップS
22)、状態Bでないときは例えば1秒間待つ(図13
のステップS23)。
【0044】そして、各サブタンク20内のインク量が
状態Bになったら各電磁バルブ43を閉じる(図13の
ステップS24)。これにより、各サブタンク20のイ
ンクに含まれていた各インク輸送管42内に存在してい
た空気を完全に排出させることができる。なお、各サブ
タンク20のインクに含まれている空気をより完全に排
出させるために、上記ステップS3及びS4を複数回繰
り返してもよい。
【0045】ここで、各サブタンク20内が高負圧状態
のときに各電磁バルブ43を開けると、インクが各メイ
ンタンク10から各サブタンク20へ急激に流入して泡
立ち、脱気度が低下する場合がある。そこで、制御装置
50は、各サブタンク20内のインクのうち特に泡立っ
たインク、例えば全インク量の30%〜80%、望まし
くは50%のインクを排出する。すなわち、吸引ポンプ
45を作動させて各サブタンク20内にあるインクを吸
引してキャッピング装置46に排出させる(図11のス
テップS5)。
【0046】次に、制御装置50は、各メインタンク1
0内のインクを各サブタンク20へ供給する(図11の
ステップS6)。すなわち、各電磁バルブ43を開け
て、各サブタンク20へ各メインタンク10内のインク
を流入させる(図14のステップS31)。そして、各
サブタンク20内のインク量が、状態Cであるか否かを
判断し(図14のステップS32)、状態Cでないとき
は例えば1秒間待つ(図14のステップS33)。
【0047】そして、各サブタンク20内のインク量が
状態Cになったら各電磁バルブ43を閉じる(図14の
ステップS34)。なお、上記ステップS31において
は、各サブタンク20内は負圧となっていないため、イ
ンクが泡立つ問題は発生しない。これにより、各サブタ
ンク20内の泡立ったインクを完全に排出させることが
でき、さらに状態Cとなるまで供給されるインクにより
脱気度が損なわれたインクを希釈することができる。
【0048】ここで、初期充填直後の印刷品質を確保す
るためには、記録ヘッド5内の流れの淀んだ部分に残っ
た気泡をインク中に溶解させる必要があるため、脱気度
の高いインクを記録ヘッド5へ一定量流す必要がある。
そこで、制御装置50は、記録ヘッド5の初期充填を行
う(図11のステップS7)。すなわち、吸引ポンプ4
5を作動させて各サブタンク20内の全インク量の例え
ば50%を吸引してキャッピング装置46に排出させる
(図15のステップS41)。
【0049】そして、記録ヘッド5を駆動させてキャッ
ピング装置46内にインクを吐出させるフラッシング動
作を行う(図15のステップS42)。これにより、記
録ヘッド5のアクチュエータ周辺にこびり付いていた微
細な気泡が剥離、溶解する。なお、フラッシング時は、
記録ヘッド5をキャッピング装置46で封止する必要は
なく、記録ヘッド5をキャッピング装置46上に位置決
めするのみでもよい。
【0050】次に、制御装置50は、記録ヘッド5への
初期充填により消耗したインクを補給するために、各メ
インタンク10内のインクを各サブタンク20へ供給す
る(図11のステップS8)。すなわち、各電磁バルブ
43を開けて、各サブタンク20へ各メインタンク10
内のインクを流入させる(図14のステップS31)。
そして、各サブタンク20内のインク量が、状態Cであ
るか否かを判断し(図14のステップS32)、状態C
でないときは例えば1秒間待つ(図14のステップS3
3)。そして、各サブタンク20内のインク量が状態C
になったら各電磁バルブ43を閉じる(図14のステッ
プS34)。
【0051】以上により、各サブタンク20への初期充
填処理及び記録ヘッド5への初期充填処理が完了する。
なお、上記ステップS5及びS6、上記ステップS7及
びS8は、必要に応じて行うようにしてもよい。また、
上記実施形態では、本発明を1つのメインタンク10に
対し1つのサブタンク20を有するインクジェット式プ
リンタ1に適用する場合について説明したが、以下で説
明する1つのメインタンク10に対し複数のサブタンク
20(記録ヘッド5)を有するインクジェット式記録装
置にも適用可能である。
【0052】図16は、1つのメインタンク10に対し
複数のサブタンク20(記録ヘッド5)を有するインク
ジェット式記録装置を示す概略構成図である。なお、図
10に示す構成と同一の構成箇所は同一番号を付して説
明を省略する。このインクジェット式記録装置100
