JP2003139964A - メディアコンバータおよびその設置方法 - Google Patents

メディアコンバータおよびその設置方法

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JP2003139964A
JP2003139964A JP2001333436A JP2001333436A JP2003139964A JP 2003139964 A JP2003139964 A JP 2003139964A JP 2001333436 A JP2001333436 A JP 2001333436A JP 2001333436 A JP2001333436 A JP 2001333436A JP 2003139964 A JP2003139964 A JP 2003139964A
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optical fiber
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fiber
photoelectric conversion
media converter
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JP2001333436A
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Hiroyuki Yanase
博之 柳瀬
Hiroshi Endo
浩 遠藤
Kunio Otaka
邦雄 尾高
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲げ損失や外力による光ファイバの損傷を可
及的に防止し、かつ見栄えよく設置することを目的とす
る。 【解決手段】 筐体10の内部に光電変換処理基板20
を具備してなり、筐体10の外部から導入した光ファイ
バ2を筐体10の内部において適宜巻回した後、光電変
換処理基板20に接続するようにしたメディアコンバー
タであって、筐体10の複数箇所に光ファイバ2の巻回
部に至るファイバ導入口50を設けるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筐体の内部に光電
変換処理基板を具備し、外部から導入した光ファイバを
前記筐体の内部において適宜巻回した後、前記光電変換
処理基板に接続するようにしたメディアコンバータに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年においては、通信の広帯域化が急速
に進んでおり、FTTH(Fiber To The Home)やFT
TD(Fiber To The Desk)等、光ファイバを用いた通
信技術が個人ユーザにも普及しつつある。こうした光フ
ァイバを用いた通信を実現するためには、メディアコン
バータが必須となる。すなわち、メディアコンバータ
は、光通信システムで適用される光ファイバと、パーソ
ナルコンピュータ等の通信端末で用いるメタルケーブル
との間に介在し、これら光ファイバとメタルケーブルと
の接続を行うとともに、光信号から電気信号へ、あるい
は電気信号から光信号への変換を行うようにしたもので
ある。
【0003】図13は、この種の一般的なメディアコン
バータを示したものである。メディアコンバータは、筐
体Aの内部に光電変換処理基板Bを具備して構成したも
ので、該筐体Aを介して宅内の壁面に設置される。
【0004】筐体Aは、光電変換処理基板Bを収納した
基部筐体A1と、この基部筐体A1に対して開閉可能に
配設した蓋部筐体A2とを備えて構成してある。
【0005】光電変換処理基板Bは、光信号から電気信
号へ、あるいは電気信号から光信号へ変換する機能を有
したもので、その上面に各種電子部品Cが実装してあ
る。
【0006】また、光電変換処理基板Bには、屋外から
宅内に引き込んだ光ファイバDを接続するための中継用
光ファイバEが光コネクタFを介して接続してあるとと
もに、通信端末M(図14に示す)に接続されたメタル
ケーブルLを接続するためのモジュラコネクタGが実装
してある。通常、光ファイバDの導入口Hおよびモジュ
ラコネクタG、さらには電源ケーブルJは、壁面に設置
した状態の筐体Aにおいて下面となる位置に設けてあ
る。
【0007】上記のように構成したメディアコンバータ
は、屋外から宅内に引き込んだ光ファイバDと、中継用
光ファイバEとを溶着、あるいはスプライサーKを介し
て相互に接続した後、これら光ファイバDを筐体Aの内
部において適宜巻回させることによって余長処理を施
し、ユーザの所望とする壁面に設置される。その後、上
述したモジュラコネクタGにメタルケーブルLを接続す
れば、パーソナルコンピュータ等の通信端末Mから光フ
ァイバDを用いた通信が可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、屋外から光
ファイバDを宅内に引き込む方法としては、通常、既存
の電話線の引込口Nを利用する場合が多い。電話線の引
込口Nから導入された光ファイバDは、壁の内部に適宜
敷設した後、通信端末Mが設置された部屋に導出される
ことになる。
【0009】ここで、図14に示すように、電話線の引
込口Nよりもメディアコンバータを下方に設置しなけれ
ばならない場合には、以下に記載するように2通りの方
法が採られる。すなわち、図14(a)に示すように、
壁の内部においてメディアコンバータよりも下方となる
位置まで光ファイバDを敷設し、その後、宅内に引き出
してファイバ導入口Hから筐体Aの内部に導入させる。
あるいは、図14(b)に示すように、メディアコンバ
ータよりも上方となる位置において宅内に引き込み、メ
ディアコンバータの下方まで壁面上を敷設した後にファ
イバ導入口Hから筐体Aの内部に導入させる。
【0010】しかしながら、図14(a)に示す方法に
あっては、幅の狭い壁の内部において光ファイバDを急
激に湾曲させなければならず、曲げ損失の影響が多大と
なる虞れがある。
【0011】これに対して、図14(b)に示す方法で
は、光ファイバDを急激に湾曲させる必要がないため、
曲げ損失が大きくなる事態を招来する虞れはない。しか
しながら、光ファイバDの宅内への露出量が多くなり、
外観上も好ましいものとはいえないばかりか、外力の作
用によって光ファイバDに損傷を来す機会も著しく増え
るようになる。
【0012】一方、メディアコンバータの筐体Aに対す
る光ファイバDの保持方法としては、図15(a)およ
び図15(b)に示すように、基部筐体A1の内部にお
いてファイバ導入口Hの延長上となる位置に挟装溝P1
を有した保持部材Pを立設し、該保持部材Pの挟装溝P
1に光ファイバDの導入端部を挟装保持させるのが一般
的である。
【0013】しかしながら、単に保持部材Pの挟装溝P
1に光ファイバDを挟装保持させた場合には、該光ファ
イバDに引張方向の外力がわずかでも作用すれば、容易
に脱落する虞れがある。
【0014】こうした事態は、光ファイバDの外径寸法
に対して挟装溝P1の幅を十分に小さく形成する、ある
いは、光ファイバDを筐体Aに対してネジ止めする等、
光ファイバDの保持力を増やすことで防止することが可
能になるかもしれない。しかしながら、前者の場合に
は、光ファイバDを挟装溝P1に装着する際にきわめて
大きな力が必要となり、装着作業を著しく煩雑化するこ
とになる。また、後者の場合、部品点数が増えるばかり
でなく、テンションメンバとしてFRP(FiverReinfor
ced Plastics)等の非金属のものを用いた光ファイバD
にあっては、ネジ止めによって当該テンションメンバが
破損する事態を招来することになる。
【0015】また、屋外から宅内に引き込んだ光ファイ
バDと中継用光ファイバEとを相互に接続した後に実施
する余長処理は、上述した曲げ損失を最小とする許容曲
げ半径を維持しながら光電変換処理基板Bの上面で行う
ものである。
【0016】しかしながら、光電変換処理基板Bの上面
に各種電子部品Cが実装されている場合には、これらの
電子部品Cが邪魔となって余長処理作業が煩雑化するば
かりでなく、作業中において電子部品Cに接触した場合
にはこれら電子部品Cに接続不良等の不具合を来す虞れ
もある。
【0017】また、光ファイバDと中継用光ファイバE
とを接続する際に用いたスプライサーK、あるいは溶着
後に装着する補強スリーブ等の接続具に関しては、図1
6(a)および図16(b)に示すように、基部筐体A
1に設けた一対の弾性舌片Qによって保持させるように
している。
【0018】しかしながら、現状においてスプライサー
Kや補強スリーブ(以下単に接続具という)に統一した
規格がなく、個々の形状は似ているものの、サイズが微
妙に異なっているのが実情である。このため、図16
(c)に示すように、接続具K′のサイズが小さい場合
には、弾性舌片Qの爪部Q1との間に隙間が生じ、当該
接続具K′が脱落する虞れがある一方、図16(d)に
示すように、接続具K″のサイズが大きい場合には、弾
性舌片Qによって当該接続具K″を保持することすら困
難となる。
【0019】本発明は、上記実情に鑑みて、曲げ損失や
外力による光ファイバの損傷を可及的に防止し、しかも
見栄えよく設置することのできるメディアコンバータお
よびその設置方法を提供することを目的とする。
【0020】また本発明は、作業の煩雑化、並びに光フ
ァイバの損傷や部品点数の増加を招来することなく、光
ファイバを筐体に対して確実に保持させることのできる
メディアコンバータを提供することを目的とする。
【0021】また本発明は、電子部品に不具合を招来す
ることなく、光ファイバの余長処理作業を容易に行うこ
とのできるメディアコンバータを提供することを目的と
する。
【0022】また本発明は、サイズの異なる接続具を適
用した場合にも、これを確実に筐体に保持させることの
できるメディアコンバータを提供することを目的とす
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
メディアコンバータは、筐体の内部に光電変換処理基板
を具備し、外部から導入した光ファイバを前記筐体の内
部において適宜巻回した後、前記光電変換処理基板に接
続するようにしたメディアコンバータであって、前記筐
体の複数箇所に前記光ファイバの巻回部に至るファイバ
導入口を設けたことを特徴とする。
【0024】また、本発明の請求項2に係るメディアコ
ンバータは、筐体の内部に光電変換処理基板を具備し、
ファイバ導入口を通じて外部から導入した光ファイバを
