JP2003140449A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003140449A
JP2003140449A JP2001336858A JP2001336858A JP2003140449A JP 2003140449 A JP2003140449 A JP 2003140449A JP 2001336858 A JP2001336858 A JP 2001336858A JP 2001336858 A JP2001336858 A JP 2001336858A JP 2003140449 A JP2003140449 A JP 2003140449A
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茂 田中
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 帯電ローラーの表面がトナーや外添剤等
によって汚れる程度を決定する画像形成条件に応じて、
当該帯電ローラーの表面をクリーニングする条件を制御
することにより、帯電ローラーの表面を過剰に磨耗させ
たり、傷付けることがなく、しかも帯電ローラーの表面
を十分にクリーニングして、帯電不良や帯電の不均一に
伴う画質の劣化を引き起こすのを防止することが可能な
画像形成装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 像担持体の表面に接触して回転しながら
当該像担持体の表面を帯電させる帯電部材と、前記帯電
部材の表面をクリーニングする接離可能なクリーニング
部材とを備えた画像形成装置において、クリーニング動
作時の帯電部材の回転速度が、画像形成時と異なるよう
に制御する制御手段を備えるように構成して課題を解決
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真方式な
どを採用したフルカラーや白黒の画像等を形成すること
が可能な複写機やプリンター、あるいはファクシミリ等
の画像形成装置に関し、更に詳しくは帯電部材のクリー
ニングを行うクリーニング動作を改善した画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子写真方式などを採用
した複写機やプリンターなどの画像形成装置では、感光
体ドラムなどの像担持体の表面を、所定の電位に一様に
帯電させた上で、画像露光を施すことによって、像担持
体の表面に静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーに
よって現像することにより、静電潜像を可視化して像担
持体上にトナー像を形成し、そのトナー像を用紙などの
記録媒体に転写し、定着することにより記録媒体上に画
像が形成される。
【0003】さらに、上記複写機やプリンター等の画像
形成装置としては、フルカラーの画像を高速に形成可能
とするため、感光体ドラム上にイエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)、黒(K)などの所定の色の画
像を形成する複数の画像形成ユニットを、互いに並列的
に配置し、これら複数の画像形成ユニットで形成された
色の異なるトナー像を、中間転写ベルト上に一旦多重に
一次転写した後、当該中間転写ベルトから記録媒体上に
一括して二次転写するように構成した所謂タンデム型の
フルカラー画像形成装置が、種々提案されており、本出
願人によって既に製品化されてもいる。
【0004】このような画像形成装置には、トナー像を
担持する像担持体の表面に、一様に電荷を付与すること
により、像担持体を帯電させる帯電装置や、中間転写ベ
ルト上に一次転写されたトナー像を記録媒体上に一括し
て二次転写するために、中間転写ベルトに転写電界を作
用させる転写用の帯電装置などが用いられている。これ
らの帯電装置としては、コロナ放電を利用したスコロト
ロンやコロトロンなどの非接触帯電方式と、微小ギャッ
プでの放電を利用した帯電ローラーなどによる接触帯電
方式の2種類の帯電方式のものが知られている。
【0005】コロナ放電を利用した帯電装置では、電荷
を付与すべき像担持体表面と対向にさせて張架されたワ
イヤに高電圧を印加することにより、像担持体とワイヤ
との間にコロナ放電を発生させ、像担持体に所定の電荷
が付与される。この方式の帯電器は、帯電の均一性に優
れているものの、オゾン、NOxなどの放電生成物が大
量に発生するため、その処理装置が必要となり、画像形
成装置の大型化や高コスト化を招きやすいという欠点が
ある。また、空気中のごみやトナー、放電生成物、フュ
ーザオイルなどにより電極ワイヤが汚れ、帯電が不均一
となるため画像欠陥を生じる虞れもある。
【0006】そのため、最近では、コロナ放電方式に代
わり、像担持体に帯電部材を直接接触させて帯電する接
触帯電方式の帯電装置が広く使用されている。この接触
帯電方式では、半導電性を有するローラー状の帯電部材
を像担持体表面に接触するように配置し、その帯電部材
に電圧を印加して、接触部位の像担持体上の微小空隙に
おいて放電を発生させることにより、像担持体に電荷が
付与される。この方式では、コロナ放電は利用されない
のでオゾン発生量が極めて少ない上、帯電部材が像担持
体と接触しているため、装置を小型化、軽量化するのに
適している。
【0007】しかし、このような接触方式の帯電装置
は、帯電部材を像担持体に接触させるため、トナー、放
電生成物、空気中のほこり、紙粉などの汚れが帯電部材
に付着しやすく、このような汚れが付着すると異常放電
や不安定な放電が発生し、カブリなどの画質欠陥を招き
やすいという問題がある。この汚れ付着による不均一な
帯電は、直流電圧を印加する場合に特に顕著となり、不
均一な帯電による画質欠陥は、特に高画質用の画像形成
装置にとって致命的な問題となりかねない。
【0008】そこで、上記の問題点を解決し、長期にわ
たって画質欠陥が発生しない極めて安定した均一な帯電
ができるようにした画像形成装置としては、特開平7−
128956号公報に開示されているものが、既に提案
されている。
【0009】上記特開平7−128956号公報に係る
画像形成装置は、回動する感光体と、該感光体に接触し
て回動しながらそれを帯電させる帯電部材と、該帯電部
材の前記感光体に接触する表面をクリーニングするクリ
ーニング部材とを備えた画像形成装置において、前記ク
リーニング部材を通常は前記帯電部材の表面から離間し
た状態に保持し、所定の時間間隔を開けたタイミング毎
に前記帯電部材の表面に一定時間だけ接触させるクリー
ニング部材移動手段を設けるように構成したものであ
る。
【0010】更に説明すると、上記特開平7−1289
56号公報に係る画像形成装置は、図29に示すよう
に、支点101を中心にして揺動自在に支持されたアー
ム100の先端に、フェルト状やブラシ状に形成された
クリーニング部材102を設けるとともに、当該アーム
100をソレノイド103及びスプリング104からな
る接離機構105によって駆動することにより、アーム
100の先端に設けられたクリーニング部材102を、
感光体ドラム106の表面を帯電する帯電ローラー10
7の表面に接離させるように構成したものである。な
お、上記接離機構としては、他に、リンク機構やカムな
どを組み合わせたものなども考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記特開平7−128956号公報に係る画像
形成装置の場合には、図29に示すように、感光体ドラ
ム206の回転速度や、画像の形成量などに拘わらず、
フェルト状やブラシ状に形成されたクリーニング部材1
02を、接離機構105によって所定のタイミングで、
帯電ローラー107の表面に当接させることにより、当
該帯電ローラー207の表面をクリーニングするもので
ある。そのため、上記画像形成装置の場合には、クリー
ニング時に、帯電ローラー107を速く回転させ過ぎ
て、帯電ローラー107の表面を過剰に磨耗したり、傷
を付けるという問題点を有していた。
【0012】また、上記画像形成装置の場合には、高密
度の画像を多量に形成したときでも、所定のタイミング
で帯電ローラー107表面のクリーニングを行うため、
帯電ローラー107のクリーニングが不十分となり、帯
電ローラー107表面の汚れに起因して、帯電不良や帯
電の不均一に伴う画質の劣化を引き起こすという問題点
を有していた。
【0013】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、帯電ローラーの表面がトナーや外添剤等に
よって汚れる程度を決定する画像形成条件に応じて、当
該帯電ローラーの表面をクリーニングする条件を制御す
ることにより、帯電ローラーの表面を過剰に磨耗させた
り、傷付けることがなく、しかも帯電ローラーの表面を
十分にクリーニングして、帯電不良や帯電の不均一に伴
う画質の劣化を引き起こすのを防止することが可能な画
像形成装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載された発明は、像担持体の表面に接
触して回転しながら当該像担持体の表面を帯電させる帯
電部材と、前記帯電部材の表面をクリーニングする接離
可能なクリーニング部材とを備えた画像形成装置におい
て、クリーニング動作時の帯電部材の回転速度が、画像
形成時と異なるように制御する制御手段を備えたことを
特徴とする画像形成装置である。
【0015】ここで、「像担持体」としては、例えば、
感光体ドラム等の直接トナー像が形成されて、当該トナ
ー像を担持するものが含まれるのは勿論であるが、この
「像担持体」としては、感光体ドラム等以外にも、この
感光体ドラムからトナー像が転写されて、当該トナー像
を担持する中間転写体なども含むものである。
【0016】また、請求項2に記載された発明は、像担
持体の表面に接触して回転しながら当該像担持体の表面
を帯電させる帯電部材と、前記帯電部材の表面をクリー
ニングする接離可能なクリーニング部材とを備えた画像
形成装置において、前記クリーニング部材によるクリー
ニング時間をプロセススピードに応じて可変する制御手
段を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
【0017】さらに、請求項3に記載された発明は、像
担持体の表面に接触して回転しながら当該像担持体の表
面を帯電させる帯電部材と、前記帯電部材の表面をクリ
ーニングする接離可能なクリーニング部材とを備えた画
像形成装置において、クリーニング動作時の帯電部材の
回転速度が、画像形成時と異なるように制御するととも
に、前記クリーニング部材によるクリーニング時間をプ
ロセススピードに応じて可変する制御手段を備えたこと
を特徴とする画像形成装置である。
【0018】また更に、請求項4に記載された発明は、
請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置におい
て、クリーニング動作時の帯電部材の回転速度を可変可
能としたことを特徴とする画像形成装置である。
【0019】又、請求項5に記載された発明は、請求項
1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、前
記帯電部材の使用時間を検知する使用時間検知手段を備
え、前記使用時間検知手段による検知結果に応じて、ク
リーニング条件を制御することを特徴とする画像形成装
置である。
【0020】更に、請求項6に記載された発明は、請求
項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、
クリーニング動作時に、前記像担持体及び帯電部材の回
転速度を増速させるように制御することを特徴とする画
像形成装置である。
【0021】また、請求項7に記載された発明は、請求
項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、
クリーニング動作時に、前記クリーニング部材を帯電部
材の表面に当接させる際の速度を可変可能としたことを
特徴とする画像形成装置である。
【0022】さらに、請求項8に記載された発明は、請
求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置におい
て、前記クリーニング部材を帯電部材の表面に当接させ
る際の押付力を、プロセススピードに応じて可変可能と
したことを特徴とする画像形成装置である。
【0023】又さらに、請求項9に記載された発明は、
請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置におい
て、前記クリーニング部材を帯電部材の表面に当接させ
る際の押付力を、画像形成を行なった画素数に応じて可
変可能としたことを特徴とする画像形成装置である。
【0024】更に、請求項10に記載された発明は、請
求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置におい
て、前記クリーニング部材を帯電部材の表面に当接させ
る際の押付力を、累積した画像形成枚数に応じて可変可
能としたことを特徴とする画像形成装置である。
【0025】また、請求項11に記載された発明は、請
求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置におい
て、前記クリーニング部材を帯電部材の表面に当接させ
る際の押付力を、累積した像担持体の回転数に応じて可
変可能としたことを特徴とする画像形成装置である。
【0026】さらに、請求項12に記載された発明は、
請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置におい
て、1回のクリーニングサイクル中に複数回の接離動作
を行うことを特徴とする画像形成装置である。
【0027】又、請求項13に記載された発明は、請求
項12に記載の画像形成装置において、少なくとも1回
以上は他のクリーニング動作と異なるクリーニング動作
を行うことを特徴とする画像形成装置である。
【0028】さらに又、請求項14に記載された発明
は、請求項12に記載の画像形成装置において、少なく
とも1回以上は他のクリーニング動作と動作トルクが異
なるクリーニング動作を行うことを特徴とする画像形成
装置である。
【0029】また、請求項15に記載された発明は、請
求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置におい
て、1回のクリーニングサイクル中に1回もしくは複数
回の接離動作を行うとともに、常にクリーニング部材が
動いていることを特徴とする画
【0030】更に、請求項16に記載された発明は、請
求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置におい
て、前記クリーニング部材が前記帯電部材から離間する
際、少なくとも前記帯電部材の1周分は前記クリーニン
グ部材が前記帯電部材に接触していることを特徴とする
画像形成装置である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0032】実施の形態1−1 図2はこの発明の実施の形態1−1に係る画像形成装置
としてのタンデム型のデジタルカラープリンターを示す
ものである。また、図3はこの発明の実施の形態1−1
に係る画像形成装置としてのタンデム型のデジタルカラ
ー複写機を示すものである。
【0033】図2及び図3において、1はタンデム型の
デジタルカラープリンター及び複写機の本体を示すもの
であり、デジタルカラー複写機の場合には、図3に示す
ように、本体1の上部に、原稿2を一枚ずつ分離した状
態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF)3
と、当該自動原稿搬送装置3によって搬送される原稿2
の画像を読み取る原稿読取装置4が配設されている。こ
の原稿読取装置4は、プラテンガラス5上に載置された
原稿2を光源6によって照明し、原稿2からの反射光像
を、フルレートミラー7及びハーフレートミラー8、9
及び結像レンズ10からなる縮小光学系を介してCCD
等からなる画像読取素子11上に走査露光して、この画
像読取素子11によって原稿2の色材反射光像を所定の
ドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るよ
うになっている。
【0034】上記原稿読取装置4によって読み取られた
原稿2の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑
(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率デ
ータとしてIPS(Image Processing
System)12に送られ、このIPS12では、
原稿2の反射率データに対して、シェーデイング補正、
位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消
し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。ま
た、IPS12は、パーソナルコンピュータ等から送ら
れてくる画像データに対しても、所定の画像処理を行な
うようになっている。
【0035】そして、上記の如くIPS12で所定の画
像処理が施された画像データは、同じくIPS12によ
って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、黒(K)(各8ビット)の4色の原稿再現色材
階調データに変換され、次に述べるように、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各
色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13K
のROS(Raser Output Scanne
r)14に送られ、この画像露光装置としてのROS1
4では、所定の色の原稿再現色材階調データに応じてレ
ーザ光LBによる画像露光が行われる。
【0036】ところで、この実施の形態に係る画像形成
装置では、各々色の異なるトナー像を形成する複数の画
像形成ユニットを並列的に配置するとともに、前記複数
の画像形成ユニットの上部にわたって、当該複数の画像
形成ユニットで形成された各色のトナー像が転写される
ベルト状の中間転写体を配置し、更に前記複数の画像形
成ユニットの下方に、各画像形成ユニットの像担持体に
画像の書き込みを行なう画像書込手段を配置するように
構成されている。
【0037】また、この実施の形態では、前記ベルト状
の中間転写体からトナー像が転写される転写媒体を、鉛
直方向の下方から上方に向けて搬送し、前記ベルト状の
中間転写体から転写媒体上にトナー像を転写する二次転
写手段を、当該中間転写ベルトの側方に設けるように構
成されている。
【0038】さらに、この実施の形態では、前記複数の
画像形成ユニットのうち、前記ベルト状の中間転写体の
移動方向の最下流側に、黒色のトナー像を形成する画像
形成ユニットを配置するように構成されている。
【0039】すなわち、上記タンデム型のデジタルカラ
ープリンター及び複写機本体1の内部には、図1及び図
2、図3に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニ
ット13Y、13M、13C、13Kが、水平方向に一
定の間隔をおいて並列的に配置されている。
【0040】これらの4つの画像形成ユニット13Y、
13M、13C、13Kは、すべて同様に構成されてお
り、大別して、所定の速度(例えば、200mm/se
c)で回転駆動される像担持体としての感光体ドラム1
5と、この感光体ドラム15の表面を一様に帯電する帯
電装置としての帯電ロール16と、当該感光体ドラム1
5の表面に所定の色に対応した画像を露光して静電潜像
を形成する画像露光手段としてのROS14と、感光体
ドラム15上に形成された静電潜像を所定の色のトナー
で現像する現像手段としての現像器17と、感光体ドラ
ム15の表面を清掃するクリーニング装置18とから構
成されている。これらの感光体ドラム15と周辺に配置
される画像形成部材は、一体的にユニット化されてお
り、プリンター及び複写機本体1から個別に交換可能に
構成されている。
【0041】上記ROS14は、図2及び図3に示すよ
うに、4つの画像形成ユニット13Y、13M、13
C、13Kに共通に構成されており、図示しない4つの
半導体レーザを各色の原稿再現色材階調データに応じて
変調して、これらの半導体レーザからレーザ光LB−
Y、LB−M、LB−C、LB−Kを階調データに応じ
て出射するように構成されている。なお、上記ROS1
4は、複数の画像形成ユニット毎に個別に構成しても勿
論よい。上記半導体レーザから出射されたレーザ光LB
−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しないf
−θレンズを介してポリゴンミラー19に照射され、こ
のポリゴンミラー19によって偏向走査される。上記ポ
リゴンミラー19によって偏向走査されたレーザ光LB
−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しない結
像レンズ及び複数枚のミラーを介して、感光体ドラム1
5上の露光ポイントに、斜め下方から走査露光される。
【0042】上記ROS14は、図2に示すように、下
方から感光体ドラム15上に画像を走査露光するもので
あるため、このROS14には、上方に位置する4つの
画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現
像器17などからトナー等が落下して、汚損される虞れ
を有している。そのため、ROS14は、その周囲が直
方体状のフレーム20によって密閉されているととも
に、当該フレーム20の上部には、4本のレーザ光LB
−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを、各画像形成ユ
ニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム
15上に露光するため、シールド部材としての透明なガ
ラス製のウインドウ21Y、21M、21C、21Kが
設けられている。
【0043】上記IPS12からは、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像
形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通し
て設けられたROS14に、各色の画像データが順次出
力され、このROS14から画像データに応じて出射さ
れたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−K
は、対応する感光体ドラム15の表面に走査露光され、
静電潜像が形成される。上記感光体ドラム15上に形成
された静電潜像は、現像器17Y、17M、17C、1
7Kによって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像とし
て現像される。
【0044】上記各画像形成ユニット13Y、13M、
13C、13Kの感光体ドラム15上に、順次形成され
たイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒
(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット13
Y、13M、13C、13Kの上方にわたって配置され
た転写ユニット22の中間転写ベルト(ベルト状の中間
転写体)25上に、4つの一次転写ロール26Y、26
M、26C、26Kによって多重に転写される。これら
の一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kは、
各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの
感光体ドラム15に対応した中間転写ベルト25の裏面
側に配設されている。この実施の形態では、所望の体積
抵抗値に調整されたロールを使用している。そして、一
次転写ロール26Y、26M、26C、26Kには、転
写バイアス電源(図示しない)が接続されており、所定
のトナー極性とは逆極性(本実施の形態では正極性)の
転写バイアスが所定のタイミングで印加されるようにな
っている。
【0045】また、上記中間転写ベルト25は、図2に
示すように、ドライブロール27と、テンションロール
24と、バックアップロール28との間に一定のテンシ
ョンで掛け回されており、図示しない定速性に優れた専
用の駆動モーターによって回転駆動されるドライブロー
ル27により、矢印方向に所定の速度で循環駆動される
ようになっている。尚、図1においては、中間転写ベル
ト25が、ドライブロール27と、テンションロール2
4aと、バックアップロール28の他に、アイドラロー
ル24bを含む4本のロールによって支持された場合を
示している。上記中間転写ベルト25は、例えば、チャ
ージアップを起こさないべルト素材(ゴムまたは樹脂)
にて抵抗調整されたものが使用されている。
【0046】上記中間転写ベルト25上に多重に転写さ
れたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
黒(K)の各色のトナー像は、図2に示すように、当該
中間転写ベルト25の側面に配置されたバックアップロ
ール28に圧接する二次転写ロール29によって、圧接
力及び電界で記録媒体としての記録用紙30上に二次転
写され、これらの各色のトナー像が転写された記録用紙
30は、上方に位置する定着器31へと搬送される。上
記二次転写ロール29は、バックアップロール28の側
方に圧接しており、鉛直方向の下方から上方に搬送され
る記録用紙30上に、各色のトナー像を二次転写するよ
うになっている。そして、上記各色のトナー像が転写さ
れた記録用紙30は、定着器31によって熱及び圧力で
定着処理を受けた後、排出ロール32によって本体1の
上部に設けられた排出トレイ33上に排出される。
【0047】上記記録用紙30は、図2及び図3に示す
ように、装置本体1の内部に配設された給紙装置34か
ら、所定のサイズのものが、ナジャーロール35及び用
紙分離搬送用のフィードロール36により、1枚ずつ分
離された状態で用紙搬送路37に設けられたレジストロ
ール38まで一旦搬送され、停止される。給紙された記
録用紙30の搬送経路37は、鉛直方向上向きとなって
いる。上記給紙装置34から供給された記録用紙30
は、所定のタイミングで回転するレジストロール38に
よって中間転写ベルト35の二次転写位置へ送出され
る。
【0048】なお、上記デジタルカラープリンター及び
複写機において、フルカラー等の両面コピーをとる場合
には、片面に画像が定着された記録用紙30を、排出ロ
ール32によって排出トレイ33上にそのまま排出せず
に、図示しない切替ゲートによって搬送方向を切り替
え、用紙搬送用のローラ対39を介して両面用搬送ユニ
ット40へと搬送する。そして、この両面用搬送ユニッ
ト40では、搬送径路41に沿って設けられた図示しな
い搬送用のローラ対により、記録用紙30の表裏が反転
された状態で、再度レジストロール38へと搬送され、
今度は、当該記録用紙30の裏面に画像が転写・定着さ
れた後、排出トレイ33上に排出される。
【0049】図2及び図3中、44Y、44M、44
C,44Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)、黒(K)の各色の現像器17に、所定の色の
トナーを供給するトナーカートリッジをそれぞれ示して
いる。
【0050】図4は上記デジタルカラープリンター及び
複写機の各画像形成ユニットを示すものである。
【0051】上記イエロー色、マゼンタ色、シアン色及
び黒色の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13
C、13Kは、図4に示すように、すべてが同様に構成
されており、これらの4つの画像形成ユニット13Y、
13M、13C、13Kでは、上述したように、それぞ
れイエロー色、マゼンタ色、シアン色及び黒色のトナー
像が所定のタイミングで順次形成されるように構成され
ている。上記各色の画像形成ユニット13Y、13M,
13C、13Kは、上述したように、感光体ドラム15
を備えており、これらの感光体ドラム15の表面は、帯
電用の帯電ロール16によって一様に帯電される。その
後、上記感光体ドラム15の表面は、ROS14から画
像データに応じて出射される画像形成用のレーザ光LB
が走査露光されて、各色に対応した静電潜像が形成され
る。上記感光体ドラム15上に走査露光されるレーザ光
LBは、当該感光体ドラム15の直下よりやや右側寄り
の斜め下方から露光されるように設定されている。上記
感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、各画像形
成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現像器1
7の現像ロール17aによってそれぞれイエロー色、マ
ゼンタ色、シアン色、黒色の各色のトナーにより現像さ
れて可視トナー像となり、これらの可視トナー像は、一
次転写ロール26の帯電によって中間転写ベルト25上
に順次多重に転写される。
【0052】なお、トナー像の転写工程が終了した後の
感光体ドラム15の表面は、クリーニング装置18によ
って残留トナー等が除去されて、次の画像形成プロセス
に備える。上記クリーニング装置18は、クリーニング
ブレード42を備えており、このクリーニングブレード
42によって、感光体ドラム15上の残留トナー等を除
去するようになっている。また、トナー像の転写工程が
終了した後の中間転写ベルト25の表面は、図2及び図
3に示すように、クリーニング装置43によって残留ト
ナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備
える。上記クリーニング装置43は、クリーニングブラ
シ43a及びクリーニングブレード43bを備えてお
り、これらのクリーニングブラシ43a及びブレード4
2によって、中間転写ベルト25上の残留トナーや紙粉
等を除去するようになっている。
【0053】ところで、この実施の形態では、像担持体
の表面に接触して回転しながら当該像担持体の表面を帯
電させる帯電部材と、前記帯電部材の表面をクリーニン
グする接離可能なクリーニング部材とを備えた画像形成
装置において、クリーニング動作時の帯電部材の回転速
度が、画像形成時と異なるように制御する制御手段を備
えるように構成されている。
【0054】また、この実施の形態では、クリーニング
動作時の帯電部材の回転速度を可変可能に構成されてい
る。
【0055】すなわち、この実施の形態に係る帯電装置
50は、図5に示すように、感光体ドラム15の表面に
接触して、当該感光体ドラム15の表面を所定の電位に
帯電する帯電ローラー16と、この帯電ローラー16の
一側面と下側の端面をほぼ覆うハウジング部材51とを
備えている。このハウジング部材51は、図6に示すよ
うに、帯電ローラー16の一側面を覆う側壁部52と、
この側壁部52の長手方向の両端部に一体的に設けら
れ、帯電ローラー16の金属製の軸部材16aを回転自
在に支持する軸受け部53と、帯電ローラー16の下端
面を覆う底壁部を兼ねるクリーニング部材54とから構
成されている。なお、上記軸受け部53には、帯電ロー
ラー16の金属製の軸部材16aを回転自在に支持する
軸受け部材55が、感光体ドラム15と接離する方向に
移動自在に取り付けられている。また、上記軸受け部材
55は、軸受け部53に取り付けられたコイルスプリン
グ56によって、感光体ドラム15と接近する方向に付
勢されている。
【0056】上記クリーニング部材54は、図7に示す
ように、帯電ローラー16の下側に位置する平板部57
と、当該平板部57の左端から上方に短く起立した側壁
部58とから構成されており、平板部57の略山形に形
成された上面57aには、図8に示すように、クリーニ
ングブラシ59が両面テープによる接着等の手段で固着
されている。また、このクリーニング部材54は、図6
及び図8に示すように、ハウジング部材51の軸受け部
53に、軸部60を中心にして回動自在に取り付けられ
ているとともに、当該クリーニング部材54は、その一
部に設けられたストッパー60aが、軸受け部53と係
合することによって、図6に示すように、側壁部52と
略直交した状態で停止するように構成されている。さら
に、上記クリーニング部材54は、図9に示すように、
反時計回り方向に回動した状態で、その幅方向の先端部
54aが、側壁部52内面の下端部に設けられたストッ
パー61に当接することによって、停止するようになっ
ている。
【0057】さらに、上記タンデム型のデジタルカラー
プリンター及び複写機本体1には、図1及び図10に示
すように、クリーニング部材54を回動し、当該クリー
ニング部材54に設けられ、クリーニング部材54の一
部を構成するクリーニングブラシ59を、所定のタイミ
ングで、帯電ローラー16の表面に当接又は離間させる
接離手段62が設けられている。
【0058】この接離手段62は、図1及び図12に示
すように、イエロー色、マゼンタ色、シアン色及び黒色
の各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13K
において、帯電装置50のハウジング部材51の下方に
配置され、クリーニング部材54を帯電ローラー16の
表面に接離させる方向に駆動するカム状部材63を備え
ている。このカム状部材63は、図13に示すように、
断面略円形状の細長い棒状に形成された軸部64と、こ
の軸部64の上面に長手方向に沿って一体的に形成され
た幅の狭い平板部65と、この平板部65上に両面テー
プによる接着等によって固着された弾性部材としての薄
い合成樹脂製のフィルム状部材であるマイラーフィルム
(商品名)66とから構成されている。このマイラーフ
ィルム(商品名)66としては、例えば、厚さ125μ
mのものが用いられる。なお、マイラーフィルム(商品
名)66は、その厚さの異なるものを使用することによ
り、当該マイラーフィルム66が弾性変形することによ
って、クリーニングブラシ59を帯電ローラー16の表
面に当接させる押圧力を調節することができる。
【0059】上記カム状部材63は、図14及び図15
に示すように、各画像形成ユニット13Y、13M、1
3C、13Kの下方に配設される合成樹脂製のフレーム
部材67に、軸部64の両端を中心にして回動自在に取
り付けられており、当該カム状部材63の軸方向の一端
部に設けられたアーム部68により、矢印方向に沿って
回動されるように構成されている。そして、このカム状
部材63は、図11に示すように、後述するように、当
該カム状部材63をアーム部68によって回動すること
により、マイラーフィルム66によって、クリーニング
部材54の背面を押し上げ、クリーニング部材54を図
11中反時計回り方向に回動することで、クリーニング
部材54に設けられたクリーニングブラシ59を帯電ロ
ーラー16の表面に当接させるようになっている。な
お、上記マイラーフィルム66は、クリーニング部材5
4を回動させる際に、弾性変形しやすく(特に長手方向
の中央部が)、当該クリーニング部材54の回動が不十
分となるのを防止するため、クリーニング部材54の背
面中央部には、図11に示すように、リブ69が複数本
突設されている。
【0060】また、上記デジタルカラープリンター及び
複写機本体1には、図12、図14乃至図16に示すよ
うに、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット13Y、1
3M、13C、13Kに、画像露光装置(ROS14)
の光路を開閉するシャッター部材70が設けられてい
る。このシャッター部材70は、図15に示すように、
各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの
下方に配設される合成樹脂製のフレーム部材67に、図
14に示す軸部71を中心にして回動自在に取り付けら
れており、その軸方向の一端部に設けられた合成樹脂製
の板状弾性部材等からなるアーム部材72により、矢印
方向に沿って開閉駆動されるように構成されている。ま
た、上記シャッター部材70は、通常、図12等に示す
ように、コイルスプリング等からなる付勢部材73によ
って、時計回り方向(閉じる方向)に付勢されており、
当該シャッター部材70の先端に取り付けられたフィル
ム状部材74が、現像器17のハウジングに当接した状
態で、画像露光装置14の光路を遮蔽し、上方から落下
するトナー等の粉塵が画像露光装置14に付着するのを
防止するようになっている。
【0061】さらに、上記デジタルカラープリンター及
び複写機本体1には、図1、図11及び図12に示すよ
うに、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット13Y、1
3M、13C、13Kに、そのフロント側に接離手段6
2の駆動機構74が配設されている。
【0062】上記駆動機構74は、図1、図11及び図
12に示すように、画像形成ユニット13Y、13M、
13C、13Kのフロント側であって、黒色の画像形成
ユニット13Kの側方に、駆動源としてのパルスモータ
ー等からなる駆動モーター75を備えている。この駆動
モーター75の駆動ギア76には、2段の減速ギア7
7、78を介して、アーム部材79の下端部に一体的に
設けられた扇型のギア80が噛み合わされている。そし
て、上記アーム部材79は、駆動モーター75を所定量
だけ回転駆動することによって、矢印方向に沿って揺動
可能となっている。
【0063】また、上記アーム部材79の先端部には、
図12等に示すように、所定の形状に折り曲げた状態に
形成された板金からなる作動ロッド81が連結されてい
る。この作動ロッド81は、図16及び図17に示すよ
うに、アーム部材79に第1の切り欠き部82によって
連結された水平板部83と、当該水平板部83から斜め
下方に傾斜した状態で設けられた短い傾斜板部84と、
当該傾斜板部84の端部に水平に設けられた連結板部8
5と、当該連結板部85から斜め上方に傾斜した状態で
設けられた短い作動板部86とを1つのセットとして、
他の3つの画像形成ユニットにわたって連設して形成さ
れている。さらに、上記作動ロッド81の各水平板部8
3には、シャッター部材70を駆動するための第2の切
り欠き部87が所定の位置に穿設されている。なお、上
記アーム部材79は、図1等に示すように、黒(K)の
画像形成ユニット13Kに設けられたカム状部材63の
アーム部68を、突起79aによって直接押動するよう
に構成されている。
【0064】上記作動ロッド81は、図16等に示すよ
うに、当該作動ロッド81が図中左方向に所定量だけ移
動した状態で、各水平板部83に設けられた第2の切り
欠き部87のエッジによって、シャッター部材70の端
部に設けられた作動用の板状部材72を介して、当該シ
ャッター部材70が反時計回り方向に回動され、露光部
を開放するようになっている。また、上記作動ロッド8
1は、図16等に示すように、当該作動ロッド81が図
中右方向に所定量だけ移動すると、各水平板部83に設
けられた第2の切り欠き部87のエッジによって、シャ
ッター部材70の端部に設けられた作動用の板状部材7
2の係止状態が開放され、当該シャッター部材70は、
スプリング73の付勢力によって時計回り方向に回動さ
れ、露光部を閉じるようになっている。
【0065】さらに、上記作動ロッド81は、図16等
に示すように、当該作動ロッド81が図中右方向に更に
所定量だけ移動すると、作動板部86がカム状部材63
の軸方向の端部に設けられたアーム部68を押動し、カ
ム状部材63を反時計回り方向に所定量だけ回動させる
ように構成されている。そのため、上記カム状部材63
のマイラーフィルム66によって、図1に示すように、
帯電ローラー16のクリーニング部材54が回動され、
当該クリーニング部材54に設けられたクリーニングブ
ラシ59が帯電ローラー16の表面に当接するようにな
っている。
【0066】ところで、この実施の形態では、上述した
ように、クリーニング動作時の帯電部材の回転速度が、
画像形成時と異なるように制御する制御手段を備えるよ
うに構成されている。
【0067】また、この実施の形態では、クリーニング
動作時の帯電部材の回転速度を可変可能に構成されてい
る。
【0068】図1は実施の形態1に係るプリンター及び
複写機の制御部を画像形成部と共に示すブロック図であ
る。
【0069】図1において、600は画像形成装置の動
作等を制御するCPU等からなる制御手段としての制御
回路、610は前記画像形成装置によって形成される画
像の画素数(ピクセル数)を画像データに基づいて計数
する計数回路、620は感光体ドラム15の累積した回
転数を計数する感光体回転数計数回路、630は前記計
数回路61の計数値が所定の値に達したタイミング毎
に、クリーニング部材45を駆動する駆動モータ−75
を動作させ、前記帯電ロール16の表面に一定時間だけ
接触するように前記クリーニング部材54を接離させる
接離回路、640はプロセススピードを可変するプロセ
ススピード可変回路をそれぞれ示すものである。
【0070】なお、ここでは、便宜上、前記画像形成装
置によって形成される画像の画素数を画像データに基づ
いて計数する計数回路610を、1つの回路として説明
したが、当該計数回路610は、制御回路600が実行
するソフトウエアカウンタによって構成しても勿論よ
く、この場合には、制御回路600が実行するソフトウ
エアカウンタのカウント値は、図示しないRAM等の記
憶回路に随時記憶される。そして、上記画像形成装置に
よって画像が形成されるたびに、画像の画素数のカウン
ト値がソフトウエアカウンタのカウント値として積算さ
れる。また、感光体回転数計数回路630も同様に構成
しても良い。、
【0071】以上の構成において、この実施の形態に係
るタンデム型のデジタルカラープリンター及び複写機の
場合には、次のようにして、帯電ローラーの表面がトナ
ーや外添剤等によって汚れる程度を決定する画像形成条
件に応じて、当該帯電ローラーの表面をクリーニングす
る条件を制御することにより、帯電ローラーの表面を過
剰に磨耗させたり、傷付けることがなく、しかも帯電ロ
ーラーの表面を十分にクリーニングして、帯電不良や帯
電の不均一に伴う画質の劣化を引き起こすのを防止する
ことが可能となっている。
【0072】すなわち、この実施の形態に係るタンデム
型のデジタルカラープリンター及び複写機の場合には、
図2乃至図4に示すように、各画像形成ユニット13
Y、13M、13C、13Kによって、イエロー
(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)の各色のトナー像が、画像データに応じて順次形
成され、これら各画像形成ユニット13Y、13M、1
3C、13Kで形成されたイエロー(Y)、マジェンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー
像は、中間転写ベルト35上に多重に一次転写された
後、記録用紙30上に二次転写されて、当該記録用紙3
0上に各色のトナー像が定着され、フルカラーあるいは
単色の画像などが形成される。
【0073】その際、上記画像形成装置においては、図
18(a)に示すように、例えば、白黒の単色画像を形
成する場合には、感光体ドラム15Kをプロセススピー
ド194mm/secで回転駆動するとともに、帯電ロ
ーラー16を感光体ドラム15の表面に当接させた状態
で従動回転させ、プリント動作に先立つ所定のタイミン
グで、クリーニング部材54のクリーニングブラシ59
を帯電ローラー16の表面に当接させ、当該帯電ローラ
ー16表面のクリーニングを行なう。その際、上記クリ
ーニングブラシ59は、図18(b)に示すように、シ
ャッター部材70が閉じた状態で、駆動モーター75を
更に閉じる方向に回転させることによって、帯電ローラ
ー16の表面に当接させる。そして、このとき、画像形
成を行なう際のプロセススピードは、図18(a)に示
すように、194mm/secに設定されている場合で
あっても、クリーニング動作時は、プロセススピード可
変回路640によって、プロセススピードを画像形成時
よりも遅い104mm/secに設定するようになって
いる。その結果、上記感光体ドラム15Kは、プロセス
スピード104mm/secで回転駆動されるととも
に、帯電ローラー16も感光体ドラム15Kの表面に当
接された状態で従動回転され、プロセススピード104
mm/secで回転駆動される。
【0074】このように、上記実施の形態1では、クリ
ーニング動作時は、プロセススピード可変回路640に
よって、プロセススピードを画像形成時よりも遅い速度
に104mm/secに可変することにより、帯電ロー
ラー16を速いプロセススピードで従動回転させた場合
のように、クリーニングブラシ部材54のクリーニング
ブラシ59との相対速度差が過大となって、当該帯電ロ
ーラー16表面の磨耗が促進されたり、傷等が発生する
のを防止することが可能となる。また、上記帯電ローラ
ー16は、クリーニングには十分な速度で回転されるの
で、帯電ローラー16の表面を十分にクリーニングし
て、帯電不良や帯電の不均一に伴う画質の劣化を引き起
こすのを防止することができる。
【0075】なお、上記の実施の形態1では、例えば、
白黒の単色画像を形成する際に、クリーニング動作時の
プロセススピードを、画像形成時よりも遅い速度に可変
する場合について説明したが、フルカラーの画像を形成
する際に、クリーニング動作時のプロセススピードを、
画像形成時よりも遅い速度に可変しても良い。
【0076】実施の形態1−2 この実施の形態1−2では、前記クリーニング部材によ
るクリーニング時間をプロセススピードに応じて可変す
る制御手段を備えるように構成されている。
【0077】すなわち、この実施の形態1−2では、図
19に示すように、プロセススピード可変回路640に
よって、プロセススピードが194mm/secの場合
には、クリーニング時間Tを33.6secに、プロセ
ススピードが104mm/secの場合には、クリーニ
ング時間Tをその1/2の16.8secに、プロセス
スピードが52mm/secの場合には、クリーニング
時間Tを更にその1/2の8.4secに可変とするよ
うに構成したものである。
【0078】なお、ここで、プロセススピードが194
mm/secの場合は、白黒の単色画像を形成する際
に、プロセススピードが104mm/secの場合に
は、普通紙にフルカラー画像を形成する際に、プロセス
スピードが52mm/secの場合には、OHPシート
や厚紙にフルカラー画像を形成する際に、それぞれ設定
される。
【0079】このように、クリーニング部材54による
クリーニング時間をプロセススピードに応じて可変とす
ることにより、プロセススピードが194mm/sec
というように速い場合は、感光体ドラム15K及び帯電
ローラー16も速い回転速度で回転駆動されるため、当
該感光体ドラム15K上に現像されるトナー像の量も、
その分だけ多くなり、これら感光体ドラム15K及び帯
電ローラー16表面に付着するトナーや外添剤の量も多
くなるため、プロセススピードに応じて、プロセススピ
ードが速いほど、クリーニング時間が長くなるように設
定することにより、帯電ローラー16の表面を十分にク
リーニングして、帯電不良や帯電の不均一に伴う画質の
劣化を引き起こすのを防止することができる。
【0080】なお、前記実施の形態1−1で説明したよ
うに、プロセススピードが194mm/secというよ
うに速い場合に、そのままのプロセススピードでクリー
ニング動作を実行すると、帯電ローラー16表面の磨耗
が促進されたり、傷等が発生する虞れがあるため、クリ
ーニング動作時は、プロセススピード可変回路640に
よって、プロセススピードを画像形成時よりも遅い速度
に可変するのが望ましい。
【0081】実施の形態2 図20はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前
記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態2では、クリーニング動作時
の帯電部材の回転速度を可変可能とするように構成した
ものである。
【0082】すなわち、この実施の形態2では、図20
に示すように、帯電ローラー16を感光体ドラム15の
表面に圧接させ、摩擦力によって従動回転するのではな
く、帯電ローラー16を図示しない独自の駆動源によっ
て回転駆動するか、感光体ドラム15から駆動力を伝達
する伝達ギアのギア列を、例えば2組(複数組)設けて
クラッチによって切り替えるなどして、クリーニング動
作時の帯電ローラー16の回転速度を、例えば二段階
(複数段階)に可変可能となっている。
【0083】この実施の形態2では、例えば、プロセス
スピードが104mm/secの場合には、帯電ローラ
ー16を90mm/sec又は120mm/secで回
転駆動するようになっている。上記帯電ローラー16を
90mm/secに減速して回転駆動するか、120m
m/secに増速して回転駆動するかは、当該帯電ロー
ラー16の汚れが発生する状態を考慮して適宜設定すれ
ばよい。なお、プロセススピードが194mm/sec
や52mm/secの場合にも、帯電ローラー16の回
転速度を減速又は増速して回転駆動するように構成して
も良い。
【0084】このように、クリーニング動作時の帯電ロ
ーラーの回転速度を可変可能とすることにより、クリー
ニング動作時に、帯電ローラーを十分なクリーニング効
果が得られ、しかも、帯電ローラー16表面の磨耗が促
進されたり、傷等が発生するのを防止することが可能な
速度で回転させることができる。
【0085】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0086】実施の形態3 図21はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前
記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態3では、帯電部材の使用時間
を検知する使用時間検知手段を備え、前記使用時間検知
手段による検知結果に応じて、クリーニング条件を制御
するように構成されている。
【0087】すなわち、この実施の形態3では、図21
に示すように、帯電部材の使用時間を検知する使用時間
検知手段としてのプリント枚数計数回路によって、累積
したプリント枚数を計数し、累積プリント枚数が2,5
00枚に達したときに、クリーニング条件として、例え
ば、クリーニング時間を8.4secに、累積プリント
枚数が5,000枚に達したときに、クリーニング条件
として、例えば、クリーニング時間を2倍の16.8s
ecに切り替えるように構成されている。
【0088】なお、累積プリント枚数が2,500枚増
える毎に、直線的にクリーニング時間を増加させても良
いし、累積プリント枚数が所定値を越えた時点で、それ
以上の増加率でクリーニング時間を増加させるように設
定するなどしても良い。
【0089】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0090】実施の形態4 図22はこの発明の実施の形態4を示すものであり、前
記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態4では、クリーニング動作時
に、前記像担持体及び帯電部材の回転速度を増速させる
ように制御するものである。
【0091】すなわち、この実施の形態4では、図22
に示すように、前記実施の形態1と異なり、画像形成時
に、感光体ドラム15がプロセススピード104mm/
secで回転駆動され、帯電ローラー16が同じプロセ
ススピードで従動回転するときに、クリーニング動作時
に、感光体ドラム15をプロセススピード194mm/
secで回転駆動し、帯電ローラー16が同じプロセス
スピードで速く従動回転させるように構成されている。
【0092】このように、クリーニング動作時に、感光
体ドラム15及び帯電ローラー16の回転速度を増速さ
せるように制御することにより、クリーニング動作時に
は、クリーニングブラシのクリーニング性を向上させる
ことができ、帯電ローラー16の表面を十分にクリーニ
ングして、帯電不良や帯電の不均一に伴う画質の劣化を
引き起こすのを確実に防止することができる。
【0093】なお、ただ単に、クリーニング動作時に、
感光体ドラム15及び帯電ローラー16の回転速度を増
速させるように制御すると、帯電ローラー16表面の磨
耗が促進されたり、傷等が発生する虞れがあるため、併
せて、その分だけクリーニング時間を短く設定したり、
累積プリント枚数が所定値に達したとき以降にのみ、ク
リーニング動作時に、感光体ドラム15及び帯電ローラ
ー16の回転速度を増速させるように制御するなどして
も良い。
【0094】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0095】実施の形態5 図23はこの発明の実施の形態5を示すものであり、前
記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態5では、クリーニング動作時
に、前記クリーニング部材を帯電部材の表面に当接させ
る際の速度を可変可能とするように構成されている。
【0096】すなわち、この実施の形態5では、図23
に示すように、駆動モーターを回転駆動して、クリーニ
ング部材54を図1中反時計回り方向に回動させ、当該
クリーニング部材54に設けられたクリーニングブラシ
59を、帯電ローラー16の表面に当接させる際に、パ
ルスモーター等からなる駆動モーター75を一定の速度
で回転駆動するのではなく、クリーニングブラシ59を
帯電ローラー16側に移動させる初期の状態では、駆動
モーターを相対的に速い速度で回転駆動し、クリーニン
グブラシ59が帯電ローラー16の表面に接触し、所定
の当接状態となるに従って、徐々に駆動速度が遅くなる
ように可変させ、クリーニングブラシ59が帯電ローラ
ー16の表面に所定の当接状態となったところで停止さ
せるように構成されている。
【0097】このように、クリーニング動作時に、クリ
ーニングブラシ59を帯電ローラー16の表面に当接さ
せる際の速度を可変可能とし、徐々に遅くなるように設
定することにより、クリーニングブラシ59が帯電ロー
ラー16の表面に当接して、所定の当接状態となるまで
に、駆動モーター75の回転速度が段階的に遅くなるた
め、その分だけ駆動モーター75の回転トルクを増加さ
せることができ、クリーニングブラシ59の当接状態を
トータル的に短い時間で、しかも、駆動モーター75の
相対的に弱い力で実現することができ、駆動モーター7
5の小型化等が可能となり、十分なクリーニング性を確
保しつつ、その分だけコストダウンが可能となる。
【0098】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0099】実施の形態6−1 図24はこの発明の実施の形態6を示すものであり、前
記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態6では、クリーニング部材を
帯電部材の表面に当接させる際の押付力を、プロセスス
ピードに応じて可変可能とするように構成されている。
【0100】すなわち、この実施の形態6−1では、図
24に示すように、クリーニング部材54を帯電ローラ
ー16の表面に当接させる際の押付力を、プロセススピ
ードが52mm/secのときは1.0kgfに、プロ
セススピードが104mm/secのときは1.3kg
fに、プロセススピードが194mm/secのときは
1.5kgfというよいうに、プロセススピードに応じ
て可変可能とするように構成されている。
【0101】このように、クリーニング部材54を帯電
ローラー16の表面に当接させる際の押付力を、プロセ
ススピードに応じて可変可能とすることにより、プロセ
ススピードが52mm/secというように、相対的に
遅いときは、帯電ローラー16表面の汚れも少ないた
め、クリーニング部材54を帯電ローラー16の表面に
当接させる際の押付力を弱く設定し、プロセススピード
が104mm/sec、194mm/secというよう
に、相対的に速くなるに従って、帯電ローラー表面の汚
れが徐々に多くなるため、クリーニング部材54を帯電
ローラー16の表面に当接させる際の押付力をそれに応
じて強く設定するように構成することにより、帯電ロー
ラー16表面の磨耗が促進されたり、傷等が発生するの
を防止しつつ、十分なクリーニング性を得ることができ
る。
【0102】なお、クリーニング部材545を帯電ロー
ラー16の表面に当接させる際の押付力を可変する手段
としては、クリーニング部材54を駆動する駆動モータ
ー75の駆動時間を制御することによって、マイラーフ
ィルム66の弾性変形量を変化させる手段が挙げられ
る。
【0103】実施の形態6−2 図25はこの発明の実施の形態6−2を示すものであ
り、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付
して説明すると、この実施の形態6−2では、クリーニ
ング部材を帯電部材の表面に当接させる際の押付力を、
画像形成を行なった画素数に応じて可変可能とするよう
に構成したものである。
【0104】すなわち、この実施の形態6−2では、図
25に示すように、クリーニング部材54を帯電ローラ
ー16の表面に当接させる際の押付力を、画像形成を行
なった画素数(ピクセル数)が100kまでは1.0k
gfに、ピクセル数が300kまでは1.3kgfに、
ピクセル数が500kまでは1.5kgfというよう
に、画像形成を行なったピクセル数に応じて可変可能と
するように構成されている。
【0105】このように、クリーニング部材54を帯電
ローラー16の表面に当接させる際の押付力を、画像形
成を行なったピクセル数に応じて可変可能とすることに
より、画像形成を行なったピクセル数が少ない場合は、
帯電ローラー16表面の汚れも少ないため、クリーニン
グ部材54を帯電ローラー16の表面に当接させる際の
押付力を弱く設定し、画像形成を行なったピクセル数が
多くなるに従って、帯電ローラー16表面の汚れが徐々
に多くなるため、クリーニング部材54を帯電ローラー
16の表面に当接させる際の押付力をそれに応じて強く
設定するように構成することにより、帯電ローラー16
表面の磨耗が促進されたり、傷等が発生するのを防止し
つつ、十分なクリーニング性を得ることができる。
【0106】実施の形態6−3 図26はこの発明の実施の形態6−3を示すものであ
り、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付
して説明すると、この実施の形態6−3では、クリーニ
ング部材を帯電部材の表面に当接させる際の押付力を、
累積した画像形成枚数に応じて可変可能とするように構
成したものである。
【0107】すなわち、この実施の形態6−3では、図
26に示すように、クリーニング部材54を帯電ローラ
ー16の表面に当接させる際の押付力を、画像形成枚数
(プリントボリュームPV)が1,000枚までは1.
0kgfに、プリントボリュームPVが2,500枚ま
では1.3kgfに、プリントボリュームPVが5,0
00枚までは1.5kgfというように、画像形成枚数
に応じて可変可能とするように構成されている。
【0108】このように、クリーニング部材54を帯電
ローラー16の表面に当接させる際の押付力を、累積し
た画像形成枚数に応じて可変可能とすることにより、画
像形成枚数が少ない場合は、帯電ローラー16表面の汚
れも少ないため、クリーニング部材54を帯電ローラー
16の表面に当接させる際の押付力を弱く設定し、累積
した画像形成枚数が多くなるに従って、帯電ローラー1
6表面の汚れが徐々に多くなるため、クリーニング部材
54を帯電ローラー16の表面に当接させる際の押付力
をそれに応じて強く設定するように構成することによ
り、帯電ローラー16表面の磨耗が促進されたり、傷等
が発生するのを防止しつつ、十分なクリーニング性を得
ることができる。
【0109】実施の形態6−4 図27はこの発明の実施の形態6−4を示すものであ
り、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付
して説明すると、この実施の形態6−4では、クリーニ
ング部材を帯電部材の表面に当接させる際の押付力を、
累積した像担持体の回転数に応じて可変可能とするよう
に構成したものである。
【0110】すなわち、この実施の形態6−4では、図
27に示すように、クリーニング部材54を帯電ローラ
ー16の表面に当接させる際の押付力を、累積した感光
体ドラム15の回転数が10kまでは1.0kgfに、
累積した感光体ドラム15の回転数が25kまでは1.
3kgfに、累積した感光体ドラムの回転数が50kま
では1.5kgfというように、累積した感光体ドラム
15の回転数に応じて可変可能とするように構成されて
いる。
【0111】このように、クリーニング部材54を帯電
ローラー16の表面に当接させる際の押付力を、累積し
た感光体ドラム15の回転数に応じて可変可能とするこ
とにより、累積した感光体ドラム15の回転数が少ない
場合は、帯電ローラー16表面の汚れも少ないため、ク
リーニング部材54を帯電ローラー16の表面に当接さ
せる際の押付力を弱く設定し、累積した感光体ドラム1
5の回転数が多くなるに従って、帯電ローラー表面の汚
れが徐々に多くなるため、クリーニング部材54を帯電
ローラー16の表面に当接させる際の押付力をそれに応
じて強く設定するように構成することにより、帯電ロー
ラー16表面の磨耗が促進されたり、傷等が発生するの
を防止しつつ、十分なクリーニング性を得ることができ
る。
【0112】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0113】実施の形態7 図28はこの発明の実施の形態7をそれぞれ示すもので
あり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を
付して説明すると、この実施の形態7では、クリーニン
グ部材を接離させる動作等が前記実施の形態と異なって
いる。
【0114】すなわち、図28(a)に示す実施の形態
では、1回のクリーニングサイクル中に複数回の接離動
作を行うように構成されている。
【0115】このように構成することにより、1回のク
リーニングサイクル中において、クリーニングブラシ5
9を帯電ローラー16の表面に接触したままの状態とす
るよりも、クリーニング効率を向上させることが可能と
なる。
【0116】また、図28(b)に示す実施の形態で
は、少なくとも1回以上は他のクリーニング動作と異な
るクリーニング動作を行うように構成されている。
【0117】ここで、他のクリーニング動作と異なるク
リーニング動作とは、例えば、クリーニングブラシ59
が帯電ローラー16の表面に接触している時間が異なる
動作を意味する。
【0118】また、他のクリーニング動作と異なるクリ
ーニング動作としては、図28(c)に示す実施の形態
では、少なくとも1回以上は他のクリーニング動作と動
作トルクが異なるクリーニング動作を意味する。
【0119】さらに、図28(d)に示す実施の形態で
は、1回のクリーニングサイクル中に1回もしくは複数
回の接離動作を行うとともに、常にクリーニング部材が
動いているように構成されている。
【0120】また更に、図28(e)に示す実施の形態
では、前記クリーニング部材が前記帯電部材から離間す
る際、少なくとも前記帯電部材の1周分は前記クリーニ
ング部材が前記帯電部材に接触しているように構成され
ている。
【0121】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0122】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
帯電ローラーの表面がトナーや外添剤等によって汚れる
程度を決定する画像形成条件に応じて、当該帯電ローラ
ーの表面をクリーニングする条件を制御することによ
り、帯電ローラーの表面を過剰に磨耗させたり、傷付け
ることがなく、しかも帯電ローラーの表面を十分にクリ
ーニングして、帯電不良や帯電の不均一に伴う画質の劣
化を引き起こすのを防止することが可能な画像形成装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置としてのデジタルカラープリンター及び複写機の
要部を示す構成図である。
【図2】 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置としてのデジタルカラープリンターを示す構成図
である。
【図3】 図3はこの発明の実施の形態1に係る給紙装
置を適用した画像形成装置としてのデジタルカラー複写
機を示す構成図である。
【図4】 図4はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置の画像形成部を示す構成図である。
【図5】 図5はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置の帯電ロールを示す斜視図である。
【図6】 図6はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置の帯電ロールのハウジングを示す斜視図である。
【図7】 図7はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置のクリーニング部材を示す斜視図である。
【図8】 図8はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置のクリーニング部材を示す斜視図である。
【図9】 図9はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置の帯電ロールのハウジングを示す斜視図である。
【図10】 図10はこの発明の実施の形態1に係る画
像形成装置の要部を示す斜視図である。
【図11】 図11はこの発明の実施の形態1に係る画
像形成装置の要部を示す正面図である。
【図12】 図12はこの発明の実施の形態1に係る画
像形成装置の要部を示す斜視図である。
【図13】 図13はこの発明の実施の形態1に係る画
像形成装置のカム状部材を示す斜視図である。
【図14】 図14はこの発明の実施の形態1に係る画
像形成装置の要部を示す斜視図である。
【図15】 図15はこの発明の実施の形態1に係る画
像形成装置の要部を示す斜視図である。
【図16】 図16はこの発明の実施の形態1に係る画
像形成装置の要部を示す斜視図である。
【図17】 図17は作動ロッドを示す斜視図である。
【図18】 図18はこの発明の実施の形態1−1に係
る画像形成装置の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図19】 図19はこの発明の実施の形態1−2に係
る画像形成装置の動作を示すグラフである。
【図20】 図20はこの発明の実施の形態2に係る画
像形成装置を示す構成図である。
【図21】 図21はこの発明の実施の形態3に係る画
像形成装置の動作を示す説明図である。
【図22】 図22はこの発明の実施の形態4に係る画
像形成装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図23】 図23はこの発明の実施の形態5に係る画
像形成装置の動作を示す説明図である。
【図24】 図24はこの発明の実施の形態6−1に係
る画像形成装置の動作を示すグラフである。
【図25】 図25はこの発明の実施の形態6−2に係
る画像形成装置の動作を示すグラフである。
【図26】 図26はこの発明の実施の形態6−3に係
る画像形成装置の動作を示すグラフである。
【図27】 図27はこの発明の実施の形態6−4に係
る画像形成装置の動作を示すグラフである。
【図28】 図28はこの発明の実施の形態7に係る画
像形成装置の動作をそれぞれ示すタイミングチャートで
ある。
【図29】 図29は従来の画像形成装置を示す構成図
である。
【符号の説明】
1:デジタルカラープリンター本体、13Y、13M、
13C、13K:イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット、1
4:ROS、15:感光体ドラム、16:帯電ローラ
ー、54:クリーニング部材、59:クリーニングブラ
シ、62:接離手段、63:カム状部材、66:弾性部
材としての薄い合成樹脂製のフィルム状部材、600:
制御回路、630:接離回路、640:プロセススピー
ド可変回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 正則 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 栗田 知一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H200 FA09 GA12 GA23 GA34 HA01 HA28 HB12 LA06 LA18 LA20 LA24 LB02 LB09 LB12 LB39 LB40 PA10 PA11 PA12 PA14 PB14 PB33 PB35

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体の表面に接触して回転しながら
    当該像担持体の表面を帯電させる帯電部材と、前記帯電
    部材の表面をクリーニングする接離可能なクリーニング
    部材とを備えた画像形成装置において、クリーニング動
    作時の帯電部材の回転速度が、画像形成時と異なるよう
    に制御する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 像担持体の表面に接触して回転しながら
    当該像担持体の表面を帯電させる帯電部材と、前記帯電
    部材の表面をクリーニングする接離可能なクリーニング
    部材とを備えた画像形成装置において、前記クリーニン
    グ部材によるクリーニング時間をプロセススピードに応
    じて可変する制御手段を備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体の表面に接触して回転しながら
    当該像担持体の表面を帯電させる帯電部材と、前記帯電
    部材の表面をクリーニングする接離可能なクリーニング
    部材とを備えた画像形成装置において、クリーニング動
    作時の帯電部材の回転速度が、画像形成時と異なるよう
    に制御するとともに、前記クリーニング部材によるクリ
    ーニング時間をプロセススピードに応じて可変する制御
    手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像
    形成装置において、クリーニング動作時の帯電部材の回
    転速度を可変可能としたことを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像
    形成装置において、前記帯電部材の使用時間を検知する
    使用時間検知手段を備え、前記使用時間検知手段による
    検知結果に応じて、クリーニング条件を制御することを
    特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像
    形成装置において、クリーニング動作時に、前記像担持
    体及び帯電部材の回転速度を増速させるように制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像
    形成装置において、クリーニング動作時に、前記クリー
    ニング部材を帯電部材の表面に当接させる際の速度を可
    変可能としたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像
    形成装置において、前記クリーニング部材を帯電部材の
    表面に当接させる際の押付力を、プロセススピードに応
    じて可変可能としたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像
    形成装置において、前記クリーニング部材を帯電部材の
    表面に当接させる際の押付力を、画像形成を行なった画
    素数に応じて可変可能としたことを特徴とする画像形成
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至3のいずれかに記載の画
    像形成装置において、前記クリーニング部材を帯電部材
    の表面に当接させる際の押付力を、累積した画像形成枚
    数に応じて可変可能としたことを特徴とする画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至3のいずれかに記載の画
    像形成装置において、前記クリーニング部材を帯電部材
    の表面に当接させる際の押付力を、累積した像担持体の
    回転数に応じて可変可能としたことを特徴とする画像形
    成装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至3のいずれかに記載の画
    像形成装置において、1回のクリーニングサイクル中に
    複数回の接離動作を行うことを特徴とする画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の画像形成装置にお
    いて、少なくとも1回以上は他のクリーニング動作と異
    なるクリーニング動作を行うことを特徴とする画像形成
    装置。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の画像形成装置にお
    いて、少なくとも1回以上は他のクリーニング動作と動
    作トルクが異なるクリーニング動作を行うことを特徴と
    する画像形成装置。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至3のいずれかに記載の画
    像形成装置において、1回のクリーニングサイクル中に
    1回もしくは複数回の接離動作を行うとともに、常にク
    リーニング部材が動いていることを特徴とする画像形成
    装置。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至3のいずれかに記載の画
    像形成装置において、前記クリーニング部材が前記帯電
    部材から離間する際、少なくとも前記帯電部材の1周分
    は前記クリーニング部材が前記帯電部材に接触している
    ことを特徴とする画像形成装置。
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JP2009058543A (ja) * 2007-08-29 2009-03-19 Sharp Corp クリーニング装置、画像形成装置、クリーニング方法、制御プログラムおよびコンピュータ読取可能な記録媒体
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