は、サブタンク20を有する複数のプリンタ101と、
1つのメインタンク10、メインタンク10に掛かる圧
力を検出する圧力検出器51、圧力開放用の電磁バルブ
52、加圧ポンプ53及びシステム制御部55を備えて
いる。複数のプリンタ101は、高低差を付けて配設さ
れている。
【0053】各サブタンク20近傍のインク輸送管42
には、電磁バルブ54(54B、54Y、54C、54
M)が配設されている。これにより、サブタンク20へ
のインク供給が必要なプリンタ101のみに、メインタ
ンク10からインクを供給することができるようになっ
ている。また、各サブタンク20は、ダンパ5cを介し
て記録ヘッド5とインク供給チューブ44で接続されて
いる。
【0054】そして、システム制御部55は、各プリン
タ101の制御部101a、圧力検出器51、圧力開放
用の電磁バルブ52、加圧ポンプ53及び電磁バルブ4
3と電気的に接続されており、各プリンタ101や加圧
ポンプ12の駆動等、メインタンク10内のインク量の
チェック等及び各電磁バルブ43、52の開閉を制御す
るようになっている。また、各プリンタ101の制御部
101aは、電磁バルブ54及びサブタンク20のイン
ク量検出手段23の変位により作動するスイッチ25
a、25bと電気的に接続されており、電磁バルブ54
の開閉やサブタンク20内のインク残量チェック等を制
御するようになっている。
【0055】なお、図16においては、便宜上、メイン
タンク10、サブタンク20、加圧室41、インク輸送
管42、電磁バルブ43及びインク供給チューブ44等
は上述した各色のインク別には示していないが、実際に
はメインタンク10及びサブタンク20は各色毎に設け
られて各色毎のインク輸送管42及びインク供給チュー
ブ44等でそれぞれ接続されている。
【0056】以上のように、1つのメインタンク10か
ら複数のサブタンク20へインクを供給しているので、
複数のプリンタ1を備えていても1つのメインタンク1
0のみを交換すれば良く、作業効率を向上させることが
できる。また、メインタンク10とサブタンク20の間
のインク輸送管42内の動圧は影響せず、記録ヘッド5
とサブタンク20の間のインク供給チューブ44内によ
る動圧のみが影響するので、印字品質を低下させること
はない。また、複数のプリンタ1を高低差を付けてレイ
アウトしているが、各プリンタ1に対応したサブタンク
20と記録ヘッド5の水頭差が一定になるようにサブタ
ンク20をレイアウトしているので、サブタンク20か
らメインタンク10のインク供給が可能であると共に、
印字品質を確保することが可能となる。
【0057】なお、メインタンク10を複数配設しても
良く、その場合はあるメインタンク10内のインクが残
り僅かになったときには、他のメインタンク10に即座
に切り替えることができるので、切り替えたメインタン
ク10を使用している間に、インクが残り僅かになった
メインタンク10をインクが満たされた新規のメインタ
ンク10に交換することができる。
【0058】さらに、記録ヘッド5を複数配設しても、
静圧、すなわちサブタンク20との上下方向のレイアウ
トと、動圧、すなわち複数の記録ヘッド5を同時に印字
させてもインク供給チューブ44内で発生する動圧が問
題無いレベル、例えば1ヘッド当たりのノズル数や時間
当たり吐出するインク量が少ない場合が成り立てば問題
無いので、複数ヘッドによるレイアウトにより設計の自
由度を高めることができる。
【0059】図17は、図1のインクジェット式プリン
タ1の記録部の別の形態の詳細を示す図である。なお、
図10に示す構成と同一の構成箇所は同一番号を付して
説明を省略する。メインタンク10は、表面にインク残
量検出板11が取り付けられて加圧室41(41B、4
1Y、41C、41M)に収容されている。加圧室41
は、内圧を任意に調整するために電磁バルブ48(48
B、48Y、48C、48M)を介して吸引ポンプ47
の吐出口47bと接続され、また電磁バルブ49を介し
て大気に接続されている。
【0060】そして、メインタンク10のインク残量検
出板11の変位を検出する検出部12、サブタンク20
のインク量検出手段23の変位により作動するスイッチ
25a、25b、各電磁バルブ43、48、49及び各
吸引ポンプ45、47は、制御装置50と電気的に接続
されており、メインタンク10内のインク残量及びサブ
タンク20内のインク量のチェック等、各吸引ポンプ4
