JP2003151784A - 発光ダイオード駆動回路、及びその制御方法、並びに該発光ダイオード駆動回路を備えた電子機器 - Google Patents

発光ダイオード駆動回路、及びその制御方法、並びに該発光ダイオード駆動回路を備えた電子機器

Info

Publication number
JP2003151784A
JP2003151784A JP2001345195A JP2001345195A JP2003151784A JP 2003151784 A JP2003151784 A JP 2003151784A JP 2001345195 A JP2001345195 A JP 2001345195A JP 2001345195 A JP2001345195 A JP 2001345195A JP 2003151784 A JP2003151784 A JP 2003151784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
drive circuit
emitting diode
converter
light emitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001345195A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokatsu Takahata
博勝 高畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC AccessTechnica Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC AccessTechnica Ltd filed Critical NEC AccessTechnica Ltd
Priority to JP2001345195A priority Critical patent/JP2003151784A/ja
Publication of JP2003151784A publication Critical patent/JP2003151784A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LEDに最適な電流を安定して供給するLE
D駆動回路を提供する。 【解決手段】 化学電池31の起電力Vfを基にして出
力電圧Vgが生成される。負荷回路20では、出力電圧
Vgに対応した電流Iが流れる。電流Iは、電流制限用
抵抗22で電圧Vmに変換される。電圧Vmは、コンパ
レータ45で基準電圧Vrと比較され、基準電圧Vrよ
りも小さいとき、出力信号Vhが“L”になる。このと
き、コンパレータ42の出力信号Vkが発振器43の出
力信号Vjに依存する。このため、トランジスタ41
は、出力信号Vjにほぼ同期してオン/オフ状態にな
る。そして、トランジスタ41がオン状態のときに化学
電池31のエネルギがインダクタ49に蓄積される。ト
ランジスタ41がオフ状態のとき、ダイオード48を介
してインダクタ49に電流が流れ込み、一定の出力電圧
Vgが維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、LED(発光ダ
イオード)駆動回路、及びその制御方法、並びに該LE
D駆動回路を備えた電子機器に係り、例えば携帯電話機
などのような電池を電源とする電子機器の表示部に対す
る照明用のLEDを駆動する場合に用いて好適なLED
駆動回路、及びその制御方法、並びに該LED駆動回路
を備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機などのような携帯用電子機器
では、表示部に対する照明手段としてLEDが用いられ
ることが多い。携帯用電子機器では、電源として化学電
池が用いられるため、動作可能時間に限界がある。この
ため、LEDで消費される電力を可能な限り少なくして
携帯用電子機器の動作時間が延長されるLED駆動回路
が要求されている。
【0003】この種のLED駆動回路は、従来では例え
ば図4に示すように、化学電池1と、直流/直流(DC
/DC)コンバータ10とから構成されている。DC/
DCコンバータ10の出力側には、負荷回路20が接続
されている。DC/DCコンバータ10は、pnp型の
トランジスタ11と、コンパレータ12と、発振器13
と、抵抗14と、コンパレータ15と、抵抗16と、基
準電圧源17と、ダイオード18と、インダクタ19
と、コンデンサ1Aとから構成されている。負荷回路2
0は、LED21と、電流制限用抵抗22とから構成さ
れている。
【0004】トランジスタ11は、コンパレータ12の
出力信号Veに基づいてオン/オフ制御される。コンパ
レータ12は、発振器13の出力信号Vdとコンパレー
タ15の出力信号Vcとを比較し、比較結果として出力
信号Veを出力する。発振器13は、所定の周波数の出
力信号Vdを出力する。抵抗14は、コンパレータ15
の出力側から非反転入力側に接続されている帰還抵抗で
ある。コンパレータ15は、出力電圧Vbと基準電圧V
rとを比較し、比較結果として出力信号Vcを出力す
る。抵抗16は、コンパレータ15の非反転入力側に対
する入力抵抗である。基準電圧源17は、例えば、基準
電圧ICなどで構成され、基準電圧Vrが設定されてい
る。ダイオード18は、フライホイール・ダイオードと
しての働きをする。インダクタ19は、化学電池1から
供給されるエネルギを蓄える。コンデンサ1Aは、出力
電圧Vbを平滑化する。LED21は、順方向に所定の
電流が供給されたときに、一定の光量で発光する。電流
制限用抵抗22は、LED21に流れる電流を設定す
る。
【0005】このLED駆動回路では、化学電池1の起
電力Vaを基にして出力電圧Vbが生成される。そし
て、出力電圧Vbがコンパレータ15で基準電圧Vrと
比較され、同出力電圧Vbが基準電圧Vrよりも小さい
とき、同コンパレータ15の出力信号Vcが低レベル
(以下、“L”という)になる。このとき、コンパレー
タ12の出力信号Veが発振器13の出力信号Vdに依
存する。このため、トランジスタ11は、出力信号Vd
にほぼ同期してオン/オフ状態になる。そして、トラン
ジスタ11がオン状態のときに化学電池1からインダク
タ19に電流が流れ、エネルギがインダクタ19に蓄積
される。トランジスタ11がオフ状態のとき、ダイオー
ド18を介してインダクタ19に電流が流れ込み、一定
の出力電圧Vbが維持される。また、コンデンサ1Aに
より、出力電圧Vbが平滑化される。
【0006】また、出力電圧Vbが基準電圧Vrよりも
大きいとき、同コンパレータ15の出力信号Vcが高レ
ベル(以下、“H”という)になる。このとき、コンパ
レータ12の出力信号Veが“H”になり、トランジス
タ11がオフ状態になる。そして、出力電圧Vbが低下
し、同出力電圧Vbが基準電圧Vrよりも小さくなった
とき、コンパレータ15の出力信号Vcが“L”にな
り、上記と同様に、コンパレータ12の出力信号Veが
発振器13の出力信号Vdに依存する。このようにし
て、負荷回路20に安定した出力電圧Vbが供給され、
電流制限用抵抗22によって制限された定電流がLED
21に流れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のLED駆動回路では、次のような問題点があった。
すなわち、LED21内部の電圧降下が同LED21に
流れる電流や温度などによって変動するため、精度の高
い電流設定が困難であり、電流設定の精度を向上するた
めには、DC/DCコンバータ10の出力電圧Vbを高
く設定し、電流制限用抵抗22の値を大きくすることに
より、LED21内部の電圧降下の影響を減少させる必
要がある。ところが、電流設定抵抗22の値を大きくす
ると、DC/DCコンバータ10の出力電圧Vbをより
高く設定する必要がある。この場合、より大きな電力が
LED21及び電流制限用抵抗22で消費されるため、
化学電池1の使用効率が激しく劣化するという問題点が
あった。
【0008】この問題を解決するために、負荷回路20
に代えて、図5に示すような負荷回路20Aが用いられ
ることがある。この負荷回路20Aは、LED21と、
抵抗23と、ツェナ・ダイオード24と、トランジスタ
25と、抵抗26とから構成されている。この負荷回路
20Aでは、トランジスタ25のベース・エミッタ間電
圧及び抵抗26の電圧と、ツェナ・ダイオード24のツ
ェナ電圧とがバランスすることにより、トランジスタ2
5のベース電流が一定値に制御され、LED21に定電
流が流れる。
【0009】ところが、この負荷回路20Aでは、トラ
ンジスタ25のコレクタ・エミッタ間で電圧降下が発生
し、同トランジスタ25で電力が消費される。また、D
C/DCコンバータ10は、出力電圧Vbが固定され、
同出力電圧Vbを可変してLED21に最適な駆動電流
が流れるようにするための機能を有していない。このた
め、DC/DCコンバータ10の出力電圧VbからLE
D21における電圧降下を除いた電圧により、無効な電
力が消費されるという問題点がある。
【0010】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、LEDに対して最適な電流を安定して供給する
LED駆動回路、該LED駆動回路を備えた電子機器,
及び該LED駆動回路の制御方法を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、LED及び該LEDに直列
接続された電流制限用抵抗を有する負荷回路に対し、設
定された値の定電流を供給して駆動するLED駆動回路
に係り、化学電池と、前記化学電池の起電力を基にして
出力電圧を生成し、前記電流制限用抵抗の両端から発生
する電圧の変動に基づいて前記出力電圧を負帰還制御す
るDC/DCコンバータとを備えてなることを特徴とし
ている。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載のL
ED駆動回路に係り、前記DC/DCコンバータは、前
記電流制限用抵抗から発生する電圧と基準電圧とを比較
し、この比較結果に基づいたタイミングで前記化学電池
の起電力を蓄積/放電することにより、前記出力電圧を
負帰還制御する構成にされていることを特徴としてい
る。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載のL
ED駆動回路に係り、前記基準電圧は、前記設定された
定電流の値と前記電流制限用抵抗の値との積の値に設定
されていることを特徴としている。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載のLED駆動回路に係り、前記DC/DCコンバータ
は、降圧型DC/DCコンバータで構成されていること
を特徴としている。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1又は2記
載のLED駆動回路に係り、前記DC/DCコンバータ
は、昇圧型DC/DCコンバータで構成されていること
を特徴としている。
【0016】請求項6記載の発明は、電子機器に係り、
請求項1乃至5記載のLED駆動回路を備えることを特
徴としている。
【0017】請求項7記載の発明は、LED駆動回路の
制御方法に係り、LED及び該LEDに直列接続された
電流制限用抵抗を有する負荷回路に対し、設定された値
の定電流を供給して駆動するLED駆動回路に係り、化
学電池とDC/DCコンバータとを設けておき、前記D
C/DCコンバータが前記化学電池の起電力を基にして
出力電圧を生成し、前記電流制限用抵抗の両端から発生
する電圧の変動に基づいて前記出力電圧を負帰還制御す
ることを特徴としている。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項7記載のL
ED駆動回路の制御方法に係り、前記DC/DCコンバ
ータが前記電流制限用抵抗から発生する電圧と基準電圧
とを比較し、この比較結果に基づいたタイミングで前記
化学電池の起電力を蓄積/放電することにより、前記出
力電圧を負帰還制御することを特徴としている。
【0019】請求項9記載の発明は、請求項8記載のL
ED駆動回路の制御方法に係り、前記基準電圧は、前記
設定された定電流の値と前記電流制限用抵抗の値との積
の値に設定されていることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。第1の実施形態 図1は、この発明の第1の実施形態であるLED駆動回
路の電気的構成を示す概略の回路図である。この形態の
LED駆動回路は、同図に示すように、化学電池31
と、DC/DCコンバータ40とから構成されている。
DC/DCコンバータ40の出力側には、負荷回路20
が接続されている。DC/DCコンバータ40は、降圧
型DC/DCコンバータで構成され、pnp型のトラン
ジスタ41と、コンパレータ42と、発振器43と、抵
抗44と、コンパレータ45と、抵抗46と、基準電圧
源47と、ダイオード48と、インダクタ49と、コン
デンサ4Aとから構成されている。負荷回路20は、L
ED21と、電流制限用抵抗22とから構成されてい
る。
【0021】トランジスタ41は、コンパレータ42の
出力信号Vkに基づいてオン/オフ制御される。コンパ
レータ42は、発振器43の出力信号Vjとコンパレー
タ45の出力信号Vhとを比較し、比較結果として出力
信号Vkを出力する。発振器43は、所定の周波数の出
力信号Vjを出力する。抵抗44は、コンパレータ45
の出力側から非反転入力側に接続されている帰還抵抗で
ある。コンパレータ45は、電圧Vmと基準電圧Vrと
を比較し、比較結果として出力信号Vhを出力する。抵
抗46は、コンパレータ45の非反転入力側に対する入
力抵抗である。基準電圧源47は、例えば、基準電圧I
Cなどで構成され、基準電圧Vrが設定されている。ダ
イオード48は、フライホイール・ダイオードとしての
働きをする。インダクタ49は、化学電池31から供給
されるエネルギを蓄える。コンデンサ4Aは、出力電圧
Vgを平滑化する。LED21は、順方向に所定の電流
が供給されたときに、一定の光量で発光する。電流制限
用抵抗22は、LED21に流れる電流を最適値に設定
する。
【0022】DC/DCコンバータ40は、化学電池3
1の起電力Vfを基にして出力電圧Vgを生成し、電流
制限用抵抗22を、LED21に流れる電流を電圧に変
換するための電流/電圧変換手段として用い、同電流制
限用抵抗22の両端から発生する電圧Vmと基準電圧V
rとを比較し、この比較結果に基づいたタイミングで化
学電池31の起電力をインダクタ49及びコンデンサ4
Aで蓄積/放電することにより、同出力電圧Vgを負帰
還制御する。基準電圧Vrは、LED21に対して最適
に設定された定電流の値と電流制限用抵抗22の値との
積の値に設定されている。
【0023】次に、この形態のLED駆動回路の制御方
法について説明する。このLED駆動回路では、化学電
池31の起電力Vfを基にして出力電圧Vgが生成され
る。出力電圧Vgは負荷回路20に印加され、同出力電
圧Vgに対応した電流Iが流れる。電流Iは、電流制限
用抵抗22で電圧Vmに変換される。そして、電圧Vm
がコンパレータ45で基準電圧Vrと比較され、同電圧
Vmが基準電圧Vrよりも小さいとき、同コンパレータ
45の出力信号Vhが“L”になる。このとき、コンパ
レータ42の出力信号Vkが発振器43の出力信号Vj
に依存する。このため、トランジスタ41は、出力信号
Vjにほぼ同期してオン/オフ状態になる。そして、ト
ランジスタ41がオン状態のときに化学電池31からイ
ンダクタ49に電流が流れ、エネルギが同インダクタ4
9に蓄積される。トランジスタ41がオフ状態のとき、
ダイオード48を介してインダクタ49に電流が流れ込
み、一定の出力電圧Vgが維持される。また、コンデン
サ4Aにより、出力電圧Vgが平滑化される。
【0024】また、電圧Vmが基準電圧Vrよりも大き
いとき、コンパレータ45の出力信号Vhが“H”にな
る。このとき、コンパレータ42の出力信号Vkが
“H”になり、トランジスタ41がオフ状態になる。そ
して、出力電圧Vgが低下し、電圧Vmが基準電圧Vr
よりも小さくなったとき、コンパレータ45の出力信号
Vhが“L”になり、上記と同様に、コンパレータ42
の出力信号Vkが発振器43の出力信号Vjに依存す
る。このようにして、電圧Vmが一定に保たれる(すな
わち、LED21に流れる電流Iの値が一定に保たれ
る)ようにDC/DCコンバータ40の出力電圧Vgが
制御される。
【0025】以上のように、この第1の実施形態では、
負荷回路20のLED21に直列接続された電流制限用
抵抗22を電流/電圧変換手段として用い、同電流制限
用抵抗22から発生する電圧Vmを基準電圧Vrと比較
し、この比較結果に基づいて出力電圧Vgが負帰還制御
されるので、同出力電圧Vgは、LED21に最適な電
流を流すために必要十分な値に制御される。このため、
負荷回路20で無効な電力消費がなく、化学電池31の
起電力Vfが高効率で使用される。
【0026】第2の実施形態 図2は、この発明の第2の実施形態であるLED駆動回
路の電気的構成を示す概略の回路図であり、第1の実施
形態を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が
付されている。この形態のLED駆動回路では、図2に
示すように、図1中のDC/DCコンバータ40に代え
て、DC/DCコンバータ50が設けられている。DC
/DCコンバータ50は、昇圧型DC/DCコンバータ
で構成され、npn型のトランジスタ51と、コンパレ
ータ52と、発振器53と、抵抗54と、コンパレータ
55と、抵抗56と、基準電圧源57と、ダイオード5
8と、インダクタ59と、コンデンサ5Aとから構成さ
れている。
【0027】トランジスタ51は、コンパレータ52の
出力信号Vkに基づいてオン/オフ制御される。コンパ
レータ52は、発振器53の出力信号Vjとコンパレー
タ55の出力信号Vhとを比較し、比較結果として出力
信号Vkを出力する。発振器53は、所定の周波数の出
力信号Vjを出力する。抵抗54は、コンパレータ55
の出力側から非反転入力側に接続されている帰還抵抗で
ある。コンパレータ55は、電圧Vmと基準電圧Vrと
を比較し、比較結果として出力信号Vhを出力する。抵
抗56は、コンパレータ55の非反転入力側に対する入
力抵抗である。基準電圧源57は、例えば、基準電圧I
Cなどで構成され、基準電圧Vrが設定されている。ダ
イオード58は、フライホイール・ダイオードとしての
働きをする。インダクタ59は、化学電池31から供給
されるエネルギを蓄える。コンデンサ5Aは、出力電圧
Vgを平滑化する。
【0028】DC/DCコンバータ50は、化学電池3
1の起電力Vfを基にして出力電圧Vgを生成し、電流
制限用抵抗22を、LED21に流れる電流を電圧に変
換するための電流/電圧変換手段として用い、同電流制
限用抵抗22の両端から発生する電圧Vmと基準電圧V
rとを比較し、この比較結果に基づいたタイミングで化
学電池31の起電力をインダクタ59及びコンデンサ5
Aで蓄積/放電することにより、同出力電圧Vgを負帰
還制御する。基準電圧Vrは、LED21に対して最適
に設定された定電流の値と電流制限用抵抗22の値との
積の値に設定されている。
【0029】次に、この形態のLED駆動回路の制御方
法について説明する。このLED駆動回路では、化学電
池31の起電力Vfを基にして出力電圧Vgが生成され
る。出力電圧Vgは負荷回路20に印加され、同出力電
圧Vgに対応した電流Iが流れる。電流Iは、電流制限
用抵抗22で電圧Vmに変換される。そして、電圧Vm
がコンパレータ55で基準電圧Vrと比較され、同電圧
Vmが基準電圧Vrよりも大きいとき、同コンパレータ
45の出力信号Vhが“H”になる。このとき、コンパ
レータ52の出力信号Vkが発振器53の出力信号Vj
に依存する。このため、トランジスタ51は、出力信号
Vjにほぼ同期してオン/オフ状態になる。そして、ト
ランジスタ51がオン状態のときに化学電池31からイ
ンダクタ59に電流が流れ、エネルギが同インダクタ5
9に蓄積される。トランジスタ51がオフ状態のとき、
インダクタ59からダイオード58を介して負荷回路2
0に電流が流れ込み、一定の出力電圧Vgが維持され
る。また、コンデンサ5Aにより、出力電圧Vgが平滑
化される。
【0030】また、電圧Vmが基準電圧Vrよりも小さ
いとき、コンパレータ55の出力信号Vhが“L”にな
る。このとき、コンパレータ52の出力信号Vkが
“L”になり、トランジスタ51がオフ状態になる。そ
して、出力電圧Vgが上昇し、電圧Vmが基準電圧Vr
よりも大きくなったとき、コンパレータ55の出力信号
Vhが“H”になり、上記と同様に、コンパレータ52
の出力信号Vkが発振器53の出力信号Vjに依存す
る。このようにして、電圧Vmが一定に保たれる(すな
わち、LED21に流れる電流Iの値が一定に保たれ
る)ようにDC/DCコンバータ50の出力電圧Vgが
制御される。
【0031】以上のように、この第2の実施形態では、
第1の実施形態と同様の利点がある。
【0032】第3の実施形態 図3は、この発明の第3の実施形態である電子機器の電
気的構成を示す概略のブロックである。この形態の電子
機器は、同図に示すように、携帯電話機60であり、ア
ンテナ61、パワーアンプ62、送受信部63、制御部
64、ドライバ65、ディスプレイ66、マイク・スピ
ーカ67、電源回路68、レギュレータ69、DC/D
Cコンバータ6A、及び負荷回路6Bを備えている。パ
ワーアンプ62は、送受信部63から出力された送信用
信号をアンテナ61を介してTDMA(Time Devision
Multiple Access )方式による送信電波として発信す
る。TDMA方式は、日本国内ではPDC(Personal D
egital Cellular )方式が用いられ、ヨーロッパなどで
はGSM(Global System for Mobile communications
)方式が用いられる。
【0033】送受信部63は、アンテナ61を介して無
線信号を送受信する。制御部64は、CPU(中央処理
装置)などで構成され、制御プログラムに基づいて携帯
電話機40全体の動作を制御する。ドライバ65は、マ
イク/スピーカ部67から吹き込まれた音声信号をデジ
タル信号に変換すると共に、受信されたデジタル信号を
音声信号に変換してマイク/スピーカ部67へ送出す
る。また、ドライバ65は、ディスプレイ66に表示用
の信号を送出する。ディスプレイ66は、LCD(Liqu
id Crystal Display、液晶表示装置)などで構成され、
利用者に対して各種メッセージ等の情報を表示する。電
源回路68は、化学電池68aを有し、出力電圧をパワ
ーアンプ62に供給する。レギュレータ69は、電源回
路68の出力電圧を入力して所定値の定電圧を出力し、
送受信部63、制御部64、ドライバ65、及びマイク
・スピーカ67に供給する。DC/DCコンバータ6A
は、第1の実施形態を示す図1中のDC/DCコンバー
タ40と同様に構成されている。また、負荷回路6B
は、図1中の負荷回路20と同様に構成され、同負荷回
路6B中のLEDがディスプレイ66に対する照明に用
いられる。
【0034】次に、この形態の電子機器の動作について
説明する。この携帯電話機では、TDMA方式によって
送信電波が発信され、このとき、電源回路68から同T
DMA方式に基づく周波数のパルス状の負荷電流が取り
出される。また、化学電池68aからDC/DCコンバ
ータ6Aを介して負荷回路6Bに最適の電流が供給さ
れ、同負荷回路6B中のLEDによってディスプレイ6
6に照明光が供給される。
【0035】以上のように、この第3の実施形態では、
DC/DCコンバータ6A及び負荷回路6Bが、第1の
実施形態のDC/DCコンバータ40及び負荷回路20
と同様に構成されているので、同負荷回路6Bで無効な
電力消費がなく、化学電池68aの起電力が高効率で使
用される。
【0036】以上、この発明の実施形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更などがあってもこの発明に含まれる。例えば、ト
ランジスタ41は、オン抵抗の小さいpチャネル型MO
SFETでも良い。また、第1の実施形態では、トラン
ジスタ41が発振器43の出力信号Vjにほぼ同期して
オン/オフ状態になるが、電圧Vmのレベルに応じて同
トランジスタ41がPWM(Pulse Width Modulation)制
御されるようにDC/DCコンバータ40を構成しても
良い。基準電圧源47,57は、基準電圧ICの他、ツ
ェナ・ダイオードなどでも良い。また、DC/DCコン
バータ40,50は、電流制限用抵抗22から発生する
電圧Vmを取り込んで出力電圧Vgを負帰還制御する構
成になっていれば、任意の回路構成のもので良い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、負荷回路のLEDに直列接続された電流制限用
抵抗の両端から発生する電圧を基準電圧と比較し、この
比較結果に基づいて出力電圧が負帰還制御されるので、
同出力電圧は、LEDに最適な電流を流すために必要十
分な値に制御される。このため、負荷回路で無効な電力
消費がなく、化学電池の起電力Vfが高効率で使用され
るLED駆動回路を実現できる。さらに、この発明のL
ED駆動回路を電子機器に用いたので、負荷回路で無効
な電力消費がなく、化学電池の起電力を高効率で使用で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態であるLED駆動回
路の電気的構成を示す回路図である。
【図2】この発明の第2の実施形態であるLED駆動回
路の電気的構成を示す回路図である。
【図3】この発明の第3の実施形態である電子機器の電
気的構成を示すブロック図である。
【図4】従来のLED駆動回路の電気的構成を示す回路
図である。
【図5】負荷回路20Aの回路図である。
【符号の説明】
20 負荷回路 21 LED 22 電流制限用抵抗 31 化学電池 40,50 DC/DCコンバータ 41,51 トランジスタ 42,45,52,55 コンパレータ 43,53 発振器 44,46,54,56 抵抗 47,57 基準電圧源 48,58 ダイオード 49,59 インダクタ 4A,5A コンデンサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光ダイオード及び該発光ダイオードに
    直列接続された電流制限用抵抗を有する負荷回路に対
    し、設定された値の定電流を供給して駆動する発光ダイ
    オード駆動回路であって、 化学電池と、 前記化学電池の起電力を基にして出力電圧を生成し、前
    記電流制限用抵抗の両端から発生する電圧の変動に基づ
    いて前記出力電圧を負帰還制御する直流/直流コンバー
    タとを備えてなることを特徴とする発光ダイオード駆動
    回路。
  2. 【請求項2】 前記直流/直流コンバータは、 前記電流制限用抵抗から発生する電圧と基準電圧とを比
    較し、この比較結果に基づいたタイミングで前記化学電
    池の起電力を蓄積/放電することにより、前記出力電圧
    を負帰還制御する構成にされていることを特徴とする請
    求項1記載の発光ダイオード駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記基準電圧は、 前記設定された定電流の値と前記電流制限用抵抗の値と
    の積の値に設定されていることを特徴とする請求項2記
    載の発光ダイオード駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記直流/直流コンバータは、 降圧型直流/直流コンバータで構成されていることを特
    徴とする請求項1又は2記載の発光ダイオード駆動回
    路。
  5. 【請求項5】 前記直流/直流コンバータは、 昇圧型直流/直流コンバータで構成されていることを特
    徴とする請求項1又は2記載の発光ダイオード駆動回
    路。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5記載の発光ダイオード駆
    動回路を備えることを特徴とする電子機器。
  7. 【請求項7】 発光ダイオード及び該発光ダイオードに
    直列接続された電流制限用抵抗を有する負荷回路に対
    し、設定された値の定電流を供給して駆動する発光ダイ
    オード駆動回路において、 化学電池と直流/直流コンバータとを設けておき、 前記直流/直流コンバータが前記化学電池の起電力を基
    にして出力電圧を生成し、前記電流制限用抵抗の両端か
    ら発生する電圧の変動に基づいて前記出力電圧を負帰還
    制御することを特徴とする発光ダイオード駆動回路の制
    御方法。
  8. 【請求項8】 前記直流/直流コンバータが前記電流制
    限用抵抗から発生する電圧と基準電圧とを比較し、この
    比較結果に基づいたタイミングで前記化学電池の起電力
    を蓄積/放電することにより、前記出力電圧を負帰還制
    御することを特徴とする請求項7記載の発光ダイオード
    駆動回路の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記基準電圧は、 前記設定された定電流の値と前記電流制限用抵抗の値と
    の積の値に設定されていることを特徴とする請求項8記
    載の発光ダイオード駆動回路の制御方法。
JP2001345195A 2001-11-09 2001-11-09 発光ダイオード駆動回路、及びその制御方法、並びに該発光ダイオード駆動回路を備えた電子機器 Pending JP2003151784A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001345195A JP2003151784A (ja) 2001-11-09 2001-11-09 発光ダイオード駆動回路、及びその制御方法、並びに該発光ダイオード駆動回路を備えた電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001345195A JP2003151784A (ja) 2001-11-09 2001-11-09 発光ダイオード駆動回路、及びその制御方法、並びに該発光ダイオード駆動回路を備えた電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003151784A true JP2003151784A (ja) 2003-05-23

Family

ID=19158581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001345195A Pending JP2003151784A (ja) 2001-11-09 2001-11-09 発光ダイオード駆動回路、及びその制御方法、並びに該発光ダイオード駆動回路を備えた電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003151784A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1622106A1 (de) * 2004-07-29 2006-02-01 Novar GmbH Gefahrenmelder insbesondere Brand- oder Einbruchmelder
JP2006288945A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Pentax Corp 内視鏡装置の電圧制御回路
KR100705739B1 (ko) 2006-01-17 2007-04-09 주식회사 디에스이 전류 안정화 발광 다이오드 모듈
JP2008052994A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Nec Lighting Ltd 照明装置および制御回路
JP2008159909A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体レーザ駆動回路
JP2008177019A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Seiko Instruments Inc Led駆動回路
US7456581B2 (en) 2004-08-20 2008-11-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Power supply, backlight apparatus, and display device
JP2009171715A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 ▲ぎょく▼瀚科技股▲ふん▼有限公司 電流感知回路ループのある定電流調整器
US7626340B2 (en) 2005-06-22 2009-12-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Display apparatus and control method thereof
JP2013027061A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Meidensha Corp コンデンサの充電器
WO2013103221A1 (ko) * 2012-01-04 2013-07-11 (주)강동테크 고체 콘덴서를 이용한 컨버터
KR101772315B1 (ko) * 2016-02-23 2017-08-29 부산대학교 산학협력단 바닷물을 이용한 자가발전 led 구명조끼

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1622106A1 (de) * 2004-07-29 2006-02-01 Novar GmbH Gefahrenmelder insbesondere Brand- oder Einbruchmelder
US7456581B2 (en) 2004-08-20 2008-11-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Power supply, backlight apparatus, and display device
JP2006288945A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Pentax Corp 内視鏡装置の電圧制御回路
CN1885376B (zh) * 2005-06-22 2010-12-15 三星电子株式会社 显示装置及其控制方法
US7626340B2 (en) 2005-06-22 2009-12-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Display apparatus and control method thereof
KR100705739B1 (ko) 2006-01-17 2007-04-09 주식회사 디에스이 전류 안정화 발광 다이오드 모듈
JP2008052994A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Nec Lighting Ltd 照明装置および制御回路
