JP2003139714A - 物体表面状態の評価方法 - Google Patents

物体表面状態の評価方法

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敬一 相川
Shuichi Maeda
修一 前田
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輝夫 橘
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体の表面性を一つの指数で判別しやすく捕
捉し、成形品のうねりや微小な凹凸のみならず、風合い
の変化や微妙な色の変化まで合わせて良否を判断するこ
とのできる物体表面状態の評価方法を提供する。 【解決手段】 成形品に入射したスリット光が形成する
反射像の輝度分布から、前述した平均輝度偏差Kaを算
出して、成形品の表面状態を一つの指数として定量的に
表し、風合いの変化や微妙な色の変化までデータとして
取りこんで良否を判断することができるので、たとえ
ば、プラスチック成型品の表面形状の測定を自動化で
き、短時間内に精度良く測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばプラスチ
ック成形品の表面に部分的に生じる異常状態を測定し評
価する物体表面の異常状態評価方法に係り、特に動画像
計測処理技術を用いて、物体の表面性を一つの指数で判
別しやすく捕捉することのできる物体表面状態の評価方
法に関するものである。
【0002】
【従来技術】工業用プラスチック製品は成形時に種々の
形状異常が不可避的に発生するが、特に代表的な表面形
状の異常として、ウエルドラインやフローマークなどが
知られている。従来から、これらの表面異常は人間の眼
により識別され、その程度が判定されていたが、検査技
術の向上や検査自動化技術の発展に伴ない、近年では画
像処理技術が検査分野へ応用されるようになった。
【0003】従来の画像処理による表面形状の異常状態
評価方法として、例えば特開平8−94339号公報で
開示される技術が知られている。この評価方法は物体の
表面にスリット光源を投射してその反射像をカメラで撮
影して画像処理する装置を用いて実施されるものであ
り、該物体表面に存在する凹凸やうねりに起因する異常
状態を、該反射像と理想的な鏡面を保有する理想平面に
おける反射像との偏差を求めることによって評価しよう
とするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の方法は、反射角度の偏差を利用してプラスチック成
形品が有するうねりや微小な凹凸を測定することができ
るものの、取りこんだ輝度データをしきい値でニ値化す
るため、成形品表面の風合いの変化や微妙な色の変化を
成形品の異常状態として判断することができないという
問題を有した。そのため、成形品のうねりや微小な凹凸
のみならず、風合いの変化や微妙な色の変化まで合わせ
て良否を判断する目視評価結果と比較した場合に、その
評価結果が異なることも多く、目視評価を全て前記従来
の方法に切替えるということができなかった。
【0005】また、前記従来の方法は、複雑に山谷を形
成したサンプル表面の状態を、そのまま2次元(一般的
には横軸をサンプルの測定位置として縦軸を高さとした
2次元グラフ)のデータとして出力するため、成形品表
面状態を常に2次元データで検討する必要があって、成
形品の外観不良を判別する場合等においては、評価者
が、2次元データが形成する山の高さや数を勘案して、
総合的に判断するという手段をとることが一般的であ
る。しかし、不規則に変化する山の高さや数等を明確に
把握することは非常に困難であって、前記2次元データ
を用いて良否判断の明確なガイドラインを設定すること
が難しかったので、成形品の良否判断を出すまでに時間
を要し、また評価者によって判断結果が異なるという問
題を生じた。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、成形品の表面状態を一つの指数として定量的
に表して、目視評価結果に近い良否判断を容易におこな
える物体表面状態の評価方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、 (1) 物体の表面に点光源またはスリット光源を投射
してその反射像をカメラで撮影して映像処理する装置に
より、該物体を該光源や該カメラに対して相対運動させ
るとともに、該相対運動中得られた反射像を連続的に前
記画像処理装置に入力して動画像処理することによっ
て、反射像の輝度曲線f(x)を得る物体表面状態の評
価方法において、基準長L1の範囲について該輝度曲線
f(x)の平均輝度偏差Kaを数式1で算出して、該物
体表面に存在する異常状態を該物体表面における平均輝
度偏差Kaとして捕捉する物体表面状態の評価方法。
【数2】
【0008】(2) (1)記載の物体表面状態の評価
方法において、前記輝度曲線f(x)の中心線に平行な
2直線によって、該輝度曲線f(x)の上下を挟んだ際
において、該2本の平行な直線が形成する輝度の差を最
大偏差Kmaxとして捕捉する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明によ
る実施形態の好ましい1例について詳細に説明する。図
1〜図7は本発明の実施形態に係り、図1はサンプル表
面における輝度分布f(x)の測定結果であり、図2は
物体表面の異常状態評価方法における測定機器の概略構
成図である。図3は物体表面の異常状態評価方法の概略
を説明するフローチャートである。
【0010】図4は輝度分布f(x)の測定結果と平均
輝度偏差Kaの関係を説明する図であり、図5は目視評
価結果と平均輝度偏差Kaの相関を説明する図である。
図6は最大輝度偏差Kmaxを説明する図であり、図7
は物体表面の傾斜による投射光の反射角度のずれを概念
的に説明する説明図である。
【0011】以下、本実施形態の評価方法に用いる装置
の構成について簡略に説明する。図2において、1は光
源、2はスリット板、3は物体表面の異常を測定するサ
ンプル(被検体と称することもある)、4(4a、4
b、…、4f)は光像、5はカメラ(3CCDカラービ
デオカメラ・型式KY−F57:ビクター社製)、6は
モニタテレビ、7は画像処理装置(型式MT98−C
L:マイクロテクニカ社製)、8は汎用コンピュータで
ある。
【0012】図2の測定装置は、光源1からの光をスリ
ット板2を介してサンプル3の表面に照射して反射され
る光像4をカメラ5で撮影し、該撮影した画像を画像P
として、画像処理装置7に入力する。ここで、図2に示
した測定装置は、成形品であるサンプル3がX方向に一
定距離移動するに合わせてカメラ5で撮影することによ
り、サンプル3のX方向距離地点での反射像を4a、4
b、…、4fなどとして順次撮影することによって、画
像Pとして画像処置装置7に入力する構成となってい
る。
【0013】測定された各々のスリット光像4a、4
b、…、4fなどは、縦方向(スリットの長手方向)と
横方向(サンプル3の移動方向)に等分分割された微小
な矩形(長方形または正方形)の画素の集合体として構
成されている。
【0014】そして、サンプル3の表面で反射されたス
リット光像4a、4b、…、4fなどの輝度を連続して
測定した後、画像処理装置7は入力された画像Pの各々
の画素の濃淡データを256階調の数値にデジタル化
し、サンプル3の各測定位置における反射像の輝度とし
て算出することにより、図1に示すような輝度曲線f
(x)を導き出す。なお、本実施形態における輝度は完
全な白色を255とし、完全な黒色を0とした。
【0015】サンプル3表面に、なにがしかの凹凸やう
ねりがある場合は、本来あるべき反射像の位置からその
凹凸の程度に合わせて少しずれた所に反射像が観測され
るため、反射像がゆがめられて、輝度が減衰する等とい
った変化を起こす。
【0016】この原理を図7を用いて簡単に説明する
と、正常平面3aでは光源1より発せられた光はスリッ
ト板2を通過して正常平面3aで反射角α1で反射して
カメラ5に結像する。一方、正常平面3aと傾斜角βで
傾斜した傾斜平面3bでは反射角α1とは異なる反射角
α2で反射し、カメラ5の焦点距離5aでは正常平面3
aにおける結像と偏差δだけずれたところに結像をす
る。一方、この偏差δと傾斜角βとは、幾何学的な関係
により、
【0017】
【数3】 で与えられる。
【0018】従って、物体表面に、なにがしかの凹凸や
うねりがあった場合は、本来の真直の位置からずれた所
に反射像が測定されるため、本来の真直の位置に結ばれ
る反射像の輝度が減衰し、測定される輝度に変化が生じ
るので、輝度曲線f(x)の変化となって現れる。
【0019】また、サンプル3表面の風合いの変化や微
妙な色の変化がある場合は、その部分の反射率が他の部
分の反射率と変化するなどといった現象をおこして、輝
度が増加、あるいは減衰する等といった変化を起こす。
従って、表面形状に凸凹がある場合や風合いの変化があ
る場合は、前記輝度曲線f(x)の変化となって現れ
る。
【0020】以上のような原理を使用して、順次サンプ
ル3を移動していくことにより、スリット光像4a、4
b、…を順次スリット幅に相当する分だけ撮影し、成形
品の反射像における輝度分布を測定して、図1に示した
ような輝度曲線f(x)を捕捉する。なお、fは、カメ
ラ5の焦点距離5a、カメラ5とサンプル3との距離、
光源1とサンプル3との距離によって定まる定数であ
る。
【0021】そして、本発明においては、前記輝度曲線
f(x)を以下の数式1によって演算して、表面異常の
定量的に表す指数として、Kaを算出する。
【数4】
【0022】本発明により得られるKaは、輝度曲線f
(x)より基準長L1の部分を抜き取り、この抜き取り
部分の中心線をX軸、縦軸である輝度をY軸として輝度
曲線をy=f(x)で表したときに、前記数式1で求め
られる値を、平均輝度偏差Kaと定義し、表面異常を表
す指数として算出したものである。なお、輝度曲線f
(x)の中心線とは、該中心線と輝度曲線f(x)とで
囲まれる面積が、該中心線の両側で等しくなる直線であ
る。ここで、測定部分はサンプル3のX方向長さの全長
であっても良いが、測定に時間を要するといった問題を
要する。従って、本実施形態においては、サンプル3に
ついて一部分の表面を任意に抜き出して測定し、サンプ
ル3の表面全体を代表するものとして評価している。本
実施形態における測定長さは500mmであって、積分
範囲である成形品の基準長L1を300mmとした。
【0023】この指数によれば、輝度曲線f(x)の基
準長L1の部分についての山谷の深さなどを一つの指数
で定量的に表すことが可能であり、評価者により結果が
異なるなどといった問題は生じない。また、本発明によ
り算出する平均輝度偏差Kaであれば、凹凸やうねりに
よる反射像の輝度の減衰や増幅のみならず、成形品の風
合いの変化や微妙な色の変化による反射像の輝度変化を
同時に取りこんで数値化できる。
【0024】なお、本実施の形態においては、図2に示
すように穴を長方形に切り抜いたスリット板を用いて反
射像を測定したが、これに限るものではなく、例えば小
さな穴を正方形に切り抜いた板を用いて反射像を測定し
ても、あるいは点光源等を用いて反射像を測定しても良
く、光源等を限定するものではない。また、サンプル3
に入射して反射する光の角度も特に限定されるものでは
なく、サンプル3で反射してカメラ5で撮影できるよう
に入射角と反射角が決定されていれば良い。後述する図
7を用いて前記入射光と反射光が形成する角度を定義す
ると、180度から2×α1を減じた値である。
【0025】なお、フローマーク等の微妙な風合いの変
化を判断結果を目視評価の結果とより近づけるために
は、前記入射光と反射光が形成する角度を出きるだけ小
さくすることが好ましく、前記入射光と反射光が形成す
る角度を小さくすることによって、凸凹やうねり等の形
状の変化が輝度に与える影響を小さくして、風合いや微
妙な色の変化を強調して輝度に反映できるという優れた
効果を有する。
【0026】図5に目視評価結果と平均輝度偏差Kaの
相関を示すグラフを示す。図5は異なる3種類の樹脂を
用いて各々成形条件を異ならせた成形品を作製し、該成
形品の表面状態を目視評価するとともに、本発明の方法
によりKaにて評価したものである。図5に示すよう
に、平均輝度偏差Kaが大きいものほど目視評価結果が
悪くなっており、目視評価結果と平均輝度偏差Kaによ
る評価は非常に良く一致する。なお、図5で使用した樹
脂は、溶融時の流動性が異なるポリプロピレン樹脂を3
種類(A樹脂、B樹脂、及びC樹脂)用いたものであ
る。
【0027】前述した従来方法として比較して、風合い
の変化等をあわせて評価する本実施の形態による評価方
法によって得られた評価結果は、目視評価結果と非常に
良く一致するという優れた作用効果を有している。
【0028】次に、本発明における物体表面形状の異常
測定評価方法の手順と測定結果について説明する。図3
に評価手順のフローチャートを示す。サンプル3の縦、
横寸法などのサンプル情報や測定距離などの情報(光源
〜サンプル、サンプル〜カメラの距離や焦点距離)やサ
ンプル3の移動速度などをあらかじめ設定し入力した
後、光源を設定し、スリット光像位置に鏡面を置いてス
リット光像を反射させ物体平面が理想平面となる場合の
影像をカメラ5で撮影し、画像処理装置7を介してコン
ピュータ8にその基準像位置を記憶させる(これらの操
作を「基準像位置入力」「初期画像」という)。
【0029】次に、試料となるサンプル3を、たとえ
ば、図1の端部のスリット光像4aが測定の開始位置で
反射されるように設定した後(「画像入力開始位
置」)、サンプル3を設定した移動速度で横移動させ
る。このサンプル3の移動中に、カメラ5、画像処理装
置7、コンピュータ8は互いに連動して、図3に示す2
つのループ内の処理を高速演算し順次実施していく。
【0030】まず、スリット光像4aをカメラ5で撮影
し、画像処理装置を経由してコンピュータに入力すると
ともに(「光像撮影」)、前述した基準位置のスリット
縦方向に分割された微小領域(たとえば512等分分
割)毎に、スリット幅方向に分割された微小矩形の輝度
を測定して座標位置(x方向、y方向の座標位置)を検
出するとともに、順次配列してコンピュータ8へ記憶さ
せる。輝度はディジタル化され、それぞれ256階調に
仕分けされてコンピュータ8内で演算処理される。
【0031】次に得られた一連の輝度データを、成形品
の測定位置と相関させて、図1に示すような輝度曲線f
(x)を算出する。そして、前記数式1を用いて、輝度
曲線f(x)を測定長さL1の範囲で積分して平均輝度
偏差Kaを算出する。算出した輝度曲線f(x)と平均
輝度偏差Kaは、その結果をモニターテレビ6や図示し
ないプリンタによってプリントアウトして出力する。
【0032】なお、参考として、同様な手順で目視評価
結果の異なる3つのサンプルを同様に測定した結果を図
4に示す。目視評価結果の良い〇印のサンプルAは、輝
度曲線から状態が良いことが判別できる。しかし、目視
評価結果で小さなフローマークが認められるサンプルB
と極端に大きなフローマークが見られる外観不良の◇の
サンプルCとは、輝度曲線を比較してもどちらの表面状
態が良いか判別しにくく、輝度曲線を評価する人間によ
って、評価が異なる可能性もある。本発明による平均輝
度偏差Kaであれば、サンプルA(Ka=0.8)、サ
ンプルB(Ka=1.9)、サンプルC(Ka=3.
9)と、その表面状態の違いが数字として定量化できる
のでその違いは、明らかである。
【0033】また、本実施形態では平均輝度偏差Kaを
算出して、成形品の表面状態を一つの指数として定量的
に表して、成形品の良否を判断したが、成形品によって
は、図6に示すようにして、該物体表面に存在する凹凸
や風合い等に起因する物体表面異常の最大値を前記最大
偏差Kmaxとして求め、該最大値を元に成形品の良否
を判断しても良い。
【0034】ここで、前記最大偏差Kmaxは、図6に
示したように輝度曲線f(x)の中心線に平行な2直線
で輝度曲線f(x)の上下を挟んださいにおいて、該2
本の平行な直線が形成する輝度の差をとして、定義す
る。特に、表面上に一つでも大きな表面異常があると不
良になる成形品については、前記最大偏差Kmaxを算
出することによって、良否判断の指標とすることが好ま
しい。
【0035】なお、輝度曲線f(x)に小さな山谷が多
数存在し、大きな山谷の変化を平均輝度偏差Kaしにく
い場合には、小さな周波数で繰り返される小さな山谷を
平均することによりスムージングした状態で平均輝度偏
差Kaを求める手法を用いても良い。
【0036】また、求められる成形品の形状が平滑でな
い場合において、例えば正常な良品の状態で凸凹等を有
した成形品を測定する場合等については、良品の成形品
サンプルを測定したとしても、平均輝度偏差Kaが大き
い値となる。このような場合は、良品を測定した際の平
均輝度偏差Kaを基準値として、基準値よりどの程度大
きくなれば不良品と判断するというしきい値を予め決め
ておけば、良品と不良品を効率良く確実に判別すること
ができる。言いかえれば、良品の平均輝度偏差Kaとサ
ンプル3の平均輝度偏差Kaを相対比較することによっ
て、不良品を効率良く判別することができる。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、成形品
に入射した光が形成する反射像の輝度分布から、前述し
た平均輝度偏差Kaを算出して、成形品の表面状態を一
つの指数として定量的に表し、風合いの変化や微妙な色
の変化までデータとして取りこんで良否を判断すること
ができるので、たとえば、プラスチック成型品の表面形
状の測定を自動化でき、短時間内に精度良く測定するこ
とができる。また、この評価方法であれば、評価者によ
る判断の違いは皆無となるので、その結果を製造工程に
フィードバックすれば、成型品の品質を安定化し向上さ
せることができる。
【0038】さらに、表面上に一つでも大きな表面異常
があると不良になる成形品については前記最大偏差Km
axを算出することによって、より好ましい良否判断の
指標とすることができる。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】サンプル表面の輝度分布f(x)の測定結果で
ある。
【図2】物体表面の異常状態評価方法における測定機器
の概略構成図である。
【図3】本発明の実施形態による物体表面の異常状態評
価方法の概略を説明するフローチャートである。
【図4】平均輝度偏差Ka輝度分布f(x)の測定結果
との関係を説明する図である。
【図5】目視評価結果と平均輝度偏差Kaの相関を説明
する図である。
【図6】最大輝度偏差Kmaxを説明する図である。
【図7】物体表面の傾斜による投射光の反射角度のずれ
を概念的に説明する説明図である。
【符号の説明】
1 光源 2 スリット板 3 サンプル 3a 基準反射面(理想平面) 3b サンプル表面(傾斜平面) 5 カメラ(CCDカメラ) 5a 焦点距離 6 モニタテレビ 7 画像処理装置(画像入力ボード) 8 コンピュータ(パソコン) α1 反射角度 α2 反射角度 β 傾斜角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA49 CC00 DD00 DD06 FF44 HH05 HH12 JJ03 JJ08 JJ26 LL28 QQ14 QQ25 QQ26 QQ41 QQ42 2G051 AA32 AB07 BB07 CA04 DA06 EA12 EA16 EC02 EC03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体の表面に点光源またはスリット光源を
    投射してその反射像をカメラで撮影して映像処理する装
    置により、該物体を該光源や該カメラに対して相対運動
    させるとともに、該相対運動中得られた反射像を連続的
    に前記画像処理装置に入力して動画像処理することによ
    って、反射像の輝度曲線f(x)を得る物体表面状態の
    評価方法において、基準長L1の範囲について該輝度曲
    線f(x)の平均輝度偏差Kaを数式1で算出して、該
    物体表面に存在する異常状態を該物体表面における平均
    輝度偏差Kaとして捕捉する物体表面状態の評価方法。 【数1】
  2. 【請求項2】前記輝度曲線f(x)の中心線に平行な2
    直線によって、該輝度曲線f(x)の上下を挟んだ際に
    おいて、該2本の平行な直線が形成する輝度の差を最大
    偏差Kmaxとして捕捉する請求項1記載の物体表面状
    態の評価方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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