JP2003154318A - 洗浄方法及び自動車ボディ用洗浄材 - Google Patents

洗浄方法及び自動車ボディ用洗浄材

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JP2003154318A
JP2003154318A JP2001355185A JP2001355185A JP2003154318A JP 2003154318 A JP2003154318 A JP 2003154318A JP 2001355185 A JP2001355185 A JP 2001355185A JP 2001355185 A JP2001355185 A JP 2001355185A JP 2003154318 A JP2003154318 A JP 2003154318A
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Koichi Sugimoto
晃一 杉本
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Taiho Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば自動車ボディに付着する鉄粉やピッ
チ、タール等を容易に除去してその後のワックス掛けな
どに際して塗装を傷めることがない洗浄方法及び自動車
ボディ用洗浄材に関し、特に従来のこの種の洗浄具のよ
うに表面に汚れが付着した際にその汚れ面を内側に練り
込むものであったが、本発明はクリーナー液にて清浄な
粘土層表面に回復させて洗浄作業を継続することができ
る洗浄方法及び自動車ボディ用洗浄材を提案する。 【解決手段】 発泡樹脂成形体1の少なくとも一面に厚
み2〜10mmの粘土層2を設けた洗浄具3を、その粘土
層2の表面が潤滑水(液)9を介在させた状態で被洗浄
面10と接触するように被洗浄面10上を滑動させるこ
とにより、被洗浄面10上に付着した固形物や液状汚れ
など11を粘土層2へ転着させた後、粘土層2の表面に
転着させた固形物や液状汚れなど11をクリーナー液5
を用いて除去し、清浄な粘土層2表面を回復する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車ボデ
ィに付着する鉄粉やピッチ、タール等を容易に除去して
その後のワックス掛けなどに際して塗装を傷めることが
ない洗浄方法及び自動車ボディ用洗浄材に関し、特に従
来のこの種の洗浄具は表面に汚れが付着した際にその汚
れ面を内側に練り込むものであったが、本発明はクリー
ナー液にて清浄な粘土層表面に回復させて洗浄作業を継
続することができる洗浄方法及び自動車ボディ用洗浄材
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車ボディには、工場や鉄道
付近に飛散する鉄粉や、走行中にブレーキダストが付着
するため、これらを除去せずにワックス掛けすると、自
動車ボディを構成する塗装面(塗膜)に付着した鉄粉等
がより深く突き刺さったり塗装面を傷付けたりサビの原
因となったりする。そこで従来では塊状の粘土を洗浄具
として用いる方法が知られている。即ち、この洗浄具
(粘土)は、片手で把持できる程度の大きさを有する塊
状であって、水を流しながら粘土を自動車ボディに滑ら
せることにより、塗装面に付着していた鉄粉等を粘土側
へ転着させて塗装面から除去する方法が採られている。
そして、ある程度粘土の汚れが大きくなったらその汚れ
面を内側に練り込んで清浄な表面が形成されるように
し、洗浄作業を継続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の洗浄具(粘土)はそれ自体が重いので、被洗浄面を
滑動させる作業は、比較的力の弱い作業者にとっては多
大な疲労を生ずるものであった。しかも粘土を直接把持
して被洗浄面を滑動させる作業は、手や指先や爪の間を
汚損したり指先にベタ付き感が残ったりするため、著し
い不快感を与える作業であった。特にこの粘土を繰り返
し使用すると、以前に内側に練り込んだ汚れが再び表面
に現れるので、その汚れが手や指先に付着する場合もあ
り、より不快感を増すものであった。
【0004】また、前述のように従来の洗浄具(粘土)
は、汚れが大きくなった時点で練り込む必要があるた
