JP2003146830A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP2003146830A
JP2003146830A JP2001342821A JP2001342821A JP2003146830A JP 2003146830 A JP2003146830 A JP 2003146830A JP 2001342821 A JP2001342821 A JP 2001342821A JP 2001342821 A JP2001342821 A JP 2001342821A JP 2003146830 A JP2003146830 A JP 2003146830A
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polyglutamic acid
radiation
cosmetic
acid
polyamino
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Tsutomu Okada
勉 岡田
Makoto Taniguchi
谷口  誠
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一種のポリアミノ酸を加工することによ
り、保湿性と弾力性の両作用を発現させ、成分組成が単
純で、しかも価格が手頃な化粧料を提供する。 【解決手段】 本発明に係る化粧料は、ポリアミノ酸又
はポリアミノ酸塩の放射線架橋体を配合することを特徴
とする。特に、前記ポリアミノ酸がγ―ポリグルタミン
酸であり、前記ポリアミノ酸塩がγ―ポリグルタミン酸
塩である化粧料を提案する。放射線架橋することによ
り、網目構造の中に多数の袋状の内部空間が形成され、
この内部空間内に多量の水を吸水保持できるから、保湿
性が格段に増強され、しかも吸水性によって皮膚表面に
弾力性を付与できる画期的な化粧料を実現できる。しか
も単一種のポリアミノ酸を放射線架橋させることにより
保湿性と弾力性の両者を具有させることができるから、
優れた化粧料を安価に提供できる利点を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアミノ酸又は
ポリアミノ酸塩の放射線架橋体を配合した化粧料に関
し、更に詳細には、特にγ―ポリグルタミン酸又はγ―
ポリグルタミン酸塩の放射線架橋体を配合して皮膚や毛
髪に対し保湿作用と弾力作用を発現させ、美肌効果や美
髪効果を発揮する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、皮膚や毛髪を若々しく保持する
には、皮膚や毛髪に水分を保湿させておくことが重要と
考えられている。元来、皮膚の角質層の中には、NMF
(Natural Moisturing Factor:自然保湿因子)と呼ば
れる吸湿物質が存在し、このNMFが皮膚の保湿作用を
行なっている。同様に、毛髪にもキューティクルの間に
CMC(Cell Membrane Complex)と呼ばれる毛髪細胞
膜複合体が存在して、毛髪の状態を整えている。また、
天然エモリエント成分としての皮脂が表皮からの水分蒸
発を抑制して前記天然保湿剤の作用を強化している。
【0003】従って、皮膚用化粧品や毛髪用化粧品など
の化粧料は、これらの自然の保湿機構をモデルにして設
計されている。つまり、化粧料の中では、表皮や角質層
の水分を保留させる保湿剤や、角質層の水分の蒸発を抑
制するエモリエント剤が大きな役割を果たしている。
【0004】従来用いられてきた保湿剤としては、グリ
セリンやソルビトール、真皮成分のヒアルロン酸塩・コ
ンドロイチン硫酸塩などの天然素材、ポリエチレングリ
コールやポリプロピレングリコール等の化学合成物質が
数%〜数十%の分量で配合されていた。
【0005】また、エモリエント剤としては、皮脂に近
い組成を有する油分が用いられたり、抱水性のある油脂
としてラノリン、スクアラン、レシチン合成エステルな
どが使用されてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年になっ
て、アミノ酸を化粧品の保湿成分として利用する技術開
発が進展している。アミノ酸は身体を構成するタンパク
質の成分であり、皮膚や毛髪との相性が極めて良好で安
全な成分である。
【0007】例えば、表皮の細胞が死んで角質層になる
ときに、細胞内のタンパク質が分解してアミノ酸にな
り、このアミノ酸が角質層の保湿因子として機能するこ
とが知られるようになった。また、アミノ酸が毛髪のキ
ューティクルの保湿成分として作用していることも分っ
てきた。
【0008】そこで、アミノ酸を配合した化粧料などが
開発されるに到った。特開平8−217656号は糖類
結合ポリアミノ酸を含有する化粧料を開示している。特
開平10−298058号はポリ酸性アミノ酸を含有し
た浴用剤を開示している。これらはポリアミノ酸の保湿
性に着眼して、肌の保湿効果や肌荒れ防止効果や肌なめ
らか効果を目的としたものである。
【0009】また、特開2001−34217は一種以
上のアミノ酸類と納豆エキスを配合した皮膚外用剤を開
示し、特開2000−34219は一種以上のムコ多糖
類と納豆エキスを配合した皮膚外用剤を開示している。
これらの発明は、アミノ酸やムコ多糖類の保湿作用に加
えて、納豆エキスの弾力性を付加したものである。
【0010】納豆エキスは、納豆の粘稠成分をエタノー
ル抽出した液で、γ―ポリグルタミン酸を主成分とする
天然エキスである。グルタミン酸もアミノ酸の一種であ
るが、その粘稠性により皮膚に弾力感を与える特性があ
り、しかも天然成分であるから極めて安全な化粧料であ
る。
【0011】このように、最近の化粧料は、ポリアミノ
酸とγ―ポリグルタミン酸を併用することにより、化粧
料に保湿効果と弾力効果の両方を導入している。
【0012】しかし、γ―ポリグルタミン酸はポリアミ
ノ酸の一種であるから、ポリアミノ酸と納豆エキスを併
用する従来の化粧料は、複数種のポリアミノ酸を配合し
て、皮膚や毛髪に保湿性と弾力性の両作用を与えること
になる。ポリアミノ酸の種類が違えばその性質も異なる
ことは理解できるが、複数種のポリアミノ酸を配合する
ことは化粧料の成分を複雑にすると同時に価格を高騰さ
せる要因にもなる。
【0013】従って、本発明の目的は、単一種のポリア
ミノ酸を加工することにより、保湿性と弾力性の両作用
を発現させ、成分組成が単純で、しかも価格が手頃な化
粧料を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ポリ
アミノ酸又はポリアミノ酸塩の放射線架橋体を配合する
ことを特徴とする化粧料である。
【0015】請求項2の発明は、前記ポリアミノ酸がγ
―ポリグルタミン酸であり、前記ポリアミノ酸塩がγ―
ポリグルタミン酸塩である請求項1に記載の化粧料であ
る。
【0016】請求項3の発明は、前記γ―ポリグルタミ
ン酸又はγ―ポリグルタミン酸塩はγ―ポリグルタミン
酸生産菌の産生物である請求項2に記載の化粧料であ
る。
【0017】請求項4の発明は、前記γ―ポリグルタミ
ン酸又はγ―ポリグルタミン酸塩の放射線架橋体が10
00万以上の分子量を有する請求項2に記載の化粧料で
ある。
【0018】請求項5の発明は、前記γ―ポリグルタミ
ン酸又はγ―ポリグルタミン酸塩の放射線架橋体の配合
量が0.01〜10重量%である請求項2に記載の化粧
料である。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明者は、保湿性を有するポリ
アミノ酸に納豆エキスのような弾力性を付与する研究を
鋭意行なった結果、ポリアミノ酸又はポリアミノ酸塩を
放射線照射して得られる放射線架橋体が弾力性を獲得す
ることを発見し、この発明を完成したものである。
【0020】ポリアミノ酸の中でも、特に、γ―ポリグ
ルタミン酸又はγ―ポリグルタミン酸塩を放射線架橋す
ると、架橋前と比較して保湿性が急激に増大すると共