前記筐体の内部において適宜巻回した後、前記光電変換
処理基板に接続するようにしたメディアコンバータであ
って、前記ファイバ導入口から光ファイバの巻回部に至
る間に、該光ファイバの外皮を分岐した状態で挿入した
場合にこれを挟装保持するファイバ保持手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0025】また、本発明の請求項3に係るメディアコ
ンバータは、上記請求項2に記載したファイバ保持手段
が、前記ファイバ導入口から前記巻回部に至る光ファイ
バに対して互いに線対称となる態様で傾斜配置し、かつ
分岐した光ファイバの外皮が挿入される一対の外皮挟装
溝を有した櫛歯部材であることを特徴とする。
【0026】また、本発明の請求項4に係るメディアコ
ンバータは、筐体の内部に、光電変換処理基板および中
継用光ファイバを具備し、外部から導入した光ファイバ
と前記中継用光ファイバとを接続具によって接続すると
ともに、該接続した光ファイバを前記筐体の内部におい
て適宜巻回した後、前記光電変換処理基板に接続するよ
うにしたメディアコンバータであって、前記筐体に爪部
を有した弾性舌片を設けるとともに、この爪部に対向す
る部位に弾性部材を配置し、これら弾性舌片の爪部と弾
性部材との間において前記接続具を挟持することを特徴
とする。
【0027】また、本発明の請求項5に係るメディアコ
ンバータは、筐体の内部に光電変換処理基板を具備し、
外部から導入した光ファイバを前記筐体の内部において
適宜巻回した後、コネクタを介して前記光電変換処理基
板に接続するようにしたメディアコンバータであって、
光電変換処理に必要となる電子部品を前記光電変換処理
基板の一方の表面に実装する一方、他方の表面側から操
作可能となるように前記コネクタを配置し、さらに前記
光ファイバの巻回部を前記光電変換処理基板の他方の表
面に構成するようにしたことを特徴とする。
【0028】また、本発明の請求項6に係るメディアコ
ンバータは、上記請求項5において、前記コネクタの周
囲を囲繞する態様で前記光ファイバの巻回部を構成する
ことを特徴とする。
【0029】また、本発明の請求項7に係るメディアコ
ンバータの設置方法は、筐体の内部に光電変換処理基板
を具備するとともに、該筐体に複数のファイバ導入口を
有し、該ファイバ導入口を通じて外部から導入した光フ
ァイバを前記筐体の内部において適宜巻回した後、前記
光電変換処理基板に接続するようにしたメディアコンバ
ータの設置方法であって、屋外の光ファイバを壁内部に
引き込んで敷設するとともに、該敷設した光ファイバの
延長上となる位置において宅内の壁面に筐体を設置し、
該筐体の手前側において前記光ファイバを宅内に引き込
んだ後、該光ファイバに対向する部位に設けたファイバ
導入口を通じて前記筐体の内部に光ファイバを導入する
ことを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、本発
明に係るメディアコンバータの好適な実施の形態を詳細
に説明する。
【0031】図1は、本発明の実施の形態であるメディ
アコンバータの内部構造を示した概念平面図、図2は、
図1に示したメディアコンバータの外観を示す斜視図、
図3は、図2における矢視 III 図、図4は、図2にお
ける矢視 IV 図、図5は、図1に示したメディアコンバ
ータの断面側面図である。ここで例示するメディアコン
バータ1は、光通信システムで適用される光ファイバ
と、宅内に設置したパーソナルコンピュータ等の通信端
末で用いるメタルケーブルとの間に介在し、これら光フ
ァイバとメタルケーブルとの接続を行うとともに、光信
号から電気信号へ、あるいは電気信号から光信号への変
換を行うためのものである。なお、本実施の形態では、
光ファイバ2として、図7に示すように、鋼線等の金
属、もしくはFRP等の非金属からなる一対のテンショ
ンメンバ3と共に外皮4によって被着したものを適用
し、またメタルケーブル5として、図2に示すように、
カテゴリ5のツイストペアケーブルを適用するものとす
る。
【0032】図1乃至図5に示すように、本実施の形態
のメディアコンバータ1は、筐体10の内部に光電変換
処理基板を具備して構成したものである。筐体10は、
光電変換処理基板20を収納保持する基部筐体10A
と、この基部筐体10Aに対して開閉可能に配設した蓋
部筐体10Bとを備えて構成したもので、それぞれAB
S(Acrylonitrile Butadiene Styrene)等の合成樹脂
によって成形してある。
【0033】光電変換処理基板20は、光信号から電気
信号へ、あるいは電気信号から光信号へ変換する機能を
有したもので、その一方の表面20aを基部筐体10A
の内部底壁に対向させた状態で該基部筐体10Aに保持
させてある。
【0034】この光電変換処理基板20の一方の表面2
0a、つまり基部筐体10Aの内部底壁に対向する表面
には、図5に示すように、上述した光電変換処理に必要
となる各種電子部品21、具体的にはIC、コンデン
サ、抵抗が実装してある。これに対して光電変換処理基
板20の他方の表面20bには、図1に示すように、そ
の中央となる部位に縦長の楕円形状を描くように複数の
ファイバクリップ22が設けてあり、これらファイバク
リップ22によって描かれる楕円形状の内部領域に光リ
ンク27が実装してある一方、楕円形状の外部領域にメ
タルケーブル用のモジュラコネクタ(RJ45)24お
よびAC電源用コネクタ25が実装してある。
【0035】ファイバクリップ22は、表面からの挿入
操作によって光ファイバ2を容易に、かつ確実に保持す
る一方、表面からの抜去操作によって光ファイバ2を容
易に抜去することが可能なファイバ保持具である。これ
ら複数のファイバクリップ22によって描かれる楕円形
状は、その最小半径が光ファイバ2の許容曲げ半径より
も大きなものに設定してある。
【0036】光リンク27は、図1に明示するように、
光電変換処理基板20の他方の表面20bにおいて、上
述した楕円形状の中央よりもわずかに上方となる部位
に、右方に向けて漸次低くなる態様、より具体的には左
右方向に沿った水平線に対してほぼ40°の角度を持つ
態様で傾斜配置してある。この光リンク27には、光コ
ネクタ23と中継用光ファイバ26とが接続してある。
中継用光ファイバ26は、光コネクタ23の傾斜方向に
沿い、かつ当該光コネクタ23の周囲を囲繞する態様で
時計回りに巻回してあり、上述した楕円形状を描くよう
にファイバクリップ22に保持させてある。
【0037】モジュラコネクタ24は、図3に示すよう
に、メタルケーブル5の端部に装着したモジュラプラグ
5aを着脱可能に嵌合させるためのモジュラプラグ嵌合
部24aを有したもので、該モジュラプラグ嵌合部24
aを筐体10の外部に露出させる態様で光電変換処理基
板20の左側下端部となる位置に実装してある。
【0038】AC電源用コネクタ25は、電源ケーブル
6のプラグ6aを着脱可能に装着するためのプラグ装着
孔(図示せず)を有したもので、該プラグ装着孔を筐体
10の外部に露出させる態様で光電変換処理基板20の
右側下端部となる位置に実装してある。
【0039】一方、上記メディアコンバータ1には、図
1に示すように、基部筐体10Aの右下においてファイ
バクリップ22によって描かれる楕円形状の略接線上と
なる部位、並びに左上においてファイバクリップ22に
よって描かれる楕円形状の略接線上となる部位にそれぞ
れ櫛歯部材30を設けてあるとともに、基部筐体10A
の底壁において左側縁部となる部位に接続具保持手段4
0を設けてある。
【0040】櫛歯部材30は、それぞれ図6および図7
に示すように、ファイバ案内部31と一対の外皮保持部
32とを有して構成したもので、基部筐体10Aの底壁
から突設する態様で該基部筐体10Aと一体成形してあ
る。ファイバ案内部31は、突出端部に案内溝31aを
有した板状を成すもので、左右方向に沿って水平となる
態様で配置してある。案内溝31aの底部の高さは、光
電変換処理基板20の上面よりわずかに高い位置に設定
してある。一対の外皮保持部32は、個々の突出端部に
外皮挟装溝32aを有した板状を成すもので、ファイバ
案内部31の両側に傾斜する態様で配置してある。より
詳細には、基部筐体10Aの底壁において右下となる部
位に設けた櫛歯部材30(以下、単に下部櫛歯部材とい
う)では、ファイバ案内部31の左右両端からそれぞれ
両側に向けて漸次下方となるように一対の外皮保持部3
2を傾斜配置してある一方、基部筐体10Aの底壁にお
いて左上となる部位に設けた櫛歯部材30(以下、単に
上部櫛歯部材という)では、ファイバ案内部31の左右
両端からそれぞれ両側に向けて漸次下方となるように一
対の外皮保持部32を傾斜配置してある。本実施の形態
では、左右方向に沿った水平線に対してほぼ25°の角
度を持つ態様で左右対称に傾斜配置してある。
【0041】各ファイバ案内部31に設けた案内溝31
aは、外皮4を剥ぎ取った後の光ファイバ2のみを通過
させるに十分な幅に形成してある。これに対して各外皮
保持部32に設けた外皮挟装溝32aは、左右に分岐し
た外皮4を挟装保持できるように、該左右に分岐した外
皮4の外径寸法よりもわずかに小さい幅に形成してあ
る。具体的には、左右に分岐した外皮4の幅がそれぞれ
1.5mmである場合に、外皮挟装溝32aの幅を0.
7〜1.2mmの幅に形成してある。
【0042】接続具保持手段40は、図8乃至図10に
示すように、保持台41と一対の弾性舌片42とを有し
て構成したもので、基部筐体10Aと一体成形してあ
る。保持台41は、基部筐体10Aの底壁から突出する
態様で設けた台状部であり、中央部に設けた挟持壁43
と上下両端部に設けた周壁44とによって左右に二分割
してある。周壁44には、それぞれファイバ通過孔44
aが設けてあり、左右に二分割した部分にそれぞれ外皮
4を剥ぎ取った後の光ファイバ2を通過させることが可
能である。一対の弾性舌片42は、保持台41の両側に
互いに対向する態様で立設したもので、図10中の実線
で示すように、常態において互いに平行となるように延
在する一方、図10中の二点鎖線で示すように、外力を
与えた場合に互いに拡開する方向に弾性変形することが
可能である。これら弾性舌片42には、個々の上端部に
爪部42aを設けてある。爪部42aは、互いに内方に
向けて突設したもので、保持台41に対向する面(以
下、この面を係止面42bという)が弾性舌片42の延
在方向に対して略直角に延在する一方、弾性舌片42の
自由端部側に位置する面(以下、この面をガイド面42
cという)が内方に向けて漸次保持台41に近接する方
向に傾斜している。
【0043】また、上記接続具保持手段40は、保持台
41の左右に二分割した部分のそれぞれに弾性部材とし
てスポンジ体45を備えている。スポンジ体45は、直
方状に構成したもので、保持台41の左右に二分割した
部分と弾性舌片42の爪部42aとの間に画成される空
間の大部分を占める大きさを有している。
【0044】さらに、上記メディアコンバータ1には、
筐体10の下部周壁において下部櫛歯部材30のファイ
バ案内部31に対向する部位にファイバ導入口50を設
けてあるとともに、筐体10の上部周壁において上部櫛
歯部材30のファイバ案内部31に対向する部位にファ
イバ導入口形成部51を設けてある。ファイバ導入口5
0は、基部筐体10Aと蓋部筐体10Bとの間に画成さ
れる孔であり、外皮4によって被着した状態の光ファイ
バ2を挿通させるに十分な大きさに構成してある。これ
に対してファイバ導入口形成部51は、図4に示すよう
に、初期状態においては閉塞されているものの、外力を
与えることによって容易に開放し、外皮4によって被着
した状態の光ファイバ2を挿通させるに十分な大きさの
ファイバ導入口50を構成することのできる部分であ
る。ファイバ導入口底辺部50a、並びにファイバ導入
口形成底辺部51aは、それぞれファイバ導入口50の
導入位置を決定するための部分であり、その厚さは例え
ば最も小型のワイヤプロテクタ(図示せず)の底辺部と
同等となるように形成してある。
【0045】以下、上記のように構成したメディアコン
バータ1を適用して宅内での光通信を実現する方法につ
いて説明する。なお、以下においては、図12(a)に
示すように、外部からの光ファイバ2の引込部よりもメ
ディアコンバータ1を上方に設置する方法について説明
する。
【0046】まず、屋外の光通信システムで用いられて
いる光ファイバ2を外壁100に設けた孔、例えば電話
線の引込口100aから壁の内部に引き込んだ後、これ
を順次上方に向けて敷設するとともに、敷設した光ファ
イバ2の延長上となる上方位置において宅内の壁面10
1にメディアコンバータ1の筐体10を設置する。筐体
10を壁面101に設置する場合には、図1に示すよう
に、モジュラコネクタ24およびAC電源用コネクタ2
5を外部に露出させる面が下方となる姿勢をとる。
【0047】次いで、宅内の壁面101において筐体1
0の設置位置よりも下方となる位置に引込孔101aを
形成し、光ファイバ2を宅内に引き込む。宅内に引き込
んだ光ファイバ2は、外皮4を剥ぎ取った後、筐体10
の下方に設けたファイバ導入口50を通じて該筐体10
の内部に導入する。
【0048】その後、導入した光ファイバ2を溶着、あ
るいはスプライサーを適用して中継用光ファイバ26と
接続し、さらにその余長部分を適宜巻回させた状態でフ
ァイバクリップ22に保持させることによって縦長の楕
円形状に整える。
【0049】ここで、上述したように、ファイバクリッ
プ22によって描かれる楕円形状は、その最小半径が光
ファイバ2の許容曲げ半径よりも大きなものに設定して
ある。さらに、筐体10の下方に設けたファイバ導入口
50は、ファイバクリップ22によって描かれる楕円形
状の略接線上となる部位に配置したものである。従っ
て、筐体10の内部に導入した光ファイバ2が許容曲げ
半径以下となることはなく、該光ファイバ2に大きな曲
げ損失が招来される虞れはない。また、案内溝31aの
底部の高さと、ファイバ導入口底辺部50a(あるいは
ファイバ導入口形成底辺部51a)の厚さとの関係か
ら、最も小型のワイヤプロテクタ(図示せず)で防護さ
れた光ファイバ2を無理なく光電変換処理基板20へ導
入することが可能になる。
【0050】しかも、光電変換処理基板20において余
長処理を施す側の表面20bには、IC、コンデンサ、
抵抗といった電子部品21を実装しておらず、光コネク
タ23、モジュラコネクタ24およびAC電源用コネク
タ25が実装してあるのみである。従って、光ファイバ
2を巻回してファイバクリップ22に保持させる作業を
きわめて容易に行うことが可能となるばかりか、余長処
理作業中において電子部品21に触れる事態が発生しな
いため、これら電子部品21に接触不良等の不具合を招
来する虞れもない。
【0051】一方、屋外から引き込んだ光ファイバ2と
中継用光ファイバ26との間を接続するスプライサーや
補強スリーブ、さらには1心双方向の光ファイバ2の場
合に用いる波長分割多重(WDM)カプラ(以下、これ
らを単に接続具60という)に関しては、上述したファ
イバクリップ22によって楕円形状に巻回させた部分か
ら外部に引き出し、それぞれを接続具保持手段40に保
持させる。具体的には、接続具60をそれぞれ弾性舌片
42と挟持壁43との間に押圧すれば、爪部42aに設
けたガイド面42cの傾斜作用により、弾性舌片42が
挟持壁43から離隔する方向に弾性的に変形し、やがて
これら弾性舌片42と挟持壁43との間に接続具60が
嵌り込むとともに、スポンジ体45が適宜弾性変形する
ようになる。
【0052】上記のようにして弾性舌片42と挟持壁4
3との間に接続具60が嵌り込んだ後においては、図1
1(a)に示すように、弾性舌片42が自己の弾性復元
力によって常態に復帰し、爪部42aの係止面42bに
よって接続具60の脱落する方向への移動が規制される
ことになるとともに、スポンジ体45の弾性復元力によ
って接続具60が常時爪部42aの係止面42bに押圧
された状態となる。この結果、上述した接続具60は、
弾性舌片42の爪部42aとスポンジ体45との間に確
実に挟持されることになり、不用意に脱落する虞れがな
い。しかも、上述した接続具保持手段40によれば、接
続具60′,60″のサイズが異なっていたとしても、
図11(b)に示すように、スポンジ体45の変形量が
適宜変化することによって当該接続具60′,60″の
サイズの差が吸収されることになり、これを確実に挟持
することが可能となる。
【0053】接続具60を保持させた後においては、光
ファイバ2を筐体10に保持させる作業を行う。具体的
には、光ファイバ2の外皮4を二股に分岐し、それぞれ
の端部を下部櫛歯部材30の外皮保持部32に設けた外
皮挟装溝32aに装着するとともに、これら外皮4の中
央から導出される光ファイバ2をそれぞれファイバ案内
部31に設けた案内溝31aに位置させればよい。ここ
で、外皮保持部32の外皮挟装溝32aは、上述したよ
うに、外皮4の外径寸法よりもわずかに狭い幅を有した
ものであるため、当該外皮4を装着する場合に大きな力
が必要となることもなく、その作業を容易に行うことが
できる。しかも、光ファイバ2の外皮4を複数箇所で保
持してあるとともに、光ファイバ2の導入方向に対して
一対の外皮保持部32をいずれも傾斜した状態で配置し
てあるため、光ファイバ2に引張方向の外力が作用した
場合にも、当該光ファイバ2が容易に脱落する事態を招
来する虞れがない。またこの場合、部品点数が増大する
事態、並びに外皮4の内部に延在するFRP製のテンシ
ョンメンバ3に破損を来す事態が発生しないのもいうま
でもない。
【0054】最後に、モジュラコネクタ24にメタルケ
ーブル5のモジュラプラグ5aを嵌合させれば、パーソ
ナルコンピュータ等の通信端末200から光ファイバ2
を用いた通信が可能となる。
【0055】図12(a)からも明らかなように、上記
のようにして宅内の壁面101にメディアコンバータ1
を設置した場合には、光ファイバ2を急激に湾曲させる
必要がないため、曲げ損失が大きくなる事態を招来する
虞れはない。さらに、光ファイバ2の宅内への露出量も
きわめて少なくなり、外観上において好ましいものとな
るばかりか、外力の作用によって光ファイバ2に損傷を
来す機会も著しく減るようになる。
【0056】しかも、上記メディアコンバータ1によれ
ば、光電変換処理基板20において光コネクタ23の周
囲を囲繞するように光ファイバ2を巻回させるようにし
ているため、該光電変換処理基板20に対するこれらの
占有面積が最小となり、メディアコンバータ1の小型化
を図ることも可能となる。
【0057】一方、上記のように構成したメディアコン
バータ1を外部からの光ファイバ2の引込部よりもメデ
ィアコンバータ1を下方に設置する場合には、まず、フ
ァイバ導入口形成部51に外力を与えることによってこ
れを開放し、外皮4によって被着した状態の光ファイバ
2を挿通させるに十分な大きさのファイバ導入口50を
筐体10の上部に構成しておく。
【0058】次いで、図12(b)に示すように、屋外
の光通信システムで用いられている光ファイバ2を外壁
100に設けた電話線の引込口100aから壁の内部に
引き込んだ後、これを順次下方に向けて敷設するととも
に、敷設した光ファイバ2の延長上となる下方位置にお
いて宅内の壁面101にメディアコンバータ1の筐体1
0を設置する。筐体10を壁面101に設置する場合
に、モジュラコネクタ24およびAC電源用コネクタ2
5を外部に露出させる面が下方となる姿勢をとるのは、
先と同様である。
【0059】次いで、宅内の壁において筐体10の設置
位置よりも上方となる位置に引込孔101aを形成し、
光ファイバ2を宅内に引き込む。宅内に引き込んだ光フ
ァイバ2は、外皮4を剥ぎ取った後、筐体10の上方に
構成したファイバ導入口50を通じて該筐体10の内部
に導入する。
【0060】その後、導入した光ファイバ2を溶着、あ
るいはスプライサーを適用して中継用光ファイバ26と
接続し、さらにその余長部分を適宜巻回させた状態でフ
ァイバクリップ22に保持させることによって縦長の楕
円形状に整えるとともに、屋外から引き込んだ光ファイ
バ2と中継用光ファイバ26との間を接続する接続具6
0を弾性舌片42と挟持壁43との間に保持させる。
【0061】さらに、光ファイバ2の外皮4を二股に分
岐し、それぞれの端部を上部櫛歯部材30の外皮保持部
32に設けた外皮挟装溝32aに装着するとともに、こ
れら外皮4の中央から導出される光ファイバ2をそれぞ
れファイバ案内部31に設けた案内溝31aに位置させ
ればよい。
【0062】図12(b)からも明らかなように、上記
のようにして宅内の壁面101にメディアコンバータ1
を設置した場合においても、光ファイバ2を急激に湾曲
させる必要がないため、曲げ損失が大きくなる事態を招
来する虞れはない。さらに、光ファイバ2の宅内への露
出量もきわめて少なくなり、外観上において好ましいも
のとなるばかりか、外力の作用によって光ファイバ2に
損傷を来す機会も著しく減るようになる。
【0063】しかも、筐体10の上方に構成したファイ
バ導入口50は、ファイバクリップ22によって描かれ
る楕円形状の略接線上となる部位に設けたものであるた
め、該ファイバ導入口50を通じて該筐体10の内部に
導入した光ファイバ2についても、許容曲げ半径以下と
なることはなく、該光ファイバ2に大きな曲げ損失が招
来される虞れはない。
【0064】なお、上述した実施の形態では、筐体を壁
面に設置するようにしているが、必ずしも壁面に設置す
る必要はなく、机上や床面に載置するようにしてももち
ろんよい。また、筐体に2つのファイバ導入口を設ける
ようにしているが、3以上設けるようにしても構わな
い。また、筐体の内部において光ファイバを巻回させる
方向は必ずしも実施の形態のものに限らず、逆方向に巻
回させてもよい。但し、この場合には、ファイバ導入口
およびファイバ導入口形成部から導入した光ファイバが
その巻回方向に沿うように、これらファイバ導入口およ
びファイバ導入口形成部の位置を変更することが好まし
い。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、筐体の複数箇所に光ファイバの巻回部に至るフ
ァイバ導入口を設けるようにしているため、該光ファイ
バの敷設方向に応じてファイバ導入口を選択することに
より、光ファイバを急激に湾曲させる必要がなくなると
ともに、外部への露出量を少なくすることが可能とな
り、曲げ損失や外力による光ファイバの損傷を可及的に
防止し、かつ見栄えよく設置することができるようにな
る。
【0066】また、請求項2の発明によれば、ファイバ
導入口から光ファイバの巻回部に至る間に、該光ファイ
バの外皮を分岐した状態で挿入した場合にこれを挟装保
持するファイバ保持手段を設けるようにしているため、
光ファイバに対して引張方向の外力が作用した場合にも
該光ファイバが脱落する事態を防止することができる。
この場合、ネジを用いたり、外皮を挟装保持する部分の
幅を狭める必要がないため、作業の煩雑化、並びに光フ
ァイバの損傷や部品点数の増加を招来することもない。
【0067】また、請求項3の発明によれば、ファイバ
保持手段として、ファイバ導入口から巻回部に至る光フ
ァイバに対して互いに線対称となる態様で傾斜配置し、
かつ分岐した光ファイバの外皮が挿入される一対の外皮
挟装溝を有した櫛歯部材を適用しているため、光ファイ
バをより確実に筐体に保持することができる。
【0068】また、請求項4の発明によれば、筐体に爪
部を有した弾性舌片を設けるとともに、この爪部に対向
する部位に弾性部材を配置し、これら弾性舌片の爪部と
弾性部材との間において接続具を挟持するようにしてい
るため、サイズの異なる接続具を適用した場合にも、こ
れを確実に筐体に保持させることが可能となる。
【0069】また、請求項5の発明によれば、光電変換
処理に必要となる電子部品を光電変換処理基板の一方の
表面に実装する一方、他方の表面側から操作可能となる
ようにコネクタを配置し、さらに光ファイバの巻回部を
光電変換処理基板の他方の表面に構成するようにしてい
るため、電子部品に不具合を招来することなく、光ファ
イバの余長処理作業を容易に行うことが可能となる。
【0070】また、請求項6の発明によれば、コネクタ
の周囲を囲繞する態様で光ファイバの巻回部を構成する
ようにしているため、光電変換処理基板に対するコネク
タおよび光ファイバの巻回部の占有面積が最小となり、
小型化を図ることも可能となる。
【0071】また、請求項7の発明によれば、屋外の光
ファイバを壁内部に引き込んで敷設するとともに、該敷
設した光ファイバの延長上となる位置において宅内の壁
面に筐体を設置し、該筐体の手前側において光ファイバ
を宅内に引き込んだ後、該光ファイバに対向する部位に
設けたファイバ導入口を通じて筐体の内部に光ファイバ
を導入するため、光ファイバを急激に湾曲させる必要が
なくなるとともに、外部への露出量を少なくすることが
可能となり、曲げ損失や外力による光ファイバの損傷を
可及的に防止し、かつ見栄えよく設置することができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるメディアコンバータ
の内部構造を示した概念平面図である。
【図2】図1に示したメディアコンバータの外観を示す
斜視図である。
【図3】図2における矢視 III 図である。
【図4】図2における矢視 IV 図である。
【図5】図1に示したメディアコンバータの断面側面図
である。
【図6】ファイバ導入口部分を詳細に示す拡大平面図で
ある。
【図7】櫛歯部材に対して光通信ケーブルを保持させる
状態を示す斜視図である。
【図8】接続具を保持する部分を詳細に示す拡大平面図
である。
【図9】図8における IX−IX 線断面図である。
【図10】図8における X−X 線断面図である。
【図11】(a)は接続具を保持した状態を示す断面
図、(b)はサイズの異なる接続具を保持した状態を示
す断面図である。
【図12】図1に示したメディアコンバータの設置態様
を示すもので、(a)は外部からの引込口よりも上方に
設置した状態を示す断面図、(b)は外部からの引込口
よりも下方に設置した状態を示す断面図である。
【図13】従来のメディアコンバータを概念的に示した
斜視図である。
【図14】(a)および(b)はそれぞれ図13に示し
たメディアコンバータを外部からの引込口よりも下方に
設置した状態を示す断面図である。
【図15】(a)は筐体に対する光通信ケーブルの保持
手段を示した概念図、(b)は(a)における矢視 XV
図である。
【図16】(a)は筐体に対する接続具の保持手段を示
した概念図、(b)は(a)における矢視 XVI 図、
(c)はサイズの小さい接続具を保持した状態を示す
図、(d)はサイズの大きい接続具を保持した状態を示
す図である。
【符号の説明】 1 メディアコンバータ 2 光ファイバ 3 テンションメンバ 4 外皮 5 メタルケーブル 5a モジュラプラグ 6 電源ケーブル 6a プラグ 10 筐体 10A 基部筐体 10B 蓋部筐体 20 光電変換処理基板 21 電子部品 22 ファイバクリップ 23 光コネクタ 24 モジュラコネクタ 24a モジュラプラグ嵌合部 25 AC電源用コネクタ 26 中継用光ファイバ 27 光リンク 30 櫛歯部材 31 ファイバ案内部 31a 案内溝 32 外皮保持部 32a 外皮挟装溝 40 接続具保持手段 41 保持台 42 弾性舌片 42a 爪部 42b 係止面 42c ガイド面 43 挟持壁 44 周壁 44a ファイバ通過孔 45 スポンジ体 50 ファイバ導入口 51 ファイバ導入口形成部 60 接続具 100 外壁 100a 引込口 101 壁面 101a 引込孔 200 通信端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾高 邦雄 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2H038 CA34 CA36 CA37 CA38

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の内部に光電変換処理基板を具備
    し、外部から導入した光ファイバを前記筐体の内部にお
    いて適宜巻回した後、前記光電変換処理基板に接続する
    ようにしたメディアコンバータであって、 前記筐体の複数箇所に前記光ファイバの巻回部に至るフ
    ァイバ導入口を設けたことを特徴とするメディアコンバ
    ータ。
  2. 【請求項2】 筐体の内部に光電変換処理基板を具備
    し、ファイバ導入口を通じて外部から導入した光ファイ
    バを前記筐体の内部において適宜巻回した後、前記光電
    変換処理基板に接続するようにしたメディアコンバータ
    であって、 前記ファイバ導入口から光ファイバの巻回部に至る間
    に、該光ファイバの外皮を分岐した状態で挿入した場合
    にこれを挟装保持するファイバ保持手段を設けたことを
    特徴とするメディアコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記ファイバ保持手段は、 前記ファイバ導入口から前記巻回部に至る光ファイバに
    対して互いに線対称となる態様で傾斜配置し、かつ分岐
    した光ファイバの外皮が挿入される一対の外皮挟装溝を
    有した櫛歯部材であることを特徴とする請求項2に記載
    のメディアコンバータ。
  4. 【請求項4】 筐体の内部に、光電変換処理基板および
    中継用光ファイバを具備し、外部から導入した光ファイ
    バと前記中継用光ファイバとを接続具によって接続する
    とともに、該接続した光ファイバを前記筐体の内部にお
    いて適宜巻回した後、前記光電変換処理基板に接続する
    ようにしたメディアコンバータであって、 前記筐体に爪部を有した弾性舌片を設けるとともに、こ
    の爪部に対向する部位に弾性部材を配置し、これら弾性
    舌片の爪部と弾性部材との間において前記接続具を挟持
    することを特徴とするメディアコンバータ。
  5. 【請求項5】 筐体の内部に光電変換処理基板を具備
    し、外部から導入した光ファイバを前記筐体の内部にお
    いて適宜巻回した後、コネクタを介して前記光電変換処
    理基板に接続するようにしたメディアコンバータであっ
    て、 光電変換処理に必要となる電子部品を前記光電変換処理
    基板の一方の表面に実装する一方、他方の表面側から操
    作可能となるように前記コネクタを配置し、さらに前記
    光ファイバの巻回部を前記光電変換処理基板の他方の表
    面に構成するようにしたことを特徴とするメディアコン
    バータ。
  6. 【請求項6】 前記コネクタの周囲を囲繞する態様で前
    記光ファイバの巻回部を構成することを特徴とする請求
    項5に記載のメディアコンバータ。
  7. 【請求項7】 筐体の内部に光電変換処理基板を具備す
    るとともに、該筐体に複数のファイバ導入口を有し、該
    ファイバ導入口を通じて外部から導入した光ファイバを
    前記筐体の内部において適宜巻回した後、前記光電変換
    処理基板に接続するようにしたメディアコンバータの設
    置方法であって、 屋外の光ファイバを壁内部に引き込んで敷設するととも
    に、該敷設した光ファイバの延長上となる位置において
    宅内の壁面に筐体を設置し、該筐体の手前側において前
    記光ファイバを宅内に引き込んだ後、該光ファイバに対
    向する部位に設けたファイバ導入口を通じて前記筐体の
    内部に光ファイバを導入することを特徴とするメディア
    コンバータの設置方法。
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