JP2003152807A - ファクシミリゲートウェイ装置 - Google Patents

ファクシミリゲートウェイ装置

Info

Publication number
JP2003152807A
JP2003152807A JP2001343149A JP2001343149A JP2003152807A JP 2003152807 A JP2003152807 A JP 2003152807A JP 2001343149 A JP2001343149 A JP 2001343149A JP 2001343149 A JP2001343149 A JP 2001343149A JP 2003152807 A JP2003152807 A JP 2003152807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image information
signal
facsimile
group
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001343149A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3848134B2 (ja
Inventor
Hiroshi Tamura
博 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001343149A priority Critical patent/JP3848134B2/ja
Publication of JP2003152807A publication Critical patent/JP2003152807A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3848134B2 publication Critical patent/JP3848134B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画情報の送信確認を適切に行うことができる
ようにしたファクシミリゲートウェイ装置を提供するこ
とを目的としている。 【解決手段】 1ページ分の画情報の転送が終了するま
での間、送信側のグループ3ファクシミリ装置GFとの
間で回線を保持し、転送終了後に信号MCFを送信側の
グループ3ファクシミリ装置GFに応答するようにして
いるので、送信側のグループ3ファクシミリ装置GFで
は、ゲートウェイ装置GWの送信終了の後に即受信確認
を行うことができ、例えば、ゲートウェイ装置GWが送
信元のグループ3ファクシミリ装置GFに対して、受信
確認のための通知を別途する必要がなくなり、無駄な通
信コストが発生することを抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆回線網に接続
されるとともにネットワークに接続し、公衆回線網に接
続されているグループ3ファクシミリ装置より画情報を
受信すると、その受信画情報を、指定された電子メール
アドレスの宛先へ、電子メールを用いて送信するオンラ
ンプゲートウェイ機能を備えたファクシミリゲートウェ
イ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの普及により、ファクシ
ミリ通信を行う際、網として、従来のようなアナログ公
衆回線網PSTNやデジタル公衆回線網ISDNだけを
用いるのでなく、インターネットを用いるサービス(イ
ンターネットファクス)も徐々に広まりつつある。これ
はインターネットを用いることによる料金削減のメリッ
トをいかそうとするものである。
【0003】また、画像データを電子メールを用いて送
る方式は、Store and Forward型イン
ターネットファクス(S&F型ifax)として、RF
C2305/2532やITU−T勧告T.37などに
て標準化されており、対応製品も増加している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、Fax to
Mailを行うゲートウェイ装置(いわゆるオンランプ
ゲートウェイ装置)は、ファクシミリ画情報データを電
子メール形式に変換するゲートウェイ装置である。
【0005】ファクシミリは、アナログの場合であれ
ば、ITU−T勧告T.30プロトコルに従い、リアル
タイムに通信が行われる。それに対し、電子メールは、
インターネット上では、Store and Forw
ardタイプの通信で行われ、いわゆるリアルタイム通
信ではない。
【0006】そのために、オンランプゲートウェイ装置
を経由して、送達確認を行う場合、ITU−T勧告T.
30プロトコルがリアルタイム性の通信であるのに対し
て、電子メールがStore and Forward
であり、非リアルタイム性の通信であることが障害とな
る場合がある。
【0007】例えば、電子メール送信後に、オンランプ
ゲートウェイ装置が送信元ファクシミリ装置へ発呼し
て、ファクシミリデータの形で、送信元ファクシミリへ
の送達確認(転送確認)を行うことはできるが、Fax
to Mailというサービスを提供する側のオンラ
ンプゲートウェイ装置側に電話料金が課金されてしま
い、また、リアルタイムに確認を行うことができないと
いう不具合を生じる。
【0008】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、画情報の送信確認を適切に行うことができる
ようにしたファクシミリゲートウェイ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、公衆回線網に
接続されるとともにネットワークに接続し、公衆回線網
に接続されているグループ3ファクシミリ装置より画情
報を受信すると、その受信画情報を、指定された電子メ
ールアドレスの宛先へ、電子メールを用いて送信するオ
ンランプゲートウェイ機能を備えたファクシミリゲート
ウェイ装置において、公衆回線網に接続されているグル
ープ3ファクシミリ装置より画情報を受信するとき、受
信画情報を運ぶ電子メールを作成して送信し、当該電子
メールの送信結果を取得した後に、上記グループ3ファ
クシミリ装置に対して受信確認信号を送信するととも
に、画情報の受信完了から上記受信確認信号の送信ま
で、当該グループ3ファクシミリ装置との回線を保持す
るようにしたものである。
【0010】また、画情報の受信完了から前記受信確認
信号の送信までの前記グループ3ファクシミリ装置との
回線の保持は、信号RNRを送出し、信号RRを受信す
るシーケンスを用いて行う。
【0011】また、画情報の受信完了から前記受信確認
信号の送信までの前記グループ3ファクシミリ装置との
回線の保持は、画情報の受信完了後の信号として信号R
TNを送出し、同一ページの画情報の再送を要求するこ
とにより行う。
【0012】また、画情報の受信完了から前記受信確認
信号の送信までの前記グループ3ファクシミリ装置との
回線の保持は、画情報の受信完了後の信号として信号P
PRを送出し、画情報の再送を要求することにより行
う。
【0013】また、電子メールの送信時にDNSによる
配達確認を要求し、前記受信確認信号の送信は、当該配
達確認要求に対する応答を受信した後に行う。
【0014】また、前記画情報を運ぶ電子メールは、M
IMEのmultipart/partialフィール
ドを有し、本文情報には、1ページ分の画情報を含むよ
うにする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例にかかるネット
ワークシステムを示している。
【0017】同図において、ローカルエリアネットワー
クLANには、複数のワークステーション装置WS1〜
WSn、サーバ装置SM、および、ゲートウェイ装置G
Wが接続されているとともに、ルータ装置RTを介して
インターネットへ接続されている。したがって、ワーク
ステーション装置WS1〜WSn、サーバ装置SM、お
よび、ゲートウェイ装置GWは、インターネットを介
し、他の適宜な端末装置との間でデータをやりとりする
ことができる。
【0018】ここで、サーバ装置SMは、ローカルエリ
アネットワークLANに接続されているワークステーシ
ョン装置WS1〜WSnを利用するユーザ、および、ネ
ットワークゲートウェイ装置GWに対して、周知の電子
メールの収集および配布のサービスを提供する電子メー
ルサーバ機能や、ネームサーバ機能等種々のネットワー
クサーバ機能を備えたものである。
【0019】また、ローカルエリアネットワークLAN
は、ルータ装置RTを介して、インターネットへと接続
され、それにより、ワークステーション装置WS1〜W
Sn、サーバ装置SM、および、ゲートウェイ装置GW
は、他のローカルエリアネットワーク等に接続されてい
るホスト装置等との間で種々のデータのやりとりが可能
である。
【0020】また、ワークステーション装置WS1〜W
Snには、ファクシミリ画情報を作成および表示出力す
るファクシミリアプリケーションソフトウェア、およ
び、ローカルエリアネットワークLANを介して種々の
データのやりとりを行うための種々のソフトウェアなど
の種々のプログラムが導入されており、特定のユーザに
より使用されるものである。ここで、特定のユーザは、
一人または複数人のユーザであってよい。
【0021】また、ゲートウェイ装置GWは、アナログ
公衆回線網PSTNを介してグループ3ファクシミリ装
置GFとの間で通信を行うファクシミリ通信機能、画情
報や各種レポートなどを電子メールとしてやりとりする
ための電子メール通信処理機能、および、アナログ公衆
回線網PSTNに接続されているグループ3ファクシミ
リ装置GFより画情報を受信すると、その受信画情報
を、グループ3ファクシミリ装置GFから指定された電
子メールアドレスの宛先へ、電子メールを用いて送信す
るオンランプゲートウェイ機能を備えている。
【0022】図2は、ゲートウェイ装置GWの構成例を
示している。
【0023】同図において、システム制御部1は、この
ゲートウェイ装置GWの各部の制御処理、および、ファ
クシミリ伝送制御手順処理などの各種制御処理を行うも
のであり、システムメモリ2は、システム制御部1が実
行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを
実行するときに必要な各種データなどを記憶するととも
に、システム制御部1のワークエリアを構成するもので
あり、パラメータメモリ3は、このゲートウェイ装置G
Wに固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時
計回路4は、現在時刻情報を出力するものである。
【0024】スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
7は、このゲートウェイ装置GWを操作するためのもの
で、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0025】符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0026】グループ3ファクシミリモデム10は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0027】網制御装置11は、このゲートウェイ装置
GWをアナログ公衆回線網PSTNに接続するためのも
のであり、自動発着信機能を備えている。
【0028】ローカルエリアネットワークインターフェ
ース回路12は、このゲートウェイ装置GWをローカル
エリアネットワークLANに接続するためのものであ
り、ローカルエリアネットワーク伝送制御部13は、ロ
ーカルエリアネットワークLANを介して、他のデータ
端末装置との間で種々のデータをやりとりするための各
種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を実行する
ためのものである。
【0029】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ
5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画
像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、網
制御装置11、および、ローカルエリアネットワーク伝
送制御部13は、内部バス14に接続されており、これ
らの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内
部バス14を介して行われている。
【0030】また、網制御装置11とグループ3ファク
シミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0031】ここで、本実施例において、基本的には、
ローカルエリアネットワークLANに接続されている端
末相互間でのデータのやりとりは、いわゆるTCP/I
Pと呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコ
ルと、それ以上の上位レイヤの通信プロトコルとの組み
合わせ(いわゆるプロトコルスイート)が適用して行わ
れる。例えば、電子メールのデータのやりとりでは上位
レイヤの通信プロトコルとしてSMTP(Simple
Mail Transfer Protocol)と
いう通信プロトコルが適用される。
【0032】また、各端末がサーバ装置SMに対して、
ユーザ宛の電子メールの受信確認や取得要求などのため
に適用するプロトコルとしては、いわゆるPOP(Po
stOffice Protocol)などを適用する
ことができる。
【0033】また、TCP/IP,SMTP,POPな
どの通信プロトコル、および、電子メールのデータ形式
やデータ構造などについては、それぞれIETFから発
行されているRFC文書により規定されている。例え
ば、TCPはRFC793、IPはRFC793、SM
TPはRFC821、電子メールの形式は、RFC82
2,RFC1521,RFC1522(MIME(Mu
lti PurposeMail Extensio
n)形式)などでそれぞれ規定されている。
【0034】そして、ゲートウェイ装置GWは、読み取
った原稿画像をアナログ公衆回線網PSTNを介して他
のグループ3ファクシミリ装置へ、または、ローカルエ
リアネットワークLAN(さらには、インターネット)
を介してワークステーション装置WS1〜WSnのユー
ザ等へ送信するとともに、アナログ公衆回線網PSTN
を介して他のグループ3ファクシミリ装置より受信した
画情報を、そのときに指定されたサブアドレスに対応し
たユーザに対して、電子メールを用いて転送したり、あ
るいは、ローカルエリアネットワークLANのワークス
テーション装置WSより(電子メールで)受信した画情
報を、指定されたアナログ公衆回線網PSTNのグルー
プ3ファクシミリ装置へ転送する転送サービス機能等を
備えている。
【0035】また、自端末宛に受信した電子メールにつ
いては、本文情報に配置される画情報を取り出して、記
録出力するようにしている。さらに、ゲートウェイ装置
GWは、アナログ公衆回線網PSTNに接続されている
グループ3ファクシミリ装置GFより画情報を受信する
と、その受信画情報を、指定された電子メールアドレス
の宛先へ、電子メールを用いて送信するオンランプゲー
トウェイ機能も備えている。
【0036】ここに、ファクシミリ画情報はバイナリデ
ータであり、電子メールには、直接バイナリデータを含
ませることができないので、所定の変換方法(例えば、
Base64符号化方法)を適用して可読情報(7ビッ
トのキャラクタコード)に変換した状態で、電子メール
に含められる。このような電子メールの本文情報の形式
をMIME形式という。
【0037】このように、ファクシミリ画情報を送信す
る際に用いられる電子メールの一例を図3に示す。
【0038】この電子メールは、複数の本文パートを持
つマルチパートMIME形式の電子メールであり、電子
メールの送信日付(「Date」フィールド)、宛先メ
ールアドレス(「To」フィールド)、送信元メールア
ドレス(「From」フィールド)などの所定の情報か
らなるメールヘッダ部、テキストデータを運ぶためのテ
キストパート部、および、ファクシミリ画情報を運ぶた
めのバイナリパート部からなり、バイナリパート部に
は、ファクシミリ画情報をMIME変換して得たMIM
Eエンコードデータが配置される。
【0039】また、電子メールで運ばれるファクシミリ
画情報は、元の画像データをMH符号化で圧縮し、それ
をTIFF−Fフォーマットへ変換したものであり、し
たがって、MIMEエンコードデータとしては、このT
IFF−FデータをMIME変換したものが配置され
る。
【0040】ここで、TIFF−Fフォーマットでは、
複数ページの画像データを1つのファイルとしてまとめ
ることができるので、1つのバイナリパート部に、複数
ページからなる1つの送信画情報ファイルのデータを配
置することができる。また、TIFF−Fフォーマット
の構造は、「ヘッダ」−「第1ページヘッダ」−「第1
ページデータ」−「第2ページヘッダ」−「第2ページ
データ」(以降、繰り返し)のようになっている。
【0041】以上の構成で、グループ3ファクシミリ装
置GFがこのゲートウェイ装置GWを用いて他の端末等
に画情報を送信する場合、例えば、図4に示すように、
まず、グループ3ファクシミリ装置GFは、ゲートウェ
イ装置GWへ発呼し、それにより、グループ3ファクシ
ミリ装置GFとゲートウェイ装置GWとの間に回線が確
立する。
【0042】このように、回線が確立すると、グループ
3ファクシミリ装置GFは、ファクシミリ呼出信号であ
る信号CNGを送出し、ゲートウェイ装置GWは信号C
NGを受信すると、信号CEDを応答し、自端末の機能
等を通知するための信号DISと、オプション信号とし
て自端末の識別情報(電話番号)を通知するための信号
CSIを送出する。
【0043】それにより、グループ3ファクシミリ装置
GFは、伝送機能等を指定するための信号DCSをゲー
トウェイ装置GWへ送信する。また、このとき、オプシ
ョン信号として、送信宛先の電子メールアドレスを通知
するための信号IRA、自端末の識別情報を通知するた
めの信号TSI、サブアドレスを指定するための信号S
UB、および、認証情報を通知するための信号SID
が、必要に応じて送出される。この場合、信号IRA
は、送信宛先の電子メールアドレスを通知するために送
出されるであろう。
【0044】次いで、グループ3ファクシミリ装置GF
は、モデムトレーニング手順のために信号TCFを送出
し、その信号TCFの受信結果が良好な場合には、ゲー
トウェイ装置GWは、信号CFRを応答する。
【0045】このようにして、伝送前手順が終了する
と、グループ3ファクシミリ装置GFは、1ページ目の
画情報PIX−1を送信し、その送信を終了すると、こ
の場合は後続ページがあるので、伝送後信号として信号
PPS−MPSを送出する。
【0046】ゲートウェイ装置GWは、グループ3ファ
クシミリ装置GFより1ページ目の画情報PIX−1を
受信すると、その受信画情報に基づいて、上述した電子
メールの本文情報を作成を開始し、作成できた部分から
順次サーバ装置SMへ送信する。
【0047】ここで、ゲートウェイ装置GWが作成する
電子メールの本文情報には、上述したようにTIFF−
Fフォーマットの画情報を、MIME変換したものが配
置され、したがって、ゲートウェイ装置GWでは、受信
したファクシミリ画情報を元の画像データへ復号化し、
その画像データをTIFF−Fフォーマットの画情報に
変換し、そのTIFF−Fフォーマットの画情報をMI
ME変換するという処理を行うため、1ページ分の画情
報に相当する電子メールの本文情報を送信終了するま
で、比較的長い時間がかかる。
【0048】そのために、本実施例では、ゲートウェイ
装置GWは、画情報を受信終了した後に応答する信号と
して、例えば、受信を正常に終了した旨を通知するため
の信号MCFを送出せずに、信号RNRを送出する。こ
れにより、グループ3ファクシミリ装置GFは、信号R
Rを応答し、次のページの送信動作あるいは回線復旧動
作へと移行しない。
【0049】そして、ゲートウェイ装置GWは、1ペー
ジ分の画情報に相当する電子メールの本文情報を送信終
了するまでの間、相手端末であるグループ3ファクシミ
リ装置GFとの間でこの信号RNRと信号RRのシーケ
ンスを繰り返す。
【0050】このようにして、1ページ分の画情報を受
信してから、1ページ分の画情報に相当する電子メール
の本文情報を送信終了するまでの間、ゲートウェイ装置
GWは、グループ3ファクシミリ装置GFとの間で信号
RNRと信号RRのやりとりのシーケンスを行うこと
で、グループ3ファクシミリ装置GFとの間の回線を保
持するようにしている。
【0051】そして、1ページ分の画情報に相当する電
子メールの本文情報を送信終了すると、ゲートウェイ装
置GWは、応答信号として信号MCFを応答する。これ
により、グループ3ファクシミリ装置GFは、次のペー
ジの画情報PIX−2の送信を開始し、その送信を終了
すると、この場合は後続ページがないので、伝送後信号
として信号PPS−EOPを送出する。
【0052】ゲートウェイ装置GWは、この場合も、同
様にして、グループ3ファクシミリ装置GFより2ペー
ジ目の画情報PIX−2を受信すると、その受信画情報
に基づいて、上述した電子メールの本文情報を作成を開
始し、作成できた部分から順次サーバ装置SMへ送信す
る。
【0053】そして、ゲートウェイ装置GWは、画情報
を受信終了した後に応答する信号として、信号RNRを
送出し、1ページ分の画情報(この場合は、2ページ
目)に相当する電子メールの本文情報を送信終了するま
での間、相手端末であるグループ3ファクシミリ装置G
Fとの間でこの信号RNRと信号RRのシーケンスを繰
り返す。
【0054】そして、1ページ分の画情報に相当する電
子メールの本文情報を送信終了すると、ゲートウェイ装
置GWは、応答信号として信号MCFを応答する。これ
により、グループ3ファクシミリ装置GFは、信号DC
Nを送出して、回線を復旧する。また、ゲートウェイ装
置GWは、信号DCNを受信すると、回線を復旧する。
【0055】ここで、電子メールの送信は、1ページ目
の送信を開始してから、2ページ目(この場合の最終ペ
ージ)の送信を終了するまでの間、継続的に行われ、最
終ページの送信を終了した段階で、終了する。
【0056】図5は、この場合のゲートウェイ装置GW
が行うファクシミリゲートウェイ機能にかかる処理の一
例を示している。
【0057】まず、送信側のグループ3ファクシミリ装
置GFから送信される画情報の受信を開始し(処理10
1)、画情報を受信しながら、電子メールの本文情報を
作成し、送信する処理を開始する(処理102)。1ペ
ージ分の画情報の受信を終了すると、伝送後信号とし
て、信号PPS−MPSまたは信号PPSーEOPを受
信する(処理103)。
【0058】このとき、1ページ分の画情報の送信が完
了しているかどうかを調べ(判断104)、判断104
の結果がNOになるときには、信号RNRを送信し(処
理106)、信号RRを受信する(処理106)。
【0059】次いで、判断104へ戻り、1ページ分の
画情報の送信が完了していない場合には、再度処理10
5,106を実行する。
【0060】また、1ページ分の画情報の送信が完了し
た場合で、判断104の結果がYESになるときには、
信号MCFを応答し(処理107)、そのときに信号P
PS−EOPが受信済であったかどうかを調べる(判断
108)。
【0061】判断108の結果がNOになるときには、
後続ページに対する処理を行うために、処理102へ戻
る。また、判断108の結果がYESになるときには、
信号DCNを受信し(処理109)、この処理を終了す
る。
【0062】このようにして、本実施例では、1ページ
分の画情報の転送が終了するまでの間、送信側のグルー
プ3ファクシミリ装置GFとの間で回線を保持し、転送
終了後に信号MCFを送信側のグループ3ファクシミリ
装置GFに応答するようにしているので、送信側のグル
ープ3ファクシミリ装置GFでは、ゲートウェイ装置G
Wの送信終了の後に即受信確認を行うことができ、例え
ば、ゲートウェイ装置GWが送信元のグループ3ファク
シミリ装置GFに対して、受信確認のための通知を別途
する必要がなくなり、無駄な通信コストが発生すること
を抑制することができる。
【0063】図6は、グループ3ファクシミリ装置GF
がこのゲートウェイ装置GWを用いて他の端末等に画情
報を送信する場合の通信動作の他の例を示している。
【0064】この場合、まず、グループ3ファクシミリ
装置GFは、ゲートウェイ装置GWへ発呼し、それによ
り、グループ3ファクシミリ装置GFとゲートウェイ装
置GWとの間に回線が確立する。
【0065】このように、回線が確立すると、グループ
3ファクシミリ装置GFは、ファクシミリ呼出信号であ
る信号CNGを送出し、ゲートウェイ装置GWは信号C
NGを受信すると、信号CEDを応答し、自端末の機能
等を通知するための信号DISと、オプション信号とし
て自端末の識別情報(電話番号)を通知するための信号
CSIを送出する。
【0066】それにより、グループ3ファクシミリ装置
GFは、伝送機能等を指定するための信号DCSをゲー
トウェイ装置GWへ送信する。また、このとき、オプシ
ョン信号として、送信宛先の電子メールアドレスを通知
するための信号IRA、自端末の識別情報を通知するた
めの信号TSI、サブアドレスを指定するための信号S
UB、および、認証情報を通知するための信号SID
が、必要に応じて送出される。この場合、信号IRA
は、送信宛先の電子メールアドレスを通知するために送
出されるであろう。
【0067】次いで、グループ3ファクシミリ装置GF
は、モデムトレーニング手順のために信号TCFを送出
し、その信号TCFの受信結果が良好な場合には、ゲー
トウェイ装置GWは、信号CFRを応答する。
【0068】このようにして、伝送前手順が終了する
と、グループ3ファクシミリ装置GFは、1ページ目の
画情報PIX−1を送信し、その送信を終了すると、こ
の場合は後続ページがあるので、伝送後信号として信号
MPSを送出する。
【0069】ゲートウェイ装置GWは、グループ3ファ
クシミリ装置GFより1ページ目の画情報PIX−1を
受信すると、その受信画情報に基づいて、上述した電子
メールの本文情報を作成を開始し、作成できた部分から
順次サーバ装置SMへ送信する。
【0070】ここで、ゲートウェイ装置GWが作成する
電子メールの本文情報には、上述したようにTIFF−
Fフォーマットの画情報を、MIME変換したものが配
置され、したがって、ゲートウェイ装置GWでは、受信
したファクシミリ画情報を元の画像データへ復号化し、
その画像データをTIFF−Fフォーマットの画情報に
変換し、そのTIFF−Fフォーマットの画情報をMI
ME変換するという処理を行うため、1ページ分の画情
報に相当する電子メールの本文情報を送信終了するま
で、比較的長い時間がかかる。
【0071】そのために、本実施例では、ゲートウェイ
装置GWは、画情報を受信終了した後に応答する信号と
して、例えば、受信を正常に終了した旨を通知するため
の信号MCFを送出せずに、信号RTNを送出する。こ
れにより、グループ3ファクシミリ装置GFは、同一ペ
ージの再送動作へと移行する。
【0072】この再送動作では、グループ3ファクシミ
リ装置GFは、伝送機能等を指定するための信号DCS
をゲートウェイ装置GWへ送信し、次いで、モデムトレ
ーニング手順のために信号TCFを送出し、その信号T
CFの受信結果が良好な場合には、ゲートウェイ装置G
Wは、信号CFRを応答する。
【0073】このようにして、伝送前手順が終了する
と、グループ3ファクシミリ装置GFは、1ページ目の
画情報PIX−1を再度送信し、その送信を終了する
と、この場合は後続ページがあるので、伝送後信号とし
て信号MPSを送出する。
【0074】この再送動作にかかる画情報を受信してい
るとき、ゲートウェイ装置GWは、受信した画情報を廃
棄する。
【0075】一方、ゲートウェイ装置GWは、1ページ
分の画情報に相当する電子メールの本文情報を送信終了
すると、信号MPSに対応する応答信号として信号MC
Fを応答する。これにより、グループ3ファクシミリ装
置GFは、次のページの画情報PIX−2の送信を開始
し、その送信を終了すると、この場合は後続ページがな
いので、伝送後信号として信号EOPを送出する。
【0076】ゲートウェイ装置GWは、この場合も、同
様にして、グループ3ファクシミリ装置GFより2ペー
ジ目の画情報PIX−2を受信すると、その受信画情報
に基づいて、上述した電子メールの本文情報を作成を開
始し、作成できた部分から順次サーバ装置SMへ送信す
る。
【0077】そして、ゲートウェイ装置GWは、画情報
を受信終了した後に応答する信号として、信号RTNを
送出する。これにより、グループ3ファクシミリ装置G
Fは、同一ページの再送動作へと移行する。
【0078】この再送動作では、グループ3ファクシミ
リ装置GFは、伝送機能等を指定するための信号DCS
をゲートウェイ装置GWへ送信し、次いで、モデムトレ
ーニング手順のために信号TCFを送出し、その信号T
CFの受信結果が良好な場合には、ゲートウェイ装置G
Wは、信号CFRを応答する。
【0079】このようにして、伝送前手順が終了する
と、グループ3ファクシミリ装置GFは、2ページ目の
画情報PIX−2を再度送信し、その送信を終了する
と、この場合は後続ページがあるので、伝送後信号とし
て信号MPSを送出する。
【0080】この再送動作にかかる画情報を受信してい
るとき、ゲートウェイ装置GWは、受信した画情報を廃
棄する。
【0081】そして、1ページ分の画情報に相当する電
子メールの本文情報を送信終了すると、ゲートウェイ装
置GWは、応答信号として信号MCFを応答する。これ
により、グループ3ファクシミリ装置GFは、信号DC
Nを送出して、回線を復旧する。また、ゲートウェイ装
置GWは、信号DCNを受信すると、回線を復旧する。
【0082】図7は、この場合のゲートウェイ装置GW
が行うファクシミリゲートウェイ機能にかかる処理の一
例を示している。
【0083】まず、送信側のグループ3ファクシミリ装
置GFから送信される画情報の受信を開始し(処理20
1)、画情報を受信しながら、電子メールの本文情報を
作成し、送信する処理を開始する(処理202)。1ペ
ージ分の画情報の受信を終了すると、伝送後信号とし
て、信号MPSまたは信号EOPを受信する(処理20
3)。
【0084】このとき、1ページ分の画情報の送信が完
了しているかどうかを調べ(判断204)、判断204
の結果がNOになるときには、信号RTNを送信し(処
理206)、受信終了している同一ページの画情報を再
度受信するとともに、その受信した画情報は廃棄する
(処理206)。
【0085】次いで、判断204へ戻り、1ページ分の
画情報の送信が完了していない場合には、再度処理20
5,206を実行する。
【0086】また、1ページ分の画情報の送信が完了し
た場合で、判断204の結果がYESになるときには、
信号MCFを応答し(処理207)、そのときに信号E
OPが受信済であったかどうかを調べる(判断20
8)。
【0087】判断208の結果がNOになるときには、
後続ページに対する処理を行うために、処理202へ戻
る。また、判断208の結果がYESになるときには、
信号DCNを受信し(処理209)、この処理を終了す
る。
【0088】このようにして、本実施例では、1ページ
分の画情報の転送が終了するまでの間、送信側のグルー
プ3ファクシミリ装置GFとの間で回線を保持し、転送
終了後に信号MCFを送信側のグループ3ファクシミリ
装置GFに応答するようにしているので、送信側のグル
ープ3ファクシミリ装置GFでは、ゲートウェイ装置G
Wの送信終了の後に即受信確認を行うことができ、例え
ば、ゲートウェイ装置GWが送信元のグループ3ファク
シミリ装置GFに対して、受信確認のための通知を別途
する必要がなくなり、無駄な通信コストが発生すること
を抑制することができる。
【0089】図8は、グループ3ファクシミリ装置GF
がこのゲートウェイ装置GWを用いて他の端末等に画情
報を送信する場合の通信動作のさらに他の例(ECMモ
ード)を示している。
【0090】この場合、まず、グループ3ファクシミリ
装置GFは、ゲートウェイ装置GWへ発呼し、それによ
り、グループ3ファクシミリ装置GFとゲートウェイ装
置GWとの間に回線が確立する。
【0091】このように、回線が確立すると、グループ
3ファクシミリ装置GFは、ファクシミリ呼出信号であ
る信号CNGを送出し、ゲートウェイ装置GWは信号C
NGを受信すると、信号CEDを応答し、自端末の機能
等を通知するための信号DISと、オプション信号とし
て自端末の識別情報(電話番号)を通知するための信号
CSIを送出する。
【0092】それにより、グループ3ファクシミリ装置
GFは、伝送機能等を指定するための信号DCSをゲー
トウェイ装置GWへ送信する。また、このとき、オプシ
ョン信号として、送信宛先の電子メールアドレスを通知
するための信号IRA、自端末の識別情報を通知するた
めの信号TSI、サブアドレスを指定するための信号S
UB、および、認証情報を通知するための信号SID
が、必要に応じて送出される。この場合、信号IRA
は、送信宛先の電子メールアドレスを通知するために送
出されるであろう。
【0093】次いで、グループ3ファクシミリ装置GF
は、モデムトレーニング手順のために信号TCFを送出
し、その信号TCFの受信結果が良好な場合には、ゲー
トウェイ装置GWは、信号CFRを応答する。
【0094】このようにして、伝送前手順が終了する
と、グループ3ファクシミリ装置GFは、ECMモード
の1ページ目の画情報PIX−1を送信し、その送信を
終了すると、この場合は後続ページがあるので、伝送後
信号として信号PPS−MPSを送出する。
【0095】ゲートウェイ装置GWは、グループ3ファ
クシミリ装置GFより1ページ目の画情報PIX−1を
受信すると、その受信画情報に基づいて、上述した電子
メールの本文情報を作成を開始し、作成できた部分から
順次サーバ装置SMへ送信する。
【0096】ここで、ゲートウェイ装置GWが作成する
電子メールの本文情報には、上述したようにTIFF−
Fフォーマットの画情報を、MIME変換したものが配
置され、したがって、ゲートウェイ装置GWでは、受信
したファクシミリ画情報を元の画像データへ復号化し、
その画像データをTIFF−Fフォーマットの画情報に
変換し、そのTIFF−Fフォーマットの画情報をMI
ME変換するという処理を行うため、1ページ分の画情
報に相当する電子メールの本文情報を送信終了するま
で、比較的長い時間がかかる。
【0097】そのために、本実施例では、ゲートウェイ
装置GWは、画情報を受信終了した後に応答する信号と
して、例えば、受信を正常に終了した旨を通知するため
の信号MCFを送出せずに、適宜なエラーフレームを指
定した信号PPRを送出する。これにより、グループ3
ファクシミリ装置GFは、信号PPRで指定されたフレ
ームの画情報のECMモードの再送動作へと移行する。
この場合、時間稼ぎのために、全フレームを再送指定す
ることができる。
【0098】この再送動作では、グループ3ファクシミ
リ装置GFは、グループ3ファクシミリ装置GFは、指
定されたフレーム番号の1ページ目の画情報PIX−1
を再度送信し、その送信を終了すると、この場合は後続
ページがあるので、伝送後信号として信号PPS−MP
Sを送出する。
【0099】この再送動作にかかる画情報を受信してい
るとき、ゲートウェイ装置GWは、受信した画情報を廃
棄する。
【0100】一方、ゲートウェイ装置GWは、1ページ
分の画情報に相当する電子メールの本文情報を送信終了
すると、信号PPS−MPSに対応する応答信号として
信号MCFを応答する。これにより、グループ3ファク
シミリ装置GFは、次のページの画情報の送信を開始す
る。この場合、2ページ目の画情報は、2ブロックに分
割送信されている。すなわち、グループ3ファクシミリ
装置GFは、2ページ目の第1ブロックの画情報PIX
−2−1と信号PPS−NULLを送信し、次いで、2
ページ目の第2ブロックの画情報PIX−2−2と信号
PPS−EOPを送出する。
【0101】ゲートウェイ装置GWは、この場合も、同
様にして、グループ3ファクシミリ装置GFより2ペー
ジ目の画情報PIX−2−1,PIX−2−2を受信す
ると、その受信画情報に基づいて、上述した電子メール
の本文情報を作成を開始し、作成できた部分から順次サ
ーバ装置SMへ送信する。
【0102】そして、この場合、ゲートウェイ装置GW
は、最初のブロックの画情報PIX−2−1を受信した
とき、伝送後信号として信号PPS−NULLを受信し
たので、後続ブロックがある旨を知り、したがって、応
答信号として信号MCFを応答し、次のブロックの送信
を促す。
【0103】一方、第2ブロックの画情報PIX−2−
2を受信した場合には、時間稼ぎのために、同一ブロッ
クを再送させるため、信号PPRを応答する。
【0104】これにより、グループ3ファクシミリ装置
GFは、信号PPRで指定されたフレームの画情報のE
CMモードの再送動作へと移行する。
【0105】この再送動作では、グループ3ファクシミ
リ装置GFは、グループ3ファクシミリ装置GFは、指
定されたフレーム番号の2ページ目の画情報PIX−2
−2を再度送信し、その送信を終了すると、この場合は
最終ページの最終ブロックであるので、伝送後信号とし
て信号PPS−EOPを送出する。
【0106】この再送動作にかかる画情報を受信してい
るとき、ゲートウェイ装置GWは、受信した画情報を廃
棄する。
【0107】そして、1ページ分の画情報に相当する電
子メールの本文情報を送信終了すると、ゲートウェイ装
置GWは、応答信号として信号MCFを応答する。これ
により、グループ3ファクシミリ装置GFは、信号DC
Nを送出して、回線を復旧する。また、ゲートウェイ装
置GWは、信号DCNを受信すると、回線を復旧する。
【0108】図9は、この場合のゲートウェイ装置GW
が行うファクシミリゲートウェイ機能にかかる処理の一
例を示している。
【0109】まず、送信側のグループ3ファクシミリ装
置GFから送信される画情報の受信(ECMモード)を
開始し(処理301)、画情報を受信しながら、電子メ
ールの本文情報を作成し、送信する処理を開始する(処
理302)。1ページ分の画情報の受信を終了すると、
伝送後信号として、信号PPS−MPSまたは信号PP
S−EOPを受信する(処理303)。
【0110】このとき、1ページ分の画情報の送信が完
了しているかどうかを調べ(判断304)、判断304
の結果がNOになるときには、適宜なエラーフレームを
指定する信号PPRを送信し(処理306)、受信終了
している同一ブロックの画情報を再度受信するととも
に、その受信した画情報は廃棄する(処理306)。
【0111】次いで、判断304へ戻り、1ページ分の
画情報の送信が完了していない場合には、再度処理30
5,306を実行する。
【0112】また、1ページ分の画情報の送信が完了し
た場合で、判断304の結果がYESになるときには、
信号MCFを応答し(処理307)、そのときに信号P
PS−EOPが受信済であったかどうかを調べる(判断
308)。
【0113】判断308の結果がNOになるときには、
後続ページに対する処理を行うために、処理302へ戻
る。また、判断308の結果がYESになるときには、
信号DCNを受信し(処理309)、この処理を終了す
る。
【0114】このようにして、本実施例では、1ページ
分の画情報の転送が終了するまでの間、送信側のグルー
プ3ファクシミリ装置GFとの間で回線を保持し、転送
終了後に信号MCFを送信側のグループ3ファクシミリ
装置GFに応答するようにしているので、送信側のグル
ープ3ファクシミリ装置GFでは、ゲートウェイ装置G
Wの送信終了の後に即受信確認を行うことができ、例え
ば、ゲートウェイ装置GWが送信元のグループ3ファク
シミリ装置GFに対して、受信確認のための通知を別途
する必要がなくなり、無駄な通信コストが発生すること
を抑制することができる。
【0115】図10は電子メールを送信する際にゲート
ウェイ装置GWとサーバ装置SMのMTAとの間で行う
SMTPシーケンスの一例を示している。この場合、同
時にメールでの配達確認(DSN)を要求している。サ
ーバ装置SMのDSNのサポートは、EHLOコマンド
に対するDSN表示(応答)により判断できる。”RC
PT TO”コマンドのオプション”NOTIFY=S
UCCESS,FAILURE”により配達確認を要求
している。また、"MAIL FROM"コマンドのオプション”
ENVID”は、返されるDSNの中で使われる。
【0116】図11はDSN要求に対して、サーバ装置
SMから返されるDSNメールの一例を示している。
【0117】このDSNメールで一番重要なのは、第2
パートであり、”Content−Type: mes
sage/delivery−status”により配
達状況が示されている。
【0118】また、”Action: deliver
ed”フィールドにより”Final−Recipen
t:”宛に配信されたことが示されている。また、”O
riginal−Envelop−Id:”フィールド
には、”MAIL FROM”コマンド(図10参照)
の”ENVID”のIDが記述される。
【0119】そして、このDSNを用いることで、宛先
側のMTAへ電子メールが配送された旨を確認すること
ができるので、受信確認を応答する際の参照情報として
利用することができる。
【0120】また、MIME形式の1つに、部分ページ
送信機能がある。これは、例えば、サイズの大きなデー
タファイルを複数のページに分割して送信し、受信側で
は、分割ページを集めて元のデータファイルを作成する
ために用いられる。
【0121】上述したように、TIFF−Fフォーマッ
トの画情報は、「ヘッダ」−「第1ページヘッダ」−
「第1ページデータ」−「第2ページヘッダ」−「第2
ページデータ」(以降、繰り返し)のような構造を有す
るので、各ページのそれぞれを部分ページにあてはめ
て、この部分ページ送信機能を利用することができる。
【0122】例えば、3ページの画情報を送信する場
合、図12(a),(b),(c)のようなMIME
の”message−partial”を適用すること
ができる。ここで、Content−Typeに”me
ssage−partial”が含まれ、number
で表される数字(ここではページ番号に相当)が含まれ
ている。最終partial(ページ)には必ずtot
alが含まれており、これにより、メールの受信側は、
メールの最後を知ることができる。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
公衆回線網に接続されるとともにネットワークに接続
し、公衆回線網に接続されているグループ3ファクシミ
リ装置より画情報を受信すると、その受信画情報を、指
定された電子メールアドレスの宛先へ、電子メールを用
いて送信するオンランプゲートウェイ機能を備えたファ
クシミリゲートウェイ装置において、公衆回線網に接続
されているグループ3ファクシミリ装置より画情報を受
信するとき、受信画情報を運ぶ電子メールを作成して送
信し、当該電子メールの送信結果を取得した後に、上記
グループ3ファクシミリ装置に対して受信確認信号を送
信するとともに、画情報の受信完了から上記受信確認信
号の送信まで、当該グループ3ファクシミリ装置との回
線を保持するようにしているので、送信側のグループ3
ファクシミリ装置では、オンランプゲートウェイ装置の
送信終了の後に即受信確認を行うことができ、例えば、
オンランプゲートウェイ装置が送信元のグループ3ファ
クシミリ装置に対して、受信確認のための通知を別途す
る必要がなくなり、無駄な通信コストが発生することを
抑制することができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるネットワークシステ
ムを示したブロック図。
【図2】ゲートウェイ装置GWの構成例を示したブロッ
ク図。
【図3】ファクシミリ画情報を送信する際に用いられる
電子メールの一例を示した概略図。
【図4】グループ3ファクシミリ装置GFがゲートウェ
イ装置GWを用いて他の端末等に画情報を送信する場合
の通信動作の一例を示したタイムチャート。
【図5】ゲートウェイ装置GWが行うファクシミリゲー
トウェイ機能にかかる処理の一例を示したフローチャー
ト。
【図6】グループ3ファクシミリ装置GFがゲートウェ
イ装置GWを用いて他の端末等に画情報を送信する場合
の通信動作の他の例を示したタイムチャート。
【図7】ゲートウェイ装置GWが行うファクシミリゲー
トウェイ機能にかかる処理の他の例を示したフローチャ
ート。
【図8】グループ3ファクシミリ装置GFがゲートウェ
イ装置GWを用いて他の端末等に画情報を送信する場合
の通信動作のさらに他の例を示したタイムチャート。
【図9】ゲートウェイ装置GWが行うファクシミリゲー
トウェイ機能にかかる処理のさらに他の例を示したフロ
ーチャート。
【図10】電子メールを送信する際にゲートウェイ装置
GWとサーバ装置SMのMTAとの間で行うSMTPシ
ーケンスの一例を示したタイムチャート。
【図11】DSN要求に対して、サーバ装置SMから返
されるDSNメールの一例を示した概略図。
【図12】部分ページ送信機能を利用して3ページの画
情報を送信する際に適用されるヘッダの一例を示した概
略図。
【符号の説明】
1 システム制御部 2 システムメモリ 3 パラメータメモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆回線網に接続されるとともにネット
    ワークに接続し、公衆回線網に接続されているグループ
    3ファクシミリ装置より画情報を受信すると、その受信
    画情報を、指定された電子メールアドレスの宛先へ、電
    子メールを用いて送信するオンランプゲートウェイ機能
    を備えたファクシミリゲートウェイ装置において、 公衆回線網に接続されているグループ3ファクシミリ装
    置より画情報を受信するとき、受信画情報を運ぶ電子メ
    ールを作成して送信し、当該電子メールの送信結果を取
    得した後に、上記グループ3ファクシミリ装置に対して
    受信確認信号を送信するとともに、画情報の受信完了か
    ら上記受信確認信号の送信まで、当該グループ3ファク
    シミリ装置との回線を保持することを特徴とするファク
    シミリゲートウェイ装置。
  2. 【請求項2】 画情報の受信完了から前記受信確認信号
    の送信までの前記グループ3ファクシミリ装置との回線
    の保持は、信号RNRを送出し、信号RRを受信するシ
    ーケンスを用いて行うことを特徴とする請求項1記載の
    ファクシミリゲートウェイ装置。
  3. 【請求項3】 画情報の受信完了から前記受信確認信号
    の送信までの前記グループ3ファクシミリ装置との回線
    の保持は、画情報の受信完了後の信号として信号RTN
    を送出し、同一ページの画情報の再送を要求することに
    より行うことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ
    ゲートウェイ装置。
  4. 【請求項4】 画情報の受信完了から前記受信確認信号
    の送信までの前記グループ3ファクシミリ装置との回線
    の保持は、画情報の受信完了後の信号として信号PPR
    を送出し、画情報の再送を要求することにより行うこと
    を特徴とする請求項1記載のファクシミリゲートウェイ
    装置。
  5. 【請求項5】 電子メールの送信時にDNSによる配達
    確認を要求し、前記受信確認信号の送信は、当該配達確
    認要求に対する応答を受信した後に行うことを特徴とす
    る請求項1または請求項2または請求項3または請求項
    4記載のファクシミリゲートウェイ装置。
  6. 【請求項6】 前記画情報を運ぶ電子メールは、MIM
    Eのmultipart/partialフィールドを
    有し、本文情報には、1ページ分の画情報を含むことを
    特徴とする請求項1または請求項2または請求項3また
    は請求項4または請求項5記載のファクシミリゲートウ
    ェイ装置。
JP2001343149A 2001-11-08 2001-11-08 ファクシミリゲートウェイ装置 Expired - Fee Related JP3848134B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001343149A JP3848134B2 (ja) 2001-11-08 2001-11-08 ファクシミリゲートウェイ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001343149A JP3848134B2 (ja) 2001-11-08 2001-11-08 ファクシミリゲートウェイ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003152807A true JP2003152807A (ja) 2003-05-23
JP3848134B2 JP3848134B2 (ja) 2006-11-22

Family

ID=19156892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001343149A Expired - Fee Related JP3848134B2 (ja) 2001-11-08 2001-11-08 ファクシミリゲートウェイ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3848134B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3848134B2 (ja) 2006-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7602517B2 (en) Internet facsimile gateway device
US6961137B1 (en) Network facsimile communication control method
JP3608024B2 (ja) ネットワークファクシミリ装置の制御方法
JP3748036B2 (ja) ネットワークファクシミリ装置
JP2001007975A (ja) 画像通信装置およびその制御方法
JPH10126551A (ja) インターネットファクシミリ装置
JP3738763B2 (ja) 画像通信装置
JP3854055B2 (ja) インターネットファクシミリゲートウェイ装置およびその制御方法
JP3945413B2 (ja) 画像通信装置
JP3848134B2 (ja) ファクシミリゲートウェイ装置
JP2001265699A (ja) ネットワークファクシミリ装置
JP3543919B2 (ja) ネットワークファクシミリ装置の制御方法
JPH1168834A (ja) ネットワークファクシミリシステムの制御方法
JP3763305B2 (ja) 通信端末装置及び通信システム
JP3657144B2 (ja) ネットワークファクシミリ装置およびネットワークファクシミリ装置のプログラム
JP4186428B2 (ja) ファクシミリ装置及びファクシミリ通信方法
JP4053386B2 (ja) ネットワーク端末装置
JP3730591B2 (ja) 通信端末装置
JP3884605B2 (ja) ネットワークファクシミリ装置
JP2004134838A (ja) ネットワークシステムの通信制御方法およびネットワーク端末装置
JP4184734B2 (ja) 通信システムおよびネットワークゲートウェイ装置およびネットワークファクシミリ装置およびファクシミリ装置および通信方法およびネットワークゲートウェイ装置の制御方法およびネットワークファクシミリ装置の制御方法およびファクシミリ装置の制御方法
JPH11164122A (ja) データ通信システムの制御方法
JPH10191002A (ja) ファクシミリ通信システムの制御方法
JPH10117210A (ja) インターネットファクシミリ装置
JP4008788B2 (ja) ネットワーク端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060606

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090901

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100901

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110901

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120901

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130901

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees