JP2003150529A

JP2003150529A - 情報交換方法、情報交換端末装置、情報交換サーバ装置、プログラム

Info

Publication number: JP2003150529A
Application number: JP2001352535A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Kageyama; 昌広影山; Tomokazu Murakami; 智一村上; Hisao Tanabe; 尚男田邊; Junichi Kimura; 淳一木村; Yoichi Horii; 洋一堀井; Yoshihiro Yamada; 佳弘山田; Akio Shibata; 明男柴田
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 2001-11-19
Filing date: 2001-11-19
Publication date: 2003-05-23
Also published as: US20030097408A1

Abstract

(57)【要約】【課題】テレビジョン(TV)番組などを視聴する際に、
遠隔地の複数のユーザがTV受像機上に表示された映像を
同時に見ながら、映像情報についてチャットなどのメッ
セージ情報を関連付けて情報交換を行う方法を提供す
る。【解決手段】２つ以上の情報交換端末装置（以下、端
末）とコンピュータネットワークと媒介情報を用いて、
２つ以上の端末間で、媒介情報を識別するための情報
(以下、媒介情報識別情報)と、該媒介情報の一部あるい
は全体を指定するための情報(以下、範囲指定情報)とメ
ッセージ情報をコンピュータネットワーク経由で送受信
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
した情報交換システムに係わり、特に、複数のユーザ間
で媒介情報を共有しながらチャットを行う情報交換方
法、および情報交換端末装置、情報交換サーバ装置、プ
ログラムに関する。

【０００２】

【従来の技術】インターネットなどのコンピュータネッ
トワーク上では、様々な情報が共有、交換されている。
例えば、インターネットによって結合されたサーバ上に
存在する情報は、ハイパーリンクと呼ばれる手法によっ
て互いに関連付け(リンク)され、WWW (World Wide Web)
と呼ばれる巨大な情報データベースを構成している。一
般には、HTML (Hyper Text Markup Language)と呼ばれ
る記述言語によって、テキスト、音声、映像などの情報
がお互いにリンクされ、ホームページと呼ばれるひとつ
の情報単位を構成している。また、こうしたサーバ上で
はBBS(Bulletin Board System)、電子掲示板システムな
どと呼ばれるシステムが運営されており、ユーザは、イ
ンターネットに接続されたPC(Personal Computer)等の
端末を用いてサーバに接続し、電子掲示板上にテーマ別
に情報を書き込んで登録するなどして情報交換を行って
いる。一方、インターネットなどのコンピュータネット
ワークによって結合されたPCを利用する複数のユーザど
うしは、インスタントメッセンジャーと呼ばれる端末用
ソフトウェアなどを用いて、お互いに文字による会話
（チャット）を行い、遠隔地に離れた複数の人どうし
が、チャットルームと呼ばれるネットワーク空間でリア
ルタイムに直接会話し、それにより情報を交換すること
も可能となっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来、ユーザ(視聴者)
がテレビジョン番組やインターネットなどを用いた情報
配信番組を視聴する際に、例えばドラマ番組に出演して
いる俳優や、ドラマのロケ地などについて興味を持った
時、これらの情報についてネットワーク上の他者に質問
したり教えたりする場合、電子掲示板システムにアクセ
スし、テーマを登録する等して情報を書き込む必要があ
った。これはインターネットを利用したチャットなどの
情報交換の仕組みを用いても同様であり、テレビジョン
放送等の映像情報について、その映像を示しながら情報
交換を行うような、映像とその他のデータを関連付けて
通信を行うことができなかった。さらに、同じ対象に興
味を持つ人どうしがチャットを行うためには、キーワー
ド検索などを行うことにより、興味対象について情報交
換されているBBSや電子掲示板システムを探すなどの複
雑な手順を踏む必要があった。

