JP2003122914A - 購買者支援システム、購買者支援方法及び冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】購買者による消費期限、使用期限の管理、そし
て廃棄時の分別回収を支援する購買者支援システムを提
供すること。 【解決手段】本発明にかかる購買者支援システムは、レ
シートに対してバーコード等により購買識別情報を印刷
している。ユーザは、このバーコードを冷蔵庫３１等に
備えたバーコードリーダ３１２によってスキャンする
と、サーバ１より、購入商品の賞味期限又は使用期限情
報を取得することができる。そのために、サーバ１で
は、購買情報と賞味期限等を管理している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、購買者支援システ
ム及び購買者支援方法に関し、特に商品の消費期限情報
や使用期限情報、さらには、分別回収に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、商品の消費期限や使用期限
は、商品に貼付されたシールや包装に印字されている。
そして、商品の購買者は、この消費期限等を確認し、消
費期限内に消費するよう注意を払わなければならない。
しかしながら、冷蔵庫に収納する商品では、消費期限等
の情報を確認するために、冷蔵庫を開けて商品を取り出
す必要がある。そのため、冷蔵庫から冷気が漏れ、温度
が上昇し、冷蔵庫内の商品をいためる場合がある。ま
た、そのために冷蔵庫の使用電力も上昇する。

【０００３】他方、一旦購入した商品を廃棄する場合に
は、分別回収の基準に従う必要がある。しかしながら、
各商品がどの分類に属し、いつ、どこにどのようにして
処分してよいかを判断することは難しく、厄介である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このように、購買者
は、商品の消費期限、使用期限の管理、そして廃棄時の
分別回収に際して、面倒な作業を行なわなければならな
かった。

【０００５】よって、本発明の目的は、購買者による消
費期限、使用期限の管理、そして廃棄時の分別回収を支
援する購買者支援システムを提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明にかかる購買者支
援システムは、レシートに対して購買識別情報を付加す
る購買識別情報付加手段と、前記購買識別情報と、当該
購買識別情報により特定される購入商品の賞味期限又は
使用期限情報とを関連付けて記憶する期限情報記憶手段
と、前記レシートから前記購買識別情報を読み取る購買
識別情報読取手段と、前記購買識別情報読取手段により
読み取られた前記購買識別情報に基づいて前記期限情報
記憶手段より関連付けられた賞味期限又は使用期限情報
を取得し、表示する情報処理手段とを備えたものであ
る。このような構成により、商品の賞味期限や使用期限
情報を容易に取得することができる。

【０００７】前記購買識別情報付加手段は、レシートに
対して購買識別情報をバーコード化して印刷し、前記購
買識別情報読取手段は、バーコードリーダとするとよ
い。

【０００８】また、前記情報処理手段は、冷蔵庫とする
とよい。冷蔵庫に商品を収納する際に賞味期限又は使用
期限情報を取得することができる。

【０００９】さらに、前記冷蔵庫に格納された商品と、
当該商品の賞味期限又は使用期限情報とを関連付けて記
憶する記憶手段を前記冷蔵庫に備えるようにするとよ
い。これにより、冷蔵庫に格納した商品の賞味期限又は
使用期限を管理することができる。

【００１０】前記冷蔵庫に格納された商品と、当該商品
の賞味期限又は使用期限情報とを関連付けて記憶する記
憶手段をサーバに備え、さらに当該サーバは、ユーザ端
末からの要求に応じて当該記憶手段に記憶された商品及
び賞味期限又は使用期限情報を当該ユーザ端末に提供す
るようにしてもよい。サーバでこれらの賞味期限又は使
用期限情報を管理することで、例えば、店舗において買
い物中に冷蔵庫に保管している商品の賞味期限又は使用
期限情報を取得することが可能となる。

【００１１】他方、本発明にかかる他の購買者支援シス
テムは、ユーザの位置情報を登録する位置情報登録手段
と、商品識別情報と、位置情報と、当該商品の廃棄時の
分類情報及び収集情報とを互いに関連付けて記憶する分
別収集情報記憶手段と、商品に付された商品識別情報を
取得し、前記位置情報登録手段と前記分別収集情報記憶
手段に基づいて、前記識別情報及び前記位置情報に対応
する分類情報及び収集情報とを取得し、表示する情報処
理手段とを備えたものである。このような構成により、
容易にそれぞれの地域に応じた商品の分別収集情報を取
得することができる。

【００１２】前記情報処理手段は、冷蔵庫に設けるとよ
い。これにより、廃棄物の発生しやすいところで、分別
収集情報を取得でき、極めて便利である。

【００１３】また、前記商品に付された商品識別情報
は、バーコードにより当該商品に付されているようにし
てもよい。これにより、ユーザは、バーコードリーダに
よりバーコードを読み取るだけで分別収集情報を取得で
きる。

【００１４】他方、本発明にかかる購買支援方法は、レ
シートに対して購買識別情報を付加するステップと、前
記購買識別情報と、当該購買識別情報により特定される
購入商品の賞味期限又は使用期限情報とを関連付けて記
憶するステップと、前記レシートから前記購買識別情報
を読み取るステップと、読み取られた前記購買識別情報
に基づいて前記期限情報記憶手段より関連付けられた賞
味期限又は使用期限情報を取得し、表示するステップと
を備えたものである。

【００１５】また、本発明にかかる他の購買者支援方法
は、ユーザの位置情報を登録するステップと、商品識別
情報と、位置情報と、当該商品の廃棄時の分類情報及び
収集情報とを互いに関連付けて記憶するステップと、商
品に付された商品識別情報を取得し、前記位置情報登録
手段と前記分別収集情報記憶手段に基づいて、前記識別
情報及び前記位置情報に対応する分類情報及び収集情報
とを取得し、表示するステップとを備えたものである。

【００１６】本発明にかかる冷蔵庫は、購買識別情報が
印刷されたレシートより当該購買識別情報を読み取る情
報読取手段と、前記情報読取手段により読み取られた購
買識別情報をサーバに対して送信する購買識別情報送信
手段と、前記購買識別情報と関連付けられた消費期限又
は使用期限情報を受信する期限情報受信手段と、前記消
費期限又は使用期限情報を表示する表示手段とを備えた
ものである。

【００１７】ここで、前記購買識別情報がバーコードと
して印字されたレシートより当該バーコードを読み取る
バーコードリーダをさらに備えるようにするとよい。

【００１８】

【発明の実施の形態】図１は、本発明にかかる購買者支
援システムのシステム構成図である。この購買者支援シ
ステムは、主にサーバ１と、当該サーバと接続されたデ
ータベース２より構成される。サーバ１は、通信網７を
介してユーザの端末３、販売者の端末４及び回収業者の
端末６とも接続されている。また、販売者の端末４は、
ＰＯＳシステム５とも接続されている。

【００１９】サーバ１は、本システムの主体的な動作を
行い、サーバ、コンピュータ等により構成される。但
し、物理的に単一である必要はなく、分散的に処理する
構成としてもよい。当該サーバ１は、制御部１１、ウェ
ブ（ＷＥＢ）エンジン１２を有し、さらに各種プログラ
ムがハードディスク、メモリ等の記憶手段に格納されて
いる。これらのプログラムと制御部１１が協働すること
によって、ユーザ登録処理部１３、商品情報処理部１
４、購買情報処理部１５、格納情報処理部１６及び分別
収集情報処理部１７を実現する。その他、当サーバ１に
は、通信を行うための通信接続手段、通信処理プログラ
ム、キーボード等の入力装置、ディスプレイ等の出力装
置を含むが、この説明では煩雑化を避けるために省略す
る。

【００２０】他方、データベース２には、ユーザ登録情
報記憶部２１、商品情報記憶部２２、購買情報記憶部２
３、格納情報記憶部２４及び分別収集情報記憶部２５を
有する。

【００２１】サーバ１の制御部１１は、記憶手段に格納
された各種プログラムに基づいて、各種制御を実行する
機能を有し、中央演算処理装置（ＣＰＵ）、読出専用メ
モリ（ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、
入出力ポート（Ｉ／Ｏ）等により実現される。

【００２２】ウェブエンジン１２は、店舗やユーザに対
して本システムを実行するために必要なウェブページを
閲覧させる処理を行う。

【００２３】ユーザ登録処理部１３は、ユーザの登録に
関する処理を実行する機能を有する。当該ユーザ登録
は、通信網７を介してユーザの端末３により実行する。
そして、ユーザ登録処理部１３により登録された情報
は、データベース２のユーザ登録情報記憶部２１に格納
される。登録情報の例を図３に示す。図に示されるよう
に、登録情報には、ユーザＩＤ、氏名、住所、性別、電
子メールアドレス、電話番号、リーダＩＤ、パスワー
ド、地域ＩＤが含まれる。これらの情報のうち、リーダ
ＩＤは、ユーザの端末３に接続されたバーコードリーダ
３１２、３２１、３３１の識別情報であり、通常バーコ
ードリーダ内に記憶手段に格納されている。パスワード
は、ユーザが自身に関連するデータを端末３によって閲
覧する場合に必要な情報である。地域ＩＤは、分別回収
の管理単位となる地域毎に割り振られた識別情報であ
る。この地域ＩＤは、ユーザにより入力されるようにし
てもよいが、サーバ１にて予め地域ＩＤと住所情報を関
連付けて記憶しておき、ユーザにより入力された住所情
報を地域ＩＤに変換するようにしてもよい。

【００２４】商品情報処理部１４は、商品に付されたバ
ーコード情報に基づき、商品名や賞味、使用可能期間を
抽出し、ユーザの端末３に送信する等の機能を有する。
商品名等の情報については、図３に示す商品情報記憶部
２２に格納されている。ここで、賞味、使用可能期間
は、製造日時、販売日時からどれ位の時間・期間であれ
ば賞味できるか、また使用できるかを示す情報である。
具体的な賞味、使用可能な日時を特定する賞味、使用期
限情報とは異なる。

【００２５】購買情報処理部１５は、ユーザが商品を購
入することによって販売店において生成されるレシート
バーコード情報及びその関連情報について処理する機能
を有する。この購買情報処理部１５によって処理される
情報は、主として購買情報記憶部２３に格納される。購
買情報記憶部２３に格納される情報の例を図４に示す。
図に示されるように、レシートバーコード情報、商品バ
ーコード情報、製造又は販売時間情報、賞味又は使用期
限情報が格納される。

【００２６】格納情報処理部１６は、ユーザの保有する
冷蔵庫にどのような商品が格納されているかを管理する
ための処理を実行する。そして、そのための情報は、格
納情報記憶部２４に格納される。図５に示すように、格
納情報記憶部２４には、例えば、ユーザＩＤ、商品バー
コード情報、賞味又は使用期限情報が格納される。

【００２７】分別収集情報処理部１７は、ユーザに対し
て、各商品に対する分別収集情報を提供するための処理
を実行する。そのための情報は、分別収集情報記憶部２
５に格納される。図６に示すように、分別収集情報記憶
部２５には、例えば、商品バーコード情報、地域ＩＤ、
分類情報及び収集情報が格納される。

【００２８】ユーザの端末３には、例えばユーザの冷蔵
庫３１、ユーザの携帯電話３２、パーソナルコンピュー
タ（ＰＣ）３３が含まれる。

【００２９】冷蔵庫３１は、インターネット等の通信網
７と接続し通信を行なうことができるものである。この
冷蔵庫３１は、ディスプレイ３１１、バーコードリーダ
３１２、入力ボタン３１３を備えている。そして、これ
らの各構成と情報の入出力を行なうインターフェース回
路、中央演算処理装置（ＣＰＵ）、読出専用メモリ（Ｒ
ＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）等により実
現される制御装置も備えている。通信網７よりウェブデ
ータを受信し、ディスプレイ３１１に表示するためのブ
ラウザやバーコードリーダ３１２を制御するバーコード
リゾルバプログラムがインストールされている。

【００３０】携帯電話３２は、インターネット接続可能
な携帯電話であり、バーコードリーダ３２１が接続され
ている。また、この携帯電話３２には、バーコードリゾ
ルバプログラムがインストールされている。バーコード
リーダ３２１は、携帯電話３２に内蔵することも可能で
ある。

【００３１】ＰＣ３３は、インターネット接続可能なよ
うに通信手段を備え、ブラウザプログラムやバーコード
リゾルバプログラムがインストールされている。また、
ＰＣ３３には、バーコードリーダ３３１が接続されてい
る。その他、携帯端末やゲーム端末も、この発明におけ
るユーザの端末３となりうる。

【００３２】ここで、バーコードリーダ３１２等は、レ
シートに印刷されたバーコード、商品や商品の包装に印
刷されたバーコードを読み取り、ユーザの端末３に対し
出力する機能を有する。当該バーコードリーダ３１２等
は、例えば、バーコードイメージを読み取り電気的信号
に変換するセンサ、当該センサより出力された電気的信
号をキャラクタデータに変換するデコード部、デコード
部により変換されたキャラクタデータをバス等を介して
ユーザの端末５１に送信するデータ送信部を備えてい
る。

【００３３】販売者の端末４は、パーソナルコンピュー
タ、専用コンピュータ等である。この端末４は、少なく
ともＣＰＵ等により構成される制御部、メモリ、ハード
ディスク等の記憶手段、通信網７を介してサーバ１に接
続するための通信手段を備えている。また、この端末４
は、ＰＯＳシステム５とも接続されている。

【００３４】ＰＯＳシステム５は、商品を販売し、サー
ビスを提供する店舗に備え付けられ、商品又は商品の包
装に印刷されたバーコード情報を読み取り、商品の販売
・課金処理を実行する機能を有する。例えば、ＰＯＳシ
ステム５は、コンピュータ、データベース、バーコード
リーダ、入力キー、レシート出力手段を備える。このコ
ンピュータは、ＣＰＵ等から構成される制御部及びメモ
リやハードディスクに格納された各種処理プログラムを
有する。この各種処理プログラムには、商品バーコード
処理プログラム、識別情報生成プログラム、バーコード
生成プログラムが含まれる。商品バーコード処理プログ
ラムは、商品又は商品の包装に印刷されたバーコード情
報より商品情報を検索する処理等を実行する。識別情報
生成プログラムは、ユーザによる商品等の購入に伴って
購買単位で生成される購買識別情報を生成する処理を実
行する。バーコード生成プログラムは、当該識別情報生
成プログラムにより生成された購買識別情報をバーコー
ドデータ化する処理を実行する。データベースには、商
品情報ＤＢが含まれる。商品情報ＤＢには、商品又はそ
の包装に印刷されたバーコード情報と商品分類番号、商
品名及び金額情報が相互に関連付けられて記憶されてい
る。入力キーは、個数キー及び精算キーを含む。個数キ
ーは、購入商品の個数を入力するための入力キーであ
り、精算キーは、購入が終了した際に押下し、精算を行
うためのキーである。レシート出力手段は、例えばサー
マルプリンタやインクジェットプリンタ等のプリンタで
あり、レシートにバーコード情報を印刷する機能を有す
る。

【００３５】回収業者の端末６は、パーソナルコンピュ
ータ、専用コンピュータ等である。この端末４は、少な
くともＣＰＵ等により構成される制御部、メモリ、ハー
ドディスク等の記憶手段、通信網７を介してサーバ１に
接続するための通信手段を備えている。この端末６は、
主として回収業者が分別収集情報を入力し、サーバ１に
送信し登録するために用いられる。

【００３６】通信網７は、インターネット、公衆網等の
通信網である。

【００３７】次に、図７を用いて、本発明にかかる購買
者支援システムにおいて、購買者が商品を購入する場合
の一連のフローについて説明する。

【００３８】まず、購買者が商品を購入するために、レ
ジにおいて商品を店員に差し出すと、店員は、ＰＯＳレ
ジ端末を操作し、商品のバーコード情報をバーコードリ
ーダにより読み取ること等によって購入商品を特定し、
購入金額を計算する（Ｓ１０１）。具体的には、ＰＯＳ
レジ端末では、商品バーコード処理プログラムにより、
当該バーコード情報に基づいて商品情報ＤＢから商品分
類番号、商品名及び金額情報を読み出す。このような処
理を購入単位に含まれる商品全てに対して実行する。そ
のとき、同じ商品を複数購入する場合には、店員は個数
に応じた個数キーを押下する。購入単位に含まれる商品
全てにつき当該処理が完了した場合には、店員は、精算
キーを押下し、合計金額を算出し、ＰＯＳレジ端末の図
示しないディスプレイに表示する。

【００３９】購買者であるユーザは、店員による合計金
額の提示に応じて現金又はクレジットカード等により商
品等の代金を支払う。

【００４０】これに伴い、レシートがＰＯＳレジ端末に
おいて生成されるが、このとき同時に識別情報生成プロ
グラムにより購買識別情報が生成され、この購買識別情
報に基づきレシートバーコード情報が生成される（Ｓ１
０２）。

【００４１】ここで、このようにして生成されるレシー
トの例を図８に示す。この例にかかるレシートには、一
般に印刷されている商品情報、価格情報等に加えて、レ
シートバーコードが最下部に印刷されている。また、そ
のバーコードに関してスキャンすることにより賞味期限
が管理できること等のメッセージも印刷されている。
尚、バーコードの印刷位置は、最下部に限らず、上部で
あっても、裏面でもよく、特に限定されない。

【００４２】ここで、レシートに印刷されたバーコード
には、レシートに印刷された購入商品を含む購買毎に固
有の識別情報（以下、購買識別情報）が含まれる。購買
識別情報は、レシート毎に異なる固有の情報である。当
該情報は例えば数字により表すこともできる。その場合
は、店舗番号、ＰＯＳ端末固有番号を含めるようにして
もよい。そうすると、ＰＯＳ端末４内部にて独自に番号
を発生させ割り振ったとしても、店舗番号及びＰＯＳ端
末固有番号が含まれるため固有の情報となる。図４に示
す例では、「トマト、マグロ、フリカケ」の購入に対し
て一つの購買識別情報が割り振られ、当該購買識別情報
がレシートに印刷される。

【００４３】続いて、図９を用いて、購買者が購入した
商品を自宅に持ち帰り、冷蔵庫に格納するまでの処理に
ついて説明する。この処理の前提として、商品等を購入
するユーザはユーザ登録を本システムに実行している。
そのため、ユーザ登録情報記憶部２１には、バーコード
リーダ３１２のリーダＩＤとその他のユーザ登録情報が
互いに関連付けられて記憶されている。

【００４４】まず、ユーザは、冷蔵庫３１のバーコード
リーダ３１２によりレシートに印刷されたレシートバー
コード情報を読み取る（Ｓ２０１）。これに伴い、冷蔵
庫３１は、サーバ１にアクセスする（Ｓ２０２）。具体
的には、ブラウザプログラムを起動し、サーバ１のホー
ムページのＵＲＬ（Uniform Resource Locator）を入力
することにより、当該ホームページの送信をサーバ１に
要求する。サーバ１は、当該ホームページの送信要求を
受信し、ウェブエンジン１２によりホームページを通信
網７を介して送信する。冷蔵庫３１は、当該ホームペー
ジを受信し、ブラウザによりディスプレイ３１１の画面
に当該ホームページを表示する。

【００４５】それと共に、冷蔵庫３１は、読み取ったレ
シートバーコード情報及びリーダＩＤを通信網７を介し
てサーバ１に対して送信する（Ｓ２０３）。

【００４６】サーバ１は、レシートバーコード情報及び
リーダＩＤを受信し、購買情報処理部１５によって購買
情報記憶部２３より当該レシートバーコード情報と関連
付けられた情報を取得する（Ｓ２０４）。具体的には、
レシートバーコード情報、即ち購買識別情報により特定
される購買に含まれる商品の商品バーコード情報、各商
品の製造又は販売時間情報、各商品の賞味又は使用期限
情報を取得する。

【００４７】そして、これらの関連情報を冷蔵庫３１の
ディスプレイ３１１に表示する（Ｓ２０５）。ここで、
その画面表示例を図１０に示す。図１０に示す画面で
は、購入日、商品名、製造年月日、賞味期限が具体的に
表示されている。そして、各商品他にで、「格納」と記
されたボタンが表示されている。また、画面表示の下欄
には、各項目に対する記入欄と、「追加」と記されたボ
タンが表示されている。

【００４８】次に、ユーザは、画面上の「格納」ボタン
をクリックすることにより冷蔵庫３１に格納する商品を
選択する（Ｓ２０６）。もしもレシートに含まれていな
い商品を冷蔵庫３１に格納する場合には、図１０に示す
画面の下欄の記入欄に具体的情報を入力し、「追加」ボ
タンをクリックする（Ｓ２０７）。このようにして、選
択及び追加された、冷蔵庫３１に格納する商品の情報
は、リーダＩＤと関連付けてサーバ１に対して送信され
る。そして、サーバ１では、格納情報処理部１６によっ
てこれらの情報を格納情報記憶部２４に格納する。

【００４９】続いて、図１１に示すフローチャートを用
いて、商品を分別回収のための情報を取得するための処
理について説明する。

【００５０】まず、ユーザは、分別回収情報を入手した
いと考えている商品又はその包装に印刷されたバーコー
ドをバーコードリーダ３１２を用いてスキャンする（Ｓ
３０１）。すると、この冷蔵庫３１に格納されたバーコ
ードリゾルバプログラムによって、冷蔵庫３１は、サー
バ１にアクセスする（Ｓ３０２）。そして、冷蔵庫１か
らは、通信網７を介して、読み取った商品バーコード情
報及びバーコードリーダ３１２のリーダＩＤをサーバ１
に送信する（Ｓ３０５）。サーバ１では、分別収集情報
処理部１７によって、リーダＩＤに基づきユーザ登録情
報記憶部２１を検索し、対応する地域ＩＤを読み出す
（Ｓ３０４）。そして、商品バーコード情報及び地域Ｉ
Ｄに基づき、分別収集情報記憶部２５を検索し、対応す
る分類情報及び収集情報を取得する（Ｓ３０５）。そし
て、これらの地域ＩＤ、分類情報及び収集情報は、サー
バ１より通信網７を介して冷蔵庫３１に送信され、画面
３１１に表示される（Ｓ３０６）。画面表示例を図１２
に示す。

【００５１】この例においては、冷蔵庫３１によって情
報を取得する例について説明したが、これに限らず、携
帯電話３２、ＰＣ３３であってもよい。

【００５２】尚、上述の例では、バーコードリーダ６の
ＩＤをレシートから読み取ったバーコード情報とともに
送信するようにしたが、ユーザ登録の際に割り振られた
ユーザＩＤを送信するようにしてもよい。

【００５３】また、上述した例では、一旦、ブラウザを
起動させ、本システムのホームページにアクセスした後
に、バーコードをスキャンすることとしたが、これに限
らず、バーコードスキャンに応じて本システムのホーム
ページにアクセスするようにしてもよい。

【００５４】また、上述の例では、レシートにバーコー
ドを印刷するようにしたが、このバーコードは１次元バ
ーコードであっても２次元バーコードであってもよい。
また、カルラコードを用いることも可能である。さらに
は、識別情報自体を文字、記号等で構成し、ＯＣＲで読
み取るようにしてもよい。

【００５５】上述の例において、サーバ、ＰＯＳシステ
ムのコンピュータやユーザの端末等のハードディスク、
メモリ等の記憶手段等にインストールされた各種のプロ
グラムは、様々な種類の記憶媒体に格納することが可能
であり、また、通信媒体を介して伝達されることが可能
である。ここで、記憶媒体には、例えば、フレキシブル
ディスク、ハードディスク、磁気ディスク、光磁気ディ
スク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ、ＲＯＭカートリッジ、バ
ッテリバックアップ付きＲＡＭメモリカートリッジ、フ
ラッシュメモリカートリッジ、不揮発性ＲＡＭカートリ
ッジ等を含む。また、通信媒体には、電話回線等の有線
通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等を含み、
インターネットも含まれる。

【００５６】

【発明の効果】本発明により、購買者による消費期限、
使用期限の管理、そして廃棄時の分別回収を支援する購
買者支援システムを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる購買支援システムのシステム構
成図である。

【図２】本発明にかかるユーザ登録情報記憶部のデータ
例である。

【図３】本発明にかかる商品情報記憶部のデータ例であ
る。

【図４】本発明にかかる購買情報記憶部のデータ例であ
る。

【図５】本発明にかかる格納情報記憶部のデータ例であ
る。

【図６】本発明にかかる分別収集情報記憶部のデータ例
である。

【図７】本発明にかかる購買支援システムにおける処理
フローを示すフローチャートである。

【図８】本発明にかかる購買支援システムにおけるレシ
ートの例である。

【図９】本発明にかかる購買支援システムにおける処理
フローを示すフローチャートである。

【図１０】本発明にかかる購買支援システムにおける画
面表示例を示す図である。

【図１１】本発明にかかる購買支援システムにおける処
理を示すフローチャートである。

【図１２】本発明にかかる購買支援システムにおける画
面表示例を示す図である。

【符号の説明】

１ サーバ ２ データベース ３ ユーザの端末 ４ 販売者の端末 ５ ＰＯＳシステム ６ 回収業者
の端末 ７ 通信網

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】レシートに対して購買識別情報を付加する
   購買識別情報付加手段と、 前記購買識別情報と、当該購買識別情報により特定され
   る購入商品の賞味期限又は使用期限情報とを関連付けて
   記憶する期限情報記憶手段と、 前記レシートから前記購買識別情報を読み取る購買識別
   情報読取手段と、 前記購買識別情報読取手段により読み取られた前記購買
   識別情報に基づいて前記期限情報記憶手段より関連付け
   られた賞味期限又は使用期限情報を取得し、表示する情
   報処理手段とを備えた購買者支援システム。
2. 【請求項２】前記購買識別情報付加手段は、レシートに
   対して購買識別情報をバーコード化して印刷し、前記購
   買識別情報読取手段は、バーコードリーダであることを
   特徴とする請求項１記載の購買者支援システム。
3. 【請求項３】前記情報処理手段は、冷蔵庫であることを
   特徴とする請求項１又は２記載の購買者支援システム。
4. 【請求項４】前記冷蔵庫に格納された商品と、当該商品
   の賞味期限又は使用期限情報とを関連付けて記憶する記
   憶手段を前記冷蔵庫に備えたことを特徴とする請求項３
   記載の購買者支援システム。
5. 【請求項５】前記冷蔵庫に格納された商品と、当該商品
   の賞味期限又は使用期限情報とを関連付けて記憶する記
   憶手段をサーバに備え、さらに当該サーバは、ユーザ端
   末からの要求に応じて当該記憶手段に記憶された商品及
   び賞味期限又は使用期限情報を当該ユーザ端末に提供す
   ることを特徴とする請求項３又は４記載の購買者支援シ
   ステム。
6. 【請求項６】ユーザの位置情報を登録する位置情報登録
   手段と、 商品識別情報と、位置情報と、当該商品の廃棄時の分類
   情報及び収集情報とを互いに関連付けて記憶する分別収
   集情報記憶手段と、 商品に付された商品識別情報を取得し、前記位置情報登
   録手段と前記分別収集情報記憶手段に基づいて、前記識
   別情報及び前記位置情報に対応する分類情報及び収集情
   報とを取得し、表示する情報処理手段とを備えた購買者
   支援システム。
7. 【請求項７】前記情報処理手段は、冷蔵庫であることを
   特徴とする請求項６記載の購買者支援システム。
8. 【請求項８】前記商品に付された商品識別情報は、バー
   コードにより当該商品に付されていることを特徴とする
   請求項６記載の購買者支援システム。
9. 【請求項９】レシートに対して購買識別情報を付加する
   ステップと、 前記購買識別情報と、当該購買識別情報により特定され
   る購入商品の賞味期限又は使用期限情報とを関連付けて
   記憶するステップと、 前記レシートから前記購買識別情報を読み取るステップ
   と、 読み取られた前記購買識別情報に基づいて前記期限情報
   記憶手段より関連付けられた賞味期限又は使用期限情報
   を取得し、表示するステップとを備えた購買者支援方
   法。
10. 【請求項１０】ユーザの位置情報を登録するステップ
    と、 商品識別情報と、位置情報と、当該商品の廃棄時の分類
    情報及び収集情報とを互いに関連付けて記憶するステッ
    プと、 商品に付された商品識別情報を取得し、前記位置情報登
    録手段と前記分別収集情報記憶手段に基づいて、前記識
    別情報及び前記位置情報に対応する分類情報及び収集情
    報とを取得し、表示するステップとを備えた購買者支援
    方法。
11. 【請求項１１】購買識別情報が印刷されたレシートより
    当該購買識別情報を読み取る情報読取手段と、 前記情報読取手段により読み取られた購買識別情報をサ
    ーバに対して送信する購買識別情報送信手段と、 前記購買識別情報と関連付けられた消費期限又は使用期
    限情報を受信する期限情報受信手段と、 前記消費期限又は使用期限情報を表示する表示手段とを
    備えた冷蔵庫。
12. 【請求項１２】前記購買識別情報がバーコードとして印
    字されたレシートより当該バーコードを読み取るバーコ
    ードリーダをさらに備えた請求項１１記載の冷蔵庫。