め、特に指先に多大な疲労を生ずるものであり、特に比
較的力の弱い作業者にとっては苦痛でもあった。しか
も、冬期などにおける粘土は夏期に比べて硬質であるた
め、この練り込み作業は冬期においてはより一層困難な
ものであった。さらに、この粘土を繰り返し使用する
と、以前に内側に練り込んだ汚れが部分的に再び表面に
現れたりするため、清浄な表面が形成し難くなり、練り
込み作業がより困難となるものであった。もしも仮に以
前に練り込んだ固形物が再び表面に現れていることに気
付かずに洗浄作業を実施した場合には塗装面に固形物を
押し付けることになり、塗装面を傷付けたりサビの原因
となったりすることもあった。尚、粘土を軟質にするこ
とにより、上述の練り込み作業は比較的楽にはなるが、
粘土を軟質にすると、粘土を自動車ボディに押し付けて
擦る作業に際して手の把持圧力で粘土形状が変化するな
どの支障を生ずる。さらに、粘土を練り込む作業は、前
記被洗浄面を滑動させる作業と同様に直接手で粘土に触
れて行うため、前記と同様或いはそれ以上に著しい不快
感を与える作業であった。特にこの粘土を繰り返し使用
すると、以前に内側に練り込んだ汚れが再び表面に現れ
るので、その汚れが手や指先に付着する場合もあり、或
いは固形物が指先を傷付けることもあり、より不快感を
増すものであった。
【0005】一方、スポンジ等の一面に空間を形成し、
該空間に粘土を挿着(遊嵌)した状態で自動車ボディに
滑らせる製品も提案されている。この製品では作業者は
直接粘土に触れることなくスポンジを把持して鉄粉等の
除去作業を行うことができ、比較的軟質の粘土を用いる
ことができるという利点を有しているが、粘土に汚れが
蓄積した場合には、結局のところ前述のように練り込ん
で清浄な表面を形成する必要があるため、前述の問題は
全く解消されていなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記に鑑み提案
されたものであって、発泡樹脂成形体の少なくとも一面
に厚み2〜10mmの粘土層を設けた洗浄具を、その粘土
層の表面が潤滑液を介在させた状態で被洗浄面と接触す
るように被洗浄面上を滑動させることにより、被洗浄面
上に付着した固形物や液状汚れなどを粘土層へ転着させ
た後、粘土層の表面に転着させた固形物や液状汚れをク
リーナー液を用いて除去し、清浄な粘土層表面を回復す
ることを特徴とする洗浄方法に関するものである。尚、
本発明の洗浄方法における「洗浄」とは、被洗浄面上に
付着した固形物や液状汚れなどを除去する一次洗浄を指
し、基本的には被洗浄面に強固に付着した液状汚れの除
去を含めた二次洗浄の前に実施する。
【0007】また、本発明は、発泡樹脂成形体の少なく
とも一面に厚み2〜10mmの粘土層を設けた洗浄具と、
粘土層の表面に転着させた固形物や液状汚れを除去する
クリーナー液とからなることを特徴とする自動車ボディ
用洗浄材をも提案する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の洗浄方法を自動車ボディ
の洗浄を例に説明する。この場合、被洗浄面は自動車ボ
ディであり、粘土層は油性パテ等の油系、潤滑液は水系
(潤滑水)、クリーナー液は油性溶媒等の油系のものを
用いる。
【0009】洗浄具は、発泡樹脂成形体と、少なくとも
その一面に形成された厚み2〜10mmの粘土層とからな
る。発泡樹脂成形体は、作業者がこの洗浄具を手に持つ
ための把持部であって、通常は厚みが数cm程度に形成さ
れるが、安定に把持でき、把持した際に粘土層に手や指
が触れることないものであれば、その素材構成も形状構
成も特に限定するものではない。尚、弾性を有して連続
空隙を有するスポンジ状の成形体は、把持した際に指先
が食い込むように安定に把持することができ、しかも内
部には潤滑水などを保持できるので、自動車ボディの汚
れの除去作業において洗浄具を把持して自動車ボディ上
を滑動させる際に潤滑水を補給しながら汚れを除去でき
るため望ましい。
【0010】粘土層は、素材構成としては前述したこの
種の洗浄具として用いられる塊状の粘土(粘土状組成
物)、即ち油性パテ或いは可塑性柔軟砥石として各種提
案されているものを用いることができ、潤滑水等で溶
解、膨潤等を起こすことのない耐水性を有するものであ
る。この粘土層の厚みは前述のように2〜10mmの薄肉
状であり、厚みが10mmより厚いと、粘土層がいびつに