【０００４】本発明は、上記のような情報交換を簡単に
実現するために、同じ対象に興味を持つ人どうしの出会
いを簡単化し、同じ興味対象に関する情報を簡単に交換
できる新しい情報交換方法と、情報交換端末装置、情報
交換サーバ装置、およびプログラムを提供することを目
的とする。そのために、映像などの興味対象とメッセー
ジ情報を直接的に結びつける新しい情報関連付け方法
や、同じ映像に興味を持った人どうしをグループ化する
方法を提供する。また、情報交換端末装置として、ユー
ザが映像とメッセージ情報を容易な操作で関連付けるこ
とを可能にし、情報交換サーバ装置として、情報交換端
末装置どうしが簡単に情報交換できるようにする。さら
に、複数の端末をグループ分けしたり、他の端末に情報
を送信したりすることを可能にする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、情報交換端末装置（以下、端末）とコ
ンピュータネットワークと媒介情報を用いて、２つ以上
の端末間でメッセージ情報を交換する情報交換方法とし
て、２つ以上の端末間で、媒介情報を識別するための情
報(以下、媒介情報識別情報)と、該媒介情報の一部ある
いは全体を指定するための情報(以下、範囲指定情報)と
メッセージ情報をコンピュータネットワーク経由で送受
信するようにしている。また、端末と情報交換サーバ装
置（以下、サーバ）とコンピュータネットワークと媒介
情報を用いて、２つ以上の端末間でメッセージ情報を交
換する情報交換方法として、第１の端末では、媒介情報
を受信あるいは取得し、該媒介情報を識別するための情
報(以下、第１の媒介情報識別情報)と、該媒介情報の一
部あるいは全体を指定するための情報(以下、第１の範
囲指定情報)の組を、コンピュータネットワーク経由で
サーバに送信し、第２の端末では、媒介情報を受信ある
いは取得し、該媒介情報を識別するための情報(以下、
第２の媒介情報識別情報)と、該媒介情報の一部あるい
は全体を指定するための情報(以下、第２の範囲指定情
報)の組を、コンピュータネットワーク経由でサーバに
送信し、サーバでは、受信した前記第１と第２の媒介情
報識別情報および前記第１と第２の範囲指定情報を用い
た第１のグループ化方法に従って、前記第１と第２の端
末をまとめて第１のグループを形成し、第１の端末で
は、第１のメッセージ情報をコンピュータネットワーク
経由で前記サーバに送信し、前記サーバでは、受信した
前記第１のメッセージ情報を、前記第１のグループに属
し前記第２の端末を含む１つ以上の端末にコンピュータ
ネットワーク経由で送信し、前記第２の端末では、受信
した前記メッセージ情報を出力するようにしている。ま
た、端末とサーバとコンピュータネットワークと媒介情
報を用いて、２つ以上の端末間でメッセージ情報を交換
する情報交換方法として、サーバでは、第２のグループ
化方法に従って、第３と第４の端末を含む２つ以上の端
末からなる第２のグループを形成し、前記第３の端末で
は、媒介情報を受信あるいは取得し、該媒介情報を識別
するための情報(以下、第３の媒介情報識別情報)と、該
媒介情報の一部あるいは全体を指定するための情報(以
下、第３の範囲指定情報)と、第２のメッセージ情報の
組を、コンピュータネットワーク経由で前記サーバに送
信し、前記サーバでは、受信した前記第３の媒介情報識
別情報と前記第３の範囲指定情報と前記第２のメッセー
ジ情報の組を、前記第２のグループに属し前記第４の端
末を含む１つ以上の端末にコンピュータネットワーク経
由で送信し、前記第４の端末では、媒介情報を受信して
記録あるいは取得し、受信した前記第３の媒介情報識別
情報と媒介情報の前記第３の範囲指定情報で指定された
部分を出力するとともに、受信した前記第２のメッセー
ジ情報を出力するようにしている。また、端末とコンピ
ュータネットワークと媒介情報を用いて、２つ以上の端
末間でメッセージ情報を交換する情報交換方法として、
第５の端末では、媒介情報を受信し、媒介情報を識別す
るための情報(以下、第５の媒介情報識別情報)と、該媒
介情報の一部あるいは全体を指定するための情報(以
下、第５の範囲指定情報)と、第３のメッセージ情報の
組を、コンピュータネットワーク経由で第６の端末に送
信し、前記第６の端末では、媒介情報を受信して記録あ
るいは取得し、受信した前記第５の媒介情報識別情報と
媒介情報の前記第５の範囲指定情報で指定された部分を
出力するとともに、受信した前記第３のメッセージ情報
を出力するようにしている。また、情報交換方法とし
て、前記第１のグループ化方法とは、前記媒介情報識別
情報が一定の範囲に含まれる端末どうしが同じグループ
になるようにグループ化する方法、あるいは、前記媒介
情報識別情報および前記範囲指定情報が一定の範囲に含
まれる端末どうしが同じグループになるようにグループ
化する方法、あるいは、グループに属する端末の数が予
め定められた範囲内になるようにグループ化する方法、
あるいは、端末識別情報、地域情報、興味対象情報、媒
介情報取得情報、コミュニティ識別情報のうちいずれか
1つまたは複数が同じ端末どうしが同じグループになる
ようにグループ化する方法、のうちいずれか１つのグル
ープ化方法または複数を組み合わせたグループ化方法で
あるようにしている。また、情報交換方法として、前記
第２のグループ化方法とは、予め登録されたグループ識
別情報を持つ端末どうしが同じグループになるようにグ
ループ化する方法である。さらに、既に形成されたグル
ープに関する情報(以下、グループ情報)を1つ以上まと
めてグループ一覧情報とし、該グループ一覧情報をコン
ピュータネットワーク経由で第７の端末に送信し、該第
７の端末では、受信した前記グループ一覧情報を出力
し、該出力したグループ一覧情報の中から1つの前記グ
ループ情報を選択し、該選択結果(以下、グループ選択
情報)を、コンピュータネットワーク経由でサーバに送
信し、該サーバでは、前記第７の端末が前記グループ選
択情報によって指し示されたグループに属するようにグ
ループ化する方法であるようにしている。また、情報交
換方法において、前記グループ情報とは、前記媒介情報
識別情報と前記範囲指定情報を含む情報であるようにし
ている。また、情報交換方法として、前記メッセージ情
報とは、文章やキーワードを含む文字列、音声情報、映
像情報、ユーザ情報、広告情報、時刻情報、サムネール
画像、ポインタ情報、のうちいずれか1つの情報または
複数を組み合わせた情報であるようにしている。また、
コンピュータネットワークと媒介情報を用いて、他の端
末との間でメッセージ情報を交換する端末として、媒介
情報を入力して表示する手段と、該媒介情報を識別する
ための情報(以下、媒介情報識別情報)を取得する手段
と、該媒介情報の一部あるいは全体を指定するための情
報(以下、範囲指定情報)を取得する手段と、メッセージ
情報を入力する手段と、前記媒介情報識別情報と前記範
囲指定情報とメッセージ情報をネットワーク経由で送受
信する手段を備えるようにしている。また、情報交換端
末装置として、前記媒介情報を蓄積する手段と、前記媒
介情報識別情報と前記範囲指定情報と蓄積した前記媒介
情報から、サムネール画像を作成して表示する手段を備
えるようにしている。また、コンピュータネットワーク
を用いて２つ以上の端末間でメッセージ情報の交換を行
うサーバ装置として、端末から送信された媒介情報識別
情報と範囲指定情報とメッセージ情報を受信して蓄積す
る手段と、前記媒介情報識別情報と前記範囲指定情報を
用いた一定のグループ化方法に従って1つ以上の端末を
グループ化する手段と、前記媒介情報識別情報と前記範
囲指定情報と前記メッセージ情報をネットワーク経由で
送信する手段を備えるようにしている。また、プログラ
ムとして、媒介情報を入力して表示する手順と、該媒介
情報を識別するための情報(以下、媒介情報識別情報)を
取得する手順と、該媒介情報の一部あるいは全体を指定
するための情報(以下、範囲指定情報)を取得する手順
と、メッセージ情報を入力する手順と、前記媒介情報識
別情報と前記範囲指定情報とメッセージ情報をネットワ
ーク経由で送受信する手順をコンピュータに実行させる
ようにしている。また、プログラムとして、端末から送
信された媒介情報識別情報と範囲指定情報とメッセージ
情報を受信して蓄積する手順と、前記媒介情報識別情報
と前記範囲指定情報を用いた一定のグループ化方法に従
って1つ以上の端末をグループ化する手順と、前記媒介
情報識別情報と前記範囲指定情報と前記メッセージ情報
をネットワーク経由で送信する手順をコンピュータに実
行させるようにしている。また、端末とサーバとコンピ
ュータネットワークと媒介情報を用いて、２つ以上の端
末間でメッセージ情報を交換するサービスに対して課金
する方法として、２つ以上の端末間で、媒介情報を識別
するための情報(以下、媒介情報識別情報)と、該媒介情
報の一部あるいは全体を指定するための情報(以下、範
囲指定情報)とメッセージ情報をコンピュータネットワ
ーク経由で送受信するサービス、あるいは、サーバで、
媒介情報識別情報から成るグループ情報、媒介情報識別
情報と範囲指定情報を含むグループ情報を1つ以上まと
めてグループ一覧情報とし、該グループ一覧情報をコン
ピュータネットワーク経由で端末に送信するサービス、
あるいは、サーバで、端末識別情報、地域情報、興味対
象情報、媒介情報取得情報、コミュニティ識別情報のう
ち1つ以上まとめてグループ一覧情報とし、該グループ
一覧情報をコンピュータネットワーク経由で端末に送信
するサービス、あるいは、サーバで、予め指定した端末
識別情報を持つ端末がサーバにアクセスしたことを検出
し、該検出結果と媒介情報識別情報と範囲指定情報をコ
ンピュータネットワーク経由で端末に送信するサービ
ス、あるいは、サーバに登録された端末識別情報、地域
情報、興味対象情報、媒介情報取得情報、コミュニティ
識別情報のうち１つ以上の情報をまとめて作成したグル
ープ一覧情報を管理するサービスのうち１つのサービス
あるいは複数を組み合わせたサービスに対して課金する
ようにしている。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図も用い
て説明する。図１に本発明の第一の実施例を示す構成図
である。ここでは、２つの情報交換端末装置（以下、端
末）Ａ101、端末Ｂ102と情報交換サーバ装置（以下、サ
ーバ）103とコンピュータネットワーク(以下、ネットワ
ーク)104を用いて、文字や音声や映像を含む会話（以
下、チャット）を行って情報交換するシステムについて
示している。ここで述べるネットワークとは、一般的な
インターネット等でも良いし、携帯電話のような通信回
線のネットワークでも良く、特定のプロトコルに依存し
ない。端末Ａ101、Ｂ102にはそれぞれ同一の媒介情報10
5を入力する。媒介情報105は、テレビジョン(TV)放送の
映像、ビデオCDやDVDビデオ等のパッケージ化された映
像、インターネット等を通じて配信されるストリーミン
グ映像やホームページ、GPS(Global Positioning Syste
m)によって位置や方向の特定された風景映像などのよう
に、双方で独立して識別できる(すなわち、他の媒介情
報と区別できる)ものであれば何でもよい。サーバは照
合手段106とデータベース107を持ち、端末から送信され
た情報を受信してデータベース107に格納すると共に、
照合手段(106)を用いて複数の端末をグループ化し、特
定の端末間での通信を可能にする。グループ化の方法に
ついては後述する。端末とサーバは媒介情報の識別情報
108,112、範囲指定情報109,113、端末のアドレスなどを
識別するための端末識別情報110,114、メッセージ情報1
11,115、グループ一覧情報116、グループに属する端末
のユーザ(以下、メンバ)に関する情報(以下、メンバ情
報)117などの情報をやりとりする。端末どうしがサーバ
を介さずにピアツーピアでメッセージ情報118や媒介情
報の識別情報、範囲指定情報を交換してもよい。これら
の情報については後述する。

【０００７】図２を用いて本発明における情報交換方法
のについて説明する。端末Ａ101、端末Ｂ102、サーバ10
3を用いた情報交換方法は、チャットを行う端末どうし
をグループ化してまとめるステップ201と、端末どうし
がメッセージ情報を交換してチャットを行うステップ20
2とに分けられる。まずステップ201から説明する。ステ
ップ203,205において、端末Ａ101と端末Ｂ102に同一の
媒介情報105を入力する。以下、媒介情報としてテレビ
ジョン放送を用いた場合を例に挙げて説明する。端末Ａ
101では、ステップ203において、前記媒介情報を再生し
表示する。ここで、端末Ａを操作するユーザが、再生さ
れている映像の対象に興味を持った際に、ユーザは端末
Ａに内蔵された座標ポインティングデバイス(例えばマ
ウス、タブレット、ペン、リモコンなど)を用い、画面
上の位置と範囲を指定する。一例として前述の図１で
は、画面に表示された花瓶の花の部分を選択してクリッ
クし、画面位置指定と画面範囲指定を行っている。この
時、まず端末Ａは入力された媒介情報を識別するための
情報（以下、媒介情報の識別情報）を取得する。媒介情
報の識別情報としては、例えば、テレビジョン放送の場
合には放送チャンネル番号と受信地域(ローカル放送の
場合)などを用いればよい。一方、DVDビデオ等のパッケ
ージ映像やストリーミングのコンテンツの場合などは、
コンテンツに一意な情報(例えばID、管理番号、URL(Uni
form Resource Locator)等)を用いればよい。また端末
Ａは、クリックされた時刻と、指定された画面位置、画
面範囲から、媒介情報における時刻と画面内位置の各範
囲を識別する情報（以下、範囲指定情報）を取得する。
時刻については、媒介情報がテレビジョン放送であれば
放送時刻を用い、パッケージ映像やストリーミングコン
テンツでは先頭からの経過時刻などを用いればよい。こ
こで前記時刻とは、年、月、日、時、分、秒、フレーム
番号などを含む。また、前記時刻に範囲を与え、開始時
刻と終了時刻の間に一定期間(例えば1秒間)を定めても
よい。画面内位置の範囲としては、形状（例えば円や長
方形など）を指定する情報と、パラメータ（形状を円と
すれば中心点の座標と半径、長方形とすれば重心の座標
と縦横の辺の長さ）などを用いればよい。また、前記範
囲指定情報を作成する際に、時刻の範囲と画面内位置の
範囲の両方を指定するのではなく、時刻の範囲あるいは
画面内位置の範囲のどちらか一方だけを指定してもよ
く、また、媒介情報の全体を指定してもよい。また、ピ
アツーピアによる端末どうしの通信を利用する場合に
は、端末識別情報も取得する。端末識別情報として、例
えば端末に設定されたIP(Internet Protocol)アドレス
やMAC(Media Access Control)アドレスや電子メールア
ドレスなどのアドレス情報、また携帯電話などの場合に
は電話番号や、ユーザ情報(例えば氏名やハンドル名な
ど)から端末を一意に識別できる場合にはユーザ識別情
報などを用いればよい。ピアツーピアによる端末どうし
の通信については後述する。

【０００８】次にステップ204において、端末Ａ101は、
前記媒介情報の識別情報108、範囲指定情報109、端末識
別情報110をサーバ103に送信する。一方、端末Ｂ102で
は、ステップ205において、端末Ａ101でのステップ203
と同様に、媒介情報の入力と表示とユーザが興味を持っ
た対象への範囲指定を介して、媒介情報の識別情報11
2、範囲指定情報113、アドレス情報114の取得を行う。
ステップ206では、前記ステップ204と同様に、前記媒介
情報の識別情報112、範囲指定情報113、アドレス情報11
4をサーバ103に送信する。

【０００９】次にステップ207において、サーバ103は、
端末Ａ101と端末Ｂ102から送信された媒介情報の識別情
報、範囲指定情報、アドレス情報を受信し、データベー
ス107に登録する。端末をグループ化できるように、端
末識別情報などをデータベースに格納して管理する。こ
のとき、端末に対して個別のIDを付与してもよい。

【００１０】次にステップ208において、サーバ103は照
合手段106を用いて、登録された情報を比較して、チャ
ットを行う端末をグループとしてまとめる。図１の例で
は、端末Ａ101が送信した媒介情報の識別情報108、範囲
指定情報109と、端末Ｂ102が送信した媒介情報の識別情
報112、範囲指定情報113とを比較して、端末Ａ101と端
末Ｂ102を、チャットを行うグループとしてまとめるか
どうかを判定する。例えば、端末Ａ101と端末Ｂ102の媒
介情報の識別情報が同一で、範囲指定情報が重なる範囲
にあれば両端末でチャットができるように同じグループ
にまとめる。具体的には、端末Ａ101と端末Ｂ102が同じ
地域の同じチャンネルのTV放送を見ており、同じ番組の
比較的近いシーン（図１の例では同じ花の映像を含む範
囲）をクリックによって指定したと仮定する。この場
合、サーバ103は、端末Ａ101と端末Ｂ102が同じ対象を
選択したとして、これらの端末がチャットできるように
グループを作成し、これに端末Ａ101と端末Ｂ102を登録
して接続する。この方法を用いることによって、キーワ
ード等の検索手段などを用いることなく、映像を見て直
感的に同じ対象について興味を持った人どうしがチャッ
トを行うことのできる手段を提供することができる。判
定方法の詳細については後述する。なお、グループに属
するすべての端末、あるいはこの中から限定した一部の
端末に、このグループのメンバ情報を送信してもよい。
メンバ情報については後述する。以上のように、ステッ
プ201によって、端末Ａ101と端末Ｂ102を同じグループ
としてまとめることができる。なお、同じグループとし
てまとめる端末の数は、2つに限定されるわけではな
く、3つ以上であってもよい。次に、同じグループ(グル
ープ１)にまとめられた端末どうしでメッセージ情報を
交換してチャットを行うステップ202について説明す
る。ステップ202では、サーバを介したメッセージ情報
の交換方法について示す。まず端末Ａ101が、グループ
１に属する端末Ｂ102にメッセージ情報を送信する方法
について説明する。ステップ209において、端末Ａ101は
メッセージ情報111、媒介情報の識別情報108、範囲指定
情報109をサーバ103に送信する。これは、チャットにお
ける文章や音声や映像の交換にあたる。端末Ａのユーザ
はチャットしたい相手に対して、キーボードなどの入力
装置を用いて文章を作成し、サーバを経由してメッセー
ジ情報を送信する。メッセージ情報は、文章やキーワー
ドの文字列、ユーザ情報、広告情報、時刻情報、サムネ
ール画像、ポインタの位置軌跡情報、ユーザの音声やカ
メラ撮影された映像などを含んでもよい。また、一般の
チャットのように文章中に記号や絵文字が入ってもよ
い。ユーザ情報としてユーザの名前、ニックネーム（ハ
ンドルネーム）、メールアドレス、ホームページのURL
などを送信してもよい。ユーザ情報を予めサーバ103に
登録しておき、ユーザIDを送信することによって他の端
末にユーザ情報を伝えてもよい。広告情報として、広告
主が用意した広告画像、広告文章などを含んでもよい。
これらは端末で付加されてもよいし、サーバにおいて付
加されてもよい。時刻情報として発言時刻や画面をクリ
ックした時刻を送信してもよい。クリックした時の媒介
情報の表示画面等をサムネール画像として送信してもよ
い。ポインタの動き等を端末で再現するためにポインタ
の位置軌跡情報などを送信してもよい。ポインタの位置
軌跡情報については後述する。媒介情報の識別情報10
8、範囲指定情報109を送信してもよい。これらの情報を
サーバ経由で他の端末に送信することにより、メッセー
ジを送信した時の媒介情報の表示画面やクリックした時
の画面の様子等を、グループ内の他の端末で媒介情報に
重ねて見ることができるようになる。

【００１１】ステップ210において、サーバ103は端末Ａ
101から送信されたメッセージ情報111、媒介情報の識別
情報108、範囲指定情報109等の情報を受信する。これら
をデータベース107に蓄積してもよいし、しなくてもよ
い。次に、送信元の端末Ａ101が属するグループに含ま
れるすべての端末、あるいはその中から限定した一部の
端末に対して、端末Ａから送信された情報を送信する。
サーバはステップ201によって、接続した各端末のアド
レス情報、アクセス時の媒介情報の識別情報、範囲指定
情報等を管理している。端末Ａからメッセージ情報等が
送信されてきた場合、端末Ａが含まれるグループを探索
し、端末Ａと同じグループにまとめられている端末のア
ドレス情報を取得して、これらの端末に対してメッセー
ジ情報等を送信する。メッセージ情報を蓄積しておき、
これらをまとめて統合したメッセージ情報群として一度
に送信してもよい。サーバにおいて広告情報を付加した
り、メッセージ情報の一部を強調したり、置換したりす
るなどして加工してから各端末に送信してもよい。

【００１２】ステップ211、212では、それぞれ端末Ａ10
1、端末Ｂ102にて、サーバ103から送信されたメッセー
ジ情報、媒介情報の識別情報、範囲指定情報などの情報
を受信する。メッセージ情報から文章、広告情報、サム
ネール画像等を取り出して表示する。メッセージ情報に
サムネール画像が含まれない場合には、受信した媒介情
報の識別情報と範囲指定情報をもとにして、端末内に格
納しておいた媒介情報の該当箇所を再生して表示しても
よいし、その時点のサムネール画像を作成して表示して
もよい。サムネール画像の作成方法、および端末での表
示方法については後述する。

【００１３】ステップ213、ステップ214、ステップ21
5、ステップ216では、ステップ209、ステップ、ステッ
プ210、ステップ211、ステップ212と同様に、端末Ｂ102
が端末Ａ101を含むチャットを行うグループの端末にメ
ッセージ情報を送信する。すなわち、ステップ214はス
テップ210と同様であり、ステップ213、ステップ215、
ステップ216はそれぞれステップ209、ステップ211、ス
テップ212で述べた端末Ａ101と端末Ｂ102を入れ替えた
ものである。以上のようにして、サーバを介したメッセ
ージ情報の交換が行われる。

【００１４】図３を用いて本発明における情報交換方法
の他の実施例について説明する。ステップ301は、チャ
ットを行う端末どうしをグループ化する方法を示してい
る。ステップ302は、端末どうしがピアツーピアによっ
てメッセージ情報を交換する方法を示している。まずス
テップ301から説明する。

【００１５】ステップ303において、端末Ａ101に媒介情
報105を入力し、前記媒介情報を再生して表示する。端
末Ａ101を操作するユーザが再生されている映像の対象
に興味を持った時、ユーザは端末Ａ101に内蔵された座
標ポインティングデバイスを用い、画面上の位置と範囲
を指定する。この時、端末Ａ101は媒介情報の識別情報1
08、範囲指定情報109、端末識別情報110を取得する。こ
れは前記ステップ203と同様である。次にステップ304に
おいて、端末Ａ101は、前記媒介情報の識別情報108、範
囲指定情報109、端末識別情報110をサーバ103に送信す
る。これはステップ204と同様のステップである。次に
ステップ305において、サーバ103は端末Ａ101から送信
された、前記媒介情報の識別情報108、範囲指定情報10
9、端末識別情報110などの情報を受信し、データベース
107に登録する。例えば、端末Ａ101が新たに画面をクリ
ックして、情報がサーバに登録された場合には、端末Ａ
101のみが含まれるグループを新規に作成する。ここで
ステップ306において、端末Ｂ102に端末Ａ101と同じ媒
介情報を入力して表示し、サーバにアクセスする。これ
は、端末ＢのユーザがTV放送を見ながらサーバにアクセ
スすることを意味する。ここでは端末Ｂがサーバにアク
セスしているが、予めサーバに端末Ｂのアドレス情報等
を登録しておくことにより、サーバ側から端末Ｂにアク
セスしてもよい。次にステップ307において、サーバは
現在登録されている端末のグループ一覧情報を端末Ｂ10
2に送信する。グループ一覧情報は、ステップ305におい
て、サーバにアクセスした端末をグループ化する際に作
成した情報(以下、グループ情報)の一覧である。グルー
プ情報には、媒介情報の識別情報と範囲指定情報が含ま
れる。その他、各グループの名前、サムネール画像、そ
のグループに属する各端末のアドレス情報、そのグルー
プへの最新の発言時刻などを含んでもよい。例えば図３
の例では、グループ情報として、当初端末Ａ101のみが
属するグループ（グループ２）の情報が含まれる。この
グループについて、端末Ａ101の送信した媒介情報の識
別情報108、範囲指定情報109が登録されている。グルー
プ一覧情報には複数のグループ情報が登録されていても
よい。サーバは端末が新たに画面をクリックして情報を
送るたびにグループを追加し、サーバにアクセスしてい
るすべての端末、あるいはこの中から限定した一部の端
末に、更新後のグループ一覧情報を送る。端末がサーバ
にアクセスしている状態か否かを確認する方法として、
端末がアクセスを開始してからの時間や、端末からのロ
グアウト要求によって確認するなどのように、既存のア
クセス確認方法を用いればよい。次にステップ(308)に
おいて、端末Ｂはサーバから送信されたグループ一覧情
報を受信して表示する。図３の例では、グループ２とし
て端末Ａの含まれるグループ情報が登録されており、端
末Ａ101が送信した媒介情報の識別情報108、範囲指定情
報109が登録されている。そこで、端末Ｂ102はチャット
候補のグループ情報を参照し、その中に登録されている
媒介情報の識別情報と範囲指定情報をもとにして、端末
内に格納しておいた媒介情報の該当箇所を再生して表示
する。あるいは、該当箇所のサムネール画像を作成して
表示してもよい。グループ一覧情報にサムネール画像が
記録されている場合にはそれを表示してもよい。一覧情
報の表示には、リスト構造やツリー構造を用いるなど既
存の手法を用いてよい。次にステップ309において、端
末Ｂは表示されたグループ一覧情報の中から、チャット
したいグループを選択して、グループ選択情報をサーバ
に送信する。ここでは、端末Ａが含まれるグループ２を
選択し、グループ選択情報としてサーバに送信する。ス
テップ308、ステップ309によって、サーバにアクセス中
の端末がどの映像についてチャットを希望しているかが
他の端末のユーザにわかり、簡単にかつ直感的に話した
い内容についてチャットを始めることができる。ステッ
プ310では、受信したグループ選択情報に基づいてグル
ープを再構成する。ここでは、端末Ｂ102が端末Ａ101の
含まれるグループ２を選択したので、グループ２に端末
Ｂ102を新たに登録し、グループ２に端末Ａ101と端末Ｂ
102が含まれるようにする。これにより、端末Ａ101と端
末Ｂ102のチャットが可能になる。端末Ｂ102は端末Ａ10
1のクリックした画像を共有して情報交換することがで
きる。以上のように、ステップ301によって、端末Ａ101
と端末Ｂ102を同じグループとしてまとめることができ
る。なお、同じグループとしてまとめる端末の数は、2
つに限定されるわけではなく、3つ以上であってもよ
い。

【００１６】次に、同じグループにまとめられた端末ど
うしでメッセージ情報を交換してチャットを行うステッ
プ302について説明する。ステップ302では、端末どうし
がピアツーピアでメッセージ情報を交換してチャットを
行う方法について示す。ステップ311において、サーバ
はグループ２のメンバである端末Ａと端末Ｂにグループ
２のグループ情報を送信する。次にステップ312、ステ
ップ313において、グループ２のメンバである端末Ａ101
と端末Ｂ102がグループ情報を受信する。次にステップ3
14、ステップ315において、それぞれ端末Ａ101、端末Ｂ
102がメッセージ情報、媒介情報の識別情報、範囲指定
情報をグループ２の他のメンバに対して送信する。これ
は、チャットにおける文章の交換にあたる。ステップ31
2、ステップ313において、すでに同じグループの各端末
のアドレス情報を保持しているので、サーバを介さずに
直接メッセージ情報118を交換することができる。この
ようにしてピアツーピアによるメッセージ交換が可能に
なる。メッセージ情報については前述の通りである。媒
介情報の識別情報と範囲指定情報は、メッセージ情報に
関連した映像情報を付加したい時に用いることができ
る。例えば、グループ２において端末Ａが始めにクリッ
クした画像について端末Ａ101と端末Ｂ102の間でチャッ
トが進んでいた時、TV放送の映像が進んで、チャットを
継続したまま新たに画像を共有して表示したくなった
時、端末Ａ101または端末Ｂ102がその時点の媒介情報の
識別情報、範囲指定情報を送信することにより、この情
報を元に両端末でサムネール画像を作成するなどして、
同じ画像を表示しながらチャットを継続することが可能
となる。ステップ316、ステップ317において、端末Ａ、
端末Ｂはそれぞれ他方の端末が送信したメッセージ情
報、媒介情報の識別情報、範囲指定情報などの情報を受
信して表示する。このとき、自端末の送信した情報も同
時に表示してもよい。以上のようにして、ピアツーピア
によるメッセージ情報の交換が行われる。ピアツーピア
の通信方法については既存の方法を用いればよい。以上
のように、図２ではステップ201とステップ202の組み合
わせ、図３ではステップ301とステップ302の組み合わせ
による情報交換方法を示したが、これに限定されるわけ
ではなく、ステップ201とステップ302の組み合わせや、
ステップ301とステップ202の組み合わせによる情報交換
方法を用いてもよい。また、ステップ201とステップ301
を適宜組み合わせたグループ化方法を用いてもよいし、
ステップ202とステップ302を適宜組み合わせたチャット
方法を用いてもよい。

【００１７】サーバに以下に述べる課金機能を備えるこ
とにより、該サーバを利用した有料サービスを実現でき
る。例えば、２つ以上の端末間で、媒介情報識別情報と
範囲指定情報とメッセージ情報をコンピュータネットワ
ーク経由で送受信するサービスを有料とし、このサービ
スに加入する際、あるいはこのサービスを利用する際に
課金する。また、端末がサーバにアクセスしてグループ
を作成する際に課金してもよい。また、予め指定した端
末識別情報を持つ端末がサーバにアクセスしたら、自分
の端末にメールなどの手段によって通知してもよく、こ
のサービスに加入する際、あるいは利用する際に課金し
てもよい。この機能により、知人がこのシステムを利用
してテレビを見始めたら、一緒にチャットしながらテレ
ビを見ることができるようになる。また、前記メッセー
ジ情報などのチャット内容を、予め指定した端末識別情
報を持つ端末だけ限定して送信する場合と、すべての端
末に公開して送信する場合で、別のサービス加入料金あ
るいはサービス利用料金を設定してもよい。この際、予
め指定した端末識別情報を持つ端末だけに限定したパス
ワードを発行する際に課金してもよい。このサービスを
利用する時、あらかじめ端末のアドレス情報やユーザ情
報等を登録しておくと便利なので、サービスに加入し、
これらの情報をサーバに登録する際に課金してもよい。

【００１８】図４を用いて、登録された情報を比較する
ことにより複数の端末をグループ化する方法について説
明する。複数の端末をグループ化する方法には、媒介情
報の識別情報および範囲指定情報が一定の範囲に含まれ
る端末どうしが同じグループになるように分類する方
法、グループに属する端末の数が一定以下になるように
分類する方法、端末識別情報、地域情報、興味対象情
報、媒介情報取得情報、コミュニティ情報などをもとに
グループ化する方法、などが挙げられる。まず、媒介情
報の識別情報および範囲指定情報が一定の範囲に含まれ
る端末どうしが同じグループになるように分類する方法
について説明する。例えば、端末Ａ、Ｂ、C、Dの４つの
端末があり、これらが同一の媒介情報を入力していたと
仮定する。具体的には、TV放送の同じ番組、すなわち同
じ地域で同じチャンネルを見ていたと仮定する。ここで
図４に示すように、端末A、B、C、Dがそれぞれ、フレー
ム402、フレーム403、フレーム404、フレーム405に示す
時刻と画面範囲を指定してクリックしたとする。ここで
予め時間範囲401を設定し、この時間範囲内にクリック
した端末をグループ化の可能性がある端末としてピック
アップする。ここでは、端末Cは一定時間以上離れてい
るので除外する。このとき、媒介情報のシーンチェンジ
したフレームをサーバ側あるいは端末側にて検出し、時
間範囲401に収まっている場合であっても、シーンチェ
ンジしたフレームをまたがった場合には異なるグループ
と判定し、グループから除外してもよい。次に、残った
フレームについて時間方向で合成409し、位置方向での
判定を行う。ここで、端末Aと端末Bの指定した画面範囲
406，407は重なっているが、端末Dの指定した画面範囲4
08は重なっていないので、端末Dを除外する。従って、
この例では端末Aと端末Bを同一グループとして判定し、
端末C、Dは除外する。画面範囲の重なり具合の判定とし
ては、一部でも重なった場合に同じグループと判定して
もよいし、一定の割合以上重なっている場合にのみ同じ
グループとして判定してもよい。また、各端末が指定す
るフレームや画面範囲は1つに限定されるわけではな
く、複数のフレームや画面範囲をまとめて指定してもよ
い。このように、媒介情報の識別情報および範囲指定情
報が一定の範囲に含まれる端末どうしをグループ化する
ことにより、ユーザどうしが同じ対象を見ながらチャッ
トすることが可能になる。グループに属する端末の数が
一定以下になるように分類する方法としては、サーバに
アクセスした順番などに応じて端末をグループ化し、指
定した数を越えた場合には別のグループにする方法が考
えられる。また、端末識別情報、地域情報、興味対象情
報、媒介情報取得情報、コミュニティ情報をもとにグル
ープ化する方法としては、例えば、端末からサーバにア
クセスしてグループを作成する際に、指定した端末識別
情報をもつ端末だけがそのグループに参加可能であるよ
うに指定してもよい。あるいは、グループへの参加に必
要なパスワードを発行してもよい。また地域情報を用い
て、一定の地域からアクセスした端末どうしを同じグル
ープになるようにしてもよい。逆に、テレビ番組表情報
などにより、異なる地域で同一のテレビ番組を視聴して
いると判定できる場合には、媒介情報の識別情報におけ
る放送チャンネル番号を、サーバにて共通化されるよう
に変換してもよい。対象情報として予め自分の興味のあ
る対象を登録しておき、同じ興味を持つ人どうしが同じ
グループになるようにグループ化してもよい。媒介情報
としてパッケージ媒体などを利用する場合には、媒介情
報取得情報として、パッケージ媒体のバーコード情報や
IDなどを用いて、同じタイトル、または同じジャンルの
媒体を持つ人どうしが同じグループになるようにしても
よい。コミュニティ情報として、予め特定のアドレス情
報、あるいは人名等、ユーザを識別できる情報を用い
て、一定のコミュニティ情報を持つ人どうしが同じグル
ープになるようにしてもよい。このように様々な補助的
な情報を併用することによって、より効果的な端末のグ
ループ化が可能となる。

【００１９】図５に本発明で用いる端末の構成図を示
す。前述のステップを有するソフトウェアプログラムを
格納したプログラム格納メモリ504からの指示に基づ
き、情報処理装置505が装置全体の制御を行う。まず、
媒介情報受信部502から入力された媒介情報105は、情報
処理装置505にてデジタルデータとして扱えるように符
号化する。媒介情報受信部は一般的なテレビチューナや
PC用のテレビチューナボードなどを用いればよい。この
符号化方式として、ISO/IEC規格にて規定されているMPE
G(Moving Picture Experts Group)方式やJPEG(Joint Ph
otographic Experts Group)方式などの一般的な方式を
用いることができるため、図示は省略する。なおこのと
き、映像信号だけでなく、音声信号についても同様に符
号化してもよい。符号化された信号は、情報処理装置50
5にて復号化され、ディスプレイ503に表示される。情報
処理装置505とは別に、符号化、復号化を行うエンコー
ダ、デコーダを用意してもよい。ディスプレイ503は、
前記符号化された映像/音声信号の復号された信号だけ
でなく、チャットの文字列や記号、サムネール画像、関
連情報を表示するためのHTML文書等の出力も行う。この
際、映像・音声信号を出力するための第１のディスプレ
イと、チャットの文字列や記号、サムネール画像、関連
情報を表示するためのHTML文書等の出力するための第２
のディスプレイに別けて構成してもよく、第１のディス
プレイとしてTV受像機を用い、第２のディスプレイとし
て携帯型端末(携帯電話など)を用いてもよい。また、符
号化された信号をある時間間隔を置いたのちに再生（タ
イムシフト）するために、一旦、記憶装置506に記録し
てもよい。記憶装置の記録媒体509としては、ディスク
媒体(例えばCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile
Disc)、MO(Magneto-Optical)、FDD(フロッピー（登録
商標）ディスク)、HDD(ハードディスク)など)や、テー
プ状の媒体(ビデオカセットテープ等)や固体メモリ(RAM
(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等)を用い
ればよい。タイムシフトの方法は、現在一般的に用いら
れている方法を採用すればよく、本発明の主要部に関わ
るものではないため図示は省略する。また、前記媒介情
報受信部やディスプレイに関しては、別の装置の機能を
流用する(すなわち外付け構成とする)ことにより、端末
の構成から外してもよい。また、媒介情報受信部502で
は、媒介情報の識別情報108と範囲指定情報109の取得だ
けを行い、媒介情報105そのものを情報処理装置505に取
り込まなくてもよい。操作部501では、前述のポインテ
ィングデバイスからのデータに基づき、ユーザが興味を
持った映像が表示されたディスプレイ503の画面位置指
定(水平、垂直の画素位置の指定)と画面範囲指定(範囲
を表す半径などの指定)を行う。さらに、チャットのた
めのメッセージ情報の入力 (キーボード入力や表示され
た一覧の中からの選択など)を行う。情報処理装置505は
プログラム格納メモリ504に格納されたプログラムの指
示に従い、媒介情報受信部502から媒介情報を識別する
ための情報(チャンネル、放送時刻、受信地域など)を取
得して保持する。また、タイムシフトを行う場合には、
映像/音声信号を記録する際に、この識別情報も併せて
記録し、再生時に読み出す。また、媒介情報受信部や操
作部、ネットワークインタフェースからの情報などを元
に、媒介情報の識別情報、範囲指定情報、アドレス情
報、メッセージ情報等を作成し、ネットワークインタフ
ェース507を用いてネットワーク508を経由してサーバ10
3に情報を送信する。このネットワークインタフェース5
07は、ネットワーク508へのコマンドとデータの送受信
などの機能を提供するものであり、一般的なPC用のネッ
トワークインタフェースボード等を用いることが可能で
あるため、図示は省略する。これらの機能はテレビチュ
ーナ機能を内蔵したPC等によってソフトウェア制御によ
り実現することが可能であるが、これ以外にもテレビジ
ョン受像機等にこれらの機能を内蔵する形態で実現して
もよい。

【００２０】なお、端末は、サムネール画像作成機能を
持つのが好ましい。サムネール画像作成機能は、受信し
た媒介情報、または記憶装置に保存した媒介情報と、媒
介情報の識別情報、範囲指定情報を入力とし、時刻情報
と一致する媒介情報を取り出し、これに画面範囲情報を
重ねて、サムネール画像を作成する。この動作の詳細に
ついては後述する。媒介情報の識別情報、範囲指定情報
はネットワーク経由で受信したものでもよいし、自端末
において取得したものでもよい。このサムネール画像作
成機能を持つことにより、サムネール画像自身をネット
ワーク経由で伝送せずに、媒介情報の識別情報、範囲指
定情報を伝送することによって、遠隔地にある端末間で
同じサムネール画像を共有し、表示することが可能とな
る。

【００２１】図６に本発明で用いる端末の画面表示の一
例を示す。ここでは、ユーザＡ101とユーザＢ102とが同
じテレビジョン番組を見ながらチャットを行っている場
合の各端末での画面表示を例に挙げて示す。ディスプレ
イ画面601上に媒介情報（TV放送）が映し出され、端末
を操るユーザＡが興味のある対象についてポインタ603
を用いて指定範囲602設定して選択する様子を示してい
る。ユーザＡはマウス605を用いてポインタ603の位置を
制御し、マウスホイール607を用いることによって指定
範囲602を示す円の大きさを拡大・縮小し、マウスボタ
ン606を用いて指定範囲を決定する。指定範囲は図のよ
うに円で指定してもよいし、長方形などの他の形状で指
定してもよい。ユーザによって指定範囲が決定される
と、決定された時点の媒介情報における指定範囲の縮小
表示画像として、サムネール画像608が表示される。サ
ムネール画像は、自端末にて作成したものでもよいし、
他の端末にて作成されネットワーク経由で送信されたも
のでもよいし、後述のように媒介情報の識別情報と範囲
指定情報と自端末の記憶装置内に格納しておいた媒介情
報から作成したものでもよい。ユーザはキーボード604
を用いて文字等を入力し、他の端末と通信してチャット
を行う。入力された文字等はメッセージ入力部610に表
示される。キーボードによって文字を直接入力する以外
にも、予め用意された文字や記号の一覧の中から一文字
ずつ選択してもよいし、予め用意された文章一覧の中か
ら文章ごと選択してもよい。また、他の端末とメッセー
ジ交換したチャットの内容が、チャット表示部609に表
示される。ユーザの名前やメールアドレス、発言時刻な
どの付随情報を表示してもよい。これらの付随情報は、
チャット開始時に一度だけ送信し、受信した端末やサー
バに格納しておいたものを表示してもよいし、チャット
入力があるたびに毎回送信して表示してもよい。チャッ
ト表示部のそれぞれの発言についてサムネール画像を表
示してもよい。チャット表示部のメッセージの数が多い
場合には、画面スクロール手段をつけてスクロール表示
してもよい。

【００２２】図７に本発明で用いる端末の画面表示の他
の例を示す。同図では、ユーザA、B、C、Dの４人がチャ
ットを行っている状態を示している。表示している端末
はユーザＡのものとする。ディスプレイ画面701、指定
範囲702、ポインタ703、キーボード704、マウス705につ
いては図６と同様である。サムネール画像707，708と、
チャット表示部709，710が複数表示され、選択ポインタ
706によって複数のチャットに対して見たり書きこんだ
りすることができる。ユーザＡは興味を持った画像（例
えば、花瓶の花）について指定範囲702を示し、ユーザ
Ｂとメッセージを交換してチャットを行っている。この
際、ユーザＡの端末の選択ポインタ706は左側(すなわ
ち、ユーザＢとのチャット)に設定され、サムネール画
像707はユーザＢとのチャットで選択された画像が表示
されている。メッセージ入力部711に入力されたメッセ
ージはチャット表示部709に表示される。一方、ユーザ
ＣとユーザＤは、サムネール画像708についてチャット
を行い、その内容がチャット表示部710に表示されてい
る。ユーザＡとユーザＢのチャット内容と、ユーザＣと
ユーザＤのチャット内容は、全員の端末から参照可能と
なっている。ここで、ユーザＡがユーザＣとユーザＤの
チャットに参加したい場合には、選択ポインタ706を操
作して右側を選択し、メッセージを入力することによっ
て参加できる。どのユーザのチャットを表示するかにつ
いては、前述のグループ化方法を用いてグループ化した
ユーザのチャットを表示すればよい。選択中のサムネー
ル画像やチャット表示部のみを表示して、その他のサム
ネール画像、チャット表示部は呼び出す際に一覧表示し
て選択して表示するようにしてもよい。

【００２３】図８に本発明で用いる端末の画面表示の第
２実施例を示す。図８では、前述したグループ化方法を
用いて端末A801と端末B802、および端末C(図示は省略)
をグループ化したのち、同じ媒介情報105に対して、ネ
ットワーク104を介してピアツーピアにより直接メッセ
ージ情報803を交換する状態を示している。画面表示804
に端末A801の画面表示の例を示す。ディスプレイ画面80
5上には、チャットを行っている端末A、B、Cのポインタ
806、808、809が同時に表示されている。各端末のポイ
ンタの位置情報や軌跡の情報は、位置軌跡情報としてメ
ッセージ情報に含まれ、リアルタイムにそれぞれの端末
に伝送される。これにより、端末Aにおいてユーザがポ
インタ806を動かせば、それが端末B、Cにも反映され、
すべての端末上で端末Aのポインタ806が動いて表示され
る。これにより、あたかも３人が同席して同じTV放送を
見ているかのような感覚が得られる。位置軌跡情報は、
ポインタの状態が変化するたびに逐次各端末に伝送して
もよいし、適当な時間間隔でポインタの軌跡の情報を保
存して伝送してもよい。また、モード選択ボタン811を
選択することによって、指定範囲807を表示したり、ポ
インタの軌跡810を表示する機能をつけてもよい。指定
範囲を表示する場合には、端末Aが指定範囲807を表示し
たら、媒介情報の識別情報、時刻・範囲情報等を伝送し
て、他の端末でも指定範囲を表示できるようにする。軌
跡を表示する場合には、軌跡の情報を伝送して他の端末
で表示する。チャットの文字情報を画面上に重ねて表示
してもよい。サムネール画像の表示等を併用する場合に
は前述の方法を用いればよい。チャット表示部812、メ
ッセージ入力部813については前述の説明と同様であ
る。この方法ではマウスのリアルタイム動作を行うの
で、チャットは文字でなく音声やカメラ撮影などの映像
で行ってもよい。なお、前述の例では、サーバを用いて
端末のグループ化を行っていたが、予めチャットを行い
たい端末のアドレス情報等がわかっている場合には、図
９および図１０に示すように、サーバを一切用いないで
情報交換を実現する。図９に、本発明の他の実施例の構
成図を示す。同図では、端末Ａ901と端末Ｂ902が、ネッ
トワーク104を介してチャットを行う場合について示
す。端末Ａ、Ｂにはそれぞれ同一の媒介情報105を入力
する。端末Ａ901と端末Ｂ902は、前述した方法により、
媒介情報の識別情報903、範囲指定情報904、端末識別情
報905を伝送してサムネール画像を共有したのち、メッ
セージ情報118をやりとりしてチャットを行う。

【００２４】図１０を用いて本発明における情報交換方
法の他の実施例について説明する。ステップ1001に、端
末Ａ901と端末Ｂ902がピアツーピアによってメッセージ
情報を交換する方法を示す。まず、ステップ1002、1003
において、それぞれ端末Ａ、端末Ｂがメッセージ情報、
媒介情報の識別情報、範囲指定情報をグループ２の他の
メンバに対して送信する。これは、チャットにおける文
章の交換にあたる。ステップ(1004)(1005)においては、
端末Ａ、端末Ｂはそれぞれ他方の端末が送信したメッセ
ージ情報、媒介情報の識別情報、範囲指定情報などの情
報を受信して表示する。このとき、自端末が送信した情
報も同時に表示してもよい。以上のようにして、ピアツ
ーピアによるメッセージ情報の交換が行われる。図１１
に、本発明におけるサムネール生成手段の構成図の一例
を示す。まず、前述したタイムシフト用の記録媒体509
に記録されている情報は、コンテンツ管理情報1101とコ
ンテンツ情報1106に大別される。コンテンツ管理情報11
01は、ストリーム管理情報(1103)の数などを格納した統
括情報1102と、ストリーム管理情報1103(図では便宜上1
103-1、1103-2、1103-3の３つで表示)からなる。一方、
コンテンツ情報1106は、媒介情報を符号化した映像・音
声ストリーム情報1107(図では便宜上1107-1、1107-2、1
107-3の３つで表示)からなる。ストリーム管理情報1103
と映像・音声ストリーム情報1107は一対一に対応し、一
般に複数の対が存在する。ストリーム管理情報1103は、
媒介情報の識別情報1104とアドレスマップ1105からな
る。このアドレスマップ1105は、放送時刻とそれに対応
した映像・音声ストリーム情報1107中の記録アドレスの
変換テーブルであり、一定の頻度で(例えば1フレームご
とに)追加される。同図の構成を用いて、ネットワーク
経由で受信した情報をもとにサムネール画像を生成する
ことができる。まず、比較手段1108を用いて、受信した
媒介情報の識別情報108、112、903と記録媒体509に記録
されている媒介情報の識別情報1104を比較するととも
に、受信した範囲指定情報109、113、904の中の時刻情
報と記録媒体509に記録されているアドレスマップ1105
の中の時刻情報を比較し、アドレス決定手段1109を用い
て、受信した時刻情報に対応した映像・音声ストリーム
情報1107の記録アドレスを決定する。このアドレスをも
とに、画像抽出手段1110)を用いて、映像・音声ストリ
ーム情報1107の中から対応する画像を抽出し、サムネー
ル画像とする。このとき、必要に応じて画像の縮小処理
などを行ってもよい。また、図11の構成を用いて、ネッ
トワーク経由で受信した情報をもとに、それと対応した
映像・音声ストリームを再生することができる。前記と
同様に、比較手段1108を用いて、受信した媒介情報の識
別情報108、112、903と記録媒体509に記録されている媒
介情報の識別情報1104を比較するとともに、受信した範
囲指定情報109、113、904の中の時刻情報と記録媒体509
に記録されているアドレスマップ1105の中の時刻情報を
比較し、アドレス決定手段1109を用いて、受信した時刻
情報に対応した映像・音声ストリーム情報1107の記録ア
ドレスを決定する。このアドレスを始点として映像・音
声ストリーム情報1107を再生すれば、ネットワーク経由
で受信した情報と対応した再生動作を実現できる。ま
た、同図の構成を用いて、サムネール画像(すなわち、
画像抽出手段1110の出力)と、それと対応するアドレス
(すなわちアドレス決定手段1109の出力)を関連づけてお
き、ユーザがサムネール画像を指定することによって、
それに対応した映像・音声ストリームが再生されるよう
に制御することもできる。図１２に、本発明を教育シス
テムに応用した構成図の一例を示す。同図において、ネ
ットワーク(104)を経由して、教育コンテンツ(1201)を
受講者端末1202(図では便宜上1202-1、1202-2、1202-3
の３つで表示)に伝送すると同時に、講師が持つチュー
タ端末1203にも伝送する。ここで、コンテンツ(媒介情
報)の流れ1204は片方向であり、同図のようにコンテン
ツをストリーミング化してネットワーク104経由で伝送
してもよいし、前述のようにテレビジョン放送などを用
いて伝送してもよい。また、受講者端末1202とチュータ
端末1203として、前述した端末101、102をそのまま流用
できる。一方、受講者端末1202とチュータ端末1203は、
ネットワーク104とサーバ103を介して接続し、質疑応答
の流れ1205は受講者とチュータの間で双方向とする。な
お、受講者端末の間(例えば1202-1と1202-2との間)でメ
ッセージ情報を交換するかどうかはケースバイケースで
ある。この場合、サーバ103にてメッセージ情報の伝送
先を選択的に制御してもよいし、メッセージ情報にメッ
セージ伝送先の選択情報を付加し、チュータ端末1203だ
けに伝送するメッセージと他の受講者端末に伝送するメ
ッセージを分けることにより、上記のような選択的な伝
送を実現してもよい。なお、このメッセージ伝送先の選
択情報は、サーバ103やチュータ端末1203により一括し
て管理してもよい。同図の構成を用いることにより、既
存の教育コンテンツ1201には一切変更を加えることな
く、受講者とチュータ(講師)の間で教育コンテンツ1201
に関する質疑応答を行うことができるようになる。具体
的には、受講者が教育ビデオなどを見ながら、図７や図
８のような表示画面を介して、内容の理解が困難な箇所
を具体的に指し示すことにより、チュータとの間で会話
を交わすことができ、単に教育ビデオを視聴するだけよ
りも、より深い内容理解が可能となる。また、質疑応答
の内容を、媒介情報の識別情報と範囲指定情報によって
教育コンテンツ1201と関連づけてサーバに蓄積しておく
ことにより、受講者が疑問をもちやすい箇所(すなわ
ち、質疑応答が多く発生した箇所)を後から確認するこ
とができるため、他の受講者が別の機会に同じ教育コン
テンツ1201を再生して受講する場合や、教育コンテンツ
1201を更新する際に、他の受講者やシステム管理者にと
って参考となる情報を得ることができる。なお、本発明
の応用は教育に限定されたものではなく、例えば料理教
室での指導システムや商品取扱い説明システムなどにも
広く応用できる。以上のように、媒介情報として、地上
波/放送衛星/通信衛星/ケーブル等の伝送媒体を利用し
た一般的なテレビジョン放送の場合を例にあげて説明し
たが、本発明はこれに限定されるわけではなく、インタ
ーネットなどのネットワークを通じて配信される動画像
や静止画像、一般的なインターネットホームページや、
媒介情報の識別情報としての格納場所が明確な動画デー
タや静止画データなど、いろいろな情報(データ)を媒介
情報として用いることが可能である。また、端末とサー
バ間で送受信する範囲指定情報として前述の時刻情報だ
けを用いれば、映像を全く含まない音声情報などを媒介
情報とすることも可能であり、ラジオ放送やネットワー
クを通じて配信される音声情報などにも同様に適用でき
る。また、コンピュータネットワークとして、インター
ネット以外にも、イントラネット(組織内ネットワー
ク)、エクストラネット(組織間ネットワーク)、専用通
信回線、固定電話回線、携帯電話回線などを用いること
ができる。また、媒介情報として、CDやDVDなどの記録
媒体に記録された情報を用いることもできる。また、前
述の例では、チャットの文字列や記号、サムネール画
像、関連情報を表示するためにHTML文書を用いて説明し
たが、本発明はこれに限定されるわけではなく、例えば
携帯電話端末に使用されるコンパクト−HTML(C-HTML)文
書などを用いてもよく、また文字列だけしか含まれない
場合にはテキスト文書としてもよい。

【００２５】

【発明の効果】本発明を用いることにより、映像情報と
メッセージ情報を関連付け、テレビジョン番組などを視
聴する際に遠隔地の複数のユーザがテレビジョン受像機
上に表示された映像を同時に見ながら、映像に関連した
情報について、チャットなどのメッセージ交換を簡単に
行うことができるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の構成図である。

【図２】本発明における情報交換方法の一例について説
明した図である。

【図３】本発明における情報交換方法の他の例について
説明した図である。

【図４】本発明における端末のグループ化方法の一例に
ついて説明した図である。

【図５】本発明における情報交換端末装置の構成図の一
例である。

【図６】本発明における情報交換端末装置の画面表示の
一例である。

【図７】本発明における情報交換端末装置の画面表示の
他の例である。

【図８】本発明における情報交換端末装置の画面表示の
他の例である。

【図９】本発明の他の実施例の構成図である。

【図１０】本発明における情報交換方法の他の例につい
て説明した図である。

【図１１】本発明におけるサムネール生成手段の構成図
の一例である。

【図１２】本発明を教育システムに応用した構成図の一
例である。

【符号の説明】

101,102,901,902…端末、 103…サーバ、 104…ネッ
トワーク、105…媒介情報、 106…照合手段、107…デ
ータベース、 108,112,903,1104…媒介情報の識別情
報、 109,113,904…範囲指定情報、 110,114,905…端
末識別情報、 111,115,118…メッセージ情報、 116…
グループ一覧情報、 117…メンバ情報、 401…設定さ
れた時間範囲、 402,403,404,405…クリックしたフレ
ーム、 406,407,408…指定範囲、 409…判定のための
合成図、 501…操作部、 502…媒介情報受信部、 50
3…ディスプレイ、 504…プログラム格納メモリ、 50
5…情報処理装置、 506…記憶装置、 507…ネットワ
ークインタフェース、 508…ネットワーク、 509…記
録媒体、 601,701,805…ディスプレイ画面、 602,70
2,807…指定範囲、 603,703,806,808,809…ポインタ、
604,704…キーボード、605,705…マウス、 606…マ
ウスボタン、 607…マウスホイール、 608,707,708…
サムネール画像、 609,709,710,812…チャット表示
部、 610,711,813…メッセージ入力部、 706…選択ポ
インタ、 801,802…端末、 803…メッセージ情報、
804…画面表示、 810…軌跡、 811…モード選択ボタ
ン、 1101…コンテンツ管理情報、 1102…統括情報、
1103…ストリーム管理情報、 1105…アドレスマッ
プ、 1106…コンテンツ情報、 1107…映像・音声スト
リーム、1108…比較手段、 1109…アドレス決定手段、
1110…画像抽出手段、 1201…教育コンテンツ、 12
02…受講者端末、 1203…チュータ端末、 1204…コン
テンツ(媒介情報)の流れ、 1205…質疑応答の流れ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者田邊尚男東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者木村淳一東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者堀井洋一東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者山田佳弘東京都千代田区神田駿河台四丁目６番地株式会社日立製作所システム事業部内 (72)発明者柴田明男東京都千代田区神田駿河台四丁目６番地株式会社日立製作所システム事業部内Ｆターム(参考） 5B075 NR12 PP03 PP13 PP22 PQ02 PQ46

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】コンピュータネットワークに接続された２
つ以上の情報交換端末装置が媒介情報を取得し、第１及
び第２の情報交換端末装置が媒介情報を識別するための
媒介情報識別情報と、該媒介情報の一部あるいは全体を
指定するための範囲指定情報をそれぞれコンピュータネ
ットワーク経由で送信し、前記送信された媒介情報識別
情報と範囲指定情報に基づき、第１と第２の情報交換端
末間でメッセージ情報を送信又は受信することを特徴と
する情報交換方法。
【請求項２】第１の情報交換端末装置は、媒介情報を受
信あるいは取得し、該媒介情報を識別するための第１の
媒介情報識別情報と、該媒介情報の一部あるいは全体を
指定するための第１の範囲指定情報を、コンピュータネ
ットワーク経由で情報交換サーバ装置に送信し、前記第
２の情報交換端末装置は、媒介情報を受信あるいは取得
し、該媒介情報を識別するための第２の媒介情報識別情
報と、該媒介情報の一部あるいは全体を指定するための
第２の範囲指定情報を、コンピュータネットワーク経由
で情報交換サーバ装置に送信し、前記情報交換サーバ装
置では、受信した前記第１と第２の媒介情報識別情報お
よび前記第１と第２の範囲指定情報を用いたグループ化
方法に従って前記第１と第２の情報交換端末装置をまと
めてグループを形成し、第１の情報交換端末装置では、
第１のメッセージ情報をコンピュータネットワーク経由
で前記情報交換サーバ装置に送信し、前記情報交換サー
バ装置では、受信した前記第１のメッセージ情報を、前
記グループに属し前記第２の情報交換端末装置を含む１
つ以上の情報交換端末装置にコンピュータネットワーク
経由で送信し、前記第２の情報交換端末装置では、受信
した前記メッセージ情報を出力することを特徴とする情
報交換方法。
【請求項３】情報交換サーバ装置は、第１の情報交換端
末装置と第２の情報交換端末装置を含む２つ以上の情報
交換端末装置からなるグループを形成し、前記第１の情
報交換端末装置では、媒介情報を取得し、該媒介情報を
識別するための媒介情報識別情報と、該媒介情報の一部
あるいは全体を指定するための範囲指定情報と、メッセ
ージ情報を、コンピュータネットワーク経由で前記情報
交換サーバ装置に送信し、前記情報交換サーバ装置で
は、受信した前記媒介情報識別情報と前記範囲指定情報
と前記メッセージ情報を、前記グループに属し前記第２
の情報交換端末装置を含む１つ以上の情報交換端末装置
にコンピュータネットワーク経由で送信し、前記第２の情報交換端末装置は、媒介情報を受信して記
録あるいは取得し、受信した前記媒介情報識別情報と媒
介情報の前記範囲指定情報で指定された部分を出力する
とともに、受信した前記メッセージ情報を出力すること
を特徴とする情報交換方法。
【請求項４】第１の情報交換端末装置は媒介情報を受信
あるいは取得し、媒介情報を識別するための媒介情報識
別情報と、該媒介情報の一部あるいは全体を指定するた
めの範囲指定情報と、メッセージ情報を、コンピュータ
ネットワーク経由で第２の情報交換端末装置に送信し、
前記第２の情報交換端末装置は、媒介情報を受信して記
録あるいは取得し、受信した前記媒介情報識別情報と前
記範囲指定情報で指定された部分を出力するとともに、
受信した前記メッセージ情報を出力することを特徴とす
る、情報交換方法。
【請求項５】請求項２記載の情報交換方法において、前記グループ化方法とは、前記媒介情報識別情報が一定
の範囲に含まれる情報交換端末装置どうしが同じグルー
プになるようにグループ化する方法、若しくは、前記媒
介情報識別情報および前記範囲指定情報が一定の範囲に
含まれる情報交換端末装置どうしが同じグループになる
ようにグループ化する方法、若しくは、グループに属す
る情報交換端末装置の数が予め定められた範囲内になる
ようにグループ化する方法、若しくは、情報交換端末装
置識別情報、地域情報、興味対象情報、媒介情報取得情
報、コミュニティ識別情報のうちいずれか1つまたは複
数が同じ情報交換端末装置どうしが同じグループになる
ようにグループ化する方法のいずれか１つのグループ化
方法または複数を組み合わせたグループ化方法であるこ
とを特徴とする、情報交換方法。
【請求項６】請求項３記載の情報交換方法において、前
記グループ化方法とは、予め登録されたグループ識別情
報を持つ情報交換端末装置どうしが同じグループになる
ようにグループ化する方法であることを特徴とする情報
交換方法。
【請求項７】請求項３記載の情報交換方法において、前
記グループ化方法とは、既に形成されたグループに関す
る情報(以下、グループ情報)を1つ以上まとめてグルー
プ一覧情報とし、該グループ一覧情報をコンピュータネ
ットワーク経由で第７の情報交換端末装置に送信し、前
記第１の情報交換端末装置では、受信した前記グループ
一覧情報を出力し、該出力したグループ一覧情報の中か
ら1つの前記グループ情報を選択し、選択結果のグルー
プ選択情報を、コンピュータネットワーク経由で情報交
換サーバ装置に送信し、該情報交換サーバ装置では、前記第１の情報交換端末装
置が前記グループ選択情報によって指し示されたグルー
プに属するようにグループ化する方法であることを特徴
とする情報交換方法。
【請求項８】請求項７記載の情報交換方法において、前記グループ情報とは、前記媒介情報識別情報と前記範
囲指定情報を含む情報であることを特徴とする情報交換
方法。
【請求項９】請求項２乃至４記載の情報交換方法におい
て、前記メッセージ情報とは、文章やキーワードを含む
文字列、音声情報、映像情報、ユーザ情報、広告情報、
時刻情報、サムネール画像、ポインタ情報、のうちいず
れか1つの情報または複数を組み合わせた情報であるこ
とを特徴とする情報交換方法。
【請求項１０】媒介情報を入力して表示する手段と、該
媒介情報を識別するための媒介情報識別情報を取得する
手段と、該媒介情報の一部あるいは全体を指定するため
の情報(以下、範囲指定情報)を取得する手段と、メッセ
ージ情報を入力する手段と、前記媒介情報識別情報と前
記範囲指定情報とメッセージ情報をコンピュータネット
ワーク経由で送受信する手段を備えたことを特徴とす
る、情報交換情報交換端末装置装置。
【請求項１１】請求項１０記載の情報交換情報交換端末
装置装置であって、前記媒介情報を蓄積する手段と、前
記媒介情報識別情報と前記範囲指定情報と蓄積した前記
媒介情報から、サムネール画像を作成して表示する手段
を備えたことを特徴とする情報交換情報交換端末装置装
置。
【請求項１２】請求項１０または請求項１１記載の情報
交換情報交換端末装置装置であって、前記媒介情報を記録し再生するタイムシフト手段を備え
たことを特徴とする、情報交換情報交換端末装置装置。
【請求項１３】情報交換端末装置からコンピュータネッ
トワーク経由で送信された媒介情報識別情報と範囲指定
情報とメッセージ情報を受信してデータベースに蓄積す
る手段と、前記媒介情報識別情報と前記範囲指定情報を
用いた一定のグループ化方法に従って1つ以上の情報交
換端末装置をグループ化する手段と、前記媒介情報識別
情報と前記範囲指定情報と前記メッセージ情報をコンピ
ュータネットワーク経由で送信する手段を備えたことを
特徴とする情報交換サーバ装置。
【請求項１４】媒介情報を入力して表示するステップ
と、該媒介情報を識別するための媒介情報識別情報を取
得するステップと、該媒介情報の一部あるいは全体を指
定するための範囲指定情報を取得するステップと、メッ
セージ情報を入力するステップと、前記媒介情報識別情
報と前記範囲指定情報とメッセージ情報をコンピュータ
ネットワーク経由で送受信するステップを備えたコンピ
ュータ実行可能なプログラム。
【請求項１５】情報交換端末装置から送信された媒介情
報識別情報と範囲指定情報とメッセージ情報を受信して
蓄積させるステップと、前記媒介情報識別情報と前記範
囲指定情報を用いた一定のグループ化方法に従って1つ
以上の情報交換端末装置をグループ化するステップと、
前記媒介情報識別情報と前記範囲指定情報と前記メッセ
ージ情報をコンピュータネットワーク経由で送信するス
テップをコンピュータに実行させるためのプログラム。