JP2003148457A - 動圧軸受装置 - Google Patents

動圧軸受装置

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JP2003148457A
JP2003148457A JP2001349402A JP2001349402A JP2003148457A JP 2003148457 A JP2003148457 A JP 2003148457A JP 2001349402 A JP2001349402 A JP 2001349402A JP 2001349402 A JP2001349402 A JP 2001349402A JP 2003148457 A JP2003148457 A JP 2003148457A
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thrust
pressure bearing
pumping means
lubricating fluid
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JP2001349402A
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Masato Gomyo
五明  正人
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成によって、高速回転時においても
潤滑流体の外部漏れを確実に防止することを可能とす
る。 【解決手段】 動圧軸受部材13と回転部材22とのス
ラスト対向領域Sにおける外周側部分に、当該スラスト
対向領域S内の潤滑流体を、半径方向内方側に向かっ
て、回転遠心力より大きな力で加圧するポンピング手段
SPを設け、スラスト動圧軸受部SBを含む全スラスト
対向領域Sの外周側部分において、上記ポンピング手段
SPによる半径方向内方側(中心側)に向かう加圧力を
常時作用させるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潤滑流体に発生さ
せた動圧によって回転軸を支持する動圧軸受部材を備え
た動圧軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種回転駆動装置において、回転
体を高速で高精度に回転させるための軸受装置として、
潤滑流体に動圧を発生させて回転軸を支持する動圧軸受
装置の開発が進められている。このような動圧軸受装置
においては、装置全体の薄型化を図るなどの目的で、例
えば図8及び図9に示されているような構造のスラスト
軸受部SBを採用したものが最近提案されつつある。す
なわち、これらの図に示されているスラスト軸受部SB
においては、動圧軸受部材1により回転自在に支持され
た回転軸2に回転部材3が取り付けられており、その回
転部材3の中心側部分における軸方向内端面(図示下端
面)が、上記動圧軸受部材1の軸方向端面(図示上端
面)に対して軸方向に近接対向して配置されていること
により、上記スラスト軸受部SBが構成されている。
【0003】このスラスト動圧軸受部SBの内部側に
は、適宜の潤滑流体(図示省略)が注入されているとと
もに、その潤滑流体に対する動圧発生手段として、例え
ばヘリングボーン形状の動圧発生溝4が環状に凹設され
ており、その動圧発生溝4の加圧作用により上記潤滑流
体に対して動圧を発生させ、所定の軸方向浮上力を得る
ようしている。
【0004】このとき、上記スラスト動圧軸受部SBに
よる軸方向の浮上力を効率的に得るためには、上述した
動圧発生溝の加圧作用を半径方向内方側(中心側)に向
かわせるように設定しておくことが望ましい。従って通
常は、図8中の矢印で示されているように、上記動圧発
生溝4を構成している半径方向外方側の溝部4aによる
加圧作用(ポンピング作用)を、半径方向内方側の溝部
4bによる加圧作用よりも大きく設定してあり、それら
の差圧によって、上記潤滑流体を中心側へ送り込むよう
にしている。
【0005】一方、このようなスラスト動圧軸受部SB
より半径方向外方側の部位には、当該スラスト動圧軸受
部SB内の潤滑流体の外部流出を防止するため、毛細管
