JP2003153460A - 蓄電装置の充放電制御装置 - Google Patents

蓄電装置の充放電制御装置

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JP2003153460A
JP2003153460A JP2001346150A JP2001346150A JP2003153460A JP 2003153460 A JP2003153460 A JP 2003153460A JP 2001346150 A JP2001346150 A JP 2001346150A JP 2001346150 A JP2001346150 A JP 2001346150A JP 2003153460 A JP2003153460 A JP 2003153460A
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JP
Japan
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power storage
storage device
unit power
reactor
switching circuit
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JP2001346150A
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Keiichi Shimizu
恵市 清水
Hideji Nakamura
秀司 中村
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Japan Storage Battery Co Ltd
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Japan Storage Battery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3個以上の単位蓄電装置を直列接続してなる
蓄電装置について、回路規模の増大を回避しつつ特定の
単位蓄電装置に対して集中的に充電又は放電することが
可能な蓄電装置の充放電装置を提供する。 【解決手段】 セル10aの充電は、FETスイッチ1
6が中間接続点14abに接続されFET24がオン作
動されリアクトル17への電流が所定値になるとFET
24がオフされ、寄生ダイオード22が自然にオンし充
電対象セル10aに充電電流が流れる。一方セル10b
の充電で、FETスイッチ16が中間接続点14bcに
接続されFET24がオン作動されリアクトル17への
電流が所定値になると、FET24がオフされ寄生ダイ
オード22が自然にオンしセル10a,10bに充電電
流が流れる(第1動作)。次いで所定時間後にFETス
イッチ16が中間接続点14abに接続されFET21
がオン作動されリアクトル17への電流が所定値になる
とFET21がオフされ寄生ダイオード25がオンしセ
ル10b〜10dにはその起電力に基づいて充電電流が
流れる(第2動作)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3個以上の単位蓄
電装置を正負出力端子間で直列接続して充放電させる蓄
電装置の充放電制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電気自動車に組み込まれる動力用
電池は複数個の単位二次電池を直列接続して高電圧を確
保するようになっている。このような組電池を充電する
場合、各単位二次電池の容量や内部インピーダンスのば
らつきによって各電池の充電状態がばらつくことを避け
得ない。ところが、各単位二次電池は直列接続されてい
るから、各電池には同一の大きさの充電電流が流れ、充
電状態のばらつきが端子電圧のばらつきとして現れ、一
部の電池の過充電状態を招いてしまう。
【0003】このような一部の二次電池の過充電を防止
するための一例として、従来より図8に示すようなシャ
ントレギュレータ方式が採用されている。これは、各単
位二次電池1と並列にトランジスタ2を接続して電流i
をトランジスタ2にバイパスさせ得るようにし、電池1
の充電が進んでその端子電圧が上昇すると、これを検出
してバイパス電流ib を増大させることにより電池1へ
の充電電流ic を絞ってその過充電を防止しようとする
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、各単位二次電池1においてトランジスタ2に流
れ込むバイパス電流ib と端子電圧vc との積が損失と
なるため、充電効率が悪いという欠点がある。また、充
電効率が悪いだけでなく、ある単位二次電池1で満充電
となってトランジスタ2にバイパス電流ib が流れたと
しても、未充電の他の単位二次電池1の充電電流ic は
電流iよりも増大させることができないから(ic ≦
i)、全体の充電完了は充電不足の単位二次電池1の充
電完了を待つしかなく、充電時間の短縮化を図ることが
できない。
【0005】こうした問題を解決するために、各単位二
次電池毎に個別の充電回路を設ける構成も提案されてい
るが、これでは単位二次電池の数に応じて回路規模が大
きくなり、製造コストや装置の小型化等の面で問題が生
じる。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、3個以上の単位蓄電装置を直列接続し
てなる蓄電装置について、回路規模の増大を回避しつつ
特定の単位蓄電装置に対して集中的に充電又は放電する
ことが可能な蓄電装置の充放電装置を提供するところに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明に係る蓄電装置の充放電制御装置
は、3個以上の単位蓄電装置を正負出力端子間で直列接
続して充放電させる蓄電装置の充放電制御装置であっ
て、リアクトルと、リアクトルの一端側を各単位蓄電装
置間の各接続点に選択的に接続可能なスイッチ素子と、
リアクトルの他端側と正負の各端子とのそれぞれの間に
接続された一対のスイッチング回路と、蓄電装置の両端
に位置する各末端単位蓄電装置については、それと隣合
う他の単位蓄電装置との接続点にリアクトルの一端側を
接続すると共に、その末端単位蓄電装置を除く単位蓄電
装置に連なるスイッチング回路をオン動作させた後にこ
れを開くことで、リアクトルに蓄えられた電磁エネルギ
ーによって当該末端単位蓄電装置への充電方向に電流を
流すようにし、末端単位蓄電装置以外の各中間単位蓄電
装置については、その中間単位蓄電装置の両端の接続点
のうちいずれか一方にリアクトルの一端側を接続すると
共に、その接続より分けられた2つの単位蓄電装置群の
うち当該中間単位蓄電装置を含まない単位蓄電装置群に
連なるスイッチング回路をオン動作させた後にこれを開
くことで、リアクトルに蓄えられた電磁エネルギーによ
って中間単位蓄電装置を含む単位蓄電装置群への充電方
向に電流を流す第1動作を行い、次に、中間単位蓄電装
置の両端の接続点のうち第1動作とは反対側の接続点に
リアクトルの一端側を接続すると共に、その接続より分
けられた2つの単位蓄電装置群のうち当該中間単位蓄電
装置を含まない単位蓄電装置群に連なるスイッチング回
路をオン動作させた後にこれを開くことで、リアクトル
に蓄えられた電磁エネルギーによって中間単位蓄電装置
を含む単位蓄電装置群への充電方向に電流を流す第2動
作を行うようスイッチ素子及び一対のスイッチング回路
の制御動作を行う制御手段とを備えたところに特徴を有
する。
【0008】請求項2の発明に係る蓄電装置の充放電制
御装置は、3個以上の単位蓄電装置を正負出力端子間で
直列接続して充放電させる蓄電装置の充放電制御装置で
あって、リアクトルと、リアクトルの一端側を各単位蓄
電装置間の各接続点に選択的に接続可能なスイッチ素子
と、リアクトルの他端側と正負の各端子とのそれぞれの
間に接続された一対のスイッチング回路と、蓄電装置の
両端に位置する各末端単位蓄電装置については、それと
隣合う他の単位蓄電装置との接続点にリアクトルの一端
側を接続すると共に、その末端単位蓄電装置に連なるス
イッチング回路をオン動作させた後にこれを開くこと
で、リアクトルに蓄えられた電磁エネルギーによって当
該末端単位蓄電装置を除く単位蓄電装置への充電方向に
電流を流すようにし、末端単位蓄電装置以外の各中間単
位蓄電装置については、その中間単位蓄電装置の両端の
接続点のうちいずれか一方にリアクトルの一端側を接続
すると共に、その接続より分けられた2つの単位蓄電装
置群のうち当該中間単位蓄電装置を含む単位蓄電装置群
に連なるスイッチング回路をオン動作させた後にこれを
開くことで、リアクトルに蓄えられた電磁エネルギーに
よって中間単位蓄電装置を含まない単位蓄電装置群への
充電方向に電流を流す第1動作を行い、次に、中間単位
蓄電装置の両端の接続点のうち第1動作とは反対側の接
続点にリアクトルの一端側を接続すると共に、その接続
より分けられた2つの単位蓄電装置群のうち当該中間単
位蓄電装置を含む単位蓄電装置群に連なるスイッチング
回路をオン動作させた後にこれを開くことで、リアクト
ルに蓄えられた電磁エネルギーによって中間単位蓄電装
置を含まない単位蓄電装置群への充電方向に電流を流す
第2動作を行うようスイッチ素子及び一対のスイッチン
グ回路の制御動作を行う制御手段とを備えたところに特
徴を有する。
【0009】請求項3の発明は、請求項1に記載の蓄電
装置の充放電制御装置において、制御手段は、各単位蓄
電装置の電圧のうち最大電圧と最小電圧との差が所定値
以上になったことを条件に、その最小電圧を示す単位蓄
電装置について制御動作を行うところに特徴を有する。
【0010】請求項4の発明は、請求項2に記載の蓄電
装置の充放電制御装置において、制御手段は、各単位蓄
電装置の電圧のうち最大電圧と最小電圧との差が所定値
以上になったことを条件に、その最大電圧を示す単位蓄
電装置について制御動作を行うところに特徴を有する。
【0011】請求項5の発明は、請求項1に記載の蓄電
装置の充放電制御装置において、制御手段は、各単位蓄
電装置の電圧のうち最小電圧と、各単位蓄電装置の電圧
の平均値との差が所定値以上になったことを条件に、そ
の最小電圧を示す単位蓄電装置について制御動作を行う
ところに特徴を有する。
【0012】請求項6の発明は、請求項2に記載の蓄電
装置の充放電制御装置において、制御手段は、各単位蓄
電装置の電圧のうち最大電圧と、各単位蓄電装置の電圧
の平均値との差が所定値以上になったことを条件に、そ
の最大電圧を示す単位蓄電装置について制御動作を行う
ところに特徴を有する。
【0013】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>請求項1の
構成によれば、集中的に充電したい単位蓄電装置が蓄電
装置の両端に位置する末端単位蓄電装置の場合には、そ
れと隣合う他の単位蓄電装置との接続点にリアクトルの
一端側が接続されると共に、その末端単位蓄電装置を除
く単位蓄電装置に連なるスイッチング回路がオン動作さ
れる。これにより、末端単位蓄電装置を除く単位蓄電装
置からリアクトルに電流が流される。その後、そのスイ
ッチング回路はオフ動作されると、リアクトルに蓄えら
れた電磁エネルギーによって電流を同方向に流そうとす
る起電力が誘導されることになるから、その起電力に基
づいて末端単位蓄電装置への充電方向に電流が流れる。
このように、集中的に充電したい単位蓄電装置にだけ電
流が充電方向に流れることになり、もって集中的に充電
することが可能になる。
【0014】一方、集中的に充電したい単位蓄電装置が
末端単位蓄電装置以外の中間単位蓄電装置の場合には、
その中間単位蓄電装置の両端の接続点のうちいずれか一
方にリアクトルの一端側が接続されると共に、その接続
より分けられた2つの単位蓄電装置群のうち当該中間単
位蓄電装置を含まない単位蓄電装置群に連なるスイッチ
ング回路がオン動作され、その後これが開かれる。これ
により、やはり中間単位蓄電装置を含まない単位蓄電装
置群からリアクトルに電流が流されて、そのリアクトル
に蓄えられた電磁エネルギーによる起電力に基づいて中
間単位蓄電装置を含む単位蓄電装置群への充電方向に電
流が流れる(第1動作)。
【0015】次に、その中間単位蓄電装置の両端の接続
点のうち第1動作とは反対側の接続点にリアクトルの一
端側が接続されると共に、その接続より分けられた2つ
の単位蓄電装置群のうち中間単位蓄電装置を含まない単
位蓄電装置群に連なるスイッチング回路がオン動作さ
れ、その後にこれが開かれる。これにより、中間単位蓄
電装置を含まない単位蓄電装置群からリアクトルに電流
が流されて、そのリアクトルに蓄えられた電磁エネルギ
ーによる起電力に基づいて中間単位蓄電装置を含む単位
蓄電装置群への充電方向に電流が流れる(第2動作)。
このように、上記第1及び第2動作において、集中的に
充電したい単位蓄電装置には常に電流が充電方向に流れ
ることになり、もって集中的に充電することが可能にな
る。このような構成であれば、各単位蓄電装置毎に個別
の充電回路を設けることなく簡単な構成で、特定の単位
蓄電装置について集中的に充電することができる。
【0016】<請求項2の発明>請求項2の構成によれ
ば、集中的に放電したい単位蓄電装置が蓄電装置の両端
に位置する末端単位蓄電装置の場合には、それと隣合う
他の単位蓄電装置との接続点にリアクトルの一端側が接
続されると共に、その末端単位蓄電装置に連なるスイッ
チング回路がオン動作される。これにより、末端単位蓄
電装置からリアクトルに電流が流される。その後、その
スイッチング回路はオフ動作されると、リアクトルに蓄
えられた電磁エネルギーによって電流を同方向に流そう
とする起電力が誘導されることになるから、その起電力
に基づいて末端単位蓄電装置を除く単位蓄電装置への充
電方向に電流が流れる。このように、集中的に放電した
い単位蓄電装置にだけ電流が放電方向に流れることにな
り、もって集中的に放電することが可能になる。
【0017】一方、集中的に放電したい単位蓄電装置が
末端単位蓄電装置以外の中間単位蓄電装置の場合には、
その中間単位蓄電装置の両端の接続点のうちいずれか一
方にリアクトルの一端側が接続されると共に、その接続
より分けられた2つの単位蓄電装置群のうち当該中間単
位蓄電装置を含む単位蓄電装置群に連なるスイッチング
回路がオン動作され、その後これが開かれる。これによ
り、やはり中間単位蓄電装置を含む単位蓄電装置群から
リアクトルに電流が流されて、そのリアクトルに蓄えら
れた電磁エネルギーによる起電力に基づいて中間単位蓄
電装置を含まない単位蓄電装置群への充電方向に電流が
流れる(第1動作)。
【0018】次に、その中間単位蓄電装置の両端の接続
点のうち第1動作とは反対側の接続点にリアクトルの一
端側が接続されると共に、その接続より分けられた2つ
の単位蓄電装置群のうち中間単位蓄電装置を含む単位蓄
電装置群に連なるスイッチング回路がオン動作され、そ
の後にこれが開かれる。これにより、中間単位蓄電装置
を含む単位蓄電装置群からリアクトルに電流が流され
て、そのリアクトルに蓄えられた電磁エネルギーによる
起電力に基づいて中間単位蓄電装置を含まない単位蓄電
装置群への充電方向に電流が流れる(第2動作)。この
ように、上記第1及び第2動作において、集中的に放電
したい単位蓄電装置には常に電流が放電方向に流れるこ
とになり、もって集中的に放電することが可能になる。
このような構成であれば特定の単位蓄電装置について集
中的に放電することができる。
【0019】<請求項3乃至請求項6の発明>請求項3
の構成によれば、各単位蓄電装置の電圧のうち最大電圧
と最小電圧との差が所定値以上になったことを条件に、
その最小電圧を示す単位蓄電装置について制御手段によ
り請求項1に示す制御動作が行われる。一方、請求項4
の構成によれば、各単位蓄電装置の電圧のうち最大電圧
と最小電圧との差が所定値以上になったことを条件に、
その最大電圧を示す単位蓄電装置について制御手段によ
り請求項2に示す制御動作が行われる。
【0020】また、請求項5の構成によれば、各単位蓄
電装置の電圧のうち最小電圧と、各単位蓄電装置の電圧
の平均値との差が所定値以上になったことを条件に、そ
の最小電圧を示す単位蓄電装置について制御手段により
請求項1に示す制御動作が行われる。一方、請求項6の
構成によれば、各単位蓄電装置の電圧のうち最大電圧
と、各単位蓄電装置の電圧の平均値との差が所定値以上
になったことを条件に、その最大電圧を示す単位蓄電装
置について制御手段により請求項2に示す制御動作が行
われる。
【0021】これらの構成であれば各単位蓄電装置間の
電圧差は所定範囲内になるよう制御されることになり、
もって各単位蓄電装置の電圧の均等化を図ることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>本発明の第1実
施形態を図1ないし図3によって説明する。この実施形
態では単位二次電池としてリチウムイオン電池の4個の
セル10(本発明の「単位蓄電装置」に相当する。図1
では符号10a,10b,10c,10d。)を両出力端子
11,12間に直列接続した組電池(本発明の「蓄電装
置」に相当する)を例示してある。各セル10は同一仕
様のものである。
【0023】各セル10の各端子電圧は、随時、電圧検
出回路13によって測定されて、その各測定結果がA/
D変換されてCPU15に与えられる。また、各セル1
0の各中間接続点14ab,14bc,14cdには、例えば
FETスイッチ16を介してリアクトル17の一端側が
選択的に接続される。また、FETスイッチ16及びリ
アクトル17の一端の間にはリアクトル17に流れる電
流を検出するための抵抗18が接続され、その抵抗18
に流れる電流が電流検出回路19によって随時測定さ
れ、その測定結果がやはりA/D変換されてCPU15
に与えられる。また、リアクトル17の他端は、スイッ
チング回路20(同図では、FET21と、その寄生ダ
イオード22とを示してある)を介して正極出力端子1
1に接続されると共に、スイッチング回路23(同図で
は、FET24と、その寄生ダイオード25とが示して
ある)を介して負極出力端子12に接続されている。
【0024】スイッチング回路20,23の各FET2
1,24は、ともに例えばNチャンネル型であり、FE
T21がオン作動したときには,それに連なるセル10
からリアクトル17に図中矢印A方向に電流を流し、F
ET24がオン作動したときにはそれに連なるセル10
からリアクトル17に図中矢印B方向に電流を流す。な
お、寄生ダイオード22,25はアノード側電位がカソ
ード側電位を上回るときにオン作動するから、両スイッ
チング回路20,23は図中上向きには電流を自由に流
し、下向きには各FET21,24がオンした時にだけ
それぞれ電流を流すようになる。CPU15は、次述す
る作用説明で明らかになるが、電圧検出回路13及び電
流検出回路19からの測定結果に基づいてFETスイッ
チ16及びゲート制御回路26を駆動制御する。FET
21,24は、このゲート制御回路26によってゲート
電位が制御されるのである。
【0025】さて、上記構成の作用について図2及び図
3に示すFETスイッチ16及び両スイッチング回路2
0,23の動作状態表を参照しつつ説明する。なお、同
図中の分数は、リアクトル17に流れる電流の平均値に
対し、各セル10に流れる電流の割合を示しており、プ
ラスが充電方向を、マイナスが放電方向をそれぞれ意味
する。
【0026】組電池の充電時には、出力端子11、12
間に充電用電源を接続して充電電流を流し込む。充電電
流は各セル10を直列に流れて各セル10の充電が次第
に進行する。ところが、各セル10の残容量や内部イン
ピーダンス等のばらつきによって各セル10の充電状態
がばらつき、その端子電圧は同様には上昇しないことが
ある。
【0027】<セル10a,10d(末端単位蓄電装
置)への充電動作>ここで、例えば組電池の末端に位置
するセル10a(本発明の「末端単位蓄電装置」に相当
する)の端子電圧が低下して、他の各セル10b,10
c,10dのうち最大電圧を示すセルの端子電圧との差が
所定値以上になったとすると、CPU15は次のような
動作を開始してセル10aへ集中的に充電を行う(請求
項3の構成に相当する)。
【0028】図2に示すように、セル10aに集中的に
充電を行う場合、FETスイッチ16がセル10a及び
セル10b間の中間接続点14abに接続されると共
に、ゲート制御回路26によりスイッチング回路23
(本発明の「その末端単位蓄電装置を除く単位蓄電装置
に連なるスイッチング回路」に相当する)のFET24
がオン作動される。FET24がオンした瞬間に、リア
クトル17には図1に示すようにセル10b,10c,
10d側から矢印B方向に電流が流れる。
【0029】そして、リアクトル17に流れる電流が所
定値に達したことが電流検出回路19により検出される
と、前記FET24をオフするようゲート制御回路26
が駆動制御される。すると、リアクトル17に蓄えられ
た電磁エネルギーによって電流を同じ矢印B方向に流そ
うとする起電力が誘導され、今度はスイッチング回路2
0の寄生ダイオード22が自然にオンするから、充電対
象のセル10aにはその起電力に基づいて充電電流が流
れる。そして、上述のようなFET24と寄生ダイオー
ド22とが交互にオンするスイッチング動作が繰り返さ
れるから、FET24のオン時にリアクトル17に蓄え
られた電磁エネルギーが寄生ダイオード22のオンによ
ってセル10a側に移動してその充電に利用される。こ
のような状態はセル10aの端子電圧が、他のセル10
b,10c,10dのうち最大電圧を示すセルの端子電
圧との差が所定値を下回るまで続く。
【0030】<セル10b,10c(中間単位蓄電装
置)への充電動作>一方、例えばセル10b(本発明の
「中間単位蓄電装置」に相当する)の端子電圧が低下し
て,他の各セル10a,10c,10dのうちやはり最大
電圧を示すセルの端子電圧との差が所定値以上になった
とすると、CPU15は次のような動作を開始してセル
10bへ集中的に充電を行う。
【0031】図3に示すように、セル10bに集中的に
充電を行う場合、まず、FETスイッチ16がセル10
b及びセル10c間の中間接続点14bcに接続される
と共に、スイッチング回路23(本発明の「当該中間単
位蓄電装置を含まない単位蓄電装置群に連なるスイッチ
ング回路」に相当する)のFET24がオン作動され
る。FET24がオンした瞬間に、リアクトルには図1
に示すようにセル10c,10d側から矢印B方向に電
流が流れる。
【0032】そして、リアクトル17に流れる電流が所
定値に達すると、前記FET24をオフするようゲート
制御回路26が駆動制御される。すると、リアクトル1
7に蓄えられた電磁エネルギーによって電流を同じ矢印
B方向に流そうとする起電力が誘導され、スイッチング
回路20の寄生ダイオード22が自然にオンするから、
セル10a,10bにはその起電力に基づいて充電電流
が流れる(本発明の「第1動作」に相当する)。
【0033】次いで、所定時間経った後に、今度はFE
Tスイッチ16がセル10a及びセル10b間の中間接
続点14abに接続されると共に、スイッチング回路2
0(本発明の「当該中間単位蓄電装置を含む単位蓄電装
置群に連なるスイッチング回路」に相当する)のFET
21がオン作動され、その瞬間にリアクトル17にはセ
ル10a側から矢印A方向に電流が流れる。そして、リ
アクトル17に流れる電流が所定値に達すると、やはり
前記FET21がオフされて、リアクトル17に蓄えら
れた電磁エネルギーによって電流を同じ矢印A方向に流
そうとする起電力が誘導され、今度はスイッチング回路
23の寄生ダイオード25が自然にオンするから、セル
10b,10c,10dにはその起電力に基づいて充電
電流が流れる(本発明の「第2動作」に相当する)。
【0034】以上の第1及び第2の動作を行うことで充
電対象のセル10bには常に充電方向に電流が流れるこ
とになり、もって集中的に充電することが可能になる。
なお、本実施形態では、リアクトル17に流れる電流の
平均値が第1動作及び第2動作で同レベルになるよう制
御されている。即ち、充電対象であるセル10bは前記
平均電流値に対して3/4の割合の電流により充電さ
れ、他のセル10a,10c,10dは、1/4の割合で
ほぼ均等に放電されるよう各動作の周期等が調整されて
いる。そして、上述のような第1及び第2の動作は、セ
ル10bの端子電圧と、他のセル10a,10c,10
dのうち最大電圧を示すセルの端子電圧との差が所定値
を下回るまで続く。
【0035】なお、充電対象以外のセル10の過放電を
防ぐために、例えば上記動作開始から所定時間経過した
こと、或いはそれらのセル10のうち最低電圧を示すセ
ルの端子電圧が所定値を下回ったことを条件に、上述の
充放電制御動作を停止させる構成を加えてもよい。
【0036】このように本実施形態では、充電対象以外
のセル10側の電気エネルギーをリアクトル17を介し
て充電対象のセル10に移動させてその充電に寄与させ
ることができるから、満充電に至ったセルについて単に
電流をバイパスさせてロスとしていた従来のシャントレ
ギュレータ方式に比べ,損失を大幅に減らすことができ
る。しかも、4個のセルからなる組電池について、回路
規模の増大を回避しつつ特定のセルを集中的に充電する
ことができる。
【0037】<第2実施形態>図4及び図5は(請求項
2の発明に対応する)第2実施形態を示す。前記実施形
態では特定のセルを充電するための構成であったのに対
し、本実施形態では特定のセルを放電させるための構成
である点でCPU15の制御内容が相違し、その他の点
は前記第1実施形態と同様である。従って、第1実施形
態と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なると
ころのみを次に説明する。
【0038】<セル10a,10d(末端単位蓄電装
置)への放電動作>例えば組電池の末端に位置するセル
10d(本発明の「末端単位蓄電装置」に相当する)の
端子電圧が上昇して、全セル10の端子電圧の平均値と
の差が所定値以上になったとする。すると、CPU15
は次のような動作を開始してセル10dを集中的に放電
させる(請求項6の構成に相当する)。
【0039】図4に示すように、FETスイッチ16が
中間接続点14cdに接続されると共に、ゲート制御回
路26によりスイッチング回路23(本発明の「その末
端単位蓄電装置に連なるスイッチング回路」に相当す
る)のFET24がオン作動され、その瞬間にリアクト
ル17には図1に示すようにセル10d側から矢印B方
向に電流が流れる。このリアクトル17に流れる電流が
所定値に達すると、前記FET24がオフされて、リア
クトル17に蓄えられた電磁エネルギーによって電流を
同じ矢印B方向に流そうとする起電力が誘導され、スイ
ッチング回路23の寄生ダイオード22が自然にオンす
る。これにより、放電対象セル10dには放電電流が流
れ、それ以外のセル10a,10b,10cにはその起
電力に基づいて充電電流が流れることになる。そして、
上述のようなFET24と寄生ダイオード22とが交互
にオンするスイッチング動作が繰り返されるから、FE
T24のオン時におけるセル10dの放電によりリアク
トル17に蓄えられた電磁エネルギーが、寄生ダイオー
ド22のオンで他のセル10a,10b,10c側に移
される。このような状態はセル10dの端子電圧が、全
セル10の端子電圧の平均値との差が所定値を下回るま
で続く。
【0040】<セル10b,10c(中間単位蓄電装
置)への放電動作>一方、例えばセル10c(本発明の
「中間単位蓄電装置」に相当する)の端子電圧が上昇し
て,全各セル10の端子電圧の平均値との差が所定値以
上になったとすると、CPU15は次のような動作を開
始してセル10cを集中的に放電させる。
【0041】図5に示すように、まず、FETスイッチ
16が中間接続点14bcに接続されると共に、スイッ
チング回路23(本発明の「当該中間単位蓄電装置を含
む単位蓄電装置群に連なるスイッチング回路」に相当す
る)のFET24がオン作動される。FET24がオン
した瞬間に、アクトルには図1に示すようにセル10
c,10d側から矢印B方向に電流が流れる。リアクト
ル17に流れる電流が所定値に達するとFET24がオ
フされて、リアクトル17に蓄えられた電磁エネルギー
によって電流を同じ矢印B方向に流そうとする起電力が
誘導され、スイッチング回路20の寄生ダイオード22
が自然にオンする。これにより、放電対象セル10c及
びセル10dには放電電流が流れ、それ以外のセル10
a,10bにはその起電力に基づいて充電電流が流れる
ことになる。(本発明の「第1動作」に相当する)。
【0042】次いで、所定時間経った後に、今度はFE
Tスイッチ16が中間接続点14cdに接続されると共
に、スイッチング回路20(本発明の「当該中間単位蓄
電装置を含む単位蓄電装置群に連なるスイッチング回
路」に相当する)のFET21がオン作動され、その瞬
間にリアクトル17にはセル10a,10b,10c側
から矢印A方向に電流が流れる。そして、リアクトル1
7に流れる電流が所定値に達すると、やはり前記FET
21がオフされて、リアクトル17に蓄えられた電磁エ
ネルギーによって電流を同じ矢印A方向に流そうとする
起電力が誘導され、今度はスイッチング回路23の寄生
ダイオード25が自然にオンする。これにより、放電対
象セル10c及び他のセル10a,10bには放電電流
が流れ、上記第1動作で放電したセル10dにはその起
電力に基づいて充電電流が流れる(本発明の「第2動
作」に相当する)。
【0043】以上の第1及び第2の動作を行うことで放
電対象のセル10cには常に放電方向に電流が流れるこ
とになり、もって集中的に放電することが可能になる。
なお、上記第1実施形態と同様に、リアクトル17に流
れる電流の平均値が第1動作及び第2動作で同レベルに
なるよう制御されている。即ち、放電対象であるセル1
0cは前記平均電流値に対して3/4の割合の電流を放
電し、他のセル10a,10b,10dは、1/4の割
合でほぼ均等に充電されるよう各動作の周期等が調整さ
れている。そして、上述のような第1及び第2の動作
は、セル10dの端子電圧と全セル10の端子電圧の平
均値との差、又は、最高電圧を示すセル10の端子電圧
と最低電圧を示すセル10の端子電圧との差が所定値を
下回るまで続く。
【0044】なお、放電対象以外のセル10の過充電を
防ぐために、例えば上記動作開始から所定時間経過した
こと、或いはそれらのセル10のうち最高電圧を示すセ
ルの端子電圧が所定値を上回ったことを条件に、上述の
充放電制御動作を停止させる構成を加えてもよい。更
に、過放電を防止するために、最低電圧を示すセル10
の端子電圧が所定値を下回ったことを条件に、上述の充
放電制御動作を停止させる構成を加えてもよい。このよ
うに本実施形態では、放電対象セル10側の電気エネル
ギーをリアクトル17を介してそれ以外のセル10に移
動させることができるのである。
【0045】<第3実施形態>図6は、第3実施形態を
示す回路図である。前記各実施形態では、電流検出回路
19によりリアクトル17に流れる電流を測定し、その
測定結果に基づいて各スイッチング回路20,23の動
作をフィードバック制御する構成としたが、本実施形態
ではPWM制御で行う構成である点で相違し、その他の
点は前記第1実施形態と同様である。従って、第1実施
形態と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なる
ところのみを次に説明する。
【0046】リアクトル17に流れる電流は、オンされ
るスイッチング回路に連なるセル群の両端電圧によって
決まり、その両端電圧はセル群の数にほぼ比例する(上
記実施形態同様に、各セルは同一仕様のもの)。また、
オン動作されるスイッチング回路に何個のセルが連なる
かは、CPU15によって駆動制御されるFETスイッ
チ16の接続状態で決まる。従って、上記実施形態のよ
うにリアクトル17に流れる電流を測定しなくても、各
スイッチング回路のオンからオフへのタイミングをFE
Tスイッチ16の接続状態に応じて定めてPWM制御に
よって、上記実施形態と同様に特定のセルについて集中
的に充電或いは放電を行うようスイッチング制御するこ
とができる。なお、図7には、PWM制御による各スイ
ッチング回路20,23の制御内容が示してある。
【0047】この構成によれば、リアクトル17の電流
を測定しフィードバックして制御を行う上記構成に比べ
てより簡単な回路構成で本発明による効果を得ることが
できる。
【0048】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。 (1)上記各実施形態では、各セル10の端子電圧を所
定範囲内にバランスさせる目的で、特定セル10に対し
て充電又は放電する構成を説明したが、これに限らず、
他のセルの端子電圧との関係に拘わらず任意に選択した
セルに対し集中的に充電又は放電を行う構成であっても
良い。
【0049】(2)上記各実施形態では、4個のセルか
らなる組電池を例に挙げて説明したが、3個以上のセル
について本発明の効果を得ることができる。
【0050】(3)上記各実施形態ではスイッチング回
路としてFET21,24を例示したが、これに限ら
ず、トランジスタ17,20及びダイオード18,21
の並列回路、その他のスイッチング素子を利用すること
もできる。
【0051】(4)上記各実施形態では単位蓄電装置が
リチウムイオン電池のセルである場合を示したが、これ
に限らず、鉛蓄電池やニッケルカドミウム二次電池等の
各種の二次電池、或いはコンデンサであってもよく、ま
た、各単位二次電池が複数のセルを組み合わせてなる電
池モジュールであってもよい。
【0052】(5)上記各実施形態では、スイッチング
回路20,23のうちいずれか一方のFET21(2
4)のオンオフ動作した後にリアクトル17に生じた起
電力によって、他方の寄生ダイオード25(22)が自
然にオンする構成としたが、各スイッチング回路20,
23のそれぞれに、寄生ダイオード22,25の順方向
電圧より電圧降下が小さいスイッチング素子を並列接続
して、これらをオンオフ制御しても良い。具体的には、
各スイッチング回路20,23のそれぞれに例えばFE
Tを逆並列接続して、各寄生ダイオード22,25がオ
ンするタイミングで、それぞれに接続されたFETをオ
ンしてそれに連なるセル10への充電方向に電流を流す
よう各FETをオンオフ制御するのである。FETのオ
ン動作時の電圧降下は、寄生ダイオード22,25の順
方向電圧に比べて小さいので、その分だけセル10への
充電効率を向上させることができる。或いは、上記のF
ETを逆並列接続するのではなく、各寄生ダイオード2
2,25がオンするタイミングで、スイッチング回路2
0,23のFET21,24をゲート制御回路26にて
オンするように制御する構成であっても同様の効果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す回路図
【図2】末端セルへの充電におけるFETスイッチ及び
各スイッチング回路の動作図
【図3】中間セルへの充電におけるFETスイッチ及び
各スイッチング回路の動作図
【図4】第2実施形態による末端セルの放電におけるF
ETスイッチ及び各スイッチング回路の動作図
【図5】中間セルの放電におけるFETスイッチ及び各
スイッチング回路の動作図
【図6】第3実施形態を示す回路図
【図7】そのFETスイッチ及び各スイッチング回路の
制御内容を示す動作図
【図8】従来の二次電池充電回路を示す回路図
【符号の説明】
10(10a,10b,10c,10d)…セル 11、12…出力端子 13…電圧検出回路 14ab,14bc,14cd…中間接続点 16…FETスイッチ 17…リアクトル 18…抵抗 19…電流検出回路 20,23…スイッチング回路 22,25…寄生ダイオード 26…ゲート制御回路 15…CPU 21,24…FET
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G003 AA04 BA03 CA02 CA14 CC04 FA06 GB04 GC05 5H030 AA03 AA04 AS20 BB01 BB21 DD08 FF43 FF44

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3個以上の単位蓄電装置を正負出力端子
    間で直列接続して充放電させる蓄電装置の充放電制御装
    置であって、 リアクトルと、 前記リアクトルの一端側を前記各単位蓄電装置間の各接
    続点に選択的に接続可能なスイッチ素子と、 前記リアクトルの他端側と前記正負の各端子とのそれぞ
    れの間に接続された一対のスイッチング回路と、 前記蓄電装置の両端に位置する各末端単位蓄電装置につ
    いては、それと隣合う他の単位蓄電装置との接続点に前
    記リアクトルの一端側を接続すると共に、その末端単位
    蓄電装置を除く前記単位蓄電装置に連なる前記スイッチ
    ング回路をオン動作させた後にこれを開くことで、前記
    リアクトルに蓄えられた電磁エネルギーによって当該末
    端単位蓄電装置への充電方向に電流を流すようにし、 前記末端単位蓄電装置以外の各中間単位蓄電装置につい
    ては、その中間単位蓄電装置の両端の接続点のうちいず
    れか一方に前記リアクトルの一端側を接続すると共に、
    その接続より分けられた2つの単位蓄電装置群のうち当
    該中間単位蓄電装置を含まない単位蓄電装置群に連なる
    スイッチング回路をオン動作させた後にこれを開くこと
    で、前記リアクトルに蓄えられた電磁エネルギーによっ
    て中間単位蓄電装置を含む単位蓄電装置群への充電方向
    に電流を流す第1動作を行い、 次に、中間単位蓄電装置の両端の接続点のうち前記第1
    動作とは反対側の接続点に前記リアクトルの一端側を接
    続すると共に、その接続より分けられた2つの単位蓄電
    装置群のうち当該中間単位蓄電装置を含まない単位蓄電
    装置群に連なるスイッチング回路をオン動作させた後に
    これを開くことで、前記リアクトルに蓄えられた電磁エ
    ネルギーによって中間単位蓄電装置を含む単位蓄電装置
    群への充電方向に電流を流す第2動作を行うよう前記ス
    イッチ素子及び前記一対のスイッチング回路の制御動作
    を行う制御手段とを備えたことを特徴とする蓄電装置の
    充放電制御装置。
  2. 【請求項2】 3個以上の単位蓄電装置を正負出力端子
    間で直列接続して充放電させる蓄電装置の充放電制御装
    置であって、 リアクトルと、 前記リアクトルの一端側を前記各単位蓄電装置間の各接
    続点に選択的に接続可能なスイッチ素子と、 前記リアクトルの他端側と前記正負の各端子とのそれぞ
    れの間に接続された一対のスイッチング回路と、 前記蓄電装置の両端に位置する各末端単位蓄電装置につ
    いては、それと隣合う他の単位蓄電装置との接続点に前
    記リアクトルの一端側を接続すると共に、その末端単位
    蓄電装置に連なる前記スイッチング回路をオン動作させ
    た後にこれを開くことで、前記リアクトルに蓄えられた
    電磁エネルギーによって当該末端単位蓄電装置を除く前
    記単位蓄電装置への充電方向に電流を流すようにし、 前記末端単位蓄電装置以外の各中間単位蓄電装置につい
    ては、その中間単位蓄電装置の両端の接続点のうちいず
    れか一方に前記リアクトルの一端側を接続すると共に、
    その接続より分けられた2つの単位蓄電装置群のうち当
    該中間単位蓄電装置を含む単位蓄電装置群に連なるスイ
    ッチング回路をオン動作させた後にこれを開くことで、
    前記リアクトルに蓄えられた電磁エネルギーによって中
    間単位蓄電装置を含まない単位蓄電装置群への充電方向
    に電流を流す第1動作を行い、 次に、中間単位蓄電装置の両端の接続点のうち前記第1
    動作とは反対側の接続点に前記リアクトルの一端側を接
    続すると共に、その接続より分けられた2つの単位蓄電
    装置群のうち当該中間単位蓄電装置を含む単位蓄電装置
    群に連なるスイッチング回路をオン動作させた後にこれ
    を開くことで、前記リアクトルに蓄えられた電磁エネル
    ギーによって中間単位蓄電装置を含まない単位蓄電装置
    群への充電方向に電流を流す第2動作を行うよう前記ス
    イッチ素子及び前記一対のスイッチング回路の制御動作
    を行う制御手段とを備えたことを特徴とする蓄電装置の
    充放電制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記各単位蓄電装置の
    電圧のうち最大電圧と最小電圧との差が所定値以上にな
    ったことを条件に、その最小電圧を示す単位蓄電装置に
    ついて前記制御動作を行うことを特徴とする請求項1に
    記載の蓄電装置の充放電制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記各単位蓄電装置の
    電圧のうち最大電圧と最小電圧との差が所定値以上にな
    ったことを条件に、その最大電圧を示す単位蓄電装置に
    ついて前記制御動作を行うことを特徴とする請求項2に
    記載の蓄電装置の充放電制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記各単位蓄電装置の
    電圧のうち最小電圧と、前記各単位蓄電装置の電圧の平
    均値との差が所定値以上になったことを条件に、その最
    小電圧を示す単位蓄電装置について前記制御動作を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置の充放電制
    御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記各単位蓄電装置の
    電圧のうち最大電圧と、前記各単位蓄電装置の電圧の平
    均値との差が所定値以上になったことを条件に、その最
    大電圧を示す単位蓄電装置について前記制御動作を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の蓄電装置の充放電制
    御装置。
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