JP2003142795A - 電気部品の基板への実装構造 - Google Patents

電気部品の基板への実装構造

Info

Publication number
JP2003142795A
JP2003142795A JP2001334817A JP2001334817A JP2003142795A JP 2003142795 A JP2003142795 A JP 2003142795A JP 2001334817 A JP2001334817 A JP 2001334817A JP 2001334817 A JP2001334817 A JP 2001334817A JP 2003142795 A JP2003142795 A JP 2003142795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
hole
lead portion
electric component
solder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2001334817A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroe Suzuki
浩江 鈴木
Takayuki Arafuka
貴幸 荒深
Hitoshi Iketani
仁 池谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2001334817A priority Critical patent/JP2003142795A/ja
Publication of JP2003142795A publication Critical patent/JP2003142795A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半田の融点と溶融した半田の温度との差が小
さい場合や電気部品および基板の熱容量が大きい場合な
どであっても、スルーホールとリード部との間を確実に
半田付けするし、それらのスルーホールとリード部との
間の半田付け不良を確実に防止する。 【解決手段】 基板9に設けられたスルーホール11
に、電気部品8に設けられたリード部14を前記基板9
の表面9a側から挿通され、前記スルーホール11と前
記リード部14との間を前記基板9の裏面9b側から半
田付けされる電気部品8の基板9への実装構造10であ
って、前記リード部14は、前記スルーホール11内で
基端側に対して先端側が断面形状を漸次小さくされた部
分を有し、前記スルーホール11との間を前記基板9の
表面側に対して裏面側で大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リード部がスルー
ホール内で基板に半田付けされてその基板に実装される
電気部品の基板への実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】リレーやコネクタなどの電気部品には、
所定のプリント配線パターンを有した基板に実装される
ものがある。この電気部品の基板への実装構造として
は、例えば、図4に示すようなものがある。
【0003】図4に示すように、電気部品1の基板2へ
の実装構造3では、基板2に設けられたスルーホール4
内に、電気部品1に設けられたリード部5が挿通され、
スルーホール4とリード部5との間が半田付けされてい
る。
【0004】基板2は、表面2aおよび裏面2bにプリ
ント配線パターン(不図示)が配設されている。この基
板2は、所定の位置に表面2aから裏面2bにかけて略
同一の径を有して貫通したスルーホール4が設けられて
いる。この基板2のスルーホール4は、内周面にプリン
ト配線パターンの所定の端部に連続するホール電極8が
配設されている。
【0005】一方、電気部品1は、主要部を構成する部
品本体6の下面から電極である複数のリード部5が突設
されている。この電気部品1のリード部5は、矩形板状
に形成されて基端から先端にかけて略同一の断面形状を
有している。そして、電気部品1は、リード部5が基板
2のスルーホール4に表面2a側から挿通され、そのリ
ード部5が基板2のスルーホール4との間を半田付けさ
れて基板2の表面2aに実装されている。したがって、
電気部品1は、リード部5が半田7およびスルーホール
4のホール電極5を介して基板2のプリント配線パター
ンに電気的に接続されている。
【0006】このような実装構造3では、電気部品1を
基板2に実装する際、電気部品1のリード部5を基板2
のスルーホール4内に基板2の表面2a側から挿通し、
電気部品1を基板2の所定位置に保持させておく。そし
て、フロー半田装置(不図示)により、基板2を予備加
熱した後、基板2の裏面2b側から溶融した半田7を噴
流させてスルーホール4内の電気部品1のリード部5と
の間に半田7を充填する。
【0007】このとき、溶融した半田7がスルーホール
4内の電気部品1のリード部5との間を基板2の表面2
a側に流れ、実装構造3では電気部品1のリード部5と
スルーホール4との間が半田付けされて電気部品1が基
板2に実装されることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電気部品1の基板2への実装構造3では、電気部品
1を基板2に実装する際、例えば、半田7の融点とフロ
ー半田装置内の溶融された半田7の温度との差が小さい
場合や電気部品1および基板2の熱容量が大きい場合、
スルーホール4内を基板2の表面2a側に向けて流れて
いる半田7が溶融状態を保持するのに必要な熱量が不足
しやすい。このように半田7の熱量が不足すると、実装
構造3では、スルーホール4内、特に基板2の表面2a
側に十分に流れていかず、また、流れても半田付けされ
る前に半田7が凝固してしまうので基板2のスルーホー
ル4と電気部品1のリード部5との間に半田付け不良が
起こることがある。
【0009】そこで、本発明は、上記従来の課題を考慮
してなされたものであり、半田付け不良を確実に防止で
きる電気部品の基板への実装構造の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、基板に設けられたスルーホー
ルに、電気部品に設けられたリード部を前記基板の表面
側から挿通され、前記スルーホールと前記リード部との
間を前記基板の裏面側から半田付けされる電気部品の基
板への実装構造であって、前記リード部は、前記スルー
ホール内で基端側に対して先端側が断面形状を漸次小さ
くされた部分を有し、前記スルーホールとの間を前記基
板の表面側に対して裏面側で大きくすることを特徴とす
る。
【0011】このように構成された請求項1記載の発明
では、スルーホールとリード部との間を基板の表面側に
対して裏面側で大きくされているため、スルーホールと
リード部との間に充填されている半田が、基板の裏面側
から表面側に流れるときに圧力が上昇する。したがっ
て、基板の裏面側から表面側に圧力差により半田が流れ
易くなる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
気部品の基板への実装構造であって、前記リード部の断
面形状を漸次小さくされた部分は、前記スルーホール内
で少なくとも側面の一部が前記基端側から前記先端側に
向けて傾斜されてなることを特徴とする。
【0013】このように構成された請求項2記載の発明
は、請求項1記載の発明の作用に加え、リード部の側面
の少なくとも一部が基端から先端にかけて傾斜している
ため、溶融した半田が、スルーホールとリード部との間
に充填されたときにその側面の一部の傾斜により表面側
に案内されながら流れる。このため、スルーホールとリ
ード部との間を基板の裏面側から表面側まで、より流れ
やすくすることができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の電
気部品の基板への実装構造であって、前記リード部の側
面は、前記スルーホール内の全域で傾斜していることを
特徴とする。
【0015】このように構成された請求項3記載の発明
は、請求項2記載の発明の作用に加え、リード部の側面
がスルーホール内の全域で基端から先端にかけて近接す
るように傾斜しているため、スルーホールとリード部と
の間を基板の裏面側から表面側まで、より流れやすくす
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる電気部品の
基板への実装構造の詳細を図面に示す実施形態に基づい
て説明する。図1は、本発明にかかる電気部品の基板へ
の実装構造の一実施形態を示す概略構成断面図である。
【0017】本実施形態の電気部品8の基板9への実装
構造10では、図1に示すように、基板9に設けられた
スルーホール11に、電気部品8に設けられたリード部
14を基板9の表面9a側から挿通され、スルーホール
11とリード部14との間を半田付けされて電気部品8
が基板9の表面9aに実装されている。この実装構造1
0は、電気部品8のリード部14が、スルーホール11
内で基端側に対して先端側が断面形状を段階的に小さく
された部分を有し、スルーホール11との間を基板9の
表面9a側に対して裏面9b側で大きくされているもの
である。
【0018】基板9は、表面9aおよび裏面9bにプリ
ント配線パターン(不図示)が配設されている。この基
板9は、所定の位置に表面9aから裏面9bにかけて略
同一の径を有して貫通したスルーホール11が設けられ
ている。この基板9のスルーホール11は、内周面に銅
などメッキからなり、プリント配線パターンの所定の端
部に連続するホール電極12が配設されている。
【0019】一方、電気部品8は、コネクタやリレーな
どからなり、主要部を構成する部品本体13の下面から
電極である複数のリード部14が突設されている。リー
ド部14は、導電性金属からなる略逆三角形板状に形成
されており、外周面の幅方向の両側に配置されている側
面14a,14aが基端から先端にかけて近接するよう
に傾斜して次第に断面形状が小さくなっている。すなわ
ち、リード部14は、全体として基端側に対して先端側
が断面形状を漸次小さくされた部分となっている。
【0020】このリード部14は、スルーホール11に
基板9の表面9a側から挿通され、外周面がスルーホー
ル11内の全域でホール電極12との間に、基端から先
端にかけて次第に断面形状が小さくなっているのに応じ
て、基板9の表面9a側から裏面9b側に向けて次第に
大きくなる隙間を形成する。そして、リード部14は、
上記隙間に充填された半田15を介してホール電極12
と半田付けされている。
【0021】このように構成された実装構造10では、
電気部品8を基板9に実装する際、電気部品8のリード
部14を基板9のスルーホール11内に基板9の表面9
a側から挿通し、電気部品8を基板9の表面9aの所定
位置に保持させておく。そして、フロー半田装置(不図
示)により、基板9を予備加熱した後にその基板9の裏
面9b側から溶融した半田15を噴流させる。すると、
実装構造10は、スルーホール11内でホール電極12
と電気部品8のリード部14の外周面との間に形成され
た隙間に、半田15が裏面9b側から所定の圧力で押し
上げられて充填される。
【0022】このとき、実装構造10では、前記隙間が
基板9の表面9a側から裏面9b側に向けて次第に大き
く、つまり裏面9b側から表面9a側に向けて次第に小
さくなっているため、その隙間内を半田15が流れて行
くにつれて半田15の圧力が次第に上昇していく。した
がって、半田15は、上昇した圧力で基板9の裏面9b
側に押し上げられて表面9a側に流れ易くなり、また、
流速も上がって基板9の表面9a側に、より流れ易くな
る。
【0023】また、実装構造10では、リード部14が
基端側に対して先端側が断面形状を漸次小さくされてい
るため、半田15が先端側でのリード部14との接触す
る面積が小さくなっている。したがって、実装構造10
では、リード部14の先端側での半田15の放熱を減少
することができ、その分半田15の温度低下を抑えるこ
とができ、半田15を基板9の裏面9b側から表面9a
側に、より流れ易くすることができる。
【0024】そして、前記隙間内に半田15が基板9の
表面9a側まで充填されると、ホール電極12とリード
部14の外周面とがスルーホール11内の全域にわたっ
て半田付けされることとなる。
【0025】このようにして実装構造10では、電気部
品8のリード部14とスルーホール11の内周面に設け
られたホール電極12との間が半田付けされて電気部品
8が基板9の表面9aに実装される。
【0026】上記本実施形態の実装構造10では、ホー
ル電極12とリード部14の外周面との隙間が基板9の
裏面9b側から表面9a側に向けて次第に小さくなって
いるため、電気部品8を基板9に実装する際、前記隙間
に充填された溶融された半田15が基板9の裏面9b側
から表面9a側に流れるにつれて、その半田15の圧力
が次第に上昇する。
【0027】したがって、実装構造10では、電気部品
のリード部断面が基端側から先端側にかけて一様な場合
に比較して、半田15が基板9の裏面9b側から表面9
a側に圧力差により流れ易くなり、例えば、基板9のプ
リント配線パターンが広いまたは電気部品8自体が大き
いなどにより、基板9の熱容量が大きい場合にあって
も、溶融した状態のまま半田15を基板9の表面9a側
に確実に充填することができる。このため、実装構造1
0では、ホール電極12とリード部14の外周面とをス
ルーホール11内の全域にわたって確実に半田付けする
ことができ、リード部14とスルーホール11との半田
付け不良を確実に防止して電気部品8と基板9との接続
の信頼性を向上することができる。
【0028】また、例えば、半田15としてSn/Pb
共晶よりも半田付け後の強度の高い鉛フリー半田(Sn
ベースにAg,Cu)を使用した場合には、Sn/Pb
共晶半田に比べて融点が高くなるものが多い。そして、
基板9や電気部品8の耐熱性から溶融させた半田15の
温度に上限があり、半田15の融点と溶融した半田15
の温度との差が少なく、半田15の溶融時間が短くなっ
て半田付け不良が発生する可能性が高かったが、本発明
によれば溶融した半田15を、電気部品のリード部断面
が基端側から先端側にかけて一様な場合に比較して、基
板9の裏面9b側から表面9a側に流れ易くすることが
でき、基板9の表面9a側に確実に充填することができ
る。
【0029】したがって、実装構造10では、半田15
の融点と半田15の加熱温度との差が少ない場合にあっ
ても、ホール電極12とリード部14の外周面とをスル
ーホール11内の全域にわたって確実に半田付けするこ
とができ、つまりリード部14とスルーホール11との
半田付け不良を確実に防止して電気部品8と基板9との
接続の信頼性を向上することができる。
【0030】また、実装構造10では、ホール電極12
とリード部14の外周面との隙間が基板9の裏面9b側
から表面9a側に向けて次第に小さくなっているため、
上記隙間に充填された半田が、裏面9b側から表面9a
側に流れるにつれて流速が上昇する。したがって、実装
構造10では、半田15を基板9の裏面9b側から表面
9a側まで、より流れ易くすることができ、ホール電極
12とリード部14の外周面とをスルーホール11内の
全域にわたって、より確実に半田付けすることができ
る。
【0031】また、実装構造10では、電気部品8のリ
ード部14が、基端側から先端側にかけて次第に断面形
状が小さくなっているため、電気部品のリード部断面が
基端側から先端側にかけて一様な場合に比較して、半田
15が先端側でリード部14と接触する面積が小さくな
っている。したがって、実装構造10では、リード部1
4の先端側での半田15の放熱を減少することができ、
半田15を基板9の裏面9b側から表面9a側に、より
流れ易くすることができる。
【0032】したがって、実装構造10では、ホール電
極12とリード部14の外周面とをスルーホール11内
の全域にわたって、より確実に半田付けすることができ
る。
【0033】また、実装構造10では、電気部品8のリ
ード部14が、その側面14a,14aが基端から先端
にかけて近接するように傾斜して次第に断面形状が小さ
くなっているため、溶融した半田15が上記隙間に充填
されたときに側面14a,14aの傾斜により表面9a
側に案内されながら流れる。したがって、実装構造10
では、半田15を上記隙間内において基板9の裏面9b
側から表面9a側まで流れ易くすることができ、より確
実にホール電極12とリード部14の外周面との間を、
より確実に半田付けすることができる。
【0034】さらに、実装構造10では、電気部品8の
リード部14が、その側面14a,14aが基端から先
端にかけて傾斜しているため、半田15とリード部11
との接触する面積を大きくすることができ、リード部1
4に沿って生じるクラックの進行度合いを遅らせること
ができる。
【0035】また、実装構造10の上記隙間は、溶融し
た半田15を充填される基板9の裏面9b側で寸法が大
きくなっているため、溶融した半田15が入り込み易
い。
