JP2008194124A - フロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法 - Google Patents

フロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アルカリ性前処理剤の使用量を最小限に抑えながらも、剥離むらのない優れた剥離性能を有し、作業性に優れるとともに、産業廃棄物の量を削減したフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法を提供する。
【解決手段】床面既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法であって、(イ)アルカリ性前処理剤組成物を塗布し、フロアーポリッシュ組成物皮膜を湿潤させる工程と、(ロ)酸性物質を含有する粉末凝集剤を散布する工程と、(ハ)回転式床面用ブラシを装着した床用ポリッシャーまたは自動床洗浄機を用いて、床面を擦り洗いする工程と、(ニ)前記擦り洗い工程において形成されたフロックを回収する工程と、(ホ)床面を水洗いする工程と、(ヘ)床面を乾燥させる工程とを含む。
【選択図】 図2

Description

本発明は、床面に施された水性ポリマータイプのフロアーポリッシュ組成物皮膜を剥離するための剥離方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、剥離むらのない優れた剥離性能を有し、作業性に優れるとともに、廃棄物の量を削減したフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法に関するものである。
通常、百貨店、スーパーマーケット、量販店、小売店、コンビニエンスストアー、学校、図書館、病院、福祉施設、空港施設、鉄道施設及びオフィスビル等の木質系床材、合成樹脂からなる化学床材、コンクリートや大理石等の石床などの床面には、床材の美観を保つとともに、床面の保護を目的として、フロアーポリッシュ組成物による皮膜が形成されている。上記フロアーポリッシュ組成物は、「JFPA(日本フロアーポリッシュ工業会)規格−00」、フロアーポリッシュ試験方法通則の用語の定義に規定されている。
この規格において、フロアーポリッシュ組成物は、水性,乳化性,油性の3つに大別され、なかでも水性にあっては、ポリマータイプとワックスタイプに分類されている。また、乳化性及び油性のフロアーポリッシュ組成物はワックスタイプのみとなっている。そして、現在は、水性ポリマータイプのフロアーポリッシュ組成物が主流となっており、通常、床面に4〜6層を塗り重ねることにより床面皮膜が形成される。
上記水性ポリマータイプのフロアーポリッシュ組成物を塗布した床面(フロアーポリッシュ組成物皮膜)は、光沢のある美観を呈しているが、時間が経過するにつれて、歩行によるスリ傷等の摩耗や汚れが皮膜に付着して美観が損なわれる。
このため、フロアーポリッシュ組成物皮膜の形成された床面に対しては、中性〜アルカリ性の床用クリーナーを用いた洗浄・すすぎ作業が、1〜2回/月程度の間隔で行われている。
そして、上記表面洗浄では完全には除去しきれない汚れが蓄積し、洗浄・すすぎ作業を定期的に繰り返し続けても所望の美観が維持できなくなった時点で、通常、年に1〜3回程度の割合で、フロアーポリッシュ組成物皮膜の全部が剥離除去される。そして、新たにフロアーポリッシュ組成物を塗布・乾燥させて、フロアーポリッシュ組成物皮膜を再形成し、床面の美観を維持管理する作業が行われる。
このような、床面既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜を除去するための剥離除去作業に用いる床用剥離剤組成物としては、特定の水溶性有機溶剤、水溶性ポリアクリル酸、非イオン性界面活性剤、多価アルコール、無機又は有機アルカリ及び水からなるアルカリ性の樹脂ワックス膜剥離剤組成物が、床用ポリッシャーを用いることなく容易に樹脂ワックス膜を剥離するのに有用であることが特許第2544919号公報に開示されている(特許文献1を参照)。
さらに、特定の水溶性有機溶剤、ベンジルアルコールおよびアミン類を主要成分としてなる水性ポリマータイプフロアーポリッシュ用の剥離剤が、水性ポリマータイプフロアーポリッシュの皮膜の除去性に優れ、水拭作業が簡単で、不快臭なく安全に用いることができる剥離剤として、特開平9−241687号公報に開示されている(特許文献2を参照)。
また、特定の溶剤、キレート効果を有する化合物の一価の金属塩またはアミン塩および水を含有し、pHが7.0〜9.5で、好ましくはさらに特開平10−298593号公報に開示された界面活性剤を含有するフロアーポリッシュ除去剤(特許文献3を参照)や、ベンジルアルコール、ベンジルアルコールのエチレンオキシドnモル付加物(nは1〜10)を含有し、さらにアミン類、無機アルカリ、グリコール系等の有機溶剤、界面活性剤、可溶化剤、染料等を含有するフロアーポリッシュ除去剤組成物が特開2001−89712号公報(特許文献4を参照)に開示されている。
一方、剥離剤を用いない剥離方法としては、研磨剤を用いた塗膜の剥離方法が特開2002−177876号公報に開示されている(特許文献5を参照)。同文献の方法は、塗膜表面に研磨剤を供給し、該研磨剤を加圧体の押圧面により塗膜表面に押しつけて、塗膜を破砕して破砕塗膜として取り去ることを提案している。しかしながら、この従来方法は、短時間の作業を可能とするものの、研磨剤によって床材を傷めたり、剥離むらを生じやすいといった課題を有していた。
また、前述した剥離剤を用いる従来のフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法においては、強アルカリ性の剥離剤を5〜10倍に希釈した剥離剤溶液を300〜500mL/m2程度の割合で塗布して、フロアパッドを装着したポリッシャーで床面を擦る作業が行われている。この作業では、剥離むらを生じさせないようにするために多くの剥離剤溶液が使用される。このため、剥離剤溶液とそれによって湿潤したフロアーポリッシュ組成物皮膜の混合物により床面がすべりやすくなるので、従来の剥離方法は慎重な作業と熟練を要するものとなっていた。また、剥離作業後に排出される大量のアルカリ性剥離廃液の処理では、各種法令や地方自治体の条例に基づき、適宜、前処理が行われるとともに、廃液が産業廃棄物として処理されており、このことは作業性や処理コストの面でも不利である。以上より、剥離作業の安全性の向上、アルカリ性剥離廃液の削減および産業廃棄物の削減が課題となっていた。
特許第2544919号公報 特開平9−241687号公報 特開平10−298593号公報 特開2001−89712号公報 特開2002−177876号公報
