JP2003157574A - 光ディスク及び光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク及び光ディスク装置Info
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Abstract
討されているが、光ディスク及び光ディスクカートリッ
ジケースの厚さを薄くすることができないことにより、
光ディスク装置の薄型化に限界が存在する。 【解決手段】 光ディスク1における記録媒体層4や金
属反射層4’が形成されるディスク基板が、薄い金属基
板2と、この金属基板2上に形成された凹凸ピットパタ
ーン及び/又は凹凸案内溝パターンを有する樹脂層3、
或いは凹凸ピットパターンを有する樹脂層3’で形成さ
れた構成である。
Description
録又は再生を実現する光ディスクに関し、より詳細に
は、光ディスクと、該光ディスクが収容されてなるか光
ディスクカートリッジ、及び該ディスクを備えた光ディ
スク装置に関するものである。
め、様々な試みが行われている。例えば、MD(Mini
Disc)においては、ホログラム素子を用いて、半導体レ
ーザと光検出器とを一体化したホログラムピックアップ
素子や、光学素子を集積化した集積化ピックアップ素子
等が開発され、情報信号の記録再生を行うための光ピッ
クアップ素子の小型薄型化が進められている。その結
果、現在、厚さ5mmのMDカートリッジを用いて、厚
さ10mm程度と極めて薄いMD記録再生装置が商品化
されている。
光ディスク基板の薄型化が着実に進み、MDにおいて
1.2mm厚のポリカーボネート基板が用いられていた
のに対して、“Feasibility Study of CAD-MSR with 7
Gbit/in2”MORIS'99 p.181において、0.6mm厚のポ
リカーボネート基板を用いた直径50mmの光ディスク
についての発表が行われている。
A(Personal Digital Assistants) 等の携帯情報端末
は、装置自体の厚さが10mm以下であり、それらの携
帯機器のカードスロットに挿入可能な光ディスク装置と
しては、厚さ5mm以下であることが必要となる。
置に搭載される光ピックアップの小型化とともに、光デ
ィスクカートリッジ及び光ディスクの薄型化が必要とな
る。
の基体部分)として用いられているポリカーボネート等
の樹脂基板は、一般に射出成形により製造されており、
例えば、0.2mm程度の板厚のポリカーボネート製の
ディスク基板を射出成形した場合、ディスク基板として
必要な平坦性が得られなくなってしまう。また、ポリカ
ーボネート樹脂の剛性が低いため、0.2mm程度の板
厚とすると、ディスク基板としての剛性が不十分とな
り、安定した回転駆動を実現することができなくなって
しまう。さらに、ディスク基板の上に形成される無機物
からなる記録膜や反射膜等とディスクの材質である樹脂
とは、互いの熱膨張係数が大きく異なるため、基板上に
形成することにより、熱膨張係数の差により、温度変化
にともなう基板の反りが発生してしまう。
板が可撓性を有する程度にまで薄く形成して可撓性を有
する光ディスクとし、該可撓性を有する光ディスクを安
定化板等を用いて安定回転させる技術等も提案されてき
ているが、本発明は、あくまで安定化板等を用いること
なく光ディスクのみで安定回転可能な、非可撓性の光デ
ィスクに関するものである。
上記の課題を解決するために、金属基板上に、凹凸ピッ
トパターンを有する樹脂層と金属反射層とが少なくとも
順次形成され、光ディスク全体の厚みが0.3mm以下
であることを特徴としている。
を解決するために、金属基板上に、凹凸ピットパターン
及び/又は凹凸案内溝パターンを有する樹脂層と光記録
層とが少なくとも順次形成され、光ディスク全体の厚み
が0.3mm以下であることを特徴としている。
を解決するために、金属基板の表裏両面それぞれに、凹
凸ピットパターンを有する樹脂層と金属反射層とが少な
くとも順次形成され、光ディスク全体の厚みが0.3m
m以下であることを特徴としている。
題を解決するために、金属基板の表裏両面それぞれに、
凹凸ピットパターン及び/又は凹凸案内溝パターンを有
する樹脂層と光記録層とが少なくとも順次形成され、光
ディスク全体の厚みが0.3mm以下であることを特徴
としている。
金属基板を用い、該金属基板上に凹凸ピットパターンを
有する樹脂層、或いは凹凸ピットパターン及び/又は凹
凸案内溝パターンを有する樹脂層を形成して、ディスク
基板としている。したがって、ディスク基板を構成する
該金属基板にて、光ディスクとして必要な剛性を確保す
ることができる。ここで言う必要な剛性とは、光ディス
クが光ディスク装置に搭載された際に安定した回転動作
を維持し得る剛性であって、詳細に言えば、情報の記録
再生を高速化するために、光ディスクを高速回転で回転
駆動した場合においても、バタツキ(光ディスクの上下
動)を招ずることなく安定した回転動作を維持すること
を可能とする剛性である。
非常に高いので、光ディスクに必要な剛性を持つ厚みと
しても、非常に薄くすることができ、その結果、光ディ
スク自体を薄くした場合においても、光ディスクの回転
時のバタツキを抑えて安定回転が可能となり、光ディス
ク自体の薄型化を図ることはもちろんのこと、光ディス
ク装置の薄型化を実現することができる。
は、光ディス全体の厚みを0.3mmとしているので、
これにより、従来よりよく用いられている樹脂製の光デ
ィスクカートリッジケースに収容して光ディスクカート
リッジとしても、光ディスクカートリッジの厚みを2.
5mm以下として、厚さ5mmの光ディスク装置の実現
を可能とする。
クを、光ディスク表面への塵埃の付着を抑制することを
目的に、光ディスクカートリッジケースに収容して光デ
ィスクカートリッジとする構成を含むものである。光デ
ィスクカートリッジとすることで、エラー発生を少なく
することが可能となる。
光ディスクカートリッジケースを金属からなる構成とす
ることで、該カートリッジケース自体の厚みを薄くでき
るので、光ディスクカートリッジのさらなる薄型化が図
れ、光ディスク装置の薄型も実現する。
の厚みは2.5mm以下とすることが好ましく、これに
より、厚さ5mmの光ディスク装置の実現を可能とす
る。
層は、紫外線硬化樹脂から形成することができ、また、
上記光記録層には、相変化記録媒体や、光磁気記録媒体
を用いることができる。さらに、上記金属反射層や光記
録層上に光透過性保護層を設ける構成とすることが、金
属反射層や光記録層を保護する点から望ましく、光透過
性保護層としては、紫外線硬化樹脂から形成した層や、
透明接着剤で接着された透明樹脂シートからなる層とす
ることができる。
記金属基板の剛性が、0.150kgf・mm以上であ
ることを特徴とすることもできる。金属基板の剛性を該
範囲を満足する構成とすることで、上記した作用・効果
を奏する本発明の光ディスクを容易に実現することがで
きる。
からなるものを用いることができ、その場合の金属基板
の厚みとしては、66μm以上とすることで、上記した
作用・効果を奏する本発明の光ディスクを容易に実現す
ることができる。
を用いることもでき、その場合の金属基板の厚みとして
は、45μm以上とすることで、上記した作用・効果を
奏する本発明の光ディスクを容易に実現することができ
る。
を用いることもでき、その場合の金属基板の厚みとして
は、53μm以上とすることで、上記した作用・効果を
奏する本発明の光ディスクを容易に実現することができ
る。
るものを用いることもでき、その場合の金属基板の厚み
としては、44μm以上とすることで、上記した作用・
効果を奏する本発明の光ディスクを容易に実現すること
ができる。
ものを用いることもでき、その場合の金属基板の厚みと
しては、55μm以上とすることで、上記した作用・効
果を奏する本発明の光ディスクを容易に実現することが
できる。
る鉄合金からなるものを用いることもでき、その一種と
して、FeとCrとNiとからなるステンレスを挙げる
ことができ、その場合の金属基板の厚みとしては、43
μm以上とすることで、上記した作用・効果を奏する本
発明の光ディスクを容易に実現することができる。
とするチタン合金からなるものを用いることもでき、そ
の一種として、TiとAlとVとからなるチタン合金を
挙げることができ、その場合の金属基板の厚みとして
は、51μm以上とすることで、上記した作用・効果を
奏する本発明の光ディスクを容易に実現することができ
る。
主成分とするアルミニウム合金からなるものを用いるこ
ともでき、その一種として、AlとCuとMgとからな
るジュラルミンを挙げることができ、その場合の金属基
板の厚みとしては、65μm以上とすることで、上記し
た作用・効果を奏する本発明の光ディスクを容易に実現
することができる。
は、銅を主成分とする銅合金からなるものを用いること
もでき、その一種として、CuとSnとPとからなるリ
ン青銅を挙げることができ、その場合の金属基板の厚み
としては、55μm以上とすることで、上記した作用・
効果を奏する本発明の光ディスクを容易に実現すること
ができる。
た本発明の光ディスク、或いは本発明の光ディスクカー
トリッジに対して記録又は再生を行う光ディスク装置で
あって、上記光ディスクの金属基板とは反対側から、金
属反射層又は光記録層に光を照射するようになっている
ことを特徴としている。
発明の光ディスク、光ディスクカートリッジに対して、
情報の記録又は再生が可能となる装置を提供することが
できる。
ディスク装置に係る実施の形態を、図1〜図18を参照
しながら説明する。
について説明する。
と、再生のみが行われるROMタイプとがあり、記録再
生が可能なタイプの光ディスク1は、金属基板2と、該
金属基板2上に形成された凹凸ピットパターン及び/又
は凹凸案内溝パターンを有する樹脂層3と、該樹脂層3
上に形成された記録媒体層(光記録層)4と、該記録媒
体層4を保護するための光透過性保護層5とで構成され
ている。一方、再生のみが行われるROMタイプの光デ
ィスク1は、金属基板2と、該金属基板2上に形成され
た凹凸ピットパターンを有する樹脂層3’と、該樹脂層
3’上に形成された金属反射層4’と、該金属反射層
4’を保護するための光透過性保護層5とで構成されて
いる。いずれのタイプの光ディスク1においても、金属
基板2からその上に形成された光透過性保護層5までの
薄層全てを含む光ディスク1のトータル厚は、0.3m
m以下である。なお、光ディスク1のトータル厚を0.