シール部などからなる流体シール部5が連設されてい
る。この流体シール部5は、例えば、上記動圧軸受部材
1の外周側壁面を利用して構成されており、より具体的
には、その動圧軸受部材1の外周側壁面と、前記回転部
材3に対して抜け止め部材を兼用するように取り付けら
れたカウンタープレート6の内周側壁面との間に適宜の
隙間を画成しておき、その隙間を、図示下方側の開口部
に向かって連続的に拡大することによって、テーパ状の
シール空間を形成している。
【0006】このような構成を有するスラスト動圧軸受
部SBを設けるにあたっては、当然に、当該スラスト動
圧軸受部SBに発生するロストルクを低減させることが
望ましいこととなるが、そのため従来より、特に図9に
示されているように、上記スラスト動圧軸受部SBの軸
受外径をなるべく小径にすることが行われている。すな
わち、上述した回転部材3の軸方向端面と、動圧軸受部
材1の軸方向端面との間に画成されている全スラスト対
向領域の中心側の部分に、上記スラスト動圧軸受部SB
を配置することが従来から行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
スラスト動圧軸受部SBの外径を小さくした場合には、
そのスラスト動圧軸受部SBよりも半径方向外方側の領
域に存在している潤滑流体に対して、スラスト動圧軸受
部SBによる半径方向内方側への加圧力(ポンピング
力)が作用しなくなってしまうこととなり、そのスラス
ト動圧軸受部SBより外方側の領域に存在する潤滑流体
が、回転による遠心力を受けて軸受外方側(半径方向外
方側)に向かって飛散していくおそれが生じる。
【0008】この潤滑流体に付加される回転遠心力は、
回転速度の二乗に比例するものであるから、特に、最近
の回転駆動装置のように10000rpmを越えるよう
な高速回転が行われる場合には、極めて大きな遠心力が
潤滑流体に付加されて容易に飛散が行われることとな
り、上述した流体シール部5による保持力では支え切れ
なくなって潤滑流体が外部漏れするおそれが強くなって
きている。そして、潤滑流体の外部漏れが発生すると、
その分、潤滑流体が不足状態となって動圧軸受装置の寿
命を短くしてしまう。また、例えばHDD(ハードディ
スク駆動装置)のような高清浄環境を要する装置におい
ては、上述した潤滑流体の外部漏れが、内部機器の汚染
の原因となって、装置全体に対して致命的な問題を与え
てしまうこともある。
【0009】なお、このようなスラスト動圧軸受部SB
からの潤滑流体の外部漏れを防止するために、スラスト
動圧軸受部SBの近傍に配置された部材どうしの間の隙
間を狭小化しておくことも考えられるが、そのようにす
ると、狭小化した通路部分において回転のロストルクが
発生してしまい、駆動電流を上昇させてしまうなどの不
具合を招来することとなって好ましくない。
【0010】そこで本発明は、簡易な構成によって、ス
ラスト動圧軸受部SBからの潤滑流体の外部漏れを、良
好に防止することができるようにした動圧軸受装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1にかかる動圧軸受装置では、動圧軸受部材
の軸方向端面と、前記回転部材の軸方向端面とのスラス
ト対向領域における外周側部分に、当該スラスト対向領
域内の潤滑流体を半径方向内方側に向かって加圧するポ
ンピング手段が設けられ、そのポンピング手段は、上記
スラスト対向領域内の潤滑流体に対して回転時に付加さ
れる回転遠心力より大きな内方側加圧力を発生する構成
になされている。すなわち、このような構成を有する請
求項1にかかる動圧軸受装置によれば、スラスト動圧軸
受部を含む全スラスト対向領域の外周側部分において、
常時、ポンピング手段による半径方向内方側(中心側)
に向かう加圧力が作用していることとなるから、スラス
ト動圧軸受部を小径化してロストルクを低減させるよう
に構成した場合などにおいて高速の回転を行わせたとし
ても、上記ポンピング手段の内方側加圧力によって潤滑
流体の外部漏れが確実に防止されるようになっている。
【0012】また、請求項2にかかる動圧軸受装置で
は、上記請求項1におけるポンピング手段が、スラスト
動圧軸受部とは別個に設けられ、当該ポンピング手段
が、上記スラスト動圧軸受部よりも半径方向外方側の領
域に配置されていることから、スラスト動圧軸受部を、
よりロストルクが小さい構造としつつ、潤滑流体の外部
漏れが良好に防止されるようになっている。
【0013】さらに、請求項3にかかる動圧軸受装置で
は、上記請求項2におけるスラスト動圧軸受部の動圧発
生手段が、ヘリングボーン形状の動圧発生溝から構成さ
れているとともに、ポンピング手段が、スパイラル形状
の動圧発生溝から構成されていることから、従来と同様
な構造のスラスト動圧軸受部を容易に形成しつつ、潤滑
流体の外部漏れを防止するポンピング手段の構成が簡易
化されるようになっている。
【0014】さらにまた、請求項4にかかる動圧軸受装
置では、上記請求項1におけるスラスト動圧軸受部の動
圧発生手段が、ポンピング手段を兼用するように設けら
れていることから、全体の構造が簡易化されるようにな
っている。
【0015】一方、請求項5にかかる動圧軸受装置で
は、上記請求項4におけるポンピング手段を兼用するス
ラスト動圧軸受部の動圧発生手段が、半径方向外方側の
溝部と半径方向内方側の溝部とからなるヘリングボーン
形状の動圧発生溝からなり、そのヘリングボーン形状の
動圧発生溝における半径方向外方側の溝部の半径方向幅
が、半径方向内方側の溝部の半径方向幅よりも大きく形
成されていることから、一般的なヘリングボーン形状の
動圧発生溝を非対称に成形するだけで、従来と同等又は
それ以上の軸受性能を確保しつつ、潤滑流体の外部漏れ
が良好に防止されるようになっている。
【0016】また、請求項6にかかる動圧軸受装置で
は、上記請求項1におけるポンピング手段が、スパイラ
ル形状の動圧発生溝からなり、当該ポンピング手段によ
って、スラスト動圧軸受部における動圧発生手段を兼用
するように構成されていることから、極めて簡易で低コ
ストな構造の動圧軸受装置によって、潤滑流体にスラス
ト浮上用の動圧を発生させつつ、潤滑流体の外部漏れが
良好に防止されるようになっている。
【0017】さらに、請求項7にかかる動圧軸受装置で
は、上記請求項1における流体シール部が、動圧軸受部
材の外周壁面によって画成された毛細管シール部からな
ることから、スラスト動圧軸受部から毛細管シール部ま
での間部分に潤滑流体が連続的に充填されることとな
り、スラスト動圧軸受部に対して潤滑流体が充分に確保
されるとともに、そのスラスト動圧軸受部から毛細管シ
ール部までの間部分における部材どうしに接触が生じて
も、潤滑流体が介在していることによって、焼き付きや
カジリなどの発生が良好に防止されるようになってい
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明するが、それに先立って、まず本
発明にかかる動圧軸受装置を採用した一例としてのハー
ドディスク駆動装置(HDD)の概要を説明することと
する。
【0019】図1に示されている軸回転型のHDD駆動
装置の全体は、固定部材としてのステータ組10と、そ
のステータ組10に対して図示上側から組み付けられた
回転部材としてのロータ組20とから構成されている。
そのうちステータ組10は、図示を省略した固定基台側
にネジ止めされる固定フレーム11を有している。この
固定フレーム11は、軽量化を図るためにアルミ系金属
材料から形成されているが、当該固定フレーム11の略
中央部分に立設するようにして形成された環状の軸受ホ
ルダー12の内周面側には、中空円筒状に形成された固
定軸受部材としての軸受スリーブ13が、圧入又は焼嵌
めによって上記軸受ホルダー12に接合されている。こ
の軸受スリーブ13は、小径の孔加工等を容易化するた
めにリン青銅などの銅系材料から形成されている。
【0020】また、前記軸受ホルダー12の外周取付面
には、電磁鋼板の積層体からなるステータコア14が嵌
着されているとともに、そのステータコア14に設けら
れた各突極部には、駆動コイル15がそれぞれ巻回され
ている。
【0021】さらに、上記軸受スリーブ13に設けられ
た中心孔内には、上述したロータ組20を構成する回転
軸21が回転自在に挿入されている。すなわち、上記軸
受スリーブ13の内周壁部に形成された動圧面は、上記
