JP2003124746A - 電圧制御型発振器、発振器用シールドケース、受信装置および通信装置 - Google Patents

電圧制御型発振器、発振器用シールドケース、受信装置および通信装置

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JP2003124746A
JP2003124746A JP2001315533A JP2001315533A JP2003124746A JP 2003124746 A JP2003124746 A JP 2003124746A JP 2001315533 A JP2001315533 A JP 2001315533A JP 2001315533 A JP2001315533 A JP 2001315533A JP 2003124746 A JP2003124746 A JP 2003124746A
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JP
Japan
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shield case
amplifier
controlled oscillator
opening
oscillator
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JP2001315533A
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English (en)
Inventor
Yutaka Takada
豊 高田
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド効果を維持しつつ、放熱性を向上さ
せる。 【解決手段】 シールドケース12の互いに対向する側
面に、矩形状の開口部13a、13bを形成するととも
に、その開口部13a、13bを増幅器2の近辺に配置
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電圧制御型発振器、
発振器用シールドケース、受信装置および通信装置に関
し、特に、高周波発振器に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波発振器では、発振器内部で
発生するノイズが外部に放射されたり、外部で発生した
ノイズが発振器内部に入射したりすることを防止するた
め、シールドケースが用いられている。例えば、特開平
10−215119号公報には、シールド効果を得るた
めに、電圧制御型発振器を構成する電子部品が実装され
た基板上に、導体からなる箱状のシールドケースを接合
する方法が開示されている。
【0003】また、特開平10−41709号公報に
は、アルミダイキャストなどを材料とした箱状のシール
ドケースで電圧制御型発振器を密閉するように包み込む
方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シールドケースでは、シールド効果を上げるために、密
閉構造が用いられている。この結果、シールドケース内
の通気性が悪化し、アンプなどの発熱部品がシールドケ
ース内にある場合には、シールドケース内の温度が上昇
する。
【0005】このため、回路の電気的特性が変化し、特
に、発振器では発振周波数が変化するという問題があっ
た。また、変化の激しい温度サイクルが繰り返されるた
め、部品の劣化が激しくなり、製品の寿命が短くなると
いう問題もあった。そこで、本発明の目的は、シールド
効果を維持しつつ、放熱性を向上させることが可能な電
圧制御型発振器、発振器用シールドケース、受信装置お
よび通信装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1記載の電圧制御型発振器によれば、増
幅器と、前記増幅器に対して帰還回路を構成する共振素
子と、前記増幅器および共振素子を覆うとともに、前記
増幅器で発生する熱を対流させる開口部が設けられたシ
ールドケースとを備えることを特徴とする。
【0007】これにより、シールドケースに局所的に開
口部を設けるだけで、シールドケース内部で発生した熱
を外部に放出させることが可能となり、シールド効果を
維持しつつ、放熱性を向上させることが可能となる。こ
のため、シールドケース内に増幅器が設けられている場
合においても、シールドケース内の温度の上昇を抑制す
ることが可能となり、発振器の発振周波数の変動を抑え
ることが可能となるとともに、部品の劣化を抑制して、
製品の寿命を向上させることが可能となる。
【0008】また、請求項2記載の電圧制御型発振器に
よれば、前記開口部は、前記シールドケースの互いに対
向する側面の少なくとも2個所に形成されていることを
特徴とする。これにより、シールドケースに開口部を形
成するだけで、増幅器で発生した熱がシールドケース内
に滞留することを防止して、増幅器で発生した熱を外部
に効率よく放出させることが可能となり、シールドケー
スの構成が複雑化することを防止しつつ、放熱性を向上
させることが可能となる。
【0009】また、請求項3記載の電圧制御型発振器に
よれば、前記開口部は円形状または矩形状であり、前記
円形状または矩形状の開口部の直径または長辺の長さ
は、発振周波数の波長の20分の1以下であることを特
徴とする。これにより、シールドケースに開口部を形成
した場合においても、シールド効果を維持しつつ、シー
ルドケース内部で発生した熱を外部に放出させることが
可能となる。
【0010】また、請求項4記載の電圧制御型発振器に
よれば、発振周波数を調整するレーザトリミング素子を
さらに備え、前記開口部は、前記レーザトリミング素子
の上方に形成されていることを特徴とする。これによ
り、シールドケース内部で発生した熱を外部に放出させ
ることを可能として、放熱性を向上させることが可能と
なるとともに、シールドケースの実装後に、発振周波数
を調整することが可能となり、量産性を向上させること
が可能となる。
【0011】また、請求項5記載の電圧制御型発振器に
よれば、前記シールドケースの上面に最も近い部品導体
部との距離は、1.8mm以上であることを特徴とす
る。これにより、実装部品上にシールドケースを設けた
場合においても、実装部品とシールドケースとの間の電
磁干渉により発生する損失を抑制することが可能とな
り、シールド効果を維持しつつ、発振器特性への悪影響
を抑えることができる。
【0012】また、請求項6記載の電圧制御型発振器に
よれば、増幅器と、前記増幅器に対して帰還回路を構成
する共振素子と、前記増幅器および共振素子が配置され
た基板と、前記基板上に設けられ、前記増幅器および共
振素子の周囲に配置された第1グランド層と、前記基板
の裏面に設けられた第2グランド層と、前記第1グラン
ド層と前記第2グランド層とを接続するビアと、前記増
幅器および共振素子を覆うとともに、前記第1グランド
層に接合するシールドケースと、前記シールドケースに
設けられ、前記増幅器で発生する熱を対流させる開口部
とを備えることを特徴とする。
【0013】これにより、電圧制御型発振器をマイクロ
ストリップライン構成とした場合においても、基板上に
シールドケースをかぶせるだけで、シールド効果を維持
しつつ、放熱性を向上させることが可能となり、シール
ドケースの構成を複雑化することなく、電圧制御型発振
器を安定して動作させることが可能となるとともに、電
圧制御型発振器のコンパクト化を図ることが可能とな
る。
【0014】また、請求項7記載の発振器用シールドケ
ースによれば、内部に設けられた発熱体から発生する熱
を対流させる開口部が形成されていることを特徴とす
る。これにより、シールドケースに局所的に開口部を設
けるだけで、シールドケース内部で発生した熱を外部に
放出させることが可能となり、シールド効果を維持しつ
つ、放熱性を向上させることが可能となる。
【0015】また、請求項8記載の発振器用シールドケ
ースによれば、前記開口部は、前記シールドケースの互
いに対向する側面の少なくとも2個所に形成されている
ことを特徴とする。これにより、シールドケースに開口
部を形成するだけで、発熱体から発生した熱を外部に効
率よく放出させることが可能となり、シールドケースの
構成が複雑化することを防止しつつ、放熱性を向上させ
ることが可能となる。
【0016】また、請求項9記載の発振器用シールドケ
ースによれば、前記開口部は円形状または矩形状であ
り、前記円形状または矩形状の開口部の直径または長辺
の長さは、発振周波数の波長の20分の1以下であるこ
とを特徴とする。これにより、シールドケースに開口部
を形成した場合においても、シールド効果の低減を抑制
しつつ、シールドケース内部で発生した熱を外部に放出
させることが可能となる。
【0017】また、請求項10記載の発振器用シールド
ケースによれば、前記開口部は、レーザトリミング素子
の配置位置に対応して形成されていることを特徴とす
る。これにより、シールドケース内部で発生した熱を外
部に放出させることを可能として、放熱性を向上させる
ことが可能となるとともに、発振器の組み立て実装後
に、発振周波数を調整することが可能となり、量産性を
向上させることが可能となる。
【0018】また、請求項11記載の発振器用シールド
ケースによれば、前記シールドケースの上面に最も近い
部品導体部との距離が1.8mm以上になるように、前
記シールドケースの高さが設定されていることを特徴と
する。これにより、実装部品上にシールドケースを設け
