JP2003132558A - 光ディスク再生装置及びそのフォーカスバランス調整方法 - Google Patents

光ディスク再生装置及びそのフォーカスバランス調整方法

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JP2003132558A
JP2003132558A JP2001330303A JP2001330303A JP2003132558A JP 2003132558 A JP2003132558 A JP 2003132558A JP 2001330303 A JP2001330303 A JP 2001330303A JP 2001330303 A JP2001330303 A JP 2001330303A JP 2003132558 A JP2003132558 A JP 2003132558A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フォーカス外れが起き難いようにフォーカス制
御系のバランス調整を行う。 【解決手段】光ディスク装置のフォーカスバランス調整
方法において、調整値探索信号の値を順次変更して前記
フォーカス制御手段に与えるステップ(S117、S1
49)と、或る値の調整値探索信号が与えられたときの
フォーカスバランスずれ量を検出するステップ(S11
9)と、検出されたバランスずれ量が所定の範囲内であ
るか否かを判別するステップ(S123)と、前記調整
値探査信号の値が所定の限界値を超えているか否かを判
別するステップ(S139)とを有し、検出されたバラ
ンスずれ量が所定の範囲内になく、且つ前記調整値探索
信号の値が所定の限界値を超えているときは、前記所定
の限界値をバランス調整の調整値とする(S145)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク媒体の再
生装置及びそのフォーカスバランス調整方法に関し、特
にフォーカス制御系のフォーカスバランス調整方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】以下に、従来の光ディスク再生装置の概
要について図5を参照して説明する。図5は従来例光デ
ィスク再生装置に係る要部を示すブロック図であり、特
にフォーカス制御系のブロック図を示す。図5ではフォ
ーカス制御系以外の一般的な構成についてはその図示が
省略されている。以下の説明では図示しない光ディスク
媒体は楽曲が記録されているコンパクトディスク(以
下、単にCDとも記す)であるものとして説明する。
【0003】図5に示す光ディスク再生装置20におい
て、光ピックアップ13は、内蔵する半導体レーザから
出射されるレーザ光を集光して、ディスク媒体上の目標
の位置に照射し記録されている情報を再生するものであ
って、その構造については図示していないが、光学系と
駆動機構系とから構成されている。前記光学系は、前記
ディスク媒体面上にレーザ光を集光させたり、レーザ光
スポットとディスク媒体上の目標位置とのずれを検出し
たりする機構であり、半導体レーザ、レンズ類、ビーム
スプリッタ、フォトダイオード等で構成される。
【0004】前記駆動機構系は、対物レンズを前記光デ
ィスクの面振れに追従させるフォーカス制御及びトラッ
ク振れに追従させるトラック制御を行って、ディスク媒
体上の目標位置とレーザ光スポットとの位置関係を一定
に維持するための駆動機構であり、主にマグネット、コ
イル、支持部材から構成されている。その他前記駆動機
構系には、前記光ピックアップ全体を前記光ディスクの
半径方向の目標位置へ移動させるためのスレッド制御系
の駆動機構も含まれている。
【0005】光ピックアップ13では、対物レンズがば
ね材でフォーカスアクチュエータに接続されており、前
記フォーカスアクチュエータによって対物レンズの位置
(光ディスク記録面との距離)が制御されるようになっ
ている。前記レーザ光ビームは、前記対物レンズ等を通
過して前記光ディスク媒体の記録面で反射し、図示しな
いビームスプリッタ、集光レンズ等を介してフォトダイ
オードに入射する。前記フォトダイオードは例えば4分
割フォトダイオードであり、この分割された夫々のダイ
オードの出力を用いて、フォーカスずれがフォーカス誤
差信号検出手段15によってフォーカス誤差信号(以下
FESとも記す)として検出される。図8は一般的な4
分割光検出器を示す図である。図8において、A、B、
C、Dは分割された夫々の受光素子を示し、同じ符号で
夫々の出力信号を示すとすると、フォーカス誤差信号F
ESは例えば(A+C)−(B+D)を演算することに
より検出される。
【0006】フォーカス制御系は光ピックアップ13、
フォーカス誤差信号検出手段15、増幅回路17、位相
補償回路29、フォーカス制御回路31、システム制御
手段33bで構成される。これらに加えて、光ディスク
再生装置20は、フォーカス制御系に関して、オフセッ
ト補正電圧発生器19、切替スイッチ21、フォーカス
サーチ信号発生器23、切替スイッチ25、矩形波発生
器28や、フォーカス制御系のフォーカスバランス調整
を行うフォーカスバランス調整手段22を備える。フォ
ーカスバランス調整手段22については後述する。
【0007】15は前記光ピックアップ13の出力から
フォーカス誤差信号FESを検出するフォーカス誤差信
号検出手段であり、19はフォーカスオフセットを補正
するためのフォーカスオフセット補正電圧を発生するオ
フセット補正電圧発生器であり、増幅回路17は前記フ
ォーカス誤差信号FESを増幅し、前記フォーカスオフ
セット補正電圧を加算し、フォーカスバランスをとる回
路である。23はフォーカスサーチを行うときに走査信
号であるフォーカスサーチ信号を発生するフォーカスサ
ーチ信号発生器である。
【0008】切替スイッチ21の入力端子T1にはフォ
ーカスサーチ信号発生器23の出力が与えられ、入力端
子T2には増幅回路17の出力が与えられ、前記2つの
出力のいずれかが選択されて出力端子T3を介して切替
スイッチ25の入力端子T4に与えられる。28は、フ
ォーカスオフセット補正を行うときに、光ピックアップ
13の対物レンズの合焦点が光ディスクの記録面から遠
ざかるように前記対物レンズを移動するための矩形波を
発生させる矩形波発生器であり、矩形波発生器28の出
力は切替スイッチ25の入力端子T5に与えられる。切
替スイッチ25はT4またはT5の信号を選択し、出力
端子T6を介して位相補償回路29に与える。
【0009】29はフォーカス制御系のループ特性を改
善するための位相補償回路である。31は、位相補償回
路29の出力に応じて、光ピックアップ13から出射さ
れるレーザ光のビームウエストが光ディスクの記録面上
にくるように前記対物レンズを制御するフォーカス制御
回路であり、フォーカス制御回路31の出力は光ピック
アップ13のアクチュエータに与えられる。光ディスク
再生装置20全体の動作はシステム制御手段33bによ
って制御され、オフセット補正電圧発生器19、切替ス
イッチ21、フォーカスバランス調整手段22、切替ス
イッチ25、矩形波発生器28、フォーカス制御回路3
1などがシステム制御手段33bにより制御される。
【0010】フォーカス制御において、フォーカス制御
系のループを開いて対物レンズと光ディスクの記録面と
の距離を変更すると、対物レンズが合焦位置近辺にある
場合には、前記距離に応じていわゆるS字状の出力特性
をもつFESが得られ、対物レンズが合焦位置から遠く
離れるとFESは略ゼロになる。また、フォーカス制御
系のループを閉じて対物レンズと光ディスクの記録面と
の距離が適正値に保たれているときは、前記FESはゼ
ロとなる筈であるが、実際には、直流オフセット信号を
含んでいるためにゼロにはならず、この結果フォーカス
オフセットと呼ばれる誤差が生じる。
【0011】フォーカスオフセットやフォーカスアンバ
ランスの原因は、例えば光ディスク面と光ピックアップ
13との角度が不適正であることや、4分割フォトダイ
オードにおける各ダイオードの感度の違い、電気回路の
オフセット電圧などがある。そして、前記フォーカス制
御系内にオフセット信号を持っている場合には、正確な
フォーカス制御ができないことになり、フォーカスバラ
ンスの調整が悪いとフォーカス引き込みが不可能になる
場合もある。直流オフセット信号はトラッキング制御系
についても同様に存在する。
【0012】また、正確なフォーカス制御を行うために
は、前記直流オフセット信号を補正したり、フォーカス
バランスの補正を行ったりするほか、フォーカス制御系
のゲインも調整する必要がある。このため、前記光ディ
スク装置に光ディスクが装着された際に、フォーカス制
御系やトラッキング制御系の自動調整がまず行われる。
そして、この自動調整の中で前記フォーカスオフセット
の補正やフォーカスバランスの調整も行われる。
【0013】前記フォーカスバランス調整では、フォー
カス誤差信号FESのS字カーブの形状が、その上下で
略同一振幅になるように調整する。具体的にはフォーカ
ス誤差信号FESの非対称性を補正できるように、増幅
回路17はα(A+C)−β(B+D)を演算する構成
にし、前記α、βの値を適正値に調整してフォーカスバ
ランス調整を行う。ただし、回路を簡単にするために、
前記α、βを変更せず、オフセット補正量を変更するこ
とにより簡易的に行われる場合もある。以下の記載で
は、フォーカスバランスの調整値とは、前記α、β値、
またはフォーカスバランスをとるために増幅回路17に
印加するオフセット量を指す。
【0014】図6は一般的な光ディスク再生装置に係る
自動調整手順の一例を示すフローチャートである。図6
において、光ディスク再生装置20に光ディスクが装着
されると、光ピックアップ13が最内周部にある状態か
ら、ステップS11でトラッキング制御系のオフセット
補正を行い、ステップS13へ進む。ステップS13で
は、光ピックアップ13のレーザ光源を起動(ON)し
ステップS15へ進む。ステップS15ではフォーカス
制御系のオフセット補正を行い、ステップS17へ進
む。ステップS17ではフォーカスサーチを行い、フォ
ーカス制御系のループを閉じ(フォーカスサーボON)
てステップS19へ進む。
【0015】ステップS19ではターンテーブルを所定
速度で回転させるためのスピンドル制御系のループを閉
じ(スピンドルサーボON)、ステップS21へ進む。
ステップS21では、トラッキングバランス調整を行い
ステップS51へ進む。前記トラッキングバランス調整
は、光ディスク媒体自体の偏芯及びディスクチャッキン
グによる偏芯によりレーザ光ビームが情報トラックを横
切ったときに生じる所謂トラック跨ぎ信号を用いて、ト
ラッキング誤差信号TEの上側ピークレベルと下側ピー
クレベルとが一致するように可変利得増幅器のゲインを
調整する。
【0016】ステップS51では、トラッキング制御系
とスレッド制御系のループを閉じ(トラッキング&スレ
ッドサーボON)、制御系が安定するまで600ms待
機してステップS53へ進む。前記トラッキング制御系
のループの開閉や、前記スレッド制御系のループの開閉
は、システム制御手段33bにより制御して行う。ステ
ップS53ではフォーカス制御系のゲイン調整を行い、
ステップS55ではトラッキング制御系のゲイン調整を
行いステップS57へ進む。
【0017】ステップS57では光ピックアップ13の
フォトダイオードの出力を増幅するRF増幅器のゲイン
調整を行い、ステップS59へ進む。ステップS59で
はフォーカス制御系のバランス調整を行いステップS6
1へ進む。コンパクトディスク(CD)の最内周には記
録されている楽曲などの名称や記録位置などの一覧を示
すTOC(テーブル・オブ・コンテンツ)が記録されて
おり、ステップS61では光ディスク媒体のTOC領域
をサーチし、ステップS63ではTOCの情報を読み取
り、次の処理ステップへ進む。次の処理ステップでは、
操作者が選択したトラックの楽曲を光ピックアップ13
で読み出すための動作が行われる。
【0018】前記したステップS15におけるフォーカ
スオフセット補正の一例について以下に説明する。前記
フォーカスオフセット補正では、光ディスクの記録面に
記録されているピットの影響を軽減するために、オフセ
ット補正中は、対物レンズの合焦点が光ディスクの記録
面から離間するように、光ピックアップ13を光ディス
ク面に対し垂直方向へ移動させてから補正量の探索を行
う。この時に、矩形波発生器28は切替スイッチ25を
介して位相補償回路29に矩形波を与える。該矩形波に
より、光ピックアップ13の対物レンズと光ディスクの
記録面との距離が変更される。
【0019】具体的には、フォーカスオフセット補正量
の探索を開始するときは、まず図5に示す切替スイッチ
25をT5側へ切替え、フォーカス制御系を開ループ
(OFF)の状態にし、矩形波発生器28から矩形波を
位相補償回路29に与えて、光ピックアップ13の対物
レンズを合焦位置から遠ざかるように移動し、それから
フォーカスオフセット補正量の探索を行う。
【0020】フォーカスオフセット補正量の探索は、対
物レンズの合焦点が光ディスクの記録面から十分離れる
ようにして対物レンズを移動してから、増幅回路17の
出力がゼロになるように、オフセット補正電圧発生器1
9から補正電圧を増幅回路17に与える。そして、この
フォーカスオフセット補正を終了した後のタイミング
で、矩形波発生器28からの矩形波がなくなるようにし
て対物レンズと光ディスクの記録面との距離を元に戻
し、切替スイッチ21をT1側へ切替え、切替スイッチ
25をT4側へ切替えて、次のステップS17(フォー
カスサーチ&フォーカスサーボON)へ進む。
【0021】前記したステップS59におけるフォーカ
スバランス調整の一例について以下に説明する。フォー
カスバランス調整は主にフォーカスバランス調整手段2
2とシステム制御手段33bとが協働して行う。図7は
従来例光ディスク再生装置のフォーカスバランス調整方
法を示すフローチャートである。図7において、ステッ
プS111ではスピンドルモータのCLV(線速度一
定)制御で引き込みができたか否かを判別し、肯定であ
ればステップS113へ進み、否定であればステップS
127へ進む。ステップS113ではシステム制御手段
33bからの指示によりレジスタ及びフィルタをフォー
カスバランス用に設定してステップS115へ進む。ス
テップS115ではフォーカスバランス用外乱信号の発
生を開始する。前記外乱信号は例えば1KHzの正弦波
であり、フォーカスバランス調整手段22から増幅回路
17へ与えられる。
【0022】ステップS117ではバランス調整値探索
信号の値を初期値に設定してステップS119へ進む。
前記バランス調整値探索信号はフォーカスバランスの調
整中に、フォーカスバランス調整手段22内のバランス
調整値探索信号発生手段から増幅回路17に与えられる
信号であり、後述するように光ディスク再生装置20の
再生動作中は常に増幅回路17に与えるフォーカスバラ
ンスの調整値の探索が終了するまで、順次値を変更して
増幅回路17に与えられる。
【0023】ステップS119ではフォーカスバランス
のずれ量を計測する。具体的には、例えば、まず再生R
F信号からハイパスフィルタ(HPF)により3T成分
を抜き出す。該3T成分の振幅は前記外乱信号により変
調されており、この外乱信号成分の位相と元々の外乱信
号との位相差を所定時間にわたって平均化する。ステッ
プS121では位相差の平均化が終了するのを待ってス
テップS123へ進む。ステップS123では前記平均
化された位相差の絶対値が予め定めた所定の閾値より小
さいか否かを判別し、肯定であればステップS125へ
進み、否定であればステップS135へ進む。ステップ
S125では現在のバランス調整探索信号の値をフォー
カスバランスの調整値としてシステム制御手段33の調
整値メモリに格納し、ステップS126へ進む。
【0024】ステップS135ではリトライ回数が規定
回数より大きければステップS137へ進み、大きくな
ければステップS149へ進む。前記リトライ回数と
は、前記位相差が所定値より小さくなるまでに調整値探
索信号の値を変更して探索を繰り返した回数である。ス
テップS137ではバランス調整の調整値を格納する調
整値メモリに、予め定めたデフォルト値を格納してステ
ップS126へ進む。前記調整値メモリとしてはシステ
ム制御手段33bのメモリを用いても良い。ステップS
126では外乱信号をOFFにしてこの処理フローを終
了する。
【0025】ステップS135からステップS149へ
進んだ場合は、ステップS149でバランス調整値探索
信号の値を現在の値から所定値だけ変更してステップS
119へ進み、探索を繰り返す。ステップS111から
ステップS127へ進んだ場合は、CLV制御の開始か
ら所定時間が経過しているか否かを判別し、肯定であれ
ばステップS133へ進み、否定であればステップS1
29へ進む。ステップS129ではフォーカス制御が正
常にかかっているか否かを判別し、肯定であればステッ
プS131へ進み、否定であればステップS111へ進
む。
【0026】ステップS131ではフォーカスバランス
の調整が済んでいるか否かを判別し、調整値が所定のメ
モリに格納されていれば済んでいると判断してこの処理
フローを終了し、格納されていなければ未済としてステ
ップS133へ進む。ステップS133ではエラー処理
を行う。このエラー処理では、光ディスク再生装置20
に何らかの異常が生じていると判断して、例えばスピン
ドルモータの回転を停止し、光ディスクを排出する。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す光ディスク
再生装置20では、フォーカスバランス調整を行う際
に、リトライの回数はステップS135で制限されてい
るものの、前記したバランス調整値探索信号には特に制
限範囲を設けずに調整を行っていた。ところが、フォー
カスバランス調整を、前記したFESを算出する式、即
ちα(A+C)−β(B+D)、におけるα、βを補正
して行うのではなく、増幅回路17に与えるDCオフセ
ット量を変更して簡易的にオフセット注入方式で行った
場合には、フォーカス制御の保持範囲が狭くなり、外乱
やディスクのディフェクト等によりフォーカスサーボが
外れ易いという問題がある。
【0028】この問題が起こる原因は、光ピックアップ
13自体が何らかの原因により大きなフォーカスオフセ
ットを持っていると、フォーカスサーボをかけた場合の
合焦点がS字カーブの端の方にあることになって、FE
Sの値が大きい状態でフォーカス制御が行われることと
なるからである。しかし、例えば指紋等により、光ディ
スクからの反射光が減少した場合には前記したS字カー
ブの振幅が小さくなり、フォーカス制御を維持するだけ
のFESの振幅が得られず、フォーカスサーボが外れる
こととなる。
【0029】本発明は前記した課題を解決するためにな
されたもので、その目的は、フォーカス外れが起き難い
ようにフォーカス制御系のバランス調整を行えるように
した光ディスク再生装置及びそのフォーカスバランス調
整方法を提供することである。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、情報トラックを
備えた光ディスク媒体から情報を読み出す光ピックアッ
プと、前記光ピックアップから出射するレーザビームの
ビームウエストが前記光ディスク媒体の記録面になるよ
うに前記光ピックアップの対物レンズを制御するフォー
カス制御手段とを備えた光ディスク再生装置において、
前記光ピックアップと前記フォーカス制御手段とを含む
フォーカス制御系のバランス調整をする際に調整値探索
信号を発生して前記フォーカス制御手段に与える調整値
探索信号発生手段と、フォーカスバランスのずれ量を検
出するバランスずれ量検出手段と、再生動作時に前記フ
ォーカス制御手段に設定するフォーカスバランス調整の
調整値を格納するメモリとをさらに備え、前記調整値探
索信号の値を順次変更してフォーカスバランスずれ量を
検出し、該バランスずれ量が所定の範囲内になる前記調
整値探索信号の値を探索して、前記バランス調整の調整
値として前記メモリに格納する場合に、検出されたバラ
ンスずれ量が所定の範囲内になく、且つ前記調整値探索
信号発生手段から前記フォーカス制御手段に与えられた
調整値探索信号の値が所定の限界値を超えたときは、前
記所定の限界値をフォーカスバランス調整の調整値とし
て前記メモリに格納するようにした光ディスク再生装置
である。
【0031】第2の発明は、第1の発明の光ディスク再
生装置において、前記調整値探索信号の値を順次変更し
て前記バランス調整の調整値を探索している間に、検出
されたバランスずれ量が所定の範囲内になく、且つ前記
調整値探索信号発生手段から前記フォーカス制御手段に
与えられた調整値探索信号の値が所定の限界値を超えた
場合に、所定の限界値を超えた探索の回数が所定の回数
より少ないときは前記バランス調整の調整値の探索を継
続し、所定の限界値を超えた探索の回数が所定の回数以
上であるときは前記所定の限界値をバランス調整の調整
値とするようにした光ディスク再生装置である。
【0032】第3の発明は、光ディスクの再生動作時に
フォーカス制御手段に印加するフォーカスバランス調整
値を探索するフォーカスバランス調整方法において、調
整値探索信号の値を順次変更して前記フォーカス制御手
段に与えるステップと、或る値の調整値探索信号が与え
られたときのフォーカスバランスずれ量を検出するステ
ップと、検出されたバランスずれ量が所定の範囲内であ
るか否かを判別するステップと、前記調整値探査信号の
値が所定の限界値を超えているか否かを判別するステッ
プとを有し、検出されたバランスずれ量が所定の範囲内
になく、且つ前記調整値探索信号の値が所定の限界値を
超えているときは、前記所定の限界値をバランス調整の
調整値とするようにした光ディスク再生装置のフォーカ
スバランス調整方法である。
【0033】第4の発明は、第3の発明の光ディスク再
生装置のフォーカスバランス調整方法において、前記調
整値探索信号の値を順次変更して前記バランス調整の調
整値を探索している間に、検出されたバランスずれ量が
所定の範囲内になく、且つ前記フォーカス制御手段に与
えられた調整値探索信号の値が所定の限界値を超えてい
る場合に、前記所定の限界値を超えた探索の回数が所定
の回数より少ないときは、前記バランス調整の調整値の
探索を継続し、前記所定の限界値を超えた探索の回数が
所定の回数以上であるときは、前記所定の限界値をバラ
ンス調整の調整値とするようにした光ディスク再生装置
のフォーカスバランス調整方法である。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明の光ディスク再生装置では、光ディ
スクが光ディスク再生装置に装着されると、光ピックア
ップを含む制御系の自動調整が行われる。この自動調整
では、フォーカス制御系のバランス調整を行うに際し
て、フォーカスバランスの調整値を探索するためのバラ
ンス調整値探索信号の値を順次変更してフォーカスサー
ボ系の増幅回路に与え、或る値のバランス調整値探索信
号が与えられたときのフォーカスバランスずれ量を検出
する。
【0035】そして、検出されたバランスずれ量が所定
の範囲内に入っている場合は、現在のバランス調整値探
索信号の値をフォーカスバランスの調整値とし、検出さ
れたバランスずれ量が所定の範囲内に入ってなく、且つ
前記調整値探査信号の値が所定の限界値を超えている場
合には、フォーカスバランスの調整値を前記所定の限界
値に設定するようにして、フォーカスはずれを起こし難
い所定の範囲内にバランス調整値が入るようにしたもの
である。
【0036】以下、本発明の実施例について、図と共に
説明する。図1は本発明光ディスク再生装置に係る要部
のブロック図を示す図である。図1に示す再生装置10
と図5に示す従来例の再生装置20とで同一機能、同一
作用の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する
ことがある。以下に述べるフォーカスオフセット補正は
図6に示すステップS15の処理に相当する処理であ
り、フォーカスバランス調整はステップS59の処理に
相当する処理である。
【0037】図1に示す再生装置10ではフォーカスオ
フセット補正を行うための非合焦信号発生器27が設け
られている他、外乱信号発生器16と、バランス調整値
探索信号&オフセット補正信号発生手段18と、バラン
スずれ量検出手段24とによって構成されるフォーカス
バランス調整手段が設けられており、これらはシステム
制御手段33によって構成することも出来る。前記フォ
ーカスバランス調整手段と増幅回路17とシステム制御
手段33とが協働して光ディスク再生装置10のフォー
カスバランス調整を行う。
【0038】まずフォーカスオフセット補正について説
明する。フォーカスオフセット補正は図6に示すステッ
プS15の処理に相当する処理である。図4は本発明光
ディスク再生装置に係る非合焦信号を示す図であり、フ
ォーカス制御系のオフセット補正をする際に、非合焦信
号発生器27から切替スイッチ25を介して位相補償回
路29に与えられる信号を示す図である。図4におい
て、横軸はシステム制御手段33が非合焦信号発生の指
示パルスを非合焦信号発生器27に与えてからの経過時
間を示す。縦軸は出力電圧を示すが、V1は対物レンズ
を移動する前の電圧であり、V2は対物レンズを移動し
た後にオフセット補正が行われるときの電圧であり、通
常V1はゼロである。
【0039】図4に示すように、非合焦信号は時間t1
からt2までは傾斜が(V2−V1)/(t2−t1)
のランプ信号であり、t2からt3まではV2であり、
t3からt4までは傾斜が(V1−V2)/(t4−t
3)のランプ信号であり、t1以前とt4以降ではV1
である。t1からt2までの時間はaであり、t2から
t3までの時間はbであり、t3からt4までの時間は
cである。フォーカス制御系のオフセット補正値の探索
はt2からt3までの間に行う。
【0040】切替スイッチ25がT5側に接続されてい
るとき、非合焦信号発生器27から出力される非合焦信
号は、切替スイッチ25を介して位相補償回路29に与
えられ、フォーカス制御回路31を介して光ピックアッ
プ13のフォーカスアクチュエータに与えられる。そし
て、対物レンズと光ディスクの記録面との距離は非合焦
信号の電圧に応じた位置に制御され、電圧が前記V1の
時は対物レンズの位置はホームポジションでジャストフ
ォーカスの位置に近く、電圧がV2の時は対物レンズの
位置はジャストフォーカスの位置から遠く離れた位置と
なる。
【0041】図3は本発明光ディスク再生装置に係るフ
ォーカスオフセット補正手順の一例を示すフローチャー
トである。この処理は図6に示すステップS15のフォ
ーカスオフセット補正処理に相当する。本発明光ディス
ク再生装置におけるフォーカスオフセット補正処理で
は、実際にフォーカスオフセットの補正量を探索する前
に、ステップS151で切替スイッチ25をT5側(非
合焦信号発生器出力側)へ切替え、ステップS153で
非合焦信号の発生を開始する。そしてステップS154
へ進むと、時間aの間に電圧がV1からV2まで変化す
るランプ信号を発生させステップS156へ進む。
【0042】ステップS156では、時間bの間に、非
合焦信号の電圧をV2のままとして、フォーカス制御系
のオフセット補正量を設定しステップS157へ進む。
ステップS157では時間cの間に電圧がV2からV1
まで変化する第2のランプ信号を発生させステップS1
58へ進む。ステップS158では、非合焦信号の発生
を終了しステップS159へ進む。ステップS159で
は、スイッチ21をT1側(フォーカスサーチ信号発生
器出力側)へ切り替え、切替スイッチ25をT4側(加
算器出力側)へ切替えてこの処理を終了する。
【0043】前記したように、図4に示すt1からt2
までの期間では、非合焦信号は時間aをかけてV1から
V2に徐々に変化するから、対物レンズの移動も徐々に
行われ、この移動に伴って発生する振動の振幅が抑圧さ
れる。したがって前記対物レンズの振動に伴って発生す
るフォーカス誤差信号の変動が抑制され、ステップS1
56におけるオフセット補正量の設定が正確に行われ
る。また、図4に示すt3からt4までの期間では、非
合焦信号は時間cをかけてV2からV1に徐々に変化す
るから、対物レンズの移動も徐々に行われ、この移動に
伴って発生する振動の振幅が抑圧される。
【0044】次にフォーカスバランス調整について説明
する。フォーカスバランス調整は図6に示すステップS
59の処理に相当する処理である。図1において、バラ
ンス調整値探索信号&オフセット補正信号発生手段18
はバランス調整探索信号発生手段とオフセット補正信号
発生手段とにより構成される。フォーカスバランス調整
を行う場合には、フォーカス制御をかけた状態にし、シ
ステム制御手段33からの指示に基づいて、バランス調
整値探索信号発生手段18から増幅回路17へバランス
調整値探索信号を与える。そして、或る値のバランス調
整値探索信号が増幅回路17に与えられている間にバラ
ンス調整の調整値が探索できなかった場合は、バランス
調整値探索信号の値を変更してバランス調整値の探索を
継続する(以下、リトライとも記す)。以下に説明する
実施例では、フォーカスバランス調整は増幅回路17に
与えるDCオフセット量を調整して行うものとし、この
場合にはバランス調整値探索信号&オフセット補正信号
発生手段18におけるバランス調整値探索信号発生手段
はオフセット補正信号発生手段と兼用することができ
る。
【0045】外乱信号発生器16は増幅回路17に与え
る外乱信号を発生する。該外乱信号は例えば1KHzの
正弦波である。バランスずれ量検出手段24は或るバラ
ンス調整値探索信号が増幅回路17に与えられていると
きに、フォーカスバランスのずれ量を検出する。バラン
スずれ量検出手段24では、まず光ピックアップ13か
ら出力された再生RF信号から、光ディスクの3Tのピ
ットの成分をハイパスフィルタで抜き出し、この抜き出
した信号に含まれる前記外乱信号成分の位相と外乱信号
発生器16から出力された外乱信号の位相とを比較し、
その差を所定時間平均化処理をしてバランスずれ量とし
てシステム制御手段33に与える。
【0046】システム制御手段33はバランスずれ量検
出手段24から与えられたバランスずれ量が所定の閾値
より小さいか否かを判別し、小さい場合は現在のバラン
ス調整値探索信号の値を、バランス調整の調整値として
システム制御手段33内のバランス調整値メモリに格納
し、小さくない場合はバランス調整値探索信号の値を変
更するなどによりバランス調整の調整値をさらに探索す
る。光ディスク再生装置10の再生動作時には、バラン
ス調整値メモリに格納された値がフォーカスバランス補
正のために常に増幅回路17に与えられる。
【0047】図2は本発明光ディスク再生装置に係るフ
ォーカスバランス方法の実施例を示すフローチャートで
ある。図2に示すフローチャートと図7に示すフローチ
ャートとで同一の処理には同一の符号を付し、その説明
を省略することがある。図2と図7とで異なる主な処理
は、図2に示すステップS139からステップS147
の処理であり、その他は図7に示すフローチャートと略
同じである。
【0048】図2において、ステップS111ではスピ
ンドルモータのCLV(線速度一定)制御の引き込みが
終了しているか否かを判別し、肯定であればステップS
113へ進み、否定であればステップS127へ進む。
ステップS113ではシステム制御手段33からの指示
によりレジスタ及びフィルタをフォーカスバランス用に
設定してステップS115へ進む。ステップS115で
は外乱信号発生器16でフォーカスバランス用外乱信号
の発生を開始する。前記外乱信号は例えば1KHzの正
弦波であり、バランス調整値探索信号&オフセット補正
信号発生手段18内のバランス調整値探索信号発生手段
から増幅回路17へ与えられる。
【0049】ステップS117ではバランス調整値探索
信号の値を初期値に設定してステップS119へ進む。
ステップS119ではRF信号からHPFを用いて3T
ピット成分を抜き出し、該3T成分に含まれる外乱信号
成分の位相と元々の外乱信号との位相差を平均化する。
ステップS121では位相差の平均化が終了するのを待
ってステップS123へ進む。ステップS123では前
記平均化された位相差の絶対値が予め定めた所定の閾値
より小さいか否かを判別し、肯定であればステップS1
25へ進み、否定であればステップS135へ進む。ス
テップS125では現在のバランス調整探索信号の値を
フォーカスバランスの調整値としてシステム制御手段3
3の調整値メモリに格納し、ステップS126へ進む。
【0050】ステップS135ではリトライ回数が規定
回数より大きければステップS137へ進み、大きくな
ければステップS139へ進む。ステップS139では
バランス調整値探索信号の値が所定のリミット値外であ
るか否かを判別し、肯定であればステップS141へ進
み、否定であればステップS147へ進む。前記リミッ
ト値は予め定められるバランス調整値の限界値であり、
ステップS137で用いるデフォルト値から略所定量離
れた上限のリミット値と下限のリミット値である。そし
て、前記リミット値は、通常の再生動作において合焦時
の動作点がS字カーブの端部にならないようにするため
の制限値であり、これにより再生時にフォーカスサーボ
が外れない程度の範囲で調整値を制限することができ
る。
【0051】ステップS141ではLカウンタの値をイ
ンクリメントしてステップS143へ進む。ステップS
143ではLカウンタの値が2以上であるか否かを判別
し、肯定であればステップS145へ進み、否定であれ
ばステップS149へ進む。ステップS145では前記
した所定のリミット値をバランス調整の調整値として調
整値メモリに格納してステップS126へ進む。ステッ
プS139からステップS147へ進んだ場合は、ステ
ップS147でLカウンタをリセットしてステップS1
49へ進む。ステップS149ではバランス調整値探索
信号の値を現在値から所定値だけ変更してステップS1
19へ進み、バランス調整値の探索を繰り返し実行す
る。
【0052】以上詳細に述べた通り、本発明を適用した
実施の形態によれば、検出されたバランスずれ量が所定
の範囲内に入らず、バランス調整値の探索を継続する場
合に、バランス調整値探索信号の値が所定のリミット値
より大きいか否かを判別し、大きい場合にはバランス調
整値探索信号の値を変更してバランス調整値の探索を継
続し、バランス調整値探索信号の値が2回連続して所定
のリミット値を超えたときには、バランス調整の調整値
として、現在のバランス調整値探索信号の値ではなく該
バランス調整値探索信号の値に近い上限又は下限のリミ
ット値を採用する。これにより、決定されるバランス調
整値は予め定めた所定のリミット内の値とすることが出
来る。したがって、通常の再生動作において合焦時の動
作点がS字カーブの端部にはならなくなり、再生動作時
にフォーカスサーボが外れない程度にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明光ディスク再生装置に係る要部のブロッ
ク図を示す図である。
【図2】本発明光ディスク再生装置に係るフォーカスバ
ランス方法の実施例を示すフローチャートである。
【図3】本発明光ディスク再生装置に係るフォーカスオ
フセット補正手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明光ディスク再生装置に係る非合焦信号を
示す図である。
【図5】従来例光ディスク再生装置に係る要部のブロッ
ク図を示す図である。
【図6】一般的な光ディスク再生装置に係る自動調整手
順の一例を示すフローチャートである。
【図7】従来例光ディスク再生装置のフォーカスバラン
ス調整方法を示すフローチャートである。
【図8】一般的な4分割光検出器を示す図である。
【符号の説明】
13 光ピックアップ 15 フォーカス誤差信号検出手段 16 外乱信号発生器 17 増幅回路 18 バランス調整値探索信号&オフセット補正信号
発生手段 19 オフセット補正電圧発生器 21、25 切替スイッチ 22 フォーカスバランス調整手段 23 フォーカスサーチ信号発生器 24 バランスずれ量検出手段 27 非合焦信号発生器 29 位相補償回路 31 フォーカス制御回路 33、33b システム制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報トラックを備えた光ディスク媒体から
    情報を読み出す光ピックアップと、前記光ピックアップ
    から出射するレーザビームのビームウエストが前記光デ
    ィスク媒体の記録面になるように前記光ピックアップの
    対物レンズを制御するフォーカス制御手段とを備えた光
    ディスク再生装置において、 前記光ピックアップと前記フォーカス制御手段とを含む
    フォーカス制御系のバランス調整をする際に調整値探索
    信号を発生して前記フォーカス制御手段に与える調整値
    探索信号発生手段と、フォーカスバランスのずれ量を検
    出するバランスずれ量検出手段と、再生動作時に前記フ
    ォーカス制御手段に設定するフォーカスバランス調整の
    調整値を格納するメモリとをさらに備え、 前記調整値探索信号の値を順次変更してフォーカスバラ
    ンスずれ量を検出し、該バランスずれ量が所定の範囲内
    になる前記調整値探索信号の値を探索して、前記バラン
    ス調整の調整値として前記メモリに格納する場合に、検
    出されたバランスずれ量が所定の範囲内になく、且つ前
    記調整値探索信号発生手段から前記フォーカス制御手段
    に与えられた調整値探索信号の値が所定の限界値を超え
    たときは、前記所定の限界値をフォーカスバランス調整
    の調整値として前記メモリに格納することを特徴とする
    光ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光ディスク再生装置におい
    て、前記調整値探索信号の値を順次変更して前記バラン
    ス調整の調整値を探索している間に、検出されたバラン
    スずれ量が所定の範囲内になく、且つ前記調整値探索信
    号発生手段から前記フォーカス制御手段に与えられた調
    整値探索信号の値が所定の限界値を超えた場合に、所定
    の限界値を超えた探索の回数が所定の回数より少ないと
    きは前記バランス調整の調整値の探索を継続し、所定の
    限界値を超えた探索の回数が所定の回数以上であるとき
    は前記所定の限界値をバランス調整の調整値とすること
    を特徴とする光ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】光ディスクの再生動作時にフォーカス制御
    手段に印加するフォーカスバランス調整値を探索するフ
    ォーカスバランス調整方法において、 調整値探索信号の値を順次変更して前記フォーカス制御
    手段に与えるステップと、或る値の調整値探索信号が与
    えられたときのフォーカスバランスずれ量を検出するス
    テップと、検出されたバランスずれ量が所定の範囲内で
    あるか否かを判別するステップと、前記調整値探査信号
    の値が所定の限界値を超えているか否かを判別するステ
    ップとを有し、 検出されたバランスずれ量が所定の範囲内になく、且つ
    前記調整値探索信号の値が所定の限界値を超えていると
    きは、前記所定の限界値をバランス調整の調整値とする
    ことを特徴とする光ディスク再生装置のフォーカスバラ
    ンス調整方法。
  4. 【請求項4】請求項4記載の光ディスク再生装置のフォ
    ーカスバランス調整方法において、前記調整値探索信号
    の値を順次変更して前記バランス調整の調整値を探索し
    ている間に、検出されたバランスずれ量が所定の範囲内
    になく、且つ前記フォーカス制御手段に与えられた調整
    値探索信号の値が所定の限界値を超えている場合に、前
    記所定の限界値を超えた探索の回数が所定の回数より少
    ないときは、前記バランス調整の調整値の探索を継続
    し、前記所定の限界値を超えた探索の回数が所定の回数
    以上であるときは、前記所定の限界値をバランス調整の
    調整値とすることを特徴とする光ディスク再生装置のフ
    ォーカスバランス調整方法。
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