JP2003148819A - 冷媒回路 - Google Patents

冷媒回路

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JP2003148819A
JP2003148819A JP2001345720A JP2001345720A JP2003148819A JP 2003148819 A JP2003148819 A JP 2003148819A JP 2001345720 A JP2001345720 A JP 2001345720A JP 2001345720 A JP2001345720 A JP 2001345720A JP 2003148819 A JP2003148819 A JP 2003148819A
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valve
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Yasuhiko Oka
恭彦 岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒漏れ起因する不良を低減できて製品の信
頼性の向上を図ることが可能であり、回路内の水分量の
安定した測定が可能な冷媒回路を提供する。 【解決手段】 圧縮機1とガス冷却器2と減圧機構3と
蒸発器4とを有すると共に、超臨界で使用する超臨界冷
媒を用いる冷媒回路である。外部連絡ポート25をガス
冷却器2の出口側の高圧側に一箇所のみ設けた。外部連
絡ポート25が、冷媒充填用及び冷媒抽出用の少なくと
も一方のポートとなる。外部連絡ポート25に閉鎖弁V
を付設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、超臨界で使用す
る超臨界冷媒を用いた冷凍装置の冷媒回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の冷凍装置の冷媒回路としてヒート
ポンプ式給湯装置を例にして説明すると、ヒートポンプ
式給湯装置は、図5に示すように、貯湯タンク70を有
するタンクユニット71と、熱源ユニット73とを備
え、この熱源ユニット73に冷媒回路72を使用する。
そして、冷媒回路72は、一般には、圧縮機74と水熱
交換器(ガス冷却器)75と減圧機構77と蒸発器78
とを順に接続して構成される。また、タンクユニット7
1は上記貯湯タンク70と循環路79とを備え、この循
環路79にはポンプ80と熱交換路81とが介設されて
いる。この場合、熱交換路81は上記水熱交換器75に
て構成される。
【0003】上記装置においては、圧縮機74を駆動さ
せると共に、ポンプ80を駆動(作動)させると、貯湯
タンク70の底部に設けた取水口から貯溜水(温湯)が
循環路79に流出し、これが熱交換路81を流通する。
そのときこの温湯は水熱交換器75によって加熱され
(沸上げられ)、湯入口から貯湯タンク70の上部に返
流される。これによって、貯湯タンク70に高温の温湯
を貯めるものである。
【0004】ところで、従来では、冷媒回路の冷媒とし
て、ジクロロジフルオロメタン(R−12)やクロロジ
フルオロメタン(R−22)のような冷媒が使用されて
きたが、近年、オゾン層の破壊、環境汚染等の問題か
ら、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(R−13
4a)のような代替冷媒が使用されるようになってい
る。しかしながらこのR−134aにおいても、依然と
して地球温暖化能が高いなどの問題があることから、近
年では、このような問題のない自然系冷媒を使用するこ
とが推奨されつつある。この自然系冷媒として炭酸ガス
等の超臨界冷媒が有用であることは、公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、熱源ユニッ
ト73の冷媒回路72においては、製品製造工程中に冷
媒の出し入れ、真空引き等を行ったり、あるいは製品運
転検査時に圧力測定を行ったりする必要がある。そのた
め、冷媒配管に複数の連絡ポートを設けていた。この場
合、超臨界冷媒を使用しない従来の冷媒回路では、ポー
トを介して圧力を測定して、運転状況(冷凍サイクル)
の検証を行うことができた。そして、ポートとしては、
例えば、バルブにて構成していた。しかしながら、この
ようなバルブでは、冷媒配管とのロウ付け箇所が他の接
続部位に比べてシール性が劣り、超臨界冷媒を使用した
冷媒回路では、冷媒配管内は高圧であるので、冷媒漏れ
の発生のおそれがあった。冷媒漏れの発生すれば、過少
な冷媒量による運転となり、圧縮機吸入加熱が大きくな
ると共に、吐出管温度が上昇することになる。このた
め、圧縮機の保護の観点から圧縮機の周波数を低下させ
る必要があり、低下させれば能力の低下を招き、また、
圧縮機最低周波数でも保護されない場合は、運転不能と
なっていた。
【0006】このため、冷媒漏れを抑えるという観点か
ら、連絡ポートを低圧側に設けることも考えられた。し
かしながら、製品製造工程においては、冷媒充填は液冷
媒で行うのが一般であり、このように低圧側から液冷媒
を充填すれば、製品起動時に圧縮機に液バックを起こし
て圧縮機の信頼性を損なうおそれがあった。また、製品
の信頼性を確保するため(膨張弁に氷結によるチョーク
や冷媒の加水分解等を防止するため)、系内水分量の確
認検査(規定値以下であるとの確認検査)を行う必要が
ある。しかしながら、低圧側から液冷媒を抽出して水分
量測定を行う場合、抽出する冷媒は液とガスの2相域で
あるため、特定の容器で冷媒を抽出しても抽出質量が安
定せず、製品系に残存する冷媒量が大きく変化してい
た。そのため、製品の信頼性を確保できなかった。
【0007】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、冷媒漏れ起因
する不良を低減できて製品の信頼性の向上を図ることが
可能であり、回路内の水分量の安定した測定が可能な冷
媒回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の冷媒回
路は、圧縮機1とガス冷却器2と減圧機構3と蒸発器4
とを有すると共に、超臨界で使用する超臨界冷媒を用い
る冷媒回路であって、外部連絡ポート25を高圧側に一
箇所のみ設けたことを特徴としている。
【0009】請求項1の冷媒回路では、外部連絡ポート
25が一箇所のみであるので、冷媒漏れの減少を図るこ
とができる。しかも、この外部連絡ポート25を冷媒充
填用に使用することができ、冷媒充填用とすれば、この
外部連絡ポート25からこの冷媒回路に液冷媒を充填す
ることができる。この際、この外部連絡ポート25が高
圧側であるので、圧縮機1に対するいわゆる液バックの
発生を防止できる。
【0010】請求項2の冷媒回路は、高圧側のガス冷却
器2の出口側に上記外部連絡ポート25を設けたことを
特徴としている。
【0011】上記請求項2の冷媒回路では、外部連絡ポ
ート25を高圧側のガス冷却器2の出口側に設けたの
で、この外部連絡ポート25から液冷媒を抽出すること
ができる。これにより、その抽出質量が安定して、製品
系内に残存する冷媒量の大幅な変動を防止することがで
きる。
【0012】請求項3の冷媒回路は、上記外部連絡ポー
ト25が、冷媒充填用及び冷媒抽出用の少なくとも一方
のポートとなることを特徴としている。
【0013】上記請求項3の冷媒回路では、外部連絡ポ
ート25が冷媒充填用であれば、この外部連絡ポート2
5からこの冷媒回路に液冷媒を充填することができ、こ
の際、この外部連絡ポート25が高圧側であるので、圧
縮機1に対するいわゆる液バックの発生を防止できる。
また、外部連絡ポート25が冷媒抽出用であれば、この
外部連絡ポート25から抽出される冷媒は液冷媒である
ので、その抽出質量が安定して、製品系内に残存する冷
媒量の大幅な変動を防止することができる。
【0014】請求項4の冷媒回路は、上記外部連絡ポー
ト25に閉鎖弁Vを付設したことを特徴としている。
【0015】上記請求項4の冷媒回路では、外部連絡ポ
ート25に閉鎖弁Vが付設されているので、この外部連
絡ポート25を介して冷媒充填等を行うことができる。
また、外部連絡ポート25からの液漏れを有効に防止す
ることができる。しかも、冷媒充填後等に、閉鎖弁Vを
介して冷媒の補充や冷媒抽出を行うことができる。
【0016】請求項5の冷媒回路は、上記外部連絡ポー
ト25は、冷媒配管の複数の圧潰部67と、開口端を塞
ぐろう付け部68とで閉鎖していることを特徴としてい
る。
【0017】上記請求項5の冷媒回路では、圧潰部67
とろう付け部68とで、外部連絡ポート25からの液漏
れを有効に防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、この発明の冷媒回路の具体
的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明
する。図1は冷凍装置の冷媒回路の簡略図を示し、この
冷媒回路は、例えばヒートポンプ式給湯装置の熱源ユニ
ットに使用される。そして、この冷媒回路は、圧縮機1
と、後述する熱交換路を構成する水熱交換器(ガス冷却
器)2と、電動膨張弁(減圧機構)3と、蒸発器(空気
熱交換器)4とを順に接続して構成される。すなわち、
圧縮機1の吐出管5をガス冷却器2に接続し、ガス冷却
器2と電動膨張弁3とを冷媒通路6にて接続し、電動膨
張弁3と蒸発器4とを冷媒通路7にて接続し、蒸発器4
と圧縮機1とをアキュームレータ8が介設された冷媒通
路9にて接続している。そして、冷媒としては、例え
ば、超臨界で使用する炭酸ガス(CO2)を用いる。な
お、ガス冷却器2は、圧縮機1にて圧縮された高温・高
圧の超臨界冷媒を冷却する機能を有するものである。ま
た、上記冷媒通路5には、圧力保護スイッチとしてのH
PS15と、圧力センサ16とが設けられている。
【0019】また、この冷媒回路は、ガス冷却器2から
流出した高圧冷媒を冷却する液ガス熱交換器10を備え
る。この場合、この液ガス熱交換器10は、二重管構造
であって、ガス冷却器2からの冷媒が通過する第1通路
11と、蒸発器4からの冷媒が通過する第2通路12と
を備える。すなわち、第1通路11が、ガス冷却器2と
膨張弁3とを連結する冷媒通路6の一部を構成し、第2
通路12が、蒸発器4と圧縮機1とを連結する冷媒通路
9の一部を構成する。このため、第1通路11を通過す
る高圧高温の冷媒と第2通路12を通過する低圧低温の
冷媒との間で熱交換され、ガス冷却器2からの冷媒に過
冷却を付与し、また、アキュームレータ8に入る冷媒を
加熱して、圧縮機1の湿り圧縮を防止することができ
る。
【0020】ところで、この冷媒回路は、圧縮機1とガ
ス冷却器2とを接続する冷媒通路(吐出管)5と、膨張
弁3と蒸発器4とを接続する冷媒通路7とをバイパス回
路13にて接続し、このバイパス回路13にデフロスト
弁14を設けている。このバイパス回路13は、圧縮機
1から吐出したホットガスを蒸発器4に供給して、この
蒸発器4の除霜を行うデフロスト運転を行うためのもの
である。そのため、この熱源ユニット2には、通常の湯
沸運転と、デフロスト運転との切換を行うためのデフロ
スト制御手段(図示省略)を備える。すなわち、通常の
湯沸運転の場合、水熱交換器26が凝縮器として機能
し、熱交換路14を通過する温湯を加熱するものであ
る。また、デフロスト運転を行う場合、膨張弁3を全閉
状態とすると共に、デフロスト弁14を開状態として、
ホットガスを蒸発器4に流し、このホットガスにて蒸発
器4を加熱して、蒸発器4の霜を除去する。デフロスト
制御手段は、例えば、マイクロコンピュータを用いて構
成される。
【0021】さらに、この冷媒回路は、高圧側におい
て、分岐してこの分岐部よりも下流側の位置において合
流するバイパス回路17を設けると共に、このバイパス
回路17にレシーバ18を介設し、さらに、このレシー
バ18の出口側に上記調整弁19を設けている。すなわ
ち、バイパス回路17は、ガス冷却器2の上流側から分
岐してレシーバ18に接続される第1通路20と、この
レシーバ18から導出されて第1通路20の分岐部より
も下流側においてガス冷却器2に合流する第2通路21
とを備えている。そして、第2通路21に上記調整弁1
9を介設している。
【0022】そして、このレシーバ18内には、上記冷
媒通路7の一部を構成する通路22を有し、バイパス回
路17を介してこのレシーバ18内に入った高圧冷媒
と、この通路22を流れる低圧冷媒との熱交換を行う。
すなわち、調整弁19の開度を調整することによって、
レシーバ18内を通過する冷媒流量を調整して、レシー
バ18内の冷媒温度を調整している。これは、流量調整
弁19の開度制御によって、要求された冷媒温度に保持
し、レシーバ18内を適切な冷媒収容量とすることがで
き、この回路内の冷媒循環量を最適な量とすることがで
きるからである。
【0023】そして、高圧側(具体的にはガス冷却器2
の出口側と電動膨張弁3との間、つまり冷媒通路6)に
一箇所のみ外部連絡ポート25を設けている。この場
合、冷媒回路の冷媒通路6から分岐した連結管31が接
続され、図2に示すように、この連結管31の開口部6
6(図3(a)参照)でもって外部連絡ポート25が構
成される。そして、外部連絡ポート25に閉鎖弁Vが付
設されている。この閉鎖弁Vは、弁箱26と、この弁箱
26に収納される弁棒27と、この弁箱26に装着され
るキャップ28を備える。すなわち、弁箱26に弁室2
9が形成され、この弁室29に、この弁室29と同一軸
心上に配設される通路30が連設されている。また、こ
の通路30には上記連結管31の通路が接続され、弁室
29の通路30の反対側に、開口部32が開設されてい
る。
【0024】また、弁室29の内面にはねじ部33が形
成され、このねじ部32に弁棒27の外周面に設けられ
るねじ部34が螺合している。この場合、弁室29と通
路30との間に弁座35が形成され、弁棒27が螺進し
て、この弁座35に弁棒27の弁体36が当接する。な
お、弁棒27の基端大径部37の外周面には周方向凹溝
が形成され、この凹溝にOリング等のシール材38が嵌
合している。また、弁棒27の基端面には、この弁棒3
7の軸心に沿って螺進退操作用の盲孔39が設けられて
いる。
【0025】そして、弁箱26の側壁から突出部40が
突出し、この突出部40には軸心が弁室28の軸心と直
交する通路41が開設されている。また、通路41は、
小径の第1部41aと、大径の第2部41bとからな
り、第2部41bの開口部42はその内周面が開口端に
向かって順次拡径している。そして、この第2部41b
の開口部42は栓部材45にて塞がれる。
【0026】栓部材45は、円盤状の本体部46と、こ
の本体部46の内面中央部に突設される小円盤状の嵌合
部47と、本体部46の内面外周縁部から突設されてこ
の嵌合部47の外周側を包囲状とするリング部48とか
らなる。そして、上記突出部40の外周面にねじ部49
が形成されると共に、栓部材45のリング部48の内周
面にねじ部50が形成され、この栓部材45のねじ部5
0を突出部40のねじ部49に螺合させることによっ
て、嵌合部47が第2部41bの開口部42に嵌合し
て、この開口部42が塞がれる。
【0027】次に、上記キャップ28は、リング部51
と、このリング部51の一方の開口部を塞ぐ基盤部52
とを有するいわゆる袋ナットからなる。そして、弁箱2
7の開口部32側の外周面に形成されたねじ部53に、
リング部51の内周面に設けられるねじ部54が螺着さ
れる。これによって、キャップ28が弁箱27に装着さ
れ、開口部32が塞がれる。この際、弁箱27の開口部
32側の外周面端部43に、キャップ28の内部周方向
突隆部44が密接する。
【0028】また、この閉鎖弁Vは、冷媒を充填する際
には、栓部材45が取外されて、突出部40に図4に示
す冷媒充填装置55が接続される。ここで、冷媒充填装
置55とは、冷媒回路に冷媒を充填するためのものであ
って、真空ポンプ56と冷媒ボンベ57と圧力検出器5
8等を備える。すなわち、この閉鎖弁Vの上記突出部4
0にカップリング等の図示省略の連結部材を介して配管
59が着脱自在に連結され、この配管59に、真空ポン
プ56に接続される第1配管60と、冷媒ボンベ57に
接続される第2配管61と、圧力検出器58が接続され
る第3配管62とが接続されている。そして、第1配管
60には開閉弁63が介設され、第2配管61には開閉
弁64が介設され、第3配管62には開閉弁65が介設
されている。
【0029】次に、この冷媒回路の真空引き及び冷媒充
填方法を説明する。まず、冷媒充填用閉鎖弁Vに冷媒充
填装置55を取付ける。この際、弁棒27を螺退させ
て、通路30と通路41とを連通状態とする。そこで、
開閉弁64、65を閉状態とすると共に、開閉弁63を
開状態として、真空ポンプ56を駆動(作動)させる。
これによって、この冷媒充填用閉鎖弁Vを介して冷媒回
路内が真空引きされて減圧状態(真空状態)となる。そ
の後、この真空状態を維持したまま、開閉弁63を閉状
態とすると共に開閉弁64、65を開状態として冷媒を
充填する。この際、冷媒回路へは、圧力差を利用して冷
媒ボンベ57からの液冷媒を、開状態となっている冷媒
充填用閉鎖弁Vを介して、充填することができる。
【0030】そして、冷媒充填量の確認は、製品重量の
増加量又は冷媒ボンベ57の減少量を検出することによ
って行うことができる。特に、運転させながらの確認
は、冷媒ボンベ57の減少量で充填量を確認する。さら
に、所定の冷凍サイクル(高低圧、各部位温度が所定の
値)になるまで冷媒を充填する方法もある。
【0031】充填後は、上記閉鎖弁Vの弁棒27を螺進
させて、閉状態して、この冷媒充填装置55をこの冷媒
回路から取外せばよい。この場合、閉鎖弁Vは図2に示
すように、弁体36を弁座35に密着させ、キャップ2
8及び栓部材45を装着する。この状態では、弁箱27
の外周面端部43にキャップ28の内部周方向突隆部4
4が密接すると共に、栓部材46の嵌合部47の外周面
が通路41の第2部41bの開口部内面に密接する。こ
のため、いわゆる2重シール構造となって、冷媒漏れを
確実に防止することができる。しかも、外部連絡ポート
25は1個所に設けられるのみであるので、冷媒漏れの
減少を図ることができ、冷媒漏れに起因する不良の低減
を図れて製品の信頼性が向上する。
【0032】また、キャップ28を外して、弁棒27を
螺退させれば、弁体36と弁座35との間に隙間が形成
されて、通路41を介してこの冷媒回路から冷媒を回収
(抽出)することができる。そして、この抽出した冷媒
中の水分を測定することができる。
【0033】このように、上記外部連絡ポート25は、
冷媒充填用ポートとなったり、冷媒充填ポートとなった
りする。冷媒充填用ポートであれば、この外部連絡ポー
ト25からこの冷媒回路に液冷媒を充填することがで
き、この際、この外部連絡ポート25が高圧側であるの
で、圧縮機1にいわゆる液バックを起こすおそれがな
い。また、冷媒抽出用であれば、ガス冷却器2の出口側
の外部連絡ポート25から抽出される冷媒は液冷媒であ
るので、抽出冷媒の質量が安定して高精度の水分測定を
行うことができる。すなわち、製品の信頼性を確保する
ため(膨張弁に氷結によるチョークや冷媒の加水分解等
を防止するため)、系内水分量の確認検査(規定値以下
であるとの確認検査)を安定して行うことができる。
【0034】なお、この冷媒回路が熱源ユニットとして
使用されるヒートポンブ式給湯装置は、図示省略の貯湯
タンクと、循環路69とを備え、この循環路69に熱交
換路(上記ガス冷却器2にて構成している)と図示省略
の循環用ポンプとが介設される。そして、冷媒回路に上
記のような充填方法で冷媒を充填した状態において、圧
縮機1を駆動させると共に、水循環用ポンプを駆動(作
動)させると、貯湯タンクの底部に設けた取水口から貯
溜水(温湯)が流出し、これが循環路69の熱交換路を
流通する。そのときこの温湯は水熱交換器であるガス冷
却器2によって加熱され(沸上げられ)、湯入口から貯
湯タンクの上部に返流される。このような動作を継続し
て行うことによって、貯湯タンクに高温の温湯を貯湯す
ることができる。
【0035】ところで、外部ポート25として、上記の
ような閉鎖弁Vを付設しないものであってもよい。この
場合、図3(a)に示すように、連結管31をその円筒
状に保持して、外部ポート25としてのその開口部66
を介して、冷媒充填及び運転検査等を行う。そして、冷
媒充填及び運転検査等が終了すれば、図3(b)(c)
のように、開口部66の近傍の複数箇所(図例では、3
箇所であるが、もちろんこれに限らない)を各種の圧潰
機(圧潰工具)で圧潰して圧潰部(ピンチ部)67・・
を形成し、さらに、開口部66をろう付けによって塞
ぐ。図3において、68はろう付け部を示している。
【0036】このように、ピンチ構造とろう付けとで外
部ポート25の開口部66を塞ぐことによっても、冷媒
漏れ確実に防止することができる。しかも、閉鎖弁Vを
必要としないので、コストの低減を図ることができるこ
とができる共に、閉鎖弁Vの接続作業等を省略できて、
製品製造の作業時間の短縮を達成できる。この場合、冷
媒を抽出する際には、図3(b)(c)の切断線Aに沿
って切断して、新たな開口部66を形成すればよい。
【0037】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。例えば、ヒートポンプ式給湯装置以外の空
調装置やショーケース等の各種の冷凍装置にこの冷媒回
路を使用することができる。また、連絡ポート25を設
ける位置としては、高圧側であればよいので、水熱交換
器2の入口側等であってもよい。さらに、冷媒として
は、炭酸ガス以外に、エチレンやエタン、酸化窒素等の
超臨界で使用する冷媒であってもよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1の冷媒回路によれば、冷媒漏れ
の減少を図ることができる。これによって、過少な冷媒
量による運転を防止することができ、能力低下を招か
ず、安定した運転を行うことができる。すなわち、冷媒
漏れに起因する不良の低減を図れて製品の信頼性が向上
する。また、この外部連絡ポートを冷媒充填用に使用す
ることができ、冷媒充填用とすれば、この外部連絡ポー
トからこの冷媒回路に液冷媒を充填することができる。
この際、この外部連絡ポートが高圧側であるので、圧縮
機に対するいわゆる液バックの発生を防止でき、圧縮機
の信頼性を確保することができる。
【0039】請求項2の冷媒回路によれば、この外部連
絡ポートから液冷媒を抽出することができ、その抽出質
量が安定したものとなる。これにより、その水分量が規
定値以下であることを確認する検査を安定して行うこと
ができる。
【0040】請求項3の冷媒回路によれば、外部連絡ポ
ートが冷媒充填用であれば、この外部連絡ポートからこ
の冷媒回路に液冷媒を充填することができ、この際、こ
の外部連絡ポートが高圧側であるので、圧縮機に対する
いわゆる液バックの発生を防止でき、このため、圧縮機
の信頼性を確保することができる。また、外部連絡ポー
トが冷媒抽出用であれば、この外部連絡ポートから抽出
される冷媒は液冷媒であるので、その抽出質量が安定し
たものとなる。これにより、抽出質量が安定して、水分
量検査を高精度に行うことができる。
【0041】請求項4の冷媒回路によれば、外部連絡ポ
ートからの液漏れを有効に防止することができる。これ
により、冷媒漏れに起因する不良の低減を図れて製品の
信頼性が確実に向上する。しかも、製品として出荷した
後等に、閉鎖弁を介して冷媒の補充や冷媒抽出を簡単に
行うことができる。
【0042】請求項5の冷媒回路によれば、外部連絡ポ
ートからの液漏れを有効に防止することができる。これ
により、製品の信頼性がより確実に向上し、しかも、閉
鎖弁等を使用しないので、低コスト化を図ることができ
ると共に、閉鎖弁の接続作業等を必要としないので、製
品製造の作業時間の短縮を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の冷媒回路の実施の形態を示す簡略図
である。
【図2】上記冷媒回路の外部連絡ポートを構成する閉鎖
弁の断面図である。
【図3】上記冷媒回路の他の外部連絡ポートを示し、
(a)は圧潰部形成前の簡略平面図であり、(b)は圧
潰部形成後の簡略平面図であり、(c)は圧潰部形成後
の簡略側面図である。
【図4】上記冷媒回路に冷媒を充填するための冷媒充填
装置の簡略図である。
【図5】従来の冷媒回路の簡略図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 ガス冷却器 3 蒸発器 4 減圧機構 25 外部連絡ポート 67 圧潰部 68 ろう付け部 V 閉鎖弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(1)とガス冷却器(2)と減圧
    機構(3)と蒸発器(4)とを有すると共に、超臨界で
    使用する超臨界冷媒を用いる冷媒回路であって、外部連
    絡ポート(25)を高圧側に一箇所のみ設けことを特徴
    とする冷媒回路。
  2. 【請求項2】 高圧側のガス冷却器(2)の出口側に上
    記外部連絡ポート(25)を設けたことを特徴とする請
    求項1の冷媒回路。
  3. 【請求項3】 上記外部連絡ポート(25)が、冷媒充
    填用及び冷媒抽出用の少なくとも一方のポートとなるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2の冷媒回路。
  4. 【請求項4】 上記外部連絡ポート(25)に閉鎖弁
    (V)を付設したことを特徴とする請求項1〜請求項3
    のいずれかの冷媒回路。
  5. 【請求項5】 上記外部連絡ポート(25)は、冷媒配
    管の複数の圧潰部(67・・)と、開口端を塞ぐろう付
    け部(68)とで閉鎖されていることを特徴とする請求
    項1〜請求項3のいずれかの冷媒回路。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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