た場合においても、実装部品とシールドケースとの間の
電磁干渉により発生する損失を抑制することが可能とな
り、シールド効果を維持しつつ、発振器特性への悪影響
を抑えることができる。
【0019】また、請求項12記載の受信装置によれ
ば、光信号を電気信号に変換するフォトダイオードと、
前記電気信号からデータおよび同期信号を抽出するクロ
ックデータリカバリと、前記クロックデータリカバリを
動作させるための信号を供給する電圧制御発振器と、前
記クロックデータリカバリにより抽出されたシリアルデ
ータをパラレルデータに変換するデシリアライザと、前
記パラレルデータを復号する復号器とを備え、前記電圧
制御発振器は、増幅器と、前記増幅器に対して帰還回路
を構成する共振素子と、前記増幅器および共振素子を覆
うとともに、前記増幅器で発生する熱を対流させる開口
部が設けられたシールドケースとを備えることを特徴と
する。
【0020】これにより、電圧制御発振器の構成が複雑
化することを抑制しつつ、データ伝送速度が数ギガビッ
ト/秒から数10ギガビット/秒のデータ処理を安定し
て行なわせることが可能となるとともに、受信装置の寿
命を向上させることが可能となる。また、請求項13記
載の通信装置によれば、データのアクセス制御を行なう
アクセス制御部と、同期クロックを生成する発振器と、
前記発振器からの出力をもとに周波数制御を行なうPL
L制御部と、前記アクセス制御部から出力されたパラレ
ルデータと前記同期クロックとを合成し、符号化する符
号器と、前記前記同期クロックと合成されたパラレルデ
ータをシリアルデータに変換するシリアライザと、前記
シリアルデータを光信号に変換する半導体レーザと、前
記光信号を電気信号に変換するフォトダイオードと、前
記電気信号からデータおよび同期信号を抽出するクロッ
クデータリカバリと、前記クロックデータリカバリを動
作させるための信号を供給する電圧制御発振器と、前記
クロックデータリカバリにより抽出されたシリアルデー
タをパラレルデータに変換するデシリアライザと、前記
パラレルデータを復号し、前記アクセス制御部に出力す
る復号器とを備え、前記電圧制御発振器は、増幅器と、
前記増幅器に対して帰還回路を構成する共振素子と、前
記増幅器および共振素子を覆うとともに、前記増幅器で
発生する熱を対流させる開口部が設けられたシールドケ
ースとを備えることを特徴とする。
【0021】これにより、寿命が長く、安定して動作す
るギガビットネットワークシステムをコンパクトに構築
することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る電
圧制御型発振器について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電圧制御型発振器の
構成を示すブロック図である。
【0023】図1において、発振用の増幅器2の出力側
および入力側の帰還回路として、弾性表面波素子1と、
外部から制御電圧Vcを入力して発振ループ内の位相を
可変させる移相器3と、発振ループ内の位相を微調整す
る位相調整回路4と、発振ループ内の電力を等分配して
発振ループ外に出力する等分配器5が直列に介挿され、
これら各ブロックは一定の特性インピーダンス、例え
ば、50Ωに全て整合接続されている。
【0024】そして、移相器3によって帰還回路の位相
を変化させることにより、発振周波数を変化させること
ができる。ここで、移相器3として、−3dB90°ハ
イブリッドカプラとそれに付随したリアクタンス可変回
路を用いることにより、低挿入損失・低リターンロスで
大きな位相変化をもたらすことができる。
【0025】その結果、電圧制御型発振器の周波数可変
幅を大きく取ることができ、制御電圧Vcに対し、良好
な周波数可変特性を得ることが可能になり、数ギガビッ
ト/秒の伝送速度を上回る通信ネットワーク系の基準発
振器として用いることが可能となる。また、低挿入損失
・低リターンロスであることから、回路損失も最小限に
抑えることができ、出力変動が少なく、効率のよい電圧
制御型発振器を実現することができる。
【0026】さらに、等分配器5によって発振ループ内
のインピーダンスを乱すことなく、電力を等分配して発
振ループ外に出力することができるため、負荷に対して
より安定的な回路動作をさせることができる。また、弾
性表面波素子1、増幅器2、移相器3、位相調整回路4
および等分配器5をシールドケースで覆うとともに、増
幅器2近辺のシールドケースの互いに対向する側面の少
なくとも2個所に開口部を設けることにより、シールド
効果を維持しつつ、増幅器2で発した熱を開口部を介し
て外部に効率よく放出させることが可能となる。
【0027】このため、増幅器2で発した熱に弾性表面
波素子1が晒されることを抑制して、弾性表面波素子1
の温度上昇を抑えることが可能となり、発振周波数の変
動を抑制して、電圧制御型発振器を安定して動作させる
ことが可能となる。図2(a)は、本発明の第1実施形
態に係る発振器用シールドケースの構成を示す斜視図、
図2(b)は、図2(a)の発振器用シールドケースを
透視した場合の電圧制御型発振器の構成を示す斜視図、
図3(a)は、図2(b)のA−A線で切断した断面
図、図3(b)は、図2(b)のB−B線で切断した断
面図である。
【0028】図2、3において、多層基板11は、例え
ば、4層配線基板から構成され、この4層配線基板に
は、絶縁層Z1〜Z3を介して第1〜第4配線層が設け
られている。ここで、第2配線層にはグランド層G2が
設けられるとともに、第4配線層にはグランド層G3が
設けられ、第3配線層にはストリップラインSLが形成
されている。
【0029】そして、このストリップラインSLによ
り、−3dB90°ハイブリッドカプラや等分配器5を
分布定数回路で形成することができ、実装基板のコンパ
クト化を図ることができる。また、基板中に内蔵できな
い弾性表面波素子1、増幅器2およびチップ部品Pは第
1配線層上に搭載されるとともに、第1配線層には、こ
れらの部品を取り囲むようにしてグランド層G1が形成
されている。
【0030】そして、絶縁層Z1〜Z3には、これらの
グランド層G1〜G3を互いに接続するためのビアホー
ルB1〜B4が形成されている。また、多層基板11上
にはシールドケース12が配置され、シールドケース1
2は、例えば、半田付けにより多層基板11のグランド
層G1と接合される。これにより、多層基板11上にシ
ールドケース12をかぶせるだけで、弾性表面波素子1
や増幅器2などの部品をグランド層で取り囲むことが可
能となり、電圧制御型発振器のコンパクト化を図りつ
つ、シールド効果を得ることが可能となる。
【0031】また、シールドケース12の互いに対向す
る側面には、矩形状の開口部13a、13bが形成さ
れ、その開口部13a、13bは増幅器2の近辺に配置
されている。これにより、開口部13a、13bを通し
て増幅器2上を通過する気流の通り道を形成することが
可能となり、増幅器2で発生する熱をこの気流に乗せて
外部に逃がすことが可能となる。
【0032】このため、弾性表面波素子1が増幅器2で
発生する熱に晒されることを防止することが可能とな
り、弾性表面波素子1の温度上昇を抑制して、発振周波
数が狂うことを防止することが可能となる。ここで、矩
形状の開口部13a、13bの長辺の長さは、発振周波
数の波長の20分の1以下であることが好ましい。
【0033】これにより、シールドケース12に開口部
13a、13bを設けた場合においても、開口部13
a、13bから電磁波が漏れることを防止して、シール
ド効果を維持することが可能となる。なお、開口部13
a、13bの形状は矩形状以外にも、円形状またはそれ
以外の形状でもよい。
【0034】また、開口部13a、13bは打ち抜きな
どにより形成することができ、シールドケース12の構
成を複雑化することなく、シールドケース12内部の放
熱性を向上させることができる。ここで、実装された部
品の中で高さの一番高い導体部と、シールドケース12
上面との距離をHとした場合、この距離Hが小さいと、
シールドケース12の高さ方向のサイズを小さくするこ
とができ、発振器のより一層のコンパクト化が可能とな
る。
【0035】しかし、この距離Hが小さすぎると、金属
導体であるシールドケース12との間で電磁干渉が発生
し、発振器特性に悪影響を与える。図4(a)は、本発
明の一実施形態に係る電圧制御型発振器の距離Hと定在
波比(SWR)との関係を示す図である。なお、横軸
は、実装部品とシールドケース12上面との距離H、縦
軸は、定在波比(SWR)で示した影響度合いであり、
定在波比の値が1に近いほど、電磁干渉の影響が小さい
ことを示す。
【0036】図4(a)において、距離Hが小さくなる
と、定在波比は大きくなり、特に、距離Hが1mmより
小さくなると、定在波比は急激に大きくなる。図4
(b)は本発明の一実施形態に係る電圧制御型発振器の
距離Hと損失との関係を示す図である。なお、横軸は、
実装部品とシールドケース12上面との距離H、縦軸
は、実装部品とシールドケース12との間の電磁干渉に
より発生する損失を示す。
【0037】図4(b)において、距離Hが小さくなる
と、損失は大きくなり、特に、距離Hが1mmより小さ
くなると、損失は急激に大きくなる。一方、距離Hがあ
る程度以上になると、損失はほぼ一定になり、距離Hを
それ以上大きくしても、損失がほとんど減らない。この
ため、距離Hによる電磁干渉の影響および損失は、使用
周波数に依存するものの、概ね数GHz程度の範囲内で
あれば、距離H=1.8mm以上とすればよい。
【0038】これにより、電磁干渉の影響が顕著になら
ない範囲で、シールドケース12の高さを低くすること
が可能となり、電圧制御型発振器の基本特性を満足させ
つつ、電圧制御型発振器のコンパクト化を図ることが可
能となる。なお、上述した実施形態によれば、共振素子
として弾性表面波素子1を用いた場合について説明した
が、誘電体共振子やマイクロストリップラインなどを共
振素子として用いるようにしてもよい。
【0039】また、上述した実施形態では、弾性表面波
素子1や増幅器2などを多層基板11に実装する方法に
ついて説明したが、単層基板や両面基板に実装するよう
にしてもよい。図5は、本発明の第2実施形態に係る発
振器用シールドケースの構成を示す斜視図である。
【0040】図5において、多層基板21は、例えば、
4層配線基板から構成され、この4層配線基板には、絶
縁層Z11〜Z13を介して第1〜第4配線層が設けら
れている。ここで、第2配線層および第4配線層にはグ
ランド層が設けられ、第3配線層にはストリップライン
が形成されている。
【0041】また、基板中に内蔵できない弾性表面波素
子、増幅器および位相調整回路などは第1配線層上に搭
載されるとともに、第1配線層には、これらの部品を取
り囲むようにしてグランド層G11が形成されている。
そして、絶縁層Z11〜Z13には、これらのグランド
層を接続するためのビアホールB11、B12が形成さ
れている。
【0042】多層基板21上にはシールドケース22が
配置され、シールドケース22は、例えば、半田付けに
より多層基板21のグランド層G11と接合される。こ
こで、シールドケース22の上面には円形状の開口部2
3が形成され、この開口部23は位相調整回路に対応す
る位置に対置されている。これにより、シールドケース
22内部の増幅器で発生した熱を外部に放出させること
を可能として、放熱性を向上させることが可能となると
ともに、シールドケース22の実装後に、位相調整回路
をレーザトリミングして発振周波数を調整することが可
能となる。
【0043】ここで、開口部23の形状は円形状以外に
も、矩形状でもよく、円形状の開口部23の直径は、発
振周波数の波長の20分の1以下であることが好まし
い。これにより、シールドケース22に開口部23を設
けた場合においても、開口部23から電磁波が漏れるこ
とを防止して、シールド効果を維持することが可能とな
る。
【0044】また、位相調整回路として、例えば、オー
プンスタブが接続されたチップインダクタを、発振回路
の帰還ループに直列に挿入するようにしてもよい。そし
て、電圧制御型発振器の発振周波数を調整する場合、開
口部23を介してオープンスタブをレーザトリミングす
ることにより、オープンスタブの長さを1/4波長以内
の範囲で調整する。
【0045】また、位相調整回路として、ショートスタ
ブが接続されたチップコンデンサを、発振回路の帰還ル
ープに直列に挿入するようにしてもよい。そして、ショ
ートスタブの長さを1/4波長以内の範囲に設定し、等
価的にインダクタとして機能させるとともに、開口部2
3を介してチップコンデンサをレーザトリミングするこ
とにより、チップコンデンサの値を調整する。
【0046】これにより、位相調整回路のコンパクト化
を図りつつ、シールドケース22を多層基板21上に実
装した後に、電圧制御型発振器の発振周波数を調整する
ことができる。図6は、本発明の一実施形態に係る通信
装置の構成を示すブロック図である。なお、この実施形
態では、図2の電圧制御型発振器が使用されるギガビッ
トネットワークシステムの一例を示す。
【0047】ギガビットネットワークシステムでは、イ
ンターネットの普及によって音声や静止画像データだけ
でなく、動画像データも取り扱われる。動画像データの
場合、静止画像データに比べそのデータ量は莫大であ
り、例えば、数100メガバイトから数ギガバイトにも
及ぶ。この莫大なデータをコンピュータ間でスムーズに
取り扱うには、コンピュータ間を結ぶネットワークシス
テムを高速化する必要があり、このネットワークシステ
ムのデータ伝送速度は、1秒間当たり数ギガビットから
数10ギガビットになる。
【0048】図6において、データアクセス制御部10
1は、送信部102および受信部103に接続され、送
信部102から送出された光信号は光ファイバ104を
介して受信部103に送られる。送信部102には、発
振器111、PLL制御部112、符号器113、シリ
アライザ114および半導体レーザ115が設けられて
いる。
【0049】また、受信部103には、フォトダイオー
ド121、電圧制御発振器122、クロックデータリカ
バリ123、デシリアライザ124および復号器125
が設けられている。データアクセス制御部101から
は、オリジナルのパラレルデータが送信部102に出力
される。送信部102では、このパラレルデータを受信
すると、符号器113により符号化され、発振器111
およびPLL制御部112で生成された同期クロックと
合成される。
【0050】合成されたパラレルデータは、シリアライ
ザ114でシリアルデータに変換され、半導体レーザ1
15からのレーザ光をこのシリアルデータにより変調さ
せる。そして、この変調されたレーザ光は、光ファイバ
104を介して伝送される。光ファイバ104により伝
送された変調光は、受信部103に入力される。受信部
103に入力された変調光は、フォトダイオード121
で受光され、光信号が電気信号に変換される。
【0051】ここで、この電気信号の中には、データと
共に同期クロックも含まれているため、クロックデータ
リカバリ123によって、データと同期クロックとを抽
出・再生する。この際、クロックデータリカバリ123
は、電圧制御型発振器122から出力される信号により
機能し、電圧制御型発振器122としては、例えば、図
2の構成を用いることができる。
【0052】クロックデータリカバリ123により再生
されたシリアルデータは、デシリアライザ124により
パラレルデータに変換される。そして、デシリアライザ
124から出力されたパラレルデータは復号器125に
よって復号化され、オリジナルのパラレルデータが再生
受信され、データアクセス制御部101に出力される。
【0053】このように、電圧制御型発振器122とし
て、図2の構成を用いることにより、受信装置103の
基本特性を満足させつつ、受信装置103のコンパクト
化を図ることが可能となるとともに、受信装置103の
高寿命化を図ることが可能となる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シールドケースに開口部を設けることにより、シールド
効果を維持しつつ、放熱性を向上させることが可能とな
り、シールドケース内に発熱体が設けられている場合に
おいても、シールドケース内の温度の上昇を抑制するこ
とが可能となるとともに、部品の劣化を抑制して、製品
の寿命を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電圧制御型発振器の
構成を示すブロック図である。
【図2】図2(a)は、本発明の第1実施形態に係る発
振器用シールドケースの構成を示す斜視図、図2(b)
は、図2(a)の発振器用シールドケースを透視した場
合の電圧制御型発振器の構成を示す斜視図である。
【図3】図3(a)は、図2(b)のA−A線で切断し
た断面図、図3(b)は、図2(b)のB−B線で切断
した断面図である。
【図4】図4(a)は、本発明の一実施形態に係る電圧
制御型発振器の距離Hと定在波比(SWR)との関係を
示す図、図4(b)は本発明の一実施形態に係る電圧制
御型発振器の距離Hと損失との関係を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る発振器用シールド
ケースの構成を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る通信装置の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 弾性表面波素子 2 増幅器 3 移相器 4 位相調整回路 5 等分配器 11、21 多層基板 12、22 シールドケース 13a、13b、23 開口部 B1〜B4、B11、B12 ビア Z1〜Z3 絶縁層 G1〜G3、G11 GND層 SL ストリップライン 101 データアクセス制御部 102 送信部 103 受信部 104 光ファイバ 111 発振器 112 PLL制御部 113 符号器 114 シリアライザ 115 半導体レーザ 121 フォトダイオード 122 電圧制御発振器 123 クロックデータリカバリ 124 デシリアライザ 125 復号器

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増幅器と、 前記増幅器に対して帰還回路を構成する共振素子と、 前記増幅器および共振素子を覆うとともに、前記増幅器
    で発生する熱を対流させる開口部が設けられたシールド
    ケースとを備えることを特徴とする電圧制御型発振器。
  2. 【請求項2】 前記開口部は、前記シールドケースの互
    いに対向する側面の少なくとも2個所に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の電圧制御型発振器。
  3. 【請求項3】 前記開口部は円形状または矩形状であ
    り、前記円形状または矩形状の開口部の直径または長辺
    の長さは、発振周波数の波長の20分の1以下であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の電圧制御型発振器。
  4. 【請求項4】 発振周波数を調整するレーザトリミング
    素子をさらに備え、 前記開口部は、前記レーザトリミング素子の上方に形成
    されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項記載の電圧制御型発振器。
  5. 【請求項5】 前記シールドケースの上面に最も近い部
    品導体部との距離は、1.8mm以上であることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項記載の電圧制御型発
    振器。
  6. 【請求項6】 増幅器と、 前記増幅器に対して帰還回路を構成する共振素子と、 前記増幅器および共振素子が配置された基板と、 前記基板上に設けられ、前記増幅器および共振素子の周
    囲に配置された第1グランド層と、 前記基板の裏面に設けられた第2グランド層と、 前記第1グランド層と前記第2グランド層とを接続する
    ビアと、 前記増幅器および共振素子を覆うとともに、前記第1グ
    ランド層に接合するシールドケースと、 前記シールドケースに設けられ、前記増幅器で発生する
    熱を対流させる開口部とを備えることを特徴とする電圧
    制御型発振器。
  7. 【請求項7】 内部に設けられた発熱体から発生する熱
    を対流させる開口部が形成されていることを特徴とする
    発振器用シールドケース。
  8. 【請求項8】 前記開口部は、前記シールドケースの互
    いに対向する側面の少なくとも2個所に形成されている
    ことを特徴とする請求項7記載の発振器用シールドケー
    ス。
  9. 【請求項9】 前記開口部は円形状または矩形状であ
    り、前記円形状または矩形状の開口部の直径または長辺
    の長さは、発振周波数の波長の20分の1以下であるこ
    とを特徴とする請求項8記載の発振器用シールドケー
    ス。
  10. 【請求項10】 前記開口部は、レーザトリミング素子
    の配置位置に対応して形成されていることを特徴とする
    請求項7〜9のいずれか1項記載の発振器用シールドケ
    ース。
  11. 【請求項11】 前記シールドケースの上面に最も近い
    部品導体部との距離が1.8mm以上になるように、前
    記シールドケースの高さが設定されていることを特徴と
    する請求項7〜10のいずれか1項記載の発振器用シー
    ルドケース。
  12. 【請求項12】 光信号を電気信号に変換するフォトダ
    イオードと、 前記電気信号からデータおよび同期信号を抽出するクロ
    ックデータリカバリと、 前記クロックデータリカバリを動作させるための信号を
    供給する電圧制御発振器と、 前記クロックデータリカバリにより抽出されたシリアル
    データをパラレルデータに変換するデシリアライザと、 前記パラレルデータを復号する復号器とを備え、 前記電圧制御発振器は、 増幅器と、 前記増幅器に対して帰還回路を構成する共振素子と、 前記増幅器および共振素子を覆うとともに、前記増幅器
    で発生する熱を対流させる開口部が設けられたシールド
    ケースとを備えることを特徴とする受信装置。
  13. 【請求項13】 データのアクセス制御を行なうアクセ
    ス制御部と、 同期クロックを生成する発振器と、 前記発振器からの出力をもとに周波数制御を行なうPL
    L制御部と、 前記アクセス制御部から出力されたパラレルデータと前
    記同期クロックとを合成し、符号化する符号器と、 前記前記同期クロックと合成されたパラレルデータをシ
    リアルデータに変換するシリアライザと、 前記シリアルデータを光信号に変換する半導体レーザ
    と、 前記光信号を電気信号に変換するフォトダイオードと、 前記電気信号からデータおよび同期信号を抽出するクロ
    ックデータリカバリと、 前記クロックデータリカバリを動作させるための信号を
    供給する電圧制御発振器と、 前記クロックデータリカバリにより抽出されたシリアル
    データをパラレルデータに変換するデシリアライザと、 前記パラレルデータを復号し、前記アクセス制御部に出
    力する復号器とを備え、 前記電圧制御発振器は、 増幅器と、 前記増幅器に対して帰還回路を構成する共振素子と、 前記増幅器および共振素子を覆うとともに、前記増幅器
    で発生する熱を対流させる開口部が設けられたシールド
    ケースとを備えることを特徴とする通信装置。
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