JP2003154558A - ディスク成形用金型 - Google Patents

ディスク成形用金型

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JP2003154558A
JP2003154558A JP2001359732A JP2001359732A JP2003154558A JP 2003154558 A JP2003154558 A JP 2003154558A JP 2001359732 A JP2001359732 A JP 2001359732A JP 2001359732 A JP2001359732 A JP 2001359732A JP 2003154558 A JP2003154558 A JP 2003154558A
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JP
Japan
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sprue
mold
die
disk
ejector pin
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JP2001359732A
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English (en)
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Yosuke Ikemitsu
陽祐 池満
Yasushi Kotabe
泰 小田部
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Seikoh Giken Co Ltd
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Seikoh Giken Co Ltd
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】型開き時にスプルー部を第2の金型組立体に確
実に残すことができるようにする。 【解決手段】第1の金型組立体を構成し、成形材料が通
過するスプルー26が形成され、スプルー26の前端に
ダイ28が形成されたスプルーブッシュ24と、第2の
金型組立体を構成し、スプルーブッシュ24と対向させ
て進退自在に配設され、前端にアンダーカットが形成さ
れた保持部65を備えるカットパンチ48と、前端を保
持部65に臨ませて進退自在に配設され、前端にアンダ
ーカットが形成された切欠部72を備えるエジェクタピ
ン71とを有する。この場合、保持部65及び切欠部7
2内に進入した成形材料が十分に冷却されなくても、保
持部65及び切欠部72に形成されたアンダーカットに
よって、スプルー部を保持する保持力を十分に発生させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク成形用金
型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスク基板を成形するための射
出成形機においては、加熱シリンダ内において溶融させ
られた樹脂を、ディスク成形用金型内のキャビティ空間
に充填(てん)し、該キャビティ空間内において冷却
し、固化させることによってディスク基板を得るように
している。
【0003】そのために、前記射出成形機は、第1の金
型組立体としての固定側の金型組立体、及び第2の金型
組立体としての可動側の金型組立体から成るディスク成
形用金型、前記樹脂をキャビティ空間に充填するための
射出装置、並びに前記可動側の金型組立体を固定側の金
型組立体に対して接離させるための型締装置を備える。
そして、該型締装置によって前記可動側の金型組立体を
進退させ、ディスク成形用金型の型閉じ、型締め及び型
開きを行い、型閉じ及び型締め時に、固定側の金型組立
体の円盤プレートと可動側の金型組立体の円盤プレート
との間にキャビティ空間を形成する。
【0004】また、前記射出装置は、加熱シリンダ、該
加熱シリンダの前端に取り付けられた射出ノズル、及び
前記加熱シリンダ内において回転自在に、かつ、進退自
在に配設されたスクリューを備える。
【0005】そして、計量工程において、前記スクリュ
ーが回転させられ、樹脂が溶融させられてスクリューの
前方に蓄えられ、それに伴って、スクリューが後退させ
られ、この間に、ディスク成形用金型の型閉じ及び型締
めが行われる。続いて、射出工程において、前記スクリ
ューが前進させられ、前記スクリューの前方に蓄えられ
た樹脂が射出ノズルから射出され、キャビティ空間に充
填される。そして、冷却工程において、前記キャビティ
空間内の樹脂が冷却され、穴開け加工が行われ、ディス
ク基板が成形される。続いて、型開きが行われ、前記デ
ィスク基板が取り出される。
【0006】図2は従来のディスク成形用金型の要部を
示す断面図である。
【0007】図において、24は固定側に配設されたス
プルーブッシュ、26は該スプルーブッシュ24を貫通
させて形成されたスプルー、28は前記スプルーブッシ
ュ24の前端(図において下端)において、キャビティ
空間Cに臨ませて形成された凹部から成るダイである。
また、48は、前記スプルーブッシュ24と対向させ
て、かつ、可動側において進退(図において上下方向に
移動)自在に配設され、前端(図において上端)が前記
ダイ28に対応する形状を有するカットパンチ、62は
該カットパンチ48の周囲に進退自在に配設された筒状
のエジェクタブシュであり、前記カットパンチ48の前
端がダイ28内に進入し、前記キャビティ空間C内の樹
脂に対して穴開け加工が行われる。
【0008】ところで、射出工程において、図示されな
い射出ノズルから射出された樹脂は、前記スプルー26
を通過してキャビティ空間Cに充填され、冷却工程にお
いて、前記キャビティ空間C内の樹脂が冷却されて基板
原型が形成されるとともに、前記スプルー26内の樹脂
も冷却され、スプルー部が形成される。続いて、カット
パンチ48が前進(図において上方に移動)させられ、
前記基板原型に対して穴開け加工が行われるのに伴って
ディスク基板が成形される。そして、型開きが開始され
たときに、ディスク基板及びスプルー部がいずれも可動
側に残るように、前記カットパンチ48は前端に凹部か
ら成る保持部65が形成される。該保持部65は、カッ
トパンチ48の前端面(図において上端面)から後方
(図において下方)にかけて(保持部65が深くなるほ
どに)断面積が広くされてアンダーカットを形成し、型
開きが開始されるのに伴って、保持部65内で固化した
樹脂と共にスプルー部を保持する。
【0009】そして、前記保持部65から後方に向けて
カットパンチ48を貫通する貫通孔66が形成され、該
貫通孔66内に、前端を保持部65に臨ませてエジェク
タピン67が進退自在に配設される。また、前記エジェ
クタブシュ62及びエジェクタピン67の後方に図示さ
れない突出し駆動部が配設される。
【0010】したがって、型開きが開始された後、所定
のタイミングで前記突出し駆動部を駆動することによっ
て、エジェクタブシュ62及びエジェクタピン67を前
進させると、可動側の金型組立体に保持されていたディ
スク基板及びスプルー部が突き出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のディスク成形用金型においては、保持部65内に進
入した樹脂が十分に冷却されないと、アンダーカットが
形成されているにもかかわらず、スプルー部を保持する
保持力を十分に発生させることができず、型開き時にス
プルー部を可動側の金型組立体に確実に残すことができ
なくなってしまう。
【0012】本発明は、前記従来のディスク成形用金型
の問題点を解決して、型開き時にスプルー部を第2の金
型組立体に確実に残すことができるディスク成形用金型
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のデ
ィスク成形用金型においては、第1の金型組立体を構成
し、成形材料が通過するスプルーが形成され、該スプル
ーの前端にダイが形成されたスプルーブッシュと、第2
の金型組立体を構成し、前記スプルーブッシュと対向さ
せて進退自在に配設され、前端にアンダーカットが形成
された保持部を備えるカットパンチと、前端を前記保持
部に臨ませて進退自在に配設され、前端にアンダーカッ
トが形成された切欠部を備えるエジェクタピンとを有す
る。
【0014】本発明の他のディスク成形用金型において
は、さらに、前記切欠部はエジェクタピンの断面積のほ
ぼ半分にわたって形成される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の実施の形態におけるディス
ク成形用金型の要部を示す断面図、図3は本発明の実施
の形態におけるディスク成形用金型の断面図である。
【0017】図において、12は図示されない固定プラ
テンに図示されないボルトによって取付板13を介して
取り付けられた第1の金型組立体としての固定側の金型
組立体であり、該金型組立体12は、第1の支持プレー
トとしてのベースプレート15、該ベースプレート15
に図示されないボルトによって取り付けられた第1の鏡
面盤としての円盤プレート16、前記取付板13内にお
いて固定プラテン側に臨ませて配設され、金型組立体1
2を固定プラテンに対して位置決めするロケートリング
23、及び該ロケートリング23に隣接させて配設され
たスプルーブッシュ24を備える。該スプルーブッシュ
24の前端(図3において左端)に、キャビティ空間C
に臨ませて凹部から成るダイ28が形成され、該ダイ2
8と連通させて、図示されない射出装置の射出ノズルか
ら射出された成形材料としての樹脂を通過させるスプル
ー26が形成される。なお、前記射出装置は、図示され
ない加熱シリンダ、該加熱シリンダの前端に取り付けら
れた射出ノズル、及び前記加熱シリンダ内において回転
自在に、かつ、進退自在に配設されたスクリューを備え
る。
【0018】そして、前記円盤プレート16には、ディ
スク基板の情報面に凹凸を形成するための図示されない
スタンパが取り付けられ、前記スプルーブッシュ24の
前半部(図3において左半部)の径方向外方には、前記
スタンパの内周縁を押さえるためのスタンパ押えブシュ
14が配設される。なお、前記金型組立体12には図示
されないエアブローブシュ等も配設される。
【0019】また、前記円盤プレート16の外周縁部に
環状の突当リング18がボルトb1によって取り付けら
れ、前記円盤プレート16及び突当リング18より径方
向外方に環状の第1のガイドリング19がベースプレー
ト15に取り付けられる。
【0020】一方、32は図示されない可動プラテンに
図示されないボルトによって取り付けられた第2の金型
組立体としての可動側の金型組立体であり、該金型組立
体32は、ベースプレート35、該ベースプレート35
にボルトb2によって取り付けられた第2の支持プレー
トとしての中間プレート40、該中間プレート40にボ
ルトb3によって取り付けられた第2の鏡面盤としての
円盤プレート36、前記ベースプレート35内において
可動プラテンに臨ませて配設され、中間プレート40に
ボルトb4によって取り付けられた案内部材44、及び
前記スプルーブッシュ24と対向させて進退(図3にお
いて左右方向に移動)自在に配設されたカットパンチ4
8を備え、該カットパンチ48は前端(図3において右
端)が前記ダイ28に対応する形状を有する。
【0021】また、前記円盤プレート36の外周縁部に
おいて、円盤プレート36に対して移動自在に、かつ、
突当リング18と対向させて環状のキャビティリング3
7が配設され、前記円盤プレート36及びキャビティリ
ング37より径方向外方において前記第1のガイドリン
グ19と対向させて環状の第2のガイドリング38が中
間プレート40に取り付けられる。前記キャビティリン
グ37は、ボルトb5によってロッド41に取り付けら
れ、該ロッド41を介して中間プレート40に対して移
動自在に配設される。なお、前記ロッド41の後端(図
3において左端)にはキャビティリング37を固定側に
向けて付勢するために付勢部材としてのスプリング63
が配設される。そして、39は図示されないボルトによ
って第2のガイドリング38に取り付けられたキャビテ
ィリング押えであり、該キャビティリング押え39は前
記キャビティリング37の外周縁に係止させられる。ま
た、前記キャビティリング37は円盤プレート36の前
端面(図3において右端面)より突出させられ、キャビ
ティリング37の内周面によって、図示されないディス
ク基板の外周縁が形成される。
【0022】前記案内部材44内には、前記カットパン
チ48と一体に形成されたフランジ51が案内部材44
に沿って進退自在に配設され、該フランジ51の後端5
1aが前記案内部材44によって受けられる。また、フ
ランジ51の前方(図3において右方)にカットパンチ
戻し用ばね52が配設され、該カットパンチ戻し用ばね
52によって前記フランジ51が後方(図3において左
方)に付勢される。前記カットパンチ48の後方には図
示されない駆動シリンダが配設される。
【0023】なお、前記金型組立体12、32によって
ディスク成形用金型が構成され、金型組立体32を金型
組立体12に対して接離させるために図示されない型締
装置が配設される。該型締装置の型締シリンダを駆動
し、前記金型組立体32を進退させることによって、デ
ィスク成形用金型の型閉じ、型締め及び型開きを行うこ
とができ、型締め時に、円盤プレート16、36間に前
記キャビティ空間Cが形成される。
【0024】また、型締め時に、前記駆動シリンダを駆
動することによってフランジ51を前進(図3において
右方に移動)させると、前記カットパンチ48が前進さ
せられ、ダイ28内に進入する。その結果、前記キャビ
ティ空間C内の樹脂に穴開け加工を行うことができる。