変形し易くなり、しかも洗浄具全体が重くなる。一方、
厚みが2mmより薄いと、当初は鉄粉等の固形物を転着さ
せる作業が可能であるが、本発明では後述するクリーナ
ー液での清浄作業にて粘土層表面を清浄に回復して繰り
返し使用することを目的としているので、その使用回
数、使用期間が極めて短くなり、使用者にとって割高な
商品となる。
【0011】本発明に使用する洗浄具は、前記発泡樹脂
成形体の少なくとも一面に前記必要最低量の粘土を用い
た薄肉状の粘土層を一体状に固定したものであり、従来
の塊状粘土をそのまま用いた洗浄具に比べて極めて軽量
であり、そのため発泡樹脂成形体を把持して自動車ボデ
ィ上を滑動させる作業を極めて容易に行うことができ
る。
【0012】前記洗浄具を把持して自動車ボディ上を滑
動させる作業においては潤滑水を介在させた状態で行う
が、この潤滑水としては、単なる水道水を用いてホース
で流したり、各種界面活性剤を添加した水溶液を霧吹き
で掛けながら行うようにしても良い。このように潤滑水
を用いることにより、ヌレ性が向上して粘土層への固形
物又は液状汚れの転着性が向上する。さらに、界面活性
剤を添加した潤滑水を用いる場合、自動車ボディを洗浄
する作用が格段に向上し、より美麗な洗浄面が得られ
る。強固に付着した液状汚れなどはその後の洗浄に任せ
ても良いし、布やブラシなどを用いて同時に除去するよ
うにしても良い。尚、このような潤滑水は、前述の従来
の塊状粘土をそのまま洗浄具として用いた方法に適用し
ても上述と同様の効果を奏することができるが、直接塊
状粘土を把持して作業するため、手や塊状粘土がヌルヌ
ルしてむしろ作業性が悪化する場合も生ずる。しかし、
本発明の洗浄具は、発泡樹脂成形体を把持部とするの
で、粘土層にも潤滑水にも手を触れる必要がないので、
界面活性剤を添加した潤滑水を用いても作業性は悪化す
ることがない。
【0013】上述の洗浄作業を行ってある程度粘土層へ
の汚れの転着が行われたら、クリーナー液を用いて粘土
層に転着した汚れを除去する。ここで用いられるクリー
ナー液としては、前述のように油系の粘土層に対して油
系、即ち油性溶媒を用い、例えば自動車ボディ用におい
ては灯油などのパラフィン系の溶剤が好適に用いられ
る。即ちクリーナー液としては粘土層への親和性(溶解
性、膨潤性等を含む)が高いものが用いられるが、この
自動車ボディ用のクリーナー液としては汚れ除去後に再
び自動車ボディ(塗装面)の洗浄を継続する場合もある
ため、塗装面を冒さず且つ残存しない油性溶媒が好まし
い。そして、このクリーナー液の少量を汚れが転着した
粘土層表面に付けてブラシやヘラなどで軽く擦ることに
より、極めて容易に固形物や液状汚れを除去することが
できる。その際、固形物や液状汚れと共に除去される粘
土層部分は極めて微量であるため、従来の塊状の、即ち
厚肉の粘土をそのまま洗浄具として用いて汚れを内側へ
練り込むタイプのものに比べて効率良く粘土を使用する
ものであり、使用する粘土の量を比較すると従来の塊状
粘土の1/10〜1/2程度の容量で、むしろ多数回の
洗浄作業を実施できる。
【0014】このように本発明の洗浄方法では、容易に
洗浄作業を実施でき、さらに従来の塊状の粘土をそのま
ま洗浄具として用いる場合のように汚れを内側へ練り込
む作業を必要とせず、少量のクリーナー液を用いて極め
て容易に清浄な粘土層表面を回復することができる。
【0015】また、この本発明の洗浄方法は、自動車ボ
ディ用に限定されるものではなく、固形物や液状汚れが
付着する各種の被洗浄面に適用することができるが、固
形物が被洗浄面を傷つける虞のある用途に好適に用いる
ことができる。例えば自動車ボディ以外の対象として網
戸及び撥水処理用ガラス面について以下に説明する。
【0016】一般的に網戸はプラスチック製のメッシュ
で構成されているため、鉄粉等の固形物が付着したもの
をブラシ等の一般洗浄具と洗剤を用いて洗浄すると、ブ
ラシで鉄粉を網戸に擦り付けることになり、プラスチッ
ク製のメッシュを傷めたり一部破断させたりしていた。
このような網戸(メッシュ部分)に本発明の洗浄方法を
適用する場合、前記自動車ボディの洗浄の際と同様に、
粘土層としては油性パテ等の油系、潤滑液としては水系
(潤滑水)、クリーナー液としては油性溶媒等の油系の
ものを用いれば良い。そして、まず霧吹きで界面活性剤
を添加した潤滑水を噴霧し、続いて洗浄具の粘土層に鉄
粉等の固形物を転着させる。必要に応じて布やブラシな
どを用いて網戸に強固に付着した液状汚れなどを除去し
ても良い。その後のクリーナー液による粘土層表面の汚
れを除去する作業は前述の自動車ボディの洗浄の際と同
様に行えばよい。界面活性剤を添加した潤滑水は洗浄作
用も果たすため、その後の洗浄を軽減或いは省略するこ
ともできる。尚、網戸のメッシュ部分に粘土層を強く押
圧して滑動させると粘土層が削り取られてしまうことも
あるので、比較的弱く押圧して滑動させる。また、メッ
シュ部分に対して粘土層が食い込むように強く押圧して
メッシュの側部に付着した汚れを転着させることも有効
である。その際、粘土層にはメッシュにより格子状の凹
部が形成されてしまうが、クリーナー液にて粘土層に転
着させた汚れを除去して清浄にした後、平滑面に押し当
てる等して平滑な表面に戻せば良い。このように本発明
に適用される被洗浄面は平滑面に限定されるものではな
く、溝部等を有する面であっても良い。
【0017】都市部の建築物のガラス面には空気中の塵
や埃が多量に付着するため、定期的に洗浄、撥水処理を
行っているが、従来は水系洗剤にて洗浄後、残存する水
分を拭き取り、各種油系の撥水剤をコーティングしてい
た。このようなガラス面に本発明の洗浄方法を適用する
場合、潤滑液として油系の撥水剤(油性撥水剤)を用い
るため、粘土層としてもクリーナー液としても水系のも
のを用いれば良い。そして、まず適量の油性撥水剤をガ
ラス面に供給し、続いて洗浄具の水系粘土層に塵や埃等
の固形物や液状汚れを転着させると共に油性撥水剤をガ
ラス面上に塗布(薄く引き延ばす)する。ガラス面に強
固に付着した液状汚れなどについては布やブラシなどを
用いて除去しても良い。即ち洗浄作業と撥水剤のコーテ
ィング作業とが同時に行われるものとなり、水を使用す
ることなく、大幅に作業の手間を軽減でき、作業時間を
短縮できる。その後のクリーナー液による粘土層表面の
汚れを除去する作業は水系と油系の相違はあるが前述の
自動車ボディの洗浄の際と同様である。
【0018】その他にも各種の被洗浄面に対して、被洗
浄面の材質等を考慮して粘土層、潤滑液、クリーナー液
をそれぞれ適宜に選定することにより、本発明の洗浄方
法を適用することができる。
【0019】また、本発明の自動車ボディ用洗浄材は、
前記構成の洗浄具とクリーナー液とを組み合わせて成
り、前述のように洗浄具の一部を構成する粘土層は極め
て薄肉であり、クリーナー液は一回の使用量が極めて少
量であるから、これらを併せても従来の塊状粘土からな
る洗浄具に比べてむしろ軽量である。例えば前述のよう
に本発明に使用する洗浄具の粘土層は、従来の塊状粘土
からなる洗浄具に比べて粘土の使用量が1/10〜1/
2程度であるからその重量も1/10〜1/2程度(発
泡樹脂成形体の重さは極めて軽量である)の軽量であ
る。さらに、クリーナー液を用いて汚れを除去する際に
用いるブラシ等の除去具を併せて1セットの洗浄材とし
ても良い。
【0020】
【実施例】図1に示す本発明の自動車ボディ用洗浄材
は、洗浄具3とクリーナー液5と除去具8とからなる。
洗浄具3は、図2に示すように厚さ30mmのスポンジか
らなる発泡樹脂成形体1の一面に厚み5mmの油性パテか
らなる粘土層2を一体的に取り付けてなる。また、粘土
層2の表面には乾燥防止の保護フィルム4が取り付けて
ある。クリーナー液5は、容器に封入した灯油である。
除去具8は、一端にブラシ部6を具備し、他端にブレー
ド部7を具備する構成である。
【0021】図3は、前記構成の自動車ボディ用洗浄材
を用いて自動車ボディ上に付着する鉄粉やピッチ、ター
ル等を除去する作業を示す。まず図3(a)に示すよう
に前記保護フィルム4を外した状態の洗浄具3の発泡樹
脂成形体1を手で把持し、潤滑水(水道水)9を介在さ
せた状態で粘土層2の表面が自動車ボディ(被洗浄面)
10と接触するように滑動させて洗浄する。この洗浄作
業にて自動車ボディ(被洗浄面)10上に付着する鉄粉
やピッチ、タール等は粘土層2の表面に転着される。そ
うして、粘土層2の表面に、ある程度固形物等の汚れ1
1の転着が行われたら、図3(b)に示すようにクリー
ナー液5を数滴垂らし、図3(c)に示すように除去具
8(ブラシ部6)にて汚れ11を除去する。その際、汚
れ11と共に粘土層2の一部が除去されるが、極めて微
量である。また、汚れ11が比較的大きな固形物である
場合には、図3(d)に示すように除去具8のブレード
部7の先端にて除去すればよい。こうして簡単な作業に
より美麗な粘土層2表面が回復し、再び洗浄作業を継続
することができる。
【0022】本発明の自動車ボディ用洗浄材を用いた洗
浄は、前述のように被洗浄面10の洗浄作業においても
汚れの除去作業(洗浄具3の洗浄作業)においても全く
手を汚すことがなく、しかも洗浄具3は軽量であるため
何れの作業も極めて楽に行うことができ、塊状の粘土を
用いる従来の洗浄具に比べて極めて容易且つ効率良く作
業を実施することができることが確認された。
【0023】以上本発明を実施例に基づいて説明した
が、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、特
許請求の範囲に記載の構成を変更しない限りどのように
でも実施することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の洗浄方法
は、発泡樹脂成形体の少なくとも一面に薄肉の粘土層を
一体状に固定したものであり、従来の塊状粘土をそのま
ま用いた洗浄具に比べて必要最低量の粘土を用いた薄肉
の粘土層を設けた構成であるため極めて軽量であり、そ
のため発泡樹脂成形体を把持して被洗浄面上を滑動させ
る作業を極めて容易に行うことができる。また、従来の
塊状の粘土をそのまま洗浄具として用いる場合には汚れ
を内側へ練り込む作業が必要であったが、本発明ではそ
のような作業を一切必要とせず、少量のクリーナー液を
用いて極めて容易に清浄な粘土層表面を回復することが
でき、極めて多数回の繰り返し洗浄作業を実施すること
ができる。また、本発明の自動車ボディ用洗浄材は、乾
燥防止にフィルム等を用いれば良く、使用及び保存に際
してフィルム等を容易に脱着すればよい。即ち従来の塊
状の粘土で乾燥防止を図るには、塊状粘土を包封(密
閉)する必要があり、極めて面倒であったが、本発明の
自動車ボディ用洗浄材では粘土層の一面のみが露出して
いるに過ぎないため、フィルムで十分に乾燥を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車ボディ用洗浄材の一実施例を示
す斜視図である。
【図2】洗浄具を分解した斜視図である。
【図3】(a)図1の自動車ボディ用洗浄材を用いて自
動車ボディを洗浄する状態を示す斜視図、(b)汚れを
転着させた粘土層表面にクリーナー液を垂らした状態を
示す斜視図、(c)除去具にて粘土層表面に転着させた
汚れを除去する状態を示す斜視図、(d)粘土層表面上
の比較的大きな固形状汚れを除去する状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 発泡樹脂成形体 2 粘土層 3 洗浄具 4 保護フィルム 5 クリーナー液 6 ブラシ部 7 ブレード部 8 除去具 9 潤滑水(液) 10 被洗浄面 11 汚れ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60S 3/04 B60S 3/04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡樹脂成形体の少なくとも一面に厚み
    2〜10mmの粘土層を設けた洗浄具を、その粘土層の表
    面が潤滑液を介在させた状態で被洗浄面と接触するよう
    に被洗浄面上を滑動させることにより、被洗浄面上に付
    着した固形物や液状汚れなどを粘土層へ転着させた後、
    粘土層の表面に転着させた固形物や液状汚れをクリーナ
    ー液を用いて除去し、清浄な粘土層表面を回復すること
    を特徴とする洗浄方法。
  2. 【請求項2】 発泡樹脂成形体の少なくとも一面に厚み
    2〜10mmの粘土層を設けた洗浄具と、粘土層の表面に
    転着させた固形物や液状汚れを除去するクリーナー液と
    からなることを特徴とする自動車ボディ用洗浄材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113020127A (zh) * 2021-02-07 2021-06-25 陈桂桂 一种机床缝隙除锈保护装置

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