JP2007110426A - 誘電体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】減衰極及び通過帯域幅などのフィルタ特性を容易に調整し得る誘電体装置を提供すること。
【解決手段】第1及び第2の共振部のそれぞれは、孔51、52を有する。孔51、52は、内部に第2の内導体81、82を備える。第1の端子11は、第1共振部と電気的に結合し、第2の端子12は、第2共振部と電気的に結合している。第1の端子11と第2の端子12の間には、外導体膜3の一部である中間導体膜31が存在する。中間導体膜31は、表面に絶縁膜91を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、誘電体フィルタまたはデュプレクサ等の誘電体装置及びこれを用いた電子装置に関する。
この種の誘電体装置は、準マイクロ波帯、マイクロ波帯、ミリ波帯またはサブミリ波帯等の高周波領域において用いられる。より具体的な適用例としては、衛星通信機器、移動体通信機器、無線通信機器、高周波通信機器またはこれらの通信機器のための基地局等を挙げることができる。
従来、携帯電話等に使用されている共振器や誘電体フィルタは、誘電体基体に1つの貫通孔を設けた共振器部分を、複数組み合わせて構成されており、共振器の長さは、通常、自由空間の波長λの1/4を、誘電体基体を構成する材料の比誘電率の平方根で除した長さである。
誘電体フィルタを構成する場合、複数の共振器を、別途に準備した結合回路で結合させたり、或いは、略直方体に形成された誘電体基体の一面から対向する外面に複数の貫通孔を設け、一面を除く外面と貫通孔内部にメタライズを施し、それぞれの貫通孔を共振器部分とする。
誘電体基体を用いた誘電体フィルタの場合は、共振器部分にキャパシタ等の付加素子を装加したり、メタライズのない一面に導体パターンを形成して、付加要素を構成する。更には誘電体基体そのものに溝や凹部等を設置することにより、電磁界結合分布のバランスを意図的に崩し、電界または磁界により結合させる等の構造が採られている。
複数の共振器には、入出力端子となる第1の端子及び第2の端子が備えられる。第1の端子及び第2の端子は、一般には、回路基板に対面する面に備えられる。
しかし、第1の端子及び第2の端子の側を、回路基板などに対面させて実装した場合、外導体膜の大部分は、回路基板上のアース導体にはんだ付などの手段によって接続されるものの、その一部を構成する中間導体膜が、アース導体に電気的に接続されるため、減衰極が動いてしまい、通過帯域幅やフィルタ特性が変動してしまう。
小型化及び低背化に対応するために有効な手段として、特許文献1は、共振部において、第1の孔と、第2の孔とを含む孔構造とし、第1の孔の端部に、第2の孔を交差させた新規な誘電体装置を開示している。しかし、この先行技術も、上述した問題点を解決する手段を開示していない。
特許第3329450号公報
本発明の課題は、減衰極及び通過帯域幅などのフィルタ特性を容易に調整し得る誘電体装置を提供することである。
本発明のもう一つの課題は、低域側の減衰極を殆ど動かさずに、高域側の減衰極を低域側に移動させ、通過帯域幅などのフィルタ特性を改善した誘電体装置を提供することである。
上述した課題を解決するため、3つの態様に係る誘電体装置、及び、これを回路基板に組み込んで構成された電子装置を開示する。誘電体装置には、誘電体フィルタまたはデュプレクサ等が含まれる。
第1の態様に係る誘電体装置は、誘電体基体と、複数の共振部と、第1の端子と、第2の端子とを含む。前記誘電体基体は、外面に導体膜を備えている。前記共振部のそれぞれは、孔を備え、前記孔の内部に、前記外導体膜に連なる内導体を有している。
前記第1の端子は、前記誘電体基体に備えられ、前記共振部の少なくとも一つと電気的に結合し、前記第2の端子は、前記誘電体基体に備えられ、前記共振部の他の少なくとも一つと電気的に結合している。前記第1の端子と前記第2の端子の間には、前記外導体膜の一部である中間導体膜が存在している。
上記構成は、既に知られた構成である。本発明の第1の態様における特徴は、前記中間導体膜が、表面に絶縁膜を有する点にある。
このような構成であると、第1の端子及び第2の端子の側を、回路基板などに対面させて実装した場合、外導体膜の大部分は、回路基板上のアース導体にはんだ付などの手段によって接続されるものの、その一部を構成する中間導体膜が、絶縁膜によってアース導体から分離される。このため、低域側の減衰極を、殆ど動かすことなく、高域側に明確な減衰極を生じさせ、通過帯域幅などのフィルタ特性を調整することができる。また、端子に対する絶縁膜の相対的長さを調整することによって、減衰極周波数を調整することができる。