5、47の駆動等、及び各電磁バルブ43、48、49
の開閉を制御するようになっている。なお、図10にお
いては、便宜上、メインタンク10、サブタンク20、
加圧室41、インク輸送管42、電磁バルブ43及びイ
ンク供給チューブ44等は上述した各色のインク別には
示しておらず、一色分のみを示している。
【0061】このように、吸引ポンプ47の吸気と排気
を用いて用紙の固定とメインタンク10の加圧を兼用す
るようにしているので、図10や図16に示す加圧ポン
プ53は不要とすることができ、インクジェット式プリ
ンタ1の小型化やコスト低減化を図ることができる。
【0062】なお、上述した各実施形態では、サブタン
ク20は密着防止部材22を備えた例で説明したが、密
着防止部材22が無いサブタンクでも同様に適用可能で
ある。また、上述した各実施形態では、プリンタを例に
説明したが、これに限られるものではなく、サブタンク
を有する記録装置、例えばファクシミリ装置やコピー装
置等にも適用可能である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
ク充填方法及びインクジェット式記録装置によれば、最
初の負圧作用で記録ヘッドからサブのインクタンクを経
て開閉手段までの間の流路にある空気を排出し、次の負
圧作用で開閉手段からメインのインクタンクまでの間の
流路にある空気を排出することができるので、記録ヘッ
ドからメインのインクタンクまでの間の流路にある空気
を無くすことができ、サブのインクタンクに充填された
インクの脱気度を向上させ、記録精度を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット式記録装置の実施の形
態に係るインクジェット式プリンタの構成例を示す斜視
図である。
【図2】図1のインクジェット式プリンタの記録部の詳
細を示す図である。
【図3】図1のインクジェット式プリンタのメインタン
クの詳細構造を示す斜視図である。
【図4】図1のインクジェット式プリンタのサブタンク
の詳細構造を示す平面図及びB−B線断面図である。
【図5】図4のサブタンクのインクパックの詳細構造を
示す斜視図である。
【図6】図4のサブタンクの密着防止部材の詳細構造を
示す一側面図、一面側の平面図、他側面図、他面側の平
面図である。
【図7】図4のサブタンクのインクパックと上記密着防
止部材の配設状態を示す側面図及び平面図である。
【図8】図4のサブタンクのインク量検出手段の動作を
示す断面図である。
【図9】図4のサブタンクのインクパックの別の詳細構
造を示す側面図及び平面図である。
【図10】図1のインクジェット式プリンタの記録部の
詳細を示す図である。
【図11】図1のインクジェット式プリンタの初期充填
の動作例を示すフローチャートである。
【図12】図11の詳細動作例を示す第1のフローチャ
ートである。
【図13】図11の詳細動作例を示す第2のフローチャ
ートである。
【図14】図11の詳細動作例を示す第3のフローチャ
ートである。
【図15】図11の詳細動作例を示す第4のフローチャ
ートである。
【図16】本発明が適用可能な1つのメインタンクに対
し複数のサブタンク(記録ヘッド)を有するインクジェ
ット式記録装置を示す概略構成図である。
【図17】図1のインクジェット式プリンタの記録部の
別の形態の詳細を示す図である。
【符号の説明】
1 インクジェット式プリンタ 2 フレーム 3 窓 4 キャリッジ 5 記録ヘッド 6 用紙ガイド部材 7 操作パネル 8 カバー 9 メインタンク収納部 10 メインタンク 11 インク残量検出板 20 サブタンク 21、21′ インクパック 22、22′ 密着防止部材 22a 溝 23 インク量検出手段 23a 接着部 23b 検出部 24 固定板 25a、25b スイッチ 41 加圧室 42 インク輸送管 43、48、54 電磁バルブ 44 インク供給チューブ 45、47 吸引ポンプ 46 キャッピング装置 50 制御装置 51 圧力検出器 49、52 圧力開放用電磁バルブ 53 加圧ポンプ 55 システム制御部 100 インクジェット式記録装置 101 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA26 EB50 EC18 EC19 EC20 EC32 FC02 JA03 JA13 KA08 KB05 KB08 KB37 KC02 KC10 KC14 KC18

