JP2003146853A - 真珠光沢を有する洗浄剤組成物および分散性良好な真珠光沢濃縮物 - Google Patents
真珠光沢を有する洗浄剤組成物および分散性良好な真珠光沢濃縮物Info
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Abstract
面活性剤を主剤として含有する洗浄剤組成物およびN−
アシルアミノ酸系界面活性剤を溶媒主剤とした混合特性
に優れる着色安定性の良好な真珠光沢濃縮物を提供す
る。 【解決手段】 (A)N−アシル中性アミノ酸塩、
(B)る脂肪酸グリコールエステル、(C)水溶性無機
塩、および(D)水を必須成分として含有することを特
徴とする真珠光沢を有する洗浄剤組成物および真珠光沢
濃縮物。
Description
洗浄剤組成物および分散性に優れる真珠光沢濃縮物に関
する。
に、常温では外相に溶解しない固形油剤を特定の形状に
析出するように製造方法と洗浄剤組成物をコントロール
してパールのような光沢を出現させることは従来より良
く行われている。また、固形油脂として脂肪酸グリコー
ルエステル類が多く使用されている。
を使用し、真珠光沢を付与する方法としては、(1)配
合組成物内に脂肪酸グリコールエステルを配合し真珠光
沢を出現せしめる方法、(2)あらかじめ真珠光沢を得
やすい条件で脂肪酸グリコールエステルの濃縮真珠光沢
溶液或いはペーストを作成しておき、配合組成物に脂肪
酸グリコールエステルの融点未満で混合して配合組成物
に真珠光沢を付与する方法、がある。
は、そのまま液体洗浄剤組成物とする場合が多く、液体
洗浄剤としての機能も同時に求められ脂肪酸グリコール
エステルの配合量は0.5〜5.0重量%程度とするの
が通常である。真珠光沢の出現を支配する因子はほとん
どその処方組みに係わっている特徴を有するが、一旦真
珠光沢を有するとその安定性に優れる一面を有する。
安全でありかつ独特な使用感を有することから、近年洗
浄剤組成物によく用いられようになっている。しかし、
N−アシルアミノ酸系界面活性剤を洗浄剤組成物に配合
すると、パール光沢剤として常用されている脂肪酸グリ
コールエステルの結晶析出のコントロールが困難にな
る。N−アシルアミノ酸系界面活性剤を主剤とした洗浄
剤組成物では、上記(1)の方法による手法では、その
条件の選択に係わらず、真珠光沢の無い白濁した洗浄剤
になり、場合によっては脂肪酸グリコールエステルが分
離する事態が発生する。
ない真珠光沢組成物に関しては、多くの技術が報告され
てきた。これらの開示された技術により濃縮真珠光沢液
を調製して、前記(2)の方法により、N−アシルアミ
ノ酸系界面活性剤を含有する洗浄剤組成物に真珠光沢を
付与することが可能である。しかしながら前記(2)の
方法で付与した真珠光沢は、一般的に不安定な場合が多
く、さらに製造した真珠光沢含有洗浄剤組成物がパール
光沢剤の融点以上の温度にさらされると真珠光沢を失っ
てしまうなどの欠点があった。
を含有する洗浄剤処方に前記(1)の方法による安定な
真珠光沢を付与する技術の開発が望まれていた。
含有しない真珠光沢組成物に関しては、多くの技術が報
告されている。例えば、特公昭47−804 号公報に、液状
またはペースト状製品を混濁するためのパール光沢形成
剤が開示されており、その組成は脂肪酸グリコールエス
テルと脂肪酸モノアルキロールアミドを含有するもので
ある。しかしながら、この組成であるとパール光沢形成
剤の粘度が高くなり、結晶粒径がばらつき、結晶形も不
均一なものとなり、光沢品質が悪く、分散性が悪くな
る。そのためあらかじめ、多量の水等で希釈することが
必要となり、高濃度の光沢形成剤が得られない欠点を有
する。
様光沢剤の製造法が開示されており、上記の不具合を解
消して高濃度の光沢剤を得るために、脂肪酸グリコール
エステルと脂肪酸ジアルキロールアミドとを加熱熔融し
た後、冷却しながら脂肪酸グリコールエステルの融点以