JP2008159909A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体レーザ駆動回路
JP2008177019A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Seiko Instruments Inc Led駆動回路
JP2009171715A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 ▲ぎょく▼瀚科技股▲ふん▼有限公司 電流感知回路ループのある定電流調整器
JP4666316B2 (ja) * 2008-01-15 2011-04-06 ▲ぎょく▼瀚科技股▲ふん▼有限公司 電流感知回路ループのある定電流調整器
JP2013027061A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Meidensha Corp コンデンサの充電器
WO2013103221A1 (ko) * 2012-01-04 2013-07-11 (주)강동테크 고체 콘덴서를 이용한 컨버터
KR101336929B1 (ko) * 2012-01-04 2013-12-03 (주) 강동테크 고체 콘덴서를 이용한 컨버터
KR101772315B1 (ko) * 2016-02-23 2017-08-29 부산대학교 산학협력단 바닷물을 이용한 자가발전 led 구명조끼

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8624828B2 (en) Control circuit for switching power supply
US7915883B2 (en) Constant current circuit, light emitting apparatus and power supply apparatus using that constant current circuit
JP4751105B2 (ja) 電源装置の制御回路、それを用いた電源装置ならびに電子機器
JP4985669B2 (ja) 発光ダイオード駆動回路
JP4689377B2 (ja) 降圧型スイッチングレギュレータおよびその制御回路ならびにそれを用いた電子機器
US7977890B2 (en) Direct current power supply device, power supply device for driving LED and semiconductor integrated circuit for controlling power supply
JP5211699B2 (ja) 直流電源装置、led駆動用電源装置および電源駆動用半導体集積回路
JP5039371B2 (ja) スイッチングレギュレータの制御回路および電源装置、電子機器
US20070057658A1 (en) Controller and control method for DC-DC converter
JP4791762B2 (ja) スイッチングレギュレータの制御回路およびそれを利用した電源装置、電子機器
JP4717515B2 (ja) 降圧型スイッチングレギュレータおよびその制御回路ならびにそれを用いた電子機器
JP2011244677A (ja) スイッチング電源の制御回路およびそれを用いたスイッチング電源、発光装置および電子機器
WO2006059705A1 (ja) スイッチング電源およびその制御回路ならびにそれを用いた電子機器
JP2007095907A (ja) 駆動回路及びその駆動回路を用いた電子機器
US20080180039A1 (en) Led drive circuit
JP2003151784A (ja) 発光ダイオード駆動回路、及びその制御方法、並びに該発光ダイオード駆動回路を備えた電子機器
JP2007242886A (ja) 発光素子駆動回路及びそれを備えた携帯装置
JPWO2006059501A1 (ja) チャージポンプ回路の駆動回路および電源装置ならびに発光装置
JP2002359090A (ja) 携帯型機器における表示装置の照明用led素子駆動回路
JP4974653B2 (ja) 昇圧型スイッチングレギュレータの制御回路、それを用いた昇圧型スイッチングレギュレータ、およびそれらを用いた電子機器
JP5082280B2 (ja) 発光素子駆動回路及びそれを備えた携帯装置
JP2007220928A (ja) 発光素子駆動回路及びそれを備えた携帯装置
JP4739901B2 (ja) スイッチング電源装置およびその制御回路、ならびにそれを用いた電子機器
JP4611109B2 (ja) 降圧型スイッチングレギュレータおよびその制御回路ならびにそれを用いた電子機器
US7427852B2 (en) Low power control mode for power supply

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050823

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051220