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管接続された、インクが貯留されてい
    るメインのインクタンクと、前記配管を開閉する開閉手
    段と、前記インクを一時的に貯留するサブのインクタン
    クと、インク滴を吐出する記録ヘッドとを有し、前記メ
    インのインクタンクから前記サブのインクタンクに前記
    インクを初期充填する方法であって、 前記開閉手段を閉じて前記記録ヘッドに負圧を作用さ
    せ、前記サブのインクタンクを大気圧で押し潰して前記
    サブのインクタンク内の空気を排出し、 前記開閉手段を開いて前記メインのインクタンクから前
    記サブのインクタンクに前記インクを流入させ、 前記開閉手段を閉じて前記記録ヘッドに負圧を作用さ
    せ、前記サブのインクタンクを大気圧で押し潰して前記
    サブのインクタンク内のインク及び空気を排出し、 前記開閉手段を開いて前記メインのインクタンクから前
    記サブのインクタンクに前記インクを流入させて充填す
    ることを特徴とするインク充填方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の行程終了後、 前記開閉手段を閉じて前記サブのインクタンク内のイン
    クのうち所定量のインクを吸引して排出し、 前記開閉手段を開いて前記メインのインクタンクから前
    記サブのインクタンクに前記インクを流入させて充填す
    ることを特徴とするインク充填方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の行程終了後、 前記開閉手段を閉じて前記サブのインクタンク内のイン
    クを吸引して前記サブのインクタンクと前記記録ヘッド
    との間の流路及び前記記録ヘッドに流入させて充填する
    ことを特徴とするインク充填方法。
  4. 【請求項4】 配管接続された、インクが貯留されてい
    るメインのインクタンクと、前記配管を開閉する開閉手
    段と、前記インクを一時的に貯留するサブのインクタン
    クと、インク滴を吐出する記録ヘッドとを有し、前記メ
    インのインクタンクから前記サブのインクタンクに前記
    インクを初期充填する方法であって、 前記開閉手段を閉じて前記記録ヘッドに負圧を作用さ
    せ、前記サブのインクタンクを大気圧で押し潰して前記
    サブのインクタンク内の空気を排出し、 前記開閉手段を開いて前記メインのインクタンクから前
    記サブのインクタンクに前記インクを流入させ、 前記開閉手段を閉じて前記サブのインクタンク内のイン
    クを吸引して前記サブのインクタンクと前記記録ヘッド
    との間の流路及び前記記録ヘッドに流入させて充填する
    ことを特徴とするインク充填方法。
  5. 【請求項5】 前記開閉手段を閉じて前記記録ヘッドに
    負圧を作用させ、前記サブのインクタンクを大気圧で押
    し潰して前記サブのインクタンク内のインク及び空気を
    排出し、 前記開閉手段を開いて前記メインのインクタンクから前
    記サブのインクタンクに前記インクを流入させて充填す
    る一連の行程を複数回行うことを特徴とする請求項1〜
    3の何れか一項に記載のインク充填方法。
  6. 【請求項6】 前記メインのインクタンクは、前記サブ
    のインクタンクより下側に配置されていると共に加圧さ
    れることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載
    のインク充填方法。
  7. 【請求項7】 前記メインのインクタンクは、前記サブ
    のインクタンクより上側に配置されていることを特徴と
    する請求項1〜5の何れか一項に記載のインク充填方
    法。
  8. 【請求項8】 前記サブのインクタンクは、可撓性素材
    により構成され、前記可撓性素材同士の密着を防止する
    密着防止部材が設けられていることを特徴とする請求項
    1〜7の何れか一項に記載のインク充填方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れか一項に記載のイン
    ク充填方法を用いることを特徴とするインクジェット式
    記録装置。
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