3mm以下として理由については後述する。
形成方法を示す図である。金属基板2が、鏡面板6の上
に配置され、金属基板2上に上記樹脂層3(或いは上記
樹脂層3’)となる紫外線硬化樹脂3aを塗布した後、
凹凸ピットパターン及び/又は凹凸案内溝パターンを有
する透明スタンパ7(或いは凹凸ピットパターンを有す
る透明スタンパ7’)を、鏡面板6方向に圧着し、透明
スタンパ7(7’)側から紫外線8を照射し、金属基板
2上に塗布された紫外線硬化樹脂3aの硬化を行う。そ
の後、透明スタンパ7(7’)及び鏡面板6から、金属
基板2を硬化された紫外線硬化樹脂3aごとを剥離する
ことにより、図4に示す、金属基板2上に凹凸ピットパ
ターン及び/又は凹凸案内溝パターンを有する樹脂層3
(或いは凹凸ピットパターンを有する樹脂層3’)が形
成された、光ディスク1の基板(ディスク基板)が完成
する。ここで、上記透明スタンパ7(7’)としては、
ガラス基板の表面に、凹凸ピットパターン及び/又は凸
案内溝パターン(或いは凹凸ピットパターン)をドライ
エッチングで形成したものが望ましい。
の基板の一部を拡大して示す部分断面斜視図である。光
ディスク1が記録再生が可能なものである上記樹脂層3
の表面には、図5に示すように、記録再生を行う光ビー
ムを導くための案内溝9が、スパイラル状に形成されて
いる(図5の樹脂層3は、凹凸案内溝パターンのみが形
成されているタイプ)。一方、光ディスク1が再生のみ
が行われるROMタイプである上記樹脂層3’の表面に
は、図6に示すように情報を構成するピット10が、ス
パイラル状に形成されている。書き換え可能な本発明の
光ディスクにおいては、凹凸案内溝に沿ってトラッキン
グ信号を得て、凹凸ピットでアドレス信号を得るタイプ
の光ディスク、凹凸案内溝のみでトラッキング信号とア
ドレス信号の両方を得るウオブル案内溝方式と呼ばれる
タイプの光ディスク、及び凹凸ピットのみでトラッキン
グ信号とアドレス信号の両方を得るサンプルサーボ方式
と呼ばれるタイプの光ディスクに対してそれぞれ適用可
能である。
であって、可撓性を持たない厚みを有するものである。
非可撓性の金属基板の剛性としては、0.150kgf
・mm以上であることを確認しており、より好ましく
は、0.24kgf・mm以上であることも確認してい
る。なお、理由については後述する。
えば、アルミニウム、鉄、銅、ニッケル、チタン等の単
体金属からなる基板、及び、これらの金属を主成分とす
る合金類、例えば、ステンレスに代表される鉄合金、チ
タン合金、ジュラルミンに代表されるアルミニウム合
金、リン青銅に代表される銅合金等を挙げることができ
る。
のを用いた場合、その厚みとしては、66μm以上とす
ることで、光ディスク1として必要な剛性を得ることが
できる。また、より好ましくは、78μm以上とするこ
とである。
用いた場合、その厚みとしては、45μm以上とするこ
とで、光ディスク1として必要な剛性を得ることができ
る。また、より好ましくは、53μm以上とすることで
ある。
を用いた場合、その厚みとしては、53μm以上とする
ことで、光ディスク1として必要な剛性を得ることがで
きる。また、より好ましくは、64μm以上とすること
である。
るものを用いた場合、その厚みとしては、44μm以上
とすることで、光ディスク1として必要な剛性を得るこ
とができる。また、より好ましくは、53μm以上とす
ることである。
ものを用いた場合、その厚みとしては、55μm以上と
することで、光ディスク1として必要な剛性を得ること
ができる。また、より好ましくは、66μm以上とする
ことである。
iとからなるステンレスを用いた場合、その厚みとして
は、43μm以上とすることで、光ディスク1として必
要な剛性を得ることができる。また、より好ましくは、
50μm以上とすることである。
とからなるチタン合金を用いた場合、その厚みとして
は、51μm以上とすることで、光ディスク1として必
要な剛性を得ることができる。また、より好ましくは、
60μm以上とすることである。
gからなるジュラルミンを用いた場合、その厚みとして
は、65μm以上とすることで、光ディスク1として必
要な剛性を得ることができる。また、より好ましくは、
77μm以上とすることである。
とからなるリン青銅を用いた場合、その厚みとしては、
55μm以上とすることで、光ディスク1として必要な
剛性を得ることができる。また、より好ましくは、66
μm以上とすることである。
3’の層厚は、1μm以上150μm以下であることが
望ましい。上記金属基板2の表面の微細な凹凸欠陥は、
該樹脂層3・3’により被い隠され、該樹脂層3・3’
の表面に、凹凸欠陥の存在しない透明スタンパ7の表面
の凹凸ピットパターン及び/又は凹凸案内溝パターンが
転写されることとなるが、ここで、該樹脂層3・3' の
層厚が1μmより薄くなると、上記金属基板2の表面の
微細な凹凸欠陥を該樹脂層3・3' で被い隠すことがで
きなくなり、凹凸欠陥に起因する記録再生エラーが増大
する。また、該樹脂層3・3' の層厚が150μmより
大きくなると、該樹脂層3・3' を硬化させるのに、長
い時間が必要となり、光ディスク製造のためのプロセス
時間が長くなり、光ディスクのコストアップを招くこと
になると共に、光ディスク1のトータル板厚の増加につ
ながり、光ディスク1の薄型化を阻害する。
としては、書換えが可能な相変化記録媒体、または、光
磁気記録媒体、ライトワンス型の色素系記録媒体を用い
ることが可能である。また、ROMタイプである表面に
凹凸ピットパターンのみが形成された樹脂層3’上に形
成される金属反射層4’としては、AlTi合金(Al
90Ti10)を用いることができる。
記録媒体として相変化記録媒体と光磁気記録媒体を用い
た場合の光ディスク1の断面拡大図を示している。
スク1は、金属基板2上に、案内溝(凹凸案内溝パター
ン)9を有する樹脂層3を2P法により形成した後、記
録媒体層4として、Al反射膜11、ZnS−SiO2
干渉層12、SiN保護層13、GeSbTe相変化記
録層14、SiN保護層15、ZnS−SiO2 干渉層
16を順次スパッタリングにより形成し、さらに、紫外
線硬化樹脂からなる光透過性保護層5が形成された構成
となっている。
光ディスク1は、金属基板2上に、案内溝9を有する樹
脂層3を2P法により形成した後、磁気的超解像再生が
可能な記録媒体層4として、AgTi放熱層17、Al
N保護層18、TbFeCo記録層19、Al非磁性中
間層20、GdFeCo再生層21、AlN干渉層22
を順次スパッタリングにより形成し、さらに、紫外線硬
化樹脂からなる透明な保護層5が形成された構成となっ
ている。
護層5は、光透過性保護層5側から記録のための光が照
射されるため、少なくとも光が透過可能であることが必
要である。該光透過性保護層5の材料としては、紫外線
硬化樹脂層の他に、樹脂シート接着層等の樹脂層を用い
ることが可能である。樹脂シートを接着して光透過性保
護層5を形成した場合、樹脂シートの厚さを精度良く管
理することが可能であるため、記録媒体層4或いは金属
反射層4’への集光特性を良好なものとすることが可能
となる。
可能でありかつ硬度の高い薄膜、例えば、2nm〜10
nmの厚さのSiC薄膜を形成することにより、光ディ
スク1の光入射面に対する傷の発生によるエラー増大を
抑制することが可能である。
150μmの範囲とすることが望ましい。光透過性保護
層5の層厚を2μmより薄くすると、光透過性保護層5
の光入射面における光ビームスポット径が小さくなるた
め、光透過性保護層5上に付着した塵埃が記録再生エラ
ーの原因となり、光ディスク1の可換性に著しい悪影響
を与える。また、光透過性保護層5の層厚を150μm
より厚くすると、光透過性保護層5を硬化させるのに、
長い時間が必要となり、光ディスク製造のためのプロセ
ス時間が長くなり、光ディスクのコストアップを招くこ
とになるとともに、光ディスク1のトータル板厚の増加
につながり、光ディスク1の薄型化を阻害する。
ビームが1.2mm厚の透明基板(=ディスク基板)を
通過して記録媒体層へと集光されていたため、光ディス
ク1の傾きによるこま収差により、集光スポット形状が
変形し、記録再生特性の劣化を招いていたが、上記光デ
ィスク1においては、光ビームは、2μm〜150μm
と、極めて薄い光透過性保護層5を通過して記録媒体層
4へと集光されるため、ほとんどこま収差が発生するこ
となく、集光スポット形状の変化の少ない安定した記録
再生を実現することができる。
スク1を光ディスクカートリッジケース(以下、カート
リッジケース)の中に挿入させて光ディスクカートリッ
ジとした場合、光ディスク1の防塵効果を高め、光ディ
スク装置のエラー訂正能力を高めることにより、さらに
薄くすることも可能である。
構成の光ディスク、及び、光透過性保護層5として、光
透過可能でありかつ硬度の高い薄膜、例えば、2nm〜
10nmの厚さのSiC薄膜を形成することも可能であ
る。
4或いは金属反射層4’を形成した両面タイプの光ディ
スク1’について説明する。図9は、光ディスク1’の
部分断面図である。
スク1’は、金属基板2と、該金属基板2の表裏両面に
形成された凹凸ピットパターン及び/又は凹凸案内溝パ
ターンを有する樹脂層3・3と、該樹脂層3・3上にそ
れぞれ形成された記録媒体層4・4と、該記録媒体層4
・4をそれぞれ保護するための光透過性保護層5・5と
で構成されている。一方、再生のみが行われるROMタ
イプの両面型の光ディスク1’は、金属基板2と、該金
属基板2の表裏両面に形成された凹凸ピットパターンを
有する樹脂層3’・3’と、該樹脂層3’・3’上にそ
れぞれ形成された金属反射層4’・4’と、該金属反射
層4’・4’をそれぞれ保護するための光透過性保護層
5・5とで構成されている。いずれのタイプの光ディス
ク1’においても、金属基板2からその上に形成された
光透過性保護層5までの薄層全てを含む光ディスク1’
のトータル厚は、0.3mm以下である。
プの光ディスク1’の形成方法を示す図である。金属基
板2の両面上に上記樹脂層3(或いは上記樹脂層3’)
となる紫外線硬化樹脂3aを塗布した後、2枚の凹凸ピ
ットパターン及び/又は凹凸案内溝パターンを有する透
明スタンパ7・7(或いは2枚の凹凸ピットパターンを
有する透明スタンパ7’・7’)の間に、紫外線硬化樹
脂3aを塗布した金属基板2を密着配置し、両方の透明
スタンパ7・7(7’・7’)側からそれぞれ紫外線8
を照射し、金属基板2の両面上に塗布された紫外線硬化
樹脂3aの硬化を行う。その後、透明スタンパ7・7
(7’・7’)から、金属基板2及び硬化された紫外線
硬化樹脂3aを剥離することにより、金属基板2の両面
上に凹凸ピットパターン及び/又は凹凸案内溝パターン
を有する樹脂層3(或いは凹凸ピットパターンを有する
上記樹脂層3’)が形成されたディスク基板が形成され
る。該光ディスク基板の両面に、それぞれ、記録媒体層
4(或いは反射金属層4’)と光透過性保護層5とを形
成することにより、両面タイプの光ディスク1’を製造
することができる。
ィスク1(1’)に対して情報の記録再生が可能な光デ
ィスク装置について説明する。
ている。この光ディスク装置は、再生専用のROMタイ
プの光ディスク1(1’)、及び記録媒体層4の記録媒
体として相変化記録媒体を用いた書き換え可能な光ディ
スク1(1’)を扱うものである。図12は、図11に
おける発光受光素子部の概略図である。
3を介してスピドル24に対して固定され回転駆動され
る。光ディスク1(1’)の半径方向に、図示しない駆
動手段にて移動可能に設置された光ピックアップ32が
配置されている。光ピックアップ32は、記録再生を行
うための発光素子28と、トラッキング及びフォーカシ
ングのための制御用受光素子27と、再生信号検出用受
光素子26とを有する発光受光素子部29と、光ビーム
30を集光手段31へと導く立ち上げミラー32と、2
軸アクチュエータ33により、フォーカス方向及びトラ
ック方向に駆動可能に支持された集光手段31とで構成
されている。
子28から出た光ビームはコリメータレンズにより平行
光束とされた後、第1のビームスプリッター34により
反射され、立上げミラー32へと導かれ、光ディスク1
(1’)の記録媒体層4(或いは金属反射層4’)上に
集光される。また、光ディスク1(1’)の記録媒体層
4(或いは金属反射層4’)からの反射光は、第1のビ
ームスプリッター34を透過し、第2のビームスプリッ
ター35により分光され、一方の光ビームは、集光レン
ズによりトラッキング及びフォーカシングのための制御
用受光素子27へと集光され、他方の光ビームは、集光
レンズにより再生信号検出用受光素子26へと集光され
る。
ータ33とは、信号処理回路36にてその駆動が制御さ
れる。信号処理回路36は、発光受光素子部29の発光
素子28のパワー制御を行い、再生信号検出用受光素子
26からの出力から記録情報の再生信号を生成する。ま
た、信号処理回路36は、再生信号の生成と共に、発光
受光素子部29の制御用受光素子27からの出力に基づ
き、2軸アクチュエータ33を駆動して集光手段31を
変位させ、集光手段31を通過した光ビーム30が、光
透過性保護層5側から入射し、記録媒体層4に集光され
るようにフォーカシングを行うと共に、樹脂層3上の案
内溝9に沿って集光スポットが相対的に移動すべくトラ
ッキングを行い、情報の記録再生を行うことを可能とす
る。
合は、上記と同様にして金属反射層4’に光ビーム30
が集光されるようにフォーカシングを行うと共に、光デ
ィスク1(1’)の樹脂層3’上のピット(凹凸ピット
パターン)10に沿って集光スポットが相対的に移動す
べくトラッキングを行い、情報の再生が行われる。
スポット径を小径化するため、発光素子として、波長が
350nm〜650nmの半導体レーザを用い、集光手
段31の開口数NAを0.70〜1.00とすることが
望ましい。なお、図11においては、集光手段31とし
て対物レンズ1枚からなるものを記載しているが、開口
数を0.80以上に大きくする場合、集光手段31を2
枚以上の対物レンズ群で構成することにより、開口数の
大きな集光手段を容易に製造することができる。
示している。この光ディスク装置は、再生専用のROM
タイプの光ディスク1及び記録媒体層4の記録媒体とし
て相変化記録媒体を用いた書き換え可能な光ディスク1
に加えて、記録媒体層4の記録媒体として光磁気記録媒
体を用いた書き換え可能な光ディスクを扱うものであ
る。
装置と同じであるので、同じ機能を有する部材には同じ
参照符号を付して、説明を省略する。図13に示す光デ
ィスク装置は、図11の光ディスク装置に、さらに、光
磁気記録媒体に記録磁界を印加するための磁気ヘッド4
2が設けられた構成である。
媒体を用いた場合、記録のために記録磁界を印加する必
要があり、集光手段31に対向する位置に、光ピックア
ップ25と一体的に移動可能なサスペンション41によ
り支持された記録磁界印加用の磁気ヘッド42が配置さ
れている。該磁気ヘッド42は、光ディスク1上を安定
走行するように、スライダー上に搭載することも可能で
ある。磁気ヘッド42は、光ディスク1(1’)の金属
基板2側から近接配置する。ここで、磁気ヘッド42
は、金属基板側からサスペンション41により近接して
配置されるが、金属基板2の厚さが薄いため、磁気ヘッ
ド42から発生する磁界強度が大きく減衰することなく
記録媒体層4へと到達し、記録媒体層4に対して、十分
な強度の記録磁界を印加することができる。
1(1’)は、前述したように、光ディスク1の防塵の
ために、光ディスクカートリッジケース(以下、カート
リッジケース)に収容し、光ディスクカートリッジとす
ることもできる。
ィスク1(1’)をカートリッジケースに収容してなる
光ディスクカートリッジ、及び該光ディスクカートリッ
ジに対して情報の記録再生が可能な光ディスク装置につ
いて説明する。
リッジケース37に収容されてなる光ディスクカートリ
ッジ50と、該光ディスクカートリッジ50を扱う光デ
ィスク装置とを示し、図15は、カートリッジケース3
7の平面図を示している。
4に光ディスク1(1’)を固定するための第1の開口
部38と、光ピックアップ25の集光手段31を光ディ
スク1(1’)に臨ませるための第2の開口部39と
を、カートリッジケース37の片面に有している。な
お、特に図示してはいないが、光ディスクが両面タイプ
の光ディスク1’である場合、上記第1開口部38と第
2の開口部39とは、カートリッジケース37の両面に
それぞれ形成される。
第1の開口部38と第2の開口部39には、図15に示
すように、開閉可能なスライドシャッター40が設けら
れている。該スライドシャッター40は、光ディスク装
置に光ディスクカートリッジ50が装着されると、第1
の開口部38と第2の開口部39とを開放し、光ディス
クカートリッジ50が光ディスク装置から取り出された
時に、第1の開口部38と第2の開口部39とを閉塞す
る。該スライドシャッター40を設けることにより、光
ディスク1(1’)への塵埃の付着を抑制することが可
能となる。
ム30が通過する光透過性保護層5の層厚が、2μm〜
150μmとなっており、光透過性保護層5の表面に塵
埃が付着することにより、正確な記録再生が行われなく
なる。したがって、光ディスク1(1’)においては、
開閉可能なスライドシャッター40を有する光ディスク
カートリッジケース37により、塵埃が光ディスク1の
表面に付着することを防止することが好ましい。
ポリカーボネート等の樹脂、ステンレスやジュラルミン
等の金属材料を用いることができる。
ッジケース37として必要な剛性を得るために、ある程
度の厚みを持たせる必要がある。樹脂製の場合、カート
リッジケース37の厚さを薄くし過ぎると、カートリッ
ジケース37の剛性が低下し、光ディスク1(1’)を
保護するというカートリッジケース37の本来の役割を
担うことができなくなる。たとえば、光ディスク装置に
対して、光ディスクカートリッジ50のローディングま
たはアンローディングを行う際、カートリッジケース3
7が湾曲し、光ディスク1(1’)と接触し、光ディス
ク1(1’)表面に傷をつけるといった不具合が発生し
たり、カートリッジケース37自体が破損したりするこ
とになる。このような理由から、樹脂製のカートリッジ
ケース37の板厚は、0.8mm以上であることが好ま
しい。
トリッジケース37を用いた光ディスクカートリッジ5
0の断面図を示している。光ディスク1(1’)のトー
タル厚さがaであり、カートリッジケース37の板厚が
cであり、ここでは=0.8mmである。光ディスク1
(1’)とカートリッジケース37との接触を防ぐため
に必要な間隔がdであり、dとしては少なくとも0.3
mm必要である。
ータル厚さは、光ディスク1(1’)のトータル厚さa
と、カートリッジケース37の厚さcの2倍と、間隔d
の2倍を加え合わせた厚さ(a+2b+2c=a+2.
2mm)となる。したがって、厚さ5mmの光ディスク
装置を実現するためには、該光ディスクカートリッジ5
0の厚さを2.5mm以下とすることが必要であり、つ
まりは、光ディスク1(1’)のトータル厚さを0.3
mm以下とすることが必要である。
0.3mm以下とすることで、従来より多様されている
樹脂よりカートリッジケース37を形成した場合であっ
ても、厚さ5mmの光ディスク装置を実現することが可
能となる。
て、樹脂に比べて剛性の高い金属材料を用いた場合は、
肉厚を薄くしても、カートリッジケース37として必要
な剛性を得ることが可能となり、光ディスクカートリッ
ジ50、ひいては光ディスク装置のより一層の薄型化が
可能となる。
7を用いた光ディスクカートリッジ50の断面図を示し
ている。光ディスク1(1’)のトータル厚さがaであ
り、カートリッジケース37の板厚がeである。カート
リッジケース37の材質として例えばステンレスを用い
た場合、e=0.16mmで、0.8mm厚のポリカー
ボネート樹脂製のカートリッジケース37と同じ剛性を
実現できることを確認している。光ディスク1(1’)
とカートリッジケース37との接触を防ぐために必要な
間隔がdであり、dとしては少なくとも0.3mm必要
である。
ータル厚さは、光ディスク1(1’)のトータル厚さa
と、カートリッジケース37の肉厚eの2倍と、間隔d
の2倍を加え合わせた厚さ(a+2b+2e=a+0.