第2の態様に係る誘電体装置は、誘電体基体と、複数の共振部と、第1の端子と、第2の端子とを含む。前記誘電体基体は、外面に導体膜を備えており、前記共振部のそれぞれは、第1の孔と、第2の孔とを含んでいる。
前記第1の孔は、前記誘電体基体に設けられ、一端が前記外面の一面に開口し、前記一面からその対向する外面の方向に向かい、内部に第1の内導体を備えている。前記第2の孔は、前記誘電体基体に設けられ、前記一面と対向していない外面に開口し、前記誘電体基体の内部で前記第1の孔に連なり、内部に第2の内導体を備える。前記第2の内導体は、一端が前記誘電体基体の内部で前記第1の内導体に連なっている。
前記第1の端子は、前記誘電体基体に備えられ、前記共振部の少なくとも一つと電気的に結合し、前記第2の端子は、前記誘電体基体に備えられ、前記共振部の他の少なくとも一つと電気的に結合している。
前記第1の端子と前記第2の端子の間には、前記外導体膜の一部である中間導体膜が存在している。
上記構成は、特許文献1で、既に開示された構成である。本発明の第2の態様における特徴は、前記中間導体膜が、表面に絶縁膜を有する点にある。
このような構成であると、第1の端子及び第2の端子の側を、回路基板などに対面させて実装した場合、外導体膜の大部分は、回路基板上のアース導体にはんだ付などの手段によって接続されるものの、その一部を構成する中間導体膜が、絶縁膜によってアース導体から分離される。このため、低域側の減衰極を、殆ど動かすことなく、高域側に明確な減衰極を生じさせ、通過帯域幅などのフィルタ特性を調整することができる。また、端子に対する絶縁膜の相対的長さを調整することによって、減衰極周波数を調整することができる。
デュプレクサのように、第1乃至第3の端子を含む場合は、各端子の間に存在する中間導体膜に、絶縁膜を設けることになる。
第3の態様に係る誘電体装置は、基本構造を、第2の態様に係るものと同じくする。異なる点は、前記中間導体膜の表面が、前記第1の端子及び前記第2の端子の表面よりは低くなっていることである。この構成によれば、第1の端子及び第2の端子の側を、回路基板などに対面させて実装した場合、外導体膜の大部分は、回路基板上のアース導体にはんだ付などの手段によって接続されるものの、その一部を構成する中間導体膜が、第1の端子及び第2の端子との間の高低差による空間距離をおいて、アース導体から分離される。このため、低域側の減衰極を、殆ど動かすことなく、高域側に明確な減衰極を生じさせることができる。また、減衰極周波数を調整することができる。
第3の態様に係る構成を採用する場合、第1の端子及び第2の端子を、外導体膜よりも厚く形成すればよいので、製造の困難性はない。
本発明に係る電子装置は、上述した誘電体装置と、回路基板との組み合わせを含む。その組み合わせにより、上述した作用効果が得られることは明らかである。
本発明に係る電子装置のもう一つの可能性は、誘電体装置として、本発明に係るものに限定されず、ただ、回路基板に同様の機能を持たせる点にある。即ち、前記回路基板は、誘電体装置を搭載するものであって、前記中間導体膜と対向する部分が、絶縁膜によって覆われていることである。これにより、先に述べた作用効果が得られる。
以上述べたように、本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
(a)減衰極及び通過帯域幅などのフィルタ特性を容易に調整し得る誘電体装置を提供することができる。
(b)低域側の減衰極を殆ど動かさずに、高域側の減衰極を低域側に移動させ、通過帯域幅などのフィルタ特性を改善した誘電体装置を提供することができる。
本発明の他の目的、構成及び利点については、添付図面を参照して、更に詳しく説明する。但し、本発明の技術的範囲がこれらの図示実施例に限定されないことは言うまでもない。
図1は本発明に係る誘電体装置の斜視図、図2は図1に示した誘電体共振器の断面図である。図示された誘電装置は、誘電体基体1と、2つの共振部Q1、Q2とを含む。誘電体基体1は、周知の誘電体セラミックスを用いて、第1乃至第6の外面21〜26を有する略六面体状に形成されている。外導体膜3は、一般に、銅または銀等を主成分とし、焼き付け、メッキ等の手段によって形成される。
共振部Q1は、孔51を有する。孔51は、一端が第3の外面23及び第4の外面24に開口しており、その内部に内導体81を備える。この内導体81は、第4の外面24に開口する一端が外導体膜3に連続する。内導体81は、孔51の一部または全体を埋めるように、充填されていてもよい。
共振部Q2は、共振部Q1と実質的に同一の構造であり、孔52を有する。共振部Q2は、共振部Q1と同じ構造であるから、その作用、利点については、共振部Q1に関する説明を、共振部Q2についても採用できる。誘電体フィルタ全体としての作用は、更に、共振部Q1と共振部Q2との間の結合を考慮すればよい。
更に、誘電体基体1の第2の外面22には、入出力端子となる第1の端子11及び第2の端子12が備えられている。第1の端子11は、孔51と対向する位置に設けられ、外導体膜3から絶縁ギャップg21によって電気的に絶縁されている。第2の端子12は、孔52と対向する位置に設けられ、外導体膜3から絶縁ギャップg22によって電気的に絶縁されている。
第1及び第2の端子11、12と、内導体51、52との間には、その間の誘電体層の厚さ、その誘電率及び面積によって定まる結合容量が発生する。第1の端子11と第2の端子12の間には、外導体膜3の一部である中間導体膜31が存在している。
上記構成は、既に知られている。本発明の第1の態様における特徴は、中間導体膜31の表面に絶縁膜91を有する点にある。その作用効果については、後で、図7〜図11を参照して説明する。絶縁膜91は、ガラス膜、はんだレジスト膜、有機絶縁膜又は無機絶縁膜91などの絶縁膜として構成することができる。これらは、簡易な塗布手段によって膜形成が可能であり、量産的にも極めて有用である。
図3は第2の態様に係る誘電体共振器の斜視図、図4は図3に示した誘電体共振器を背面側から見た斜視図、図5は図4の5−5線に沿った断面図、図6は図5の6−6線に沿った断面図である。図示された誘電共振器は、誘電体基体1と、2つの共振部Q1、Q2とを含む。誘電体基体1は、周知の誘電体セラミックスを用いて、第1乃至第6の外面21〜26を有する略六面体状に形成されている。外導体膜3は、一般に、銅または銀等を主成分とし、焼き付け、メッキ等の手段によって形成される。
共振部Q1は、第1の孔41と、第2の孔51とを含む。第1の孔41は、誘電体基体1に設けられ、一端が第1の外面21に開口し、第1の外面21からその対向面となる第2の外面22の方向に向かう。第1の孔41は内部に第1の内導体61を備える。第1の内導体61は、外導体膜3と同様の材料及び手段によって、電極膜として形成される。これとは異なって、第1の内導体61は第1の孔41の一部または全体を埋めるように充填されていてもよい。第1の内部導体61は、第1の外面21において、ギャップg11により、外導体膜3から隔てられている。
第2の孔51も、誘電体基体1に設けられる。第2の孔51は、一端が第3の外面23に開口し、第2の孔51は第3の外面23からその対向面である第4の外面24の方向に向かい、誘電体基体1の内部で第1の孔41に連なる。
第2の孔51は、内部に第2の内導体81を備える。この第2の内導体81は、第3の外面23に開口する一端が外導体膜3に連続し、他端が第1の内導体61に連続する。第2の内導体81は、第1の内導体61と同様の材料及び手段によって形成される。第2の内導体81は、第2の孔51の一部または全体を埋めるように、充填されていてもよい。
図示実施例において、第2の孔51は、内径D2の実質的な円形状であり、第1の孔41は、図3で見て、横方向の内径D11が、縦方向の内径D12よりも大きい略長方形状の孔形を有する。横方向の内径D11は第2の孔51の内径D2よりも大きい。従って、第2の孔51の他端は、第1の孔41の横幅内で、第1の孔41に連なることになる。第1の孔41は、隅部が円弧状であることが好ましい。この図の場合、D11>D12で示しているが、D11≦D12にすることも可能である。この図では、更に、第1の孔41は、第2の孔51との連接領域から、距離X1だけ奥行き方向に突出している(図5参照)。
共振部Q2は、共振部Q1と実質的に同一の構造であり、第1の孔42と、第2の孔52とを含んでいる。共振部Q2は、共振部Q1と同じ構造であるから、その作用、利点については、共振部Q1に関する説明を、共振部Q2についても採用できる。誘電体フィルタ全体としての作用は、更に、共振部Q1と共振部Q2との間の結合を考慮すればよい。
共振部Q1と共振部Q2との間の結合が、容量性結合になるか、誘導性結合になるかは、共振部Q1、Q2を構成する第1の孔41及び42の内導体61と62の間に形成される容量と、第1の孔41、42の第1の内導体61、62と外導体膜3の間に形成される容量の相対関係に依る。前者が強い場合、共振部Q1、Q2は容量性結合が支配的に、後者が強い場合は誘導性結合が支配的になる。
更に、誘電体基体1の第2の外面22には、入出力端子となる第1の端子11及び第2の端子12が備えられている。第1の端子11は、第1の孔41と対向する位置に設けられ、外導体膜3から絶縁ギャップg21によって電気的に絶縁されている。第2の端子12は、第1の孔42と対向する位置に設けられ、外導体膜3から絶縁ギャップg22によって電気的に絶縁されている。
第1及び第2の端子11、12と、第1の孔41,42の第1の内導体61、62との間には、その間の誘電体層の厚さ、その誘電率及び面積によって定まる結合容量が発生する。第1及び第2の端子11、12は、第1の孔41,42の第1の内導体61、62と重なることは必須ではない。部分的に対向し、または、対向しない位置に設けてあってもよい。第1の端子11と第2の端子12の間には、外導体膜3の一部である中間導体膜31が存在している。
上述したように、共振部Q1において、第1の孔41は、一端が第1の外面21に開口し、第1の外面21からその対向する第2の外面22に向かう。第2の孔51は、一端が、第3の外面23に開口し、第3の外面23からその対向する第4の外面24の方向に向かい、他端が誘電体基体1の内部で第1の孔41に連なる。
この孔構造において、第1の内導体61及び第2の内導体81を互いに連続させてあるから、第1の孔41及び第2の孔51は、1つの電気回路を構成する。第1の内導体61は、誘電体層71〜74を介して、第2の外面22、第4乃至第6の外面24〜26上の外導体膜3と向き合う。従って、第1の内導体61と外導体膜3との間には、容量性結合が発生する。
上述したように、第1の孔41に備えられた第1の内導体61は、誘電体基体1を介して、外導体膜3と向かい合うから、第1の内導体膜61と、外導体膜3との間には大きな静電容量が発生する(図5及び図6参照)。このため、本発明に係る誘電体装置は、第2の孔51の軸方向で見た誘電体基体1の長さL1に対して、その電気長より低い周波数で共振する。換言すれば、所望の共振周波数を得るのに誘電体基体1の長さL1を短縮し、小型化及び低背化を達成することができる。
次に、実施例に示した誘電体共振器の小型化及び低背化について、具体例を挙げて説明する。図3〜図6に示した構造において、誘電体基体1は、比誘電率εr=92の誘電体材料を用い、略直方体の形状とした。誘電体基体1の寸法は、第3の外面23で見た平面積が(2mm×2mm)、長さL1は2.5mmとした。第2の孔51の孔径D2は0.5mmとし、第1の孔41の孔径D11は1mmとした。
この共振器をルーズカップリングさせて測定した共振周波数は2.02GHzであった。長さL1について、従来、共振周波数2.02GHzの(1/4)波長共振器では、3.5〜4mm程度必要であったので、本実施例の場合、30%程度短縮することができたことになる。
上記構成及び作用効果は、特許文献1で、既に開示されたものである。本発明の第1の態様における特徴は、中間導体膜31の表面に絶縁膜91を有する点にある。
図1〜図6に示したように、中間導体膜31の表面に絶縁膜91を有する構成によれば、図7に図示するように、第1の端子11及び第2の端子12の側を、回路基板101などに対面させて、誘電体装置100を回路基板101上に実装した場合、外導体膜3の大部分が、回路基板101上のアース導体102にはんだ付105などの手段によって接続されるものの、その一部を構成する中間導体膜31が、絶縁膜91によってアース導体102から分離される。このため、低域側の減衰極を、殆ど動かすことなく、高域側に明確な減衰極を生じさせ、通過帯域幅などのフィルタ特性を調整することができる。また、第1の端子11及び第2の端子12に対する絶縁膜91の相対的長さを調整することによって、減衰極周波数を調整することができる。この点については、後で、データを挙げて詳説する。
絶縁膜91は、前述したように、ガラス膜、はんだレジスト膜又は有機絶縁膜91などの絶縁膜として構成することができる。これらは、簡易な塗布手段によって膜形成が可能であり、量産的にも極めて有用である。なお、第1の端子11及び第2の端子12は、回路基板101の上の導体103、104にはんだ付105によって接続される。
