JP2003153488A - 減速機構付き電動モータ - Google Patents

減速機構付き電動モータ

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JP2003153488A
JP2003153488A JP2001347274A JP2001347274A JP2003153488A JP 2003153488 A JP2003153488 A JP 2003153488A JP 2001347274 A JP2001347274 A JP 2001347274A JP 2001347274 A JP2001347274 A JP 2001347274A JP 2003153488 A JP2003153488 A JP 2003153488A
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electric motor
brush
holder
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Masami Kano
雅巳 狩野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立時に整流子およびブラシホルダを保護す
るための簡潔な構造を有する減速機構付き電動モータを
提供する。 【解決手段】 整流子30を備えた回転軸24を有する
モータ部17と、回転軸24の回転を減速して出力軸4
2に伝達する減速機構部18とを有する減速機構付き電
動モータであって、ブラシホルダ34を整流子30の径
方向外方に位置決めするホルダ支持部材32を有し、ブ
ラシホルダ34に摺動自在にブラシ35を収容して回転
する整流子30とブラシ35とを電気的に接続する。ホ
ルダ支持部材32には、整流子30と軸方向に当接し整
流子30の軸方向移動を制限するストッパ32dが設け
られ、組立時にはストッパ32dに整流子30の当接面
30cが当接することにより、整流子30とアマチュア
コイル29との接続部31と、ブラシホルダ34との接
触を確実に防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は減速機構を有する電
動モータに関し、特に自動車の電装品に搭載される減速
機構付き電動モータに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両の電装品に用いられる
電動モータとしては、バッテリによって作動するととも
に、低価格であり電装品の作動要求を満たすことから、
整流子型の直流モータが多く採用される。この整流子型
のモータは、回転するロータに電流を供給する必要があ
るため、ロータの回転軸に設けられた整流子に対して、
電源に接続されるブラシが摺接され電気的に接続されて
いる。
【0003】このようなモータを車両の電装品であるワ
イパ装置等に適応させるためには、モータの回転を所要
の回転数に減速してトルク増加するための減速機構が必
要となる。そのため、このような電動モータには、たと
えば、ウォームギヤを有する減速機構が取り付けられて
おり、減速機構付き電動モータとして1つのユニットと
なっている。
【0004】このような減速機構付き電動モータは、回
転軸の端部にスラスト軸受が設けられる。また、スラス
ト軸受を軸方向に移動して歯車の噛み合いを調節すると
ともに、回転軸の軸方向の移動を規制する調節ねじが設
けられる。そして、このスラスト軸受および調節ねじを
削減するため、たとえば、特許第2790987号公報
に開示されるように、1つの回転軸に進み角が逆向きと
なる2つのウォームを取り付け、歯車回転時にウォーム
にかかる軸方向の力を相互に打ち消すことにより、スラ
スト軸受および調節ねじを削減した減速機構付き電動モ
ータが開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】スラスト軸受を有する
減速機構付き電動モータの組立時においては、回転軸お
よび整流子が一体となる電機子を組み付ける際に、スラ
スト軸受に回転軸が当接することにより電機子の移動が
制限され、位置決めが容易に行われていた。
【0006】しかしながら、減速機構により軸方向の力
を打ち消す減速機構付き電動モータの組立時にあって
は、電機子の回転軸の端部が開放端となるため、軸方向
の位置決めが困難となっていた。また、組立時に軸方向
に電機子を移動して整流子とブラシとを摺接させる際に
は、整流子の径方向外方に設けられるブラシホルダと、
整流子に設けられる電機子巻線との接続部とを接触させ
るおそれがある。
【0007】このようにブラシホルダと接続部とが接触
した場合には、ブラシホルダに変形や接続部の断線・損
傷等が発生し、導通不良などが発生するおそれがあっ
た。
【0008】本発明の目的は、組立時にブラシホルダお
よび整流子を保護するための簡潔な構造を有する減速機
構付き電動モータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の減速機構付き電
動モータは、整流子と電機子とを備えた回転軸と、前記
回転軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速機構とを
有する減速機構付き電動モータであって、前記回転軸を
回転自在に収容するハウジングと、前記ハウジングに設
けられ、前記整流子に摺接するブラシが摺動自在に保持
されるブラシホルダを前記整流子の径方向外方に支持す
るホルダ支持部材と、前記ホルダ支持部材に設けられ、
前記整流子の軸方向移動を制限するストッパとを有する
ことを特徴とする。
【0010】本発明の減速機構付き電動モータは、前記
ストッパに前記整流子が当接することにより、前記整流
子の軸方向移動が制限されることを特徴とする。
【0011】本発明の減速機構付き電動モータは、前記
ストッパを複数設けることを特徴とする。
【0012】本発明の減速機構付き電動モータは、前記
ストッパを環状に形成することを特徴とする。
【0013】本発明の減速機構付き電動モータは、前記
ストッパに前記整流子が当接するときには、前記ブラシ
ホルダに対して前記整流子の電機子側の端部が軸方向に
離れていることを特徴とする。
【0014】本発明の減速機構付き電動モータは、前記
減速機構として複数のウォームギヤを用いることを特徴
とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施の形態である減速機
構付き電動モータを有するワイパ装置10の概略図であ
り、図2は図1に示す減速機構付き電動モータの構造を
示す断面図である。
【0017】図1に示すワイパ装置10は、車体に揺動
自在に設けられた運転席側のワイパアーム11aと助手
席側のワイパアーム11bとを有しており、それぞれの
ワイパアーム11a,11bには、ワイパブレード12
a,12bが取り付けられている。それぞれのワイパブ
レード12a,12bは、ワイパアーム11a,11b
に内装されたばね部材(図示しない)等によりフロント
ガラス13に弾圧的に接触するようになっている。ま
た、車体には2つのワイパ軸14a,14bが設けられ
ており、このワイパ軸14a,14bにはワイパアーム
11a,11bの基端部がそれぞれ取り付けられ、それ
ぞれワイパアーム11a,11bの揺動中心となる。
【0018】これらのワイパブレード12a,12b
が、図1に一点鎖線で示す払拭範囲Aa,Abを揺動運
動することにより、フロントガラス13に付着した雨や
雪などを払拭することができる。このようにワイパブレ
ード12a,12bを揺動運動させるために、それぞれ
ワイパアーム11a,11bにはクランク機構15a,
15bを介して減速機構付き電動モータ16が設けられ
ている。
【0019】図2に示すように、減速機構付き電動モー
タ16はモータ部17と減速機構部18とにより構成さ
れている。モータ部17のモータハウジング19は底付
き円筒状に形成されており、減速機構部18のギヤハウ
ジング20は歯車収容部20aと、モータハウジング1
9とほぼ同寸法の円筒状に形成された軸受け収容部20
bとを有している。モータハウジング19とギヤハウジ
ング20とは、モータハウジング19の開口端と、ギヤ
ハウジング20の軸受け収容部20bとを接した状態で
締結部材(図示しない)により連結されることで、減速
機構付き電動モータ16のハウジング21を形成してい
る。
【0020】モータハウジング19の内周面には、互い
に異なる磁極を向かい合わせて配置された2つの永久磁
石21a,21bが設けられており、モータハウジング
19の内部に磁界を形成するようになっている。また、
モータハウジング19の内部に、この磁界内に位置する
ように電機子、つまりアマチュア23が設けられてお
り、アマチュア23の回転軸24は、モータハウジング
19の底部とギヤハウジング20の軸受け収容部20b
とにそれぞれ設けられた自動調心形の軸受25,26に
より回転自在に支持されている。
【0021】アマチュア23は軸方向に向けて複数のス
ロット27が形成されたアマチュアコア28を有してお
り、このアマチュアコア28はアマチュア抜板を軸方向
に積層することにより形成される。アマチュアコア28
のスロット27には、それぞれ絶縁された銅線が巻き付
けられて、電機子巻線であるアマチュアコイル29が形
成される。また、アマチュアコイル29とアマチュアコ
ア28の間には絶縁膜により絶縁が施される。
【0022】アマチュア23の回転軸24には、アマチ
ュアコア28に隣接して整流子つまりコミュテータ30
が固定されている。コミュテータ30は回転軸24に固
定される樹脂製の胴部30aと、この胴部30aの外周
に互いに絶縁され配列される複数の整流子片30bとに
より構成されており、それぞれの整流子片30bには2
つのアマチュアコイル29が接続されている。整流子片
30bの一端にはフック状の接続部31が形成されてお
り、この接続部31にアマチュアコイル29を絡めた状
態で、接続部31の端部は整流子片30bに対して加圧
通電により溶着され、接続部31が環状に形成される。
また、胴部30aの減速機構部18側の端面には当接面
30cが形成されている。
【0023】ハウジング21の軸受け収容部20bの内
部には、樹脂製のホルダ支持部材32が締結部材33に
より装着されている。ホルダ支持部材32は、回転軸2
4を案内する貫通孔32aを中心部に備え、ほぼ半円形
状からなる取付部32bと、取付部32bの外周の一部
に形成される絶縁壁32cとを有している。この取付部
32bには箱型のブラシホルダ34が対面するように装
着されており、径方向内方に向けて開放口が形成されて
いる。このブラシホルダ34のそれぞれに、直方体のブ
ラシ35が圧縮コイルばね36とともに収容されてお
り、圧縮コイルばね36により付勢され開放口より突出
するブラシ35は、回転軸24の放射方向に設けられる
整流子片30bのブラシ摺接面30dに垂直に接触す
る。ブラシ35は付勢されているためコミュテータ30
が回転しても整流子片30bに追従することになる。ブ
ラシ35にはそれぞれ導電線37が設けられており、そ
れぞれの導電線37に制御部(図示しない)からの電流
を供給することにより、それぞれのブラシ35に逆向き
の電流が供給されるようになっている。
【0024】さらに、ホルダ支持部材32の貫通孔32
a外周部には、コミュテータ30の当接面30cと当接
することにより、コミュテータ30の軸方向の移動を制
限するストッパ32dが環状に形成されている。したが
って、減速機構付き電動モータ16の組立時に、アマチ
ュア23の組み付けをおこないコミュテータ30とブラ
シ35を摺接させる際には、アマチュア23の回転軸2
4をホルダ支持部材32の貫通孔32aに挿入し、スト
ッパ32dとコミュテータ30の当接面30cとを当接
させるだけで、コミュテータ30の軸方向の位置決めが
容易に行われる。また、当接時にはブラシ摺接面30d
上の径方向外方にブラシホルダ34が配置されるように
ストッパ32dの形成位置は設定されるため、ストッパ
32dにコミュテータ30の当接面30cが当接すると
きであっても、コミュテータ30のアマチュア23側
に、突起状に形成される接続部31とブラシホルダ34
との接触は防止される。このように、ブラシホルダ34
とコミュテータ30との変形および損傷を防ぐことがで
き、ブラシ35からアマチュアコイル29までの通電を
確実に確保することができる。
【0025】なお、図4(A)および(B)は、本発明
の他の実施の形態におけるホルダ支持部材38,39を
示す斜視図である。図4(A)に示すように、ストッパ
32dは環状に形成することなく、断面を鉤状に形成す
ることにより、コミュテータ30の当接面30cと軸方
向に当接するストッパ38dとしても良い。また、図4
(B)に示すように、ストッパ39dを複数設けても良
い。
【0026】このような電動モータは、ブラシ35に設
けられる導電線37のそれぞれに逆向きの電流を供給す
ると、ブラシ35に摺接する整流子片30bからアマチ
ュアコイル29に対して電流が供給される。ここで全て
の整流子片30bと全てのアマチュアコイル29とは連
結されているため、一方のブラシ35が摺接する整流子
片30bから供給される電流は、この整流子片30bに
接続する2つのアマチュアコイル29に分散して、その
他の整流子片30bとその他のアマチュアコイル29と
を介し、他方のブラシ35が摺接する整流子片30bに
向けて供給される。この通電により、磁界中に配置され
るそれぞれのアマチュアコイル29には、フレミングの
左手の法則に従い通電方向に応じて回転力が発生する。
このときの電流供給にあっては、回転角度に応じて、つ
まり磁界の向きとアマチュアコイル29の配置に応じ
て、回転力が打ち消し合わないようアマチュアコイル2
9の通電方向を切り換える必要があるため、アマチュア
23と一体となって回転するコミュテータ30にブラシ
35を介して通電することにより通電方向の制御を行っ
ている。なお、電流値を制御することにより回転速度な
ども制御することができる。
【0027】以下、減速機構部18に収容される減速機
構について説明を行う。図2に示すように、歯車収容部
20aの内部には回転軸24が突出しており、この回転
軸24の先端部には、それぞれ進み角が逆向きに形成さ
れた2つのウォーム40a,41aが形成され、これら
のウォーム40a,41aと噛み合うように歯車収容部
20aの内部には、2つのウォームホイル40b,41
bが装着されてウォームギヤ40,41が構成されてい
る。
【0028】このようにウォームギヤ40,41を構成
すると、ウォーム40a,41aはウォームホイル40
b,41bにより回転軸24の軸方向に働くスラスト力
を受けることになるが、それぞれのウォーム40a,4
1aの進み角が逆向きに形成されているためスラスト力
は互いに逆方向に働き、回転軸24のスラスト方向の移
動を抑制する力として働くことになる。したがって、こ
の回転軸24にはスラスト方向への移動を抑制するため
のスラスト軸受等は設けられていない。
【0029】また、これらのウォームホイル40b,4
1bにはそれぞれピニオンギヤ40c,41cが同軸に
設けられており、これらのピニオンギヤ40c,41c
には減速機構部18の出力軸42と一体に形成された従
動歯車43が噛み合うようになっている。したがって、
回転軸24の回転は、ウォームギヤ40,41とそれぞ
れのピニオンギヤ40c,41cおよび従動歯車43と
により減速されて出力軸42に伝達されることになる。
この出力軸42はそれぞれのワイパアーム11a,11
bにクランク機構15a,15bを介して連結されてお
り、ワイパ軸14a,14bを揺動中心としてワイパア
ーム11a,11bを揺動作動させることになる。
【0030】このような減速機構付き電動モータ16
の、ウォームホイル40b,41bと従動歯車43の装
着位置は、各歯車の噛み合いによりコミュテータ30の
端面とストッパ32dの端面とに一定のクリアランスを
持たせるように設定されるため、組立時にコミュテータ
30がストッパ32dに当接していても、回転軸24が
回転して2つのウォームギヤ40,41が噛み合うこと
により一定のクリアランスが確保される。このため、ス
トッパ32dとコミュテータ30とが接触したまま回転
することはない。
【0031】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。たとえば、本実施の形態に
おいては、ストッパ32d,38d,39dをホルダ支
持部材32,38,39に一体に形成しているが、ホル
ダ支持部材32,38,39にストッパ32d,38
d,39dを締結部材等により固定しても良い。
【0032】また、この減速機構付き電動モータを自動
車のワイパ装置10に用いているがこれに限らず、パワ
ーウインドなど他の装置の駆動源として適用しても良
い。
【0033】さらに、本実施の形態では、両方のワイパ
アーム11a,11bを個別の減速機構付き電動モータ
16で駆動させたものとしているが、1つの減速機構付
き電動モータとリンク機構により両方のワイパアーム1
1a,11bを作動させる形式のものにも適用できる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、ブラシホルダを支持す
るホルダ支持部材に、整流子の軸方向移動を制限するス
トッパを設けることにより、組立時のブラシホルダと整
流子との接触を防止し、ブラシホルダおよび整流子の変
形や破損を防ぐことができる。
【0035】本発明によれば、ブラシホルダを支持する
ホルダ支持部材に、整流子が当接することで整流子の軸
方向移動を制限するストッパを設けることにより、組立
時のブラシホルダと整流子との接触を確実に防止し、ブ
ラシホルダおよび整流子の変形や破損を防ぐことができ
る。
【0036】本発明によれば、ブラシホルダを支持する
ホルダ支持部材に、整流子が当接することで整流子の軸
方向移動を制限するストッパを複数設けることにより、
組立時のブラシホルダと整流子との接触をより確実に防
止し、ブラシホルダおよび整流子の変形や破損を防ぐこ
とができる。
【0037】本発明によれば、ブラシホルダを支持する
ホルダ支持部材に、整流子が当接することで整流子の軸
方向移動を制限するストッパを環状に設けることによ
り、組立時のブラシホルダと整流子との接触をより確実
に防止し、ブラシホルダおよび整流子の変形や破損を防
ぐことができる。
【0038】本発明によれば、ブラシホルダを支持する
ホルダ支持部材に、整流子が当接することで整流子の軸
方向移動を制限し、当接時にはブラシホルダに対して整
流子の電機子側の端部を軸方向に離すストッパを設ける
ことにより、組立時において整流子の電機子側の端部と
ブラシホルダとの接触を確実に防止し、ブラシホルダお
よび整流子の変形や破損を防ぐことができる。
【0039】本発明によれば、ブラシホルダを支持する
ホルダ支持部材に、整流子の軸方向移動を制限するスト
ッパを設けることにより、組立時のブラシホルダと整流
子との接触を確実に防止し、ブラシホルダおよび整流子
の変形や破損を防ぐことができる。さらに、減速機構と
して複数のウォームギヤを使用することにより、作動時
にはストッパと整流子との間に間隔を設けることがで
き、ストッパに接触させることなく整流子を回転させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である減速機構付き電動
モータを有するワイパ装置の概略図である。
【図2】図1に示す減速機構付き電動モータの断面図で
ある。
【図3】図2に示すホルダ支持部材およびアマチュアを
示す分解斜視図である。
【図4】(A)および(B)はそれぞれ本発明の他の実
施の形態である減速機構付き電動モータのホルダ支持部
材を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ワイパ装置 11a,11b ワイパアーム 12a,12b ワイパブレード 13 フロントガラス 14a,14b ワイパ軸 15a,15b クランク機構 16 減速機構付き電動モータ 17 モータ部 18 減速機構部(減速機構) 19 モータハウジング(ハウジング) 20 ギヤハウジング(ハウジング) 20a 歯車収容部 20b 軸受け収容部 21 ハウジング 21a,21b 永久磁石 23 アマチュア(電機子) 24 回転軸 25,26 軸受 27 スロット 28 アマチュアコア 29 アマチュアコイル 30 コミュテータ(整流子) 30a 胴部 30b 整流子片 30c 当接面 30d ブラシ摺接面 31 接続部 32 ホルダ支持部材 32a 貫通孔 32b 取付部 32c 絶縁壁 32d ストッパ 33 締結部材 34 ブラシホルダ 35 ブラシ 36 圧縮コイルばね 37 導電線 40,41 ウォームギヤ 40a,41a ウォーム 40b,41b ウォームホイル 40c,41c ピニオンギヤ 42 出力軸 43 従動歯車 Aa,Ab 払拭範囲
フロントページの続き Fターム(参考) 5H605 AA08 BB05 BB09 CC07 CC08 DD09 EA25 5H607 AA14 BB01 BB04 BB14 BB26 CC01 CC03 CC09 DD09 DD10 DD16 EE32 FF01 HH07 JJ06 5H613 AA02 AA06 BB27 BB35 GA01 GA12 GB17 PP03 SS02 5H623 AA10 BB07 GG13 GG16 GG22 JJ06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整流子と電機子とを備えた回転軸と、前
    記回転軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速機構と
    を有する減速機構付き電動モータであって、 前記回転軸を回転自在に収容するハウジングと、 前記ハウジングに設けられ、前記整流子に摺接するブラ
    シが摺動自在に保持されるブラシホルダを前記整流子の
    径方向外方に支持するホルダ支持部材と、 前記ホルダ支持部材に設けられ、前記整流子の軸方向移
    動を制限するストッパとを有することを特徴とする減速
    機構付き電動モータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の減速機構付き電動モータ
    において、前記ストッパに前記整流子が当接することに
    より、前記整流子の軸方向移動が制限されることを特徴
    とする減速機構付き電動モータ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の減速機構付き電動モータ
    において、前記ストッパを複数設けることを特徴とする
    減速機構付き電動モータ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の減速機構付き電動モータ
    において、前記ストッパを環状に形成することを特徴と
    する減速機構付き電動モータ。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれか1項に記載の減
    速機構付き電動モータにおいて、前記ストッパに前記整
    流子が当接するときには、前記ブラシホルダに対して前
    記整流子の電機子側の端部が軸方向に離れていることを
    特徴とする減速機構付き電動モータ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の減
    速機構付き電動モータにおいて、前記減速機構として複
    数のウォームギヤを用いることを特徴とする減速機構付
    き電動モータ。
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