【0036】以上、本発明にかかる電気部品8の基板9
への実装構造10の一実施形態について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、構成の要素に付
随する各種の設計変更が可能である。例えば、上記実施
形態では、半田付けを行う手段として溶融した半田15
を基板9の裏面9b側から噴流するフロー半田装置を用
いていたが、局所フロー半田装置を用いて半田15を基
板9の電気部品8が設けられている部分のみに局所的に
噴流するものであってもよく、また、基板9を溶融した
半田15に単に浸漬するものや、糸状の半田を手動また
は自動で半田小手により溶融させるものであってもよ
い。
【0037】また、電気部品8のリード部14は、板状
に形成されていたが、例えば、円柱などの柱状に形成さ
れていてもよい。
【0038】また、電気部品8のリード部14は、その
側面14a,14aが基端から先端にかけて近接するよ
うに傾斜して全体として断面形状を漸次小さくされた部
分となっていたが、例えば、基端側の幅方向に広い矩形
板状の部分と先端側の幅方向に狭い矩形板状の部分とを
一体に成形した2段構成とするなど、断面形状が段階的
に漸次小さくされてもよい。
【0039】さらに、電気部品のリード部は、例えば、
図2や図3の変形例に示すように、スルーホール11内
で側面の一部を基端側から先端側に向けて傾斜されて断
面形状を漸次小さくされた部分とすることもできる。
【0040】図2に示す変形例では、リード部17が基
端から長手方向の中間部にかけて側面17a,17aが
先端に向けて近接するように傾斜して次第に断面形状を
小さくされた板状に形成され、中間部から先端にかけて
側面17a,17aと連続した側面17b,17bを有
する矩形板状に形成されたものである。すなわち、この
変形例では、基端から長手方向の中間部が断面形状を漸
次小さくされた部分となっている。
【0041】また、図3に示す他の変形例は、リード部
18が長手方向の中間部から基端にかけて矩形板状に形
成され、中間部から先端に掛けて側面18a,18aが
先端に向けて近接するように傾斜して次第に断面形状を
小さくされた板状に形成されたものである。すなわち、
この変形例では、長手方向の中間部から先端が断面形状
を漸次小さくされた部分となっている。
【0042】これらの図2および図3に示す変形例にあ
っても、上記実施形態の実装構造10とほぼ同様の作用
および効果を奏することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、スルーホールとリード部との間を基板の表面
側に対して裏面側で大きくされていることにより、スル
ーホールとリード部との間に充填されている半田が、裏
面側から表面側に流れるときに圧力が上昇する。
【0044】したがって、半田がスルーホールとリード
部との間を基板の裏面側から表面側まで流れ易くするこ
とができ、半田の融点と溶融した半田の温度との差が小
さい場合や電気部品および基板の熱容量が大きい場合な
ど半田の溶融状態を保持するのに必要な熱量が不足する
ような場合であっても、スルーホールとリード部との間
をスルーホール内の全域にわたって確実に半田付けする
ことができ、リード部とスルーホールとの半田付け不良
を確実に防止して、電気部品と基板との接続の信頼性を
向上することができる。
【0045】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加え、リード部の側面の少なくとも一
部が基端から先端にかけて傾斜していることにより、溶
融した半田が、スルーホールとリード部との間に充填さ
れたときにその側面の一部の傾斜により表面側に案内さ
れながら流れる。このため、スルーホールとリード部と
の間を基板の裏面側から表面側まで、より流れやすくす
ることができ、より確実にスルーホールとリード部との
間を半田付けすることができる。
【0046】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の効果に加え、リード部の側面がスルーホール
内の全域で傾斜していることにより、スルーホールとリ
ード部との間を基板の裏面側から表面側まで、より流れ
やすくすることができるため、より確実にスルーホール
とリード部との間を半田付けすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかる電気部品の基板への実
装構造の第1実施形態を示す概略構成断面図である。
【図2】図2は、図1に示す実装構造の変形例を示す概
略構成断面図である。
【図3】図3は、図1に示す実装構造の他の変形例を示
す概略構成断面図である。
【図4】図4は、従来の電気部品の基板への実装構造を
示す概略構成断面図である。
【符号の説明】
8 電気部品 9 基板 9a 表面 9b 裏面 10 実装構造 11 スルーホール 14,17,19 リード部 14a,18a,18b,19a,19b 側面 15 半田
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池谷 仁 静岡県榛原郡榛原町布引原206の1 矢崎 部品株式会社内 Fターム(参考) 5E336 AA01 BB02 BC04 CC02 CC03 CC51 CC55 EE01 GG05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に設けられたスルーホールに、電気
    部品に設けられたリード部を前記基板の表面側から挿通
    され、前記スルーホールと前記リード部との間を前記基
    板の裏面側から半田付けされる電気部品の基板への実装
    構造であって、 前記リード部は、前記スルーホール内で基端側に対して
    先端側が断面形状を漸次小さくされた部分を有し、前記
    スルーホールとの間を前記基板の表面側に対して裏面側
    で大きくすることを特徴とする電気部品の基板への実装
    構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気部品の基板への実装
    構造であって、 前記リード部の断面形状を漸次小さくされた部分は、前
    記スルーホール内で少なくとも側面の一部が前記基端側
    から前記先端側に向けて傾斜されてなることを特徴とす
    る電気部品の基板への実装構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電気部品の基板への実装
    構造であって、 前記リード部の側面は、前記スルーホール内の全域で傾
    斜していることを特徴とする電気部品の基板への実装構
    造。
JP2001334817A 2001-10-31 2001-10-31 電気部品の基板への実装構造 Abandoned JP2003142795A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001334817A JP2003142795A (ja) 2001-10-31 2001-10-31 電気部品の基板への実装構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001334817A JP2003142795A (ja) 2001-10-31 2001-10-31 電気部品の基板への実装構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003142795A true JP2003142795A (ja) 2003-05-16

Family

ID=19149892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001334817A Abandoned JP2003142795A (ja) 2001-10-31 2001-10-31 電気部品の基板への実装構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003142795A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006179766A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Mitsubishi Electric Corp パワーモジュールおよびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006179766A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Mitsubishi Electric Corp パワーモジュールおよびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007141570A (ja) 雌コネクタの取付構造
US7564337B2 (en) Thermally decoupling fuse holder and assembly
JP3565047B2 (ja) 半田バンプの形成方法および半田バンプの実装方法
EP0836243A2 (en) High density connector and method of manufacture
JP2004207232A (ja) 半田貯蔵移動装置及び工程
KR20070043691A (ko) 땜납 접합용 페이스트 및 이를 이용한 땜납 접합 방법
JP2002151224A (ja) 高密度コネクタ
JP4650948B2 (ja) スルーホールのはんだ付け構造
US20040108130A1 (en) Mounting structure for electronic component
US5406458A (en) Printed circuit board having tapered contact pads for surface mounted electrical components
US6054653A (en) Apparatus for attaching a surface mount component
JP2003142795A (ja) 電気部品の基板への実装構造
JP2002185120A (ja) 部品実装基板およびその製造方法
JP2002368403A (ja) 実装構造体、該実装構造体の製造方法、印刷用マスク、および印刷方法
JPH11317265A (ja) プリント配線板実装構造
JP2001217027A (ja) 柱状グリッド配列コネクター
JP2004349413A (ja) 表面実装クランプ
JP2003243812A (ja) 電子部品の実装構造
JP2002026482A (ja) 電子部品の実装構造
JP4828361B2 (ja) 電気接点への半田上がり防止方法及び該防止方法を用いた電気接点
WO2017221419A1 (ja) 回路基板およびその製造方法ならびに電子装置
JP2006114571A (ja) 半導体装置およびこれを実装した電子機器
EP0670760B1 (en) Electrical connector
JPH10144850A (ja) 接続ピンと基板実装方法
JP2926956B2 (ja) プリント基板

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20061227