JP2003153436A - 充放電装置の異常検出方法及び異常検出プログラム - Google Patents

充放電装置の異常検出方法及び異常検出プログラム

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JP2003153436A
JP2003153436A JP2001346630A JP2001346630A JP2003153436A JP 2003153436 A JP2003153436 A JP 2003153436A JP 2001346630 A JP2001346630 A JP 2001346630A JP 2001346630 A JP2001346630 A JP 2001346630A JP 2003153436 A JP2003153436 A JP 2003153436A
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JP
Japan
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voltage
current
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control
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JP2001346630A
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English (en)
Inventor
Yasujiro Hanawa
保二郎 塙
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Fujitsu Telecom Networks Ltd
Original Assignee
Fujitsu Telecom Networks Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は複数種類の制御モードを組み合わせ
て充放電を行う場合に、異常の発生を短い時間で検出す
ることが可能な充放電装置の異常検出方法及び異常検出
プログラムを提供することを目的とする。 【解決手段】 電流,電圧及び電力のいずれかの制御要
素を目標値に従って制御するとともに、複数種類の制御
モードを組み合わせて任意の蓄電池の充電及び放電の少
なくとも一方を制御する充放電装置の異常検出方法にお
いて、各時点の制御モードを識別する手順S13と、電
流,電圧及び電力のうち制御対象の要素の測定値を現在
の制御モードに対応する目標値に基づいて検査する手順
S19と、電流,電圧及び電力のうち制御対象外の要素
の測定値の変化量を検出する手順S17と、現在の制御
モードに応じて前記変化量を検査する手順S17とを実
行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充放電装置の異常
検出方法及び異常検出プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、蓄電池の充電,放電,充放電
試験などを行う場合には、複数の制御モードを組み合わ
せて充放電を行う場合が多い。このような複数の制御モ
ードを組み合わせた制御としては、CCCV(定電流−
定電圧:Constant Current - Constant Voltage)制
御,CPCV(定電力−定電圧:Constant Power - Con
stant Voltage)制御及びCCCPCV(定電流−定電
力−定電圧:Constant Current - Constant Power - Co
nstant Voltage)制御が知られている。
【0003】CCCV制御では、図4,図5に示すよう
に、最初は電流(C)が一定になるようにCC(Consta
nt Current)制御を行い、電圧が目標値に近づくと電圧
(V)が一定になるようにCV(Constant Voltage)制
御する。CPCV制御では、図6,図7に示すように、
最初は電力(P)が一定になるようにCP(Constant P
ower)制御を行い、電圧が目標値に近づくと電圧(V)
が一定になるようにCV制御する。
【0004】CCCPCV制御で充電を行う場合には、
図8に示すように、最初は電流(C)が一定になるよう
にCC制御を行い、電力が目標値に近づくと電力(P)
が一定になるようにCP制御を行い、電圧が目標値に近
づくと電圧(V)が一定になるようにCV制御を行う。
CCCPCV制御で放電を行う場合には、図9に示すよ
うに、最初は電力(P)が一定になるようにCP制御を
行い、電流が目標値に近づくと電流(C)が一定になる
ようにCC制御を行い、電圧が目標値に近づくと電圧
(V)が一定になるようにCV制御を行う。
【0005】ところで、蓄電池の充電,放電,充放電試
験などを行う場合には、装置の故障,蓄電池の故障,配
線の短絡などによって火災などの事故が発生するのを防
止するために、電圧や電流を監視して異常の発生を検出
する必要がある。従来の異常検出方法では、制御上の上
限値や下限値を予め定め、電圧や電流の測定値を閾値で
ある上限値や下限値と比較して異常の有無を識別してい
る。
【0006】すなわち、CCCV制御で充電を行う場合
には、定電流制御における電流の上限値と定電圧制御に
おける電圧の最大値とを閾値として利用する。また、C
CCV制御で放電を行う場合には、定電流制御における
電流の上限値と定電圧制御における電圧の最小値とを閾
値として利用する。同様に、CPCV制御で充電を行う
場合には、定電力制御における電力の上限値と定電圧制
御における電圧の最大値とを閾値として利用する。ま
た、CPCV制御で放電を行う場合には、定電力制御に
おける電力の上限値と定電圧制御における電圧の最小値
とを閾値として利用する。
【0007】また、CCCPCV制御で充電を行う場合
には、定電流制御における電流の上限値と定電力制御に
おける電力の上限値と定電圧制御における電圧の最大値
とを閾値として利用する。また、CCCPCV制御で放
電を行う場合には、定電流制御における電流の上限値と
定電力制御における電力の上限値と定電圧制御における
電圧の最小値とを閾値として利用する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の異常検出方法で
は、予め決定した閾値を超えて電圧や電流が変化しない
限り異常の発生を検出できない。従って、実際の異常が
発生してから電圧や電流が閾値を超えて変化するまでに
時間がかかるような場合には、異常検出に遅れが生じる
ことになり、被害を最小限に食い止めるのが難しい。
【0009】本発明は、複数種類の制御モードを組み合
わせて充放電を行う場合に、異常の発生を短い時間で検
出することが可能な充放電装置の異常検出方法及び異常
検出プログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1は、電流,電圧
及び電力のいずれかの制御要素を目標値に従って制御す
るとともに、複数種類の制御モードを組み合わせて任意
の充放電対象物の充電及び放電の少なくとも一方を制御
する充放電装置の異常検出方法において、各時点の制御
モードを識別する手順と、電流,電圧及び電力のうち制
御対象の要素の測定値を現在の制御モードに対応する目
標値に基づいて検査する手順と、電流,電圧及び電力の
うち制御対象外の要素の測定値の変化量を検出する手順
と、現在の制御モードに応じて前記変化量を検査する手
順とを実行することを特徴とする。
【0011】電流,電圧,電力のいずれかを制御対象要
素として制御する場合には、通常は制御対象外の要素は
充電又は放電の進行に伴って時間とともに上昇又は下降
する。例えば、図4に示すCCCV充電制御の場合に、
電流が一定になるように制御するとき(CC制御)は、
電圧V及び電力Pは上昇する。また、CCCV充電制御
の場合に、電圧が一定になるように制御するとき(CV
制御)は、電流C及び電力Pは下降する。
【0012】一方、充放電装置にショートなどの異常が
発生すると、CC制御中に制御対象外の電圧V及び電力
Pの変化が上昇傾向から下降傾向に変化する場合があ
る。また、CV制御中に制御対象外の電流C及び電力P
の変化が下降傾向から上昇傾向に変化する場合がある
(図10,図11参照)。請求項1においては、現在の
制御モードに応じて制御対象外の要素の測定値の変化量
を検査するので、電流や電圧が予め定めた閾値(上限
値,下限値)を超える前であっても異常の発生を検出す
ることができる。これにより、異常を検出するまでの所
要時間を短縮できる。
【0013】請求項2は、請求項1記載の充放電装置の
異常検出方法において、電流を第1の目標値に従って一
定に制御する第1の制御モードと電圧を第2の目標値に
従って一定に制御する第2の制御モードとを組み合わせ
て充電又は放電を制御する場合に、電流の測定値を前記
第1の目標値に応じて定まる第1の許容範囲と比較する
第1の手順と、電圧の測定値を前記第2の目標値に応じ
て定まる第2の許容範囲と比較する第2の手順とを用い
て各時点の制御モードが第1の制御モード及び第2の制
御モードのいずれであるかを識別することを特徴とす
る。
【0014】第1の制御モードでは電流が第1の目標値
に近づくように制御されるので、異常が発生していない
限り第1の制御モードで検出される電流は第1の目標値
と同等になる。また、第2の制御モードでは電圧が第2
の目標値に近づくように制御されるので、異常が発生し
ていない限り第2の制御モードで検出される電圧は第2
の目標値と同等になる。
【0015】請求項2においては、前記第1の手順及び
第2の手順で電流及び電圧を第1の許容範囲及び第2の
許容範囲と比較するので、測定値に基づいて各時点の制
御モードを識別できる。請求項3は、請求項2記載の充
放電装置の異常検出方法において、前記第1の手順で電
流の測定値が前記第1の許容範囲を外れた場合に、電圧
の測定値を、前記第2の制御モードにおける上限値又は
下限値と比較することを特徴とする。
【0016】前記第1の手順で電流の測定値が前記第1
の許容範囲を外れた場合には、制御モードが前記第2の
制御モードであるか又は異常が発生していることが考え
られる。その場合、電圧の測定値を、前記第2の制御モ
ードにおける上限値又は下限値と比較することにより、
異常の有無を識別できる。請求項4は、請求項1記載の
充放電装置の異常検出方法において、電力を第1の目標
値に従って一定に制御する第1の制御モードと電圧を第
2の目標値に従って一定に制御する第2の制御モードと
を組み合わせて充電又は放電を制御する場合に、電力の
測定値を前記第1の目標値に応じて定まる第1の許容範
囲と比較する第1の手順と、電圧の測定値を前記第2の
目標値に応じて定まる第2の許容範囲と比較する第2の
手順とを用いて各時点の制御モードが第1の制御モード
及び第2の制御モードのいずれであるかを識別すること
を特徴とする。
【0017】第1の制御モードでは電力が第1の目標値
に近づくように制御されるので、異常が発生していない
限り第1の制御モードで検出される電力は第1の目標値
と同等になる。また、第2の制御モードでは電圧が第2
の目標値に近づくように制御されるので、異常が発生し
ていない限り第2の制御モードで検出される電圧は第2
の目標値と同等になる。
【0018】請求項4においては、前記第1の手順及び
第2の手順で電力及び電圧を第1の許容範囲及び第2の
許容範囲と比較するので、測定値に基づいて各時点の制
御モードを識別できる。請求項5は、請求項4記載の充
放電装置の異常検出方法において、前記第1の手順で電
力の測定値が前記第1の許容範囲を外れた場合に、電圧
の測定値を、前記第2の制御モードにおける上限値又は
下限値と比較する、ことを特徴とする。
【0019】前記第1の手順で電力の測定値が前記第1
の許容範囲を外れた場合には、制御モードが前記第2の
制御モードであるか又は異常が発生していることが考え
られる。その場合、電圧の測定値を、前記第2の制御モ
ードにおける上限値又は下限値と比較することにより、
異常の有無を識別できる。請求項6は、請求項1記載の
充放電装置の異常検出方法において、電流を第1の目標
値に従って一定に制御する第1の制御モードと、電力を
第2の目標値に従って一定に制御する第2の制御モード
と、電圧を第3の目標値に従って一定に制御する第3の
制御モードとを組み合わせて充電又は放電を制御する場
合に、電流の測定値を前記第1の目標値に応じて定まる
第1の許容範囲と比較する第1の手順と、電力の測定値
を前記第2の目標値に応じて定まる第2の許容範囲と比
較する第2の手順と、電圧の測定値を前記第3の目標値
に応じて定まる第3の許容範囲と比較する第3の手順と
を用いて各時点の制御モードが第1の制御モード,第2
の制御モード及び第3の制御モードのいずれであるかを
識別することを特徴とする。
【0020】第1の制御モードでは電流が第1の目標値
に近づくように制御されるので、異常が発生していない
限り第1の制御モードで検出される電流は第1の目標値
と同等になる。また、第2の制御モードでは電力が第2
の目標値に近づくように制御されるので、異常が発生し
ていない限り第2の制御モードで検出される電力は第2
の目標値と同等になる。また、第3の制御モードでは電
圧が第3の目標値に近づくように制御されるので、異常
が発生していない限り第3の制御モードで検出される電
圧は第3の目標値と同等になる。
【0021】請求項6においては、前記第1の手順,第
2の手順及び第3の手順で電流,電力及び電圧を第1の
許容範囲,第2の許容範囲及び第3の許容範囲と比較す
るので、測定値に基づいて各時点の制御モードを識別で
きる。請求項7は、請求項1記載の充放電装置の異常検
出方法において、電流,電圧及び電力のうち現在の制御
モードで制御対象外の要素の測定値の変化の方向が上昇
傾向か下降傾向かを識別し、その結果を現在の制御モー
ドの条件と比較して異常の有無を識別する、ことを特徴
とする。
【0022】電流,電圧,電力のいずれかを制御対象要
素として制御する場合には、通常は制御対象外の要素は
充電又は放電の進行に伴って時間とともに上昇又は下降
する。例えば、図4に示すCCCV充電制御の場合に、
電流が一定になるように制御するとき(CC制御)は、
電圧V及び電力Pは上昇する。また、CCCV充電制御
の場合に、電圧が一定になるように制御するとき(CV
制御)は、電流C及び電力Pは下降する。
【0023】一方、充放電装置にショートなどの異常が
発生すると、CC制御中に制御対象外の電圧V及び電力
Pの変化が上昇傾向から下降傾向に変化する場合があ
る。また、CV制御中に制御対象外の電流C及び電力P
の変化が下降傾向から上昇傾向に変化する場合がある。
請求項7においては、制御対象外の要素の測定値の変化
の方向が上昇傾向か下降傾向かを調べることによって異
常の発生を検出する。これにより、異常を検出するまで
の所要時間を短縮できる。
【0024】請求項8は、電流,電圧及び電力のいずれ
かの制御要素を目標値に従って制御するとともに、複数
種類の制御モードを組み合わせて任意の充放電対象物の
充電及び放電の少なくとも一方を制御する充放電装置の
異常を検出するために用いるコンピュータで実行可能な
異常検出プログラムにおいて、各時点の制御モードを識
別する手順と、電流,電圧及び電力のうち制御対象の要
素の測定値を現在の制御モードに対応する目標値に基づ
いて検査する手順と、電流,電圧及び電力のうち制御対
象外の要素の測定値の変化量を検出する手順と、現在の
制御モードに応じて前記変化量を検査する手順とを設け
たことを特徴とする。
【0025】請求項8の異常検出プログラムを任意のコ
ンピュータを用いて実行することにより請求項1記載の
充放電装置の異常検出方法を実施することができる。請
求項9は、請求項8記載の異常検出プログラムにおい
て、電流を第1の目標値に従って一定に制御する第1の
制御モードと電圧を第2の目標値に従って一定に制御す
る第2の制御モードとを組み合わせて充電又は放電を制
御する場合に、電流の測定値を前記第1の目標値に応じ
て定まる第1の許容範囲と比較する第1の手順と、電圧
の測定値を前記第2の目標値に応じて定まる第2の許容
範囲と比較する第2の手順とを用いて各時点の制御モー
ドが第1の制御モード及び第2の制御モードのいずれで
あるかを識別することを特徴とする。
【0026】請求項9の異常検出プログラムを任意のコ
ンピュータを用いて実行することにより請求項2記載の
充放電装置の異常検出方法を実施することができる。請
求項10は、請求項9記載の異常検出プログラムにおい
て、前記第1の手順で電流の測定値が前記第1の許容範
囲を外れた場合に、電圧の測定値を、前記第2の制御モ
ードにおける上限値又は下限値と比較する、ことを特徴
とする。
【0027】請求項10の異常検出プログラムを任意の
コンピュータを用いて実行することにより請求項3記載
の充放電装置の異常検出方法を実施することができる。
請求項11は、請求項8記載の異常検出プログラムにお
いて、電力を第1の目標値に従って一定に制御する第1
の制御モードと電圧を第2の目標値に従って一定に制御
する第2の制御モードとを組み合わせて充電又は放電を
制御する場合に、電力の測定値を前記第1の目標値に応
じて定まる第1の許容範囲と比較する第1の手順と、電
圧の測定値を前記第2の目標値に応じて定まる第2の許
容範囲と比較する第2の手順とを用いて各時点の制御モ
ードが第1の制御モード及び第2の制御モードのいずれ
であるかを識別することを特徴とする。
【0028】請求項11の異常検出プログラムを任意の
コンピュータを用いて実行することにより請求項4記載
の充放電装置の異常検出方法を実施することができる。
請求項12は、請求項11記載の異常検出プログラムに
おいて、前記第1の手順で電力の測定値が前記第1の許
容範囲を外れた場合に、電圧の測定値を、前記第2の制
御モードにおける上限値又は下限値と比較する、ことを
特徴とする。
【0029】請求項12の異常検出プログラムを任意の
コンピュータを用いて実行することにより請求項5記載
の充放電装置の異常検出方法を実施することができる。
請求項13は、請求項8記載の異常検出プログラムにお
いて、電流を第1の目標値に従って一定に制御する第1
の制御モードと、電力を第2の目標値に従って一定に制
御する第2の制御モードと、電圧を第3の目標値に従っ
て一定に制御する第3の制御モードとを組み合わせて充
電又は放電を制御する場合に、電流の測定値を前記第1
の目標値に応じて定まる第1の許容範囲と比較する第1
の手順と、電力の測定値を前記第2の目標値に応じて定
まる第2の許容範囲と比較する第2の手順と、電圧の測
定値を前記第3の目標値に応じて定まる第3の許容範囲
と比較する第3の手順とを用いて各時点の制御モードが
第1の制御モード,第2の制御モード及び第3の制御モ
ードのいずれであるかを識別することを特徴とする。
【0030】請求項13の異常検出プログラムを任意の
コンピュータを用いて実行することにより請求項6記載
の充放電装置の異常検出方法を実施することができる。
請求項14は、請求項8記載の異常検出プログラムにお
いて、電流,電圧及び電力のうち現在の制御モードで制
御対象外の要素の測定値の変化の方向が上昇傾向か下降
傾向かを識別し、その結果を現在の制御モードの条件と
比較して異常の有無を識別する、ことを特徴とする。
【0031】請求項14の異常検出プログラムを任意の
コンピュータを用いて実行することにより請求項7記載
の充放電装置の異常検出方法を実施することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の充放電装置の異常検出方
法及び異常検出プログラムの1つの実施の形態につい
て、図1〜図11を参照して説明する。この形態は全て
の請求項に対応する。
【0033】図1は充電制御時の異常検出処理を示すフ
ローチャートである。図2は放電制御時の異常検出処理
を示すフローチャートである。図3は充放電監視装置の
動作を示すフローチャートである。図4はCCCV充電
制御の動作例を示すタイムチャートである。図5はCC
CV放電制御の動作例を示すタイムチャートである。図
6はCPCV充電制御の動作例を示すタイムチャートで
ある。図7はCPCV放電制御の動作例を示すタイムチ
ャートである。図8はCCCPCV充電制御の動作例を
示すタイムチャートである。図9はCCCPCV放電制
御の動作例を示すタイムチャートである。図10はCC
CV充電制御(異常1)の動作例を示すタイムチャート
である。図11はCCCV充電制御(異常2)の動作例
を示すタイムチャートである。
【0034】この形態では、所定の充放電装置を用いて
蓄電池の充電,放電及び充放電試験を行う場合に本発明
を適用することを想定している。また、この形態の異常
検出方法は、充放電装置がCCCV充電制御,CCCV
放電制御,CPCV充電制御,CPCV放電制御,CC
CPCV充電制御及びCCCPCV放電制御のいずれを
実行する場合でも対応できる。
【0035】但し、現在の動作モードが充電/放電のい
ずれであるか、並びに現在の制御モードがCCCV,C
PCV,CCCPCVのいずれであるかについては、例
えばスイッチの状態を読み取って自動的に識別できるこ
とを想定している。CCCV充電制御の場合には、充放
電装置は図4に示すような制御を実施する。すなわち、
最初は定電流制御(CC)を実施して、電圧(蓄電池の
電圧)Vが上昇して予め定めた電圧目標値Vsに近づく
と定電圧制御(CV)に移行する。
【0036】定電流制御(CC)では蓄電池に流れる充
電電流(C)が電流目標値Csに維持されるように充放
電装置の出力電圧を制御する。正常時は、定電流制御
(CC)の間は電圧V及び電力(電圧×電流)Pは時間
の経過に伴って上昇する。定電圧制御(CV)では、蓄
電池の電圧(V)が電圧目標値Vsに維持されるように
充放電装置の出力電圧を制御する。正常時は、定電圧制
御(CV)の間は電流C及び電力Pは時間の経過に伴っ
て減少する。
【0037】CCCV放電制御の場合には、充放電装置
は図5に示すような制御を実施する。すなわち、最初は
定電流制御(CC)を実施して、電圧(蓄電池の電圧)
Vが減少して予め定めた電圧目標値Vsに近づくと定電
圧制御(CV)に移行する。但し、電流目標値Cs及び
電圧目標値Vsは充電制御の場合と放電制御の場合とで
独立に決定される。
【0038】図5に示すように、放電制御の場合、正常
時は定電流制御(CC)の間は電圧V及び電力Pは時間
の経過に伴って減少する。また、定電圧制御(CV)の
間は電流C及び電力Pは時間の経過に伴って減少する。
CPCV充電制御の場合には、充放電装置は図6に示す
ような制御を実施する。すなわち、最初は定電力制御
(CP)を実施して、電圧Vが上昇して予め定めた電圧
目標値Vsに近づくと定電圧制御(CV)に移行する。
【0039】定電力制御(CP)では蓄電池に流れる充
電電流(C)と電圧(V)との積である電力(P)が電
力目標値Psに維持されるように充放電装置の出力電圧
を制御する。図6に示すように、正常時は定電力制御
(CP)の間は電圧Vは時間の経過に伴って上昇し、電
流Cは時間の経過に伴って減少する。また、定電圧制御
(CV)の間は電力P及び電流Cは時間の経過に伴って
減少する。
【0040】CPCV放電制御の場合には、充放電装置
は図7に示すような制御を実施する。すなわち、最初は
定電力制御(CP)を実施して、電圧Vが上昇して予め
定めた電圧目標値Vsに近づくと定電圧制御(CV)に
移行する。但し、電力目標値Ps及び電圧目標値Vsは
充電制御の場合と放電制御の場合とで独立に決定され
る。図7に示すように、定電力制御(CP)の間は電圧
Vは時間の経過に伴って減少し、電流Cは時間の経過に
伴って増大する。また、定電圧制御(CV)の間は電力
P及び電流Cは時間の経過に伴って減少する。
【0041】CCCPCV充電制御の場合には、充放電
装置は図8に示すような制御を実施する。すなわち、最
初は定電流制御(CC)を実施して、電力Pが予め定め
た電力目標値Psに近づくと定電力制御(CP)に移行
し、更に電圧(蓄電池の電圧)Vが予め定めた電圧目標
値Vsに近づくと定電圧制御(CV)に移行する。ま
た、図8に示すように定電流制御(CC)の間は電力P
及び電圧Vは時間の経過に伴って増大する。また、定電
力制御(CP)の間は電圧Vは時間の経過に伴って増大
し電流Cは時間の経過に伴って減少する。定電圧制御
(CV)の間は、電力P及び電流Cは時間の経過に伴っ
て減少する。
【0042】CCCPCV放電制御の場合には、充放電
装置は図9に示すような制御を実施する。すなわち、最
初は定電力制御(CP)を実施して、電流Cが電力目標
値Csに近づくと定電流制御(CC)に移行し、更に電
圧(蓄電池の電圧)Vが予め定めた電圧目標値Vsに近
づくと定電圧制御(CV)に移行する。但し、電流目標
値Cs,電力目標値Ps及び電圧目標値Vsは充電制御
の場合と放電制御の場合とで独立に決定される。
【0043】図9に示すように、定電力制御(CP)の
間は電圧Vは時間の経過に伴って減少し電流Cは時間の
経過に伴って増大する。また、定電流制御(CC)の間
は電力P及び電圧Vは時間の経過に伴って減少する。ま
た、定電圧制御(CV)の間は、電力P及び電流Cは時
間の経過に伴って減少する。以上のような制御を行う充
放電装置における異常の発生を監視するために、充放電
監視装置を設けるか、あるいはその監視機能を充放電装
置に内蔵する必要がある。
【0044】この形態では、充放電監視装置において図
1〜図3に示す処理を実行する。図3に示す処理がメイ
ンルーチンである。充電を行う場合には、図3のステッ
プS39で充電制御を開始した後で、図1に示す処理が
定期的に繰り返し実行される。また、放電を行う場合に
は図3のステップS42で放電制御を開始した後で、図
2に示す処理が定期的に繰り返し実行される。なお、図
1〜図3における各比較のステップでは数値は絶対値で
比較される。
【0045】まず、図3の処理について説明する。ステ
ップS31では、電流目標値Cs,電力目標値Ps,電
圧目標値Vsを充放電装置から入力する。ステップS3
2では、定電流制御中の正常な電流の範囲の境界を表す
閾値CsL,CsUを決定する。この例では、電流目標
値Csにその5%を加算した結果を閾値CsUに定め、
電流目標値Csからその5%を減算した結果を閾値Cs
Lに定めている。すなわち、電流目標値Csに対してプ
ラスマイナス5%の範囲内に電流がある場合には定電流
制御は正常であるとみなすことができる。
【0046】ステップS33では、定電力制御中の正常
な電力の範囲の境界を表す閾値PsL,PsUを決定す
る。この例では、電力目標値Psにその5%を加算した
結果を閾値PsUに定め、電力目標値Psからその5%
を減算した結果を閾値PsLに定めている。すなわち、
電力目標値Psに対してプラスマイナス5%の範囲内に
電力がある場合には定電力制御は正常であるとみなすこ
とができる。
【0047】ステップS34では、定電圧制御中の正常
な電圧の範囲の境界を表す閾値VsL,VsUを決定す
る。この例では、電圧目標値Vsにその5%を加算した
結果を閾値VsUに定め、電圧目標値Vsからその5%
を減算した結果を閾値VsLに定めている。すなわち、
電圧目標値Vsに対してプラスマイナス5%の範囲内に
電圧がある場合には定電圧制御は正常であるとみなすこ
とができる。
【0048】なお、各閾値を決定する5%については、
制御の精度や読み取り誤差を考慮して装置毎に適切な値
に変更してもよい。ステップS35では、異常検出のた
めに利用される電流上限値Cmax,電力上限値Pmax,電
圧上限値Vmax及び電圧下限値Vminを決定する。ステッ
プS36では、充放電対象の蓄電池の電圧をサンプリン
グして入力する。
【0049】ステップS37では、充電制御か放電制御
かを識別する。充電制御を行う場合にはステップS37
からS38に進み、放電制御を行う場合にはステップS
37からS41に進む。ステップS38では、ステップ
S36で得られた電圧測定値Vcを電圧上限値Vmaxと
比較する。「Vc>Vmax」の場合には、既に電圧が異
常であるので制御を開始することなく異常を検出して処
理を終了する。
【0050】同様に、ステップS41では、ステップS
36で得られた電圧測定値Vcを電圧下限値Vminと比
較する。「Vc<Vmin」の場合には、既に電圧が異常
であるので制御を開始することなく異常を検出して処理
を終了する。蓄電池の充電を行う場合には、ステップS
39で充電制御を開始して、充電が完了するかあるいは
異常が発生するまで図1に示す処理を定期的に繰り返し
実行する。
【0051】また、蓄電池の放電を行う場合には、ステ
ップS42で放電制御を開始して、放電が完了するかあ
るいは異常が発生するまで図2に示す処理を定期的に繰
り返し実行する。
【0052】次に、図1に示す処理について説明する。
ステップS11では、充放電対象の蓄電池の電流C,電
力P及び電圧Vをサンプリングして入力する。なお、電
力Pについては測定した電流Cと電圧Vとの乗算により
求めてもよい。ステップS12では、現在の制御モード
を識別する。CCCV又はCCCPCVの場合にはステ
ップS12からS13に進み、CPCVの場合にはステ
ップS12からS21に進む。
【0053】ステップS13では、電流が定電流制御に
おける許容範囲内にあるか否かを識別する。すなわち、
ステップS11で得られた最新の電流測定値Ccを図3
のステップS32で決定した閾値CsL,CsUと比較
する。電流が許容範囲内にある場合にはステップS13
からS14に進み、範囲外の場合にはステップS13か
らS19に進む。
【0054】ステップS14では、現在の制御モードを
識別する。CCCPCVの場合にはステップS14から
S15に進み、CCCVの場合にはステップS14から
S16に進む。ステップS15では、ステップS11で
得られた最新の電力測定値Pcを図3のステップS35
で定めた電力上限値Pmaxと比較する。「Pc≦Pmax」
の場合にはステップS15からS16に進み、「Pc>
Pmax」の場合にはステップS27に進む。
【0055】ステップS16では、ステップS11で得
られた最新の電圧測定値Vcを電圧目標値Vsと比較す
る。「Vc≧Vs」の場合にはステップS16からS1
7に進み、「Vc<Vs」の場合にはステップS16か
ら28に進む。ステップS17では、電圧測定値Vcの
変化が下降中か否かを識別する。実際には、ステップS
11を複数回実行した結果得られる複数の電圧測定値V
cの差分を求めてその変化が下降中か否かを識別する。
電圧測定値Vcが下降中の場合にはステップS17から
S25に進み、上昇中の場合にはステップS17からS
18に進む。
【0056】ステップS18では、異常が発生していな
いとみなす。ステップS19では、ステップS11で得
られた最新の電流測定値Ccを図3のステップS35で
定めた電流上限値Cmaxと比較する。「Cc≦Cmax」の
場合にはステップS19からS20に進み、「Cc>C
max」の場合にはステップS26に進む。
【0057】ステップS20では、現在の制御モードを
識別する。CCCPCVの場合にはステップS20から
S21に進み、CCCVの場合にはステップS20から
S23に進む。ステップS21では、電力が定電力制御
における許容範囲内にあるか否かを識別する。すなわ
ち、ステップS11で得られた最新の電力測定値Pcを
図3のステップS33で決定した閾値PsL,PsUと
比較する。電力が許容範囲内にある場合にはステップS
21からS16に進み、範囲外の場合にはステップS2
1からS22に進む。
【0058】ステップS22では、ステップS11で得
られた最新の電力測定値Pcを図3のステップS35で
定めた電力上限値Pmaxと比較する。「Pc≦Pmax」の
場合にはステップS22からS23に進み、「Pc>P
max」の場合にはステップS27に進む。ステップS2
3では、電圧が定電圧制御における許容範囲内にあるか
否かを識別する。すなわち、ステップS11で得られた
最新の電圧測定値Vcを図3のステップS34で決定し
た閾値VsL,VsUと比較する。電圧が許容範囲内に
ある場合にはステップS23からS24に進み、範囲外
の場合にはステップS23からS28に進む。
【0059】ステップS24では、電流測定値Cc又は
電力測定値Pcの変化が下降中か否かを識別する。実際
には、ステップS11を複数回実行した結果得られる複
数の電流測定値Cc(又は電力測定値Pc)の差分を求
めてその変化が下降中か否かを識別する。電流測定値C