下の温度で水を添加する方法の記載がある。しかし、当
該方法では、融点以上では水が漆加されておらず実質的
に無水状態であり、これを冷却した後に水に添加するた
め、結晶粒径がばらつき、結晶形も不均一なものとな
り、光沢品質の悪いものとなる。
57−156410号公報には、高濃度パール剤分散液の製造方
法が開示されているが、パール化剤に対する脂肪酸ジエ
タノールアミドの添加量が多くなるため、高濃度にする
程脂肪酸ジエタノールアミドの量が多くなり、利用範囲
が制限される。また、この組成では結晶粒径がばらつ
き、結晶形も不均一なものとなる。
ノールアミドと両性界面活性剤および/または非イオン
性界面活性剤を特定の比率で混合し、低粘度の真珠光沢
分散剤を得ることが出来ると開示している。
構成要件に脂肪酸アルカノールアミド類を含有してい
る。脂肪酸アルカノールアミドは脂肪酸グリコールエス
テルのパール化において優れた溶剤となり得るが、その
製造履歴および経時変化により着色するなどの問題が発
生する場合があり、脂肪酸アルカノールアミドを含有せ
ず、洗浄剤組成物に混合しやすく、洗浄剤組成物の性能
に影響を与えない濃縮真珠光沢組成物の開発が望まれて
いた。
課題を解決すべく、真珠光沢を付与したN−アシルアミ
ノ酸系界面活性剤を主剤として含有する洗浄剤組成物お
よびN−アシルアミノ酸系界面活性剤を溶媒主剤とした
混合特性に優れる着色安定性の良好な真珠光沢濃縮物を
提供することにある。
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、N−アシルア
ミノ酸系界面活性剤と水溶性無機塩からなる配合物中で
脂肪酸グリコールエステル類を析出させると意外にも極
めて容易に真珠光沢が得られることを見出し本発明を完
成するに至った。
ル基、アルケニル基を示し、R2 は水素原子またはメチ
ル基、エチル基を示し、pは1または2の数、M1 は水
素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカノー
ルアミン、塩基性アミノ酸を示し、q はM1 の荷電数を
示す。]で示されるN−アシル中性アミノ酸塩、(B)
一般式(2)
ルキル基、アルケニル基を示し、mは1乃至は3の数を
示し、Aは水素原子またはR3 CO基を表す。]で示さ
れる脂肪酸グリコールエステル、(C)水溶性無機塩、
および(D)水を必須成分として含有することを特徴と
する真珠光沢を有する洗浄剤組成物および分散性良好な
真珠光沢濃縮物に関するものである。
成物および分散性良好な真珠光沢濃縮物における第一成
分は前記一般式(1)で示されるN−アシルアミノ酸型
界面活性剤である。
界面活性剤において、R2 は水素原子、メチル基、エチ
ル基から選ばれるが、R2 が水素原子およびエチル基の
場合真珠光沢を有する洗浄剤組成物および分散性良好な
真珠光沢濃縮物が低温時ペースト化するなどの問題点お
よび流通上の入手の容易性より、R2 がメチル基である
事が好ましい。
ミノ酸型界面活性剤の好適例としては、N−ラウロイル
−β−アラニン、N−ラウロイル−N−メチル−β−ア
ラニン、N−ラウロイルサルコシン、N−ラウロイルグ
リシン、N−ミリストイル−β−アラニン、N−ミリス
トイル−N−メチル−β−アラニン、N−ミリストイル
サルコシン、N−ミリストイルグリシンN−ヤシ脂肪酸
−β−アラニン、N−ヤシ脂肪酸−N−メチル−β−ア
ラニン、N−ヤシ脂肪酸サルコシン、N−ヤシ脂肪酸グ
リシン等のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アル
カノールアミン塩、塩基性アミノ酸塩および各種酸の混
合物らが挙げられる。
よび分散性良好な真珠光沢濃縮物における第二成分は前
記一般式(2)で示される脂肪酸グリコールエステルで
ある。
は、真珠光沢を発現させる溶液中に分散した結晶とな
る。これらのパール結晶の条件としては界面活性剤を含
有する洗浄剤組成物中で室温下でほぼ難溶性であり、高
温での安定性の面から融点が50℃以上の結晶性脂肪酸
グリコールエステルであり、昇温した場合には均一系に
なる物がより望ましい。
ると、モノステアリン酸エチレングリコール、モノパル
ミチン酸エチレングリコール、モノイソステアリン酸エ
チレングリコール、ジステアリン酸エチレングリコー
ル、ステアリン酸パルミチン酸エチレングリコール、モ
ノステアリン酸ジエチレングリコール、モノパルミチン
酸ジエチレングリコール、モノイソステアリン酸ジエチ
レングリコール、ジステアリン酸ジエチレングリコール
等が挙げられるが特にジステアリン酸エチレングリコー
ルが好ましい。
よび分散性良好な真珠光沢濃縮物における第三成分は水
溶性無機塩である。水溶性無機塩としては、例えばナト
リウムイオン、カリウムイオン、アンモニウムイオンか
らなる一価の陽イオンおよび/または、マグネシウムイ
オン、カルシウムイオンからなる二価の陽イオンと、塩
素イオン、硫酸イオン、リン酸イオン、炭酸イオン、硝
酸イオンからなる陰イオンから形成される塩の少なくと
も1種を挙げることができる。好適例を示すと、NaC
l、Na2 CO3 、Na2 SO4 、NaHSO4 、Na
3 PO4 、Na 2 HPO4 、KCl、K2 SO4 、KH
SO4 、K3 PO4 、K2 HPO4 、KH2 PO4 、M
gCl2 、CaCl2 、(NH4 )2 SO4 、(NH
4 )3 PO 4 、MgSO4 等が挙げられるが、塩化ナト
リウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、硫酸マグ
ネシウムがの点でより好ましい。
よび分散性良好な真珠光沢濃縮物における第四成分は、
水である。通常の真珠光沢付与された洗浄剤組成物であ
れば水のみで本発明を実施可能であるが、組成物の撹拌
流動性性を上昇させるために、多価アルコールを併用し
たほうが好ましい。
ステルの含有量を組成物の10重量%以上に配合した濃
縮真珠光沢液を製造する場合は、撹拌流動性を上昇させ
るために多価アルコールと水を併用した溶媒の中で行う
ことが好ましい。
は、炭素原子数2〜6個を含有し、水酸基を2個以上含
有するものが好ましく、好適例を示せば、グリセリン、
1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール等が挙げられる。
混合比率は水100重量部に対して多価アルコール12
0重量部以下であることが好ましく、より好ましくは5
〜20重量部の比率で混合することが好ましい。
に述べる。
ミノ酸型界面活性剤は組成物全体の10〜30重量%で
あることが好ましい。より好ましくは15〜25重量%
である。N−アシルアミノ酸型界面活性剤の含有量が1
0%を下回ると、真珠光沢を発生しない、脂肪酸グリコ
ールエステルの分散安定性が悪くなり、分離する事もあ
るため好ましくなく、30重量%を超えて配合されると
ゲル化する事もあり好ましくない。
エステルの配合量は0.5重量%〜25重量%であるこ
とが好ましい。
体洗浄剤組成物として使用する場合は、0.5〜5.0
重量%であることがより好ましい。脂肪酸グリコールエ
ステルの含量が0.5重量%を下回ると真珠光沢が弱く
なり好ましくなく、5.0重量%を超えて配合した場合
真珠光沢には影響無いが、液体洗浄剤組成物の起泡力を
著しく低下させる場合があり好ましくない。
沢組成物として製造し、他の液体洗浄剤処方に濃縮真珠
光沢組成物を分散させて使用する場合は、脂肪酸グリコ
ールエステルの含有量は5.0〜25重量%が好まし
い。25重量%より多くの脂肪酸グリコールエステルを
配合すると真珠光沢濃縮液が部分的にゲル化或いは固化
するなどの問題が発生して他の液体洗浄剤処方に濃縮真
珠光沢組成物を分散させる際困難となるため好ましくな
い。
合量は、1.5重量%〜15重量%であることが好まし
い。使用する水溶性無機塩が一価の陽イオンを含有する
場合は3〜15重量%が好ましく、二価の陽イオンを含