なお、前記カットパンチ48の前半部(図3において右
半部)における径方向外方には、ディスク基板を突き出
すためのエジェクタブシュ62が進退自在に配設され、
該エジェクタブシュ62より径方向外方には、ディスク
基板に圧縮空気を吹き付けてディスク基板を円盤プレー
ト36から離型させるためのエアブローブシュ47が配
設される。
【0025】前記円盤プレート16、36にそれぞれ第
1、第2の温調用流路93、94が形成され、該第1、
第2の温調用流路93、94に水、油、空気等の温調用
の媒体が供給されることによって、円盤プレート16、
36が冷却される。
【0026】そして、計量工程において、前記スクリュ
ーが回転させられ、樹脂が溶融させられてスクリューの
前方に蓄えられ、それに伴って、スクリューが後退させ
られ、この間に、ディスク成形用金型の型閉じ及び型締
めが行われる。続いて、射出工程において、前記スクリ
ューが前進させられ、前記スクリューの前方に蓄えられ
た樹脂が射出ノズルから射出され、キャビティ空間Cに
充填される。そして、冷却工程において、前記キャビテ
ィ空間C内の樹脂が冷却され、穴開け加工が行われ、デ
ィスク基板が成形される。続いて、型開きが行われ、前
記ディスク基板が取り出される。
【0027】前記射出工程において、射出ノズルから射
出された樹脂は、前記スプルー26を通過してキャビテ
ィ空間Cに充填され、冷却工程において、前記キャビテ
ィ空間C内の樹脂が冷却されて基板原型が形成されると
ともに、前記スプルー26内の樹脂も冷却され、図示さ
れないスプルー部が形成される。続いて、カットパンチ
48が前進させられ、前記基板原型に対して穴開け加工
が行われるのに伴ってディスク基板が成形される。そし
て、型開きが開始されたときに、ディスク基板及びスプ
ルー部がいずれも金型組立体32に残るように、前記カ
ットパンチ48は前端に凹部から成る保持部65が形成
される。該保持部65は、カットパンチ48の前端面
(図1において上端面)から後方(図1において下方)
にかけて(保持部65が深くなるほどに)断面積が広く
されてアンダーカットを形成し、型開きが開始されるの
に伴って、保持部65内で固化した樹脂と共にスプルー
部を保持する。
【0028】そして、前記保持部65から後方に向けて
カットパンチ48を貫通する貫通孔66が形成され、該
貫通孔66内に、前端を保持部65に臨ませてエジェク
タピン71が進退(図1において上下方向に移動)自在
に配設される。また、前記エジェクタブシュ62及びエ
ジェクタピン71の後方に図示されない突出し駆動部が
配設される。
【0029】したがって、型開きが開始された後、所定
のタイミングで前記突出し駆動部を駆動することによっ
て、エジェクタブシュ62及びエジェクタピン71を前
進(図1において上方に移動)させると、金型組立体3
2によって保持されていたディスク基板及びスプルー部
が突き出される。
【0030】ところで、保持部65内に進入した樹脂が
十分に冷却されないと、アンダーカットが形成されてい
るにもかかわらず、スプルー部を保持する保持力を十分
に発生させることができず、型開き時にスプルー部を金
型組立体32に確実に残すことができなくなってしま
う。
【0031】そこで、前記エジェクタピン71は、前端
に、断面積のほぼ半分にわたって、所定の深さでアンダ
ーカットが形成された切欠部72を備え、該切欠部72
に隣接させて、エジェクタピン71の残りの部分に係止
部73が形成される。前記切欠部72は、エジェクタピ
ン71の前端面から後方にかけて(切欠部72が深くな
るほどに)断面積が広くされ、型開きが開始されるのに
伴って、前記保持部65及び切欠部72内で固化した樹
脂によってスプルー部が保持される。また、前記エジェ
クタピン71は、射出工程時及び冷却工程において後退
限位置に置かれ、型開きが開始された後の、エジェクタ
ブシュ62が前進させられるタイミングで前進させられ
る。
【0032】したがって、保持部65及び切欠部72内
に進入した樹脂が十分に冷却されなくても、保持部65
及び切欠部72に形成されたアンダーカットによって、
スプルー部を保持する保持力を十分に発生させることが
できるので、型開き時にスプルー部を金型組立体32に
確実に残すことができる。
【0033】そして、前記エジェクタブシュ62及びエ
ジェクタピン71を前進させたときに、前記係止部73
が貫通孔66内から突出して保持部65内に進入する
が、これに伴って、切欠部72内で固化し、アンダーカ
ットによって拘束されていた樹脂が拘束されなくなるだ
けでなく、変形しやすくなるので、前記エジェクタブシ
ュ62及びエジェクタピン71を前進させることによっ
て、金型組立体32によって保持されていたスプルー部
を容易に突き出すことができる。
【0034】また、前の成形サイクルで射出ノズルの前
端に残留した樹脂が冷却され、固化し、固化した樹脂が
次の成形サイクルでキャビティ空間Cに異物として進入
すると、ディスク基板の品質を低下させてしまうが、射
出に伴ってスプルー26を通過し、キャビティ空間Cに
進入する際に、前記異物を切欠部72内に溜(た)める
ことができる。したがって、異物がキャビティ空間Cに
進入することがないので、ディスク基板の品質を向上さ
せることができる。
【0035】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ディスク成形用金型においては、第1の金型組立
体を構成し、成形材料が通過するスプルーが形成され、
該スプルーの前端にダイが形成されたスプルーブッシュ
と、第2の金型組立体を構成し、前記スプルーブッシュ
と対向させて進退自在に配設され、前端にアンダーカッ
トが形成された保持部を備えるカットパンチと、前端を
前記保持部に臨ませて進退自在に配設され、前端にアン
ダーカットが形成された切欠部を備えるエジェクタピン
とを有する。
【0037】この場合、保持部及び切欠部内に進入した
成形材料が十分に冷却されなくても、保持部及び切欠部
に形成されたアンダーカットによって、スプルー部を保
持する保持力を十分に発生させることができるので、型
開き時にスプルー部を第2の金型組立体に確実に残すこ
とができる。
【0038】そして、前記カットパンチ及びエジェクタ
ピンを前進させたときに、前記切欠部に隣接する係止部
が保持部内に進入するが、これに伴って、切欠部で固化
し、アンダーカットによって拘束されていた成形材料
が、保持部内に進入して拘束されなくなるだけでなく、
変形しやすくなるので、前記カットパンチ及びエジェク
タピンを前進させることによって、第2の金型組立体に
よって保持されていたスプルー部を容易に突き出すこと
ができる。
【0039】また、前の成形サイクルで射出ノズルの前
端に残留した成形材料が冷却され、固化し、固化した成
形材料が次の成形サイクルでキャビティ空間に異物とし
て進入すると、ディスク基板の品質を低下させてしまう
が、射出に伴ってスプルーを通過し、キャビティ空間に
進入する際に前記異物を切欠部内に溜めることができ
る。したがって、異物がキャビティ空間に進入すること
がないので、ディスク基板の品質を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるディスク成形用金
型の要部を示す断面図である。
【図2】従来のディスク成形用金型の要部を示す断面図
である。
【図3】本発明の実施の形態におけるディスク成形用金
型の断面図である。
【符号の説明】
12、32 金型組立体 24 スプルーブッシュ 26 スプルー 28 ダイ 48 カットパンチ 65 保持部 71 エジェクタピン 72 切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田部 泰 千葉県千葉市稲毛区長沼原町731番地の1 住友重機械工業株式会社千葉製造所内 Fターム(参考) 4F202 AH38 AH79 CA11 CB01 CK02 CM09 CM11 CM18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)第1の金型組立体を構成し、成形
    材料が通過するスプルーが形成され、該スプルーの前端
    にダイが形成されたスプルーブッシュと、(b)第2の
    金型組立体を構成し、前記スプルーブッシュと対向させ
    て進退自在に配設され、前端にアンダーカットが形成さ
    れた保持部を備えるカットパンチと、(c)前端を前記
    保持部に臨ませて進退自在に配設され、前端にアンダー
    カットが形成された切欠部を備えるエジェクタピンとを
    有することを特徴とするディスク成形用金型。
  2. 【請求項2】 前記切欠部はエジェクタピンの断面積の
    ほぼ半分にわたって形成される請求項1に記載のディス
    ク成形用金型。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008069048A1 (ja) 2006-11-29 2008-06-12 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. ディスク成形用金型、ディスク基板及びその成形方法
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