に、自在な弾力性を発現することを発見して本発明の基
礎を構築したものである。
【0021】一般に、アミノ酸の構造式はNH2(CO
OH)―CH−Rで表される。ポリアミノ酸には同一ア
ミノ酸が鎖状に重合したホモポリマーと複数種のアミノ
酸が鎖状に重合したヘテロポリマーが存在する。ポリア
ミノ酸の中にある水素原子Hや酸素原子Oは水と水素結
合するため、ポリアミノ酸は表面に水を吸着する保湿性
を有する。従って、安全性を有するポリアミノ酸の保湿
性が化粧料として利用されている理由でもある。
【0022】この鎖状分子であるポリアミノ酸を放射線
照射すると、例えば、ポリアミノ酸の中にあるCH2
脱水素反応によりCH−となり、2本のポリアミノ酸の
CH−同士がCH−HCと結合して架橋体を形成する。
多数のポリアミノ酸同士が放射線で架橋すると網目構造
になり、その内部に袋状の空間が多数形成される。勿
論、脱水素反応以外の経路でも架橋反応が生じる場合も
ある。
【0023】放射線による架橋はポリアミノ酸を加熱す
る事無く架橋できるので、アミノ酸本来の性質を残した
ままポリアミノ酸放射線架橋体を形成できる利点を有す
る。放射線架橋反応は低温架橋反応であり、加熱による
架橋反応と異なる点が特徴である。加熱によりポリアミ
ノ酸は熱変成を受けるが、本発明の放射線架橋では熱変
成を受けない点に特徴を有する。
【0024】前述したように、ポリアミノ酸放射線架橋
体は多数の袋状空間を内部に有するため、この袋状空間
に水分子を吸収保存する能力を有し、この作用によりポ
リアミノ酸よりも大きな保水性能を発現できる。この保
水性能は、化粧品素材としての保湿性能を一段と向上さ
せるだけでなく、袋状空間への保水によって皮膚や毛髪
表面に弾力性を発現させる特徴をも有する。このように
ポリアミノ酸を放射線架橋することによって、保湿性の
増大化と弾力性の両者を同時に具有することが可能にな
った。
【0025】次に、以上の特徴をより具体化するために
γ―ポリグルタミン酸について説明する。γ―ポリグル
タミン酸は(―NH(COOH)CH−CH2−CH2
CO―)nで表される鎖状分子で、添字nが重合度を与
える。出発原料となるγ―ポリグルタミン酸は分子量の
大きなもの、特に数十万〜数百万の分子量を有するもの
が好適であり、これらの分子量は前記重合度nによって
決まる。
【0026】本発明に係るγ―ポリグルタミン酸は、種
々の製造方法により生産されたものが用いられる。製法
としては、例えば微生物による培養方法、化学合成法な
どがある。微生物により生産されたγ―ポリグルタミン
酸は天然物質であり、安全性の観点から推奨される。
【0027】微生物培養法では、バチルス属のバチルス
・スブチリス、バチルス・アントラシス、バチルス・メ
ガテリウム、バチルス・ナットウ等の菌が利用できる
が、特にバチルス・スブチリスのF−2−01株が生産
量において好適である。この菌株は分子量が数十万〜数
100万のγ―ポリグルタミン酸を産生し、その分子量
が比較的大きいから、放射線によって効率よく架橋体を
製造できる。
【0028】微生物が産生するγ―ポリグルタミン酸
は、古くより納豆の粘物質の主成分として食されている
ように、人畜無害な天然物であり、生分解性を有すると
いう大きな特徴を有する。つまり、このγ―ポリグルタ
ミン酸は単に生分解性を有するだけでなく、誤って食べ
てしまっても害が全く無く、逆に栄養分になるという点
で優れている。従って、化粧料として利用されても、皮
膚や頭髪を痛めることなく、極めて安全な化粧品素材と
いうことができる。
【0029】前記微生物が産生するγ―ポリグルタミン
酸は、枝分れのない直鎖状のγ―ペプチドで、L−グル
タミン酸とD−グルタミン酸の共重合体、即ちヘテロポ
リマーである。このヘテロポリマー構造のγ―ポリグル
タミン酸が本発明に用いることができる最適のものであ
る。
【0030】微生物産生のγ―ポリグルタミン酸は、所
要の養分を混入した液体培地に微生物を植種し、所要温