有する場合は1.5重量%〜10重量%であることがよ
り好ましい。水溶性無機塩の配合量が1.5重量%を下
回ると真珠光沢は出現せず、15重量%を超えて配合し
た場合は、本発明による真珠光沢組成物をそのまま液体
洗浄剤組成物として使用する場合には起泡安定性が悪化
するなどの問題が発生し、真珠光沢濃縮液として使用す
る場合は組成物の粘度が上昇し、他の液体洗浄剤処方に
濃縮真珠光沢組成物を分散させる際困難となるため好ま
しくない。
して後、これを他の洗浄剤成分を含有する液体洗浄剤組
成物に希釈して真珠光沢含有液体洗浄剤を製造する際、
従来の濃縮パール化剤が多量の脂肪酸アルカノールアミ
ド等のノニオンを含有している為、濃縮真珠光沢組成物
の分散性に問題があったが、本発明による濃縮真珠光沢
組成物は、その必須成分にノニオン類を含有しせず、濃
縮溶液がその固形分含量に比較して非常に低粘度に調整
されるため、室温による分散も可能であり、本発明によ
る濃縮真珠光沢組成物は、容易に分散し得る特徴を有す
る。
び分散性良好な真珠光沢濃縮物には脂肪酸グリコールエ
ステル類の溶解性を挙げる目的で両性界面活性剤および
/または双性界面活性剤を配合することが出来る。特に
好ましい両性界面活性剤および双性界面活性剤は、下記
一般式(3)で示される構造を有する界面活性剤であ
る。
キル基、アルケニル基を示し、R5 は水素原子、メチル
基、エチル基、ヒドロキシエチル基を示し、R6 は水酸
基を含んで良い炭素数1〜3のアルキル基を示し、sは
1〜3の数、tは1または0を示し、Xはカルボアニオ
ン(COO- )またはサルフェート型アニオン(S
O3 -)を示す。] 好適例を示せば、ラウリルジメチル酢酸ベタイン、ラウ
ロイルアミドジメチル酢酸ベタイン、ラウリルジメチル
ヒドロキシスルホベタイン、ラウロイルアミドヒドロキ
シスルホベタイン等が挙げられる。
体洗浄剤組成物として使用する場合は、真珠光沢出現を
妨害しない範囲でアニオン性、非イオン性、半極性界面
活性剤および通常洗浄剤あるいは化粧品に用いられる他
の成分、例えば、動物、植物、魚貝類、微生物由来の抽
出物、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水
素、高級アルコール、エステル類、シリコーン、保湿
剤、水溶性高分子、被膜剤、紫外線吸収剤、消炎剤、金
属封鎖剤、低級アルコール、糖類、アミノ酸類、有機ア
ミン類、合成樹脂エマルジョン、pH 調整剤、皮膚栄養
剤、ビタミン類、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料、な
どを必要に応じて1種または2種以上用いてもよい。
細に説明する。
施例1〜6に示す。比較例3以外は、下記表1の比率に
従って真珠光沢含有洗浄剤組成物を配合し、80℃まで
加熱した後20℃まで撹拌下冷却し評価サンプルを作成
した。
「アルポールPA」、ライオン(株)製)以外の成分を
80℃に加熱して溶解させた後40℃まで冷却して市販
濃縮真珠光沢液を分散させて20℃まで冷却させた。
を標準に以下の評価を行った。
ぜた際、ガラス棒の軌跡を真珠光沢結晶のオリエンテー
ションによる筋が付き、比較例2に比較して真珠光沢が
優秀である。 ○ 時計皿にサンプルを入れ、サンプルをガラス棒で混
ぜた際、ガラス棒の軌跡を真珠光沢結晶のオリエンテー
ションによる筋が付き、比較例2と同等の真珠光沢であ
る。 × 時計皿にサンプルを入れ、サンプルをガラス棒で混
ぜた際、ガラス棒の軌跡を真珠光沢結晶のオリエンテー
ションによる筋が付かない。
5℃まで冷却してサンプルの状態を観察した。 ○ 変化無し。 × 分離、或いは析出が発生する。
℃まで冷却した後のサンプルの状態を同処理を行った比
較例2のサンプルを標準に以下の評価を行った。 ◎ 時計皿にサンプルを入れ、サンプルをガラス棒で混
ぜた際、ガラス棒の軌跡を真珠光沢結晶のオリエンテー
ションによる筋が付き、比較例2に比較して真珠光沢が
優秀である。 ○ 時計皿にサンプルを入れ、サンプルをガラス棒で混
ぜた際、ガラス棒の軌跡を真珠光沢結晶のオリエンテー
ションによる筋が付き、比較例2と同等の真珠光沢であ
る。 × 時計皿にサンプルを入れ、サンプルをガラス棒で混
ぜた際、ガラス棒の軌跡を真珠光沢結晶のオリエンテー
ションによる筋が付かない。
号である。 ALE N−ラウロイル−N−メチル−βアラニンナ
トリウム塩 SLE N−ラウロイルサルコシンナトリウム塩 SLES ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナ
トリウム塩 18EG18 エチレングリコールジステアリン酸エス
テル
ルアミノ酸系界面活性剤を主剤としたサンプルでエチレ
ングリコールジステアリン酸エステルを真珠光沢様に析
出させるためには、水溶性無機塩が必須成分となる。市
販濃縮真珠光沢液を使用した比較例3の場合、サンプル
作成直後は、良好な真珠光沢を有するが、熱安定性は悪
く、再析出性が悪い。この事は流通に載った商品が真夏
の倉庫等に保存された場合、真珠光沢が失われることを
意味し、商品設計上好ましくない。
組成物として使用する場合、真珠光沢出現に影響を与え
ない範囲で他の活性剤、添加剤を併用する事が可能であ
る。それらの例を以下に記載する。以下の処方は真珠光
沢性能、安定性、再析出性が良好である。
加熱して10分保持した後、20℃まで撹拌下冷却し
た。真珠光沢性能:◎、安定性:○、再析出性:◎であ
った。
加熱して10分保持した後、20℃まで撹拌下冷却し
た。真珠光沢性能:◎、安定性:○、再析出性:◎であ
った。
加熱して10分保持した後、20℃まで撹拌下冷却し
た。真珠光沢性能:◎、安定性:○、再析出性:◎であ
った。
す。下記表2の比率に従って、各配合成分を真空乳化機
に仕込み、冷却水を流しながら、配合液が脱泡されるま
で減圧した後、密封し、攪拌下80℃まで昇温し、30
分間80℃保持後、攪拌下40℃まで冷却して後、系を
開放して常圧に戻し各サンプルを取り上げた。
性能評価を行った。
共栓付試験管に製造例1の液体洗浄剤組成物90gに対
して各サンプル10gを試験管壁面に付着しないように
静かに添加し、室温下、5秒間隔で180°転倒し、3
60°転倒した時を1回とカウントする。
までのカウント数を3回測定し、その平均転倒数により
以下の評価を行う。 ◎ 転倒回数1回〜5回で分散終了 ○ 転倒回数6回〜10回で分散終了 × 転倒回数11回以上で分散終了 (製造例1) N−ラウロイルサルコシンナトリウム液・30%溶液 35.0% ラウリン酸アミドプロピルベタイン・30%溶液 15.0% POP(1)ヤシ油脂肪酸モノイソプロパノールアミド 3.0% ラウロイル加水分解シルクナトリウム液・20%溶液 20.0% 硫酸マグネシウム 2.0% カチオン化セルロース 0.25% 精製水 100%とする量分散後の真珠光沢性能 分散性試験に供したサンプルの真珠光沢を表1の比較例
2で得られたサンプルを基準に以下評価を行った ◎ 時計皿にサンプルを入れ、サンプルをガラス棒で混
ぜた際、ガラス棒の軌跡を真珠光沢結晶のオリエンテー
ションによる筋が付き、比較例2に比較して真珠光沢が
優秀である。 ○ 時計皿にサンプルを入れ、サンプルをガラス棒で混
ぜた際、ガラス棒の軌跡を真珠光沢結晶のオリエンテー
ションによる筋が付き、比較例2と同等の真珠光沢であ
る。 × 時計皿にサンプルを入れ、サンプルをガラス棒で混
ぜた際、ガラス棒の軌跡を真珠光沢結晶のオリエンテー
ションによる筋が付かない。
る。 ALE N−ラウロイル−N−メチル−βアラニンナ
トリウム塩 18EG18 エチレングリコールジステアリン酸エス
テル LPB−R ラウリン酸アミドプロピル酢酸ベタイン
(RO膜処理、脱塩品)
沢組成物は、完成時の外観が液状ないしペースト状であ
るが、ノニオン系の活性剤中での濃縮真珠光沢組成物に
比較して容易に分散しやすい性質を有する。また微量の
両性界面活性剤を添加することにより、真珠光沢性能を
上げることが出来る。
は、N−アシルアミノ酸系界面活性剤を主材とするもの
であるが、真珠光沢性能、安定性、再析出性等に優れた
真珠光沢を有するものである。
アルカノールアミドを含有せず、洗浄剤組成物に混合し
やすく、洗浄剤組成物の性能に影響を与えないという効
果を有するものである。
Claims (6)
- 【請求項1】(A)一般式(1) 【化1】 [但し式中R1 は炭素数7〜19のアルキル基、アルケ
ニル基を示し、R2 は水素原子またはメチル基、エチル
基を示し、pは1または2の数、M1 は水素原子、アル
カリ金属、アルカリ土類金属、アルカノールアミン、塩
基性アミノ酸を示し、q はM1 の荷電数を示す。]で示
されるN−アシル中性アミノ酸塩、(B)一般式(2) 【化2】 [但し、式中R3 は炭素数15〜21のアルキル基、ア
ルケニル基を示し、mは1乃至3の数を示し、Aは水素
原子またはR3 CO基を表す。]で示される脂肪酸グリ
コールエステル、(C)水溶性無機塩、および(D)水
を必須成分として含有することを特徴とする真珠光沢を
有する洗浄剤組成物。 - 【請求項2】 さらに多価アルコールを含むことを特徴
とする請求項1に記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項3】 さらに一般式(3) 【化3】 [但し、式中R4 は炭素数7〜19のアルキル基、アル
ケニル基を示し、R5 は水素原子、メチル基、エチル
基、ヒドロキシエチル基を示し、R6 は水酸基を含んで
良い炭素数1〜3のアルキル基を示し、sは1〜3の
数、tは1または0を示し、Xはカルボアニオン(CO
O- )またはサルフェート型アニオン(SO3 -)を示
す。]で示される両性および/または双性界面活性剤を
含有することを特徴とする請求項1または請求項2に記
載の洗浄剤組成物。 - 【請求項4】(A)一般式(1) 【化4】 [但し式中R1 は炭素数7〜19のアルキル基、アルケ
ニル基を示し、R2 は水素原子またはメチル基、エチル
基を示し、pは1または2の数、M1 は水素原子、アル
カリ金属、アルカリ土類金属、アルカノールアミン、塩
基性アミノ酸を示し、q はM1 の荷電数を示す。]で示
されるN−アシル中性アミノ酸塩、(B)一般式(2) 【化5】 [但し、式中R3 は炭素数15〜21のアルキル基、ア
ルケニル基を示し、mは1乃至は3の数を示し、Aは水
素原子またはR3 CO基を表す。]で示される脂肪酸グ
リコールエステル、(C)水溶性無機塩、および(D)
水を必須成分として含有することを特徴とする分散性良
好な真珠光沢濃縮物。 - 【請求項5】 さらに多価アルコールを含むことを特徴
とする請求項4に記載の真珠光沢濃縮物。 - 【請求項6】 さらに一般式(3) 【化6】 [但し、式中R4 は炭素数7〜19のアルキル基、アル
ケニル基を示し、R5 は水素原子、メチル基、エチル
基、ヒドロキシエチル基を示し、R6 は水酸基を含んで
良い炭素数1〜3のアルキル基を示し、sは1〜3の
数、tは1または0を示し、Xはカルボアニオン(CO
O- )またはサルフェート型アニオン(SO3 -)を示
す。]で示される両性および/または双性界面活性剤を
含有することを特徴とする請求項4または請求項5に記
載の真珠光沢濃縮物。
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JP2001347327A JP4173962B2 (ja) | 2001-11-13 | 2001-11-13 | 真珠光沢を有する洗浄剤組成物および分散性良好な真珠光沢濃縮物 |
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Cited By (9)
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