JP2003128003A - 充填包装機 - Google Patents

充填包装機

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JP2003128003A
JP2003128003A JP2001330295A JP2001330295A JP2003128003A JP 2003128003 A JP2003128003 A JP 2003128003A JP 2001330295 A JP2001330295 A JP 2001330295A JP 2001330295 A JP2001330295 A JP 2001330295A JP 2003128003 A JP2003128003 A JP 2003128003A
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film
cycle
input
filling
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Katsumi Honma
克美 本間
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Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムの継ぎ目部分がレジマーク検出信号
の間隔異常状態を生じさせることによって、充填包装機
の運転が停止されることを防止する。 【解決手段】 充填包装機Aは、マーク検出手段Bから
発せられる第一の検出信号を入力し、前記第一の検出信
号の入力周期を求め、前記入力周期が予め定められる周
期となるように繰り出し機構5の駆動手段M1を加減速
処理することによって、フィルムFの移送速度が予め定
められる速度になるように繰り出し機構5を制御する制
御手段を備える。前記制御手段は、継ぎ目検出手段Cか
らの第二の検出信号を入力したときは、継ぎ目部分Sを
含む少なくとも1周期分の前記入力周期を無効とし、繰
り出し機構5の制御を続行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状に巻かれ
たフイルムを製袋して、その包装袋内に液体,粉体ある
いは粘稠物質等の被充填物を充填する充填包装機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】液体,粉体あるいは粘稠物質等の被充填
物を充填する充填包装機として、例えば特開平1−15
3410号公報や特開平2−4626号公報あるいは特
開平2−32929号公報等に開示されているように、
充填包装機は、機台を有し、この機台の側部には一対の
原反軸が設けられ、この原反軸にフイルムを巻回した原
反が脱着交換可能に保持されており、前記機台の上部に
フイルム案内部及びフイルム折返し部を配設し、前記機
台の前面部に上側から縦シール機構(繰り出し機構)、
第1,第2の横シール機構、カッター機構が備えられ、
原反から引き出されるフイルムを前記縦シール機構によ
って送出し、前記フイルム案内部を介して前記フイルム
折返し部に導出し、前記フイルム折返し部に設けられた
ガイドによりフイルムを長手方向に二つ折りにして、前
記縦シール機構に対向する一対の縦ヒートシールロール
でフイルムの折返し端部同士を重ね合わせて熱シールし
て送り出し、この縦シールによりフイルムを筒状に形成
し、前記第1の横シール機構の対向する一対の横ヒート
シールロールでフイルムを横方向に横シールし、この横
シールにより底部を形成し、これにより有底筒状に形成
されたフイルム内に充填機構の充填ノズルにより例えば
食料品等の被包装物(内容物)を充填し、更にフイルム
が送られて再び第1の横シール機構の横ヒートシールロ
ールによりフイルムの袋口側を横シールして前記被充填
物を封止し、この横シール箇所を第2の横シール機構の
横ロールにより更に再押し圧(加圧封止)し、次いで横
シール部分を回転式の前記カッター機構で切断すること
により包装袋を得るものが知られている。
【0003】前記充填包装機において、レジスターマー
ク(以下、レジマークという)が印刷された前記フイル
ムを用いて、前記レジマークの形成位置に応じて包装袋
の横シールや切断のタイミングを取るものがある。この
ような包装袋を精度良く縦,横シールする充填包装機と
して、本願出願人は特開平9−254910号公報に開
示される充填包装機を提案している。
【0004】かかる充填包装機は、フイルムに印刷形成
されるレジマークを検出するマーク検出手段を備え、前
記マーク検出手段から発せられる検出信号を制御手段に
入力し、前記制御手段によって前記検出信号の周期が、
レジマーク形成間隔やフイルム送り速度等の生産条件に
よって定まる一定の周期となるように、フイルムの繰り
出し機構となる縦シール機構の駆動用モータを加減速調
整するとともに、横シール機構及びカッター機構の各駆
動用モータの回転動作を検出する各回転検出手段から出
力される各検出信号が、それぞれ前記レジマーク検出信
号を基準として所定の時間間隔で検出されるように前記
横シール機構及びカッター機構の各駆動用モータを加減
速調整することで、任意に設定された一定のフイルム送
り速度で前記フイルムが送出されるとともに、前記フイ
ルムのレジマーク形成位置を良好に横シール及びカット
することが可能になるものである。また、この充填包装
機は、前記レジマークの形成間隔が所定の許容範囲外で
ある箇所を検出した場合、前記制御手段によって前記フ
ィルムの送出を停止させることで縦シール機構の加減速
調整,横シール位置及びカット位置にずれが生じること
を防止する機能を備える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、前記充填包装機
に使用される前記フィルム原反は、複数のフィルムを互
いにテープ等で接続することで一本の長いフィルム原反
を得るという製造方法上の理由から、フィルム同士をテ
ープ等の接続部材で接続した箇所(以下、継ぎ目部分と
記す)が存在する。また、フィルム同士を接続すること
から、前記継ぎ目部分の前後においては前記レジマーク
の形成間隔が他と大きく異なる箇所が形成される。その
ため、前記継ぎ目部分を有するフィルム原反を使用する
際に、前記マーク検出手段によって、前記継ぎ目部分が
前記レジマークであると誤認識して検出されること、あ
るいは、前記レジマークの形成間隔が他と大きく異なる
箇所が検出されることにより、前記制御手段によって前
記検出信号の間隔異常状態と判断されて前記充填包装機
の運転が停止されるとともに、運転を再開させてからフ
ィルム送り速度が所定の速度となるまでの間は充填及び
横シールが行われずに前記フィルムが送出されることに
なるため、前記フィルムを無駄に使用してしまうという
問題点があった。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑み、フィ
ルムの継ぎ目部分を有するフィルム原反を使用する場合
であっても、前記継ぎ目部分がレジマーク検出信号の間
隔異常状態を生じさせることによって、充填包装機の運
転が停止されることを防止するとともに、前記フィルム
を無駄に使用することを抑制することが可能な充填包装
機を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、フィルムを送出する繰り出し機構と、前
記フィルムに所定の間隔で形成されるレジスターマーク
を検出するマーク検出手段と、前記フイルムの継ぎ目部
分を検出する継ぎ目検出手段と、前記マーク検出手段か
ら発せられる第一の検出信号を入力し、前記第一の検出
信号の入力周期を求め、前記入力周期が予め定められる
周期となるように前記繰り出し機構の駆動手段を加減速
処理することによって、前記フィルムの移送速度が予め
定められる速度となるように前記繰り出し機構を制御す
るとともに、前記継ぎ目検出手段からの第二の検出信号
を入力したときは、前記継ぎ目部分を含む少なくとも1
周期分の前記入力周期を無効とし、前記繰り出し機構の
制御を続行してなる制御手段と、を備えてなるものであ
る。
【0008】また、前記制御手段は、前記第二の検出信
号を入力したときは、前記マーク検出手段が前記継ぎ目
部分を検出して発する第三の検出信号を含む少なくとも
1周期分の前記入力周期を無効とし、前記繰り出し機構
の制御を続行してなるものである。
【0009】また、前記継ぎ目検出手段は、前記フイル
ムの移送方向に対して前記マーク検出手段の配設位置よ
りも上流側に配設されてなるものである。
【0010】また、フィルムを送出する繰り出し機構
と、前記フィルムに所定の間隔で形成されるレジスター
マークと前記フィルムの継ぎ目部分とを検出する検出手
段と、前記検出手段から発せられる検出信号を入力し、
前記検出信号が前記レジスターマークを検出した第一の
検出信号であるか前記継ぎ目部分を検出した第二の検出
信号であるかを判別し、前記第一の検出信号を入力した
ときは、前記第一の検出信号の入力周期を求め、前記入
力周期が予め定められる周期となるように前記繰り出し
機構の駆動手段を加減速処理することによって、前記フ
ィルムの移送速度が予め定められる速度となるように前
記繰り出し機構を制御するともに、前記第二の検出信号
を入力したときは、前記第二の検出信号を含む少なくと
も1周期分の前記入力周期を無効とし、前記繰り出し機
構の制御を続行してなる制御手段と、を備えてなるもの
である。
【0011】また、前記制御手段は、前記第二の検出信
号を入力したときは、前記継ぎ目部分を含む前記入力周
期を所定時間分において無効とし、前記繰り出し機構の
制御を続行してなるものである。
【0012】また、前記フイルムを筒状に折り返し、前
記フイルムの折り返し端部を縦シールする縦シール機構
と、筒状に形成された前記フイルムを所定間隔で横シー
ルする横シール機構と、前記縦,横シール機構によって
得られる連続包装袋を個々の包装袋に切断するカッター
機構とを備え、前記制御手段は、前記第二の検出信号に
基づいて、前記継ぎ目部分を含む所定個数の包装袋を連
ねた状態もしくは筒状の包装体の状態で排出するように
前記カッター機構を制御してなるものである。
【0013】また、前記継ぎ目部分を含む包装袋群もし
くは前記筒状の包装体を振り分けする振り分け機構を備
えてなるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に記載し
た実施例に基づき説明する。
【0015】図1において、充填包装機Aの全体構造を
説明すると、保持機構1と、フィルム案内機構2と、制
動機構3と、フィルム折返し機構4と、縦シール機構
(繰り出し機構)5と、横シール機構6と、充填機構7
と、切断機構8とがそれぞれ図示しない機台に備えられ
ている。
【0016】保持機構1は、ナイロンと低密度ポリエチ
レンとの積層体からなるフィルムFがロール状に巻回し
たフィルム原反1aを、着脱交換可能に回転軸支する軸
部1bを備えてなるものである。フィルムFには、熱シ
ールするべく位置を合わせるためのレジスターマークR
が等間隔毎に印刷されている。
【0017】フィルム案内機構2は、フィルム原反から
引き出されるフィルムFをフィルム折返し機構4まで移
送案内するための回転可能なローラが複数設けられて構
成される。また、フィルム案内機構2の近傍には、移送
されるフィルムFに印刷されたレジスターマークRを検
出可能な光電センサからなるマーク検出手段Bとフィル
ムFの接続箇所である継ぎ目Sを検出可能な光電センサ
からなる継ぎ目検出手段Cとが配設されている。
【0018】制動機構3は、フィルム原反1aから引き
出されフィルム案内機構2によって案内されるフィルム
Fを挟み込むようにして回転可能に設けられる一対のロ
ーラ3aと、このローラ3aの回転を制動する電磁パウ
ダーブレーキ等から構成され、フィルムFの移送を制動
してフィルムFにテンションを付与するものである。
【0019】フィルム折返し機構4は、品種毎の包装形
態に応じて位置調節可能な折返しガイド4aによって、
フィルム案内機構2から導出するフィルムFを長手方向
に沿って2つ折りにするものである。
【0020】縦シール機構5は、サーボモータからなる
駆動手段M1を駆動源として回転可能に設けられフィル
ムFを挟んで対向する一対の縦ヒートシールロール5a
に設けられたシール体5bによって、2つ折りにされた
フィルムFの両端部を、送出しながら縦方向に縦シール
して縦シール部F1を形成するものである。なお、両縦
ヒートシールロール5a内部には、シール体5bを熱シ
ールの適正温度に加熱するための図示しない電気ヒータ
を内蔵している。また、縦シール機構5は、フィルムF
を送出するための繰り出し機構として兼用されるもので
ある。
【0021】横シール機構6は、サーボモータからなる
駆動手段M2を駆動源として回動可能に設けられるもの
であり、縦シール機構5によって縦シール部F1が形成
されたフィルムFを挟んで対向する一対の横ヒートシー
ルロール6aによって、フィルムFを横方向に横シール
して、包装体Pの底部となる横シール部F2を形成する
ものである。なお、両横ヒートシールロール6a内部に
は、縦シール機構5と同様に図示しない電気ヒータを内
蔵している。
【0022】充填機構7は、後で詳述する供給手段によ
って送り出される例えば胡麻や肉片等の固形物を含む調
味料やスープからなる内容物Wを、ノズルNを介して、
縦シール部F1及び横シール部F2によって有底筒状に
形成された連続するフィルムF内に充填するものであ
る。また、この内容物Wを含むフィルムF袋口部は、更
に送られて再び横シール機構6によって横方向に横シー
ルされて封止状態となり横シール部F2からなる連結シ
ール部を介して上下方向に連包状態の連続包装体F3が
形成される。
【0023】カッター機構8は、対向する一対の刃体に
よって、上下方向に連包状態の連続包装体F3の横シー
ル部F2の略中央部を切り離し切断し、個々の包装体P
を得るものである。また、前記一対の刃体の一方は、サ
ーボモータ等からなる後述する駆動手段により回転する
回転軸(図示しない)に設けられる回転刃体から構成さ
れる。
【0024】振り分け機構9は、カッター機構8の後段
に設けられる案内板9aを有し、後で詳述するロータリ
ソレノイドによって案内板9aが回動動作するように駆
動し、包装袋Pの排出方向を決定するものである。
【0025】次に、本発明の実施の形態における電気的
な構成を図2を用いて説明する。
【0026】マーク検出手段Bは、移送されるフィルム
Fに印刷されたレジマークRを検出可能な光電センサか
らなり、後述する制御手段に第一の検出信号を出力する
ものである。
【0027】継ぎ目検出手段Cは、フィルムFの接続箇
所である継ぎ目部分Sを検出可能な光電センサからな
り、後述する制御手段に第二の検出信号を出力するもの
である。また、継ぎ目検出手段Cは、フィルムFの移送
方向に対してマーク検出手段Bよりも上流側に位置する
ように前記機台に取り付けられる。
【0028】設定手段K1は、入力設定部と表示部とを
兼ねたタッチパネルによって構成され、フィルムFの移
送速度やシールピッチ(横シール部F2の間隔)等の品
種毎の包装形態に応じた各種設定値を入力設定するとと
もに前記設定値を表示することができる。
【0029】制御手段K2は、マイクロコンピュータか
らなるもので、後述する処理動作のプログラムが記憶さ
れたROMや演算値を一時的に記憶するRAM,前記プ
ログラムを実行するためのCPU及びマーク検出手段
B,継ぎ目検出手段C,設定手段K1,後述する各手段
等と電気的な接続関係をなすためのI/Oインターフェ
イス等を有するものである。また、制御手段K2は、一
定間隔でパルスを発信する発信器と前記発信器からのパ
ルス信号をカウントするカウンタとを有し、後で詳述す
る時間を計測する。尚、この場合、制御手段K2は、充
填包装機Aを集中的に電子制御する制御手段として兼用
するものである。また、制御手段K2は、バックアップ
RAMやEEPROM等の不揮発性メモリからなる記憶
手段を備えており、この記憶手段に、設定手段K1によ
って設定される生産条件に基づく各種設定値が記憶され
る。
【0030】駆動手段M1は、縦ヒートシールロール5
aを回転させるための駆動源となるサーボーモータから
構成され、制御手段K2からの制御信号に基づいて回転
動作するものである。尚、制御手段K2は、後述する処
理動作に応じて、駆動手段M1の回転動作を加速あるい
は減速させる制御信号を駆動手段M1に出力するもので
ある。したがって、縦シール機構5は、設定手段K1に
よって設定されたフィルムFの移送速度(所定の移送速
度)にて、フィルムFを移送することになる。また、制
御手段K2は、図示しない駆動回路を介して駆動手段M
1に制御信号を出力し、加減速制御を行う。
【0031】駆動手段M2は、横ヒートシールロール6
aを回転させるための駆動源となるサーボーモータから
構成され、制御手段K2からの制御信号に基づいて回転
動作するものである。尚、制御手段K2は、マーク検出
手段Bからの検出信号や予め設定される回転パターンに
基づいて駆動手段M2を制御するものである。また、制
御手段K2は、図示しない駆動回路を介して駆動手段M
2に制御信号を出力し、前記回転動作の制御を行う。
【0032】駆動手段M3は、カッター機構8の前記回
転軸を回転させるための駆動源となるサーボモータから
構成され、制御手段K2からの制御信号に基づいて回転
動作するものである。尚、制御手段K2は、マーク検出
手段Bからの検出信号や予め設定される回転パターンに
基づいて駆動手段M3を制御するものである。また、制
御手段K2は、図示しない駆動回路を介して駆動手段M
3に制御信号を出力し、前記回転動作の制御を行う。
【0033】供給手段M4は、ポンプからなり、制御手
段K2からの制御信号に基づいて、内容物WをノズルN
を介して縦シール部F1及び横シール部F2によって有
底筒状に形成された連続移送されたフィルムF内に送り
出すものである。
【0034】ロータリソレノイド9bは、制御手段K2
からの制御信号に基づいて案内板9aを回転動作するよ
うに駆動させることにより、包装体Pが排出される方向
を決定するものである。
【0035】次に、図3及び図4を用いて制御手段K2
による継ぎ目部分Sを有するフィルムFを使用する際の
繰り出し機構である縦シール機構5の制御方法について
説明する。
【0036】制御手段K2は、入力される検出信号が、
継ぎ目検出手段Cからの第二の検出信号であるか否かを
判定し(ステップS1)、この検出信号が第二の検出信
号でない場合、続けてマーク検出信号Bからの前記第一
の検出信号か否かを判定する(ステップS2)。そし
て、制御手段K2は、前記検出信号が前記第一の検出信
号である場合、前記第一の検出信号の入力エッジを検出
した時間(検出時間)t(x)と、次の前記第一の検出
信号の入力エッジを検出した時間t(x+1)とを測定
する(ステップS3)。図4(b)において、例えば旧
測定時間である時間t(x)として時間t1が測定され
る場合、新測定時間t(x+1)として時間t2が測定
され、ステップS4において新測定時間t2から旧測定
時間t1を減算処理(t2−t1)して周期T1を求め
る。尚、図4は、マーク検出手段Bと継ぎ目検出手段C
によって、レジマークRあるいは継ぎ目部分Sを検出し
た場合に発する検出信号を示すものである。
【0037】即ち、制御手段K2は、新測定時間となる
時間t(x+1)から旧測定時間となる時間t(x)を
減算処理(t(x+1)−t(x))して周期Txを求
め(ステップS4)、この周期Txが、設定手段K1に
より予め設定される許容範囲内であるか否かを判定し
(ステップS5)、許容範囲内でない場合、充填包装機
Aの運転を停止する制御信号を出力する(ステップS
6)。
【0038】そして、制御手段K2は、ステップS5に
おいて、周期Txが許容範囲内である場合は、周期Tx
と、設定手段K1により予め設定されたフィルムFの移
送速度と及びレジマークRの形成間隔(ピッチ)により
求まる基準周期Tとを比較し(ステップS7,S9)、
基準周期T対し周期Txが小さい場合は(T>Tx)、
縦シール機構5の駆動手段M1を減速制御する制御信号
を出力し(ステップS8)、また、基準周期Tに対して
周期Txが大きい場合は(T<Tx)、縦シール機構5
の駆動手段M1を加速制御する制御信号を出力する(ス
テップS10)ことにより、フィルムFの移送速度が設
定手段K1で予め設定される速度となるように縦シール
機構5を制御する。そして、新測定時間t(x+1)を
旧測定時間t(x)に置き換えて(ステップS11)、
ステップS1に戻り前述した処理を繰り返す。尚、基準
周期Tは、例えば前記許容範囲の中央値とする。
【0039】一方、ステップS2において、制御手段K
2に入力される検出信号が第二の検出信号である場合、
制御信号K2は、図4(a)の前記第二の検出信号の入
力エッジを検出した時間taから所定時間Ta分におけ
る周期を無効とする処理を行う(ステップS12)。こ
こでいう「無効」とは、ステップS5の周期の算出にお
いて、新測定時間t(x+1)から旧測定時間t(x)
を減算処理(t(x+1)−t(x))せずに、所定個
数分における平均周期を新しい周期Txとして置き換
え、ステップS6以降の処理を行うことであり、例え
ば、図4(b)においては周期T2,周期T3及び周期
T4が無効とされる。また、時間Taは設定手段K1に
より予め設定され、少なくとも継ぎ目部分Sが継ぎ目検
出手段Cからマーク検出手段Bを通過するまでの時間が
設定される。前述の周期の無効処理により、マーク検出
手段Bが継ぎ目部分Sを誤認識して検出する第三の検出
信号の入力エッジを検出した時間t4を含む周期である
周期T3及び周期T4が無効とされる。尚、マーク検出
手段Bによって継ぎ目部分Sが検出されない場合は、点
線で示す前記第三の検出信号の入力エッジは検出され
ず、周期T3及びT4は1周期として計測される。従っ
て、この場合は、周期T2と、継ぎ目部分Sを含む周期
(T3+T4)とが無効とされる。
【0040】また、制御手段K2は、継ぎ目検出手段C
によって継ぎ目部分Sが検出される場合、前記第二の検
出信号に基づいて、カッター機構8の駆動手段M3と充
填機構7の供給手段M4とを制御する制御信号をそれぞ
れ出力し、内容物Wの充填を所定時間停止させるととも
に、継ぎ目部分Sを含む所定個数の包装袋Pを連ねた状
態で切断させる。尚、制御手段K2は、前記第二の検出
信号に基づいて横シール機構6に横シールさせないため
の制御信号(例えば、一方の横シールロールを他方の横
シールロールに押圧するためのエアーシリンダ等の押圧
手段による押圧力を解放する制御信号)を出力し、フィ
ルムFの継ぎ目部分Sを有する部分を筒状の包装体の状
態でカッター機構8に切断させる構成としても良い。
【0041】また、制御手段K2は、継ぎ目検出手段C
によって継ぎ目部分Sが検出される場合、前記第二の検
出信号に基づいて振り分け機構9のロータリソレノイド
9bを制御する制御信号を出力し、振り分け機構9の案
内板9aを回転動作するように駆動させて、前述の所定
個数を連ねた状態の継ぎ目部分Sを有する包装袋P、ま
たは、前記筒状の包装体を通常工程外(ライン外)に排
除させる。
【0042】斯かる充填包装機Aは、制御手段K2によ
って、マーク検出手段Bから発せられる前記第一の検出
信号を入力し、前記第一の検出信号の入力周期Txを求
め、この周期Txが予め定められる基準周期Tとなるよ
うに縦シール機構5の駆動手段M1を加減速処理するこ
とによって、フィルムFの移送速度が設定手段K1で予
め設定される速度となるように縦シール機構5を制御す
るとともに、マーク検出手段Bよりもフィルムの移送方
向に対して上流側に配設される継ぎ目検出手段Cからの
前記第二の検出信号を入力した場合は、継ぎ目部分Sを
含む少なくとも1周期分の入力周期を無効とし、縦シー
ル機構5の制御を続行するものである。また、特にマー
ク検出手段Bが継ぎ目部分Sを誤認識して検出すること
で第三の検出信号を発する場合、制御手段K2は、前記
第三の検出信号を含む少なくとも1周期分の前記入力周
期を無効とし、縦シール機構5の制御を続行するもので
ある。また、特に制御手段K2は、前記第二の検出信号
を入力した場合は、所定時間Ta分において前記入力周
期を無効とし、縦シール機構5の制御を続行するもので
ある。前述の構成により、充填包装機Aは、フィルムF
の継ぎ目部分Sを有するフィルム原反1aを使用する場
合であっても、継ぎ目部分Sがマーク検出手段Bから発
せられる前記第一の検出信号の間隔異常状態を生じさせ
ることによって、充填包装機Aの運転が停止されること
を防止するとともに、フィルムFを無駄に使用すること
を抑制することが可能となる。
【0043】また、制御手段K2は、継ぎ目検出手段C
によって継ぎ目部分Sが検出される場合、前記第二の検
出信号に基づいてカッター機構8の駆動手段M3,充填
機構7の供給手段M4及び横シール機構6を制御する制
御信号をそれぞれ出力し、内容物Wの充填を所定時間停
止させるとともに、継ぎ目部分Sを含む所定個数の包装
袋Pを連ねた状態、または、フィルムFの継ぎ目部分S
を有する部分を筒状の包装体の状態で切断させるもので
あり、フィルムの継ぎ目部分を有する部分を正常な包装
袋とは異なる形状とすることにより、不良品となるフィ
ルムの継ぎ目部分を有する包装袋と前記正常な包装袋と
を容易に識別することが可能となる。
【0044】また、制御手段K2は、継ぎ目検出手段C
によって継ぎ目部分Sが検出される場合、前記第二の検
出信号に基づいて振り分け機構9のロータリーソレノイ
ド9bを制御する制御信号を出力し、振り分け機構9の
案内板9aを回転動作するように駆動させて前述の所定
個数を連ねた状態の継ぎ目部分Sを有する包装袋P、ま
たは、前記筒状の包装体を通常工程外(ライン外)に排
除させるものであり、フィルムの継ぎ目部分を有する包
装袋が正常な包装袋と混合することを自動的に防止する
ことが可能となる。
【0045】尚、本発明の実施の形態においては、検出
手段として、レジマークRを検出するマーク検出手段B
と継ぎ目部分Sを検出する継ぎ目検出手段Cとの2つの
検出手段を用いる構成であったが、本発明の検出手段は
本発明の実施の形態に限定されるものではなく、レジマ
ーク及び継ぎ目部分を検出する検出手段を備え、制御手
段によって前記検出手段によって検出された被検出物が
前記レジマークであるか前記継ぎ目部分であるかを判別
する構成であっても良い。斯かる構成の充填包装機は、
前記制御手段によって、前記検出手段から発せられる検
出信号を入力し、前記検出信号が前記レジマークを検出
した第一の検出信号であるか前記継ぎ目部分を検出した
第二の検出信号であるかを判別し、前記第一の検出信号
を入力したときは、前記第一の検出信号の入力周期を求
め、前記入力周期が予め定められる周期となるようにフ
ィルムの繰り出し機構の駆動手段を加減速処理すること
によって、フィルムの移送速度が予め設定される速度と
なるように前記繰り出し機構を制御するとともに、前記
第二の検出信号を入力したときは、前記第二の検出信号
を含む少なくとも1周期分の前記入力周期を無効とし、
前記繰り出し機構の制御を続行するものである。この場
合、レジマーク及び継ぎ目部分の検出を単一の検出手段
を用いて行うことができ、検出手段の取付個数の低減に
より構造を簡素化し、かつ前記検出手段の配線数の減少
によって充填包装機の組立工数を減少させることが可能
となる。
【0046】また、本発明の実施の形態においては、制
御手段K2は、前記第二の検出信号を入力した場合に、
所定時間Ta分において前記入力周期を無効とし、繰り
出し機構である縦シール機構5の制御を続行する構成で
あったが、本発明にあっては、マーク検出手段から発せ
られる第一の検出信号の継ぎ目部分を含む少なくとも1
周期分の入力周期を無効とし、繰り出し機構の制御を続
行する構成であればよい。
【0047】また、本発明の実施の形態においては、周
期を無効とする処理として、ステップS5の周期の計測
において、新測定時間t(x+1)から旧測定時間t
(x)を減算処理(t(x+1)−t(x))せずに、
所定個数分の平均周期を新しい周期Txとして置き換
え、ステップS6以降の処理を行う構成であったが、新
しい周期として置き換えられる周期は本発明の実施の形
態に限定されるものではなく、例えば、新しい周期の前
の周期や基準周期であっても良い。
【0048】また、本発明の実施の形態においては、繰
り出し機構である縦シール機構5の他に横シール機構6
及びカッター機構8を備えた充填包装機Aを例に上げ説
明してきたが、本発明は必ずしも前述した各機構からな
る充填包装機に限定されるものではなく、最低限、繰り
出し機構及び縦シール及び横シール機構が備えられた充
填包装機であれば良い。
【0049】また、本発明の実施の形態においては、縦
シール機構5を繰り出し機構としているが、この縦シー
ル機構5とは別の例えば、送り出しローラ等による繰り
出し機構を設け、この繰り出し機構を前述の実施例と同
様に制御するようにしても良い。
【0050】
【発明の効果】本発明は、前記課題を解決するため、フ
ィルムを送出する繰り出し機構と、前記フィルムに所定
の間隔で形成されるレジスターマークを検出するマーク
検出手段と、前記フイルムの継ぎ目部分を検出する継ぎ
目検出手段と、前記マーク検出手段から発せられる第一
の検出信号を入力し、前記第一の検出信号の入力周期を
求め、前記入力周期が予め定められる周期となるように
前記繰り出し機構の駆動手段を加減速処理することによ
って、前記フィルムの移送速度が予め定められる速度に
なるように前記繰り出し機構を制御するとともに、前記
継ぎ目検出手段からの第二の検出信号を入力したとき
は、前記継ぎ目部分を含む少なくとも1周期分の前記入
力周期を無効とし、前記繰り出し機構の制御を続行して
なる制御手段と、を備えてなるものであり、前記フィル
ムの継ぎ目部分を有するフィルム原反を使用する場合で
あっても、前記継ぎ目部分がレジマーク検出信号の間隔
異常状態を生じさせることによって、充填包装機の運転
が停止されることを防止するとともに、前記フィルムを
無駄に使用することを抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の充填包装機を示す図。
【図2】 同上充填包装機の電気的構成を示す図。
【図3】 同上充填包装機の制御方法を示す図。
【図4】 同上充填包装機の検出手段からの信号を示す
図。
【符号の説明】
5 縦シール機構(繰り出し機構) 5a 縦ヒートシールロール 6 横シール機構 6a 横ヒートシールロール 8 カッター機構 9 振り分け機構 9b ロータリソレノイド A 充填包装機 B マーク検出手段 C 継ぎ目検出手段 F フィルム K1 設定手段 K2 制御手段 M1 駆動手段 M2 駆動手段 M3 駆動手段 M4 供給手段 R レジマーク(レジスターマーク) S 継ぎ目部分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月12日(2002.7.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、前記充填包装機
に使用される前記フィルム原反は、複数のフィルムを互
いにテープ等で接続することで一本の長いフィルム原反
を得るという製造方法上の理由から、フィルム同士をテ
ープ等の接続部材で接続した箇所(以下、継ぎ目部分と
記す)が存在する。また、フィルム同士を接続すること
から、前記継ぎ目部分の前後においては前記レジマーク
の形成間隔が他と大きく異なる箇所が形成される。その
ため、前記継ぎ目部分を有するフィルム原反を使用する
際に、前記マーク検出手段によって、前記継ぎ目部分が
検出されること、あるいは、前記レジマークの形成間隔
が他と大きく異なる箇所が検出されることにより、前記
制御手段によって前記検出信号の間隔異常状態と判断さ
れて前記充填包装機の運転が停止されるとともに、運転
を再開させてからフィルム送り速度が所定の速度となる
までの間は充填及び横シールが行われずに前記フィルム
が送出されることになるため、前記フィルムを無駄に使
用してしまうという問題点があった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】図1において、充填包装機Aの全体構造を
説明すると、保持機構1と、フィルム案内機構2と、制
動機構3と、フィルム折返し機構4と、縦シール機構
(繰り出し機構)5と、横シール機構6と、充填機構7
と、カッター機構8とがそれぞれ図示しない機台に備え
られている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】マーク検出手段Bは、移送されるフィルム
Fに印刷されたレジマークRを検出可能な光電センサか
らなり、レジマークRを検出すると後述する制御手段に
第一の検出信号を出力するものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】継ぎ目検出手段Cは、フィルムFの接続箇
所である継ぎ目部分Sを検出可能な光電センサからな
り、継ぎ目部分Sを検出すると後述する制御手段に第二
の検出信号を出力するものである。また、継ぎ目検出手
段Cは、フィルムFの移送方向に対してマーク検出手段
Bよりも上流側に位置するように前記機台に取り付けら
れる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】制御手段K2は、入力される検出信号が、
継ぎ目検出手段Cからの第二の検出信号であるか否かを
判定し(ステップS1)、この検出信号が第二の検出信
号でない場合、続けてマーク検出信号Bからの前記第一
の検出信号か否かを判定する(ステップS2)。そし
、制御手段K2は、前記検出信号が前記第一の検出信
号である場合、前記第一の検出信号の入力エッジを検出
した時間(検出時間)t(x)と、次の前記第一の検出
信号の入力エッジを検出した時間t(x+1)とを測定
する(ステップS3)。図4(b)において、例えば旧
測定時間である時間t(x)として時間t1が測定され
る場合、新測定時間t(x+1)として時間t2が測定
され、ステップS4において新測定時間t2から旧測定
時間t1を減算処理(t2−t1)して周期T1を求め
る。尚、図4は、マーク検出手段Bと継ぎ目検出手段C
によって、レジマークRあるいは継ぎ目部分Sを検出し
た場合に発する検出信号を示すものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】そして、制御手段K2は、ステップS5に
おいて、周期Txが許容範囲内である場合は、周期Tx
と、設定手段K1により予め設定されたフィルムFの移
送速度と及びレジマークRの形成間隔(ピッチ)により
求まる基準周期Tとを比較し(ステップS7,S9)、
基準周期T対し周期Txが小さい場合は(T>T
x)、縦シール機構5の駆動手段M1を減速制御する制
御信号を出力し(ステップS8)、また、基準周期Tに
対して周期Txが大きい場合は(T<Tx)、縦シール
機構5の駆動手段M1を加速制御する制御信号を出力す
る(ステップS10)ことにより、フィルムFの移送速
度が設定手段K1で予め設定される速度となるように縦
シール機構5を制御する。そして、新測定時間t(x+
1)を旧測定時間t(x)に置き換えて(ステップS1
1)、ステップS1に戻り前述した処理を繰り返す。
尚、基準周期Tは、例えば前記許容範囲の中央値とす
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】一方、ステップS2において、制御手段K
2に入力される検出信号が第二の検出信号である場合、
制御信号K2は、図4(a)の前記第二の検出信号の入
力エッジを検出した時間taから所定時間Ta分におけ
る周期を無効とする処理を行う(ステップS12)。こ
こでいう「無効」とは、ステップS5の周期の算出にお
いて、新測定時間t(x+1)から旧測定時間t(x)
を減算処理(t(x+1)−t(x))せずに、所定個
数分における平均周期を新しい周期Txとして置き換
え、ステップS6以降の処理を行うことであり、例え
ば、図4(b)においては周期T2,周期T3及び周期
T4が無効とされる。また、時間Taは設定手段K1に
より予め設定され、少なくとも継ぎ目部分Sが継ぎ目検
出手段Cからマーク検出手段Bを通過するまでの時間が
設定される。前述の周期の無効処理により、マーク検出
手段Bが継ぎ目部分Sを検出して発する第三の検出信号
の入力エッジを検出した時間t4を含む周期である周期
T3及び周期T4が無効とされる。尚、マーク検出手段
Bによって継ぎ目部分Sが検出されない場合は、点線で
示す前記第三の検出信号の入力エッジは検出されず、周
期T3及びT4は1周期として計測される。従って、こ
の場合は、周期T2と、継ぎ目部分Sを含む周期(T3
+T4)とが無効とされる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムを送出する繰り出し機構と、 前記フィルムに所定の間隔で形成されるレジスターマー
    クを検出するマーク検出手段と、 前記フイルムの継ぎ目部分を検出する継ぎ目検出手段
    と、 前記マーク検出手段から発せられる第一の検出信号を入
    力し、前記第一の検出信号の入力周期を求め、前記入力
    周期が予め定められる周期となるように前記繰り出し機
    構の駆動手段を加減速処理することによって、前記フィ
    ルムの移送速度が予め定められる速度となるように前記
    繰り出し機構を制御するとともに、前記継ぎ目検出手段
    からの第二の検出信号を入力したときは、前記継ぎ目部
    分を含む少なくとも1周期分の前記入力周期を無効と
    し、前記繰り出し機構の制御を続行してなる制御手段
    と、 を備えてなることを特徴とする充填包装機。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記第二の検出信号を
    入力したときは、前記マーク検出手段が前記継ぎ目部分
    を検出して発する第三の検出信号を含む少なくとも1周
    期分の前記入力周期を無効とし、前記繰り出し機構の制
    御を続行してなることを特徴とする請求項1に記載の充
    填包装機。
  3. 【請求項3】 前記継ぎ目検出手段は、前記フイルムの
    移送方向に対して前記マーク検出手段の配設位置よりも
    上流側に配設されてなることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の充填包装機。
  4. 【請求項4】 フィルムを送出する繰り出し機構と、 前記フィルムに所定の間隔で形成されるレジスターマー
    クと前記フィルムの継ぎ目部分とを検出する検出手段
    と、 前記検出手段から発せられる検出信号を入力し、前記検
    出信号が前記レジスターマークを検出した第一の検出信
    号であるか前記継ぎ目部分を検出した第二の検出信号で
    あるかを判別し、前記第一の検出信号を入力したとき
    は、前記第一の検出信号の入力周期を求め、前記入力周
    期が予め定められる周期となるように前記繰り出し機構
    の駆動手段を加減速処理することによって、前記フィル
    ムの移送速度が予め定められる速度となるように前記繰
    り出し機構を制御するとともに、前記第二の検出信号を
    入力したときは、前記第二の検出信号を含む少なくとも
    1周期分の前記入力周期を無効とし、前記繰り出し機構
    の制御を続行してなる制御手段と、 を備えてなることを特徴とする充填包装機。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記第二の検出信号を
    入力したときは、前記継ぎ目部分を含む前記入力周期を
    所定時間分において無効とし、前記繰り出し機構の制御
    を続行してなることを特徴とする請求項1から請求項3
    の何れかに記載の充填包装機。
  6. 【請求項6】 前記フイルムを筒状に折り返し、前記フ
    イルムの折り返し端部を縦シールする縦シール機構と、
    筒状に形成された前記フイルムを所定間隔で横シールす
    る横シール機構と、前記縦,横シール機構によって得ら
    れる連続包装袋を個々の包装袋に切断するカッター機構
    とを備え、前記制御手段は、前記第二の検出信号に基づ
    いて、前記継ぎ目部分を含む所定個数の包装袋を連ねた
    状態もしくは筒状の包装体の状態で排出するように前記
    カッター機構を制御してなることを特徴とする請求項1
    から請求項5の何れかに記載の充填包装機。
  7. 【請求項7】 前記継ぎ目部分を含む包装袋群もしくは
    前記筒状の包装体を振り分けする振り分け機構を備えて
    なることを特徴とする請求項6に記載の充填包装機。
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