JP2003145688A - 吸放湿性材料及びその製造方法 - Google Patents

吸放湿性材料及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003145688A
JP2003145688A JP2001348379A JP2001348379A JP2003145688A JP 2003145688 A JP2003145688 A JP 2003145688A JP 2001348379 A JP2001348379 A JP 2001348379A JP 2001348379 A JP2001348379 A JP 2001348379A JP 2003145688 A JP2003145688 A JP 2003145688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moisture
resin
water
resin layer
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001348379A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3941465B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Kojima
豪志 児島
Hideki Yamamoto
秀樹 山本
Mitsuru Nakakawara
満 中河原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2001348379A priority Critical patent/JP3941465B2/ja
Publication of JP2003145688A publication Critical patent/JP2003145688A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3941465B2 publication Critical patent/JP3941465B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Air Humidification (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、優れた吸放湿性を有すると共に、高
湿時にあっても表面がべとついたり傷付き易くなったり
することがなく、しかも表面状態が良好で且つ、壁紙の
施工時に壁紙の裏面に塗られる水性糊の水分を吸水性物
質が吸収して膨潤を起こさない吸放湿性材料及びそれを
簡便に製造可能な製造方法の提供を目的とする。 【解決手段】基材上に、防水樹脂被膜と、吸水性物質を
含有する吸放湿性樹脂層と、透湿性防水樹脂被膜と、水
性樹脂層とを順次設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高湿時には環境空
気中の水分を吸収する一方、低湿時には吸収していた水
分を環境空気中に放散することにより、環境空気中の湿
度の変動を緩和する機能を有する吸放湿性材料に関する
ものであり、特に建築物の内装材などとして有用であ
る。
【0002】
【従来の技術】現代の建築物は、鉄筋コンクリート構造
やプレハブ工法の普及、樹脂加工合板等の合成材料から
なる新建材や扉及び窓における金属サッシの発達等によ
って、かつての純日本建築と比較すれば著しく気密性の
高いものとなっている。係る建築物の高気密性は、冷暖
房効果の向上によるエネルギー資源の節約や、防音性の
向上による近隣騒音公害の防止などの観点からは、大変
に望ましいものであると言うことができる。しかしその
反面、室内における居住者の生活活動(人間の呼気、炊
事、風呂・シャワー等)が発生する湿気が、室外に逃げ
られずに室内に籠もり易く、行き場を失った湿気が壁面
や窓ガラス、窓枠サッシ等の表面に結露して、美観上及
び触感上望ましくないのみならず、建築材料の汚損や腐
蝕の原因となって、建築物の寿命を縮める要因ともなり
兼ねないという問題がある。
【0003】この問題の解決策としては、建築物に強制
換気装置又は空気調和装置等を設置して、室内の湿度を
常に一定範囲内に保つ方法なども、一部で研究されては
いるが、廊下や収納空間等も含めた建築物内部全体を対
象に強制換気又は空気調和させる為には、初期の設備投
資負担が著しく重くなることに加えて、夜間や外出時も
含めて設備を24時間稼働させると電気代の負担も重
く、設備の保守整備の手間や費用もかかることから、一
般家庭用としてはあまり現実的な方法であるとは考えら
れていない。
【0004】そこで、上記の様な特殊な設備によらずに
室内の湿度を調節する方法として、高湿時には環境空気
中の水分を吸収する一方、低湿時には吸収していた水分
を環境空気中に放散する機能を有する、吸放湿性材料を
室内に設置することで、室内の湿度変動を緩和する方法
が考案されている。この吸放湿性材料の設置の態様とし
ては種々考えられるが、吸放湿機能を迅速且つ十分に発
揮するためには、環境空気と接触する表面積が大きいほ
ど有利であると考えられることから、建築物の室内にお
いて大きな表面積を占める壁面や天井面等を、吸放湿性
