JP2003125576A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ

Info

Publication number
JP2003125576A
JP2003125576A JP2001316928A JP2001316928A JP2003125576A JP 2003125576 A JP2003125576 A JP 2003125576A JP 2001316928 A JP2001316928 A JP 2001316928A JP 2001316928 A JP2001316928 A JP 2001316928A JP 2003125576 A JP2003125576 A JP 2003125576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
input
converter
control voltage
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001316928A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Ishii
卓也 石井
Yasufumi Nakajima
康文 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001316928A priority Critical patent/JP2003125576A/ja
Publication of JP2003125576A publication Critical patent/JP2003125576A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種電子機器に用いられ、バッテリ等の直流
電圧が入力されて負荷に所望の直流電圧を供給し、DC
−DCコンバータの動作領域の移行をスムーズにするな
ど、更なる性能の向上を図ることを目的とする。 【解決手段】 入力直流電圧Eiが入力され、降圧コン
バータ部2と昇圧コンバータ部3を介して、出力コンデ
ンサ5から出力直流電圧Eoを負荷6へ供給する構成に
おいて、降圧コンバータ部2が降圧動作中に入力直流電
圧が低いほど、降圧コンバータ部2の動作周波数が低く
なる動作領域を有し、昇圧コンバータ部3が昇圧動作動
作中に入力直流電圧Eiが高いほど、昇圧コンバータ部
3の動作周波数が低くなるような動作領域を有すること
により、降圧動作領域と無制御動作領域と昇圧動作領域
の移行動作時において、電力損失の増減が抑制され、移
行がスムーズに行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に用い
られ、バッテリ等の直流電源から直流電圧が入力されて
所望の直流電圧を負荷に供給するDC−DCコンバータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】バッテリ等の直流電源から入力された直
流電圧を制御して負荷に供給するDC−DCコンバータ
に関する技術としては、実開平6−70486号公報に
記載されたものが知られている。図9は実開平6−70
486号公報に開示された従来のDC−DCコンバータ
の構成を示す回路図である。図9に示すように、従来の
DC−DCコンバータには入力直流電圧Eiが入力され
ており、PNPトランジスタからなる第1の主スイッチ
手段24、ダイオードからなる第1の整流手段34、イ
ンダクタ44、NPNトランジスタからなる第2の主ス
イッチ手段25、ダイオードからなる第2の整流手段3
5及び出力コンデンサ45が設けられている。出力コン
デンサ45の電圧Eoは、このDC−DCコンバータの
出力直流電圧として出力される。
【0003】第1の主スイッチ手段24、第1の整流手
段34及びインダクタ44により降圧コンバータ部が構
成されており、インダクタ44、第2の主スイッチ手段
25及び第2の整流手段35により昇圧部が構成されて
いる。出力直流電圧Eoは抵抗値R1を有する抵抗15
1と抵抗値R2を有する抵抗152の直列回路によって
検出される。一方、第1の基準電圧Vref1を出力する第
1の基準電圧源161と、第2の基準電圧Vref2を出力
する第2の基準電圧源162との直列回路が設けられ
る。第1の制御回路171は、抵抗151と抵抗152
との接続点電圧である出力検出電圧と合成の基準電圧
Vref1+Vref2 を入力され、第1の主スイッチ手段2
4への駆動信号を出力する。第2の制御回路172は、
出力検出電圧と基準電圧Vref2 が入力され、第2の主
スイッチ手段25への駆動信号を出力する。
【0004】以上の構成されたDC−DCコンバータに
おいて、第1の制御回路171は、第1の主スイッチ手
段24をオンオフ制御して、出力直流電圧Eoを(1+
R1/R2)・(Vref1+Vref2) に調整しようとす
る。一方、第2の制御回路172は、第2の主スイッチ
手段25をオンオフ制御して、出力直流電圧Eoを(1
+R1/R2)・Vref2 に調整しようとする。その結
果、入力直流電圧Eiが(1+R1/R2)・(Vref1
+Vref2) より高い場合には、第2の主スイッチ手段
25をオフ状態とし、第1の主スイッチ手段24にオン
オフ動作させて降圧動作を行わせることにより、出力直
流電圧Eoは(1+R1/R2)・(Vref1+Vref2)
に安定化される。また、入力直流電圧Eiが(1+R1
/R2)・Vref2 より低い場合には、第1の主スイッ
チ手段24をオン状態とし、第2の主スイッチ手段25
にオンオフ動作させて昇圧動作を行わせることにより、
出力直流電圧Eoは(1+R1/R2)・Vref2に安定
化される。
【0005】さらに、入力直流電圧Eiが(1+R1/
R2)・Vref2以上、(1+R1/R2)・(Vref1+
Vref2)以下の場合には、第1の主スイッチ手段24が
オン状態となり、第2の主スイッチ手段25がオフ状態
となる。このため、入力直流電圧Eiが出力直流電圧E
oとして直接出力される。以上のように、上記従来のD
C−DCコンバータにおいては降圧動作と昇圧動作が同
時に行われることがなく、DC−DCコンバータでの電
力効率の低下を防止していた。なお、以上の説明におい
て、各構成部品の電流導通時の電圧降下は無視した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のD
C−DCコンバータにおいては、降圧動作領域と昇圧動
作領域との間に無制御動作領域を設けることによって、
DC−DCコンバータのスッチング動作を降圧動作と昇
圧動作が同時に行われないよう構成し、その電力変換効
率を向上させるものである。このような従来のDC−D
Cコンバータにおける無制御動作領域においてはスイッ
チング損失が生じないため、降圧動作領域や昇圧動作領
域に比べて電力変換効率はさらに高効率であった。この
ため、従来のDC−DCコンバータにおいては、降圧動
作領域と無制御動作領域との間、あるいは無制御動作領
域と昇圧動作領域との間の移行動作時において、電力損
失の増減が発生して移行動作がスムーズに行われないと
いう問題があった。本発明は、DC−DCコンバータの
動作領域間の移行動作をスムーズに行うことができ、D
C−DCコンバータの更なる性能の向上を図ることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るDC−DCコンバータは、入力直流電
源と、降圧コンバータ部と、昇圧コンバータ部と、出力
コンデンサとを有し、前記入力直流電源からの入力直流
電圧を前記降圧コンバータ部と前記昇圧コンバータ部と
を介して前記出力コンデンサから負荷へ供給するDC−
DCコンバータであって、前記降圧コンバータ部は、前
記入力直流電圧が第1の設定電圧より高い場合に降圧動
作を行い、当該降圧動作中において前記入力直流電圧が
低いほど動作周波数が低くなる動作領域を有し、前記昇
圧コンバータ部は、前記入力直流電圧が前記第1の設定
電圧より低い第2の設定電圧より低い場合に昇圧動作を
行い、当該昇圧動作中において前記入力直流電圧が高い
ほど動作周波数が低くなる動作領域を有しており、前記
入力直流電圧が前記第1の設定電圧と前記第2の設定電
圧との間にある場合に入力直流電圧を負荷へ直接的に供
給するよう構成されている。このように構成されたDC
−DCコンバータにおいては、電力損失の増減が抑制さ
れ、動作領域間の移行動作をスムーズに行うことがで
き、DC−DCコンバータの性能の向上を図ることがで
きる。
【0008】また、本発明に係るDC−DCコンバータ
においては、入力直流電源に接続される第1の主スイッ
チ手段と第1の整流手段とインダクタとを有する降圧コ
ンバータ部と、前記インダクタを共有して第2の主スイ
ッチ手段と第2の整流手段とを有する昇圧コンバータ部
と、出力直流電圧を負荷へ供給するための出力コンデン
サと、前記出力直流電圧を検出し、第1の設定電圧と前
記出力直流電圧との誤差情報を有する第1の制御電圧を
出力するとともに、前記第1の設定電圧より低い第2の
設定電圧と前記出力直流電圧との誤差情報を有する第2
の制御電圧を出力する出力検出回路と、第1の所定電圧
と前記第1の所定電圧より低い第2の所定電圧との間を
周期的に増減する振動電圧を出力し、前記振動電圧が前
記第1の制御電圧と前記第2の制御電圧の間にある場合
に前記振動電圧の上昇速度または下降速度を低速化する
機能を有する発振回路と、前記第1の制御電圧と前記振
動電圧とを比較して、少なくとも前記第1の主スイッチ
手段をオンオフ制御する第1の制御駆動回路と、前記第
2の制御電圧と前記振動電圧とを比較して、少なくとも
前記第2の主スイッチ手段をオンオフ制御する第2の制
御駆動回路と、を具備する。このように構成されたDC
−DCコンバータにおいては、無制御動作領域と昇圧動
作領域との移行動作時、もしくは昇降圧動作領域と昇圧
動作領域との移行動作時において、電力損失の増減が抑
制され、移行動作がスムーズに行われる。
【0009】本発明に係るDC−DCコンバータにおい
て、上記の構成の出力検出回路は、前記第1の制御電圧
と前記第2の制御電圧を出力する機能に加えて、前記第
1の制御電圧と所定の電位差を有する第1の補助制御電
圧を出力する機能を有し、前記発振回路は、前記振動電
圧が前記第1の制御電圧と前記第2の制御電圧の間にあ
る時の代わりに、前記振動電圧が前記第1の補助制御電
圧と前記第2の制御電圧の間にある時、前記振動電圧の
上昇速度または下降速度を低速化する機能を有する。こ
のように構成されたDC−DCコンバータにおいては、
制御電圧とは別に動作周波数の変動領域を決める補助制
御電圧を設定することにより、動作周波数の変動を入出
力電圧の接近する無制御動作領域近辺、もしくは昇降圧
動作領域近辺に限定することができる。
【0010】本発明に係るDC−DCコンバータにおい
て、上記の構成の出力検出回路は、前記第1の制御電圧
と前記第2の制御電圧を出力する機能に加えて、前記第
2の制御電圧と所定の電位差を有する第2の補助制御電
圧を出力する機能を有し、前記発振回路は、前記振動電
圧が前記第1の制御電圧と前記第2の制御電圧の間にあ
る時の代わりに、前記振動電圧が前記第1の制御電圧と
前記第2の補助制御電圧の間にある時、前記振動電圧の
上昇速度または下降速度を低速化する機能を有する。こ
のように構成されたDC−DCコンバータにおいては、
制御電圧とは別に動作周波数の変動領域を決める補助制
御電圧を設定することにより、動作周波数の変動を入出
力電圧の接近する無制御動作領域近辺、もしくは昇降圧
動作領域近辺に限定することができる。
【0011】本発明に係るDC−DCコンバータにおい
て、上記の構成の出力検出回路は、前記第1の制御電圧
と前記第2の制御電圧を出力する機能に加えて、前記第
1の制御電圧と所定の電位差を有する第1の補助制御電
圧を出力する機能と、前記第2の制御電圧と所定の電位
差を有する第2の補助制御電圧を出力する機能を有し、
前記発振回路は、前記振動電圧が前記第1の制御電圧と
前記第2の制御電圧の間にある時の代わりに、前記振動
電圧が前記第1の補助制御電圧と前記第2の補助制御電
圧の間にある時、前記振動電圧の上昇速度または下降速
度を低速化する機能を有する。このように構成されたD
C−DCコンバータにおいては、制御電圧とは別に動作
周波数の変動領域を決める補助制御電圧を設定すること
により、動作周波数の変動を入出力電圧の接近する無制
御動作領域近辺、もしくは昇降圧動作領域近辺に限定す
ることができる。
【0012】本発明に係るDC−DCコンバータにおい
て、上記の構成の第1の制御電圧が前記第1の所定電圧
より高く、且つ前記第2の制御電圧が前記第2の所定電
圧より低い場合、または、前記第1の制御電圧が前記第
2の所定電圧より低く、且つ前記第2の制御電圧が前記
第1の所定電圧より高い場合に、前記発振回路が動作を
停止するよう構成されている。このように構成されたD
C−DCコンバータにおいては、無制御動作領域での電
力損失をさらに低減することができる。
【0013】他の観点による発明のDC−DCコンバー
タは、入力直流電源と、降圧コンバータ部と、出力コン
デンサとを有し、前記入力直流電源からの入力直流電圧
を前記降圧コンバータ部を介して前記出力コンデンサか
ら負荷へ供給するDC−DCコンバータであって、前記
降圧コンバータ部は、前記入力直流電圧の変動に対して
前記出力直流電圧を安定化するよう降圧動作を行い、前
記入力直流電圧が低いほど動作周波数が低くなる動作領
域を有する。このように構成されたDC−DCコンバー
タにおいては、電力損失の増減が抑制され、動作領域間
の移行動作をスムーズに行うことができ、DC−DCコ
ンバータの性能の向上を図ることができる。
【0014】他の観点による発明のDC−DCコンバー
タは、入力直流電源と、昇圧コンバータ部と、出力コン
デンサとを有し、前記入力直流電源からの入力直流電圧
を前記降圧コンバータ部を介して前記出力コンデンサか
ら負荷へ供給するDC−DCコンバータであって、前記
入力直流電圧の変動に対して前記出力直流電圧を安定化
するよう昇圧動作を行い、前記入力直流電圧が高いほど
動作周波数が低くなる動作領域を有する。このように構
成されたDC−DCコンバータにおいては、電力損失の
増減が抑制され、動作領域間の移行動作をスムーズに行
うことができ、DC−DCコンバータの性能の向上を図
ることができる。
【0015】他の観点による発明のDC−DCコンバー
タは、入力直流電源と、降圧コンバータ部と、昇圧コン
バータ部と、出力コンデンサとを有し、前記入力直流電
源からの入力直流電圧を前記降圧コンバータ部と前記昇
圧コンバータ部とを介して前記出力コンデンサから負荷
へ供給するDC−DCコンバータであって、前記降圧コ
ンバータ部は、前記入力直流電圧が設定電圧より高い場
合に降圧動作を行い、当該降圧動作中において前記入力
直流電圧が低いほど、前記降圧コンバータ部の動作周波
数が低くなる動作領域を有し、前記昇圧コンバータ部
は、前記入力直流電圧が設定電圧より低い場合に昇圧動
作を行い、当該昇圧動作中において前記入力直流電圧が
高いほど、前記昇圧コンバータ部の動作周波数が低くな
る動作領域を有ており、前記入力直流電圧が前記設定電
圧近傍である場合に降圧動作と昇圧動作を同時に行うよ
う構成されている。このように構成されたDC−DCコ
ンバータにおいては、電力損失の増減が抑制され、動作
領域間の移行動作をスムーズに行うことができ、DC−
DCコンバータの性能の向上を図ることができる。
【0016】他の観点による発明のDC−DCコンバー
タは、入力直流電源に接続される第1の主スイッチ手段
と第1の整流手段とインダクタとを有する降圧コンバー
タ部と、前記インダクタを共有して第2の主スイッチ手
段と第2の整流手段とを有する昇圧コンバータ部と、出
力直流電圧を負荷へ供給するための出力コンデンサと、
前記出力直流電圧を検出し、設定電圧と前記出力直流電
圧との誤差情報を有する第1の制御電圧を出力するとと
もに、前記第1の制御電圧との間に所定の電位差を有す
る第2の制御電圧を出力する出力検出回路と、第1の所
定電圧と前記第1の所定電圧より低い第2の所定電圧と
の間を周期的に増減する振動電圧を出力し、前記第1の
所定電圧と前記第2の所定電圧との間の電位差が前記第
1の制御電圧と前記第2の制御電圧との間の電位差以上
に設定され、前記振動電圧が前記第1の制御電圧と前記
第2の制御電圧との間にある時、前記振動電圧の上昇速
度または下降速度を低速化する機能を有する発振回路
と、前記第1の制御電圧と前記振動電圧とを比較して、
少なくとも前記第1の主スイッチ手段をオンオフ制御す
る第1の制御駆動回路と、前記第2の制御電圧と前記振
動電圧とを比較して、少なくとも前記第2の主スイッチ
手段をオンオフ制御する第2の制御駆動回路と、を具備
する。このように構成されたDC−DCコンバータにお
いては、電力損失の増減が抑制され、動作領域間の移行
動作をスムーズに行うことができ、DC−DCコンバー
タの性能の向上を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るDC−DCコ
ンバータの好ましい実施の形態について添付の図面を参
照しつつ説明する。
【0018】《実施の形態1》図1は本発明に係る実施
の形態1のDC−DCコンバータの構成を示す回路図で
ある。図1に示すように、本発明に係る実施の形態1の
DC−DCコンバータには入力直流電圧Eiが入力され
ており、PチャネルMOSFETからなる第1の主スイ
ッチ手段21、ダイオードからなる第1の整流手段3
1、インダクタ4、NチャネルMOSFETからなる第
2の主スイッチ手段22、ダイオードからなる第2の整
流手段32及び出力コンデンサ5が設けられている。実
施の形態1のDC−DCコンバータにおいては、出力コ
ンデンサ5の電圧Eoが出力直流電圧として出力され
る。第1の主スイッチ手段21、第1の整流手段31及
びインダクタ4により降圧コンバータ部2が構成されて
おり、インダクタ4、第2の主スイッチ手段22及び第
2の整流手段32により昇圧コンバータ部3が構成され
ている。
【0019】出力直流電圧Eoは、抵抗値R1を有する
第1の抵抗71と抵抗値R2を有する第2の抵抗72と
抵抗値R3を有する第3の抵抗73との直列回路によっ
て検出される。基準電圧源70は基準電圧Vref を出力
する。第1の誤差増幅器74は、第1の抵抗71と第2
の抵抗72との接続点電圧及び基準電圧Vref が入力さ
れ、第1の制御電圧Ve1を出力する。第1の制御電圧
Ve1は、出力直流電圧Eoが第1の設定電圧 Eo1
(=Vref ・(R1+R2+R3)/R1) より高く
なろうとすると低下し、低くなろうとすると上昇する。
第2の誤差増幅器75は、第2の抵抗72と第3の抵抗
73との接続点電圧及び基準電圧Vref が入力され、第
2の制御電圧Ve2を出力する。第2の制御電圧Ve2
は、出力直流電圧Eoが第2の設定電圧 Eo2(=Vr
ef ・(R1+R2+R3)/(R1+R2)) より高
くなろうとすると低下し、低くなろうとすると上昇す
る。基準電圧源70、抵抗71,72,73、第1の誤
差増幅器74及び第2の誤差増幅器75により出力検出
回路7が構成されている。
【0020】図1に示すように、発振回路8は発振コン
デンサ80と充放電回路81により構成されている。充
放電回路81は、振動電圧である発振コンデンサ80の
電圧Vcが第1の所定電圧Vc1と第2の所定電圧Vc
2(<Vc1)との間を周期的に増減するように、発振
コンデンサ80に充放電電流を流す。実施の形態1にお
いては、充電電流と放電電流は等しいものとする。発振
コンデンサ80の電圧である振動電圧Vcが第1の制御
電圧Ve1以上の時と、振動電圧Vcが第2の制御電圧
Ve2以下の時の充放電電流をI1とする。また、振動
電圧Vcが第1の制御電圧Ve1より低く第2の制御電
圧Ve2より高い時の充放電電流をI2とする。充放電
電流はI1>I2に設定されている。従って、振動電圧
Vcの上昇速度及び下降速度は、Ve2<Vc<Ve1
の時に低速化される。すなわち振動電圧Vcの上昇時の
傾き及び下降時の傾きは、Ve2<Vc<Ve1の時に
緩やかになる。
【0021】第1の制御駆動回路9は、第1の比較器9
1と第1の電力増幅器92とから構成される。第1の比
較器91は、第1の制御電圧Ve1と振動電圧Vcとを
比較して、Ve1>Vcの時にLレベルとなる信号を出
力する。第1の電力増幅器92は第1の比較器91から
の出力信号を電力増幅して、第1の主スイッチ手段21
をオンオフ動作させる信号(駆動信号Vg1)を出力す
る。第1の制御駆動回路9は、第1の主スイッチ手段2
1をオンオフ制御して、出力直流電圧Eoを第1の設定
電圧 Eo1=Vref ・(R1+R2+R3)/R1 に
近づけるよう調整する。第2の制御駆動回路10は、第
2の比較器101と第2の電力増幅器102とから構成
される。第2の比較器101は、第2の制御電圧Ve2
と振動電圧Vcとを比較して、Ve2<Vcの時にLレ
ベルとなる信号を出力する。第2の電力増幅器102は
第2の比較器101からの出力信号を電力増幅して、第
2の主スイッチ手段22をオンオフ動作させる信号(駆
動信号Vg2)を出力する。第2の制御駆動回路10
は、第2の主スイッチ手段22をオンオフ制御して、出
力直流電圧Eoを第2の設定電圧 Eo2=Vref ・
(R1+R2+R3)/(R1+R2) に近づけるよ
う調整する。
【0022】次に、上記のように構成された実施の形態
1のDC−DCコンバータにおける動作について説明す
る。図2は本発明に係る実施の形態1のDC−DCコン
バータの各部動作を示す波形図である。図2において、
入力直流電圧Eiが徐々に低下していくときの、振動電
圧Vc、第1の制御電圧Ve1、第2の制御電圧Ve
2、第1の主スイッチ手段21のオンオフ動作(駆動信
号Vg1)、第2の主スイッチ手段22のオンオフ動作
(駆動信号Vg2)、及び出力直流電圧Eoの様子がそ
れぞれ示されている。
【0023】まず、入力直流電圧Eiが第1の設定電圧
Eo1=Vref ・(R1+R2+R3)/R1 より高
い場合、図2の(a)の領域に示すように、第2の制御
電圧Ve2はLレベルに固定されるため、第2の主スイ
ッチ手段22は常時オフ状態となる。この領域におい
て、第1の制御電圧Ve1と振動電圧Vcとは交差する
ので、第1の主スイッチ手段21はオンオフ動作を行
う。即ち、このときのDC−DCコンバータは降圧コン
バータとして動作し、出力直流電圧Eoは第1の設定電
圧 Eo1=Vref ・(R1+R2+R3)/R1 に安
定化される。第1の主スイッチ手段21のオン時間をT
on1とし、オフ時間をToff1とし、振動電圧Vc
の周期、即ちスイッチング周期をTとすると、入出力電
圧の関係は、 Eo/Ei=Ton1/T となる。
【0024】図2の(a)の領域において、入力直流電
圧Eiの低下とともに、第1の制御電圧Ve1は上昇
し、第1の主スイッチ手段21のオン時間Ton1は長
くなり、オフ時間Toff1は短くなっていく。第1の
主スイッチ手段21のオン時間Ton1の決定要因でも
ある発振コンデンサ80への充放電電流I2は、オフ時
間Toff1の決定要因である充放電電流I1より小さ
く設定されている。従って、入力直流電圧Eiの低下と
ともに、延長される第1の主スイッチ手段21のオン時
間Ton1の影響の方が大きく、スイッチング周期Tは
長くなっていく。
【0025】入力直流電圧Eiが第1の設定電圧 Eo
1=Vref ・(R1+R2+R3)/R1 に達する
と、図2の(b)の領域に示すように、第1の制御電圧
Ve1は第1の所定電圧Vc1を越える。この結果、第
1の主スイッチ手段21のオフ時間Toff1はゼロと
なり、第1の主スイッチ手段21は常時オン状態とな
る。この領域において、第2の制御電圧Ve2はLレベ
ルのままであるので、第2の主スイッチ手段22は常時
オフ状態のままである。従って、図2の(b)で示す領
域においては、入力直流電圧Eiが出力直流電圧Eoと
して直接出力される無制御動作となる。そしてこの状態
は、入力直流電圧Eiが第2の設定電圧 Eo2=Vref
・(R1+R2+R3)/(R1+R2) に到達する
まで続く。
【0026】入力直流電圧Eiが第2の設定電圧 Eo
2=Vref ・(R1+R2+R3)/(R1+R2)
より低くなると、図2の(c)の領域に示すように、第
2の制御電圧Ve2と振動電圧Vcが交差するので、第
2の主スイッチ手段22はオンオフ動作を行う。このと
き、第1の主スイッチ手段21は常時オン状態であるの
で、このときのDC−DCコンバータは昇圧コンバータ
として動作し、出力直流電圧Eoは第2の設定電圧 E
o2=Vref ・(R1+R2+R3)/(R1+R2)
に安定化される。第2の主スイッチ手段22のオン時
間をTon2、オフ時間をToff2とし、振動電圧V
cの周期、即ちスイッチング周期をTとすると、入出力
電圧の関係は、 Eo/Ei=1/(1−Ton2/
T) となる。
【0027】図2の(c)の領域において、入力直流電
圧Eiの低下とともに、第2の制御電圧Ve2は上昇
し、第2の主スイッチ手段22のオン時間Ton2は長
くなり、オフ時間Toff2は短くなっていく。第2の
主スイッチ手段22のオン時間Ton2の決定要因でも
ある発振コンデンサ80への充放電電流I1は、オフ時
間Toff2の決定要因である充放電電流I2より大き
く設定されている。従って、入力直流電圧Eiの低下と
ともに、短縮される第2の主スイッチ手段22のオフ時
間Toff2の影響の方が大きく、スイッチング周期T
は短くなっていく。
【0028】以上のように、実施の形態1によれば、入
力直流電圧Eiが第2の設定電圧Eo2=Vref ・(R
1+R2+R3)/(R1+R2) 以上であり、第1
の設定電圧 Eo1=Vref ・(R1+R2+R3)/
R1 以下の場合には、第1の主スイッチ手段21はオ
ン状態、第2の主スイッチ手段22はオフ状態となり、
入力直流電圧Eiが出力直流電圧Eoとして直接出力さ
れる無制御動作領域となる。即ち、降圧動作と昇圧動作
が同時に行われることによる、DC−DCコンバータで
の電力効率の低下を無くすことができる。しかも、降圧
動作領域においては、入力直流電圧Eiが低いほど、ス
イッチング周期Tは長くなり、スイッチング損失が低減
される。また、昇圧動作領域においても、入力直流電圧
Eiが高いほど、スイッチング周期Tは長くなり、スイ
ッチング損失が低減される。このため、実施の形態1に
おいては、降圧動作領域と無制御動作領域との間の移行
動作時、あるいは無制御動作領域と昇圧動作領域との間
の移行動作時において、電力損失の増減が抑制され、移
行動作がスムーズに行われる。なお、実施の形態1にお
ける動作説明において、各構成部品の電流導通時の電圧
降下は無視した。
【0029】《実施の形態2》次に、本発明に係る実施
の形態2のDC−DCコンバータについて添付の図3と
図4を参照しつつ説明する。図3は本発明に係る実施の
形態2のDC−DCコンバータの構成を示す回路図であ
る。図4は実施の形態2のDC−DCコンバータの各部
動作を示す波形図である。
【0030】図3において、前述の実施の形態1のDC
−DCコンバータにおける構成要素と同様の機能、構成
を有するものには同一の符号を付してその説明は省略す
る。実施の形態2において図1に示した実施の形態1の
構成と異なるのは、出力検出回路7に第1のオフセット
回路76と第2のオフセット回路77が設けられている
点である。出力検出回路7において、第1のオフセット
回路76は第1の制御電圧Ve1を受電して、この第1
の制御電圧Ve1より所定値だけ低い第1の補助制御電
圧Vx1を出力する。第2のオフセット回路77は第2
の制御電圧Ve2を受電して、この第2の制御電圧Ve
2より所定値高い第2の補助制御電圧Vx2を出力す
る。
【0031】実施の形態2における発振回路8は発振コ
ンデンサ80と充放電回路81により構成されている。
充放電回路81は、振動電圧である発振コンデンサ80
の電圧Vcが第1の所定電圧Vc1と第2の所定電圧V
c2(<Vc1)との間を周期的に増減するように、発
振コンデンサ80に充放電電流を流す。実施の形態2に
おいては、充電電流と放電電流は等しいものとする。発
振コンデンサ80の電圧である振動電圧Vcが第1の補
助制御電圧Vx1以上の時と、振動電圧Vcが第2の補
助制御電圧Vx2以下の時の充放電電流をI1とする。
また、振動電圧Vcが第1の補助制御電圧Vx1より低
く第2の補助制御電圧Vx2より高い時の充放電電流を
I2とする。これらの充放電電流はI1>I2に設定さ
れている。従って、振動電圧Vcの上昇速度及び下降速
度は、Vx2<Vc<Vx1の時に低速化される。すな
わち振動電圧Vcの上昇時の傾き及び下降時の傾きは、
Vx2<Vc<Vx1の時に緩やかになる。
【0032】次ぎに、上記のように構成された実施の形
態2のDC−DCコンバータにおける動作について説明
する。図4は上記のように構成された実施の形態2のD
C−DCコンバータにおける各部の動作波形を示す。図
4において、入力直流電圧Eiが徐々に低下していくに
従い、振動電圧Vc、第1の制御電圧Ve1、第1の補
助制御電圧Vx1、第2の制御電圧Ve2、第2の補助
制御電圧Vx2、第1の主スイッチ手段21のオンオフ
動作(駆動信号Vg1)、第2の主スイッチ手段22の
オンオフ動作(駆動信号Vg2)、及び出力直流電圧E
oの様子がそれぞれ示されている。
【0033】まず、入力直流電圧Eiが第1の設定電圧
Eo1=Vref ・(R1+R2+R3)/R1 より高
い場合、DC−DCコンバータは降圧コンバータとして
動作し、出力直流電圧Eoは第1の設定電圧Eo1に安
定化される。第1の主スイッチ手段21のオン時間をT
on1、オフ時間をToff1とし、振動電圧Vcの周
期即ちスイッチング周期をTとすると、入出力電圧の関
係は、 Eo/Ei=Ton1/T となることは前述の
実施の形態1と同様である。
【0034】図4の(a)の領域に示すように、入力直
流電圧Eiが充分高く、第1の補助制御電圧Vx1が第
2の所定電圧Vc2より低い場合、発振コンデンサ80
への充放電電流はI1であるので、振動電圧Vcの周
期、即ちスイッチング周期をTは一定である。しかし、
入力直流電圧Eiの低下とともに、第1の制御電圧Ve
1とともに第1の補助制御電圧Vx1が上昇し、第1の
補助制御電圧Vx1が振動電圧Vcと交差するようにな
る。この結果、図4の(b)の領域に示すように、第1
の主スイッチ手段21のオン時間Ton1は長くなり、
オフ時間Toff1は短くなっていく。実施の形態2に
おいて、第1の主スイッチ手段21のオン時間Ton1
の決定要因でもある発振コンデンサ80への充放電電流
I2は、オフ時間Toff1の決定要因である充放電電
流I1より小さく設定されている。従って、入力直流電
圧Eiの低下とともに、延長される第1の主スイッチ手
段21のオン時間Ton1の影響の方が大きく、スイッ
チング周期Tは長くなっていく。
【0035】次に、図4の(c)の領域に示すように、
入力直流電圧Eiが第1の設定電圧Eo1=Vref ・
(R1+R2+R3)/R1 に達すると、第1の主ス
イッチ手段21は常時オン状態となる。一方、この領域
において、第2の制御電圧Ve2はLレベルのままであ
るため、第2の主スイッチ手段22は常時オフ状態のま
まである。従って、図4の(c)の領域においては、入
力直流電圧Eiが出力直流電圧Eoとして直接出力され
る無制御動作となり、この無制御動作は実施の形態1で
示した図2の(b)の領域の無制御動作と同様である。
【0036】次に、図4の(d)に示す領域において
は、入力直流電圧Eiが第2の設定電圧 Eo2=Vref
・(R1+R2+R3)/(R1+R2) より低くな
ると、第2の制御電圧Ve2と振動電圧Vcとが交差す
るため、第2の主スイッチ手段22はオンオフ動作す
る。この領域において、第1の主スイッチ手段21は常
時オン状態であるので、DC−DCコンバータは昇圧コ
ンバータとして動作し、出力直流電圧Eoは第2の設定
電圧 Eo2=Vref ・(R1+R2+R3)/(R1
+R2) に安定化される。第2の主スイッチ手段22
のオン時間をTon2、オフ時間をToff2とし、振
動電圧Vcの周期、即ちスイッチング周期をTとする
と、入出力電圧の関係は、 Eo/Ei=1/(1−T
on2/T) となる。
【0037】図4の(d)の領域において、第2の制御
電圧Ve2よりΔV2だけ高く設定された第2の補助制
御電圧Vx2と振動電圧Vcが交差し、充放電電流はI
1とI2との間で切換えられる。入力直流電圧Eiの低
下とともに、第2の制御電圧Ve2にともなって第2の
補助制御電圧Vx2が上昇し、第2の主スイッチ手段2
2のオン時間Ton2は長くなり、オフ時間Toff2
は短くなっていく。実施の形態2において、第2の主ス
イッチ手段22のオン時間Ton2の決定要因でもある
発振コンデンサ80への充放電電流I1は、オフ時間T
off2の決定要因である充放電電流I2より大きい値
に設定されている。従って、入力直流電圧Eiの低下と
ともに、短縮される第2の主スイッチ手段22のオフ時
間Toff2の影響の方が大きく、スイッチング周期T
は短くなっていく。
【0038】図4の(e)の領域に示すように、さらに
入力直流電圧Eiが低下すると、第2の補助制御電圧V
x2は第1の所定電圧Vc1より高くなり、振動電圧V
cと交差しなくなる。発振コンデンサ80への充放電電
流はI1であるので、振動電圧Vcの周期、即ちスイッ
チング周期Tは一定となる。
【0039】以上のように、実施の形態2によれば、入
力直流電圧Eiが第2の設定電圧Eo2以上、第1の設
定電圧Eo1以下の場合には、入力直流電圧Eiが出力
直流電圧Eoとして直接出力される無制御動作領域(図
4の(c))となる。即ち、実施の形態2においては、
降圧動作と昇圧動作が同時に行われることによる、DC
−DCコンバータでの電力効率の低下を無くすことがで
きる。さらに、無制御動作領域に近い降圧動作領域(図
4の(b))においては、入力直流電圧Eiが低いほ
ど、スイッチング周期Tは長くなり、スイッチング損失
が低減される。また、無制御動作領域に近い昇圧動作領
域(図4の(d))においても、入力直流電圧Eiが高
いほど、スイッチング周期Tは長くなり、スイッチング
損失が低減される。このため、降圧動作領域と無制御動
作領域との間の移行時、あるいは無制御動作領域と昇圧
動作領域との間の移行時において、電力損失の増減が抑
制され、実施の形態2のDC−DCコンバータにおいて
は移行動作がスムーズに行われるという効果を奏する。
【0040】さらに、実施の形態2においては、入力直
流電圧が充分高い降圧動作領域、及び入力直流電圧が充
分低下した昇圧動作領域においては一定のスイッチング
周期で動作する。即ち、動作周波数の変動を入出力電圧
の接近する無制御動作領域近辺に限定することができ
る。なお、実施の形態2においては、第1の補助制御電
圧及び第2の補助制御電圧を設けて、降圧動作及び昇圧
動作の両方で動作周波数を固定できるよう構成したが、
入出力仕様等によっては、いずれかの動作に限定しても
上記実施の形態2と同様の効果を有する。例えば、入力
直流電圧の範囲の大半が設定したい出力直流電圧より高
い場合において、第1の補助制御電圧のみを設けて、降
圧動作時においてのみ動作周波数を固定できるよう構成
すればよい。
【0041】また、上記実施の形態2において、第1の
制御電圧Ve1と第1の補助制御電圧Vx1との間の所
定の電位差は、図4に示したように、一定値ではなく1
次関数的である。また、第2の制御電圧Ve2と第2の
補助制御電圧Vx2との間の所定の電位差も同様に一定
値ではなく1次関数的な関係を有する場合について説明
した。しかし、本発明において、これらの関係は動作周
波数をどのように変動させるかや回路構成の容易性等を
鑑みて適宜決めればよく、一定値である必要はないし、
上記実施の形態2のような1次関数的な関係に限定され
るものでもない。
【0042】《実施の形態3》次に、本発明に係る実施
の形態3のDC−DCコンバータについて添付の図5を
参照しつつ説明する。図5は本発明に係る実施の形態3
のDC−DCコンバータの構成を示す回路図である。図
5において、前述の実施の形態1のDC−DCコンバー
タにおける構成要素と同様の機能、構成を有するものに
は同一の符号を付してその説明は省略する。実施の形態
3において図1に示した実施の形態1の構成と異なるの
は、発振回路8に第3の比較器82、第4の比較器8
3、NOR回路84、及びPNPトランジスタ85が設
けられている点である。
【0043】第3の比較器82には第1の制御電圧Ve
1が正入力され、第2の所定値Vc2が負入力される。
第4の比較器83には第2の制御電圧Ve2が負入力さ
れ、第1の所定値Vc1が正入力される。第3の比較器
82と第4の比較器83の出力はNOR回路84に入力
され、NOR回路84の出力はPNPトランジスタ85
のベース端子に受電されている。PNPトランジスタ8
5は、充放電回路81への電源供給ラインに挿入され
る。
【0044】実施の形態3のDC−DCコンバータにお
いて、NOR回路84の出力がHになると、PNPトラ
ンジスタ85はオフ状態になり、充放電回路81への入
力直流電源1からの電源供給を遮断するよう構成されて
いる。従って、実施の形態3のDC−DCコンバータ
は、第1の制御電圧Ve1が第2の所定電圧Vc2より
低く、且つ第2の制御電圧Ve2が第1の所定電圧Vc
1より高い場合、充放電回路81は発振コンデンサへの
充放電電流の流入及び流出を停止する。即ち、実施の形
態3のDC−DCコンバータは発振回路8が動作を停止
する機能を有している。
【0045】実施の形態3のDC−DCコンバータは、
以上のように構成されているため、入力直流電圧Eiが
第1の設定値Eo1と第2の設定値Eo2との間にある
無制御動作領域において、充放電回路81への電源供給
が遮断され、発振回路8の動作が停止する。このような
構成は、無制御動作領域において発振回路8からの振動
電圧Vcの送出が不要であるためであり、発振回路8が
動作を停止することによる消費電力の低減化を図ること
ができる。
【0046】《実施の形態4》次に、本発明に係る実施
の形態4のDC−DCコンバータについて添付の図6を
参照しつつ説明する。図6は本発明に係る実施の形態4
のDC−DCコンバータの構成を示す回路図である。図
6において、前述の実施の形態1のDC−DCコンバー
タにおける構成要素と同様の機能、構成を有するものに
は同一の符号を付してその説明は省略する。
【0047】前述の実施の形態1から実施の形態3のD
C−DCコンバータにおいては、降圧コンバータ部と昇
圧コンバータ部とを有するDC−DCコンバータについ
て説明したが、本発明はこのような構成に限定されるも
のではなく、降圧コンバータ部のみの場合や昇圧コンバ
ータ部のみの場合にも本発明は適用できる。以下に説明
する実施の形態6は、降圧コンバータ部のみが設けられ
たDC−DCコンバータの場合である。
【0048】図6は本発明に係る実施の形態4のDC−
DCコンバータの構成を示す回路図である。図6に示す
ように、本発明に係る実施の形態4のDC−DCコンバ
ータには入力直流電圧Eiが入力されており、Pチャネ
ルMOSFETからなるスイッチ手段23、ダイオード
33、インダクタ40及び出力コンデンサ5が設けられ
ている。出力コンデンサ5の電圧Eoは出力直流電圧と
して出力される。スイッチ手段23、ダイオード33及
びインダクタ40とにより降圧コンバータ部が構成され
ている。
【0049】出力直流電圧Eoは、抵抗値R1を有する
第1の抵抗111と抵抗値R2を有する第2の抵抗11
2との直列回路によって検出される。直流電圧源である
基準電圧源110は基準電圧Vref を出力する。誤差増
幅器113は、第1の抵抗111と第2の抵抗112と
の接続点電圧と基準電圧Vref が入力されて、制御電圧
Veを出力する。この制御電圧Veは、出力直流電圧E
oが設定電圧 Eo1=Vref ・(R1+R2)/R1
より高くなろうとすると低下し、低くなろうとすると上
昇する。また、オフセット回路114は、制御電圧Ve
1が入力されて、制御電圧VeよりΔVだけ低い補助制
御電圧Vxを出力する。上記の基準電圧源110、第1
の抵抗111、第2の抵抗112、誤差増幅器114及
びオフセット回路114とにより出力検出回路11が構
成されている。
【0050】発振回路12は、発振コンデンサ120と
充放電回路121とにより構成されている。充放電回路
121は、振動電圧である発振コンデンサ120の電圧
Vcを第1の所定電圧Vc1と第2の所定電圧Vc2
(<Vc1)との間を周期的に増減するように、発振コ
ンデンサ120に充放電電流を流す。実施の形態4で
は、充電電流と放電電流は等しいものとする。そして振
動電圧Vcが補助制御電圧Vx以上の時の充放電電流を
I1とする。また、振動電圧Vcが補助制御電圧Vxよ
り低い時の充放電電流をI2とする。これらの充放電電
流は I1>I2 に設定されている。従って、振動電圧
Vcの上昇速度(上昇時の傾き)及び下降速度(下降時
の傾き)は、Vc<Vxの時に低速化(緩やかに)され
る。
【0051】実施の形態4における制御駆動回路13
は、比較器131と電力増幅器132とにより構成され
ている。比較器131は、制御電圧Veと振動電圧Vc
とを比較して、Ve<Vcの時にLレベルとなる信号を
出力する。電力増幅器132は比較器131の出力信号
を電力増幅して、スイッチ手段23をオンオフ動作させ
る。従って、制御駆動回路13はスイッチ手段23をオ
ンオフ制御して、出力直流電圧Eoを設定電圧 Eo1
=Vref ・(R1+R2)/R1 に調整しようとす
る。
【0052】次に、上記のように構成された実施の形態
4のDC−DCコンバータの動作を説明する。なお、実
施の形態4のDC−DCコンバータの動作は、前述の実
施の形態2のDC-DCコンバータにおける降圧動作領
域から無制御動作領域までの動作と同様であり、動作波
形も図4の(a)、(b)及び(c)の各領域と同様で
ある。従って、実施の形態4における降圧動作領域から
無制御動作領域までの動作の説明は省略する。
【0053】まず、入力直流電圧Eiが設定電圧 Eo
1=Vref ・(R1+R2)/R1より充分高い場合、
補助制御電圧Vxは第2の所定電圧Vc2より低いた
め、充放電電流はI1である。即ち、振動電圧Vcの周
期、即ちスイッチ手段23のスイッチング周期Tは一定
である。制御駆動回路13において、制御電圧Veと振
動電圧Vcとが比較されて、主スイッチ手段2をオンオ
フ制御する。これにより、出力直流電圧Eoは設定電圧
Eo1=Vref ・(R1+R2)/R1 に安定化され
る。スイッチ手段23のオン時間をTon1、オフ時間
をToff1とし、振動電圧Vcの周期即ちスイッチン
グ周期をTとすると、入出力電圧の関係は、 Eo/E
i=Ton1/T となる。
【0054】次に、入力直流電圧Eiが低下し、補助制
御電圧Vxと振動電圧Vcとが交差するようになると、
スイッチ手段23のオン時間Ton1は長くなり、オフ
時間Toff1は短くなっていく。実施の形態4におい
て、スイッチ手段23のオン時間Ton1の決定要因で
もある発振コンデンサ120への充放電電流I2は、オ
フ時間Toff1の決定要因である充放電電流I1より
小さく設定されている。従って、入力直流電圧Eiの低
下とともに、延長されるスイッチ手段23のオン時間T
on1の影響の方が大きく、スイッチング周期Tは長く
なっていく。
【0055】さらに、入力直流電圧Eiが第1の設定電
圧 Eo1=Vref ・(R1+R2)/R1 に達する
と、制御電圧Veは第1の所定電圧Vc1に到達する。
この結果、スイッチ手段23のオフ時間Toff1はゼ
ロとなり、スイッチ手段23は常時オン状態となる。即
ち、入力直流電圧Eiが出力直流電圧Eoとして直接出
力される無制御動作となる。
【0056】以上のように、実施の形態4によれば、入
力直流電圧Eiが低く、無制御動作領域に近い場合、入
力直流電圧Eiの低下とともに、スイッチング周期Tは
長くなり、スイッチング損失が低減される。やがて入力
直流電圧Eiが設定電圧 Eo1=Vref ・(R1+R
2)/R1 以下の場合には、スイッチ手段23は常時
オン状態となり、入力直流電圧Eiが出力直流電圧Eo
として直接出力される。即ち、このとき無制御動作領域
となり、スイッチング損失の無い高効率な動作となる。
このため、実施の形態4においては、降圧動作領域と無
制御動作領域との間の移行動作時において、電力損失が
抑制され、移行動作がスムーズに行われる。一方、入力
直流電圧Eiが充分高い場合は、実施の形態4のDC−
DCコンバータにおいては、一定のスイッチング周期で
動作する。即ち、実施の形態4のDC−DCコンバータ
においては、動作周波数の変動を入出力電圧の接近する
無制御動作領域近辺に限定することができる。
【0057】なお、上記実施の形態4においては、DC
−DCコンバータが降圧コンバータのみの場合について
説明したが、本発明のDC−DCコンバータは昇圧コン
バータにも同様に適用できることは言うまでもない。本
発明のDC−DCコンバータが昇圧コンバータの場合に
は、入力直流電圧が設定したい出力直流電圧以上のと
き、スイッチング損失の無い高効率な無制御動作領域と
なる。また、この場合、入力直流電圧の低下とともに動
作周波数が上昇する昇圧動作を行うので、無制御動作領
域と昇圧動作領域との間の移行動作時において、電力損
失の増減が抑制され、移行動作がスムーズに行われる。
また、本発明のDC−DCコンバータが昇圧コンバータ
の場合、入力直流電圧Eiが充分低くなると、一定のス
イッチング周期で動作する。即ち、動作周波数の変動を
入出力電圧の接近する無制御動作領域近辺に限定するこ
とができる。なお、実施の形態4の無制御動作領域にお
いても、振動電圧が不要であることは前述の実施の形態
3と同様である。従って、実施の形態4のDC−DCコ
ンバータは無制御動作領域において発振回路12が動作
を停止するよう構成することにより、さらに低損失化を
図ることが可能である。
【0058】《実施の形態5》次に、本発明に係る実施
の形態5のDC−DCコンバータについて添付の図7及
び図8を参照しつつ説明する。図7は本発明に係る実施
の形態5のDC−DCコンバータの構成を示す回路図で
ある。図7において、前述の実施の形態1のDC−DC
コンバータにおける構成要素と同様の機能、構成を有す
るものには同一の符号を付してその説明は省略する。図
7に示すように、本発明に係る実施の形態5のDC−D
Cコンバータには入力直流電圧Eiが入力されており、
PチャネルMOSFETからなる第1の主スイッチ手段
21、ダイオードからなる第1の整流手段31、インダ
クタ4、NチャネルMOSFETからなる第2の主スイ
ッチ手段22、ダイオードからなる第2の整流手段32
及び出力コンデンサ5が設けられている。出力コンデン
サ5の電圧Eoは出力直流電圧として出力される。第1
の主スイッチ手段21、第1の整流手段31及びインダ
クタ4とにより降圧コンバータ部2が構成されており、
インダクタ4、第2の主スイッチ手段22及び第2の整
流手段32とにより昇圧コンバータ部3が構成されてい
る。
【0059】出力直流電圧Eoは、抵抗値R1を有する
第1の抵抗141と抵抗値R2を有する第2の抵抗14
2の直列回路によって検出される。直流電圧電源である
基準電圧源140は基準電圧Vref を出力する。誤差増
幅器143は、第1の抵抗141と第2の抵抗142と
の接続点電圧と基準電圧Vref が入力され、制御電圧V
eを出力する。制御電圧Veは、出力直流電圧Eoが設
定電圧 Eo1=Vref・(R1+R2)/R1 より高
くなろうとすると低下し、低くなろうとすると上昇す
る。また、オフセット回路144は制御電圧Veが入力
されて、制御電圧VeよりΔVだけ低い補助制御電圧V
xを出力する。上記の基準電圧源140、第1の抵抗1
41、第2の抵抗142、誤差増幅器143及びオフセ
ット回路144とにより出力検出回路14が構成され
る。
【0060】発振回路15は、発振コンデンサ150と
充放電回路151から構成される。充放電回路151
は、振動電圧である発振コンデンサ150の電圧Vcを
第1の所定電圧Vc1と第2の所定電圧Vc2(<Vc
1)との間を周期的に増減するように、発振コンデンサ
150に充放電電流を流す。実施の形態5において、充
電電流と放電電流は等しいものとする。そして振動電圧
Vcが制御電圧Ve以上の時と、振動電圧Vcが補助制
御電圧Vx以下の時の充放電電流をI1とする。また、
振動電圧Vcが制御電圧Ve1より低く補助制御電圧V
xより高い時の充放電電流をI2とする。充放電電流は
I1>I2 に設定されている。従って、振動電圧Vc
の上昇速度(上昇時の傾き)及び下降速度(下降時の傾
き)は、Vx<Vc<Veの時に低速化(緩やかに)さ
れる。
【0061】第1の制御駆動回路9は、第1の比較器9
1と第1の電力増幅器92とから構成される。第1の比
較器91は、制御電圧Veと振動電圧Vcとを比較し
て、Ve>Vc の時にLレベルとなる信号を出力す
る。第1の電力増幅器92は第1の比較器91の出力信
号を電力増幅して、第1の主スイッチ手段21をオンオ
フ動作させる。従って、第1の制御駆動回路9は、第1
の主スイッチ手段21をオンオフ制御して、出力直流電
圧Eoを設定電圧 Eo1=Vref ・(R1+R2)/
R1 に調整する。第2の制御駆動回路10は、第2の
比較器101と第2の電力増幅器102とから構成され
る。第2の比較器101は、補助制御電圧Vxと振動電
圧Vcとを比較して、Vx<Vc の時にLレベルとな
る信号を出力する。第2の電力増幅器102は第2の比
較器101の出力信号を電力増幅して、第2の主スイッ
チ手段22をオンオフ動作させる。従って、第2の制御
駆動回路10は第2の主スイッチ手段22をオンオフ制
御して、出力直流電圧Eoを設定電圧 Eo1=Vref・
(R1+R2)/R1 に調整する。
【0062】次に、本発明に係る実施の形態5のDC−
DCコンバータにおける動作について説明する。図8は
実施の形態5のDC−DCコンバータにおける各部の動
作を示す波形図である。図8において、入力直流電圧E
iが徐々に低下していくに従い、振動電圧Vc、制御電
圧Ve、補助制御電圧Vx、第1の主スイッチ手段21
のオンオフ動作(駆動信号Vg1)、及び第2の主スイ
ッチ手段22のオンオフ動作(駆動信号Vg2)の様子
を示している。
【0063】まず、入力直流電圧Eiが設定電圧 Eo
1=Vref ・(R1+R2)/R1より高い場合、図8
の(a)の領域に示すように、補助制御電圧VxはLレ
ベルに固定されているため、第2の主スイッチ手段22
は常時オフ状態となる。この領域において、制御電圧V
eと振動電圧Vcとは交差するので、第1の主スイッチ
手段21はオンオフ動作する。即ち、実施の形態5のD
C−DCコンバータは降圧コンバータとして動作し、出
力直流電圧Eoは設定電圧 Eo1=Vref ・(R1+
R2)/R1 に安定化される。第1の主スイッチ手段
21のオン時間をTon1、オフ時間をToff1と
し、振動電圧Vcの周期即ちスイッチング周期をTとす
ると、入出力電圧の関係は、 Eo/Ei=Ton1/
T となる。
【0064】このとき、入力直流電圧Eiの低下ととも
に、制御電圧Veは上昇し、第1の主スイッチ手段21
のオン時間Ton1は長くなり、オフ時間Toff1は
短くなっていく。実施の形態5において、第1の主スイ
ッチ手段21のオン時間Ton1の決定要因でもある発
振コンデンサ140への充放電電流I2は、オフ時間T
off1の決定要因である充放電電流I1より小さく設
定されている。従って、入力直流電圧Eiの低下ととも
に、延長される第1の主スイッチ手段21のオン時間T
on1の影響の方が大きく、スイッチング周期Tは長く
なっていく。
【0065】入力直流電圧Eiが低下し、設定電圧Eo
1=Vref ・(R1+R2)/R1に近づくと、図8の
(b)の領域に示すように、補助制御電圧Vxは振動電
圧Vcと交差するようになる。また、このとき第2の主
スイッチ手段22もオンオフ動作するようになる。さら
に、第2の主スイッチ手段22のオン期間であるVc<
Vxでは、充放電電流はI1となるので、振動電圧Vc
の周期、即ちスイッチング周期Tは一定となる。この動
作領域は、第1の主スイッチ手段21と第2の主スイッ
チ手段22がともにオンオフ動作する。即ち、降圧コン
バータ部と昇圧コンバータ部が同時に動作する昇降圧動
作領域である。第2の主スイッチ手段22のオン時間を
Ton2とすると、入出力電圧の関係は、 Eo/Ei
=Ton1/(T−Ton2) となる。
【0066】入力直流電圧Eiがさらに低下し、設定電
圧Eo1=Vref ・(R1+R2)/R1を下回ると、
図8の(c)の領域に示すように、やがて制御電圧Ve
は第1の所定電圧Vc1より高くなる。このとき第1の
主スイッチ手段21のオフ時間Toff1はゼロとな
り、第1の主スイッチ手段21は常時オン状態となる。
実施の形態5のDC−DCコンバータは第2の主スイッ
チ手段22のみがオンオフ動作する昇圧コンバータとし
て動作し、出力直流電圧Eoは設定電圧 Eo1=Vref
・(R1+R2)/R1 に安定化される。第2の主ス
イッチ手段22のオン時間をTon2、オフ時間をTo
ff2とし、振動電圧Vcの周期即ちスイッチング周期
をTとすると、入出力電圧の関係は、 Eo/Ei=1
/(1−Ton2/T) となる。
【0067】このとき、入力直流電圧Eiの低下ととも
に、補助制御電圧Vxは上昇し、第2の主スイッチ手段
22のオン時間Ton2は長くなり、オフ時間Toff
2は短くなっていく。実施の形態5において、第2の主
スイッチ手段22のオン時間Ton2の決定要因でもあ
る発振コンデンサ80への充放電電流I1は、オフ時間
Toff2の決定要因である充放電電流I2より大きく
設定されている。従って、入力直流電圧Eiの低下とと
もに、短縮される第2の主スイッチ手段22のオフ時間
Toff2の影響の方が大きく、スイッチング周期Tは
短くなっていく。
【0068】以上のように、実施の形態5によれば、入
力直流電圧Eiが設定電圧 Eo1=Vref ・(R1+
R2)/R1 付近の場合には、第1の主スイッチ手段
21と第2の主スイッチ手段22がともにオンオフ動作
する昇降圧動作領域となる。しかし、その動作周波数は
低下されているので、降圧動作と昇圧動作が同時に行わ
れることによる、スイッチング損失の増大を抑制するこ
とができる。しかも、降圧動作領域においては、入力直
流電圧Eiが低いほど、スイッチング周期Tは長くな
り、スイッチング損失が低減される。また、昇圧動作領
域においても、入力直流電圧Eiが高いほど、スイッチ
ング周期Tは長くなり、スイッチング損失が低減され
る。このため、実施の形態5のDC−DCコンバータに
おいては、降圧動作領域と昇降圧動作領域との移行動作
時、あるいは昇降圧動作領域と昇圧動作領域との移行動
作時において、電力損失の増減が抑制され、移行動作が
スムーズに行われる。
【0069】なお、実施の形態5のDC−DCコンバー
タにおいても、前述の実施の形態2で示したように、補
助制御電圧をさらに追加することにより、入力直流電圧
が充分高い降圧動作領域において、または入力直流電圧
が充分低下した昇圧動作領域においては一定のスイッチ
ング周期で動作させることができる。即ち、このように
構成することにより、DC−DCコンバータにおける動
作周波数の変動を入出力電圧の接近する昇降圧動作領域
近辺に限定することができる。
【0070】
【発明の効果】以上、実施の形態で詳細に説明したとこ
ろから明らかなように、本発明は次の効果を有する。本
発明に係るDC−DCコンバータは、入力直流電圧が入
力され、降圧コンバータ部と昇圧コンバータ部を介し
て、出力コンデンサから出力直流電圧を負荷へ供給する
とともに、降圧動作中においては入力直流電圧が低いほ
ど、降圧コンバータ部の動作周波数が低くなる動作領域
を有することにより、降圧動作領域と無制御動作領域と
の移行動作時、もしくは降圧動作領域と昇降圧動作領域
との移行動作時において、電力損失の増加が抑制され、
移行動作がスムーズに行われる効果を奏する。また、本
発明に係るDC−DCコンバータは、昇圧動作中におい
て、入力直流電圧が高いほど、昇圧コンバータ部の動作
周波数が低くなる動作領域を有することにより、無制御
動作領域と昇圧動作領域との移行動作時、もしくは昇降
圧動作領域と昇圧動作領域との移行動作時において、電
力損失の増減が抑制され、移行動作がスムーズに行われ
る。
【0071】また、本発明に係るDC−DCコンバータ
においては、入力直流電圧が入力され、降圧コンバータ
部を介して、出力コンデンサから出力直流電圧を負荷へ
供給するとともに、入力直流電圧が低いほど、動作周波
数が低くなる動作領域を有することにより、降圧動作領
域と無制御動作領域の移行動作時において、電力損失の
増加が抑制され、移行動作がスムーズに行われる。また
は、本発明に係るDC−DCコンバータにおいては、入
力直流電圧が入力され、昇圧コンバータ部を介して、出
力コンデンサから出力直流電圧を負荷へ供給するととも
に、入力直流電圧が高いほど、動作周波数が低くなる動
作領域を有することにより、無制御動作領域と昇圧動作
領域の移行動作時において、電力損失の増減が抑制さ
れ、移行動作がスムーズに行われる。
【0072】また、本発明のDC−DCコンバータは、
制御電圧とは別に動作周波数の変動領域を決める補助制
御電圧を設定することにより、動作周波数の変動を入出
力電圧の接近する無制御動作領域近辺、もしくは昇降圧
動作領域近辺に限定することができる。さらには、本発
明のDC−DCコンバータは、無制御動作領域において
発振回路は動作を停止する機能を有することにより、無
制御動作領域での電力損失をさらに低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態1におけるDC−DC
コンバータの構成を示す回路図である。
【図2】本発明に係る実施の形態1におけるDC−DC
コンバータの動作を示す波形図である。
【図3】本発明に係る実施の形態2におけるDC−DC
コンバータの構成を示す回路図である。
【図4】本発明に係る実施の形態2におけるDC−DC
コンバータの動作を示す波形図である。
【図5】本発明に係る実施の形態3におけるDC−DC
コンバータの構成を示す回路図である。
【図6】本発明に係る実施の形態4におけるDC−DC
コンバータの構成を示す回路図である。
【図7】本発明に係る実施の形態5におけるDC−DC
コンバータの構成を示す回路図である。
【図8】本発明に係る実施の形態5におけるDC−DC
コンバータの動作を示す波形図である。
【図9】従来のDC−DCコンバータの構成を示す回路
図である。
【符号の説明】
1 入力直流電源 2 降圧コンバータ部 3 昇圧コンバータ部 4 インダクタ 5 出力コンデンサ 6 負荷 7 出力検出回路 8 発振回路 9 第1の制御駆動回路 10 第2の制御駆動回路 21 第1の主スイッチ手段 31 第1の整流手段 22 第2の主スイッチ手段 32 第2の整流手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H730 AA14 AS01 AS04 AS05 BB15 BB86 BB88 DD04 EE59 FD01 FG05 FG07 FG22

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力直流電源と、降圧コンバータ部と、
    昇圧コンバータ部と、出力コンデンサとを有し、前記入
    力直流電源からの入力直流電圧を前記降圧コンバータ部
    と前記昇圧コンバータ部とを介して前記出力コンデンサ
    から負荷へ供給するDC−DCコンバータであって、 前記降圧コンバータ部は、前記入力直流電圧が第1の設
    定電圧より高い場合に降圧動作を行い、当該降圧動作中
    において前記入力直流電圧が低いほど動作周波数が低く
    なる動作領域を有し、 前記昇圧コンバータ部は、前記入力直流電圧が前記第1
    の設定電圧より低い第2の設定電圧より低い場合に昇圧
    動作を行い、当該昇圧動作中において前記入力直流電圧
    が高いほど動作周波数が低くなる動作領域を有してお
    り、 前記入力直流電圧が前記第1の設定電圧と前記第2の設
    定電圧との間にある場合に入力直流電圧を負荷へ直接的
    に供給するよう構成されたDC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 入力直流電源に接続される第1の主スイ
    ッチ手段と第1の整流手段とインダクタとを有する降圧
    コンバータ部と、 前記インダクタを共有して第2の主スイッチ手段と第2
    の整流手段とを有する昇圧コンバータ部と、 出力直流電圧を負荷へ供給するための出力コンデンサ
    と、 前記出力直流電圧を検出し、第1の設定電圧と前記出力
    直流電圧との誤差情報を有する第1の制御電圧を出力す
    るとともに、前記第1の設定電圧より低い第2の設定電
    圧と前記出力直流電圧との誤差情報を有する第2の制御
    電圧を出力する出力検出回路と、 第1の所定電圧と前記第1の所定電圧より低い第2の所
    定電圧との間を周期的に増減する振動電圧を出力し、前
    記振動電圧が前記第1の制御電圧と前記第2の制御電圧
    の間にある場合に前記振動電圧の上昇速度または下降速
    度を低速化する機能を有する発振回路と、 前記第1の制御電圧と前記振動電圧とを比較して、少な
    くとも前記第1の主スイッチ手段をオンオフ制御する第
    1の制御駆動回路と、 前記第2の制御電圧と前記振動電圧とを比較して、少な
    くとも前記第2の主スイッチ手段をオンオフ制御する第
    2の制御駆動回路と、 を具備する請求項1記載のDC−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記出力検出回路は、前記第1の制御電
    圧と前記第2の制御電圧を出力する機能に加えて、前記
    第1の制御電圧と所定の電位差を有する第1の補助制御
    電圧を出力する機能を有し、 前記発振回路は、前記振動電圧が前記第1の制御電圧と
    前記第2の制御電圧の間にある時の代わりに、前記振動
    電圧が前記第1の補助制御電圧と前記第2の制御電圧の
    間にある時、前記振動電圧の上昇速度または下降速度を
    低速化する機能を有する請求項2記載のDC−DCコン
    バータ。
  4. 【請求項4】 前記出力検出回路は、前記第1の制御電
    圧と前記第2の制御電圧を出力する機能に加えて、前記
    第2の制御電圧と所定の電位差を有する第2の補助制御
    電圧を出力する機能を有し、 前記発振回路は、前記振動電圧が前記第1の制御電圧と
    前記第2の制御電圧の間にある時の代わりに、前記振動
    電圧が前記第1の制御電圧と前記第2の補助制御電圧の
    間にある時、前記振動電圧の上昇速度または下降速度を
    低速化する機能を有する請求項2記載のDC−DCコン
    バータ。
  5. 【請求項5】 前記出力検出回路は、前記第1の制御電
    圧と前記第2の制御電圧を出力する機能に加えて、前記
    第1の制御電圧と所定の電位差を有する第1の補助制御
    電圧を出力する機能と、前記第2の制御電圧と所定の電
    位差を有する第2の補助制御電圧を出力する機能を有
    し、 前記発振回路は、前記振動電圧が前記第1の制御電圧と
    前記第2の制御電圧の間にある時の代わりに、前記振動
    電圧が前記第1の補助制御電圧と前記第2の補助制御電
    圧の間にある時、前記振動電圧の上昇速度または下降速
    度を低速化する機能を有する請求項2記載のDC−DC
    コンバータ。
  6. 【請求項6】 前記第1の制御電圧が前記第1の所定電
    圧より高く、且つ前記第2の制御電圧が前記第2の所定
    電圧より低い場合、または、前記第1の制御電圧が前記
    第2の所定電圧より低く、且つ前記第2の制御電圧が前
    記第1の所定電圧より高い場合に、前記発振回路が動作
    を停止するよう構成された請求項2、3、4、又は5記
    載のDC−DCコンバータ。
  7. 【請求項7】 入力直流電源と、降圧コンバータ部と、
    出力コンデンサとを有し、前記入力直流電源からの入力
    直流電圧を前記降圧コンバータ部を介して前記出力コン
    デンサから負荷へ供給するDC−DCコンバータであっ
    て、 前記降圧コンバータ部は、前記入力直流電圧の変動に対
    して前記出力直流電圧を安定化するよう降圧動作を行
    い、前記入力直流電圧が低いほど動作周波数が低くなる
    動作領域を有するDC−DCコンバータ。
  8. 【請求項8】 入力直流電源と、昇圧コンバータ部と、
    出力コンデンサとを有し、前記入力直流電源からの入力
    直流電圧を前記降圧コンバータ部を介して前記出力コン
    デンサから負荷へ供給するDC−DCコンバータであっ
    て、 前記入力直流電圧の変動に対して前記出力直流電圧を安
    定化するよう昇圧動作を行い、前記入力直流電圧が高い
    ほど動作周波数が低くなる動作領域を有するDC−DC
    コンバータ。
  9. 【請求項9】 入力直流電源と、降圧コンバータ部と、
    昇圧コンバータ部と、出力コンデンサとを有し、前記入
    力直流電源からの入力直流電圧を前記降圧コンバータ部
    と前記昇圧コンバータ部とを介して前記出力コンデンサ
    から負荷へ供給するDC−DCコンバータであって、 前記降圧コンバータ部は、前記入力直流電圧が設定電圧
    より高い場合に降圧動作を行い、当該降圧動作中におい
    て前記入力直流電圧が低いほど、前記降圧コンバータ部
    の動作周波数が低くなる動作領域を有し、 前記昇圧コンバータ部は、前記入力直流電圧が設定電圧
    より低い場合に昇圧動作を行い、当該昇圧動作中におい
    て前記入力直流電圧が高いほど、前記昇圧コンバータ部
    の動作周波数が低くなる動作領域を有ており、 前記入力直流電圧が前記設定電圧近傍である場合に降圧
    動作と昇圧動作を同時に行うよう構成されたDC−DC
    コンバータ。
  10. 【請求項10】 入力直流電源に接続される第1の主ス
    イッチ手段と第1の整流手段とインダクタとを有する降
    圧コンバータ部と、 前記インダクタを共有して第2の主スイッチ手段と第2
    の整流手段とを有する昇圧コンバータ部と、 出力直流電圧を負荷へ供給するための出力コンデンサ
    と、 前記出力直流電圧を検出し、設定電圧と前記出力直流電
    圧との誤差情報を有する第1の制御電圧を出力するとと
    もに、前記第1の制御電圧との間に所定の電位差を有す
    る第2の制御電圧を出力する出力検出回路と、 第1の所定電圧と前記第1の所定電圧より低い第2の所
    定電圧との間を周期的に増減する振動電圧を出力し、前
    記第1の所定電圧と前記第2の所定電圧との間の電位差
    が前記第1の制御電圧と前記第2の制御電圧との間の電
    位差以上に設定され、前記振動電圧が前記第1の制御電
    圧と前記第2の制御電圧との間にある時、前記振動電圧
    の上昇速度または下降速度を低速化する機能を有する発
    振回路と、 前記第1の制御電圧と前記振動電圧とを比較して、少な
    くとも前記第1の主スイッチ手段をオンオフ制御する第
    1の制御駆動回路と、 前記第2の制御電圧と前記振動電圧とを比較して、少な
    くとも前記第2の主スイッチ手段をオンオフ制御する第
    2の制御駆動回路と、 を具備する請求項9記載のDC−DCコンバータ。
JP2001316928A 2001-10-15 2001-10-15 Dc−dcコンバータ Pending JP2003125576A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001316928A JP2003125576A (ja) 2001-10-15 2001-10-15 Dc−dcコンバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001316928A JP2003125576A (ja) 2001-10-15 2001-10-15 Dc−dcコンバータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003125576A true JP2003125576A (ja) 2003-04-25

Family

ID=19134869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001316928A Pending JP2003125576A (ja) 2001-10-15 2001-10-15 Dc−dcコンバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003125576A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005045943A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 昇降圧dc−dcコンバータ
JP2006034069A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 昇降圧チョッパ回路
WO2009082010A1 (ja) * 2007-12-26 2009-07-02 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. ハイブリッド型建設機械及びハイブリッド型建設機械の制御方法
JP2009191463A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Sumitomo Heavy Ind Ltd ハイブリッド型建設機械
JP2009293322A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Sumitomo Heavy Ind Ltd 昇降圧コンバータの駆動制御装置及びこれを含むハイブリッド型建設機械
KR100968557B1 (ko) * 2006-11-21 2010-07-08 가부시키가이샤 리코 승압/강압형 스위칭 레귤레이터 및 그 동작 제어방법
CN101453161B (zh) * 2007-11-30 2011-01-12 瑞昱半导体股份有限公司 具有过电流保护的切换式转换器
CN102570800A (zh) * 2011-12-28 2012-07-11 上海微频莱机电科技有限公司 恒压输出装置
JP2015037342A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 株式会社オートネットワーク技術研究所 降圧装置、昇圧装置及び変圧装置
KR20150119450A (ko) * 2013-09-27 2015-10-23 가부시끼가이샤교산세이사꾸쇼 전압형 직류전원장치 및 전압형 직류전원장치의 제어방법
JP2016163386A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 株式会社日立製作所 電力変換装置
WO2016199981A1 (ko) * 2015-06-11 2016-12-15 대성전기공업 주식회사 안정성이 향상된 양방향 비절연 dc-dc 컨버터
WO2017073829A1 (ko) * 2015-10-30 2017-05-04 엘에스오토모디브 주식회사 안정성이 향상된 양방향 비절연 dc-dc 컨버터
US9800155B2 (en) 2014-12-15 2017-10-24 Denso Corporation DC-DC converter

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005045943A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 昇降圧dc−dcコンバータ
JP2006034069A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 昇降圧チョッパ回路
JP4535492B2 (ja) * 2004-07-21 2010-09-01 株式会社京三製作所 昇降圧チョッパ回路
US7777467B2 (en) 2006-11-21 2010-08-17 Ricoh Company, Ltd. Voltage rising/falling type switching regulator and operation control method thereof
KR100968557B1 (ko) * 2006-11-21 2010-07-08 가부시키가이샤 리코 승압/강압형 스위칭 레귤레이터 및 그 동작 제어방법
CN101453161B (zh) * 2007-11-30 2011-01-12 瑞昱半导体股份有限公司 具有过电流保护的切换式转换器
US8544576B2 (en) 2007-12-26 2013-10-01 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Hybrid construction machine and method of controlling hybrid construction machine
CN103174185A (zh) * 2007-12-26 2013-06-26 住友重机械工业株式会社 混合式施工机械及混合式施工机械的控制方法
JP5269811B2 (ja) * 2007-12-26 2013-08-21 住友重機械工業株式会社 ハイブリッド型建設機械及びハイブリッド型建設機械の制御方法
WO2009082010A1 (ja) * 2007-12-26 2009-07-02 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. ハイブリッド型建設機械及びハイブリッド型建設機械の制御方法
JP2009191463A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Sumitomo Heavy Ind Ltd ハイブリッド型建設機械
JP2009293322A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Sumitomo Heavy Ind Ltd 昇降圧コンバータの駆動制御装置及びこれを含むハイブリッド型建設機械
CN102570800A (zh) * 2011-12-28 2012-07-11 上海微频莱机电科技有限公司 恒压输出装置
JP2015037342A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 株式会社オートネットワーク技術研究所 降圧装置、昇圧装置及び変圧装置
KR101586183B1 (ko) 2013-09-27 2016-01-15 가부시끼가이샤교산세이사꾸쇼 전압형 직류전원장치 및 전압형 직류전원장치의 제어방법
KR20150119450A (ko) * 2013-09-27 2015-10-23 가부시끼가이샤교산세이사꾸쇼 전압형 직류전원장치 및 전압형 직류전원장치의 제어방법
US9800155B2 (en) 2014-12-15 2017-10-24 Denso Corporation DC-DC converter
JP2016163386A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 株式会社日立製作所 電力変換装置
CN105932879A (zh) * 2015-02-27 2016-09-07 株式会社日立制作所 电力转换装置
US9887638B2 (en) 2015-02-27 2018-02-06 Hitachi, Ltd. Power conversion apparatus with frequency operation change based on input voltage
EP3062433B1 (en) * 2015-02-27 2018-09-12 Hitachi, Ltd. Power conversion apparatus
CN105932879B (zh) * 2015-02-27 2019-03-15 株式会社日立制作所 电力转换装置
WO2016199981A1 (ko) * 2015-06-11 2016-12-15 대성전기공업 주식회사 안정성이 향상된 양방향 비절연 dc-dc 컨버터
WO2017073829A1 (ko) * 2015-10-30 2017-05-04 엘에스오토모디브 주식회사 안정성이 향상된 양방향 비절연 dc-dc 컨버터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7872458B2 (en) DC-to-DC converter
KR100737794B1 (ko) Dc-dc 컨버터, dc-dc 컨버터의 제어 회로 및dc-dc 컨버터의 제어 방법
US7609039B2 (en) Controller and control method for DC-DC converter
JP3872331B2 (ja) Dc−dcコンバータ及び電源回路
US6903536B2 (en) PFC-PWM controller having interleaved switching
JP4997891B2 (ja) Dc−dcコンバータ及びdc−dcコンバータの制御方法
US7298124B2 (en) PWM regulator with discontinuous mode and method therefor
JP5085397B2 (ja) 電源装置および半導体集積回路装置
JP5034399B2 (ja) スイッチングレギュレータ
TWI523396B (zh) 順向轉換器及二次側開關控制器
JPH07177731A (ja) 不連続モードで動作するdc−dcコンバータ
KR20090028498A (ko) 스위칭 레귤레이터 및 그 제어 방법
JP2009153364A (ja) スイッチング電源装置
JP2003125576A (ja) Dc−dcコンバータ
JP2008079378A (ja) 電子機器
JP2010035370A (ja) Dc−dcコンバータ用集積回路及びdc−dcコンバータ
CN109742943B (zh) 升降压型开关电路的控制电路和控制方法
JP4487649B2 (ja) 昇降圧型dc−dcコンバータの制御装置
CN114981747A (zh) 电流模式dc-dc转换器
JP4548100B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JP5460138B2 (ja) スイッチング素子の駆動回路、コンバータ
JP7006840B2 (ja) スイッチング制御回路、電源回路
JP2006166667A (ja) スイッチングレギュレータ
JP2000201473A (ja) Dc/dcコンバ―タ
JP4325413B2 (ja) 同期整流式dc/dcコンバータ