上記説明から明らかなように、本発明の基本的技術思想は、外導体膜3の一部を構成する中間導体膜31をアース導体102から分離することにある。したがって、この機能を満たす構造であればよい。その一例を、第3の態様として、図8及び図9に示す。
まず、図8を参照すると、中間導体膜31は、表面が、第1の端子11及び第2の端子12の表面よりは低い。この構成によれば、図9に示すように、第1の端子11及び第2の端子12の側を、回路基板101などに対面させて、誘電体装置100を実装した場合、外導体膜3の大部分は、回路基板上101のアース導体102にはんだ付などの手段によって接続されるものの、その一部を構成する中間導体膜31が、第1の端子11及び第2の端子12との間の高低差による空間距離を隔てて、アース導体102から分離される。このため、低域側の減衰極を、殆ど動かすことなく、高域側に明確な減衰極を生じさせることができる。また、減衰極周波数を調整することができる。
更に別の態様として、回路基板側に付加された構造によって、同様の機能を達成することができる。その例を、図10及び図11に示す。図10を参照すると、回路基板101は、誘電体装置100を搭載するものであって、中間導体膜31と対向する部分が、絶縁膜91によって覆われている。
上記の構造において、第1の端子11及び第2の端子12の側を、回路基板101に対面させて実装した場合、外導体膜3の大部分は、回路基板上101のアース導体102にはんだ付105によって接続されるものの、その一部を構成する中間導体膜31が、絶縁膜91によってアース導体102から分離される。このため、低域側の減衰極を、殆ど動かすことなく、高域側に明確な減衰極を生じさせ、通過帯域幅などのフィルタ特性を調整することができる。また、第1の端子11及び第2の端子12に対する絶縁膜91の相対的長さを調整することによって、減衰極周波数を調整することができる。
図12は3つの共振部Q1、Q2、Q3を有する誘電体フィルタを示す斜視図、図13は図12に示した誘電体フィルタを背面側から見た斜視図、図14は図12の14−14線断面図,図15は図14の15−15線断面図である。
共振部Q1、Q2、Q3のそれぞれは、誘電体基体1を共用して一体化されている。
共振部Q1は第1の孔41と第2の孔51とを含む。共振部Q2は第1の孔42と第2の孔52とを含む。共振部Q3は第1の孔43と第2の孔53とを含む。第1の孔41〜43及び第2の孔51〜53の個別的構造、及び、相対関係は、既に説明した通りである。
第1の端子11は、第2の外面22において、第1の孔41に対応する位置に、絶縁ギャップg21によって、外導体膜3から電気絶縁した状態で配置されている。第2の端子12は、第2の外面22において、第3の孔43と対応する位置に、絶縁ギャップg22によって、外導体膜3から電気絶縁した状態で配置されている。第1の端子11と第2の端子12の間には、外導体膜3の一部である中間導体膜31が存在している。
本発明の特徴的構成として、中間導体膜31の表面に絶縁膜91を有する。したがって、図7及び図8に図示したように、第1の端子11及び第2の端子12の側を、回路基板101などに対面させて実装した場合、外導体膜3の大部分が、回路基板101上のアース導体102にはんだ付105などの手段によって接続されるものの、その一部を構成する中間導体膜31が、絶縁膜91によってアース導体102から分離される。このため、低域側の減衰極を、殆ど動かすことなく、高域側に明確な減衰極を生じさせ、通過帯域幅などのフィルタ特性を調整することができる。また、第1の端子11及び第2の端子12に対する絶縁膜91の相対的長さを調整することによって、減衰極周波数を調整することができる。
次に、図16に示すデータを参照して、本発明に係る誘電体装置の作用効果を説明する。図16は、図12〜図15に示す基本構造を持つ誘電体装置(誘電体フィルタ)における周波数減衰特性を示している。図16の曲線L12は、絶縁膜91を有する本発明に係る誘電体装置の特性、曲線L22は絶縁膜91を持たない誘電体装置の特性である。
図16を参照すると、絶縁膜91を持たない誘電体装置の場合、曲線L22に示すように、高周波側の減衰極が5400MHz付近に生じている。これに対して、絶縁膜91を有する本発明に係る誘電体装置は、曲線L12に示すように、高周波側の減衰極が2700MHz付近に生じており、絶縁膜91の作用として、高域側の減衰極P2が、より周波数の低い位置P1にシフトしていることがわかる。
このように、通過帯域の低周波側の減衰極を変化させずに、高周波側の減衰極を通過帯域により近い周波数位置に生じさせることにより、良好な通過減衰特性を生じさせることができる。また、この高周波側の減衰極の周波数位置は、絶縁膜91の長さ、幅、材質等を変化させることにより、絶縁膜91がない場合の周波数位置に比べて、低い周波数位置に形成することができる。
図17は3つの共振部Q1、Q2、Q3を有する誘電体フィルタの別の実施例を示す斜視図、図18は背面側から見た斜視図、図19は図18の19−19線断面図である。図示の誘電体装置は、第1の内導体61〜63は、第1の外面21において、外導体膜3に連続させてある。第2の孔51、52、53及び第2の内導体81、82、82の開口する第3の外面23は外導体膜3によって覆われておらず、したがって、第3の外面23の平面積を利用し、回路要素である導体パターンを形成することが可能であり、共振器Q1、Q2、Q3の間の結合容量を調整し、所望のフィルタ特性を得ることができる。第1の内導体61〜63は、第1の外面21において、外導体膜3に連続する。
図20を参照すると、第1の端子11は、開放端面となる第3の外面23に隣接した位置であって、第2の孔51に対応する位置に配置され、絶縁ギャップg21によって、外導体膜3から電気絶縁されている。第2の端子12も、第3の外面23に隣接した位置であって、第2の孔53と対応する位置に配置され、絶縁ギャップg22によって、外導体膜3から電気絶縁されている。第1の端子11と第2の端子12の間には、外導体膜3の一部である中間導体膜31が存在している。
この実施例でも、本発明の特徴的構成として、中間導体膜31の表面に絶縁膜91を有する。したがって、第1の端子11及び第2の端子12の側を、回路基板などに対面させて実装した場合、低域側の減衰極を、殆ど動かすことなく、通過帯域近傍の任意の周波数位置に減衰極を生じさせ、通過帯域幅などのフィルタ特性を調整することができる。また、第1の端子11及び第2の端子12に対する絶縁膜91の相対的長さ、絶縁膜91の幅、厚み、材質等を調整することによって、減衰極周波数を調整することができる。
開放端面となる第3の外面23に形成すべき回路要素は、種々のパターンを採ることができる。図20にその一例を示す。図20は本発明に係る誘電体フィルタの別の実施例を示す斜視図である。この実施例では、回路要素91、92を構成する導体パターンは、隣接する2つの共振器Q1と共振器Q2との間、及び、共振器Q2と共振器Q3との間に、分割して、クランク状に設けられている。クランク状に限らず、他の曲路又は直路であってもよい。
次に、本発明に係る誘電体装置のもう一つの重要な適用例であるデュプレクサについて説明する。図21は本発明に係るデュプレクサの斜視図、図22は図21に示したデュプレクサを背面側からみた斜視図、図23は図22の23−23線に沿った断面図である。図示されたデュプレクサは6つの共振部Q1〜Q6を有する。共振部Q1〜Q6のそれぞれは、誘電体基体1を共用して一体化されている。誘電体基体1は、第3の外面23となる一面を除いて、面の大部分が外導体膜3によって覆われている。
共振部Q1〜Q6の内、共振部Q1は、第1の孔41と第2の孔51との組み合わせ、共振部Q2は第1の孔42と第2の孔52との組み合わせ、共振部Q3は第1の孔43と第2の孔53との組み合わせを、それぞれ含む。共振部Q4は第1の孔44と第2の孔54との組み合わせ、共振部Q5は第1の孔45と第2の孔55との組み合わせ、共振部Q6は第1の孔46と第2の孔56との組み合わせを、それぞれ含む。
第1の孔(41〜46)と第2の孔(51〜56)の個別的構造、及び、相対関係の詳細は、図1〜図15を参照して説明した通りである。第1の孔(41〜46)は、第1の内導体(61〜66)を有し、第2の孔(51〜56)は第2の内導体(81〜86)を有する。
デュプレクサは、アンテナ共用器として用いられるので、共振部Q1〜Q3、及び、共振部Q4〜Q6の何れか一方が送信用、他方が受信用となる。送信周波数と受信周波数は互いに異なるので、共振部Q1〜Q3の共振特性と、共振部Q4〜Q6の共振特性とは、互いに異ならせる。
送信側の共振部Q1〜Q3は、導体パターンでなる回路要素91による結合されている。また、共振部Q1に含まれる第1の孔41には、面22に設けられた第1の端子11が、誘電体基体1による誘電体層を介して、結合されている。
受信側の共振部Q4〜Q6は導体パターンでなる回路要素92による結合されている。また、共振部Q6に含まれる第1の孔46には、誘電体基体1の面22に設けられた第3の端子13が、誘電体基体1による誘電体層を介して、結合されている。この場合の容量結合の詳細も、既に説明した通りである。
更に、中間の共振部Q3、Q4の第1の孔43、44に対しては、面24の側において、アンテナ接続用の第2の端子12が接続される。
第1乃至第3の端子11〜13は、第2の外面22において、絶縁ギャップg21〜g23によって外導体膜3から電気絶縁した状態で、配置されている。第1乃至第3の端子11〜13は実装基板上に面付けするために用いることができる。
第1の端子11と第2の端子12の間には、外導体膜3の一部である中間導体膜31が存在しており、第2の端子12と第3の端子13の間には、外導体膜3の一部である中間導体膜32が存在している。
この実施例でも、本発明の特徴的構成として、中間導体膜31の表面には絶縁膜91が設けられており、中間導体膜32の表面には絶縁膜92が設けられている。したがって、第1の端子11〜第3の端子13の側を、回路基板などに対面させて実装した場合、低域側の減衰極を、殆ど動かすことなく、通過帯域近傍の任意の周波数位置に、減衰極を生じさせ、通過帯域幅などのフィルタ特性を調整することができる。また、第1の端子11〜第3の端子13に対する絶縁膜91、92の相対的長さ、幅、厚み、材質等を調整することによって、減衰極周波数を調整することができる。
図示は省略するが、デュプレクサについても、誘電体フィルタで例示した各種の構造を適用することができることは勿論である。
本発明は以上の具体例に限定されるものではない。複数の共振部Q1〜Q6を形成する誘電体基体1では、第3の外面23以外の面から形成する第1の孔41〜46は必ずしも同一の側面から形成されている必要はない。入出力端子や調整の都合に合わせて適当な側面に設置してもよい。また、第3の外面23と対向する第4の外面24を、外導体膜3によって覆わない構造とすることにより、λ/2型の誘電体共振装置を得ることができる。
本発明に係る誘電体装置の斜視図である。 図1に示した誘電体装置の断面図である。 本発明に係る誘電体装置の斜視図である。 図1に示した誘電体装置を背面側から見た斜視図である。 図1の5−5線に沿った断面図である。 図5の6−6線断面図である。 図1〜図6に示した誘電体装置の使用状態(回路基板への実装)を説明する図である。 本発明に係る誘電体装置の別の実施例と、回路基板に対する取付工程を示す図である。 図8の後の実装状態を示す図である。 本発明に係る誘電体装置の別の実施例と、回路基板に対する取付工程を示す図である。 図10の後の実装状態を示す図である。 3つの共振部を有する誘電体装置を示す斜視図である。 図12に示した誘電体装置を背面側から見た斜視図である。 図12、図13に示した誘電体装置の断面図である。 図14の15−15線断面図である。 図12〜図15に示す基本構造を持つ誘電体装置の周波数減衰特性を示す図である。 本発明に係る誘電体装置の別の例を示す斜視図である。 図17に示した誘電体装置を背面側から見た斜視図である。 図18の19−19線断面図である。 本発明に係る誘電体装置の更に別の例を示す斜視図である。 本発明に係るデュプレクサの斜視図である。 図12に示したデュプレクサを背面側からみた斜視図である。 図22の23−23線に沿った断面図である。
符号の説明
1 誘電体基体
21〜26 外面
3 外導体膜
41〜46 第1の孔
51〜56 第2の孔
11〜13 端子
31、32 中間導体膜
91、92 絶縁膜

Claims (8)

  1. 誘電体基体と、複数の共振部と、第1の端子と、第2の端子とを含む誘電体装置であって、
    前記誘電体基体は、外面に導体膜を備えており、
    前記共振部のそれぞれは、孔を備え、前記孔の内部に、前記外導体膜に連なる内導体を有しており、
    前記第1の端子は、前記誘電体基体に備えられ、前記共振部の少なくとも一つと電気的に結合し、
    前記第2の端子は、前記誘電体基体に備えられ、前記共振部の他の少なくとも一つと電気的に結合しており、
    前記第1の端子と前記第2の端子の間には、前記外導体膜の一部である中間導体膜が存在しており、
    前記中間導体膜は、表面に絶縁膜を有する、
    誘電体装置。
  2. 誘電体基体と、複数の共振部と、第1の端子と、第2の端子とを含む誘電体装置であって、
    前記誘電体基体は、外面に導体膜を備えており、
    前記共振部のそれぞれは、第1の孔と、第2の孔とを含んでおり、
    前記第1の孔は、
    前記誘電体基体に設けられ、一端が前記外面の一面に開口し、前記一面からその対向する外面の方向に向かい、内部に第1の内導体を備えており、
    前記第2の孔は、
    前記誘電体基体に設けられ、前記一面と対向していない外面に開口し、前記誘電体基体の内部で前記第1の孔に連なり、内部に第2の内導体を備え、
    前記第2の内導体は、一端が前記誘電体基体の内部で前記第1の内導体に連なっており、
    前記第1の端子は、前記誘電体基体に備えられ、前記共振部の少なくとも一つと電気的に結合し、
    前記第2の端子は、前記誘電体基体に備えられ、前記共振部の他の少なくとも一つと電気的に結合しており、
    前記第1の端子と前記第2の端子の間には、前記外導体膜の一部である中間導体膜が存在しており、
    前記中間導体膜は、表面に絶縁膜を有する、
    誘電体装置。
  3. 請求項1又は2に記載された誘電体装置であって、前記絶縁膜は、ガラス膜、はんだレジスト膜、有機絶縁膜又は無機絶縁膜の何れかである誘電体装置。
  4. 誘電体基体と、複数の共振部と、第1の端子と、第2の端子とを含む誘電体装置であって、
    前記誘電体基体は、外面に導体膜を備えており、
    前記共振部のそれぞれは、第1の孔と、第2の孔とを含んでおり、
    前記第1の孔は、
    前記誘電体基体に設けられ、一端が前記外面の一面に開口し、前記一面からその対向する外面の方向に向かい、内部に第1の内導体を備えており、
    前記第2の孔は、
    前記誘電体基体に設けられ、前記一面と対向していない外面に開口し、前記誘電体基体の内部で前記第1の孔に連なり、内部に第2の内導体を備え、
    前記第2の内導体は、一端が前記誘電体基体の内部で前記第1の内導体に連なっており、
    前記第1の端子は、前記誘電体基体に備えられ、前記共振部の少なくとも一つと電気的に結合し、
    前記第2の端子は、前記誘電体基体に備えられ、前記共振部の他の少なくとも一つと電気的に結合しており、
    前記第1の端子と前記第2の端子の間に、前記外導体膜の一部である中間導体膜が存在しており、
    前記中間導体膜は、表面が、前記第1の端子及び前記第2の端子の表面よりは低い、
    誘電体装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載された誘電体装置であって、誘電体フィルタである誘電体装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載された誘電体装置であって、デュプレクサである誘電体装置。
  7. 誘電体装置と、回路基板とを含む電子装置であって、
    前記誘電体装置は、請求項1乃至6の何れかに記載されたものであり、
    前記回路基板は、前記誘電体装置を搭載するものである、
    電子装置。
  8. 誘電体装置と、回路基板とを含む電子装置であって、
    前記誘電体装置は、誘電体基体と、複数の共振部と、第1の端子と、第2の端子とを含んでおり、
    前記誘電体基体は、外面に導体膜を備えており、
    前記共振部のそれぞれは、第1の孔と、第2の孔とを含んでおり、
    前記第1の孔は、
    前記誘電体基体に設けられ、一端が前記外面の一面に開口し、前記一面からその対向する外面の方向に向かい、内部に第1の内導体を備えており、
    前記第2の孔は、
    前記誘電体基体に設けられ、前記一面と対向していない外面に開口し、前記誘電体基体の内部で前記第1の孔に連なり、内部に第2の内導体を備え、
    前記第2の内導体は、一端が前記誘電体基体の内部で前記第1の内導体に連なっており、
    前記第1の端子は、前記誘電体基体に備えられ、前記共振部の少なくとも一つと電気的に結合し、
    前記第2の端子は、前記誘電体基体に備えられ、前記共振部の他の少なくとも一つと電気的に結合しており、
    前記第1の端子と前記第2の端子の間に、前記外導体膜の一部である中間導体膜が存在しており、
    前記回路基板は、前記誘電体装置を搭載するものであって、前記中間導体膜と対向する部分が、絶縁膜によって覆われている、
    電子装置。

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