材料を使用した壁紙等の内装材で仕上げる方法が、最も
有望視されている。
【0005】上記の吸放湿性材料を使用した壁紙として
具体的には、例えば難燃紙等の裏打紙の上にポリ塩化ビ
ニル樹脂等の発泡樹脂層を設けた通常の壁紙において、
発泡樹脂層に例えばシリカゲル又はゼオライト等の吸湿
性無機粉体や、アクリル系樹脂又はポリビニルアルコー
ル系樹脂等の高吸水性ポリマー等を配合することによっ
て、吸放湿性を具備させたものなどが考案されている。
しかるに、吸湿性無機粉体を使用したものは、吸湿量の
絶対量が少ないために、室内の湿度変動の緩和能力が必
ずしも十分ではなく、その点では吸水量の絶対量の多い
高吸水性ポリマーの方が有利であるが、その反面、高吸
水性ポリマーは吸水により膨潤軟化するために、高湿時
には壁紙の表面がべとつき易いほか、吸水した状態で表
面を押したり擦ったりすると、皺状に変形したり傷が付
いたりし易い等の問題点がある。また、壁紙の施工時に
壁紙の裏面に塗られる水性糊の水分を高吸水性ポリマー
が吸収して膨潤を起こす等の問題点もある。
【0006】係る問題点を解決するために、高吸水性ポ
リマーを含有させた吸放湿性樹脂層の表面に、高吸水性
ポリマーを含有せず高湿時にも強度低下を起こしにくい
樹脂組成物からなる保護層を設けることも考えられる。
但し、吸放湿性樹脂層の表面を耐水性に優れた疎水性の
樹脂からなる保護層で覆ってしまうと、この保護層が環
境空気中と吸放湿性樹脂層との間での水分の移動を阻害
し、十分な吸放湿性が得られ難いので、保護層は透湿性
の高い水性樹脂により形成することが望ましいと考えら
れる。しかしながら、吸放湿性樹脂層の表面に、水性樹
脂の水溶液ないし水分散液からなる水性塗工液を塗工し
て保護層を設けようとすると、該水性塗工液の塗工中
に、該水性塗工液に含まれる水を、吸放湿性樹脂層中の
高吸水性ポリマーが吸収して膨潤してしまうため、良好
な塗工状態が得られないという問題点があった。また、
壁紙の施工時に壁紙の裏面に塗られる水性糊の水分を高
吸水性ポリマーが吸収して膨潤を起こすという問題点は
解決出来ない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における上記のような問題点に着目してなされたもの
で、その課題とするところは、優れた吸放湿性を有する
と共に、高湿時にあっても表面がべとついたり傷付き易
くなったりすることがなく、しかも表面状態が良好で且
つ、壁紙の施工時に壁紙の裏面に塗られる水性糊の水分
を吸水性物質が吸収して膨潤を起こさない吸放湿性材料
及びこれを簡便に製造可能な製造方法を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の吸放湿性材料
は、基材上に、防水樹脂被膜と、吸水性物質を含有する
吸放湿性樹脂層と、透湿性防水樹脂被膜と、水性樹脂層
とを順次具備することを特徴とするものであり、また特
に、前記水性樹脂層が発泡層であることを特徴とするも
のである。
【0009】また、本発明の吸放湿性材料の製造方法
は、基材上に防水樹脂被膜と、吸水性物質を含有する吸
放湿性樹脂層を形成し、該吸放湿性樹脂層上に透湿性防
水樹脂被膜を形成し、しかる後に、該透湿性防水樹脂被
膜上に水性樹脂を含有する水性塗工液を塗工して水性樹
脂層を設けることを特徴とするものであり、また特に、
前記水性樹脂を含有する水性塗工液には発泡剤が添加さ
れており、前記透湿性防水樹脂被膜上に塗工された後に
加熱発泡させることにより、水性樹脂層を発泡層となす
ことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明を
詳細に説明する。図1は本発明の吸放湿性材料の実施の
形態を示す模式断面図である。
【0011】本発明の吸放湿性材料は、図1に示す様
に、支持体となる適宜の基材1の表面上に、壁紙の施工
時に壁紙の裏面に塗られる水性糊の水分を後述する高吸
水性ポリマー等の吸収性物質が吸収して膨潤を起こさな
い為の防水樹脂被膜2と、高吸水性ポリマー等の吸水性
物質32を含有する樹脂組成物からなる吸放湿性樹脂層
3と、該吸放湿性樹脂層3と環境空気中との間での水分
の移動を妨げない程度の透湿性を有し、なお且つ後述す
る水性樹脂層5の塗工時における前記吸放湿性樹脂層3
中への水分の浸透が防止できる程度の防水性を有する透
湿性防水樹脂被膜4と、吸放湿性樹脂層3の吸放湿機能
を妨げない高い透湿性を有する水性樹脂組成物からなる
保護層としての水性樹脂層5とが、この順に設けられて
構成されるものである。
【0012】本発明の吸放湿性材料における基材1の具
体的な材質や形状については一切限定されるものではな
く、例えば紙、織布又は不織布等の繊維質シートや、ポ
リオレフィン系樹脂シートやポリエステル系樹脂シート
等の合成樹脂シート、合成ゴムシート、アクリル樹脂板
やポリカーボネート樹脂板、ABS樹脂板、FRP等の
合成樹脂系基材、合板や集成材、繊維板、パーティクル
ボード等の木質系基材、鋼鈑や真鍮板、アルミニウム板
等の金属系基材、石膏板や珪酸カルシウム板、セメント
板、コンクリート板等の無機質系基材等、任意のものを
使用することができ、その表面には必要に応じて、例え
ば目止め処理、ベースコート処理、プライマー処理、コ
ロナ放電処理、オゾン処理、火炎処理、研磨処理等の適
宜の表面処理が施されていてもよい。
【0013】特に、本発明の吸放湿性材料を壁紙として
使用する場合には、従来より合成樹脂系壁紙の基材とし
て使用されていた任意のシート状の材料が使用可能であ
る。具体的には例えば、木質パルプ等のセルロース系繊
維からなる抄造紙にスルファニル酸グアナジン又はリン
酸グアナジン等の水溶性難燃剤を含浸させたパルプ紙系
難燃紙や、セルロース系繊維の抄紙時に炭酸カルシウ
ム、水酸化アルミニウム又は水酸化マグネシウム等の無
機質剤を混抄した無機混抄紙、ガラス繊維又はアルミナ
繊維等の無機繊維を抄造した無機繊維紙等の難燃紙乃至
不燃紙や、同じく難燃剤や無機質剤を添加し又は無機繊
維から製造した難燃性乃至不燃性の織布又は不織布等、
何れも使用可能である。
【0014】本発明の防水樹脂被膜2は、壁紙施工時に
壁紙裏面に塗られる水性糊の水分が吸放湿性樹脂層3へ
移動するのを妨げる程度の防水性を有する被膜であれば
良く、その組成は特に限定されるものではないが、具体
的には例えば上記吸放湿性樹脂層3の基質樹脂31の例
として挙げたものと同様の、アクリル系樹脂、ウレタン
系樹脂、SBR系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合体樹脂、シリコーン系樹脂、ポリアミ
ド系樹脂、ポリブテン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂
等を使用することができ、これらのうちの1種の単独で
あっても2種以上の混合物又は積層被膜であってもよ
い。
【0015】防水樹脂被膜2の厚さは、薄過ぎると防水
性が不十分となって壁紙施工時の水性糊塗工の際に吸放
湿性樹脂層3中の吸水性物質32の膨潤を十分に阻止す
ることができず、一方厚過ぎても壁紙施工時に折り畳ま
れた際に壁紙の層厚が厚くなったことにより曲率半径が
大きくなり、表面が割れ易くなる原因となるので、両者
を勘案して適宜設定する必要がある。防水樹脂被膜2を
構成する樹脂組成物として例えば上掲の各種の樹脂から
選ばれるものを採用した場合には、防水樹脂被膜2の厚
さは一般に0.2〜20μm程度の範囲内とすることが
好ましい。
【0016】吸放湿性材料における吸放湿性樹脂層3
は、基質樹脂31中に吸水性物質32が分散されて構成
されるものである。基質樹脂31としては、被膜形成性
を有しつつ、吸水膨潤性が少なく、吸水性物質32の吸
水時にも層の形態が維持可能な樹脂材料であれば如何な
る樹脂であっても良いが、吸水性物質32の環境空気中
との間での水分の吸収や放散を妨げることのない様に、
例えばアクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、SBR系樹
脂、酢酸ビニル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体
樹脂、シリコーン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリブテ
ン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等の様に、透湿度の
高い樹脂を使用することが好ましく、これらの内いずれ
か1種を単独で使用してもよいし、2種以上の樹脂混合
物を使用することもできる。
【0017】吸放湿性樹脂層3に添加される吸水性物質
32としては、水酸基やカルボキシル基等の親水性の官
能基を多く含む比較的疎な構造の物質であって、自身の
体積を超える多量の水分を内部に吸収貯蔵可能な物質で
あれば良く、具体的には公知の一般的な高吸水性ポリマ
ー等が用いられ、例えば、デンプン−アクリル酸グラフ
ト重合体、デンプン−アクリロニトリルグラフト重合
体、セルロース−アクリロニトリルグラフト重合体、ポ
リビニルアルコール架橋重合体、ポリアクリル酸ナトリ
ウム架橋体、アクリル酸メチル−酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物等が用いられる。また、馬鈴薯デンプンやデキス
トリン類等の天然物を用いることも可能であり、これら
の吸水性物質は単独、もしくは2種以上混合して使用す
ることもできる。
【0018】吸放湿性樹脂層3における基質樹脂31と
吸水性物質32との配合比は、本発明において特に限定
されるものではないが、一般的には基質樹脂31を20
〜80重量%、吸水性物質32を80〜20重量%程度
とすることが望ましい。基質樹脂31の含有量が20重
量%未満であると、高湿時に吸水性物質32の吸水膨潤
による著しい変形や強度低下を十分に抑えることが困難
であり、一方、吸水性物質32の含有量が20重量%未
満であると、十分な吸放湿機能を得ることが困難であ
る。吸放湿性樹脂層3の厚さは、本発明において特に限
定されるものではないが、十分な吸放湿機能の発現と、
製造時の加工性や取扱時の可撓性等を考慮すると、一般
的には10〜100μm程度の範囲内とすることが望ま
しい。
【0019】以上に説明した吸放湿性樹脂層3の上に設
けられる透湿性防水樹脂被膜4における基質樹脂41
は、吸放湿性樹脂層3と環境空気中との間での水分の移
動を妨げない程度の透湿性を有し、なお且つ後述する水
性樹脂層5の塗工時における水性塗工液中に含まれる水
分の前記吸放湿性樹脂層3中への浸透が防止できる程度
の防水性を有する、親水性且つ耐水性の樹脂組成物から
なる被膜であれば良く、その組成は特に限定されるもの
ではないが、具体的には例えば上記吸放湿性樹脂層3の
基質樹脂31の例として挙げたものと同様の、アクリル
系樹脂、ウレタン系樹脂、SBR系樹脂、酢酸ビニル系
樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、シリコーン
系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリブテン樹脂、ポリビニ
ルアルコール樹脂等を使用することができ、これらのう
ちの1種の単独であっても2種以上の混合物又は積層被
膜であってもよい。
【0020】透湿性防水樹脂皮膜4には必要に応じて、
例えばシリカゲル、ゼオライト、珪藻土、焼成タルク等
の様に、大きな比表面積を有する多孔質の親水性無機物
質の粒子からなる吸湿性物質42を添加することによっ
て、環境空気中の湿度が変化した際の吸放湿速度を向上
し、湿度調整機能を更に有効に発揮させることもでき
る。その理由は、高吸水性ポリマー等の吸水性物質32
は、その周囲に自発的に結露した水分を吸収するに留ま
るのに対し、吸湿性物質42は、高湿時には気体状の水
分子を積極的に結露させてそれを吸水性物質32に受け
渡し、一方低湿時には逆に吸水性物質32が保有する水
分を受け取って気化蒸散させる機能を果たしているもの
と推察される。
【0021】吸湿性物質42の添加量は、本発明におい
て特に制限されるものではないが、吸湿性物質42自体
の水分の吸収量は吸水性物質32と比較すれば少ないの
で、吸水性物質32よりも吸湿性物質42を多く配合す
れば、飽和吸水量は少ないが環境湿度変化時の吸放湿速
度は高くなり、逆に吸湿性物質42よりも吸水性物質3
2を多く配合すれば、環境湿度変化への感度は低下する
が飽和吸水量は多くなるから、使用目的に応じて適宜設
計すればよい。一般的には、吸湿性物質42は吸水性物
質32の触媒的な意味で、吸水性物質32より少量で良
く、吸水性物質32の100重量部に対して吸湿性物質
42を30〜100重量部程度の配合とすることが望ま
しい。
【0022】透湿性防水樹脂被膜4の厚さは、薄過ぎる
と防水性が不十分となって水性樹脂層5の塗工時に吸放
湿性樹脂層3中の吸水性物質32の膨潤を十分に阻止す
ることができず、一方厚過ぎても透湿度が低下して吸放
湿性樹脂層3の吸放湿性能を減殺する原因となるので、
両者を勘案して適宜設定する必要がある。透湿性防水樹
脂被膜4を構成する樹脂組成物として例えば上掲の各種
の樹脂から選ばれるものを採用した場合には、透湿性防
水樹脂被膜4の厚さは一般に0.2〜20μm程度の範
囲内とすることが好ましい。
【0023】透湿性防水樹脂被膜4上に設けられる水性
樹脂層5は、吸放湿性樹脂層3の表面を覆って高湿時や
湿潤時の表面のべとつきや表面強度の低下を防止するた
めの保護層として設けられるものであり、吸放湿性樹脂
層3の吸放湿機能を阻害しないように、水溶液又は水分
散液等の水性塗工液の形で塗工可能であり、なお且つ、
塗工乾燥後には親水性でありながら非水溶性、耐水性の
層を形成可能な水性樹脂51からなるものであればよ
く、同一若しくは相異なる材質からなる2層以上の積層
構造とすることも差し支えない。
【0024】水性樹脂層5の主成分である水性樹脂51
として具体的には、例えば水溶塩型アクリル系樹脂、ポ
リアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン、カゼイン、セルロース誘導体、デキストリ
ン類等の水溶性樹脂を例えばメラミン化合物、ブロック
イソシアネート化合物、エポキシ化合物、ヒドラジン誘
導体、アジリジン、有機過酸化物等の架橋剤の添加若し
くは電離放射線照射等の手段により架橋させて非水溶化
したものや、例えばアクリル系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、SBR系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体樹脂、シリコーン系樹脂、ポリブテン樹脂
等の非水溶性樹脂粒子を水中に分散してなる水性エマル
ジョン系樹脂などの少なくとも1種または2種以上の樹
脂混合物を使用することができる。塗工液の安定性や塗
工乾燥後の表面物性、微多孔状態となることによる高透
湿性などの面では、水性エマルジョン系樹脂の採用が望
ましい。水性エマルジョン系樹脂を架橋剤の配合又は電
離放射線照射等により架橋させても良いことも勿論であ
る。
【0025】水性樹脂層5は必要に応じて、機械発泡法
又は発泡剤52を配合する方法等の公知の適宜の手段に
より、多孔質の細胞状に発泡させても良く、そうするこ
とによって、水性樹脂層5の透湿性を更に向上し、吸放
湿性樹脂層3の吸放湿機能を更に存分に発揮させること
もできる。また、本発明の吸放湿性材料を住宅等の建築
物における壁紙等の内装材として使用する場合には、水
性樹脂層5を発泡させることでエンボスによる凹凸模様
7の形成を容易にし、意匠性にも優れた内装材を容易に
得ることができる利点もある。
【0026】上記発泡剤52としては、例えばアゾジカ
ルボンアミド(ADCA)等のアゾ系化合物、P、P'
−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジッド)(O
BSH)等のニトロソ化合物等の有機発泡剤又は炭酸水
素ナトリウム等の無機発泡剤等の熱分解化学発泡剤や、
例えばポリアクリロニトル系樹脂、フェノール系樹脂、
エポキシ系樹脂等の熱軟化性柔軟性殻体の内部にイソブ
タン等の低沸点液体を内包してなる膨張型マイクロカプ
セル発泡剤等を使用することができる。
【0027】上記発泡剤52の添加量は、本発明におい
て特に制限されるものではないが、一般的には水性樹脂
層5の主成分である水性樹脂51の固形分100重量部
に対して2〜20重量部を添加することが好ましく、更
に好ましくは4〜10重量部である。2重量部未満の場
合には、発泡倍率が低く、吸放湿性向上の効果があまり
期待できない他、エンボスの凹凸模様7による意匠性の
向上も困難である。一方、20重量部より多い場合に
は、発泡セルが著しく粗雑な状態となり、シートの表面
強度が弱くなってしまう恐れがある。
【0028】水性樹脂層5には、その他必要に応じて、
例えば炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニ
ウム、水酸化マグネシウム等の無機質系充填剤や、酸化
チタン、酸化亜鉛等の着色顔料を始め、分散剤、消泡
剤、湿潤剤、難燃剤、防炎剤、抗菌剤、防黴剤、紫外線
吸収剤、光安定剤、熱安定剤、滑剤、艶調整剤、帯電防
止剤、ブロッキング防止剤、増粘剤等の各種の添加剤か
ら選ばれる1種以上を適宜添加することもできる。
【0029】水性樹脂層5の厚さは、本発明において特
に制限されるものではないが、薄過ぎるとべとつき防止
や表面保護の効果に乏しく、逆に厚過ぎても透湿性が低
下して吸放湿性樹脂層3の吸放湿機能を減殺するので、
これらを勘案して適宜設計する必要がある。一般的に
は、非発泡の場合には5〜100μm程度、発泡されて
いる場合には20〜2000μm程度の範囲内とするこ
とが好ましい。
【0030】以上に説明した防水樹脂被膜2、吸放湿性
樹脂層3、透湿性防水樹脂被膜4及び水性樹脂層5の形
成方法は、本発明において特に制限されるものではない
が、防水樹脂被膜2、吸放湿性樹脂層3及び透湿性防水
樹脂被膜4は疎水性の有機溶剤を分散媒とする油性塗工
液を用い、水性樹脂層5は水又は水とアルコール類との
混合物等を分散媒とする水性塗工液を用いて、それぞれ
塗工法により順次形成する方法によるのが一般的であ
る。塗工方法としては、例えばナイフコート法、ノズル
コート法、グラビアコート法、マイクログラビアコート
法、ロータリースクリーンコート法、リバースロースコ
ート法、コンマコート法、リップコート法、ダイコート
法、スプレーコート法、ディップコート法、フローコー
ト法等の従来公知の任意の塗工方法が採用可能であり、
各層の塗工後の乾燥方法としては、例えば熱風または赤
外線ヒーター等の熱源をそれぞれ単独もしくはこれらの
複数種を組合せて用いることもできる。
【0031】本発明の吸放湿性材料には必要に応じて、
水性樹脂層5の表面に絵柄印刷層6を設けて絵柄による
意匠性を付与することもできる。絵柄印刷層6の印刷方
法としては、例えばグラビア印刷法、ロータリースクリ
ーン印刷法、フレキソ印刷法、インクジェット印刷法、
転写印刷法等の通常の印刷法を用いることができる。ま
た、立体的な意匠性を付与するために、メカニカルエン
ボス法又はケミカルエンボス法等により凹凸模様7加工
を設けたり、表面強度を更に向上させるために、表面に
透湿性の樹脂組成物からなる表面保護層を設けたりする
ことも、任意に行うことができる。
【0032】
【実施例】以下に本発明の実施例及び比較例を示し、本
発明を更に詳細に説明する。
【0033】<実施例1>坪量90g/m2の無機質紙
を基材としてその表面上に、まず溶剤系ウレタン樹脂を
グラビアコート法により乾燥後の塗布量約1g/m2
塗布、乾燥して防水樹脂被膜を設けた。続いて下記組成
の吸放湿性樹脂組成物をコンマコート法により塗布して
約90℃で乾燥し、乾燥後の塗布量約20g/m2の吸
放湿性樹脂層を設けた。続いて該吸放湿性樹脂層上に、
溶剤系ウレタン樹脂をグラビアコート法により乾燥後の
塗布量約1g/m2に塗布、乾燥して透湿性防水樹脂被
膜を形成し、更に該透湿性防水樹脂被膜上に、マイクロ
カプセル発泡剤を固形分比6重量部添加したエチレン−
酢酸ビニル共重合体系水性エマルジョン樹脂をコンマコ
ート法により乾燥後の塗布量約140g/m2に塗布し
て約90℃で乾燥させて水性樹脂層を形成した。そし
て、該水性樹脂層の表面にグラビア印刷法により抽象柄
の絵柄を印刷した後、炉内温度約150℃の発泡加熱炉
にて水性樹脂層を約5倍に発泡させてから、発泡した水
性樹脂層の表面に冷却エンボスロールを使用してエンボ
ス模様を形成して、本発明の吸放湿性材料である壁紙を
作製した。
【0034】 [吸放湿性樹脂組成物の配合表] 吸水性物質 ウレタン系高吸水性ポリマー 40重量部 吸湿性物質 コロイド状合成シリカ 30重量部 基質樹脂 ポリウレタン 90重量部
【0035】得られた壁紙は、各層の塗工ムラ等の欠陥
もなく、外観上良好な意匠性を有し、施工時においても
水性糊の水分により膨潤を起こさないものであった。ま
た、この壁紙について、市販の塩化ビニル系結露防止壁
紙(裏打紙上に高吸水性ポリマーが添加されたポリ塩化
ビニル樹脂発泡層が設けられたもの)及び結露防止加工
の施されていない市販の通常の塩化ビニル系壁紙(裏打
紙上に高吸水性ポリマーが添加されていないポリ塩化ビ
ニル樹脂発泡層が設けられたもの)と共に、下記の試験
方法にて吸放湿性能を測定した結果、本発明の吸放湿性
材料である実施例1の壁紙は、図2に示される様に非常
に優れた吸放湿性能を有するものであることが確認され
た。
【0036】<吸放湿性能試験方法>試料を6cm×2
7cmの大きさに裁断し、アルミテープにより表面の小
口1cm四方及び裏面全面を覆い側面及び裏面からの透
湿防止処置を施す。以上の処置より試料の透湿可能表面
積を4cm×25cmの100m2とする。こうして作
製した試験片を、温度25℃、相対湿度50%の条件に
設定された恒温恒湿試験機内に4日間放置した後、試験
片の重量(a)を測定し、これを初期値とする。次に、
試験片を温度25℃、相対湿度90%の条件に設定され
た恒温恒湿試験機内で144時間放置した後、温度25
℃、相対湿度50%に設定された恒温高湿試験機内で1
44時間放置し、その間、適宜の時間間隔で試験片の重
量(b)を測定する。各々の時刻における試験片の吸湿
量は、次式(1)により算出する。 吸湿量[g/m2]=(試験片重量(b)[g]−試験片重量(a)[g]) /透湿可能表面積[m2] ・・・・・・(1)
【0037】<比較例1>上記実施例1において、防水
樹脂被膜の形成工程を省略し、その他は上記実施例1と
全く同一の条件で吸放湿性材料である壁紙を作製し施工
を行ったところ、壁紙裏面に水性糊を塗布した直後、水
性糊中の水分により吸放湿性樹脂層が厚み比で5〜10
倍程度膨潤してしまい、良好に施工することができなか
った。
【0038】<比較例2>上記実施例1において、透湿
性防水樹脂被膜の形成工程を省略し、その他は上記実施
例1と全く同一の条件で吸放湿性材料である壁紙を作製
しようとしたところ、吸放湿性樹脂層上に水性樹脂層用
の水性エマルジョン樹脂の水性塗工液を塗工した直後、
水性塗工液中の水分により吸放湿性樹脂層が厚み比で5
〜10倍程度膨潤してしまい、表面状態の良好な吸放湿
性材料を得ることができなかった。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の吸放
湿性材料は、基材と吸水性物質を含有した吸放湿性樹脂
層との間に、防水樹脂被膜を設けた構成としたことによ
り、壁紙施工時に、壁紙裏面に塗られる水性糊に含有さ
れる水分によって吸放湿性樹脂層中の吸水性物質が吸水
膨潤する現象の発生を効果的に防止し、且つ吸水性物質
を含有した吸放湿性樹脂層上に、透湿性防水樹脂被膜を
介して水性樹脂層を設けた構成としたことにより、水性
樹脂層を形成するための水性塗工液の塗工時に、該水性
塗工液に含有される水分によって吸放湿性樹脂層中の吸
水性物質が吸水膨潤する現象の発生を効果的に防止し、
施工時に膨潤を起こさず、且つ表面状態の良好な吸放湿
性材料を安定的に得ることができる。しかも、得られた
吸放湿性材料は、高湿時には環境空気中の水分を吸収
し、一方低湿時には吸収していた水分を放散することに
より、優れた湿度調整機能を果たし、しかも、表面層は
吸水性物質を含有していないので、高湿時に表面がべと
ついたり表面強度が低下したりすることがなく、例えば
従来の一般的な壁紙と全く同等の表面物性や意匠性を有
する吸放湿性材料を容易に得ることができるという優れ
た効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸放湿性材料の実施の形態を示す模式
断面図である。
【図2】本発明の吸放湿性材料の実施例の吸放湿性能試
験結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1……基材 2……防水樹脂被膜 3……吸放湿性樹脂層 31…基質樹脂 32…吸水性物質 4……透湿性防水樹脂被膜 41…基質樹脂 42…吸湿性物質 5……水性樹脂層 51…水性樹脂 52…発泡剤 6……絵柄印刷層 7……凹凸模様
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 5/18 B32B 5/18 E04B 1/64 E04B 1/64 D F24F 1/00 451 F24F 1/00 451 6/04 6/04 Fターム(参考) 2E001 DB03 FA10 GA24 GA25 GA27 GA28 GA42 HA01 HA03 HA04 HA21 HA22 HA33 HB04 HB05 HC02 HC04 HC07 HD01 HD12 HD14 HE01 JA06 3L055 BA10 4D052 AA08 CA02 CA06 HA01 HA03 HA19 HA23 HA27 HB05 HB06 4F100 AA01 AA20H AK01B AK01C AK01D AK01E AK51 AK68 AT00A BA05 BA10A BA10E CA30C DE04H DG10 DJ01E EH461 EH462 EJ022 EJ402 GB08 JB09E JD04D JD04H JD05B JD05D JD05H JD15C JD15H JD16C JL07 4G066 AA22B AC24B AC24C BA03 BA05 CA43 DA03 EA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に、防水樹脂被膜と、吸水性物質を
    含有する吸放湿性樹脂層と、透湿性防水樹脂被膜と、水
    性樹脂層とを順次具備することを特徴とする吸放湿性材
    料。
  2. 【請求項2】前記水性樹脂層が発泡層であることを特徴
    とする請求項1に記載の吸放湿性材料。
  3. 【請求項3】前記透湿性防水樹脂皮膜が透湿性物質を含
    有することを特徴とする請求項1に記載の吸放湿性材
    料。
  4. 【請求項4】基材上に防水樹脂被膜と、吸水性物質を含
    有する吸放湿性樹脂層を形成し、該吸放湿性樹脂層上に
    透湿性防水樹脂被膜を形成し、しかる後に、該透湿性防
    水樹脂被膜上に水性樹脂を含む水性塗工液を塗工して水
    性樹脂層を設けることを特徴とする吸放湿性材料の製造
    方法。
  5. 【請求項5】前記水性樹脂を含む水性塗工液には発泡剤
    が添加されており、前記透湿性防水樹脂被膜上に塗工さ
    れた後に加熱発泡させることにより、水性樹脂層を発泡
    層となすことを特徴とする請求項4に記載の吸放湿性材
    料の製造方法。
JP2001348379A 2001-11-14 2001-11-14 吸放湿性材料及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3941465B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001348379A JP3941465B2 (ja) 2001-11-14 2001-11-14 吸放湿性材料及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001348379A JP3941465B2 (ja) 2001-11-14 2001-11-14 吸放湿性材料及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003145688A true JP2003145688A (ja) 2003-05-20
JP3941465B2 JP3941465B2 (ja) 2007-07-04

Family

ID=19161206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001348379A Expired - Fee Related JP3941465B2 (ja) 2001-11-14 2001-11-14 吸放湿性材料及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3941465B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1610066A1 (en) * 2004-06-15 2005-12-28 DE SANTI, Ferdinando Arrangement for regulating the room humidity
WO2007110069A1 (de) * 2006-03-25 2007-10-04 Fachhochschule Lausitz Anordnung zum erreichen eines vorgegebenen luftfeuchtebereiches innerhalb einer umhüllung
JP2008087695A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Hirotani:Kk 自動車用防音・防水型マッドガード
JP2008202827A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 気化フィルタおよび加湿装置
JP2008215695A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 気化フィルタおよび加湿装置
JP2010024262A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Planet Company:Kk コーティング液
JP2012092525A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Asahi Kasei Homes Co 建物の屋根構造
JP2013177624A (ja) * 2013-05-27 2013-09-09 Planet Company:Kk 結露対策スプレー
JP5639702B1 (ja) * 2013-10-11 2014-12-10 ユニチカ株式会社 吸水性多孔シート
JP2020083709A (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 積水化学工業株式会社 セメント硬化体構造物の保護構造及びセメント硬化体構造物の保護工法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1610066A1 (en) * 2004-06-15 2005-12-28 DE SANTI, Ferdinando Arrangement for regulating the room humidity
WO2007110069A1 (de) * 2006-03-25 2007-10-04 Fachhochschule Lausitz Anordnung zum erreichen eines vorgegebenen luftfeuchtebereiches innerhalb einer umhüllung
JP2008087695A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Hirotani:Kk 自動車用防音・防水型マッドガード
JP2008202827A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 気化フィルタおよび加湿装置
JP2008215695A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 気化フィルタおよび加湿装置
JP2010024262A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Planet Company:Kk コーティング液
JP2012092525A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Asahi Kasei Homes Co 建物の屋根構造
JP2013177624A (ja) * 2013-05-27 2013-09-09 Planet Company:Kk 結露対策スプレー
JP5639702B1 (ja) * 2013-10-11 2014-12-10 ユニチカ株式会社 吸水性多孔シート
JP2020083709A (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 積水化学工業株式会社 セメント硬化体構造物の保護構造及びセメント硬化体構造物の保護工法
JP7184611B2 (ja) 2018-11-27 2022-12-06 積水化学工業株式会社 セメント硬化体構造物の保護構造及びセメント硬化体構造物の保護工法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3941465B2 (ja) 2007-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11186985B2 (en) Vapor permeable, water resistive, air barrier polyester membrane having a polyacrylic coating with porous pressure sensitive adhesive added to the rear surface of the membrane
JP2003145688A (ja) 吸放湿性材料及びその製造方法
JP4122704B2 (ja) 吸放湿性材料及びその製造方法
JP2003062949A (ja) 吸放湿性材料及びその製造方法
JP3783555B2 (ja) 吸放湿性材料及びその製造方法
JP2007297550A (ja) 調湿消臭体及びその製造方法
JP2000141581A (ja) 結露防止化粧材
JP4348948B2 (ja) 吸放湿性材料の製造方法
JP2000177088A (ja) 化粧シート
JP2002159828A (ja) 吸放湿性材料
JP2001001479A (ja) 吸放湿性能を有する化粧材
JP3951849B2 (ja) ロールスクリーン
JPH0222045A (ja) 透湿性結露防止壁紙およびその製造方法
JP3312567B2 (ja) 吸湿及び放湿性を有する発泡シートの製造方法
JPH11207853A (ja) 吸放湿機能を有する化粧材
JP2001199030A (ja) 化粧シート及びこれを用いた壁装材
JP4114401B2 (ja) 難燃性吸放湿性発泡化粧材とその製造方法
JPH1086259A (ja) 発泡壁紙
JP2001096656A (ja) 内装用化粧材
JPH0421840Y2 (ja)
JPH11198268A (ja) ホルムアルデヒド捕捉壁紙
JP2003301675A (ja) ブラインド
JP2000094560A (ja) アンモニア捕捉壁紙
JPH11207852A (ja) 吸放湿機能を有する化粧材
JP2004065286A (ja) ローマンシェード

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100413

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120413

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120413

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140413

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees