JP2003122325A - 表示装置用駆動回路 - Google Patents

表示装置用駆動回路

Info

Publication number
JP2003122325A
JP2003122325A JP2001320862A JP2001320862A JP2003122325A JP 2003122325 A JP2003122325 A JP 2003122325A JP 2001320862 A JP2001320862 A JP 2001320862A JP 2001320862 A JP2001320862 A JP 2001320862A JP 2003122325 A JP2003122325 A JP 2003122325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gradation
voltage
grayscale
output
resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001320862A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3916915B2 (ja
Inventor
Takanori Utsunomiya
崇徳 宇都宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Microelectronics Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001320862A priority Critical patent/JP3916915B2/ja
Publication of JP2003122325A publication Critical patent/JP2003122325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3916915B2 publication Critical patent/JP3916915B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力化のために、1水平走査期間に各
階調レベルが書き込まれる度数に応じて階調電圧発生回
路のバイアス電流を設定する構成では、負荷の大きさに
適したバイアス電流を設定することが難しく、スルーレ
ート調整が簡単にできない。 【解決手段】 1水平走査期間に各階調電圧が出力され
る個数に応じて抵抗選択回路RS11,…RSnmの抵
抗値を設定するように構成した。この場合、スルーレー
トΔt=CR(ここで、C=LSI内部寄生容量+液晶
パネル負荷容量)の関係が成り立つため、負荷の大きさ
に適した抵抗値の設定が容易となる。また、階調アンプ
には常に一定のバイアス電流を供給することができる。
従って、階調アンプの能力を損なわずに、スルーレート
調整を容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば液晶表示
装置に用いられる駆動回路に関し、詳しくは階調電圧選
択方式の駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な液晶表示装置では、液晶パネル
の走査線を駆動するゲートドライバと信号線を駆動する
ソースドライバが液晶パネルの駆動回路として接続され
ている。このうち、ソースドライバの駆動方式として
は、アナログの表示データをスイッチの開閉により信号
線に書き込むアナログサンプルホールド方式のほか、デ
ジタルの表示データに対応する階調電圧を選択して信号
線に書き込む階調電圧選択方式が知られている。
【0003】この階調電圧選択方式の駆動回路として、
特開平10−301541号公報には、1水平走査期間
に各階調レベルが書き込まれる度数を検出し、この度数
に応じて階調電圧発生回路のバイアス電流を設定するよ
うにした液晶駆動回路が開示されている。この液晶駆動
回路によれば、出力される表示データに応じた必要最小
限の駆動電流をその都度流すことができるため、液晶表
示装置全体の低消費電力化を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような階調電圧
選択方式の駆動回路では、表示データの階調度合いによ
っては、1水平走査期間に1つの階調電圧がすべての信
号線に出力される場合と、1つの階調電圧が1本の信号
線に出力される場合が生じる。信号線は液晶パネルの液
晶容量(負荷容量)に接続されているので、ソースドラ
イバの各階調アンプでは、出力が一本の信号線に接続さ
れる場合よりも、すべての信号線に接続される場合の方
が負荷が大きくなる。
【0005】図8は、一般的な階調電圧選択方式の駆動
回路において、1つの階調アンプから信号線に出力され
る階調電圧の一例を示す信号波形図である。ここでは、
振幅V0の階調電圧が出力された例を示している。図8
に示すように、階調アンプからの出力がすべての信号線
(ここでは270本)に接続されたとき(図中、破線
a)の方が、前記出力が1つの信号線に接続されたとき
(図中、実線b)よりも負荷が大きくなるため、立ち上
がりでΔt1、立ち下がりでΔt2だけスルーレートが
遅れることになる。スルーレートが遅れると、液晶容量
への階調電圧の書き込み時間が短くなるため、画素上で
は本来の階調レベルが得られなくなり、これが表示ムラ
として認識されることになる。なお、ここでは波形の立
ち上がり(立ち下がり)から一定時間経過後、振幅V0
(V1)に至るまでの時間をスルーレートと呼ぶものと
する。
【0006】上述した特開平10−301541号の液
晶駆動回路では、負荷に応じて階調電圧発生回路に供給
されるバイアス電流が設定されるので、スルーレートの
遅れもある程度は解消されるが、同一の駆動回路を液晶
容量の異なる液晶パネルと組み合わせたときには、負荷
特性の違いからスルーレートの調整が必要となる。しか
し、階調電圧発生回路に供給されるバイアス電流とスル
ーレートは必ずしも一定の比例関係にないため、負荷の
大きさに適したバイアス電流を設定することが難しく、
スルーレート調整が簡単にできないという問題点があっ
た。また、バイアス電流を低く設定した場合には、階調
アンプとして使われるMOSトランジスタの能力が落
ち、スルーレートが悪化することも考えられる。
【0007】この発明の目的は、階調アンプの能力を損
なうことなしに、スルーレート調整を容易に行うことが
できる表示装置用駆動回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、複数の階調電圧を発生する階調
電圧発生手段と、入力された階調表示データを複数の階
調レベルに変換するデータ変換手段と、前記各階調レベ
ルに対応した階調電圧を前記階調電圧出力ライン毎に出
力する階調電圧選択手段と、前記階調表示データを入力
して、前記複数の階調電圧のそれぞれが1水平走査期間
に選択される個数を各階調電圧毎にカウントする階調カ
ウント手段と、前記階調カウント手段でカウントされた
個数に応じて前記階調電圧出力ライン毎に抵抗値を設定
する出力抵抗値設定手段とを備えたことを特徴とする表
示装置用駆動回路である。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、前
記階調電圧選択手段は、前記複数の階調電圧が各々供給
される複数の階調電圧入力ラインと複数の階調電圧出力
ラインとがマトリクス配列されると共に、前記マトリク
スの各交差部に、前記階調レベルに対応してオン/オフ
制御され、オン時に前記階調電圧入力ラインと階調電圧
出力ラインとを導通させて前記階調電圧入力ラインに供
給された階調電圧を前記階調電圧出力ラインに出力する
階調選択スイッチが接続され、前記出力抵抗値設定手段
は、前記階調選択スイッチと階調電圧出力ラインとの間
に接続され、少なくとも1つの抵抗値を選択可能に構成
された出力抵抗選択回路と、前記階調カウント手段でカ
ウントされた個数に応じて前記出力抵抗選択回路の抵抗
値を非選択又は少なくとも1つ選択して、前記階調電圧
入力ライン毎に抵抗値を設定する出力抵抗設定回路とか
らなることを特徴とする。
【0010】また、上記目的を達成するため、請求項3
の発明は、複数の階調電圧を発生する階調電圧発生手段
と、入力された階調表示データを複数の階調レベルに変
換するデータ変換手段と、前記各階調レベルに対応した
階調電圧を前記階調電圧出力ライン毎に出力する階調電
圧選択手段と、前記階調表示データを入力して、前記複
数の階調電圧のそれぞれが1水平走査期間に選択される
個数を各階調電圧毎にカウントする階調カウント手段
と、前記階調カウント手段でカウントされた個数に応じ
て前記階調電圧入力ライン毎に抵抗値を設定する入力抵
抗値設定手段とを備えたことを特徴とする表示装置用駆
動回路である。
【0011】請求項4の発明は、請求項3において、前
記階調電圧選択手段は、前記複数の階調電圧が各々供給
される複数の階調電圧入力ラインと複数の階調電圧出力
ラインとがマトリクス配列されると共に、前記マトリク
スの各交差部に、前記階調レベルに対応してオン/オフ
制御され、オン時に前記階調電圧入力ラインと階調電圧
出力ラインとを導通させて前記階調電圧入力ラインに供
給された階調電圧を前記階調電圧出力ラインに出力する
階調選択スイッチが接続され、前記入力抵抗値設定手段
は、前記階調電圧発生手段の出力段に接続され、少なく
とも1つの抵抗値を選択可能に構成された入力抵抗選択
回路と、前記階調カウント手段でカウントされた個数に
応じて前記入力抵抗選択回路の抵抗値を非選択又は少な
くとも1つ選択して、前記階調電圧入力ライン毎に抵抗
値を設定する入力抵抗調整回路とからなることを特徴と
する。
【0012】さらに、上記目的を達成するため、請求項
5の発明は、複数の階調電圧を発生する階調電圧発生手
段と、入力された階調表示データを複数の階調レベルに
変換するデータ変換手段と、前記各階調レベルに対応し
た階調電圧を前記階調電圧出力ライン毎に出力する階調
電圧選択手段と、前記階調表示データを入力して、前記
複数の階調電圧のそれぞれが1水平走査期間に選択され
る個数を各階調電圧毎にカウントする階調カウント手段
と、前記階調カウント手段でカウントされた個数に応じ
て前記階調電圧入力ラインへ供給する出力電流を設定す
る出力電流設定手段とを備えたことを特徴とする表示装
置用駆動回路である。
【0013】請求項6の発明は、請求項5において、前
記階調電圧選択手段は、前記複数の階調電圧が各々供給
される複数の階調電圧入力ラインと複数の階調電圧出力
ラインとがマトリクス配列されると共に、前記マトリク
スの各交差部に、前記階調レベルに対応してオン/オフ
制御され、オン時に前記階調電圧入力ラインと階調電圧
出力ラインとを導通させて前記階調電圧入力ラインに供
給された階調電圧を前記階調電圧出力ラインに出力する
階調選択スイッチが接続され、前記出力電流設定手段
は、前記階調電圧発生手段の出力段に接続され、出力電
流を供給するトランジスタ回路の電流供給経路を少なく
とも2つ選択可能に構成された電流供給経路選択回路
と、前記階調カウント手段でカウントされた個数に応じ
て前記トランジスタ回路の電流供給経路を1つ選択し
て、前記階調電圧入力ライン毎に出力電流を設定する出
力電流設定回路とからなることを特徴とする。
【0014】請求項7の発明は、請求項6において、前
記電流供給経路選択回路は、出力電流を1つのトランジ
スタ回路から供給する経路と、出力電流を並列に接続さ
れた2つのトランジスタ回路から供給する経路の2経路
を選択可能に構成されたものであることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる表示装置
用駆動回路を階調電圧選択方式による液晶表示装置のソ
ースドライバに適用した場合の実施形態について説明す
る。
【0016】以下の説明において、“階調表示データ”
とは外部から供給されるデジタルデータを、また“表示
データ”とは階調電圧選択回路14で変換されたアナロ
グデータを指すものとする。
【0017】図2は、本実施形態に係わる液晶表示装置
の全体的な回路構成図である。ここでは、駆動回路一体
型の液晶表示装置の構成を示している。
【0018】図2において、アレイ基板10上には、複
数本の走査線G1,G2,…Gn(総称G)と、これと
直交する複数本の信号線D1,D2,…Dm(総称D)
がマトリクス配列されている。走査線Gの端部はゲート
ドライバ2に、また信号線Dの端部はソースドライバ3
にそれぞれ接続されている。前記両線の各交点近傍には
液晶画素5が形成され、これら複数の液晶画素5により
表示画素部1が構成されている。液晶画素5は、画素電
極6、対向電極7及びこれら電極間に保持される液晶層
8から構成されている。各液晶画素5への表示データの
供給は、スイッチ素子としてのMOSFET9により制
御されている。各MOSFET9のゲートは行毎に共通
に走査線G1,G2,…Gnに接続され、ドレインは列
毎に信号線D1,D2,…Dmに接続されている。ま
た、ソースは画素電極6に接続されている。さらに、す
べての液晶画素5に対応する対向電極7は共通にコモン
回路4に接続されている。ただし、対向電極7はアレイ
基板10と対向配置される図示しない対向基板上に形成
された電極であり、コモン回路4は図示しない外部駆動
回路基板(以下、外部という)に配置されている回路で
ある。また図示していないが、画素電極6には表示デー
タ書き込み時の電圧変動の影響を抑制するための補助容
量が並列に接続されている。
【0019】図2において、ソースドライバ3から信号
線D1,D2,…に表示データが供給され、これと同期
してゲートドライバ2から走査線G1,G2,…に行選
択信号が上から下に向かって順に出力されると、その走
査線Gに接続する各MOSFET9がオン状態となり、
信号線D1,D2,…にサンプリングされた表示データ
はオン状態のMOSFET9を介して液晶画素5に書き
込まれる。この表示データは画素電極6と対向電極7と
の間に電荷として蓄積され、これに液晶層8が応答する
ことで、その電荷の大きさに応じた階調度の映像が映し
出される。なお、図2に示すアレイ基板10は絶縁基板
であり、例えばガラス基板で構成されている。
【0020】本実施形態において、表示画素部1に配置
されるMOSFET9、及びゲートドライバ2やソース
ドライバ3内の図示しないスイッチ素子として使用され
るMOSFETは、p−Si(ポリシリコン)TFTで
構成されている。そして、ゲートドライバ2、ソースド
ライバ3及び表示画素部1は、同一の製造プロセスによ
りアレイ基板10上に一体に形成されている。
【0021】なお、以下に説明する実施形態1、2及び
3において、ソースドライバ31、32及び33は、図
2のソースドライバ3に対応する。
【0022】[実施形態1]図1は、実施形態1に係わ
るソースドライバ31の回路構成図である。図1におい
て、外部の電源回路から供給された電位V0、V1の外
部電圧は、抵抗分割回路11においてV0〜V1間でn
段(nは階調数)の階調電圧Vt1〜Vtnに分割され
る。階調アンプ回路12は、階調レベル毎に設けられた
n段の階調アンプAMP1,AMP2,…AMPn(総
称AMP)で構成されている。各階調アンプAMPに
は、階調アンプ回路12から対応する階調電圧Vt1〜
Vtnと、階調電圧バイアス回路13からそれぞれ一定
のバイアス電圧(及びバイアス電流)とが供給されてい
る。
【0023】抵抗分割回路11から出力された各階調電
圧は、階調アンプ回路12の対応する階調アンプAMP
1,AMP2,…AMPnにより、信号線D1,D2,
…への書き込みに必要な電圧まで増幅された後、階調電
圧選択回路14に出力される。階調アンプAMP1,A
MP2,…AMPnから出力される各階調電圧は、AM
P1>AMP2>,…>AMPn(又はこの逆)の関係
にある。なお、抵抗分割回路11,階調アンプ回路12
及びバイアス回路13は、本実施形態における階調電圧
発生手段を構成する。
【0024】階調電圧選択回路14は、図2の信号線D
1,D2,…Dmと接続する階調電圧出力ラインDL
1,DL2,…DLmと、階調アンプAMP1,AMP
2,…AMPnの出力に接続された階調電圧入力ライン
AL1,AL2,…ALnとがマトリクス配列(m×
n)され、そのマトリクスの各交差部には階調選択スイ
ッチSW11,…SWnm(総称SW)が接続されてい
る。階調選択スイッチSWはMOSFETで構成されて
おり、各階調選択スイッチSWのソース電極は行毎に共
通に階調電圧入力ラインALに、またドレイン電極は後
述する抵抗選択回路RS11,…RSnm(総称RS)を
介して列毎に共通に階調電圧出力ラインDLに、さらに
ゲート電極は後述するデコーダ16の出力ラインにそれ
ぞれ接続されている。
【0025】ここで、“行”とは横方向に配列されたラ
インである階調電圧入力ラインALに、また“列”とは
縦方向に配列されたラインである階調電圧出力ラインD
Lに相当する。
【0026】各階調選択スイッチSW11,…SWnm
は、デコーダ16からの出力によりオン・オフが制御さ
れる。オン時には、階調電圧入力ラインALと抵抗選択
回路RS、並びに階調電圧出力ラインDLとを導通させ
て、階調電圧入力ラインALに供給された階調電圧を階
調電圧出力ラインDLに出力する。なお、階調電圧選択
回路14は、本実施形態における階調電圧選択手段を構
成する。
【0027】抵抗選択回路RS11,…RSnmは、階
調選択スイッチSWと階調電圧出力ラインDLとの間に
接続された回路である。図1の抵抗選択回路RS11を
代表して説明すると、直列に接続された抵抗R1、R2
及び抵抗選択スイッチSにより構成されている。抵抗選
択スイッチSはMOSFETで構成されており、抵抗選
択スイッチSのソース電極は抵抗R1,R2の中間ノー
ドに、またドレイン電極は階調電圧出力ラインDLにそ
れぞれ接続されている。この例では、抵抗選択スイッチ
Sが抵抗R2と並列に接続されているが、抵抗R1と並
列に接続されていてもよい。抵抗選択スイッチSのゲー
ト電極は後述する出力抵抗設定回路18の信号ライン1
01に接続されている。
【0028】各抵抗選択スイッチSは、出力抵抗設定回
路18から出力される信号レベルによりオン・オフが制
御される。オン時には、階調選択スイッチSWのドレイ
ン電極と階調電圧出力ラインDLとの間は抵抗R1の抵
抗値に設定される。また、オフ時には階調選択スイッチ
SWのドレイン電極と階調電圧出力ラインDLとの間は
抵抗R1+R2の抵抗値に設定される。本実施形態で
は、抵抗R1+R2の抵抗値に設定した状態において、
各階調電圧の出力が1つの信号線Dに接続されたときに
図8の実線bに示すようなスルーレートが得られるよう
に抵抗R1,R2の抵抗値が決められている。
【0029】本実施形態の出力抵抗選択回路RSでは、
抵抗R1又は抵抗R1+R2の2つの抵抗値を選択する
ことができるが、出力抵抗選択回路RSは少なくとも1
つの抵抗値を選択可能に構成されていればよく、幾つか
の回路構成が考えられる。例えば、抵抗R1,R2にそ
れぞれ並列に抵抗選択スイッチS1,S2(図示せず、
S1は抵抗R1に、S2は抵抗R2に対応する)を接続
した場合は、抵抗選択スイッチS1,S2を共にオンし
た時に抵抗R1,R2は共に非選択に設定され、抵抗選
択スイッチS1(又はS2)をオフした時に抵抗R1
(又はR2)が抵抗値に設定される。また、抵抗選択ス
イッチS1及びS2をオフした時には抵抗R1+R2が
抵抗値に設定される。この場合、抵抗R1,R2が同一
抵抗値であれば3段階の抵抗値を設定することができ、
抵抗R1,R2が異なる抵抗値であれば4段階の抵抗値
を設定することができる。さらに、抵抗と抵抗選択スイ
ッチとを適宜に組み合わせにより、多段の抵抗値を設定
することが可能となる。
【0030】ラッチ回路15は、外部のコントロールI
Cからシリアルデータとして供給されたデジタルの階調
表示データを1ライン分ラッチし、パラレルデータとし
てデコーダ16と後述する階調カウンタ17にそれぞれ
出力する。デコーダ16は、送られてきた階調表示デー
タのコードを復号して、1ライン分(m個)の階調レベ
ル信号として出力する。各階調レベル信号は、各列にお
いて階調アンプAMP1,AMP2,…AMPnから供
給される階調電圧の一つを選択する信号となる。すなわ
ち、階調レベル信号に対応する階調選択スイッチSW1
1,…SWnmが列毎に一つ選択されると、階調電圧出
力ラインDL1,DL2,…DLmには、階調アンプA
MP1,AMP2,…AMPnから供給された階調電圧
の一つが出力される。このようにして、入力された1ラ
イン分の階調表示データに応じた各階調電圧(表示デー
タ)が階調電圧出力ラインDL1,DL2,…DLmか
ら信号線D1,D2,…Dmに出力される。なお、ラッ
チ回路15及びデコーダ16は、本実施形態におけるデ
ータ変換手段を構成する。
【0031】本実施形態において、階調選択スイッチS
Wや抵抗選択スイッチSは、C−MOS、N型又はP型
MOSトランジスタで構成することができる。
【0032】階調カウンタ17は、ラッチ回路15から
送られてきた階調表示データを入力して、各階調電圧が
1水平走査期間内にいくつ出力されるのかをカウント
し、その結果を各階調電圧毎の出力数(個数)として出
力抵抗設定回路18に出力する。
【0033】出力抵抗設定回路18は、階調カウンタ1
7でカウントされた出力数(各階調電圧が1水平走査期
間内に出力される個数)に応じた出力抵抗選択信号を信
号ライン101を通じて各階調電圧毎に出力し、出力抵
抗選択回路RS11,…RSnmの各抵抗選択スイッチ
Sを選択(又は非選択)する。これにより、各階調電圧
に対応する階調電圧入力ラインAL1,AL2,…AL
nの抵抗値が、階調カウンタ17でカウントされた出力
数に応じて設定される。各抵抗選択スイッチSは、行毎
に供給される同一の出力抵抗選択信号により一斉に選択
(又は非選択)される。
【0034】なお、出力抵抗選択回路RSと出力抵抗設
定回路18は、本実施形態における出力抵抗値設定手段
を構成する。
【0035】出力抵抗設定回路18では、階調カウンタ
17でカウントされた階調電圧の出力数が多い場合、す
なわち接続する負荷が大きい場合は、その階調電圧に対
応する階調電圧入力ラインALの抵抗値を抵抗R1とす
るために、オンレベルの出力抵抗選択信号を出力して、
対応する抵抗選択スイッチSをすべてオン状態とする。
また、階調電圧の出力数が少ない場合、すなわち接続す
る負荷が小さい場合は、その階調電圧に対応する階調電
圧入力ラインALの抵抗値を抵抗R1+R2とするた
め、オフレベルの出力抵抗選択信号を出力して、対応す
る抵抗選択スイッチSをすべてオフ状態とする。
【0036】上記のような抵抗選択スイッチSの選択は
1水平走査期間毎にリセットされ、各1水平走査期間に
入力される階調表示データに従って、各階調電圧入力ラ
インAL1,AL2,…ALnの抵抗値が設定される。
【0037】本実施形態では、出力抵抗選択回路RSで
抵抗値を2段階に選択することができるため、例えば階
調電圧出力ラインDL1,DL2,…DLmを270本
とすると、1水平走査期間に出力される階調電圧の出力
数が0〜135であれば、抵抗選択スイッチSをオフし
て抵抗R1+R2の抵抗値に設定し、また136〜27
0であれば、抵抗選択スイッチSをオンして抵抗R1の
みの抵抗値に設定する。ただし、1水平走査期間に出力
される階調電圧の出力数と設定される抵抗値との関係
は、本実施形態の例に限定されることなく、適宜に変更
可能である。
【0038】次に、実施形態1に係わるソースドライバ
31の動作を図3のタイミングチャートを参照しながら
説明する。図3において、(a)は階調表示データのL
OAD(読み込み)信号、(b)は階調表示データ、
(c)は階調カウンタ17のカウント動作を示す信号、
(d)は出力抵抗設定回路18から出力される出力抵抗
選択信号、(e)は1水平走査期間(1H)に表示画素
部1に供給される表示データをそれぞれ示している。
【0039】期間nで入力された階調表示データ(b)
は、ラッチ回路15で1ライン分のパラレルデータに変
換され、デコーダ16と階調カウンタ17にそれぞれ出
力される。デコーダ16に供給された階調表示データ
は、1ライン分の階調レベル信号に復号され、次の期間
n+1でLOAD信号(a)が入力されると同時に、表
示データとして信号線D1,D2,…に出力される。図
3では(e)のData(n)に相当する。
【0040】一方、階調カウンタ17では、入力された
階調表示データを元に、各階調電圧が1水平走査期間内
にいくつ出力されるかがカウントされる(c)。カウン
ト結果は、次の期間n+1でLOAD信号が入力される
と同時に、出力抵抗設定回路18に供給される。出力抵
抗設定回路18では、LOAD信号が入力している間
に、階調カウンタ17でカウントされた出力数に応じ
て、各階調電圧毎に出力抵抗選択信号を出力する
(d)。
【0041】このように、期間nで入力した階調表示デ
ータが期間n+1で表示データとして表示画素部1に供
給される前に、出力抵抗選択回路RS11,…RSnm
の各抵抗選択スイッチSが期間nでのカウント結果に応
じて選択(又は非選択)される。これにより、各階調電
圧に対応する階調電圧入力ラインAL1,AL2,…A
Lnでは、接続する負荷の大きさに対応した抵抗値がそ
れぞれ設定される。この際、階調アンプAMPの出力に
接続される負荷の数が少ないときには通常の抵抗値に設
定され、負荷の数が多いときにはそれよりも小さいに抵
抗値に設定される。
【0042】本実施形態において、1つの階調アンプA
MPから信号線Dに出力される階調電圧の一例を図4に
示す。ここでは、電位V0の階調電圧(例えばVt1)
が出力された例を示している。図4に示すように、階調
アンプからの出力がすべての信号線(270本)に接続
されたとき(図中、太破線a′)と、前記出力が1つの
信号線に接続されたとき(図中、実線b)とを比較する
と、スルーレートの遅れを立ち上がりでΔt1′、立ち
下がりでΔt2′とすることができ、図8に示す従来例
に比べスルーレートの遅れを大幅に改善することができ
る。
【0043】本実施形態の構成によれば、1水平走査期
間に接続される負荷の大きさに係わらずスルーレートを
ほぼ均一化することができるので、負荷が大きい場合で
あっても液晶容量への階調電圧の書き込み時間が短くな
ることがない。すなわち、表示データの階調度合いがど
のようなものであっても、画素上では常に本来の階調レ
ベルが得られることになる。したがって、階調レベルの
不足による表示ムラを解消して、高品位な画像を得るこ
とができる。
【0044】また、本実施形態の構成においては、出力
抵抗選択回路RS11,…RSnmにより階調電圧入力
ラインALの抵抗値を設定するようにしているので、同
一のソースドライバを液晶容量の異なる液晶パネルと組
み合わせる場合でも、抵抗R1,R2を液晶容量に応じ
て再設定することにより、スルーレート調整を容易に行
うことができる。先に説明したように、負荷に応じて階
調電圧発生回路に供給するバイアス電流を設定するよう
に構成した場合は、負荷の大きさに適したバイアス電流
を設定することが難しいため、同一のソースドライバを
液晶容量の異なる液晶パネルと組み合わせる際のスルー
レート調整が難しいという問題点がある。しかし、本実
施形態のように負荷に応じて抵抗値を設定する構成にお
いては、時定数により、スルーレートΔt=CR(ここ
で、C=LSI内部寄生容量+液晶パネル負荷容量)の
関係が成り立つため、負荷の大きさに適した抵抗値を容
易に設定することができる。
【0045】また、ソースドライバ31、ゲートドライ
バ2及び表示画素部1は同一の製造プロセスで作製する
ことができるため、抵抗R1,R2の抵抗値は、プロセ
ス条件等を修正することで容易に再設定することができ
る。
【0046】さらに、階調アンプAMPには常に一定の
バイアス電流が供給されるため、バイアス電流が低く設
定されることにより、階調アンプの能力が低下するとい
う不具合を防ぐことができる。したがって、階調アンプ
の能力を損なうことなしに、スルーレート調整を容易に
行うことができる。
【0047】[実施形態2]図5は、実施形態2に係わ
るソースドライバ32の回路構成図である。図5では、
図1と同等部分を同一符号で示すものとし、その説明を
適宜に省略する。
【0048】実施形態2のソースドライバ32では、図
1の出力抵抗選択回路RS11,…RSnmと出力抵抗
設定回路18の代わりに、入力抵抗選択回路RS1,…
RSnと入力抵抗設定回路19を備えている。
【0049】入力抵抗選択回路RS1,…RSnは、階
調アンプ回路12の出力段に接続された回路であり、入
力抵抗選択回路RS1に代表して示すように、直列に接
続された抵抗R1,R2及び抵抗選択スイッチS1、S
2により構成されている。抵抗選択スイッチS1,S2
はMOSFETで構成されており、抵抗選択スイッチS
1のソース電極は階調電圧入力ラインALに、ドレイン
電極は抵抗R1、R2の中間ノードにそれぞれ接続され
ている。また、抵抗選択スイッチS2のソース電極は抵
抗R1、R2の中間ノードに、ドレイン電極は階調電圧
入力ラインALに、それぞれ接続されている。さらに、
各スイッチのゲート電極は後述する入力抵抗設定回路1
9からの信号ライン102,103にそれぞれ接続され
ている。
【0050】各抵抗選択スイッチS1,S2は、入力抵
抗設定回路19から出力される入力抵抗選択信号により
オン・オフが制御され、これにより回路の抵抗値が設定
される。すなわち、抵抗選択スイッチS1,S2がオン
すると、抵抗R1,R2は共に非選択に設定され、抵抗
選択スイッチS1(又はS2)がオフすると、抵抗R1
(又はR2)が抵抗値として設定される。また、抵抗選
択スイッチS1及びS2がオフすると、抵抗R1+R2
が抵抗値として設定される。本実施形態では、抵抗R
1,R2を異なる抵抗値(R1<R2)としているた
め、抵抗選択スイッチS1又はS2のオン・オフにより
4段階の抵抗値を設定することができる。ただし、抵抗
R1,R2が同一抵抗値であれば3段階の抵抗値を設定
することができる。
【0051】さらに、抵抗と抵抗選択スイッチとを適宜
に組み合わせることにより、多段の抵抗値を設定するこ
とが可能となる。本実施形態においても、抵抗R1+R
2の抵抗値に設定した状態において、各階調電圧の出力
が1つの信号線Dに接続されたときに図8の実線bに示
すようなスルーレートが得られるように抵抗R1,R2
の抵抗値が決められている。
【0052】入力抵抗設定回路19は、階調カウンタ1
7でカウントされた出力数に応じた入力抵抗選択信号を
信号ライン102,103を通じて各階調電圧毎に出力
し、入力抵抗選択回路RS1,…RSnの抵抗選択スイ
ッチS1,S2を選択又は非選択とする。これにより、
各階調電圧に対応する階調電圧入力ラインAL1,Al
2,…Alnの抵抗値が、階調カウンタ17でカウント
された出力数に応じて設定される。
【0053】なお、入力抵抗選択回路RSと入力抵抗設
定回路19は、本実施形態における入力抵抗値設定手段
を構成する。
【0054】入力抵抗設定回路19では、階調カウンタ
17でカウントされた階調電圧の出力数が多い場合、す
なわち接続する負荷が大きい場合は、その階調電圧に対
応する階調電圧入力ラインALの抵抗値を抵抗R1とす
るために、信号ライン102にはオフレベル、信号ライ
ン103にはオンレベルの入力抵抗選択信号を出力し
て、対応する抵抗選択スイッチS1をすべてオフ状態、
S2をすべてオン状態とする。また、階調電圧の出力数
が少ない場合、すなわち接続する負荷が小さい場合は、
その階調電圧に対応する階調電圧入力ラインALの抵抗
値を抵抗R1+R2とするために、信号ライン102及
び103にオフレベルの入力抵抗選択信号を出力して、
対応する抵抗選択スイッチS1,S2をすべてオフ状態
とする。
【0055】上記のような抵抗選択スイッチS1,S2
の選択は1水平走査期間毎にリセットされ、各1水平走
査期間に入力される階調表示データに従って、各階調電
圧入力ラインAL1,AL2,…ALnの抵抗値が設定
される。
【0056】本実施形態では、入力抵抗選択回路RSで
抵抗値を4段階に選択することができるため、例えば階
調電圧出力ラインDL1,DL2,…DLmを270本
とすると、1水平走査期間に出力される階調電圧の出力
数が0〜70であれば、抵抗選択スイッチS1,S2を
共にオフ状態として抵抗R1+R2の抵抗値に設定し、
出力数が71〜140であれば、抵抗選択スイッチS1
をオン状態、S2をオフ状態として抵抗R2のみの抵抗
値に設定する。また出力数が141〜210であれば、
抵抗選択スイッチS1をオフ状態、S2をオン状態とし
て抵抗R1のみの抵抗値に設定し、さらに出力数が21
0〜270であれば、抵抗選択スイッチS1,S2を共
にオン状態として抵抗R1,R2を共に非選択に設定す
る。この場合は、階調電圧出力ラインDL1,DL2,
…DLmのもつ配線抵抗値に設定されたことになる。な
お、1水平走査期間に出力される階調電圧の出力数と設
定される抵抗値との関係は、本実施形態の例に限定され
ることなく、適宜に変更可能である。
【0057】この実施形態2のように、階調電圧の出力
数に応じて階調電圧入力ラインの抵抗値を設定するよう
に構成した場合においても、図4に示すように、スルー
レートの遅れを立ち上がりでΔt1′、立ち下がりでΔ
t2′とすることができ、図8の従来例に比べスルーレ
ートの遅れを大幅に改善することができる。このよう
に、1水平走査期間に接続される負荷の大きさに係わら
ずスルーレートをほぼ均一化することができるため、表
示データの階調度合いに関わらず、画素上では常に本来
の階調レベルを得ることができるようになり、階調レベ
ルの不足による表示ムラを解消して、高品位な画像を得
ることができる。
【0058】また、本実施形態においては、入力抵抗選
択回路RS1,…RSnから入力抵抗選択信号を出力し
て階調電圧入力ラインALの抵抗値を設定するようにし
ているので、同一のソースドライバを液晶容量の異なる
液晶パネルと組み合わせる場合でも、抵抗R1,R2を
液晶容量に応じて再設定することにより、スルーレート
調整を容易に行うことができる。この場合も、時定数に
より、スルーレートΔt=CR(ここで、C=LSI内
部寄生容量+液晶パネル負荷容量)の関係が成り立つた
め、負荷の大きさに適した抵抗値を容易に設定すること
ができる。
【0059】また、ソースドライバ32、ゲートドライ
バ2及び表示画素部1は同一の製造プロセスで作製する
ことができるため、抵抗R1,R2の抵抗値は、プロセ
ス条件等を修正することで容易に再設定することができ
る。とくに、実施形態2の入力抵抗選択回路RS1,R
S2,…Rsnは、実施形態1の出力抵抗選択回路RS
11,…RSnmよりも抵抗及びスイッチ数を大幅に少
なくすることができるため、低消費電力化が可能となる
だけでなく、基板構成を簡略化して製造コストの低減を
図ることができる。
【0060】さらに、階調アンプAMPには常に一定の
バイアス電流が供給されるため、バイアス電流が低く設
定されることにより、階調アンプの能力が低下するとい
う不具合を防ぐことができる。したがって、階調アンプ
の能力を損なうことなしに、スルーレート調整を容易に
行うことができる。
【0061】さらに加えて、実施形態1及び2において
は、階調アンプAMPやバイアス回路の構成を変更する
必要がないというメリットがある。
【0062】[実施形態3]図6は、実施形態3に係わ
るソースドライバ33の回路構成図である。図6では、
図1又は図5と同等部分を同一符号で示すものとし、そ
の説明を適宜に省略する。
【0063】実施形態3のソースドライバ33では、図
5の入力抵抗選択回路RS1,…RSnと入力抵抗設定
回路19の代わりに、階調アンプ回路21と出力電流設
定回路20を備えている。
【0064】階調アンプ回路21は、階調電圧の出力数
に応じて出力電流を供給する経路を選択可能な階調アン
プAMP11,AMP12,…AMPnにより構成され
ている。次に、階調アンプAMP11を代表して構成を
説明する。
【0065】図7は、階調アンプAMP11の回路構成
図である。作動増幅部111は、N型のトランジスタT
rN1,TrN2及びP型のトランジスタTrP1,T
rP2及びTrP3で構成されている。これらトランジ
スタはMOSFETで構成されている。
【0066】TrP1にはバイアス回路13から定電圧
が供給され、TrN2には抵抗分割回路11から階調電
圧Vt1が供給されている。上記トランジスタのうち、
TrP2,TrP3はトランジスタサイズが同じであ
り、またTrN1,TrN2についてもトランジスタサ
イズは同じである。ただし、TrN1≠TrP1,Tr
N2≠TrP2であり、P型及びN型のトランジスタサ
イズは異なるものとする。
【0067】ここで、階調アンプ回路21の基本動作に
ついて説明する。階調アンプAMP11,AMP12,
…AMPnには、抵抗分割回路11からそれぞれ対応す
る階調電圧Vt1〜Vtnが与えられている。このう
ち、電圧の低い階調電圧がTrN2に与えられる階調ア
ンプ(例えばAMPn)では、TrP3−TrN2の経
路に流れる電流I1が減少するため、ノードAの電圧は
増加する。そのため、TrN3の電流IDS は増大し、
アンプ出力OUTの電圧は低くなる。このアンプ出力O
UTの電圧はTrN1のゲート電極に印加され、TrP
2−TrN1間の電流I2が減少する。ここで、TrP
2,TtP3のゲート電圧はTrP2−TrN1間にも
供給されているため、TrN1−TrP3間の電圧がノ
ードAの電圧(I1=I2)と等しくなるまで上記動作
が続けられ、入力された階調電圧Vtnがアンプ出力O
UTとなった時点で階調アンプ内部が安定する。
【0068】一方、電圧の高い階調電圧がTrN2に与
えられる階調アンプ(例えばAMP11)では、TrP
3−TrN2の経路に流れる電流I1が増加し、ノード
Aの電圧が低下する。そのため、TrN3の電流IDS
は減少し、アンプ出力OUTの電圧は高くなる。このア
ンプ出力OUTの電圧はTrN1のゲート電極に印加さ
れ、TrP2−TrN1間の電流I2は増加する。この
後、TrN1−TrP3間の電圧がノードAの電圧(I
1=I2)と等しくなるまで上記動作が続けられ、入力
された階調電圧Vtnがアンプ出力OUTとなった時点
で階調アンプ内部が安定する。
【0069】電流供給経路選択部(出力部)112は、
N型トランジスタTrN3,TrN4,TrN5及びP
型トランジスタTrP4、TrP5及びTrP6で構成
されている。これらトランジスタはMOSFETで構成
されている。
【0070】TrP4には、TrP1と同じ定電圧がバ
イアス回路13から供給されている。また電流供給経路
選択部112の出力端であるアンプ出力OUTは、対応
する階調電圧入力ラインAL1に接続されている。上記
トランジスタのうち、TrP6とTrN5は電流供給経
路を切り替えるためのスイッチとして機能し、TrP5
とTrN4のオン抵抗に依存しないようにオン抵抗が低
い(L=小,W=大)トランジスタサイズとなってい
る。TrP6とTrN5のゲート電極には、後述する出
力電流設定回路20からの信号ライン104が接続され
ている。ただし、TrP6はインバータINVを介して
信号ライン104と接続されている。
【0071】階調アンプAMP11のTrP6,TrN
5は、出力電流設定回路20から出力される出力電流経
路選択信号によりオン・オフが制御され、これにより階
調電圧入力ラインに出力される出力電流が設定される。
【0072】例えば、通常時はLレベルの出力電流経路
選択信号が入力されるとすると、この時にはTrP6の
ゲート電極にはHレベル、TrN5のゲート電極にはL
レベルの信号がそれぞれ印加されるので、TrP6及び
TrN5は共にオフする。このため、出力電流を供給す
るトランジスタ回路の電流供給経路は、TrP4及びT
rN3の2つのトランジスタ回路となる。一方、Hレベ
ルの出力電流経路選択信号が入力された場合、TrP6
のゲート電極にはLレベル、TrN5のゲート電極には
Hレベルの信号がそれぞれ印加されるので、TrP6及
びTrN5は共にオンする。ここで、トランジスタサイ
ズをTrP4=TrP5、TrN3=TrN4とする
と、出力電流を供給するトランジスタ回路の電流供給経
路は、TrP4とTrP5+TrP6の2経路が並列に
接続されたトランジスタ回路が電源電圧VDD〜アンプ
出力OUTを経由する電流供給経路となり、TrN3と
TrN4+TrN5の2経路が並列に接続されたトラン
ジスタ回路がアンプ出力OUT〜接地電圧GNDを経由
する電流供給経路となる。この場合には、トランジスタ
回路のW値が2倍となるため、電流供給経路選択部11
2のオン抵抗は1/2となり、電流供給能力は2倍とな
る。
【0073】出力電流設定回路20は、階調カウンタ1
7でカウントされた出力数に応じた出力電流経路選択信
号を各階調電圧毎に信号ライン104を通じて出力し、
階調アンプAMPの電流供給経路選択部112に含まれ
るTrP6,TrN5をオン・オフする。これにより、
各階調電圧に対応する階調電圧入力ラインAL1,Al
2,…Alnへ供給される出力電流が、階調カウンタ1
7でカウントされた出力数に応じて設定される。
【0074】なお、電流供給経路選択部112と出力電
流設定回路20は、本実施形態における出力電流設定手
段を構成する。
【0075】次に、階調アンプ回路21で出力電流を設
定する動作について説明する。出力電流設定回路20で
は、階調カウンタ17でカウントされた階調電圧の出力
数が少ない場合、すなわち接続する負荷が小さい場合
は、その階調電圧に対応する階調電圧入力ラインALの
出力電流が通常時の電流量となるようにLレベルの出力
電流選択信号を出力して、出力電流を供給するトランジ
スタ回路の電流供給経路をTrP4及びTrN3の2つ
のトランジスタ回路とする。また、階調電圧の出力数が
多い場合、すなわち接続する負荷が大きい場合は、その
階調電圧に対応する階調電圧入力ラインALの出力電流
が通常時よりも多い電流量となるようにHレベルの出力
電流選択信号を出力して、出力電流を供給するトランジ
スタ回路の電流供給経路として、TrP4とTrP5+
TrP6の2経路が並列に接続されたトランジスタ回路
を電源電圧VDD〜アンプ出力OUTを経由する電流供
給経路とし、且つTrN3とTrN4+TrN5の2経
路が並列に接続されたトランジスタ回路をアンプ出力O
UT〜接地電圧GNDを経由する電流供給経路とする。
この場合はトランジスタ回路のW値が2倍となるため、
出力電流を供給するトランジスタ回路の電流供給経路を
TrP4及びTrN3の2つのトランジスタ回路とした
場合と比べ、電流供給経路選択部112の電流供給能力
を2倍にすることができる。
【0076】この実施形態3のように、階調電圧の出力
数に応じて階調アンプAMPの出力電流を設定するよう
に構成した場合においても、図4に示すように、スルー
レートの遅れを立ち上がりでΔt1′、立ち下がりでΔ
t2′とすることができ、図8の従来例に比べスルーレ
ートの遅れを大幅に改善することができる。このよう
に、1水平走査期間に接続される負荷の大きさに係わら
ずスルーレートをほぼ均一化することができるため、表
示データの階調度合いに関わらず、画素上では常に本来
の階調レベルを得ることができるようになり、階調レベ
ルの不足による表示ムラを解消して、高品位な画像を得
ることができる。
【0077】本実施形態において、1水平走査期間に出
力される階調電圧の出力数と設定される出力電流との関
係は、本実施形態の例に限定されることなく、適宜に変
更可能である。
【0078】また、実施形態3ではP型のトランジスタ
TrP4とTrP5+TrP6、並びにN型のトランジ
スタTrN3とTrN4+TrN5を同時に切り替える
例について説明したが、出力電流経路選択信号によりT
rP6のみをオンさせるように構成した場合、出力電流
を供給するトランジスタ回路の電流供給経路は、電源電
圧VDD〜アンプ出力OUTを経由する電流供給経路に
おいて、TrP4とTrP5+TrP6の2経路が並列
に接続されたトランジスタ回路のみとなり、出力電流の
立ち上がりのスルーレートのみを調整することができ
る。また、出力電流経路選択信号によりTrN5のみを
オンさせるように構成した場合、出力電流を供給するト
ランジスタ回路の電流供給経路は、アンプ出力OUT〜
接地電圧GNDを経由する電流供給経路において、Tr
T3とTrN4+TrN5の2経路が並列に接続された
トランジスタ回路のみとなり、出力電流の立ち下がりの
スルーレートのみを調整することができる。
【0079】また、本実施形態においては、階調アンプ
AMP11,AMP12,…AMPnにおいて階調電圧
の出力数に応じた出力電流を設定するようにしているの
で、同一のソースドライバを液晶容量の異なる液晶パネ
ルと組み合わせる場合でも、階調アンプAMPのトラン
ジスタサイズを液晶容量に応じて再設定することによ
り、スルーレート調整を容易に行うことができる。
【0080】また、階調アンプ回路21は、ソースドラ
イバ33、ゲートドライバ2及び表示画素部1は同一の
製造プロセスで作製することができるため、トランジス
タサイズは、プロセス条件等を修正することで容易に再
設定することができる。とくに、実施形態3では、実施
形態1及び2に比べて抵抗数を大幅に少なくすることが
できるため、低消費電力化が可能となるだけでなく、基
板構成を簡略化して製造コストの低減を図ることができ
る。さらに、階調アンプAMPには常に一定のバイアス
電流が供給されるため、バイアス電流が低く設定される
ことにより、階調アンプの能力が低下するという不具合
を防ぐことができる。したがって、階調アンプの能力を
損なうことなしに、スルーレート調整を容易に行うこと
ができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる表
示装置用駆動回路では、負荷の大きさに応じて階調電圧
入力ラインの抵抗値や出力電流を設定するようにしたの
で、階調電圧入力ラインによりスルーレートの変動する
ソースドライバのスルーレート調整を容易に行うことが
できる。また、同一のソースドライバを液晶容量の異な
る液晶パネルと組み合わせる場合でもスルーレート調整
を容易に行うことができる。また、階調アンプには常に
一定のバイアス電流が供給されるため、階調アンプの能
力が低下することがない。
【0082】したがって、本発明に係わる表示装置用駆
動回路によれば、階調アンプの能力を損なうことなし
に、スルーレート調整を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係わるソースドライバの回路構成
図。
【図2】実施形態に係わる液晶表示装置の全体的な回路
構成図。
【図3】実施形態1に係わるソースドライバの動作を示
すタイミングチャート。
【図4】信号線への出力数とスルーレートとの関係を示
す実施形態の信号波形図。
【図5】実施形態2に係わるソースドライバの回路構成
図。
【図6】実施形態3に係わるソースドライバの回路構成
図。
【図7】階調アンプの回路構成図。
【図8】信号線への出力数とスルーレートとの関係を示
す従来例の信号波形図。
【符号の説明】
1:表示画素部、3,31,32,33:ソースドライ
バ、11:抵抗分割回路、12,21:階調アンプ回
路、13:バイアス回路、14:階調電圧選択回路、1
5:ラッチ回路、16:デコーダ、17:階調カウン
タ、18:出力抵抗設定回路、19:入力抵抗設定回
路、20:出力電流設定回路、101〜104:信号ラ
イン、111:作動増幅部、112:電流供給経路選択
部、AMP1,AMP2,…AMPn,AMP11,A
MP12,…AMPn:階調アンプ、D1,D2,…D
m:信号線、DL1,DL2,…DLm:階調電圧出力
ライン、RS11,…RSnm:抵抗選択回路、SW1
1,…SWnm:階調選択スイッチ、RS11,…RS
nm:出力抵抗選択回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 641 G09G 3/20 641D Fターム(参考) 2H093 NA53 NB07 NB11 NC09 NC26 NC27 NC32 ND32 ND39 5C006 AA16 AC24 AF42 AF45 BB16 BC03 BC12 BF04 BF22 BF25 FA04 FA12 FA47 5C080 AA10 BB05 DD08 DD26 EE29 FF11 JJ02 JJ03 JJ04 JJ05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の階調電圧を発生する階調電圧発生
    手段と、 入力された階調表示データを複数の階調レベルに変換す
    るデータ変換手段と、 前記各階調レベルに対応した階調電圧を前記階調電圧出
    力ライン毎に出力する階調電圧選択手段と、 前記階調表示データを入力して、前記複数の階調電圧の
    それぞれが1水平走査期間に選択される個数を各階調電
    圧毎にカウントする階調カウント手段と、 前記階調カウント手段でカウントされた個数に応じて前
    記階調電圧出力ライン毎に抵抗値を設定する出力抵抗値
    設定手段と、 を備えたことを特徴とする表示装置用駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記階調電圧選択手段は、前記複数の階
    調電圧が各々供給される複数の階調電圧入力ラインと複
    数の階調電圧出力ラインとがマトリクス配列されると共
    に、前記マトリクスの各交差部に、前記階調レベルに対
    応してオン/オフ制御され、オン時に前記階調電圧入力
    ラインと階調電圧出力ラインとを導通させて前記階調電
    圧入力ラインに供給された階調電圧を前記階調電圧出力
    ラインに出力する階調選択スイッチが接続され、 前記出力抵抗値設定手段は、前記階調選択スイッチと階
    調電圧出力ラインとの間に接続され、少なくとも1つの
    抵抗値を選択可能に構成された出力抵抗選択回路と、前
    記階調カウント手段でカウントされた個数に応じて前記
    出力抵抗選択回路の抵抗値を非選択又は少なくとも1つ
    選択して、前記階調電圧入力ライン毎に抵抗値を設定す
    る出力抵抗設定回路とからなることを特徴とする請求項
    1記載の表示装置用駆動回路。
  3. 【請求項3】 複数の階調電圧を発生する階調電圧発生
    手段と、 入力された階調表示データを複数の階調レベルに変換す
    るデータ変換手段と、 前記各階調レベルに対応した階調電圧を前記階調電圧出
    力ライン毎に出力する階調電圧選択手段と、 前記階調表示データを入力して、前記複数の階調電圧の
    それぞれが1水平走査期間に選択される個数を各階調電
    圧毎にカウントする階調カウント手段と、 前記階調カウント手段でカウントされた個数に応じて前
    記階調電圧入力ライン毎に抵抗値を設定する入力抵抗値
    設定手段と、 を備えたことを特徴とする表示装置用駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記階調電圧選択手段は、前記複数の階
    調電圧が各々供給される複数の階調電圧入力ラインと複
    数の階調電圧出力ラインとがマトリクス配列されると共
    に、前記マトリクスの各交差部に、前記階調レベルに対
    応してオン/オフ制御され、オン時に前記階調電圧入力
    ラインと階調電圧出力ラインとを導通させて前記階調電
    圧入力ラインに供給された階調電圧を前記階調電圧出力
    ラインに出力する階調選択スイッチが接続され、 前記入力抵抗値設定手段は、前記階調電圧発生手段の出
    力段に接続され、少なくとも1つの抵抗値を選択可能に
    構成された入力抵抗選択回路と、前記階調カウント手段
    でカウントされた個数に応じて前記入力抵抗選択回路の
    抵抗値を非選択又は少なくとも1つ選択して、前記階調
    電圧入力ライン毎に抵抗値を設定する入力抵抗調整回路
    とからなることを特徴とする請求項3記載の表示装置用
    駆動回路。
  5. 【請求項5】 複数の階調電圧を発生する階調電圧発生
    手段と、 入力された階調表示データを複数の階調レベルに変換す
    るデータ変換手段と、 前記各階調レベルに対応した階調電圧を前記階調電圧出
    力ライン毎に出力する階調電圧選択手段と、 前記階調表示データを入力して、前記複数の階調電圧の
    それぞれが1水平走査期間に選択される個数を各階調電
    圧毎にカウントする階調カウント手段と、 前記階調カウント手段でカウントされた個数に応じて前
    記階調電圧入力ラインへ供給する出力電流を設定する出
    力電流設定手段と、 を備えたことを特徴とする表示装置用駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記階調電圧選択手段は、前記複数の階
    調電圧が各々供給される複数の階調電圧入力ラインと複
    数の階調電圧出力ラインとがマトリクス配列されると共
    に、前記マトリクスの各交差部に、前記階調レベルに対
    応してオン/オフ制御され、オン時に前記階調電圧入力
    ラインと階調電圧出力ラインとを導通させて前記階調電
    圧入力ラインに供給された階調電圧を前記階調電圧出力
    ラインに出力する階調選択スイッチが接続され、 前記出力電流設定手段は、前記階調電圧発生手段の出力
    段に接続され、出力電流を供給するトランジスタ回路の
    電流供給経路を少なくとも2つ選択可能に構成された電
    流供給経路選択回路と、前記階調カウント手段でカウン
    トされた個数に応じて前記トランジスタ回路の電流供給
    経路を1つ選択して、前記階調電圧入力ライン毎に出力
    電流を設定する出力電流設定回路とからなることを特徴
    とする請求項5記載の表示装置用駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記電流供給経路選択回路は、出力電流
    を1つのトランジスタ回路から供給する経路と、出力電
    流を並列に接続された2つのトランジスタ回路から供給
    する経路の2経路を選択可能に構成されたものであるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の表示装置用駆動回路。
JP2001320862A 2001-10-18 2001-10-18 表示装置用駆動回路 Expired - Fee Related JP3916915B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001320862A JP3916915B2 (ja) 2001-10-18 2001-10-18 表示装置用駆動回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001320862A JP3916915B2 (ja) 2001-10-18 2001-10-18 表示装置用駆動回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003122325A true JP2003122325A (ja) 2003-04-25
JP3916915B2 JP3916915B2 (ja) 2007-05-23

Family

ID=19138180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001320862A Expired - Fee Related JP3916915B2 (ja) 2001-10-18 2001-10-18 表示装置用駆動回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3916915B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005069483A1 (en) * 2004-01-19 2005-07-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Amplifier
KR100790492B1 (ko) 2005-07-01 2008-01-02 삼성전자주식회사 슬루 레이트를 제어하는 소스 드라이버 및 그것의 구동방법
JP2008026510A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Oki Electric Ind Co Ltd 駆動回路
JP2008129386A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Oki Electric Ind Co Ltd 駆動回路
CN100449606C (zh) * 2006-09-28 2009-01-07 友达光电股份有限公司 可调整讯号回转率的显示器及相关驱动方法
US7847797B2 (en) 2006-08-16 2010-12-07 Oki Semiconductor Co., Ltd. Drive circuit and drive device for liquid crystal display
US7948278B2 (en) 2008-02-21 2011-05-24 Oki Semiconductor Co., Ltd. Load capacity driving circuit
JP2012208264A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Japan Display West Co Ltd 表示装置および電子機器

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005069483A1 (en) * 2004-01-19 2005-07-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Amplifier
US7106136B2 (en) 2004-01-19 2006-09-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Amplifier, data driver and display apparatus having the same
KR100790492B1 (ko) 2005-07-01 2008-01-02 삼성전자주식회사 슬루 레이트를 제어하는 소스 드라이버 및 그것의 구동방법
US7808468B2 (en) 2005-07-01 2010-10-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Source driver for controlling a slew rate and a method for controlling the slew rate
JP4528748B2 (ja) * 2006-07-20 2010-08-18 Okiセミコンダクタ株式会社 駆動回路
JP2008026510A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Oki Electric Ind Co Ltd 駆動回路
KR101465045B1 (ko) 2006-07-20 2014-11-25 라피스 세미컨덕터 가부시키가이샤 구동회로
US7847797B2 (en) 2006-08-16 2010-12-07 Oki Semiconductor Co., Ltd. Drive circuit and drive device for liquid crystal display
CN100449606C (zh) * 2006-09-28 2009-01-07 友达光电股份有限公司 可调整讯号回转率的显示器及相关驱动方法
JP2008129386A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Oki Electric Ind Co Ltd 駆動回路
JP4528759B2 (ja) * 2006-11-22 2010-08-18 Okiセミコンダクタ株式会社 駆動回路
US7948278B2 (en) 2008-02-21 2011-05-24 Oki Semiconductor Co., Ltd. Load capacity driving circuit
JP2012208264A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Japan Display West Co Ltd 表示装置および電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3916915B2 (ja) 2007-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4977460B2 (ja) 有機el駆動回路および有機el表示装置
US6232948B1 (en) Liquid crystal display driving circuit with low power consumption and precise voltage output
US6509895B2 (en) Voltage generating circuit, and common electrode drive circuit, signal line drive circuit and gray-scale voltage generating circuit for display devices
US7750900B2 (en) Digital-to-analog converting circuit and display device using same
US6411273B1 (en) Drive circuit for active matrix liquid crystal display
US8159486B2 (en) Level converter circuit and a liquid crystal display device employing the same
US7994956B2 (en) Digital-to-analog converter circuit, data driver, and display device using the digital-to-analog converter circuit
US7342527B2 (en) Digital-to-analog converting circuit, data driver and display device
JP3368819B2 (ja) 液晶駆動回路
US7880651B2 (en) Sample and hold circuit and digital-to-analog converter circuit
US6459395B1 (en) Digital-to-analog converter and display unit with such digital-to-analog converter
US5726678A (en) Signal disturbance reduction arrangement for a liquid crystal display
US20020093495A1 (en) Image display apparatus and driving method thereof
JPH08137443A (ja) 画像表示装置
KR101202981B1 (ko) 액정표시장치용 소스 드라이버 구동회로
JP3916915B2 (ja) 表示装置用駆動回路
JP2001255857A (ja) 駆動回路
US6628274B1 (en) Display drive device, display device, hand-carry electronic device, and display driving method
JP2002175695A (ja) シフトレジスタおよびシフトレジスタ回路
US7050033B2 (en) Low power source driver for liquid crystal display
KR100608967B1 (ko) 표시 장치
JPH1164825A (ja) 表示装置
JP3147098B2 (ja) 液晶表示装置の駆動回路
JPH11218739A (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路
JP3573055B2 (ja) 表示体駆動装置、表示装置及び携帯電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040708

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060523

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070207

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees