JP2003151072A - 速度違反取締支援システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 違反車両の走行経路の把握により運転者の特
定を容易化する。 【解決手段】 カメラ３およびナンバープレート情報読
取部６を備えた撮影端末装置８で認識し撮影中央装置９
に送信された速度違反車両のナンバープレート情報と、
ナンバー読取中央装置１１で管理するナンバー読取装置
１０が認識したナンバープレート情報と、撮影時刻情報
とにより、その車両の時系列順の撮影地点を情報として
含んだ違反車両データファイルを作成する。運転者の走
行経路から出発地や目的地を特定できるので、これによ
り運転者の特定を容易化できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、道路を走行する
速度違反車両を取り締まるための速度違反取締支援シス
テムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】例えば、車両の速度を監視し、速度違反
車両の撮影を行う速度違反取締装置では、設置路線を走
行する車両の速度が計測され、速度が予め設定された速
度閾値を越えていると判定された場合に、当該車両の前
面、後面、あるいは前後両面が撮影される。撮影された
画像に写し込まれたナンバープレートから、画像処理に
よりナンバープレート情報が自動的に生成され、画像と
共に集積される。交通法などの取締りを担当する取締要
員は、集積された画像とナンバープレート情報を例えば
数日おきに読み出し、ナンバープレート情報に基づいて
車両登録情報から所有者を検索・特定し、また画像に含
まれる運転者の容貌から、速度超過走行時の運転者を特
定している。

【０００３】図６は従来の速度違反取締装置の構成を示
した図である。図において、１０１は速度検出部、１０
２は速度判定部、１０３はカメラ、１０４は照明、１０
５は画像取込部、１０６はナンバープレート情報読取
部、１０７は伝送部、１０８は１０１から１０７の各部
を含んで構成される撮影端末装置、１０９は撮影中央装
置である。

【０００４】次に、従来の速度違反取締装置の動作につ
いて説明する。図６において、速度検出部１０１が通過
車両の速度を検出し、速度判定部１０２が予め設定した
速度閾値と照合し、速度閾値を超過した速度で走行して
いると判定した場合、カメラ１０３、照明１０４を動作
させ、その車両の撮影を行い、撮影された画像を画像取
込部１０５に一時記録する。画像取込部１０５に記録さ
れた画像からナンバープレート情報読取部１０６がナン
バープレート情報を自動的に読み取り、画像とナンバー
プレート情報とを伝送部１０７に送る。これら道路上に
設置される機器群を総称して撮影端末装置１０８とい
う。伝送部１０７は、画像及びナンバープレート情報を
撮影中央装置１０９に伝送する。また、撮影中央装置１
０９は撮影端末装置１０８の各種設定および動作監視を
行う。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】この従来の速度違反取
締装置を利用する場合、撮影された画像に記録されてい
る車両のナンバープレート情報から、車両の所有者を特
定し、この所有者を呼び出し、運転者を特定する必要が
ある。しかし、ナンバープレート情報からは車両登録情
報上の所有者を特定することは可能であるが、車両が盗
難車である場合には、所有者は運転者が誰であるかを知
らないため、運転者を特定することは容易ではない。ま
た所有者が運転者と顔見知りである場合にも、まず所有
者を呼び出した上で撮影画像を所有者に見せ、所有者の
供述に基づいて運転者を特定する必要がある為、時間的
また人数的にコストがかかるという問題がある。

【０００６】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、その第１の目的は、速度違反車
両の走行経路の把握により運転者の特定を容易化するこ
と、また第２の目的は、速度違反車両を撮影直後に捕捉
する可能性を高めることにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明に係る速度違反取
締支援システムは、所定の閾値を超えた速度で走行する
車両のナンバープレート及び運転者を視野に含む画像を
撮影する第１の撮影手段と、前記画像から、前記車両の
ナンバープレート情報を検出する画像処理手段と、前記
第１の撮影手段とは異なる位置に設置され走行する車両
のナンバープレートを読み取る第２の撮影手段と、前記
画像処理手段によって検出されたナンバープレート情報
と、前記第２の撮影手段により読み取られたナンバープ
レート情報とのうち、共通するナンバープレート情報を
検索する検索手段と、検索された共通するナンバープレ
ート情報と前記第１および第２の撮影手段の位置情報と
を互いに関連づけて出力する出力手段と、を備えたもの
である。

【０００８】また本発明に係る速度違反取締支援システ
ムは、前記撮影の時刻を示す撮影時刻情報と、前記位置
情報とに基づいて、前記車両の移動方向を判定する判定
手段を更に備えたものである。

【０００９】また本発明に係る速度違反取締支援システ
ムは、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記移動方
向における下流側の所定領域で待機する取締要員に対し
て取締指示を出力する指示手段を更に備えたものであ
る。

【００１０】また本発明に係る速度違反取締支援システ
ムは、前記ナンバープレート情報を通信回線を通じて受
信可能な移動体端末を含むことを特徴とするものであ
る。

【００１１】また本発明に係る速度違反取締支援システ
ムは、前記移動体端末が、前記第１の撮影手段によって
撮影された画像を受信可能であることを特徴とするもの
である。

【００１２】

【発明の実施の形態】図１は本発明の第１の実施の形態
を示す構成図であり、１は設置地点を通過する車両の速
度を検出する速度検出部、２は検出した速度と予め設定
された速度閾値とを照合し速度超過車両であることを判
定する速度判定部、３は速度判定部で速度超過車両であ
る場合に当該車両を撮影する第１の撮影手段としてのカ
メラ、４はカメラと連動し当該車両に照明光を照射する
照明、５はカメラが撮影した画像を取り込み一時保管す
る画像取込部、６は撮影した画像にパターンマッチング
などの所定の画像処理を施すことにより当該車両のナン
バープレート情報を読み取る画像処理手段としてのナン
バープレート情報読取部である。７は伝送部であり、こ
の伝送部７は、撮影画像、ナンバープレート情報、測定
速度情報、制限速度情報、撮影時刻情報、ならびに所定
の設置地点コード等を、一組の違反車両情報として伝送
する。８は以上の機器群を含んで構成される撮影端末装
置であり、道路上に設置される。

【００１３】なお撮影端末装置８は、その全体を制御す
る図示しない制御部を備えており、この制御部は、各種
の演算を行うＣＰＵ（中央処理装置）と、処理プログラ
ムを記憶したＲＯＭと、一時的にデータを記憶するＲＡ
Ｍと、各機器との間で通信を行なう通信ポートと、入出
力ポートとを備えたワンチップマイクロプロセッサとし
て構成され、また、動作周波数に応じたクロックパルス
のカウントにより現在時刻を保持するためのソフトウェ
アタイマを備えている。

【００１４】９は違反車両情報を受信し撮影端末装置８
を制御する撮影中央装置である。撮影中央装置９は、受
信した違反車両情報を記憶するハードディスク装置など
の記憶装置と、違反車両情報を更に伝送するための伝送
部（図示せず）を備えている。

【００１５】カメラ３の撮影範囲（視野）は、ナンバー
プレート、運転者の容貌、および車両の車体全体を含む
ように設定されており、かつカメラ３の解像度はこれら
の画像とそれぞれの実物との同一性を認識できる程度に
設定されている。

【００１６】１０は第２の撮影手段としてのナンバー読
取装置であり、車道上に設置され視野内を通過する全車
両のナンバープレートを自動的に撮影すると共に、所定
の画像処理によりナンバープレート情報を作成し、撮影
時刻情報および所定の設置地点コードと共に、所定車両
台数おきに、または所定時間おきに、一組のナンバープ
レート情報として伝送する機能を有する。ナンバー読取
装置１０の撮影範囲（視野）は、少なくともナンバープ
レートを含むように設定されており、またナンバー読取
装置１０の解像度は、ナンバープレートに記載された文
字列を解読できる程度に設定されている。

【００１７】１１は検索手段・出力手段等としての機能
を有するナンバー読取中央装置であり、ナンバー読取装
置１０を管理しナンバープレート情報を活用する機能を
有する。ナンバー読取中央装置１１は、周知のサーバコ
ンピュータから構成されており、ハードディスク装置な
どの記憶装置（図示せず）を備えると共に、公衆回線・
インターネット・専用通信回線またはＬＡＮを介して撮
影中央装置９と接続されている。記憶装置には、各ナン
バー読取装置１０の設置地点を示す設置地点コードと、
各設置地点コードに対応する設置地点名称とが、互いに
関連づけて記憶された設置地点データファイルが格納さ
れている。また、この記憶装置には、ナンバー読取デー
タベースが格納されており、このナンバー読取データベ
ースには、各ナンバー読取装置１０から伝送されたナン
バープレート情報が順次追記される。

【００１８】図２は、ナンバー読取中央装置１１におい
て実行される照会処理を示す。まず、撮影中央装置９か
ら違反車両情報を受信したかが判断され（Ｓ１）、否定
の場合には該判断が繰り返される。肯定の場合には、受
信した違反車両情報からナンバープレート情報が抽出さ
れ、作業用メモリに読み込まれる（Ｓ２）。次に、読み
込まれたナンバープレート情報によって、ナンバー読取
データベースが検索され、ナンバープレート情報におい
て共通する全てのナンバープレート情報が抽出される
（Ｓ３）。

【００１９】次に、違反車両情報、および抽出されたナ
ンバープレート情報が、撮影時刻順に並べ替えられ（Ｓ
４）、また設置地点コードに対応する設置地点名称が設
置地点データファイルから読み出され、これにより、そ
の車両の時系列順の設置地点コード・設置地点名称を含
んだ一組の違反車両データファイルとして出力され、記
憶装置に記憶される（Ｓ５）。

【００２０】取締要員は、記憶装置に記憶された違反車
両データファイルを、随時にまたは定期的に取り出し、
これを運転者の目的地を特定するために利用する。

【００２１】以上のとおり、第１の実施の形態では、撮
影端末装置８で認識し撮影中央装置９に送信された速度
違反車両のナンバープレート情報と、ナンバー読取中央
装置１１で管理するナンバー読取装置１０が認識したナ
ンバープレート情報とが照会されるので、特定の違反車
両に係るナンバープレート情報を認識した複数のナンバ
ー読取装置の設置地点を、撮影時刻順に時系列で結ぶこ
とにより、当該違反車両の走行経路を把握することがで
きる。

【００２２】したがって第１の実施の形態では、違反車
両の出発地や目的地を絞り込むことができ、また多くの
場合車両の出発地や目的地は運転者の自宅又は出入り先
であるため、これによって運転者の特定を容易化でき
る。

【００２３】また第１の実施の形態では、ナンバー読取
中央装置１１に記憶されている違反車両データファイル
と、撮影中央装置９に記憶されている違反車両の画像情
報を照会することにより、画像からの運転者の容貌の特
定により運転者の特定を更に容易化することができる。

【００２４】次に、第２の実施の形態について説明す
る。図３は第２の実施の形態を示す構成図である。な
お、この第２の実施の形態において上記第１の実施の形
態における構成要素と同様のものについては、同一符号
を付してその詳細な説明を省略する。

【００２５】１２はナンバー読取中央装置である。この
ナンバー読取中央装置の構成は、上記第１の実施の形態
におけるナンバー読取中央装置１１のものと略同様であ
るが、データを伝送するための伝送部（図示せず）を備
えており、また、ナンバー読取装置１０から違反車両の
ナンバープレート情報を受信した場合に、この伝送部に
よって、違反車両データファイルを含む警報信号を伝送
する機能を有する。またナンバー読取中央装置１２の記
憶装置には、各ナンバー読取装置１０の設置地点を示す
設置地点コードと、各設置地点コードに対応する設置地
点名称と、道路地図情報とが、互いに関連づけて記憶さ
れた設置地点データファイルが格納されている。また、
この設置地点データファイルには、地域別の取締管轄を
示す管轄コードが、道路地図情報と関連づけて記憶され
ている。

【００２６】１３は取締情報端末である。取締情報端末
１３は、取締要員が待機している各施設、および各所で
待機中またはパトロール中のパトロールカーに、それぞ
れ１台ずつ備えられている。

【００２７】取締情報端末１３は、周知のパーソナルコ
ンピュータまたは携帯情報端末（ＰＤＡ）として構成さ
れており、図示しない操作部、有線または無線の送受信
部、および表示画面を含んで構成されており、ナンバー
読取中央装置１２から警報信号を受信する機能と、撮影
中央装置９に対して違反車両の画像・測定速度情報およ
び制限速度情報の送信を要求しその受信・再生を行う機
能とを有する。個々の取締情報端末１３には、それが配
備されている取締管轄を示す管轄コードが割り当てられ
ている。

【００２８】図４は、ナンバー読取中央装置１２におい
て実行される警報出力処理を示す。

【００２９】まず、未送信の違反車両データファイルの
有無が判断され（Ｓ１１）、未送信のものがない場合に
は該判断が繰り返される。未送信のものがある場合に
は、次に、その未送信の違反車両データファイルから、
撮影時刻と設置地点コードとが作業用メモリに読み込ま
れる（Ｓ１２）。

【００３０】次に、読み込まれた撮影時刻の先後関係、
および設置地点コードとに基づいて、当該車両の移動方
向が判定される（Ｓ１３）。また、判定された移動方向
と道路地図情報とに基づいて、最新の撮影が行われた設
置地点が含まれる取締管轄と、当該移動の経路に沿った
下流の取締管轄とが選択される（Ｓ１４）。そして、選
択された取締管轄に配備されている取締情報端末１３に
対し、警報信号が伝送される（Ｓ１５）。この警報信号
は、選択された取締管轄の管轄コードが割り当てられた
取締情報端末１３にのみ伝送される。

【００３１】警報信号を受信した取締情報端末１３を担
当する取締要員は、警報信号に含まれる違反車両の違反
車両データファイルを参照して、これに含まれる撮影時
刻と設置地点名称とに基づいて違反車両の走行経路を推
測しつつ、違反車両を追跡・捕捉する。また取締要員
は、適宜に取締情報端末１３を操作して撮影中央装置９
に対して違反車両の画像・測定速度情報および制限速度
情報の送信を要求し、その受信・再生を行う。

【００３２】以上のとおり、第２の実施の形態では、撮
影端末装置８で認識した速度違反車両のナンバープレー
ト情報とナンバー読取装置１０が認識したナンバープレ
ート情報とが照会され、その結果を含んだ警報信号が、
当該違反車両の走行経路の近隣および下流の取締情報端
末１３に伝送される。したがって本実施の形態によれ
ば、違反車両の目的地を絞り込むことができるだけでな
く、違反車両の移動方向の下流の取締要員が取締に当た
るので、違反車両に短時間でアクセスでき、違反車両を
撮影直後に捕捉する可能性を高めることができる。

【００３３】また本実施の形態では、取締情報端末１３
を利用した警報信号の受信により取締を迅速に実行でき
る。

【００３４】また本実施の形態では、取締情報端末１３
を利用したナンバープレート情報の受信により取締を迅
速に実行できる。

【００３５】また本実施の形態では、取締情報端末１３
を利用した違反車両の画像の受信により取締を迅速に実
行できる。

【００３６】また本実施の形態では、取締情報端末１３
からの要求により違反車両の違反車両の画像・測定速度
情報および制限速度情報を取締情報端末１３に伝送する
こととしたので、取締要員が違反車両の画像・測定速度
情報および制限速度情報の利用により、違反行為の証明
と容疑者の現認をスムーズに実行できる。

【００３７】図５は第２の実施の形態の概念図である。
撮影端末装置によって撮影された速度超過車両の画像か
らナンバープレート情報が読み取られ、違反車両情報と
して撮影中央装置へ伝送される。撮影中央装置に伝送さ
れたナンバープレート情報はナンバー読取中央装置に伝
送（配信）され、ナンバー読取装置の記録と照会され、
当該ナンバープレート情報を認識したナンバー読取装置
の設置位置および認識時刻の時間列から通過経路が把握
され、通過経路近隣または下流などの取締情報端末に警
報（取締指示）として通達される。警報（取締指示）を
受信した取締要員は撮影中央装置へ当該ナンバープレー
ト情報の被疑車両が撮影された画像の配信を要求し、ナ
ンバープレート情報、配信された画像により把握できる
運転者の容貌や車両の特徴から当該車両を停止させ、画
像から把握できる運転者の容貌などの特徴から現認およ
び現行犯検挙を行う。

【００３８】なお、上記各実施形態では、違反車両デー
タファイルの作成をナンバー読取中央装置１１，１２に
おいて実行することとしたが、該ファイルは撮影中央装
置９で作成してもよく、また各情報の伝送により他の装
置において作成してもよい。

【００３９】また、上記各実施形態では違反車両データ
ファイルを自動的に作成することとしたが、撮影中央装
置９に送信された速度違反車両のナンバープレート情報
と、ナンバー読取中央装置１１で管理するナンバープレ
ート情報とは、人手による照会の形で利用することも可
能である。

【００４０】また、上記各実施形態では、本発明を速度
違反車両の取締に適用した例について説明したが、本発
明は他の種類の交通法令違反や他の法令違反の取締に適
用することも可能であり、かかる構成も本発明の範疇に
属するものである。

【００４１】

【発明の効果】本発明によれば、違反車両の走行経路を
把握することにより、その目的地を絞り込むことがで
き、また多くの場合違反車両の目的地は運転者の自宅又
は出入り先であるため、これによって運転者の特定を容
易化できる。

【００４２】また本発明によれば、移動方向の判定によ
り、違反車両の走行経路を更に明瞭に把握できる。

【００４３】また本発明によれば、違反車両の移動方向
の下流の取締要員が取締に当たるので、違反車両に短時
間でアクセスでき、違反車両を撮影直後に捕捉する可能
性を高めることができる。

【００４４】また本発明によれば、移動体端末を利用し
た取締指示の受信により取締を迅速に実行できる。

【００４５】また本発明によれば、移動体端末を利用し
たナンバープレート情報の受信により取締を迅速に実行
できる。

【００４６】また本発明によれば、移動体端末を利用し
た違反車両の画像の受信により取締を迅速に実行でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 第１の実施の形態の概略構成を示すブロック
図である。

【図２】 第１の実施の形態における照会処理を示すフ
ロー図である。

【図３】 第２の実施の形態の概略構成を示すブロック
図である。

【図４】 第２の実施の形態における警報出力処理を示
すフロー図である。

【図５】 第２の実施の形態の概念図である。

【図６】 従来の速度違反取締装置の概略構成を示すブ
ロック図である.

【符号の説明】

１ 速度検出部、２ 速度判定部、３ カメラ、５ 画
像取込部、６ ナンバープレート情報読取部、７ 伝送
部、８ 撮影端末装置、９ 撮影中央装置、１０ ナン
バー読取装置、１１，１２ ナンバー読取中央装置、１
３ 取締情報端末。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の閾値を超えた速度で走行する車両
   のナンバープレート及び運転者を視野に含む画像を撮影
   する第１の撮影手段と、 前記画像から、前記車両のナンバープレート情報を検出
   する画像処理手段と、 前記第１の撮影手段とは異なる位置に設置され走行する
   車両のナンバープレートを読み取る第２の撮影手段と、 前記画像処理手段によって検出されたナンバープレート
   情報と、前記第２の撮影手段により読み取られたナンバ
   ープレート情報とのうち、共通するナンバープレート情
   報を検索する検索手段と、 検索された共通するナンバープレート情報と前記第１お
   よび第２の撮影手段の位置情報とを互いに関連づけて出
   力する出力手段と、 を備えた速度違反取締支援システム。
2. 【請求項２】 前記撮影の時刻を示す撮影時刻情報と、
   前記位置情報とに基づいて、前記車両の移動方向を判定
   する判定手段を更に備えた請求項１に記載の速度違反取
   締支援システム。
3. 【請求項３】 前記判定手段の判定結果に基づいて、前
   記移動方向における下流側の所定領域で待機する取締要
   員に対して取締指示を出力する指示手段を更に備えた請
   求項２に記載の速度違反取締支援システム。
4. 【請求項４】 前記ナンバープレート情報を通信回線を
   通じて受信可能な移動体端末を含むことを特徴とする請
   求項１ないし３のいずれかに記載の速度違反取締支援シ
   ステム。
5. 【請求項５】 前記移動体端末が、前記第１の撮影手段
   によって撮影された画像を受信可能であることを特徴と
   する請求項１ないし４のいずれかに記載の速度違反取締
   支援システム。