回転軸21の外周面に形成された動圧面に対して半径方
向に対向するように配置されており、その微小隙間部分
に、軸方向に適宜の間隔をあけて2箇所のラジアル動圧
軸受部RB,RBが構成されている。より詳細には、上
記ラジアル動圧軸受部RBにおける軸受スリーブ13側
の動圧面と、回転軸21側の動圧面とは、数μmの微少
隙間を介して周状に対向配置されており、その微少隙間
からなる軸受空間内に、潤滑オイルや磁性流体やエアー
等の潤滑流体Fが軸線方向に連続するように注入又は介
在されている。
【0022】さらにまた、上記軸受スリーブ13及び回
転軸21の両動圧面の少なくとも一方側には、例えば、
へリングボーン形状等からなるラジアル動圧発生用溝
が、軸線方向に2ブロックに分けられて環状に凹設され
ており、回転時に、当該ラジアル動圧発生用溝のポンピ
ング作用により図示を省略した潤滑流体が加圧されて動
圧を生じ、その潤滑流体の動圧によって、上記回転軸2
1とともに後述する回転ハブ22が、上記軸受スリーブ
13に対してラジアル方向に非接触状態で軸支持される
構成になされている。
【0023】なお、上述した各ラジアル動圧軸受部RB
におけるポンピング作用は、特に、図2中の矢印で示さ
れているように、軸方向にバランスした状態に設定され
ており、従って、当該各ラジアル動圧軸受部RBのバラ
ンスしたポンピング作用によって、潤滑流体が軸方向の
一方側に押し込まれていくことはない。
【0024】さらに、上記回転軸21とともにロータ組
20を構成している回転ハブ22は、アルミ系金属から
なる略カップ状の部材からなり、当該回転ハブ22の中
心部分に設けられた接合穴22aが、上記回転軸21の
図示上端部分に対して圧入又は焼嵌めによって一体的に
接合されている。この回転ハブ22は、図示を省略した
磁気ディスク等の記録媒体ディスクを外周部に搭載する
略円筒状の胴部22bを有しているとともに、その胴部
22bから半径方向外方に張り出して記録媒体ディスク
を軸線方向に支持するディスク載置部22cを備えてお
り、図示上方側から被せるように螺子止めされたクラン
パ(図示省略)の図示上方側押圧力によって、上記記録
媒体ディスクが固定されるようになっている。
【0025】また、上記回転ハブ22の胴部22bの内
周壁面側には、バックヨークを介して環状駆動マグネッ
ト22dが取り付けられている。この環状駆動マグネッ
ト22dの内周面は、前述したステータコア14におけ
る各突極部の外周側端面に対して環状に対向するように
近接配置されているとともに、当該環状駆動マグネット
22dの軸方向下端面は、上述した固定フレーム11側
に取り付けられた磁気吸引板23と軸方向に対面する位
置関係になされており、これら両部材22d,23どう
しの間の磁気的吸引力によって、上述した回転ハブ22
の全体が軸方向に引き付けられ、安定的な回転状態が得
られる構成になされている。
【0026】一方、前記軸受スリーブ13の図示下端側
に設けられた開口部は、カバー13aにより閉塞されて
おり、上述した各ラジアル動圧軸受部RB内の潤滑流体
が外部に漏出しない構成になされている。
【0027】また、上記軸受スリーブ13の図示上端面
と、上述した回転ハブ22の中心側部分における図示下
端面とは、軸方向に近接した状態で対向するように配置
されており、それら軸受スリーブ13の図示上端面と、
回転ハブ22の図示下端面との間のスラスト対向領域S
内の一部に、スラスト動圧軸受部SBが設けられてい
る。すなわち、上記スラスト対向領域Sを構成している
両対向動圧面13,22の少なくとも一方側には、特に
図3に示されているようなへリングボーン形状のスラス
ト動圧発生溝SGが形成されており、そのスラスト動圧
発生溝SGを含む軸方向対向部分がスラスト動圧軸受部
SBになされている。
【0028】このようなスラスト動圧軸受部SBを構成
している軸受スリーブ13の図示上端面側の動圧面と、
それに近接対向する回転ハブ22の図示下端面側の動圧
面とは、数μmの微少隙間を介して軸方向に対向配置さ
れているとともに、その微少隙間からなる軸受空間内
に、オイルや磁性流体やエアー等の潤滑流体が、上述し
たラジアル動圧軸受部RBから連続的に充填されてい
て、回転時に、上述したスラスト動圧発生溝SGのポン
ピング作用によって上記潤滑流体が加圧されて動圧を生
じ、その潤滑流体の動圧によって、前記回転軸21及び
回転ハブ22が、スラスト方向に浮上した非接触状態で
軸支持される構成になされている。
【0029】このとき、上記スラスト動圧軸受部SB
は、前述した軸受スリーブ13の図示上端面と、回転ハ
ブ22の図示下端面との間のスラスト対向領域Sにおい
て、最も外周側に相当する部分に配置されていて、その
スラスト対向領域Sの最外周側部分において、上記スラ
スト動圧軸受部SBを含むスラスト対向領域S内の全体
に存在している潤滑流体を、半径方向内方側に向かって
加圧するポンピング手段を兼用する構成になされてい
る。
【0030】すなわち、上記スラスト動圧軸受部SBに
設けられたへリングボーン形状のスラスト動圧発生溝S
Gは、半径方向外方側の外方溝部SG1と、半径方向内
方側の内方溝部SG2とを、平面略「へ」の字状に連結
した構成になされているが、それらのヘリングボーン形
状をなす両溝部SG1,SG2のうち、外方溝部SG1
における半径方向幅L1は、半径方向内方側の内方溝部
SG2における半径方向幅L2よりも適宜の量だけ長く
形成されていて(L1>L2)、その外方溝部SG1に
よる半径方向内方側(中心側)に向かう加圧力(ポンピ
ング力P1)が、上記内方溝部SG2による半径方向外
側に向かう加圧力(ポンピング力P2)よりも、適宜の
量だけ大きくなるように設定されている(P1>P
2)。
【0031】従って、それら両溝部SG1,SG2によ
る加圧力の差圧(P1−P2)は、中心側に向かう作用
力に設定されており、それによって、前記スラスト動圧
軸受部SBを含むスラスト対向領域S内に存在する潤滑
流体が、半径方向内方側(中心側)に向かって加圧され
ることとなる。このように、本実施形態におけるスラス
ト動圧軸受部SBは、上記スラスト対向領域S内の潤滑
流体を中心側に向かって加圧するポンピング手段を兼用
する構成になされており、そのポンピング手段による加
圧作用力である上記差圧(P1−P2)が、上記スラス
ト対向領域S内であって前記スラスト動圧軸受部SBよ
りも半径方向外方の領域に存在している潤滑流体に回転
時に付加される回転遠心力Fよりも、大きくなるように
設定されている((P1−P2)>F)。
【0032】さらに、上記動圧軸受部材としての軸受ス
リーブ13の最外周壁面には、毛細管シール部24から
なる流体シール部が画成されている。すなわち、この流
体シール部としての毛細管シール部24は、前述したス
ラスト動圧軸受部SBを含む軸方向のスラスト対向領域
Sに対して半径方向外方側から連設されるように設けら
れており、上記前記軸受スリーブ13の外周壁面と、そ
の軸受スリーブ13の外周壁面と半径方向に対向するよ
うに形成された抜け止め部材としてのカウンタープレー
ト25の内周壁面とにより、上記毛細管シール部24が
画成されている。上記カウンタープレート25は、上述
した回転ハブ22に設けられたフランジ部22eに固定
されたリング状部材からなり、当該カウンタープレート
25の内周壁面と、上述した軸受スリーブ13の外周壁
面との間の隙間を、図示下方側の開口部に向かって連続
的に拡大することによって、テーパ状のシール空間を画
成している。そして、上記スラスト動圧軸受部SB内の
潤滑流体が、毛細管シール部24に至るまで連続的に充
填されている。
【0033】またこのとき、上記軸受スリーブ13の図
示上端部分には、半径方向外方側に張り出すようにして
抜止め鍔部13bが設けられており、その抜止め鍔部1
3bの一部が、上述したカウンタープレート25の一部
に対して軸方向に対向するように配置されている。そし
て、これらの両部材13b,25によって、前記回転ハ
ブ22が軸方向に抜け出すことを防止する構成になされ
ている。
【0034】このような構成を有する本実施形態では、
スラスト動圧軸受部SBを含む全スラスト対向領域Sの
外周側部分において、ポンピング手段を兼用するスラス
ト動圧軸受部SBによる半径方向内方側(中心側)に向
かう加圧力(P1−P2)が、常時作用していることと
なり、スラスト動圧軸受部SBを小径化してロストルク
を低減させるように構成した場合などにおいて高速の回
転を行わせたとしても、上記ポンピング手段を兼用する
スラスト動圧軸受部SBの内方側加圧力によって潤滑流
体の外部漏れが確実に防止されるようになっている。
【0035】このとき、特に本実施形態では、スラスト
動圧軸受部SBにおける動圧発生手段を構成しているス
ラスト動圧軸受部SBが、ポンピング手段を兼用するよ
うに設けられていることから、各々を別個に設けた場合
に比して装置構造全体の簡易化が図られるようになって
いる。
【0036】さらに、本実施形態では、ポンピング手段
を兼用するスラスト動圧軸受部SBの動圧発生手段が、
一般的なヘリングボーン形状の動圧発生溝を非対称に成
形するだけで、従来と同等又はそれ以上の軸受性能を確
保しつつ、潤滑流体の外部漏れが良好に防止されるよう
になっている。
【0037】さらに、本実施形態では、スラスト動圧軸
受部SBに付設された流体シール部が、軸受スリーブ1
3の最外周壁面によって画成された毛細管シール部24
からなることから、スラスト動圧軸受部SBから毛細管
シール部24までの間部分に潤滑流体が連続的に充填さ
れることとなり、従って、上記スラスト動圧軸受部SB
に対して潤滑流体が充分に確保される。また、そのスラ
スト動圧軸受部SBから毛細管シール部24に至るまで
の間部分に配置された各抜止め部材が、外部からの衝撃
力などによって他の部材に接触した場合あっても、潤滑
流体の介在によって、焼き付きやカジリなどの発生が良
好に防止されるようになっている。
【0038】一方、上述した実施形態と同一の構成物を
同一の符号で表した図4及び図5に示された実施形態で
は、軸受スリーブ13の図示上端面と、回転ハブ22の
図示下端面との間のスラスト対向領域S内において、ヘ
リングボーン形状の動圧発生溝を備えたスラスト動圧軸
受部SBが、中心側に小径をなすように設けられている
とともに、そのスラスト動圧軸受部SBの半径方向外方
側の領域に、上記スラスト対向領域S内の潤滑流体の外
部流出を防止するためのポンピング手段SPが、前記ス
ラスト動圧軸受部SBとは別個に設けられている。本実
施形態における上記ポンピング手段SPは、スパイラル
形状の動圧発生溝から構成されており、上記スラスト対
向領域Sの最外周部分に配置されている。
【0039】このように本実施形態においては、ポンピ
ング手段SPが、スラスト動圧軸受部SBよりも半径方
向外方側の領域においてスラスト動圧軸受部SBとは別
個に設けられていることから、スラスト動圧軸受部SB
を、よりロストルクが小さい構造としつつ、潤滑流体の
外部漏れが良好に防止されるようになっている。さら
に、従来と同様な構造のスラスト動圧軸受部SBを容易
に形成しつつ、潤滑流体の外部漏れを防止するポンピン
グ手段SPの構成が簡易化されるようになっている。
【0040】また、上述した実施形態と同一の構成物を
同一の符号で表した図6及び図7に示されている実施形
態では、ポンピング手段SPのみが設けられており、そ
のポンピング手段SPが、スラスト動圧軸受部の動圧発
生手段を兼用するように構成されている。すなわち、上
記ポンピング手段SPは、スパイラル形状の動圧発生溝
から形成されており、当該スパイラル形状の動圧発生溝
による内方側(中心側)への加圧力(ポンピング力)に
よって、スラスト軸受用の浮上用動圧と、潤滑流体の外
部漏れを防止するための動圧とを、同時に得るようにし
ている。
【0041】このような実施形態によれば、極めて簡易
で低コストな構造の動圧軸受装置によって、潤滑流体に
スラスト浮上用の動圧を発生させつつ、当該潤滑流体の
外部漏れが良好に防止されるようになっていて、各々の
動圧発生手段を別個に設けた場合に比して構造の簡易化
が図られるようになっている。
【0042】以上、本発明者によってなされた発明を実
施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実
施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形可能であるというのは言うまでもな
い。
【0043】例えば、上述した各実施形態は、HDDス
ピンドルモータに対して本発明を適用したものである
が、その他の多種多様な動圧軸受装置に対して本発明は
同様に適用することができるものである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
動圧軸受装置は、動圧軸受部材と回転部材とのスラスト
対向領域における外周側部分に、当該スラスト対向領域
内の潤滑流体を、半径方向内方側に向かって回転遠心力
より大きな力で加圧するポンピング手段を設け、スラス
ト動圧軸受部を含む全スラスト対向領域の外周側部分に
おいて、上記ポンピング手段による半径方向内方側(中
心側)に向かう加圧力を常時作用させたものであるか
ら、スラスト動圧軸受部を小径化してロストルクを低減
させるように構成した場合などにおいて高速の回転を行
わせたとしても、簡易な構成のポンピング手段の内方側
加圧力によって、潤滑流体の外部漏れを確実に防止する
ことができ、装置の小型化・薄型化を図りつつ動圧軸受
装置の信頼性を向上させることができる。
【0045】また、請求項2にかかる動圧軸受装置は、
上記請求項1におけるポンピング手段をスラスト動圧軸
受部とは別個に設けて、スラスト動圧軸受部の性能を向
上させつつ、潤滑流体の外部漏れを良好に防止するよう
にしたものであるから、上述した効果を確実に得ること
ができる。
【0046】さらに、請求項3にかかる動圧軸受装置
は、上記請求項2におけるスラスト動圧軸受部の動圧発
生手段をヘリングボーン形状の動圧発生溝から構成する
とともに、ポンピング手段をスパイラル形状の動圧発生
溝から構成して、従来と同様な構造のスラスト動圧軸受
部を容易に形成しつつ、潤滑流体の外部漏れを防止する
ポンピング手段の構成を簡易化可能としたものであるか
ら、上述した効果に加えて生産性の向上を図ることがで
きる。
【0047】さらにまた、請求項4にかかる動圧軸受装
置は、上記請求項1におけるスラスト動圧軸受部の動圧
発生手段を、ポンピング手段を兼用するように設けて、
全体の構造を簡易化するようにしたものであるから、上
述した効果に加えて生産性を一層向上させることができ
る。
【0048】一方、請求項5にかかる動圧軸受装置は、
上記請求項4におけるポンピング手段を兼用するスラス
ト動圧軸受部の動圧発生手段をヘリングボーン形状の動
圧発生溝から構成し、そのヘリングボーン形状の動圧発
生溝における半径方向外方側の溝部の幅を、半径方向内
方側の溝部の幅よりも大きく形成して、一般的なヘリン
グボーン形状の動圧発生溝を非対称に成形するだけで、
従来と同等又はそれ以上の軸受性能を確保しつつ、潤滑
流体の外部漏れを良好に防止するようにしたものである
から、上述した効果に加えて生産性の向上を図ることが
できる。
【0049】また、請求項6にかかる動圧軸受装置は、
上記請求項1におけるポンピング手段をスパイラル形状
の動圧発生溝として、スラスト動圧軸受部を兼用する構
成とし、極めて簡易で低コストな構造の動圧軸受装置に
よって潤滑流体にスラスト浮上用の動圧を発生させつ
つ、潤滑流体の外部漏れを良好に防止したものであるか
ら、上述した効果に加えて生産性を一層向上させること
ができる。
【0050】さらに、請求項7にかかる動圧軸受装置
は、上記請求項1における流体シール部を、動圧軸受部
材の外周壁面によって画成した毛細管シール部から構成
したことによって、スラスト動圧軸受部に対する潤滑流
体を充分に確保しつつ、そのスラスト動圧軸受部から毛
細管シール部までの間部分における部材どうしの接触に
よって焼き付きやカジリなどが発生しないように構成し
たものであるから、上述した効果に加えて、動圧軸受装
置の寿命性及び信頼性を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる動圧軸受装置を備えた軸回転型
のHDD用スピンドルモータの概要を表した縦断面説明
図である。
【図2】図1に示されたHDD用スピンドルモータに用
いられている動圧軸受装置を拡大して表した縦断面説明
図である。
【図3】図2に示された動圧軸受部に設けられたスラス
ト動圧発生溝の形状を表した平面説明図である。
【図4】本発明の他の実施形態における動圧軸受装置の
スラスト動圧軸受部を拡大して表した縦断面説明図であ
る。
【図5】図4に示されたスラスト動圧軸受部に設けられ
た動圧発生溝の形状を表した平面説明図である。
【図6】本発明の更に他の実施形態における動圧軸受装
置のスラスト動圧軸受部を拡大して表した縦断面説明図
である。
【図7】図6に示されたスラスト動圧軸受部に設けられ
た動圧発生溝の形状を表した平面説明図である。
【図8】従来の動圧軸受装置におけるスラスト動圧軸受
部を拡大して表した縦断面説明図である。
【図9】図8に示されたスラスト動圧軸受部に設けられ
た動圧発生溝の形状を表した平面説明図である。
【符号の説明】
13 軸受スリーブ(軸受部材) 13b 抜止め鍔部 21 回転軸 22 回転ハブ(回転部材) 24 毛細管シール部(流体シール部) 25 カウンタープレート RB ラジアル動圧軸受部 S スラスト対向領域 SG スラスト動圧発生溝 SB スラスト動圧軸受部 SG1 外方溝部 SG2 内方溝部 SP ポンピング手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動圧発生手段により潤滑流体を加圧して
    動圧を発生させ、その潤滑流体に発生した動圧によって
    回転軸を支持するようにした動圧軸受部材を備えている
    とともに、 上記動圧軸受部材の軸方向端面と、上記回転軸とともに
    一体回転する回転部材の軸方向端面とが軸方向に対向し
    て形成されたスラスト対向領域に、スラスト動圧軸受部
    が設けられ、かつ上記スラスト動圧軸受部の半径方向外
    方側の上記スラスト対向領域に連続する部位に、上記ス
    ラスト動圧軸受部の内部側の潤滑流体の外部流出を防止
    する流体シール部が設けられた動圧軸受装置において、 上記動圧軸受部材の軸方向端面と、前記回転部材の軸方
    向端面とのスラスト対向領域における外周側部分には、
    当該スラスト対向領域内の潤滑流体を半径方向内方側に
    向かって加圧するポンピング手段が設けられ、 そのポンピング手段は、上記スラスト対向領域内の潤滑
    流体に対して回転時に付加される回転遠心力より大きな
    内方側加圧力を発生する構成になされていることを特徴
    とする動圧軸受装置。
  2. 【請求項2】 前記ポンピング手段が、前記スラスト動
    圧軸受部とは別個に設けられ、 当該ポンピング手段が、上記スラスト動圧軸受部よりも
    半径方向外方側の領域に配置されていることを特徴とす
    る請求項1記載の動圧軸受装置。
  3. 【請求項3】 前記スラスト動圧軸受部の動圧発生手段
    が、ヘリングボーン形状の動圧発生溝から構成されてい
    るとともに、 前記ポンピング手段が、スパイラル形状の動圧発生溝か
    ら構成されていることを特徴とする請求項2記載の動圧
    軸受装置。
  4. 【請求項4】 前記スラスト動圧軸受部の動圧発生手段
    が、前記ポンピング手段を兼用するように設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の動圧軸受装置。
  5. 【請求項5】 前記ポンピング手段を兼用するスラスト
    動圧軸受部の動圧発生手段が、半径方向外方側の溝部と
    半径方向内方側の溝部とからなるヘリングボーン形状の
    動圧発生溝からなり、 そのヘリングボーン形状の動圧発生溝における半径方向
    外方側の溝部の半径方向幅が、半径方向内方側の溝部の
    半径方向幅よりも大きく形成されていることを特徴とす
    る請求項4記載の動圧軸受装置。
  6. 【請求項6】 前記ポンピング手段が、スパイラル形状
    の動圧発生溝からなり、 当該ポンピング手段によって、前記スラスト動圧軸受部
    における動圧発生手段を兼用するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の動圧軸受装置。
  7. 【請求項7】 前記流体シール部が、前記動圧軸受部材
    の外周壁面によって画成された毛細管シール部からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の動圧軸受装置。
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