JP2003156093A - 油圧緩衝器のフリクション付与構造 - Google Patents

油圧緩衝器のフリクション付与構造

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JP2003156093A
JP2003156093A JP2001352200A JP2001352200A JP2003156093A JP 2003156093 A JP2003156093 A JP 2003156093A JP 2001352200 A JP2001352200 A JP 2001352200A JP 2001352200 A JP2001352200 A JP 2001352200A JP 2003156093 A JP2003156093 A JP 2003156093A
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oil
friction
chamber
piston rod
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Nobuo Mori
信男 森
Tadashi Emori
正 江森
Noriaki Maneyama
典明 間根山
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Showa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストンロッドにフリクションを付与する油
圧緩衝器において、オイルシールの油膜切れを防止する
ための油溜り室からのエア抜き性を向上し、安定したフ
リクションを発生させ、かつ安定した減衰力を発生させ
ること。 【解決手段】 ピストンロッド14にフリクションを付
与する摩擦部材20と、オイルシール16の間に油溜り
室40を形成し、油室13を油溜り室40に連通する流
入路50と、リザーバ19に油溜り室40を連通する流
出路60を設けた油圧緩衝器10のフリクション付与構
造において、流入路50が第1流路51と環状流路52
と第2流路53とからなり、第1流路51と第2流路5
3を環状流路52に対し互い違いに配置したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧緩衝器のフリク
ション付与構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧緩衝器として、実開平1-7874
3号に記載の如く、シリンダに設けた油室に挿入される
ピストンロッドを、シリンダの開口部に設けたロッドガ
イドとオイルシールを介して外部に導出し、サブシール
をロッドガイドとオイルシールの間に配置し、オイルシ
ールとサブシールの間に油溜り室を形成したものがあ
る。
【0003】サブシールは、オイルシールを保護するも
のであり、ある程度の摩擦抵抗を発生させる構造であ
る。また、油溜り室は、オイルシールのリップ部の油膜
切れを防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術には以下の問
題点がある。 シリンダの油室を油溜り室に連通する流入路にエアを
抜け易くする工夫がないし、油溜り室をリザーバに連通
する流出路を油溜り室の上部に設けていないので、油溜
り室にエアが残る可能性がある。
【0005】油溜り室にエアが残ると、熱によるエア
の膨張により油溜り室の圧力が変動し易く、サブシール
に作用する背圧が変化することになって、サブシールが
ピストンロッドに与えるフリクションが変動し、減衰力
も変化する。
【0006】油溜り室にエアが残ると、シリンダの油
室が加圧されたときに油溜り室の残留エアがつぶれ、減
衰力発生装置の作動に影響し、安定した減衰力を発生で
きない。
【0007】油溜り室にエアが残ると、エアの膨張が
油をリザーバへと押し出し、油溜り室の油を減少させ
て、オイルシールのリップ部に油膜切れを引き起こす虞
もある。
【0008】本発明の課題は、ピストンロッドにフリク
ションを付与する油圧緩衝器において、オイルシールの
油膜切れを防止するための油溜り室からのエア抜き性を
向上し、安定したフリクションを発生させ、かつ安定し
た減衰力を発生させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、シリ
ンダに設けた油室に挿入されるピストンロッドを、シリ
ンダの開口部に設けたロッドガイドとオイルシールを介
して外部に導出し、ピストンロッドにフリクションを付
与する摩擦部材を、ロッドガイドとオイルシールの間に
配置し、オイルシールと摩擦部材の間に油溜り室を形成
し、シリンダの油室を油溜り室に連通する流入路と、シ
リンダの油室に付帯的に設けたリザーバに油溜り室を連
通する流出路を設けた油圧緩衝器のフリクション付与構
造において、前記流入路が、油溜り室の下部に設けら
れ、シリンダの油室の側に設けられる第1流路と、油溜
り室の側に設けられる第2流路と、第1流路と第2流路
をつなぐ環状流路とからなり、第1流路と第2流路を環
状流路に対し互い違いに配置し、前記流出路が、油溜り
室の上部に設けられるようにしたものである。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て更に、前記第1流路が環状流路に沿って180度をなす
2位置に設けられ、前記第2流路も環状流路に沿って18
0度をなす2位置に設けられ、環状流路に沿って相隣る
第1流路と第2流路を環状流路に沿って90度離隔する互
い違いに配置したものである。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において更に、前記流入路に流入用逆止手段を設け、前
記流出路に流出用逆止手段を設けたものである。
【0012】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て更に、前記流入用逆止手段が摩擦部材に一体化したチ
ェックリップからなり、該チェックリップを前記環状流
路に配置したものである。
【0013】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かの発明において更に、前記第1流路と第2流路の少な
くとも一方をオリフィスとし、該オリフィスをロッドガ
イドとピストンロッドの隙間よりも小流路断面積のオリ
フィスとしたものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明によれば下記〜の作用があ
る。 シリンダの油室を油溜り室に連通する流入路が、油溜
り室の下部に設けられ、シリンダの油室からロッドガイ
ドを抜けてきた油及びエアは、第1流路から環状流路、
第2流路を経て油溜り室に流入する。このとき、第1流
路と第2流路を環状流路に対し互い違いに配置している
から、第1流路から環状流路に入った油は、環状流路の
環状の周方向に沿う両方向に分岐する流れになって第2
流路から油溜り室に抜けるものとなり、環状流路に入っ
たエアを該環状流路の中間に滞溜させることなく該油の
流れによって油溜り室へと押し出す。
【0015】また、油溜り室をリザーバに連通する流出
路を油溜り室の上部に設けたから、油溜り室に入ったエ
アを該油溜り室から流出路を経て、リザーバへ流出する
油の流れに随伴させてリザーバへと排出する。
【0016】従って、油溜り室からのエア抜き性を向上
し、油溜り室にエアを残すことがなくなる。
【0017】油溜り室にエアが残らないから、熱によ
るエアの膨張に起因する油溜り室の圧力変動を抑制し、
摩擦部材に作用する背圧を一定にし、摩擦部材がピスト
ンロッドに与えるフリクションの安定を図ることができ
る。
【0018】油溜り室にエアが残らないから、シリンダ
の油室が加圧されたときに油溜り室の残留エアに影響さ
れることなく、減衰力発生装置の作動の安定を図り、安
定した減衰力を発生できる。
【0019】従って、極微低速域ではフリクションによ
り振動を減衰させ、微低速域からは確実に減衰力を発生
させることで、油圧緩衝器の緩衝機能の安定確実を図る
ことができる。
【0020】油溜り室にエアが残らないから、エアの
膨張により油をリザーバへと押し出すことがなく、油溜
り室の油量を維持し、オイルでオイルシールのリップ部
に油膜切れを引き起こすことがない。
【0021】請求項2の発明によれば下記の作用があ
る。 流入路を構成する第1流路と第2流路を各2個設けた
から、エア抜きの効率を上げることができる。
【0022】請求項3の発明によれば下記の作用があ
る。 ピストンロッドが縮む方向へ移動するときには、シリ
ンダの油室の減圧状態が油溜り室に作用することを流入
用逆止手段によって阻止し、油溜り室の油がシリンダの
油室へ出ていくことを防止することができ、油溜り室の
圧力変動を防止する。
【0023】従って、摩擦部材に作用する背圧を一定に
し、摩擦部材がピストンロッドに与えるフリクションの
安定を図ることができる。
【0024】請求項4の発明によれば下記の作用があ
る。 摩擦部材に一体化したチェックリップにより流入用逆
止手段を構成することにより、流入用逆止手段を簡易に
設けることができる。
