JP2003146497A - シート材の巻取装置 - Google Patents

シート材の巻取装置

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JP2003146497A
JP2003146497A JP2001348909A JP2001348909A JP2003146497A JP 2003146497 A JP2003146497 A JP 2003146497A JP 2001348909 A JP2001348909 A JP 2001348909A JP 2001348909 A JP2001348909 A JP 2001348909A JP 2003146497 A JP2003146497 A JP 2003146497A
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sheet material
winding
cutting
shaft
speed
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JP2001348909A
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Yasumasa Tominaga
保昌 富永
Takahiro Mizuno
孝洋 水野
Masashi Okihiro
誠志 沖広
Takahiro Nishimura
高博 西村
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Fuji Kikai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート材の搬送速度が速い場合においても、
簡単な構成でシート材を適正に切断して巻きロスの発生
を防止できるようにする。 【解決手段】 シート材1の巻付管2が装着される一対
の巻取10,11を有する巻取機構3と、一方の巻取軸
10によるシート材の巻取終了後に、他方の巻取軸11
の下流部近傍でシート材1を切断して、この巻取軸11
に装着された巻付管2に上記シート材1の切断端部を巻
き付ける切断機構4とを有するシート材1の巻取装置に
おいて、上記シート材1の切断時に、シート材1の切断
位置の上流側に配設された調整ローラ33をシート材1
に押し付けてその搬送経路長を一時的に増大させる経路
長調整機構5を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙、プラスチック
フイルムまたは包装用ラミネート材等からなるシート材
をロール状に巻き取るシート材の巻取装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平8−281954号
公報に示されるように、シート材の巻付管(紙管)が装
着される一対の巻取軸を有する巻取機構と、一方の巻取
軸によるシート材の巻取終了後に、他方の巻取軸の下流
部近傍でシート材を切断してその端部を、この巻取軸に
巻き付ける切断機構とを備えたシート材の巻取装置にお
いて、上記切断機構に設けられたカッター刃の駆動速度
が、上記巻取軸によるシート材の巻取速度よりも速くな
るように速度を設定することにより、上記他方の巻取軸
に装着された巻付管にシート材の切断端部を巻き付けて
固着する際に、このシート材の切断端部に皺が寄ること
に起因した巻きロスの発生を防止することが行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように切断機構
に設けられたカッター刃の駆動速度を、巻取軸によるシ
ート材の巻取速度よりも早くするように構成した場合に
は、シート材の搬送を停止することなくシート材を適正
に切断して、一方の巻取軸によるシート材の巻取状態か
ら他方の巻取軸によるシート材の巻取状態に移行させる
ことができるため、簡単な構成で巻取ロスの発生を防止
しつつ、巻取装置の作業効率を向上させることが可能で
ある。
【0004】しかし、シート材の搬送速度を、例えば2
00m/分程度以上の比較的速い値に設定した場合に
は、これ以上の速度で上記カッター刃を駆動することが
困難である。このため、シート材の切断時に、上記シー
ト材の搬送速度および巻取速度を低下させることによ
り、カッター刃の駆動速度に比べてシート材の巻取速度
を相対的に遅くしたり、シート材の搬送および巻取を一
時的に停止したりする等の制御を実行して上記巻きロス
の発生を防止することも考えられているが、このように
構成した場合には、シート材の搬送速度および上記巻取
軸の回転速度を、それぞれ所定のタイミングで所定値に
制御する制御部を設ける必要があり、巻取装置の構造が
複雑になるという問題がある。
【0005】さらに、シート材に複数色のインクを順次
塗布する印刷機に、上記の構成を有するシート材の巻取
装置を適用した場合には、この巻取装置の上流側部にお
けるシート材の搬送速度が増減するのに対応してシート
材の延び量が変化することにより、上記インクの印刷位
置がずれることが避けられないという問題がある。ま
た、厚さが薄い複数のシート材を積層するラミネート装
置に、上記シート材の巻取装置を適用した場合には、こ
の巻取装置の上流側に配設された乾燥器内を通過するシ
ート材の通過速度が、上記搬送速度の変化に対応して増
減することにより、シート材の延び量が変化してシート
材がカールする等の問題がある。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、シート材の搬送速度が速い場合においても、簡
単な構成でシート材を適正に切断して巻きロスの発生を
防止することができるシート材の切断装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
シート材の巻付管が装着される一対の巻取軸を有する巻
取機構と、一方の巻取軸によるシート材の巻取終了後
に、他方の巻取軸の下流部近傍でシート材を切断して、
この巻取軸に装着された巻付管に上記シート材の切断端
部を巻き付ける切断機構とを有するシート材の巻取装置
において、上記シート材の切断時に、シート材の切断位
置の上流側に配設された調整ローラをシート材に押し付
けてその搬送経路長を一時的に増大させる経路長調整機
構を備えたものである。
【0008】上記構成によれば、シート材の切断時に、
調整ローラをシート材に押し付けてその搬送経路長を増
大させることにより、シート材の搬送速度を遅くする等
の制御を実行することなく、上記他方の巻取軸の設置部
を通過するシート材の通過速度を一時的に遅くした状態
で、シート材を適正に切断して上記巻付管に巻き付ける
ことが可能となる。
【0009】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
のシート材の巻取装置において、シート材の種類に応じ
て上記調整ローラの駆動部を制御する経路長制御部を備
えたものである。
【0010】上記構成によれば、切断機構により切断さ
れたシート材の切断端部を適正状態で上記巻付管に巻き
付けることができるように、シート材の種類に応じて上
記調整ローラの駆動時期および駆動速度等を制御するこ
とにより、上記他方の巻取軸の設置部を通過するシート
材の通過速度を一時的に遅くする制御が適正に実行され
ることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明に係るシー
ト材1の巻取装置の実施形態を示している。このシート
材1の巻取装置は、紙管等からなる巻付管2にシート材
1を巻き付けてロール状に巻き取る巻取機構3と、シー
ト材1の巻取終了後に、このシート材1を切断して新た
な巻付管2に巻き付ける切断機構4と、この切断機構4
によるシート材1の切断時に、その搬送経路長を一時的
に増大させる経路長調整機構5とを備えている。
【0012】上記巻取機構3は、フロア上に立設された
基台フレーム6と、この基台フレーム6の上端部に支持
された水平軸7と、この水平軸7を支点にして回動可能
に支持された巻取アーム8および支持アーム9と、上記
巻取アーム8の両端部に設けられた一対の巻取軸10,
11と、上記支持アーム9の両端部に設けられた一対の
支持ローラ12,12とを備えている。そして、上記巻
取軸10,11を図外の駆動モータ等によって回転駆動
することにより、上記支持ローラ12によってシート材
1を支持しつつ、その搬送方向の下流側においてシート
材1をロール状に巻き取るように構成されている。
【0013】また、上記巻取機構3には、一方の巻取軸
10によるシート材1の巻取終了後に、上記水平軸7を
支点にして巻取アーム8および支持アーム9を180°
旋回させることにより、他方の巻取軸11を、シート材
1の搬送方向の上流側における待機位置から、上記巻取
位置に移動させる旋回駆動手段(図示せず)が設けられ
ている。
【0014】上記切断機構4は、シート材1の搬送方向
の上流側部において上記基台フレーム6に隣接した位置
に立設された支柱14と、この支柱14に設けられた軸
受により回転自在に支持された支持軸15と、この支持
軸15を支点にして揺動可能に支持された第1揺動アー
ム16と、この第1揺動アーム16を図1に示す待機位
置から図2に示す使用位置に揺動変位させるエアシリン
ダ等からなる第1駆動手段17とを備えている。
【0015】また、切断機構4には、上記支持軸15に
よって揺動自在に支持された第2揺動アーム18と、こ
の第2揺動アーム18の先端部に回転自在に支持された
圧接ローラ19と、上記第2揺動アーム18を図1示す
待機位置から、図2に示す使用位置に揺動変位させて、
上記圧接ローラ19をシート材1の保持位置に移動させ
ることにより、上記巻取軸11に装着された巻付管2の
周面に上記シート材1を圧接させて保持させるエアシリ
ンダ等からなる第2駆動手段20とが設けられている。
【0016】また、上記切断機構4の第1揺動アーム1
6には、図2に示すように、先端部にカッター刃21が
取り付けられた切断アーム22と、この切断アーム22
を駆動する切断駆動部23とが設けられている。そし
て、上記切断アーム22を、図2の仮想線で示す退避位
置から実線で示す切断位置に揺動変位させることによ
り、上記待機位置にある巻取軸11よりもシート材1の
搬送方向の下流側において、上記カッター刃21により
シート材1を切断するように構成されている。このシー
ト材1の切断端部は、上記巻取軸11に装着された巻付
管2に巻き付けられることにより、その周面に設けられ
た粘着剤層を介して固着されることになる。
【0017】上記切断駆動部23は、切断アーム22の
基端部に固定された駆動軸24と、この駆動軸24と一
体に回転する駆動ギア25と、この駆動ギア25と歯合
する扇形の歯面を有するセクタギヤ26と、上記第1揺
動アーム16に設けられた支持軸を支点にして上記セク
タギヤ26を揺動変位させるエアシリンダ等からなる第
3駆動手段27とを有し、この第3駆動手段27の駆動
力を上記駆動ギア25および駆動軸24に伝達して駆動
ギア25を揺動変位させることにより、上記カッター刃
21を所定速度で上記待機位置から切断位置に移動させ
るように構成されている。
【0018】上記カッター刃21の駆動速度は、通常時
におけるシート材1の搬送速度、つまり上記巻取軸10
によるシート材1の巻取速度よりも遅い値に設定される
とともに、後述するように、上記経路長調整機構5によ
ってシート材1の搬送経路長を一時的に増大させる制御
を実行した場合に、上記巻取軸11の設置部を通過する
シート材1の通過速度よりも早い値に設定されている。
【0019】上記経路長調整機構5は、図3に示すよう
に、上記切断機構4の下方において支柱14に支持され
た支持軸31と、この支持軸31を支点にして揺動可能
に支持された揺動アーム32と、この揺動アーム32の
先端部に回転自在に支持された調整ローラ33と、上記
揺動アーム32を駆動して調整ローラ33を実線で示す
待機位置から仮想線で示すシート材1の押付位置に移動
させるエアシリンダ等からなる押付駆動手段34と、シ
ート材1を案内する複数のガイドローラ35〜38とを
備えている。
【0020】そして、上記切断機構4によってシート材
1を切断する直前に、下記制御手段39から出力される
制御信号に応じ、上記押付駆動手段34を作動させて上
記調整ローラ33を上記押付位置に移動させることによ
り、上記ガイドローラ35〜38等の設置部を通過する
シート材1の搬送経路を一時的に増大させるように構成
されている。この搬送経路を一時的に増大させる制御を
実行することにより、上記シート材1の巻取抵抗が増大
するため、上記巻取軸11の設置部を通過するシート材
1の通過速度が一時的に低下することになる。
【0021】上記制御手段39には、図4に示すよう
に、シート材1の材質および厚さ等からなるシート材1
の種類を入力する入力部40と、上記巻取軸10等によ
り巻き取られたシート材1のロール径を検出する演算回
路等からなる検知部41と、上記押付駆動手段34から
なる調整ローラ33の駆動部を制御する経路長制御部4
2と、上記切断機構4の第1〜第3駆動手段17,2
0,27にそれぞれ所定のタイミングで作動指令信号を
出力する切断制御部43と、上記巻取軸10,11を回
転駆動してシート材1の巻取張力を制御する駆動モータ
44に作動指令信号を出力する巻取制御部45とが設け
られている。
【0022】上記経路長制御部42は、上記検知部41
から出力された検出信号に応じて上記巻取軸10等によ
るシート材1の巻取が終了したことが確認された場合
に、所定のタイミングで上記押付駆動手段34を作動さ
せて、上記調整ローラ33を所定速度で上記押付位置に
移動させるとともに、シート材1の切断後に、上記待機
位置に復帰させる制御信号を上記押付駆動手段34に出
力するように構成されている。
【0023】すなわち、上記シート材1の材質および厚
さ等からなるシート材1の種類に応じて予め設定された
マップから、上記入力部40によって入力されたシート
材1の種類に対応した押付駆動手段34の作動タイミン
グおよび作動速度が読み出され、これらに対応した制御
信号が上記経路長制御部42から上記押付駆動手段34
に出力されるようになっている。上記マップは、予め行
った実験のデータに基づいて作成され、例えばシート材
1の厚みが薄く、かつ弾性係数の小さいほど、早い時期
に高速で上記調整ローラ33を押付位置に移動させるよ
うに設定されている。
【0024】また、切断制御部43は、上記検知部41
から出力された検出信号に応じて上記巻取軸10等によ
るシート材1の巻取が終了したことが確認された時点
で、上記第1,第2駆動手段17,20を作動させて上
記第1,第2揺動アーム16,18を、それぞれ図2に
示す使用位置に揺動変位させることにより、上記第3駆
動手段27を作動させてカッター刃21により上記シー
ト材1を切断し、圧接ローラ19によってシート材1を
巻付管2の周面に圧接させてシート材1を保持する制御
を実行するように構成されている。
【0025】さらに、上記巻取制御部45は、例えば図
5に示すように、それぞれシート材1の巻取径(ロール
径)Dをパラメータとして予め設定された複数のグラフ
から、シート材1の種類等に応じたものを読み出し、こ
のグラフに基づいて巻取張力Fを目標値に一致させるフ
ィードバック制御を実行するように構成されている。
【0026】上記各巻取張力Fの目標値は、シート材1
の巻取径Dが予め設定された基準値Aとなるまでの間、
つまり巻付管2に巻き付けられたシート材1の厚さが所
定値となるまでの初期巻取状態にある場合に、それぞれ
一定値に維持されるように設定されている。そして、上
記シート材1の巻取径Dが上記基準値Aを超えると、こ
の巻取径Dと、上記巻取張力Fとの積が一定値となるよ
うに設定され、これによって上記シート材1の巻取トル
クが一定値に維持されるようになっている。
【0027】上記のようにシート材1の初期巻取状態に
ある場合に巻取張力Fを一定値に維持するとともに、そ
の後にシート材1の巻取トルクが一定値に維持されるよ
うに巻取張力Fを設定するのは、上記シート材1の巻取
時に層間滑りが発生するのを効果的に防止し、この層間
滑りに起因してシート材1の巻取状態が不揃いとなるの
を防ぐためである。
【0028】上記構成においてシート材1の搬送方向の
下流側に位置する一方の巻取軸10によるシート材1の
巻取が終了したことが確認された時点で、上記第1,第
2揺動アーム16,18を、それぞれ図1に示す待機位
置から、図2に示す使用位置に揺動変位させることによ
り、上記切断機構4を使用位置に移動させる。
【0029】次いで、上記押付駆動手段34を作動させ
て調整ローラ33を押付位置に移動させることにより、
上記シート材1の搬送経路を一時的に増大させた状態
で、上記第3駆動手段27を作動させてカッター刃21
により上記シート材1を切断するとともに、このシート
材1の切断端部を、巻取軸11に装着された巻付管2に
巻き付けて固着し、圧接ローラ19によってシート材1
を巻付管2の周面に圧接させてシート材1を保持させ
る。その後、上記巻取アーム8および支持アーム9を1
80°だけ旋回させて、上記他方の巻取軸11を巻取位
置に移動させることにより、シート材1の巻取作業を継
続する。
【0030】上記のようにシート材1の巻付管2が装着
される一対の巻取軸10,11を有する巻取機構3と、
一方の巻取軸10によるシート材1の巻取終了後に、他
方の巻取軸11の下流部近傍でシート材1を切断して、
この巻取軸11に装着された巻付管2にシート材1の切
断端部を巻き付ける切断機構4とを有するシート材1の
巻取装置において、上記シート材1の切断時に、シート
材1の切断位置の上流側に配設された調整ローラ33を
シート材1に押し付けてその搬送経路長を一時的に増大
させる経路長調整機構5を設けたため、簡単な構成で上
記巻取軸11の設置部を通過するシート材1の通過速度
を一時的に遅くした状態で、シート材1を適正に切断す
ることができる。
【0031】すなわち、上記カッター刃21によってシ
ート材1を切断する直前に、調整ローラ33をシート材
1に押し付けてその搬送経路長を一時的に増大させるこ
とにより、上記調整ローラ33の上流部におけるシート
材1の搬送速度と、上記巻取軸10による巻取速度とを
低下させる等の制御を実行することなく、上記巻取軸1
1の設置部を通過するシート材1の通過速度を遅くする
ことができる。このため、上記シート材1の搬送速度
を、200m/分以上の速い速度に設定した場合におい
て、上記カッター刃21の駆動速度を極端に速くするこ
となく、上記巻取軸11の設置部を通過するシート材1
の通過速度よりも速い速度で、上記切断機構4のカッタ
ー刃21を駆動することができる。
【0032】したがって、シート材1の切断時に、その
搬送速度および巻取速度を一時的に遅くする制御部を設
けることなく、簡単な構成でシート材1を適正に切断し
て、その切断端部に皺が寄るのを防止した状態で、この
切断端部を上記巻付管2の周面に密着させて固着するこ
とにより、シート材1の巻きロスが発生するのを防止す
ることができる。しかも、シート材に複数色のインクを
順次塗布する印刷機または厚さが薄い複数のシート材を
積層するラミネート装置に、上記シート材の巻取装置を
適用した場合においても、この巻取装置の上流側部にお
けるシート材の搬送速度が増減するのに対応してインク
の印刷位置がずれたり、ラミネート材がカールしたりす
るのを防止することができる。
【0033】また、上記実施形態では、シート材1の種
類に応じて上記調整ローラ33の駆動部を制御する経路
長制御部43を設けたため、上記調整ローラ33の駆動
時期および駆動速度を、シート材1の種類に対応させて
適正に制御することにより、簡単な構成で各種のシート
材1をそれぞれ適正に切断し、その切断端部に皺が寄る
のを確実に防止した状態で、この切断端部を巻付管2の
周面に密着させて固着することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、シート
材の巻付管が装着される一対の巻取軸を有する巻取機構
と、一方の巻取軸によるシート材の巻取終了後に、他方
の巻取軸の下流部近傍でシート材を切断して、この巻取
軸に装着された巻付管に上記シート材の切断端部を巻き
付ける切断機構とを有するシート材の巻取装置におい
て、上記シート材の切断時に、上記シート材の切断位置
の上流側に配設された調整ローラをシート材に押し付け
てその搬送経路長を一時的に増大させる経路長調整機構
を設けたため、シート材の搬送速度が速い場合において
も、簡単な構成で上記シート材を適正に切断し、その切
断端部に皺が寄るのを防止した状態で、上記巻付管の周
面に密着させて固着することにより、シート材の巻きロ
スが発生するのを防止できる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート材の巻取装置の実施形態を
示す説明図である。
【図2】切断機構の具体的構成を示す説明図である。
【図3】経路長調整機構の具体的構成を示す説明図であ
る。
【図4】制御手段の具体的構成を示すブロック図であ
る。
【図5】シート材の巻取張力の目標値とシート材の巻取
径との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 シート材 2 巻付管 3 巻取機構 4 切断機構 5 経路長調整機構 10,11 巻取軸 33 調整ローラ 42 経路長制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沖広 誠志 広島県安芸郡府中町茂陰2丁目3番17号 富士機械工業株式会社内 (72)発明者 西村 高博 広島県安芸郡府中町茂陰2丁目3番17号 富士機械工業株式会社内 Fターム(参考) 3F064 AA01 AA03 CA02 CB10 DA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材の巻付管が装着される一対の巻
    取軸を有する巻取機構と、一方の巻取軸によるシート材
    の巻取終了後に、他方の巻取軸の下流部近傍でシート材
    を切断して、この巻取軸に装着された巻付管に上記シー
    ト材の切断端部を巻き付ける切断機構とを有するシート
    材の巻取装置において、上記シート材の切断時に、シー
    ト材の切断位置の上流側に配設された調整ローラをシー
    ト材に押し付けてその搬送経路長を一時的に増大させる
    経路長調整機構を備えたことを特徴とするシート材の巻
    取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシート材の巻取装置にお
    いて、シート材の種類に応じて上記調整ローラの駆動部
    を制御する経路長制御部を備えたことを特徴とするシー
    ト材の巻取装置。
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