度で所要時間培養して、培養液からγ―ポリグルタミン
酸を単離して得られる。液体培地以外に固形培地を利用
しても良い。本発明においては、γ―ポリグルタミン酸
単体のみならず、培養液自体、また培養液から沈殿させ
て得られたγ―ポリグルタミン酸を含む培養物でも構わ
ない。
【0031】化学合成されるγ―ポリグルタミン酸に
は、L−グルタミン酸のホモポリマー、D−グルタミン
酸のホモポリマー、これら両ホモポリマーの混合物など
種々の構造のポリマーが生成される。これらの化学合成
されたγ―ポリグルタミン酸も本発明において使用でき
る。
【0032】また、本発明で用いられるγ―ポリグルタ
ミン酸塩は、γ―ポリグルタミン酸と塩基性化合物の中
和反応により塩として生成される。γ―ポリグルタミン
酸と塩基性化合物を水などの溶媒に室温で溶解させ、加
熱しながら攪拌すると効率的に生成される。塩基性化合
物としては、アルカリ金属やアルカリ土類金属の水酸化
物、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム等、
アンモニア、アミンなどの有機性の塩基性化合物があ
る。
【0033】γ―ポリグルタミン酸と塩基性化合物の反
応条件において、加熱温度は5〜100℃が望ましい。
5℃以下では反応が遅くなり、100℃を超えると溶媒
の一種である水が沸騰し反応が安定しない場合がある。
また、pHは弱酸性〜弱塩基性の範囲が好ましく、特に
pHは5〜10の範囲が好ましい。また、γ―ポリグル
タミン酸と塩基性化合物の分量は過不足のない化学量論
的反応量が適当である。
【0034】本発明で用いられるγ―ポリグルタミン酸
又はγ―ポリグルタミン酸塩は、分子量が数十万〜数百
万に分布しているものが適当であり、微生物産生の場合
には、その分子量はその範囲内に分布している。化学合
成の場合でも、数十万以上に重合させたものが適当であ
る。
【0035】本発明では、前記のγ―ポリグルタミン酸
又はγ―ポリグルタミン酸塩を放射線で架橋させて分子
量が1000万以上の架橋体を生成する。
【0036】このγ―ポリグルタミン酸に放射線を照射
すると、脱水素反応によりCH2がCH−となり、2本
のγ―ポリグルタミン酸の直鎖がCH−HCを介して結
合し、[(―NH(COOH)CH−CH−CH2−CO
―)n]2のように架橋すると考えられている。この架橋
度が更に大きくなると、[(―NH(COOH)CH−
CH−CH2−CO―)n]mのように分子量の大きな放射
線架橋体が生成される。ここで、mは架橋度を示し、架
橋連結されるγ―ポリグルタミン酸の直鎖の本数を与え
る。
【0037】架橋度mを大きくすることによって、γ―
ポリグルタミン酸放射線架橋体の分子量を1000万以
上にする。γ―ポリグルタミン酸はポリペプチド鎖であ
るから、−CH−HC−の連結により内部に多数の袋状
空間が形成された網目構造が形成される。
【0038】本発明は、ポリアミノ酸、その中でもγ―
ポリグルタミン酸の放射線架橋体が極めて大きな吸水能
力を有することを発見してなされたものである。その吸
水率は約1000倍にも達し、放射線照射前のγ―ポリ
グルタミン酸の吸水率とは比較にならない程増大する。
この吸水率の増大化は、言い換えれば保湿性能の増大化
であり、同時に弾力性能の増大化をもたらす。γ―ポリ
グルタミン酸の吸水性が分子表面での水和に過ぎないの
に対し、γ―ポリグルタミン酸放射線架橋体の吸水性は
網目構造による内部袋状空間への吸水であることを再度
述べておく。
【0039】架橋度を高め過ぎると袋状空間が小さくな
るため、保水力は低下し、保湿性と弾力性も低下する。
従って、架橋度を適切に調整することによって、保湿性
と弾力性を最適化することが可能となる。
【0040】γ―ポリグルタミン酸又はγ―ポリグルタ
ミン酸塩の放射線架橋体の保水力は、単に水分を保持す
るだけでなく、皮膚を保護する化粧素材の微粒子を水の
中に閉じ込めるため、皮膚や毛髪を長期にわたって保護
でき、化粧効果の発現期間を延伸させることができる。
【0041】前述の如く、本発明では、γ―ポリグルタ
ミン酸を架橋させるのに放射線を利用することが特徴で
ある。熱化学反応により架橋させる場合には、高温が必
要となり、このため原料としてのγ―ポリグルタミン酸
又はγ―ポリグルタミン酸塩が熱変性を受け易い。放射
線架橋を利用すると、低温で架橋できるので、γ―ポリ
グルタミン酸を変質させることなく架橋を実現できる。
従って、放射線架橋によって、変性物を含まないγ―ポ
リグルタミン酸架橋体を得ることができる。
【0042】特に、微生物産生のγ―ポリグルタミン酸
はポリペプチドの一種であり、アミノ酸の弱熱性から判
断すると、加熱架橋を採用することは難しい。納豆の粘
性物質がγ―ポリグルタミン酸であることを考えると、
納豆を加熱した場合の熱変性の事情がよく分かるであろ
う。従って、本発明では低温架橋を実現するために、放
射線架橋を利用している点に特徴を有する。
【0043】γ―ポリグルタミン酸又はγ―ポリグルタ
ミン酸塩の単体を放射線照射するだけでなく、微生物培
養によって得られた培養液・培養物などを放射線照射し
て、γ―ポリグルタミン酸又はγ―ポリグルタミン酸塩
の放射線架橋体を得ることができる。
【0044】架橋用の放射線としては、α線、β線、γ
線、X線、電子線、中性子線、中間子線、イオン線など
が利用できる。この中でも、操作性の良好さからγ線、
X線、電子線が好適である。X線はX線管球又は非管球
式の両者が利用でき、近年普及している電子リングから
放射される放射光も利用できる。電子線はビームエネル
ギーに応じて公知の電子線照射装置が利用できる。
【0045】γ線は放射線源を利用できる点で優れてい
る。γ線源としてはコバルト60、ストロンチウム9
0、ジルコニウム95、セシウム137、セリウム14
1、ルテニウム177等があるが、半減期やエネルギー
の観点からコバルト60やセシウム137が好適であ
る。
【0046】本発明では、γ―ポリグルタミン酸又はγ
―ポリグルタミン酸塩を放射線架橋することによって、
分子量が1000万以上のγ―ポリグルタミン酸放射線
架橋体又はγ―ポリグルタミン酸塩放射線架橋体を生成
する。分子量を1000万以上に架橋すると、γ―ポリ
グルタミン酸架橋体の吸水性能が急増し、化粧料として
保湿性能と弾力性能が向上する。
【0047】γ―ポリグルタミン酸又はγ―ポリグルタ
ミン酸塩を分子量1000万以上に架橋するには、γ―
ポリグルタミン酸原料に吸収線量で1〜500kGyの
放射線照射が必要で、1kGy以下では架橋がなかなか
進行せず、また500kGyを超えると架橋が進行し過
ぎるため、架橋体の網目構造によって形成される内部空
間が小さくなり、逆に吸水力が低下するようになる。架
橋性及び吸水性の観点から、吸収線量としては5〜10
0kGyが更に好適である。
【0048】一般に、γ―ポリグルタミン酸塩は水に溶
解するが、γ―ポリグルタミン酸は水に不溶性であるこ
とが知られている。ところが、γ―ポリグルタミン酸及
びγ―ポリグルタミン酸塩のいずれに対しても放射線架
橋を施すと、放射線架橋体の表面が水や、含水アルコー
ル・含水アセトンなどの含水有機溶媒に対して親和性を
有するように改質されることが発見された。
【0049】本発明は放射線架橋によるγ―ポリグルタ
ミン酸及びγ―ポリグルタミン酸塩放射線架橋体の表面
改質の特性に着目してなされたものでもある。即ち、放
射線架橋体となることによって、γ―ポリグルタミン酸
及びγ―ポリグルタミン酸塩の両者が、親水性を有する
ようになる。
【0050】この性質は、大量の水に対してはγ―ポリ
グルタミン酸及びγ―ポリグルタミン酸塩放射線架橋体
は溶解することを意味する。しかし、溶解までの中間状
態では水を吸水してゲル状態やゾル状態を保持すること
も意味する。本発明者の実験によれば、純水に対する吸
水率では、約1000倍まではゲル状態を保持し、それ
より純水量を多くするとゾル状態に移行し、次第に溶液
へと変化することが分かっている。従って、γ―ポリグ
ルタミン酸及びγ―ポリグルタミン酸塩放射線架橋体は
水との配合比によって化粧品の素材形態を自在に調整で
きる能力を有している。
【0051】γ―ポリグルタミン酸及びγ―ポリグルタ
ミン酸塩放射線架橋体は、その親水性によりアルコール
含有能力も有しており、例えば0〜50%の未変性アル
コール水溶液に添加されると均一化に混和してゲル化す
ることができる。
【0052】また、γ―ポリグルタミン酸及びγ―ポリ
グルタミン酸塩放射線架橋体は、多くの親水性物質と水
中で混和することができる。例えば、0〜50%のグリ
セリンやブタンジオールやポリエチレンイミンの水溶液
と均一に混和してゲル化することができる。
【0053】更に、γ―ポリグルタミン酸及びγ―ポリ
グルタミン酸塩放射線架橋体は、多くの疎水性物質とア
ルコール水溶液中で混和することができる。例えば、ポ
リプロピレングリコールのジオール型700やジオール
型3000とは、アルコールを添加した水溶液と均一に
混和してゲル化することができる。流動パラフィンとも
同様の性質を示す。
【0054】従って、γ―ポリグルタミン酸及びγ―ポ
リグルタミン酸塩放射線架橋体は、適切に選択された他
の化粧料素材と均一に混和して、目的とする化粧料を形
成することができる。従って、例えば、乳液・美容液な
どのスキンケア製品、ヘアリンス・ヘアトリートメント
などのヘアケア製品、またファンデーションや口紅など
のメイクアップ製品など各種の化粧品の素材として、γ
―ポリグルタミン酸及びγ―ポリグルタミン酸塩放射線
架橋体を使用することができる。
【0055】γ―ポリグルタミン酸及びγ―ポリグルタ
ミン酸塩放射線架橋体の配合量は、0.01〜10重量
%の範囲が適当であるが、目的とする化粧品に応じて異
なるため、この数値に限定されるものではない。
【0056】前述したγ―ポリグルタミン酸及びγ―ポ
リグルタミン酸塩放射線架橋体の性質は、上位概念であ
る化粧料としてのポリアミノ酸及びポリアミノ酸塩放射
線架橋体にも同様に適用することができる。
【0057】
【実施例】[実施例1:γ―ポリグルタミン酸類の放射
線架橋体の製造]γ―ポリグルタミン酸生産菌として、
バチルス・スブチリスF―2―01が選ばれた。大量生
産するため、数100m3の容器の中に、液体培地を配
置した。培地組成は以下のように構成された。
【0058】この液体培地の中に前記菌株を植菌し、p
Hを7.5に調整して上で、37℃の恒温状態に保持し
た。通気攪拌しながら6日間培養を続けると、培養液中
にγ―ポリグルタミン酸及びその塩類が蓄積されてゆ
く。培養液を遠心分離して培養液から菌体を分離し、更
に前記γ―ポリグルタミン酸類を単離した。
【0059】γ―ポリグルタミン酸の生産量は、培養条
件にも依存するが、培養液中において5〜50(g/
L)に達することが分かり、γ―ポリグルタミン酸類の
工業的大量生産が可能であることが立証された。また、
生産されたγ―ポリグルタミン酸類の分子量は50万〜
200万に分布していることが分かった。ここで、γ―
ポリグルタミン酸類とは、酸、塩類又はそれらの混合物
を総称する。
【0060】このγ―ポリグルタミン酸類の5重量%水
溶液にコバルト60線源によりガンマ線を20kGy
(2Mrad)照射し、γ―ポリグルタミン酸放射線架
橋体を生成した。この放射線照射により水溶液はゲル化
し、γ―ポリグルタミン酸放射線架橋体の分子量は約1
500万と推定された。このゲル状物質を脱水してγ―
ポリグルタミン酸放射線架橋体の粉末得た。この粉末は
白色であった。前記ゲル状物質、また乾燥粉末を本発明
の化粧料原料とすることができる。この乾燥粉末を以後
の全ての実施例に用いた。
【0061】[実施例2:ポリプロピレン700の水溶
液のゲル化]放射線照射量が20kGyのγ―ポリグル
タミン酸放射線架橋体の粉末を得た。この粉末(PG
A)を1重量%添加してポリプロピレン700と純水を
混合し、ポリプロピレン700のゲル化を行なった。結
果は表1に示される。
【0062】
【0063】表1から分るように、ポリプロピレン量が
大きくなると、溶解し難くなって不均一なゲルができ上
がった。しかし、ポリプロピレン量が小さくなると、均
一化はするが不透明なゲルになり、完全には溶解してい
ないことが分かった。
【0064】[実施例3:ポリプロピレン700のアル
コール水溶液のゲル化]実施例2の水溶液にエチルアル
コールを添加してゲル化を試みた。放射線照射量が20
kGyのγ―ポリグルタミン酸放射線架橋体の粉末を得
た。この粉末(PGA)を1重量%添加してポリプロピ
レン700と純水とエチルアルコールを混合し、ポリプ
ロピレン700のゲル化を行なった。結果は表2に示さ
れる。
【0065】 <表2>PGA1%を添加したゲル(単位は重量部) <ホ゜リフ゜ロヒ゜レン量> <純水> <エチルアルコール> <ゲル化状況> 20 80 50 透明均一ゲル 30 70 50 透明均一ゲル 40 60 50 透明均一ゲル 50 50 50 透明均一ゲル
【0066】表2から分るように、エチルアルコールを
50重量部だけ添加すると、ポリプロピレン量の大小に
関係なく、均一に溶解して透明な均一ゲルが得られた。
従って、PGAによるゲル化はアルコールを添加するこ
とにより大きく改善されることが分った。
【0067】[実施例4:ポリプロピレン3000の水
溶液のゲル化]放射線照射量が20kGyのγ―ポリグ
ルタミン酸放射線架橋体の粉末を得た。この粉末(PG
A)を1重量%添加してポリプロピレン3000と純水
を混合し、ポリプロピレン3000のゲル化を行なっ
た。結果は表3に示される。
【0068】
【0069】表3から分るように、ポリプロピレン30
00はその量の大小に関係なく水には混ざらず、ゲル化
しても不均一なゲルしかできなかった。しかし、多少は
親和性が認められた。
【0070】[実施例5:ポリプロピレン3000のア
ルコール水溶液のゲル化]実施例4の水溶液にエチルア
ルコールを添加してゲル化を試みた。放射線照射量が2
0kGyのγ―ポリグルタミン酸放射線架橋体の粉末を
得た。この粉末(PGA)を1重量%添加してポリプロ
ピレン300と純水とエチルアルコールを混合し、ポリ
プロピレン3000のゲル化を行なった。結果は表4に
示される。
【0071】 <表4>PGA1%を添加したゲル(単位は重量部) <ホ゜リフ゜ロヒ゜レン量> <純水> <エチルアルコール> <ゲル化状況> 20 80 40 不透明ゲル 30 70 40 不透明ゲル 40 60 40 不透明ゲル 50 50 40 不透明ゲル
【0072】表4から分るように、エチルアルコールを
40重量部だけ添加すると、ポリプロピレン量の大小に
関係なく、全体に親和性が見られるようになり、不透明
なゲルが得られた。水溶液にアルコールを添加すると多
少の改善が実現できるが、これを更にホモゲナイズすれ
ば均一なゾルが作成できることも分った。
【0073】[実施例6:流動パラフィンの水溶液のゲ
ル化]放射線照射量が20kGyのγ―ポリグルタミン
酸放射線架橋体の粉末を得た。この粉末(PGA)を1
重量%添加して流動パラフィンと純水を混合し、流動パ
ラフィンのゲル化を行なった。結果は表5に示される。
【0074】
【0075】表5から分るように、流動パラフィンは水
と混合せず、PGAの添加により生成されたゲルも流動
パラフィンとは完全に分離した。従って、流動パラフィ
ンのゲル化はできなかった。
【0076】[実施例7:流動パラフィンのアルコール
水溶液のゲル化]放射線照射量が20kGyのγ―ポリ
グルタミン酸放射線架橋体の粉末を得た。この粉末(P
GA)を1重量%添加して流動パラフィンと純水とエチ
ルアルコール50重量部を混合し、流動パラフィンのゲ
ル化を行なった。結果は表6に示される。
【0077】 <表6>PGA1%を添加したゲル(単位は重量部) <流動ハ゜ラフィン量> <純水> <エチルアルコール> <ゲル化状況> 20 80 50 親和性のある不均一ゲル 30 70 50 親和性のある不均一ゲル 40 60 50 親和性のある不均一ゲル 50 50 50 親和性のある不均一ゲル
【0078】表6から分るように、エチルアルコールを
添加すると、流動パラフィンと水とは不均一ではあるが
混合してゲル化する。言い換えると、パラフィンと親和
性を有した不均一ゲルができあがることが分った。従っ
て、アルコールを添加した状態でPGAによりゲル化を
行なえば、より有効なゲル化が達成できることがわかっ
た。
【0079】以上の実施例から分るように、本発明に係
るγ―ポリグルタミン酸又はγ―ポリグルタミン酸塩の
放射線架橋体を他の化粧料成分とともに水溶液又はアル
コール添加水溶液に配合することによって、化粧料成分
が均一に分散溶解した均一ゲルが形成できる。従って、
この均一ゲル又はゾルを化粧品として用いることがで
き、また化粧品に到る中間品として用いることができ
る。
【0080】本発明に係る化粧料は、上記実施形態及び
上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的
思想を逸脱しない範囲における種々の変形例、設計変更
などをその技術的範囲内に包含するものであることは云
うまでも無い。
【0081】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、化粧料として
ポリアミノ酸又はポリアミノ酸塩の放射線架橋体を配合
するから、我々の身体の成分を素材とするため極めて安
全であり、しかも放射線架橋によって吸水力が格段に増
強されているから、極めて優れた保湿性と弾力性を発現
し、画期的な皮膚用化粧料及び毛髪用化粧料を提供する
ことができる。
【0082】請求項2の発明によれば、γ―ポリグルタ
ミン酸又はγ―ポリグルタミン酸塩の放射線架橋体を化
粧料として用いるから、いずれの放射線架橋体も親水性
を発現し、特にアルコールを添加した状態では疎水性物
質でさえ均一なゲル化又はゾル化が可能となるから、各
種の化粧料素材を用いた化粧品を製造することができ
る。
【0083】請求項3の発明によれば、γ―ポリグルタ
ミン酸生産菌が産生したγ―ポリグルタミン酸又はγ―
ポリグルタミン酸塩を用いるから、天然素材として極め
て安全な原料からなり、間違って人間が食しても極めて
安全な化粧料を製造することができる。
【0084】請求項4の発明によれば、分子量が100
0万以上であるγ―ポリグルタミン酸又はγ―ポリグル
タミン酸塩の放射線架橋体を主成分とするから、保水量
が格段に大きくなり、保湿性と弾力性を格段に増強した
化粧料を製造できる。
【0085】請求項5の発明によれば、γ―ポリグルタ
ミン酸又はγ―ポリグルタミン酸塩の放射線架橋体の配
合量が0.01〜10重量%と極めて少量であっても、
安定なゲル又はゾル状態を保持する化粧料を提供でき
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアミノ酸又はポリアミノ酸塩の放射
    線架橋体を配合することを特徴とする化粧料
  2. 【請求項2】 前記ポリアミノ酸がγ―ポリグルタミン
    酸であり、前記ポリアミノ酸塩がγ―ポリグルタミン酸
    塩である請求項1に記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 前記γ―ポリグルタミン酸又はγ―ポリ
    グルタミン酸塩はγ―ポリグルタミン酸生産菌の産生物
    である請求項2に記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 前記γ―ポリグルタミン酸又はγ―ポリ
    グルタミン酸塩の放射線架橋体が1000万以上の分子
    量を有する請求項2に記載の化粧料。
  5. 【請求項5】 前記γ―ポリグルタミン酸又はγ―ポリ
    グルタミン酸塩の放射線架橋体の配合量が0.01〜1
    0重量%である請求項2に記載の化粧料。
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