【0025】請求項5の発明によれば下記の作用があ
る。 ロッドガイドは例えば燒結材料で成形されるため比較
的精度が高いが製造公差がありガイドブッシュにも公差
があり、ピストンロッドにも公差があるため、ガイドブ
ッシュとピストンロッドの公差が最大となる場合と最小
となる場合が存在し、公差が最大のときと最小のときで
は、シリンダのロッド側油室の圧力上昇に変化を生じ、
特にピストンスピードが遅い場合には減衰力の発生に影
響が出る。このとき、第1流路と第2流路の少なくとも
一方をオリフィスとし、該オリフィスをロッドガイドと
ピストンロッドの隙間よりも小流路断面積のオリフィス
とすることにより、減衰力の発生をこのオリフィスによ
って規定し、ロッドガイドとピストンロッドの製造公差
による減衰力のばらつきを抑えることができる。例え
ば、ロッドガイドとピストンロッドの製造公差が1.4m
〜0.4mm相当の場合、オリフィスを0.4mm
設定することで、製造公差による減衰力のばらつきを抑
えることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は油圧緩衝器を示す模式図、
図2はフリクション付与構造を示す断面図、図3はロッ
ドガイドを示す平面図、図4は図3のIV−IV線に沿う断
面図、図5はロッドガイドを示す斜視図、図6は摩擦部
材の各種態様を示す模式図である。
【0027】図1は、サスペンションを構成する複筒式
油圧緩衝器10であり、アウタチューブ11にシリンダ
12を内挿した二重管構造からなる。
【0028】油圧緩衝器10は、シリンダ12に設けた
油室13に挿入されるピストンロッド14を、シリンダ
12の開口部に設けたロッドガイド15とオイルシール
16を介して外部へ導出する。
【0029】ロッドガイド15は、下端側小外径部をシ
リンダ12の内径に、上端側大外径部をアウタチューブ
11の内径に嵌合し、小外径部の上側段差部をシリンダ
12の上端に乗せ、その上面にオイルシール16を載置
した状態で、このオイルシール16とワッシャ17とと
もにアウタチューブ11の上端部の加締部18により固
定される。ロッドガイド15はガイドブッシュ15Aを
圧入されて備え、ピストンロッド14を摺動自在に支持
する。
【0030】オイルシール16は、芯金16Aにゴムを
焼付けした成形体からなり、ピストンロッド14に摺接
するオイルシールリップ16B、ロッドガイド15に当
接するチェックリップ16C、アウタチューブ11に当
接する外周リップ16D、ピストンロッド14に摺接す
るダストシールリップ16Eを備え、オイルシールリッ
プ16B、ダストシールリップ16Eの外周にそれらの
リップ16B、16Eをピストンロッド14に向けて押
し付けるように緊迫するリング状スプリング16F、1
6Gを備える。
【0031】油圧緩衝器10は、アウタチューブ11の
下端部をナックルブラケットにより車輪側に連結し、ピ
ストンロッド14の上端部に固定される取付ブラケット
を車体側に連結し、アウタチューブ11の外周に設けた
スプリングシートとピストンロッド14の上端側に設け
たスプリングシートの間に懸架ばねを介装し、懸架ばね
による衝撃力の吸収に伴うピストンロッド14の伸縮振
動をピストンバルブ装置とベースバルブ装置が発生する
減衰力により制振する。ピストンバルブ装置は、ピスト
ンロッド14の油室13への挿入端に固定したピストン
に設けられ、ピストンロッド14の伸縮振動に伴い、ピ
ストンの一方側のピストンロッド側油室13と他方側の
ピストン側油室(不図示)の間で移動する油の流れによ
りたわみ変形せしめられる減衰バルブにより減衰力を発
生する。ベースバルブ装置は、シリンダ12の油室13
に付帯的となるように、アウタチューブ11とシリンダ
12の間の環状空間に設けられるリザーバ19と、油室
13との間に設けられ、ピストンロッド14の伸縮振動
に伴い、ピストンロッド14がシリンダ12に進入、退
出する容積分だけ油室13とリザーバ19の間で移動す
る油の流れによりたわみ変形せしめられる減衰バルブに
より減衰力を発生する。
【0032】しかるに、油圧緩衝器10にあっては、ピ
ストンバルブ装置やベースバルブ装置の減衰力が発生し
ない、ピストン速度が極微低速域のピストンロッド14
の動きや、悪路走行時の大きな振動の後にピストンロッ
ド14に発生する高周波微振幅の動きを制振し、車両の
安定した乗心地と操縦性を確保するため、ピストンロッ
ド14にフリクション(摩擦抵抗力)を付与する摩擦部
材20を、ロッドガイド15とオイルシール16の間に
配置している。
【0033】摩擦部材20は、図2、図6に示す如く、
芯金21にゴム22を焼付けした成形体からなり、ピス
トンロッド14に摺接してピストンロッド14にフリク
ションを付与する摩擦付与リップ22A、ロッドガイド
15に当接するチェックリップ22B、摩擦付与リップ
22Aの背面側で芯金21との間に形成される環状空間
23を備える。摩擦部材20は、ロッドガイド15に設
けた凹部30に、芯金21を圧入する嵌合状態で位置決
め、固定される。本実施形態では、摩擦付与リップ22
Aは丸味面にてピストンロッド14に摺接し、ピストン
ロッド14に対するオイルシール機能は期待されず、ピ
ストンロッド14に対するフリクション付与機能を具備
する。
【0034】尚、本実施形態では、摩擦部材20の摩擦
付与リップ22Aをピストンロッド14に向けて緊迫す
るリング状スプリング25を付加した。リング状スプリ
ング25は、環状空間23の内部で、摩擦付与リップ2
2Aの背面側の外周に設けたリング状溝部に緊着され
る。リング状スプリング25により摩擦部材20のヘタ
リを防止し、摩擦部材20の耐久性を向上し、ピストン
ロッド14に及ぼすフリクションの長期に渡る安定を確
保できる。但し、摩擦部材20はリング状スプリング2
5を備えることを必須としない。
【0035】油圧緩衝器10は、ピストンロッド14が
挿入されたオイルシール16と摩擦部材20の間に油溜
り室40を形成し、シリンダ12の油室13をロッドガ
イド15(ブッシュ15A)のピストンロッド14が摺
接する内周部を介して油溜り室40に連通する流入路5
0と、リザーバ19に油溜り室40を連通する流出路6
0を設ける。油溜り室40は、ロッドガイド15の凹部
30に圧入された摩擦部材20と、ロッドガイド15の
上面に設けられたオイルシール16の間で、ロッドガイ
ド15の凹部30に連なる上りテーパ状内周面31
(尚、本明細書でテーパ、勾配の上下方向は油の流れる
方向に見た上下をいう)、垂直状内周面32により、ピ
ストンロッド14を囲むように形成される。
【0036】流入路50は、図3〜図5に示す如く、ロ
ッドガイド15の凹部30内に刻設され、油溜り室40
の下部に設けられる。流出路60は、ロッドガイド15
の上面側に刻設され、油溜り室40の上部に設けられ
る。
【0037】流入路50は、シリンダ12の油室13の
側に設けられ、ロッドガイド15(ブッシュ15A)の
ピストンロッド14が摺接する内周部の上方に開口する
溝状の第1流路51と、油溜り室40の側に設けられ、
油溜り室40に開口する溝状の第2流路53と、第1流
路51と第2流路53をつないでロッドガイド15の周
方向の全周に連続する環状流路52とからなる。第1流
路51と第2流路52はロッドガイド15の凹部30の
底面に刻設され、第2流路53はロッドガイド15の凹
部30の垂直面(摩擦部材20の芯金21が圧入される
垂直面)に刻設される。環状流路52は第1流路51が
連通する内周に下り勾配面52Aを備える。
【0038】流入路50は、第1流路51と第2流路5
3を環状流路52の周方向において互い違いに配置して
いる。本実施形態では、第1流路51は環状流路52の
周方向に沿って180度をなす2位置に設けられ、第2流
路53も環状流路52の周方向に沿って180度をなす2
位置に設けられ、環状流路52の周方向に沿って相隣る
第1流路51と第2流路53を環状流路52の周方向に
沿って90度離隔する互い違いに配置している。
【0039】流出路60は、ロッドガイド15の内周側
上面に刻設されて油溜り室40の最上部空間(オイルシ
ール16のオイルシールリップ16Bより上位に位置す
る)に連通する環状流路61と、オイルシール16の芯
金16Aが載置されるロッドガイド15の上端面に刻設
される下り勾配の溝状流路62と、ロッドガイド15の
アウタチューブ11に囲まれる外周側上面に形成される
環状流路63と、ロッドガイド15のアウタチューブ1
1に嵌合される外周面に切欠形成されてリザーバ19に
開口する切欠状流路64とからなり、油溜り室40を環
状流路61、溝状流路62、環状流路63、切欠状流路
64経由でリザーバ19に連通する。環状流路61は油
溜り室40に臨む内周に上り勾配面61Aを備えるとと
もに、溝状流路62がつながる外周に上り勾配面61B
を備える。環状流路63は溝状流路62がつながる内周
に下り勾配面63Aを備える。
【0040】流出路60は、溝状流路62と切欠状流路
64を環状流路63の周方向において互い違いに配置し
ている。本実施形態では、溝状流路62は環状流路63
の周方向に沿って180度をなす2位置に設けられ、切欠
状流路64も環状流路63の周方向に沿って180度をな
す2位置に設けられ、環状流路63の周方向に沿って相
隣る溝状流路62と切欠状流路64を環状流路63の周
方向に沿って90度離隔する互い違いに配置している。
【0041】また、本実施形態では、油溜り室40と環
状流路61を挟んで、環状流路61の周方向に沿って相
隣る流入路50の第2流路53と流出路60の溝状流路
62を環状流路61の周方向に沿って90度離隔する互い
違いに配置している。
【0042】更に、油圧緩衝器10は、流入路50に流
入用逆止手段71を設けるとともに、流出路60に流出
用逆止手段72を設ける。本実施形態では、流入用逆止
手段71を摩擦部材20に一体化したチェックリップ2
2Bにより形成し、流出用逆止手段72をオイルシール
16に一体化したチェックリップ16Cにより形成す
る。流入用逆止手段71(チェックリップ22B)は流
入路50の環状流路52の全周に当接するように配置さ
れ、油室13の油が流入路50から油溜り室40へ入る
ことを許容し、ピストンロッド14の縮み時における油
室13の減圧が油溜り室40へ及ぶことを阻止する。流
出用逆止手段72(チェックリップ16C)は流出路6
0の環状流路61の全周に当接するように配置され、油
溜り室40の油の余剰分が流出路60からリザーバ19
へ流出することを許容し、リザーバ19のガス圧が油溜
り室40へ及ぶことを阻止する。
【0043】従って、シリンダ12の油室13からリザ
ーバ19への油の流れは以下の如くになる。
【0044】(1)油室13の油は、ロッドガイド15の
ブッシュ15Aとピストンロッド14の隙間を抜けて、
摩擦部材20の下側の第1流路51を通り流入用逆止手
段71(チェックリップ22B)を押し開いて環状流路
52を通り、摩擦部材20の外周の第2流路53を通っ
て油溜り室40の下部へ流れ込む。このとき、第1流路
51と第2流路53が環状流路52の周方向に互い違い
に配置されているから、第1流路51から環状流路52
に入った油は、環状流路52の周方向に沿う両方向に分
岐する流れになって第2流路53から油溜り室40に抜
けるものとなる。
【0045】(2)油溜り室40の余剰油は、油溜り室4
0の最上部で、オイルシール16の下側の環状流路61
を通り、流出用逆止手段72(チェックリップ16C)
を押し開いて溝状流路62から環状流路63へ流出し、
更に環状流路63から切欠状流路64を経てリザーバ1
9に排出される。
【0046】これにより、油室13の油が流入路50か
ら油溜り室40に入り、流出路60からリザーバ19へ
と出る一方向の油の流れを形成し、油溜り室40に常に
油を充填してその油圧をオイルシール16と摩擦部材2
0に及ぼす。オイルシール16のオイルシールリップ1
6Bは、油溜り室40に充填される油により常に濡れて
その油膜切れを防止され、リング状スプリング16Fの
緊迫力と、油溜り室40の油圧のバックアップによりピ
ストンロッド14に圧接してオイルシールする。また、
摩擦部材20の摩擦付与リップ22Aは自らの弾性的習
性と、油溜り室40の油圧のバックアップによりピスト
ンロッド14に圧接してピストンロッド14にフリクシ
ョンを付与する。
【0047】また、油圧緩衝器10にあっては、流入路
50の第1流路51と第2流路53の少なくとも一方
(本実施形態では第2流路53)をオリフィス80と
し、オリフィス80をロッドガイド15のブッシュ15
Aとピストンロッド14の隙間よりも小流路断面積(2
個の第2流路53の合計流路断面積)のオリフィスとし
ている。これにより、ピストンロッド14とロッドガイ
ド15(ブッシュ15A)の隙間の製造公差によるばら
つきを抑制し、前述したピストンバルブ装置とベースバ
ルブ装置による減衰力の発生を安定化する。
【0048】本実施形態によれば以下の作用がある。 シリンダ12の油室13を油溜り室40に連通する流
入路50が、油溜り室40の下部に設けられ、シリンダ
12の油室13からロッドガイド15を抜けてきた油及
びエアは、第1流路51から環状流路52、第2流路5
3を経て油溜り室40に流入する。このとき、第1流路
51と第2流路53を環状流路52に対し互い違いに配
置しているから、第1流路51から環状流路52に入っ
た油は、環状流路52の環状の周方向に沿う両方向に分
岐する流れになって第2流路53から油溜り室40に抜
けるものとなり、環状流路52に入ったエアを該環状流
路52の中間に滞溜させることなく該油の流れによって
油溜り室40へと押し出す。
【0049】また、油溜り室40をリザーバ19に連通
する流出路60を油溜り室40の上部に設けたから、油
溜り室40に入ったエアを該油溜り室40から流出路6
0を経て、リザーバ19へ流出する油の流れに随伴させ
てリザーバ19へと排出する。
【0050】従って、油溜り室40からのエア抜き性を
向上し、油溜り室40にエアを残すことがなくなる。
【0051】油溜り室40にエアが残らないから、熱
によるエアの膨張に起因する油溜り室40の圧力変動を
抑制し、摩擦部材20に作用する背圧を一定にし、摩擦
部材20がピストンロッド14に与えるフリクションの
安定を図ることができる。
【0052】油溜り室40にエアが残らないから、シリ
ンダ12の油室13が加圧されたときに油溜り室40の
残留エアに影響されることなく、減衰力発生装置(ピス
トンバルブ装置、ベースバルブ装置)の作動の安定を図
り、安定した減衰力を発生できる。
【0053】従って、極微低速域ではフリクションによ
り振動を減衰させ、微低速域からは確実に減衰力を発生
させることで、油圧緩衝器10の緩衝機能の安定確実を
図ることができる。
【0054】油溜り室40にエアが残らないから、エ
アの膨張により油をリザーバ19へと押し出すことがな
く、油溜り室40の油量を維持し、オイルでオイルシー
ル16のオイルシールリップ16Bに油膜切れを引き起
こすことがない。
【0055】流入路50を構成する第1流路51と第
2流路53を各2個設けたから、エア抜きの効率を上げ
ることができる。
【0056】ピストンロッド14が縮む方向へ移動す
るときには、シリンダ12の油室13の減圧状態が油溜
り室40に作用することを流入用逆止手段71によって
阻止し、油溜り室40の油がシリンダ12の油室13へ
出ていくことを防止することができ、油溜り室40の圧
力変動を防止する。
【0057】従って、摩擦部材20に作用する背圧を一
定にし、摩擦部材20がピストンロッド14に与えるフ
リクションの安定を図ることができる。
【0058】摩擦部材20に一体化したチェックリッ
プ22Bにより流入用逆止手段71を構成することによ
り、流入用逆止手段71を簡易に設けることができる。
【0059】ロッドガイド15は例えば燒結材料で成
形されるため比較的精度が高いが製造公差がありガイド
ブッシュ15Aにも公差があり、ピストンロッド14に
も公差があるため、ガイドブッシュ15Aとピストンロ
ッド14の公差が最大となる場合と最小となる場合が存
在し、公差が最大のときと最小のときでは、シリンダ1
2のロッド側油室13の圧力上昇に変化を生じ、特にピ
ストンスピードが遅い場合には減衰力の発生に影響が出
る。このとき、第1流路51と第2流路53の少なくと
も一方をオリフィス80とし、該オリフィス80をロッ
ドガイド15とピストンロッド14の隙間よりも小流路
断面積のオリフィス80とすることにより、減衰力の発
生をこのオリフィス80によって規定し、ロッドガイド
15とピストンロッド14の製造公差による減衰力のば
らつきを抑えることができる。例えば、ロッドガイド1
5とピストンロッド14の製造公差が1.4mm〜0.4m
相当の場合、オリフィス80を0.4mmに設定す
ることで、製造公差による減衰力のばらつきを抑えるこ
とができる。
【0060】本実施形態では、ロッドガイド15の凹部
30に溝を刻設し、凹部30に圧入した摩擦部材20の
芯金21との間で第2流路53(又は第1流路51)を
形成したから、オリフィス80を形成する第2流路53
(又は第1流路51)を容易に高精度に作成できる。
【0061】尚、摩擦部材20は、摩擦付与リップ22
Aが丸味面にてピストンロッド14に摺接するようにし
たから、ピストンロッド14に対するフリクション付与
機能を具備し、かつ耐久性を向上できる。但し、摩擦部
材20は、図6(B)に示す如く、摩擦付与リップ22
AがV突起面にてピストンロッド14に摺接するように
し、ピストンロッド14に対するフリクション付与機能
とオイルシール機能の両方を併せ備えても良い。また、
摩擦部材20は、図6(C)に示す如く、摩擦付与リッ
プ22Aが平坦面にてピストンロッド14に摺接するも
のでも良い。
【0062】また、摩擦部材20は、摩擦付与リップ2
2Aの背面側に環状空間23を備えたから、ピストンロ
ッド14の揺れに対する摩擦付与リップ22Aの追従性
を向上でき、耐久性を向上し、安定してフリクションを
発生できる。但し、摩擦部材29は、図6(D)に示す
如く、摩擦付与リップ22Aの背面側に環状空間23を
備えなくても良い。
【0063】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明の実施において、流入路を形成する第1流路と第2
流路のそれぞれは環状流路に沿う単一位置に設け、環状
流路に沿って相隣る第1流路と第2流路を環状流路に沿
って180度離隔する互い違いに配置しても良い。尚、第
1流路と第2流路のそれぞれは環状流路に沿う周方向の
3位置に設けられるものでも良い。
【0064】また、本発明の流入路は摩擦部材の側に形
成されても良く、例えば摩擦部材の芯金に設けられる溝
によって形成されても良い。また、本発明の流出路はオ
イルシールの側に形成されても良く、例えば、オイルシ
ールの芯金に設けられる溝によって形成されても良い。
【0065】尚、図2において、オイルシール16のオ
イルシールリップ16B、摩擦部材20の摩擦付与リッ
プ22Aは自由状態を示しており、現実にはピストンロ
ッド14の外周に接する弾性変形状態にある。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ピストン
ロッドにフリクションを付与する油圧緩衝器において、
オイルシールの油膜切れを防止するための油溜り室から
のエア抜き性を向上し、安定したフリクションを発生さ
せ、かつ安定した減衰力を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は油圧緩衝器を示す模式図である。
【図2】図2はフリクション付与構造を示す断面図であ
る。
【図3】図3はロッドガイドを示す平面図である。
【図4】図4は図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図5はロッドガイドを示す斜視図である。
【図6】図6は摩擦部材の各種態様を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
10 油圧緩衝器 12 シリンダ 13 油室 14 ピストンロッド 15 ロッドガイド 16 オイルシール 16C チェックリップ(流出用逆止手段) 19 リザーバ 20 摩擦部材 22A 摩擦付与リップ 22B チェックリップ(流入用逆止手段) 40 油溜り室 50 流入路 51 第1流路 52 環状流路 53 第2流路 60 流出路 71 流入用逆手段 72 流出用逆止手段 80 オリフィス
フロントページの続き (72)発明者 間根山 典明 埼玉県行田市藤原町1丁目14番地1 株式 会社ショーワ埼玉本社工場内 Fターム(参考) 3J069 AA54 CC13 CC15 CC18 CC19 DD33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダに設けた油室に挿入されるピス
    トンロッドを、シリンダの開口部に設けたロッドガイド
    とオイルシールを介して外部に導出し、 ピストンロッドにフリクションを付与する摩擦部材を、
    ロッドガイドとオイルシールの間に配置し、 オイルシールと摩擦部材の間に油溜り室を形成し、シリ
    ンダの油室を油溜り室に連通する流入路と、シリンダの
    油室に付帯的に設けたリザーバに油溜り室を連通する流
    出路を設けた油圧緩衝器のフリクション付与構造におい
    て、 前記流入路が、油溜り室の下部に設けられ、シリンダの
    油室の側に設けられる第1流路と、油溜り室の側に設け
    られる第2流路と、第1流路と第2流路をつなぐ環状流
    路とからなり、第1流路と第2流路を環状流路に対し互
    い違いに配置し、 前記流出路が、油溜り室の上部に設けられることを特徴
    とする油圧緩衝器のフリクション付与構造。
  2. 【請求項2】 前記第1流路が環状流路に沿って180度
    をなす2位置に設けられ、前記第2流路も環状流路に沿
    って180度をなす2位置に設けられ、環状流路に沿って
    相隣る第1流路と第2流路を環状流路に沿って90度離隔
    する互い違いに配置した請求項1に記載の油圧緩衝器の
    フリクション付与構造。
  3. 【請求項3】 前記流入路に流入用逆止手段を設け、前
    記流出路に流出用逆止手段を設けた請求項1又は2に記
    載の油圧緩衝器のフリクション付与構造。
  4. 【請求項4】 前記流入用逆止手段が摩擦部材に一体化
    したチェックリップからなり、該チェックリップを前記
    環状流路に配置した請求項3に記載の油圧緩衝器のフリ
    クション付与構造。
  5. 【請求項5】 前記第1流路と第2流路の少なくとも一
    方をオリフィスとし、該オリフィスをロッドガイドとピ
    ストンロッドの隙間よりも小流路断面積のオリフィスと
    した請求項1〜4のいずれかに記載の油圧緩衝器のフリ
    クション付与構造。
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