c(又は電力測定値Pc)が下降中の場合にはステップ
S24からS18に進み、上昇中の場合にはステップS
24からS25に進む。
【0060】ステップS25では、「電池異常」などの
異常を検出する。例えば蓄電池にショートなどが発生し
た場合にはステップS25で異常の発生が検出される。
同様に、ステップS26では電流制御の異常を検出し、
ステップS27では電力制御の異常を検出し、ステップ
S28では電圧制御の異常を検出する。次に、図1に関
する動作の具体例について説明する。
【0061】まず、図4に示すようなCCCV充電制御
を行う場合を想定する。定電流制御(CC)を行ってい
るときには、ステップS13で電流測定値Ccが定電流
制御の許容範囲内にあるか否かが識別される。正常に定
電流制御を行っている場合には、ステップS13,S1
4を通ってS16に進む。正常な場合には、定電流制御
(CC)の間は図4に示すように電圧Vが電圧目標値V
sよりも小さいのでステップS16からS17に進む。
もしも定電流制御中に電圧Vが異常に増大した場合に
は、ステップS16からS28に進み、電圧制御の異常
が検出される。
【0062】また、定電流制御(CC)の間は図4に示
すように電圧Vが常に上昇傾向を示すので、正常時には
ステップS17からS18に進み、正常とみなされる。
一方、定電流制御(CC)の間に蓄電池のショートなど
が発生すると、図10に示すように定電流制御中に電圧
の低下が発生する。このような異常が発生すると、図1
のステップS17からS25に進み、電池の異常が検出
される。
【0063】また、異常の発生によって電流が電流上限
値Cmaxを超えるまで増大した場合には、ステップS1
3からS19を通ってS26に進み、電流制御の異常が
検出される。
【0064】定電流制御(CC)から定電圧制御(C
V)に移行した場合には、図1のステップS13からS
19に進む。正常であれば「Cc≦Cmax」になるので
ステップS19からS20を通ってS23に進む。ステ
ップS23では、電圧測定値Vcが定電圧制御の許容範
囲内にあるか否かが識別される。正常に定電圧制御を行
っている場合にはステップS24に進み、電圧測定値V
cが許容範囲を外れた場合にはステップS28で電圧制
御の異常が検出される。
【0065】また、定電圧制御(CV)の間は図4に示
すように電流Cが常に下降傾向を示すので、正常時には
ステップS24からS18に進み、正常とみなされる。
一方、定電圧制御(CV)の間に蓄電池のショートなど
が発生すると、図11に示すように定電圧制御中に電流
の増大が発生する。このような異常が発生すると、図1
のステップS24からS25に進み、電池の異常が検出
される。
【0066】次に、図6に示すようなCPCV充電制御
を行う場合を想定する。定電力制御(CP)を行ってい
るときには、ステップS12からS21に進み、電力測
定値Pcが定電力制御の許容範囲内にあるか否かが識別
される。正常に定電力制御を行っている場合には、ステ
ップS21からS16に進む。正常な場合には、定電力
制御(CP)の間は図6に示すように電圧Vが電圧目標
値Vsよりも小さいのでステップS16からS17に進
む。もしも定電力制御中に電圧Vが異常に増大した場合
には、ステップS16からS28に進み、電圧制御の異
常が検出される。
【0067】また、定電力制御(CP)の間は図6に示
すように電圧Vが常に上昇傾向を示すので、正常時には
ステップS17からS18に進み、正常とみなされる。
定電力制御(CP)から定電圧制御(CV)に移行した
場合の動作は前述のCCCV制御の場合と同一である。
次に、図8に示すようなCCCPCV充電制御を行う場
合を想定する。定電流制御(CC)を行っているときに
は、ステップS13で電流測定値Ccが定電流制御の許
容範囲内にあるか否かが識別される。正常に定電流制御
を行っている場合には、ステップS13,S14を通っ
てS16に進む。
【0068】正常な場合には、定電流制御(CC)の間
は図8に示すように電圧Vが電圧目標値Vsよりも小さ
いのでステップS16からS17に進む。もしも定電流
制御中に電圧Vが異常に増大した場合には、ステップS
16からS28に進み、電圧制御の異常が検出される。
また、定電流制御(CC)の間は図8に示すように電圧
Vが常に上昇傾向を示すので、正常時にはステップS1
7からS18に進み、正常とみなされる。
【0069】一方、定電流制御(CC)の間に蓄電池の
ショートなどが発生すると、図10に示すように定電流
制御中に電圧の低下が発生する。このような異常が発生
すると、図1のステップS17からS25に進み、電池
の異常が検出される。また、異常の発生によって電流が
電流上限値Cmaxを超えるまで増大した場合には、ステ
ップS13からS19を通ってS26に進み、電流制御
の異常が検出される。
【0070】定電流制御(CC)から定電力制御(C
P)に移行した場合には、ステップS12,S13,S
19,S20を通ってS21に進み、電力測定値Pcが
定電力制御の許容範囲内にあるか否かが識別される。正
常に定電力制御を行っている場合には、ステップS21
からS16に進む。正常な場合には、定電力制御(C
P)の間は図8に示すように電圧Vが電圧目標値Vsよ
りも小さいのでステップS16からS17に進む。もし
も定電力制御中に電圧Vが異常に増大した場合には、ス
テップS16からS28に進み、電圧制御の異常が検出
される。
【0071】また、定電力制御(CP)の間は図8に示
すように電圧Vが常に上昇傾向を示すので、正常時には
ステップS17からS18に進み、正常とみなされる。
定電力制御(CP)から定電圧制御(CV)に移行した
場合には、図1のステップS13からS19に進む。正
常であれば「Cc≦Cmax」になるのでステップS19
からS20を通ってS23に進む。
【0072】ステップS23では、電圧測定値Vcが定
電圧制御の許容範囲内にあるか否かが識別される。正常
に定電圧制御を行っている場合にはステップS24に進
み、電圧測定値Vcが許容範囲を外れた場合にはステッ
プS28で電圧制御の異常が検出される。また、定電圧
制御(CV)の間は図8に示すように電流Cが常に下降
傾向を示すので、正常時にはステップS24からS18
に進み、正常とみなされる。
【0073】一方、定電圧制御(CV)の間に蓄電池の
ショートなどが発生すると、図11に示すように定電圧
制御中に電流の増大が発生する。このような異常が発生
すると、図1のステップS24からS25に進み、電池
の異常が検出される。次に、放電制御の場合について説
明する。放電制御の場合には、図2に示す処理が定期的
に繰り返し実行される。なお、図2に示す処理の大部分
は図1と同じであり、同じ処理には同一のステップ番号
を付けて表してある。
【0074】すなわち、図2において図1と異なるのは
ステップS16B及びS17Bのみである。図1と同一
のステップについては以下の説明を省略する。ステップ
S16Bでは、「Vc≧Vs」の場合に次のステップS
17Bに進み、「Vc<Vs」の場合にステップS28
に進む。蓄電池の電荷を放電する場合には、その電圧が
徐々に低下する。従って、例えば図5に示すように電圧
目標値Vsは比較的低い値であり、定電圧制御(CV)
に移行するまでの間は、異常が発生しない限り電圧は電
圧目標値Vsよりも大きくなる。
【0075】ステップS17Bでは、電圧測定値Vcが
上昇中か否かを識別する。例えば図5に示すように、定
電圧制御(CV)に移行するまでの間は、電圧Vは常に
下降傾向を示す。従って、定電流制御(CC)中あるい
は定電力制御(CP)中に電圧測定値Vcが上昇傾向に
変化した場合には異常の発生とみなすことができる。
【0076】本発明の異常検出方法を現実に実施する場
合には、図1〜図3に示す機能を装置に予め組み込んで
もよいし、図1〜図3に示す機能に相当するプログラム
を任意のコンピュータで実行して異常の有無を監視する
ように構成してもよい。また、充電及び放電のいずれか
一方だけを監視する場合や、CCCV,CPCV,CC
CPCVの一部の制御モードのみを使用する場合には、
図1〜図3に示す機能の一部分だけで本発明を実施でき
る。
【0077】また、ここでは蓄電池の充放電制御につい
て説明したが、例えばコンデンサのように蓄電池と同様
の特性を持つ機器の充放電を行う場合にも本発明は適用
できる。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、定電流
制御や定電圧制御のような複数の制御を組み合わせて充
放電制御を行う場合に、制御モードと制御対象外の要素
の測定値の変化量とを関連付けて異常の発生を検出する
ので、電流や電圧が予め定めた上限値に到達する前であ
っても異常の発生を検出できる。このため、異常の検出
に要する時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】充電制御時の異常検出処理を示すフローチャー
トである。
【図2】放電制御時の異常検出処理を示すフローチャー
トである。
【図3】充放電監視装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】CCCV充電制御の動作例を示すタイムチャー
トである。
【図5】CCCV放電制御の動作例を示すタイムチャー
トである。
【図6】CPCV充電制御の動作例を示すタイムチャー
トである。
【図7】CPCV放電制御の動作例を示すタイムチャー
トである。
【図8】CCCPCV充電制御の動作例を示すタイムチ
ャートである。
【図9】CCCPCV放電制御の動作例を示すタイムチ
ャートである。
【図10】CCCV充電制御(異常1)の動作例を示す
タイムチャートである。
【図11】CCCV充電制御(異常2)の動作例を示す
タイムチャートである。
【符号の説明】
Cs 電流目標値 Ps 電力目標値 Vs 電圧目標値 CC 定電流制御 CP 定電力制御 CV 定電圧制御 Cmax 電流上限値 Pmax 電力上限値 Vmax 電圧上限値 Vmin 電圧下限値 Cc 電流測定値 Pc 電力測定値 Vc 電圧測定値
フロントページの続き Fターム(参考) 2G016 CA00 CB07 CB21 CB23 CB31 CB33 CC04 CC23 CC24 CC27 5G003 BA01 CA03 CA12 EA08 GC05 5G053 AA01 AA02 AA09 AA12 BA01 BA04 DA01 5H030 AS18 FF41

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流,電圧及び電力のいずれかの制御要
    素を目標値に従って制御するとともに、複数種類の制御
    モードを組み合わせて任意の充放電対象物の充電及び放
    電の少なくとも一方を制御する充放電装置の異常検出方
    法において、 各時点の制御モードを識別する手順と、 電流,電圧及び電力のうち制御対象の要素の測定値を現
    在の制御モードに対応する目標値に基づいて検査する手
    順と、 電流,電圧及び電力のうち制御対象外の要素の測定値の
    変化量を検出する手順と、 現在の制御モードに応じて前記変化量を検査する手順と
    を実行することを特徴とする充放電装置の異常検出方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の充放電装置の異常検出方
    法において、 電流を第1の目標値に従って一定に制御する第1の制御
    モードと電圧を第2の目標値に従って一定に制御する第
    2の制御モードとを組み合わせて充電又は放電を制御す
    る場合に、 電流の測定値を前記第1の目標値に応じて定まる第1の
    許容範囲と比較する第1の手順と、 電圧の測定値を前記第2の目標値に応じて定まる第2の
    許容範囲と比較する第2の手順とを用いて各時点の制御
    モードが第1の制御モード及び第2の制御モードのいず
    れであるかを識別することを特徴とする充放電装置の異
    常検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の充放電装置の異常検出方
    法において、前記第1の手順で電流の測定値が前記第1
    の許容範囲を外れた場合に、電圧の測定値を、前記第2
    の制御モードにおける上限値又は下限値と比較する、こ
    とを特徴とする充放電装置の異常検出方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の充放電装置の異常検出方
    法において、 電力を第1の目標値に従って一定に制御する第1の制御
    モードと電圧を第2の目標値に従って一定に制御する第
    2の制御モードとを組み合わせて充電又は放電を制御す
    る場合に、 電力の測定値を前記第1の目標値に応じて定まる第1の
    許容範囲と比較する第1の手順と、 電圧の測定値を前記第2の目標値に応じて定まる第2の
    許容範囲と比較する第2の手順とを用いて各時点の制御
    モードが第1の制御モード及び第2の制御モードのいず
    れであるかを識別することを特徴とする充放電装置の異
    常検出方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の充放電装置の異常検出方
    法において、前記第1の手順で電力の測定値が前記第1
    の許容範囲を外れた場合に、電圧の測定値を、前記第2
    の制御モードにおける上限値又は下限値と比較する、こ
    とを特徴とする充放電装置の異常検出方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の充放電装置の異常検出方
    法において、 電流を第1の目標値に従って一定に制御する第1の制御
    モードと、電力を第2の目標値に従って一定に制御する
    第2の制御モードと、電圧を第3の目標値に従って一定
    に制御する第3の制御モードとを組み合わせて充電又は
    放電を制御する場合に、 電流の測定値を前記第1の目標値に応じて定まる第1の
    許容範囲と比較する第1の手順と、 電力の測定値を前記第2の目標値に応じて定まる第2の
    許容範囲と比較する第2の手順と、 電圧の測定値を前記第3の目標値に応じて定まる第3の
    許容範囲と比較する第3の手順とを用いて各時点の制御
    モードが第1の制御モード,第2の制御モード及び第3
    の制御モードのいずれであるかを識別することを特徴と
    する充放電装置の異常検出方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の充放電装置の異常検出方
    法において、電流,電圧及び電力のうち現在の制御モー
    ドで制御対象外の要素の測定値の変化の方向が上昇傾向
    か下降傾向かを識別し、その結果を現在の制御モードの
    条件と比較して異常の有無を識別する、ことを特徴とす
    る充放電装置の異常検出方法。
  8. 【請求項8】 電流,電圧及び電力のいずれかの制御要
    素を目標値に従って制御するとともに、複数種類の制御
    モードを組み合わせて任意の充放電対象物の充電及び放
    電の少なくとも一方を制御する充放電装置の異常を検出
    するために用いるコンピュータで実行可能な異常検出プ
    ログラムにおいて、 各時点の制御モードを識別する手順と、 電流,電圧及び電力のうち制御対象の要素の測定値を現
    在の制御モードに対応する目標値に基づいて検査する手
    順と、 電流,電圧及び電力のうち制御対象外の要素の測定値の
    変化量を検出する手順と、 現在の制御モードに応じて前記変化量を検査する手順と
    を設けたことを特徴とする異常検出プログラム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の異常検出プログラムにお
    いて、 電流を第1の目標値に従って一定に制御する第1の制御
    モードと電圧を第2の目標値に従って一定に制御する第
    2の制御モードとを組み合わせて充電又は放電を制御す
    る場合に、 電流の測定値を前記第1の目標値に応じて定まる第1の
    許容範囲と比較する第1の手順と、 電圧の測定値を前記第2の目標値に応じて定まる第2の
    許容範囲と比較する第2の手順とを用いて各時点の制御
    モードが第1の制御モード及び第2の制御モードのいず
    れであるかを識別することを特徴とする異常検出プログ
    ラム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の異常検出プログラムに
    おいて、前記第1の手順で電流の測定値が前記第1の許
    容範囲を外れた場合に、電圧の測定値を、前記第2の制
    御モードにおける上限値又は下限値と比較する、ことを
    特徴とする異常検出プログラム。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の異常検出プログラムに
    おいて、 電力を第1の目標値に従って一定に制御する第1の制御
    モードと電圧を第2の目標値に従って一定に制御する第
    2の制御モードとを組み合わせて充電又は放電を制御す
    る場合に、 電力の測定値を前記第1の目標値に応じて定まる第1の
    許容範囲と比較する第1の手順と、 電圧の測定値を前記第2の目標値に応じて定まる第2の
    許容範囲と比較する第2の手順とを用いて各時点の制御
    モードが第1の制御モード及び第2の制御モードのいず
    れであるかを識別することを特徴とする異常検出プログ
    ラム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の異常検出プログラム
    において、前記第1の手順で電力の測定値が前記第1の
    許容範囲を外れた場合に、電圧の測定値を、前記第2の
    制御モードにおける上限値又は下限値と比較する、こと
    を特徴とする異常検出プログラム。
  13. 【請求項13】 請求項8記載の異常検出プログラムに
    おいて、 電流を第1の目標値に従って一定に制御する第1の制御
    モードと、電力を第2の目標値に従って一定に制御する
    第2の制御モードと、電圧を第3の目標値に従って一定
    に制御する第3の制御モードとを組み合わせて充電又は
    放電を制御する場合に、 電流の測定値を前記第1の目標値に応じて定まる第1の
    許容範囲と比較する第1の手順と、 電力の測定値を前記第2の目標値に応じて定まる第2の
    許容範囲と比較する第2の手順と、 電圧の測定値を前記第3の目標値に応じて定まる第3の
    許容範囲と比較する第3の手順とを用いて各時点の制御
    モードが第1の制御モード,第2の制御モード及び第3
    の制御モードのいずれであるかを識別することを特徴と
    する異常検出プログラム。
  14. 【請求項14】 請求項8記載の異常検出プログラムに
    おいて、電流,電圧及び電力のうち現在の制御モードで
    制御対象外の要素の測定値の変化の方向が上昇傾向か下
    降傾向かを識別し、その結果を現在の制御モードの条件
    と比較して異常の有無を識別する、ことを特徴とする異
    常検出プログラム。
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