92mm)となる。したがって、aを同じとした場合、
金属製のディスクカートリッジ37を採用することによ
り、ポリカーボネート樹脂製のものを用いた場合に比べ
て、1.28mm薄い光ディスクカートリッジを実現す
ることができる。
7として、ステンレス以外の金属を用いることが可能で
ある。特に、ジュラルミンやチタン合金等の軽合金を用
いることにより、薄くかつ軽量な光ディスクカートリッ
ジを実現することができる。
50を扱う図14に示す光ディスク装置の構成は、図1
1に示した光ディスク装置と同じであるので、同じ機能
を有する部材には同じ参照符号を付して、説明を省略す
る。
7’に記録媒体層4に光磁気記録媒体を用いた光ディス
ク1(1’)を収容してなる、光磁気記録型の光ディス
クカートリッジ50’、及び該光ディスクカートリッジ
50’を扱う光ディスク装置とを示す。
ディスク1(1’)の場合、記録を行うための記録磁界
が必要であり、図18に示すように、カートリッジケー
ス37’には、記録磁界を発生させるための磁気ヘッド
42を光ディスク1(1’)の金属基板2側に近接して
配置するための第3の開口部43が、第2の開口部39
に対向する位置に設けられている。この場合、開閉可能
なスライドシャッター40は、第1の開口部38、第2
の開口部39、及び、第3の開口部43を覆うように設
けられることが望ましい。また、特に図示してはいない
が、光ディスクが両面タイプの光ディスク1’である場
合、上記第1開口部38と第2の開口部39、及び第3
開口部43とは、カートリッジケース37’の両面にそ
れぞれ形成される。この場合、カートリッジケース3
7’の同一面に形成される第2開口部39と第3開口部
とは兼用され、結果として、図14に示したカートリッ
ジケース37の両面に第2開口部39を設けた構成と同
じとなる。
50’を扱う図18に示す光ディスク装置の構成も、基
本的には、図13に示した光ディスク装置と同じである
ので、同じ機能を有する部材には同じ参照符号を付し
て、説明を省略する。
50’の厚さとしては、2.5mm以下とすることが好
ましく、金属基板2を用いた上記光ディスク1(1’)
においては、光ディスクカートリッジ50・50’の厚
さを、2.5mm以下とすることが可能である。
カードスロットに挿入可能な厚さ5mm以下の光ディス
ク装置で使用される光ディスク1を実現することを目的
とした発明であり、上記光ディスクカートリッジ50・
50’の厚さとしては、厚さ5mm以下の光ディスク装
置に挿入可能であることが必要となる。既存の光ディス
クとしてMDが存在するが、そのMDを扱う光ディスク
装置の厚さはおおむね10mm程度であり、また、MD
カートリッジの厚さは5mmである。このことから、現
在の実装技術を用いることにより、光ディスクカートリ
ッジの厚さのほぼ倍の厚さの光ディスク装置を実現する
ことが可能となる。
50・50’の厚さを2.5mm以下とすることで、厚
さ5mmの光ディスク装置を実現することが可能となっ
ている。
明する。
基板2として、直径50mm、厚み37μmのステンレ
ス(Fe76Cr17Ni7 )製の基板(以下、スレンレス
からなる金属基板をステンレス基板と称する)を用い、
該ステンレス基板2上に、2P法で凹凸ピットパターン
を有する層厚10μmの樹脂層3’を形成し、スパッタ
リングによりAl90Ti10合金からなる金属反射層4’
を形成した後、光透過性保護層5として、層厚20μm
の紫外線硬化樹脂層をスピンコート法により形成し、直
径50mmのROMタイプの光ディスク1を作製した。
同様にして、ステンレス基板2の厚みを種々変更して、
直径50mmのROMタイプの光ディスク1を複数形成
した。
厚み37μmのステンレス製(Fe 76Cr17Ni7 )の
基板を用い、同様の手順で、該ステンレス基板2上に、
樹脂層3’、金属反射層4’、及び光透過性保護層5を
形成し、直径80mmのROMタイプの光ディスク1を
作製した。同様にして、ステンレス基板2の厚みを種々
変更して、直径80mmのROMタイプの光ディスク1
を複数形成した。
で、厚み37μmのステンレス製(Fe76Cr17N
i7 )の基板を用い、同様の手順で、該ステンレス基板
2上に、樹脂層3’、金属反射層4’、及び光透過性保
護層5を形成し、直径130mmのROMタイプの光デ
ィスク1を作製した。同様にして、ステンレス基板2の
厚みを種々変更して、直径80mmのROMタイプの光
ディスク1を複数形成した。
4’における凹凸ピット列は、トラックピッチ0.3μ
mでスパイラル状に、ピット直径0.15μm,ピット
周期0.3μm,ピット深さ25nmのピット列が形成
されたものである。また、各光ディスク1のトータル厚
さは、直径サイズに関わらず、大凡ステンレス基板2の
厚にみ、樹脂層3’と光透過性保護膜5の厚みを+した
ものであった。
ターハブ23(図11参照)を接着固定した後、図11
に示す光ディスク装置に取付け、2000rpmで回転
駆動し、フォーカスエラー量を測定した。
直径22mm(中心より11mm)の位置である内周位
置と、直径44mm(中心より22mm)の位置である
外周位置において、フォーカスエラー量を測定した。一
方、直径80mmの光ディスク1においては、直径37
mm(中心より18.5mm)の位置である内周位置
と、直径74mm(中心より37mm)の位置である外
周位置において、フォーカスエラー量を測定した。直径
130mmの光ディスク1においては、直径30mm
(中心より15mm)の位置である内周位置と、直径1
20mm(中心より60mm)の位置である外周位置に
おいて、フォーカスエラー量を測定した。また、ここで
使用した光ディスク装置の発行素子28としては、波長
405nmの半導体レーザを用い、集光手段31として
は、NAが0.85の2群対物レンズを用いた。また、
フォーカシングを行った後、スパイラル状に形成された
ピット列に対するトラッキングを行い、レーザ光を0.
5mWのパワーで連続的に照射し、上記ピット列の再生
を行った。再生信号検出用受光素子26からの出力をス
ペクトラムアナライザで評価した。
エラー量の測定結果を表1に、直径80mmの光ディス
ク1のフォーカスエラー量の測定結果を表2に、直径1
30mmの光ディスク1のフォーカスエラー量の測定結
果を表3に示す。
場合、ステンレス基板2の板厚が43μm以上の条件
で、フォーカス方向へのフォーカスエラーが±0.2μ
m以下となり、フォーカシングが可能である。フォーカ
ス方向に±0.2μm以上のフォーカスエラーが存在す
る場合、光ビームスポット径の拡大が顕著となってフォ
ーカシング不可となるため、フォーカスエラー量の許容
値は、±0.2μm未満とした。また、この板厚の範囲
で、ROMタイプの光ディスク1の凹凸ピット情報を正
確に再生することができることが確認された。詳しく
は、再生信号検出用受光素子26からの出力をスペクト
ラムアナライザで評価した結果、49dBの信号対雑音
比が得られることが確認され、実用可能な再生を実現で
きることがわかった。
ク1の場合も同様に、ステンレス基板2の厚みが、43
μm以上の条件で、フォーカス方向へのフォーカスエラ
ーが±0.2μm未満となり、フォーカシングが良好で
あることがわかる。また、この板厚の範囲で、ROMタ
イプの光ディスク1の凹凸ピット情報を正確に再生する
ことができることが確認された。実際、ステンレス基板
2の厚みが該範囲にある光ディスク1に対しては、凹凸
ピット情報を正確に再生することができた。
スク1の場合も同様に、ステンレス基板2の厚みが、4
3μm以上の条件で、フォーカス方向へのフォーカスエ
ラーが±0.2μm未満となり、フォーカシングが良好
であることがわかる。また、この板厚の範囲で、ROM
タイプの光ディスク1の凹凸ピット情報を正確に再生す
ることができることが確認された。実際、ステンレス基
板2の厚みが該範囲にある光ディスク1に対しては、凹
凸ピット情報を正確に再生することができた。
テンレス基板2の厚みが43μmより薄い場合にフォー
カスエラー量が許容値を越える理由は、ステンレス基板
2の剛性が低くなりすぎ、光ディスク1としての剛性低
下にて光ディスク1の上下動(バタツキ)が発生し、安
定回転できなくなるためである。
用いる場合、ステンレス基板2の厚みを43μm以上と
することで、フォーカスエラー量0.2μm未満を実現
して、良好なフォーカシングが可能であると言える。
43μm以上とした場合の剛性を求めることとした。
m)は、ステンレスのヤング率E(kgf/mm2 )、
ポアソン比v、厚みh(mm)を用いて、以下に示す式
(1)より算出できる。
f/mm2 、ステンレスのポアソン比v=0. 29を代
入し、ステンレス基板2の剛性δを、ステンレス基板2
の厚みの関数として図19のグラフを得た。
3μm以上の場合の剛性δは、0.15kgf・mm以
上となることがわかる。
用いた光ディスク1の場合、金属基板2の剛性が0.1
5kgf・mm以上であれば、安定したフォーカシング
が可能となり、ROMタイプの光ディスク1の凹凸ピッ
ト情報を再生することができると言える。
量としては、上記した±0.2μm未満とするよりも±
0.1μm以下とすることがより好ましい。フォーカス
エラー量を±0.1μm以下とすることで、フォーカシ
ングに必要となる集光手段31の駆動量を減少させるこ
とが可能となり、集光手段31を駆動する2軸アクチュ
エータ33を薄くすることが可能となる。
なるステンレス基板2の厚みは、表1,表2、表3よ
り、50μm以上であることがわかる。このことより、
少なくとも直径50〜130mmの光ディスク1におい
ては、金属基板2の剛性を0.24kgf・mm以上と
することがさらに望ましいと言える。
射層4’の膜厚は数十nm程度であり、金属基板2の厚
みに比べて著しく薄く、光ディスク1の剛性に与える影
響は、ほとんど無いものと考えられる。また、2P法に
より形成した樹脂層3’とスピンコート法にて形成した
紫外線硬化樹脂からなる光透過性保護層5は、そのヤン
グ率が230kgf・mm2 と、金属基板2のヤング率
に比べて2桁小さな値であり、光ディスク1の剛性に与
える影響が極めて小さく無視し得るものである。したが
って、ここでは金属反射層4’、樹脂層3’、及び光透
過性保護層5の存在を無視して、金属基板2の剛性を光
ディスク1の剛性として扱っている。
ース37に挿入して光ディスクカートリッジ50とし、
図14に示す光ディスク装置を用いて、同様にしてフォ
ーカシング動作の可否について調査した結果、光カート
リッジケース37を用いなかった場合と同様に、ステン
レス基板2の板厚が43μm以上の時に、フォーカス方
向へのフォーカスエラーが±0.2μm以下となり、安
定したフォーカシングが可能となり、ROMタイプの光
ディスク1の凹凸ピット情報を再生することができるこ
とが確認された。
ては、ポリカーボネート樹脂を用いた。その板厚を、
0.8mmとしたので、光ディスク装置に対して、光デ
ィスクカートリッジ50のローディングまたはアンロー
ディングを行う際に、カートリッジケース37が湾曲
し、光ディスク1と接触し、光ディスク1表面に傷をつ
けるといった不具合は発生しなかった。また、カートリ
ッジケース37自体が破損したりすることもなかった。
樹脂製のカートリッジケース37を用いた場合、光ディ
スク1とカートリッジケース37との接触を防ぐため
に、光ディスク1とカートリッジケース37の内壁面と
の間には、少なくとも0.3mm必要であった。これら
のことから、厚さ5mmの光ディスク装置を実現するた
めには、光ディスクカートリッジ50の厚さを2.5m
m以下とすることが必要であり、光ディスク1のトータ
ル厚さとしては、0.3mm以下とすることが必要であ
ることを確認した。
m、130mmの3種類の光ディスク1それぞれについ
て、フォーカシングが良好に行えるステンレス基板2の
厚みの下限である43μmにおいて、光ディスク1の回
転数を変えた場合に、内周位置及び外周位置のフォーカ
スエラー量がどのように変化するかを調べた。なお、各
サイズの光ディスク1におけるフォーカスエラー量を測
定した内周位置及び外周位置は、実施例1の場合と同じ
である。
〜表6に示す。
測定結果で、表5が直径80mmのステンレス基板2の
測定結果で、表6が直径130mmのステンレス基板2
の測定結果である。
径サイズにおいて、回転数(回転速度)を変えてもフォ
ーカスエラー量に著しい変化が見られないことを確認し
た。
mm、厚み50μmのステンレス(Fe76Cr17N
i7 )基板2を用い、該ステンレス基板2上に、トラッ
クピッチ0.3μmで、幅0.15μm深さ20nmの
スパイラル状の案内溝9(図5参照)を有する層厚10
μmの紫外線硬化樹脂層からなる樹脂層3を2P法によ
り形成した。次に、記録媒体層4として、膜厚100n
mのAl反射膜11、膜厚10nmのZnS−SiO2
干渉層12、膜厚4nmのSiN保護層13、膜厚20
nmのGeSbTe相変化記録層14、膜厚4nmのS
iN保護層15、膜厚40nmのZnS−SiO2干渉
層16を順次スパッタリングにより形成し、相変化記録
媒体層を形成した(図7参照)。さらに、紫外線硬化樹
脂をスピンコート法により塗布し、層厚20μmの紫外
線硬化樹脂からなる光透過性保護層5を形成し、書き換
え可能な相変化記録材料を用いた直径50mmの光ディ
スク1を作製した。光ディスク1のトータル厚さは、お
よそ80μmであった。
に、カートリッジケース37の中に入れて光ディスクカ
ートリッジ50とし、光ディスク装置を用いて記録再生
特性を調べた。ここで、光ディスク装置の発光素子28
としては、波長405nmの半導体レーザを用い、集光
手段31としては、開口数が0.90の2群対物レンズ
を用い、光透過性保護層5側から光ビームを集光照射
し、記録再生を行った。
0.8mmのポリカーボネート樹脂製のものを用いた。
上記光ディスクカートリッジ50において、光ディスク
1のトータル厚さが80μmと薄いため、該光ディスク
カートリッジ50の厚さを約2.28mmと薄くするこ
とができた。ちなみに、従来の光ディスクであるMD
は、光ディスクの厚さが1.2mmであり、光ディスク
カートリッジの厚さは5.0mmである。
rpmとして、光ディスク1の直径60mm(半径30
mm)の位置において、フォーカシング動作の可否につ
いて調査した結果、フォーカシング時のフォーカスエラ
ーは、0.08μm以下であり、従来の2軸アクチュエ
ータ33を用いた図14に示す光ディスク装置で安定し
たフォーカシング動作が可能であった。
9に対するトラッキングを行い、レーザ光を5mWの記
録パワーで光パルス照射することにより、マーク長0.
12μm,マークピッチ0.24μmの記録マークを形
成し、その後、レーザ光を0.5mWの再生パワーで連
続的に照射し、上記記録情報の再生を行った。再生信号
検出用受光素子26からの出力をスペクトラムアナライ
ザで評価した結果、46dBの信号対雑音比が得られる
ことが確認され、本発明の光ディスク1及びその光ディ
スク装置において、実用可能な記録再生を実現できるこ
とがわかった。
50μmとしたが、実施例1で記載したように、ステン
レス基板2の場合、厚みを43μm以上であれば、安定
したフォーカシングが可能となり、安定した記録再生を
実現できることを確認した。
mm、厚み50μmのステンレス(Fe76Cr17N
i7 )基板2を用い、該ステンレス基板2上に、トラッ
クピッチ0.3μmで、幅0.15μm深さ20nmの
スパイラル状の案内溝9(図5参照)を有する層厚10
μmの紫外線硬化樹脂層からなる樹脂層3を2P法によ
り形成した。次に、記録媒体層4として、膜厚20nm
のAgTi放熱層17、膜厚10nmのAlN保護層1
8、膜厚40nmのTbFeCo記録層19、膜厚5n
mのAl非磁性中間層20、膜厚25nmのGdFeC
o再生層21、膜厚40nmのAlN干渉層22を順次
スパッタリングにより形成し、磁気的超解像再生が可能
な光磁気記録媒体層を形成した(図8参照)。さらに、
紫外線硬化樹脂をスピンコート法により塗布し、層厚2
0μmの紫外線硬化樹脂からなる光透過性保護層5を形
成し、書き換え及び磁気的超解像再生が可能な光磁気記
録媒体を用いた直径50mmの光ディスク1を作製し
た。光ディスク1のトータル厚さは、およそ80μmで
あった。
に、カートリッジケース37’の中に入れ、光ディスク
装置を用いて記録再生特性を調べた。ここで、光ディス
ク装置の発光素子28としては、波長405nmの半導
体レーザを用い、集光手段31としては、開口数が0.
90の2群対物レンズを用い、光透過性保護層5側から
光ビームを集光照射し、記録再生を行った。
0.8mmのポリカーボネート樹脂製のものを用いた。
上記光ディスクカートリッジ50において、光ディスク
1のトータル厚さが80μmと薄いため、該光ディスク
カートリッジ50の厚さを約2.28mmと薄くするこ
とができた。ちなみに、従来の光ディスクであるMD
は、光ディスクの厚さが1.2mmであり、光ディスク
カートリッジの厚さは5.0mmである。
rpmとして、光ディスク1の半径30mmの位置にお
いて、フォーカシング動作の可否について調査した結
果、フォーカシング時のフォーカスエラーは、0.09
μm以下であり、従来の2軸アクチュエータ33を用い
た図18に示す光ディスク装置で安定したフォーカシン
グ動作が可能であった。
9に対するトラッキングを行い、レーザ光を7mWの記
録パワーで光パルス照射するとともに、磁気ヘッド42
により最大強度16kA/mの変調磁界を光ディスク1
の記録媒体面に印加ことにより、マーク長0.08μ
m,マークピッチ0.16μmの記録マークを形成し
た。その後、レーザ光を1.0mWの再生パワーで連続
的に照射し、上記記録情報の再生を行った。再生信号検
出用受光素子26からの出力をスペクトラムアナライザ
で評価した結果、47dBの信号対雑音比が得られるこ
とが確認され、本発明の光ディスク1及びその光ディス
ク装置において、実用可能な記録再生を実現できること
がわかった。
50μmとしたが、実施例1で記載したように、ステン
レス基板2の場合、厚みを43μm以上であれば、安定
したフォーカシングが可能となり、安定した記録再生を
実現できることを確認した。
mm、厚み50μmのステンレス(Fe76Cr17N
i7 )基板2を用い、該ステンレス基板2上に、トラッ
クピッチ0.3μmで、幅0.15μm深さ20nmの
スパイラル状のピットを0.30μmピッチで形成した
紫外線硬化樹脂層からなる樹脂層3を2P法により形成
した。次に、金属反射層4として、膜厚50nmのAl
0.9 Ti0.1 金属反射膜を両面スパッタリングにより形
成した。さらに、両面に形成された金属反射層4の上に
それぞれ紫外線硬化樹脂をスピンコート法により塗布
し、層厚20μmの光透過性保護層5を形成し、ROM
タイプの両面光ディスク1’(図9参照)を作製した。
該光ディスク1’のトータル厚さは、およそ110μm
であった。
ィスク装置を用いて、同様にしてフォーカシング動作の
可否について調査した。ここで、本実施例の光ディスク
1’を挿入したカートリッジケース37は、両面からの
情報再生を行う必要があり、カートリッジケース37の
両面に第2の開口部39を設けた。
として、光ディスク1’の半径30mmの位置におい
て、フォーカシング動作の可否について調査した結果、
フォーカシング時のフォーカスエラーは、0.05μm
以下であり、従来の2軸アクチュエータ33を用いた図
14に示す光ディスク装置で安定したフォーカシング動
作が可能であった。
mと薄いため、該光ディスクカートリッジ50の厚さを
2.31mmと、従来の光ディスクカートリッジよりも
薄くすることができた。ちなみに、従来の光ディスクで
あるMDは、光ディスクの厚さが1.2mmであり、光
ディスクカートリッジケースの厚さは、5.0mmであ
り、従来の片面タイプの光ディスクカートリッジよりも
薄い厚さの両面タイプの光ディスクカートリッジ50を
実現することができた。
いて作製した実施例1に示す片面タイプの光ディスク1
においては、フォーカシング動作時のフォーカスエラー
が0.08μm存在したが、両面タイプとした本実施例
の光ディスク1’においては、フォーカシング時のフォ
ーカスエラーは、0.05μm以下と小さくなってい
る。これは、金属基板2の両面に、対称的に、樹脂層
3’、金属反射層4’、光透過性保護層5が形成され、
金属基板2を基準として、金属基板2の両面に形成され
た層の応力が釣り合ったことによるものと考えられる。
ディスク1’は、実施例1の場合よりも、フォーカス方
向への上下動が低く抑えられており、安定したフォーカ
シング及びトラッキングが実現し、より良好な再生特性
が得られた。
50μmとしたが、実施例1で記載したように、ステン
レス基板2の場合、厚みを43μm以上であれば、安定
したフォーカシングが可能となり、安定した記録再生を
実現できることを確認した。
な、金属反射層4’に代えて記録媒体層4として、記録
再生可能な光ディスク1も本実施例のように両面タイプ
の光ディスク1’とすることにより、フォーカス方向へ
の光ディスク1の上下動が抑制され、より安定した記録
再生を実現することを確認した。
mm、厚み80μmのアルミニウム製の基板(以下、ア
ルミニウム基板)を用い、該アルミニウム基板2上に、
トラックピッチ0.3μmで、直径0.15μm深さ2
0nmのスパイラル状のピット列を0.30μmピッチ
で形成した層厚10μmの紫外線硬化樹脂よりなる樹脂
層3’を図3に示す2P法により形成した。次に、金属
反射層4’として、膜厚50nmのAl0.9 Ti0.1 金
属反射膜をスパッタリングにより形成した。さらに、紫
外線硬化樹脂をスピンコート法により塗布し、層厚20
μmの紫外線硬化樹脂からなる光透過性保護層5を金属
反射層4の上に形成し、図2に示すROMタイプの光デ
ィスク1を作製した。該光ディスク1のトータル厚さ
は、およそ110μmであった。
7に挿入し、図14に示す光ディスク装置を用いて、実
施例1と同様にして、その再生特性を調査した。
0.8mmのポリカーボネート樹脂製のものをを用い
た。上記光ディスクカートリッジ50において、光ディ
スク1のトータル厚さが110μmと薄いため、該光デ
ィスクカートリッジ50の厚さを約2.31mmと薄く
することができた。ちなみに、従来の光ディスクである
MDは、光ディスクの厚さが1.2mmであり、光ディ
スクカートリッジの厚さは5.0mmである。
層5側から光ビームを集光照射し、2000rpmで回
転駆動し、光ディスク1の半径30mmの位置におい
て、フォーカシング動作の可否について調査した結果、
フォーカシング時のフォーカスエラーは、0.09μm
以下であり、従来の2軸アクチュエータ33を用いた図
14に示す光ディスク装置で安定したフォーカシング動
作が可能であった。
ラル状に形成されたピット列に対するトラッキングを行
い、レーザ光を0.5mWのパワーで連続的に照射し、
上記ピット列の再生を行った。再生信号検出用受光素子
26からの出力をスペクトラムアナライザで評価した結
果、48dBの信号対雑音比が得られることが確認さ
れ、本発明の光ディスク1及びその光ディスク装置にお
いて、実用可能な再生を実現できることがわかった。
0kgf/mm2 、アルミニウムのポアソン比v=0.
345を式(1)に代入し、アルミニウム基板2の剛性
δを、アルミニウム基板2の厚みの関数として図20の
グラフを得た。該グラフより、剛性δが0.15kgf
・mm以上となるアルミニウム基板2の厚みは、66μ
m以上であることがわかる。
ウム基板2を用いた場合、その厚みを66μm以上とす
ることにより、安定したフォーカシングが可能となり、
ROMタイプの光ディスク1の凹凸ピット情報を再生可
能であると言える。
1についてのみ記載したが、実施例2及び実施例3にお
いて示した記録再生可能な光ディスク1、及び、実施例
4において示した両面タイプの光ディスク1’において
も、金属基板2としてアルミニウム基板2を用いた場
合、その厚みを66μm以上とすることにより、安定し
たフォーカシングが可能となり、安定した記録再生を実
現できることを確認した。
1μm以下とするには、金属基板2の剛性が0.24k
gf・mmを満足する範囲であるから、図20のグラフ
より見て、金属基板2としてアルミニウム基板2を用い
た場合、その厚みを78μm以上とすることがより好ま
しい。
ルミニウム基板2に代えて、鉄からなる金属基板2(以
下、鉄基板2)を用い、実施例5と同様の手順で、鉄基
板2よりなる光ディスク1を作成すると共に、カートリ
ッジケース37に挿入し、図14に示す光ディスク装置
を用いて、実施例1と同様にして、その再生特性を調査
した結果、実施例5と同様の結果を得た。
5kgf・mm以上となる鉄基板2の厚みを求めるべ
く、鉄のヤング率E=21600kgf/mm2 、鉄の
ポアソン比v=0. 30を式(1)に代入し、鉄基板2
の剛性δを、鉄基板2の厚みの関数として図21のグラ
フを得た。該グラフより、剛性δが0.15kgf・m
m以上となる鉄基板2の厚みは、45μm以上であるこ
とがわかる。
属基板2として鉄基板2を用いた光ディスク1の場合、
その厚みを45μm以上とすることにより、安定したフ
ォーカシングが可能となり、ROMタイプの光ディスク
1の凹凸ピット情報を再生可能であると言える。
1についてのみ記載したが、実施例2及び実施例3にお
いて示した記録再生可能な光ディスク1、及び、実施例
4において示した両面タイプの光ディスク1’において
も、金属基板2として鉄基板2を用いた場合、その厚み
を45μm以上とすることにより、安定したフォーカシ
ングが可能となり、安定した記録再生を実現できる。
1μm以下とするには、金属基板2の剛性が0.24k
gf・mm以上であるから、図21のグラフより見て、
金属基板2として鉄基板2を用いた場合、その厚みを5
3μm以上とすることがより好ましい。
ルミニウム基板2に代えて、銅からなる金属基板2(以
下、銅基板2)を用い、実施例5と同様の手順で、銅基
板2よりなる光ディスク1を作成すると共に、カートリ
ッジケース37に挿入し、図14に示す光ディスク装置
を用いて、実施例1と同様にして、その再生特性を調査
した結果、実施例5と同様の結果を得た。
5kgf・mm以上となる銅基板2の厚みを求めるべ
く、銅のヤング率E=13000kgf/mm2 、銅の
ポアソン比v=0. 343を式(1)に代入し、銅基板
2の剛性δを、銅基板2の厚みの関数として図22のグ
ラフを得た。該グラフより、剛性δが0.15kgf・
mm以上となる銅基板2の厚みは、53μm以上である
ことがわかる。
属基板2として銅基板2を用いた光ディスク1の場合、
その厚みを53μm以上とすることにより、安定したフ
ォーカシングが可能となり、ROMタイプの光ディスク
1の凹凸ピット情報を再生可能であると言える。
1についてのみ記載したが、実施例2及び実施例3にお
いて示した記録再生可能な光ディスク1、及び、実施例
4において示した両面タイプの光ディスク1’において
も、金属基板2として銅基板2を用いた場合、その厚み
を53μm以上とすることにより、安定したフォーカシ
ングが可能となり、安定した記録再生を実現できる。
1μm以下とするには、金属基板2の剛性が0.24k
gf・mm以上であるから、図22のグラフより見て、
金属基板2として銅基板2を用いた場合、その厚みを6
4μm以上とすることがより好ましい。
ルミニウム基板2に代えて、ニッケルからなる金属基板
2(以下、ニッケル基板2)を用い、実施例5と同様の
手順で、ニッケル基板2よりなる光ディスク1を作成す
ると共に、カートリッジケース37に挿入し、図14に
示す光ディスク装置を用いて、実施例1と同様にして、
その再生特性を調査した結果、実施例5と同様の結果を
得た。
5kgf・mm以上となるニッケル基板2の厚みを求め
るべく、ニッケルのヤング率E=21900kgf/m
m2、ニッケルのポアソン比v=0. 306を式(1)
に代入し、ニッケル基板2の剛性δを、ニッケル基板2
の厚みの関数として図23のグラフを得た。該グラフよ
り、剛性δが0.15kgf・mm以上となるニッケル
基板2の厚みは、44μm以上であることがわかる。
属基板2としてニッケル基板2を用いた光ディスク1の
場合、その厚みを44μm以上とすることにより、安定
したフォーカシングが可能となり、ROMタイプの光デ
ィスク1の凹凸ピット情報を再生可能であると言える。
1についてのみ記載したが、実施例2及び実施例3にお
いて示した記録再生可能な光ディスク1、及び、実施例
4において示した両面タイプの光ディスク1’において
も、金属基板2としてニッケル基板2を用いた場合、そ
の厚みを44μm以上とすることにより、安定したフォ
ーカシングが可能となり、安定した記録再生を実現でき
る。
1μm以下とするには、金属基板2の剛性が0.24k
gf・mm以上であるから、図23のグラフより見て、
金属基板2としてニッケル基板2を用いた場合、その厚
みを53μm以上とすることがより好ましい。
ルミニウム基板2に代えて、チタンからなる金属基板2
(以下、チタン基板2)を用い、実施例5と同様の手順
で、チタン基板2よりなる光ディスク1を作成すると共
に、カートリッジケース37に挿入し、図14に示す光
ディスク装置を用いて、実施例1と同様にして、その再
生特性を調査した結果、実施例5と同様の結果を得た。
5kgf・mm以上となるチタン基板2の厚みを求める
べく、チタンのヤング率E=11600kgf/m
m2 、チタンのポアソン比v=0. 321を式(1)に
代入し、チタン基板2の剛性δを、チタン基板2の厚み
の関数として図24のグラフを得た。該グラフより、剛
性δが0.15kgf・mm以上となるチタン基板2の
厚みは、55μm以上であることがわかる。
属基板2としてチタン基板2を用いた光ディスク1の場
合、その厚みを55μm以上とすることにより、安定し
たフォーカシングが可能となり、ROMタイプの光ディ
スク1の凹凸ピット情報を再生可能であると言える。
1についてのみ記載したが、実施例2及び実施例3にお
いて示した記録再生可能な光ディスク1、及び、実施例
4において示した両面タイプの光ディスク1’において
も、金属基板2としてチタン基板2を用いた場合、その
厚みを55μm以上とすることにより、安定したフォー
カシングが可能となり、安定した記録再生を実現でき
る。
1μm以下とするには、金属基板2の剛性が0.24k
gf・mm以上であるから、図24のグラフより見て、
金属基板2としてチタン基板2を用いた場合、その厚み
を66μm以上とすることがより好ましい。
アルミニウム基板2に代えて、Ti90Al6 V4 のチタ
ン合金からなる金属基板2(以下、チタン合金基板2)
を用い、実施例5と同様の手順で、チタン合金基板2よ
りなる光ディスク1を作成すると共に、カートリッジケ
ース37に挿入し、図14に示す光ディスク装置を用い
て、実施例1と同様にして、その再生特性を調査した結
果、実施例5と同様の結果を得た。
5kgf・mm以上となるチタン合金基板2の厚みを求
めるべく、チタン合金のヤング率E=15000kgf
/mm2 、チタン合金のポアソン比v=0. 33を式
(1)に代入し、チタン合金基板2の剛性δを、チタン
合金基板2の厚みの関数として図25のグラフを得た。
該グラフより、剛性δが0.15kgf・mm以上とな
るチタン合金基板2の厚みは、51μm以上であること
がわかる。
属基板2としてチタン合金基板2を用いた光ディスク1
の場合、その厚みを51μm以上とすることにより、安
定したフォーカシングが可能となり、ROMタイプの光
ディスク1の凹凸ピット情報を再生可能であると言え
る。
1についてのみ記載したが、実施例2及び実施例3にお
いて示した記録再生可能な光ディスク1、及び、実施例
4において示した両面タイプの光ディスク1’において
も、金属基板2としてチタン合金基板2を用いた場合、
その厚みを51μm以上とすることにより、安定したフ
ォーカシングが可能となり、安定した記録再生を実現で
きる。
1μm以下とするには、金属基板2の剛性が0.24k
gf・mm以上であるから、図25のグラフより見て、
金属基板2としてチタン合金基板2を用いた場合、その
厚みを60μm以上とすることがより好ましい。
アルミニウム基板2に代えて、Al95.5Cu4 Mg 0.5
のアルミニウム合金の一種であるジュラルミンからなる
金属基板2(以下、ジュラルミン基板2)を用い、実施
例5と同様の手順で、ジュラルミン基板2よりなる光デ
ィスク1を作成すると共に、カートリッジケース37に
挿入し、図14に示す光ディスク装置を用いて、実施例
1と同様にして、その再生特性を調査した結果、実施例
5と同様の結果を得た。
5kgf・mm以上となるジュラルミン基板2の厚みを
求めるべく、ジュラルミンのヤング率E=7150kg
f/mm2 、ジュラルミンのポアソン比v=0. 335
を式(1)に代入し、ジュラルミン基板2の剛性δを、
ジュラルミン基板2の厚みの関数として図26のグラフ
を得た。該グラフより、剛性δが0.15kgf・mm
以上となるジュラルミン基板2の厚みは、65μm以上
であることがわかる。
属基板2としてジュラルミン基板2を用いた光ディスク
1の場合、その厚みを65μm以上とすることにより、
安定したフォーカシングが可能となり、ROMタイプの
光ディスク1の凹凸ピット情報を再生可能であると言え
る。
1についてのみ記載したが、実施例2及び実施例3にお
いて示した記録再生可能な光ディスク1、及び、実施例
4において示した両面タイプの光ディスク1’において
も、金属基板2としてジュラルミン基板2を用いた場
合、その厚みを65μm以上とすることにより、安定し
たフォーカシングが可能となり、安定した記録再生を実
現できる。
1μm以下とするには、金属基板2の剛性が0.24k
gf・mm以上であるから、図26のグラフより見て、
金属基板2としてジュラルミン基板2を用いた場合、そ
の厚みを77μm以上とすることがより好ましい。
アルミニウム基板2に代えて、Cu91.8Sn8 P0. 2 の
銅合金の一種であるからなるリン青銅からなる金属基板
2(以下、リン青銅基板2)を用い、実施例5と同様の
手順で、ジュラルミン基板2よりなる光ディスク1を作
成すると共に、カートリッジケース37に挿入し、図1
4に示す光ディスク装置を用いて、実施例1と同様にし
て、その再生特性を調査した結果、実施例5と同様の結
果を得た。
5kgf・mm以上となるリン青銅基板2の厚みを求め
るべく、リン青銅のヤング率E=12000kgf/m
m2、リン青銅のポアソン比v=0. 38を式(1)に
代入し、リン青銅基板2の剛性δを、リン青銅基板2の
厚みの関数として図27のグラフを得た。該グラフよ
り、剛性δが0.15kgf・mm以上となるリン青銅
基板2の厚みは、55μm以上であることがわかる。
属基板2としてリン青銅基板2を用いた光ディスク1の
場合、その厚みを55μm以上とすることにより、安定
したフォーカシングが可能となり、ROMタイプの光デ
ィスク1の凹凸ピット情報を再生可能であると言える。
1についてのみ記載したが、実施例2及び実施例3にお
いて示した記録再生可能な光ディスク1、及び、実施例
4において示した両面タイプの光ディスク1’において
も、金属基板2としてリン青銅基板2を用いた場合、そ
の厚みを55μm以上とすることにより、安定したフォ
ーカシングが可能となり、安定した記録再生を実現でき
る。
1μm以下とするには、金属基板2の剛性が0.24k
gf・mm以上であるから、図27のグラフより見て、
金属基板2としてリン青銅基板2を用いた場合、その厚
みを66μm以上とすることがより好ましい。
いては、光ディスクカートリッジ50(50’)におけ
るカートリッジケース37(37’)の材料としてポリ
カーボネート樹脂を用いていた。本実施例は、図17に
示すように、金属製のカートリッジケース37を採用す
ることにより、カートリッジのさらなる薄型化を実現す
るものである。
カーボネート樹脂を用いた場合、その剛性を維持するた
めに、少なくとも0.8mm以上の肉厚が必要であった
が、ステンレスを用いた場合、その肉厚を0.16mm
として、同等の剛性を実現することが可能であった。
た場合、金属製のカートリッジケース37を採用するこ
とにより、ポリカーボネート樹脂製のカートリッジケー
ス37を用いた場合に比べて、全体の厚さが1.28m
m薄い光ディスクカートリッジを実現することができ
た。
金属基板上に、凹凸ピットパターンを有する樹脂層と金
属反射層とが少なくとも順次形成され、光ディスク全体
の厚みが0.3mm以下であることを特徴としている。
に、金属基板上に、凹凸ピットパターン及び/又は凹凸
案内溝パターンを有する樹脂層と光記録層とが少なくと
も順次形成され、光ディスク全体の厚みが0.3mm以
下であることを特徴としている。
に、金属基板の表裏両面それぞれに、凹凸ピットパター
ンを有する樹脂層と金属反射層とが少なくとも順次形成
され、光ディスク全体の厚みが0.3mm以下であるこ
とを特徴としている。
うに、金属基板の表裏両面それぞれに、凹凸ピットパタ
ーン及び/又は凹凸案内溝パターンを有する樹脂層と光
記録層とが少なくとも順次形成され、光ディスク全体の
厚みが0.3mm以下であることを特徴としている。
合においても、光ディスクの回転時のバタツキを抑えて
安定回転が可能となり、光ディスク自体の薄型化を図る
ことはもちろんのこと、光ディスク装置の薄型化を実現
することができる。
は、光ディス全体の厚みを0.3mmとしているので、
これにより、従来よりよく用いられている樹脂製の光デ
ィスクカートリッジケースに収容して光ディスクカート
リッジとしても、光ディスクカートリッジの厚みを2.
5mm以下として、厚さ5mmの光ディスク装置の実現
を可能とするという効果を奏する。
等の樹脂性基板を用いて、0.3mm以下の厚さの光デ
ィスクを形成すると、光ディスクを高速回転駆動した際
に、光ディスクのバタツキが発生し、安定して回転駆動
することができなかったが、本発明のように金属基板を
用いることにより、0.3mm以下の厚さの光ディスク
においても、安定した高速回転駆動が可能になるという
効果を奏する。
クを、光ディスク表面への塵埃の付着を抑制することを
目的に、光ディスクカートリッジケースに収容して光デ
ィスクカートリッジとする構成を含むものである。光デ
ィスクカートリッジとすることで、エラー発生を少なく
することが可能となる。
光ディスクカートリッジケースを金属からなる構成とす
ることで、該カートリッジケース自体の厚みを薄くでき
るので、光ディスクカートリッジのさらなる薄型化が図
れ、光ディスク装置の薄型も実現する。
の厚みは2.5mm以下とすることが好ましく、これに
より、厚さ5mmの光ディスク装置の実現を可能とす
る。
層は、紫外線硬化樹脂から形成することができ、また、
上記光記録層には、相変化記録媒体や、光磁気記録媒体
を用いることができる。さらに、上記金属反射層や光記
録層上に光透過性保護層を設ける構成とすることが、金
属反射層や光記録層を保護する点から望ましく、光透過
性保護層としては、紫外線硬化樹脂から形成した層や、
透明接着剤で接着された透明樹脂シートからなる層とす
ることができる。
記金属基板の剛性が、0.150kgf・mm以上であ
ることを特徴とすることもできる。金属基板の剛性を該
範囲を満足する構成とすることで、上記した作用・効果
を奏する本発明の光ディスクを容易に実現することがで
きるという効果を奏する。
からなるものを用いることができ、その場合の金属基板
の厚みとしては、66μm以上とすることで、上記した
作用・効果を奏する本発明の光ディスクを容易に実現す
ることができるという効果を奏する。
を用いることもでき、その場合の金属基板の厚みとして
は、45μm以上とすることで、上記した作用・効果を
奏する本発明の光ディスクを容易に実現することができ
るという効果を奏する。
を用いることもでき、その場合の金属基板の厚みとして
は、53μm以上とすることで、上記した作用・効果を
奏する本発明の光ディスクを容易に実現することができ
るという効果を奏する。
るものを用いることもでき、その場合の金属基板の厚み
としては、44μm以上とすることで、上記した作用・
効果を奏する本発明の光ディスクを容易に実現すること
ができるという効果を奏する。
ものを用いることもでき、その場合の金属基板の厚みと
しては、55μm以上とすることで、上記した作用・効
果を奏する本発明の光ディスクを容易に実現することが
できるという効果を奏する。
る鉄合金からなるものを用いることもでき、その一種と
して、FeとCrとNiとからなるステンレスを挙げる
ことができ、その場合の金属基板の厚みとしては、43
μm以上とすることで、上記した作用・効果を奏する本
発明の光ディスクを容易に実現することができるという
効果を奏する。
とするチタン合金からなるものを用いることもでき、そ
の一種として、TiとAlとVとからなるチタン合金を
挙げることができ、その場合の金属基板の厚みとして
は、51μm以上とすることで、上記した作用・効果を
奏する本発明の光ディスクを容易に実現することができ
るという効果を奏する。
主成分とするアルミニウム合金からなるものを用いるこ
ともでき、その一種として、AlとCuとMgとからな
るジュラルミンを挙げることができ、その場合の金属基
板の厚みとしては、65μm以上とすることで、上記し
た作用・効果を奏する本発明の光ディスクを容易に実現
することができるという効果を奏する。
は、銅を主成分とする銅合金からなるものを用いること
もでき、その一種として、CuとSnとPとからなるリ
ン青銅を挙げることができ、その場合の金属基板の厚み
としては、55μm以上とすることで、上記した作用・
効果を奏する本発明の光ディスクを容易に実現すること
ができるという効果を奏する。
た本発明の光ディスク、或いは本発明の光ディスクカー
トリッジに対して記録又は再生を行う光ディスク装置で
あって、上記光ディスクの金属基板とは反対側から、金
属反射層又は光記録層に光を照射するようになっている
ことを特徴としている。
発明の光ディスク、光ディスクカートリッジに対して、
情報の記録又は再生が可能となる装置を提供することが
できるという効果を奏する。
部分断面斜視図である。
様子を示す図面である。
ディスクの断面図である。
断面斜視図である。
部分断面斜視図である。
す部分断面図である。
に示す部分断面図である。
部分断面図である。
程の様子を示す図面である。
を概略的に示す図面である。
ップの構成を概略的に示す図面である。
を概略的に示す図面である。
ジと、該光ディスクカートリッジを備えた光ディスク装
置の構成とを概略的に示す図面である。
る。
ある。
ジと、該光ディスクカートリッジを備えた光ディスク装
置の構成とを概略的に示す図面である。
板の基板厚と剛性との関係を示すグラフである。
基板の基板厚と剛性との関係を示すグラフである。
厚と剛性との関係を示すグラフである。
厚と剛性との関係を示すグラフである。
の基板厚と剛性との関係を示すグラフである。
基板厚と剛性との関係を示すグラフである。
板の基板厚と剛性との関係を示すグラフである。
基板の基板厚と剛性との関係を示すグラフである。
の基板厚と剛性との関係を示すグラフである。
Claims (37)
- 【請求項1】金属基板上に、凹凸ピットパターンを有す
る樹脂層と金属反射層とが少なくとも順次形成され、光
ディスク全体の厚みが0.3mm以下であることを特徴
とする光ディスク。 - 【請求項2】金属基板上に、凹凸ピットパターン及び/
又は凹凸案内溝パターンを有する樹脂層と光記録層とが
少なくとも順次形成され、光ディスク全体の厚みが0.
3mm以下であることを特徴とする光ディスク。 - 【請求項3】金属基板の表裏両面それぞれに、凹凸ピッ
トパターンを有する樹脂層と金属反射層とが少なくとも
順次形成され、光ディスク全体の厚みが0.3mm以下
であることを特徴とする光ディスク。 - 【請求項4】金属基板の表裏両面それぞれに、凹凸ピッ
トパターン及び/又は凹凸案内溝パターンを有する樹脂
層と光記録層とが少なくとも順次形成され、光ディスク
全体の厚みが0.3mm以下であることを特徴とする光
ディスク。 - 【請求項5】上記樹脂層が、紫外線硬化樹脂からなるこ
とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光ディ
スク。 - 【請求項6】上記光記録層が、相変化記録媒体を用いた
記録層であることを特徴とする請求項2又は4に記載の
光ディスク。 - 【請求項7】上記光記録層が、光磁気記録媒体を用いた
記録層であることを特徴とする請求項2又は4に記載の
光ディスク。 - 【請求項8】上記金属反射層或いは光記録層の上に光透
過性保護層が設けられていることを特徴とする請求項1
〜4のいずれかに記載の光ディスク。 - 【請求項9】上記光透過性保護層が、紫外線硬化樹脂か
らなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
の光ディスク。 - 【請求項10】上記光透過性保護層が、透明接着剤で接
着された透明樹脂シートからなることを特徴とする請求
項1〜4のいずれかに記載の光ディスク。 - 【請求項11】上記金属基板の剛性が、0.150kg
f・mm以上であることを特徴とする請求項1〜10の
いずれかに記載の光ディスク。 - 【請求項12】上記金属基板がアルミニウムからなるこ
とを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の光デ
ィスク。 - 【請求項13】上記金属基板の厚みが66μm以上であ
ることを特徴とする請求項12に記載の光ディスク。 - 【請求項14】上記金属基板が鉄からなることを特徴と
する請求項1〜11のいずれかに記載の光ディスク。 - 【請求項15】上記鉄からなる金属基板の厚みが45μ
m以上であることを特徴とする請求項14に記載の光デ
ィスク。 - 【請求項16】上記金属基板が銅からなることを特徴と
する請求項1〜11のいずれかに記載の光ディスク。 - 【請求項17】上記銅からなる金属基板の厚みが53μ
mであることを特徴とする請求項16に記載の光ディス
ク。 - 【請求項18】上記金属基板がニッケルからなることを
特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の光ディス
ク。 - 【請求項19】上記ニッケルからなる金属基板の厚みが
44μm以上であることを特徴とする請求項18に記載
の光ディスク。 - 【請求項20】上記金属基板がチタンからなることを特
徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の光ディス
ク。 - 【請求項21】上記チタンからなる金属基板の厚みが5
5μm以上であることを特徴とする請求項20に記載の
光ディスク。 - 【請求項22】上記金属基板が鉄を主成分とする鉄合金
からなることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに
記載の光ディスク。 - 【請求項23】上記鉄合金がFeとCrとNiとからな
るステンレスであることを特徴とする請求項22に記載
の光ディスク。 - 【請求項24】上記ステンレスからなる金属基板の厚み
が43μm以上であることを特徴とする請求項23に記
載の光ディスク。 - 【請求項25】上記金属基板がチタンを主成分とするチ
タン合金からなることを特徴とする請求項1〜11のい
ずれかに記載の光ディスク。 - 【請求項26】上記チタン合金がTiとAlとVとから
なることを特徴とする請求項25に記載の光ディスク。 - 【請求項27】上記TiとAlとVとのチタン合金から
なる金属基板の厚みが51μm以上であることを特徴と
する請求項26に記載の光ディスク。 - 【請求項28】上記金属基板がアルミニウムを主成分と
するアルミニウム合金からなることを特徴とする請求項
1〜11のいずれかに記載の光ディスク。 - 【請求項29】上記アルミニウム合金がAlとCuとM
gからなるジュラルミンであることを特徴とする請求項
28に記載の光ディスク。 - 【請求項30】上記ジュラルミンからなる金属基板の厚
みが65μm以上であることを特徴とする請求項29に
記載の光ディスク。 - 【請求項31】上記金属基板が銅を主成分とする銅合金
からなることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに
記載の光ディスク。 - 【請求項32】上記銅合金がCuとSnとPとからなる
リン青銅であることを特徴とする請求項31に記載の光
ディスク。 - 【請求項33】上記リン青銅からなる金属基板の厚みが
55μm以上であることを特徴とする請求項32に記載
の光ディスク。 - 【請求項34】請求項1〜33のいずれかに記載の光デ
ィスクが、光ディスクカートリッジケースに挿入されて
なることを特徴とする光ディスクカートリッジ。 - 【請求項35】上記光ディスクカートリッジケースが、
金属からなることを特徴とする請求項34に記載の光デ
ィスクカートリッジ。 - 【請求項36】上記光ディスクカートリッジ全体の厚み
が2.5mm以下であることを特徴とする請求項34又
は35に記載の光ディスクカートリッジ。 - 【請求項37】請求項1〜33のいずれかに記載の光デ
ィスク、或いは請求項34〜36のいずれかに記載の光
ディスクカートリッジに対して記録又は再生を行う光デ
ィスク装置であって、 上記光ディスクの金属基板とは反対側から、金属反射層
又は光記録層に光を照射するようになっていることを特
徴とする光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001356403A JP2003157574A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 光ディスク及び光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001356403A JP2003157574A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 光ディスク及び光ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003157574A true JP2003157574A (ja) | 2003-05-30 |
Family
ID=19167926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001356403A Pending JP2003157574A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 光ディスク及び光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003157574A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005063573A (ja) * | 2003-08-14 | 2005-03-10 | Sony Corp | 光ディスク媒体の製造方法 |
WO2012014429A1 (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-02 | 三菱電機株式会社 | 光情報記録媒体及び駆動装置 |
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2001
- 2001-11-21 JP JP2001356403A patent/JP2003157574A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8537653B2 (en) | 2010-07-30 | 2013-09-17 | Mitsubishi Electric Corporation | Optical information recording medium and drive device |
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