本発明は、上記背景の下でなされたものであり、その目的は、アルカリ性の処理剤の使用量を最小限に抑えながらも、剥離むらのない優れた剥離性能を有し、作業性に優れるとともに、産業廃棄物の量を削減したフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法を提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討の結果、上記の目的を達成する床面既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法を見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、床面既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法であって、(イ)アルカリ性前処理剤組成物を塗布し、フロアーポリッシュ組成物皮膜を湿潤させる工程と、(ロ)酸性物質を含有する粉末凝集剤を散布する工程と、(ハ)回転式床面用ブラシを装着した床用ポリッシャーまたは自動床洗浄機を用いて、床面を擦り洗いする工程と、(ニ)前記擦り洗い工程において形成されたフロックを回収する工程と、(ホ)床面を水洗いする工程と、(ヘ)床面を乾燥させる工程とを含むフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法を第1の要旨とする。
また、上記(ロ)の酸性物質を含有する粉末凝集剤を散布する工程において、粉末凝集剤が酸性物質として少なくとも硫酸アルミニウムを含有し、且つ研磨剤を含有しないものである上記フロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法を第2の要旨とする。
そして、上記回転式床面用ブラシが、円板形状のブラシ台と、前記ブラシ台の環状のブラシ領域に設けられたブラシ部と、前記ブラシ領域の外周に沿って間隔を開けて配置された複数の外側パッドと、前記ブラシ領域の内周に沿って間隔を開けて、前記複数の外側パッドとは周方向にずれた位置に配置された複数の内側パッドとを、備えた回転式床面用ブラシを用いる上記フロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法を第3の要旨とする。
なかでも、前記複数の外側パッドの各々は、前記ブラシ領域の外周から、前記ブラシ領域の外周および内周の間の所定の外側パッド終端位置まで半径方向に延びる形状を有し、前記複数の内側パッドの各々は、前記ブラシ領域の内周から、前記ブラシ領域の外周および内周の間の所定の内側パッド終端位置まで半径方向に延びる形状を有し、前記複数の外側パッドと前記複数の内側パッドが周方向に交互に配置されている回転式床面用ブラシを用いる上記フロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法を第4の要旨とする。
また、上記(ホ)の床面を水洗いする工程が、フロアパッドまたは回転式床面用ブラシのいずれかを装着した床用ポリッシャーまたは自動床洗浄機を用いておこなわれる上記フロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法を第5の要旨とする。
本発明により、アルカリ性の処理剤の使用量を最小限に抑えながらも、剥離むらのない優れた剥離性能を有し、作業性に優れるとともに、産業廃棄物の量を削減したフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法を提供することができる。
すなわち、本発明では、アルカリ性の処理剤として、上述のようにアルカリ性“前”処理剤が使用される。本発明の好適な適用例におけるアルカリ性前処理剤の量は、従来方法で使用される剥離剤の量の3分の1以下に抑えることができる。そして、このように処理剤の量を抑えながらも、剥離むらを生じさせず、優れた剥離性能を提供できる。また、アルカリ性前処理剤によって湿潤したフロアーポリッシュ組成物皮膜の上面には、粉末凝集剤が散布されるために、作業時における床面の滑りを抑えることができる。
そして、アルカリ性前処理剤により湿潤したフロアーポリッシュ組成物皮膜と、粉末凝集剤とが、わずかに湿り気を帯びた粉粒状のフロックを形成する。こうしたフロックは容易に掃き集めるなどして回収することができる。加えて、粉末凝集剤は酸性物質を含んでいるため、あらかじめ使用されるアルカリ性前処理剤のアルカリ量に応じて粉末凝集剤の使用量を調整することにより、中性のフロックを形成することができる。したがって、アルカリ剥離廃液に比べると、廃棄物の取扱いが大幅に改善され、廃棄作業も容易なものとなり、かつ、剥離作業に伴う産業廃棄物の量を削減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
本発明のフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法について詳細に説明する。図1は、本実施の形態の剥離方法を示すフローチャートである。また、図2は、本実施の形態の剥離方法における各ステップでの床面の拡大断面図を示している。
図1および図2に示されるように、本発明の床面既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法は少なくとも以下から構成されている。
(イ)アルカリ性前処理剤組成物を塗布し、フロアーポリッシュ組成物皮膜を湿潤させる工程と、
(ロ)酸性物質を含有する粉末凝集剤を散布する工程と、
(ハ)回転式床面用ブラシを装着した床用ポリッシャーまたは自動床洗浄機を用いて、床面を擦り洗いする工程と、
(ニ)前記擦り洗い工程において形成されたフロックを回収する工程と、
(ホ)床面を水洗いする工程と、
(ヘ)床面を乾燥させる工程
上記本発明の床面既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法の(イ)「アルカリ性前処理剤組成物を塗布し、フロアーポリッシュ組成物皮膜を湿潤させる工程」において用いられるアルカリ性前処理剤としては、特に制限はなく、通常、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等のアミン系溶剤、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のグリコール系溶剤、界面活性剤、可溶化剤等を含むアルカリ性前処理剤が用いられる。該アルカリ性前処理剤の形態は、粉末状、粉粒状、塊状、固形状、液体状、或いはスラリー状であってもよい。希釈性や取り扱い性の観点からは、アルカリ性前処理剤の形態は液体状であることが好ましい。また、原液のpHは12以上の強アルカリ性となっている。成分等により剥離効果に多少の差異が認められるが、本発明の剥離方法において、アルカリ性前処理剤組成物として、通常市販されているフロアーポリッシュ組成物皮膜用の剥離剤組成物を用いることもできる。この場合は、剥離剤組成物が本発明のアルカリ性処理剤組成物に相当する。
通常、アルカリ性前処理剤は、フロアーポリッシュ組成物皮膜の劣化・摩耗度合いや塗り重ねられた皮膜の厚さ等に応じて、5〜10倍に水で希釈した溶液として用いられる。
従来のアルカリ性の剥離剤の使用量は200〜500ml/m2である。これに対し、本発明におけるアルカリ性前処理剤の使用量は、従来の4分の1ないし5分の2以下の量である50〜200ml/m2である。このような割合で、アルカリ性前処理剤が床面既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜に塗布される。
アルカリ性前処理剤の塗布には、木綿等の天然繊維、アクリル,ナイロン等の化学繊維、不織布を素材とするモップやTバーを用いることができる。Tバーは床用塗料を塗布する際に用いられている塗布用具である。Tバーは、作業者により握られるハンドルバーと、ハンドルバーの先端に取り付けられた直角な塗布バーで構成されており、塗布バーに繊維素材が設けられている。作業者は、ハンドルバーを握り、塗布バーを床面に沿って動かす。均質な塗布性が得られるので、Tバーを用いることが好ましい。Tバーとしては、例えば市販の商品名「FLOOR COATER REFILL」(PADCO社製)などを用いることができる。
アルカリ性前処理剤によるフロアーポリッシュ組成物皮膜の湿潤を促すために、アルカリ性前処理剤の塗布後、5〜20分間、好ましくは7〜12分間、床面を放置することが好ましい。
つぎに、本発明の床面既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法の(ロ)「酸性物質を含有する粉末凝集剤を散布する工程」において、粉末凝集剤は、硫酸アルミニウム等の酸性物質を含んでいる。このため、あらかじめ使用されるアルカリ性前処理剤のアルカリ量に応じて使用量を調整することで、下記(ハ)の工程後において、中性のフロックを形成することができる。なお、粉末凝集剤の散布は、手で散布してもよいが、作業性を向上させ、また粉末凝集剤の飛散を抑制させるために、適当な散布装置を用いてもよい。散布装置は、例えば、左右2個の車輪と、該車輪間に保持した粉末凝集剤収容容器とで構成され、収容容器の下部に排出口が設けられる。そして、車輪の転動にともなって、容器下部の排出口から粉末凝集剤が排出される。なお、粉末凝集剤収容容器の下部に設けられた排出口には、排出口の開閉および開口の大きさを調整するシャッタ機構を備えていてもよい。
なお、本発明で用いられる粉末凝集剤は、硫酸アルミニウムのほか、石膏、界面活性剤、高分子凝集剤、分散剤、香料、染料などを含んでいてもよい。なかでも、硫酸アルミニウム、石膏、高分子凝集剤の組み合わせが特に好ましい。また、本発明に用いられる粉末凝集剤は実質的に、炭化珪素、窒化硼素、珪藻土、珪砂、酸化珪素、酸化鉄、酸化クロム(III)、酸化セリウム(IV)といった研磨剤を含有しない。研磨剤を含有していると床材を傷めやすいとともに、また、研磨剤の粒子が細かいために、床面を水洗いする工程後に回収された水(汚水)の濾過水が濁りやすく、排水の為の処理が煩雑なものとなってしまうからである。
また、本発明の床面既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法の(ハ)「回転式床面用ブラシを装着した床用ポリッシャーまたは自動床洗浄機を用いて、床面を擦り洗いする工程」において、上記回転式床面用ブラシは、円板形状のブラシ台と、ブラシ台の環状のブラシ領域に設けられたブラシ部と、ブラシ領域の外周に沿って間隔を開けて配置された複数の外側パッドと、ブラシ領域の内周に沿って間隔を開けて、複数の外側パッドとは周方向にずれた位置に配置された複数の内側パッドとを、備えることが好ましい。
なかでも、回転式床面用ブラシにおいては、複数の外側パッドの各々は、ブラシ領域の外周から、ブラシ領域の外周および内周の間の所定の外側パッド終端位置まで半径方向に延びる形状を有し、複数の内側パッドの各々は、ブラシ領域の内周から、ブラシ領域の外周および内周の間の所定の内側パッド終端位置まで半径方向に延びる形状を有し、複数の外側パッドと複数の内側パッドが周方向に交互に配置されていることが特に好ましい。なお、本実施の形態において、外側パッドはブラシ台外周側を始端とし、内側パッドはブラシ台内周側を始端として考え、外側パッドの終端と内側パッドの終端とは互いに円周方向に隣接する位置になる。よって、上記の外側パッド終端位置と内側パッド終端位置が、ブラシ台の半径方向に略同位置でよい。
なお、本発明の範囲内で、この工程で使用される回転式床面用ブラシは、上記の外側パッドおよび内側パッドを備えた特殊ブラシに限定されない。その他の回転式床面用ブラシが使用されてよい。そして、回転式床面用ブラシは、パッドを備えない通常のブラシでもよく、例えば、洗浄用ブラシ(例えば、タイネックスA洗浄ブラシ(15インチ)、角田ブラシ製作所製)でもよい。ただし、上述した特殊な回転式床面用ブラシを用いることにより、フロックを効率よく形成でき、また、目詰まり防止等の利点も得られる。この回転式床面用ブラシについては後述にてさらに詳細に説明する。
上記の回転式床面用ブラシを用いた擦り洗い工程では、水は供給されなくてよい。擦り洗いにより、アルカリ性前処理剤により湿潤したフロアーポリッシュ組成物皮膜が粉末凝集剤と混ざり合い、反応して、わずかに湿り気を帯びた粉粒状のフロックを形成する。このとき、上述の如く、粉末凝集剤量を適切に設定することにより、酸性の粉末凝集剤とアルカリ性前処理剤が反応する結果、生成されるフロックは中性になる。
そして、本発明の床面既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法の(ニ)「前記擦り洗い工程において形成されたフロックを回収する工程」では、上述した中性のフロックが回収さる。フロックは、わずかに湿り気を帯びた粉粒状の物体であり、容易に掃き集めるなどして回収することができる。回収作業には、目立てブラシや自在ほうき、ちり取りおよび電気掃除機等を用いることができる。
本発明の床面既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法の(ホ)「床面を水洗いする工程」においては、作業場所や作業面積に応じて、床用ポリッシャーや自動床洗浄機等を用いた機械作業や、モップ、ブラシ等を用いた手作業が行われる。作業効率等の観点から、床用ポリッシャーや自動床洗浄機等を用いた作業であることが好ましい。
特に、機械作業では、床用ポリッシャーや自動床洗浄機等に装着されるフロアパッドとしては、通常、床面の剥離作業、洗浄作業やフロアーポリッシュ組成物皮膜のつや出し作業用途で用いられるパッドであればよく、特に限定されない。例えば、フロアパッドとしては、黒パッド(例えば、商品名:ストリッピングパッド/住友3M社製)、茶パッド(例えば、商品名:ブラウンストリッパーパッド/住友3M社製)、緑パッド(例えば、商品名:スクラビングパッド/住友3M社製)、青パッド(例えば、商品名:ブルークリーナーパッド/住友3M社製)、赤パッド(例えば、商品名:レッドバッファーパッド/住友3M社製)、白パッド(例えば、商品名:スーパーポリッシュパッド/住友3M社製)があげられる。皮膜除去性の点から、茶パッド、黒パッドが好ましく、この中でも特に、黒パッドを用いることが好適である。なお、パッドの色は、作業の種類やパッド性能によって分けられており、一般には明るくうすい色ほど研磨力が弱く、暗く濃い色ほど研磨力が強い。
また、フロアパッドの代わりに、回転式床面用ブラシが床用ポリッシャーまたは自動床洗浄機に装着され、用いられてもよい。回転式床面用ブラシは、上述の工程(ハ)で使われたブラシと同じでもよく、異なってもよい。回転式床面用ブラシは、上述の外側パッドおよび内側パッドを備えた特殊ブラシでもよいが、これに限定されない。回転式床面用ブラシは、パッドを備えない通常のブラシでもよく、例えば洗浄用ブラシでもよい。
上記(ホ)「床面を水洗いする工程」においては、100〜300ml/m2の割合の水が用いられる。
また、上記水洗いする工程において用いられた水は、汚れや床面に残ったフロックの残渣とともに回収される。フロックが中性であるので、ここで回収される水もほぼ中性である。この回収作業においては、モップ、アプリケータ、フロアスクイジー、ウエットバキューム等を用いて拭き取ってもよい。作業効率の観点では、ウエットバキュームやフロアスクイジー等を用いて回収することが好適である。
なお、作業場所や作業面積に応じて、作業効率が向上するように、フロアパッドを装着した自動床洗浄機を用いて、床面に水を散布しながら、フロアパッドで擦り洗いし、該自動床洗浄機に装着されているバキュームによって、汚水を回収してもよい。また、自動床洗浄機は水洗いのみ或いは水洗いによって排出される汚水の回収のためにのみ用いてもよい。
上記自動床洗浄機としては、例えば、市販の商品名「JA−17」(ジョンソンディバーシー株式会社製)、商品名「JA−17n」(ジョンソンディバーシー株式会社製)、商品名「JA−20S」(ジョンソンディバーシー株式会社製)などが挙げられる。また、ウエットバキュームとしては、商品名「JWD−120」(ジョンソンディバーシー株式会社製)、商品名「プローバストロング」(ジョンソンディバーシー株式会社製)などが挙げられる。
次に、本発明の床面既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法の(ヘ)「床面を乾燥させる工程」が行われる。これは、床面の水分を取り除く工程であり、自然乾燥によってもよいが、作業効率の点から、扇風機、送風機、温風送風機等を使用することが好ましい。
上記(ホ)「床面を水洗いする工程」と(ヘ)「床面を乾燥させる工程」の間に、モップ等による拭き上げ作業を加えてもよい。このとき、前記拭き上げ作業においては、水を含ませ十分に絞ったモップ、雑巾等を使用して、床面に残った上記汚水が拭き上げられる。上記拭き上げ作業に用いられるモップ等の用具としては、木綿等の天然繊維、アクリル、ナイロン等の化学繊維、不織布を素材とするものが用いられる。
また、(イ)「アルカリ性前処理剤組成物を塗布し、フロアーポリッシュ組成物皮膜を湿潤させる工程」の前に、ほうきやハイジーンクロスを用いて、適宜、床面の埃や土砂等を取り除くための前処理工程を付加してもよい。
そしてまた、床面既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜としては、通常、床面にモップやアプリケーター等を用いて、フロアーポリッシュ組成物を塗布・乾燥する工程を繰り返して、2〜6層を塗り重ねたフロアーポリッシュ組成物皮膜が形成されている。フロアーポリッシュ組成物としては、特に制限はない。例えば、市販のフロアーポリッシュ組成物は、商品名:ジェイセイバー(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:シグニチャープレミアム(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:ステイタス(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:ステイタスEX(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:メダリストベース(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:メダリスト(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:スプリント・プロ(ジョンソンディバーシー社製)、ニュースターダム(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:シールド(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:グロリア(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:ワンステップ(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:ファーストステップ(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:グランプリ(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:グランドスラム(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:光沢王(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:耐久王(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:軽技王(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:スピードウェイ(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:ニュートラコート(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:ニュートラコート学校用(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:ニュートラコート住宅用(ジョンソンディバーシー社製)などである。
本発明の剥離方法によって、所望の美観維持が困難になったフロアーポリッシュ組成物皮膜が剥離された床面には、(ヘ)「床面を乾燥させる工程」後、上記フロアーポリッシュ組成物を塗布・乾燥する工程を繰り返して、2〜6層を塗り重ねることにより、フロアーポリッシュ組成物皮膜が再形成される。
「回転式床面用ブラシの構成」
以下に本発明の工程(ハ)で用いるのに適した回転式床面用ブラシについて説明する。本実施の形態では、下記のような特殊ブラシが好適に用いられる。
図3は、本実施の形態に係る回転式床面用ブラシを、同ブラシが装着された床用ポリッシャー(回転式床磨き機)と共に示している。まず、床用ポリッシャーの全体構成を説明する。床用ポリッシャー1は、電動タイプであり、本体3とハンドル5を備える。ハンドル5は、本体3に取り付けられたハンドルポール7と、ハンドルポール7の先端のグリップ部9とで構成されている。
本体3の下面には、本実施の形態の回転式床面用ブラシ11(以下、床面用ブラシ11という)が取り付けられている。床面用ブラシ11は、装着部13を用いて本体3の下面に取り付けられている。床面用ブラシ11は、本体3に内蔵されたモータ15によって回転される。また、本体3および床面用ブラシ11は、飛散防止用のカバー17で覆われる。なお、図3は模式図であり、発明を理解しやすくするために、図3では、ブラシ毛の一部が削除されて、両側のパッド(後述)が露出している。実際には、図3の方向から見たときは、両側のパッドはブラシ毛に隠れている。
ハンドル5には、給水タンク19と給水レバー21が備えられている。給水タンク19はハンドルポール7に取り付けられており、給水レバー21は、グリップ部9を持つ手で操作できる位置に配置されている。給水レバー21が握られると、給水タンク19の水が本体3の下面から床面23に供給される。
本実施の形態の床用ポリッシャー1は、床面23の上で使用される。床面23は例えば塩ビ長尺タイル等の化学床である。床面用ブラシ11が装着された状態で、本体3が床面23上に置かれ、モータ15が回転する。これにより、床面用ブラシ11が、床面23上のフロアーポリッシュ組成物皮膜25に押しつけられながら回転し、フロアーポリッシュ組成物皮膜25を剥離する。回転数は、1分間に160〜300回転である。
図4〜図6は、床面用ブラシ11を示している。図4は床面用ブラシ11を下方から見た図であり、図5および図6は、図4のラインAA、BBで床面用ブラシ11を切断した断面図である。これらの図は適当に模式化および簡略化されている。
図示のように、床面用ブラシ11は、ブラシ台31、ブラシ部33、複数の外側パッド35および複数の内側パッド37で構成されている。
ブラシ台31は、床用ポリッシャー1に装着される円板形状の部材である。ブラシ台31の外径は、床用ポリッシャー1の本体下面の外径と同様の大きさに設定されてもよいが、作業効率の点から、床用ポリッシャー1の本体下面の外径より大きく設定されている。また、ブラシ台31の中央部には円形の穴41が開いている。
ブラシ台31には環状のブラシ領域43が設けられており、ブラシ領域43にブラシ部33が設けられている。ブラシ領域43の外周45は、ブラシ台31の外周31bから所定の距離だけ内側に位置している。また、ブラシ領域43の内周47は、ブラシ台31の中央部に設けられた穴41の縁部31aよりも所定の距離だけ外側に位置している。ブラシ部33は、所定の間隔を開けて配置された複数のブラシ線束51で構成されている。図5および図6に示すように、各々のブラシ線束51は、複数本のブラシ線53の集まりである。それらブラシ線53は、ブラシ台31に設けられた円形の穴(図示せず)に植毛されている。
次に、外側パッド35および内側パッド37について説明する。複数の外側パッド35は、ブラシ領域43の外周45に沿って間隔を開けて配置されている。また、複数の内側パッド37は、ブラシ領域43の内周47に沿って間隔を開けて、複数の外側パッド35とは周方向にずれた位置に配置されている。
より詳細には、各々の外側パッド35は、ブラシ領域43の外周45から所定の外側パッド終端位置61まで半径方向に延びる形状を有している。また、各々の内側パッド37は、ブラシ領域43の内周47から所定の内側パッド終端位置63まで半径方向に延びる形状を有している。すなわち、ブラシ領域の外周から内周までの長さをWとしたときに、外側パッドは、ブラシ領域の外側を起点として、内周方向に0.4W〜0.7Wの位置を外側パッド終端位置とし、また、内側パッドは、ブラシ領域の内周を起点として、外周方向に0.4W〜0.7Wの位置を内周パッド終端位置として配置されてよい。本発明の範囲内で、外側パッド35の外側終端がブラシ領域43の外周45と正確に一致する必要はなく、図示の例のように外側パッド35がブラシ領域43の外周45からはみ出してもよく、その逆でもよい。この点は内側パッド37の内側端についても同様である。また、外側パッド終端位置61および内側パッド終端位置63は、それぞれ、ブラシ領域43の外周45および内周47の間の所定の位置である。
本実施の形態の例では、上記の外側パッド終端位置61と内側パッド終端位置63が、ブラシ台の半径方向に略同位置であって、外周45と内周47の略中間である。要するに、本実施の形態では、外側パッド35および内側パッド37が、それぞれ、ブラシ領域43の真中から外側半部および内側半部に配置されている。
また、複数の外側パッド35と複数の内側パッド37は、周方向に交互に配置されている。本実施の形態の例では、4本の外側パッド35と4本の内側パッド37が45度ずつ間隔を開けて、等間隔かつ交互に備えられている。
各外側パッド35および各内側パッド37は直方体形状を有している。また、図4に示されるように、外側パッド35および内側パッド37とパッド周囲のブラシ線束51の間には隙間65が設けられている。
なお、図7および図8に例示されるように、パッド形状は直方体に限定されない。図7の例1〜3では、高さ方向(ブラシ台31に垂直な方向)から見たときに、パッド形状が三角形、楕円および長円である。また、図7では、高さ方向から見たときに、中央部の幅が狭くなるパッド形状の例4も示している。
また、図8は、例5〜例9の各々につき、パッド長手方向から見た図と斜視図を示している。図8の例5では、パッド形状は直方体であるが、上面(ブラシ台31に垂直な方向から見た面)に複数のV溝(V字型の溝)が設けられている。複数のV溝は、パッド長手方向(ブラシ台31の半径方向)に沿って平行に伸びている。また、パッド長手方向の中央付近にて、パッド上面に幅方向(長手方向に対して垂直方向)のV溝が設けられている。また、例6では、パッド上面が斜面であり、パッド長手方向から見たときの形状が台形である。また、例7では、パッド上面が2つの斜面で構成されており、幅方向に沿って両端から中央に向かって傾斜しており、中央部が両端より低い。また、例8では、パッド長手方向から見たときに、2つの山型の曲線の並んだ形状をパッド断面が有しており、例9では、パッド断面が、3つの山型の曲線が並んだ形状をパッド断面が有している。例8、例9では、各々の山型部分の稜線にてパッドが床面と接する。
上記に各種のパッド形状を説明した。これらのパッド形状から、フロアーポリッシュ組成物皮膜の状態、床材、床用ポリッシャー1等の仕様に応じて適当な形状が選択されてよい。
次に、床面用ブラシ11の好適な寸法設定について説明する。図3に示されるように、床用ポリッシャー1の本体3の外径をaとし、ブラシ台31の外径をbとする。本体3とブラシ台31の外径比は例えば以下のように設定される。a:b=16:18。詳細な数値としては、本体径a=400mm、ブラシ台径b=450mmである。ただし、ブラシ台径(b)は上記に限定されず、本体径とブラシ台径の比率(a:b)も上記に限定されないことはもちろんである。適宜、ポリッシャ本体径に応じて、本体径(a)に対するブラシ台径(b)が、同等ないしはブラシ台径(b)が大きくなるように設定されてよい。
因みに、通常の洗浄用パッドの場合、本体径aとパッド径bの比は、a:b=12:13であり、パッド径と本体径がほぼ同一である。これに対して、本実施の形態では、ブラシ台31が通常の洗浄用パッドよりも大きく、そして本体3より大きく設定されている。
また、ブラシ部33において、ブラシ線束51間のピッチPb(中心間距離、図4〜図6)は10〜30mmであり、より好ましくは20mmである。また、ブラシ台31の内縁31aから、最も内側に位置するブラシ線束51(中心)までの距離は、10〜20mmである。さらに、ブラシ台31の外縁31bから、最も外側に位置するブラシ線束51(中心)までの距離は、10〜20mmである。
また、各ブラシ線束51のブラシ台31からの突出高さHb(図5、図6)は、12〜50mmであり、より好ましくは15〜25mmである。
また、各ブラシ線束51の植毛数(ブラシ線の本数)は13〜34本であり、より好ましくは20本である。各ブラシ線53の径は1〜1.6mmであり、より好ましくは1.3mmである。好適な例では、ブラシ台31に直径7.5mmのブラシ穴が設けられる(多数のブラシ穴がブラシピッチPbをあけて設けられる)。各ブラシ穴には、直径1.3mmのブラシ線53が20本、植毛される。これにより、各ブラシ線束51において、先端の径が約15mmになる。
次に、外側パッド35および内側パッド37の寸法設定について説明する。パッド高さHp(外側パッド35および内側パッド37の高さ、図5、図6)は、11〜49mmであり、より好ましくは14〜22mmである。また、“ブラシ−パッド段差Hbp”(外側パッド35および内側パッド37とブラシ部33との高さの差)が、1〜10mmであり、より好ましくは、3〜5mmである。
このような段差設定により、使用状態でブラシ線53が少し撓み、ブラシ先端とパッド先端が同じ高さになり、両構成が好適に機能する。因みに、パッド高さHpを20mmに設定し、ブラシ高さHbを23〜25mmに設定することにより、ブラシ−パッド段差Hbpが3〜5mmになる。
また、パッド−ブラシ隙間Dbp(外側パッド35および内側パッド37とパッド周囲のブラシ線束51の中心との最小距離、図4〜図6)が、10〜30mmであり、より好ましくは20mmに設定される。
外側パッド35および内側パッド37の寸法としては、好ましくは、ベース台31の半径方向に沿ったパッド長さが40〜80mmであり、上記半径方向に垂直なパッド幅が20〜40mmであり、上述したパッド高さHpが11〜49mmである。より好ましくは、パッド長さ×パッド幅×パッド高さが、60mm×30mm×20mmである。
以上に床面用ブラシ11の好適な寸法設定について説明した。次に、ブラシおよびパッドの材質について説明する。ブラシ材質は、ナイロン、グリッドナイロンまたはポリプロピレンである。また、ブラシ線53は、ブラシ材に研磨剤を練り込み、モノフィラメント加工した線材である。好ましくはブラシ材質がナイロンであり、ブラシ線53はナイロン素材繊維に研磨剤を練り込み、モノフィラメント加工した線材である。
また、パッド材質は、ポリエチレン、ウレタン、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、ナイロンまたはシリコーンである。好ましくは外側パッド35および内側パッド37が、ポリエチレン樹脂を基材とし、適度な硬度と弾力性を併せ持つポリエチレンフォームである。パッド仕様としては、引張強さが1.0〜2.0MPaであり、伸びが100〜300%であることが好ましい。例えば、商品名「オプセルLC300#2」(三和化工社製)、商品名「オプセルLC300#3」(三和化工社製)、商品名「サンペルカC600」(三和化工社製)などが、適当なパッド材として挙げられる。
以上に本実施の形態に係る床面用ブラシ11の構成について説明した。次に、床面用ブラシ11を本発明の剥離方法にて用いた場合の動作について説明する。床面用ブラシ11は既に説明したように本発明の工程(ハ)で使用される。この工程(ハ)の前に、工程(イ)にてアルカリ性前処理剤が塗布されて、フロアーポリッシュ組成物皮膜25が湿潤している。さらに、工程(ロ)にて、フロアーポリッシュ組成物皮膜25の上に、粉末凝集剤が散布されている。
床面用ブラシ11は、床用ポリッシャー1の本体3に装着され、回転される。これにより、床面用ブラシ11が床面23のフロアーポリッシュ組成物皮膜25(湿潤状態)に接触しながら回転する。このとき、本体3の自重によって床面用ブラシ11が床面23に押圧され、ブラシ部33の各ブラシ線束51が撓み、ブラシ先端とパッド先端は同一高さになり、ブラシおよびパッドの両方がアルカリ性前処理剤によって湿潤状態となったフロアーポリッシュ組成物皮膜25に接する。床面用ブラシ11が床面23に接触しながら回転すると、湿潤状態のフロアーポリッシュ組成物皮膜25が粉末凝集剤と混ざり合い、両者が反応して、フロックが形成される。
上記の動作についてより詳細に説明する。床面用ブラシ11が床面23に接触しながら回転すると、フロアーポリッシュ組成物皮膜25がブラシ部33によってひっかかれ、破壊される。このとき、膨潤したフロアーポリッシュ組成物皮膜25が、各々のブラシ線53の先端によって破壊される。さらに、破壊されたフロアーポリッシュ組成物皮膜25が、外側パッド35と内側パッド37によりかきとられ(スクイズされる)、かきとられたフロアーポリッシュ組成物皮膜25が床面用ブラシ11の外へとはきだされる。。このかきとり動作(スクイズ動作)は、パッドが床面に密着しながら、ワイパーのように床面上の物質を除去する動作である。
これらの過程で、ブラシ線は、先端の“点”でフロアーポリッシュ組成物皮膜25に接触して、効果的にフロアーポリッシュ組成物皮膜25をひっかき、破壊する。また、パッドは、“面”または“線”でフロアーポリッシュ組成物皮膜25に接触して、効果的にフロアーポリッシュ組成物皮膜25をかきとる。これらの2つの機能によって、床面用ブラシ11が積極的にフロアーポリッシュ組成物皮膜25の剥離に寄与する。
上記のブラシのひっかき動作と、パッドのかきとり動作との両方を合わせて、スクラブ動作ということができる。スクラブとは、ひっかきまわされることである。本発明では、このスクラブ動作が床面用ブラシ11により実現されて、湿潤状態となったフロアーポリッシュ組成物皮膜25が粉末凝集剤と混ぜられてフロックを形成し、これによりフロアーポリッシュ組成物皮膜25が好適に剥離する。
また、本実施の形態では、外側パッド35と内側パッド37が周方向にずれて配置されており、このようなパッド配置はブラシ部33の目詰まりを生じにくくする効果を奏する。全面にブラシ部が設けられていたとした場合、フロックや破壊された湿潤状態のフロアーポリッシュ組成物皮膜により、ブラシ部の目詰まりが生じてしまう可能性がある。
また、本実施の形態のパッドの代わりに、ブラシ領域を外周から内周まで横切る1種類の細長いパッドのみが、間隔をあけて複数本、設けられたとする。この場合も、フロックやフロアーポリッシュ組成物皮膜が長いパッドによって過度に集められてブラシ部に残り、ブラシ部の目詰まりが生じやすい。ブラシ部の目詰まりは、ブラシ部と床の接触を妨げ、剥離むらの原因になる。
一方、本実施の形態では、外側パッド35と内側パッド37が周方向にずれて配置されている。このようなずれたパッド配置により、フロックやフロアーポリッシュ組成物皮膜25が、過度に集められることなく、適度に床面用ブラシ11の外に散らされる。その結果、ブラシ部33の目詰まりが生じにくくなる。そして、目詰まりが生じにくいので、ブラシ部33と床面23の接触が保たれ、剥離むらも防止できる。
また、外側パッド35および内側パッド37のパッド配置は、回転時のブラシ台31の振動を低減する効果も奏する。この点についても、上述の細長いパッドを備える構成との比較の下に説明する。この場合、ブラシ領域が各パッドにより外周から内周まで横切られ、ブラシ部が複数の扇形に寸断され、また、パッド配置が適当な分散配置でなくなる。このような配置では、回転時のブラシ台の振動が大きくなり、そのために作業性が低下したり、剥離むらが生じやすくなる傾向がある。
一方、本実施の形態では、外側パッド35と内側パッド37がずれて交互に配置されており、ブラシ部33がパッドによって完全に横切られるような場所がなく、そして、複数のパッドが適当に分散して配置される。このようなパッド配置により、回転時のブラシ台31の振動が低減する。これにより、作業性が向上し、剥離むらも低減して、剥離能力を向上できる。
このように、本実施の形態では、フロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離に寄与でき、床面用ブラシ11が目詰まりを起こしにくく、剥離作業の能力を向上できる。特に、本実施の形態では、ブラシおよびパッドの高さ、位置、間合いが好適に設定されており、こうした設定によって上述の目詰まり防止、剥離能力向上の効果がより顕著に得られる。
なお、本実施の形態では、床用ポリッシャー1が、作業者が手動で操作する小型タイプの機械であった。しかし、別のタイプの床用ポリッシャーが適用されてよいことはもちろんであり、より大型のポリッシャーが適用されてよい。例えば、作業者が乗車するタイプの自動床洗浄機が適用されてよい。
また、本発明の床面用ブラシ11は、フロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離以外の用途にも用いられててよい。例えば化学床面の洗浄に床面用ブラシ11が用いられてもよい。
以上、本実施の形態に係る床面用ブラシについて説明した。上述したように、本発明によれば、上記構成の床面用ブラシを本発明の剥離方法で用いることにより、床面用ブラシが湿潤状態のフロアーポリッシュ組成物皮膜と粉末凝集剤をかきまぜ、それらの反応を促進し、フロックを効果的に形成することができる。
また、本実施の形態の床面用ブラシによれば、フロアーポリッシュ組成物皮膜がブラシ部によって破壊され、さらに、破壊されたフロアーポリッシュ組成物皮膜が外側パッドと内側パッドでかきとられ(スクイズされ)、これらの機能によって床面用ブラシが積極的にフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離に寄与できる。また、外側パッドと内側パッドが周方向にずれて配置されており、これらのずれた2種類のパッドが、フロックやフロアーポリッシュ組成物皮膜を適度に散らすので、ブラシ部の目詰まりが生じにくくなり、剥離むらが低減する。また、外側パッドと内側パッドが互いにずれたパッド配置は、回転時のブラシ台の振動を低減し、これによって作業性が向上し、剥離むらも低減する。このようにして、ブラシとパッドといった2種の要素が相乗的な効果を奏する好適な構成を採用したことにより、フロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離に適しており、フロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離に積極的に寄与でき、目詰まりを起こしにくく、剥離むらを低減でき、剥離能力を向上できる剥離作業用具を提供できる。
また、複数のブラシ線束間のピッチが10〜30mmでよく、各ブラシ線束の前記ブラシ台からの突出高さが12〜50mmでよく、各ブラシ線束の植毛数が13〜34本でよい。また、外側パッドおよび内側パッドの高さが、11〜49mmであってよく、外側パッドおよび内側パッドとブラシ部との高さの差であるブラシ−パッド段差が、1〜10mmであってよく、外側パッドおよび内側パッドとパッド周囲のブラシ線束の中心との距離が10〜30mmであってよい。また、外側パッドおよび内側パッドが、ベース台の半径方向に沿ったパッド長さが40〜80mm、半径方向に垂直なパッド幅が20〜40mm、ベース台からの突出高さが11〜49mmのサイズを有してよい。このような寸法設定により、ブラシおよびパッドの高さ、位置、間合いが好適に設定され、フロックの形成を好適に促進でき、かつ、上述の目詰まり防止、剥離能力向上の効果がより顕著に得られる。
また、ブラシ部の材質が、ナイロン、グリッドナイロンまたはポリプロピレンであってよい。ブラシ部は、ブラシ材料に研磨剤を練り込み、モノフィラメント加工した線材で構成されてよい。また、外側パッドおよび内側パッドの材質が、ポリエチレン、ウレタン、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、ナイロンまたはシリコーンであってよい。このような好適な材料設定により、フロックの形成を好適に促進でき、かつ、上述の目詰まり防止、剥離能力向上の効果がより顕著に得られる。
以上に現時点で考えられる本発明の好適な実施の形態を説明したが、本実施の形態に対して多様な変形が可能なことが理解され、そして、本発明の真実の精神と範囲内にあるそのようなすべての変形を添付の請求の範囲が含むことが意図されている。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。ただし、本発明は、これらに限定されるものではない。
以下の条件でフロアーポリッシュ組成物皮膜を剥離したときの、剥離剤組成物またはアルカリ性前処理剤組成物の使用量、水の使用量、剥離性能、産業廃棄物の性状を、測定或いは下記評価基準により判定した。併せて、従来の標準的な剥離方法を示す。
〔実施例1:本発明の剥離方法(従来のブラシを使用)〕
ここでは、上述した本実施の形態に係る特殊ブラシではなく、従来のブラシが用いられる。特殊ブラシがパッドを備えているのに対して、従来のブラシはパッドを備えていない。従来のブラシでは、ブラシ線の束がブラシ台の全体に適当な間隔をおいて配列されている。
試験床面の準備:
コンポジションビニルタイル(商品名:マチコV No.33、東リ社製)の化学床に、フロアーポリッシュ組成物(商品名:光沢王、ジョンソンディバーシー社製)を塗布・乾燥する工程を繰り返し、10層を塗り重ねた後、7日間放置した試験床面12m2を準備した。
試験操作:
(1)アルカリ性前処理剤組成物(試作品1、成分の詳細は以下に示す。ジョンソンディバーシー株式会社製)の6倍希釈液を100ml/m2の割合の塗布量にて、Tバー(商品名:FLOOR COATER REFILL、PADCO社製)を用いて床面に塗布し、10分間放置させる。
(2)酸性物質を含有する粉末凝集剤(試作品A、成分の詳細は以下に示す。ジョンソンディバーシー株式会社製)を100g/m2の割合の散布量で前記床面に対して均一に散布する。
(3)洗浄ブラシ(商品名:タイネックスA洗浄ブラシ(15インチ)、角田ブラシ製作所製)を装着した床用ポリッシャー(型式:コンドルポリッシャーCP−14型、山崎産業社製)を用いて、床面を擦り洗いする。
(4)前記擦り洗い工程において形成されたフロックを目立てブラシ(商品名:コンドル整毛ブラシ、山崎産業社製)を用いて回収する。
(5)フロアパッド(商品名:ストリッピングパッド、住友3M社製)を装着した床用ポリッシャーを用い、水を床面に200ml/m2の割合で供給しながら水洗いを行う。
(6)送風機(商品名:ジェットドライヤー、ジョンソンディバーシー株式会社製)を用いて、床面を乾燥させる。
〔アルカリ性前処理剤組成物(試作品1)〕
ベンジルアルコール40質量%、プトキシエタノール5質量%、モノエタノールアミン18質量%、アミノエチルエタノールアミン25質量%、陰イオン界面活性剤5質量%、水7質量%。
〔酸性物質を含有する粉末凝集剤(試作品A)〕
硫酸アルミニウム24質量%、石膏70質量%、高分子凝集剤6質量%。(研磨剤を含まない。)
なお、判定結果を表1に示す。
〔実施例2:本発明の剥離方法(特殊ブラシを使用)〕
上記実施例1の洗浄ブラシに換えて、外側パッド及び内側パッドを備えた上述の特殊な回転式床面用ブラシが用いられる。その他の操作・条件等は、実施例1と同様である。
判定結果を表1に示す。
〔比較例1:従来の剥離方法〕
(1)剥離剤組成物(商品名:オールゴーHG低臭、ジョンソンディバーシー株式会社製)の6倍希釈液を300ml/m2の割合の塗布量にて、モップ(商品名:Jモップ替糸6寸レッド、ジョンソンディバーシー社製)を用いて床面に塗布し、10分間放置させる。
(2)フロアパッド(商品名:ストリッピングパッド、住友3M社製)を装着したポリッシャーを用いて、床面を剥離洗浄する。
(3)前記剥離洗浄工程において排出されるアルカリ性剥離廃液をウエットバキューム(商品名:JWD−120、ジョンソンディバーシー社製)を用いて回収した。
(4)フロアパッド(商品名:ストリッピングパッド、住友3M社製)を装着したポリッシャーを用い、水を床面に200ml/m2の割合で供給しながら水洗いを行った。
(5)送風機(商品名:ジェットドライヤー、ジョンソンディバーシー株式会社製)を用いて、床面を乾燥させる。
そして、判定結果を表1に示す。
〔比較例2:本発明の剥離方法にて、フロアパッドを使用した場合〕
上記実施例1の洗浄ブラシに換えて、フロアパッド(商品名:ストリッピングパッド、住友3M社製)を装着した床用ポリッシャーを用いた以外、その他の操作・条件等は、実施例1と同様である。
また、判定結果を表1に示す。
評価基準:
〔剥離性能〕
◎:ほぼ完全に剥離されている
○:僅かに剥離むらが認められる
△:明らかな剥離むらが認められ、実用性に欠ける
×:剥離むらが著しく、ほとんど剥離されていない
〔ブラシの目詰まり〕
◎:ほとんど認められない
○:僅かに認められるものの、剥離作業に支障がない
△:明らかな目詰まりが認められ、剥離作業に支障があるとともに実用性に欠ける
×:目詰まりが著しく、剥離作業に大きな支障がある
〔パッドの目詰まり〕
◎:ほとんど認められない
○:僅かに認められるものの、剥離作業に支障がない
△:明らかな目詰まりが認められ、剥離作業に支障があるとともに実用性に欠ける
×:目詰まりが著しく、剥離作業に大きな支障がある
評価結果は以下の通りである。
また、従来の方法では、床面が滑りやすく、作業に慎重な注意を払わなければならないが、本発明の剥離方法では凝集剤の散布により床面が滑りにくいものとなった。また、フロックのpHを確認したところ、7.2あり、中性であることが確認された。
そして、水洗いによって回収された汚水は、不織布等によって濾過することにより、異物を取り除くことができ、透明な液体となる。BOD、CODの値にあっては、10倍程度に水で希釈すれば、排水基準を下回る数値の範囲となることが確認できた。
本実施の形態の剥離方法を示すフローチャートである。 本実施の形態の剥離方法における各ステップでの床面の拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る回転式床面用ブラシを装着した床用ポリッシャーを示す図である。 回転式床面用ブラシを下方から見た図である。 外側パッドを通る線で回転式床面用ブラシを切断した断面図である。 内側パッドを通る線で回転式床面用ブラシを切断した断面図である。 パッド形状の変形例を示す図である。 パッド形状の変形例を示す図である。
符号の説明
11 回転式床面用ブラシ
31 ブラシ台
33 ブラシ部
35 外側パッド
37 内側パッド
51 ブラシ線束
53 ブラシ線

Claims (5)

  1. 床面既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法であって、
    (イ)アルカリ性前処理剤組成物を塗布し、フロアーポリッシュ組成物皮膜を湿潤させる工程と、
    (ロ)酸性物質を含有する粉末凝集剤を散布する工程と、
    (ハ)回転式床面用ブラシを装着した床用ポリッシャーまたは自動床洗浄機を用いて、床面を擦り洗いする工程と、
    (ニ)前記擦り洗い工程において形成されたフロックを回収する工程と、
    (ホ)床面を水洗いする工程と、
    (ヘ)床面を乾燥させる工程とを含むことを特徴とするフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法。
  2. 上記(ロ)の酸性物質を含有する粉末凝集剤を散布する工程において、粉末凝集剤が酸性物質として少なくとも硫酸アルミニウムを含有し、且つ研磨剤を含有しないことを特徴とする請求項1記載のフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法。
  3. 上記回転式床面用ブラシが、円板形状のブラシ台と、
    前記ブラシ台の環状のブラシ領域に設けられたブラシ部と、
    前記ブラシ領域の外周に沿って間隔を開けて配置された複数の外側パッドと、
    前記ブラシ領域の内周に沿って間隔を開けて、前記複数の外側パッドとは周方向にずれた位置に配置された複数の内側パッドと
    を、備えた回転式床面用ブラシであることを特徴とする請求項1または2に記載のフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法。
  4. 前記複数の外側パッドの各々は、前記ブラシ領域の外周から、前記ブラシ領域の外周および内周の間の所定の外側パッド終端位置まで半径方向に延びる形状を有し、
    前記複数の内側パッドの各々は、前記ブラシ領域の内周から、前記ブラシ領域の外周および内周の間の所定の内側パッド終端位置まで半径方向に延びる形状を有し、
    前記複数の外側パッドと前記複数の内側パッドが周方向に交互に配置されていることを特徴とする請求項3記載のフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法。
  5. 上記(ホ)の床面を水洗いする工程が、フロアパッドまたは回転式床面用ブラシのいずれかを装着した床用ポリッシャーまたは自動床洗浄機を用いておこなわれるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離方法。
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